JP2004171931A - 誘導加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アルミをはじめとする低抵抗率金属製の被加熱体と、誘導加熱に適さない負荷(小物負荷、無負荷)と、それ以外の金属製の被加熱体との判別を行う。
【解決手段】制御手段44は、被加熱体34を高抵抗率の第1の材質、低抵抗率の第2の材質、及び無負荷状態もしくはそれに近い第3の材質としたときに、インバータ35の出力の大きさがスイッチング素子32、37の駆動周波数可変範囲における共振周波数の1/n倍の周波数における出力より小さい出力となるべき駆動周波数である第1の周波数から第2の周波数まで挿引していずれかの材質であることを判別する誘導加熱装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭やオフィス、レストラン、工場等で使用される誘導加熱調理器、誘導加熱を利用した湯沸かし器、加温装置等の誘導加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
誘導加熱装置の例として、誘導加熱調理器について説明する。誘導加熱調理器では、加熱コイルから高周波磁界が発生し、加熱コイル近傍に置かれた金属製の鍋等の被加熱体に電磁誘導によって渦電流が発生し、被加熱体が加熱される。
【0003】
以下、スイッチング素子の駆動とは、スイッチング素子の駆動制御端子に電圧が加わっている状態を指し、導通とは、スイッチング素子に電流が流れている状態を指すものとする。
【0004】
従来の誘導加熱調理器においては、加熱調理中に鍋が取り去られると、加熱コイルを含む共振回路のインピーダンスが変化する現象を利用して、被加熱体の有無を検出し、無負荷状態になった場合には加熱停止させるようにしていた。
【0005】
また、アルミや銅等の低抵抗率金属製の鍋は、抵抗率が低いために渦電流による発熱が十分得られず、インバータに過剰な負荷がかかるため、加熱コイルを含む共振回路のインピーダンスの特性変化が無負荷状態とほぼ同様になる現象を利用して検出し、加熱停止させるようにしていた。
【0006】
しかしながら近年、誘導加熱調理器には、鉄をはじめとする高抵抗率金属製の鍋だけでなく、アルミ、銅等の低抵抗率金属製の鍋も誘導加熱できることが求められている。このような鍋を加熱するためには、加熱中のインバータにかかる負荷を低減し、さらに無負荷状態と低抵抗率金属製の鍋とを判別することが必要となる。
【0007】
上記課題を解決するための方法として、例えば特許文献1に開示された従来の誘導加熱調理器の例を説明する。図5は、従来の誘導加熱調理器の全体のブロック図を示している。図において、6は2個のスイッチングトランジスタ7をインバータ駆動回路8によりスイッチングするように構成したインバータで、第1及び第2の加熱コイル9、10並びに第1及び第2の共振コンデンサ11、12を備えた共振回路13に高周波電力を供給するもので、各加熱コイル9、10近傍に戴置された鍋等の被加熱体14に高周波磁界を作用させ、これによる渦電流損によってその被加熱体14を加熱する。
【0008】
16は位相比較回路であり、これは第1の加熱コイル9の電位V1と第2の共振コンデンサ12の電位Vcとを比較し、両電位V1、Vcの位相差が略90°の状態にするような電圧の周波数指令電圧信号S1をボルテージ・コントロールド・オシレーター17(以下VCO17と称す)に出力する。VCO17は周波数指令電圧信号S1に応じた周波数で発振してインバータ駆動回路8を制御し、これによりインバータ6は両電位V1、Vcが常に略90°の位相差の状態(共振状態)となるような周波数(共振周波数)で動作するように制御される。
【0009】
即ち、上記位相比較回路16、VCO17及びインバータ駆動回路8はインバータ6の出力周波数を被加熱体14の加熱時において共振状態となるようにフィードバック制御する共振制御手段18を構成するもので、また位相比較回路16から出力される周波数指令電圧信号S1はその共振周波数に比例した値となる。
