JPWO2013145167A1 - Lan多重化装置 - Google Patents

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Abstract

LAN多重化装置の制御装置は、LAN及び無線LANの少なくとも一方から受信されたMACフレームを、少なくとも多重化識別子とMACアドレスとを含んだパケットネットワークアドレスを含むパケットヘッダでカプセル化し、前記パケットネットワークへ送出する処理を行う一方で、前記パケットネットワークから受信されたパケットのデカプセル化によって得られたMACフレームを、当該MACフレームの宛先に対応する前記LAN及び無線LANの少なくとも一方へ送出する処理を行う。

Description

本発明は、LAN多重化装置に関する。
Ethernet(登録商標)は、LAN(Local Area Network:構内通信網)規格の一つである。Ethernet(登録商標)は、ケーブルで接続されるLANであり、パーソナルコンピュータ(PC)やサーバ、ネットワーク機器の接続に使用される。最近では、ゲーム機やテレビのような家電機器をネットワークに接続するために多用されている。
また、Wi-Fi(登録商標)のような無線LAN(wireless LAN)は、最近では、PCやPDA(Personal Digital Assistant)だけでなく、携帯電話やスマートフォン、携帯ゲーム機のような様々な電子機器のネットワーク接続のために多用されている。
このように、Ethernet(登録商標)及び無線LANに基づくプロトコルは、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルにおける第2階層(Layer 2)であるデータリンク層を受け持つプロトコルである。
図1Aは、Ethernet(登録商標)のフレームのフォーマット説明図であり、図1Bは、IEEE802.3フレームのフォーマット説明図である。図1Cは、IEEE802.3+802.2(LLC)フレームのフォーマット説明図であり、図1Dは、IEEE802.3+802.2(LLC+SNAP)フレームのフォーマット説明図である。このように、Ethernet(登録商標)やIEEE802.3のフレームフォーマットは、拡張の結果、図1Cや図1Dに示したフレームフォーマットを含む幾つかのバリエーションを持つ。但し、送信元及び宛先のアドレスとしてMAC(Media Access Control)アドレスが用いられることは、全てのフレームフォーマット間で共通である。
以下、本明細書において、図1A〜図1Dに示したようなフレームを用いるLayer2のネットワークを“LAN”又は“有線LAN”と呼び、LANで使用されるフレームを“MACフレーム”と呼ぶ。
一方、無線LANもMACフレームのフォーマットと同様のフレームフォーマットを有する。図1Eは、無線LANのLAN規格であるIEEE802.11のフレームフォーマットの説明図である。図1Eに示すフォーマットは、4つのアドレス領域を持つ。各アドレス領域に格納される値は、ネットワーク構成における有線LANと無線LANとの組合せによって変動する。以下、無線LANのフレームは、“無線LANフレーム”と呼ぶ。
図2は、有線区間と無線区間とが接続される場合における、IEEE802.11ヘッダのアドレス領域指定の説明図である。図2において、無線LAN端末とアクセスポイント(AP)との間には、無線区間が設けられ、APはネットワークに接続されて、有線区間が形成されている。
無線区間から有線区間(無線LAN端末→AP)へフレームが送信される場合には、図2の例に示すように、フレームのIEEE802.11ヘッダにおける第1のアドレス領域(Address1)には、BSSID(Basic Service Set Identifier)が設定される。BSSIDは、IEEE802.11におけるネットワーク識別子の1つであり、APのMACアドレスに相当する。第2のアドレス領域(Address2)には、送信元MACアドレス(MAC−SA)として、無線LAN端末のMACアドレスが設定される。第3のアドレス領域(Address3)には、宛先MACアドレス(MAC−DA)として、フレームの宛先のMACアドレスが設定される。第4のアドレス領域(Address4)に設定されるアドレスはない。
一方、有線区間から無線区間(AP→無線LAN端末)へフレームが送信される場合には、フレームのIEEE802.11ヘッダにおける第1のアドレス領域には、MAC−DA(無線LAN端末のMACアドレス)が設定され、第2のアドレス領域には、BSSID(APのMACアドレス)が設定される。第3のアドレス領域には、MAC−SAが設定される。第4のアドレス領域に設定されるアドレスはない。図2に示すように、無線LANでも、送信元及び宛先のアドレスとして、MACアドレスが用いられる。
ところで、現在広く普及しているネットワークとして、インターネットがある。インターネットは、OSI参照モデルに於ける第3階層(Layer3)、すなわちネットワーク層のプロトコルとしてIP(Internet Protocol)を採用しているネットワークである。IPプロトコルには、当初から用いられているIPv4と、IPv4アドレスの枯渇問題を解決するために開発されたIPv6とがある。
