JP2004171276A - 移動可能端末利用決済システム及び移動可能端末利用決済方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】クレジットカードの代替として移動可能端末を用いて決済を行う。
【解決手段】店舗100にて購入者が物品を購入する際、店舗サーバ120より購入物品情報が決済センタサーバ300に伝達される。決済センタサーバ300にてこの決済に対して一意の購入者識別番号が生成され店舗サーバ120に伝達される。購入者が該購入者識別番号を店舗100より受け取り、購入者操作用移動可能端末200に入力し決済センタサーバ300へ送出すると、購入物品情報が購入者操作用移動可能端末200に伝達される。購入者が購入者操作用移動可能端末200にクレジットカード会員番号等の決済用認証情報を入力する。該決済用認証情報が決済センタサーバ300を介してクレジット会社センタサーバ400に伝達され認証される。その認証結果が決済センタサーバ300を介して店舗サーバ120に伝達される。
【選択図】 図1
【解決手段】店舗100にて購入者が物品を購入する際、店舗サーバ120より購入物品情報が決済センタサーバ300に伝達される。決済センタサーバ300にてこの決済に対して一意の購入者識別番号が生成され店舗サーバ120に伝達される。購入者が該購入者識別番号を店舗100より受け取り、購入者操作用移動可能端末200に入力し決済センタサーバ300へ送出すると、購入物品情報が購入者操作用移動可能端末200に伝達される。購入者が購入者操作用移動可能端末200にクレジットカード会員番号等の決済用認証情報を入力する。該決済用認証情報が決済センタサーバ300を介してクレジット会社センタサーバ400に伝達され認証される。その認証結果が決済センタサーバ300を介して店舗サーバ120に伝達される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、携帯電話等に代表される移動可能な端末を用いて商取引の決済をすることができる、移動可能端末を用いた決済システム及び決済方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来において、商取引を行う際に、物品やサービスの提供者である販売者は、購入者から該物品やサービスに対する対価として金品を受領し決済する。そして、その金品の受領に現金やクレジットカード・デビットカード等が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現金での決済の場合には、購入者が現金を店舗まで持ち歩く必要があるために、現金の盗難や紛失などの虞があった。また、クレジットカードの場合には、クレジットカードの盗難・紛失の虞があるとともに、クレジットカードに記載・記憶されている会員番号や暗証番号等のクレジットカード固有情報が紛失時や悪質店舗での使用時に窃取され、他者が該クレジットカードの所有者に成りすまし不正に商取引を行う虞や、該クレジットカードの固有情報を基に偽造クレジットカードを作成し悪用する虞があった。また、デビットカードにおいてもクレジットカードと同様の虞があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の点を鑑みてなされたものであって、各々通信手段を有している店舗サーバと移動可能端末と中継サーバと認証サーバとからなる移動可能端末利用決済システムにおいて、決済手続に係る購入物品情報が前記店舗サーバから前記中継サーバへ伝達されたのち、前記移動可能端末に伝達され、前記購入物品情報に対応する決済用認証情報が前記移動可能端末に入力されたのち、前記移動可能端末から前記中継サーバを介して前記認証サーバに伝達され、前記認証サーバにて前記決済用認証情報が認証され、前記認証サーバから前記中継サーバを介して前記店舗サーバに認証結果情報が伝達されることにより決済手続を行うことを特徴とする移動可能端末利用決済システムである。
【0005】
これによって、店舗サーバを有する店舗側に、クレジットカード番号といった購入者の決済用認証情報が知られることがなく、悪質店舗による決済用認証情報の悪用等を防ぐことができる。また、現金やクレジットカード等を紛失すると悪用される虞がある反面、移動可能端末を紛失しても該移動可能端末には決済用認証情報が記憶されていないので悪用される虞がない。
【0006】
また本発明は、前記決済手続を特定可能な一意の決済識別情報が生成され、該決済識別情報が前記移動可能端末に伝達され、さらに前記移動可能端末から前記中継サーバへ伝達されることを特徴とする移動可能端末利用決済システムである。
【0007】
これによって、決済手続に対して一意な購入者識別番号が生成されて該購入者識別番号を利用できるので、購入者識別番号を移動可能端末の識別標識として利用することができる。
【0008】
さらに本発明は、前記決済識別情報が記載された紙片を用いかつ前記移動可能端末の操作により、前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達されることを特徴とするものである。
【0009】
これによって、購入者が紙片を見て購入者識別番号を確認し移動可能端末に入力することで、移動可能端末が携帯電話やPHS(パーソナルハンディホンシステム)といった一般的な公衆回線を利用する移動可能端末であっても、購入者の移動可能端末を特定することが可能となり、既存の手段に本発明を容易に適用することができるとともに、この発明である決済システムを容易かつ迅速に普及せしめることができる。
【0010】
そして本発明は、電気的通信手段により前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達されることを特徴とするものである。
