JP2004157673A - 電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置、方法、及びプログラム - Google Patents

電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置、方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】カタログの形式変換のためのマッピングルールと、出力する属性の値を計算する変換式を部品化して、複数の商品分類に共通的な属性に関する変換式の定義を差分で定義することを可能とし、そのルールの再利用を効率化する。
【解決手段】元カタログ1を入力するレコード入力装置2と、カタログの形式変換のためのマッピングルールを商品分類ごとに定義し、出力する属性の値を計算する変換式を定義するルール・変換式記憶装置4と、入力レコードの商品分類を特定し、この商品分類に対応するルールを前記装置4から取得するルール選択装置3と、取得されたルールにもとづいて、対応する変換式を前記装置4から取得し、この変換式を用いてルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける属性の値を変換する変換処理装置5と、変換結果を入力して、変換結果カタログ7を作成するレコード出力装置6とを有するデータマッピングルール再利用装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カタログの形式を変換するためのマッピングルールと、出力する属性の値を計算する変換式にもとづいて、カタログの変換を行う電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置、方法、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、企業間等においてカタログの受け渡しを行うに際しては、紙などによるほか、カタログデータを電子化した電子カタログの受け渡しをすることも広く行われている。
しかし、カタログは、一般的に企業ごとにその作成基準が異なるため、そのままでは利用しづらいという問題があった。
例えば、ある企業が複数の企業からカタログを取り寄せて、商品の比較検討を行うような場合、各商品の規格や性能などが、適切に対応付けられていることが好ましい。
しかしながら、各カタログにおける商品規格や性能等の属性の掲載基準等は、企業ごとに様々であるため、効率的な比較検討などが困難であるという問題があった。
このため、このような場合には、カタログを取り寄せた側が、各企業のカタログの内容を比較するために、これらのカタログにもとづいて独自に比較表を作成したり、あるいは、カタログの送り手側が、受け手の要望に従って、受け手専用のカタログを作成する必要があった。
また、同様の問題は、企業間のみならず、個人がカタログを参照する場合にも生じていた。
【0003】
このような問題に関連して、電子カタログを効率よく再利用可能とする装置などが提案されている。
例えば、任意のデータ構造のユーザシステムからユーザの視点で、電子カタログ上の所望するカタログコンテンツを柔軟かつ効率よく検索することで、電子カタログ上の製品データを共有・再利用する電子カタログ利用装置などが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、カタログ提供者がカタログ利用者ごとに行うカタログの抽出、編集、配信作業を削減するとともに、カタログ利用者による複数のカタログの受け取り、システムへの反映作業を削減し、その効率化及び迅速化を図り得るシステムも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、第一カタログ中の各品目の特徴値を、第二カタログ中の品目に対する規則によって識別された特徴にマップし、各品目にマップされた特徴値をコンパイルして第二カタログを形成する方法(例えば、特許文献3参照。)なども提案されている。
これらの方法等によれば、電子カタログをより効率よく利用することが可能となる。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−123034号公報
【特許文献2】
特開2001−202450号公報
【特許文献3】
特開2002−108667号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般に、電子カタログにおいて管理対象となる商品は、商品分類ごとに分類して管理されている。この商品分類においては、近い分類にある商品分類は共通する属性を有するが、同じ属性でもデータの対応付け方や、値の計算方法が微妙に異なっていたり、各商品分類での独自の属性を有していたりする。
このため、データマッピングルールの差分を定義できるような再利用の仕組みをカタログ変換装置が備えていると有効である。
しかしなから、上述したような従来の方法などによっては、データマッピングルールを柔軟に再利用することが困難であった。
【0006】
すなわち、特許文献1記載の発明は、製品データの再利用の技術であり、データマッピングルールの再利用の技術ではない。
また、特許文献2記載の発明は、カタログ提供者とカタログ利用者の間にたって、カタログの集配信を行うアグリゲーションシステムに関するものである。
当該発明における商品分類ごとの共有形式とは、複数のカタログの利用者について共用のデフォルトの規定と、カタログ利用者ごとに特化した規定という形での共用の仕組みであり、商品分類間の共通性を共用するものではない。
したがって、データマッピングルールの再利用を可能とするものではなかった。
特許文献3記載の発明は、マッピング規則をデフォルトの規則と特別なケースの規則を用意させることによって、マッピング規則を利用するものであるが、規則の種類が、二段階であって、特別なケースについて、装置がその規則をどのようにして選択するかという点につき具体的アルゴリズムについて言及がない。
したがって、当該発明は、データマッピングルールを柔軟に再利用可能とするものではなかった。
【0007】
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、カタログの形式を変換するためのマッピングルールと、出力する属性の値を計算する変換式を部品化して、複数の商品分類に共通的な属性に関する変換式の定義を差分で定義することを可能とすることにより、データマッピングルールの再利用を効率化する電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置、方法及びプログラムの提供を目的とする。
すなわち、本発明は、企業間の電子商取引における電子カタログ変換システムなどに関して、受け渡しする電子カタログ形式の間でのデータの対応のつけ方や計算方法を記述したデータマッピングルールを、ルールの継承及び派生によって再利用することを可能とする構成を提供するものである。
