JP2004153616A - 通信システム、無線通信端末、データ配信装置及び通信方法 - Google Patents

通信システム、無線通信端末、データ配信装置及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データ通信を行う無線通信システムに関し、特に無線区間の伝送レートを変化させることができる無線通信システムに関する。
【解決手段】データ配信装置20から無線通信端末10に無線通信回線を介してコンテンツデータを送信する通信システムにおいて、無線通信端末10は、無線通信回線の品質を検出する検出手段と、検出手段が検出した回線品質の情報をデータ配信装置に送信する回線品質情報送信手段とを備え、データ配信装置20は、無線通信端末10から送信された回線品質情報を受信する受信手段と、回線品質情報に基づいてデータ配信装置20がコンテンツデータを符号化する符号化レートを予測する符号化レート予測手段と、回線品質情報に基づいて予測された符号化レートに対して重み付けを行う重み付け手段とを備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ通信を行う無線通信システムに関し、特に無線区間の伝送レートを変化させることができる無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、1xEV−DO(1x Evolution Data Only)システムを使用した高速パケット通信ネットワークシステムが提案されている。このシステムは、基地局が自局のカバーエリアに収容されている各通信端末にパケットを送信し、各通信端末は受信パケットに含まれるパイロット信号に基づいて下り回線の回線品質(例えば、CIR(希望波対干渉波比))を測定する。各通信端末は測定した回線品質において最も効率良く高速パケット通信を行うことができる通信モードを選択し、選択した通信モードを表すDRC情報(Data Rate Control信号)を基地局に対して送信する。基地局は、各通信端末から送信されたDRC情報を参照して、回線品質のよい通信端末から優先的に通信リソースを割り当てる。これによって回線品質のよい通信端末には高い伝送レートでデータを送信するので通信の所要時間を短縮することができ、回線品質の悪い通信端末には低い伝送レートのデータを送信するので誤り耐性を高めることができる。この回線品質に応じて送信スロットの割り当てを決めることを「スケジューリング」と呼ぶ。
【0003】
また、データの連続性やリアルタイム性の要求される動画像のストリーミングサービスにおいては、伝送帯域の変動幅や遅延時間の大きさが大きな問題となる。ストリーミング中のデータ再生のリアルタイム性を確保するため、データ伝送プロトコルとしてRFC1889で規定されるRTP(Realtime Transport Protocol)とその制御プロトコルであるRTCP(RTP Control Protocol)が使用される。ストリーミングサーバではこのRTCP情報を使用することにより端末側の受信レートを予測し、送信レートを制御する可変レート制御方法によるストリーミングが行われる。
【0004】
上記のようなRTCP情報を使用する可変レート制御方式のストリーミングでは、データの送受信が行われないと必要なRTCP情報の取得ができず実効レートの予測ができないため、ストリーミング開始時の符号化レートが決定できない。これに対して、上記の1xEV−DO網を使ったストリーミングの場合、端末の回線品質から決定されるDRC情報を1xEV−DO網の伝送レートとして利用可能であり、これをサーバに通知することによってストリーミング開始時の符号化レートを決定することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平2002−171213号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の1xEV−DO網を使ったストリーミングにおけるストリーミング開始時の符号化レートを決定する方法では、無線基地局でのスケジューリングによる影響が考慮されていない。すなわち、DRC情報に対してスケジューリングの影響で実際の伝送レートが低くなる可能性がある。例えば端末の回線品質が非常によく、DRC情報で高い伝送レートを要求した場合でも、同じ無線基地局と通信を行っている端末が複数台あると実効レートはDRC情報で要求した伝送レートに対して低い値となる。このような状況でストリーミングサーバがDRC情報から符号化レートを決定してストリーミングを開始すると、無線基地局で大きな遅延が発生するとともに、場合によってはパケットのロストによる画質の劣化が発生するという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、データ配信装置から無線通信端末に無線通信回線を介してコンテンツデータを送信する通信システムにおいて、前記無線通信端末は、前記無線通信回線の品質を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した回線品質の情報を前記データ配信装置に送信する回線品質情報送信手段と、を備え、前記データ配信装置は、前記無線通信端末から送信された前記回線品質情報を受信する受信手段と、前記回線品質情報に基づいて前記データ配信装置がコンテンツデータを符号化する符号化レートを予測する符号化レート予測手段と、前記回線品質情報に基づいて予測された符号化レートに対して重み付けを行う重み付け手段と、を備えた。
