JP2004171387A - 交通情報取得装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】算出された案内経路Aに対して接続された道路リンクL1(0)を抽出する(S1)。次に、この道路リンクを含めてリンク列を構成する次の道路リンクL1(1)を抽出する(S4)。道路リンクの抽出は、道路リンクの数が予め指定された規定値「m_max」より大きくなるまで抽出される(S5のYES)。そして抽出されたリンク列に対する交通情報のデータを交通情報センタから取得し(S6)、このデータ量の総計が規定値「D_max」未満の場合(S7のNO)、案内経路Aに対して接続された次の道路リンクL2(0)を抽出し、更にこの道路リンクを含めてリンク列を構成する次の道路リンクを抽出する。そして、データ量の総計が規定値「D_max」以上となるまで上述の動作を繰り返す。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信網を介して移動体外部から交通情報を取得することができる交通情報取得装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両の運転者を支援するものに、渋滞や交通規制などの道路の交通情報をエリア別にリアルタイムに送信し、車両用ナビゲーション装置などの車載機に、交通情報を文字・図形で表示する道路交通情報通信システムがある。
例えば、車両用ナビゲーション装置の車載機の一部を構成すると共に、この道路交通情報通信システムの交通情報センタから、FM放送及び道路上に設置された光ビーコンや電波ビーコン等を含む通信網を介して交通情報を取得する装置には、該車両の位置から必要とする範囲の交通情報のみを取得するように、交通情報センタに対して要求を行うものがある。
【0003】
この装置では、前述のFM放送及び光ビーコンや電波ビーコンにより送出された、車両の現在位置に関連する所望の交通情報を受信すると共に、この交通情報を地図データ等に重畳して車両の運転者等の利用者に表示する(例えば、特許文献1参照。)。
更に、近年は、前述のFM放送及び光や電波ビーコンに加えて、装置に接続された携帯電話機を介して、車両の現在位置に関連する交通情報に限らず、任意の広範囲な領域の交通情報を取得できるものもある。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−286469号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の道路交通情報通信システムでは、扱う地図データを例えばある大きさの矩形エリア(以下地図メッシュとする)で区切られた単位で管理するため、交通情報もこの地図メッシュの大きさに合わせた単位で情報が送信される。従って、1つの地図メッシュに対応する交通情報のデータ量は自ずと多量になる傾向がある。
また、車両用ナビゲーション装置が、取得した交通情報に従って目的地までの誘導を行っている場合には、例えば携帯電話機を介して、交通情報センタから車両の移動経路近傍の異なるエリアの情報を次々と取得していくことも要求される。
【0006】
しかし、従来の装置では、メモリの容量等の情報記憶容量の問題から、処理できる交通情報のデータ量には限度があり、望まれた全ての交通情報の取得ができず、必要な情報を利用者へ通知することができないという問題があった。
更に、例えば携帯電話機を介して、車両の現在位置に関連する交通情報に限らず、車両の移動経路近傍のエリアの情報を取得していく場合、実際には走行する予定がない道路の情報も含まれて、地図メッシュの単位で情報を取得することになるので、同様に、取得しようとするデータ量が装置の扱えるデータ量を超えてしまい、必要な情報を利用者へ通知することができないという問題があった。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、限られた情報記憶容量でも、極力利用者に必要な交通情報を取得することが可能な交通情報取得装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係る交通情報取得装置は、移動体(例えば実施の形態の車両4)に搭載されると共に、交通情報を管理する交通情報センタ(例えば実施の形態の交通情報センタ1)から、通信網(例えば実施の形態のFM放送局2や光ビーコンまたは電波ビーコン3、更には携帯電話機19等)を介して前記交通情報を取得するための交通情報取得装置であって、前記移動体の現在の位置情報を取得する現在位置取得手段(例えば実施の形態のGPSアンテナ13及びGPS受信機14)と、前記位置情報から、前記移動体の進行方向における前記交通情報の取得範囲を設定する交通情報取得範囲設定手段(例えば実施の形態のステップS1からステップS5、ステップS11からステップS16)と、設定された取得範囲内の前記交通情報を、取得した情報量の総計が所定の情報量になるまで前記交通情報センタから取得する交通情報取得手段(例えば実施の形態のステップS6からステップS9、及びステップS17からステップS20)とを備えたことを特徴とする。