【0010】
次に、19は周波数検出手段で、周波数指令電圧信号S1即ち共振周波数が所定値を越えたところでハイレベル信号を出力する。一方、20はインピーダンス検出手段で、これはインバータ6の出力電流を検出する変流器21を備え、インバータ6の出力電流が所定値を越えるときにハイレベル信号が出力されるようになっている。
【0011】
負荷状態とインバータ6の出力電流及び共振周波数との関係について図に示す。図6は被加熱体の材質が鉄、磁性ステンレス、非磁性ステンレス、銅及びアルミニウムであるとき並びに無負荷状態のときにおけるインバータ電流と共振周波数とを実測した結果を示すものである。
【0012】
被加熱体がアルミニウム或いは銅等の低抵抗金属製の場合(無負荷も含む)と、それが鉄或いはステンレスのような高抵抗金属製の場合とはインバータ電流の大小により区別される。このことは、インバータ電流(換言すれば加熱コイル9、10の入力インピーダンス)と共振周波数とにより被加熱体の材質及び被加熱体の有無が判別できることを意味する。
【0013】
また、その動作について説明する。電圧制御回路5によりインバータ6への出力電圧が低い一定値において負荷状態判別動作が開始される。インピーダンス検出手段20により、加熱コイル9、10の入力インピーダンスが大きく、インバータ電流が小さいと検出された場合、固有抵抗の大きい鉄等の被加熱体であることが判別される。
【0014】
また、加熱コイル9、10の入力インピーダンスが小さく、インバータ電流が大きいと検出され、さらに、周波数検出手段19により、共振周波数が高いと検出された場合、固有抵抗が小さく、共振周波数の高いアルミニウム等の被加熱体であることが判別される。無負荷の場合は、加熱コイル9、10の入力インピーダンスが小さく、インバータ電流が大きいと検出され、さらに、共振周波数が低いと検出されることから判別される。
【0015】
【特許文献1】
特許第2647079号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、まず第1に、加熱時において共振状態となるようにフィードバック制御する位相比較回路16、VCO17等の共振制御手段18が必要となり、回路構成が複雑になる。第2に、インバータ6への出力電圧が大きいままでは、常に共振状態にあるために、加熱不適切な被加熱体であっても過大な電流、電圧が生じる場合がある。前記従来の構成では、これを回避するためにインバータ6への出力電圧を制御する電圧制御回路5を用い、出力電圧を低い一定値にする制御を行うため、新たに回路が必要となり、スイッチング素子の駆動制御以外の制御も必要となる。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明は、高周波磁界を発生し被加熱体を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振する共振コンデンサと、スイッチング素子とを有するインバータと、前記スイッチング素子の導通を制御して前記インバータの出力を制御する制御手段と、前記インバータの出力の大きさを検出する出力検出手段の検出結果に応じて前記被加熱体の材質を判別する材質判別手段とを備え、前記制御手段は、前記加熱コイルと前記共振コンデンサに依存して決まる共振周波数近傍から前記共振周波数の1/n(nは2以上の整数、以下同じ)倍近傍の範囲の駆動周波数で前記スイッチング素子を駆動可能とするとともに、前記制御手段が、前記被加熱体を高抵抗率の第1の材質、低抵抗率の第2の材質、及び無負荷状態もしくはそれに近い第3の材質としたときに、前記インバータの出力の大きさが前記スイッチング素子の駆動周波数可変範囲における前記共振周波数の1/n倍の周波数における出力より小さい出力となるべき駆動周波数である第1の周波数から第2の周波数まで挿引して前記スイッチング素子を駆動する間に、前記材質判別手段は、前記被加熱体が前記第1の材質、第2の材質あるいは第3の材質のいずれかであることを判別する誘導加熱装置とするものである。
【0018】