インターネットは、“ネットワークのネットワーク”と解説されることがある。これは、“Layer2ネットワークを相互接続するLayer3ネットワーク”という意味である。Layer2のネットワークとLayer3のネットワークとは異なるネットワークである。
IPプロトコルは、本来的には、インターネットのために開発されたプロトコルである。しかし、最近では、インターネットにLayer3(L3)レベルで接続されないプライベートネットワークや企業ネットワーク(イントラネット)等に転用されている。さらに、IPプロトコルは、家庭内ネットワークにおいても利用されるに至っている。本明細書では、IPプロトコルを用いているネットワークを“IPネットワーク”と呼ぶ。上述した有線LAN及び無線LANは、インターネットに代表されるIPネットワークで一般的に使用されている。有線LANで転送されるIPパケットは、MACフレーム(IEEE802.3のフレーム)でカプセル化され、無線LANで転送されるIPパケットは、無線LANフレーム(IEEE802.11のフレーム)でカプセル化される。
LANに関連する技術として、VLAN(Virtual LAN: IEEE802.1Q)と呼ばれる拡張技術がある。VLANは、物理的なネットワーク上に論理的なネットワークを構築するために使用される。例えば、VLANは、物理的に共用されているネットワークを所定の管理単位で分割し、管理単位毎で管理を行う場合に使用される。或いは、VLANは、IPv4プライベートアドレスを用いている複数のIPネットワークを同一の物理ネットワーク上で多重化(収容)するために用いられる。
図3Aは、IEEE802.1Qのフレームフォーマットの説明図である。IEEE802.1Qのフレームフォーマットは、Ethernet(登録商標)フレームにVLAN Tag領域(TAG: 32bit)が追加されることによって形成されている。VLAN Tag領域中のVLAN Identifier領域(VID: 12bit)を用いて、最大で4094個のVLANを識別することができる。
古くは、VLANは、LANを複数の管理単位に分割して運用するために使用された。その後、複数の拠点におけるLAN間を接続するための広域LANサービスを提供するために使用されている。広域LANサービスの主な利用者は、複数の拠点と企業内ネットワークを持つ企業であり、企業内ネットワークでは、一般的にプライベートアドレスが用いられる。このため、異なる企業で同一のIPアドレスが利用される環境であっても、企業内ネットワーク毎に異なるVLAN(VID)が割り当てられることによって、論理的に企業内ネットワークを区別することができる。
最近では、VLANは、データセンターやクラウドサービスのインフラ構築における利用が進んでいる。特に、利用者網(例えば企業システム)に対するホスティングを行う際、広域LANサービスと同様に、異なる企業で同一のIPアドレスを用いる場合がある。この場合に、VLAN技術によって論理的にネットワークを分ける(利用者(ネットワーク)をVIDで識別する)ことができるメリットを享受する。
国際公開第2001/099354号公報
しかしながら、上記した従来技術では以下の問題があった。すなわち、IEEE802.1QフォーマットにおけるVIDは12ビットである。このため、1つの利用者(例えば企業)に対して1つのVIDを割り当てたと仮定しても、最大利用者数は4096となる。もし、1つの利用者に対して2つのVIDが割り当てられるならば、最大利用者数は2048となり、1利用者に対して3つのVIDが割り当てられる場合には、最大利用者数は1365となる。このように、1利用者に対して割り当てられるVIDの数が増える程、最大利用者数は減少する。上記したような4096という数字は、大規模なデータセンターサービスを実現する上で十分な数字と言い難かった。
一方、“二重タギング”、“三重タギング”と呼ばれる技術がある。二重タギングは、IEEE802.1adで規定されており、また“Q in Q”とも呼ばれる技術である。図3Bは、IEEE802.1Qフレームフォーマットに二重タギングを適用した場合のフレームフォーマットを示す。図3Bに示すように、フォーマットは、二つのVLAN Tag領域(TAG)を有し、各TAGには、異なるVIDを設定することができる。“三重タギング”では、フレームフォーマットに3つのVLAN Tag領域が設けられる。二重タギング技術によれば、VID数は、4096×4096=1677万となる。さらに、三重タギング技術を用いれば、VID数は、4096×4096×4096で、約6千億となる。
しかし、二重タギング技術や三重タギングのような多重タギング技術は、以下のような問題を有している。
(1)本来、Ethernet(登録商標)のような802.3LANは、小規模な構内通信網としての利用が想定されている。このため、大規模な運用を想定した管理及びトラブルシューティングの手段が用意されていない。このため、運用管理上の大規模化が容易ではない。
