JP2004156681A - 弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】金属製の摺動ロッド21と環状パッキン24との間の摺動摩擦抵抗を小さくする。
【解決手段】弾性弁座18を有するケーシング4と、このケーシング4に弾性弁座18の中心と中心を一致させるようにして形成された貫通孔22に嵌められた金属製の摺動ロッド21と、この摺動ロッド21に設けられていて、弾性弁座18に対して進退自在となされた弁体31と、前記貫通孔22の内周面に形成されたパッキン室23に収納された環状パッキン24とを有する弁において、前記摺動ロッド21の外周面に、環状パッキン24に摺接する合成樹脂製スリーブ29が嵌め止められている。
【選択図】 図1
【解決手段】弾性弁座18を有するケーシング4と、このケーシング4に弾性弁座18の中心と中心を一致させるようにして形成された貫通孔22に嵌められた金属製の摺動ロッド21と、この摺動ロッド21に設けられていて、弾性弁座18に対して進退自在となされた弁体31と、前記貫通孔22の内周面に形成されたパッキン室23に収納された環状パッキン24とを有する弁において、前記摺動ロッド21の外周面に、環状パッキン24に摺接する合成樹脂製スリーブ29が嵌め止められている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の弁として以下の如きものは知られている。
弁座を有するケーシングと、このケーシングに弁座の中心と中心を一致させるようにして形成された貫通孔に嵌められた金属製の摺動ロッドと、この摺動ロッドに設けられていて、弁座に対して進退自在となされた弁体と、前記貫通孔の内周面に形成されたパッキン室に収納された環状パッキンとを有するものは知られている。
【0003】
【従来技術の欠点】
前記従来の弁には以下の如き欠点があった。
金属製の摺動ロッドと環状パッキンとの間の摺動摩擦抵抗が大きく、両者の間に潤滑油を常時供給しなければならないという欠点があった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】
本発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。
▲1▼請求項1の発明は、弁座を有するケーシングと、このケーシングに弁座の中心と中心を一致させるようにして形成された貫通孔に嵌められた金属製の摺動ロッドと、この摺動ロッドに設けられていて、弁座に対して進退自在となされた弁体と、前記貫通孔の内周面に形成されたパッキン室に収納された環状パッキンとを有する弁において、前記摺動ロッドの外周面に、環状パッキンに摺接する合成樹脂製スリーブが嵌め止められているものである。
▲2▼請求項2の発明は、前記合成樹脂製スリーブが、摺動ロッドの外径より大きな内径を有する、熱収縮前の合成樹脂製スリーブ素材を摺動ロッドに嵌めた後、それを熱収縮させて摺動ロッドに密接嵌合させられたものである請求項1記載のものである。
【0005】
【発明の効果】
本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏する。
▲1▼請求項1の発明によれば、合成樹脂製スリーブと環状パッキンとの摺動摩擦抵抗が小さいので、弁を無潤滑で長期に亙って使用することが出来る。
▲2▼請求項2の発明によれば、摺動ロッドへの、合成樹脂製スリーブの取り付けが簡単であり、他方、合成樹脂製スリーブが破損した場合でも、その取り外しを極めて簡単に行なうことが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
なお、この説明において、前とは図1紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図1左側を、右とは同図右側をいう。
【0007】
弁1は、中央ケーシング3、上部ケーシング4及び下部ケーシング5を有している。
【0008】
前記中央ケーシング3は、左側の第1開口7、上側の第2開口8及び下側の第3開口9を有する直方体状のものである。
前記上部ケーシング4は、左側の第1開口12及び下側の第2開口13を有する直方体状のものである。
【0009】
前記中央ケーシング3の第2開口8と上部ケーシング4の第2開口13とが相互に重なるようになされ、これら開口の内周面に環状の段落ち部16が形成され、これら段落ち部16にスリーブ17と弾性弁座18とが、弾性弁座18が下側に位置するようにして嵌められている。そして、後で詳述する手段により中央ケーシング3と上部ケーシング4とを密接・連結することにより、スリーブ17と弾性弁座18とが相互に対向する、段落ち部16の水平面16aで挟持されるようになされている。また、スリーブ17の外周面に対向する中央ケーシング3と上部ケーシング4との突合せ部にパッキン室19が形成され、このパッキン室19に環状パッキン20が収納されている。このような構成により、弾性弁座18と環状パッキン20とにより中央ケーシング3と上部ケーシング4との接合面からの流体の漏れを防止することが出来る。
