JP2004171495A - サービス性能監視システム、サービス性能監視ノード、通信端末、通信端末プログラム、及び、サービス性能監視方法 - Google Patents

サービス性能監視システム、サービス性能監視ノード、通信端末、通信端末プログラム、及び、サービス性能監視方法 Download PDF

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貴 吉川
Masaru Ota
賢 太田
Tomohiro Nakagawa
智尋 中川
Masaharu Kurakake
正治 倉掛
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Abstract

【課題】ユーザが任意に利用するサービスについての性能監視・制御時に、それぞれのサーバ等における障害や性能低下の程度情報を取得することで、より応答性の高い最適なサービスを利用可能なサービス性能監視システムを提供する。
【解決手段】ネットワーク上のサービスを利用するクライアント端末2と当該サービスを提供するサービス提供サーバなどの監視対象3との間で、該通信を経由するサービス性能監視ノード1において監視対象の性能の測定を行う。サービス性能監視ノード1は、閾値情報取得部17により既知情報公開サーバ4において公開される監視対象3の性能値についての正常値・異常値範囲情報等の閾値情報の取得が可能になっている。この閾値情報と性能実測値とに基づいて、当該監視対象3における障害や性能低下の程度等をより正確に判断することができ、代替サービスへの切り替え等も柔軟に可能になる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はサービス性能監視システム、サービス性能監視ノード、通信端末、通信端末プログラム、及び、サービス性能監視方法に関し、特にネットワーク上に分散されたサービスをクライアント端末において利用する際のサービス性能監視システム、サービス性能監視ノード、通信端末、通信端末プログラム、及び、サービス性能監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、ネットワークを介して分散されたサービスを利用する際のサービス品質管理・制御という点から、サービスを提供するサーバやそれに至るネットワーク経路の品質管理技術や品質制御技術が普及している。
このネットワーク経路の性能監視技術としては、例えば、Pathchar、Bprobe,Cprobeといった能動型の性能監視手法や、SPANDなどに代表される受動型の性能監視手法が存在する。能動型の監視手法は、性能監視モジュールが自ら探索データを送信し、当該探査データに対する応答データを受信するなどによって帯域幅や遅延といった情報を取得するものである(例えば、非特許文献1参照)。又、受動型の監視手法では、例えば、性能監視モジュールが経路を通過する他のアプリケーションのデータの流れを監視することにより、性能監視を行う(例えば、非特許文献2参照)。
【0003】
また、サーバの負荷や性能監視技術としては、SNMP(Simple Network Management Protocol)が広く普及している。SNMPでは、監視対象となるサーバにSNMPエージェントと呼ばれるソフトウェアが存在し、監視対象について監視を行う監視装置等に導入されたSNMPマネージャからの問い合わせに対して、監視対象サーバの状態を返す。これにより、監視装置によってサーバの状態を把握し、制御するという手法が用いられている(例えば、非特許文献3参照)。
【0004】
【非特許文献1】
Joseph D.Sloan著「ネットワークトラブルシューティングツール」オーム社出版、2002年4月27日、p.90−98
【非特許文献2】
SESHAN,S.,STEMM,M.,AND,KATZ,R.H.“SPAND:Shared Passive Network Performance Discovery.”In Proc. 1st USITS,Dec 1997,p.135−146
【非特許文献3】
Steve Maxwell著「SNMPネットワーク管理ツール」翔泳社出版、2001年10月2日
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような監視・制御手法を用いれば、特定のサーバやネットワーク経路にかかる負荷や障害を監視し、制御することは可能である。しかしながら、例えば、ユーザがネットワーク上で提供される多くのサービスから任意に利用するサービスについて、そのサーバ及びネットワーク経路についての障害や性能低下を監視して、障害発生時には代替サービスへ切り替えるなどの制御を行うことは難しい。なぜならば、上述のような手法で実際に監視される性能値は、様々なサービスを提供するサーバやネットワーク経路が存在するにもかかわらず、共通の単位などで表され、その実測値がそれぞれの監視対象にとってどの程度深刻な負荷なのかを判断することは難しいからである。すなわち、例えば、あるサーバに一般的に高いとされる負荷が生じていたとしても、その負荷が、該当するサーバにとって障害と呼べるほどの負荷かどうかは、監視された性能値からだけでは判断できない。
【0006】
このため、上述のような監視及びそれに基づく制御機能を有するクライアント端末においては、応答性がそれほど低下していないサービスを使用していたにもかかわらず、過剰に反応して、代替サービスに切り替えてしまうことがある。また逆に、実際には応答性の低いサービスであるにもかかわらず、一般的な指標からみて負荷が高くないため、サービスを利用しつづけるという問題が生じることとなる。
