JP2004153702A - 映像視聴装置における番組制御装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents
映像視聴装置における番組制御装置、その制御方法およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】リモコンが映像視聴装置と対応付けられ、映像視聴装置を制御することができる映像視聴装置における番組制御装置であり、上記リモコンが操作コマンドを発信していることを検出し、上記リモコンが発信した操作コマンドの実行を許可するか否かを、リモコンの種類毎に判定し、許可すると判定された場合には、上記操作コマンドを実行するものである。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リモコンの種類に応じて、操作可能な操作コマンドを設定し、操作可能な操作コマンドとして設定されている操作コマンドのみを実行するように、映像視聴装置を制御する映像視聴装置における番組制御装置、その制御方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビ受像機は、様々な放送システムに対応し、そのコンテンツを楽しむことができる映像視聴装置の一形態である。従来のテレビ受像機のリモコンは、テレビ受像機から離れた位置で、そのテレビ受像機を制御する装置であり、従来のテレビ受像機のリモコンの他に、携帯電話機能付リモコン、PDA機能付リモコン、腕時計機能付リモコン等のリモコンが知られている。
【0003】
放送システムは、電波放送システム、インターネット放送等の放送システムである。電波放送は、一般の地上波テレビ受像機放送、ラジオ放送、衛星放送、ディジタル衛星放送等、電波を通じて番組を放送する放送形態である。インターネット放送は、インターネットを通じて番組を放送する放送形態である。
【0004】
また、PDAは、Personal Digital Assistant(携帯用個人情報端末)であり、手のひらに収まる程度の大きさの電子機器であり、パソコンの持つ機能のうちのいくつかを実装している端末である。
【0005】
テレビ受像機やビデオ記録再生装置等の映像視聴装置は、映像視聴装置1台に、専用リモコンが1台装備されている場合が一般的であり、専用リモコンを操作すると、赤外線信号や電波信号等の無線信号を介して、離れた場所から上記映像視聴装置を制御することができる。
【0006】
電波放送、インターネット放送にしても、多種多様なユーザの要求に応えるために、コンテンツの種類が多岐にわたり、増大しつつある。
【0007】
ところで、たとえば有料のコンテンツのように、料金を払った人にだけ視聴を許可する場合には、どのユーザが映像視聴装置を使用し、そのユーザが料金を払っているか否かを判定する必要がある。BS放送等においては、チューナにカードを差し込むことによって、ユーザを特定する方法が採られている。
【0008】
しかし、この方法を採用すると、一度カードを差し込むと、その後は、その1人のユーザが視聴していると認識されるので、ユーザ毎に視聴を許可するか否かを決めることができず、ユーザ毎のきめ細かいサービスを提供することができないという欠点がある。
【0009】
視聴しているユーザの判定を行うためには、視聴装置に対する操作信号がどのリモコンからの操作信号であるかを判定すれば、視聴させたくないコンテンツや、ペーパービュー方式(番組毎に料金を払う方式)の視聴では、料金未払いのために視聴できないコンテンツ等を視聴不可とする等の細かいサービスを行うことができる。
【0010】
ところで、視聴者IDに応じて、視聴者情報を区別し、1つの機器で複数の視聴者に対応する方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−224503公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例では、リモコンの種類に応じて視聴可能なコンテンツを制御することができないという問題がある。
【0013】
