JP2004167022A - ソーラーアシスト型電動車椅子 - Google Patents

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本 敏 夫 谷
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Abstract

【課題】太陽電池を電動モータの十分な補助電源として使用することのできる軽量化した車椅子を提供する。
【解決手段】車輪21,22と、着座部31と、背もたれ部32と、これら車輪、着座部、背もたれ部を支持するフレーム10と、車輪を駆動する電動モータ51,52を備えた車椅子において、少なくともフレームがプラスチック又は強化プラスチックからできており、背もたれ部には着座者の頭上に向かって延在するステー33と当該ステーに固定され着座者の頭上への太陽光を受光するソーラーセル40が備わり、ソーラーセルからの電力を電動モータの駆動力に利用するようになっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、電動車椅子に関し、より詳細には太陽光発電を利用しかつ全体が軽量化したソーラーアシスト型電動車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から車椅子には電動モータ及びこの電動モータを駆動するバッテリが取り付けられ、着座者や介助者のスイッチ操作によって車椅子を動かすようになっている。そして、かかる車椅子の車輪と着座部と背もたれ部を支持するフレームは一般に金属でできており重量がある。また、このように重量があるフレームを支持する車輪にも強度が要求され重量が重くなる。さらにはこれらの重量物を移動させる電動モータも定格出力の大きなモータとなり、モータ自体の重量も大きくなる。そして、かかる大きな定格出力を有するモータを常時駆動させるためのバッテリも大型化し重量が重くなる。
【0003】
上述のように車椅子を構成する各構成要素の重量が全て重いので、車椅子全体の重量も例えば60kgと非常に重くなっている。
【0004】
一方、かかる重量の重い車椅子に太陽電池を装着してこの太陽電池からの電力を、車椅子を駆動する電動モータの駆動力に利用しようとするものが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0005】
【非特許文献1】
中小企業長官賞(高校生の部)福祉用電動ソーラー車椅子、[online]、[平成14年11月13日検索]、インターネット<URL:http://www.kikulab.naruto−u.ac.jp/ ̄jste/contest/book/sakuhin.html>
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車椅子に装着する太陽電池の大きさ(面積)を車椅子から極端に大きくすると車椅子の実用性が低下してしまうので太陽電池の大きさは一定の大きさに制限される。また、太陽電池の変換効率は一定であるのでこのように重量が重い車椅子の電動モータを駆動するに際して太陽電池を補助電源に使おうとしても、補助電源としての十分な電力を供給することができない。そのため、やはり重量の重いバッテリを車椅子に搭載しなければならず、車椅子の機動性の点で問題が残る。
【0006】
本発明の目的は、太陽電池を電動モータの補助電源として十分に活用できる軽量化した電動車椅子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明にかかるソーラーアシスト型電動車椅子は、車輪と、着座部と、背もたれ部と、これら車輪、着座部、背もたれ部を支持するフレームと、車輪を駆動する電動モータを備えた車椅子において、少なくともフレームがプラスチック又は強化プラスチックからできており、背もたれ部には着座者の頭上に向かって延在するステーと当該ステーに固定され着座者の頭上への太陽光を受光するソーラーセルが備わり、ソーラーセルからの電力を電動モータの駆動力に利用するようになっている。
【0008】
少なくともフレームの部分がプラスチック又は強化プラスチックでできているので、車椅子全体の軽量化が図られ、電動モータも小型軽量の電動モータとすることができる。また、電動モータが小型モータで済むのでバッテリも小型バッテリを搭載するだけで済む。従って、車椅子全体の重量を軽量化することができ、限られた大きさの太陽電池からの電力を電動モータの補助電源として十分活用することができる。