これによって、アルミをはじめとする低抵抗率金属製の被加熱体と、誘導加熱に適さない負荷(小物負荷、無負荷)と、それ以外の金属製の被加熱体との判別を容易に行い、所定の制御を行う誘導加熱装置を提供することを目的とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、高周波磁界を発生し被加熱体を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振する共振コンデンサと、スイッチング素子とを有するインバータと、前記スイッチング素子の導通を制御して前記インバータの出力を制御する制御手段と、前記インバータの出力の大きさを検出する出力検出手段の検出結果に応じて、前記被加熱体の材質を判別する材質判別手段とを備え、前記制御手段は、前記加熱コイルと前記共振コンデンサに依存して決まる共振周波数近傍から、前記共振周波数の1/n倍近傍の範囲の駆動周波数で前記スイッチング素子を駆動可能とするとともに、前記制御手段が、前記被加熱体を高抵抗率の第1の材質、低抵抗率の第2の材質、及び無負荷状態もしくはそれに近い第3の材質としたときに、前記インバータの出力の大きさが前記スイッチング素子の駆動周波数可変範囲における前記共振周波数の1/n倍の周波数における出力より小さい出力となるべき駆動周波数である第1の周波数から第2の周波数まで挿引して前記スイッチング素子を駆動する間に、前記材質判別手段は、前記被加熱体が前記第1の材質、第2の材質あるいは第3の材質のいずれかであることを判別する誘導加熱装置とするものである。
【0020】
従来の誘導加熱装置においては、被加熱体の材質判別動作時に共振周波数を追尾して加熱を行うことで、出力が過度に大きくなる恐れがあるため、インバータへの出力電圧を制御し、低い所定値とすることでインバータ出力を制限していたが、請求項1に記載の発明では、如何なる被加熱体であっても、前記被加熱体の材質判別動作時に十分低い出力になるような所定の駆動周波数で動作させるため、共振周波数を追尾する複雑な構成が不要であり、インバータへの出力電圧を制御することなく、容易に被加熱体の材質判別を行うことが出来る。
【0021】
請求項2に記載の発明は、出力検出手段は、インバータの電源電流の大きさと、前記インバータが発生する高周波電流の大きさと、前記インバータが発生する高周波電圧の大きさとのうちの少なくとも1つを検出する誘導加熱装置とすることにより、従来の誘導加熱装置のような、構成が複雑な周波数検出手段が不要となる。また材質判別に使用する出力検出手段を、従来、入力電力制御や、前記インバータ保護制御に使用していた出力検出手段とすることにより、比較的構成が簡単で、検知を容易にすることが出来る。
【0022】
請求項3に記載の発明は、出力検出手段の検出結果が所定値に到達するまでは、到達後に比較して、インバータの出力の大きさに対する前記出力検出手段の検出結果を拡大する誘導加熱装置とするものである。前記被加熱体材質が低抵抗率金属である場合と、高抵抗率金属である場合では、前記被加熱体を含めた前記加熱コイルの特性が大きく異なるため、前記インバータの出力の大きさも大きく変化し、低抵抗率金属では出力が大きく、高抵抗率金属では小さくなる。請求項3に記載の発明により、前記被加熱体材質により出力が大きく異なる場合においても、前記被加熱体に応じて前記出力検出手段の拡大率を変更することにより、精度良く前記インバータの出力の大きさを検知することが可能となる。
【0023】
また、起動時には、十分低い出力になるような所定の駆動周波数で動作させるが、前記インバータの出力の大きさが小さい場合においても、正確に前記被加熱体材質判別を行うことが出来る。
【0024】
請求項4に記載の発明は、第1の周波数は、加熱コイル近傍に低抵抗率金属製の被加熱体を配置した場合の共振周波数の1/n倍と、無負荷状態の共振周波数の1/(n−1)倍の間で、インバータの出力の大きさが所定値以下になるよう設定する誘導加熱装置とするものである。これにより、第1の周波数では、如何なる被加熱体の共振周波数とも合致せず、所定の出力以下であるため、前記インバータへの出力電圧を制御することなく十分低い出力とすることが出来、前記インバータにかかる負荷を抑えることが可能となる。