本発明は、複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する映像視聴装置における番組制御装置であって、リモコンの属性、つまり種類に応じて、所定のコンテンツの視聴の可否を判断することができる映像視聴装置における番組制御装置、その制御方法およびプログラムを提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、リモコンが映像視聴装置と対応付けられ、映像視聴装置を制御することができる映像視聴装置における番組制御装置であり、上記リモコンが操作コマンドを発信していることを検出し、上記リモコンが発信した操作コマンドの実行を許可するか否かを、リモコンの種類毎に判定し、許可すると判定された場合には、上記操作コマンドを実行するものである。
【0015】
【発明の実施の形態および実施例】
[第1の実施例]
図1は、本発明の一実施例である映像視聴システム100の構成を示す機能ブロック図である。
【0016】
映像視聴システム100は、電波放送システムに応用した場合であり、また、操作するリモコンが3台存在している場合の実施例であり、つまり、リモコンRC1、RC2、RC2と、映像視聴装置V11とを有する。
【0017】
リモコンRC1は、制御部11と、操作情報入力部12と、ユーザ情報蓄積部13と、信号入出力部14とを有する。リモコンRC2、RC3は、リモコンRC1の構成と同じである。
【0018】
映像視聴装置V11は、制御部21と、信号入出力部22と、コンテンツ情報蓄積部23と、リモコン情報蓄積部24と、操作可否判定部25と、映像音声出力部26とを有する。
【0019】
そして、複数のリモコンRC1、RC2、RC3が1つの映像視聴装置100と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、映像視聴装置100を制御する制御権を有する。
【0020】
制御部21は、上記受信手段が受信した信号の中から、上記リモコンIDを検出するリモコンID検出手段の例である。
【0021】
信号入出力部22は、複数のリモコンのうちの所定のリモコンを所定のユーザが操作することによって上記リモコンから発信された操作コマンドとリモコンIDとを受信する受信手段の例である。
【0022】
コンテンツ情報蓄積部23は、コンテンツに関する情報、たとえば、番組名、番組属性、開始時刻、終了時刻等を蓄積している。
【0023】
リモコン情報蓄積部24は、リモコンID、リモコン属性等を記憶しているリモコン情報データベースを格納している。
【0024】
操作可否判定部25は、上記リモコンID検出手段が検出したリモコンIDと、操作情報データベースに格納されているリモコンIDと操作情報と番組属性とに基づいて、上記発信された操作コマンドが、上記映像視聴装置を操作可能なコマンドであるか否かを、操作コマンド毎に判定する判定手段の例である。
【0025】
制御部21と映像音声出力部26とは、上記判定手段が操作可能であると判断すると、上記映像視聴装置について上記操作コマンドを実行する操作コマンド実行手段の例である。
【0026】
次に、上記実施例の動作について説明する。
【0027】
図2は、映像視聴システム100において、リモコンRC1を操作した場合における動作を示すフローチャートである。
【0028】
まず、リモコンRC1において、チャンネルを変える等の操作をすると(S1)、操作情報入力部12から、制御部11と信号入出力部14とを介して、操作信号が出力される。操作情報入力部12は、電源ボタンやチャンネルボタン等の入力装置である。
【0029】
そして、リモコンRC1が出力した操作信号を、映像視聴装置V11の信号入出力部22が受信する(S2)。上記操作信号には、ユーザ情報蓄積部13に記憶されているリモコンIDが含まれ、このリモコンIDは、どのリモコンからの操作信号であるのかを特定するものである。
【0030】
制御部21が、上記操作信号を受信し、この受信した操作信号に基づいて、操作内容を解釈する(S3)。
【0031】
コンテンツに関する情報(番組名、番組属性、開始時刻、終了時刻、チャンネル等)が、コンテンツ情報蓄積部23に蓄積されている。
【0032】
図3は、上記実施例において、コンテンツ情報蓄積部23に蓄積されているコンテンツに関する情報の内容の例を示す図である。
【0033】
番組属性の項に、S、H、C等の記号が記載され、そのコンテンツの属性を示している。番組属性「S」は、たとえば、スポーツ番組を示す属性であると考えてもよく、そのスポーツのうちのサッカーの番組を示す属性であると考えてもよく、また、もっと具体的に、何月、何日の何時何分から始まる番組を示す属性であると考えてもよい。また、番組属性を任意に定めるようにしてもよい。
【0034】
