JP2004168004A - Inkjet recorder - Google Patents

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JP2004168004A
JP2004168004A JP2002339579A JP2002339579A JP2004168004A JP 2004168004 A JP2004168004 A JP 2004168004A JP 2002339579 A JP2002339579 A JP 2002339579A JP 2002339579 A JP2002339579 A JP 2002339579A JP 2004168004 A JP2004168004 A JP 2004168004A
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Yohei Nakamura
陽平 中村
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To improve the phenomenon observed in an inkjet recorder that a longer interval of consecutive scans than usual causes a higher than usual overlap concentration between adjacent dots to lead to the unevenness of concentration, causing the degradation of images. <P>SOLUTION: An inkjet recorder of a serial scan type comprises a data table on the variation of concentration which is produced by the overlapping between adjacent dots depending on a scanning time interval and a means for detecting the position of the images to be recorded before and after the change of the scanning time interval. Half-toning performed to the detected position based on the data table on the variation of concentration allows the image processing in consideration of the change of concentration produced by the overlapping between adjacent dots printed before and after the change of the scanning time interval. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の吐出部を配設した記録ヘッドを用いて記録媒体にインク滴を吐出して記録を行なうインクジェット記録装置であって、より具体的には走査間の待機時間が変化するインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パソコンやデジタルカメラ、インターネット等の普及により、カラー画像や文書をハードコピーで出力する需要が急速に高まってきている。また、特殊インクが必要とされる産業分野においても安価にそして手軽に出力が出来る記録装置としてインクジェット方式のプリンタに対する需要が高まってきている。
【0003】
以下、図6・図7を参照して従来の技術を説明する。
【0004】
インクジェット記録装置は、インク滴を吐出させるノズルを複数配列したヘッドおよびインクタンクを搭載したキャリッジを有し、該キャリッジを記録媒体に対して水平な主走査方向に走査させる手段と、記録媒体を主走査方向と垂直な副走査方向に搬送する手段と、それらを制御する手段を有する装置である。これは、記録媒体の幅だけシリアルスキャンをさせながらデータで定められた位置にインクを吐出させ、記録媒体をノズル間隔と形成される画像に見合った距離に搬送した後、再び走査をさせることにより、インク滴を記録媒体に敷き詰めて画像を形成するシリアルスキャンプリンタである。その際、画像解像度、ノズル間隔および吐出間隔等の関係により、ドットを主走査方向もしくは副走査方向に間引きながら複数回走査して画像を形成するマルチパス方式が採られる事がある。図6を用いてマルチパス方式を説明する。図6(a)は主走査方向にドットを間引きながら吐出する際に画像が形成される様子を示したものである。ドットの吐出間隔が故意もしくは必然的に画像解像度よりも長い場合、1回の走査では画像が形成されないため、ドットを吐出するタイミングをずらして複数回(図では2回)走査することにより画像を形成する。図6(b)は副走査方向にドットを間引きながら吐出する際に画像が形成される様子を示したものである。プリントヘッドに配設されたノズル間隔が形成する画像解像度よりも長い場合、その間を埋めるように副走査方向に間欠送りを行い、複数回(図では2回)走査することにより画像を形成する。
【0005】
インクジェット記録装置に用いられるインク吐出方法は主に、ノズルに熱を加えることによりノズル内に気泡を発生させその力によりインクを吐出させるサーマル方式と、圧電素子を用いてインク圧力室を収縮させることによりインクを吐出させて記録を行なうピエゾ方式がある。これらの方式はノンインパクトであることから低騒音であり、安価で小型化に有利であり、記録走査方向に異なる色のノズル列を配置することにより容易にカラー画像が形成できるといった利点を有する。
【0006】
図7はインクジェット記録装置の全体制御回路の概略構成を示すブロック図である。
【0007】