また、これによって、電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムの構築を容易化及び省力化するとともに、そのメンテナンスの容易化を図ることも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置は、元カタログを変換して変換結果カタログを作成する電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置であって、元カタログを入力するレコード入力装置と、カタログの形式を変換するためのマッピングルールを商品分類ごとに定義するルール記憶部、及び出力する属性の値を計算する変換式を定義する変換式記憶部を備えた変換処理装置と、レコード入力装置から受け取ったカタログのレコードにもとづいて、当該レコードの商品分類を特定する商品分類特定手段、及びこの商品分類に対応するルールをルール記憶部から取得するルール検索手段を備えたルール選択装置と、取得されたルールにもとづいて、対応する一又は二以上の変換式を変換式記憶部から特定する変換式特定手段、及び特定した変換式を用いてルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一又は二以上の属性の値を変換するデータ変換手段を備えた変換処理装置と、この変換結果を入力して、変換結果カタログを作成するレコード出力装置とを有する構成としてある。
【0009】
電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置をこのような構成にすれば、ルール記憶部で商品分類名とルールとの対応関係を記憶し、ルール検索手段により対応するルールを検索することができるため、変換用ルールを商品分類ごとに部品化することが可能となる。
また、どの属性が出力されるのかというスキーマの定義と、属性の値を変換するための変換式群の定義を、それぞれルール記憶部及び変換式記憶部に分けて保有させているため、これらを独立に部品化することが可能となる。
このため、データマッピングルールを効率的に再利用することができ、電子カタログ変換プログラムの構築を容易化、及び省力化することが可能となる。さらに、電子カタログ変換プログラムのメンテナンスを容易に行うことも可能となる。
なお、本発明における商品とは、例えば、パソコンなどの有体物であっても、ソフトウェアなどの無体物であってもよい。また、サービスも含むものとして用いている。
【0010】
本発明の請求項2記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置は、ルール記憶部が、順序付けられた一又は二以上の属性と対応付けられたルールを商品分類ごとに記憶し、変換式記憶部が、変換式、属性、及びルールと対応付けられた属性定義クラスを記憶し、当該属性には、ゼロ又は一の変換式が対応付けられ、属性定義クラスには、一又は二以上の属性が対応付けられている構成としてある。
【0011】
電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置をこのような構成にすれば、ルールに対応付けられた属性定義クラスに定義された属性に対応する変換式を用いて、元カタログにおける属性の値を変換することが可能となる。
このため、部品化された属性や変換式を用いて、カタログの変換を行うことができ、そのプログラムの構築やメンテナンスの容易化を図ることが可能となる。
【0012】
本発明の請求項3記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置は、変換式記憶部が、二以上の属性定義クラスを記憶し、これらの属性定義クラスが、継承関係を有する構成としてある。
【0013】
電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置をこのような構成にすれば、変換式記憶部に属性定義クラスを派生で定義することができ、変換式特定手段が派生によって継承された変換式を検索することができる。
このため、複数の商品分類に共通的な属性に関する変換式の定義を差分で定義することが可能となる。
その結果、データマッピングルールを効率的に再利用可能とすることができるとともに、新たな商品分類やそのルール、及び変換式を追加する場合にも、効率的に行うことが可能となる。
【0014】
本発明の請求項4記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用方法は、元カタログを変換して変換結果カタログを作成する電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用方法であって、データマッピングルール再利用装置が、元カタログのレコードにもとづいて、当該レコードの商品分類を特定し、この商品分類にもとづいて、カタログの形式を変換するためのマッピングルールを商品分類ごとに定義するルール記憶部を検索して、当該商品分類に対応するルールを取得し、このルールにもとづいて、出力する属性の値を計算する変換式を定義する変換式記憶部から一又は二以上の変換式を特定し、特定された変換式を用いて、ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一又は二以上の属性の値を変換し、この変換結果を変換結果カタログとして出力する方法としてある。
【0015】
電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用方法をこのような方法にすれば、変換用ルールを商品分類ごとに部品化するとともに、変換式もこれと独立して部品化することができ、データマッピングルールを効率的に再利用することが可能となる。
このため、カタログ変換プログラムの構築を容易化、省力化でき、そのメンテナンスを容易に行うことも可能となる。
【0016】
本発明の請求項5記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用方法は、変換式の特定において、ルールにもとづいて、変換式記憶部に記憶された属性定義クラスを参照し、この属性定義クラスに対応付けられた一又は二以上の属性に、それぞれに対応する変換式がある場合には、この変換式を用いて、ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一又は二以上の属性の値を変換する方法としてある。
【0017】
電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用方法をこのような方法にすれば、ルールに対応付けられた属性定義クラスに定義された属性に対応する変換式を用いて、元カタログにおける属性の値を変換できる。
すなわち、部品化された属性や変換式を用いて、カタログの変換を行うことができるため、そのプログラムの構築やメンテナンスを容易化することが可能となる。
【0018】