【0009】
以上の構成を備えた交通情報取得装置は、現在位置取得手段により移動体の現在位置を特定しつつ、この現在位置情報に基づいて、交通情報取得範囲設定手段により移動体の進行方向における交通情報の取得範囲を設定する。そして、取得した交通情報の情報量が所定の情報量になるまで、交通情報取得手段を用いて、設定された取得範囲内の交通情報を交通情報センタから取得することで、必要な交通情報のみを、情報記憶容量が許す範囲で可能な限り取得することができる。
【0010】
請求項2の発明に係る交通情報取得装置は、請求項1に記載の交通情報取得装置において、前記交通情報取得範囲設定手段が、前記移動体の進行方向の複数の道路経路に対して前記交通情報の取得範囲を設定することを特徴とする。
以上の構成を備えた交通情報取得装置は、移動体が進行する可能性のある複数の道路経路に関する交通情報を、情報記憶容量が許す範囲で可能な限り取得することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態では、移動体は車両とし、交通情報取得装置が車両用のナビゲーション装置に含まれて構成され、車両に搭載される場合について説明する。
そこで、まず最初に、ナビゲーション装置に含まれた本発明の一実施の形態の交通情報取得装置が、交通情報を取得する際に利用する道路交通情報通信システムの概要について説明する。
【0012】
図1は、道路交通情報通信システムの概要を示す模式図である。図1に示すように、道路交通情報通信システムは、交通情報センタ1において、渋滞や交通規制などの交通情報をエリア別に管理すると共に、これらの交通情報をリアルタイムに、例えばFM放送局2からFM放送電波として送出したり、道路上の光ビーコンまたは電波ビーコン3を用いて送出する。一方、車両4側では、FM放送局2や光ビーコンまたは電波ビーコン3により送出された交通情報を、車両4に搭載されたナビゲーション装置によって受信し、車両4の運転者等の利用者に通知する。なお、交通情報センタ1は、FM放送局2や光ビーコンまたは電波ビーコン3等の通信網の他、電話回線やインターネット等の通信網を介して接続された携帯電話機等の端末に対しても交通情報を提供することができる。
【0013】
次に、本実施の形態の交通情報取得装置を含むナビゲーション装置について説明する。
図2は、本実施の形態の交通情報取得装置を含むナビゲーション装置11の構成を示すブロック図である。図2において、符号12は、ナビゲーション装置11を制御するCPU(中央演算装置)を備えた情報処理部であって、情報処理部12には、ナビゲーション装置11が搭載された車両4の現在位置を取得するために、GPS(Global Positioning System)衛星(図示せず)からの電波を受信するためのGPSアンテナ13を備え、受信した電波を解析して位置情報を算出するGPS受信機14が接続されている。
【0014】
また、情報処理部12には、更に、道路交通情報通信システムの交通情報センタ1からFM放送局2や光ビーコンまたは電波ビーコン3を介して送出される交通情報を受信するための交通情報受信アンテナ15を備え、受信した交通情報を解析する交通情報受信機16と、受信した交通情報のデータや地図データ、及びGPS受信機14が算出した車両の位置情報等を記憶するための記憶装置17とが接続されている。
更に、ナビゲーション装置11は、携帯電話機と情報処理部12との間のデータの送受信を制御するために、情報処理部12に接続されたデータ変換機18を備えており、利用者が携帯する携帯電話機19と接続可能に構成され、携帯電話機19を介して交通情報を取得することができる。
【0015】
また、情報処理部12には、周辺機器として入力装置や表示装置を含む表示操作部20が接続されるものとする。ここで、入力装置とはキーボードやタッチパネル、リモートコントロール装置等の入力デバイスのことを、表示装置とはCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置や液晶表示装置等の画像表示デバイスのことをいう。
【0016】
これにより、ナビゲーション装置11は、情報処理部12を用いて、GPS受信機14で算出された車両の現在位置情報と、表示操作部20を介して利用者によって設定された目的地情報とに基づき、指定された条件(例えば時間優先や距離優先等)に従った現在位置から目的地までの案内経路を算出し、表示操作部20上へ地図データにより表示する。
また、車両4の移動に伴い交通情報センタ1から順次取得した交通情報を、表示操作部20上の地図データへ重畳させて表示し、利用者に対して通知する。