【0008】
第2の発明は、前記重み付け手段は、前記回線品質情報に基づいて重み付けを行う。
【0009】
第3の発明は、前記無線通信端末との間に無線通信回線を設定する無線基地局を備え、前記無線基地局は、接続されている無線通信端末数を記憶する記憶手段を備え、前記重み付け手段は、前記記憶手段が記憶している無線通信端末数に基づいて重み付けを行う。
【0010】
第4の発明は、前記無線通信端末は、前記無線基地局に接続されている無線通信端末数の情報を要求する接続端末数情報要求手段を備え、前記無線基地局は、前記無線基地局に接続されている無線通信端末数の情報を通知する接続端末数情報通知手段を備えた。
【0011】
第5の発明は、データ配信装置から無線通信端末に無線通信回線を介してコンテンツデータを送信する通信システムにおいて、前記無線通信端末は、前記無線通信回線の品質を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した回線品質の情報に基づいてデータ配信装置がコンテンツデータを符号化する符号化レートを予測する符号化レート予測手段と、前記符号化レート予測手段により予測した符号化レートに対して重み付けを行う重み付け手段と、前記重み付けされた符号化レートを前記データ配信装置に通知する通知手段と、を備え、前記データ配信装置は、重み付けされた符号化レートを受信する受信手段と、前記受信した重み付けされた符号化レートでデータを送信する送信手段と、を備える。
【0012】
第6の発明は、前記重み付け手段は、前記回線品質情報に基づいて重み付けを行う。
【0013】
第7の発明は、前記無線通信端末との間に無線通信回線を設定する無線基地局を備え、前記無線基地局は、無線通信を行っている無線通信端末数を記憶する記憶手段と、該基地局に接続された無線通信端末数を前記無線通信端末に対して通知する接続端末数通知手段と、を備え、前記重み付け手段は、前記記憶手段が記憶している無線通信端末数に基づいて重み付けを行う。
【0014】
第8の発明は、前記重み付け手段は、前記データ配信装置が無線通信端末に対してデータの送信を開始する際の符号化レートを決定する。
【0015】
第9の発明は、データ配信装置から送信されたコンテンツデータを無線通信回線を介して受信する無線通信端末において、前記無線通信回線の品質を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した回線品質の情報を前記データ配信装置に送信する回線品質情報送信手段と、前記回線品質情報に基づいて予測された符号化レートに対して重み付けされた符号化レートで符号化されたコンテンツデータを受信する受信手段と、を備える。
【0016】
第10の発明は、無線基地局に対して該無線基地局に接続されている無線通信端末の情報を要求する接続端末数情報要求手段と、前記接続端末数要求手段によって受信した無線通信端末数を前記データ配信装置に通知する接続端末数情報通知手段と、を備える。
【0017】
第11の発明は、無線通信回線を介してコンテンツデータを無線通信端末に送信するデータ配信装置において、前記無線通信端末から送信された無線通信回線の品質情報を受信する受信手段と、前記回線品質情報に基づいて符号化する符号化レートを予測する符号化レート予測手段と、前記回線品質情報に基づいて予測された符号化レートに対して重み付けを行う重み付け手段と、を備える。
【0018】
第12の発明は、前記重み付け手段は、前記回線品質情報に基づいて重み付けを行う。
【0019】
第13の発明は、前記無線基地局に接続されている無線通信端末数を前記無線通信端末から受信する接続端末数情報受信手段を備え、前記重み付け手段は、前記受信した無線通信端末数に基づいて重み付けを行う。
【0020】
第14の発明は、データ配信装置から無線通信端末に無線通信回線を介してコンテンツデータを配信する通信方法において、前記無線通信端末は、前記無線通信回線の品質を検出し、該検出した回線品質情報を前記データ配信装置に送信し、前記データ配信装置は、前記無線通信端末から送信された回線品質情報を受信し、該受信した回線品質情報に基づいて予測された符号化レートに対して重み付けを行って、前記データ配信装置から重み付けされた符号化レートで符号化されたコンテンツデータを送信する。
【0021】
第15の発明は、前記重み付け手段は、前記回線品質情報に基づいて重み付けを行う。
【0022】
第16の発明は、前記無線通信端末と無線通信回線を設定している無線基地局は、無線通信回線を設定している無線端末数を記憶し、前記無線基地局に接続された無線通信端末数に基づいて重み付けを行う。
【0023】