【0011】
これによって、購入者が操作をせずに、もしくは容易な操作のみで購入者識別番号を確認し移動可能端末に入力することができるので、さらに利便性が高まる。
【0012】
さらに本発明は、各々通信手段を有している店舗サーバと移動可能端末と中継サーバと認証サーバとを利用する移動可能端末利用決済方法において、決済手続に係る購入物品情報が前記店舗サーバから前記中継サーバへ伝達されたのち、前記移動可能端末に伝達されるプロセスと、前記購入物品情報に対応する決済用認証情報が前記移動可能端末に入力されたのち、前記移動可能端末から前記中継サーバを介して前記認証サーバに伝達されるプロセスと、前記認証サーバにて前記決済用認証情報が認証されるプロセスと、前記認証サーバから前記中継サーバを介して前記店舗サーバに認証結果情報が伝達されるプロセスとからなることを特徴とする移動可能端末利用決済方法である。
【0013】
これによって、購入者が容易かつ安全に商品・サービスを購入することができ、利便性が高まる。
【0014】
さらに本発明は、前記決済手続を特定可能な一意の決済識別情報が生成されるプロセスと、前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達され、さらに前記移動可能端末から前記中継サーバへ伝達されるプロセスとをさらに有することを特徴とする移動可能端末利用決済方法である。
【0015】
これによって、決済手続に対して一意な購入者識別番号が生成されて該購入者識別番号を利用できるので、購入者識別番号を移動可能端末の識別標識として利用することができる。
【0016】
また本発明は、前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達されるプロセスが、前記決済識別情報が記載された紙片を用いられかつ前記移動可能端末の操作により該決済識別情報が伝達されるプロセスからなることを特徴とするものである。
【0017】
これによって、購入者が紙片を見て購入者識別番号を確認し移動可能端末に入力することで、移動可能端末が携帯電話やPHS(パーソナルハンディホンシステム)といった一般的な公衆回線を利用する移動可能端末であっても、購入者の移動可能端末を特定することが可能となり、既存の手段に本発明を容易に適用することができるとともに、この発明である決済システムを容易かつ迅速に普及せしめることができる。
【0018】
さらに本発明は、前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達されるプロセスが、電気的通信手段が用いられることにより前記決済識別情報が伝達されるプロセスからなることを特徴とするものである。
【0019】
これによって、購入者が操作をせずに、もしくは容易な操作のみで購入者識別番号を確認し移動可能端末に入力することができるので、さらに利便性が高まる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図を用いて説明する。
【0021】
図1は、本発明の移動可能端末を用いる決済システムの一実施例の構成を示すものである。同図に示す決済システムは、店舗100と購入者操作用移動可能端末200と中継サーバである決済センタサーバ300と認証サーバであるクレジット会社センタサーバ400と店舗サーバ用通信回線500と移動可能端末用通信回線600とクレジット与信用通信回線700とから構成されている。
【0022】
店舗100には一または複数台のレジスタ110と店舗サーバ120とが配設されており、該店舗サーバ120の内部には、商品情報データベース121と売上情報データベース122と決済情報データベース123と情報処理部124とが設けられている。また、レジスタ110と店舗サーバ120とは店舗内通信内線130によって通信可能に構成されている。
【0023】
また、購入者操作用移動可能端末200が、購入者による操作が可能なように購入者に所持されている。この購入者操作用移動可能端末200は、携帯電話やPHS(パーソナルハンディフォンシステム),PDAや専用端末など、移動させることが可能で購入者が操作することができ、かつ外部と通信可能な端末により構成されている。
【0024】
一方、決済センタサーバ300の内部には、情報処理部301が設けられている。
【0025】
また、クレジット会社センタサーバ400の内部には、与信照会部401と会員情報データベース402とが設けられている。
【0026】
一方、店舗100内の店舗サーバ120と決済センタサーバ300との間には、店舗サーバ用通信回線500が設けられている。また、購入者操作用移動可能端末200と決済センタサーバ300との間に移動可能端末用通信回線600が設けられている。さらに、決済センタサーバ300とクレジット会社センタサーバ400との間には、クレジット与信用通信回線700が設けられている。
【0027】
そして、これらの店舗サーバ用通信回線500や移動可能端末用通信回線600,クレジット与信用通信回線700には、それらに適した通信回線(有線通信回線や無線通信回線,インターネットや専用回線等)が用いられる。また、クレジット与信用通信回線700には、CAFIS(登録商標)等の専用回線なども用いられる。
【0028】
次に、この一実施例の決済処理の流れを図2のフローチャートを用いて説明する。まず、店舗100において販売される種々の商品について、その商品に関する情報(商品コードと商品名,価格,その他付随する種々のデータ等)を、予めレジスタ110から入力し店舗内通信内線130を介して店舗サーバ120の商品情報データベース121に順次格納・保存しておく。
【0029】