【0007】
本発明の目的は、上述のような問題に鑑み、ユーザが任意に利用するサービスについての性能監視・制御時に、それぞれのサーバ等における障害や性能低下の程度情報を取得することで、より応答性の高い最適なサービスを利用可能なサービス性能監視システム、サービス性能監視ノード、通信端末、通信端末プログラム、及び、サービス性能監視方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1によるサービス性能監視システムは、ネットワーク上の複数のサービス提供サーバのうちの任意のサービスを提供するものとクライアント端末とが通信することにより、該サービス提供サーバから該クライアント端末に提供するサービスの品質に関する通信性能を監視するためのサービス性能監視システムであって、
前記複数のサービス提供サーバそれぞれと他の端末との間の通信性能を測定する測定手段と、
前記複数のサービス提供サーバにより提供されるサービスにおいて生じる通信それぞれについて公開されている、該通信の正常性を判断するための閾値情報を取得する閾値情報取得手段と、
前記測定手段により得られた通信性能値と、前記閾値情報取得手段により取得され、かつ、前記通信性能値に対応する閾値情報と、に基づいて、前記クライアント端末と前記複数のサービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
【0009】
ここで通信性能は、通信によって成立するサービス提供過程の全体から見た通信性能であって、ネットワーク経路の性能等のみでなく、サーバの処理負荷などの通信に影響する性能も含むものである。本発明においては、具体的には、サービス提供サーバ及び当該サービス提供サーバに至るまでのネットワーク経路などの性能について監視対象とする。
【0010】
このように、閾値情報取得手段により、アクセス情報などに基づいて閾値情報をあらかじめ保持しておくのではなく、取得することとすることにより、無数にあるネットワーク上のサービスそれぞれについて閾値情報の変更・追加等を意識することなく、任意の公開情報を得て監視・制御に利用することができる。また、性能監視装置も複数となることから、それぞれにおいての管理が容易となり、当該性能監視装置における処理負荷も軽減できる。
【0011】
本発明の請求項2によるサービス性能監視システムは、請求項1において、前記測定手段は、前記クライアント端末からの要求に応答して、該要求にかかるサービス提供サーバと他の端末との通信性能を測定し、
前記制御手段は、前記要求に応答して得られた通信性能値と、前記閾値情報と、の比較に応じて、前記通信状態を制御することを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項3によるサービス性能監視システムは、請求項1又は2において、前記測定手段、及び、前記閾値情報取得手段は、前記複数のサービス提供サーバそれぞれと前記クライアント端末との間の通信経路上に設置されたサービス性能監視ノードによって実現され、
前記サービス性能監視ノードに具備される前記測定手段は、前記複数のサービス提供サーバそれぞれと自装置との間の通信性能を測定することを特徴とする。
【0013】
本発明にかかる請求項1に記載のサービス性能監視システムにおいては、クライアント端末において、測定手段と、閾値情報取得手段と、を設けても、サービスそれぞれに応じた閾値情報を取得することにより、柔軟な制御が可能になる等の効果を得ることができる。しかしながら、通信端末ではなく当該通信を経由する通信ノードで行うことにより、通信端末と同様にネットワーク経路についても測定することができる一方で、通信端末の負荷及び各通信端末で測定を行うことによるネットワークの負荷等を軽減することができる。また、後述のように定期監視などが可能になるため、より細かな制御が可能になる。
【0014】
本発明の請求項4によるサービス性能監視システムは、請求項3において、前記測定手段は、前記複数のサービス提供サーバそれぞれと前記他の端末との間の通信性能の測定を定期的に行い、
前記サービス性能監視ノードは、前記測定手段により定期的に行われた測定結果の履歴に現れる通信性能値の周期的パターンに基づいて、前記通信の負荷が比較的大きくなる負荷時間帯を予測するための負荷時間予測手段、を更に、有し、前記制御手段は、前記負荷時間予測手段により予測される負荷時間帯における該通信の接続を制御することを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項5によるサービス性能監視システムは、請求項3又は4において、前記測定手段は、前記複数のサービス提供サーバそれぞれと前記他の端末との間の通信性能の測定を定期的に行い、
前記サービス性能監視ノードは、前記測定手段により定期的に行われた測定結果の履歴に基づいて、前記通信における障害の発生から復帰に至るまでの平均時間を計算することにより、障害復帰時間を取得する障害復帰時間取得手段を、更に、有し、
