JP2004171173A - 電子メールを用いた投票システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】メールを用いた投票を可能とするシステムを提供すること。
【解決手段】複数の選択肢にそれぞれが対応する複数のメール・アドレスに宛てて発信されたメールを受信する手段(102、202)と、受信されたメールからヘッダ部分を抽出し本文部分を破棄する手段(201)と、抽出されたヘッダを、そのヘッダに含まれている前記メール・アドレスごとに記憶する手段(206)と、記憶されているヘッダの数を、そのヘッダに含まれているメール・アドレス別に、リアルタイムで集計する手段(103)と、集計されたヘッダの数を複数の選択肢への投票結果として表示する手段(103)とを備えたシステムが提供される。書き込みを高速化するために、記憶手段(206)としてはRAMディスクが用いられることが好ましい。
【選択図】 図2
【解決手段】複数の選択肢にそれぞれが対応する複数のメール・アドレスに宛てて発信されたメールを受信する手段(102、202)と、受信されたメールからヘッダ部分を抽出し本文部分を破棄する手段(201)と、抽出されたヘッダを、そのヘッダに含まれている前記メール・アドレスごとに記憶する手段(206)と、記憶されているヘッダの数を、そのヘッダに含まれているメール・アドレス別に、リアルタイムで集計する手段(103)と、集計されたヘッダの数を複数の選択肢への投票結果として表示する手段(103)とを備えたシステムが提供される。書き込みを高速化するために、記憶手段(206)としてはRAMディスクが用いられることが好ましい。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広くは、インターネットを利用した電子メールの分野に関し、更に詳しくは、電子メールを用いて投票を行うことを可能にするメール・サーバの管理及び運用技術に関する。
【0002】
なお、この出願では、「電子メール」又は単に「メール」とは、TCP/IPプロトコルを用いた地球規模のパケット通信ネットワークであるインターネットを介して送受信される情報通信を意味し、携帯電話(PHSを含む)端末を用いて送受信されるメッセージも含むものとする。
【0003】
【従来の技術】
従来から、テレビ番組において、(1)それぞれに1つの電話番号が割り当てられた複数の選択肢を番組中に視聴者に提示し、(2)視聴者は自分が選択した選択肢に対応する電話番号に電話をかけ、(3)各選択肢に向けられた視聴者からの電話の本数を集計する、という電話を利用した投票が行われている。投票の集計は、例えば5秒ごとに行われて、テレビ画面に表示される。また、このような態様の電話投票は、テレビ番組だけでなく、例えば雑誌や新聞などの印刷媒体でも、読者からの反応を調査するために用いられている。テレビ局や出版社は、電話会社との間で契約を締結した上で、このようなサービスの提供を受ける。電話会社の側では、短時間の間に膨大な数のコールを受信しても、輻輳が生じず、受信を告げるテープ・メッセージが流れるなどの準備をする。この電話投票は、通常、「テレゴング」というサービス名で呼ばれている。
【0004】
例えば、テレゴングに関し、集英社刊行の『イミダス(2000年版)』には次のような記載がある。「電話投票システム。NTTが1993年から開始したサービスで、いくつかの選択肢を設け、その選択肢ごとに電話番号を決めて、視聴者がその番号にダイヤルすると、自動的にその件数が集計され、テレビ画面に表示される仕組み。テレビ局による利用件数は年間300件を超えるという。世論調査とは違って厳密な標本抽出の手続きがなされていないから、電話をかけた人々の選択結果が示されるに過ぎない。テレビ局は報道番組での使用には慎重な姿勢を示している。」
しかし、今日では、通信手段は伝統的な電話に限られない。すなわち、電話に加えてインターネットが広く普及し、職場や自宅、更には無線接続を用いて任意の場所で、パーソナル・コンピュータなどを用いたウェブ・ページを閲覧やメールの送受信が日常的になされている。また、現在では、インターネットの利用という点では、パーソナル・コンピュータを用いるだけでなく、携帯電話をインターネットへの接続端末として用いる方法が非常に広く普及している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような現在の状況を考慮すれば、従来から行われている電話による投票に加えて、メールを利用した投票の可能性を探るのは自然であろう。
【0006】
実際にも、最近、あるテレビ局の番組において、メールを用いた漫才師の人気投票が試みられたことがあった。その番組では、漫才師一人一人に固有のメール・アドレスを割り当て、視聴者は、面白かった漫才師に割り当てられているメール・アドレスに宛ててメールを送信するという方法が用いられた。これは、既に述べた電話による投票と同様である。
【0007】