そして、購入者が店舗100に訪れ、商品を購入する際には、レジスタ110にて決済が始められる。その際に、商品の包装に印刷されたバーコード等商品識別の標識をレジスタ110によって読み込み、もしくは店員によりレジスタ110に商品コード等を手入力することにより、商品データと購入される商品の個数とをレジスタ110に入力する。
【0030】
入力された商品データと商品個数とがレジスタ110より店舗内通信内線130を介して店舗サーバ120に伝達される。そして、情報処理部124において、伝達されたその商品データと対応する商品データを商品情報データベース121より抽出・取得する(ステップ01)。さらに、該商品データと商品個数とを情報処理部124にて一時保持する。
【0031】
そして、購入者が購入する全ての商品について、上述のステップ01の処理を繰り返す。全ての商品について該処理が終了した後、情報処理部124に一時保存された商品群に関する一または複数の商品データとその各商品の個数と、店舗に関する種々の情報(店舗名やレジスタ番号、担当店員名等)とが購入データとして、店舗サーバ120から店舗サーバ用通信回線500を介して決済センタサーバ300に送出される。
【0032】
決済センタサーバ300に伝達された購入データが、情報処理部301にて受領される。次いで、この購入データが情報処理部301にて一時保持される。
【0033】
また、情報処理部301で購入データが受領された際に、この購入データに対して一意の購入識別情報が生成される(ステップ02)。なお、この購入識別情報は前述の購入者操作用移動可能端末200にて入力可能な数字や文字,記号によって構成される。そして、該購入識別情報が店舗サーバ用通信回線500を介して店舗サーバ120へ送出される。
【0034】
店舗サーバ120にて受領された購入識別情報が店舗内通信内線130を介してレジスタ110へ伝達される。そして、レジスタ110において、該購入識別情報が記載されたレシート紙片の発券を行う(ステップ03)。さらに、店員により該レシート紙片が購入者に手渡される。
【0035】
他方、該レシート紙片を店員より受領した購入者が、購入者操作用移動端末200に予め指定された入力を行うことによって、移動可能端末用通信回線600を介し決済センタサーバ300にアクセスする。そして、前述の購入識別情報を入力するための入力欄を購入者操作用移動端末200において表示するための情報が、決済センタサーバ300の情報処理部301より移動可能端末用通信回線600を介して購入者操作用移動端末200へ送出される。
【0036】
購入者操作用移動端末200に伝達された決済識別情報入力欄に関する情報により、決済識別情報入力欄が図3に示す該購入者操作用移動可能端末200のディスプレイ210に表示される(ステップ04)。購入者がこのディスプレイ210の決済識別情報入力欄211に、購入者操作用移動可能端末200に配設されているボタンを押下することによって、前述のレシート紙片に記載された決済識別情報を入力(ステップ05)したのち、ディスプレイ210上に表示された送信コマンド212に対応する購入者操作用移動可能端末200のボタン221を押下し、決済識別情報を移動可能端末用通信回線600を介して決済センタサーバ300へ送出する。
【0037】
該決済識別情報が決済センタサーバ300に受領されると、この決済識別情報に対応する購入者に関する購入データの一部または全部が、移動可能端末用通信回線600を介して購入者操作用移動可能端末200へ送出され(ステップ06)、図4に示す購入者操作用移動可能端末200のディスプレイ210に表示される(ステップ07)。購入者がこのディスプレイ210の商品情報表示213を確認する。そして、もし表示に誤りがあった場合や購入を取り消す場合には、ディスプレイ210上に表示された購入中止コマンド214に対応する購入者操作用移動可能端末200のボタン222を押下し、購入NGフラグを移動可能端末用通信回線600を介して決済センタサーバ300へ送出する。
【0038】
一方、購入者が商品購入を承諾する場合には、ディスプレイ210上に表示された購入コマンド215に対応する購入者操作用移動可能端末200のボタン221を押下し、ディスプレイ210上に図5に示すクレジットカード情報入力欄216を表示させる(ステップ08)。次いで、購入者が所有するクレジットカードの会員番号や暗証番号等のクレジットカード認証情報を、購入者操作用移動可能端末200に配設されているボタンを押下することによって入力する。そして、ディスプレイ210上に表示された送信コマンド217に対応する購入者操作用移動可能端末200のボタン221を押下し、入力されたクレジットカード認証情報を購入OKフラグとともに移動可能端末用通信回線600を介して決済センタサーバ300へ送出する。
【0039】
決済センタサーバ300に受領されたフラグより、購入の可否を情報処理部301にて判定する(ステップ09)。フラグが購入NGの場合には、情報処理部301にて一時保持していた購入データを基に、店舗100の店舗サーバ120へ店舗サーバ用通信回線500を介して購入NGフラグを送出する。そして、一時保持されていた購入データが破棄される。さらに、店舗サーバ120の情報処理部124に購入NGフラグが伝達されると、その情報処理部124で保持されていた購入データを基に店舗内通信内線130を介して、レジスタ110に購入NGフラグが送出されるとともに、一時保持されていた購入データが破棄される。そして、レジスタ110に購入中止の表示がなされることによって、購入中止として決済処理が終了する。
【0040】
一方、フラグが購入OKの場合には、クレジットカード認証情報が情報処理部301において一時保持されていた購入データの一部または全部(店舗名や商品代合計額等)が付加されて、クレジット与信用通信回線700を介してクレジット会社センタサーバ400に送出される。
