JP2004157598A - 画像読取装置およびこれを組み込んだ携帯電話 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化、薄型化された携帯電話機等の電子機器への組み込みが可能であり、特に指紋読取に好適な画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置は被読取物体を押し当てるための透明プラテンと、この被読取物体に投光する光源と、被読取物体で反射した光を集めるロッドレンズアレイと、ロッドレンズアレイで集められた光を電気信号に変換するイメージセンサーとからなり、前記ロッドレンズアレイは、物体像面間距離TCが7mmを超えない複数のロッドレンズから構成される。
【選択図】 図1
【解決手段】画像読取装置は被読取物体を押し当てるための透明プラテンと、この被読取物体に投光する光源と、被読取物体で反射した光を集めるロッドレンズアレイと、ロッドレンズアレイで集められた光を電気信号に変換するイメージセンサーとからなり、前記ロッドレンズアレイは、物体像面間距離TCが7mmを超えない複数のロッドレンズから構成される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のロッドレンズを配列したロッドレンズアレイを用いた画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロッドレンズアレイを用いた画像読取装置は、例えば特開2000−349955号公報、特開平10−23283号公報等で知られている。これら先行技術では、被読取物体面(原稿や像等の撮像対象物を置く面:被撮像面)はロッドレンズアレイの光軸と垂直に設けられている。また、結像面もロッドレンズアレイの光軸と垂直に設けられ、この結像面にイメージセンサの受光面が置かれている。
【0003】
これに対して、ロッドレンズアレイの光軸と物体面とが垂直でなく垂直方向から傾いた状態で使う場合がある。物体面に対してロッドレンズアレイを傾け配置することで、画像読取装置を小型化できる。
例えば光源、ロッドレンズアレイおよび撮像素子(イメージセンサー)を被撮像面に対して角度θでそれぞれ配置し、撮像素子の取り付け位置および向きを工夫することで、画像読取装置(撮像素子ユニット)の小型化を計ることが提案されている。(特許文献1、特許文献2)
【0004】
小型化された画像読取装置は、携帯電話機等の電子機器に組み込み、指紋を読み取らせることで、従来、暗証番号の入力等のわずらわしい手順が必要であったセキュリティー機能を維持することが可能となった。このような指紋照合機能付き携帯電話が提案されている。(特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7)
【0005】
(特許文献1) 特開平11−215300号公報
(特許文献2) 米国特許6,259,108号公報
(特許文献3) 特許第2971620号公報
(特許文献4) 特許第2953813号公報
(特許文献5) 特開2000−69154号公報
(特許文献6) 特開2001−309050号公報
(特許文献7) 特開2002−34075号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
携帯電話機やノート型パソコンのような電子機器の薄型化は一段と進み、現在、これらに組み込む個人認証装置についても更なる小型化、薄型化をはかる必要が出てきている。しかし、現在使用されている光学読取装置は20mm以上の長さ(厚さ)を確保する必要があるため、薄型化された携帯電話への搭載は困難である。
【0007】
20mm以上が必要な理由は次の通りである。即ち、光学式読取装置では発光素子、受光素子およびレンズを組み込むが、レンズが画像を伝送する距離、つまり物体像面間距離(TC)の2倍程度の長さを確保しなければ像を受光面に結ぶことができない。現在使用されているロッドレンズアレイのTCは10mm前後のため、光学式読取装置の長さ(厚さ)は約20mmを必要としている。
【0008】
また、レンズの焦点位置と受光素子の受光面とを一致させる必要があるが、そのために組み付け作業が従来にあっては面倒である。
【0009】
本発明の目的は、小型化、薄型化された携帯電話機等の電子機器への組み込みが可能であり、特に指紋読取に好適な画像読取装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の画像読取装置は、被読取物体を押し当てるための透明プラテンと、この被読取物体に投光する光源と、被読取物体で反射した光を集めるロッドレンズアレイと、ロッドレンズアレイで集められた光を電気信号に変換するイメージセンサーとからなる画像読取装置であって、前記ロッドレンズアレイを、物体像面間距離TCが7mmを超えない複数のロッドレンズから構成した。