インターネット・サービス・プロバイダは、それぞれが固有のドメインを有する法人向けのメール・サービスを運営していく際には、一般的な状況下で予想されるメールの送受信の総量を考慮しながら、1つのサーバの中になるべく多くの法人顧客を収容することを念頭においてシステムを設計・運用する。個人向けのメール・サービスの場合も基本的には同様であり、1人のユーザが通常使用すると予想されるメール送受信の総量を考慮して、1つのサーバに収容すべきメール・ボックスの数を決定する。従って、漫才師人気投票のような短時間の間に極端に多くのメールが配送されてくるような使用方法は、メール・サーバが設計される際には予測されていない。このため、実際には、上述のメールによる漫才師人気投票は失敗に終わったのであった。その理由は、その番組においてメール投票が行われたときに、メール・サーバが過負荷となり、すべてのメールを受け切ることができなかったからである。
【0008】
【課題を解決するために手段】
そこで、本発明は、短期間に送信されたメールをすべて受信し、受信されたメール数を集計することができるように構成されたメール・サーバを含むメール投票システムを提供することを目的とする。
【0009】
本発明の実施例によると、インターネットを経由して送受信されるメールを利用した投票を可能にするシステムであって、(1)予め設定され提示された複数の選択肢にそれぞれが対応する複数のメール・アドレスに宛てて発信されたメールを受信する手段と、(2)受信されたメールからヘッダ部分を抽出し本文部分を破棄する抽出及び破棄手段と、(3)前記抽出及び破棄手段によって抽出されたヘッダを、そのヘッダに含まれている前記メール・アドレスごとに記憶する記憶手段と、(4)前記記憶手段に記憶されているヘッダの数を、そのヘッダに含まれている前記メール・アドレス別に、リアルタイムで集計する集計手段と、(5)前記集計手段によって集計されたヘッダの数を前記複数の選択肢への投票結果として表示する手段と、を備えているシステムが提供される。
【0010】
特に、本発明によるシステムにおいて用いられる記憶装置は、その書き込み速度を高速化するために、RAMディスクであることが好ましい。
また、本発明によるシステムでは、受信したメールの発信元に関する情報が記憶されているデータベースを構築することもできる。
【0011】
また、本発明によるシステムは、前記集計手段による集計を所定の時点で停止させる手段を更に備えているように構成することもできる。この停止手段によって、例えば、ウェブ・ページで閲覧することができる投票結果をある時点で停止させることができ、投票が永久に継続することを回避できる。
【0012】
本発明を別の角度から考察すると、上記のメール投票システムを実現するためのメール・サーバ制御方法も提供される。更に、このメール・サーバ制御方法に含まれているステップを実現する命令によって構成されるコンピュータ・プログラムが記憶されたコンピュータ可読な記憶媒体自体も本発明の1つの存在形式であると考えられる。そして、このメール・サーバ制御方法に含まれているステップを実現する命令によって構成されるコンピュータ・プログラムそのものも本発明の1つの存在形式であると考えることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
インターネット経由でのメールの送信及び受信は、一般に、次のような態様で行われる。メールは、発信者から受信者に宛てて送信されると、発信者のインターネット・サービス・プロバイダとインターネットとを経由して、受信者のインターネット・サービス・プロバイダに届けられ、その特定の受信者に割り当てられたメール・ボックスに一時的に記憶される。受信者は、メール・クライアントから自分のメール・ボックスにアクセスすることにより、記憶されているメールを閲覧できる。ここで、メール・ボックスに一時的に記憶されるというのは、より具体的には、ハードディスクへの一時的な記憶がなされるということである。従って、発信者から受信者に向けてメールが送られるたびに、その特定の受信者に割り当てられたメール・ボックスとして機能するハードディスク上のある記憶領域にメールが書き込まれることが必要となる。このように見ると、多数のメールを短時間の間に受信するには、ハードディスク上に大きな記憶領域が必要となるし、書き込みに要する時間も無視することができない。
【0014】
テレビ番組においてメールを利用した投票を行うことを考えると、短時間の間に、極端に多くのメールが選択肢として視聴者に提示された少数のメール・アドレスに向けて集中的に送られることになる。従って、この記憶領域と書き込み時間との問題を適切に解決しなければ、上述した漫才師人気投票がうまくいかなかったのと同じ事態が生じてしまう。
【0015】
そこで、メールの構成要素を考察してみると、通常のメールは、配送状況や宛先等が書かれているヘッダ部分と、データ部分(本文)とで構成されている。通常のメールであれば、本文とは、発信者から受信者に宛てたメッセージであり、受信者は、このメールを受信すると、発信者からのメッセージを読むことができる。
【0016】
しかし、本発明によるメール投票システムでは、メッセージの伝達は目的ではなく、どのメール・アドレス宛てに何通のメールが送信されたのか、つまり、どの選択肢に対して何通の投票がなされたのか、だけが意味を有する。そのように考えると、メールの本文は、本発明の目的からすると、必要のない部分であるといえる。従って、本発明によるメール投票システムでは、受信されるメールの本文はすべて破棄し、投票の集計に必要なデータだけをメールのヘッダ部分から抽出する。これにより、ハードディスクに一時的に記憶しなければならないデータ量が減少し、ハードディスクへの書き込み時間も大幅に短縮される。
【0017】