前記制御手段は、前記通信時に障害が発生した場合において、前記障害復帰時間取得手段によって取得された障害復帰時間に応じて、該通信の制御を行うことを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項6によるサービス性能監視システムは、請求項1〜5のいずれか1項において、前記制御手段は、前記通信性能値と、前記閾値情報と、に基づいて、現用の通信経路から該クライアント端末に同様のサービスを提供するための他の通信経路へ切り替えることを特徴とする。
本発明の請求項7によるサービス性能監視ノードは、ネットワーク上の複数のサービス提供サーバのうちの任意のサービスを提供するものとクライアント端末とが通信することにより、該サービス提供サーバから該クライアント端末に提供するサービスの品質に関する通信性能を監視するために、該複数のサービス提供サーバとクライアント端末との通信経路上に設置されるサービス性能監視ノードであって、
前記複数のサービス提供サーバそれぞれと自装置との間の通信性能を測定する測定手段と、
前記複数のサービス提供サーバにより提供されるサービスにおいて生じる通信それぞれについて公開されている、該通信の正常性を判断するための閾値情報を取得する閾値情報取得手段と、
前記測定手段により得られた通信性能値と、前記閾値情報取得手段により取得され、かつ、前記通信性能値に対応する閾値情報と、に基づいて、前記クライアント端末において前記複数のサービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御するための監視情報を作成し、該クライアント端末に送信する監視情報送信手段と、
を有することを特徴とする。
【0017】
本発明の請求項8によるサービス性能監視ノードは、請求項7において、前記監視情報送信手段は、前記通信性能値と、前記閾値情報と、に基づいて、前記複数のサービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御するために前記クライアント端末において行うべき該制御の内容を判断し、該制御内容を監視情報として送信することを特徴とする。
【0018】
本発明の請求項9によるサービス性能監視ノードは、請求項7又は8において、前記測定手段は、前記複数のサービス提供サーバそれぞれと自装置との間の通信性能の測定を定期的に行い、
前記測定手段により定期的に行われた測定結果の履歴に現れる通信性能値の周期的パターンに基づいて、前記通信の負荷が比較的大きくなる負荷時間帯を予測するための負荷時間予測手段、を更に、有し、
前記監視情報送信手段は、前記負荷時間予測手段により予測される負荷時間帯における該通信の接続を制御するための監視情報を送信することを特徴とする。
【0019】
本発明の請求項10によるサービス性能監視ノードは、請求項7〜9のいずれか1項において、前記測定手段は、前記複数のサービス提供サーバそれぞれと自装置との間の通信性能の測定を定期的に行い、
前記測定手段により定期的に行われた測定結果の履歴に基づいて、前記通信における障害の発生から復帰に至るまでの平均時間を計算することにより、障害復帰時間を取得する障害復帰時間取得手段を、更に、有し、
前記監視情報送信手段は、前記通信時に障害が発生した場合において、前記障害復帰時間取得手段によって取得された障害復帰時間に応じて、該通信を制御するための監視情報を送信することを特徴とする。
【0020】
本発明の請求項11による通信端末は、ネットワーク上の複数のサービス提供サーバのうちの任意のサービスを提供するものと通信することにより、該サービス提供サーバから提供されるサービスの品質に関する通信性能を監視するためのサービス性能監視ノードに接続する通信端末であって、
前記サービス性能監視ノードに対して前記通信性能の監視要求を送信する監視要求手段と、
前記監視要求手段による監視要求に応答して前記性能監視ノードから送信される、
前記監視要求にかかるサービス提供サーバと前記サービス性能監視ノードとの間の通信性能を測定することにより得られた通信性能値と、
前記通信性能値に対応し、かつ、前記サービス提供サーバにより提供されるサービスにおいて生じる通信について公開されている、該通信の正常性を判断するための閾値情報と、
に基づいて、作成された監視情報を受信する監視情報受信手段と、
前記監視情報受信手段により受信した監視情報に基づいて、前記複数のサービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
【0021】
本発明の請求項12による通信端末は、請求項11において、前記監視情報は、前記制御の内容の指定を含み、
前記制御手段は、前記監視情報に示される指定に従って、前記制御を行うことを特徴とする。
本発明の請求項13による通信端末プログラムは、ネットワーク上の複数のサービス提供サーバのうちの任意のサービスを提供するものと通信することにより、該サービス提供サーバから提供されるサービスの品質に関する通信性能を監視するためのサービス性能監視ノードに接続する通信端末を制御する通信端末プログラムであって、
前記サービス性能監視ノードに対して前記通信性能の監視要求を送信する監視要求ステップと、
前記監視要求ステップにおける監視要求に応答して前記性能監視ノードから送信される、
前記監視要求にかかるサービス提供サーバと前記サービス性能監視ノードとの間の通信性能を測定することにより得られた通信性能値と、
前記通信性能値に対応し、かつ、前記サービス提供サーバにより提供されるサービスにおいて生じる通信について公開されている、該通信の正常性を判断するための閾値情報と、
に基づいて、作成された監視情報を受信する監視情報受信ステップと、