本発明の請求項6記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用方法は、変換式の特定において、ルールにもとづいて、変換式記憶部に記憶された属性定義クラスを参照し、この属性定義クラスに対応付けられた一又は二以上の属性に、それぞれに対応する変換式がない場合には、属性定義クラスの継承先の属性定義クラスを参照し、この継承先の属性定義クラスに対応付けられた、対応する変換式がない属性と同一の属性に対応付けられた変換式を用いて、ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一又は二以上の属性の値を変換する方法としてある。
【0019】
電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用方法をこのような方法にすれば、複数の商品分類に共通的な属性に関する変換式の定義を差分で定義することができるため、データマッピングルールを効率的に再利用可能なカタログ変換プログラムを、容易かつ省力的に構築することが可能となる。
【0020】
本発明の請求項7記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用方法は、変換式が、ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける二以上の属性の値にもとづいて、一の変換結果を算出し、又は、ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一の属性の値にもとづいて、二以上の変換結果を算出し、又は、ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける二以上の属性の値にもとづいて、二以上の変換結果を算出する方法としてある。
【0021】
電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用方法をこのような方法にすれば、属性の値の変換にあたり、柔軟な処理を行うことが可能となる。
すなわち、複数の属性の値を合成して、一の属性の値としたり、一の属性の値を分解して、複数の属性の値にしたり、あるいは、複数の属性の値を合成、変化、分解等を行うことによって、異なる複数の属性の値を算出することなどを行うことが可能となる。
【0022】
本発明の請求項8記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムは、元カタログを変換して変換結果カタログを作成する電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムであって、データマッピングルール再利用装置に、元カタログのレコードにもとづいて、当該レコードの商品分類を特定させ、この商品分類にもとづいて、カタログの形式を変換するためのマッピングルールを商品分類ごとに定義するルール記憶部を検索させて、当該商品分類に対応するルールを取得させ、このルールにもとづいて、出力する属性の値を計算する変換式を定義する変換式記憶部から変換式を特定させ、特定された変換式を用いて、ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一又は二以上の属性の値を変換させ、この変換結果を変換結果カタログとして出力させる構成としてある。
【0023】
電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムをこのような構成にすれば、データマッピングルール再利用装置に、部品化された変換用ルールを用いて、このルールと独立に部品化された変換式を特定させ、当該ルールに対応する元カタログのレコードの属性の値を変換させることにより、元カタログを変換することが可能となる。
【0024】
本発明の請求項9記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムは、変換式の特定において、データマッピングルール再利用装置に、ルールにもとづいて、変換式記憶部に記憶された属性定義クラスを参照させ、この属性定義クラスに対応付けられた一又は二以上の属性に、それぞれに対応する変換式がある場合には、この変換式を用いて、ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一又は二以上の属性の値を変換させる構成としてある。
【0025】
電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムをこのような構成にすれば、データマッピングルール再利用装置に、ルールに対応付けられた属性定義クラスに定義された属性に対応する変換式を用いて、元カタログにおける属性の値を変換させ、出力属性の値を計算させることが可能となる。
【0026】
本発明の請求項10記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムは、変換式の特定において、データマッピングルール再利用装置に、ルールにもとづいて、変換式記憶部に記憶された属性定義クラスを参照させ、この属性定義クラスに対応付けられた一又は二以上の属性に、それぞれに対応する変換式がない場合には、属性定義クラスの継承先の属性定義クラスを参照させ、この継承先の属性定義クラスに対応付けられた、対応する変換式がない属性と同一の属性に対応付けられた変換式を用いて、ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一又は二以上の属性の値を変換させる構成としてある。
【0027】
電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムをこのような構成にすれば、データマッピングルール再利用装置に、差分で定義された属性に対応する変換式を検索させ、これを用いて元カタログにおける属性の値を変換させることが可能となる。
すなわち、このような変換式の差分の定義を用いた処理を可能とすることによって、当該データマッピングルール再利用プログラムの構築やメンテナンスを容易化することが可能となり、また、データマッピングルール再利用装置において使用するリソースを低減させることも可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本発明の第一実施形態のデータマッピングルール再利用装置の構成を示すブロック図である。また、図2は、同装置におけるルール記憶部のクラス図である。図1において、実線は処理の流れを、点線はデータの流れを示している。
【0029】
本実施形態のデータマッピングルール再利用装置は、元カタログ1、レコード入力装置2、ルール選択装置3、ルール・変換式記憶装置4、変換処理装置5、レコード出力装置6、及び変換結果カタログ7を有している。
[元カタログ1]
元カタログ1は、変換元のカタログのデータを保有している。例えば、ある企業が、それぞれ異なる電子カタログシステムを有する複数の企業からカタログを受け取って、これを統一した形式に変換する場合、本実施形態のデータマッピングルール再利用装置は受け手の企業に備えられ、元カタログ1は、異なる電子カタログシステムにより作成されたカタログデータを保有する。
