JP2004157149A - 結像光学系及び資料提示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】結像光学系に入射した画像光の光束中から不要光をカットする。
【解決手段】画像光を光軸Kに対して斜め方向から前玉レンズ群3Aに入射させて絞り5の開口部5aを通して光量を調節した後に前記画像光を後玉レンズ群3Bから前記光軸Kに対して斜め方向に出射させる結像光学系1において、前記前玉レンズ群3Aと前記後玉レンズ群3Bとの間に設けた前記絞り5の近傍に配置され、且つ、前記前玉レンズ群3Aに入射した前記画像光の光束中から不要光をカットするために前記絞り5の開口部5aの一部を遮光する遮光手段4A,4Bとを備えたことを特徴とする結像光学系1を提供する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像光を光軸に対して斜め方向から前玉レンズ群に入射させて絞りの開口部を通して光量を調節した後に前記画像光を後玉レンズ群から前記光軸に対して斜め方向に出射させる結像光学系及びこの結像光学系を適用した資料提示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像表示装置として、原稿などの資料を読み取ってこの資料の画像光を撮像素子に結像させる資料提示装置とかイメージスキャナなどや、液晶パネルなどに表示された画像光をスクリーン上に斜めに投射して拡大表示するプロジェクタなどが多用にされている。
【0003】
これらの画像表示装置に対して小型化の要求を満たすために、画像光を光軸に対して斜め方向から前玉レンズ群に入射させて絞りの開口部を通して光量を調節した後に前記画像光を後玉レンズ群から前記光軸に対して斜め方向に出射させる結像光学系がある(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−186509号公報 (第3頁、第1−3図)
【0005】
図12は従来の結像光学系を説明するための図であり、(a)は結像光学系内に設けた絞りを原稿部材に対して平行に配置した場合を示し、(b)は結像光学系内に設けた絞りを原稿部材に対して傾けて配置した場合を示した図である。
【0006】
図12(a),(b)に示した従来の結像光学系100は、上記した特許文献1(特開平10−186509号公報)に開示されており、ここでは特許文献1を参考にしながら簡略に説明する。
【0007】
図12(a),(b)に示した如く、従来の結像光学系100は、前玉レンズ群101Aと後玉レンズ群101Bとで投影レンズ群101が構成されており、且つ、前玉レンズ群101Aと後玉レンズ群101Bとの間に光量調整用の絞り102が設けられている。この結像光学系100は、画像光を光軸Kに対して斜め方向から前玉レンズ群101Aに入射させて絞り102を通して光量を調節した後に前記画像光を後玉レンズ群101Bから前記光軸Kに対して斜め方向に出射させるものである。
【0008】
そして、従来の結像光学系100を例えばプロジェクタに適用した場合に、通常、プロジェクタを用いて画像を斜め投影する場合においては、台形歪が発生しないように、図12(a)に示すように、結像光学系100に対して原稿部材103とスクリーン104とを略ぼ平行に配置している。この従来の結像光学系100において、絞り102が原稿部材103に平行な場合には、原稿部材103の両端の点P,Qから絞り102に入射してゆく光線がなす角度αは角度βより大きいので、スクリーン104に投影される像は、P点からのものが明るく、Q点からのものが暗くなってしまう。
【0009】
そこで、図12(b)に示すように、結像光学系100の投影レンズ群101を原稿部材103やスクリーン104に対して角度θだけ傾けることにより、図12(a)における場合と比較して投影レンズ群101の口径Dを小さくして小型化を図ると共に、原稿部材103のQ点から絞り102に入射して行く光量が増加するように、原稿部材103の垂線に対して絞り102の垂線方向が絞り102の中心と原稿部材103の中心とを結ぶ直線方向に傾けて配置して、スクリーン104面上の明るさ分布の補正(シェーディング補正)を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したように、従来の結像光学系100の投影レンズ群101を原稿部材103やスクリーン104に対してθだけ傾けることにより、スクリーン104面上の明るさ分布の補正(シェーディング補正)を行うことができるものの、従来の結像光学系100において以下の2つの問題点が考えられる。
【0011】
まず、第1の問題点は、結像光学系100内の投影レンズ群101及び絞り102を原稿部材103やスクリーン104に対してθだけ傾けることにより、一般的なレンズ系が有する光軸対称性が失われているために、結像光学系100の組立や据付けに寸法精度を必要とする。
【0012】