【0025】
請求項5に記載の発明は、材質判別手段の判別結果により、被加熱体に適した共振状態を得るべく、加熱コイルまたは共振コンデンサのうちのすくなくとも1つのインピーダンスを変化させるインピーダンス変更手段を動作する誘導加熱装置とすることにより、アルミをはじめとする低抵抗率金属製の被加熱体と、それ以外の金属製の被加熱体等に適した所定の共振状態を得ることが可能となる。
【0026】
請求項6に記載の発明は、起動後、第1の周波数で所定の駆動時間比に達するまでスイッチング素子の駆動時間比を変化させる制御を行う誘導加熱装置とすることにより、起動時には前記スイッチング素子の駆動時間を短く設定し、起動直後の短絡電流を制限することが可能となり、起動時のスイッチング素子の負荷を抑えることが出来る。
【0027】
請求項7に記載の発明は、インバータを所定の動作状態で動作すべく設定するための動作設定手段と、材質判別手段が被加熱体材質判別する際に使用する第1の所定値を記憶する記憶手段とを備え、制御手段は、前記動作設定手段の出力信号に応じて、第2の所定値が得られるように前記インバータを動作させるとともに、その際に測定した第3の所定値に応じて前記第1の所定値を変更する誘導加熱装置とするものである。
【0028】
共振周波数は、前記加熱コイルや前記共振コンデンサの容量、前記加熱コイルと前記被加熱体との距離をはじめとする前記インバータばらつきによって大きく左右され、特に前記被加熱体が低抵抗率金属であった場合に顕著となる。そのため、同じ被加熱体であっても、前記インバータばらつきによっては、加熱時の前記インバータ出力特性に差異が生じ、例えば誘導加熱可能な被加熱体と誘導加熱に不適な被加熱体(無負荷、小物負荷など)との判別が困難となる。
【0029】
請求項7に記載の発明により、それぞれの誘導加熱装置が持つ前記インバータばらつきを含めた材質判別のための所定値を決定することが可能となるため、材質判別をより正確に行うことが出来る。
【0030】
請求項8に記載の発明は、第2の所定値をインバータの入力電流とする、または第3の所定値をスイッチング素子の駆動周波数とすることにより、入力電力制御に必要となる出力検出手段と兼ねる、またはスイッチング素子の駆動周波数より共振周波数を推定することが可能となり、新たに回路を追加することなく、第1の所定値の変更が可能となる。
【0031】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0032】
(実施例1)
図1は、本実施例の誘導加熱装置の回路構成を示す図である。
【0033】
電源28は低周波交流電源である200V商用電源であり、ブリッジダイオードである整流回路29の入力端に接続される。整流回路29の出力端間に第1の平滑コンデンサ30が接続される。整流回路29の出力端間には、さらにチョークコイル31と第1のスイッチング素子32の直列接続対が接続される。加熱コイル33は被加熱体である鍋34と対向して配置されている。
【0034】
35はインバータであり、第2の平滑コンデンサ36の低電位側端子(エミッタ)は整流回路29の負極端子に接続され、第2の平滑コンデンサ36の高電位側端子は第2のスイッチング素子(IGBT)37の高電位側端子(コレクタ)に接続され、第2のスイッチング素子(IGBT)37の低電位側端子はチョークコイル31と第1のスイッチング素子(IGBT)32の高電位側端子(コレクタ)との接続点に接続される。加熱コイル33と共振コンデンサ38の直列接続体が第1のスイッチング素子32に並列に接続される。
【0035】
第1の逆導通素子39(第1のダイオード)は第1のスイッチング素子32に逆並列に接続(第1のダイオード39のカソードと第1のスイッチング素子32のコレクタとを接続)され、第2の逆導通素子41(第2のダイオード)は第2のスイッチング素子37に逆並列に接続される。
【0036】