(2)802.3LANでは、ブロードキャストが多用されるため、トポロジのループが形成されてしまうと、ブロードキャストストームが発生する問題がある。このため、802.3LANは、ネットワーク規模を大きくすることができない。仮に、多重タギング技術の適用によってネットワーク規模を拡大すると、ブロードキャストストームのようなトラブルは、大規模に伝播し、トラブルを局所化することができない可能性がある。
(3)ブロードキャストトラフィックの伝搬は、ネットワーク規模の増大に応じて無駄となるトラフィックが占める割合が大きくなる可能性がある。
(4)ネットワークの階層化によって、他の階層についての運用管理も階層化しなければならず、ある階層から異なる階層の調査等が行えないという運用上の問題が生じる。
(5)タギングによって、データ長(ペイロード長)が小さくなるが、その学習ができない。
(6)無線LANについてはタギングを行うことができないので、有線LANと無線LANとが混在する環境について制限が発生する。
(7)ネットワークを構成する機器が夫々IEEE802.1Q及び多重タギング技術をサポートすることを要求されるため、ネットワーク構築に要求されるコストが増大となり、経済的に実現が図り難い。
本発明の一態様は、効率良くパケットネットワーク上に、LAN及び無線LANの少なくとも一方を多重化可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、LAN及び無線LANの少なくとも一方と接続されるとともに、パケットネットワークに接続されるLAN多重化装置であって、
前記LAN及び無線LANの少なくとも一方、並びにパケットネットワークと接続される少なくとも1つのネットワークインタフェースと、
前記LAN及び無線LANの少なくとも一方から受信されたMACフレームを、少なくとも多重化識別子とMACアドレスとを含んだパケットネットワークアドレスを含むパケットヘッダでカプセル化し、前記パケットネットワークへ送出する処理を行う一方で、前記パケットネットワークから受信されたパケットのデカプセル化によって得られたMACフレームを、当該MACフレームの宛先に対応する前記LAN及び無線LANの少なくとも一方へ送出する処理を行う制御装置と
を含むLAN多重化装置である。
本発明の一態様は、効率良くパケットネットワーク上に、LAN及び無線LANの少なくとも一方を多重化可能な技術を提供することができる。
図1Aは、Ethernet(登録商標)のフレームフォーマットの説明図である。 図1Bは、IEEE802.3のフレームフォーマットの説明図である。 図1Cは、IEEE802.3+802.2(LLC)のフレームフォーマットの説明図である。 図1Dは、IEEE802.3+802.2(LLC+SNAP)のフレームフォーマットの説明図である。 図1Eは、IEEE802.11のフレームフォーマットの説明図である。 図2は、無線-有線接続の場合のIEEE802.11ヘッダのアドレス領域指定を説明するための図である。 図3Aは、IEEE802.1Qのフレームフォーマットの説明図である。 図3Bは、IEEE802.1Qに二重タギングを適用した場合におけるフレームフォーマットの説明図である。 図4Aは、MACフレームのカプセル化の説明図である。 図4Bは、カプセル化に際して使用されるパケットヘッダにおけるアドレス領域のフォーマットを示す図である。 図5Aは、図4Aに示したフォーマットにパケットヘッダとしてIPv6ヘッダを適用した例を示す。 図5Bは、図4Bに示したフォーマットにパケットヘッダとしてIPv6ヘッダを適用した例を示す。 図6は、IPv6パケットが適用されるLAN多重化装置を用いたネットワークシステムの構成例を示す。 図7は、図6に示したネットワークシステムにおいて、異なる多重化識別子が使用される場合の動作を説明するための図である。 図8は、図6や図7に示したLAN多重化装置が有する機能を模式的に示す図である。 図9は、図8に示したカプセル化機能を司る処理を模式的に示す。 図10は、CPUのカプセル化機能の他の形態を示す。 図11は、LAN多重化装置のハードウェア構成例を示す。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<フレームフォーマット>
最初に、本発明の実施形態に係るLAN多重化装置に適用されるフレームフォーマットについて説明する。図4Aは、MACフレームのカプセル化の説明図であり、図4Bは、カプセル化に際して使用されるパケットヘッダにおけるアドレス領域のフォーマットを示す図である。図4Aに示すように、MACフレームは、パケットヘッダが付与されることによってカプセル化される。
MACフレームは、図1A〜図1Dに示したようなEthernet(登録商標)フレームやIEEE802.3フレーム(拡張フレーム含む)である。図4Aでは、Ethernet(登録商標)フレームが例示されている。パケットヘッダのアドレス領域は、図4Bに示すように、プレフィックス領域と、多重化識別子領域と、MACアドレス領域とを含む。多重化識別子領域とMACアドレス領域の順序は異なっていても良い。また、パケットヘッダが多重化識別子領域及びMACアドレス領域と異なる情報を格納する領域をさらに含む構成を採用することもできる。