次に、第2の問題点は、結像光学系100に入射する画像光の光束中に不要光がある場合に、スクリーン104面上での明るさ分布の補正(シェーディング補正)を行うことができず、良好な画像が得られない。
【0013】
そこで、画像光を光軸に対して斜め方向から前玉レンズ群に入射させて絞りの開口部を通して光量を調節した後に前記画像光を後玉レンズ群から前記光軸に対して斜め方向に出射させる結像光学系において、レンズ系が有する光軸対称性が失われることなく、結像光学系に入射する画像光の光束中に不要光がある場合に、この不要光をカットして結像光学系から出射する画像光に対してシェーディング補正を行うことができる結像光学系が望まれている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、画像光を光軸に対して斜め方向から前玉レンズ群に入射させて絞りの開口部を通して光量を調節した後に前記画像光を後玉レンズ群から前記光軸に対して斜め方向に出射させる結像光学系において、
前記前玉レンズ群と前記後玉レンズ群との間に設けた前記絞りの近傍に配置され、且つ、前記前玉レンズ群に入射した前記画像光の光束中から不要光をカットするために前記絞りの開口部の一部を遮光する遮光手段とを備えたことを特徴とする結像光学系である。
【0015】
また、第2の発明は、上記した第1の発明の結像光学系において、
前記遮光手段は、前記光軸を挟んだ一方側及び/又はこの一方側と反対側の他方に配置し、且つ、前記絞りの開口部に対して進退可能に構成したことを特徴とする結像光学系である。
【0016】
また、第3の発明は、書画原稿や実体物などの資料を載置するための資料載置台と、
前記資料載置台の側部近傍の上方部位に設置され、且つ、前記資料載置台に載置した前記資料の画像光を斜めに取り込んで該資料の画像光を反射させるための非球面反射鏡と、
前記非球面反射鏡で反射された前記資料の画像光を光軸に対して斜め方向から前玉レンズ群に入射させて絞りの開口部を通して光量を調節した後に前記資料の画像光を後玉レンズ群から前記光軸に対して斜め方向に出射させると共に、前記前玉レンズ群と前記後玉レンズ群との間に設けた前記絞りの近傍に配置され、且つ、前記前玉レンズ群に入射した前記資料の画像光の光束中から不要光をカットするために前記絞りの開口部の一部を遮光する遮光手段を有する結像光学系と、
前記結像光学系で結像した前記資料の画像光を受光する撮像素子とを備えたことを特徴とする資料提示装置である。
【0017】
また、第4の発明は、上記した第3の発明の資料提示装置において、
前記結像光学系中の前記遮光手段は、前記光軸を挟んだ一方側及び/又はこの一方側と反対側の他方に配置し、且つ、前記絞りの開口部に対して進退可能に構成したことを特徴とする資料提示装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る結像光学系及び資料提示装置の一実施例を図1乃至図11を参照して項目順に詳細に説明する。
【0019】
<結像光学系>
図1は本発明に係る結像光学系を示した構成図、
図2は本発明に係る結像光学系において、第1,第2矩形状遮光板を動作させるための回路図、
図3は本発明に係る結像光学系において、第1,第2矩形状遮光板により絞りの開口部の面積の一部を遮光する状態を説明するために模式的に示した図であり、(a)は初期位置に至っている第1,第2矩形状遮光板が絞りから退避している状態を示し、(b)は第1矩形状遮光板を作動させた状態を示し、(c)は第2矩形状遮光板を作動させた状態を示し、(d)は第1,第2矩形状遮光板を作動させた状態を示した図である。
【0020】
図1に示した本発明に係る結像光学系1は、画像光を光軸Kに対して斜め方向から前玉レンズ群3Aに入射させて絞り5の開口部5aを通して光量を調節した後に前記画像光を後玉レンズ群3Bから前記光軸Kに対して斜め方向に出射させるものである。
【0021】
上記した結像光学系1は、原稿などの資料を読み取ってこの資料の画像光を撮像素子に結像させる資料提示装置とかイメージスキャナなどに適用可能であり、更に、液晶パネルなどに表示された画像光をスクリーン上に斜めに投射して拡大表示するプロジェクタなどにも適用可能である。以下に説明する実施例では、結像光学系1に入力した画像光の光束に対して出射する画像光の光束を狭めた場合について図示している。
【0022】
即ち、本発明に係る結像光学系1は、レンズ鏡筒2内で光入射側から光出射側に向かって前玉レンズ群3Aと、第1矩形状遮光板4Aと、第2矩形状遮光板4Bと、絞り5と、後玉レンズ群3Bとが順に設けられている。また、第1矩形状遮光板4A,第2矩形状遮光板4B,絞り5には、それぞれモータなどによる回転力を用いた駆動機構部4m1,4m2,5mが上記各構成部材と対応して連結されている。
【0023】
上記した各構成部材のうちで前玉レンズ群3Aと後玉レンズ群3Bは、それぞれそれぞれ形状の異なる複数のレンズで構成されている。
【0024】
そして、前玉レンズ群3Aと、絞り5と、後玉レンズ群3Bとにより、画像光を光軸Kに対して斜め方向から前玉レンズ群3Aに入射させて絞り5の開口部5aを通して光量を調節した後に前記画像光を後玉レンズ群3Bから前記光軸Kに対して斜め方向に出射させている。
