JP2004159301A - 移動体通信におけるモビリティ制御方法及びシステム並びに関門交換装置及び局交換装置 - Google Patents

移動体通信におけるモビリティ制御方法及びシステム並びに関門交換装置及び局交換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 移動端末が基地局間を移動した場合に経路切り替えを高速に行う。
【解決手段】 移動体通信基幹網100のエッジを構成する局交換装置30、31、関門交換装置40の内、移動体通信基幹網にパケットp1が入る位置のエッジ装置がパケットp1に対して宛先端末の電話番号からマッピングしたラベルを挿入して網内パケットp2を生成するとともに、マッピングしたラベルを移動端末10の位置情報として地域レジスタ70、71、ホームレジスタ80に登録し、網内パケットp2を、パケット内のラベルと位置情報に基づいて転送し、移動体通信基幹網から網内パケットp2が出る位置のエッジ装置が網内パケットp2からラベルを削除して網外に転送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動端末が基地局間を移動した場合に経路切り替えを行う移動体通信におけるモビリティ制御方法及びシステム並びに関門交換装置及び局交換装置に関し、特にIPサポートした移動体通信におけるモビリティ制御方法に関する。
固定通信網と同じように移動通信網も高速IP通信の普及が見込まれ、また将来的に音声通信もIPサポートによる通信になると考えられている。移動体通信では、端末の移動による端末と基地局間の通信の切り替えを高速に行うことが必須となっている。このような端末のモビリティ制御を行う上で、IPレベルでのモビリティ制御として、IETF(Internet Engineering Task Force)で標準化に向けて策定が進んでいるモバイルIP(非特許文献1)によるモビリティ制御方式が提案されている。
Mobility Support in IPv6:draft-ietf-mobileip-ipv6-16.txt <URL:http://www.ietf.org/lid-abstracts.html>
図30はモバイルIPを用いた移動端末に対するモビリティ制御方式を簡単に示している。基地局20、21はそれぞれ局交換装置30、31に収容され、局交換装置30、31をお互いに接続した移動体通信基幹網100を通して通信を行っている。本例では、移動端末である携帯電話機(図中単に携帯電話と示す)10は基地局20、移動体通信基幹網100の局交換装置30及び関門交換装置40、ゲートウエイ60を通ってインターネットを通して固定端末(IP電話機)50と通信を行っている。
ここで、携帯電話機10のIPアドレスを(A)、固定のIP電話機50のIPアドレスを(B)とし、携帯電話機10のホームエージェント(以下HA)は局交換装置30とする。携帯電話機10が局交換装置30の配下にある場合は、固定端末であるIP電話機50との通信は、固定のIP通信と同じようにIP通信を行っている。この場合、携帯電話機10からIP電話機50に対しては、送信元IPアドレス(以下、src)=(A)、送信先IPアドレス(以下、dst)=(B)とするパケットp31が転送され、IP電話機50から携帯電話機10に対しては、src=(B)、dst=(A)とするパケットp32が転送される。
携帯電話機10が基地局20から基地局21のサービスゾーンに移動する場合の処理を図31を用いて示す。IPアドレス=(H)の局交換装置30の配下から、IPアドレス=(C)の局交換装置31の配下の基地局21との通信に切り替え時に、携帯電話機10は局交換装置31のIPアドレス(Care of Address)を取得し、携帯電話機10が局交換装置31側から局交換装置30側に移動したことを通知する。局交換装置30は局交換装置31の間にIPトンネルTを生成する。
携帯電話機10がHAである局交換装置30に対して、src=(A)、dst=(B)とするパケットp31を送信すると、局交換装置30は携帯電話機10がどこに移動したかを知っているので、局交換装置31に対してIPトンネルTで、上記パケットp31に対してsrc=(H)、dst=(C)を含むIPヘッダを付与したパケットp33を転送する。局交換装置31は受信パケットp33から外側のIPヘッダを取り外して、移動した携帯電話機10にパケットp31を転送する。
携帯電話機10が局交換装置31に対してIP電話機50宛のパケットp31を送信すると、局交換装置31はIP電話機50に対して、src=(C)、dst=(B)、移動した携帯電話機10のアドレスHoAOpt=(A)とするパケットp34を転送する。次の契機にはIP電話機50は、携帯電話機10の位置を局交換装置31にあると認識し、局交換装置30を通さずに局交換装置31を通して、src=(B)、dst=(A)とするパケットp32を送信する。
しかしながら、上記のモバイルIPによるIPサポート方式は、移動元の局交換装置30と移動先の局交換装置31との間でIPトンネルTを形成したり、移動先をルーティングして外側IPヘッダを付与するなどの動作を行うので、複雑なシグナリング手順を踏む必要があるため、手順が複雑であり、移動体通信に必須な高速なモビリティ制御が難しいという問題点がある。
本発明は上記従来例の問題点に鑑み、移動端末が基地局間を移動した場合の経路切り替えを高速に行うことができる移動体通信におけるモビリティ制御方法及びシステム並びに関門交換装置及び局交換装置を提供することを目的とする。
請求項1、2に記載の発明は上記目的を達成するために、
移動体通信基幹網の移動端末の電話番号を前記移動体通信基幹網内を転送される網内パケットのIPレイヤより下位の特定レイヤにマッピングするとともに、前記マッピングした情報を前記移動端末の位置情報として登録し、
前記網内パケットを前記移動体通信基幹網内において前記特定レイヤにより、かつ前記位置情報に基づいて転送するよう構成されている。
上記方法及び構成では、例えば、まず、転送プレーンに関しては、移動端末の電話番号をIPアドレスの下位32ビットに割り当て、IPアドレスをマッピングしたIPより下位の特定レイヤにマッピングし、局交換装置及び関門交換装置間を特定レイヤにより転送をする。局交換装置と移動端末の間は、従来の電話網と同じように、IPアドレスの特定個所にマッピングされている端末の電話番号を、従来の電話網の転送で用いているレイヤ1にマッピングし、該当する端末にパケットを転送する。また、制御プレーンにおいては、端末の位置情報を地域レジスタ(VLR)とホームレジスタ(HLR)において常に一元的に管理しており、従来の電話網において既に実現しているので、その端末位置情報から、局交換装置及び関門交換装置での前記特定レイヤでの経路情報に常にマッピングを行う。そのため、高速なモビリティ制御が可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システムにおいて、
前記移動体通信基幹網のエッジを構成する装置の内、前記移動体通信基幹網にパケットが入る位置のエッジ装置が前記パケットに対して宛先端末の電話番号からマッピングしたラベルを挿入して前記網内パケットを生成するとともに、前記マッピングしたラベルを前記移動端末の位置情報として登録し、
前記網内パケットを、パケット内のラベルと前記位置情報に基づいて転送し、
前記移動体通信基幹網から前記網内パケットが出る位置のエッジ装置が前記網内パケットから前記ラベルを削除して網外に転送するよう構成されている。
上記構成により、例えば各移動端末に割り当てられるIPv6アドレスに対して、その下位32ビットに電話番号をマッピングし、局交換装置間及び関門交換装置間をそのIPアドレスからマッピングしたラベルで転送を行う移動体通信ネットワークにおいて、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報を前記ラベルによる経路情報にマッピングすることで、モバイルIP方式のようなシグナリング手順を複雑化せず、従来の移動体通信のモビリティ制御の能力をそのまま踏襲してIPサポートを行うモビリティ制御が可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システムにおいて、
前記移動体通信基幹網のエッジを構成する装置の間に複数のパスをメッシュ状に形成し、
前記移動体通信基幹網にパケットが入る位置のエッジ装置が前記パケットに対して宛先端末の電話番号からマッピングした第1のラベルと前記メッシュ状のパスを識別するための第2のラベルを挿入して前記網内パケットを生成するとともに、前記マッピングした第1及び第2のラベルを前記移動端末の位置情報として登録し、
前記網内パケットを、パケット内の第2のラベルと前記位置情報に基づいて転送し、
前記移動体通信基幹網から前記網内パケットが出る位置のエッジ装置が前記網内パケットから前記第1及び第2のラベルを削除して網外に転送するよう構成されている。
上記構成により、局交換装置ごとにあらかじめメッシュでパスを張っておき、そのトンネルにマッピングさせる方式で転送を行うネットワークにおいては、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報に対して、移動体通信基幹網内の中継装置の経路情報へのマッピングを必要とせず、局交換装置及び関門交換装置のラベル経路情報へのマッピングのみで、従来の移動体通信のモビリティ制御能力をそのまま踏襲してIPサポートを行うモビリティ制御が可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システムにおいて、
前記移動体通信基幹網のエッジを構成する装置の間にMPLSトンネルを生成し、
前記移動体通信基幹網にパケットが入る位置のエッジ装置が前記パケットに対して宛先端末の電話番号からマッピングしたMPLSラベルを挿入して前記網内パケットを生成するとともに、前記マッピングしたMPLSラベルを前記移動端末の位置情報として登録し、
前記網内パケットを、パケット内のMPLSラベルと前記位置情報に基づいて転送し、