【0010】
前記上部ケーシング4の、第2開口13に対向する部分に貫通孔22が形成され、この貫通孔22に金属製の摺動ロッド21が上下動自在に嵌められている。前記貫通孔20の内周面にパッキン室23が形成され、このパッキン室23に弾性を有する環状パッキン24が収納されている。そして、環状パッキン24がパッキン室23から脱出しないようにパッキン室23は蓋25によって閉塞されている。この蓋25には環状壁26が設けられ、蓋25と環状壁26とにより環状壁26の内側に上面開放の潤滑油室27が形成されている。この潤滑油室27には潤滑油又は潤滑油が含浸されたフェルト等が入れられる。
【0011】
前記摺動ロッド21には、四フッ化エチレン樹脂(商品名「テフロン」)、シリコン樹脂、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂製スリーブ(長さ「L」)29が嵌め止められている。前記合成樹脂製スリーブ29を摺動ロッド21に嵌め止める方法としては、摺動ロッド21の外径より大きな内径を有する、熱収縮前の合成樹脂製スリーブ素材を摺動ロッド21に嵌めた後、それを熱収縮させて摺動ロッド21に密接嵌合する方法が好適であるが、それに限定されない。なお、合成樹脂製スリーブ29の厚みは任意である。
【0012】
前記弾性弁座18に対向するようにして(中央ケーシング3内に位置するようにして)、摺動ロッド21の下端に弁体31が取り付けられている。このような構成により、弁体31を上下動させて弾性弁座18を開閉することが出来る。なお、弁体31が弾性弁座18に当接可能なように弁体31の外径は弾性弁座18の内径より大きくなされ、それに伴って、弾性弁座18は、中央ケーシング3側において段落ち部16の水平面16aより内側にはみ出したかたちとなっている。
【0013】
前記摺動ロッド21の上端は流体圧シリンダ32のロッド33に連結されている。前記流体圧シリンダ32の本体は後述する手段により蓋25に立設された支柱35に取り付けられている。
【0014】
前記下部ケーシング5は、右側の第1開口37及び上側の第2開口38を有する直方体状のものである。
【0015】
前記下部ケーシング5の第2開口38と中央ケーシング3の第3開口9とが相互に重なるようになされている。下部ケーシング5の第2開口38と中央ケーシング3の第3開口9との近傍の構造は、中央ケーシング3の第2開口8と上部ケーシング4の第2開口13とのそれと同様であるので説明は省略する。なお、下側に移動した弁体31が第2開口38に位置する弾性弁座18に当接するようになされていることはいうまでもない。
【0016】
以下に中央ケーシング3、上部ケーシング4、下部ケーシング5、蓋25及び流体圧シリンダ32の本体の連結構造について説明する。
図3に示すごとく、下部ケーシング5の前部左右部及び後部左右部各々に、ねじ孔42が形成され、これらねじ孔42に連結ロッド43の下部の雄ねじ部44がねじ嵌められ、これら連結ロッド43に、中央ケーシング3及び上部ケーシング4に形成された上下方向に貫通する貫通孔45を利用して中央ケーシング3及び上部ケーシング4が嵌められ、更に、蓋25に形成された貫通孔46を利用して蓋25が嵌められ、対角位置に位置する2本の連結ロッド43の上部の雄ねじ部47にナット48がねじ嵌められている。
【0017】
前記ナット48がねじ嵌められていない残りの2本の連結ロッド43の雄ねじ部47に支柱35の下端の雌ねじ部50がねじ嵌められ、これら支柱35の上端の雌ねじ部51に、流体圧シリンダ32の本体に形成された上下方向に貫通する貫通孔52を通じて、ボルト53が流体圧シリンダ32の本体の上方からねじ嵌められている。
【0018】
中央ケーシング3の第1開口7を入口とすれば、上部ケーシング4の第1開口12及び下部ケーシング5の第1開口37が出口となり、中央ケーシング3の第1開口7を出口とすれば、上部ケーシング4の第1開口12及び下部ケーシング5の第1開口37が入口となる。
【0019】
【変形例等】
以下に変形例等について説明を加える。
(1)弁1のケーシングは一体ものであってもよい。
(2)弁1は2ポート弁であってもよい。
(3)潤滑油室27は安全サイドで設けられたものである。
【0020】
【実施の形態に内在する技術】
実施の形態には以下の技術が内在している。