【0025】
この際、後玉レンズ群3Bから出射した画像光の高さを表示する場合に、光軸Kの高さと同じ高さの像位置を像高0と表示し、且つ、光軸Kより図示上方の最大高さ位置を像高+1.0と表示し、且つ、光軸Kより図示下方の最低高さ位置を像高−1.0と表示すると、この実施例では後玉レンズ群3Bから出射した画像光の高さが像高0から像高+1.0の範囲になるので、光軸Kに対して斜め方向に出射されていることが明白である。
【0026】
また、前玉レンズ群3Aと後玉レンズ群3Bとの間に設けた絞り5は、駆動機構部5mと連結した複数の絞り羽根(図示せず)により開口部5aの面積を同心状の円形を略保ちながら連続的に可変することで、前玉レンズ群3Aに入射した画像光に対して所定の明るさを得るように光量を調節している。
【0027】
更に、絞り5の近傍には、本発明の要部となる遮光手段として第1,第2矩形状遮光板4A,4Bが矩形状の板などを用いて配置されており、ここでは第1矩形状遮光板4Aと第2矩形状遮光板4Bとが前玉レンズ群3Aと絞り5との間で光軸Kを挟んだ一方側(図示下方側)と、この一方と反対側の他方側(図示上方側)とにそれぞれ配置されている。尚、ここでの図示を省略するものの、第1,第2矩形状遮光板4A,4Bを絞り5と後玉レンズ群3Bとの間で光軸Kを挟んだ一方側(図示下方側)と、この一方と反対側の他方側(図示上方側)とにそれぞれ配置することも可能である。
【0028】
上記した第1,第2矩形状遮光板4A,4Bは、前玉レンズ群3Aに入射した画像光の光束中から不要光をカットするために絞り5の開口部5aの面積の一部を遮光するものであり、第1,第2矩形状遮光板4A,4Bは駆動機構部4m1,4m2に連結されて絞り5の開口部5aに対して進退可能になっている。この際、前玉レンズ群3Aに入射した画像光の光束中の不要光は、画像入射側において例えば照明用の外来光などによって入射した画像光の周辺で明るさの差を発生させる光などである。
【0029】
ここで、図2に示した如く、第1,第2矩形状遮光板4A,4Bを駆動させる場合には、手動で駆動させる方法と自動で駆動させる方法があり、いずれの場合も例えば結像光学系1から出射した画像光を不図示の撮像素子を介してモニタTV6などに表示して、モニタTV6の画面上に表示された中央下部領域6aと中央上部領域6bとの明るさの差を目視又は自動的に検出し、この明るさの差に応じて第1,第2矩形状遮光板4A,4Bを手動又は自動的に駆動させているが、これに限定されることなく、入射側での画像光の上下端部の明るさの差を検出しても良い。
【0030】
この実施例では、第1,第2矩形状遮光板4A,4Bを自動的に駆動させる場合に、モニタTV6の画面上に表示された中央下部領域6aと中央上部領域6bとの明るさの差を差動増幅器7により検出して、検出結果を閾値比較部8に入力している。そして、閾値比較部8では差動増幅器7で検出した値と、両領域6a,6b間での明るさの差を許容できる範囲内に予め設定した所定の閾値とを比較して比較結果を制御部9に知らせることで、制御部9は比較結果に応じて第1,第2矩形状遮光板4A,4Bに連結した駆動機構部4m1,4m2のいずれか一方又は両方を作動させて、両領域6a,6b間での明るさの差に応じてシェーディング補正を行っている。
【0031】
ここで、第1,第2矩形状遮光板4A,4Bの動作について図3(a)〜(d)を用いて具体的に説明する。
【0032】
まず、図3(a)に示した如く、第1,第2矩形状遮光板4A,4Bが初期位置に至っている時には、第1,第2矩形状遮光板4A,4Bが光軸Kを挟んだ上下で絞り5の開口部5aから退避している。勿論、この場合に第1,第2矩形状遮光板4A,4Bに連結した駆動機構部4m1,4m2は停止している。
【0033】
次に、図3(b)に示した如く、第1矩形状遮光板4Aと連結した駆動機構部4m1を作動させると、第1矩形状遮光板4Aが下方から上方に向かって移動して絞り5の開口部5a内の下部に進入するので、絞り5の開口部5aの下部が遮光されて開口部5aの形状が円形下部を欠落させた上向きD字型状となり、これにより、前玉レンズ群3Aに入射した画像光の光束のうちで下部側の不要光をカットすることができる。
【0034】
次に、図3(c)に示した如く、第2矩形状遮光板4Bと連結した駆動機構部4m2を作動させると、第2矩形状遮光板4Bが上方から下方に向かって移動して絞り5の開口部5a内の上部に進入するので、絞り5の開口部5aの上部が遮光されて開口部5aの形状が円形上部を欠落させた下向きD字型状となり、これにより、前玉レンズ群3Aに入射した画像光の光束のうちで上部側の不要光をカットすることができる。
【0035】
次に、図3(d)に示した如く、第1,第2矩形状遮光板4A,4Bと連結した駆動機構部4m1,4m2を作動させると、第1矩形状遮光板4Aが下方から絞り5の開口部5aの下部に進入すると共に、第2矩形状遮光板4Bが上方から絞り5の開口部5aの上部に進入するので、絞り5の開口部の形状が下部及び上部を欠落させた小判型状となり、これにより、前玉レンズ群3Aに入射した画像光の光束のうちで下部及び上部の不要光をカットすることができる。
