JP2004166086A - データ配信システム、データ配信装置、データ配信方法及びプログラム - Google Patents

データ配信システム、データ配信装置、データ配信方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ間での通信が行われる際に、ユーザが発信したもの以外のコンテンツをユーザに効果的に視聴させるためのデータ配信システム等を提供することである。
【解決手段】発信元の携帯端末1−kが、宛先の携帯端末1−jに宛てて、ユーザが作成等したユーザ動画データを送信すると、パケット網2のデータ中継サーバ3が、このユーザ動画データを取得し、広告付きユーザ動画データへと加工して、携帯端末1−jへと送信する。広告付きユーザ動画データが表す動画は、ユーザ動画データが表す動画と、この動画に先行して携帯端末1−jにより再生される広告用の動画とを含むものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、データ配信システム、データ配信装置、データ配信方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)等の電話の端末は、近年、音声だけでなく、静止画や動画などのコンテンツを再生する機能を有するものが一般的になっている。そして、画像を再生できる電話端末へと、外部から画像を配信する技術も考えられている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−190867号公報
【特許文献2】
特開平9−247276号公報
【0004】
特許文献1の技術は、インターネット上のサービスサイトにアクセスした携帯電話に動画コンテンツをダウンロードする、というものである。この技術では、動画コンテンツを表すデータのダウンロードの開始に先立っては、企業の宣伝広告等がまず配信され、一方、動画コンテンツを表すデータのダウンロードや再生が終了すると、動画コンテンツの視聴が完了したことを示す標章が配信される。
【0005】
特許文献2の技術は、TV電話の1つの端末装置から他の端末装置へ発信し通話する際に、広告用の映像を発信側の端末装置に送る、というものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1の技術では、携帯電話のユーザが他のユーザ等に宛てて発信するコンテンツには、広告用のコンテンツを付加することができない。このため、サービスサイトにアクセスしないユーザに広告を視聴させることができず、従って、広告の効果が十分に発揮されにくい。
【0007】
また、特許文献2の技術では、広告用の映像は発信側の端末装置にしか配信されないため、TV電話の発信を行わないユーザには広告を視聴させることができない。従って、特許文献2の技術でも、広告の効果は十分に発揮されにくい。
【0008】
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、ユーザ間での通信が行われる際に、ユーザが発信したもの以外のコンテンツをユーザに効果的に視聴させるためのデータ配信システム、データ配信装置及びデータ配信方法を提供することを目的とする。
【009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点に係るデータ配信システムは、
発信元の端末と、データ加工手段と、宛先の端末とより構成されており、
前記発信元の端末は、前記宛先の端末に宛てて、第1のコンテンツを表すユーザ用データを発信し、
前記データ加工手段は、前記発信元の端末が発信した前記ユーザ用データを受信し、当該ユーザ用データを、付加情報付きユーザ用データへと加工して、前記宛先の端末へと送信し、
前記宛先の端末は、前記データ加工手段が送信した前記付加情報付きユーザ用データを受信して、当該付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツを再生するものであって、
前記付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツは、前記第1のコンテンツと、前記宛先の端末により当該第1のコンテンツと連続して再生される第2のコンテンツとを含んでいる、
ことを特徴とする。
【0010】
このようなデータ配信システムでは、発信元の端末から宛先の端末に宛てて供給される第1のコンテンツに加えて、第2のコンテンツも宛先の端末に供給される。このため、発信元の端末のユーザからのコンテンツの供給を受動的に待っている宛先の端末のユーザに、第2のコンテンツを視聴する機会が与えられる。従って、例えば第2のコンテンツを広告用のコンテンツとすれば、広告の効果が十分に発揮される。
【0011】
また、この発明の第2の観点に係るデータ配信装置は、