内在技術は、2つの開口を有する第1ケーシングと2つの開口を有する第2ケーシングとを有し、第1ケーシングの1つの開口と第2ケーシングの1つの開口とを重ね合わせるようにして第1ケーシングと第2ケーシングとが連結され、相互に重なる開口の内周面に環状の段落ち部が形成され、これら段落ち部にスリーブと弾性弁座とが嵌められると共にスリーブと弾性弁座とが相互に対向する段落ち部の水平面で挟持されるようになされ、また、スリーブの外周面に対向する両ケーシングの突合せ部にパッキン室が形成され、このパッキン室に環状パッキンが収納され、前記弾性弁座に対して進退自在な弁体が、相互に重なる開口に対向する、いずれかのケーシングの部分に形成された貫通孔に摺動自在に嵌められた摺動ロッドに設けられている弁である。
【0021】
【内在技術の利点等】
内在技術は前記した如き構成によって以下の如き利点を有する。
内在技術によれば、第1ケーシングと第2ケーシングとの連結と同時に、弾性弁座とスリーブの外周面に対向するパッキン室に収納された環状パッキンとにより、即ち、簡単な構造により第1ケーシングと第2ケーシングとの接合面からの液体の漏れを防止することが出来る。
逆に云えば、内在技術は、簡単な構造により第1ケーシングと第2ケーシングとの接合面からの液体の漏れを防止することが出来るユニット弁を提供することを目的とするものと云える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【符号の説明】
1 弁
3 中央ケーシング
4 上部ケーシング
18 弾性弁座
21 摺動ロッド
22 貫通孔
23 パッキン室
24 環状パッキン
29 合成樹脂製スリーブ
【発明の属する技術分野】
本発明は弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の弁として以下の如きものは知られている。
弁座を有するケーシングと、このケーシングに弁座の中心と中心を一致させるようにして形成された貫通孔に嵌められた金属製の摺動ロッドと、この摺動ロッドに設けられていて、弁座に対して進退自在となされた弁体と、前記貫通孔の内周面に形成されたパッキン室に収納された環状パッキンとを有するものは知られている。
【0003】
【従来技術の欠点】
前記従来の弁には以下の如き欠点があった。
金属製の摺動ロッドと環状パッキンとの間の摺動摩擦抵抗が大きく、両者の間に潤滑油を常時供給しなければならないという欠点があった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】
本発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。
▲1▼請求項1の発明は、弁座を有するケーシングと、このケーシングに弁座の中心と中心を一致させるようにして形成された貫通孔に嵌められた金属製の摺動ロッドと、この摺動ロッドに設けられていて、弁座に対して進退自在となされた弁体と、前記貫通孔の内周面に形成されたパッキン室に収納された環状パッキンとを有する弁において、前記摺動ロッドの外周面に、環状パッキンに摺接する合成樹脂製スリーブが嵌め止められているものである。
▲2▼請求項2の発明は、前記合成樹脂製スリーブが、摺動ロッドの外径より大きな内径を有する、熱収縮前の合成樹脂製スリーブ素材を摺動ロッドに嵌めた後、それを熱収縮させて摺動ロッドに密接嵌合させられたものである請求項1記載のものである。
【0005】
【発明の効果】
本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏する。
▲1▼請求項1の発明によれば、合成樹脂製スリーブと環状パッキンとの摺動摩擦抵抗が小さいので、弁を無潤滑で長期に亙って使用することが出来る。
▲2▼請求項2の発明によれば、摺動ロッドへの、合成樹脂製スリーブの取り付けが簡単であり、他方、合成樹脂製スリーブが破損した場合でも、その取り外しを極めて簡単に行なうことが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明する。
なお、この説明において、前とは図1紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図1左側を、右とは同図右側をいう。
【0007】
弁1は、中央ケーシング3、上部ケーシング4及び下部ケーシング5を有している。
【0008】
前記中央ケーシング3は、左側の第1開口7、上側の第2開口8及び下側の第3開口9を有する直方体状のものである。
前記上部ケーシング4は、左側の第1開口12及び下側の第2開口13を有する直方体状のものである。
【0009】