【0036】
尚、上記した実施例では、絞り5の前後に第1,第2矩形状遮光板4A,4Bを配置した場合を説明したが、結像光学系1の使用形態によっては絞り5の近傍に第1,第2矩形状遮光板4A,4Bのうちでいずれか一方だけ配置する場合も有り得る。
【0037】
上記のように構成した本発明に係る結像光学系1によると、前玉レンズ群3Aと後玉レンズ群3Bとの間に設けた絞り5の近傍に、遮光手段となる第1矩形状遮光板4A及び/又は第2矩形状遮光板4Bを光軸K挟んで配置し、且つ、第1,第2矩形状遮光板4A,4Bを絞り5の開口部5aに対して進退可能に構成したため、前玉レンズ群3Aに入射した画像光の光束中から不要光をカットすることで、結像光学系1から出射する画像光に対してシェーディング補正を行うことができるので、結像光学系1の画質性能向上に寄与できる。
【0038】
<資料提示装置>
図4は本発明に係る資料提示装置の外観形状を示した斜視図、
図5(a),(b),(c)は本発明に係る資料提示装置を示した後面図,平面図,右側面図、
図6は本発明に係る資料提示装置において、筐体を取り外して内部構造を示した斜視図、
図7は本発明に係る資料提示装置において、非球面反射鏡,平面反射鏡,結像光学系,変倍光学系,撮像素子を示した斜視図、
図8は本発明に係る資料提示装置において、書画原稿の画像光を非球面反射鏡に斜めに取り込んで結像光学系側に反射させる動作を説明するために模式的に示した図、
図9は本発明に係る資料提示装置において、図8に示した結像光学系を拡大して示した構成図、
図10は本発明に係る資料提示装置において、図8に示した非球面反射鏡と結像光学系とによる非点収差を説明するために模式的に示した図、
図11は本発明に係る資料提示装置において、変倍光学系を説明するための斜視図である。
【0039】
図4及び図5(a)〜(c)並びに図6に示した本発明に係る資料提示装置10は、先に図1を用いて説明した本発明に係る結像光学係1の技術的思想を適用して、書画原稿や実体物などの資料15を読み取ってこの資料15の画像光を撮像素子61に結像させるように構成したものである。
【0040】
即ち、図4及び図5(a)〜(c)に示した如く、本発明に係る資料提示装置10では、箱状の筐体11がこの装置の外装を形成しており、且つ、筐体11内の底面11a上にこの装置10の基台となるベース台12が取り付けられている。また、ベース台12上に所定の高さに形成した4本の支柱13(図6,図11のみ図示)を介して資料載置台14がベース台12と略平行に取り付けられており、この資料載置台14は平坦な上面14aを筐体11の上面11bに高さを一致させた状態で露出しており、書画原稿や実体物などの資料15が上面14a上に載置可能になっている。この実施例では、資料載置台14のサイズは、資料15として例えばA4サイズ(縦×横=297mm×210mm)の書画原稿を載置できるようになっており、資料(以下、書画原稿と記す)15の長手方向を資料載置台14上のX軸方向(左右方向)、短手方向をY軸方向(奥行き方向)に向けて横置き可能に枠位置が図5及び図6に示したように表示されており、このA4サイズの枠内が撮影範囲に設定されている。
【0041】
また、筐体11の前面11c側には、この装置10を使用者が操作するために複数の操作ボタン(図示せず)を取り付けた操作パネル16が設けられている。尚、操作パネル16を筐体11の上面11b上で資料載置台14よりも左側又は右側のスペースに取り付けることも可能である。
【0042】
また、筐体11の後面11d側で左側面11eと右側面11fとの間には、アーチ状支持アーム11gが上面11bより上方に向かって一体的に掛け渡されている。そして、ベース台12上に設けた逆L状ステージ17の上方部位に非球面反射鏡18が取り付けらており、この非球面反射鏡18は上記したアーチ状支持アーム11gの左右方向の中央裏面側で筐体11の上面11b側に対向している。
【0043】
上記した非球面反射鏡18は本発明の要部の一部を構成するものであり、この非球面反射鏡18を資料載置台14の長手方向中央部位で且つ資料載置台14の後部近傍の上方部位に設けることで、非球面反射鏡18が資料載置台14の上方部位を殆ど遮らないので、資料載置台14に書画原稿15を容易に載置することができると共に使用者の視界も遮ることがない。尚、非球面反射鏡18を資料載置台14の左側部近傍の上方部位又は右側部近傍の上方部位に設けることも可能である。
【0044】
また、筐体11のアーチ状支持アーム11gには、非球面反射鏡18を挟んだ左右にLEDアレイからなる一対の照明用光源19,19が資料載置台14の前方に向かって取り付けられている。この際、一対の照明用光源19,19は、多数のLED(発光素子)が行列して配置され、各LEDに設けた各集光レンズにより資料載置台14上に載置した書画原稿15に対して明るく照明している。