補正用共振コンデンサ42とリレー43の直列接続体は共振コンデンサ38に並列に接続されている。リレー43は共振コンデンサ38のインピーダンスを変更する(補正用共振コンデンサ42を並列に接続する)ためのインピーダンス変更手段である。制御手段44は、第1のスイッチング素子32を駆動する第1の駆動手段47と、第2のスイッチング素子37を駆動する第2の駆動手段48と、リレー43の駆動コイル(図示せず)と、検知抵抗切り換え手段50に信号を出力する。
【0037】
また、前記制御手段44は、電源28からの入力電流を検知するカレントトランス45と、加熱コイル33の電圧を検知する電圧検知手段46の検知信号を入力するとともに、被加熱体34の材質を判別する材質判別手段を内包する。前記電圧検知手段46は、検知倍率を変更出来るよう、第1の検知抵抗48に加え、前記検知抵抗切り換え手段50により第2の検知抵抗49が並列接続されるよう構成する。さらに記憶手段51は、前記制御手段44に接続され、前記制御手段44からの情報を記憶する。
【0038】
また、52は、使用者が動作開始、停止、出力調整等を行うための動作設定手段である。
【0039】
以上のように構成された誘導加熱装置において、以下動作を説明する。電源28は整流回路29により全波整流され、整流回路29の出力端に接続された第1の平滑コンデンサ30に供給される。この第1の平滑コンデンサ30はインバータ35に高周波電流を供給する供給源として働く。
【0040】
図2、図3は上記回路における各部波形を示す図であり、図2は鍋34の材質が低抵抗率金属であるアルミなどのものの場合である。
【0041】
図2(a)は第1のスイッチング素子32と第1の逆導通素子39に流れる電流を、同図(b)は第2のスイッチング素子37と第2の逆導通素子40に流れる電流を、同図(c)は第1のスイッチング素子32駆動制御端子電圧を、同図(d)は第2のスイッチング素子37駆動制御端子電圧を、同図(e)は加熱コイル33に流れる電流をそれぞれ示している。
【0042】
第1の駆動手段47は、制御手段44からの信号に基づき、時点t0から時点t1まで図2(c)に示すように第1のスイッチング素子32駆動制御端子に駆動期間がT1(約24μ秒)である駆動信号を出力する。この駆動期間T1の間では第1のスイッチング素子32及び第1の逆導通素子39と、加熱コイル33と、共振コンデンサ38で形成される閉回路で共振し、鍋34がアルミ製などの鍋であるときの共振周期(1/f)が駆動期間T1の約2/3倍(約16μ秒)となるように加熱コイル33の巻き数(44T)と共振コンデンサ38の容量(0.03μF)と、駆動期間T1が設定されている。チョークコイル31はこの第1のスイッチング素子32の駆動期間T1において、第1の平滑コンデンサ30の静電エネルギを磁気エネルギとして蓄える。
【0043】
次に、第1のスイッチング素子32に流れる共振電流の第2番目のピークと共振電流が次に零となる間のタイミングである時点t1、すなわち第1のスイッチング素子32の順方向に電流が流れている時点で第1のスイッチング素子32の駆動が停止される。
【0044】
第1のスイッチング素子32の遮断後、第1のスイッチング素子32のコレクタと接続されたチョークコイル31の端子電圧が立ち上がり、この電位が第2の平滑コンデンサ36の電位を越えると、第2の逆導通素子40を通して第2の平滑コンデンサ36に充電して、チョークコイル31に蓄えた磁気エネルギを放出する。第2の平滑コンデンサ36の電圧は、整流回路29の出力電圧のピーク値よりも高くなるよう昇圧される。昇圧されるレベルは第1のスイッチング素子32の駆動期間に依存し、駆動期間が長くなると第2の平滑コンデンサ36に発生する電圧が高くなる傾向にある。
【0045】
このように、第2の平滑コンデンサ36−第2のスイッチング素子37あるいは第2の逆導通素子40−加熱コイル33−共振コンデンサ38で形成される閉回路で共振する際に直流電源として働く第2の平滑コンデンサ36の電圧レベルが昇圧されることにより、図2(a)で示す第1のスイッチング素子32に流れる共振電流の尖頭値、及び共振経路を変えて継続して共振する同図(b)の第2のスイッチング素子37に流れる共振電流の尖頭値が零とならないように、あるいは小さくならないようにして、高導電率で非磁性であるアルミなどの鍋を高出力で誘導加熱し、かつ出力を連続的に増減して制御するように出来る。