マイクロプロセッサ形態のCPU601はインタフェース605を介してホスト624に接続されており、制御プログラムを格納したROM602や更新可能な制御プログラムや処理プログラムや各種定数データなどを格納したEEPROM603、及びホスト624からインタフェース605を介して受信したコマンド信号や記録情報を格納するためのRAM604にアクセスし、これらのメモリに格納された情報に基づいて記録動作を制御する。さらにCPU601は、出力ボート608及びキャリッジモータ制御回路610を介してキャリッジモータ611を動作させることによりキャリッジ620を移動させたり、出力ボート608及び紙送りモータ制御回路613を介して紙送りモータ614を動作させることにより搬送ローラなどの紙搬送機構612を動作させる。さらにCPU601は、RAM604に格納されている記録情報に基づきプリント・ヘッド制御回路621を介してプリント・ヘッド622を駆動することにより記録媒体上に所望の画像を記録することができる。また、電源回路619からは、CPU601やプリント・ヘッド制御回路621を動作させるためのロジック駆動電圧Vcc(たとえば5V)、各種モータ駆動電圧Vm(たとえば24V)、プリント・ヘッド622を駆動させるための電圧Vh(たとえば30V)、等が出力される。さらに操作キー607から入力される指示情報は入力ボート606を介してCPU601に伝達され、CPU601からの命令は出力ボート609を介してLED制御回路615に伝えられるとLED616が点灯したり、表示制御回路617に伝えられるとLCD618にメッセージが表示される。623は上述した種種の構成要素を互いに接続するCPUバスである。
【0008】
画像処理の手法には主に、次の2つのハーフトーニングが用いられている。1つめは誤差拡散法式であり、0〜255の濃度値を持った画像データに対して閥値を設定し、その聞値よりも大きい時は1としてドットを形成し、小さい時は0としてドットは打ち込まれないといったようにデータを2値に変換していく。その際、元データとの濃度差(すなわちドットが打たれる時は255との差、打たれない時は0との差)をその周辺にばらまき、ドットが打たれた時はその周りのドットは打たれにくくして、画像全体で所望の濃度が得られるように処理をしていく。2つめはマスク法であり、ある大きさを持ったマスクパターンに閾値がちりばめられており、ドットが続いて打たれたり、また打たれなかったりすることのないような配置になっていて、その閾値と画像データとの比較により瞬時にして2値化が出来るため、処理時間は短くて済む。この画像処理は、ホスト624で行ない2値データをインターフェース605を通して送信する場合や、元画像データをインターフェース605を通して送信してインクジェット記録装置本体内のドライバで行われる場合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述したインクジェット記録装置において、大判プリントや長尺プリントを行なう場合、頁印刷中に回復処理を行なわないと吐出不良が避けられない場合がある。
【0010】
吐出不良とは、記録ドットの比率が高い動作が長時間連続すると、インク吐出に伴いインク流路内に気泡が生じて成長し、これが残留して吐出に影響を及ぼす場合や、吐出口の濡れによるインク飛翔方向のヨレにより記録媒体への着弾位置がずれる等の現象であり、形成画像の画質の著しい劣化を引き起こす。
【0011】
しかし、回復処理を行なうことにより他の走査間隔よりも長い時間が空いてしまい、その結果先に記録されたインク滴の記録媒体への定着・浸透が進むことにより記録再開後の画像との間に濃度差が生じ、濃度ムラとして著しい画質の劣化につながる。図8はこの現象を図示したものである。先に記録されたドットに後から液滴が着弾する場合、通常の短い走査間隔であった場合には先に記録されたドットの定着が進んでおらずまだ濡れた状態であり図8(a)に示したように後から着弾した液滴が先に記録されたドットの下に潜り込んで画像を形成する。それに対して、回復処理を行ない、通常よりも長時間走査間隔が開いた場合、先に記録されたドットの定着が進み図8(b)に示すようにドットの下に潜り込むことなく重なって着弾し、その部分が通常よりも高濃度の画像となり、ムラとして画質を劣化させる。このようにして形成された画像のイメージを図9に示す。
【0012】
吐出間隔が変わることによる濃度ムラが発生するという問題点に関して、特開平5−200998号公報に回復動作の前後において走査間隔を段階的に変化させることにより急激な濃度変化を抑える方法や、特開平7−47695号公報に常にキャリッジを待機させインクの定着時間を確保する方法が提唱されている。しかし、これらの方法では結果的に印字時間が長くなり、高速印字に対応できないという問題点があった。
【0013】
また、ノズル間のばらつきがある場合、濃度上昇の割合はプリントヘッドごとに異なることがあり、そのため一定の補正方法では画質劣化が防げない時がある。異なるプリントヘッドによる濃度差の補正方法として、テストパターンを打たせてその濃度を測定するAHS(Auto Head Shading)を用いて画像処理において濃度補正を行なう場合がある。AHS(Auto HeadShading)とは、プリントヘッドのノズル間の吐出量やよれ具合にばらつきがある場合、思い通りの画像が得られず画質劣化を引き起こす可能性があるため、そのヘッドやノズルごとにテストパターンを印字させ、その濃度を測定することにより補正を行なう手法である。この濃度データを基に画像処理を行なうことにより異なるヘッドや、吐出環境に左右されずに一定の画質を出力することが出来る。しかし、この手法を用いても、本発明の課題にある走査時間間隔が長くなった場合に、この濃度値に対して一定の割合での補正を加えると、ヘッドのノズルごとの吐出量や着弾精度の違いによりヘッドごとにそれぞれ異なる変化を起こすため、異なるヘッドに対して同じ処理を行なうと、画質の劣化が防げないことがある。
【0014】
上記問題点を図10を用いて説明する。図10(a)は吐出畳も着弾位置(吐出方向)も一定の6つのノズルであり、それの半ノズル間隔分ずらして吐出させた場合の重なり部分は一定であり、走査間隔が長くなった場合にも一定の変化が起こる。図10(b)は(a)よりも大きなドットが真っ直ぐに着弾しており、(a)と比べて通常時の画像濃度、走査間隔が長くなった場合の画像濃度ともに高い値になっている。図10(c)は小さいドットと大きいドットがあり、大きいドットは小さいドットの方へ寄って着弾しているが、通常時に形成される画像濃度は(a)と同じである。しかし、走査間隔が長くなった場合には、ドットの重なり面積が大きいため濃度上昇が(a)に比べて大きくなってしまい、(b)の画像と同じ濃度になっている。このように、ヘッドが異なることにより、濃度上昇量はまちまちであるため、これに対する補正が必要となってくる。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する方法として、第一の発明のインクジェット記録装置は以下の構成を有する。