第17の発明は、前記無線通信端末は、前記無線基地局に対して該無線基地局に接続された無線通信端末数の情報を要求し、前記無線基地局は、前記無線通信端末に対して該無線基地局に接続された無線通信端末数の情報を通知する。
【0024】
第18の発明は、データ配信装置から無線通信端末に無線通信回線を介してコンテンツデータを配信する通信方法において、前記無線通信端末は、前記無線通信回線の品質を検出し、該検出した回線品質情報に基づいて予測されたデータ配信装置がコンテンツデータを符号化する符号化レートに対して重み付けを行い、前記重み付けされた符号化レートを前記データ配信装置に通知する通知手段を備え、前記データ配信装置は、重み付けされた符号化レートを受信する受信手段と、前記重み付けされた符号化レートでコンテンツデータを符号化して送信する送信手段と、を備えた。
【0025】
第19の発明は、前記重み付け手段は、前記回線品質情報に基づいて重み付けを行う。
【0026】
第20の発明は、前記無線通信端末と無線通信回線を設定している無線基地局が、無線通信を行っている無線通信端末数を記憶し、前記無線通信端末に対して、該基地局に接続された無線通信端末数を通知し、前記無線通信端末は、前記無線基地局に接続された無線通信端末数に基づいて重み付けを行う。
【0027】
第21の発明は、前記重み付け手段は、データ配信装置が無線通信端末に対してデータの送信を開始する際の符号化レートを決定する。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0029】
図1は、本発明の実施の形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。
【0030】
複数のクライアント端末10(10A、10B、10C、10D)が、無線基地局30及びネットワーク(IPネットワーク等)40を介して、リアルタイム性を持ったコンテンツデータ(動画像、静止画、音楽、音声、字幕等)を送信するデータ配信装置(ストリーミングサーバ)20に接続されている。
【0031】
クライアント端末10は、データ通信に対応する携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistants)や、無線機を内蔵したデータ通信カードが付加されたコンピュータ端末等の無線通信端末である。このクライアント端末10は、無線基地局からの電波(下りの信号)を受信し、無線基地局に対し電波(上りの信号)を送信するアンテナ11を有し、該アンテナ11は無線部12に接続されている。無線部12は送信部及び受信部によって構成され、送信部はアンテナ11から送信する高周波信号を生成し、受信部はアンテナ11で受信した高周波信号に増幅、周波数変換等をして、ベースバンド信号として送受信部13に出力する。
【0032】
送受信部13は変復調回路及びCODEC部を含んで構成されており、変復調回路によってベースバンド信号を復調する。復調された信号は、CODEC部に送られ、CODEC部にてデータ信号に復号される。また、CODEC部はデータ信号を符号化し、符号化された信号は送受信部13に送られ、変調される。変調された信号は、送信部にて高周波信号に変換され、アンテナ11から送信される。
【0033】
送受信部13には、受信バッファ14が接続されており、クライアント端末10が受信したストリーミングデータを一時的に記憶して、短時間の伝送レートの低下、回線の切断等があっても、ストリーミングデータが途切れることなく再生されるようにしている。受信バッファ14から読み出されたデータは、復号部15に送信され、MPEG等の動画像ファイルとして符号化されたデータを映像信号に復号する。そして、復号された映像データは表示部16に表示される。
【0034】
制御部17は、無線部12、送受信部13、受信バッファ14、復号部15等のクライアント端末10の各部を制御する。具体的には、無線部12に対してチャネルを指定して送受信周波数や、送受信タイミングを制御する。また、所定の通信プロトコルに従って、クライアント端末10と無線基地局30との間の無線通信回線の設定、解除、位置登録等の各種制御信号を生成し、これらの信号の送受信を制御する。
【0035】
さらに、本発明の実施の形態では、無線通信網は1xEV−DO網(1x Evolution Data Only網)なので、クライアント端末10は、無線基地局30から送信された信号(例えば、パイロット信号、制御パケット等)を受信して求めたCIR(希望波対干渉波比)に基づいて、効率よくデータ通信を行うことができるものとして選択された通信モードを示す信号であるDRC(Data Rate Control)情報を無線通信回線品質情報として無線基地局30に対して送信する。よって、制御部17は受信信号から求めたCIRを取得して、予め記憶された変換テーブルを参照して、伝送レートを決定する。そして決定された伝送レートに基づいてDRC情報を生成して、無線部12に送る。このように、無線部12等によって回線品質を検出する検出手段が構成される。また、制御部17及び無線部12等によって回線品質情報送信手段が構成される。
【0036】