更に、サポート部材の少なくとも一部を前記透明プラテンとすれば、部品点数も少なくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る画像読取装置の断面図である。
画像読取装置10は被読取物体を押し当てるための透明樹脂からなるプラテン1と、この被読取物体に投光する光源である発光ダイオード2と、被読取物体で反射した光を集めるロッドレンズアレイ3と、ロッドレンズアレイで集められた光を電気信号に変換するイメージセンサー4とからなり、これら各部品は印刷回路版(PCB)5上に組み立てられている。
【0012】
画像読取装置10が携帯電話やノート型パソコン等の電子機器に組み込まれた場合には、被読取物体(指等)が触れるプラテン1のトップ部分のみが電子機器のケース6から露出する。
【0013】
ロッドレンズアレイ3は、図2に示すように、複数本のロッドレンズ21…を一列に配置している。尚、一列に限らず2層或いは3層以上であっても構わない。本発明に用いられるロッドレンズ21は物体像面間距離TCが7mmを超えないものである。すなわち、▲1▼ロッドレンズ21の長さと▲2▼被読取物体−ロッドレンズ面および▲3▼ロッドレンズ面−イメージセンサーとの合計▲1▼+▲2▼+▲3▼が7mmを超えないものを使用する。TCの好ましい範囲は2〜7mm、さらに好ましくは4〜6mmである。TCが7mmを超えると、画像読取装置の厚さまたは長さが大きくなり、携帯電話等の小型電子機器に取り付けることが困難となる。
【0014】
ロッドレンズアレイ3は2枚のフレーム板22aおよび22bの間にロッドレンズ21を規則正しく精密に並べている。フレーム22a、22bには、ロッドレンズ21とほぼ同じ熱膨張率を持つガラス布基材エポキシ樹脂黒色積層板(FRP)が使用され、ロッドレンズ21に対する熱歪みの減少とロッドレンズアレイ3全体の強化を行っている。またロッドレンズ相互間およびロッドレンズ21とフレーム22a、22bとの間は、黒色のゴム状シリコーン樹脂を満たしてロッドレンズ21へのストレスを防御している。
【0015】
図1に戻ってさらに説明を続ける。本第1実施形態では、PCB5上に黒色樹脂製の支持ブロック7を固定し、この支持ブロック7の上部に透明なプラテン1を置いて一体化させている。そして、プラテン1の斜面に切り欠き部1aを形成し、ここにロッドレンズアレイ3を突き当てる構造としている。
【0016】
切り欠き部1aに突き当てられたロッドレンズアレイ3は、切り欠き部1a、プラテン1斜面部および支持ブロック7斜面部に密着して固定させることができる。したがって、プラテン1および支持ブロック7の設計の際に、プラテン1の切り欠き部1aの位置を正確に形成しておき、ここへ特定の形態のロッドレンズアレイ3を密着させれば、プラテン1とロッドレンズアレイ3との面間距離を容易かつ正確に設定することができる。
【0017】
特に、本発明の小型画像読取装置は、ケース6の下面とPCB5上面との間隔が4mmに収まる超薄型であり、部品間の配置の微調整が困難であるため、指紋等の画像を鮮明に読み取るためには、このような正確な設定を行えることが好ましい。なお、発光ダイオード2だけはPCB5上で位置調整できるように、支持ブロック7との間には隙間を設けている。
【0018】
図3は本発明の第2実施形態に係る画像読取装置の断面図である。画像読取装置10が透明樹脂からなるプラテン1と、被読取物体に投光する光源である発光ダイオード2と、被読取物体からの反射光を集めるロッドレンズアレイ3と、ロッドレンズアレイからの光を電気信号に変換するイメージセンサー4とからなること、および各部品が印刷回路版(PCB)5上に組み立てられていることは第1実施形態と同じである。
【0019】
本実施形態においては、透明なケース6の側端部が被読取物体である指等が触れるプラテン1のトップ部分を兼用している。発光ダイオード2はPCB5上に固定されていて、プラテン1の先端部分に向けて光を照射する。この光は被読取物体である指紋の形状を含んだ情報となってプラテン1の先端部から反射し、ロッドレンズアレイ3に入光する。そしてロッドレンズアレイ3を出た光はミラー8で偏光され、PCB5に固定されているイメージセンサー4で電気信号に変えられる。
【0020】
本実施形態ではロッドレンズアレイ3を横型に配置したため、PCB5上に組み立てられた画像読取装置10全体の高さを2.5mm以下に押さえることができる。しかし、画像読取装置10の長手方向の大きさを減らすため、ロッドレンズとして物体像面間距離TCが7mmを超えないものを使用する必要がある。こうすれば、PCB5上に発光ダイオード2およびイメージセンサー4が並んだ構成であっても、全体の長さを7mm+α程度に押さえることが可能である。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、物体像面間距離TCが7mmを超えないロッドレンズを使用するため、小型の画像読取装置を構成することができる。したがって本発明の画像読取装置は携帯電話やノート型パソコンのような小型、薄型の電子機器に、指紋認証装置として組み込むこと可能である。