【0017】
次に、図面を参照して、上述のナビゲーション装置11の交通情報の取得方法、すなわち本実施の形態の交通情報取得装置が交通情報センタ1から交通情報を取得する際の情報取得方法について説明する。
図3及び図5は、交通情報取得装置が交通情報センタ1から交通情報を取得する際の情報取得方法を示す情報処理部12の動作フローチャートである。
また、図4及び図6は、情報処理部12において算出された現在位置から目的地までの案内経路の一例を示す図である。
【0018】
まず、図3及び図4を用いて、現在位置から目的地までの案内経路に沿って、車両4が進行する可能性のある必要最低限の分岐路を含む複数の道路経路に関する交通情報を、情報記憶容量が許す範囲で可能な限り取得する場合を説明する。図3において、まず情報処理部12は、図4に示すように、現在位置P1から目的地P2までの案内経路Aを設定した際、まず、経路番号nを初期化(n=1)し、同様にリンク番号mを初期化(m=0)する(ステップS1)。
【0019】
次に、経路番号nとリンク番号mを用いて道路リンクLn(m)と表される、案内経路Aに対して接続される道路リンク(例えば図4に示す道路リンクL1(0))を抽出する(ステップS2)。
案内経路Aに対して接続される道路リンクを抽出できたら、次に、リンク番号mを”1”だけインクリメント(m=m+1)する(ステップS3)。
そして、ステップS2において抽出された道路リンク(例えば図4に示す道路リンクL1(0))に接続され、リンク列を構成する次の道路リンク(例えば図4に示す道路リンクL1(1))を抽出する(ステップS4)。
【0020】
次に、リンク番号mは規定値「m_max」以下か否かを判定する(ステップS5)。なお、規定値「m_max」は、案内経路A周辺の道路リンクのリンク列を表すのに適当な数とする。
もし、ステップS5において、リンク番号mが規定値「m_max」以下であった場合(ステップS5のYES)、ステップS3へ戻り、リンク番号mを”1”だけインクリメント(m=m+1)する(ステップS3)。
その後は、上述のステップS4からステップS5の動作を繰り返す。
【0021】
一方、ステップS5において、リンク番号mが規定値「m_max」より大きかった場合(ステップS5のNO)、抽出されたリンク列の交通情報のデータを取得する(ステップS6)。
次に、取得した交通情報のデータ量の総計が規定値「D_max」以上か否かを判定する(ステップS7)。なお、規定値「D_max」は、記憶装置17が記憶できる総データ量に基づいて規定されるものであって、取得した交通情報のデータ量の総計が規定値「D_max」以上か否かの判定は、交通情報受信機16で行っても良い。
【0022】
もし、ステップS7において、取得した交通情報のデータ量の総計が規定値「D_max」未満であった場合(ステップS7のNO)、経路番号nを”1”だけインクリメント(n=n+1)し、リンク番号mを初期化(m=0)する(ステップS8)。
そして、ステップS2へ戻り、案内経路Aに対して接続される次の道路リンク(例えば図4に示す道路リンクL2(0))を抽出する(ステップS2)。
その後は、上述のステップS3からステップS7の動作を繰り返す。
【0023】
一方、ステップS7において、取得した交通情報のデータ量の総計が規定値「D_max」以上であった場合(ステップS7のYES)、抽出されたリンク列の交通情報を表示操作部20に表示する(ステップS9)。
これにより、案内経路Aと実際に走行できる周辺の道路リンクのみの交通情報を取得することが可能となる。
【0024】
次に、図5及び図6を用いて、現在位置から目的地までの案内経路に対して、車両4が進行可能な迂回路を含む複数の道路経路に関する交通情報を、情報記憶容量が許す範囲で可能な限り取得する場合を説明する。
図5において、まず情報処理部12は、図6に示すように、現在位置P1から目的地P2までの案内経路Aを設定した際、まず、経路番号nを初期化(n=1)し、同様にリンク番号mを初期化(m=0)する(ステップS11)。
【0025】
次に、経路番号nとリンク番号mを用いて道路リンクLn(m)と表される、案内経路Aに対して接続される道路リンク(例えば図6に示す道路リンクL1(0))を抽出する(ステップS12)。
案内経路Aに対して接続される道路リンクを抽出できたら、次に、リンク番号mを”1”だけインクリメント(m=m+1)する(ステップS13)。
そして、ステップS12において抽出された道路リンク(例えば図6に示す道路リンクL1(0))に接続され、リンク列を構成する次の道路リンク(例えば図6に示す道路リンクL1(1))を抽出する(ステップS14)。
【0026】
次に、経路番号nとリンク番号mを用いて終端ノードSn(m)と表される、抽出された道路リンクの終端ノード(例えば図6に示す終端ノードS1(3))が案内経路Aに含まれるか否かを判定する(ステップS15)