【0041】
クレジット会社センタサーバ400に伝達されたクレジットカード認証情報と購入データとが与信照会部401に伝達される。そして、与信照会部401において、クレジットカード認証情報に対応するデータを会員情報データベース402より検索・取得し、これら二つのデータを比較することによって与信照会を行う(ステップ10)。
【0042】
与信照会の結果、与信非承認の場合には、与信NGフラグが与信照会部401からクレジット与信用通信回線700を介して決済センタサーバ300に送出される。また、与信承認の場合には、与信OKフラグが与信照会部401からクレジット与信用通信回線700を介して決済センタサーバ300に送出される。
【0043】
決済センタサーバ300に伝達されたフラグより、与信の結果の成否を情報処理部301にて判定する(ステップ11)。フラグが与信NGの場合には、情報処理部301にて一時保持していた購入データを基に、店舗100の店舗サーバ120へ店舗サーバ用通信回線500を介して与信NGフラグを送出する。そして、一時保持されていた購入データが破棄される。さらに、店舗サーバ120の情報処理部124に与信NGフラグが伝達されると、その情報処理部124で保持されていた購入データを基に店舗内通信内線130を介して、レジスタ110に与信NGフラグが送出されるとともに、一時保持されていた購入データが破棄される。そして、レジスタ110に与信非承認の表示がなされることによって、購入不可として決済処理が終了する。
【0044】
一方、与信承認の場合には、情報処理部301にて一時保持していた購入データを基に、店舗100の店舗サーバ120へ店舗サーバ用通信回線500を介して与信OKフラグを送出する。そして、一時保持されていた購入データが破棄される。さらに、店舗サーバ120の情報処理部124に与信OKフラグが伝達されると、その情報処理部124で保持されていた購入データを基に店舗内通信内線130を介して、レジスタ110に決済完了フラグが送出されるとともに、一時保持されていた購入データが売上情報データベース122と決済情報データベース123に格納・保存される(ステップ12)。
【0045】
レジスタ110では、決済完了フラグを受領すると、領収書であるレシート紙片の発券を行う。該レシート紙片には、店舗名やレジスタ固有番号、商品名や商品コード、商品単価や購入個数のみならず、移動可能端末によるクレジットカード決済に関する情報の内の一部または全部が記載され、また、必要に応じて他の情報も記載される。そして、店員がこのレシート紙片とともに商品を購入者に手渡す。
【0046】
なお、後日、クレジット会社センタサーバ400を有するクレジットカード会社が、商品を購入した購入者よりその商品の代金を回収する。そして、該クレジット会社が店舗100において販売された商品に関して、複数の購入者の商品代金を合算し、店舗100に支払う。
【0047】
なお、本発明の一実施例では、購入識別情報を購入者に通知するものとしてレシート紙片が用いられたが、本発明はこれに限定されることはなく、近傍間通信手段といった種々の通信手段を用いることにより、電気的にレジスタから購入者操作用移動可能端末に購入識別情報を通知することもできる。
【0048】
また、本発明は上記の実施例に限定されることはなく、特許請求の範囲内で種々の変更や応用が可能である。
【0049】
【発明の効果】
本発明により以下の効果を奏する。
【0050】
本発明の移動可能端末を用いた決済システムでは、商品の購入者が現金やクレジットカード,デビッドカード等を持ち歩く必要がないため、紛失や盗難の虞がない。なお、本発明の移動可能端末を紛失,盗難にあっても、クレジットカード固有の情報が該移動可能端末には存在しないため、情報漏洩や悪用の虞がない。
【0051】
また、クレジットカード固有の情報をクレジットカード会社以外では移動可能端末用決済サーバセンタのみ知りうるので、悪質店舗によるクレジットカード固有の情報の窃取を防ぐことができる。
【0052】
さらに、決済識別情報が紙片や電気的な手段によって購入者に伝達されるので、購入者が決済識別情報を移動可能端末に入力して、その結果携帯電話やPHS(パーソナルハンディホンシステム)といった既に広く普及している通信手段を利用しても購入者の移動可能端末を特定することができ、この決済システムを容易かつ迅速に普及せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例における移動可能端末のディスプレイを示す図である。
【図4】本発明の一実施例における移動可能端末のディスプレイを示す図である。
【図5】本発明の一実施例における移動可能端末のディスプレイを示す図である。
【符号の説明】
100 店舗
200 購入者操作用移動可能端末
300 決済センタサーバ
400 クレジット会社センタサーバ
500 店舗サーバ用通信回線
600 移動可能端末用通信回線
700 クレジット与信用通信回線
【発明が属する技術分野】