前記移動体通信基幹網から前記網内パケットが出る位置のエッジ装置が前記網内パケットから前記MPLSラベルを削除して網外に転送するよう構成されている。
上記構成により、例えば各移動端末に割り当てられるIPv6アドレスに対して、その下位32ビットに電話番号をマッピングし、局交換装置間及び関門交換装置間をそのIPアドレスからマッピングされたMPLSラベルにより転送される移動体通信基幹網において、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報を前記MPLSラベルによる経路情報にマッピングすることで、QoSの適用やサービスの細粒化も容易となり、IPサポートしたネットワークでのモビリティ制御が可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システムにおいて、
前記MPLSラベルが、全ての端末の電話番号をマッピング可能なように複数段にスタックされる構成となっている。
上記構成により、例えば各移動端末に割り当てられるIPv6アドレスに対して、その下位32ビットに電話番号をマッピングし、局交換装置間及び関門交換装置間をそのIPアドレスからマッピングされた複数段のMPLSラベルにより転送される移動体通信基幹網において、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報を前記MPLSラベルによる経路情報にマッピングすることで、多数のユーザを加入可能な、IPサポートを行うネットワークでのモビリティ制御が可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項2に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システムにおいて、
前記移動体通信基幹網のエッジを構成する装置の間に複数のパスをメッシュ状に形成し、
前記移動体通信基幹網にパケットが入る位置のエッジ装置が前記パケットに対して宛先端末の電話番号からマッピングした第1のMPLSラベルと前記メッシュ状のパスを識別するための第2のMPLSラベルを挿入して前記網内パケットを生成するとともに、前記マッピングした第1及び第2のMPLSラベルを前記移動端末の位置情報として登録し、
前記網内パケットを、パケット内の第2のMPLSラベルと前記位置情報に基づいて転送し、
前記移動体通信基幹網から前記網内パケットが出る位置のエッジ装置が前記網内パケットから前記第1及び第2のMPLSラベルを削除して網外に転送するよう構成されている。
上記構成により、局交換装置ごとにあらかじめMPLSパスのメッシュでパスを張っておき、そのトンネルにマッピングさせる方式で転送を行うネットワークにおいては、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報に対して、移動体通信基幹網内の中継装置の経路情報へのマッピングを必要とせず、ネットワークの大規模化が容易で、かつQoSの適用やサービスの細粒化も容易となり、IPサポートしたネットワークでのモビリティ制御が可能となる。
請求項8に記載の発明は、請求項2に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システムにおいて、
前記移動体通信基幹網のエッジを構成する装置の間にレイヤ2トンネルを形成し、
前記移動体通信基幹網にパケットが入る位置のエッジ装置が前記パケットに対して宛先端末の電話番号からマッピングしたMACアドレスを挿入して前記網内パケットを生成するとともに、前記マッピングしたMACラベルを前記移動端末の位置情報として登録し、
前記網内パケットを、パケット内のMACアドレスと前記位置情報に基づいて転送し、
前記移動体通信基幹網から前記網内パケットが出る位置のエッジ装置が前記網内パケットから前記MACアドレスを削除して網外に転送するよう構成されている。
上記構成により、例えば各移動端末に割り当てられるIPv6アドレスに対して、その下位32ビットに電話番号をマッピングし、局交換装置間及び関門交換装置間をそのIPアドレスからマッピングされたMACアドレスにより転送される移動体通信基幹網において、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報を前記MACアドレスによる転送情報にマッピングすることで、レイヤ2レベルでの適用のみで移動体通信基幹網の構築が可能となる。
請求項9に記載の発明は、請求項2に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システムにおいて、
前記移動体通信基幹網のエッジを構成する装置の間にVLANを形成し、
前記移動体通信基幹網にパケットが入る位置のエッジ装置が前記パケットに対して宛先端末の電話番号からマッピングしたVLAN識別子を挿入して前記網内パケットを生成するとともに、前記マッピングしたVLAN識別子を前記移動端末の位置情報として登録し、
前記網内パケットを、パケット内のVLAN識別子と前記位置情報に基づいて転送し、
前記移動体通信基幹網から前記網内パケットが出る位置のエッジ装置が前記網内パケットから前記VLAN識別子を削除して網外に転送するよう構成されている。
上記構成により、例えば各移動端末に割り当てられるIPv6アドレスに対して、その下位32ビットに電話番号をマッピングし、局交換装置間及び関門交換装置間をそのIPアドレスからマッピングされたVLANタグにより転送される移動体通信基幹網において、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報をVLANタグによる経路情報にマッピングすることで、VLANスイッチの適用が可能な移動体通信基幹網の構築が可能となる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システムにおいて、
前記VLAN識別子が、全ての端末の電話番号をマッピング可能なように複数段にスタックされる構成となっている。
上記構成により、例えば各移動端末に割り当てられるIPv6アドレスに対して、その下位32ビットに電話番号をマッピングし、局交換装置間及び関門交換装置間をそのIPアドレスからマッピングされた複数段のVLANタグにより転送される移動体通信基幹網において、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報をVLANタグによる経路情報にマッピングすることで、多数のユーザを収容でき、VLANスイッチの適用が可能な移動体通信基幹網の構築が可能となる。
請求項11に記載の発明は、請求項2に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システムにおいて、
前記移動体通信基幹網のエッジを構成する装置の間に複数のパスをメッシュ状に形成し、
前記移動体通信基幹網にパケットが入る位置のエッジ装置が前記パケットに対して宛先端末の電話番号からマッピングした第1のVLAN識別子と前記メッシュ状のパスを識別するための第2のVLAN識別子を挿入して前記網内パケットを生成するとともに、前記マッピングした第1及び第2のVLAN識別子を前記移動端末の位置情報として登録し、
前記網内パケットを、パケット内の第2のVLAN識別子と前記位置情報に基づいて転送し、
前記移動体通信基幹網から前記網内パケットが出る位置のエッジ装置が前記網内パケットから前記第1及び第2のVLAN識別子を削除して網外に転送するよう構成されている。
上記構成により、局交換装置ごとにあらかじめVLANパスでメッシュでパスを張っておき、そのトンネルにマッピングさせる方式で転送を行うネットワークにおいては、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報に対して、移動体通信基幹網内の中継装置の経路情報へのマッピングを必要とせず、また転送に必要なVLANを束ねることができ、多数のユーザが収容できるVLANスイッチの適用が可能な移動体通信基幹網の構築が可能となる。
請求項12に記載の発明は、移動体通信基幹網のエッジにおいて外のネットワークと接続する関門交換装置であって、
前記外のネットワークから網内に入るパケットに対して、宛て先端末の電話番号をIPレイヤより下位の特定レイヤにマッピングして網内パケットを生成するとともに、前記マッピングした情報を移動端末の位置情報として登録し、前記網内パケットを前記特定レイヤにより、かつ前記位置情報に基づいて網内に転送する手段と、
前記移動体通信基幹網から前記外のネットワークに出る網内パケットから前記マッピングされた電話番号を削除して網外に転送する手段とを、
備えた構成とした。
上記構成により、移動端末が基地局間を移動した場合の経路切り替えを高速に行うことが可能となる。
請求項13に記載の発明は、移動体通信基幹網のエッジにおいて移動端末と接続する局交換装置であって、
前記移動端末から網内に入るパケットに対して、宛て先端末の電話番号をIPレイヤより下位の特定レイヤにマッピングして網内パケットを生成するとともに、前記マッピングした情報を前記移動端末の位置情報として登録し、前記網内パケットを前記特定レイヤにより、かつ前記位置情報に基づいて網内に転送する手段と、
前記移動体通信基幹網から前記移動端末に出る網内パケットから前記マッピングされた電話番号を削除して前記移動端末に転送する手段とを、
備えた構成とした。
上記構成により、移動端末が基地局間を移動した場合の経路切り替えを高速に行うことが可能となる。
請求項14、15に記載の発明は、移動体通信基幹網のエッジにおいて移動端末と接続するエッジ装置と、前記移動端末基幹網のエッジにおいて外のネットワークと接続するエッジ装置との間に複数のパスをメッシュ状にあらかじめ形成しておき、
前記エッジ装置に、前記複数のパスのそれぞれを特定するラベルをあらかじめ保持させておき、