【0045】
そして、筐体11の底面11aから上面11bまでの高さH1は40mm前後に設定され、且つ、上面11bからアーチ状支持アーム11gの天面11g1までの高さH2が70mm前後に設定されているために、装置10の全体高さH(=H1+H2)は110mm前後に低く押さえられて、装置10の小型化が図られている。
【0046】
更に、筐体11の上面11b上で筐体11の後面11d側に設けた非球面反射鏡18と対向する部位に貫通孔11b1が略矩形状に穿設されている。そして、筐体11の上面11bに穿設した貫通孔11b1は、資料載置台14上に載置された書画原稿(資料)15の画像光を非球面反射鏡18に斜めに取り込んだ後、非球面反射鏡18で反射された書画原稿15の画像光を、後述するように、資料載置台14より下方で筐体11の内部に設けた平面反射鏡21,結像光学系40,変倍光学系50,撮像素子61に順に導くための光路形成用の孔である。
【0047】
即ち、図6及び図7に示した如く、ベース台12上に固定した傾斜ステージ20の45°傾斜面20aには、平面反射鏡21がベース台12及び資料載置台14に対して45°傾斜して取り付けられており、且つ、平面反射鏡21はこれより上方に設置した非球面反射鏡18と対向して配置されている。そして、上記した平面反射鏡21は、非球面反射鏡18で反射された書画原稿15の画像光の光路をベース台12及び資料載置台14と略平行な方向に方向変換させて、下記する結像光学系40に導くためのものである。
【0048】
この際、結像光学系40をベース台12と資料載置台14との間でベース台12及び資料載置台14に対して略水平(略平行)に取り付けることで装置10の全体高さHを低く押さえることができる。
【0049】
尚、図8に示したように、結像光学系40をベース台12及び資料載置台14に対して略垂直に支持した場合には、装置10の全体高さHが高くなるものの、この場合には平面反射鏡21を設けることなく、非球面反射鏡18で反射された書画原稿15の画像光を結像光学系40に直接導くことも可能である。
【0050】
次に、ベース台12上に固定したL字状ステージ22には、本発明の要部の一部を構成する結像光学系40がベース台12及び資料載置台14に対して略平行に取り付けられており、且つ、結像光学系40はこれより前方に設置した平面反射鏡21と対向して配置されている。
【0051】
上記した結像光学系40は、先に図1を用いて説明した結像光学系1の技術的思想を適用しており、この結像光学系40は、図8に示したように、非球面反射鏡18で反射された資料の画像光を光軸K1に対して斜め方向から前玉レンズ群42Aに入射させて絞り44の開口部44aを通して光量を調節した後に前記画像光を後玉レンズ群42Bから前記光軸K1に対して斜め方向に出射させているものである。
【0052】
尚、図8では、説明の都合上、光路方向変換用の平面反射鏡21を除いており、非球面反射鏡18で反射された書画原稿15の画像光を結像光学系40に直接入射させた場合を示している。
【0053】
そして、図8では、資料載置台14の後部近傍の上方部位に非球面反射鏡18が設けられており、この非球面反射鏡18はベース台12及び資料載置台14に対して略垂直な光軸K1を中心として360°の範囲に亘って形成した非球面鏡の一部を実線で示したように切り欠いて、この切り欠き部位の下方の面に反射膜を成膜したものである。また、非球面反射鏡18と対向する結像光学系40の光軸は、非球面反射鏡18の光軸K1と一致させている。更に、撮像素子61の光軸K2は非球面反射鏡18及び結像光学系40の光軸K1よりも僅かに筐体11の後面11d(図4,図5)側に変位して設定されている。
【0054】
ここで、上記した結像光学系40は、図9に拡大して示したように、レンズ鏡筒41内で光入射側(非球面反射鏡側)から光出射側(撮像素子側)に向かって前玉レンズ群42Aと、第1矩形状遮光板43Aと、第2矩形状遮光板43Bと、絞り44と、後玉レンズ群42Bとが順に設けられている。また、第1矩形状遮光板43A,第2矩形状遮光板43B,絞り44には、それぞれモータなどによる回転力を用いた駆動機構部43m1,43m2,44mが上記各構成部材と対応して連結されている。
【0055】
上記した各構成部材のうちで前玉レンズ群42Aと後玉レンズ群42Bは、それぞれそれぞれ形状の異なる複数のレンズで構成されており、ここでは両レンズ群42A,42Bを合わせて計8枚のレンズが所定の位置に配置されており、8枚のレンズの各面による合計16面のうちで3面が非球面に形成されている。
【0056】
そして、前玉レンズ群42Aと、絞り44と、後玉レンズ群42Bとにより、画像光を光軸K1に対して斜め方向から前玉レンズ群42Aに入射させて絞り44の開口部44aを通して光量を調節した後に前記画像光を後玉レンズ群42Bから前記光軸K1に対して斜め方向に出射させている。
【0057】
また、前玉レンズ群42Aと後玉レンズ群42Bとの間に設けた絞り44は、駆動機構部44mと連結した複数の絞り羽根(図示せず)により開口部44aの面積を同心状の円形を略保ちながら連続的に可変することで、前玉レンズ群42Aに入射した資料の画像光に対して所定の明るさを得るように光量を調節している。