プレフィックス領域に設定されるプレフィックスは、アドレス空間の上位の情報で、予め決められた値である。多重化識別子領域に設定される多重化識別子は、論理空間(物理ネットワーク上に構築される複数の論理ネットワーク)を識別するための識別子であり、VLANにおけるVID(VLAN−ID)に相当する。
MACアドレス領域には、例えば、カプセル化されるMACフレームのMACアドレス(例えば、MAC−DA)と同じ値が設定される。MACアドレスの値は、カプセル化の際に、MACフレームのMACアドレス(MAC)がコピーされることによって生成することができる。
図5A及び図5Bは、図4A及び図4Bに示したフォーマットにパケットヘッダとしてIPv6ヘッダを適用した例を示す。IPv6ヘッダのビット長は、128bitであり、MACアドレス領域のビット長は48bitである。この場合、プレフィックスのビット長は、(128−n−48)bitとなる。
なお、パケットヘッダのアドレス領域中のMACアドレス領域にMAC−DAだけでなくMAC−SAもコピーされる構成を採用することもできる。この場合、MAC−DAは、パケットヘッダ中のMAC−DA用MACアドレス領域にコピーされ、MAC−SAは、パケットヘッダ中のMAC−SA用MACアドレス領域にコピーされる。そして、パケットヘッダがIPv6である場合には、MACアドレス領域のビット長は96(48*2)bitとなり、プレフィックスのビット長は(32−n)bitとなる。
<ネットワークシステムの構成例>
図6は、上記したIPv6パケットが適用されるLAN多重化装置を用いたネットワークシステムの構成例を示す。図6に示す例では、多重化識別子が同一である場合について説明する。図6において、LAN多重化装置10は、パケットネットワークNとノードを接続する。図6に示す例では、ノードAと通信回線を介して接続されたLAN多重化装置10(10A)と、ノードBと通信回線を介して接続されたLAN多重化装置10(10B)と、ノードC及びノードC1を含む複数のノードと通信回線を介して接続されたLAN多重化装置10(10C)とが例示されている。パケットネットワークNに接続されるLAN多重化装置10の数は適宜設定可能である。
パケットネットワークNはIPv6ネットワークである。LAN多重化装置10A,10B,10Cは、パケットネットワークNを介して相互に接続されている。ノードは、例えば、ホスト(端末装置),中継装置(ルータ、あるいはスイッチ)である。また、LAN多重化装置10は、単数又は複数のノードを接続することができる。ノードAは、MACアドレス“MAC-A”を有し、ノードBは、MACアドレス“MAC-B”を有し、ノードCは、MACアドレス“MAC-C”を有し、ノードC1は、MACアドレス“MAC-C1”を有する。
各LAN多重化装置10A,10B,10Cは、自身の配下として接続されたノードに該当するアドレスをパケットネットワークNに広告する。広告のための経路交換プロトコル(ルーティングプロトコル)として、例えば、IPv6に対応する、RIP(Routing Information Protocol),OSPF(Open Shortest Path First),IS−IS(Intermediate System- Intermediate System),BGP(Border Gateway Protocol)の何れかを適用することができる。もちろん、スタティック設定によりアドレスが各LAN多重化装置10に設定されても良い。
パケットプロトコルとしてIPv6が使用される場合には、ノードAが接続されたLAN多重化装置10Aは、“プレフィックス+多重化識別子+MAC-A”のIPv6アドレスを経路として広告する。同様に、ノードBが接続されるLAN多重化装置10Bは、“プレフィックス+多重化識別子+MAC-B”のIPv6アドレスを広告する。ノードC及びノードC1が接続されたLAN多重化装置10Cは、少なくとも“プレフィックス+多重化識別子+MAC-C”のIPv6アドレスと、“プレフィックス+多重化識別子+MAC-C1”のアドレスとを含む、ノード対応のIPv6アドレスを経路として広告する。
各LAN多重化装置10A,10B,10Cは、広告されたIPv6アドレスと、当該アドレスを受信したポートの情報とを関連づけて記憶することによって、パケットの転送処理(中継処理)に使用する経路情報を記憶する。
図6に示すネットワークシステムにおいて、ノードAからノードBへの通信における動作について説明する。ノードAは、ノードBにデータを送信するために、データを含むMACフレームを生成する。MACフレームの宛先MACアドレス(MAC-DA)は、ノードBのMACアドレス“MAC-B”であり、送信元MACアドレス(MAC-SA)は、ノードAのMACアドレス“MAC-A”である。