前記移動端末から前記移動体通信基幹網を通って前記外のネットワークに転送されるパケットに関しては、前記移動端末と接続するエッジ装置が、前記パケットの宛先アドレスの特定箇所にあらかじめマッピングされている前記移動端末の電話番号を前記移動端末の位置情報として登録するとともに、前記パケットに対して前記パケットの宛先アドレスに応じた前記ラベルを挿入して網内パケットを生成し、前記ラベルに基づいて転送された前記網内パケットを受信した前記外のネットワークと接続するエッジ装置が、前記網内パケットから前記ラベルを削除して前記外のネットワークに転送し、
前記外のネットワークから前記移動体通信基幹網を通って前記移動端末に転送されるパケットに関しては、前記外のネットワークと接続する前記エッジ装置が、前記位置情報に基づいて前記移動端末と接続するエッジ装置を特定して、前記パケットに対して前記特定されたエッジ装置へのパスに対応した前記ラベルを挿入して網内パケットを生成し、前記ラベルに基づいて転送された前記網内パケットを受信した前記移動端末と接続する前記エッジ装置が、前記網内パケットから前記ラベルを削除して、前記ラベルが削除されたパケットの宛先アドレスの特定箇所にあらかじめマッピングされている前記移動端末の電話番号を参照して、前記移動端末に前記パケットを転送することを特徴とする。
上記方法及び構成により、移動体通信基幹網では、従来のパケット転送で用いられているラベルを挿入することによってパケットの転送が可能となり、また、管理するパス数やラベル数を減らすことが可能となって、移動端末が基地局間を移動した場合の経路切り替えを高速に行うことが可能となる。
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システムにおいて、
前記メッシュ状に形成された複数のパスがMPLSパスであり、前記ラベルがMPLSラベルであって、前記移動体通信基幹網において、前記網内パケットが前記MPLSラベルに基づいて転送されるよう構成されている。
上記構成により、移動体通信基幹網では、従来のパケット転送で用いられているMPLSラベルを挿入することによってパケットの転送が可能となり、また、管理するパス数やラベル数を減らすことが可能となって、移動端末が基地局間を移動した場合の経路切り替えを高速に行うことが可能となる。
請求項17に記載の発明は、請求項15に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システムにおいて、
前記メッシュ状に形成された複数のパスがMACレイヤのトンネルであり、前記ラベルが前記トンネルの宛先MACアドレスであって、前記移動体通信基幹網において、前記網内パケットが前記宛先MACアドレスに基づいて転送されるよう構成されている。
上記構成により、移動体通信基幹網では、従来のパケット転送で用いられているトンネルの宛先MACアドレスを挿入することによってパケットの転送が可能となり、また、管理するパス数やラベル数を減らすことが可能となって、移動端末が基地局間を移動した場合の経路切り替えを高速に行うことが可能となる。
請求項18に記載の発明は、請求項15に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システムにおいて、
前記メッシュ状に形成された複数のパスがVLANによるパスであり、前記ラベルが前記VLANタグであって、前記移動体通信基幹網において、前記網内パケットが前記VLANタグに基づいて転送されるよう構成されている。
上記構成により、移動体通信基幹網では、従来のパケット転送で用いられているVLANタグを挿入することによってパケットの転送が可能となり、また、管理するパス数やラベル数を減らすことが可能となって、移動端末が基地局間を移動した場合の経路切り替えを高速に行うことが可能となる。
請求項19に記載の発明は、移動体通信基幹網のエッジにおいて移動端末と接続する局交換装置であって、
前記移動体通信基幹網内においてメッシュ状にあらかじめ形成された前記複数のパスのそれぞれを特定するラベルを保持する手段と、
前記移動体通信基幹網内に入るパケットに対して、前記パケットの宛先アドレスに対応したラベルを挿入して前記網内パケットを生成し、前記網内パケットを前記移動体通信基幹網内に転送する手段と、
前記移動体通信基幹網から前記移動端末に出る網内パケットから前記ラベルを削除して、前記ラベルが削除されたパケットの宛先アドレスの特定箇所にあらかじめマッピングされている前記移動端末の電話番号を参照して、前記移動端末に前記パケットを転送する手段とを、
備えた構成とした。
上記構成により、移動体通信基幹網では、従来のパケット転送で用いられているラベルを挿入することによってパケットの転送が可能となり、また、管理するパス数やラベル数を減らすことが可能となって、移動端末が基地局間を移動した場合の経路切り替えを高速に行うことが可能となる。
以上説明したように請求項1、2、12、13に記載の発明によれば、高速なモビリティ制御が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、例えば各移動端末に割り当てられるIPv6アドレスに対して、その下位32ビットに電話番号をマッピングし、局交換装置間及び関門交換装置間をそのIPアドレスからマッピングしたラベルで転送を行う移動体通信ネットワークにおいて、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報を前記ラベルによる経路情報にマッピングすることで、モバイルIP方式のようなシグナリング手順を複雑とせず、従来の移動体通信のモビリティ制御の能力をそのまま踏襲してIPサポートを行うモビリティ制御が可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、局交換装置ごとにあらかじめメッシュでパスを張っておき、そのトンネルにマッピングさせる方式で転送を行うネットワークにおいては、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報に対して、移動体通信基幹網内の中継装置の経路情報へのマッピングを必要とせず、局交換装置及び関門交換装置のラベル経路情報へのマッピングのみで、従来の移動体通信のモビリティ制御能力をそのまま踏襲してIPサポートを行うモビリティ制御が可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、例えば各移動端末に割り当てられるIPv6アドレスに対して、その下位32ビットに電話番号をマッピングし、局交換装置間及び関門交換装置間をそのIPアドレスからマッピングされたMPLSラベルにより転送される移動体通信基幹網において、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報を前記MPLSラベルによる経路情報にマッピングすることで、QoSの適用やサービスの細粒化も容易となる、IPサポートしたネットワークでのモビリティ制御が可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、例えば各移動端末に割り当てられるIPv6アドレスに対して、その下位32ビットに電話番号をマッピングし、局交換装置間及び関門交換装置間をそのIPアドレスからマッピングされた複数段のMPLSラベルにより転送される移動体通信基幹網において、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報をMPLSラベルによる経路情報にマッピングすることで、多数のユーザを加入可能な、IPサポートを行うネットワークでのモビリティ制御が可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、局交換装置ごとにあらかじめMPLSパスでメッシュでパスを張っておき、そのトンネルにマッピングさせる方式で転送を行うネットワークにおいては、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報に対して、移動体通信基幹網内の中継装置の経路情報へのマッピングを必要とせず、ネットワークの大規模化が容易でかつQoSの適用やサービスの細粒化も容易となる、IPサポートしたネットワークでのモビリティ制御が可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、例えば各移動端末に割り当てられるIPv6アドレスに対して、その下位32ビットに電話番号をマッピングし、局交換装置間及び関門交換装置間をそのIPアドレスからマッピングされたMACアドレスにより転送される移動体通信基幹網において、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報を前記MACアドレスによる転送情報にマッピングすることで、レイヤ2レベルでの適用のみで移動体通信基幹網の構築が可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、例えば各移動端末に割り当てられるIPv6アドレスに対して、その下位32ビットに電話番号をマッピングし、局交換装置間及び関門交換装置間をそのIPアドレスからマッピングされたVLANタグにより転送される移動体通信基幹網において、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報をVLANタグによる経路情報にマッピングすることで、VLANスイッチの適用が可能な移動他通信基幹網の構築が可能となる。
請求項10に記載の発明によれば、例えば各移動端末に割り当てられるIPv6アドレスに対して、その下位32ビットに電話番号をマッピングし、局交換装置間及び関門交換装置間をそのIPアドレスからマッピングされた複数段のVLANタグにより転送される移動体通信基幹網において、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報をVLANタグによる経路情報にマッピングすることで、多数のユーザが収容でき、VLANスイッチの適用が可能な移動体通信基幹網の構築が可能となる。