図4は、上記実施例において、リモコン名と、リモコンの属性との関係を示すリモコン情報データを示す図である。
【0035】
リモコン属性はリモコンの種類であり、たとえば、リモコン属性「X」は大人用のリモコンであり、リモコン属性「Y」は子供用のリモコンであり、リモコン属性「Z」は、有料番組視聴用のリモコンであると考えてもよい。リモコン属性「X」、「Y」、「Z」として、上記属性以外の属性を任意に定めるようにしてもよい。
【0036】
これらのリモコンの情報は、リモコン情報蓄積部24に蓄積されている。
【0037】
ユーザ1人1人がそれぞれ専用のリモコンを持つと考えれば、リモコンの情報とは、すなわちユーザの情報であると考えることができ、その操作制限の項にどのタイプの制限を加えるかが、リモコン情報蓄積部24に書かれている。
【0038】
図2に示すフローチャートにおいて、ステップS4では、制御部21が解釈した操作内容を、許可できるか否かを、操作可否判定部25が判定する。
【0039】
図5は、上記実施例において、所定のリモコン属性に関して、各番組属性について所定の操作を実行可能であるか否かを示す操作情報データベースの内容を示す図である。
【0040】
操作可否判定部25は、リモコン属性とコンテンツ属性の組み合わせに、操作情報を加味し、操作の可否を判定するものであり、図5に示す操作情報データベースを格納している。
【0041】
たとえば、リモコンRC1を操作するユーザが、図3における番組1を視聴したいと思い、チャンネルUPの操作を行ったとする。番組1の属性は、図3に示すように、「S」である。
【0042】
なお、コンテンツ情報蓄積部23は、コンテンツ情報からコンテンツ属性を決定するために、図3に示すコンテンツ情報データベースを蓄積するものである。また、リモコン情報蓄積部24は、リモコンIDからリモコン属性を決定するために、図4に示すリモコン情報データベースを格納している。
【0043】
一方、図4において、リモコンRC1の属性はXで表されている。
【0044】
操作可否判定部25は、上記リモコン属性に対して操作が許可されているか否かを、図5に示す操作情報データベースに基づいて、判定する。図5において、○印は、操作可能であることを示し、×印は、操作不可能であることを示す。図5によれば、番組属性Sに対して、リモコン属性XのチャンネルUPは、操作不可である。つまり、リモコン属性Xを有するリモコンが、番組属性Sを有する番組について、チャンネルUPの操作を実行することができない。
【0045】
図2に示すフローチャートに戻り、リモコンRC1が選択した操作の内容が許可されていれば(S4)、その選択された操作を、映像音声出力部26で反映し(S5)、逆に、リモコンRC1が選択した操作が、許可されていなければ(S4)、操作が反映されることなく終了する。操作毎に、操作の許可、不許可を設定するようにしてもよい。たとえば、音量の上げ下げ等、番組の視聴に関する操作が不可能であるとして登録し、チャンネルを変える等の操作が可能であるとして登録するようにしてもよい。
【0046】
なお、図5に示す操作情報データベースの内容例において、チャンネルUP、チャンネルDOWNの操作の対象となるチャンネルとは、チャンネル変更後に、これから視聴しようとするチャンネルを意図している。つまり、チャンネルをUPまたはDOWNすることによって変更された後のチャンネルに対して、視聴を許可するか否かを設定してある。
【0047】
図6は、上記実施例において、リモコンと操作制限内容とキーワードとの関係を示すリモコン情報データベースの内容を示す図である。
【0048】
図6に示すように、キーワードの項を設け、このキーワードが、図3に示す番組名に含まれるか否かを調べ、含まれている場合には、操作不可にする等のように判定するようにしてもよい。または、図3に示す例に、番組概要の項目を付け足し、番組概要にキーワードが含まれているか否かを調べ、含まれている場合には、操作不可にする等のように判定するようにしてもよい。
【0049】
ここで、映像視聴装置V11は、テレビやビデオ等の映像を視聴するための装置であり、映像視聴装置V11としてテレビを想定したときに、チューナは映像音声出力部26に含まれているので、チャンネルUPという操作命令を受信すると、映像音声出力部26内のチューナが動作し、受信チャンネルをUPさせることができる。映像視聴装置V11としてビデオ装置を想定すれば、再生、早送り等の各操作命令に対して、映像音声出力部26内のビデオ装置が各操作命令に対応する動作を実行する。
