JP2004157591A - Vacuum pressure regulating device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は真空圧作動機器に対して供給される真空つまり負圧空気の圧力を調整する真空圧力調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、電子部品などをワークとしてこれを真空吸着するためのバキュームカップなどの真空圧作動機器に対して真空ポンプから負圧空気つまり真空を供給する場合には、真空ポンプと真空圧作動機器との間に真空圧力調整装置つまり真空レギュレータが用いられており、真空圧力調整装置によって真空圧力が調圧されて負圧作動機器に供給される。
【0003】
このような真空圧力調整装置としては、従来、たとえば、特許文献に開示されるように、真空ポンプなどの真空源に接続される真空ポートと、負圧作動機器に接続される調圧ポートとを連通させる連通ポートを弁体により開閉作動させるようにしている。弁体にはダイヤフラムが取り付けられ、ダイヤフラムの一方面にはばね力と調圧ポート側の圧力とが付勢され、他方面には大気圧が付勢されるようになっており、両方の圧力差に応じて弁体が連通ポートを開閉作動し、調圧ポートの圧力を調整するようにしている。このように弁体を開閉作動させることによって、真空ポンプから一次側流路を介して真空ポートに供給される一次側真空を調圧し、二次側流路を介して調圧ポートから真空圧作動機器に供給するようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−295655号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
真空圧力調整装置は、真空圧作動機器に対して負圧空気を常時流す場合と、負圧空気があまり流れずに閉じられた空間内を一定の真空度に保持するように使用される場合とがあり、いずれの場合にも調圧ポートに二次側流路により接続されて真空圧作動機器に供給される真空圧力が高精度に設定できることが望ましい。特に、真空圧作動機器に常時空気を流す場合には、流量が変動しても真空圧作動機器に接続される調圧ポートの真空圧力を高精度に設定できることが望ましい。しかしながら、従来のように、弁体を開閉させて調圧ポートの圧力を設定圧に維持させるためのダイヤフラムにばね力を加えるようにした場合には、ダイヤフラムの作動時にはコイルばねの慣性力が加わるだけでなく、コイルばねの収縮量が変化するに伴ってダイヤフラムに加わるばね力が変化するので、真空の流量が増加すると高精度で圧力を調整することができず、調整圧力の精度には限界があった。
【0006】
特に、負圧作動機器に対して多量の空気を流す場合には、弁体が開閉作動する連通ポートの開口面積を大きくする必要があるので、これに伴ってコイルばねも大径のものを使用する必要があり、真空圧力調整装置を大型化せざるを得ず、ダイヤフラムの応答速度も遅くなって圧力精度も低下してしまう。
【0007】
本発明の目的は、真空圧力調整装置により調整される真空圧力を高精度に設定し得るようにすることにある。
【0008】
本発明の他の目的は、真空空気の流量を多くしても真空圧力調整装置を小型化し得るようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の真空圧力調整装置は、真空源に連通する真空ポートおよび真空圧作動機器に連通する調圧ポートが形成されたハウジングと、前記調圧ポートに連通する連通室とパイロット圧室とを区画する流路開閉用のダイヤフラムと、前記ダイヤフラムとの接触により開閉される開口端部を備え、前記ダイヤフラムが前記開口端部から離れると前記連通室から前記真空ポートに向けて空気を案内する流路開閉弁と、前記流路開閉弁の軸方向移動に連動し、前記流路開閉弁が前記ダイヤフラムにより押圧されたときに前記調圧ポートに外気を導入する外気導入弁と、前記パイロット圧室に連通する真空室と大気圧室とを区画する調圧用のダイヤフラムと、前記調圧用のダイヤフラムに設けられ、前記真空室の圧力が低下すると外気を前記パイロット圧室および前記真空室に供給し、前記真空室の圧力が高くなると前記真空ポートと前記パイロット圧室および前記真空室とを連通させる調圧弁とを有し、前記パイロット圧室と前記連通室との空気の圧力差により前記流路開閉弁を開閉作動させることを特徴とする。
【0010】
本発明の真空圧力調整装置は、前記調圧用のダイヤフラムに押圧力を加えるばね部材を前記真空室に設け、前記ばね部材のばね力を調整するハンドルを前記ハウジングに回転自在に取り付けたことを特徴とする。
【0011】
本発明の真空圧力調整装置は、前記真空ポートと前記パイロット圧室および前記真空室とを連通させる真空路を開閉するフラッパ弁と、前記調圧用ダイヤフラムに取り付けられ先端が前記フラッパ弁に接触する調圧弁軸とにより前記調圧弁を形成し、前記調圧弁軸の先端が前記フラッパ弁から離れたときに前記大気圧室と前記パイロット圧室および前記真空室と連通させる大気供給孔を前記調圧弁軸に形成したことを特徴とする。また、本発明の真空圧力調整装置は、前記真空室に外気を徐々に供給するブリードポートを前記調圧弁に形成したことを特徴とする。
【0012】
本発明の真空圧力調整装置は、真空源に連通する真空ポートおよび負圧作動機器に連通する調圧ポートが形成されたハウジングと、前記調圧ポートに連通する連通室とパイロット圧室とを区画する流路開閉用のダイヤフラムと、前記ダイヤフラムとの接触により開閉される開口端部を備え、前記ダイヤフラムが前記開口端部から離れると前記連通室から前記真空ポートに向けて空気を案内する流路開閉弁と、前記流路開閉弁の軸方向移動に連動し、前記流路開閉弁が前記ダイヤフラムにより押圧されたときに前記調圧ポートに外気を導入する外気導入弁と、前記パイロット圧室に供給する負圧のパイロット圧を供給するポートとを有し、前記パイロット圧室と前記連通室との空気の圧力差により前記流路開閉弁を開閉作動させることを特徴とする。