次に、本発明によるメール投票システムにおいて、受信されたメール数すなわち投票数を、どのように集計しこのシステムの利用者に集計結果を提供するのかは、次の通りである。
【0018】
本発明の場合とは異なる一般のメール受信をメール・クライアント端末から確認する場合には、メール・クライアント(=メール送受信用ソフトウェア、メーラ)を用いて、メール・ボックス内のメールをダウンロードすることにより、メールの内容を確認する。しかし、本発明によるメール投票システムでは、受信したメールから本文を取り除き破棄しているため、記憶されているのはメールのヘッダ部分だけであり、それを特にメール・クライアントを用いてダウンロードしてもそれほど意味がない。従って、このメール投票システムでは、投票結果告知用のウェブ・ページを開設し、ウェブ・ブラウザを用いてそのウェブ・ページを閲覧すれば、単純に何通のメールがどの選択肢に宛てて受信されたのかだけを知ることができることとした。従って、ウェブ・ブラウザを立ち上げ、本発明のシステム内のウェブ・サーバに通信するだけで、投票結果を知ることができる。
【0019】
次に図面を参照して、本発明によるメール投票システムにおけるデータの流れと、システムの動作とを説明する。
図1には、本発明によるメール投票システムにおけるデータの流れが示されている。例えば、あるテレビ番組において、5つの選択肢A〜Eと、選択肢A〜Eのそれぞれに対応する5つのメール・アドレスとがテレビ画面上に示され、視聴者に対し、いずれかの選択肢に対応するメール・アドレスにメールを送ることによってどれか1つの選択肢に投票してほしいという呼びかけがアナウンスされる、という例を考える。この場合、例えば、ある視聴者すなわち投票者V1は、5つの中から1つの選択肢、例えばBを選び、そのBに対応するメール・アドレスに宛ててメール・クライアント101(1)からメールを送ることにより投票を行う。送られたメールは、投票を管理しているテレビ局のメール・サーバ102の中の選択肢Bに対応するメール・ボックスに記憶される。ただし、記憶される前に、メールを構成するパケットのヘッダ部分だけが抽出され、本文は破棄される。従って、記憶されているのはメールのヘッダ部分のみである。同様に、別の視聴者すなわち投票者V2が選択肢Cを選択して別のメール・クライアント101(2)からメールを送れば、メール・サーバ102の中の選択肢Cに対応するメール・ボックスにヘッダ部分だけが記憶される。集計に関しては、メール・サーバ102は、それぞれの選択肢に対応するメールを受信すると直ちに、どの選択肢に対する投票であったのかを伝達するデータをウェブ・サーバ103に送る。ウェブ・サーバ103では、メール・サーバ102からこのデータを受け取るたびに、カウンタによるカウントアップが行われる。このようにして、投票数の集計がリアルタイムで行われ、テレビ局の担当者は、対応するウェブ・ページにウェブ・ブラウザを用いてアクセスすることにより、投票結果をリアルタイムで知ることができる。また、投票状況を、リアルタイムでテレビの画面上に表示することも可能である。
【0020】
更に、メール・サーバ102に記憶されたヘッダ部分に含まれるそれぞれのメールに関する情報を、データベース104に記憶することもできる。メールに関する情報には、発信者のメール・アドレスが含まれる。データベース104を設けることによって、例えば、発信者のメール・アドレスのリストをデータベース104に記憶しておき、そのリストを用いて、投票終了後に「投票ありがとうメール」を投票者すべてに向けて送ることもできる。あるいは、従来のテレゴングにおいて「カットスルー」と称されている機能(投票のための電話の中からいくつかを選択して、投票が進行しているテレビ・スタジオと直接につなぎ、視聴者からの「生の声」を番組中に聞く機能)と類似しているが、発信者のメール・アドレスの中から一部を無作為に抽出して、「投票ありがとうメール」とは別に、「ご意見募集メール」など、投票者からのメールによるフィードバックを依頼することもできる。
【0021】
なお、メール送信による投票に時間的な期限を設定するために、ウェブ・ページにおいてメール数をカウントアップするカウンタには停止機能を備えておくことが好ましい。停止のタイミングが設定されていないと、一定の時間期間内での集計が不可能となるからである。
【0022】
次に、図2を参照すると、本発明によるメール投票システムを実現するメール・サーバ102の構成要素の概要と、メール・サーバ102とインターネット207を介して接続されたメール・クライアント101(1〜n)と、同じくメール・サーバ102とインターネット207を介して接続されたウェブ・サーバ103とが図解されている。既に説明したデータの流れを、図2におけるそれぞれの構成要素との関係で再説する。
【0023】
メール・クライアント101(1〜n)から特定の選択肢と関連付けられたアドレス宛のメールが送られると、このメールは、インターネット207を介してメール・サーバ102に到着する。メール・サーバ102の内部では、メールは、通信インターフェース202及びバス203を介してメイン・メモリ204に至り、CPU201の動作によりその本文が廃棄されヘッダ部分だけが抽出された後で、記憶装置206に書き込まれる。CPU201は、ROM205に記憶されている本発明によるメール投票システムを実装しているソフトウェアを実行することによって、この本文の廃棄とヘッダの書き込みとを行う。