請求項11に記載の発明によれば、局交換装置ごとにあらかじめVLANパスでメッシュでパスを張っておき、そのトンネルにマッピングさせる方式で転送を行うネットワークにおいては、移動端末の位置情報の登録を行っているHLR、VLRの情報に対して、移動体通信基幹網内の中継装置の経路情報へのマッピングを必要とせず、また転送に必要なVLANを束ねることができ、多数のユーザが収容できるVLANスイッチの適用が可能な移動体通信基幹網の構築が可能となる。
請求項14、15、19に記載の発明によれば、上記方法及び構成により、移動体通信基幹網では、従来のパケット転送で用いられているラベルを挿入することによってパケットの転送が可能となり、また、管理するパス数やラベル数を減らすことが可能となって、移動端末が基地局間を移動した場合の経路切り替えを高速に行うことが可能となる。
請求項16に記載の発明によれば、移動体通信基幹網では、従来のパケット転送で用いられているMPLSラベルを挿入することによってパケットの転送が可能となり、また、管理するパス数やラベル数を減らすことが可能となって、移動端末が基地局間を移動した場合の経路切り替えを高速に行うことが可能となる。
請求項17に記載の発明によれば、移動体通信基幹網では、従来のパケット転送で用いられているトンネルの宛先MACアドレスを挿入することによってパケットの転送が可能となり、また、管理するパス数やラベル数を減らすことが可能となって、移動端末が基地局間を移動した場合の経路切り替えを高速に行うことが可能となる。
請求項18に記載の発明によれば、移動体通信基幹網では、従来のパケット転送で用いられているVLANタグを挿入することによってパケットの転送が可能となり、また、管理するパス数やラベル数を減らすことが可能となって、移動端末が基地局間を移動した場合の経路切り替えを高速に行うことが可能となる。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態について図1〜図7を参照して説明する。図1において、移動体通信基幹網(以下単に網とも言う)100は1つの大きなブロードキャストドメインとして構成される。移動端末10は電話番号と電話番号からマッピングされたIPアドレスを保持している。割り当てについては、後で詳細に記す。移動体通信ネットワーク101は、端末との通信を行う基地局20、21と、基地局20、21にそれぞれ接続されて移動体通信基幹網100を構築する局交換装置30、31と、他のネットワーク(例えばインターネット90)との接続を担う関門交換装置40を含む。
図1では、移動体通信ネットワーク101と他のネットワークであるインターネット90を接続する例として、移動端末10がゲートウエイ60を通して固定端末50と通信を行っている。移動端末10の位置情報は、局交換装置30に接続される地域レジスタ(VLR)70と、局交換装置31に接続されるVLR71と、網100全体のユーザ情報を管理するホームレジスタ(HLR)80でそれぞれ管理されている。移動端末10のIPアドレスの下位32ビット(bit)には電話番号がマッピングされており、移動体通信基幹網100のエッジを構成する局交換装置30、31及び関門交換装置40は、網100内に入るパケットp1に対してIPアドレスの下位32ビットからラベルを生成し、パケットp1に挿入してパケットp2(以下、網内パケット)を生成することで、移動体通信基幹網100内ではラベルによる転送で網内パケットp2を転送する。
移動端末10のIPアドレスの詳細な割り当て例を図2を用いて説明する。図2において、移動端末10の電話番号を、IPv6のインタフェースIDの下位32ビット分を電話番号を識別するために割り当て、移動端末10ごとに割り当てる。IPv6のネットワークアドレス前半64ビットは、移動体事業者ごとに決められた値を割り当てる。
次に局交換装置30、31または関門交換装置40が生成して挿入するラベルについての詳細な定義を説明する。移動体通信基幹網100内でラベルによる転送で網内パケットp2を転送するために、ラベルは全部で40ビットあり、IPv6アドレスの下位32ビットをそのまま下位32ビットに割り当て、上位8ビットにサービス種別を割り当てる。例えば移動通信基幹網100に属する端末10には0x00、インターネット90には0x01、固定電話網に対しては0x02というように接続先ごとに割り当てを決定する。例えば3ffe:1:1:1::1111:0001という宛先IPアドレスのパケットp1が入ってきた場合、3ffe:1:1::0が該当する移動体通信のネットワークアドレスであると仮定すると、0x0011110001というラベルが自動的に生成され、パケットp1に挿入されて網内パケットp2が生成される。
次に、モビリティ制御する際のネットワークの動作例を図3〜図7を用いて示す。図3はHLR80とVLR70、71に位置登録する場合の通信シーケンスを示し、移動端末10が局交換装置30の配下から局交換装置31の配下に移動した場合の位置登録の例である。この通信シーケンスにより、HLR80とVLR70とVLR71の登録内容が書き替わる。
どのように書き替わったかを示す例を図4に示す。まずVLR70、71は、ユーザIDと、通信する際に用いる一時的IDと、移動端末10が位置する基地局20、21を識別するエリア番号を項目として保持する。またHLR80では、ユーザIDと、携帯電話番号と、当該移動端末がどのVLR70、71の配下に存在するかを示すVLR番号を項目として保持する。本例では、VLR70の該当ユーザ(ユーザID=651のユーザ)が移動後は削除され、VLR71に新たに登録されている。また、HLR80を参照すると、ユーザID=651のユーザの所属するVLR番号が70から71に変更され、端末電話番号=09011112222のユーザの位置する場所がVLR70配下の基地局20から、VLR71配下の基地局21に移動したことを示す。
図4で示した書き替えの結果から、局交換装置30、31間での転送レイヤでの経路表にマッピングを行う。図5及び図6はそのマッピングの例を示す。図5は、移動端末10がVLR70の配下に位置するときのマッピングを示す。関門交換装置40、局交換装置30、31はそれぞれ出力ポート対応表を保持している。出力ポート対応表は、宛先の局交換装置をキーにラベルを付加するかどうかと、出力ポートを項目としている。ラベルを付加する場合はpush、付加しない場合はpopと記している。出力ポート対応表の情報は、端末の移動によって変化することはない。
局交換装置30、31及び関門交換装置40は、出力ポート対応表とHLR80から宛先経路表を生成する。HLR80を見て、端末の電話番号=09011112222のユーザに関しては、宛先IPアドレスは、 図2で示した規則に従って、3ffe:1:1:1::364e:781eというIPアドレスが割り当てられている。またラベルを生成して付けるかどうかについては、出力ポート対応表を見て、該当するVLR番号70と対応する局交換装置30から、ラベル付加の可否と、出力ポートを引くことができ、それを宛先経路表にマッピングする。なお、局交換装置30、31及び関門交換装置40がHLR80の保持している対応表を参照するタイミングとしては、例えば、(A)各パケットの伝送処理ごとにHLR80から最新の情報を取得、(B)各フローの伝送処理ごとにHLR80から最新の情報を取得、(C)周期的に、HLR80が網100内の交換装置に情報を提供、(D)HLR80が情報を更新した場合に、網100内の局交換装置30、31や関門交換装置40に提供など、局交換装置30、31及び関門交換装置40は様々なタイミングでHLR80の対応表を見ることが可能である。
またラベルを挿入する場合は、ラベルの中身については、図2の規則を用いてIPアドレスから一意にマッピングする。上記のようなマッピング規則により、図5では、移動端末10が局交換装置30の配下に存在する場合を示しているので、パケットp1が網100内に入る位置の関門交換装置40と局交換装置31では、電話番号にマッピングしたラベルを生成してパケットp1に挿入するという経路になり、網内パケットp2が出る位置の局交換装置30では網内パケットp2からラベルを削除して、ユーザ側に転送するという経路を生成することになる。
また図6は、HLR80が図3に示す通信シーケンスに従って、移動端末10が局交換装置30から局交換装置31に移動した場合の書き替えを行った場合、宛先経路表にどのように反映されるかを示す。HLR80では、VLR70から71に変更されている。VLR71に対応する局交換装置31をキーに、各局交換装置30、31、関門交換装置40が保持する出力ポート対応表から、それぞれの経路宛先表をマッピングする。図6では、パケットp1が網100内に入る位置の関門交換装置40と局交換装置31では、電話番号にマッピングしたラベルを生成してパケットp1に挿入するということになり、網内パケットp2が出る位置の局交換装置31では、網内パケットp2からラベルを削除してユーザ側に転送するという経路に変更になり、HLR80の変更契機に宛先経路の変更が行われている。
なお宛先経路表に関しては、関門交換装置40及び局交換装置30、31が保持する出力ポート対応表とHLR80の情報のみから一意に構築可能なので、宛先経路表の実体を各関門交換装置40及び局交換装置30、31で保持する必要はなく、網100内に入るパケットp1の到着の度に、出力ポート対応表とHLR80に対して、仮想的に宛先経路表として見ることで、網内パケットp2を生成して転送することが可能となる。
図7は図3〜図6で示したモビリティ制御の概要をまとめたものである。移動端末10が局交換装置30配下に存在するとき、他のネットワークから関門交換装置40を通して入ってくる移動端末10宛のパケットp1に対して、関門交換装置40は、HLR80の情報と自ら持つ出力ポート対応表から生成される宛先経路表からラベルを生成してパケットp1に挿入して網内パケットp2を生成し、これを出力ポート#4を通して局交換装置30に向かって送出する。局交換装置30はその網内パケットp2を受け取って、HLR80の情報と自ら持つ出力ポート対応表から生成される宛先経路表に従い、網内パケットp2からラベルを削除してパケットp3を出力ポート#1を通して移動端末10側に送出する。