また、カタログの送り手である複数の企業が、受け手の企業が要求するカタログ形式に併せてカタログを変換する場合、データマッピングルール再利用装置は送り手の企業に備えられ、元カタログ1は、この送り手の変換前のカタログデータを保有する。
また、個人ユーザに対して、複数の企業のカタログデータを統一して配信するような場合、データマッピングルール再利用装置はこの配信を行う企業に備えられ、元カタログ1は、その統一前のカタログデータを保有することとなる。
【0030】
このようなカタログデータには、商品ごとのレコードが含まれており、各レコードには、商品分類を特定するためのキー情報と、そのレコードの属性及びその値が含まれている。
このレコードが保有する属性は、ルールに対応付けられた属性と必ずしも一致しないことが多い。例えば、ルールに対応付けられた属性として、「CPU」,「MEMORY」,「BATTERY」が定義されている場合に、レコードが保有する属性が、「CPU名」,「メモリー」,「バッテリー」等のようになっている場合が多い。また、この属性の対応関係については、一対一の場合もあるが、多対多となることも多くある。
このような場合において、どのように変換元データである元カタログのレコードの属性の値を取得するかということについては、以下の変換処理装置5についての説明等において詳述する。
【0031】
[レコード入力装置2]
レコード入力装置2は、元カタログ1から電子カタログの一商品に相当するレコードを入力する。図1のレコードAは、この入力したレコードを示している。
[ルール選択装置3]
ルール選択装置3は、入力されたレコードの商品の属する商品分類を、このレコードが有する商品分類を特定可能であるような一又は二以上の属性から特定し、その商品分類に対応付けられたルールを検索する。
このルール選択装置3は、商品分類特定手段31とルール検索手段32を有している。
商品分類特定手段31は、レコードに含まれる商品分類を特定するためのキー情報にもとづいて、そのレコードの商品分類を特定する。
この商品分類の特定のために、例えばルール選択装置3に、上記キー情報と商品分類の対応付け情報を保有するテーブルを持たせることができる。
ルール検索手段32は、商品分類特定手段31によって特定された商品分類に対応付けられたルールを、ルール・変換式記憶装置4を検索することによって取得する。図1においては、取得されたルールをルールBとして示している。
【0032】
[ルール・変換式記憶装置4]
ルール・変換式記憶装置4は、ルール及び変換式を記憶する。
このルール・変換式記憶装置4は、ルール記憶部41及び変換式記憶部42を有している。
以下、このルール記憶部41及び変換式記憶部42の動作の例を、図2を参照しながら説明する。同図はUML(Unified Modeling Language)形式で表示しているが、特に必要となる内容以外は、省略している。また、ルールや属性等の各部分には、表示しているもの以外にも、例えば、ルールにおける属性定義クラスへの参照情報など、それぞれにさらなる各種属性情報を保有させることができる。
【0033】
ルール記憶部41は、ある商品分類の商品のデータに対し、変換を行った時の変換出力側の属性412を記憶する。また、この属性412の順序付きの集合を定義したルール411を記憶する。このルール411は、商品分類ごとに記憶され、対応する商品分類名を保有している。
ルール411に、属性412の順序情報も保有させているのは、出力内容の表示順などをコントロールする必要のある場合のためである。
さらに、各ルールは、変換式記憶部42中の属性定義クラス421への参照情報も保有している。
【0034】
変換式記憶部42は、属性定義クラス421、属性422、及び変換式423を記憶する。
属性定義クラス421は、一又は二以上の属性422の集合を順序なしで記憶する。属性定義クラス421が、属性422の順序を保有しないのは、ここでは、属性に対応する変換式を特定できればよく、特に必要ないからである。
また、属性定義クラス421は、継承関係を有することができる。これによって、ある属性定義クラス421に対応付けられた属性に変換式が対応付けられていない場合には、継承先の属性定義クラス421から変換式を取得することが可能となる。
このため、ルールに対応する変換式423の定義を、差分によって行うことができ、データマッピングルールの効率的な再利用を図ることが可能となる。
【0035】
なお、同図において、矢印の開始部分の黒は、包含関係を表しており、矢印の先のものが、元のものに包含されることを表している。すなわち、元のものを削除した場合、先のものも削除される関係となる。
一方、白は、包含関係にないことを表している。また、「1 *」や「1 1..0」は、それぞれ一対多、一対ゼロ又は一であることを表している。「ordered」は、順序付けがあることを表している。
なお、このような包含関係などの詳細設計事項については、目的を達成する範囲内において、柔軟に変更することの可能なものであり、特に限定されるものではない。
【0036】
[変換処理装置5]
変換処理装置5は、出力する一又は二以上の属性の値を計算するための変換式を検索し、その変換式を用いてレコードのデータから変換結果のデータを計算する。
この変換処理装置5は、変換式特定手段51及びデータ変換手段52を有している。
変換式特定手段51は、ルール検索手段32によって取得したルールを用いて、ルール・変換式記憶装置4における変換式記憶部42を検索し、このルールに対応する図2に示すような属性定義クラス421を取得する。
そして、この属性定義クラス421における属性に対応付けられた変換式がある場合には、これを求める変換式として特定する。
【0037】
変換式が対応付けられていない属性に関しては、変換式特定手段51は、その属性定義クラス421と派生の定義関係にある継承先の属性定義クラス421を参照し、この継承先の属性定義クラス421における属性であって、上記変換式が対応付けられていない属性と同一の属性に対応付けられた変換式を特定することができる。図1において、変換式特定手段51によって特定された変換式を変換式Cとして示している。
【0038】
データ変換手段52は、変換式特定手段51によって特定された変換式を用いて、レコードの属性の値にもとづいて、上記各出力属性の値を計算する。そして、この計算結果をレコード出力装置6へ出力する。図1において、この計算結果を変換結果Dとして示している。
この出力属性の値を計算するための変換元となる情報は、レコードAに保有されている属性の値であるが、上述のしたように、これはルールに対応付けられた出力のための属性とは、必ずしも一対一対応するものではない。
このため、データ変換手段52は、変換式中に含まれる元カタログのレコード中の属性にアクセスするための式にもとづいて、元カタログにおける現在処理中のレコードの属性の値にアクセスする。
例えば、変換式に<value−of name=”バッテリー”>のような式が埋め込まれている場合には、これにもとづいて、レコードにおけるバッテリー属性の値にアクセスすることができる。
【0039】