【0022】
また、プラテンとロッドレンズアレイとの間隔を設計値通りに設定する構造としため、超小型部品間の距離を微調整することなく容易かつ正確に取り付けることができるため、指紋等の画像を鮮明に読み取ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像読取装置の断面図である。
【図2】本発明に係るロッドレンズアレイの概要を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る画像読取装置の断面図である。
【符号の説明】
1…プラテン、2…発光ダイオード、3…ロッドレンズアレイ、4…イメージセンサー、5…印刷回路版(PCB)、6…ケース、7…支持ブロック、8…ミラー、10…画像読取装置、21…ロッドレンズ、22a、22b…フレーム。
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のロッドレンズを配列したロッドレンズアレイを用いた画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロッドレンズアレイを用いた画像読取装置は、例えば特開2000−349955号公報、特開平10−23283号公報等で知られている。これら先行技術では、被読取物体面(原稿や像等の撮像対象物を置く面:被撮像面)はロッドレンズアレイの光軸と垂直に設けられている。また、結像面もロッドレンズアレイの光軸と垂直に設けられ、この結像面にイメージセンサの受光面が置かれている。
【0003】
これに対して、ロッドレンズアレイの光軸と物体面とが垂直でなく垂直方向から傾いた状態で使う場合がある。物体面に対してロッドレンズアレイを傾け配置することで、画像読取装置を小型化できる。
例えば光源、ロッドレンズアレイおよび撮像素子(イメージセンサー)を被撮像面に対して角度θでそれぞれ配置し、撮像素子の取り付け位置および向きを工夫することで、画像読取装置(撮像素子ユニット)の小型化を計ることが提案されている。(特許文献1、特許文献2)
【0004】
小型化された画像読取装置は、携帯電話機等の電子機器に組み込み、指紋を読み取らせることで、従来、暗証番号の入力等のわずらわしい手順が必要であったセキュリティー機能を維持することが可能となった。このような指紋照合機能付き携帯電話が提案されている。(特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7)
【0005】
(特許文献1) 特開平11−215300号公報
(特許文献2) 米国特許6,259,108号公報
(特許文献3) 特許第2971620号公報
(特許文献4) 特許第2953813号公報
(特許文献5) 特開2000−69154号公報
(特許文献6) 特開2001−309050号公報
(特許文献7) 特開2002−34075号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
携帯電話機やノート型パソコンのような電子機器の薄型化は一段と進み、現在、これらに組み込む個人認証装置についても更なる小型化、薄型化をはかる必要が出てきている。しかし、現在使用されている光学読取装置は20mm以上の長さ(厚さ)を確保する必要があるため、薄型化された携帯電話への搭載は困難である。
【0007】
20mm以上が必要な理由は次の通りである。即ち、光学式読取装置では発光素子、受光素子およびレンズを組み込むが、レンズが画像を伝送する距離、つまり物体像面間距離(TC)の2倍程度の長さを確保しなければ像を受光面に結ぶことができない。現在使用されているロッドレンズアレイのTCは10mm前後のため、光学式読取装置の長さ(厚さ)は約20mmを必要としている。
【0008】
また、レンズの焦点位置と受光素子の受光面とを一致させる必要があるが、そのために組み付け作業が従来にあっては面倒である。
【0009】
本発明の目的は、小型化、薄型化された携帯電話機等の電子機器への組み込みが可能であり、特に指紋読取に好適な画像読取装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の画像読取装置は、被読取物体を押し当てるための透明プラテンと、この被読取物体に投光する光源と、被読取物体で反射した光を集めるロッドレンズアレイと、ロッドレンズアレイで集められた光を電気信号に変換するイメージセンサーとからなる画像読取装置であって、前記ロッドレンズアレイを、物体像面間距離TCが7mmを超えない複数のロッドレンズから構成した。