移動端末10が局交換装置31の配下に移動した場合、HLR80の情報が変更されており、したがってそこから生成される宛先経路表も変更される。この場合、関門交換装置40はラベルを生成し、パケットp1に挿入するのは同じであるが、網内パケットp2を出力ポート#5を通して局交換装置31に向かって送出する。局交換装置31はその網内パケットp2を受け取ってラベルを削除し、パケットp3を出力ポート#1を通して移動端末10側に送出する。
また、関門交換装置40から網100内に入ったパケットp2を必ず所望の局交換装置に到達させるため、関門交換装置40間と局交換装置30、31間の中継装置(不図示)に対しても、同じような出力ポート対応表を保持させる必要があり、HLR80と出力ポート対応表から宛先経路表を生成する必要がある。マッピングの手法は、局交換装置30、31と関門交換装置40のマッピングの手法と全く同じなので、説明は省く。上記の方法では、経路の変更がHLR80の変更のみに完全に依存するため、HLR80の切り替え速度と同じ速度で経路の切り替えが可能となる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態について図8〜図11を参照して説明する。図8は第2の実施の形態の概要図を示し、本例では、局交換装置30、31間及び関門交換装置40間にあらかじめパスP1、P2をメッシュ状に張り、そのパスP1、P2の識別を行う2バイトの識別子を外ラベルとし、パケットp1に外ラベルを挿入して網内パケットp2aを生成することで網内パケットp2aの転送を行う。またその内側に図2に示した電話番号をマッピングしたラベルを内ラベルとし、網内パケットp2aの内ラベルからレイヤ1にマッピングを行って、アクセス側にパケットp3の転送を行う。移動体通信基幹網100内のパケットp2aには、内ラベルと外ラベルが2つのラベルが挿入され、移動体通信基幹網100内はパケットp2aが外ラベルのみに基づいて転送される。
図8のようなネットワークにおいて、図3に示すように移動端末10が局交換装置30から局交換装置31の配下に移動した場合のHLR80の変化に従って、各局交換装置30、31及び関門交換装置40の宛先経路表を切り替える場合について図9と図10を用いて説明する。図9は、移動端末10がVLR70の配下に存在するときのマッピングを示す。関門交換装置40、局交換装置30、31はそれぞれ出力ポート対応表を保持し、出力ポート対応表は、宛先の局交換装置をキーにラベル付けの可否と、外ラベルと、出力ポートを項目としている。ラベルを付加する場合はpush、付加しない場合はpopと記している。pushの場合は、内ラベルと外ラベルどちらも挿入する。出力ポート対応表の情報は、端末10の移動によって変化することはない。
局交換装置30、31間及び関門交換装置40間のパスP1、P2をメッシュで張った時点で、出力ポート対応表が構築されている。局交換装置30、31及び関門交換装置40は、出力ポート対応表とHLR80から、宛先経路表を生成する。HLR80を見て、端末10の電話番号=09011112222のユーザに関しては、宛先IPアドレスは、図2で示した規則に従って、3ffe:1:1:1::364e:781eというIPアドレスが割り当てられている。
また内ラベル及び外ラベルを生成して付けるかどうかについては、出力ポート対応表を見て、該当するVLR70と対応する局交換装置30から、ラベル付加の可否と、出力ポートを引くことができ、それを宛先経路表にマッピングする。また内ラベルを挿入する場合は、内ラベルの中身については、図2の規則を用いてIPアドレスから一意にマッピングする。このようにして、宛先IPアドレスから、ラベル付加の可否と内ラベルと外ラベルと出力ポート番号を引くことができる経路表が構築できる。
図9は、移動端末10が局交換装置30の配下に位置する場合を示しているので、関門交換装置40と局交換装置31では、電話番号にマッピングしたラベルを生成してパケットp1に挿入するという経路になり、局交換装置30では、網内パケットp2aからラベルを削除してユーザ側に転送するという経路を生成することになる。
また図10は、HLR80が図3に示す通信シーケンスに従って、移動端末10が局交換装置30から局交換装置31に移動した場合の書き替えを行った場合、宛先経路表にどのように反映されるかを示す。HLR80では、VLR70から71に変更されている。VLR71に対応する局交換装置31をキーに、各局交換装置30、31、関門交換装置40が保持する出力ポート対応表から、それぞれの経路宛先表をマッピングする。
図10は、パケットp1が入る位置の関門交換装置40と局交換装置31では、電話番号にマッピングしたラベルを生成してパケットp1に挿入し、網内パケットp2aを生成するということになり、網内パケットp2aが出る位置の局交換装置31では、網内パケットp2aからラベルを削除してユーザ側に転送するという経路に変更になり、HLR80の変更契機に宛先経路の変更が行われている。
図11は、図9と図10で示したモビリティ制御についての概要をまとめたものである。移動端末10が局交換装置30の配下に位置するとき、他のネットワークから関門交換装置40を通して入ってくる移動端末10宛のパケットp1に対して、関門交換装置40は、HLR80の情報と自ら持つ出力ポート対応表から生成される宛先経路表から内ラベルを生成してパケットp1に挿入し、また外ラベル=0x0001をパケットp1に挿入して網内パケットp2aを生成し、これを出力ポート#4を通して局交換装置30に向かって送出する。局交換装置30は、その網内パケットp2aを受け取って、HLR80の情報と自ら持つ出力ポート対応表から生成される宛先経路表に従い、網内パケットp2aから内ラベル及び外ラベルを削除してパケットp3を出力ポート#1を通して移動端末10側に送出する。
その後、移動端末10が局交換装置31の配下に移動した場合、HLR80の情報が変更されており、したがって、そこから生成される宛先経路表も変更される。この場合、パケットp1が入る位置の関門交換装置40は内ラベルを生成し、また、外ラベルは0x0002を生成しパケットp1に挿入して網内パケットp2aを生成し、これを出力ポート#5を通して局交換装置31に向かって送出する。網内パケットp2aが出る位置の局交換装置31は、その網内パケットp2aを受け取ってラベルを削除し、パケットp3を出力ポート#1を通して移動端末10側に送出する。
上記の方法では、経路の変更がHLR80の変更のみに完全に依存するため、HLR80の切り替え速度と同じ速度で経路の切り替えが可能となる。また、本実施の形態では、移動体通信基幹網100内は外ラベルのみの識別で転送できるため、移動体通信基幹網100内の中継装置(不図示)はHLR80との連携を必要としない。また経路を外ラベルによって束ねるので、網管理も容易になる。
<第3の実施の形態>
本発明の第3の実施の形態では、図12に示すように移動体通信基幹網100内のパケット転送に対してMPLSを適用し、MPLSによる網内パケットp21の転送を行う。図12に本発明形態の概要図を示し、IPアドレスの下位32ビットの電話番号を網内パケットp21内のMPLSラベルにマッピングする。図13では、IPアドレスからMPLSラベルにどのようにマッピングを行うかを示している。MPLSのラベル部分は20ビットなので、32ビットの電話番号をそのままマッピングすることはできない。
そこで、HLR80は全ての局交換装置30、31と関門交換装置40と接続している電話番号を20ビットのMPLSラベルに変換するマッピング表を保持している。ここで、MPLSラベルは20ビットであるため、全部で約100万人の加入者を収容できる。移動体通信基幹網100での転送レイヤに対して、移動端末10の移動が反映されるHLR80の情報、第1の実施の形態と同じようにMPLSレイヤの経路としてマッピングすることで、移動端末10に対する経路の切り替えを行うことができる。
<第4の実施の形態>
本発明の第4の実施の形態では、図14に示すように移動体通信基幹網100内のパケット転送に対して複数段のMPLSを適用し、複数段のMPLSラベルによる移動体通信基幹網内パケットp21aの転送を行う。図15はIPアドレスから複数のMPLSラベルにどのようにマッピングを行うかを示している。MPLSラベルは20ビットであり、32ビットの電話番号部分を割り当てるためには、2段付ける必要がある。そこで、それぞれ順番にIPアドレスのLSBから順に20ビットずつMPLSラベルに割り当てる。移動体通信基幹網100内のパケットp21aの転送は、複数段のMPLSラベルを見て行う。移動体通信基幹網100での転送レイヤに対して、移動端末10の移動が反映されるHLR80の情報、第1の実施の形態と同じように複数段のMPLSレイヤの経路としてマッピングすることで、移動端末10に対する経路切り替えを行うことができる。
<第5の実施の形態>
本発明の第5の実施の形態では、図16に示すように局交換装置30、31及び関門交換装置40間で、MPLSによるパスP1、P2の設定をメッシュに行い、移動体通信基幹網100内ではパスP1、P2によりパケットp21bの転送を行う。またパケットp21bの中に電話番号をマッピングしたラベルを付ける。プロトコルスタックに記してある外MPLSラベルが局交換装置30、31間及び関門交換装置40間での転送に用いるラベルであり、内MPLSラベルがIPアドレスから電話番号部分をマッピングしたラベルを指す。なお内MPLSラベルは複数段ある場合もある。
移動体通信基幹網100での転送レイヤに対して、移動端末10の移動が反映されるHLR80の情報、第2の実施の形態と同じようにMPLSレイヤの経路としてマッピングすることで、移動端末10に対する経路切り替えを行うことができる。本方式では、移動体通信基幹網100内の中継装置に対しては、HLR80の情報をマッピングさせる必要はなく、実際の転送ではあらかじめ決められた外MPLSラベルでのみ行う。
<第6の実施の形態>