発信元の端末から宛先の端末に宛てて発信された、第1のコンテンツを表すユーザ用データを受信する受信手段と、
受信したユーザ用データを、付加情報付きユーザ用データへと加工するデータ加工手段と、
前記付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツを前記宛先の端末に再生させるため、当該付加情報付きユーザ用データを当該宛先の端末へと送信する送信手段と、より構成されており、
前記付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツは、前記第1のコンテンツと、前記宛先の端末により当該第1のコンテンツと連続して再生される第2のコンテンツとを含んでいる、
ことを特徴とする。
【0012】
このようなデータ配信装置は、発信元の端末から宛先の端末に宛てて供給される第1のコンテンツに加えて、第2のコンテンツも宛先の端末に供給する。このため、発信元の端末のユーザからのコンテンツの供給を受動的に待っている宛先の端末のユーザに、第2のコンテンツを視聴する機会が与えられる。従って、例えば第2のコンテンツを広告用のコンテンツとすれば、広告の効果が十分に発揮される。
【0013】
前記第2のコンテンツは、前記宛先の端末により前記第1のコンテンツに先行して再生されるものであれば、第2のコンテンツが宛先の端末のユーザに確実に視聴される。
【0014】
前記データ加工手段は、前記発信元の端末が発信したユーザ用データを加工して得られた付加情報付きユーザ用データの送信回数又はデータ量に基づいて、当該発信元の端末の利用者への課金の割引額又は割引率を決定し、決定の結果を表すデータを作成するものであってもよい。このような構成を有していれば、第2のコンテンツを配信した量や回数に応じた課金が容易に行われるようになる。
【0015】
また、この発明の第3の観点に係るデータ配信方法は、
発信元の端末から宛先の端末に宛てて発信された、第1のコンテンツを表すユーザ用データを受信し、受信したユーザ用データを、付加情報付きユーザ用データへと加工し、前記付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツを前記宛先の端末に再生させるため、当該付加情報付きユーザ用データを当該宛先の端末へと送信するデータ配信方法であって、
前記付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツは、前記第1のコンテンツと、前記宛先の端末により当該第1のコンテンツと連続して再生される第2のコンテンツとを含んでいる、
ことを特徴とする。
【0016】
このようなデータ配信方法によれば、発信元の端末から宛先の端末に宛てて供給される第1のコンテンツに加えて、第2のコンテンツも宛先の端末に供給される。このため、発信元の端末のユーザからのコンテンツの供給を受動的に待っている宛先の端末のユーザに、第2のコンテンツを視聴する機会が与えられる。従って、例えば第2のコンテンツを広告用のコンテンツとすれば、広告の効果が十分に発揮される。
【0017】
また、この発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
発信元の端末から宛先の端末に宛てて発信された、第1のコンテンツを表すユーザ用データを受信する受信手段と、
受信したユーザ用データを、付加情報付きユーザ用データへと加工するデータ加工手段と、
前記付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツを前記宛先の端末に再生させるため、当該付加情報付きユーザ用データを当該宛先の端末へと送信する送信手段と、して機能させるためのプログラムであって、
前記付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツは、前記第1のコンテンツと、前記宛先の端末により当該第1のコンテンツと連続して再生される第2のコンテンツとを含んでいる、
ことを特徴とする。
【0018】
このようなプログラムを実行するコンピュータは、発信元の端末から宛先の端末に宛てて供給される第1のコンテンツに加えて、第2のコンテンツも宛先の端末に供給する。このため、発信元の端末のユーザからのコンテンツの供給を受動的に待っている宛先の端末のユーザに、第2のコンテンツを視聴する機会が与えられる。従って、例えば第2のコンテンツを広告用のコンテンツとすれば、広告の効果が十分に発揮される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を、画像通信システムを例として、図面を参照して説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る画像通信システムの構成を示す図である。この画像通信システムは、通信事業者と契約を結ぶ等したユーザ(契約ユーザ)が自己の所持する携帯端末から送信する動画に、広告用の動画を追加して、宛先へと中継するものである。