【0024】
一般に、メール・サーバにおける記憶装置としてはハードディスクが用いられるのが通常であるが、これは、受信メールの数がおおよそ毎秒10通程度であるという想定を前提としている。しかし、本発明によるメール投票システムにおけるメール・サーバ102のように、受信メール数が毎秒70−100通程度にまで到達することが予想される場合には、受信したメールからヘッダだけを抽出してデータ量を縮小しているとしても、記憶装置206への書き込みに要する時間を無視することはできない。従って、書き込みの処理速度を高速化するために、本発明によるメール・サーバ102では、記憶装置206としては、一般的なハードディスクではなく、その代わりに、書き込み速度がハードディスクよりも高速なRAMディスクを用いることが好ましい。また、ソフトウェアのレベルでも、大量のメール受信だけに機能を特化することによって、処理速度の高速化を試みることが好ましい。
【0025】
メールの本文が廃棄されヘッダが抽出されると、抽出されたヘッダは、好ましくはRAMディスクである記憶装置206の上の、宛先のメール・アドレスすなわち選択肢に割り当てられている領域に書き込まれる。例えば、選択肢が上述した場合のようにA〜Eの5つであれば、5つの領域に分けられて記憶される。それぞれの領域に記憶されている受信メールの数は、リアルタイムで、通信インターフェース202を経て、インターネット207を介してウェブ・サーバ103に伝達される。もちろん、ウェブ・サーバ103は、メール・サーバ102が物理的に存在している位置と実質的に同じ位置におかれていることもありうる(例えば、同じインターネット・サービス・プロバイダの施設内)ので、この通信は、インターネットではなくLAN等を経由してなされることもある。そして、テレビ局の担当者は、このウェブ・サーバ103において構築されているウェブ・ページにアクセスすることにより、それぞれの時点での投票結果を知ることができる。また、投票状況をリアルタイムでテレビの画面上に表示させ、投票者を含むテレビの視聴者が投票結果を逐一見ることができるように構成することもできる。
【0026】
データベース104は、記憶装置206に記憶されているヘッダの中の発信者のメール・アドレス等を、容易に検索可能な態様に記憶している。
【0027】
【発明の効果】
以上で説明したように、本発明によるメール投票システムを用いると、従来型の電話投票に代わって、メールによる投票が実現可能となる。メールの利用に関しては、パーソナル・コンピュータによる送受信以上に、携帯電話端末を用いた送受信が特に中高生から大学生を中心にして極めて広範囲に普及している現状を鑑みると、これらの層に属する視聴者からのフィードバックを得る手段として、本発明によるメール投票システムは、テレビやラジオの番組作成において非常に有益であると考えられる。
【0028】
なお、現時点では、メールの発信者を厳密に特定するのは技術的に困難であることは否定できない。従って、メールによる投票を、1人1票の原則が遵守されなければならない性格を有する議員や首長の選挙や、株主総会における投票などに利用するためには、克服しなければ課題が存在していることは確かである。しかし、将来的にそのような認証手段が確立されれば、本発明によるメール投票システムは、そのような認証手段を組み入れることによって、公的な性格を有する投票においても、利用可能となると考えられる。すなわち、本発明によるメール投票システムは、メール本文の破棄と、RAMディスクなどの高速記憶装置の利用といういわば「コロンブスの卵」的な2つの比較的単純な構成を中心にして実現されているのであるが、インターネットを介した投票システムが将来公的に利用される段階に至っても、それをささえる技術的基礎として機能することは確実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明によるメール投票システムにおけるデータの流れを示す図である。
【図2】
本発明によるメール投票システムを実現するメール・サーバの構成要素と、このメール・サーバにインターネットを介して接続されているメール・クライアントと、同じくこのメール・サーバにインターネットを介して接続されているウェブ・サーバとの概要を示している。
【発明の属する技術分野】
本発明は、広くは、インターネットを利用した電子メールの分野に関し、更に詳しくは、電子メールを用いて投票を行うことを可能にするメール・サーバの管理及び運用技術に関する。
【0002】
なお、この出願では、「電子メール」又は単に「メール」とは、TCP/IPプロトコルを用いた地球規模のパケット通信ネットワークであるインターネットを介して送受信される情報通信を意味し、携帯電話(PHSを含む)端末を用いて送受信されるメッセージも含むものとする。
【0003】
【従来の技術】
従来から、テレビ番組において、(1)それぞれに1つの電話番号が割り当てられた複数の選択肢を番組中に視聴者に提示し、(2)視聴者は自分が選択した選択肢に対応する電話番号に電話をかけ、(3)各選択肢に向けられた視聴者からの電話の本数を集計する、という電話を利用した投票が行われている。投票の集計は、例えば5秒ごとに行われて、テレビ画面に表示される。また、このような態様の電話投票は、テレビ番組だけでなく、例えば雑誌や新聞などの印刷媒体でも、読者からの反応を調査するために用いられている。テレビ局や出版社は、電話会社との間で契約を締結した上で、このようなサービスの提供を受ける。電話会社の側では、短時間の間に膨大な数のコールを受信しても、輻輳が生じず、受信を告げるテープ・メッセージが流れるなどの準備をする。この電話投票は、通常、「テレゴング」というサービス名で呼ばれている。