【0016】
画像データに基づいて記録媒体にインクを吐出して画像を形成するシリアルスキャン式のインクジェット記録装置で、走査時間間隔に応じたドットの重なりにより生じる濃度変化データテーブルと、走査時間間隔が変化する前後に記録される画像の位置を検出する手段とを有し、検出位置に対して前記濃度変化データテーブルを基にハーフトーニングを行なうことを特徴とする。これにより、走査時間間隔が変化した際の濃度変化を画像処理により補正できる。
【0017】
第二の発明のインクジェット記録装置は以下の構成を有する。
【0018】
前記調整手段は、濃度補正データを用いて画像処理を行なう際、走査時間間隔が変化する直前の走査で打たれるドットと隣接した位置に直後の走査でドットを打ち込む可能性がある場合の、画像データに基づきドットのON/OFFデータを生成する際に補正を行なうことを特徴とする。これにより、濃度変化を考慮した画像処理を行なうことが出来る。
【0019】
第三の発明のインクジェット記録装置は以下の構成を有する。
【0020】
前記調整手段は、走査時間間隔が変化する直前の走査で打たれるドットと隣接した位置に直後の走査でドットを打ち込む可能性がある場合、画像データに基づきドットのON/OFFデータを生成する前段において補正を行なうことを特徴とする。
【0021】
これにより、濃度変化を考慮した画像処理を行なうことが出来る。
【0022】
第四の発明のインクジェット記録装置は以下の構成を有する。
【0023】
前記調整手段は、画像全体のインク打ち込み量は変化させずに、走査時間間隔が変化する前後の走査で形成される画像位置の打ち込み量を変化させることを特徴とする。これにより、濃度変化を考慮した画像処理を行なうことが出来る。
【0024】
第五の発明のインクジェット記録装置は以下の構成を有する。
【0025】
前記濃度補正データは、走査時間間隔が変化した場合のテストパターンを用いて、ヘッドにより異なる形成画像濃度を、印字したテストパターンを測定することにより補正を行なうAHS(Auto Head Shading)によりデータ取得することを特徴とする。これにより、ヘッドごとの濃度補正データを取得することが出来る。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第一の実施例)
本実施例においては、あらかじめ取得した走査時間間隔が長くなった時の濃度補正データを用いた誤差拡散法を使用して画像処理を行なう場合について説明する。
【0027】
図6(b)は、シリアルスキャンを行なうインクジェット記録装置において、副走査方向にドットを間引きながら記録を行なうマルチパス印字のイメージ図である。プリントヘッドは複数のノズル(図では5ノズル)を有し、1走査間に記録されるすべてのノズルの隣り合うドットが既に記録済みであるわけではない。記録されるバンド幅のうち上からいくつかのノズルで記録される列のみが回復処理後(走査時間間隔が長くなった後)に回復処理前に記録済みのドットと隣り合うことになる。回復処理前に記録される列と、回復処理後に記録される列が隣接する事を検出する際には、印字方法により決まる隣接ラインの規則性をあらかじめ有しておく必要がある。
【0028】
また、回復処理が行われる画像位置の判定は、回復処理の規則性によって決定される。例えば、所定時間ごとに回復処理を行なう場合には、画像の大きさと1回の搬送距離と、1回の走査時間から算出される画像形成に必要な時間と、回復処理を行なうまでの時間の比較を行ない、回復処理間隔め方が短いことを初めに確認する必要がある。
【0029】
図1に、本実施例のフローチャートを示す。ここでは例として、所定走査数毎に回復動作を行なうものとする。まず、1画像形成中に回復処理が入るかどうかの判断をする(s−101)。そこで、この条件を満たしていない場合には通常どおりデータを読み込み(s−103)、誤差拡散法によるハーフトーニングを行なう(s−106)。上記の条件を満たしている場合には、回復処理が入る走査前後での、回復処理前に記録される列と回復処理後に記録される列とが隣接する列を、前記の印字方法により決まる規則性に従い検出し記憶しておく(s−102)。続いてデータを1列ずつ読み込みながら(s−103)誤差拡散を行なうのだが、ここでその処理を行なう列が先ほど記憶した列であるかの判断を行ない(s−104)、もしその列であったならば、濃度補正データに従い、誤差の出し方を変化させて処理を行なう(s−105)。たとえば通常(n−255)(nは画像データ+周囲の誤差)で誤差を計算するところを、(n−300)で誤差を出し周囲に拡散させることにより、ばらまかれる誤差が大きくなり、その周囲にドットが打ち込まれにくくなるため結果としてドットの重なりから生ずる濃度上昇による画質の劣化を低減することが出来る。この濃度補正処理工程を全列(全画像)に対して行なう(s−107)。
【0030】
また、走査回数と吐出量(ドット数)に応じて回復動作を行なう場合には画像処理を行ないながらカウントをしていき、所定ドット数に達したところで回復動作が入るものとし、次の走査時に記録される列から補正処理を行なう。
【0031】
これを実施することにより、回復処理前後に記録される位置におけるインク打ち込み量が低減され、ドットの重なる割合が減少し、その位置において生ずる走査時間間隔が長くなったことによる濃度上昇が抑制され、ムラによる画質劣化を低減することが出来る。
【0032】
(第二の実施例)
本実施例においては第一の実施例と同条件で回復処理が入るものとし、マスク法を用いて処理を行なうものとする。
【0033】
図2に、本実施例のフローチャートを示す。マスクの大きさ分の列数のデータを読み込み(s−203)、回復処理前後に記録される列同士が隣接すると検知された列がそのデータの中にあるかどうかを判断した後(s−204)、濃度補正データに従い、マスクのそれらの列における値を変化させてマスク法による画像処理を行なう(s−205)。すなわち、マスクの値を変化させることにより、その場所での重なりのあるドットが打たれにくくなり、結果としてインクの打ち込み量が減少し、急激な濃度変化による画像のムラが抑制され、画質の劣化を低減することが出来る。
【0034】
(第三の実施例)
本実施例においては第一の実施例と同条件で回復処理が入るものとし、誤差拡散法を用いて処理を行ない、画像全体のインク打ち込み量は変えずに濃度変化の起こる位置の打ち込み量のみを変化させる方法を説明する。