前記中央ケーシング3の第2開口8と上部ケーシング4の第2開口13とが相互に重なるようになされ、これら開口の内周面に環状の段落ち部16が形成され、これら段落ち部16にスリーブ17と弾性弁座18とが、弾性弁座18が下側に位置するようにして嵌められている。そして、後で詳述する手段により中央ケーシング3と上部ケーシング4とを密接・連結することにより、スリーブ17と弾性弁座18とが相互に対向する、段落ち部16の水平面16aで挟持されるようになされている。また、スリーブ17の外周面に対向する中央ケーシング3と上部ケーシング4との突合せ部にパッキン室19が形成され、このパッキン室19に環状パッキン20が収納されている。このような構成により、弾性弁座18と環状パッキン20とにより中央ケーシング3と上部ケーシング4との接合面からの流体の漏れを防止することが出来る。
【0010】
前記上部ケーシング4の、第2開口13に対向する部分に貫通孔22が形成され、この貫通孔22に金属製の摺動ロッド21が上下動自在に嵌められている。前記貫通孔20の内周面にパッキン室23が形成され、このパッキン室23に弾性を有する環状パッキン24が収納されている。そして、環状パッキン24がパッキン室23から脱出しないようにパッキン室23は蓋25によって閉塞されている。この蓋25には環状壁26が設けられ、蓋25と環状壁26とにより環状壁26の内側に上面開放の潤滑油室27が形成されている。この潤滑油室27には潤滑油又は潤滑油が含浸されたフェルト等が入れられる。
【0011】
前記摺動ロッド21には、四フッ化エチレン樹脂(商品名「テフロン」)、シリコン樹脂、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂製スリーブ(長さ「L」)29が嵌め止められている。前記合成樹脂製スリーブ29を摺動ロッド21に嵌め止める方法としては、摺動ロッド21の外径より大きな内径を有する、熱収縮前の合成樹脂製スリーブ素材を摺動ロッド21に嵌めた後、それを熱収縮させて摺動ロッド21に密接嵌合する方法が好適であるが、それに限定されない。なお、合成樹脂製スリーブ29の厚みは任意である。
【0012】
前記弾性弁座18に対向するようにして(中央ケーシング3内に位置するようにして)、摺動ロッド21の下端に弁体31が取り付けられている。このような構成により、弁体31を上下動させて弾性弁座18を開閉することが出来る。なお、弁体31が弾性弁座18に当接可能なように弁体31の外径は弾性弁座18の内径より大きくなされ、それに伴って、弾性弁座18は、中央ケーシング3側において段落ち部16の水平面16aより内側にはみ出したかたちとなっている。
【0013】
前記摺動ロッド21の上端は流体圧シリンダ32のロッド33に連結されている。前記流体圧シリンダ32の本体は後述する手段により蓋25に立設された支柱35に取り付けられている。
【0014】
前記下部ケーシング5は、右側の第1開口37及び上側の第2開口38を有する直方体状のものである。
【0015】
前記下部ケーシング5の第2開口38と中央ケーシング3の第3開口9とが相互に重なるようになされている。下部ケーシング5の第2開口38と中央ケーシング3の第3開口9との近傍の構造は、中央ケーシング3の第2開口8と上部ケーシング4の第2開口13とのそれと同様であるので説明は省略する。なお、下側に移動した弁体31が第2開口38に位置する弾性弁座18に当接するようになされていることはいうまでもない。
【0016】
以下に中央ケーシング3、上部ケーシング4、下部ケーシング5、蓋25及び流体圧シリンダ32の本体の連結構造について説明する。
図3に示すごとく、下部ケーシング5の前部左右部及び後部左右部各々に、ねじ孔42が形成され、これらねじ孔42に連結ロッド43の下部の雄ねじ部44がねじ嵌められ、これら連結ロッド43に、中央ケーシング3及び上部ケーシング4に形成された上下方向に貫通する貫通孔45を利用して中央ケーシング3及び上部ケーシング4が嵌められ、更に、蓋25に形成された貫通孔46を利用して蓋25が嵌められ、対角位置に位置する2本の連結ロッド43の上部の雄ねじ部47にナット48がねじ嵌められている。
【0017】
前記ナット48がねじ嵌められていない残りの2本の連結ロッド43の雄ねじ部47に支柱35の下端の雌ねじ部50がねじ嵌められ、これら支柱35の上端の雌ねじ部51に、流体圧シリンダ32の本体に形成された上下方向に貫通する貫通孔52を通じて、ボルト53が流体圧シリンダ32の本体の上方からねじ嵌められている。
【0018】
中央ケーシング3の第1開口7を入口とすれば、上部ケーシング4の第1開口12及び下部ケーシング5の第1開口37が出口となり、中央ケーシング3の第1開口7を出口とすれば、上部ケーシング4の第1開口12及び下部ケーシング5の第1開口37が入口となる。
【0019】
【変形例等】
以下に変形例等について説明を加える。
(1)弁1のケーシングは一体ものであってもよい。
(2)弁1は2ポート弁であってもよい。
(3)潤滑油室27は安全サイドで設けられたものである。
【0020】
【実施の形態に内在する技術】
実施の形態には以下の技術が内在している。