【0046】
また、図2(c)、(d)で示すように、第2の駆動手段48は、制御手段44からの信号に基づき、時点t1から両スイッチング素子が同時遮断期間後の時点t2において、第2のスイッチング素子37駆動制御端子に駆動信号を出力する。この結果、同図(b)に示すように加熱コイル33−共振コンデンサ38−第2のスイッチング素子37または第2の逆導通素子40−第2の平滑コンデンサ36とからなる閉回路に経路を変えて共振電流が流れることになる。この駆動信号の駆動期間T2は、この場合にはT1とほぼ同じ期間に設定されているので、第1のスイッチング素子32が導通していた場合と同様に、駆動期間T1の約2/3倍の周期の共振電流が流れる。
【0047】
従って、加熱コイル33に流れる電流は、図2(e)に示すような波形となり、第1及び第2のスイッチング素子32、37の駆動周期(T1とT2と同時遮断期間の和)は共振電流の周期の約3倍となり、第1及び第2のスイッチング素子32、37の駆動周波数が約20kHzであれば、加熱コイル33に流れる共振電流の周波数は約60kHzとなる。
【0048】
図3は鍋34の材質がアルミなどに比較して高抵抗率である鉄系のものの場合である。
【0049】
図3(a)は第1のスイッチング素子32と第1の逆導通素子39に流れる電流を、同図(b)は第2のスイッチング素子37と第2の逆導通素子40に流れる電流を、同図(c)は第1のスイッチング素子32駆動制御端子電圧を、同図(d)は第2のスイッチング素子37駆動制御端子電圧を、同図(e)は加熱コイル33に流れる電流をそれぞれ示している。
【0050】
この場合においても、基本的な動作は図2に示すような、鍋34の材質が低抵抗率であるアルミなどの場合と変わらない。しかしながら、鉄系の鍋を誘導加熱するには、共振電流周波数が従来の約20kHz程度で十分であるため、共振電流が約20kHzになるよう、リレー43を投入して、共振コンデンサ38(0.03μF)と補正用共振コンデンサ42(0.21μF)が電気的に並列接続されるよう切り換える。
【0051】
さらに、第1のスイッチング素子32と第2のスイッチング素子37を一定の周波数(約23kHz)で所定の出力となるよう、駆動時間比で設定する。共振電流は約20kHz程度になるよう共振コンデンサ38及び補正用共振コンデンサ42が接続されているため、第1のスイッチング素子32に流れる共振電流は第2番目のピークとなる前に駆動が停止される。
【0052】
次に、起動時における材質判別動作について説明する。制御手段44はリレー43を遮断状態にし、無負荷時における共振周波数(約44kHz)と、アルミ鍋加熱時の共振周波数(約60kHz)/2のほぼ中間の周波数(約36kHz)を第1の周波数として第1のスイッチング素子32と第2のスイッチング素子37を交互に駆動する。
【0053】
また、前記共振コンデンサ38電圧が低い場合においても拡大して検知可能なように、前記電圧検知手段46の第2の検知抵抗50が切り離され、分圧比が高まるよう前記検知抵抗切り換え手段51を制御する。
【0054】
なお、材質判別動作後の通常加熱時には、前記第2の検知抵抗50が第1の検知抵抗49に並列接続され、分圧比が下がるよう、制御手段44は前記検知抵抗切り換え手段51を制御される。起動直後の短絡電流による前記第1及び第2のスイッチング素子32、37破壊を防止するために、起動時には、前記第1のスイッチング素子32駆動時間を最小となるよう駆動し(本実施例では、約2μ秒)、徐々に所定の駆動時間比(本実施例では前記第1のスイッチング素子32駆動時間比が約0.25)になるよう制御する。
【0055】
所定の駆動時間比に達した後は、駆動時間比を固定したまま、前記記憶手段52に記憶されている第2の周波数(本実施例では約30kHz)を参照し、第2の周波数まで駆動周波数を挿引する。