ここで、変換の種々のパターンについて、具体例を挙げて説明する。もちろん、本発明における変換は、下記のパターンに限定されるものではない。
<1.複数の元カタログの属性を合成して、一つの変換結果カタログの属性に対応付ける例>
[元カタログ]
ブランド名=”ValueMoon”,シリーズ名=”T”
[変換結果カタログ]
Name=”ValueMoon T”
この場合、元カタログの属性である「ブランド名」と「シリーズ名」の値を合成し、変換結果カタログの属性である「Name」の値を算出している。
【0040】
<2.分解抽出・単位変換・数値フォーマッティングを行う例>
[元カタログ]
外形寸法=”100(W)×200(D)×300(H)mm”
[変換結果カタログ]
Width=”1.00E−01”
Depth=”2.00E−01”
Hieght=”3.00E−01”
変換結果カタログの属性である「Width」については、元カタログにおける属性「外形寸法」から、最初の数値である”100”を抜き出し、さらに”mm”という単位系も検出し、mmからmへの単位変換を行って、最後に小数点以上3桁以内、小数点以下3桁以内であるような指数表現にフォーマッティングしている。これは、変換結果カタログの属性「Depth」及び「Hieght」についても同様である。
この変換処理は、元カタログの一つの属性を、複数の変換結果の属性に対応付けるものである。
【0041】
<3.文字列の置換の例>
[元カタログ]
半角かなで表現
[変換結果カタログ]
全角かなに置き換え
元カタログの属性の値が文字列であって、これが半角かなで表現されている場合に、変換結果カタログの属性の値として、その文字列を全角かなによる表現の文字列に置き換えるものである。
【0042】
<4.固定値の例>
[変換結果カタログ]
Manufacture Name=”XXX Corporation”
元カタログに定義されている属性に関係なく、変換結果カタログに所定の内容を出力する処理であり、本発明の変換の概念に含めるものである。
【0043】
これらのほか、5.元カタログと別のDBから検索した結果を変換結果カタログに出力する、6.あるコード体系の値を別のコード体系の値に変換する、7.メッセージの処理日時タイムスタンプを変換結果カタログに出力する、8.ある文字コードから別の文字コードに変換する(SJIS,JIS,EUC,Unicode等)など、変換処理装置5は、各種変換処理を行うことが可能である。
【0044】
[レコード出力装置6]
レコード出力装置6は、変換処理装置5からレコードのデータの変換結果を入力し、変換結果カタログ7へ出力する。
[変換結果カタログ7]
変換結果カタログ7は、変換結果のカタログデータを保有する。そして、以降、この変換結果のカタログデータを用いて、XMLやCSV形式等の種々のデータ形式に変換され、紙カタログに出力するための編集が行われたり、あるいはWebページへの表示のために用いられるなど、種々の利用に供されることとなる。
なお、上記各構成の全てをデータマッピングルール再利用装置に保有させる必要はない。例えば、元カタログ1や変換結果カタログ7、ルール・変換式記憶装置4等の構成を、データマッピングルール再利用装置に有線又は無線により接続された外部記憶装置や外部情報処理装置に保有させることも可能である。
【0045】
[データの流れの具体例]
次に、図3を用いて、本実施形態のデータマッピングルール再利用装置を構成する上記各構成要素のデータの流れについて具体例を挙げて説明する。同図は、データマッピングルール再利用装置において、元カタログからルールが特定されるまでに処理されるデータの例を示す図である。
元カタログ1は、例えば、図3の(a)に示すような元カタログのレコードを記憶している。同図においては、商品分類がラップトップのレコードが二つと、デスクトップのレコードが一つ示されている。もちろん、さらに多くのレコードを元カタログ1に保有させることも可能である。
レコード入力装置2は、この元カタログ1から一レコードづつデータを入力して、これをルール選択装置3へ出力する。
図3の(b)は、レコード入力装置2が、元カタログ1の最初のレコードを取得したようすを示している。
【0046】
次に、商品分類特定手段31は、レコード入力装置2から受け取ったレコードにもとづいて、商品分類を特定する。この場合は、入力レコードに商品分類が定義されているため、これを用いて図3(d)のように、商品分類として「ラップトップ」が特定されている。
なお、入力レコードにおける二以上の属性にもとづいて、商品分類を特定するようにしてもよい。この場合、二以上の属性と商品分類との対応付け情報を保有するテーブルをルール選択装置3に保有させるようにしてもよい。
【0047】
次に、ルール検索手段32は、商品分類特定手段31によって特定された商品分類にもとづいて、ルール・変換式記憶装置4におけるルール記憶部41を検索し、対応するルールを取得する。
このとき、例えば、ラップトップ用ルールに、図3の(d)に示すような属性が、その順番で変換結果として出力すべき属性として対応付けられている場合、ルール検索手段32は、これらの属性とその順番を取得する。
なお、このルール検索において、商品分類のみならず、例えば、顧客や個々の契約を特定するためのキー情報などをも検索キーとして加えて、ルールを取得するようにしてもよい。
【0048】
変換式特定手段51は、ルール検索手段32によって取得された上記ルール等にもとづいて、変換式を特定する。この場合、属性の順番にしたがって、変換式の特定を行う。
そして、例えば、「Power Consumption(nominal)」属性に関する変換式として、元カタログの属性の値の単位の変換(例えば、WをmWとする等。)を行うことが定義されている場合には、データ変換手段52が、この変換式にもとづき元カタログの属性の値である消費電力23Wの単位変換を行うこととなる。
【0049】
[変換式特定処理手順]
次に、本実施形態のデータマッピングルール再利用装置における変換式特定手段51の処理手順について、図4及び図5のフローチャートを参照して説明する。
図4において、ルール検索手段32によって取得されたルールRをパラメータとして処理を開始する。
まず、ルールRに対応付けられた属性において、先頭に順序づけられている属性の属性名を取得し、これをNとする(ステップ10)。そして、このルールRの属性名Nに対応する変換式を特定する(ステップ11)。
【0050】
この変換式の特定について、図5を用いてより詳細に説明する。
同図において、ルールRと属性名Nをパラメータとして処理を開始する。
まず、ルールRの属性定義クラスを取得し、これをSとする(ステップ30)。そして、Nに名前が一致する属性をSの中から検索し、これをTとする(ステップ31)。
Tを検索することができた場合は(ステップ32のYes)、ステップ33へ進む。この場合、Tの変換式を取得して、これをEとする。
Eを検索することができなかった場合は(ステップ34のNo)、ステップ35へ進む。この場合、Sに継承先の属性定義クラスが存在する場合は(ステップ35のYes)、ステップ36へ進む。そして、Sを新たにSの承継先の属性定義クラスとして、ステップ31に戻って処理を繰り返す。