【0020】
図示するように、この画像通信システムは、携帯端末1−1〜1−n(nは携帯端末の総数であり、2以上の整数)と、パケット網2とより構成されている。携帯端末1−1〜1−nは、いずれも、無線通信回線を含む通信回線を介してパケット網2に接続されている。
【0021】
携帯端末1−1〜1−nは、互いに実質的に同一の構成を有している。
携帯端末1−1〜1−nはいずれも、携帯可能な構成を有しており、例えば、移動体電話(例えば、携帯電話や、PHS(Personal Handyphone System))の端末の機能を行うものである。
【0022】
携帯端末1−1〜1−nには、各自に固有の識別符号が割り当てられている。携帯端末1−1〜1−nが移動体電話の端末の機能を行うものである場合、携帯端末1−1〜1−nの識別符号は、例えば、各自の電話番号であればよい。
【0023】
携帯端末1−k(kは1以上n以下の任意の整数)は、図2に示すように、制御部11−kと、主記憶部12−kと、外部記憶部13−kと、送受信部14−kと、入力部15−kと、表示部16−kと、撮像部17−kとより構成される。主記憶部12−k、外部記憶部13−k、送受信部14−k、入力部15−k、表示部16−k及び撮像部17−kは、いずれも、内部バスを介して制御部11−kに接続されている。
【0024】
制御部11−kはCPU(Central Processing Unit)等からなり、外部記憶部13−kに記憶されているプログラムに従って、後述する処理を実行する。
主記憶部12−kはRAM(Random Accesss Memory)等からなり、制御部11−kの作業領域として用いられる。
【0025】
外部記憶部13−kは、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリからなり、後述する処理を制御部11−kに行わせるための上述のプログラムを予め記憶し、また、制御部11−kの指示に従って、このプログラムやその他自己が記憶するデータを制御部11−kに供給したり、制御部11−kから供給されたデータを記憶したりする。
【0026】
送受信部14−kは、無線送信機及び無線受信機等からなり、内部バスを介して制御部11−kに接続されている。
送受信部14−kは、例えば携帯端末1−j(jは1以上n以下の整数、ただしj≠k)宛てのデータを制御部11−kより供給されると、制御部11−kの指示に従って、このデータにより搬送波を変調し、得られた変調波をパケット網2へと送信する。なお、携帯端末1−j宛てのこのデータには、宛先を示す情報として携帯端末1−jの識別符号が付されているものとする。
また、送受信部14−kは、携帯端末1−k宛てのデータを表す変調波(すなわち、携帯端末1−k宛のデータにより搬送波を変調して得られる変調波)をパケット網2より受信して復調し、得られた携帯端末1−k宛てのデータを、制御部11−kに供給する。
【0027】
入力部15−kは、ボタン、スイッチ等より構成されており、操作者の操作に従った情報を、制御部11−kに供給する。
表示部16−kは、液晶ディスプレイ等より構成されており、制御部11−kの指示に従った画像(動画や静止画)を、自己が備える表示画面上に表示する。
【0028】
撮像部17−kは、CCD(Charge Coupled Devices)やレンズ等からなっている。撮像部17−kは、制御部11−kの指示に従って、自己の視野内の画像を撮像し、撮像した画像を表す画像信号を生成して、制御部11−kに供給する。
【0029】
パケット網2は、移動体電話の端末相互の通信に用いられる基地局及び通信回線と、この通信回線に接続されたデータ中継サーバ3とを備える。
パケット網2は、携帯端末1−kの送受信部14−kが送信した変調波を受信して復調し、得られたデータ(すなわち、携帯端末1−kが搬送波を変調するとき用いたデータ)をデータ中継サーバ3に転送する。また、パケット網2は、データ中継サーバ3が携帯端末1−k宛てのデータを出力すると、このデータを表す変調波を生成して、携帯端末1−kに送信する。
【0030】
データ中継サーバ3は、サーバコンピュータ等より構成されており、具体的には、例えば、図3に示すように、制御部31と、主記憶部32と、外部記憶部33と、送受信部34とより構成される。図3の構成において、主記憶部32、外部記憶部33及び送受信部34は、いずれも内部バスを介して制御部31に接続されている。
【0031】
制御部31は、CPU等からなり、外部記憶部33に記憶されているプログラムを実行することにより、後述する処理を行う。
主記憶部32は、RAM等からなり、制御部31の作業領域として用いられる。
【0032】