【0013】
本発明の真空圧力調整装置は、前記流路開閉用のダイヤフラムに慣性力を加えるバランサを前記パイロット圧室内に設けたことを特徴とする。また、本発明の真空圧力調整装置は、前記外気導入弁が前記流路開閉弁により連動する位置を設定するねじ部材を有することを特徴とする。
【0014】
本発明にあっては、真空ポートと調圧ポートとを連通させる流路を開閉する流路開閉用のダイヤフラムにはばねを取り付けることなく、その両側の連通室とパイロット圧室との圧力差によって流路を開閉するようにしたので、流路開閉用のダイヤフラムはフローティング構造となる。これにより、流路開閉用のダイヤフラムは迅速に開閉動作するとになり、高精度で調圧ポートの圧力が設定圧に調圧される。しかも、調圧ポートに接続される真空圧作動機器に負圧空気を大量に流しても調圧ポートの圧力を設定圧に高精度で調整することができる。
【0015】
調圧ポートを介して真空圧作動機器に供給される負圧空気の圧力は、パイロット圧室の圧力を調整することによって変化させることができ、そのパイロット圧室の圧力は内部パイロット式と外部パイロット式のいずれかでも変化させることができる。内部パイロット式にあってはパイロット圧室の圧力のみを調圧することにより調圧ポート側の圧力を調圧するので、パイロット室圧調圧用のレギュレータは流量が殆ど必要ない。つまり調圧弁のオリフィスが小さくてすむので調圧用ダイヤフラム、コイルばね等を小型化できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である真空圧力調整装置を示す断面図であり、真空圧力調整装置は真空ポート11と調圧ポート12とが形成された本体ブロック10aを有している。真空ポート11には一次側流路13を介して真空ポンプ14などの真空源が接続され、調圧ポート12には二次側流路15を介して真空吸着具などの真空圧作動機器16に接続されるようになっており、それぞれの流路13,15はホースや配管などにより形成されている。真空ポート11および調圧ポート12にはホースなどを接続するための継手部材がねじ結合されることになる雌ねじが形成されている。ただし、真空圧作動機器16のハウジングを本体ブロック10aと一体に形成すれば、二次側流路15を用いることなく、圧力調整される空間部としての調圧ポート12から直接真空圧作動機器16に対して調圧空気を直接供給することができる。
【0017】
本体ブロック10aはほぼ直方体形状となっており、図1における下側の端部にはプラグ10bがねじ結合され、上側の端部には調圧ブロック10cが取り付けられている。この調圧ブロック10cは本体ブロック10aの取付端面に接続されるほぼ直方体形状の基部とこれと一体となった角柱部とを有し、この角柱部には弁ホルダー10dが取り付けられ、この弁ホルダー10dには円筒形状のボンネット10eが取り付けられており、これらの部材10a〜10eにより真空圧力調整装置のハウジング10が形成されている。
【0018】
ハウジング10には流路開閉用のダイヤフラム17が組み込まれ、このダイヤフラム17の外周部は本体ブロック10aと調圧ブロック10cとにより挟み付けられており、このダイヤフラム17によって本体ブロック10a側に調圧ポート12に連通して形成された連通室18と、調圧ブロック10c側に形成されたパイロット圧室19とが区画されている。
【0019】
真空ポート11と調圧ポート12はそれぞれ本体ブロック10aの対向し合う2面に開口して同軸状に形成されており、本体ブロック10aの中心部にはそれぞれのポートに対して直角方向に弁収容孔21が形成され、この弁収容孔21の一端部は連通室18に連通し、他端部は弁座ブロック22により閉塞されている。弁収容孔21内には軸方向に往復動自在に流路開閉弁23が装着されており、この流路開閉弁23には連通孔24により真空ポート11に連通する連通流路25が内部に形成されている。この流路開閉弁23の先端は連通流路25の開口端部となっており、この開口端部は流路開閉用のダイヤフラム17との接触により開閉されるようになっている。流路開閉弁23のダイヤフラム17に向かう移動ストローク端の位置を設定するために、本体ブロック10aにはストッパ26が形成されており、流路開閉弁23がストッパ26に接触した状態でダイヤフラム17が流路開閉弁23の開口端部から離れると連通室18と連通流路25が連通して調圧ポート12から真空ポート11に向けて空気が流れることになる。
【0020】
一方、ダイヤフラム17が流路開閉弁23の開口端部に接触すると連通流路25は閉じられて、調圧ポート12から真空ポート11に向かう空気の流れは停止される。ダイヤフラム17には流路開閉弁23などの部材が連結されておらず、ハウジング10内に形成された空間の中を変形するようにフローティング支持されている。したがって、ダイヤフラム17は連通室18とパイロット圧室19の圧力差によって流路開閉弁23の開口端部に接触したり、ここから離れたり、さらには開口端部に接触した状態のまま流路開閉弁23に対して押圧力を加えるように作動する。ダイヤフラム17に慣性力を加えるために、ダイヤフラム17のパイロット圧室19側に固定されたリテーナ27にはバランサ28が取り付けられている。このバランサ28によりダイヤフラム17にはその状態を持続させるように慣性力が加えられ、連通流路25を開閉する際におけるダイヤフラム17の振動を抑制することができる。加えられる慣性力はダイヤフラム17の応答性を低下させることなく、振動抑制の効果が得られる程度に設定されている。
【0021】