本発明は、携帯電話等に代表される移動可能な端末を用いて商取引の決済をすることができる、移動可能端末を用いた決済システム及び決済方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来において、商取引を行う際に、物品やサービスの提供者である販売者は、購入者から該物品やサービスに対する対価として金品を受領し決済する。そして、その金品の受領に現金やクレジットカード・デビットカード等が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現金での決済の場合には、購入者が現金を店舗まで持ち歩く必要があるために、現金の盗難や紛失などの虞があった。また、クレジットカードの場合には、クレジットカードの盗難・紛失の虞があるとともに、クレジットカードに記載・記憶されている会員番号や暗証番号等のクレジットカード固有情報が紛失時や悪質店舗での使用時に窃取され、他者が該クレジットカードの所有者に成りすまし不正に商取引を行う虞や、該クレジットカードの固有情報を基に偽造クレジットカードを作成し悪用する虞があった。また、デビットカードにおいてもクレジットカードと同様の虞があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の点を鑑みてなされたものであって、各々通信手段を有している店舗サーバと移動可能端末と中継サーバと認証サーバとからなる移動可能端末利用決済システムにおいて、決済手続に係る購入物品情報が前記店舗サーバから前記中継サーバへ伝達されたのち、前記移動可能端末に伝達され、前記購入物品情報に対応する決済用認証情報が前記移動可能端末に入力されたのち、前記移動可能端末から前記中継サーバを介して前記認証サーバに伝達され、前記認証サーバにて前記決済用認証情報が認証され、前記認証サーバから前記中継サーバを介して前記店舗サーバに認証結果情報が伝達されることにより決済手続を行うことを特徴とする移動可能端末利用決済システムである。
【0005】
これによって、店舗サーバを有する店舗側に、クレジットカード番号といった購入者の決済用認証情報が知られることがなく、悪質店舗による決済用認証情報の悪用等を防ぐことができる。また、現金やクレジットカード等を紛失すると悪用される虞がある反面、移動可能端末を紛失しても該移動可能端末には決済用認証情報が記憶されていないので悪用される虞がない。
【0006】
また本発明は、前記決済手続を特定可能な一意の決済識別情報が生成され、該決済識別情報が前記移動可能端末に伝達され、さらに前記移動可能端末から前記中継サーバへ伝達されることを特徴とする移動可能端末利用決済システムである。
【0007】
これによって、決済手続に対して一意な購入者識別番号が生成されて該購入者識別番号を利用できるので、購入者識別番号を移動可能端末の識別標識として利用することができる。
【0008】
さらに本発明は、前記決済識別情報が記載された紙片を用いかつ前記移動可能端末の操作により、前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達されることを特徴とするものである。
【0009】
これによって、購入者が紙片を見て購入者識別番号を確認し移動可能端末に入力することで、移動可能端末が携帯電話やPHS(パーソナルハンディホンシステム)といった一般的な公衆回線を利用する移動可能端末であっても、購入者の移動可能端末を特定することが可能となり、既存の手段に本発明を容易に適用することができるとともに、この発明である決済システムを容易かつ迅速に普及せしめることができる。
【0010】
そして本発明は、電気的通信手段により前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達されることを特徴とするものである。
【0011】
これによって、購入者が操作をせずに、もしくは容易な操作のみで購入者識別番号を確認し移動可能端末に入力することができるので、さらに利便性が高まる。
【0012】
さらに本発明は、各々通信手段を有している店舗サーバと移動可能端末と中継サーバと認証サーバとを利用する移動可能端末利用決済方法において、決済手続に係る購入物品情報が前記店舗サーバから前記中継サーバへ伝達されたのち、前記移動可能端末に伝達されるプロセスと、前記購入物品情報に対応する決済用認証情報が前記移動可能端末に入力されたのち、前記移動可能端末から前記中継サーバを介して前記認証サーバに伝達されるプロセスと、前記認証サーバにて前記決済用認証情報が認証されるプロセスと、前記認証サーバから前記中継サーバを介して前記店舗サーバに認証結果情報が伝達されるプロセスとからなることを特徴とする移動可能端末利用決済方法である。
【0013】
これによって、購入者が容易かつ安全に商品・サービスを購入することができ、利便性が高まる。
【0014】
さらに本発明は、前記決済手続を特定可能な一意の決済識別情報が生成されるプロセスと、前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達され、さらに前記移動可能端末から前記中継サーバへ伝達されるプロセスとをさらに有することを特徴とする移動可能端末利用決済方法である。
【0015】
これによって、決済手続に対して一意な購入者識別番号が生成されて該購入者識別番号を利用できるので、購入者識別番号を移動可能端末の識別標識として利用することができる。
【0016】
また本発明は、前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達されるプロセスが、前記決済識別情報が記載された紙片を用いられかつ前記移動可能端末の操作により該決済識別情報が伝達されるプロセスからなることを特徴とするものである。
【0017】
これによって、購入者が紙片を見て購入者識別番号を確認し移動可能端末に入力することで、移動可能端末が携帯電話やPHS(パーソナルハンディホンシステム)といった一般的な公衆回線を利用する移動可能端末であっても、購入者の移動可能端末を特定することが可能となり、既存の手段に本発明を容易に適用することができるとともに、この発明である決済システムを容易かつ迅速に普及せしめることができる。
【0018】
さらに本発明は、前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達されるプロセスが、電気的通信手段が用いられることにより前記決済識別情報が伝達されるプロセスからなることを特徴とするものである。