【0004】
例えば、テレゴングに関し、集英社刊行の『イミダス(2000年版)』には次のような記載がある。「電話投票システム。NTTが1993年から開始したサービスで、いくつかの選択肢を設け、その選択肢ごとに電話番号を決めて、視聴者がその番号にダイヤルすると、自動的にその件数が集計され、テレビ画面に表示される仕組み。テレビ局による利用件数は年間300件を超えるという。世論調査とは違って厳密な標本抽出の手続きがなされていないから、電話をかけた人々の選択結果が示されるに過ぎない。テレビ局は報道番組での使用には慎重な姿勢を示している。」
しかし、今日では、通信手段は伝統的な電話に限られない。すなわち、電話に加えてインターネットが広く普及し、職場や自宅、更には無線接続を用いて任意の場所で、パーソナル・コンピュータなどを用いたウェブ・ページを閲覧やメールの送受信が日常的になされている。また、現在では、インターネットの利用という点では、パーソナル・コンピュータを用いるだけでなく、携帯電話をインターネットへの接続端末として用いる方法が非常に広く普及している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような現在の状況を考慮すれば、従来から行われている電話による投票に加えて、メールを利用した投票の可能性を探るのは自然であろう。
【0006】
実際にも、最近、あるテレビ局の番組において、メールを用いた漫才師の人気投票が試みられたことがあった。その番組では、漫才師一人一人に固有のメール・アドレスを割り当て、視聴者は、面白かった漫才師に割り当てられているメール・アドレスに宛ててメールを送信するという方法が用いられた。これは、既に述べた電話による投票と同様である。
【0007】
インターネット・サービス・プロバイダは、それぞれが固有のドメインを有する法人向けのメール・サービスを運営していく際には、一般的な状況下で予想されるメールの送受信の総量を考慮しながら、1つのサーバの中になるべく多くの法人顧客を収容することを念頭においてシステムを設計・運用する。個人向けのメール・サービスの場合も基本的には同様であり、1人のユーザが通常使用すると予想されるメール送受信の総量を考慮して、1つのサーバに収容すべきメール・ボックスの数を決定する。従って、漫才師人気投票のような短時間の間に極端に多くのメールが配送されてくるような使用方法は、メール・サーバが設計される際には予測されていない。このため、実際には、上述のメールによる漫才師人気投票は失敗に終わったのであった。その理由は、その番組においてメール投票が行われたときに、メール・サーバが過負荷となり、すべてのメールを受け切ることができなかったからである。
【0008】
【課題を解決するために手段】
そこで、本発明は、短期間に送信されたメールをすべて受信し、受信されたメール数を集計することができるように構成されたメール・サーバを含むメール投票システムを提供することを目的とする。
【0009】
本発明の実施例によると、インターネットを経由して送受信されるメールを利用した投票を可能にするシステムであって、(1)予め設定され提示された複数の選択肢にそれぞれが対応する複数のメール・アドレスに宛てて発信されたメールを受信する手段と、(2)受信されたメールからヘッダ部分を抽出し本文部分を破棄する抽出及び破棄手段と、(3)前記抽出及び破棄手段によって抽出されたヘッダを、そのヘッダに含まれている前記メール・アドレスごとに記憶する記憶手段と、(4)前記記憶手段に記憶されているヘッダの数を、そのヘッダに含まれている前記メール・アドレス別に、リアルタイムで集計する集計手段と、(5)前記集計手段によって集計されたヘッダの数を前記複数の選択肢への投票結果として表示する手段と、を備えているシステムが提供される。
【0010】
特に、本発明によるシステムにおいて用いられる記憶装置は、その書き込み速度を高速化するために、RAMディスクであることが好ましい。
また、本発明によるシステムでは、受信したメールの発信元に関する情報が記憶されているデータベースを構築することもできる。
【0011】
また、本発明によるシステムは、前記集計手段による集計を所定の時点で停止させる手段を更に備えているように構成することもできる。この停止手段によって、例えば、ウェブ・ページで閲覧することができる投票結果をある時点で停止させることができ、投票が永久に継続することを回避できる。
【0012】
本発明を別の角度から考察すると、上記のメール投票システムを実現するためのメール・サーバ制御方法も提供される。更に、このメール・サーバ制御方法に含まれているステップを実現する命令によって構成されるコンピュータ・プログラムが記憶されたコンピュータ可読な記憶媒体自体も本発明の1つの存在形式であると考えられる。そして、このメール・サーバ制御方法に含まれているステップを実現する命令によって構成されるコンピュータ・プログラムそのものも本発明の1つの存在形式であると考えることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