また、制御部17は、ストリーミングサーバ20から送信されたデータのパケットを監視しており、パケットロス率、ロスパケット数、受信したパケットのシーケンス番号の最大値、到着間隔ジッタ等を含む受信レポート(RR)を、データの受信状況情報としてストリーミングサーバ20に送信する。このように、制御部17及び無線部12等によって、受信状況情報送信手段が構成される。
【0037】
また、制御部17は、復号部15に対して、復号のための情報を指示する。
【0038】
無線基地局30は、無線部に接続されたアンテナ31を有しており、クライアント端末10からの電波(上りの信号)を受信し、クライアント端末10に対し電波(下りの信号)を送信する。無線部は送信部及び受信部によって構成され、送信部はアンテナ31から送信する高周波信号を生成し、受信部はアンテナ31で受信した高周波信号に増幅、周波数変換等をして、ベースバンド信号として送受信部に出力する。
【0039】
送受信部は変復調回路及びCODEC部を含んで構成されており、変復調回路によってベースバンド信号を復調する。復調された信号は、CODEC部に送られ、CODEC部にてデータ信号に復号される。また、CODEC部はデータ信号を符号化し、符号化された信号は送受信部に送られ、変調される。変調された信号は、送信部にて高周波信号に変換され、アンテナ31から送信される。
【0040】
送受信部にはインターフェース部が接続されており、無線基地局30は、該インターフェース部を介してインターネット等のIPネットワーク40に接続されている。
【0041】
また、無線基地局30は、無線基地局30の各部(無線部、送受信部、インターフェース部等)を制御する制御部を備える。具体的には、この制御部は、無線部に対してチャネルを指定して送受信周波数や、送受信タイミングを制御する。また、クライアント端末からの接続要求に対して、その接続の許否及びクライアント端末の接続数を制御して接続しているクライアント端末数を検出して記憶している(記憶手段)。
【0042】
さらに、本発明の実施の形態では、無線通信網は1xEV−DO網(1x Evolution Data Only網)なので、クライアント端末10から送信された無線通信回線の品質情報(DRC情報)及び接続されているクライアント端末数に基づいて、各クライアントに割り当てるデータ通信の帯域幅を決定し、無線通信回線の伝送レートを決定する。
【0043】
すなわち、無線基地局30の制御部及び無線部等によって、クライアント端末10から送信された無線通信回線品質情報(DRC情報)を受信する回線品質情報受信手段が構成され、制御部等によって、無線通信回線の伝送レートを決定する伝送レート決定手段が構成されている。
【0044】
データ配信装置(ストリーミングサーバ)20は動画像データ等のコンテンツを無線通信端末に送信(配信)する装置であり、動画像データ等を記憶している。データ配信装置はサービス側の装置であって、例えばサーバ等のコンピュータ装置である。なお、動画像データ等のコンテンツを記憶している記憶装置はサーバ内に設けられていてもサーバ外に設けられていてもどちらでもよい。
ストリーミングサーバ20は、記憶装置(ストレージ装置、ハードディスク等)に映像ソース21を記憶している。この映像ソースは記憶装置から読み出されて、符号化部22に送られる。符号化部22では、該映像ソースをMPEG等の動画像符号化規格に基づいて符号化して、送信部23に送る。送信部23では、通信プロトコルに基づいて符号化されたデータをパケット化してIPネットワーク40に送信する。
【0045】
レート予測部24は、ストリーミングサーバ20から送信するデータの符号化レートを予測する。すなわち、本発明では、クライアント端末10は、ストリーミングサーバ20から送信されたデータの受信状況情報として、パケットロス率、ロスパケット数、受信したパケットのシーケンス番号の最大値、到着間隔ジッタ等を含む受信レポートをストリーミングサーバ20に送信する。また、クライアント端末10は、クライアント端末10と無線基地局30との間の無線通信回線の品質情報としてDRC情報をストリーミングサーバ20に送信する。そして、ストリーミングサーバ20は、受信した受信レポート(受信状況情報)、DRC情報(回線品質情報)に基づいて、ストリーミングサーバ20が映像ソースを符号化する符号化レートを予測する(符号化レート予測手段)。
【0046】
制御部25は、符号化部22、送信部23等のストリーミングサーバ20の各部を制御する。具体的には、レート予測部24から予測した符号化レートを受け取り、後述する重み付け処理を行い、符号化レートに合致した符号化方法、符号化のための情報(例えば、DCT係数、量子化係数等)を符号化部22に指示する。また、送信部23から送信されるパケット数を制御する。
【0047】
次に、上記のように構成された実施の形態について、その動作を説明する。
【0048】
図2は、本発明の第1の実施の形態の通信システムのシーケンス図である。
【0049】