前記監視情報受信手段により受信した監視情報に基づいて、前記複数のサービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
【0022】
本発明の請求項14による通信端末プログラムは、請求項13において、前記監視情報は、前記制御の内容の指定を含み、
前記制御ステップにおいては、前記監視情報に示される指定に従って、前記制御を行うことを特徴とする。
本発明の請求項15によるサービス性能監視方法は、ネットワーク上の複数のサービス提供サーバのうちの任意のサービスを提供するものとクライアント端末とが通信することにより、該サービス提供サーバから該クライアント端末に提供するサービスの品質に関する通信性能を監視するためのサービス性能監視方法であって、
前記複数のサービス提供サーバそれぞれと他の端末との間の通信性能を測定する測定ステップと、
前記複数のサービス提供サーバにより提供されるサービスにおいて生じる通信それぞれについて公開されている、該通信の正常性を判断するための閾値情報を取得する閾値情報取得ステップと、
前記測定ステップにおいて得られた通信性能値と、前記閾値情報取得ステップにおいて取得され、かつ、前記通信性能値に対応する閾値情報と、に基づいて、前記クライアント端末と前記複数のサービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御する制御ステップと、
を有することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において参照する各図においては、他の図と同等の部分が同一符号によって示されている。
図1には、本実施の形態にかかるサービス性能監視システムの構成を説明する図が示されている。同図においてサービス性能監視システムは、監視対象3と、クライアント端末2と、サービス性能監視ノード1と、既知情報公開サーバ4と、を含んで構成されている。
【0024】
監視対象3は、クライアント端末2がネットワークを介したサービスを利用する際に、当該サービス提供にかかわるネットワーク上のサービス提供サーバや該サービス提供サーバに至るまでのネットワーク経路などである。
クライアント端末2は、インターネットなどのネットワーク上のサービス提供サーバと通信することにより、サービスの提供を受ける通信端末である。これらのサービスとしては、例えば、動画や音楽などのストリーミングサービス、オンラインショッピングサービス、やWEBページの閲覧などがある。
【0025】
このように、ネットワーク上には様々なサービスを提供するサービス提供サーバが存在し、そのサービスの種類によってサービス提供に要するサーバの処理負荷などが著しく相違する。このため、上述のように、サーバの処理負荷などについて共通の単位などで表される性能値からのみでは、その処理負荷が当該サービス提供サーバにとって異常な値であるか否かの判断を行うことができない。
【0026】
このような問題を解決するために、本実施の形態においては、サービス性能監視システムを実現するクライアント端末2、既知情報公開サーバ4、及び、サービス性能監視ノード1が以下のような構成となっている。
既知情報公開サーバ4は、監視対象3、すなわちサービス提供サーバやそこに至るネットワーク経路等のそれぞれの性能値についての閾値情報を、参照可能に保持する。この性能値についての閾値情報は、監視対象の正常性を判断するための情報であって、例えば、監視対象が正常である時又は異常である時に取得される性能値の範囲情報などが保持される。
【0027】
本実施の形態においては、この閾値情報は、サービス提供サーバを運営するサービス提供者やネットワーク経路を管理するネットワーク事業者などにより、既知情報公開サーバ4への登録・変更などが行われる。このように監視対象を運営・管理等する側において閾値情報を公開・管理することにより、サービス性能監視ノードの側においてネットワーク上に無数に存在するサービス提供サーバの閾値情報の変更・追加等を意識することなく取得することができる。
【0028】
また、この閾値情報は、既知情報公開サーバ4などのサービス提供サーバと異なる装置に保持することなく、ネットワーク上においてサービス性能監視ノードにより参照可能であれば、サービス提供者などによって登録が容易なサービス提供サーバなどに保持してもよい。但し、このように監視対象によって異なる場所に保持されていても、取得する側において共通に認識可能なように、閾値情報の情報要素や表現形式は統一して、公開されることが望ましい。
【0029】
サービス性能監視ノード1は、クライアント端末2と監視対象3との通信経路上に設置され、当該通信を中継するノードであって、本実施の形態においては、測定部11と、性能監視履歴管理部14と、閾値情報取得部17と、監視情報送信部12と、を含んで構成されている。
測定部11は、例えば、[従来の技術]の項で列挙したような監視手法を用いて、監視対象3の通信性能を測定し、性能値を得る。
【0030】
閾値情報取得部17は、複数のサービス提供サーバにより提供されるサービスにおいて生じる通信それぞれについて公開されている、当該通信の正常性を判断するための閾値情報41を取得する。すなわち、既知情報公開サーバ4において参照可能に保持される閾値情報41を取得する。この既知情報公開サーバ4へのアクセス情報は、例えば、監視対象3に対応付けて保持しておくことにより、監視対象3に対する監視要求時に閾値情報の取得も可能となる。また、監視対象3の性能値と、閾値情報とは、別々に取得されるので、両者の対応付けが可能なように、例えば、公開される閾値情報には監視対象を特定可能な情報を含める。