外部記憶部33は、ハードディスク装置等からなり、制御部31が実行する上述のプログラムを予め記憶し、また、(a)広告用の動画を表す広告用動画データ、及び、(b)契約ユーザが所持する携帯端末の識別符号と当該契約ユーザへの課金(この画像通信システムの利用料金の課金)の割引額の総額とを対応付けて格納するリストを、予め記憶する。そして、外部記憶部33は、制御部31の制御に従い、自己が記憶するデータを制御部31に供給したり、制御部31が供給するデータを記憶したりする。
【0033】
なお、広告用動画データは、例えば、広告主や広告代理店等が、この画像通信システムを管理する通信事業者等へと供給するものとし、通信事業者等が外部記憶部33に格納するようにすればよい。
また、契約ユーザへの課金の割引額の総額は、契約ユーザが動画を送信するたびに、後述する処理により増額される。そして、割引額の総額にあたる額(あるいは、割引額の総額に基づいて所定の基準により決まる額)が、広告料として、通信事業者等から広告主等へ課金されるものとする。
【0034】
送受信部34はルータ等からなり、内部バスを介して制御部31に接続されており、また、パケット網2の通信回線に接続される。
送受信部34は、制御部31の制御に従い、制御部31より供給されたデータをパケット網2に送出したり、パケット網2からデータ中継サーバ3へと供給されたデータを受信して制御部31に供給したりする。
【0035】
次に、図1に示す画像通信システムの動作を、携帯端末1−kから携帯端末1−j(jは1以上n以下の整数、但しj≠k)へと動画を送る場合の動作を例として、図4を参照して説明する。
図4は、この画像通信システムが行う処理の流れを表す図である。
【0036】
携帯端末1−kのユーザが、携帯端末1−jに画像を送りたい場合、携帯端末1−kのユーザはまず、携帯端末1−kの入力部15−kを操作して、携帯端末1−kに、動画の撮像を指示する。
携帯端末1−kの起動時より外部記憶部13−kが記憶するプログラムを読み出し実行している制御部11−kは、この指示に応答して、撮像部17−kに画像の撮像を指示し、撮像部17−kは視野内の画像を連続的に(すなわち動画として)撮像して画像信号を制御部11−kに供給する。制御部11−kは、この画像信号を用い、撮像部17−kが撮像した動画を表す動画データ(以下、ユーザ動画データと呼ぶ)を生成する(図4、ステップS101)。制御部11−kは、生成したユーザ動画データを外部記憶部13−kに一時記憶させる。
【0037】
次に、制御部11−kは、ユーザが、入力部15−kを操作して、動画の宛先の識別符号(すなわち携帯端末1−jの識別符号)を入力するのを待機する(ステップS102)。
なお、ステップS102では、ユーザが識別符号に代えて短縮番号を入力するようにしてもよい。この場合は、例えば、外部記憶部13−kが予め、宛先の候補の識別符号を、当該候補に割り当てられた短縮番号に対応付けて記憶しているものとする。そして、ユーザが短縮番号を入力したときは、制御部11−kがこの入力に応答して外部記憶部13−kの記憶領域を検索することにより、入力された短縮番号を割り当てられた候補の識別符号を特定して、特定した識別符号を、ユーザが入力した識別符号として扱うものとする。
【0038】
ユーザが、ステップS102で識別符号の入力を完了すると、制御部11−kは、ステップS101で作成したユーザ動画データに、宛先を示すデータとして、ステップS102で入力された携帯端末1−jの識別符号を付す。また、発信元を示すデータとして、携帯端末1−k自身の識別符号も付す。そして送受信部14−kを制御し、このユーザ動画データを表す変調波をパケット網2へと送信させる(ステップS103)。この結果、ユーザ動画データが携帯端末1−kから携帯端末1−jに宛てて送信される。
【0039】
パケット網2は、携帯端末1−kが送信した変調波を受信して復調し、得られたユーザ動画データをデータ中継サーバ3に転送する。データ中継サーバ3の送受信部34は、このユーザ動画データを受信して制御部31に供給する(ステップS201)。
【0040】
制御部31は、ユーザ動画データを供給されると、このユーザ動画データに付されている宛先の識別符号(つまり携帯端末1−jの識別符号)と発信元の識別符号(つまり携帯端末1−kの識別符号)とを特定する。次に、制御部31は、特定した発信元の識別符号を検索キーとして外部記憶部33が記憶しているリストを検索して当該識別符号の有無を判別することにより、発信元が契約ユーザであるか否かを判別する(ステップS202)。
【0041】
ステップS202で、発信元が契約ユーザではないと判別すると、データ中継サーバ3は処理をステップS204に移す。
一方、発信元が契約ユーザであると判別すると、外部記憶部33より広告用動画データを読み出し、この広告用画像データと、ステップS201で供給されたユーザ動画データとを用いて、広告付きユーザ動画データを作成し(ステップS203)、処理をステップS204へと移す。
【0042】