【0058】
更に、絞り44の近傍には、遮光手段として第1,第2矩形状遮光板43A,43Bが矩形状の板などを用いて配置されており、ここでは第1矩形状遮光板43Aと第2矩形状遮光板43Bとが前玉レンズ群42Aと絞り44との間で光軸K1を挟んだ一方側(図示下方側)と、この一方と反対側の他方側(図示上方側)とにそれぞれ配置されている。尚、ここでの図示を省略するものの、第1,第2矩形状遮光板43A,43Bを絞り44と後玉レンズ群42Bとの間で光軸K1を挟んだ一方側(図示下方側)と、この一方と反対側の他方側(図示上方側)とにそれぞれ配置することも可能である。
【0059】
上記した第1,第2矩形状遮光板43A,43Bは、前玉レンズ群42Aに入射した資料の画像光の光束中から不要光をカットするために絞り44の開口部44aの面積の一部を遮光するものであり、第1,第2矩形状遮光板43A,44Bは駆動機構部43m1,43m2に連結されて絞り44の開口部44aに対して進退可能になっている。この際、前玉レンズ群42Aに入射した資料の画像光の光束中の不要光は、例えば一対の照明用光源19,19(図1)からの照明光などによって入射した画像光の周辺で明るさの差を発生させる光などである。
【0060】
より具体的には、図8に示したように、前玉レンズ群42Aに入射した資料の画像光の光束中の不要光は、筐体11の前面11c側に位置した書書画原稿15の前端部15aから出る最外側の画像光Loutと、筐体11の後面11d側に位置した書画原稿15の後端部15bから出る最内側の画像光Linとの明るさの差を発生させる光などであり、ここでの明るさの差が予め設定した所定の閾値内に納まるように第1,第2矩形状遮光板43A,44Bに連結した駆動機構部43m1,43m2のいずれか一方又は両方を作動させて、両画像光領域Lout,Lin間での明るさの差に応じて結像光学系40から出射する画像光に対してシェーディング補正を行っている。
【0061】
ここで、図8に示した状態で資料載置台14上に載置した書画原稿15の画像光を非球面反射鏡18,結像光学系40を介して撮像素子61に取り込む際に、筐体11の前面11c側に位置した書画原稿15の前端部15aから出る最外側の画像光Loutは、図示右上方に設置した非球面反射鏡18の先端部位に向かって斜めに入射し、且つ、この非球面反射鏡18で反射されて結像光学系40に斜めに入射しており、最外側の画像光Loutが非球面反射鏡18,結像光学系40を順に経由して撮像素子61に至るまでの光路長は最長になっている。
【0062】
一方、筐体11の後面11d側に位置した書画原稿15の後端部15bから出る最内側の画像光Linは、非球面反射鏡18の後端部位に向かって斜めに入射し、且つ、この非球面反射鏡18で反射されて結像光学系40に斜めに入射しており、最内側の画像光Linが非球面反射鏡18,結像光学系40を順に経由して撮像素子61に至るまでの光路長は最短になっている。
【0063】
勿論、最外側の画像光Loutと最内側の画像光Linとの間の各画像光が非球面反射鏡18,結像光学系40を順に経由して撮像素子61に至るまでの各光路長は、最外側から最内側に向かって徐々に短くなっている。
【0064】
従って、書画原稿15の各画像光が撮像素子61に至るまでの各光路長が異なる場合に、撮像素子61上でピンぼけなく且つ台形歪みなく光学的に鮮明に結像させるためには、最外側の画像光Loutの光路長と最内側の画像光Linの光路長との差分以上の被写界深度を設定する必要があると共に、各画像光の各光路長に合わせて被写界深度を非球面反射鏡18と結像光学系40内に設けた前玉レンズ群42A及び後玉レンズ群42B中の8枚のレンズのうち3面の非球面とで協働して調整している。
【0065】
これを言い換えると、図10に示した如く、非球面反射鏡18と結像光学系40は、レンズの非点収差を積極的に利用している。この非点収差は、光学系の軸外物点から出た光線束による軸外像点が一点に集まらず、且つ、サジタル像点及びメリジオナル像点が現われる収差である。
【0066】
上記した結像光学系40は、軸外像点のサジタル像点及びメリジオナル像点を一点に集めるために、サジタル物点及びメリジオナル物点が光軸方向に大きくずれた非点収差を持つ光学系としている。ここで、物点から非球面反射鏡18に斜めに取り込まれた光線束は、非球面反射鏡18で反射した後に結像光学系40で非点収差なく結象するために、非球面反射鏡18で反射する際に結像光学系40が持つ非点収差を相殺するべく非点収差を発生させている。従って物点〜非球面反射鏡18〜結像光学系40〜像点に至る光路においては非点収差が補正され、また他の収差を同時に補正し良好な結像を得るものである。
【0067】
次に、図11に示した如く、ベース台12上に設けた2軸移動型ステージ23には、変倍光学系50がこれより前方に配置した結像光学系40の光軸K1に対して直交する面内を移動可能に設けられている。