【0056】
第1の周波数では、如何なる被加熱体であっても共振周波数から外れており、十分な共振が不可能であるために、従来の誘導加熱調理器のように、前記インバータ35電源となる前記第1の平滑コンデンサ30電圧を降圧しなくても、前記インバータ35出力が過大になることはない。材質判別動作中の各種被加熱体での動作線を図4に示す。
【0057】
図において、横軸は前記電源28からの入力電流を検知するカレントトランス45の検知出力、縦軸は前記加熱コイル33の電圧を検知する電圧検知手段46の検知出力を示している。図から明らかなように、鍋34の材質が低抵抗率であるアルミなどのものであると、前記加熱コイル33電圧の上昇が顕著となり、それ以外の金属製の鍋であると、前記電源28からの入力電流の上昇が顕著となる。
【0058】
また無負荷状態では、前記加熱コイル33電圧も、前記電源28からの入力電流も十分に上昇しない。制御手段44内部には、図4に示すように、前記カレントトランス45検知出力に関するしきい値と、前記加熱コイル33の電圧検知手段46検知出力に関するしきい値を保持しており、このしきい値を越えた検知出力が得られたと判断すれば、上記に示すアルミをはじめとする低抵抗金属製鍋に対応した制御、鉄をはじめとする高抵抗金属製鍋に対応した制御を行い、無負荷状態と判断すれば加熱停止する。
【0059】
また、共振周波数は、前記加熱コイル33や前記共振コンデンサ38の容量、前記加熱コイル33と鍋34との距離をはじめとする前記インバータ35ばらつきによって大きく左右されるため、図4に示す各種被加熱体での動作線も変化する。
【0060】
本実施例では、所定の鍋34が加熱コイル33近傍に置かれた後、動作設定手段53によって所定の動作設定がなされた場合には、動作設定手段53から制御手段44に信号が出力され、制御手段44はカレントトランス45検知結果より、インバータ35の入力電流が所定値となるよう加熱制御を行う。このとき、所定の鍋34で所定のインバータ35入力電流が得られたスイッチング素子32、37の駆動周波数から演算により、アルミをはじめとする低抵抗率金属製の鍋、無負荷状態、それ以外の鍋が判別できるよう、第2の周波数を決定し記憶手段52に記憶する。
【0061】
なお、この所定動作設定時には、前記インバータ35ばらつきを見越し、駆動周波数の制限を通常より緩やかにして、所定鍋34であれば前記インバータ35ばらつきがあったとしても、必ず加熱可能になるよう制御する。この所定動作設定により、前記インバータ35のばらつきを吸収し、正確な判別を行う。
【0062】
なお、本実施例では、被加熱体がある場合の、動作設定手段53による所定動作設定時の調整について説明したが、これに限定するものではなく、無負荷状態であっても演算により材質判別基準を変更、決定することは可能である。また、第2の周波数を記憶する例を挙げたが、第1の周波数、前記カレントトランス45検知出力のしきい値又は前記加熱コイル33電圧検知手段46検知出力のしきい値の変更、記憶でも同様の効果が得られる。
【0063】
また、前記カレントトランス45検知出力のしきい値、前記電圧検知手段46検知出力のしきい値に基づき、前記鍋34の材質判別を行う例を挙げたが、これに限定するものではなく、例えば前記制御手段44または前記記憶手段52内部に図4に相当するマトリクスを保持しておき、検知出力とマトリクスの比較により、前記鍋34材質判別を行ってもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、アルミをはじめとする低抵抗率金属製の被加熱体と、誘導加熱に適さない負荷(小物負荷、無負荷)と、それ以外の金属製の被加熱体との判別を容易に行い、所定の制御を行う誘導加熱装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における誘導加熱調理器の回路構成を示す図
【図2】同、各部波形を示す図
【図3】同、各部波形を示す図
【図4】同、被加熱体の材質と出力検出手段による検知出力との関係を示す特性図