広告付きユーザ動画データは、ユーザ動画データが表す動画と広告用の動画とを、広告用の動画が先行して表示されるよう連結してできる動画を表すデータである。すなわち、図5に示すように、広告付きユーザ動画データが表す動画を再生すると、まず広告用の動画(図5で「動画#2」として示す動画)が表示され、次いで、ユーザ動画データが表す動画(図5で「動画#1」として示す動画)が表示される。
【0043】
ステップS204で制御部31は、ステップS203で作成した広告付きユーザ動画データ、又は、発信元が契約ユーザではないとステップS202で判別されたユーザ動画データを、送受信部34を制御して携帯端末1−j宛てに送出させる。
【0044】
なお、制御部31は、ステップS204で送出させる広告付きユーザ動画データ(又はユーザ動画データ)に、ステップS103での携帯端末1−kの処理と同様に、宛先を示すデータとして、ステップS202で特定した宛先(つまり携帯端末1−j)及び発信元(つまり携帯端末1−k)の識別符号を付してから、送出させるものとする。
【0045】
また、ステップS204で制御部31は、送出させる広告付きユーザ動画データ(又はユーザ動画データ)のデータ量を特定し、特定したデータ量に基づいて、携帯端末1−kのユーザへの課金の割引額を決定する。そして、外部記憶部33が記憶するリストにアクセスして、携帯端末1−kの識別符号に対応付けられている割引額の総額を、新たに決定した割引額の分だけ加算された額へと更新する。なお、データ量と割引額との対応関係(割引プラン、広告料金プラン)は、通信事業者等が任意に決定してよい。
【0046】
パケット網2は、ステップS204でデータ中継サーバ3が送出した携帯端末1−j宛てのデータ(広告付きユーザ動画データ又はユーザ動画データ)を表す変調波を生成して、携帯端末1−jに送信する。
携帯端末1−jの送受信部14−jは、この変調波を受信して復調し、復調により得られた広告付きユーザ動画データ又はユーザ動画データを、制御部11−jに供給する(ステップS301)。
【0047】
制御部11−jは、ステップS301で送受信部14−jより供給されたデータが表す動画を、表示部16−jに表示させる(ステップS302)。
このデータがユーザ動画データである場合は、携帯端末1−kがステップS101で撮像した動画がステップS302で再生される。また、このデータが広告付きユーザ動画データである場合は、まず広告用の動画が再生され、次いで、携帯端末1−kがステップS101で撮像した動画が再生される。
【0048】
以上説明したステップS101〜S103、S201〜S204及びS301〜302の処理により、携帯端末1−kが撮像した動画が携帯端末1−jに送られ、再生される。携帯端末1−kの所持者が契約ユーザである場合、携帯端末1−jは、携帯端末1−kが撮像した動画を表示するのに先立って、広告用の動画を表示する。また、契約ユーザへの課金の割引額の総額は、契約ユーザが動画を送信するたびに増額される。
【0049】
データ中継サーバ3が記憶するリストは、通信事業者等の操作に従って読み出され、参照される。そして、このリストが示す契約ユーザには、この画像通信システムの本来の利用料(割引前の利用料)から、このリストが示す、当該契約ユーザについての割引額の総額を差し引いた額が課金される。一方では、割引額の総額に基づいて決まる広告料が、広告主等に課金される。
【0050】
なお、この画像通信システムの構成は上述のものに限られない。
例えば、この画像通信システムは、必ずしも動画を伝送するものである必要はない。従って、この画像通信システムは、ユーザ動画データに代えて、静止画や音声やその他任意のコンテンツを表すデータを伝送するようにしてもよいし、広告用の動画に代えて、広告用の静止画や音声などの任意のコンテンツを用いるようにしてもよい。
【0051】
また、発信元の携帯端末が送信したデータが表すコンテンツと、広告用のコンテンツは、必ずしも1個のデータにより表される必要はなく、従って、例えば、ユーザ動画データと広告用画像データとを用いて広告付きユーザ動画データを作成する処理は、必ずしも必要ではない。
【0052】
ただし、広告用のコンテンツや発信元の携帯端末が送信するデータが表すコンテンツの種類にかかわらず、またこれら2個のコンテンツが1個のデータにより表されているか否かにかかわらず、宛先の携帯端末は、広告用のコンテンツを、発信元の携帯端末が送信したデータが表すコンテンツに先行して再生されることが望ましい。
【0053】
また、広告用動画データ等、広告用のコンテンツを表すデータは、契約ユーザごとに異なっていてもよい。この場合、データ中継サーバ3の外部記憶部33が記憶するリストは、例えば、契約ユーザが所持する携帯端末の識別符号と、この携帯端末が送信したユーザ動画データから広告付きユーザ動画データを作成するときに用いる広告用動画データとを、互いに対応付けて格納していればよい。