【0035】
図3に、本実施例のフローチャートを示す。第一の実施例と同様にデータを読み込み(s−303)、回復処理前後に記録される列同士が隣接すると検知された列かどうかを判断した後(s−304)、濃度補正データに従い、その列における閾値をドットが形成されにくい方向に変化させて誤差拡散法による画像処理を行なう(s−305)。画像全体のインクの打ち込み量は変化しないが、その画像位置でのインク打ち込み量が減少し、重なりのあるドットが打たれにくくなり急激な濃度変化による画像のムラを抑制し、画質の劣化を低減することが出来る。
【0036】
(第四の実施例)
本実施例においては第一の実施例と同条件で回復処理が入るものとし、画像処理の前段における濃度補正処理法について説明する。
【0037】
図4に、本実施例のフローチャートを示す。第一の実施例と同様の条件で濃度上昇が起こりうる列を検知した後(s−402)、その列の画像データを読み込み、濃度補正データに従い、その輝度値をドットが形成されにくい方向すなわち明るい方へと値を変更した後(s−403)、通常のハーフトーニング処理(誤差拡散法もしくはマスク法)を行なう(s−404)。これにより、インク打ち込み量を減少させ、回復処理前後のドットの重なりにより生じる急激な濃度変化による画像のムラを抑制し、画質の劣化を低減することが出来る。
【0038】
(第五の実施例)
本実施例においては第一の実施例と同条件で回復処理が入るものとし、前記濃度補正データをAHS(Auto Head Shading)を用いて取得する方法について説明する。
【0039】
AHSは、ヘッドごとにインク吐出量やヨレがノズル間で異なるために生ずる、画質の劣化や所望の画像濃度が得られない等の不具合の補正のために実施されるヘッド補正手段である。印字前にあらかじめテストパターンを印字させて、その画像濃度を測定することによりそのヘッドにより形成される濃度データを取得し、画像処理に反映させる手法である。
【0040】
図5に、本実施例のフローチャートを示す。まず、印字前にAHSのテストパターンに走査時間間隔を空けて、実際の印字で用いる搬送距離やマルチパス法で形成したべた画像を加えて濃度測定を行ないデータ取りをする(s−501)。この時、データより各列の濃度データすなわちノズルごとのデータを取得し、回復動作が入った場合の濃度補正用のデータとして記憶する(s−502)。これは、第一の実施例における濃度値、第二の実施例におけるマスクデータ、第三の実施例における閾値、第四の実施例における元画像データ補正量に当たるものである。この値を用いて上記4つの実施例に示した画像処理を行なうが、その時補正を加える列がどのノズルにより記録されるのかを考慮して補正データを使用する。これにより、異なるヘッドにおいてノズルごとに吐出状況にばらつきが存在してもスジムラ等による画質の劣化を低減することが出来、理想どおりの濃度補正が行なえるようになる。
【0041】
(その他の実施例)
上記実施例において、主走査方向および副走査方向のマルチパス印字に関する制限はなく、回復処理動作以外の要因で走査時間間隔が変化した場合にも用いることが出来、インク打ち込み量は減らす方向に補正するとは限らず、吐出を行なうプリントヘッドの種類にも関係なく適応できる。
【0042】
また、複数の液滴量が吐出可能な吐出方法を有するプリントヘッドを使用すれば、上記のように閾値や画像データの補正と併用することにより、高周波な高濃度と低濃度の繰り返し画像ではなく自然な補正が可能になり、濃度変化のはとんどない画質を得ることが出来る。
【0043】
【発明の効果】
記録データに基づいて記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置において、走査時間間隔を検知する手段と、その検知結果に応じてインク打ち込み量を調整する手段とを備えることにより、頁印刷中に回復処理が入る等の要因で走査時間間隔が長くなることによる濃度上昇を、それを考慮してあらかじめ得た濃度補正データを用いて低減させ、スジムラの発生を防ぎ画質劣化を低減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施例のフローチャート。
【図2】第二の実施例のフローチャート。
【図3】第三の実施例のフローチャート。
【図4】第四の実施例のフローチャート。
【図5】第五の実施例のフローチャート。
【図6】マルチパス方式のイメージ図。
【図7】インクジェット記録装置の制御回路のブロック図。
【図8】(a) 通常の走査間隔のインク滴の着弾・定着の様子。
(b) 走査間隔が長い時のインク滴の着弾・定着の様子。
【図9】走査間隔が長い時の画像に出来るムラのイメージ。
【図10】異なるヘッドによる画像形成。
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an ink jet recording apparatus that performs recording by discharging ink droplets onto a recording medium using a recording head provided with a plurality of discharge units, and more specifically, ink jet recording in which the waiting time between scans changes. It concerns the device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, with the spread of personal computers, digital cameras, the Internet, and the like, demand for outputting color images and documents in hard copy has been rapidly increasing. In addition, in the industrial field where special ink is required, demand for an ink jet printer is increasing as a recording device capable of outputting at low cost and easily.