本体ブロック10aに形成された弁収容孔21と同軸状に弁収容孔29がプラグ10bに形成され、プラグ10bには弁収容孔29に連通するリリーフポート30aが形成されている。弁座ブロック22には調圧ポート12と弁収容孔29とを連通させる連通孔30bが形成されており、これらのリリーフポート30aと連通孔30bとによって外気を調圧ポート12に案内する外気導入路30が形成されている。弁収容孔29には外気導入路30を開閉するための外気導入弁31が軸方向に往復動自在に収容されており、この外気導入弁31と弁収容孔29との間には、図4に拡大して示すように、空気が流れる隙間32が形成されている。外気導入弁31が弁座ブロック22に形成された弁座22aに接触すると外気導入路30は閉じられる。この外気導入弁31に外気導入路30を閉じる方向のばね力を加えるために、プラグ10bには圧縮コイルばね33が組み込まれている。
【0022】
外気導入弁31には作動ピン34がその基端部に形成された雄ねじ部35でねじ結合され、作動ピン34の先端は流路開閉弁23の閉塞端面に当接しており、圧縮コイルばね33のばね力が作動ピン34を介して流路開閉弁23に加えられている。外気導入路30が外気導入弁31により閉じられたときには、流路開閉弁23はストッパ26にほぼ接触するように雄ねじ部35の調整により作動ピン34の位置が設定されており、ダイヤフラム17によって流路開閉弁23がコイルばね33のばね力に抗して押圧されると、作動ピン34を介して外気導入弁31は外気導入路30を開放する。このように、雄ねじ部35は外気導入弁31が流路開閉弁23により連動する位置を設定するためのねじ部材として機能する。
【0023】
ハウジング10には調圧用のダイヤフラム36が組み込まれ、このダイヤフラム36の外周部は弁ホルダー10dとボンネット10eとにより挟み付けられており、このダイヤフラム36によってボンネット10e内に形成された真空室37と弁ホルダー10dに形成された大気圧室38とが区画されている。真空室37はハウジング10に形成された調圧路39によりパイロット圧室19に連通しており、パイロット圧室19は真空室37の圧力とほぼ同一の圧力に調圧されるようになっている。一方、大気圧室38は大気導入ポート40により外部に連通しており、この大気導入ポート40から大気圧室38には大気圧の空気が導入されるようになっている。
【0024】
弁ホルダー10dには弁収容孔41が弁ホルダー10dを軸方向に貫通して形成されており、この弁収容孔41は弁ホルダー10dに形成された連通路42aにより調圧路39に連通するとともに、本体ブロック10aと調圧ブロック10cとに形成された連通路42bにより真空ポート11に連通している。これらの連通路42a,42bにより真空ポート11とパイロット圧室19および真空室37とを連通させる真空路42が形成されている。
【0025】
弁収容孔41内に軸方向に往復動自在に調圧弁軸43が嵌合しており、この調圧弁軸43はダイヤフラム36に真空室37側で固定されるリテーナ44と一体となっている。調圧ブロック10cに形成されて真空路42を構成する流路内には、弁ホルダー10dに形成された弁座20に接触して真空路42を閉じ、弁座20から離れて真空路42を開くフラッパ弁45が組み込まれており、このフラッパ弁45には真空路42を閉じる方向のばね力が圧縮コイルばね46により加えられている。このフラッパ弁45の外周面と連通路42bの内周面との間には、図2(C)に示すように、空気が流れる隙間45aが形成されている。
【0026】
調圧弁軸43の先端はフラッパ弁45に接触するようになっており、ダイヤフラム36がフラッパ弁45に向けて変形すると、調圧弁軸43を介してフラッパ弁45は押し下げられて真空路42を開放する。このように真空路42が開放されると、真空ポート11が真空室37とパイロット圧室19に連通状態となる。これにより、真空室37とパイロット圧室19の圧力は低くなる。
【0027】
調圧弁軸43にはその先端の開口端部と大気圧室38とを連通させる大気供給孔47が形成されており、ダイヤフラム36がフラッパ弁45から離れる方向に変形すると、フラッパ弁45が真空路42を閉じた状態のもとで、調圧弁軸43の先端開口部はフラッパ弁45から離れて、大気圧室38と調圧路39とが大気供給孔47を介して連通状態となる。これにより、大気圧室38内の大気圧の空気が調圧路39を介して真空室37とパイロット圧室19とに供給され、真空室37とパイロット圧室19の圧力は高くなり大気圧に近づくことになる。このように、調圧弁軸43とフラッパ弁45により真空室37とパイロット圧室19の圧力を調整する調圧弁48が形成されている。
【0028】
したがって、真空室37内の圧力が高くなって、ダイヤフラム36に加わる推力が調圧弁軸43をフラッパ弁45に向かわせる方向に大きくなると、調圧弁軸43は真空路42を開くので、真空ポート11がパイロット圧室19と真空室37とに連通し、真空ポート11の真空がパイロット圧室19と真空室37とに供給される。一方、ダイヤフラム36に加わる推力が調圧弁軸43に対してフラッパ弁45から離れる方向に大きくなると、大気圧室38がパイロット圧室19と真空室37とに連通し、大気圧室38内の大気圧の空気がパイロット圧室19と真空室37とに供給される。さらに、調圧弁軸43がフラッパ弁45に接触すると、パイロット圧室19および真空室37は大気圧室38と真空ポート11とのいずれにも連通が遮断される。
【0029】
リテーナ44には大気供給孔47を介して大気圧室38と真空室37とを連通させる細孔つまりブリードポート49が形成されており、このブリードポート49を介して大気圧状態の外気が真空室37内に徐々に供給されるようになっている。したがって、真空室37とパイロット圧室19の圧力が大気圧よりも低い状態、つまり調圧ポート側の圧力が調圧された状態においてメンテナンスなどで真空源を止め、システム全体を大気圧に戻す場合にはブリードポート49から大気圧空気が真空室37とパイロット圧室19の中に徐々に流入し、これらが大気圧となった状態で真空圧力調整装置を休止させることができる。