インターネット経由でのメールの送信及び受信は、一般に、次のような態様で行われる。メールは、発信者から受信者に宛てて送信されると、発信者のインターネット・サービス・プロバイダとインターネットとを経由して、受信者のインターネット・サービス・プロバイダに届けられ、その特定の受信者に割り当てられたメール・ボックスに一時的に記憶される。受信者は、メール・クライアントから自分のメール・ボックスにアクセスすることにより、記憶されているメールを閲覧できる。ここで、メール・ボックスに一時的に記憶されるというのは、より具体的には、ハードディスクへの一時的な記憶がなされるということである。従って、発信者から受信者に向けてメールが送られるたびに、その特定の受信者に割り当てられたメール・ボックスとして機能するハードディスク上のある記憶領域にメールが書き込まれることが必要となる。このように見ると、多数のメールを短時間の間に受信するには、ハードディスク上に大きな記憶領域が必要となるし、書き込みに要する時間も無視することができない。
【0014】
テレビ番組においてメールを利用した投票を行うことを考えると、短時間の間に、極端に多くのメールが選択肢として視聴者に提示された少数のメール・アドレスに向けて集中的に送られることになる。従って、この記憶領域と書き込み時間との問題を適切に解決しなければ、上述した漫才師人気投票がうまくいかなかったのと同じ事態が生じてしまう。
【0015】
そこで、メールの構成要素を考察してみると、通常のメールは、配送状況や宛先等が書かれているヘッダ部分と、データ部分(本文)とで構成されている。通常のメールであれば、本文とは、発信者から受信者に宛てたメッセージであり、受信者は、このメールを受信すると、発信者からのメッセージを読むことができる。
【0016】
しかし、本発明によるメール投票システムでは、メッセージの伝達は目的ではなく、どのメール・アドレス宛てに何通のメールが送信されたのか、つまり、どの選択肢に対して何通の投票がなされたのか、だけが意味を有する。そのように考えると、メールの本文は、本発明の目的からすると、必要のない部分であるといえる。従って、本発明によるメール投票システムでは、受信されるメールの本文はすべて破棄し、投票の集計に必要なデータだけをメールのヘッダ部分から抽出する。これにより、ハードディスクに一時的に記憶しなければならないデータ量が減少し、ハードディスクへの書き込み時間も大幅に短縮される。
【0017】
次に、本発明によるメール投票システムにおいて、受信されたメール数すなわち投票数を、どのように集計しこのシステムの利用者に集計結果を提供するのかは、次の通りである。
【0018】
本発明の場合とは異なる一般のメール受信をメール・クライアント端末から確認する場合には、メール・クライアント(=メール送受信用ソフトウェア、メーラ)を用いて、メール・ボックス内のメールをダウンロードすることにより、メールの内容を確認する。しかし、本発明によるメール投票システムでは、受信したメールから本文を取り除き破棄しているため、記憶されているのはメールのヘッダ部分だけであり、それを特にメール・クライアントを用いてダウンロードしてもそれほど意味がない。従って、このメール投票システムでは、投票結果告知用のウェブ・ページを開設し、ウェブ・ブラウザを用いてそのウェブ・ページを閲覧すれば、単純に何通のメールがどの選択肢に宛てて受信されたのかだけを知ることができることとした。従って、ウェブ・ブラウザを立ち上げ、本発明のシステム内のウェブ・サーバに通信するだけで、投票結果を知ることができる。
【0019】
次に図面を参照して、本発明によるメール投票システムにおけるデータの流れと、システムの動作とを説明する。
図1には、本発明によるメール投票システムにおけるデータの流れが示されている。例えば、あるテレビ番組において、5つの選択肢A〜Eと、選択肢A〜Eのそれぞれに対応する5つのメール・アドレスとがテレビ画面上に示され、視聴者に対し、いずれかの選択肢に対応するメール・アドレスにメールを送ることによってどれか1つの選択肢に投票してほしいという呼びかけがアナウンスされる、という例を考える。この場合、例えば、ある視聴者すなわち投票者V1は、5つの中から1つの選択肢、例えばBを選び、そのBに対応するメール・アドレスに宛ててメール・クライアント101(1)からメールを送ることにより投票を行う。送られたメールは、投票を管理しているテレビ局のメール・サーバ102の中の選択肢Bに対応するメール・ボックスに記憶される。ただし、記憶される前に、メールを構成するパケットのヘッダ部分だけが抽出され、本文は破棄される。従って、記憶されているのはメールのヘッダ部分のみである。同様に、別の視聴者すなわち投票者V2が選択肢Cを選択して別のメール・クライアント101(2)からメールを送れば、メール・サーバ102の中の選択肢Cに対応するメール・ボックスにヘッダ部分だけが記憶される。集計に関しては、メール・サーバ102は、それぞれの選択肢に対応するメールを受信すると直ちに、どの選択肢に対する投票であったのかを伝達するデータをウェブ・サーバ103に送る。ウェブ・サーバ103では、メール・サーバ102からこのデータを受け取るたびに、カウンタによるカウントアップが行われる。このようにして、投票数の集計がリアルタイムで行われ、テレビ局の担当者は、対応するウェブ・ページにウェブ・ブラウザを用いてアクセスすることにより、投票結果をリアルタイムで知ることができる。また、投票状況を、リアルタイムでテレビの画面上に表示することも可能である。