[0003]
Hereinafter, a conventional technique will be described with reference to FIGS.
[0004]
The ink jet recording apparatus includes a head having a plurality of nozzles for ejecting ink droplets and a carriage on which an ink tank is mounted, means for scanning the carriage in a main scanning direction horizontal to a recording medium, This is an apparatus having means for transporting in the sub-scanning direction perpendicular to the scanning direction, and means for controlling them. This is done by causing the ink to be ejected to the position determined by the data while performing serial scanning by the width of the recording medium, transporting the recording medium to a distance corresponding to the nozzle interval and the image to be formed, and then scanning again. Is a serial scan printer that forms an image by spreading ink droplets on a recording medium. At that time, depending on the relationship between the image resolution, the nozzle interval, the ejection interval, and the like, a multi-pass method of forming an image by scanning a plurality of dots while thinning the dots in the main scanning direction or the sub-scanning direction may be adopted. The multipath method will be described with reference to FIG. FIG. 6A shows a state in which an image is formed when dots are ejected while thinning out dots in the main scanning direction. If the dot ejection interval is intentionally or inevitably longer than the image resolution, an image is not formed by one scan. Therefore, the image is scanned by shifting the dot ejection timing a plurality of times (two times in the figure). Form. FIG. 6B shows a state in which an image is formed when dots are ejected while thinning out the dots in the sub-scanning direction. When the interval between nozzles provided in the print head is longer than the image resolution to be formed, intermittent feeding is performed in the sub-scanning direction so as to fill the interval, and scanning is performed a plurality of times (two times in the figure) to form an image.
[0005]
The ink ejection method used in the ink jet recording apparatus mainly includes a thermal method in which bubbles are generated in the nozzle by applying heat to the nozzle and the ink is ejected by the force, and a method in which the ink pressure chamber is contracted by using a piezoelectric element. There is a piezo method in which ink is ejected to perform recording. These methods are non-impact, have low noise, are inexpensive and are advantageous for miniaturization, and have the advantage that a color image can be easily formed by arranging nozzle rows of different colors in the recording scanning direction.
[0006]
FIG. 7 is a block diagram showing a schematic configuration of the overall control circuit of the ink jet recording apparatus.
[0007]
A CPU 601 in the form of a microprocessor is connected to a host 624 via an interface 605, and a ROM 602 storing a control program, an EEPROM 603 storing an updatable control program, a processing program, various constant data, and the like, and an interface 605 from the host 624. The RAM 604 for storing a command signal and recording information received via the RAM is accessed, and the recording operation is controlled based on the information stored in these memories. Further, the CPU 601 moves the carriage 620 by operating the carriage motor 611 via the output boat 608 and the carriage motor control circuit 610, and operates the paper feed motor 614 via the output boat 608 and the paper feed motor control circuit 613. This causes the paper transport mechanism 612 such as a transport roller to operate. Further, the CPU 601 can record a desired image on a recording medium by driving the print head 622 via the print head control circuit 621 based on the recording information stored in the RAM 604. The power supply circuit 619 outputs a logic drive voltage Vcc (for example, 5 V) for operating the CPU 601 and the print head control circuit 621, various motor drive voltages Vm (for example, 24 V), and a voltage for driving the print head 622. Vh (for example, 30 V) is output. Further, instruction information input from the operation keys 607 is transmitted to the CPU 601 via the input boat 606, and when an instruction from the CPU 601 is transmitted to the LED control circuit 615 via the output boat 609, the LED 616 is turned on or the display control circuit is turned on. When the message is transmitted to 617, a message is displayed on LCD 618. A CPU bus 623 connects the above-described various components to each other.
[0008]
The following two halftonings are mainly used in the image processing method. The first is an error diffusion method in which a threshold value is set for image data having a density value of 0 to 255, and a dot is formed as 1 when the value is larger than the threshold value, and as 0 when the value is smaller. Converts the data to binary so that it is not typed. At this time, a density difference from the original data (that is, a difference from 255 when a dot is hit, and a difference from 0 when no dot is hit) is scattered around the periphery, and when a dot is hit, a dot around the dot is distributed. Are processed so that a desired density can be obtained over the entire image. The second is a mask method, in which a threshold is studded in a mask pattern having a certain size, and the arrangement is such that dots are not continuously struck or not struck. Since the binarization can be performed instantaneously by comparing the threshold value and the image data, the processing time is short. This image processing may be performed by the host 624 to transmit binary data through the interface 605, or the original image data may be transmitted through the interface 605 and performed by a driver in the ink jet printing apparatus main body.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described inkjet recording apparatus, when performing large-format printing or long-size printing, ejection failure may not be avoided unless recovery processing is performed during page printing.
[0010]
Discharge failure means that if the operation with a high ratio of recording dots continues for a long time, bubbles will be generated in the ink flow path due to the ink discharge and grow, which will remain and affect the discharge, or if the discharge port will be wet. This shifts the landing position on the recording medium due to the displacement of the ink in the flying direction of the ink, and causes a significant deterioration in the image quality of the formed image.