【0030】
ボンネット10eの閉塞端部にはねじ軸51が回転自在に取り付けられており、このねじ軸51にはボンネット10eの外部に回転自在に装着されたハンドル52がハンドルガイド53を介して連結されている。ねじ軸51に形成された雄ねじ部にはばね受け54がねじ結合されており、このばね受け54とリテーナ44との間には圧縮コイルばね55がばね部材として装着されている。したがって、ハンドル52を回転させて圧縮コイルばね55の伸縮長さを調整することによってダイヤフラム36に対して調圧弁軸43をフラッパ弁45に向けて押圧させる方向のばね力が調整される。このばね力の調整によって、パイロット圧室19の圧力を調整することになり、調圧ポート12を介して真空圧作動機器16に供給される負圧空気の圧力が設定される。
【0031】
真空圧力調整装置を所定の据え付け場所に取り付けるために、ボンネット10eに形成された雄ねじ部にナット56がねじ結合するようになっており、図示しない取付部材はボンネット10eの段差とナット56との間で締結される。
【0032】
次に、前述した真空圧力調整装置により真空圧作動機器16を所定の真空度に調整する手順について、図2および図3を参照しつつ説明する。
【0033】
真空圧作動機器16に供給される真空圧力を低くする場合、つまり大気圧から離れるように圧力を下げる場合には、ハンドル52を回転させてばね受け54をリテーナ44に向けて接近移動させる。この結果、コイルばね55は圧縮され、ダイヤフラム36には調圧弁軸43をフラッパ弁45に向けて押し付ける方向の押圧力が大きくなる。これにより、図2(A)に示すように、フラッパ弁45が調圧弁軸43により押圧されて真空路42を開いて、パイロット圧室19は真空路42を介して真空ポート11と連通状態となり、パイロット圧室19の圧力は低下する。
【0034】
流路開閉用のダイヤフラム17の図1における上面には、パイロット圧室19の圧力が作用し、下面には連通室18の圧力が作用する。したがって、パイロット圧室19の圧力が低下すると、ダイヤフラム17に加わる推力は流路開閉弁23の開口端部から離れる方向に大きくなり、図3(A)に示すように、ダイヤフラム17は開口端部から離れて連通室18を介して調圧ポート12と真空ポート11とを連通状態とする。これにより、調圧ポート12の圧力は大気圧よりもより低い圧力となるように低下する。つまり、大気圧を基準としたマイナス側の圧力値が大きくなるので、真空度としては高くなる。
【0035】
調圧ポート12の圧力が低下して連通室18の圧力が低くなりダイヤフラム17に対して上下から加えられる推力がバランスすると、図1に示すように、ダイヤフラム17が流路開閉弁23の開口端部を閉塞し、調圧ポート12の真空圧は所定の圧力に調圧される。
【0036】
パイロット圧室19の真空圧力は調圧路39を介して真空室37に導入されてダイヤフラム36に作用するので、パイロット圧室19の圧力が低下すると、圧縮コイルばね55のばね力に抗していたダイヤフラム36にはフラッパ弁45を閉じる方向の推力が大きくなり、調圧弁軸43とダイヤフラム36は図において上方に変位する。大気圧室38の大気圧と真空室37の真空圧と圧縮コイルばね46,55のばね力とがバランスすると、フラッパ弁45により真空路42が閉じられ、パイロット圧室19は所定の真空圧に調圧される。
【0037】
一方、真空圧作動機器16に供給される真空圧力を高くする場合、つまり大気圧に近づける場合には、ハンドル52を上述した場合とは逆方向に回転させてばね受け54をリテーナ44にから離す方向に移動させる。この結果、コイルばね55は伸長され、調圧弁軸43をフラッパ弁45に向けて押し付ける方向のダイヤフラム36に対する押圧力が小さくなる。これにより、図2(B)に示すように、フラッパ弁45が弁座に接触したままの状態で、調圧弁軸43がフラッパ弁45から離れる方向に移動し、パイロット圧室19は大気供給孔47を介して大気圧室38と連通状態となり、パイロット圧室19の圧力は高くなる。つまり大気圧に近づくことになる。
【0038】
パイロット圧室19の圧力が高くなると、ダイヤフラム17に対しては流路開閉弁23を押し付ける方向の推力が大きくなり、図3(B)に示すように、ダイヤフラム17は流路開閉弁23を押圧する。これにより、外気導入弁31は弁座ブロック22の弁座から離れる方向に作動ピン34を介して駆動され、外気導入路30が開かれる。したがって、調圧ポート12には外気導入路30から大気圧の外気が流入し、調圧ポート12の圧力は高くなる。調圧ポート12の圧力が高くなると連通室18の圧力が高くなり、ダイヤフラム17に対して上下から加えられる推力がバランスすると、図1に示すように、流路開閉弁23が図1において上方に移動して外気導入弁31が外気導入路30を閉じて調圧ポート12の真空圧は所定の圧力に調圧される。
【0039】
このように、調圧ポート12の圧力を変化させるときには、ハンドル52を回転させてばね部材55のばね力を調整することになり、ハンドル52の回転によって調圧ポート12から真空圧作動機器16に供給される圧力が設定される。また、真空作動機器16に供給される圧力が真空作動機器16の作動などにより変化した場合には、調圧ポート12および連通室18の圧力も変化する。したがって、パイロット圧室19と連通室18の圧力差によりダイヤフラム17と流路開閉弁23が開閉し、または外気導入弁31が開閉して、調圧ポート12の圧力は設定された圧力に調整される。
【0040】
上述のように、真空圧作動機器16に接続される調圧ポート12の圧力をフローティング構造のダイヤフラム17により調整するようにしたので、調圧ポート12の圧力が頻繁に変動したり、調圧ポート12に多量の負圧空気が流れる場合でも、迅速に調圧ポート12の圧力を所定の真空圧に調整することができる。