【0009】
また、本発明の請求項2に記載のソーラーアシスト型電動車椅子は、請求項1に記載のソーラーアシスト型電動車椅子において、ソーラーアシスト型電動車椅子は、自走式かつ介助式の両用であり、前記ソーラーアシスト型電動車椅子の所定位置には自走式操作用の操作スイッチが備わっており、背もたれ部には介助者が車椅子を押すための操作バーが備わり、当該操作バーには介助者が操作バーを把持する把持力に応じて電動モータの駆動力を制御可能とする圧力センサが備わっている。
【0010】
軽量化した車椅子の背もたれ部に操作バーを設け、この操作バーに電動モータの駆動力を制御可能とする圧力センサを備えることで、車椅子が坂や縁石に当たってこれを越えるために大きな駆動力が必要となったとき、車椅子がこれらの障害物に当たったときの抵抗を介助者が受けて介助者が圧力センサを自然に押すことで電動モータの駆動力を増大させ、障害物を乗り越えることができる。
【0011】
また、本発明の請求項3に記載のソーラーアシスト型電動車椅子は、請求項2に記載のソーラーアシスト型電動車椅子において、圧力センサは、一方が操作バーに沿って固着可能な一対の細長プレート状電極と、当該電極間に介装された導電性弾性体からなる。
【0012】
軽量化した車椅子と相まって車椅子が障害物に当たることでその反力を介助者がダイレクトに受け、電極間に介装された導電性弾性体が圧縮されることで電動モータの駆動力を応答性良く増大させて障害物を無理なくスムーズに乗り越えることができる。
【0013】
また、本発明の請求項4に記載のソーラーアシスト型電動車椅子は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のソーラーアシスト型電動車椅子において、車輪とフレームとがサスペンションによって連結されている。
【0014】
サスペンションを備えることで車椅子の乗り心地を向上させるとともに、太陽電池による十分な補助電力を利用して軽量化した車椅子で着座者が長時間快適に移動することができる。
【0015】
また、本発明の請求項5に記載のソーラーアシスト型電動車椅子は、請求4に記載のソーラーアシスト型電動車椅子において、全ての車輪が電動モータで駆動されるようになっている。
【0016】
全輪駆動とすることで悪路での走破性を向上させ、太陽電池による十分な補助電力を利用して軽量化した車椅子で着座者が長時間更に快適に移動することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかるソーラーアシスト型電動車椅子について図面に基き説明する。
【0018】
本発明の一実施形態にかかるソーラーアシスト型電動車椅子1は、図1に示すようにFRP(ファイバ強化プラスチック)でできたフレーム10と、フレーム10の下側後方に回転自在に取り付けられた主タイヤ21と、フレーム10の下側前方に操舵ジョイント25を介して取り付けられた補助タイヤ22と、フレーム10の上部に取り付けられ同じくFRPででき表面にクッション材としてのウレタンシート31a,32aが貼付された着座部31及び背もたれ部32と、背もたれ部32から上方に延在した支持シャフト(ステー)33と、支持シャフト33の先端に備わったソーラーセル(太陽電池)40とを備えている。なお、ソーラーセル40はソーラーアシスト型電動車椅子1に照射される太陽光から電力を効率良く得るためにソーラーアシスト型電動車椅子1の上方に屋根状に備わっている。また、ソーラーセル40からは図示しない電線がフレーム10まで配索され後述するバッテリ60に電力を供給するようになっている。
【0019】
一方、フレーム10の下方には主タイヤ21を駆動するために各主タイヤ21にそれぞれ連結された2つの電動モータ51,52(図2参照)が備わり、電動モータ51,52の上部にはこの電動モータ51,52を駆動するための充電可能なバッテリ60が備わっている。また、バッテリ60の近傍には後述するスイッチからの操作信号により当該電動モータ51,52を駆動制御したり、ソーラーセル40からの電力をバッテリ60に蓄電したりする役目を果たすコントローラ70が備わっている。
【0020】