ノードAから送信されたMACフレームは、LAN多重化装置10Aに到達する。LAN多重化装置10Aは、受信されたMACフレーム(MAC-DA)に対応する宛先IPv6アドレス(IP-DA)、送信元IPv6アドレス(IP-SA)を生成し、これらのIPアドレスを含むIPv6パケットでMACフレームをカプセル化する。このとき、MACフレームのMAC−DAの値(MAC-B)に応じて、LAN多重化装置10Bから広告されたアドレス“プレフィックス+多重化識別子+MAC-B”がIP−DAとして設定される。IP−SAは、MAC−SA(MAC-A)に対応するアドレス“プレフィックス+多重化識別子+MAC-A”をIP−SAとして設定することができる。LAN多重化装置10Aは、カプセル化されたMACフレーム(IPv6パケット)を、パケットネットワークNへ送出する。
パケットネットワークNでは、IPv6パケットは、IPルーティングの仕組みによって(IP−DA“プレフィックス+多重化識別子+MAC-B”に従って)、ノードBが接続されたLAN多重化装置10Bに転送される。
IPv6パケットを受信したLAN多重化装置10Bは、IPv6パケットに対するデカプセル化を行うことによって、IPv6パケットから元のMACフレームを取り出し、ノードBへ送る。これによって、ノードAからのMACフレーム(データ)が、宛先であるノードBに到達する。ノードBからノードAへデータが送信される場合には、上記した動作と逆の動作が実行される。
図7は、図6に示したネットワークシステムにおいて、異なる多重化識別子が使用される場合の動作を説明するための図である。図7には、二つの破線で囲まれた領域が図示されており、各領域が1つの論理ネットワークを形成する。具体的には、ノードAとノードBとが多重化識別子“1”で識別される論理ネットワークに属し、ノードD,ノードC及びノードC1が多重化識別子“2”で識別される論理ネットワークに属している。
多重化識別子は、基本的には、LAN多重化装置10が有するネットワークインタフェースに対して設定される。すなわち、ネットワークインタフェースに接続されるノードが属する論理ネットワークを多重化識別子の設定により指定する。尤も、インタフェース単位ではなく、装置単位でノードが属する論理ネットワークを指定することもできる。
図7に示す例では、ノードAは、IPv6アドレス空間において、アドレス“プレフィックス+多重化識別子(=1)+MAC-A”で表現される。ノードBは、IPv6アドレス空間において、アドレス“プレフィックス+多重化識別子(=1)+MAC-B”で表現される。一方、ノードCは、アドレス“プレフィックス+多重化識別子(=2)+MAC-C”で表現される。ノードC1は、アドレス“プレフィックス+多重化識別子(=2)+MAC-C1”で表現される。そして、ノードDは、アドレス“プレフィックス+多重化識別子(=2)+MAC-D”で表現される。これらのアドレスは、図6を用いた説明と同様の手法で各LAN多重化装置10に設定することができる。
ノードAとノードBとの間のデータ送信、及びノードD,ノードC及びノードC1のうちの二点間におけるデータ通信は、図6で説明した転送動作と同様の動作により行われる。このとき、パケットの転送は、多重化識別子の相違に拘らず、同一のネットワークN(IPv6ネットワーク)を介して行われる。すなわち、多重化識別子が異なる場合でも、1つのIPv6ネットワークを用いることができる。このように、IPv6ネットワーク上に、複数の論理的なLANを構築することができる。換言すれば、1つの物理的なネットワーク上に、複数の論理的なLANを構築することができる。
ネットワークN上に構築可能な論理ネットワークの数は、多重化識別子に割り当てられるビット数nに依存する。例えば、IPv6が適用される場合において、多重化識別子が16ビット(n=16)である場合には、割り当て可能な論理ネットワークの最大数は65536となり、プレフィックス長は64bitとなる。また、多重化識別子が32ビット(n=32)である場合には、割り当て可能な論理ネットワークの最大数は約43億となり、プレフィックス長は48bitとなる。43億という数字は、事実上、論理ネットワークの構築可能な数が無制限であると考えることができる。
<LAN多重化装置の構成例>
図8は、図6や図7に示したLAN多重化装置10が有する機能を模式的に示す図であり、ネットワーク構成が併せて図示されている。LAN多重化装置10は、LANを収容する1以上のブリッジ機能11と、パケットネットワーク(例えばIPv6)に接続されるルータ機能13とを含む。ブリッジ機能11とルータ機能13とは、例えば、ブリッジ機能(LANインタフェース)毎に設けられるカプセル化機能12によって接続される。
カプセル化機能12は、MACフレームがカプセル化されたIPv6パケットを生成する。カプセル化機能12は、多重化識別子(多重化ID)を保持(記憶)している。多重化識別子は、カプセル化に際して、IPv6アドレス(IP−DA,IP−SA)を生成するために用いられる。
ブリッジ機能11は、LANから受信されるMACフレーム中のMACアドレス(MAC-DA,MAC-SA)を参照し、必要に応じて(例えば、MAC-DAとMAC-SAとが異なるLANに属すると判断できるとき)MACフレームをカプセル化機能12へ送る。また、ブリッジ機能11は、カプセル化機能12から受信するMACフレームを、MAC−DAに対応するLANへ出力する。