【0031】
性能監視履歴管理部14は、測定部11によって定期的に監視された測定結果の履歴を保持・管理する。また、性能監視履歴管理部14は、負荷時間予測部14aと、障害復帰時間取得部14bと、を含んで構成される。
負荷時間予測部14aは、性能監視履歴管理部14に保持される定期的な監視対象3の測定結果の履歴に現れる通信性能値の周期的パターンに基づいて、通信の負荷が比較的大きくなる負荷時間帯を予測する機能を有する。本実施の形態においては、例えば、一定時間毎の通信性能値の平均値を記述した負荷時間予測情報を作成する。
【0032】
障害復帰時間取得部14bは、性能監視履歴管理部14に保持される定期的な監視対象3の測定結果の履歴に基づいて、当該監視対象における障害の発生から復帰に至るまでの平均時間を計算することにより、障害復帰時間情報を取得する。障害の程度に応じて、当該障害の発生から復帰に至るまでの平均時間を計算することにより、通常は障害の程度に応じて異なったものとなる障害復帰時間を取得することができ、より柔軟な通信制御が可能となる。
【0033】
監視情報送信部12は、測定部11により測定された通信性能値と、閾値情報取得部17により取得され、かつ、通信性能値に対応する閾値情報と、に基づいて、監視情報を作成し、クライアント端末2に送信する。これを受信することにより、クライアント端末2において、サービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御を適切に行うことができる。尚、監視情報には、上記通信性能値及び閾値情報に基づいて取得される上記負荷時間予測情報や復帰時間情報なども足し合わせて記述される。また、監視情報送信部12で、取得した情報に基づいて、クライアント端末2における制御内容を判断し、監視情報として当該制御内容を送信してもよい。このような構成であれば、監視情報に基づく制御内容の判断がクライアント端末2において不要となり、特に携帯電話などのような演算能力に乏しい端末の場合にも、性能監視結果に基づく通信制御が可能になる。
【0034】
クライアント端末2の詳細な構成は、図2に示されている。
同図のクライアント端末2は、監視要求部21と、監視情報受信部22と、制御部23と、を含んで構成されている。
監視要求部21は、サービス性能監視ノード1に対して通信性能の監視要求を送信する。この監視要求は、例えば、クライアント端末2から通信要求がなされた時に行う。より具体的には、例えば、クライアント端末2においてサービスを受けるためのアプリケーションプログラムを起動した際に、当該アプリケーションから対応するサービスを提供するサービス提供サーバへの通信要求がなされる。これを検出したミドルウェアにおいて、当該通信要求を一旦保持し、監視要求をサービス性能監視ノード1へ送信する。その後、監視情報の受信後等において、保持していた通信要求をサービス提供サーバへ送信することにより、性能監視の結果をクライアント端末2において行おうとする通信に反映させることができる。
【0035】
監視情報受信部22は、監視要求部21による監視要求に応答して、サービス性能監視ノード1により送信された監視情報を受信する。
制御部23は、監視情報受信部22により受信した監視情報に基づいて、複数のサービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御する。複数のサービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御としては、例えば、通信の終了、待機後の再接続、他のサービス提供サーバへの切り替えなどの制御が可能である。
【0036】
図3には、第1の実施形態にかかるサービス性能監視システムにおける各装置の動作が示されている。
サービス性能監視ノード1は、測定部11により定期的に監視対象3に対して性能の監視を行い、その時点での通信性能値を取得し、その履歴を性能監視履歴管理部14に保持する(ステップS101)。尚、この定期的な測定を行うべき監視対象は、例えば、あらかじめサービス提供ノードに登録しておく。
【0037】
一方、既知情報公開サーバ4には、サービス提供者によって閾値情報が登録されて、常時公開されている(ステップS401)。
閾値情報取得部17は、クライアント端末2からの監視要求に従って(ステップS201)、既知情報公開サーバ4に問い合わせを行って(ステップS202)、閾値情報を取得する(ステップS203)。この閾値情報は、監視情報送信部12に渡される(ステップS204)。
【0038】
更に、測定部11から通信性能実測値(ステップS205,S206)と、性能監視履歴管理部14の負荷時間予測部及び障害復帰時間取得部において作成される負荷時間情報及び障害復帰時間情報(ステップS207,S208)と、を合わせて、監視情報送信部12において監視情報を作成し、クライアント端末2へ送信する(ステップS209)。
【0039】
監視情報には、正常時・危険時・異常時等の通信性能値の閾値情報と、実際に測定された実測値が記述されているため、クライアント端末2において実測値がどの範囲に該当するかを計算することで、監視対象の障害の有無や性能低下の程度を知ることが可能になる(ステップS210)。