【0050】
[第2の実施例]
図7は、本発明の第2の実施例である映像視聴システム200を示すブロック図である。
【0051】
映像視聴システム200は、インターネット放送システムに応用した実施例であり、ネットワークNWを介して、映像視聴装置V21、V22、ユーザ情報サーバUS1、コンテンツサーバCS1を接続するシステムである。
【0052】
つまり、映像視聴システム200において、映像視聴システム100における映像視聴装置V11から、コンテンツ情報蓄積部23、リモコン情報蓄積部24、操作可否判定部25を除いたものが、映像視聴装置V21、V22であるとする。ユーザ情報サーバUS1は、上記除かれた、コンテンツ情報蓄積部23、リモコン情報蓄積部24、操作可否判定部25と、新たな制御部26とを有する。コンテンツサーバCS1は、映像コンテンツを格納しているサーバである。
【0053】
コンテンツサーバCS1に格納されている映像コンテンツを、ネットワークNWを介して、映像視聴装置V21に配信し、ユーザは、映像視聴装置V21で映像等の情報を視聴することができる。
【0054】
映像視聴システム200によれば、映像視聴装置V21がネットワークNWに接続されてさえいれば、ユーザは、どの映像視聴装置からでも、同じサービスを受けることができ、便利である。特に、ペーパービュー視聴の場合、自宅の映像視聴装置のみの視聴ではなく、友人宅等での視聴も可能になり、便利である。
【0055】
[第3の実施例]
図8は、本発明の第3の実施例である映像視聴システム300を示すブロック図である。
【0056】
映像視聴システム300は、視聴可否をリモコン自身が判定するシステムであり、映像視聴システム200において、ユーザ情報サーバUS1を削除し、リモコンRC31に、ユーザ情報サーバUS1の機能を持たせたものである。
【0057】
つまり、リモコンRC31は、リモコンR1において、コンテンツ情報蓄積部23、リモコン情報蓄積部24、操作可否判定部25を設けたものである。つまり、リモコンRC31は、制御部11と、操作情報入力部12と、ユーザ情報蓄積部13と、信号入出力部14と、コンテンツ情報蓄積部23と、リモコン情報蓄積部24と、操作可否判定部25とを有する。リモコンRC32、RC33は、リモコンRC31の構成と同じである。
【0058】
映像視聴システム300によれば、どの映像視聴装置を使用しているのかには関係なく、ユーザ毎のサービスを受けることができる。
【0059】
[第4の実施例]
本発明の第4の実施例は、リモコンIDを割り振る実施例である。
【0060】
リモコンIDを割り振る場合、その割り振り方法をいくつか考えることができる。まず、リモコンIDの第1の割り振り方法は、リモコン毎にIDを固定し、割り振る方法である。この第1の割り振り方法では、リモコン製作時に、リモコンID記憶部に、リモコンIDを記憶させる。
【0061】
しかし、自分専用のリモコンを持ち合わせていない場合を考えると、リモコンIDを複数用意できることが便利である。
【0062】
リモコンIDの第2の割り振り方法は、ユーザが変わったときに、リモコンIDを、新たなユーザに合わせて、付け直す方法である。
【0063】
どのユーザがリモコンを使用しているかを判断する場合、リモコン使用時に、ユーザのIDとパスワードとを、操作情報入力部12から入力し、この入力されたIDとパスワードとが、ユーザ情報蓄積部13に送られる。ユーザ情報蓄積部13に予め記憶されているIDとパスワードとが、制御部11で照合され、記憶されているID、パスワードが、入力されたID、パスワードと一致すると、リモコンIDを発行し、それ以後の操作時に、上記発行されたリモコンIDを、操作信号に付加する。
【0064】
また、ユーザを特定、認証する場合、IDとパスワードとを入力させる他に、鍵やIDカード等によって、認証するようにしてもよい。また、指紋認証等のユーザ特有のパターンを使用して、認証するようにしてもよい。すなわち、ユーザを特定することができる手法であれば、上記以外の手法を用いてもよい。
【0065】
つまり、上記リモコンは、ユーザを特定するユーザ特定情報を入力するユーザ特定情報入力手段と、操作コマンドとを入力する操作コマンド入力手段と、ユーザ特定情報とそれに対応するリモコンIDとを予め記憶している記憶手段と、上記入力されたユーザ特定情報と上記記憶手段に予め記憶されているユーザ特定情報とを照合することによってユーザを認証するユーザ認証手段と、上記ユーザ認証手段が上記ユーザを認証すると、上記入力された操作コマンドと上記記憶手段に予め記憶されているリモコンIDとを発信する発信手段と有するリモコンである。