更に、サポート部材の少なくとも一部を前記透明プラテンとすれば、部品点数も少なくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る画像読取装置の断面図である。
画像読取装置10は被読取物体を押し当てるための透明樹脂からなるプラテン1と、この被読取物体に投光する光源である発光ダイオード2と、被読取物体で反射した光を集めるロッドレンズアレイ3と、ロッドレンズアレイで集められた光を電気信号に変換するイメージセンサー4とからなり、これら各部品は印刷回路版(PCB)5上に組み立てられている。
【0012】
画像読取装置10が携帯電話やノート型パソコン等の電子機器に組み込まれた場合には、被読取物体(指等)が触れるプラテン1のトップ部分のみが電子機器のケース6から露出する。
【0013】
ロッドレンズアレイ3は、図2に示すように、複数本のロッドレンズ21…を一列に配置している。尚、一列に限らず2層或いは3層以上であっても構わない。本発明に用いられるロッドレンズ21は物体像面間距離TCが7mmを超えないものである。すなわち、▲1▼ロッドレンズ21の長さと▲2▼被読取物体−ロッドレンズ面および▲3▼ロッドレンズ面−イメージセンサーとの合計▲1▼+▲2▼+▲3▼が7mmを超えないものを使用する。TCの好ましい範囲は2〜7mm、さらに好ましくは4〜6mmである。TCが7mmを超えると、画像読取装置の厚さまたは長さが大きくなり、携帯電話等の小型電子機器に取り付けることが困難となる。
【0014】
ロッドレンズアレイ3は2枚のフレーム板22aおよび22bの間にロッドレンズ21を規則正しく精密に並べている。フレーム22a、22bには、ロッドレンズ21とほぼ同じ熱膨張率を持つガラス布基材エポキシ樹脂黒色積層板(FRP)が使用され、ロッドレンズ21に対する熱歪みの減少とロッドレンズアレイ3全体の強化を行っている。またロッドレンズ相互間およびロッドレンズ21とフレーム22a、22bとの間は、黒色のゴム状シリコーン樹脂を満たしてロッドレンズ21へのストレスを防御している。
【0015】
図1に戻ってさらに説明を続ける。本第1実施形態では、PCB5上に黒色樹脂製の支持ブロック7を固定し、この支持ブロック7の上部に透明なプラテン1を置いて一体化させている。そして、プラテン1の斜面に切り欠き部1aを形成し、ここにロッドレンズアレイ3を突き当てる構造としている。
【0016】
切り欠き部1aに突き当てられたロッドレンズアレイ3は、切り欠き部1a、プラテン1斜面部および支持ブロック7斜面部に密着して固定させることができる。したがって、プラテン1および支持ブロック7の設計の際に、プラテン1の切り欠き部1aの位置を正確に形成しておき、ここへ特定の形態のロッドレンズアレイ3を密着させれば、プラテン1とロッドレンズアレイ3との面間距離を容易かつ正確に設定することができる。
【0017】
特に、本発明の小型画像読取装置は、ケース6の下面とPCB5上面との間隔が4mmに収まる超薄型であり、部品間の配置の微調整が困難であるため、指紋等の画像を鮮明に読み取るためには、このような正確な設定を行えることが好ましい。なお、発光ダイオード2だけはPCB5上で位置調整できるように、支持ブロック7との間には隙間を設けている。
【0018】
図3は本発明の第2実施形態に係る画像読取装置の断面図である。画像読取装置10が透明樹脂からなるプラテン1と、被読取物体に投光する光源である発光ダイオード2と、被読取物体からの反射光を集めるロッドレンズアレイ3と、ロッドレンズアレイからの光を電気信号に変換するイメージセンサー4とからなること、および各部品が印刷回路版(PCB)5上に組み立てられていることは第1実施形態と同じである。
【0019】
本実施形態においては、透明なケース6の側端部が被読取物体である指等が触れるプラテン1のトップ部分を兼用している。発光ダイオード2はPCB5上に固定されていて、プラテン1の先端部分に向けて光を照射する。この光は被読取物体である指紋の形状を含んだ情報となってプラテン1の先端部から反射し、ロッドレンズアレイ3に入光する。そしてロッドレンズアレイ3を出た光はミラー8で偏光され、PCB5に固定されているイメージセンサー4で電気信号に変えられる。
【0020】
本実施形態ではロッドレンズアレイ3を横型に配置したため、PCB5上に組み立てられた画像読取装置10全体の高さを2.5mm以下に押さえることができる。しかし、画像読取装置10の長手方向の大きさを減らすため、ロッドレンズとして物体像面間距離TCが7mmを超えないものを使用する必要がある。こうすれば、PCB5上に発光ダイオード2およびイメージセンサー4が並んだ構成であっても、全体の長さを7mm+α程度に押さえることが可能である。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、物体像面間距離TCが7mmを超えないロッドレンズを使用するため、小型の画像読取装置を構成することができる。したがって本発明の画像読取装置は携帯電話やノート型パソコンのような小型、薄型の電子機器に、指紋認証装置として組み込むこと可能である。