【0051】
ステップ34において、Eが検索できた場合は(ステップ34のYes)、ステップ37へ進む。そして、Eの値を目的の変換式とし(ステップ37)、この変換式の特定処理(図4のステップ11)を終了する。
ステップ32において、Tが検索できなかった場合は、ステップ38へ進む。そして、属性定義クラスにおいて、属性Nに対応する属性の定義が存在しなかったということで、エラーを出力し、処理を終了する。
ステップ35において、Sに継承先の属性定義クラスが存在しなかった場合(ステップ35のNo)、ステップ39へ進む。そして、どの派生の関係にある属性定義クラスにおいても、属性名Nに対応する変換式が定義されていなかったため、エラーを出力して、処理を終了する。
【0052】
図5に示す処理において、変換式が特定できた場合は、図4に戻ってステップ11で得られたこの変換式Eを用いて、属性名Nの属性の値、すなわち出力すべき属性の値を計算し、この計算結果をXとする(ステップ12)。
次に、ルールRに定義されている変換出力側の属性の集合(順序付き)の中から、Nの次の順序にある属性を取得し、これをNとする(ステップ13)。
ステップ13でNが取得できた場合は(ステップ14のYes)、ステップ11へ戻って、処理を繰り返す。
ステップ13において、Nが取得できない場合(ステップ14のNo)、すなわち、全ての出力属性についての処理を終了したため、次の属性が存在しない場合は、ステップ15へ進む。
そして、全ての属性について得られたXを変換結果として、レコード出力装置6へ出力する。
【0053】
次に、本実施形態のデータマッピングルール再利用装置におけるルールにもとづく変換式の特定方法について、図6を用いて詳細に説明する。同図は、データマッピングルール再利用装置におけるルール・変換式記憶装置のオブジェクト図である。
図6に示すように、ルール・変換式記憶装置4は、ルール記憶部41及び変換式記憶部42を有しており、ルール記憶部41には、オブジェクトとして、商品分類名が「ラップトップ」であるルールD411a(以下、ラップトップ用ルールと称する場合がある。他のルールについても同様。)と、デスクトップ用ルール(D411b)が記憶されている。
ラップトップ用ルールには、名前が「CPU」である属性D412a(以下、属性CPUと称する場合がある。他の属性についても同様。)、属性MEMORY(D412b)、及び属性BATTERY(D412c)が関連づけられている。これらのルール記憶部41に、ルールと対応付けて記憶されている属性は、出力側の属性として定義されている。
【0054】
デスクトップ用ルール(D411b)には、属性CPU(D412a)、及び属性MEMORY(D412b)のみが関連付けられている。すなわち、属性BATTERYはデスクトップ用ルールについては、出力側の属性として出力されない。
デスクトップ用ルールは、属性定義クラスD421cを参照している。この属性定義クラスD421cは、属性CPU(D422f)と、属性MEMORY(D422g)を含んでいるが、これら属性には変換式が対応付けられていない。しかし、属性定義クラスD421cは、属性定義クラスD421bを派生しており、この属性定義クラスD421cの方には、属性CPU(D422d)と、属性MEMORY(D422e)が定義され、それぞれ変換式D423cと変換式D423dが関連付けられている。
このため、変換式特定手段51は、デスクトップ用ルールの属性CPUの変換式としてD423cを、属性MEMORYの変換式としてD423dを、それぞれ検索して取得し、返却することができる。
【0055】
一方、ラップトップ用ルールは、属性定義クラスD421aを参照している。この属性定義クラスD421aには、属性CPU(D422a)と、属性MEMORY(D422b)と、属性BATTERY(D422c)が定義されており、そのうち属性CPUと属性BATTERYには変換式が対応付けられている。
変換式が対応づけられていない属性MEMORYに関しては、デスクトップ用ルールの場合と同様に、属性定義クラスD421aが派生している属性定義クラスD421bの属性MEMORY(D422e)に対応づけられた変換式D423dを継承する。
ここで、属性CPUに関しては、派生先の属性定義クラスD421bで定義されている変換式D423cではなく、属性定義クラスD421aの方で定義された変換式D423aの方が定義として有効となる。
このように、属性定義クラス421aでは、デスクトップ用ルールに存在し、ラップトップ用ルールには存在しない属性である属性BATTERYとその変換式も追加で定義されている。
【0056】
以上説明したように、ルール記憶部で商品分類名とルールとの対応関係を記憶し、ルール検索手段により対応するルールを検索することができるため、変換用ルールを商品分類ごとに部品化することが可能となる。
また、どの属性が出力されるのかというスキーマの定義と、属性の値を変換するための変換式群の定義を、それぞれルール記憶部及び変換式記憶部に分けて保有させているため、これらを独立に部品化することが可能となる。
このため、データマッピングルールを効率的に再利用することができ、電子カタログ変換プログラムの構築を容易化、及び省力化することも可能となる。さらに、電子カタログ変換プログラムのメンテナンスを容易に行うことも可能となる。
【0057】
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図2,図4及び図5を参照して説明する。
本実施形態は、カタログ変換処理の実行時に、出力属性に対応する変換式の特定処理を行う必要がない点で第一実施形態と異なる。
すなわち、第一実施形態においては、図4のステップ11において、変換式を特定するために、図5に示すようにルールにもとづいて変換式記憶部42における属性定義クラスを検索し、この属性定義クラスに対応付けられた属性にもとづいて変換式が特定されている。
また、属性定義クラスに対応付けられた属性が、変換式に対応付けられていない場合には、属性定義クラスの継承先の属性定義クラスを参照して、これに対応付けられた属性にもとづいて変換式の特定が行われている。
本実施形態においては、このような変換式の特定を、レコードの変換処理を行うたびに毎回行う代わりに、あらかじめ行い、これをルール記憶部に記憶させておくことによって、カタログ変換処理速度を向上させている。
【0058】
すなわち、図2における属性412に対応して適用される変換式423を、変換式特定手段51と同様のアルゴリズムを用いて全て検索しておき、その対応関係をルール記憶部41の属性412に記憶させておく。
これによって、変換式特定手段51は、カタログ変換処理の実行時には、上述のような変換式の特定処理を行う必要がなく、単純に属性412に記憶された変換式を返却するだけでよくなる。
したがって、各カタログ変換処理の実行時の速度を向上させることが可能となる。
【0059】
なお、このあらかじめ行われる変換式の特定処理は、ルールや変換式等に対する追加や変更、削除等が行われたタイミングで、その度毎に行うようにすることが好ましい。