【0066】
上記のようにすることによって、所定のユーザが他人の家に行ったとき等に、上記他人の家に存在している他人のリモコンに、自己のIDとパスワードとを入力し、上記リモコンが上記IDとパスワードとを認証すれば、上記他人のリモコンをあたかも自分用のリモコンとして利用することができる。
【0067】
また、上記ユーザの認証を、リモコンが実行せず、映像視聴装置、ユーザ情報サーバ側で実行するようにしてもよい。つまり、映像視聴装置における受信手段が、リモコンから、ユーザを特定する情報をも受信し、映像視聴装置における判定手段は、上記受信手段が受信した上記ユーザを特定する情報に基づいて、上記ユーザを認証し、映像視聴装置における操作コマンド実行手段は、上記判定手段が上記ユーザを認証すると、映像視聴装置について上記操作コマンドを実行するようにしてもよい。
【0068】
上記のようにすることによって、所定のユーザが他人の家に行ったとき等に、上記他人の家に存在している他人のリモコンに、自己のIDとパスワードとを入力し、映像視聴装置、ユーザ情報サーバ側が、上記IDとパスワードとを認証すれば、上記他人のリモコンをあたかも自分用のリモコンとして利用することができる。
【0069】
さらに、上記実施例をプログラムの実施例として把握することができる。つまり、上記実施例は、複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する映像視聴装置における番組を制御する場合、上記複数のリモコンのうちの所定のリモコンを所定のユーザが操作することによって、上記リモコンから発信された操作コマンドとリモコンIDとを、信号入出力部が受信する受信手順と、上記受信手順で受信された信号の中から、上記リモコンIDを、制御部が検出するリモコンID検出手順と、上記リモコンID検出手順で検出されたリモコンIDと、操作情報データベースに格納されているリモコンIDと操作情報と番組属性とに基づいて、上記発信された操作コマンドが、上記映像視聴装置を操作可能なコマンドであるか否かを、操作コマンド毎に、操作可否判定部が判定する判定手順と、上記判定手順で操作可能であると判断されると、上記映像視聴装置について上記操作コマンドを、制御部が実行する操作コマンド実行手順とをコンピュータに実行させるプログラムの例である。
【0070】
この場合、上記受信手順は、上記リモコンから、ユーザを特定する情報をも受信する手順であり、上記判定手順は、上記受信手順で受信した上記ユーザを特定する情報に基づいて、上記ユーザを認証する手順であり、上記操作コマンド実行手順は、上記判定手順で上記ユーザを認証すると、上記映像視聴装置について上記操作コマンドを実行する手順である。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザが自分専用のリモコンを使うと決めれば、リモコン毎にユーザの特定を行うことができるので、ユーザ毎にコンテンツの視聴の可否を決めることができるという効果を奏する。
【0072】
また、本発明によれば、ネットワークを介して配信された映像を視聴できる映像視聴装置を視聴する場合、ユーザが同じリモコンを使えば、どの映像視聴装置を操作しても、リモコン毎に、視聴の可否を決定できるので、ユーザに視聴許可されたコンテンツを、どの映像視聴装置からでも、視聴することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である映像視聴システム100の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】映像視聴システム100において、リモコンRC1を操作した場合における動作を示すフローチャートである。
【図3】上記実施例において、コンテンツ情報蓄積部23に蓄積されているコンテンツに関する情報を示すコンテンツ情報データベースの内容を示す例である。
【図4】上記実施例において、リモコン名と、リモコンの属性との関係を示すリモコン情報データベースの内容の例を示す図である。
【図5】上記実施例において、所定のリモコン属性に関して、各番組属性について所定の操作を実行可能であるか否かを示す操作情報データベースの内容の例を示す図である。