内在技術は、2つの開口を有する第1ケーシングと2つの開口を有する第2ケーシングとを有し、第1ケーシングの1つの開口と第2ケーシングの1つの開口とを重ね合わせるようにして第1ケーシングと第2ケーシングとが連結され、相互に重なる開口の内周面に環状の段落ち部が形成され、これら段落ち部にスリーブと弾性弁座とが嵌められると共にスリーブと弾性弁座とが相互に対向する段落ち部の水平面で挟持されるようになされ、また、スリーブの外周面に対向する両ケーシングの突合せ部にパッキン室が形成され、このパッキン室に環状パッキンが収納され、前記弾性弁座に対して進退自在な弁体が、相互に重なる開口に対向する、いずれかのケーシングの部分に形成された貫通孔に摺動自在に嵌められた摺動ロッドに設けられている弁である。
【0021】
【内在技術の利点等】
内在技術は前記した如き構成によって以下の如き利点を有する。
内在技術によれば、第1ケーシングと第2ケーシングとの連結と同時に、弾性弁座とスリーブの外周面に対向するパッキン室に収納された環状パッキンとにより、即ち、簡単な構造により第1ケーシングと第2ケーシングとの接合面からの液体の漏れを防止することが出来る。
逆に云えば、内在技術は、簡単な構造により第1ケーシングと第2ケーシングとの接合面からの液体の漏れを防止することが出来るユニット弁を提供することを目的とするものと云える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【符号の説明】
1 弁
3 中央ケーシング
4 上部ケーシング
18 弾性弁座
21 摺動ロッド
22 貫通孔
23 パッキン室
24 環状パッキン
29 合成樹脂製スリーブ
Claims (2)
- 弁座を有するケーシングと、このケーシングに弁座の中心と中心を一致させるようにして形成された貫通孔に嵌められた金属製の摺動ロッドと、この摺動ロッドに設けられていて、弁座に対して進退自在となされた弁体と、前記貫通孔の内周面に形成されたパッキン室に収納された環状パッキンとを有する弁において、前記摺動ロッドの外周面に、環状パッキンに摺接する合成樹脂製スリーブが嵌め止められている弁。
- 前記合成樹脂製スリーブが、摺動ロッドの外径より大きな内径を有する、熱収縮前の四フッ化エチレン樹脂製スリーブ素材を摺動ロッドに嵌めた後、それを熱収縮させて摺動ロッドに密接嵌合させられたものである請求項1記載の弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002321896A JP2004156681A (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | 弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002321896A JP2004156681A (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | 弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004156681A true JP2004156681A (ja) | 2004-06-03 |
Family
ID=32802236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002321896A Pending JP2004156681A (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | 弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004156681A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014117149A (ja) * | 2012-12-06 | 2014-06-26 | Robert Bosch Gmbh | リニアドライブ装置ならびにピストンポンプ装置 |
JP2015206407A (ja) * | 2014-04-21 | 2015-11-19 | 前澤給装工業株式会社 | パッキン一体型逆止弁 |
JP2016175140A (ja) * | 2015-03-19 | 2016-10-06 | 幸雄 中原 | パンチ用シャフト、パンチ、パンチ刃及び包装袋 |
-
2002
- 2002-11-06 JP JP2002321896A patent/JP2004156681A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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