【0068】
即ち、ベース台12の後面側から2軸移動型ステージ23を見た場合、この2軸移動型ステージ23は、ベース台12上に第1モータ24がブラケット25を介してY軸方向に向かって取り付けられ、且つ、この第1モータ24の軸に固着した第1ウォーム26がY軸ステージ27に螺合し、且つ、Y軸ステージ27が一対のY軸方向案内手段28,28に案内されているために、第1モータ24を駆動させることでY軸ステージ27がY軸方向(前後方向)に移動自在になっている。
【0069】
また、2軸移動型ステージ23は、Y軸ステージ27上に第2モータ29がZ軸方向に向かって取り付けられ、且つ、この第2モータ29の軸に固着した第2ウォーム30がZ軸ステージ31に螺合し、且つ、Z軸ステージ31が一対のZ軸方向案内手段32,32に案内されているために、第2モータ29を駆動させることでZ軸ステージ31がZ軸方向(上下方向)に移動自在になっている。
【0070】
尚、Y軸ステージ27及びZ軸ステージ31をY軸方向及びZ軸方向にそれぞれ変位させるための駆動源として、第1,第2モータ24,29を用いることなく、周知の積層型圧電素子(図示せず)などを用いることも可能である。
【0071】
そして、略コ字状に形成したZ軸ステージ31に変倍光学系50が取り付けられることにより、変倍光学系50がY軸方向及びZ軸方向に移動自在となり、言い換えると、変倍光学系50が結像光学系40の光軸K1に対して直交する面内を移動自在となるので、変倍光学系50の光軸K2も結像光学系40の光軸K1と略平行にこの光軸K1に対して直交する面内を移動する。
【0072】
これにより、資料載置台14に載置された書画原稿15の画像光を非球面反射鏡18に斜めに取り込んで、ここで反射された書画原稿15の画像光を平面反射鏡21を介して結像光学系40に斜めに入射させて結像光学系40によりピンぼけなく且つ台形歪みなく光学的に鮮明に中間画像を結像させた時に、変倍光学系50は中間画像に対して略平行に移動すると共に、中間画像中の所望の範囲内を光学的に所望の倍率で変倍して再結像させ、光学的に変倍された資料の画像光を図7に示したようにレンズ鏡筒51に撮像素子支持部材60を介して取り付けた撮像素子61で受光している。
【0073】
尚、資料載置台14に載置された書画原稿15の画像光を非球面反射鏡18に斜めに取り込んで、ここで反射された書画原稿15の画像光を結像光学系40に斜めに直接入射させて結像光学系40により中間画像を結像させる時には、変倍光学系50を資料載置台14と略平行なX軸方向及びY軸方向に移動させることで、変倍光学系50が結像光学系40の光軸K1に対して直交する面内を移動自在となる。
【0074】
上記のように構成した本発明に係る資料提示装置結10によると、資料載置台14の側部近傍の上方部位に非球面反射鏡18を設置したため、資料載置台14上に載置にした書画原稿や実体物などの資料15の画像光を使用者の視界を遮ることなく非球面反射鏡18で取り込み、この後、非球面反射鏡18で反射した資料の画像光を結像光学系40を経てピンぼけなく且つ台形歪みなく鮮明に撮像素子61に受光することができ、更に、結像光学系40内で前玉レンズ群42Aと後玉レンズ群42Bとの間に設けた絞り44の近傍に、遮光手段となる第1矩形状遮光板43A及び/又は第2矩形状遮光板43Bを光軸K1挟んで配置し、且つ、第1,第2矩形状遮光板43A,43Bを絞り44の開口部44aに対して進退可能に構成したため、前玉レンズ群42Aに入射した資料の画像光の光束中から不要光をカットすることで、結像光学系40から出射する資料の画像光に対してシェーディング補正を行うことができるので、結像光学系40の画質性能向上に寄与できる。
【0075】
【発明の効果】
以上詳述した本発明に係る結像光学系によると、とくに、前玉レンズ群と後玉レンズ群との間に設けた絞りの近傍に、遮光手段を光軸挟んだ一方側及び/又はこの一方側と反対側の他方に配置し、且つ、前記絞りの開口部に対して進退可能に構成したため、前玉レンズ群に入射した画像光の光束中から不要光をカットすることで、結像光学系から出射する画像光に対してシェーディング補正を行うことができるので、結像光学系の画質性能向上に寄与できる。
【0076】
また、本発明に係る資料提示装置によると、とくに、資料載置台の側部近傍の上方部位に非球面反射鏡を設置したため、資料載置台上に載置にした書画原稿や実体物などの資料の画像光を使用者の視界を遮ることなく非球面反射鏡で取り込み、この後、非球面反射鏡で反射した資料の画像光を結像光学系を経てピンぼけなく且つ台形歪みなく鮮明に撮像素子に受光することができ、更に、結像光学系内で前玉レンズ群と後玉レンズ群との間に設けた絞りの近傍に、遮光手段を光軸挟んだ一方側及び/又はこの一方側と反対側の他方に配置し、且つ、前記絞りの開口部に対して進退可能に構成したため、前玉レンズ群に入射した資料の画像光の光束中から不要光をカットすることで、結像光学系から出射する資料の画像光に対してシェーディング補正を行うことができるので、結像光学系の画質性能向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る結像光学系を示した構成図である。