【図6】上記実施例において、リモコン名と操作制限内容とキーワードとの関係を示すリモコン情報データベースの内容を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例である映像視聴システム200を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施例である映像視聴システム300を示すブロック図である。
【符号の説明】
100,200、300…映像視聴システム、
RC1、RC2、RC3、RC31、RC32、RC33…リモコン、
V11、V21、V22…映像視聴装置、
CS1…コンテンツサーバ、
US1…ユーザ情報サーバ。
Claims (9)
- 複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する映像視聴装置における番組制御装置であって、
上記複数のリモコンのうちの所定のリモコンを所定のユーザが操作することによって、上記リモコンから発信された操作コマンドとリモコンIDとを受信する受信手段と;
上記受信手段が受信した信号の中から、上記リモコンIDを検出するリモコンID検出手段と;
上記リモコンID検出手段が検出したリモコンIDと、操作情報データベースに格納されているリモコンIDと操作情報と番組属性とに基づいて、上記発信された操作コマンドが、上記映像視聴装置を操作可能なコマンドであるか否かを、操作コマンド毎に判定する判定手段と;
上記判定手段が操作可能であると判断すると、上記映像視聴装置について上記操作コマンドを実行する操作コマンド実行手段と;
を有することを特徴とする映像視聴装置における番組制御装置。 - 複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する映像視聴装置における番組制御方法であって、
上記複数のリモコンのうちの所定のリモコンを所定のユーザが操作することによって、上記リモコンから発信された操作コマンドとリモコンIDとを受信する受信段階と;
上記受信段階で受信された信号の中から、上記リモコンIDを検出するリモコンID検出段階と;
上記リモコンID検出段階で検出されたリモコンIDと、操作情報データベースに格納されているリモコンIDと操作情報と番組属性とに基づいて、上記発信された操作コマンドが、上記映像視聴装置を操作可能なコマンドであるか否かを、操作コマンド毎に判定する判定段階と;
上記判定段階で操作可能であると判断されると、上記映像視聴装置について上記操作コマンドを実行する操作コマンド実行段階と;
を有することを特徴とする映像視聴装置における番組制御方法。 - 複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する映像視聴装置における番組を制御する場合、
上記複数のリモコンのうちの所定のリモコンを所定のユーザが操作することによって、上記リモコンから発信された操作コマンドとリモコンIDとを、信号入出力部が受信する受信手順と;
上記受信手順で受信された信号の中から、上記リモコンIDを、制御部が検出するリモコンID検出手順と;
上記リモコンID検出手順で検出されたリモコンIDと、操作情報データベースに格納されているリモコンIDと操作情報と番組属性とに基づいて、上記発信された操作コマンドが、上記映像視聴装置を操作可能なコマンドであるか否かを、操作コマンド毎に、操作可否判定部が判定する判定手順と;
上記判定手順で操作可能であると判断されると、上記映像視聴装置について上記操作コマンドを、制御部が実行する操作コマンド実行手順と;
をコンピュータに実行させるプログラム。 - ユーザを特定するユーザ特定情報を入力するユーザ特定情報入力手段と;
操作コマンドを入力する操作コマンド入力手段と;
ユーザ特定情報とそれに対応するリモコンIDとを予め記憶している記憶手段と;
上記入力されたユーザ特定情報と上記記憶手段に予め記憶されているユーザ特定情報とを照合することによってユーザを認証するユーザ認証手段と;
上記ユーザ認証手段が上記ユーザを認証すると、上記入力された操作コマンドと上記記憶手段に予め記憶されているリモコンIDとを発信する発信手段と;
を有することを特徴とするリモコン。 - ユーザを特定するユーザ特定情報を入力するユーザ特定情報入力手段と、操作コマンドを入力する操作コマンド入力手段と、ユーザ特定情報とそれに対応するリモコンIDとを予め記憶している記憶手段と、上記入力されたユーザ特定情報と上記記憶手段に予め記憶されているユーザ特定情報とを照合することによってユーザを認証するユーザ認証手段と、上記ユーザ認証手段が上記ユーザを認証すると、上記入力された操作コマンドと上記記憶手段に予め記憶されているリモコンIDとを発信する発信手段とを具備するリモコンと;