【0020】
更に、メール・サーバ102に記憶されたヘッダ部分に含まれるそれぞれのメールに関する情報を、データベース104に記憶することもできる。メールに関する情報には、発信者のメール・アドレスが含まれる。データベース104を設けることによって、例えば、発信者のメール・アドレスのリストをデータベース104に記憶しておき、そのリストを用いて、投票終了後に「投票ありがとうメール」を投票者すべてに向けて送ることもできる。あるいは、従来のテレゴングにおいて「カットスルー」と称されている機能(投票のための電話の中からいくつかを選択して、投票が進行しているテレビ・スタジオと直接につなぎ、視聴者からの「生の声」を番組中に聞く機能)と類似しているが、発信者のメール・アドレスの中から一部を無作為に抽出して、「投票ありがとうメール」とは別に、「ご意見募集メール」など、投票者からのメールによるフィードバックを依頼することもできる。
【0021】
なお、メール送信による投票に時間的な期限を設定するために、ウェブ・ページにおいてメール数をカウントアップするカウンタには停止機能を備えておくことが好ましい。停止のタイミングが設定されていないと、一定の時間期間内での集計が不可能となるからである。
【0022】
次に、図2を参照すると、本発明によるメール投票システムを実現するメール・サーバ102の構成要素の概要と、メール・サーバ102とインターネット207を介して接続されたメール・クライアント101(1〜n)と、同じくメール・サーバ102とインターネット207を介して接続されたウェブ・サーバ103とが図解されている。既に説明したデータの流れを、図2におけるそれぞれの構成要素との関係で再説する。
【0023】
メール・クライアント101(1〜n)から特定の選択肢と関連付けられたアドレス宛のメールが送られると、このメールは、インターネット207を介してメール・サーバ102に到着する。メール・サーバ102の内部では、メールは、通信インターフェース202及びバス203を介してメイン・メモリ204に至り、CPU201の動作によりその本文が廃棄されヘッダ部分だけが抽出された後で、記憶装置206に書き込まれる。CPU201は、ROM205に記憶されている本発明によるメール投票システムを実装しているソフトウェアを実行することによって、この本文の廃棄とヘッダの書き込みとを行う。
【0024】
一般に、メール・サーバにおける記憶装置としてはハードディスクが用いられるのが通常であるが、これは、受信メールの数がおおよそ毎秒10通程度であるという想定を前提としている。しかし、本発明によるメール投票システムにおけるメール・サーバ102のように、受信メール数が毎秒70−100通程度にまで到達することが予想される場合には、受信したメールからヘッダだけを抽出してデータ量を縮小しているとしても、記憶装置206への書き込みに要する時間を無視することはできない。従って、書き込みの処理速度を高速化するために、本発明によるメール・サーバ102では、記憶装置206としては、一般的なハードディスクではなく、その代わりに、書き込み速度がハードディスクよりも高速なRAMディスクを用いることが好ましい。また、ソフトウェアのレベルでも、大量のメール受信だけに機能を特化することによって、処理速度の高速化を試みることが好ましい。
【0025】
メールの本文が廃棄されヘッダが抽出されると、抽出されたヘッダは、好ましくはRAMディスクである記憶装置206の上の、宛先のメール・アドレスすなわち選択肢に割り当てられている領域に書き込まれる。例えば、選択肢が上述した場合のようにA〜Eの5つであれば、5つの領域に分けられて記憶される。それぞれの領域に記憶されている受信メールの数は、リアルタイムで、通信インターフェース202を経て、インターネット207を介してウェブ・サーバ103に伝達される。もちろん、ウェブ・サーバ103は、メール・サーバ102が物理的に存在している位置と実質的に同じ位置におかれていることもありうる(例えば、同じインターネット・サービス・プロバイダの施設内)ので、この通信は、インターネットではなくLAN等を経由してなされることもある。そして、テレビ局の担当者は、このウェブ・サーバ103において構築されているウェブ・ページにアクセスすることにより、それぞれの時点での投票結果を知ることができる。また、投票状況をリアルタイムでテレビの画面上に表示させ、投票者を含むテレビの視聴者が投票結果を逐一見ることができるように構成することもできる。
【0026】
データベース104は、記憶装置206に記憶されているヘッダの中の発信者のメール・アドレス等を、容易に検索可能な態様に記憶している。
【0027】
【発明の効果】
以上で説明したように、本発明によるメール投票システムを用いると、従来型の電話投票に代わって、メールによる投票が実現可能となる。メールの利用に関しては、パーソナル・コンピュータによる送受信以上に、携帯電話端末を用いた送受信が特に中高生から大学生を中心にして極めて広範囲に普及している現状を鑑みると、これらの層に属する視聴者からのフィードバックを得る手段として、本発明によるメール投票システムは、テレビやラジオの番組作成において非常に有益であると考えられる。
【0028】