ブリッジ機能11は、LANに対応するブリッジ機能だけでなく、無線LANに対応するブリッジ機能であっても良い。無線LAN対応のブリッジ機能は、無線区間と有線区間との間のフレーム変換(無線LANフレーム(IEEE802.11フレーム)←→MACフレーム(Ethernet(登録商標)フレームなど))を行う。
ルータ機能13は、IP−DAと出力ポートとを対応付けたルーティングテーブルを有し、ルータ20や多重化機能12から受信されるIPパケット(IPv6パケット)のIP−DAに対応するポートからIPパケットを送出する。
図9は、図8に示したカプセル化機能12を司る処理を模式的に示す。カプセル化機能12は、プレフィックス及び多重化識別子の保持部121と、IPv6アドレス生成処理122と、MACアドレス取り出し処理123と、IPv6ヘッダ追加処理124と、IPv6ヘッダ削除処理125とを含む。
保持部121は、プレフィックス及び多重化識別子をMACアドレスと対応付けて記憶(保持)する。保持部121に記憶されるプレフィックス及び多重化識別子は、静的に記憶されたものでも、広告されたIPv6アドレスを格納するようにしても良い。
MACアドレス取り出し処理123では、ブリッジ機能11から入力されたMACフレームからMACアドレス(MAC-DA,MAC-SA)が取り出される。IPv6アドレス生成処理122では、MACアドレス取り出し処理123によって取り出されたMACアドレスに対応するプレフィックス及び多重化識別子を保持部121から取得する。続いて、取得されたプレフィックス及び多重化識別子と、上記したMACアドレス(MAC-DA,MAC-SA)とからIPv6アドレス(IP-DA,IP-SA)が生成される。
IPv6ヘッダ追加処理124では、IPv6アドレス生成処理122によって生成されたIPv6アドレス(IP-DA,IP-SA)を含むIPv6ヘッダが生成され、MACフレームに付与されることによってIPv6パケットが生成される。生成されたIPv6パケットは、ルータ機能13に入力される。
一方、ルータ機能13から出力されたIPv6パケットは、IPv6ヘッダ削除処理125によって、IPv6ヘッダが削除されることにより、デカプセル化が実行され、MACフレームが出力される。
図10は、CPU51のカプセル化機能12の他の形態を示す。図10に示す形態では、カプセル化機能12は、図9に示した保持部121及び各処理122〜125に加えて、IPv6アドレス取り出し処理126と、多重化識別子分離処理127と、比較処理128とを行う。すなわち、IPv6アドレス取り出し処理126では、ルータ機能13からのIPv6パケットから、IPv6アドレス(IP−DA)が取り出される。
多重化識別子分離処理127では、IP−DAから多重化識別子が分離される。比較処理128では、分離された多重化識別子と、保持部121に記憶された多重化識別子との比較が行われる。比較の結果、分離された多重化識別子が保持部121に記憶された多重化識別子の何れとも一致しない場合には、廃棄指示がIPv6ヘッダ削除処理125に渡される。IPv6ヘッダ削除処理125では、廃棄指示に対応するIPv6パケットが廃棄される。これに対し、分離された多重化識別子が保持部121に記憶された多重化識別子の何れかと一致する場合には、該当するIPv6パケットに対し、IPv6ヘッダ削除処理125において、通常のデカプセル処理が実行される。このような処理によって、誤送によって到着したIPv6パケットを廃棄することができる。
図11は、図8〜図10に示した機能及び処理を実現可能なLAN多重化装置10のハードウェア構成例を示す。図11において、LAN多重化装置10は、バスBを介して相互に接続されたCPU51と、メモリ(記憶装置:ストレージ)52と、メモリ(記憶装置:ストレージ)53と、複数のネットワークインタフェースカード(NIC)54とを備えている。
NIC54は、通信インタフェースの一例であり、通信回線を介してLANやパケットネットワーク(IPネットワーク)と接続される。LANと接続されたNIC54は、図8に示したブリッジ機能11を実現するための電気・電子回路を備え、MACフレームの送受信を行う。LAN多重化装置10が無線LAN端末と無線通信を行う場合には、無線LANフレームを送受信するための無線LAN用のNIC54が設けられる。IPネットワークと接続されるNIC54は、図8に示したルータ機能13を実現するための電気・電子回路やメモリを備えている。
メモリ52は、CPU51によって実行されるプログラムやプログラムの実行に際して使用されるデータを記憶した不揮発性領域(例えば、ROM(Read Only Memory)フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory))と、CPU51の作業領域として使用される揮発性領域(例えばRAM(Random Access Memory))とを含む。