【0022】
また、プラテンとロッドレンズアレイとの間隔を設計値通りに設定する構造としため、超小型部品間の距離を微調整することなく容易かつ正確に取り付けることができるため、指紋等の画像を鮮明に読み取ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像読取装置の断面図である。
【図2】本発明に係るロッドレンズアレイの概要を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る画像読取装置の断面図である。
【符号の説明】
1…プラテン、2…発光ダイオード、3…ロッドレンズアレイ、4…イメージセンサー、5…印刷回路版(PCB)、6…ケース、7…支持ブロック、8…ミラー、10…画像読取装置、21…ロッドレンズ、22a、22b…フレーム。
Claims (3)
- 被読取物体を押し当てるための透明プラテンと、この被読取物体に投光する光源と、被読取物体で反射した光を集めるロッドレンズアレイと、ロッドレンズアレイで集められた光を電気信号に変換するイメージセンサーとからなる画像読取装置であって、前記ロッドレンズアレイは、物体像面間距離TCが7mmを超えない複数のロッドレンズから構成されることを特徴とする画像読取装置。
- 請求項1に記載の画像読取装置において、前記支持ブロックは少なくともその一部を前記透明プラテンとしていることを特徴とする画像読取装置。
- 請求項1または請求項2に記載の画像読取装置を組み込んだことを特徴とする携帯電話。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002320114A JP2004157598A (ja) | 2002-11-01 | 2002-11-01 | 画像読取装置およびこれを組み込んだ携帯電話 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002320114A JP2004157598A (ja) | 2002-11-01 | 2002-11-01 | 画像読取装置およびこれを組み込んだ携帯電話 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004157598A true JP2004157598A (ja) | 2004-06-03 |
Family
ID=32801134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002320114A Pending JP2004157598A (ja) | 2002-11-01 | 2002-11-01 | 画像読取装置およびこれを組み込んだ携帯電話 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004157598A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012133455A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Mitsumi Electric Co Ltd | ポインティングデバイス |
CN104919787A (zh) * | 2012-12-06 | 2015-09-16 | 三菱电机株式会社 | 图像读取装置 |
JP2021093587A (ja) * | 2019-12-09 | 2021-06-17 | コニカミノルタ株式会社 | 画像読み取り装置および画像形成装置 |
-
2002
- 2002-11-01 JP JP2002320114A patent/JP2004157598A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012133455A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Mitsumi Electric Co Ltd | ポインティングデバイス |
CN104919787A (zh) * | 2012-12-06 | 2015-09-16 | 三菱电机株式会社 | 图像读取装置 |
CN104919787B (zh) * | 2012-12-06 | 2017-09-26 | 三菱电机株式会社 | 图像读取装置 |
JP2021093587A (ja) * | 2019-12-09 | 2021-06-17 | コニカミノルタ株式会社 | 画像読み取り装置および画像形成装置 |
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