【0019】
これによって、購入者が操作をせずに、もしくは容易な操作のみで購入者識別番号を確認し移動可能端末に入力することができるので、さらに利便性が高まる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図を用いて説明する。
【0021】
図1は、本発明の移動可能端末を用いる決済システムの一実施例の構成を示すものである。同図に示す決済システムは、店舗100と購入者操作用移動可能端末200と中継サーバである決済センタサーバ300と認証サーバであるクレジット会社センタサーバ400と店舗サーバ用通信回線500と移動可能端末用通信回線600とクレジット与信用通信回線700とから構成されている。
【0022】
店舗100には一または複数台のレジスタ110と店舗サーバ120とが配設されており、該店舗サーバ120の内部には、商品情報データベース121と売上情報データベース122と決済情報データベース123と情報処理部124とが設けられている。また、レジスタ110と店舗サーバ120とは店舗内通信内線130によって通信可能に構成されている。
【0023】
また、購入者操作用移動可能端末200が、購入者による操作が可能なように購入者に所持されている。この購入者操作用移動可能端末200は、携帯電話やPHS(パーソナルハンディフォンシステム),PDAや専用端末など、移動させることが可能で購入者が操作することができ、かつ外部と通信可能な端末により構成されている。
【0024】
一方、決済センタサーバ300の内部には、情報処理部301が設けられている。
【0025】
また、クレジット会社センタサーバ400の内部には、与信照会部401と会員情報データベース402とが設けられている。
【0026】
一方、店舗100内の店舗サーバ120と決済センタサーバ300との間には、店舗サーバ用通信回線500が設けられている。また、購入者操作用移動可能端末200と決済センタサーバ300との間に移動可能端末用通信回線600が設けられている。さらに、決済センタサーバ300とクレジット会社センタサーバ400との間には、クレジット与信用通信回線700が設けられている。
【0027】
そして、これらの店舗サーバ用通信回線500や移動可能端末用通信回線600,クレジット与信用通信回線700には、それらに適した通信回線(有線通信回線や無線通信回線,インターネットや専用回線等)が用いられる。また、クレジット与信用通信回線700には、CAFIS(登録商標)等の専用回線なども用いられる。
【0028】
次に、この一実施例の決済処理の流れを図2のフローチャートを用いて説明する。まず、店舗100において販売される種々の商品について、その商品に関する情報(商品コードと商品名,価格,その他付随する種々のデータ等)を、予めレジスタ110から入力し店舗内通信内線130を介して店舗サーバ120の商品情報データベース121に順次格納・保存しておく。
【0029】
そして、購入者が店舗100に訪れ、商品を購入する際には、レジスタ110にて決済が始められる。その際に、商品の包装に印刷されたバーコード等商品識別の標識をレジスタ110によって読み込み、もしくは店員によりレジスタ110に商品コード等を手入力することにより、商品データと購入される商品の個数とをレジスタ110に入力する。
【0030】
入力された商品データと商品個数とがレジスタ110より店舗内通信内線130を介して店舗サーバ120に伝達される。そして、情報処理部124において、伝達されたその商品データと対応する商品データを商品情報データベース121より抽出・取得する(ステップ01)。さらに、該商品データと商品個数とを情報処理部124にて一時保持する。
【0031】
そして、購入者が購入する全ての商品について、上述のステップ01の処理を繰り返す。全ての商品について該処理が終了した後、情報処理部124に一時保存された商品群に関する一または複数の商品データとその各商品の個数と、店舗に関する種々の情報(店舗名やレジスタ番号、担当店員名等)とが購入データとして、店舗サーバ120から店舗サーバ用通信回線500を介して決済センタサーバ300に送出される。
【0032】
決済センタサーバ300に伝達された購入データが、情報処理部301にて受領される。次いで、この購入データが情報処理部301にて一時保持される。
【0033】
また、情報処理部301で購入データが受領された際に、この購入データに対して一意の購入識別情報が生成される(ステップ02)。なお、この購入識別情報は前述の購入者操作用移動可能端末200にて入力可能な数字や文字,記号によって構成される。そして、該購入識別情報が店舗サーバ用通信回線500を介して店舗サーバ120へ送出される。
【0034】
店舗サーバ120にて受領された購入識別情報が店舗内通信内線130を介してレジスタ110へ伝達される。そして、レジスタ110において、該購入識別情報が記載されたレシート紙片の発券を行う(ステップ03)。さらに、店員により該レシート紙片が購入者に手渡される。
【0035】
他方、該レシート紙片を店員より受領した購入者が、購入者操作用移動端末200に予め指定された入力を行うことによって、移動可能端末用通信回線600を介し決済センタサーバ300にアクセスする。そして、前述の購入識別情報を入力するための入力欄を購入者操作用移動端末200において表示するための情報が、決済センタサーバ300の情報処理部301より移動可能端末用通信回線600を介して購入者操作用移動端末200へ送出される。
【0036】