フレーム10は上述したように全てFRPでできており、全体として従来のアルミニウム等の金属でできたフレームよりも格段に軽量化されている。また、フレーム10は、図1に示すように主タイヤ側のメインフレーム11と、主タイヤ21と補助タイヤ22を連結する下部フレーム12と、下部フレーム12前端と着座部前端とを連結する前方フレーム13とを備えている。そして、メインフレーム11の上方からはアームレスト80が前方に延在しており、アームレスト80の先端上部には着座者が車椅子を操作するための操作スイッチ81が備わっている。また、メインフレーム11の下方部分と着座部前端は補助シャフト15で連結されている。
【0021】
一方、背もたれ部32の両側には介助者が車椅子を操作するための操作バー90が備わっている。操作バー90は、図2に示すように角型U字形状をなすとともに介助者が握り易い程度の太さを有し、その端部が背もたれ部32の両側に固定されている。また、操作バー90の上部水平位置には若干間隔を隔てて2つの圧力センサ91,92が取り付けられている。この圧力センサ91,92は一方が操作バー90に沿って固着され、間に導電性スポンジが介装された一対の細長プレート状電極からなり、介助者が左右の手で各圧力センサ自体を把持できるとともに、ソーラーアシスト型電動車椅子1が路上の障害物や凸部に達したときにその反力で導電性スポンジが縮み、プレート状電極間の抵抗値が変化するようになっている。
【0022】
そして、圧力センサ91,92のスポンジ部が縮むことで電極間の抵抗値が低下し、その結果電動モータ51,52の駆動力が上昇して障害物を楽に乗り越えることができるようになっている。
【0023】
また、フレーム10の適所には着座者の操作スイッチ81と介助者の操作スイッチとしての圧力センサ91,92を切り替える自走/アシスト切り替えスイッチ95(図3にのみ図示し、図1及び図2には図示せず)が設けられている。
【0024】
続いて、かかるソーラーアシスト型電動車椅子の図3に示す制御回路図について説明する。上述したコントローラ内にはマイクロコントローラ(CPU)100が内蔵され、ソーラーアシスト型電動車椅子の各種制御を行うようになっている。
【0025】
具体的には、2つの電動モータ51,52にはバッテリ(蓄電池)60から電力が供給されるようになっており、バッテリ60はソーラーセル(太陽電池)40から充電コントローラ120を介して常に充電されるようになっている。また、電動モータ51(52)にはパルスモータが使用され、マイクロコントローラ100からのPWM出力に応じてゲートドライバ110(112)及びパワーMOSFET111(113)を介して回転数が制御されるようになっている。
【0026】
一方、操作スイッチ81の前後スイッチとしての可変抵抗811から受ける抵抗値によりマイクロコントローラ100がゲートドライバ110(112)及びパワーMOSFET111(113)を介して2つの電動モータ51(52)の回転力を同時に変えてソーラーアシスト型電動車椅子の前進後退及び速度制御を行う。
【0027】
そして、操作スイッチ81の左右スイッチとしての可変抵抗812から受ける抵抗値によりマイクロコントローラ100がゲートドライバ110(112)及びパワーMOSFET111(113)を介して2つの電動モータ51(52)の回転力を相対的に変化させてソーラーアシスト型電動車椅子1の左右方向転換を可能にする。
【0028】
一方、着座者の代わりに介助者がソーラーアシスト型電動車椅子1の操作を行う場合は、自走/アシスト切り替えスイッチ95によって切り替え、2つの圧力センサ91,92でソーラーアシスト型電動車椅子1を操作する。なお、この圧力センサ91,92は上述したように介助者の把持力に応じて抵抗値が変わるようになっているので、介助者が左右の圧力センサ91,92を均等に把持すればゲートドライバ110,112及びパワーMOSFET111,113を介して各電動モータ51,52が同じ速度で回転し、把持力に応じた速度で前進するようになっている。また、何れかの圧力センサ91,92を強く握った場合は握った方の圧力センサに対応する電動モータ51,52が早く回転し、握った方と逆方向にソーラーアシスト型電動車椅子1が曲がるようになっている。さらには、ソーラーアシスト型電動車椅子1が路上の障害物に当たったときはその反力で圧力センサ91,92の導電性スポンジがつぶされて抵抗値が低下し、電動モータ51,52の回転数が上昇することでこの障害物を無理なく乗り越えることができる。これは、特にソーラーアシスト型電動車椅子1の重量が軽いことによって十分に発揮される機能である。