もし、ステップS15において、抽出された道路リンクの終端ノードが案内経路Aに含まれない場合(ステップS15のNO)、次に、リンク番号mは規定値「m_max」以下か否かを判定する(ステップS16)。
【0027】
もし、ステップS16において、リンク番号mが規定値「m_max」以下であった場合(ステップS16のYES)、ステップS13へ戻り、リンク番号mを”1”だけインクリメント(m=m+1)する(ステップS13)。
その後は、上述のステップS14からステップS16の動作を繰り返す。
【0028】
一方、ステップS16において、リンク番号mが規定値「m_max」より大きかった場合(ステップS16のNO)、経路番号nを”1”だけインクリメント(n=n+1)し、リンク番号mを初期化(m=0)する(ステップS17)。
そして、ステップS12へ戻り、案内経路Aに対して接続される次の道路リンク(例えば図6に示す道路リンクL2(0))を抽出する(ステップS12)。
その後は、上述のステップS13からステップS16の動作を繰り返す。
【0029】
また、ステップS15において、抽出された道路リンクの終端ノードが案内経路Aに含まれる場合(ステップS15のYES)、抽出されたリンク列の交通情報のデータを取得する(ステップS18)。
次に、取得した交通情報のデータ量の総計が規定値「D_max」以上か否かを判定する(ステップS19)。なお、図3のステップS8と同様に、取得した交通情報のデータ量の総計が規定値「D_max」以上か否かの判定は、交通情報受信機16で行っても良い。
【0030】
もし、ステップS19において、取得した交通情報のデータ量の総計が規定値「D_max」未満であった場合(ステップS19のNO)、ステップS17へ進み、経路番号nを”1”だけインクリメント(n=n+1)し、リンク番号mを初期化(m=0)する(ステップS17)。
そして、ステップS12へ戻り、案内経路Aに対して接続される次の道路リンク(例えば図6に示す道路リンクL2(0))を抽出する(ステップS12)。
その後は、上述のステップS13からステップS19の動作を繰り返す。
【0031】
一方、ステップS19において、取得した交通情報のデータ量の総計が規定値「D_max」以上であった場合(ステップS19のYES)、抽出されたリンク列の交通情報を表示操作部20に表示する(ステップS20)。
これにより、案内経路Aと実際に走行できる迂回道路のみの交通情報を取得することが可能となる。
【0032】
なお、上述の現在位置から目的地までの案内経路に沿って、車両4が進行する可能性のある必要最低限の分岐路を含む複数の道路経路に関する交通情報を、情報記憶容量が許す範囲で可能な限り取得するか、現在位置から目的地までの案内経路に対して、車両4が進行可能な迂回路を含む複数の道路経路に関する交通情報を、情報記憶容量が許す範囲で可能な限り取得するかの選択は、利用者に入力させても良いし、情報処理部12が、その他の交通情報を考慮して決定しても良い。
【0033】
また、上述の実施の形態では、情報処理部12が交通情報取得範囲設定手段と、交通情報取得手段とを含んでいる。より具体的には、図3のステップS1からステップS5、及び図5のステップS11からステップS16が交通情報取得範囲設定手段に相当し、図3のステップS6からステップS9、及び図5のステップS17からステップS20が交通情報取得手段に相当する。
【0034】
更に、交通情報センタ1が車両4へ交通情報を提供するための通信網としては、上述の通信網の他、地上波ディジタル放送や衛星放送等の無線通信により情報を伝送できるものであれば何を用いても良い。
【0035】
以上説明したように、本実施の形態の交通情報取得装置は、まず、情報処理部12が車両4の現在位置から目的地までの案内経路Aを算出すると、算出された案内経路Aに対して接続された道路リンクを抽出する。次に、この道路リンクに接続されると共に、この道路リンクを含めてリンク列を構成する次の道路リンクを抽出する。この時、道路リンクの抽出は、抽出された道路リンクの数が予め指定された規定値「m_max」より大きくなるか、あるいは道路リンクの終端ノードが案内経路Aに含まれるか、どちらかの条件となるまで抽出される。
【0036】
そして抽出された道路リンクのリンク列に対する交通情報のデータを交通情報センタ1から取得し、このデータ量の総計が規定値「D_max」未満の場合、案内経路Aに対して接続された次の道路リンクを抽出し、更に同様にこの道路リンクを含めてリンク列を構成する次の道路リンクを抽出する。そして、データ量の総計が規定値「D_max」以上となるまで上述の動作を繰り返す。
【0037】