[0011]
However, by performing the recovery process, a longer period of time than the other scanning intervals is provided, and as a result, the ink droplets that have been recorded earlier are fixed and permeated into the recording medium, so that there is a gap between the image droplets after recording is resumed. Causes a density difference, which leads to remarkable image quality deterioration as density unevenness. FIG. 8 illustrates this phenomenon. In the case where the droplet lands later on the previously recorded dot, and when the scanning interval is short, the fixing of the previously recorded dot has not progressed and the dot is still wet. As shown in (2), the liquid droplets that have landed later fall under the dots recorded earlier to form an image. On the other hand, when the recovery process is performed and the scanning interval is longer than usual, the previously recorded dots are fixed and advance without landing below the dots as shown in FIG. However, that portion becomes an image with a higher density than usual, and the image quality is deteriorated as unevenness. FIG. 9 shows an image of the image thus formed.
[0012]
Regarding the problem that density unevenness occurs due to a change in the ejection interval, Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-200998 discloses a method of suppressing a sharp density change by changing a scanning interval stepwise before and after a recovery operation. Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-47695 proposes a method in which a carriage is always kept on standby to secure an ink fixing time. However, these methods have a problem that the printing time is long as a result and high-speed printing cannot be performed.
[0013]
Further, when there is variation between nozzles, the rate of increase in density may differ from printhead to printhead, and therefore, image quality deterioration may not be prevented by a certain correction method. As a method of correcting a density difference between different print heads, there is a case where density correction is performed in image processing by using an AHS (Auto Head Shading) in which a test pattern is hit and the density is measured. AHS (Auto HeadShading) is a test pattern for each head or nozzle because there is a possibility that a desired image may not be obtained and image quality may be deteriorated if there is a variation in a discharge amount or a distorted state between nozzles of a print head. Is printed, and the density is measured to perform correction. By performing image processing based on this density data, it is possible to output a constant image quality without being influenced by different heads or ejection environments. However, even if this method is used, when the scanning time interval, which is the subject of the present invention, becomes longer, if the density value is corrected at a fixed rate, the ejection amount and the landing amount for each nozzle of the head are increased. Because different heads cause different changes due to differences in accuracy, if the same processing is performed on different heads, image quality may not be prevented from deteriorating.
[0014]
The above problem will be described with reference to FIG. FIG. 10 (a) shows six nozzles having both a constant discharge tatami and a landing position (discharge direction), and the overlapping portion when the nozzles are displaced by a half nozzle interval is constant, resulting in a longer scanning interval. Certain changes also occur in some cases. In FIG. 10B, dots larger than those in FIG. 10A lands directly, and both the normal image density and the image density when the scanning interval is longer are higher than those in FIG. . In FIG. 10C, there are a small dot and a large dot, and the large dot lands closer to the small dot, but the image density normally formed is the same as that in FIG. However, when the scanning interval is long, the density increase is larger than that of (a) due to the large overlapping area of the dots, and the density is the same as that of the image of (b). As described above, since the amount of density increase varies depending on the head, it is necessary to correct this.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
As a method for solving the above problems, an ink jet recording apparatus of the first invention has the following configuration.
[0016]
A serial scan type ink jet recording apparatus that forms an image by ejecting ink to a recording medium based on image data, a density change data table caused by overlapping of dots according to scanning time intervals, and before and after the scanning time interval changes And a means for detecting the position of the image recorded in the memory, and performing halftoning on the detected position based on the density change data table. Thus, a change in density when the scanning time interval changes can be corrected by image processing.
[0017]
The ink jet recording apparatus of the second invention has the following configuration.
[0018]
The adjusting means, when performing image processing using the density correction data, in the case where there is a possibility that a dot is to be ejected in a position immediately adjacent to a dot to be ejected in the scan immediately before the scan time interval changes by a subsequent scan. It is characterized in that correction is performed when generating dot ON / OFF data based on image data. This makes it possible to perform image processing in consideration of a change in density.
[0019]
The ink jet recording apparatus of the third invention has the following configuration.
[0020]
The adjusting means generates ON / OFF data of the dot based on the image data when there is a possibility that the dot is ejected in a position immediately adjacent to the dot which is ejected in the scan immediately before the change of the scanning time interval in the immediately succeeding scan. The correction is performed in the preceding stage.
[0021]
This makes it possible to perform image processing in consideration of a change in density.
[0022]
An ink jet recording apparatus according to a fourth aspect has the following configuration.
[0023]
The adjusting means may change the amount of ejection of an image position formed by scanning before and after the change of the scanning time interval without changing the amount of ink ejection of the entire image. This makes it possible to perform image processing in consideration of a change in density.
[0024]
An ink jet recording apparatus according to a fifth invention has the following configuration.
[0025]
The density correction data is obtained by using an AHS (Auto Head Shading) that performs correction by measuring a printed test pattern to obtain a different formed image density by using a test pattern when the scanning time interval changes. It is characterized by the following. Thus, density correction data for each head can be obtained.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(First embodiment)
In the present embodiment, a case will be described in which image processing is performed using an error diffusion method using density correction data when a previously acquired scanning time interval becomes long.