【0041】
一方、真空圧作動機器16に供給される真空圧力を変化させるときには、ハンドル52を操作してダイヤフラム36に加わるばね力を調整しパイロット圧室19の圧力を調整する。したがって、真空圧作動機器16に大流量の負圧空気を供給する場合でも、ダイヤフラム36およびボンネット10eの外径を小さくすることができ、装置の小型化が達成される。
【0042】
図5は図1に示した真空圧力調整装置の作動特性を従来例と比較して示す特性線図であり、実線は本発明の真空圧力調整装置の作動特性を示し、破線は直動式の従来例の作動特性を示す。この特性線図に示すように、従来例では調圧ポートを流れる空気の流量が増加すると、調圧ポートの圧力が設定値よりも高くなるが、本発明の真空圧力調整装置にあっては流量が増加しても調圧ポート側の圧力を設定圧に維持することができる。
【0043】
図5に示すように、吸い込み流量が多くなると、調圧ポート12の圧力は設定圧よりも大きくなるが、流路開閉用のダイヤフラム17の外径を大きくし連通流路25の内径を大きくすれば、調圧用のダイヤフラム36の外径を大きくすることなく、調圧ポート12の圧力を一定に保持し得る吸い込み流量の値を大きくすることができる。
【0044】
図6は本発明の他の実施の形態である真空圧力調整装置を示す断面図であり、図6においては図1〜図3に示した部材と共通する部材には同一の符号が付されている。この真空圧力調整装置は、本体ブロック10aとプラグ10bと連通ブロック10fとによりハウジング10が形成されており、本体ブロック10aとプラグ10bは図1に示したものと同様となっている。連通ブロック10fは本体ブロック10aの取付面に接続されるほぼ直方体形状の基部とこれと一体となった円筒部とを有し、ダイヤフラム17とによりパイロット圧室19が区画形成されている。
【0045】
連通ブロック10fには絞り61を介してパイロット圧室19に連通する連通ポート62が設けられており、この連通ポート62には電空レギュレータなどの圧力コントローラ63によって調圧される真空圧が供給されるようになっている。このように、図6に示す真空圧力調整装置は、装置外部に設けられた圧力調整手段としての圧力コントローラ63によってパイロット圧室19の圧力が調整されるようになった外部パイロット式となっている。したがって、調圧ポート12に供給される真空圧を変化させるときには、連通ポート62に供給される空気の圧力を変化させることになり、設定された圧力の負圧空気が調圧ポート12に供給される。
【0046】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、流路開閉用のダイヤフラムはフローティング構造となってダイヤフラムにかかる圧力の差だけで作動するので、流路開閉用のダイヤフラムは迅速に開閉動作することになり、高精度で調圧ポートの圧力が設定圧に調圧される。しかも、調圧ポートに接続される真空圧作動機器に負圧空気を大量に流しても調圧ポートの圧力を設定圧に高精度で調整することができる。調圧ポートを介して真空圧作動機器に供給される負圧空気の圧力は、パイロット圧室の圧力を調整することによって変化させることができ、そのパイロット圧室の圧力は内部パイロット式と外部パイロット式のいずれかでも変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である真空圧力調整装置を示す断面図である。
【図2】(A),(B)は調圧用のダイヤフラムの作動状態を示す図1の一部拡大断面図であり、(C)は図2(A)におけるA−A線に沿う断面図である。
【図3】(A),(B)は流路開閉用のダイヤフラムの作動状態を示す図1の一部拡大断面図である。
【図4】図3(A)におけるB−B線に沿う断面図である。
【図5】本発明の真空圧力調整装置の作動特性を従来例と比較して示す特性線図である。
【図6】本発明の他の実施の形態である真空圧力調整装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ハウジング
10a 本体ブロック
10b プラグ
10c 調圧ブロック
10d 弁ホルダー
10e ボンネット
11 真空ポート
12 調圧ポート
13 一次側流路
14 真空ポンプ
15 二次側流路
16 真空圧作動機器
17 流路開閉用のダイヤフラム
18 連通室
19 パイロット圧室
21 弁収容孔
22 弁座ブロック
23 流路開閉弁
24 連通孔
25 連通流路
26 ストッパ
27 リテーナ
28 バランサ
29 弁収容孔
30 外気導入路
30a リリーフポート
30b 連通孔
31 外気導入弁
32 隙間
33 コイルばね
34 作動ピン
35 雄ねじ部
36 調圧用のダイヤフラム
37 真空室
38 大気圧室
39 調圧路
40 大気導入ポート
41 弁収容孔
42 真空路
42a 連通路
42b 連通路
43 調圧弁軸
44 リテーナ
45 フラッパ弁
46 圧縮コイルばね
47 大気供給孔
48 調圧弁
49 ブリードポート
51 ねじ軸
52 ハンドル
53 ハンドルガイド
54 ばね受け
55 圧縮コイルばね
56 ナット
61 絞り
62 連通ポート
63 圧力コントローラ(圧力調整手段)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vacuum pressure adjusting device that adjusts the pressure of vacuum, that is, the pressure of negative pressure air supplied to a vacuum operating device.
