JP2004154611A - スカム排出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】走行式汚泥掻き寄せ機1に上端を枢着して、昇降機構11により揺動可能に配設し、先端に汚泥掻き寄せ板21を取り付けた汚泥掻き寄せ部材2の水面位置にスカム掻き寄せ板22を取り付け、その上方にスカムスキマ3に配設した可動堰31を傾動操作するガイド片23を取り付ける。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スカム排出装置に関し、特に、走行式汚泥掻き寄せ機の構成部材及び動力を利用してスカムを排出するようにしたスカム排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、沈殿池には、沈殿池の底部に沈殿した汚泥を掻き寄せるために、チェーンフライト式汚泥掻き寄せ機や走行式汚泥掻き寄せ機が配設されている。
【0003】
このうち、チェーンフライト式汚泥掻き寄せ機においては、チェーンに配設したフライトが、沈殿池の底部位置の往路を移動する際、沈殿池の底部に沈殿した汚泥を汚泥ピットに向けて掻き寄せるとともに、水面位置の復路を移動する際、水面に浮遊しているスカムをスカムスキマに向けて掻き寄せ、これに合わせてスカムスキマを傾転させ、スカムスキマへの呑み込み水流に乗せて排出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、走行式汚泥掻き寄せ機の場合は、チェーンフライト式汚泥掻き寄せ機のように、汚泥を掻き寄せるフライトによって、スカムを掻き寄せることができないため、別途、スカムをスカムスキマに向けて掻き寄せる機構を必要とし、このため、設備コストが高くつくという問題があった。
【0005】
本発明は、上記従来の走行式汚泥掻き寄せ機におけるスカムの排出に伴う問題点に鑑み、走行式汚泥掻き寄せ機の構成部材及び動力を利用してスカムを排出するようにしたスカム排出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のスカム排出装置は、走行式汚泥掻き寄せ機に上端を枢着して、昇降機構により揺動可能に配設し、先端に汚泥掻き寄せ板を取り付けた汚泥掻き寄せ部材の水面位置にスカム掻き寄せ板を取り付け、その上方にスカムスキマに配設した可動堰を傾動操作するガイド片を取り付けたことを特徴とする。
【0007】
このスカム排出装置は、汚泥掻き寄せ部材の水面位置にスカム掻き寄せ板を取り付け、その上方にスカムスキマに配設した可動堰を傾動操作するガイド片を取り付けるようにしているので、走行式汚泥掻き寄せ機の構成部材及び動力を利用して、水面に浮遊しているスカムをスカムスキマに向けて掻き寄せ、これに合わせてスカムスキマに配設した可動堰を傾動させ、スカムスキマへの呑み込み水流に乗せて排出することができる。
【0008】
この場合において、昇降機構により汚泥掻き寄せ部材を揺動操作することにより、可動堰の傾動を解除するようにすることができる。
【0009】
これにより、掻き寄せられたスカムがスカムスキマに排出された後の可動堰の傾動の解除操作を円滑に行うことができ、スカムスキマへの排水量が少なくなって、スカムスキマに排出されたスカムの後処理を簡易に行うことができる。
【0010】
また、スカムスキマに水位の上下に応じて一定の堰高を維持する浮動堰を配設することができる。
【0011】
これにより、沈殿地の水位が上下に変異した場合でも、スカムスキマへの排水量を一定に保持し、スカムを安定して排出することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のスカム排出装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1〜図2は、本発明のスカム排出装置の一実施例を示す。
このスカム排出装置は、走行式汚泥掻き寄せ機1に上端を枢着して、この走行式汚泥掻き寄せ機1に搭載した巻き上げ装置等からなる昇降機構11により揺動可能に配設し、先端に汚泥掻き寄せ板21を取り付けた汚泥掻き寄せ部材2の水面位置にスカム掻き寄せ板22を取り付け、その上方にスカムスキマ3に配設した可動堰31を傾動操作するガイド片23を取り付けて構成する。
【0014】
この場合、スカム掻き寄せ板22は、汚泥掻き寄せ部材2の所定位置に固定したアーム22aの先端に固定するようにするが、汚泥掻き寄せ部材2の先端に取り付けた汚泥掻き寄せ板21により、沈殿池4の底部に沈殿した汚泥を汚泥ピット41に向けて掻き寄せる際に、スカム掻き寄せ板22が水面位置に位置するように、アーム22a及びスカム掻き寄せ板22の固定位置を調整するようにする。
なお、スカム掻き寄せ板22が水面位置に位置するように、スカム掻き寄せ板22にフロートを取り付け、スカム掻き寄せ板22を汚泥掻き寄せ部材2に対して昇降可能に取り付けるようにすることもできる。
【0015】
スカムスキマ3に配設した可動堰31を傾動操作するガイド片23は、先端に可動堰31の傾動用レバー32を傾動操作するローラ23aを配設し、スカムスキマ3側に向けて略水平に延出するようにして汚泥掻き寄せ部材2に取り付けるようにする。
【0016】
スカムスキマ3に配設した可動堰31は、先端をリンク機構33を介して傾動用レバー32に接続するとともに、リンク機構33には、可動堰31の傾動が解除されたときの復帰を円滑に行うためのカウンターウエイト34及び可動堰31を手動操作するための手動レバー35を接続するようにする。
【0017】
また、スカムスキマ3には、両端にフロート37を取り付けることにより、水位の上下に応じて一定の堰高を維持するようにした浮動堰36を併設するようにする。
これにより、沈殿地4の水位が上下に変異した場合でも、スカムスキマ3への排水量を一定に保持し、スカムを安定して排出することができる。
【0018】
そして、このスカム排出装置は、走行式汚泥掻き寄せ機1を走行させながら汚泥掻き寄せ部材2の先端に取り付けた汚泥掻き寄せ板21により、沈殿池4の底部に沈殿した汚泥を汚泥ピット41に向けて掻き寄せる際に、汚泥掻き寄せ部材2の水面位置に取り付けたスカム掻き寄せ板22により、水面に浮遊しているスカムをスカムスキマ3に向けて掻き寄せ、これに合わせて汚泥掻き寄せ部材2にスカムスキマ3側に向けて略水平に延出するように取り付けた傾動用レバー32の先端に配設したローラ23aにより、スカムスキマ3に配設した可動堰31の傾動用レバー32を傾動操作して可動堰31を傾動させ、スカムをスカムスキマ3への呑み込み水流に乗せて排出することができる。