[0027]
FIG. 6B is an image diagram of multi-pass printing in which printing is performed while thinning out dots in the sub-scanning direction in an ink jet printing apparatus that performs serial scanning. The print head has a plurality of nozzles (five nozzles in the drawing), and dots adjacent to all the nozzles recorded during one scan are not already recorded. Only the rows recorded by some nozzles from the top of the recorded bandwidth are adjacent to the dots that have been recorded before the recovery processing after the recovery processing (after the scanning time interval becomes longer). When detecting that the column recorded before the recovery process is adjacent to the column recorded after the recovery process, it is necessary to have the regularity of the adjacent line determined by the printing method in advance.
[0028]
The determination of the image position where the restoration process is performed is determined by the regularity of the restoration process. For example, when the recovery processing is performed every predetermined time, the time required for image formation calculated from the image size, one transport distance, one scanning time, and the time required for performing the recovery processing are calculated. It is necessary to perform a comparison and first confirm that the recovery processing interval is short.
[0029]
FIG. 1 shows a flowchart of the present embodiment. Here, as an example, it is assumed that the recovery operation is performed every predetermined number of scans. First, it is determined whether or not a recovery process is performed during one image formation (s-101). If this condition is not satisfied, data is read as usual (s-103), and halftoning is performed by the error diffusion method (s-106). If the above condition is satisfied, before and after the scan at which the recovery process is performed, the adjacent column between the column recorded before the recovery process and the column recorded after the recovery process is defined by the rule determined by the above-described printing method. It is detected and stored according to the sex (s-102). Subsequently, error diffusion is performed while reading data one column at a time (s-103). Here, it is determined whether the column to be processed is the column stored earlier (s-104). If there is, the process is performed by changing the way of error generation according to the density correction data (s-105). For example, when an error is normally calculated by (n-255) (n is image data + surrounding error), an error is calculated by (n-300) and diffused to the surroundings. As a result, it is possible to reduce the deterioration of the image quality due to the increase in the density caused by the overlapping of the dots. This density correction process is performed for all columns (all images) (s-107).
[0030]
When a recovery operation is performed in accordance with the number of scans and the ejection amount (the number of dots), counting is performed while performing image processing, and when the predetermined number of dots is reached, a recovery operation is performed. Correction processing is performed from the recorded row.
[0031]
By performing this, the amount of ink shot at the position recorded before and after the recovery process is reduced, the overlapping ratio of the dots is reduced, and the density increase due to the longer scanning time interval occurring at that position is suppressed, Image quality deterioration due to unevenness can be reduced.
[0032]
(Second embodiment)
In this embodiment, it is assumed that the recovery process is performed under the same conditions as in the first embodiment, and that the process is performed using a mask method.
[0033]
FIG. 2 shows a flowchart of the present embodiment. The data of the number of columns corresponding to the size of the mask is read (s-203), and it is determined whether or not a column detected before and after the recovery process includes a column detected as adjacent to each other (s-203). 204), image processing by the mask method is performed by changing the values in those columns of the mask according to the density correction data (s-205). That is, by changing the value of the mask, it is difficult to form overlapping dots at the place, and as a result, the amount of ink to be applied is reduced, and unevenness of the image due to a rapid density change is suppressed, and the image quality is degraded. Can be reduced.
[0034]
(Third embodiment)
In the present embodiment, it is assumed that the recovery process is performed under the same conditions as in the first embodiment, and the process is performed using the error diffusion method. A method for changing the value will be described.
[0035]
FIG. 3 shows a flowchart of this embodiment. Data is read in the same manner as in the first embodiment (s-303), and after judging whether or not the columns recorded before and after the recovery processing are the columns detected to be adjacent to each other (s-304), according to the density correction data, Image processing by the error diffusion method is performed by changing the threshold value in the row in a direction in which dots are not easily formed (s-305). The amount of ink applied to the entire image does not change, but the amount of ink applied at that image position is reduced, overlapping dots are less likely to be applied, and image unevenness due to sudden changes in density is suppressed, reducing image quality degradation. You can do it.
[0036]
(Fourth embodiment)
In the present embodiment, it is assumed that the recovery processing is performed under the same conditions as in the first embodiment, and a density correction processing method in the preceding stage of the image processing will be described.
[0037]
FIG. 4 shows a flowchart of this embodiment. After detecting a row in which a density increase can occur under the same conditions as in the first embodiment (s-402), the image data of that row is read, and the brightness value is changed according to the density correction data in a direction in which dots are difficult to be formed, ie, After changing the value to a brighter one (s-403), normal halftoning processing (error diffusion method or mask method) is performed (s-404). As a result, it is possible to reduce the amount of ink shot, suppress unevenness in an image due to a rapid change in density caused by overlapping of dots before and after the recovery processing, and reduce deterioration in image quality.
[0038]
(Fifth embodiment)
In the present embodiment, it is assumed that a recovery process is performed under the same conditions as in the first embodiment, and a method of acquiring the density correction data using AHS (Auto Head Shading) will be described.
[0039]
The AHS is a head correction unit that is implemented to correct problems such as deterioration in image quality and inability to obtain a desired image density, which are caused by differences in the amount of ink ejection and the amount of misalignment between nozzles for each head. This is a technique in which a test pattern is printed before printing, and the image density is measured to obtain density data formed by the head and reflected in image processing.