メモリ53は、パケットやフレームの生成,アドレス取り出し、ヘッダ追加、ヘッダ削除のような、IPパケットやMACフレームに対する処理を行うための作業領域、或いはIPパケットやMACフレームを一時的に蓄積するバッファ領域として使用される。CPU51は、プロセッサ(マイクロプロセッサ)の一例であり、メモリ52に記憶されたプログラムを実行することにより、図8に示したカプセル化機能12を果たし、図9や図10に図示した各種の処理を行う。プロセッサは、DSP(Digital Signal Processor)を含む。図9や図10に示した保持部121は、例えばメモリ52の不揮発性領域に形成される。
図6や図7に示したノードAがノードBへLAN多重化装置10A,10Bを介してデータを送信する(通信が行われる)場合におけるLAN多重化装置10A,10Bの処理は以下の通りとなる。
ノードAから送信されたMACフレームは、LAN多重化装置10に到達する。すなわち、MACヘッダ31を持つMACフレーム30(図8)は、ノードAと接続されたNIC54にて受信され、メモリ53に格納される。すると、CPU51が、カプセル化機能12として機能することによって、MACアドレス取り出し処理123,IPv6アドレス生成処理122,IPv6ヘッダ追加処理を行い、メモリ53上にノードB宛のIPヘッダ41を持つIPv6パケット40(図8)を生成する。IPv6パケット40は、パケットネットワーク(IPv6ネットワーク)に接続されたNIC54に転送され、IPv6ネットワークに転送される。
IPv6ネットワーク内のルータ20は、IPv6パケット40のIP−DAに従って、IPv6パケット40をLAN多重化装置10Bへ転送する。LAN多重化装置10Bでは、IPv6パケット40は、IPv6ネットワークに接続されたNIC54で受信され、メモリ53に格納される。LAN多重化装置10BのCPU51は、図9に示したカプセル化機能12として機能する場合には、IPv6削除処理125を実行することによって、IPv6パケット40からMACフレーム30を得る。その後、MACフレーム30は、ノードBと接続されたNIC54を経てノードBへ送信される。
これに対し、LAN多重化装置10BのCPU51は、図9に示したカプセル化機能12として機能する場合には、IPv6アドレス取り出し処理126,多重化識別子分離処理127,比較処理128を行い、IPヘッダ41中の多重化識別子と、保持部121に保持された多重化識別子とが一致することを条件として、IPv6ヘッダ削除処理125を行う。
但し、LAN多重化装置10BのCPU51が、上記した処理126〜128を行わず、ノードBからノードA宛のIPv6パケットを受信したLAN多重化装置10のCPU51が処理126〜128を実行するようにしても良い。
なお、上記実施形態では、制御装置の一例としてCPU51が適用されたケースについて説明した。CPU51によって実行される処理121〜128は、専用又は汎用のハードウェア(例えば、IC,LSI,ASIC(Application Specific Integrated Circuit),PLD(Programmable Logic Device: 例えばFPGA(Field Programmable Gate Array))やこれらの組合せ)で形成された制御装置によって実現されるようにしても良い。
<実施形態の作用効果>
以上説明したように、実施形態に係るLAN多重化装置10及びLAN多重化装置10が適用されたネットワークシステムによれば、以下の効果又は利点を得ることができる。
(1)IPv6パケットが使用されるバックボーンネットワークの範囲では、pingなどIPネットワークで通常使われる管理手法やトラブルシューティング手法が利用可能となり、運用管理上の大規模化が容易となる。
(2) IPv6ネットワークでトポロジのループがあっても、IPルーティングプロトコルで経路選択されるため、ブロードキャストストームの発生が抑止される。
(3) 階層化が行われないため、階層化に伴う運用管理上の問題が存在しない。
(4)タギングを行わず、IPネットワークにマッピングするため、Path MTU Discoveryによるパケット長の学習や、あるいはフラグメント化による対応など、柔軟な対応が可能となる。
(5)有線LANと無線LANの混在が可能となる。
(6)IEEE802.1Q対応あるいは、二重タギング、三重タギングに対応した装置でネットワーク機器を揃える必要が無い。バックボーンネットワークでは、通常のルータやL3スイッチのようなIP機器を利用できるため、導入コストを抑えた経済的な構築が可能となる。
更なる効果としては、以下が挙げられる。
<1>一般に、IPネットワークの方が、広域でかつ大規模なネットワークの構築が可能になるため、より広域な展開が可能になる。
<2> ある多重化識別子では、タグなしのMACフレームを収容し、別の多重化識別子では、タグありのMACフレームを収容するなど、異なるフレームでも多重化することができる。
<3>もちろん、多重化識別子に大きな空間を与えることが可能となるため、ほぼ制限無く、LANや無線LANをパケットネットワーク上に多重化することも可能となる。 これら効果により、データネットワークの健全な発展に大きく寄与すると考えられる。