【0019】
このようにして、スカムをスカムスキマ3への呑み込み水流に乗せて排出した後、昇降機構11により汚泥掻き寄せ部材2を揺動操作して引き上げることにより、傾動用レバー32の先端に配設したローラ23aによる可動堰31の傾動用レバー32の傾動操作が解除され、可動堰31の傾動を解除するようにする。
このとき、リンク機構33に接続されたカウンターウエイト34の作用により、傾動が解除された可動堰31は、スカムスキマ3への水の流入を阻止する当初位置に円滑に復帰する。
これにより、掻き寄せられたスカムがスカムスキマ3に排出された後の可動堰の傾動の解除操作を円滑に行うことができ、スカムスキマ3への排水量が少なくなって、スカムスキマ3に排出されたスカムの後処理を簡易に行うことができる。
【0020】
以上、本発明のスカム排出装置について、その一実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【0021】
【発明の効果】
本発明のスカム排出装置によれば、汚泥掻き寄せ部材の水面位置にスカム掻き寄せ板を取り付け、その上方にスカムスキマに配設した可動堰を傾動操作するガイド片を取り付けるようにしているので、走行式汚泥掻き寄せ機の構成部材及び動力を利用して、水面に浮遊しているスカムをスカムスキマに向けて掻き寄せ、これに合わせてスカムスキマに配設した可動堰を傾動させ、スカムスキマへの呑み込み水流に乗せて排出することができ、スカム排出装置を簡易な構成とすることができるとともに、設備コストを低廉にすることができる。
【0022】
また、昇降機構により汚泥掻き寄せ部材を揺動操作することにより、可動堰の傾動を解除するようにすることにより、掻き寄せられたスカムがスカムスキマに排出された後の可動堰の傾動の解除操作を円滑に行うことができ、スカムスキマへの排水量が少なくなって、スカムスキマに排出されたスカムの後処理を簡易に行うことができる。
【0023】
また、スカムスキマに水位の上下に応じて一定の堰高を維持する浮動堰を配設することにより、沈殿地の水位が上下に変異した場合でも、スカムスキマへの排水量を一定に保持し、スカムを安定して排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスカム排出装置の一実施例を示す説明図である。
【図2】同拡大説明図である。
【符号の説明】
1 走行式汚泥掻き寄せ機
11 昇降機構
2 汚泥掻き寄せ部材
21 汚泥掻き寄せ板
22 スカム掻き寄せ板
22a アーム
23 ガイド片
23a ローラ
3 スカムスキマ
31 可動堰
32 傾動用レバー
33 リンク機構
34 カウンターウエイト
35 手動レバー
4 沈殿池
41 汚泥ピット
Claims (3)
- 走行式汚泥掻き寄せ機に上端を枢着して、昇降機構により揺動可能に配設し、先端に汚泥掻き寄せ板を取り付けた汚泥掻き寄せ部材の水面位置にスカム掻き寄せ板を取り付け、その上方にスカムスキマに配設した可動堰を傾動操作するガイド片を取り付けたことを特徴とするスカム排出装置。
- 昇降機構により汚泥掻き寄せ部材を揺動操作することにより、可動堰の傾動を解除するようにしたことを特徴とする請求項1記載のスカム排出装置。
- スカムスキマに水位の上下に応じて一定の堰高を維持する浮動堰を配設したことを特徴とする請求項1又は2記載のスカム排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002319931A JP2004154611A (ja) | 2002-11-01 | 2002-11-01 | スカム排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002319931A JP2004154611A (ja) | 2002-11-01 | 2002-11-01 | スカム排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004154611A true JP2004154611A (ja) | 2004-06-03 |
Family
ID=32801013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002319931A Pending JP2004154611A (ja) | 2002-11-01 | 2002-11-01 | スカム排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004154611A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1600625A1 (en) | 2004-05-25 | 2005-11-30 | HONDA MOTOR CO., Ltd. | Vehicle fuel supply construction |
KR100885050B1 (ko) | 2008-05-21 | 2009-02-23 | (주)정봉 | 사각 침전조의 스컴-슬러지 제거장치 |
KR100913992B1 (ko) | 2009-04-17 | 2009-08-26 | 주식회사삼영이앤티 | 브릿지형 미더식 슬러지 수집기의 스크랩퍼 구조 |
KR101036146B1 (ko) | 2010-12-17 | 2011-05-23 | (주)보광코퍼레이션 | 슬러지 보조 수집장치 |
KR101616674B1 (ko) * | 2015-08-05 | 2016-04-28 | (주)퓨어토피아 | 슬러지 및 스컴 수집 장치 |
-
2002
- 2002-11-01 JP JP2002319931A patent/JP2004154611A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100885050B1 (ko) | 2008-05-21 | 2009-02-23 | (주)정봉 | 사각 침전조의 스컴-슬러지 제거장치 |
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KR101616674B1 (ko) * | 2015-08-05 | 2016-04-28 | (주)퓨어토피아 | 슬러지 및 스컴 수집 장치 |
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