【図5】従来の誘導加熱調理器の全体のブロック図
【図6】同、被加熱体の材質とインバータ電流及び共振周波数との関係を示す特性図
【符号の説明】
32 第1のスイッチング素子
33 加熱コイル
34 鍋(被加熱体)
35 インバータ
37 第2のスイッチング素子
38 共振コンデンサ
43 リレー(インピーダンス変更手段)
44 制御手段(材質判別手段を内包)
45 カレントトランス(出力検出手段)
46 電圧検知手段(出力検出手段)
52 記憶手段
53 動作設定手段

Claims (8)

  1. 高周波磁界を発生し被加熱体を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振する共振コンデンサと、スイッチング素子とを有するインバータと、前記スイッチング素子の導通を制御して前記インバータの出力を制御する制御手段と、前記インバータの出力の大きさを検出する出力検出手段の検出結果に応じて前記被加熱体の材質を判別する材質判別手段とを備え、前記制御手段は、前記加熱コイルと前記共振コンデンサに依存して決まる共振周波数近傍から前記共振周波数の1/n(nは2以上の整数、以下同じ)倍近傍の範囲の駆動周波数で前記スイッチング素子を駆動可能とするとともに、前記制御手段が、前記被加熱体を高抵抗率の第1の材質、低抵抗率の第2の材質、及び無負荷状態もしくはそれに近い第3の材質としたときに、前記インバータの出力の大きさが前記スイッチング素子の駆動周波数可変範囲における前記共振周波数の1/n倍の周波数における出力より小さい出力となるべき駆動周波数である第1の周波数から第2の周波数まで挿引して前記スイッチング素子を駆動する間に、前記材質判別手段は、前記被加熱体が前記第1の材質、第2の材質あるいは第3の材質のいずれかであることを判別する誘導加熱装置。
  2. 出力検出手段は、インバータの電源電流の大きさと、前記インバータが発生する高周波電流の大きさと、前記インバータが発生する高周波電圧の大きさとのうちの少なくとも1つを検出する請求項1に記載の誘導加熱装置。
  3. 出力検出手段の検出結果が所定値に到達するまでは、到達後に比較して、インバータの出力の大きさに対する前記出力検出手段の検出結果を拡大する請求項1または2に記載の誘導加熱装置。
  4. 第1の周波数は、加熱コイル近傍に低抵抗率金属製の被加熱体を配置した場合の共振周波数の1/n倍と、無負荷状態の共振周波数の1/(n−1)倍の間で、インバータの出力の大きさが所定値以下になるよう設定する請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  5. 材質判別手段の判別結果により、被加熱体に適した共振状態を得るべく、加熱コイルまたは共振コンデンサのうちのすくなくとも1つのインピーダンスを変化させるインピーダンス変更手段を動作する請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  6. 起動後、第1の周波数で所定の駆動時間比に達するまでスイッチング素子の駆動時間比を変化させる制御を行う請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  7. インバータを所定の動作状態で動作すべく設定するための動作設定手段と、材質判別手段が被加熱体材質判別する際に使用する第1の所定値を記憶する記憶手段とを備え、制御手段は、前記動作設定手段の出力信号に応じて、第2の所定値が得られるように前記インバータを動作させるとともに、その際に測定した第3の所定値に応じて前記第1の所定値を変更する請求項1〜6のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  8. 第2の所定値をインバータの入力電流とする、または第3の所定値をスイッチング素子の駆動周波数とする請求項7に記載の誘導加熱装置。
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