【0054】
また、データ中継サーバ3は、契約ユーザへの課金の割引額を、契約ユーザの携帯端末が送信したユーザ動画データのデータ量や送信回数、あるいはユーザ動画データが表すコンテンツの種類など、任意の要素に基づいて決めてよい。また、割引額に代えて割引率を決めるようにしてもよい。
また、データ中継サーバ3は課金の割引額や割引率を自ら決定する必要はなく、従って、例えば、課金の割引額の総額や割引率に代えて、契約ユーザが送信したデータのデータ量や送信回数をリストに格納するようにしてもよい。
【0055】
また、携帯端末1−1〜1−nは、移動体電話の端末の機能を行うものである必要はなく、従って、例えばパーソナルコンピュータからなっていてもよい。
そして、携帯端末1−kは、例えば電子メールの送受信を制御するプログラムを実行し、ユーザ動画データが添付された電子メールを携帯端末1−j宛てに送信するようにしてもよい。この場合、データ中継サーバ3は、この電子メールを取得して、広告付きユーザ動画データが添付された携帯端末1−j宛ての電子メールを作成し、携帯端末1−jに供給するようにすればよい。
【0056】
また、携帯端末1−kは、自らが予め記憶しているデータや、外部から取得したデータを、ユーザ動画データに代えて用いるようにしてもよい。この場合、携帯端末1−kは、動画を撮像してユーザ動画データを作成する処理を行う必要はない。
【0057】
また、携帯端末1−j及び1−kが移動体電話の機能を行うものである場合、携帯端末1−kは、携帯端末1−jとの間の通話回線を確立してから、この回線を用いて、データの伝送を行うようにしてもよい。
【0058】
また、パケット網2やデータ中継サーバ3は、インターネット等の外部のネットワークに接続されていてもよい。この場合、携帯端末1−1〜1−nは、このネットワークに接続された外部の装置に宛ててユーザ画像データを送信してもよく、ユーザ動画データを供給されたデータ中継サーバ3は、広告付きユーザ動画データ(又は契約ユーザでない者の携帯端末が送信したユーザ動画データ)を、このネットワークを介し、宛先である外部の装置へと送出するようにすればよい。
【0059】
以上、この発明の実施の形態を説明したが、この発明にかかるデータ配信システムは、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。
例えば、パケット網に接続されたサーバコンピュータに上述のデータ中継サーバ3の動作を実行させるためのプログラムを格納した記録媒体(CD−ROM、MO、フレキシブルディスク等)から該プログラムをインストールし、パケット網に接続されたパーソナルコンピュータに上述の携帯端末1−kの動作を実行させるためのプログラムを格納した記録媒体から該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行する画像通信システムを構成することができる。
【0060】
また、例えば、通信回線の掲示板(BBS)にこれらのプログラムをアップロードし、これを通信回線を介して配信してもよく、また、これらのプログラムを表す信号により搬送波を変調し、得られた変調波を伝送し、この変調波を受信した装置が変調波を復調してこれらのプログラムを復元するようにしてもよい。
そして、これらのプログラムを起動し、OS(Operating System)の制御下に、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。
【0061】
なお、OSが処理の一部を分担する場合、あるいは、OSが本願発明の1つの構成要素の一部を構成するような場合には、記録媒体には、その部分を除いたプログラムを格納してもよい。この場合も、この発明では、その記録媒体には、コンピュータが実行する各機能又はステップを実行するためのプログラムが格納されているものとする。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ユーザ間での通信が行われる際にユーザが発信したもの以外のコンテンツをユーザに効果的に視聴させるためのデータ配信システム、データ配信装置及びデータ配信方法が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る画像通信システムの構成を示す図である。
【図2】携帯端末の構成を示す図である。
【図3】データ中継サーバの構成を示す図である。
【図4】図1の画像通信システムが行う処理の流れを表す図である。
【図5】広告付きユーザ動画データが表す各動画が再生される順序を説明するための図である。
【符号の説明】
1−1〜1−n 携帯端末
11−k 制御部
12−k 主記憶部
13−k 外部記憶部
14−k 送受信部
15−k 入力部
16−k 表示部
17−k 撮像部
2 パケット網
3 データ中継サーバ
31 制御部
32 主記憶部
33 外部記憶部