[0002]
[Prior art]
For example, when negative pressure air, that is, vacuum is supplied from a vacuum pump to a vacuum operating device such as a vacuum cup for vacuum suction of an electronic component or the like as a workpiece, the vacuum pump and the vacuum operating device are connected to each other. A vacuum pressure adjusting device, that is, a vacuum regulator is used therebetween, and the vacuum pressure is adjusted by the vacuum pressure adjusting device and supplied to the negative pressure operating device.
[0003]
As such a vacuum pressure adjusting device, conventionally, for example, as disclosed in Patent Document, a vacuum port connected to a vacuum source such as a vacuum pump, and a pressure adjustment port connected to a negative pressure operating device The communication port to be communicated is opened and closed by a valve body. A diaphragm is attached to the valve body, and a spring force and a pressure on the pressure adjustment port side are urged on one surface of the diaphragm, and an atmospheric pressure is urged on the other surface. The valve body opens and closes the communication port according to the difference, and adjusts the pressure of the pressure adjustment port. By opening and closing the valve body in this manner, the primary side vacuum supplied to the vacuum port from the vacuum pump via the primary side flow path is regulated, and the vacuum pressure operation is performed from the pressure regulation port via the secondary side flow path. We supply to equipment.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-7-295655
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The vacuum pressure adjusting device is used when the negative pressure air is constantly supplied to the vacuum pressure operating device, when the vacuum pressure adjusting device is used so as to maintain a constant degree of vacuum in a closed space where the negative pressure air does not flow much. In any case, it is desirable that the vacuum pressure connected to the pressure regulating port through the secondary flow path and supplied to the vacuum pressure operating device can be set with high accuracy. In particular, when air is constantly supplied to the vacuum pressure operated device, it is desirable that the vacuum pressure of the pressure adjustment port connected to the vacuum pressure operated device can be set with high accuracy even if the flow rate fluctuates. However, in the case where a spring force is applied to a diaphragm for opening and closing the valve body to maintain the pressure of the pressure adjustment port at a set pressure as in the related art, the inertia force of the coil spring is applied when the diaphragm is operated. In addition, the spring force applied to the diaphragm changes as the contraction amount of the coil spring changes, so if the vacuum flow rate increases, the pressure cannot be adjusted with high accuracy, and the accuracy of the adjustment pressure is limited. was there.
[0006]
In particular, when a large amount of air flows into the negative pressure operating device, it is necessary to increase the opening area of the communication port through which the valve element opens and closes, so use a large-diameter coil spring. Therefore, the size of the vacuum pressure adjusting device must be increased, the response speed of the diaphragm is reduced, and the pressure accuracy is reduced.
[0007]
An object of the present invention is to enable a vacuum pressure adjusted by a vacuum pressure adjusting device to be set with high accuracy.
[0008]
Another object of the present invention is to reduce the size of the vacuum pressure regulator even when the flow rate of vacuum air is increased.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The vacuum pressure adjusting device of the present invention defines a housing in which a vacuum port communicating with a vacuum source and a pressure regulating port communicating with a vacuum pressure operating device are formed, a communication chamber and a pilot pressure chamber communicating with the pressure regulating port. A diaphragm for opening and closing the flow path, and an open end that is opened and closed by contact with the diaphragm, and a flow path for guiding air from the communication chamber toward the vacuum port when the diaphragm moves away from the open end. An on-off valve, an external air introduction valve that is linked to the axial movement of the flow path on-off valve, and introduces outside air into the pressure regulating port when the flow path on-off valve is pressed by the diaphragm; A pressure regulating diaphragm for partitioning a communicating vacuum chamber and an atmospheric pressure chamber, and a pressure regulating diaphragm provided on the pressure regulating diaphragm, and when the pressure in the vacuum chamber decreases, the outside air is supplied to the pilot And a pressure regulating valve for communicating the vacuum port with the pilot pressure chamber and the vacuum chamber when the pressure in the vacuum chamber is increased, and the pressure control valve is connected to the pilot pressure chamber and the communication chamber. The flow path on-off valve is opened and closed by a pressure difference of air.
[0010]
The vacuum pressure adjusting device of the present invention is characterized in that a spring member for applying a pressing force to the diaphragm for pressure adjustment is provided in the vacuum chamber, and a handle for adjusting the spring force of the spring member is rotatably attached to the housing. And
[0011]
The vacuum pressure adjusting device according to the present invention includes a flapper valve that opens and closes a vacuum path that communicates the vacuum port with the pilot pressure chamber and the vacuum chamber, and a regulator that is attached to the pressure regulating diaphragm and whose tip contacts the flapper valve. The pressure regulating valve shaft is formed with the pressure regulating valve, and an air supply hole communicating with the atmospheric pressure chamber, the pilot pressure chamber, and the vacuum chamber is formed when the tip of the pressure regulating valve shaft is separated from the flapper valve. It is characterized by being formed in. Further, the vacuum pressure adjusting device of the present invention is characterized in that a bleed port for gradually supplying outside air to the vacuum chamber is formed in the pressure regulating valve.