また、監視情報には、障害から復帰するまでの平均時間である障害復帰時間情報が記述されているため、当該監視要求にかかる監視対象に障害が発生している場合には、復帰するまで処理を保留して待機すべきか、他の代替サービスに処理を切り替えるべきかといった判断を可能にする。
【0040】
更に、監視情報には、障害や性能低下の起きやすい時間情報である負荷時間情報が記述されているため、当該負荷が比較的高い時間帯であるか否かによって、監視対象3を使用すべきかどうかを判断することが可能になる。
又、図4には、第2の実施形態にかかるサービス性能監視システムにおける各装置の動作が示されている。ステップS301〜S308までは、第1の実施形態にかかるサービス性能監視システムにおけるステップS201〜208までと同様の動作が行われている。
【0041】
但し、ステップS309において監視情報送信部12は、取得した情報に基づいて、監視対象の状態を審査し、行なうべき処理についての判断を行っている。すなわち、図3においてクライアント端末2が監視情報に基づいて監視対象についての審査、および、処理の判断を行っている。これにより、上述のように、クライアント端末において行なうべき処理を軽減することができる。
【0042】
ステップS310においては、監視情報が要約されて、ステップS309における判断内容がクライアント端末に送信される。
図5には、上述のような本発明にかかるサービス性能監視システムによる効果について説明するための図が示されている。同図(A)は、本発明にかかるサービス性能監視システムにおいて、使用中のサービスに障害が起きた場合に、似たような機能を提供する代替サービスへの切り替え処理の概念図であり、同図(B)は従来のサービス性能監視システムについて示す同様の図である。
【0043】
同図(B)の従来手法では、性能監視の結果から障害や性能低下が起きた場合、実測値のみから判断してクライアント端末2が処理を行なう。
一方で、同図(A)の本発明においては、実測値のみでなく、公開されている該実測値に対応する閾値情報を利用する。このため、それぞれのサービス提供サーバに応じて障害を判断できるだけでなく、より正確な閾値情報を取得するので、性能低下の程度などより細かな状態についても判断することができる。又、これにより、例えば、性能低下の程度が大きい場合にのみ処理を行ない、程度が小さく、回復の見込みがある場合には使用中のサービスを継続するというような柔軟な処理が可能になる。また、負荷時間情報から障害が起きやすい時間帯の利用を避けたり、障害復帰時間情報から回復時間が短時間であることが判明した場合には、代替サービスへの切り替えを控え、障害からの回復を待つように処理を行なったりすることが可能になる。
【0044】
又、請求項の記載に関し、以下の態様を取り得る。
(1)上記障害復帰時間取得手段は、上記障害の程度に応じて該障害の発生から復帰に至るまでの平均時間を計算することにより、該障害の程度に応じた障害復帰時間を取得し、
上記制御手段は、更に、上記発生した障害の程度に基づいて取得される上記障害復帰時間に応じた制御を行うことを特徴とする請求項5に記載のサービス性能監視システム。
(2)上記測定手段は、少なくとも、上記サービス提供サーバが該通信の際に行うサービス提供のための処理と上記他の端末から該サービス提供サーバに至るまでのネットワーク経路とのいずれか一方、についての性能監視を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のサービス性能監視システム。
(3)上記閾値情報は、上記複数のサービス提供サーバにより提供されるサービスにおいて生じる通信それぞれについて、上記通信性能値の種類に対応付けられて公開されており、
上記閾値情報取得手段は、上記通信性能値の種類を特定することにより、上記測定手段により得られた通信性能値に対応する閾値情報を選択して取得することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のサービス性能監視システム。
【0045】
【発明の効果】
以上説明詳細に説明したように、本発明にかかる請求項1に記載のサービス性能監視システムによれば、公開されている性能値に対応する閾値情報を利用することにより、それぞれのサービスに応じて障害を判断できるだけでなく、性能値に基づくより正確な状態の判断が可能になるので、柔軟で多様な制御が可能となり、最適なサービス提供を受けることができる。
【0046】
本発明にかかる請求項2に記載のサービス性能監視システムによれば、性能値と閾値情報を比較することにより、利用しようとするサービスが障害に陥っているかなどの判断が可能になり、例えば代替サービスの利用に切り替えることなどができる。
本発明にかかる請求項4に記載のサービス性能監視システムによれば、負荷時間情報から障害が起きやすい時間帯の利用を避けるなどの予測に基づく、サービス利用が可能になる。
【0047】
本発明にかかる請求項5に記載のサービス性能監視システムによれば、障害復帰時間情報により、回復時間が短時間であることが判明した場合には、代替サービスへの切り替えを控え、障害からの回復を待つように処理を行なったりするんどの柔軟な制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかるサービス性能監視システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態にかかるクライアント端末の構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態にかかるサービス性能監視システムにおける各装置の動作を説明する図である。