複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する映像視聴装置における番組制御装置であって、上記複数のリモコンのうちの所定のリモコンを所定のユーザが操作することによって、上記リモコンから発信された操作コマンドとリモコンIDとを受信する受信手段と、上記受信手段が受信した信号の中から、上記リモコンIDを検出するリモコンID検出手段と、上記リモコンID検出手段が検出したリモコンIDと、操作情報データベースに格納されているリモコンIDと操作情報と番組属性とに基づいて、上記発信された操作コマンドが、上記映像視聴装置を操作可能なコマンドであるか否かを、操作コマンド毎に判定する判定手段と、上記判定手段が操作可能であると判断すると、上記映像視聴装置について上記操作コマンドを実行する操作コマンド実行手段とを具備する映像視聴装置における番組制御装置と;
を有することを特徴とする映像視聴システム。 - 複数のリモコンが1つの映像視聴装置と対応付けられ、上記複数のリモコンのうちで、1つのリモコンのみが、上記映像視聴装置を制御する制御権を有する映像視聴装置における番組制御方法であって、
リモコンにおいて、ユーザを特定するユーザ特定情報とそれに対応するリモコンIDとを記憶手段に予め記憶し、ユーザが入力したユーザ特定情報と記憶手段に予め記憶されているユーザ特定情報とを照合することによってユーザを認証し、上記ユーザを認証すると、上記ユーザが入力した操作コマンドと上記記憶手段に予め記憶されているリモコンIDとを発信する段階と;
上記複数のリモコンのうちの所定のリモコンを所定のユーザが操作することによって、上記リモコンから発信された操作コマンドとリモコンIDとを受信する受信段階と;
上記受信段階で受信された信号の中から、上記リモコンIDを検出するリモコンID検出段階と;
上記リモコンID検出段階で検出されたリモコンIDと、操作情報データベースに格納されているリモコンIDと操作情報と番組属性とに基づいて、上記発信された操作コマンドが、上記映像視聴装置を操作可能なコマンドであるか否かを、操作コマンド毎に判定する判定段階と;
上記判定段階で操作可能であると判断されると、上記映像視聴装置について上記操作コマンドを実行する操作コマンド実行段階と;
を有することを特徴とする映像視聴装置における番組制御方法。 - 請求項1において、
上記受信手段は、上記リモコンから、ユーザを特定する情報をも受信する手段であり、
上記判定手段は、上記受信手段が受信した上記ユーザを特定する情報に基づいて、上記ユーザを認証する手段であり、
上記操作コマンド実行手段は、上記判定手段が上記ユーザを認証すると、上記映像視聴装置について上記操作コマンドを実行する手段であることを特徴とする映像視聴装置における番組制御装置。 - 請求項2において、
上記受信段階は、上記リモコンから、ユーザを特定する情報をも受信する段階であり、
上記判定段階は、上記受信段階で受信した上記ユーザを特定する情報に基づいて、上記ユーザを認証する段階であり、
上記操作コマンド実行段階は、上記判定段階で上記ユーザを認証すると、上記映像視聴装置について上記操作コマンドを実行する段階であることを特徴とする映像視聴装置における番組制御方法。 - 請求項3において、
上記受信手順は、上記リモコンから、ユーザを特定する情報をも受信する手順であり、
上記判定手順は、上記受信手順で受信した上記ユーザを特定する情報に基づいて、上記ユーザを認証する手順であり、
上記操作コマンド実行手順は、上記判定手順で上記ユーザを認証すると、上記映像視聴装置について上記操作コマンドを実行する手順であることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002318676A JP2004153702A (ja) | 2002-10-31 | 2002-10-31 | 映像視聴装置における番組制御装置、その制御方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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