従って、車両4等の移動体に搭載されるために記憶装置17の記憶容量に限度があるような装置においても、必要かつ十分な交通情報を交通情報センタ1から取得して利用者へ通知することができ、利用者の利便性を向上させることができると共に、必要以上の記憶容量を備えた記憶装置17を具備する必要がないので、装置のコストや規模を削減することができるという効果が得られる。
また、取得する情報量が限られるので、情報を取得する際の交通情報センタ1との通信時間が削減され、交通情報表示における装置の応答速度が向上するという効果が得られる。
【0038】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1に記載の交通情報取得装置によれば、現在位置取得手段により特定された現在位置情報に基づいて、交通情報取得範囲設定手段により移動体の進行方向における交通情報の取得範囲を設定し、交通情報取得手段を用いて、設定された取得範囲内の交通情報を交通情報センタから取得することで、必要な交通情報のみを、情報記憶容量が許す範囲で可能な限り取得することができる。
【0039】
従って、車両等の移動体に搭載されるために記憶可能な情報量に限度がある装置においても、必要な交通情報だけを交通情報センタから取得して利用者へ通知することができ、利用者の利便性を向上させることができると共に、必要以上の記憶容量を備えた記憶装置を具備する必要がないので、装置のコストや規模を削減することができるという効果が得られる。
また、取得する情報量が限られるので、情報を取得する通信時間が削減され、交通情報表示における装置の応答速度が向上するという効果が得られる。
【0040】
請求項2に記載の交通情報取得装置によれば、移動体が進行する可能性のある複数の道路経路に関する交通情報を、情報記憶容量が許す範囲で可能な限り取得することができる。
従って、装置に求められる情報の記憶容量を抑えつつも、利用者の必要とする十分な交通情報を交通情報センタから取得して利用者へ通知することができ、利用者の利便性を向上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の交通情報取得装置が交通情報を取得する際に利用する道路交通情報通信システムの概要を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施の形態の交通情報取得装置を含むナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態の交通情報取得装置が交通情報センタから交通情報を取得する際の情報取得方法を示すフローチャートである。
【図4】現在位置から目的地までの案内経路の一例を示す図である。
【図5】本実施の形態の交通情報取得装置が交通情報センタから交通情報を取得する際の、別の情報取得方法を示すフローチャートである。
【図6】現在位置から目的地までの案内経路の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 交通情報センタ(交通情報センタ)
2 FM放送局(通信網)
3 光ビーコンまたは電波ビーコン(通信網)
4 車両(移動体)
11 ナビゲーション装置
12 情報処理部
13 GPSアンテナ(現在位置取得手段)
14 GPS受信機(現在位置取得手段)
15 交通情報受信アンテナ
16 交通情報受信機
17 記憶装置
18 データ変換機
19 携帯電話機(通信網)
20 表示操作部
S1〜S5、S11〜S16 交通情報取得範囲設定手段
S6〜S9、S17〜S20 交通情報取得手段
Claims (2)
- 移動体に搭載されると共に、交通情報を管理する交通情報センタから、通信網を介して前記交通情報を取得するための交通情報取得装置であって、
前記移動体の現在の位置情報を取得する現在位置取得手段と、
前記位置情報から、前記移動体の進行方向における前記交通情報の取得範囲を設定する交通情報取得範囲設定手段と、
設定された取得範囲内の前記交通情報を、取得した情報量の総計が所定の情報量になるまで前記交通情報センタから取得する交通情報取得手段と
を備えたことを特徴とする交通情報取得装置。 - 前記交通情報取得範囲設定手段が、前記移動体の進行方向の複数の道路経路に対して前記交通情報の取得範囲を設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の交通情報取得装置。
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JP2009300405A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Pioneer Electronic Corp | 地図データ更新装置、地図データ更新方法、地図データ更新プログラム、および記録媒体 |
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