購入者操作用移動端末200に伝達された決済識別情報入力欄に関する情報により、決済識別情報入力欄が図3に示す該購入者操作用移動可能端末200のディスプレイ210に表示される(ステップ04)。購入者がこのディスプレイ210の決済識別情報入力欄211に、購入者操作用移動可能端末200に配設されているボタンを押下することによって、前述のレシート紙片に記載された決済識別情報を入力(ステップ05)したのち、ディスプレイ210上に表示された送信コマンド212に対応する購入者操作用移動可能端末200のボタン221を押下し、決済識別情報を移動可能端末用通信回線600を介して決済センタサーバ300へ送出する。
【0037】
該決済識別情報が決済センタサーバ300に受領されると、この決済識別情報に対応する購入者に関する購入データの一部または全部が、移動可能端末用通信回線600を介して購入者操作用移動可能端末200へ送出され(ステップ06)、図4に示す購入者操作用移動可能端末200のディスプレイ210に表示される(ステップ07)。購入者がこのディスプレイ210の商品情報表示213を確認する。そして、もし表示に誤りがあった場合や購入を取り消す場合には、ディスプレイ210上に表示された購入中止コマンド214に対応する購入者操作用移動可能端末200のボタン222を押下し、購入NGフラグを移動可能端末用通信回線600を介して決済センタサーバ300へ送出する。
【0038】
一方、購入者が商品購入を承諾する場合には、ディスプレイ210上に表示された購入コマンド215に対応する購入者操作用移動可能端末200のボタン221を押下し、ディスプレイ210上に図5に示すクレジットカード情報入力欄216を表示させる(ステップ08)。次いで、購入者が所有するクレジットカードの会員番号や暗証番号等のクレジットカード認証情報を、購入者操作用移動可能端末200に配設されているボタンを押下することによって入力する。そして、ディスプレイ210上に表示された送信コマンド217に対応する購入者操作用移動可能端末200のボタン221を押下し、入力されたクレジットカード認証情報を購入OKフラグとともに移動可能端末用通信回線600を介して決済センタサーバ300へ送出する。
【0039】
決済センタサーバ300に受領されたフラグより、購入の可否を情報処理部301にて判定する(ステップ09)。フラグが購入NGの場合には、情報処理部301にて一時保持していた購入データを基に、店舗100の店舗サーバ120へ店舗サーバ用通信回線500を介して購入NGフラグを送出する。そして、一時保持されていた購入データが破棄される。さらに、店舗サーバ120の情報処理部124に購入NGフラグが伝達されると、その情報処理部124で保持されていた購入データを基に店舗内通信内線130を介して、レジスタ110に購入NGフラグが送出されるとともに、一時保持されていた購入データが破棄される。そして、レジスタ110に購入中止の表示がなされることによって、購入中止として決済処理が終了する。
【0040】
一方、フラグが購入OKの場合には、クレジットカード認証情報が情報処理部301において一時保持されていた購入データの一部または全部(店舗名や商品代合計額等)が付加されて、クレジット与信用通信回線700を介してクレジット会社センタサーバ400に送出される。
【0041】
クレジット会社センタサーバ400に伝達されたクレジットカード認証情報と購入データとが与信照会部401に伝達される。そして、与信照会部401において、クレジットカード認証情報に対応するデータを会員情報データベース402より検索・取得し、これら二つのデータを比較することによって与信照会を行う(ステップ10)。
【0042】
与信照会の結果、与信非承認の場合には、与信NGフラグが与信照会部401からクレジット与信用通信回線700を介して決済センタサーバ300に送出される。また、与信承認の場合には、与信OKフラグが与信照会部401からクレジット与信用通信回線700を介して決済センタサーバ300に送出される。
【0043】
決済センタサーバ300に伝達されたフラグより、与信の結果の成否を情報処理部301にて判定する(ステップ11)。フラグが与信NGの場合には、情報処理部301にて一時保持していた購入データを基に、店舗100の店舗サーバ120へ店舗サーバ用通信回線500を介して与信NGフラグを送出する。そして、一時保持されていた購入データが破棄される。さらに、店舗サーバ120の情報処理部124に与信NGフラグが伝達されると、その情報処理部124で保持されていた購入データを基に店舗内通信内線130を介して、レジスタ110に与信NGフラグが送出されるとともに、一時保持されていた購入データが破棄される。そして、レジスタ110に与信非承認の表示がなされることによって、購入不可として決済処理が終了する。
【0044】
一方、与信承認の場合には、情報処理部301にて一時保持していた購入データを基に、店舗100の店舗サーバ120へ店舗サーバ用通信回線500を介して与信OKフラグを送出する。そして、一時保持されていた購入データが破棄される。さらに、店舗サーバ120の情報処理部124に与信OKフラグが伝達されると、その情報処理部124で保持されていた購入データを基に店舗内通信内線130を介して、レジスタ110に決済完了フラグが送出されるとともに、一時保持されていた購入データが売上情報データベース122と決済情報データベース123に格納・保存される(ステップ12)。
【0045】
レジスタ110では、決済完了フラグを受領すると、領収書であるレシート紙片の発券を行う。該レシート紙片には、店舗名やレジスタ固有番号、商品名や商品コード、商品単価や購入個数のみならず、移動可能端末によるクレジットカード決済に関する情報の内の一部または全部が記載され、また、必要に応じて他の情報も記載される。そして、店員がこのレシート紙片とともに商品を購入者に手渡す。
【0046】