34 送受信部

Claims (8)

  1. 発信元の端末と、データ加工手段と、宛先の端末とより構成されており、
    前記発信元の端末は、前記宛先の端末に宛てて、第1のコンテンツを表すユーザ用データを発信し、
    前記データ加工手段は、前記発信元の端末が発信した前記ユーザ用データを受信し、当該ユーザ用データを、付加情報付きユーザ用データへと加工して、前記宛先の端末へと送信し、
    前記宛先の端末は、前記データ加工手段が送信した前記付加情報付きユーザ用データを受信して、当該付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツを再生するものであって、
    前記付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツは、前記第1のコンテンツと、前記宛先の端末により当該第1のコンテンツと連続して再生される第2のコンテンツとを含んでいる、
    ことを特徴とするデータ配信システム。
  2. 前記第2のコンテンツは、前記宛先の端末により前記第1のコンテンツに先行して再生されるものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ配信システム。
  3. 前記データ加工手段は、前記発信元の端末が発信したユーザ用データを加工して得られた付加情報付きユーザ用データの送信回数又はデータ量に基づいて、当該発信元の端末の利用者への課金の割引額又は割引率を決定し、決定の結果を表すデータを作成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ配信システム。
  4. 発信元の端末から宛先の端末に宛てて発信された、第1のコンテンツを表すユーザ用データを受信する受信手段と、
    受信したユーザ用データを、付加情報付きユーザ用データへと加工するデータ加工手段と、
    前記付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツを前記宛先の端末に再生させるため、当該付加情報付きユーザ用データを当該宛先の端末へと送信する送信手段と、より構成されており、
    前記付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツは、前記第1のコンテンツと、前記宛先の端末により当該第1のコンテンツと連続して再生される第2のコンテンツとを含んでいる、
    ことを特徴とするデータ配信装置。
  5. 前記第2のコンテンツは、前記宛先の端末により前記第1のコンテンツに先行して再生されるものである、
    ことを特徴とする請求項4に記載のデータ配信装置。
  6. 前記データ加工手段は、前記発信元の端末が発信したユーザ用データを加工して得られた付加情報付きユーザ用データの送信回数又はデータ量に基づいて、当該発信元の端末の利用者への課金の割引額又は割引率を決定し、決定の結果を表すデータを作成する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のデータ配信装置。
  7. 発信元の端末から宛先の端末に宛てて発信された、第1のコンテンツを表すユーザ用データを受信し、受信したユーザ用データを、付加情報付きユーザ用データへと加工し、前記付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツを前記宛先の端末に再生させるため、当該付加情報付きユーザ用データを当該宛先の端末へと送信するデータ配信方法であって、
    前記付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツは、前記第1のコンテンツと、前記宛先の端末により当該第1のコンテンツと連続して再生される第2のコンテンツとを含んでいる、
    ことを特徴とするデータ配信方法。
  8. コンピュータを、
    発信元の端末から宛先の端末に宛てて発信された、第1のコンテンツを表すユーザ用データを受信する受信手段と、
    受信したユーザ用データを、付加情報付きユーザ用データへと加工するデータ加工手段と、
    前記付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツを前記宛先の端末に再生させるため、当該付加情報付きユーザ用データを当該宛先の端末へと送信する送信手段と、して機能させるためのプログラムであって、
    前記付加情報付きユーザ用データが表すコンテンツは、前記第1のコンテンツと、前記宛先の端末により当該第1のコンテンツと連続して再生される第2のコンテンツとを含んでいる、
    ことを特徴とするプログラム。
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