本発明の第6の実施の形態では、図17に示すように移動体通信基幹網100のパケットp21の転送に対して、L2トンネルT1、T2によるMAC転送を適用し、網内パケットp21内のMACアドレスにIPアドレスの下位32ビットのマッピングを行う。図18に移動体通信基幹網100内のMACアドレスの下位32ビットに、IPアドレスの下位32ビットに割り当てられている電話番号部分をマッピングする例を示す。MACアドレスの下位32ビットがそのまま割り当てられている。上位16ビットは、宛先ネットワークの識別で用いる。移動体通信基幹網100での転送レイヤに対して、移動端末10の移動が反映されるHLR80の情報、第1の実施の形態と同じようにMACレイヤの経路としてマッピングすることで、移動端末10に対する経路切り替えを行うことができる。
<第7の実施の形態>
本発明の第7の実施の形態では、図19に示すように移動体通信基幹網100のパケット転送にVLANを適用し、VLANタグによる網内パケットp22の転送を行う。図19はVLANタグ1段による転送の概要図を示す。図20はIPアドレスから網内パケットp22のVLANタグにどのようなマッピングを行うかを示している。なお、VLANのVIDは12ビットなので、32ビットの電話番号をそのままマッピングすることはできないが、全部で加入者4096名の端末を収容できる。HLR80は、電話番号を12ビットのVIDへマッピングさせるためのデータベースであるマッピング表を保持している。移動体通信基幹網100での転送レイヤに対して、移動端末10の移動が反映されるHLR80の情報、第1の実施の形態と同じようにVLANレイヤの経路としてマッピングすることで、移動端末10に対する経路切り替えを行うことができる。
<第8の実施の形態>
本発明の第8の実施の形態では、図21に示すように移動体通信基幹網100のパケット転送に複数段のVLANを適用し、複数段のVLANタグによる網内パケットp22aの転送を行う。図22はIPアドレスから複数のVLANタグにどのようにマッピングを行うかを示している。VLANのVIDは12ビットであり、32ビットの電話番号部分を割り当てるためには、タグを3つ付ける必要がある。そこで、それぞれ順番にIPアドレスのLSBから順に12ビットずつ、VLANタグのVIDに割り当てる。移動体通信基幹網100内のパケットp22aの転送は、複数段のVLANタグを見て行う。移動体通信基幹網100での転送レイヤに対して、移動端末10の移動が反映されるHLR80の情報、第1の実施の形態と同じように複数段のVLANレイヤの経路としてマッピングすることで、移動端末10に対する経路切り替えを行うことができる。
<第9の実施の形態>
本発明の第9の実施の形態では、図23に示すように局交換装置30、31及び関門交換装置40間で、VLANによるパスP1、P2の設定をメッシュに行い、移動体通信基幹網100内のパケットp22bの転送をパスP1、P2により行う。またパケットp22bの中に電話番号をマッピングしたVLANタグを付け、プロトコルスタックに記してある外VLANタグが局交換装置30、31間及び関門交換装置40間での転送に用いるラベルであり、内VLANタグがIPアドレスから電話番号部分をマッピングしたラベルを指す。なお内VLANタグは、複数段ある場合もある。
移動体通信基幹網100での転送レイヤに対して、移動端末10の移動が反映されるHLR80の情報、第2の実施の形態と同じようにMPLSレイヤの経路としてマッピングすることで、移動端末10に対する経路切り替えを行うことができる。本方式では、移動体通信基幹網100内の中継装置(不図示)に対してはHLR80の情報をマッピングさせる必要はなく、実際の転送ではあらかじめ決められた外VLANでのみ行う。
<第10の実施の形態>
本発明の第10の実施の形態でも、上記の第1〜第9の実施の形態と同様に、各移動端末10のIPv6アドレスの下位32ビット分に対して、各移動端末10の電話番号のマッピングを行う。図24は、本発明の第10の実施の形態を示す構成図である。移動体通信基幹網100内では、あらかじめメッシュ状にパスを張っておき、ラベルによるパケットの転送が行われる。また、局交換装置30、31が移動端末10に向けて送出すべきパケットを受け取った場合、ラベルを参照して自局交換装置30、31宛(自局交換装置30、31の配下に存在する移動端末10宛)かどうかを確認し、IPアドレスの下位32ビットから電話番号を取り出して、その電話番号をレイヤ1やレイヤ2にマッピングする。局交換装置30、31と移動端末10との間は、レイヤ1やレイヤ2によってパケットの転送が行われる。
図25は、本発明の第10の実施の形態における端末移動前の経路表へのマッピングを示す説明図である。IPアドレスから複数のMPLSラベルにどのようにマッピングを行うかを示している。局交換装置30、31及び関門交換装置40はそれぞれ出力ポート対応表を保持している。出力ポート対応表は、宛先の局交換装置、ラベル付けの可否(push、pop)、ラベル付けを行う場合に挿入すべきラベル、出力ポートの各項目を保持するものである。
局交換装置30、31が、移動体通信基幹網100からパケットを受信し、そのパケットを移動端末10に転送する場合には、局交換装置30、31でIPヘッダを参照して、下位32ビットに割り当てられている電話番号を取り出す。そして、その電話番号をレイヤ1やレイヤ2にマッピングすることで、移動端末10側(アクセス側)にパケットを転送する。したがって、本発明の第10の実施の形態を本発明の第2の実施の形態と比較した場合、本発明の第2の実施の形態では、アクセス側へのパケットの転送の際、電話番号を内ラベルから取り出してレイヤ1にマッピングしているが、本発明の第10の実施の形態では、IPアドレスの下位32ビットを参照して電話番号を取得し、レイヤ1にマッピングする点で異なっている。すなわち、本発明の第10の実施の形態では、網内パケットに電話番号をマッピングしたラベルを挿入する必要はない。
また、HLR80は、ユーザIDと、携帯電話番号と、当該移動端末10がどのVLR70、71(局交換装置30、31と対応関係にある)の配下に存在するかを示すVLR番号とを、各項目とする対応表を保持している。局交換装置30、31及び関門交換装置40は、このHLR80が保持する対応表を参照して、宛先経路表を仮想的に構築し、この仮想的に構築された宛先経路表によって、所定のIPアドレスのパケットに対して、ラベル付けを行うか否か、あるいは、どのラベルを挿入するかを決定して、該当する出力ポートに当該パケットを送信する。図25の例では、関門交換装置40において、3ffe:1:1:1::364e:781eのIPアドレスを有するパケットは、0x0001のラベルが挿入されて出力ポート#4に送信される。
また、図26は、本発明の第10の実施の形態における端末移動後の経路表へのマッピングを示す説明図である。移動端末10が局交換装置30から局交換装置31に移動した場合、図3に示す位置登録の変更処理に従って、HLR80が保持する対応表では、当該移動端末10のVLR番号が70(局交換装置30に対応)から71(局交換装置31に対応)に変更される。局交換装置30、31及び関門交換装置40は、移動端末10のハンドオーバ前と同様に、このHLR80が保持する対応表を参照して、宛先経路表を仮想的に構築する。
図26の例では、関門交換装置40において、3ffe:1:1:1::364e:781eのIPアドレスを有するパケットは、0x0002のラベルが挿入されて出力ポート#4に送信されるようになり、HLR80における変更を契機として経路の切り替えが可能となる。このように、本発明の第10の実施の形態では、移動体通信基幹網100内ではあらかじめメッシュ状に張ったパス上をラベルで転送するため、網管理が容易となり、また、本発明の第2の実施の形態に比べて、電話番号をマッピングしたラベルを挿入する必要がないので、プロトコル構成が簡単になる。
<第11の実施の形態>
本発明の第11の実施の形態では、移動体通信基幹網100内において、メッシュ状にMPLSによるパスの設定を行い、移動体通信基幹網100内では、MPLSラベルによる転送が行われるように構成する。図27は、本発明の第11の実施の形態を示す構成図である。プロトコルスタックに記してあるMPLSラベルが、局交換装置30、31間及び関門交換装置40間での転送に用いられるラベルである。なお、例えば、上記の第5の実施の形態では、IPアドレスから電話番号部分をマッピングした外MPLSラベルを用いているが、ここでは、MPLSラベルに電話番号部分をマッピングする必要はない。
また、移動体通信基幹網100内での転送レイヤに対して、移動端末10のハンドオーバに応じてHLR80内の対応表を更新し、上記の第5の実施の形態における外MPLSラベルによる転送と同様に、MPLSレイヤの経路によるマッピングを行うことによって、移動端末10のハンドオーバに対する経路切り替えを行うことができる。また、移動体通信基幹網100内の中継装置に対してはHLR80の情報をマッピングさせる必要はなく、あらかじめ決められたMPLSラベルによってパケットの転送を行うことが可能である。また、局交換装置30、31が移動端末10に向けて送出すべきパケットを受け取った場合、MPLSラベルを参照して自局交換装置30、31宛(自局交換装置30、31の配下に存在する移動端末10宛)かどうかを確認し、IPアドレスの下位32ビットから電話番号を取り出して、その電話番号をレイヤ1やレイヤ2にマッピングする。局交換装置30、31と移動端末10との間は、レイヤ1やレイヤ2によってパケットの転送が行われる。そのため、例えば、第5の実施の形態で行われている電話番号をマッピングしたMPLSラベルの挿入を行う必要はなく、管理するラベル数が減り、網構成がシンプルになる。
<第12の実施の形態>
本発明の第12の実施の形態では、移動体通信基幹網100内の転送に関して、通常のレイヤ2ネットワーク(イーサネット(登録商標)網)を適用し、メッシュ状にMACアドレスによる転送網を構築する。図28は、本発明の第12の実施の形態を示す構成図である。なお、ここでは、各局交換装置30、31及び各関門交換装置40には、各局交換装置30、31及び各関門交換装置40のMACアドレスと出力ポートとが設定される。