以上説明したように、本実施形態のデータマッピングルール再利用装置によれば、カタログ変換処理の実行時に変換式の特定処理を実行する必要がないため、変換処理速度を向上させることが可能となる。
【0060】
上記の実施形態におけるルールの検索や、変換式の特定等は、電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムにより実行される。
この電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムは、データマッピングルール再利用装置に、所定の処理、例えば、ルールの検索処理や、変換式の特定処理等を行わせる。
これによって、これらの処理は、データマッピングルール再利用プログラムとデータマッピングルール再利用装置とが協働して実現される。
【0061】
なお、データマッピングルール再利用プログラムは、データマッピングルール再利用装置のメモリやハードディスクに記憶させる他、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、たとえば、外部記憶装置及び可搬記憶媒体等に格納することができる。
外部記憶装置とは、磁気ディスク等の記憶媒体を内蔵し、例えばデータマッピングルール再利用装置などに外部接続される記憶増設装置をいう。一方、可搬記憶媒体とは、記憶媒体駆動装置(ドライブ装置)に装着でき、かつ、持ち運び可能な記憶媒体であって、たとえば、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカード、光磁気ディスク等をいう。
【0062】
そして、記録媒体に記録されたプログラムは、コンピュータのRAMにロードされて、CPUにより実行される。この実行により、上述した本実施形態のデータマッピングルール再利用装置の手段が実現される。
さらに、コンピュータで電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムをロードする場合、他のコンピュータで保有された電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムを、通信回線を利用して自己の有するRAMや外部記憶装置にダウンロードすることもできる。
このダウンロードされた電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムも、CPUにより実行され、本実施形態のルールの検索処理や、変換式の特定処理等を実現する。
【0063】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、ルールを商品分類ごとのみならず、商品の部分ごとに格納可能としたり、あるいは、属性定義クラスの派生関係に関して、一の属性定義クラスに複数の継承先を定義したり、二段階以上の継承先を定義するなど適宜設計変更できるものである。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、ルール記憶部で商品分類名とルールとの対応関係を記憶し、ルール検索手段により対応するルールを検索することができるため、変換用ルールを商品分類ごとに部品化することが可能となる。
また、どの属性が出力されるのかというスキーマの定義と、属性の値を変換するための変換式群の定義を、それぞれルール記憶部及び変換式記憶部に分けて保有させているため、これらを独立に部品化することが可能となる。
このため、データマッピングルールを効率的に再利用することができ、電子カタログ変換プログラムの構築を容易化、及び省力化することも可能となる。さらに、電子カタログ変換プログラムのメンテナンスを容易に行うことも可能となる。
【0065】
また、電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムは、コンピュータの各構成要素へ所定の指令を送ることにより、このルールの検索機能や、変換式の特定機能等を実現させることができる。
これによって、これらの機能等は、電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムとコンピュータとが協働したデータマッピングルール再利用装置により実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のデータマッピングルール再利用装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態のデータマッピングルール再利用装置におけるルール・変換式記憶装置のクラス図である。
【図3】本発明の実施形態のデータマッピングルール再利用装置において、元カタログからルールが特定されるまでに処理されるデータの例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態のデータマッピングルール再利用装置における変換式特定手段の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態のデータマッピングルール再利用装置における変換式特定手段の変換式特定処理の詳細な手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態のデータマッピングルール再利用装置におけるルール・変換式記憶装置のオブジェクト図である。
【符号の説明】
1 元カタログ
2 レコード入力装置
3 ルール選択装置
31 商品分類特定手段
32 ルール検索手段
4 ルール・変換式記憶装置
41 ルール記憶部
411,D411a,D411b ルール
412,D412a,D412b,D412c 属性
42 変換式記憶部
421,D421a,D421b,D421c 属性定義クラス
422,D422a,D422b,D422c,D422d,D422e,D422f,D422g 属性
423,D423a,D423b,D423c,D423d 変換式
5 変換処理装置
51 変換式特定手段
52 データ変換手段
6 レコード出力装置
7 変換結果カタログ
A レコード
B ルール
C 変換式
D 変換結果

Claims (10)

  1. 元カタログを変換して変換結果カタログを作成する電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置であって、
    前記元カタログを入力するレコード入力装置と、
    カタログの形式を変換するためのマッピングルールを商品分類ごとに定義するルール記憶部、及び出力する属性の値を計算する変換式を定義する変換式記憶部を備えた変換処理装置と、
    前記レコード入力装置から受け取った前記カタログのレコードにもとづいて、当該レコードの商品分類を特定する商品分類特定手段、及びこの商品分類に対応するルールを前記ルール記憶部から取得するルール検索手段を備えたルール選択装置と、