【図4】第2の実施形態にかかるサービス性能監視システムにおける各装置の動作を説明する図である。
【図5】(A)は、本発明にかかるサービス性能監視システムにおける代替サービスへの切り替え処理の概念図であり、同図(B)は従来のサービス性能監視システムについて示す同様の概念図である。
【符号の説明】
1 サービス性能監視ノード
2 クライアント端末
3 監視対象
4 既知情報公開サーバ
11 測定部
12 監視情報送信部
14 性能監視履歴管理部
14a 負荷時間予測部
14b 障害復帰時間取得部
17 閾値情報取得部
21 監視要求部
22 監視情報受信部
23 制御部
41 閾値情報

Claims (15)

  1. ネットワーク上の複数のサービス提供サーバのうちの任意のサービスを提供するものとクライアント端末とが通信することにより、該サービス提供サーバから該クライアント端末に提供するサービスの品質に関する通信性能を監視するためのサービス性能監視システムであって、
    前記複数のサービス提供サーバそれぞれと他の端末との間の通信性能を測定する測定手段と、
    前記複数のサービス提供サーバにより提供されるサービスにおいて生じる通信それぞれについて公開されている、該通信の正常性を判断するための閾値情報を取得する閾値情報取得手段と、
    前記測定手段により得られた通信性能値と、前記閾値情報取得手段により取得され、かつ、前記通信性能値に対応する閾値情報と、に基づいて、前記クライアント端末と前記複数のサービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするサービス性能監視システム。
  2. 前記測定手段は、前記クライアント端末からの要求に応答して、該要求にかかるサービス提供サーバと他の端末との通信性能を測定し、
    前記制御手段は、前記要求に応答して得られた通信性能値と、前記閾値情報と、の比較に応じて、前記通信状態を制御することを特徴とする請求項1に記載のサービス性能監視システム。
  3. 前記測定手段、及び、前記閾値情報取得手段は、前記複数のサービス提供サーバそれぞれと前記クライアント端末との間の通信経路上に設置されたサービス性能監視ノードによって実現され、
    前記サービス性能監視ノードに具備される前記測定手段は、前記複数のサービス提供サーバそれぞれと自装置との間の通信性能を測定することを特徴とする請求項1又は2に記載のサービス性能監視システム。
  4. 前記測定手段は、前記複数のサービス提供サーバそれぞれと前記他の端末との間の通信性能の測定を定期的に行い、
    前記サービス性能監視ノードは、前記測定手段により定期的に行われた測定結果の履歴に現れる通信性能値の周期的パターンに基づいて、前記通信の負荷が比較的大きくなる負荷時間帯を予測するための負荷時間予測手段、を更に、有し、
    前記制御手段は、前記負荷時間予測手段により予測される負荷時間帯における該通信の接続を制御することを特徴とする請求項3に記載のサービス性能監視システム。
  5. 前記測定手段は、前記複数のサービス提供サーバそれぞれと前記他の端末との間の通信性能の測定を定期的に行い、
    前記サービス性能監視ノードは、前記測定手段により定期的に行われた測定結果の履歴に基づいて、前記通信における障害の発生から復帰に至るまでの平均時間を計算することにより、障害復帰時間を取得する障害復帰時間取得手段を、更に、有し、
    前記制御手段は、前記通信時に障害が発生した場合において、前記障害復帰時間取得手段によって取得された障害復帰時間に応じて、該通信の制御を行うことを特徴とする請求項3又は4に記載のサービス性能監視システム。
  6. 前記制御手段は、前記通信性能値と、前記閾値情報と、に基づいて、現用の通信経路から該クライアント端末に同様のサービスを提供するための他の通信経路へ切り替えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のサービス性能監視システム。
  7. ネットワーク上の複数のサービス提供サーバのうちの任意のサービスを提供するものとクライアント端末とが通信することにより、該サービス提供サーバから該クライアント端末に提供するサービスの品質に関する通信性能を監視するために、該複数のサービス提供サーバとクライアント端末との通信経路上に設置されるサービス性能監視ノードであって、
    前記複数のサービス提供サーバそれぞれと自装置との間の通信性能を測定する測定手段と、
    前記複数のサービス提供サーバにより提供されるサービスにおいて生じる通信それぞれについて公開されている、該通信の正常性を判断するための閾値情報を取得する閾値情報取得手段と、
    前記測定手段により得られた通信性能値と、前記閾値情報取得手段により取得され、かつ、前記通信性能値に対応する閾値情報と、に基づいて、前記クライアント端末において前記複数のサービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御するための監視情報を作成し、該クライアント端末に送信する監視情報送信手段と、
    を有することを特徴とするサービス性能監視ノード。