【0029】
また、自走/アシスト切り替えスイッチ95の近傍にある抵抗98はマイコン入力用抵抗で、電圧レギュレータ96は上述のマイクロコンピュータ100や各種センサに定電圧を供給するためのものである。
【0030】
以上のようにFRPを多用した本実施形態にかかるソーラーアシスト型電動車椅子1の重量は約12kg〜15kgと従来の約60kg程度重量がある電動車椅子に較べて重量が格段に軽量化されている。
【0031】
また、ソーラーセル(太陽電池)40は単結晶セルで大きさが例えば50cm×60cmあり、その容量は35Wと十分な電力をバッテリ60に供給できる。また、バッテリ60は容量が189Whのリチウムイオン電池を使用し、重量がわずか1.6kgだけである。
【0032】
そのため、ソーラーセル40から供給される電力を電動モータ51,52の補助電源として十分活用でき、従来のソーラーアシスト型車椅子に較べて一回の走行距離(バッテリを家庭用電源で充電したときに走行できる距離)が格段に長くなる。実際に試験したところ、日照時にソーラーセル40による補助電源を使用することでフル自走距離をこれを使用しない場合の1.5倍まで延ばすことができ、介助者によるアシスト走行モードでは数倍以上に延ばすことができた。
【0033】
また、バッテリ60を小型化したので、充電アダプタを使用した際のコンセントからの充電時間を2時間以内とし、太陽電池からの充電時間を日射強度1kW/m時に5.5時間と少ない時間で済ませることができ、実用性に大変優れていることが分かった。
【0034】
なお、このようにソーラーセル40からの限られた電力を有効活用して一回のバッテリ充電で長距離移動可能なソーラーアシスト型電動車椅子1には車輪とフレームとの間にショックアブソーバ28,29(図2参照)が設けられているので、着座者が長時間の移動を快適に行えるように配慮されている。
【0035】
なお、上述したソーラーアシスト型電動車椅子1のフレームは特定のFRPに限定されず、通常のプラスチックまたはガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維で強化したプラスチック、短繊維又は長繊維で強化したプラスチックで形成しても良い。
【0036】
また、着座部及び背もたれ部はプラスチックの代わりに軽くて丈夫な布材で構成しても良い。
【0037】
また、支持シャフト33は背もたれ部32に必ずしも固定されている必要はなく背もたれ部32に沿って上方に延在していれば良い。
【0038】
更には、介助者用圧力センサは上述の実施形態では左右2つ設けたが、前進速度の調節や路上障害物の乗り越えを行うだけならば単一の圧力センサを設けただけでも良い。
【0039】
更にまた、後輪にそれぞれ電動モータを備えるだけでなく、前輪にも電動モータを備えれば全輪駆動となる。本実施形態にかかるソーラーアシスト型電動車椅子はきわめて軽量でソーラーセルによる補助電力を最大限利用しながら走行できるので、このように全輪駆動とすることで悪路での走破性が格段に向上し、どのような路面状態の地域であっても長時間快適に乗り続けることが可能になる。
【0040】
なお、本発明にかかるソーラーアシスト型電動車椅子について付言すると、折り畳み式、アタッチメント化への応用、さらには上述した車輪を四輪駆動にすることで悪路での使用が可能であるといった、実用面における発展要素を多分に持っている。さらには、車輪を5輪、又は6輪にして全ての車輪を電動モータで駆動することで悪路走破性をより向上させることができる。
【0041】
また、ソーラーシステムを活用した次世代車椅子の開発は、福祉・介護や環境面からも応用範囲の幅が広く本発明にかかるソーラーアシスト型電動車椅子はその礎としての役目を十分に果たすものである。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るソーラーアシスト型電動車椅子は、少なくともフレームの部分がプラスチック又は強化プラスチックでできているので、車椅子全体の軽量化が図られ、電動モータも小型軽量の電動モータとすることができる。また、電動モータが小型モータで済むのでバッテリも小型バッテリを搭載するだけで済む。従って、車椅子全体の重量を軽量化することができ、限られた大きさの太陽電池からの電力を電動モータの補助電源として十分活用することができる。