【図2】本発明に係る結像光学系において、第1,第2矩形状遮光板を動作させるための回路図である。
【図3】本発明に係る結像光学系において、第1,第2矩形状遮光板により絞りの開口部の面積の一部を遮光する状態を説明するために模式的に示した図であり、(a)は初期位置に至っている第1,第2矩形状遮光板が絞りから退避している状態を示し、(b)は第1矩形状遮光板を作動させた状態を示し、(c)は第2矩形状遮光板を作動させた状態を示し、(d)は第1,第2矩形状遮光板を作動させた状態を示した図である。
【図4】本発明に係る資料提示装置の外観形状を示した斜視図である。
【図5】(a),(b),(c)は本発明に係る資料提示装置を示した後面図,平面図,右側面図である。
【図6】本発明に係る資料提示装置において、筐体を取り外して内部構造を示した斜視図である。
【図7】本発明に係る資料提示装置において、非球面反射鏡,平面反射鏡,結像光学系,変倍光学系,撮像素子を示した斜視図である。
【図8】本発明に係る資料提示装置において、書画原稿の画像光を非球面反射鏡に斜めに取り込んで結像光学系側に反射させる動作を説明するために模式的に示した図である。
【図9】本発明に係る資料提示装置において、図8に示した結像光学系を拡大して示した構成図である。
【図10】本発明に係る資料提示装置において、図8に示した非球面反射鏡と結像光学系とによる非点収差を説明するために模式的に示した図である。
【図11】本発明に係る資料提示装置において、変倍光学系を説明するための斜視図である。
【図12】従来の結像光学系を説明するための図であり、(a)は結像光学系内に設けた絞りを原稿部材に対して平行に配置した場合を示し、(b)は結像光学系内に設けた絞りを原稿部材に対して傾けて配置した場合を示した図である。
【符号の説明】
1…結像光学系、
2…レンズ鏡筒、3A…前玉レンズ群、3B…後玉レンズ群、
4A…第1矩形状遮光板、4B…第2矩形状遮光板、
4m1,4m2…第1,第2矩形状遮光板の駆動機構部、
5…絞り、5a…開口部、5m…絞りの駆動機構部、
10…資料提示装置、
11…筐体、12…ベース台、13…支柱、
14…資料載置台、15…資料(書画原稿や実体物)、
16…操作パネル、16a…ズーム釦、
17…逆L状ステージ、18…非球面反射鏡、19…照明用光源、
20…傾斜ステージ、21…平面反射鏡、
22…L字状ステージ、23…2軸移動型ステージ、
40…結像光学系、
41…レンズ鏡筒、42A…前玉レンズ群、42B…後玉レンズ群、
43A…第1矩形状遮光板、43B…第2矩形状遮光板、
43m1,43m2…第1,第2矩形状遮光板の駆動機構部、
44…絞り、44a…開口部、44m…絞りの駆動機構部、
50…変倍光学系、61…撮像素子、
K…結像光学系1の光軸、K1…結像光学系40の光軸、
K2…撮像素子の光軸。

Claims (4)

  1. 画像光を光軸に対して斜め方向から前玉レンズ群に入射させて絞りの開口部を通して光量を調節した後に前記画像光を後玉レンズ群から前記光軸に対して斜め方向に出射させる結像光学系において、
    前記前玉レンズ群と前記後玉レンズ群との間に設けた前記絞りの近傍に配置され、且つ、前記前玉レンズ群に入射した前記画像光の光束中から不要光をカットするために前記絞りの開口部の一部を遮光する遮光手段とを備えたことを特徴とする結像光学系。
  2. 請求項1記載の結像光学系において、
    前記遮光手段は、前記光軸を挟んだ一方側及び/又はこの一方側と反対側の他方に配置し、且つ、前記絞りの開口部に対して進退可能に構成したことを特徴とする結像光学系。
  3. 書画原稿や実体物などの資料を載置するための資料載置台と、
    前記資料載置台の側部近傍の上方部位に設置され、且つ、前記資料載置台に載置した前記資料の画像光を斜めに取り込んで該資料の画像光を反射させるための非球面反射鏡と、
    前記非球面反射鏡で反射された前記資料の画像光を光軸に対して斜め方向から前玉レンズ群に入射させて絞りの開口部を通して光量を調節した後に前記資料の画像光を後玉レンズ群から前記光軸に対して斜め方向に出射させると共に、前記前玉レンズ群と前記後玉レンズ群との間に設けた前記絞りの近傍に配置され、且つ、前記前玉レンズ群に入射した前記資料の画像光の光束中から不要光をカットするために前記絞りの開口部の一部を遮光する遮光手段を有する結像光学系と、
    前記結像光学系で結像した前記資料の画像光を受光する撮像素子とを備えたことを特徴とする資料提示装置。
  4. 請求項3記載の資料提示装置において、
    前記結像光学系中の前記遮光手段は、前記光軸を挟んだ一方側及び/又はこの一方側と反対側の他方に配置し、且つ、前記絞りの開口部に対して進退可能に構成したことを特徴とする資料提示装置。
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