  8. 前記監視情報送信手段は、前記通信性能値と、前記閾値情報と、に基づいて、前記複数のサービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御するために前記クライアント端末において行うべき該制御の内容を判断し、該制御内容を監視情報として送信することを特徴とする請求項7に記載のサービス性能監視ノード。
  9. 前記測定手段は、前記複数のサービス提供サーバそれぞれと自装置との間の通信性能の測定を定期的に行い、
    前記測定手段により定期的に行われた測定結果の履歴に現れる通信性能値の周期的パターンに基づいて、前記通信の負荷が比較的大きくなる負荷時間帯を予測するための負荷時間予測手段、を更に、有し、
    前記監視情報送信手段は、前記負荷時間予測手段により予測される負荷時間帯における該通信の接続を制御するための監視情報を送信することを特徴とする請求項7又は8に記載のサービス性能監視ノード。
  10. 前記測定手段は、前記複数のサービス提供サーバそれぞれと自装置との間の通信性能の測定を定期的に行い、
    前記測定手段により定期的に行われた測定結果の履歴に基づいて、前記通信における障害の発生から復帰に至るまでの平均時間を計算することにより、障害復帰時間を取得する障害復帰時間取得手段を、更に、有し、
    前記監視情報送信手段は、前記通信時に障害が発生した場合において、前記障害復帰時間取得手段によって取得された障害復帰時間に応じて、該通信を制御するための監視情報を送信することを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載のサービス性能監視ノード。
  11. ネットワーク上の複数のサービス提供サーバのうちの任意のサービスを提供するものと通信することにより、該サービス提供サーバから提供されるサービスの品質に関する通信性能を監視するためのサービス性能監視ノードに接続する通信端末であって、
    前記サービス性能監視ノードに対して前記通信性能の監視要求を送信する監視要求手段と、
    前記監視要求手段による監視要求に応答して前記性能監視ノードから送信される、
    前記監視要求にかかるサービス提供サーバと前記サービス性能監視ノードとの間の通信性能を測定することにより得られた通信性能値と、
    前記通信性能値に対応し、かつ、前記サービス提供サーバにより提供されるサービスにおいて生じる通信について公開されている、該通信の正常性を判断するための閾値情報と、
    に基づいて、作成された監視情報を受信する監視情報受信手段と、
    前記監視情報受信手段により受信した監視情報に基づいて、前記複数のサービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする通信端末。
  12. 前記監視情報は、前記制御の内容の指定を含み、
    前記制御手段は、前記監視情報に示される指定に従って、前記制御を行うことを特徴とする請求項11に記載の通信端末。
  13. ネットワーク上の複数のサービス提供サーバのうちの任意のサービスを提供するものと通信することにより、該サービス提供サーバから提供されるサービスの品質に関する通信性能を監視するためのサービス性能監視ノードに接続する通信端末を制御する通信端末プログラムであって、
    前記サービス性能監視ノードに対して前記通信性能の監視要求を送信する監視要求ステップと、
    前記監視要求ステップにおける監視要求に応答して前記性能監視ノードから送信される、
    前記監視要求にかかるサービス提供サーバと前記サービス性能監視ノードとの間の通信性能を測定することにより得られた通信性能値と、
    前記通信性能値に対応し、かつ、前記サービス提供サーバにより提供されるサービスにおいて生じる通信について公開されている、該通信の正常性を判断するための閾値情報と、
    に基づいて、作成された監視情報を受信する監視情報受信ステップと、
    前記監視情報受信手段により受信した監視情報に基づいて、前記複数のサービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする通信端末プログラム。
  14. 前記監視情報は、前記制御の内容の指定を含み、
    前記制御ステップにおいては、前記監視情報に示される指定に従って、前記制御を行うことを特徴とする請求項13に記載の通信端末プログラム。
  15. ネットワーク上の複数のサービス提供サーバのうちの任意のサービスを提供するものとクライアント端末とが通信することにより、該サービス提供サーバから該クライアント端末に提供するサービスの品質に関する通信性能を監視するためのサービス性能監視方法であって、
    前記複数のサービス提供サーバそれぞれと他の端末との間の通信性能を測定する測定ステップと、
    前記複数のサービス提供サーバにより提供されるサービスにおいて生じる通信それぞれについて公開されている、該通信の正常性を判断するための閾値情報を取得する閾値情報取得ステップと、
    前記測定ステップにおいて得られた通信性能値と、前記閾値情報取得ステップにおいて取得され、かつ、前記通信性能値に対応する閾値情報と、に基づいて、前記クライアント端末と前記複数のサービス提供サーバのうち少なくとも1つとの通信状態を制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とするサービス性能監視方法。
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