また、移動体通信基幹網100内での転送レイヤに対して、移動端末10のハンドオーバに応じてHLR80内の対応表を更新し、上記の第6の実施の形態におけるMACレイヤの経路によるマッピングを行うことで、移動端末10のハンドオーバに対する経路切り替えを行うことができる。また、局交換装置30、31が移動端末10に向けて送出すべきパケットを受け取った場合、MACアドレスを参照して自局交換装置30、31宛(自局交換装置30、31の配下に存在する移動端末10宛)かどうかを確認し、IPアドレスの下位32ビットから電話番号を取り出して、その電話番号をレイヤ1やレイヤ2にマッピングする。局交換装置30、31と移動端末10との間は、レイヤ1やレイヤ2によってパケットの転送が行われる。そのため、例えば、第6の実施の形態で行われている電話番号のMACアドレスへのマッピングを行う必要はなく、第6の実施の形態では管理すべきMACアドレスがユーザ数分だけ必要であったが、この第12の実施の形態では、局交換装置30、31及び関門交換装置40の数だけで十分となる。
<第13の実施の形態>
本発明の第13の実施の形態では、移動体通信基幹網100内において、メッシュ状にVLANによるパスの設定を行い、移動体通信基幹網100内では、VLANタグによる転送が行われるように構成する。図29は、本発明の第13の実施の形態を示す構成図である。プロトコルスタックに記してあるVLANタグが、局交換装置30、31及び関門交換装置40間での転送に用いられるラベルである。なお、例えば、上記の第7の実施の形態では、IPアドレスから電話番号部分をマッピングしたVLANタグを用いているが、ここでは、VLANタグに電話番号部分をマッピングする必要はない。
また、移動体通信基幹網100内での転送レイヤに対して、移動端末10のハンドオーバに応じてHLR80内の対応表を更新し、上記の第9の実施の形態における外VLANタグによる転送と同様に、VLANレイヤの経路によるマッピングを行うことによって、移動端末10のハンドオーバに対する経路切り替えを行うことができる。また、移動体通信基幹網100内の中継装置に対してはHLR80の情報をマッピングさせる必要はなく、あらかじめ決められたVLANタグによってパケットの転送を行うことが可能である。また、局交換装置30、31が移動端末10に向けて送出すべきパケットを受け取った場合、VLANタグを参照して自局交換装置30、31宛(自局交換装置30、31の配下に存在する移動端末10宛)かどうかを確認し、IPアドレスの下位32ビットから電話番号を取り出して、その電話番号をレイヤ1やレイヤ2にマッピングする。局交換装置30、31と移動端末10との間は、レイヤ1やレイヤ2によってパケットの転送が行われる。そのため、例えば、第7の実施の形態で行われている電話番号をマッピングしたVLANタグの挿入を行う必要はなく、管理するVLANIDが減り、網構成がシンプルになる。
本発明の移動体通信におけるモビリティ制御方法及びシステム並びに関門交換装置及び局交換装置は、移動端末が基地局間を移動した場合の経路切り替えを高速に行うことができるという効果を有し、移動端末が基地局間を移動した場合に経路切り替えを行う移動体通信に有用であり、特にIPサポートした移動体通信において有用である。
本発明の第1の実施の形態を示す構成図 本発明の第1の実施の形態におけるIPアドレスとラベルのマッピングを示す説明図 本発明の第1の実施の形態における位置登録の流れを示す説明図 本発明の第1の実施の形態におけるHLRとVLRの変化の例を示す説明図 本発明の第1の実施の形態における端末が移動する前の経路表へのマッピングを示す説明図 本発明の第1の実施の形態における端末が移動した後の経路表へのマッピングを示す説明図 本発明の第1の実施の形態におけるモビリティ制御を示す構成図 本発明の第2の実施の形態を示す構成図 本発明の第2の実施の形態における端末移動前の経路表へのマッピングを示す説明図 本発明の第2の実施の形態における端末移動後の経路表へのマッピングを示す説明図 本発明の第2の実施の形態でのモビリティ制御におけるモビリティ制御を示す構成図 本発明の第3の実施の形態を示す構成図 本発明の第3の実施の形態におけるIPアドレスとMPLSラベルへのマッピングを示す説明図 本発明の第4の実施の形態を示す構成図 本発明の第4の実施の形態におけるIPアドレスと複数のMPLSラベルへのマッピングを示す説明図 本発明の第5の実施の形態を示す構成図 本発明の第6の実施の形態を示す構成図 本発明の第6の実施の形態におけるIPアドレスとMACアドレスへのマッピングを示す説明図 本発明の第7の実施の形態を示す構成図 本発明の第7の実施の形態におけるIPアドレスとVLANタグへのマッピングを示す説明図 本発明の第8の実施の形態を示す構成図 本発明の第8の実施の形態におけるIPアドレスと複数のVLANタグへのマッピングを示す説明図 本発明の第9の実施の形態を示す構成図 本発明の第10の実施の形態を示す構成図 本発明の第10の実施の形態における端末移動前の経路表へのマッピングを示す説明図 本発明の第10の実施の形態における端末移動後の経路表へのマッピングを示す説明図 本発明の第11の実施の形態を示す構成図 本発明の第12の実施の形態を示す構成図 本発明の第13の実施の形態を示す構成図 従来例を示す構成図 図30において端末移動後を示す構成図
符号の説明
10 移動端末
20、21 基地局
30、31 局交換装置
40 関門交換装置
50 固定端末(IP電話機)
60 ゲートウエイ
70、71 地域レジスタ(VLR)
80 ホームレジスタ(HLR)
90 インターネット
100 移動体通信基幹網(網)
101 移動体通信ネットワーク

Claims (19)

  1. 移動体通信基幹網の移動端末の電話番号を前記移動体通信基幹網内を転送される網内パケットのIPレイヤより下位の特定レイヤにマッピングするとともに、前記マッピングした情報を前記移動端末の位置情報として登録し、
    前記網内パケットを前記移動体通信基幹網内において前記特定レイヤにより、かつ前記位置情報に基づいて転送するよう構成された移動体通信におけるモビリティ制御方法。
  2. 移動体通信基幹網の移動端末の電話番号を前記移動体通信基幹網内を転送される網内パケットのIPレイヤより下位の特定レイヤにマッピングするとともに、前記マッピングした情報を前記移動端末の位置情報として登録し、
    前記網内パケットを前記移動体通信基幹網内において前記特定レイヤにより、かつ前記位置情報に基づいて転送するよう構成された移動体通信におけるモビリティ制御システム。
  3. 前記移動体通信基幹網のエッジを構成する装置の内、前記移動体通信基幹網にパケットが入る位置のエッジ装置が前記パケットに対して宛先端末の電話番号からマッピングしたラベルを挿入して前記網内パケットを生成するとともに、前記マッピングしたラベルを前記移動端末の位置情報として登録し、
    前記網内パケットを、パケット内のラベルと前記位置情報に基づいて転送し、
    前記移動体通信基幹網から前記網内パケットが出る位置のエッジ装置が前記網内パケットから前記ラベルを削除して網外に転送するよう構成された請求項2に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システム。
  4. 前記移動体通信基幹網のエッジを構成する装置の間に複数のパスをメッシュ状に形成し、
    前記移動体通信基幹網にパケットが入る位置のエッジ装置が前記パケットに対して宛先端末の電話番号からマッピングした第1のラベルと前記メッシュ状のパスを識別するための第2のラベルを挿入して前記網内パケットを生成するとともに、前記マッピングした第1及び第2のラベルを前記移動端末の位置情報として登録し、
    前記網内パケットを、パケット内の第2のラベルと前記位置情報に基づいて転送し、
    前記移動体通信基幹網から前記網内パケットが出る位置のエッジ装置が前記網内パケットから前記第1及び第2のラベルを削除して網外に転送するよう構成された請求項2に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システム。
  5. 前記移動体通信基幹網のエッジを構成する装置の間にMPLSトンネルを生成し、
    前記移動体通信基幹網にパケットが入る位置のエッジ装置が前記パケットに対して宛先端末の電話番号からマッピングしたMPLSラベルを挿入して前記網内パケットを生成するとともに、前記マッピングしたMPLSラベルを前記移動端末の位置情報として登録し、
    前記網内パケットを、パケット内のMPLSラベルと前記位置情報に基づいて転送し、
    前記移動体通信基幹網から前記網内パケットが出る位置のエッジ装置が前記網内パケットから前記MPLSラベルを削除して網外に転送するよう構成された請求項2に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システム。
  6. 前記MPLSラベルは、全ての端末の電話番号をマッピング可能なように複数段にスタックされている請求項5に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システム。
  7. 前記移動体通信基幹網のエッジを構成する装置の間に複数のパスをメッシュ状に形成し、
    前記移動体通信基幹網にパケットが入る位置のエッジ装置が前記パケットに対して宛先端末の電話番号からマッピングした第1のMPLSラベルと前記メッシュ状のパスを識別するための第2のMPLSラベルを挿入して前記網内パケットを生成するとともに、前記マッピングした第1及び第2のMPLSラベルを前記移動端末の位置情報として登録し、
    前記網内パケットを、パケット内の第2のMPLSラベルと前記位置情報に基づいて転送し、
    前記移動体通信基幹網から前記網内パケットが出る位置のエッジ装置が前記網内パケットから前記第1及び第2のMPLSラベルを削除して網外に転送するよう構成された請求項2に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システム。
  8. 前記移動体通信基幹網のエッジを構成する装置の間にレイヤ2トンネルを形成し、