なお、パケットヘッダのMACアドレス領域にMAC−DA及びMAC−SAを格納しても良いことを上述した。この場合、MACアドレス領域のビット数が96ビットとなるので、多重化識別子の採り得る値の数(最大多重化数)が減少する可能性がある。もっとも、多重化数が少なくなっても、VLANにおけるタギング技術を適用する場合に比べて、上述した(1)〜(6)の効果を享受し得る。
また、上記実施形態におけるIPv6アドレスを構成するMACアドレスとして、MAC−DAが適用される例を説明した。これによれば、IPv6アドレス生成を、MACフレーム中のMAC−DAのコピーによって実行することができる。このため、保持部121(メモリ52)が必ずしもMACアドレスを記憶する必要がない。但し、上記したように、保持部121(メモリ52)は、広告されたルーティング情報としてのIPv6アドレスを、そのまま記憶するようにし、MAC−DAに対応するIPv6アドレスが保持部121から読み出されることで、IPv6アドレスが生成されるようにしても良い。もっとも、IPv6アドレスを構成するMACアドレスは、例えば、MAC−DAを有するノード(MACフレームの宛先)をユニークに識別する識別子であっても良い。
また、本実施形態では、MACフレームについて説明したが、MACフレーム以外に、無線LANフレームをカプセル化/デカプセル化することができる。
以上説明した本実施形態に係るネットワークシステムは、大規模化する広域LANサービスやデータセンターでの実施に適用されるのが好ましい。
A〜D,C1・・・ノード(端末)
N・・・パケットネットワーク(IPネットワーク)
10・・・LAN多重化装置
51・・・CPU
52,53・・・メモリ
54・・・ネットワークインタフェースカード(ネットワークインタフェース)

Claims (6)

  1. LAN及び無線LANの少なくとも一方と接続されるとともに、パケットネットワークに接続されるLAN多重化装置であって、
    前記LAN及び無線LANの少なくとも一方、並びにパケットネットワークと接続される少なくとも1つのネットワークインタフェースと、
    前記LAN及び無線LANの少なくとも一方から受信されたMACフレームを、少なくとも多重化識別子とMACアドレスとを含んだパケットネットワークアドレスを含むパケットヘッダでカプセル化し、前記パケットネットワークへ送出する処理を行う一方で、前記パケットネットワークから受信されたパケットのデカプセル化によって得られたMACフレームを、当該MACフレームの宛先に対応する前記LAN及び無線LANの少なくとも一方へ送出する処理を行う制御装置と
    を含むLAN多重化装置。
  2. 前記パケットがIPv6パケットであり、前記パケットネットワークがIPv6ネットワークである
    請求項1に記載のLAN多重化装置。
  3. 前記MACアドレスが、前記MACフレームの宛先MACアドレスであり、
    前記宛先MACアドレスに対応する多重識別子を記憶した記憶装置をさらに含む
    請求項1又は2に記載のLAN多重化装置。
  4. 前記パケットネットワークアドレスが、プリフィックス,多重化識別子,及びMACアドレスを含む
    請求項1から3のいずれか1項に記載のLAN多重化装置。
  5. LAN及び無線LANの少なくとも一方と接続されるとともに、パケットネットワークに接続された複数のLAN多重化装置を含み、
    前記複数のLAN多重化装置の夫々は、
    前記LAN及び無線LANの少なくとも一方、及びパケットネットワークと接続される少なくとも1つのネットワークインタフェースと、
    前記LAN及び無線LANの少なくとも一方から受信されたMACフレームを、少なくとも多重化識別子とMACアドレスとを含んだパケットネットワークアドレスを含むパケットヘッダでカプセル化し、前記パケットネットワークへ送出する処理を行う一方で、前記パケットネットワークから受信されたパケットのデカプセル化によって得られたMACフレームを、当該MACフレームの宛先に対応する前記LAN及び無線LANの少なくとも一方へ送出する処理を行う制御装置と
    を含むネットワークシステム。
  6. LAN及び無線LANの少なくとも一方、及びパケットネットワークと接続される少なくとも1つのネットワークインタフェースを含むLAN多重化装置に備えられた制御装置が、
    前記LAN及び無線LANの少なくとも一方から受信されたMACフレームを、少なくとも多重化識別子とMACアドレスとを含んだパケットネットワークアドレスを含むパケットヘッダでカプセル化し、前記パケットネットワークへ送出する処理を行い、
    前記パケットネットワークから受信されたパケットのデカプセル化によって得られたMACフレームを、当該MACフレームの宛先に対応する前記LAN及び無線LANの少なくとも一方へ送出する処理を行う
    LAN多重化装置によるLAN間のMACフレーム転送方法。
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