【0043】
また、本発明の請求項2に記載のソーラーアシスト型電動車椅子は、軽量化した車椅子の背もたれ部に操作バーを設け、この操作バーに電動モータの駆動力を制御可能とする圧力センサを備えることで、車椅子が坂や縁石に当たってこれを越えるために大きな駆動力が必要となったとき、車椅子がこれらの障害物に当たったときの抵抗を介助者が受けて介助者が圧力センサを自然に押すことで電動モータの駆動力を増大させ、障害物を乗り越えることができる。
【0044】
また、本発明の請求項3に記載のソーラーアシスト型電動車椅子は、軽量化した車椅子と相まって車椅子が障害物に当たることでその反力を介助者がダイレクトに受け、電極間に介装された導電性弾性体が圧縮されることで電動モータの駆動力を応答性良く増大させて障害物を無理なくスムーズに乗り越えることができる。
【0045】
また、本発明の請求項4に記載のソーラーアシスト型電動車椅子は、サスペンションを備えることで車椅子の乗り心地を向上させるとともに、太陽電池による十分な補助電力を利用して軽量化した車椅子で着座者が長時間快適に移動することができる。
【0046】
また、本発明の請求項5に記載のソーラーアシスト型電動車椅子は、全輪駆動とすることで悪路での走破性を向上させ、太陽電池による十分な補助電力を利用して軽量化した車椅子で着座者が長時間更に快適に移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるソーラーアシスト型電動車椅子の側面図である。
【図2】図1に示すソーラーアシスト型電動車椅子の背面図である。
【図3】図1に示すソーラーアシスト型電動車椅子の制御回路ブロック図である。
【符号の説明】
10 フレーム
11 メインフレーム
12 下部フレーム
13 前方フレーム
15 補助シャフト
21 主タイヤ
22 補助タイヤ
25 操舵ジョイント
28,29 ショックアブソーバ
31 着座部
31a ウレタンシート
32 背もたれ部
32a ウレタンシート
33 支持シャフト
40 ソーラーセル
51,52 電動モータ
60 バッテリ
70 コントローラ
80 アームレスト
81 操作スイッチ
90 操作バー
91,92 圧力センサ
95 自走/アシスト切り替えスイッチ
96 電圧レギュレータ
98 抵抗
100 マイクロコントローラ
110 ゲートドライバ
111 パワーMOSFET
120 充電コントローラ
811 可変抵抗
812 可変抵抗

Claims (5)

  1. 車輪と、着座部と、背もたれ部と、前記車輪、着座部、背もたれ部を支持するフレームと、前記車輪を駆動する電動モータを備えた車椅子において、
    少なくとも前記フレームがプラスチック又は強化プラスチックからできており、前記背もたれ部には着座者の頭上に向かって延在するステーと当該ステーに固定され前記着座者の頭上への太陽光を受光するソーラーセルが備わり、
    前記ソーラーセルからの電力を前記電動モータの駆動力に利用することを特徴とするソーラーアシスト型電動車椅子。
  2. 前記ソーラーアシスト型電動車椅子は、自走式かつ介助式の両用であり、前記ソーラーアシスト型電動車椅子の所定位置には自走式操作用の操作スイッチが備わっており、前記背もたれ部には介助者が前記車椅子を押すための操作バーが備わり、当該操作バーには介助者が操作バーを把持する把持力に応じて前記電動モータの駆動力を制御可能とする圧力センサが備わっていることを特徴とする、請求項1に記載のソーラーアシスト型電動車椅子。
  3. 前記圧力センサは、一方が前記操作バーに沿って固着可能な一対の細長プレート状電極と、当該電極間に介装された導電性弾性体からなることを特徴とする、請求項2に記載のソーラーアシスト型電動車椅子。
  4. 前記車輪と前記フレームとはサスペンションによって連結されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のソーラーアシスト型電動車椅子。
  5. 前記車輪は全ての車輪が前記電動モータで駆動されるようになっていることを特徴とする、請求4に記載のソーラーアシスト型電動車椅子。
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