[0040]
FIG. 5 shows a flowchart of the present embodiment. First, before printing, a scanning time interval is provided in the AHS test pattern, a transport distance used in actual printing and a solid image formed by a multi-pass method are added to measure the density, and data is collected (s-501). At this time, density data of each row, that is, data for each nozzle is obtained from the data, and stored as data for density correction when a recovery operation is performed (s-502). This corresponds to the density value in the first embodiment, the mask data in the second embodiment, the threshold value in the third embodiment, and the original image data correction amount in the fourth embodiment. The image processing shown in the above four embodiments is performed using this value, and the correction data is used in consideration of which nozzle is used to record the row to be corrected at that time. This makes it possible to reduce the deterioration of image quality due to uneven streaks and the like, even if there is a variation in the ejection state of each nozzle in different heads, and it is possible to perform ideal density correction.
[0041]
(Other Examples)
In the above embodiment, there is no restriction on the multi-pass printing in the main scanning direction and the sub-scanning direction, and it can be used even when the scanning time interval changes due to factors other than the recovery processing operation, and the ink ejection amount is corrected in a direction to decrease. The present invention is not limited to this, and can be applied irrespective of the type of print head that performs ejection.
[0042]
In addition, if a print head having an ejection method capable of ejecting a plurality of droplet amounts is used, by using in combination with the correction of the threshold value and the image data as described above, a high-frequency high-density and low-density repetitive image can be obtained. Natural correction is possible, and an image quality with almost no change in density can be obtained.
[0043]
【The invention's effect】
In an ink jet recording apparatus that forms an image by ejecting ink to a recording medium based on recording data, by including a unit that detects a scanning time interval, and a unit that adjusts an ink ejection amount according to the detection result, Density increase due to a longer scanning time interval due to factors such as recovery processing during page printing is reduced by using density correction data obtained in advance in consideration of this, preventing the occurrence of uneven streaks and reducing image quality deterioration You can do it.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart of a first embodiment.
FIG. 2 is a flowchart of a second embodiment.
FIG. 3 is a flowchart of a third embodiment.
FIG. 4 is a flowchart of a fourth embodiment.
FIG. 5 is a flowchart of a fifth embodiment.
FIG. 6 is an image diagram of a multipath system.
FIG. 7 is a block diagram of a control circuit of the inkjet recording apparatus.
FIG. 8A shows a state of landing and fixing of ink droplets at a normal scanning interval.
(B) Landing and fixing of ink droplets when the scanning interval is long.
FIG. 9 is an image of unevenness formed in an image when a scanning interval is long.
FIG. 10 shows image formation by different heads.

Claims (5)

画像データに基づいて記録媒体にインクを吐出して画像を形成するシリアルスキャン式のインクジェット記録装置で、走査時間間隔に応じたドットの重なりにより生じる濃度変化データテーブルと、走査時間間隔が変化する前後に記録される画像の位置を検出する手段とを有し、検出位置に対して前記濃度変化データテーブルを基にハーフトーニングを行なうことを特徴とするインクジェット記録装置。A serial scan type ink jet recording apparatus that forms an image by ejecting ink to a recording medium based on image data, a density change data table caused by overlapping of dots according to scanning time intervals, and before and after the scanning time interval changes Means for detecting a position of an image to be recorded on the recording medium, and performing halftoning on the detected position based on the density change data table. 前記調整手段は、濃度補正データを用いて画像処理を行なう際、走査時間間隔が変化する直前の走査で打たれるドットと隣接した位置に直後の走査でドットを打ち込む可能性がある場合の、画像データに基づきドットのON/OFFデータを生成する際に補正を行なうことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。The adjusting means, when performing image processing using the density correction data, in the case where there is a possibility that a dot is to be ejected in a position immediately adjacent to a dot to be ejected in the scan immediately before the scan time interval changes by a subsequent scan. 2. The ink jet recording apparatus according to claim 1, wherein correction is performed when dot ON / OFF data is generated based on image data. 前記調整手段は、走査時間間隔が変化する直前の走査で打たれるドットと隣接した位置に直後の走査でドットを打ち込む可能性がある場合、画像データに基づきドットのON/OFFデータを生成する前段において補正を行なうことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。The adjusting means generates ON / OFF data of the dot based on the image data when there is a possibility that the dot is ejected in a position immediately adjacent to the dot which is ejected in the scan immediately before the change of the scanning time interval in the immediately succeeding scan. 2. The ink jet recording apparatus according to claim 1, wherein the correction is performed in a preceding stage. 前記調整手段は、画像全体のインク打ち込み量は変化させずに、走査時間間隔が変化する前後の走査で形成される画像位置の打ち込み量を変化させることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。2. The ink jet recording apparatus according to claim 1, wherein the adjusting unit changes the amount of the image formed by the scanning before and after the change of the scanning time interval without changing the amount of the ink applied to the entire image. apparatus. 前記濃度補正データは、走査時間間隔が変化した場合のテストパターンを用いて、ヘッドにより異なる形成画像濃度を、印字したテストパターンを測定することにより補正を行なうAHS(Auto Head Shading)によりデータ取得することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。The density correction data is obtained by using an AHS (Auto Head Shading) which performs correction by measuring a printed test pattern to obtain a different formed image density by using a test pattern when the scanning time interval is changed. The ink jet recording apparatus according to claim 1, wherein:
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