なお、現時点では、メールの発信者を厳密に特定するのは技術的に困難であることは否定できない。従って、メールによる投票を、1人1票の原則が遵守されなければならない性格を有する議員や首長の選挙や、株主総会における投票などに利用するためには、克服しなければ課題が存在していることは確かである。しかし、将来的にそのような認証手段が確立されれば、本発明によるメール投票システムは、そのような認証手段を組み入れることによって、公的な性格を有する投票においても、利用可能となると考えられる。すなわち、本発明によるメール投票システムは、メール本文の破棄と、RAMディスクなどの高速記憶装置の利用といういわば「コロンブスの卵」的な2つの比較的単純な構成を中心にして実現されているのであるが、インターネットを介した投票システムが将来公的に利用される段階に至っても、それをささえる技術的基礎として機能することは確実である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明によるメール投票システムにおけるデータの流れを示す図である。
【図2】
本発明によるメール投票システムを実現するメール・サーバの構成要素と、このメール・サーバにインターネットを介して接続されているメール・クライアントと、同じくこのメール・サーバにインターネットを介して接続されているウェブ・サーバとの概要を示している。
Claims (10)
- インターネットを経由して送受信されるメールを利用した投票を可能にするシステムであって、
予め設定され提示された複数の選択肢にそれぞれが対応する複数のメール・アドレスに宛てて発信されたメールを受信する手段と、
受信されたメールからヘッダ部分を抽出し本文部分を破棄する抽出及び破棄手段と、
前記抽出及び破棄手段によって抽出されたヘッダを、そのヘッダに含まれている前記メール・アドレスごとに記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されているヘッダの数を、そのヘッダに含まれている前記メール・アドレス別に、リアルタイムで集計する集計手段と、
前記集計手段によって集計されたヘッダの数を前記複数の選択肢への投票結果として表示する手段と、
を備えていることを特徴とするシステム。 - 請求項1記載のシステムにおいて、前記記憶手段はRAMディスクであることを特徴とするシステム。
- 請求項1又は請求項2記載のシステムにおいて、受信されたメールから抽出されたヘッダに含まれている発信元に関する情報が記憶されているデータベースを更に備えていることを特徴とするシステム。
- 請求項1ないし請求項3の任意の請求項に記載のシステムにおいて、前記集計手段による集計を所定の時点で停止させる手段を更に備えていることを特徴とするシステム。
- インターネットを経由して送受信されるメールを利用した投票を可能にするメール・サーバの制御方法であって、
予め設定され提示された複数の選択肢にそれぞれが対応する複数のメール・アドレスに宛てて発信されたメールを受信するステップと、
受信されたメールからヘッダ部分を抽出し本文部分を破棄するステップと、
抽出されたヘッダを、そのヘッダに含まれている前記メール・アドレスごとに記憶するステップと、
記憶されているヘッダの数を、そのヘッダに含まれている前記メール・アドレス別に、リアルタイムで集計するステップと、
集計されたヘッダの数を前記複数の選択肢への投票結果として表示するステップと、
を含むことを特徴とする方法。 - 請求項5記載の方法において、前記記憶するステップでは、抽出されたヘッダはRAMディスクに記憶されることを特徴とする方法。
- 請求項5又は請求項6記載のシステムにおいて、受信されたメールから抽出されたヘッダに含まれている発信元に関する情報が記憶されているデータベースを構築するステップを更に含むことを特徴とする方法。
- 請求項5ないし請求項7の任意の請求項に記載の方法において、前記記憶されているヘッダの数の集計を所定の時点で停止させるステップを更に含むことを特徴とする方法。
- 請求項5ないし請求項8の中の任意の請求項に記載の方法に含まれているステップを実現する命令によって構成されるコンピュータ・プログラムが記憶されていることを特徴とするコンピュータ可読な記憶媒体。
- 請求項5ないし請求項8の中の任意の請求項に記載の方法に含まれているステップを実現する命令によって構成されるコンピュータ・プログラム。
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JP2002334677A JP2004171173A (ja) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | 電子メールを用いた投票システム及び方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8051137B2 (en) | 2007-11-12 | 2011-11-01 | Ricoh Company, Ltd. | Multifunctional input/output device |
-
2002
- 2002-11-19 JP JP2002334677A patent/JP2004171173A/ja active Pending
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