[0012]
The vacuum pressure adjusting device of the present invention defines a housing in which a vacuum port communicating with a vacuum source and a pressure regulating port communicating with a negative pressure operating device are formed, a communication chamber communicating with the pressure regulating port, and a pilot pressure chamber. A diaphragm for opening and closing the flow path, and an open end that is opened and closed by contact with the diaphragm, and a flow path for guiding air from the communication chamber toward the vacuum port when the diaphragm moves away from the open end. An on-off valve, an external air introduction valve that is linked to the axial movement of the flow path on-off valve, and introduces outside air into the pressure regulating port when the flow path on-off valve is pressed by the diaphragm; A port for supplying a pilot pressure of a negative pressure to be supplied, wherein the flow path on-off valve is opened and closed by a pressure difference between air in the pilot pressure chamber and the communication chamber. That.
[0013]
The vacuum pressure adjusting device according to the present invention is characterized in that a balancer for applying inertial force to the diaphragm for opening and closing the flow path is provided in the pilot pressure chamber. Further, the vacuum pressure adjusting device of the present invention is characterized in that it has a screw member for setting a position where the outside air introduction valve is interlocked with the flow path on-off valve.
[0014]
According to the present invention, a spring is not attached to a flow passage opening / closing diaphragm that opens and closes a flow passage that connects a vacuum port and a pressure adjustment port, and a pressure difference between a communication chamber and a pilot pressure chamber on both sides thereof is provided. Since the flow path is opened and closed, the diaphragm for opening and closing the flow path has a floating structure. As a result, the diaphragm for opening and closing the flow path opens and closes quickly, and the pressure of the pressure adjustment port is adjusted to the set pressure with high accuracy. In addition, even if a large amount of negative pressure air flows through the vacuum pressure operating device connected to the pressure adjustment port, the pressure of the pressure adjustment port can be adjusted to the set pressure with high accuracy.
[0015]
The pressure of the negative pressure air supplied to the vacuum operation device via the pressure adjustment port can be changed by adjusting the pressure of the pilot pressure chamber. Any of the equations can be varied. In the case of the internal pilot type, since the pressure on the pressure adjustment port side is adjusted by adjusting only the pressure in the pilot pressure chamber, the regulator for pilot chamber pressure adjustment requires almost no flow rate. That is, since the orifice of the pressure regulating valve is small, the pressure regulating diaphragm, the coil spring and the like can be reduced in size.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a sectional view showing a vacuum pressure adjusting device according to an embodiment of the present invention. The vacuum pressure adjusting device has a
[0017]
The
[0018]
A
[0019]
The
[0020]
On the other hand, when the
[0021]
A
[0022]
An
[0023]
A
[0024]
A
[0025]
A pressure regulating
[0026]
The front end of the pressure regulating
[0027]
The pressure regulating
[0028]
Therefore, when the pressure in the
[0029]
The
[0030]
A
[0031]
In order to attach the vacuum pressure adjusting device to a predetermined installation location, a
[0032]
Next, a procedure for adjusting the vacuum
[0033]
When reducing the vacuum pressure supplied to the vacuum
[0034]
The pressure in the
[0035]
When the pressure of the
[0036]
Since the vacuum pressure in the
[0037]
On the other hand, when increasing the vacuum pressure supplied to the
[0038]
When the pressure in the
[0039]
As described above, when the pressure of the
[0040]
As described above, the pressure of the
[0041]
On the other hand, when changing the vacuum pressure supplied to the vacuum
[0042]
FIG. 5 is a characteristic diagram showing the operating characteristics of the vacuum pressure adjusting device shown in FIG. 1 in comparison with the conventional example, in which the solid line shows the operating characteristics of the vacuum pressure adjusting device of the present invention, 9 shows the operation characteristics of a conventional example. As shown in the characteristic diagram, in the conventional example, when the flow rate of the air flowing through the pressure adjustment port increases, the pressure of the pressure adjustment port becomes higher than a set value. , The pressure on the pressure adjustment port side can be maintained at the set pressure.
[0043]
As shown in FIG. 5, as the suction flow rate increases, the pressure in the
[0044]
FIG. 6 is a sectional view showing a vacuum pressure adjusting device according to another embodiment of the present invention. In FIG. 6, members common to those shown in FIGS. 1 to 3 are denoted by the same reference numerals. I have. In this vacuum pressure adjusting device, a
[0045]
The communication block 10f is provided with a
[0046]
The present invention is not limited to the above embodiment, and can be variously modified without departing from the gist thereof.
[0047]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the diaphragm for opening and closing the flow path has a floating structure and operates only by the difference in pressure applied to the diaphragm, the diaphragm for opening and closing the flow path can be quickly opened and closed, and can be adjusted with high precision. The pressure of the pressure port is adjusted to the set pressure. In addition, even if a large amount of negative pressure air flows through the vacuum pressure operating device connected to the pressure adjustment port, the pressure of the pressure adjustment port can be adjusted to the set pressure with high accuracy. The pressure of the negative pressure air supplied to the vacuum operation device via the pressure adjustment port can be changed by adjusting the pressure of the pilot pressure chamber. Any of the equations can be varied.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing a vacuum pressure adjusting device according to an embodiment of the present invention.
2 (A) and 2 (B) are partially enlarged sectional views of FIG. 1 showing an operating state of a pressure regulating diaphragm, and FIG. 2 (C) is a sectional view taken along line AA in FIG. 2 (A). It is.