    取得された前記ルールにもとづいて、対応する一又は二以上の変換式を前記変換式記憶部から特定する変換式特定手段、及び特定した前記変換式を用いて前記ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一又は二以上の属性の値を変換するデータ変換手段を備えた変換処理装置と、
    この変換結果を入力して、前記変換結果カタログを作成するレコード出力装置とを有する
    ことを特徴とする電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置。
  2. 前記ルール記憶部が、順序付けられた一又は二以上の属性と対応付けられたルールを商品分類ごとに記憶し、
    前記変換式記憶部が、変換式、属性、及び前記ルールと対応付けられた属性定義クラスを記憶し、
    当該属性には、ゼロ又は一の前記変換式が対応付けられ、前記属性定義クラスには、一又は二以上の属性が対応付けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置。
  3. 前記変換式記憶部が、二以上の前記属性定義クラスを記憶し、これらの属性定義クラスが、継承関係を有する
    ことを特徴とする請求項2記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用装置。
  4. 元カタログを変換して変換結果カタログを作成する電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用方法であって、
    データマッピングルール再利用装置が、
    元カタログのレコードにもとづいて、当該レコードの商品分類を特定し、
    この商品分類にもとづいて、カタログの形式を変換するためのマッピングルールを商品分類ごとに定義するルール記憶部を検索して、当該商品分類に対応するルールを取得し、
    このルールにもとづいて、出力する属性の値を計算する変換式を定義する変換式記憶部から一又は二以上の変換式を特定し、
    特定された変換式を用いて、前記ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一又は二以上の属性の値を変換し、
    この変換結果を前記変換結果カタログとして出力する
    ことを特徴とする電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用方法。
  5. 前記変換式の特定において、
    前記ルールにもとづいて、前記変換式記憶部に記憶された属性定義クラスを参照し、この属性定義クラスに対応付けられた一又は二以上の属性に、それぞれに対応する変換式がある場合には、この変換式を用いて、前記ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一又は二以上の属性の値を変換する
    ことを特徴とする請求項4記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用方法。
  6. 前記変換式の特定において、
    前記ルールにもとづいて、前記変換式記憶部に記憶された属性定義クラスを参照し、この属性定義クラスに対応付けられた一又は二以上の属性に、それぞれに対応する変換式がない場合には、前記属性定義クラスの継承先の属性定義クラスを参照し、
    この継承先の属性定義クラスに対応付けられた、対応する変換式がない前記属性と同一の属性に対応付けられた変換式を用いて、前記ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一又は二以上の属性の値を変換する
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用方法。
  7. 前記変換式が、
    前記ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける二以上の属性の値にもとづいて、一の変換結果を算出し、又は、
    前記ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一の属性の値にもとづいて、二以上の変換結果を算出し、又は、
    前記ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける二以上の属性の値にもとづいて、二以上の変換結果を算出する
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用方法。
  8. 元カタログを変換して変換結果カタログを作成する電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラムであって、
    データマッピングルール再利用装置に、
    元カタログのレコードにもとづいて、当該レコードの商品分類を特定させ、
    この商品分類にもとづいて、カタログの形式を変換するためのマッピングルールを商品分類ごとに定義するルール記憶部を検索させて、当該商品分類に対応するルールを取得させ、
    このルールにもとづいて、出力する属性の値を計算する変換式を定義する変換式記憶部から変換式を特定させ、
    特定された変換式を用いて、前記ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一又は二以上の属性の値を変換させ、
    この変換結果を前記変換結果カタログとして出力させる
    ことを特徴とする電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラム。
  9. 前記変換式の特定において、前記データマッピングルール再利用装置に、
    前記ルールにもとづいて、前記変換式記憶部に記憶された属性定義クラスを参照させ、この属性定義クラスに対応付けられた一又は二以上の属性に、それぞれに対応する変換式がある場合には、この変換式を用いて、前記ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一又は二以上の属性の値を変換させる
    ことを特徴とする請求項8記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラム。
  10. 前記変換式の特定において、データマッピングルール再利用装置に、
    前記ルールにもとづいて、前記変換式記憶部に記憶された属性定義クラスを参照させ、この属性定義クラスに対応付けられた一又は二以上の属性に、それぞれに対応する変換式がない場合には、前記属性定義クラスの継承先の属性定義クラスを参照させ、
    この継承先の属性定義クラスに対応付けられた、対応する変換式がない前記属性と同一の属性に対応付けられた変換式を用いて、前記ルールに対応付けられた元カタログのレコードにおける一又は二以上の属性の値を変換させる
    ことを特徴とする請求項8又は9記載の電子カタログ変換システムにおけるデータマッピングルール再利用プログラム。
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