    前記移動体通信基幹網にパケットが入る位置のエッジ装置が前記パケットに対して宛先端末の電話番号からマッピングしたMACアドレスを挿入して前記網内パケットを生成するとともに、前記マッピングしたMACラベルを前記移動端末の位置情報として登録し、
    前記網内パケットを、パケット内のMACアドレスと前記位置情報に基づいて転送し、
    前記移動体通信基幹網から前記網内パケットが出る位置のエッジ装置が前記網内パケットから前記MACアドレスを削除して網外に転送するよう構成された請求項2に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システム。
  9. 前記移動体通信基幹網のエッジを構成する装置の間にVLANを形成し、
    前記移動体通信基幹網にパケットが入る位置のエッジ装置が前記パケットに対して宛先端末の電話番号からマッピングしたVLAN識別子を挿入して前記網内パケットを生成するとともに、前記マッピングしたVLAN識別子を前記移動端末の位置情報として登録し、
    前記網内パケットを、パケット内のVLAN識別子と前記位置情報に基づいて転送し、
    前記移動体通信基幹網から前記網内パケットが出る位置のエッジ装置が前記網内パケットから前記VLAN識別子を削除して網外に転送するよう構成された請求項2に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システム。
  10. 前記VLAN識別子は、全ての端末の電話番号をマッピング可能なように複数段にスタックされている請求項9に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システム。
  11. 前記移動体通信基幹網のエッジを構成する装置の間に複数のパスをメッシュ状に形成し、
    前記移動体通信基幹網にパケットが入る位置のエッジ装置が前記パケットに対して宛先端末の電話番号からマッピングした第1のVLAN識別子と前記メッシュ状のパスを識別するための第2のVLAN識別子を挿入して前記網内パケットを生成するとともに、前記マッピングした第1及び第2のVLAN識別子を前記移動端末の位置情報として登録し、
    前記網内パケットを、パケット内の第2のVLAN識別子と前記位置情報に基づいて転送し、
    前記移動体通信基幹網から前記網内パケットが出る位置のエッジ装置が前記網内パケットから前記第1及び第2のVLAN識別子を削除して網外に転送するよう構成された請求項2に記載の移動体通信におけるモビリティ制御システム。
  12. 移動体通信基幹網のエッジにおいて外のネットワークと接続する関門交換装置であって、
    前記外のネットワークから網内に入るパケットに対して、宛て先端末の電話番号をIPレイヤより下位の特定レイヤにマッピングして網内パケットを生成するとともに、前記マッピングした情報を移動端末の位置情報として登録し、前記網内パケットを前記特定レイヤにより、かつ前記位置情報に基づいて網内に転送する手段と、
    前記移動体通信基幹網から前記外のネットワークに出る網内パケットから前記マッピングされた電話番号を削除して網外に転送する手段とを、
    備えた関門交換装置。
  13. 移動体通信基幹網のエッジにおいて移動端末と接続する局交換装置であって、
    前記移動端末から網内に入るパケットに対して、宛て先端末の電話番号をIPレイヤより下位の特定レイヤにマッピングして網内パケットを生成するとともに、前記マッピングした情報を前記移動端末の位置情報として登録し、前記網内パケットを前記特定レイヤにより、かつ前記位置情報に基づいて網内に転送する手段と、
    前記移動体通信基幹網から前記移動端末に出る網内パケットから前記マッピングされた電話番号を削除して前記移動端末に転送する手段とを、
    備えた局交換装置。
  14. 移動体通信基幹網のエッジにおいて移動端末と接続するエッジ装置と、前記移動端末基幹網のエッジにおいて外のネットワークと接続するエッジ装置との間に複数のパスをメッシュ状にあらかじめ形成しておき、
    前記エッジ装置に、前記複数のパスのそれぞれを特定するラベルをあらかじめ保持させておき、
    前記移動端末から前記移動体通信基幹網を通って前記外のネットワークに転送されるパケットに関しては、前記移動端末と接続するエッジ装置が、前記パケットの宛先アドレスの特定箇所にあらかじめマッピングされている前記移動端末の電話番号を前記移動端末の位置情報として登録するとともに、前記パケットに対して前記パケットの宛先アドレスに応じた前記ラベルを挿入して網内パケットを生成し、前記ラベルに基づいて転送された前記網内パケットを受信した前記外のネットワークと接続するエッジ装置が、前記網内パケットから前記ラベルを削除して前記外のネットワークに転送し、
    前記外のネットワークから前記移動体通信基幹網を通って前記移動端末に転送されるパケットに関しては、前記外のネットワークと接続する前記エッジ装置が、前記位置情報に基づいて前記移動端末と接続するエッジ装置を特定して、前記パケットに対して前記特定されたエッジ装置へのパスに対応した前記ラベルを挿入して網内パケットを生成し、前記ラベルに基づいて転送された前記網内パケットを受信した前記移動端末と接続する前記エッジ装置が、前記網内パケットから前記ラベルを削除して、前記ラベルが削除されたパケットの宛先アドレスの特定箇所にあらかじめマッピングされている前記移動端末の電話番号を参照して、前記移動端末に前記パケットを転送する移動体通信におけるモビリティ制御方法。
  15. 移動体通信基幹網のエッジにおいて移動端末と接続するエッジ装置と、前記移動端末基幹網のエッジにおいて外のネットワークと接続するエッジ装置との間に複数のパスをメッシュ状にあらかじめ形成されている移動体通信におけるモビリティ制御システムであって、
    前記エッジ装置が、前記複数のパスのそれぞれを特定するラベルをあらかじめ保持しており、
    前記移動端末から前記移動体通信基幹網を通って前記外のネットワークに転送されるパケットに関しては、前記移動端末と接続するエッジ装置が、前記パケットの宛先アドレスの特定箇所にあらかじめマッピングされている前記移動端末の電話番号を前記移動端末の位置情報として登録するとともに、前記パケットに対して前記パケットの宛先アドレスに応じた前記ラベルを挿入して網内パケットを生成し、前記ラベルに基づいて転送された前記網内パケットを受信した前記外のネットワークと接続するエッジ装置が、前記網内パケットから前記ラベルを削除して前記外のネットワークに転送し、
    前記外のネットワークから前記移動体通信基幹網を通って前記移動端末に転送されるパケットに関しては、前記外のネットワークと接続する前記エッジ装置が、前記位置情報に基づいて前記移動端末と接続するエッジ装置を特定して、前記パケットに対して前記特定されたエッジ装置へのパスに対応した前記ラベルを挿入して網内パケットを生成し、前記ラベルに基づいて転送された前記網内パケットを受信した前記移動端末と接続する前記エッジ装置が、前記網内パケットから前記ラベルを削除して、前記ラベルが削除されたパケットの宛先アドレスの特定箇所にあらかじめマッピングされている前記移動端末の電話番号を参照して、前記移動端末に前記パケットを転送するよう構成された移動体通信におけるモビリティ制御システム。
  16. 前記メッシュ状に形成された複数のパスがMPLSパスであり、前記ラベルがMPLSラベルであって、前記移動体通信基幹網において、前記網内パケットが前記MPLSラベルに基づいて転送されるよう構成された請求項15に記載のモビリティ制御システム。
  17. 前記メッシュ状に形成された複数のパスがMACレイヤのトンネルであり、前記ラベルが前記トンネルの宛先MACアドレスであって、前記移動体通信基幹網において、前記網内パケットが前記宛先MACアドレスに基づいて転送されるよう構成された請求項15に記載のモビリティ制御システム。
  18. 前記メッシュ状に形成された複数のパスがVLANによるパスであり、前記ラベルが前記VLANタグであって、前記移動体通信基幹網において、前記網内パケットが前記VLANタグに基づいて転送されるよう構成された請求項15に記載のモビリティ制御システム。
  19. 移動体通信基幹網のエッジにおいて移動端末と接続する局交換装置であって、
    前記移動体通信基幹網内においてメッシュ状にあらかじめ形成された前記複数のパスのそれぞれを特定するラベルを保持する手段と、
    前記移動体通信基幹網内に入るパケットに対して、前記パケットの宛先アドレスに対応したラベルを挿入して前記網内パケットを生成し、前記網内パケットを前記移動体通信基幹網内に転送する手段と、
    前記移動体通信基幹網から前記移動端末に出る網内パケットから前記ラベルを削除して、前記ラベルが削除されたパケットの宛先アドレスの特定箇所にあらかじめマッピングされている前記移動端末の電話番号を参照して、前記移動端末に前記パケットを転送する手段とを、
    備えた局交換装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006035930A1 (ja) * 2004-09-30 2006-04-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 移動通信アクセスシステム、エッジ装置、パケット転送装置及びパケットロス低減方法
JP2007201771A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Oki Electric Ind Co Ltd 移動端末を収容する電話交換システム
JP2011239270A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 National Institute Of Information & Communication Technology 移動体通信における改良された端末情報管理方式及び通信方式を実現するメッシュ型ネットワーク及び基地局

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