FIGS. 3A and 3B are partially enlarged sectional views of FIG. 1 showing an operating state of a diaphragm for opening and closing a flow path.
FIG. 4 is a sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 5 is a characteristic diagram showing operating characteristics of the vacuum pressure adjusting device of the present invention in comparison with a conventional example.
FIG. 6 is a sectional view showing a vacuum pressure adjusting device according to another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 Housing
10a Body block
10b plug
10c Pressure regulating block
10d valve holder
10e bonnet
11 Vacuum port
12 Pressure adjustment port
13 Primary flow path
14 Vacuum pump
15 Secondary flow path
16 Vacuum pressure operated equipment
17 Diaphragm for opening and closing the flow path
18 Communication room
19 Pilot pressure chamber
21 Valve accommodation hole
22 Valve seat block
23 Flow path on-off valve
24 communication hole
25 Communication channel
26 Stopper
27 Retainer
28 Balancer
29 Valve accommodation hole
30 outside air introduction route
30a relief port
30b communication hole
31 Outside air introduction valve
32 gap
33 Coil spring
34 actuation pin
35 Male thread
36 Diaphragm for pressure regulation
37 vacuum chamber
38 Atmospheric pressure chamber
39 Pressure regulator
40 Atmosphere introduction port
41 Valve accommodation hole
42 vacuum path
42a Connecting passage
42b Connecting passage
43 Pressure regulating valve shaft
44 Retainer
45 Flapper valve
46 Compression coil spring
47 Atmosphere supply hole
48 Pressure regulating valve
49 Bleed port
51 Screw shaft
52 handle
53 Handle Guide
54 Spring support
55 Compression coil spring
56 nuts
61 Aperture
62 Communication port
63 pressure controller (pressure adjusting means)
Claims (7)
前記調圧ポートに連通する連通室とパイロット圧室とを区画する流路開閉用のダイヤフラムと、
前記ダイヤフラムとの接触により開閉される開口端部を備え、前記ダイヤフラムが前記開口端部から離れると前記連通室から前記真空ポートに向けて空気を案内する流路開閉弁と、
前記流路開閉弁の軸方向移動に連動し、前記流路開閉弁が前記ダイヤフラムにより押圧されたときに前記調圧ポートに外気を導入する外気導入弁と、
前記パイロット圧室に連通する真空室と大気圧室とを区画する調圧用のダイヤフラムと、
前記調圧用のダイヤフラムに設けられ、前記真空室の圧力が低下すると外気を前記パイロット圧室および前記真空室に供給し、前記真空室の圧力が高くなると前記真空ポートと前記パイロット圧室および前記真空室とを連通させる調圧弁とを有し、
前記パイロット圧室と前記連通室との空気の圧力差により前記流路開閉弁を開閉作動させることを特徴とする真空圧力調整装置。A housing in which a vacuum port communicating with a vacuum source and a pressure regulating port communicating with a vacuum pressure operating device are formed,
A diaphragm for opening and closing a flow path that partitions a communication chamber and a pilot pressure chamber that communicate with the pressure adjustment port,
A flow opening / closing valve that has an open end that is opened and closed by contact with the diaphragm, and guides air from the communication chamber toward the vacuum port when the diaphragm separates from the open end;
Interlocking with the axial movement of the flow path on-off valve, an outside air introduction valve for introducing outside air to the pressure regulating port when the flow path on-off valve is pressed by the diaphragm,
A diaphragm for pressure regulation that partitions a vacuum chamber and an atmospheric pressure chamber communicating with the pilot pressure chamber,
When the pressure in the vacuum chamber is reduced, the air is supplied to the pilot pressure chamber and the vacuum chamber when the pressure in the vacuum chamber decreases, and when the pressure in the vacuum chamber increases, the vacuum port, the pilot pressure chamber, and the vacuum A pressure regulating valve for communicating with the chamber,
A vacuum pressure regulator, wherein the flow path on-off valve is opened and closed by a pressure difference between air in the pilot pressure chamber and the communication chamber.
前記調圧ポートに連通する連通室とパイロット圧室とを区画する流路開閉用のダイヤフラムと、
前記ダイヤフラムとの接触により開閉される開口端部を備え、前記ダイヤフラムが前記開口端部から離れると前記連通室から前記真空ポートに向けて空気を案内する流路開閉弁と、
前記流路開閉弁の軸方向移動に連動し、前記流路開閉弁が前記ダイヤフラムにより押圧されたときに前記調圧ポートに外気を導入する外気導入弁と、
前記パイロット圧室に供給する負圧のパイロット圧を供給するポートとを有し、
前記パイロット圧室と前記連通室との空気の圧力差により前記流路開閉弁を開閉作動させることを特徴とする真空圧力調整装置。A housing formed with a vacuum port communicating with a vacuum source and a pressure regulating port communicating with a negative pressure operating device,
A diaphragm for opening and closing a flow path that partitions a communication chamber and a pilot pressure chamber that communicate with the pressure adjustment port,
A flow opening / closing valve that has an open end that is opened and closed by contact with the diaphragm, and guides air from the communication chamber toward the vacuum port when the diaphragm separates from the open end;
Interlocking with the axial movement of the flow path on-off valve, an outside air introduction valve for introducing outside air to the pressure regulating port when the flow path on-off valve is pressed by the diaphragm,
A port for supplying a negative pilot pressure to be supplied to the pilot pressure chamber,
A vacuum pressure regulator, wherein the flow path on-off valve is opened and closed by a pressure difference between air in the pilot pressure chamber and the communication chamber.
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