なお、後日、クレジット会社センタサーバ400を有するクレジットカード会社が、商品を購入した購入者よりその商品の代金を回収する。そして、該クレジット会社が店舗100において販売された商品に関して、複数の購入者の商品代金を合算し、店舗100に支払う。
【0047】
なお、本発明の一実施例では、購入識別情報を購入者に通知するものとしてレシート紙片が用いられたが、本発明はこれに限定されることはなく、近傍間通信手段といった種々の通信手段を用いることにより、電気的にレジスタから購入者操作用移動可能端末に購入識別情報を通知することもできる。
【0048】
また、本発明は上記の実施例に限定されることはなく、特許請求の範囲内で種々の変更や応用が可能である。
【0049】
【発明の効果】
本発明により以下の効果を奏する。
【0050】
本発明の移動可能端末を用いた決済システムでは、商品の購入者が現金やクレジットカード,デビッドカード等を持ち歩く必要がないため、紛失や盗難の虞がない。なお、本発明の移動可能端末を紛失,盗難にあっても、クレジットカード固有の情報が該移動可能端末には存在しないため、情報漏洩や悪用の虞がない。
【0051】
また、クレジットカード固有の情報をクレジットカード会社以外では移動可能端末用決済サーバセンタのみ知りうるので、悪質店舗によるクレジットカード固有の情報の窃取を防ぐことができる。
【0052】
さらに、決済識別情報が紙片や電気的な手段によって購入者に伝達されるので、購入者が決済識別情報を移動可能端末に入力して、その結果携帯電話やPHS(パーソナルハンディホンシステム)といった既に広く普及している通信手段を利用しても購入者の移動可能端末を特定することができ、この決済システムを容易かつ迅速に普及せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例における移動可能端末のディスプレイを示す図である。
【図4】本発明の一実施例における移動可能端末のディスプレイを示す図である。
【図5】本発明の一実施例における移動可能端末のディスプレイを示す図である。
【符号の説明】
100 店舗
200 購入者操作用移動可能端末
300 決済センタサーバ
400 クレジット会社センタサーバ
500 店舗サーバ用通信回線
600 移動可能端末用通信回線
700 クレジット与信用通信回線
Claims (8)
- 各々通信手段を有している店舗サーバと移動可能端末と中継サーバと認証サーバとからなる移動可能端末利用決済システムにおいて、
決済手続に係る購入物品情報が前記店舗サーバから前記中継サーバへ伝達されたのち、前記移動可能端末に伝達され、
前記購入物品情報に対応する決済用認証情報が前記移動可能端末に入力されたのち、前記移動可能端末から前記中継サーバを介して前記認証サーバに伝達され、
前記認証サーバにて前記決済用認証情報が認証され、
前記認証サーバから前記中継サーバを介して前記店舗サーバに認証結果情報が伝達され
ることにより決済手続を行うことを特徴とする移動可能端末利用決済システム。 - 前記決済手続を特定可能な一意の決済識別情報が生成され、
該決済識別情報が前記移動可能端末に伝達され、さらに前記移動可能端末から前記中継サーバへ伝達され
ることを特徴とする請求項1記載の移動可能端末利用決済システム。 - 前記決済識別情報が記載された紙片を用いかつ前記移動可能端末の操作により、前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達されることを特徴とする請求項2記載の移動可能端末利用決済システム。
- 電気的通信手段により前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達されることを特徴とする請求項2記載の移動可能端末利用決済システム。
- 各々通信手段を有している店舗サーバと移動可能端末と中継サーバと認証サーバとを利用する移動可能端末利用決済方法において、
決済手続に係る購入物品情報が前記店舗サーバから前記中継サーバへ伝達されたのち、前記移動可能端末に伝達されるプロセスと、
前記購入物品情報に対応する決済用認証情報が前記移動可能端末に入力されたのち、前記移動可能端末から前記中継サーバを介して前記認証サーバに伝達されるプロセスと、
前記認証サーバにて前記決済用認証情報が認証されるプロセスと、
前記認証サーバから前記中継サーバを介して前記店舗サーバに認証結果情報が伝達されるプロセスと
を有することを特徴とする移動可能端末利用決済方法。 - 前記決済手続を特定可能な一意の決済識別情報が生成されるプロセスと、
前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達され、さらに前記移動可能端末から前記中継サーバへ伝達されるプロセスと
をさらに有することを特徴とする請求項3記載の移動可能端末利用決済方法。 - 前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達されるプロセスが、前記決済識別情報が記載された紙片を用いられかつ前記移動可能端末の操作により該決済識別情報が伝達されるプロセスからなることを特徴とする請求項6記載の移動可能端末利用決済方法。
- 前記決済識別情報が前記移動可能端末に伝達されるプロセスが、電気的通信手段が用いられることにより前記決済識別情報が伝達されるプロセスからなることを特徴とする請求項6記載の移動可能端末利用決済方法。
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-
2002
- 2002-11-20 JP JP2002336503A patent/JP2004171276A/ja active Pending
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