クライアント端末10とストリーミングサーバ20との間にセッションを設定する際に、クライアント端末10からセッション要求するSETUP信号が送信され、ストリーミングサーバ20からはセッションを許可するSETUP応答信号が送信される。その後、クライアント端末10はCIRから通信モードを選択し、DRC情報を決定してデータ送信開始要求信号(PLAY信号)に付加しストリーミングサーバ20に送信する。
【0050】
ストリーミングサーバ20は、受信したDRC情報からクライアント端末10が受信するのに最適な符号化レートを予測し、この予測した符号化レートに対して重み付け処理を行う。この重み付け処理とは、通信開始前にDRC情報から予測した符号化レートと、実際にデータ通信を行ったときの実効レートとの差異を少なくして、実効レートへの追従を速くするための処理である。
【0051】
重み付け処理は、予測符号化レートに対応付けられたテーブルとしてストリーミングサーバ20に予め格納されている補正係数Kと予測符号化レートとの積を求める。この補正係数Kのテーブルの例を図3に示す。補正係数Kは、DRC値より求めた予測符号化レートが高いほど、小さい値に設定されている。これは、無線通信の場合回線品質は時々刻々と変化するものであり、通信開始前にDRC値によって予測符号化レートを求めたとしてもその後通信を開始したときに回線品質が変化している場合もある。特に、ストリーミングなどのデータ通信を行う場合、伝送レートが高ければ高いほど帯域をより広く使うので外部の要因に影響されやすい。そのため、高い予測符号化レートでストリーミング通信を行った場合、実効レートが予測符号化レートに満たない場合は、無線基地局30で大きな遅延が発生してしまい、無線基地局30にデータが滞留してしまう。そして、場合によってはパケットロスによるフレームの欠落が生じ、画質が劣化する可能性がある。従って、通信開始当初は予測符号化レートよりも低い符号化レートで通信を開始し、通信途中は回線状況に応じて徐々に符号化レートを変える方が、データのリアルタイム性を確保し、通信リソースの有効活用の観点から望ましい。
【0052】
次に、ストリーミングサーバ20は、重み付け処理した符号化レートをデータの送信開始時の初期値として設定する。
【0053】
クライアント端末10から送信されたPLAY信号を受信したストリーミングサーバ20は、重み付けした符号化レートに基づいてMPEG等の規格に従って映像データを符号化し、符号化した映像データを送信する。
【0054】
そして、ストリーミングサーバ20は、所定のタイミングで送信レポートをクライアント端末10に送信する。この送信レポートに対して、クライアント端末10は受信レポートをストリーミングサーバ20に送信して、ストリーミングサーバ20から送信されたデータの受信状況を報告する。
【0055】
ストリーミングサーバ20は、受信レポートを受信すると、この受信レポートを使って次に送信するデータの符号化レート(映像データや音声データの場合は符号化ビットレート、テキストデータの場合はビットレート等)を予測し重み付け処理をする。なお、データの符号化レートを重み付けした後は、既に符号化されたコンテンツの一つを選択したり、また、重み付けされた符号化レートでコンテンツを符号化して送信される。
【0056】
以上のように構成された第1の実施の形態では、通信開始時にDRC情報により求めた予測符号化レートに対してDRC情報に応じた補正係数Kを用いて重み付けを行うので、DRC情報によって予測した符号化レートと実効レートとの差が少なくなり、通信開始後、最適なデータレートへの追従を迅速に行うことができる。
【0057】
次に、第2の実施の形態の通信システムについて説明する。
【0058】
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と比較すると、DRC値及び無線基地局に接続している端末数に対応した補正係数Kを用いた重み付け処理を行う点が相違する。
【0059】
図4は、本発明の第2の実施の形態の通信システムのシーケンス図である。
【0060】
まず、クライアント端末10は、ストリーミングサーバ20にセッション要求するSETUP処理の開始前に、無線基地局30に対して接続端末数要求を送信し、無線基地局30が現在何台の端末と通信を行っているかを問い合わせる。無線基地局30はこの接続端末数要求を受信すると、接続端末要求を送信したクライアント端末10に対して、無線基地局30が現在何台の端末と通信を行っているかを示す接続端末数情報を送信する。
【0061】
クライアント端末10は、受信した接続端末数情報から無線基地局30の接続端末数を抽出し、SETUP応答信号受信後、抽出した接続端末数情報とDRC情報とをPLAY信号に付加しストリーミングサーバ20に送信する。
【0062】
ストリーミングサーバ20は、まず、受信したDRC情報に応じて予測符号化レートを算出し、さらに重み付け処理を行う。この重み付け処理は、例えば、予測符号化レートに対応付けたテーブルとしてストリーミングサーバ20に予め格納されている補正係数Kと決定した予測符号化レートとの積により求める。
【0063】
この補正係数Kの例を図5に示す。
【0064】
補正係数Kは、DRC情報から求めた予測符号化レートが高いほど小さい値に設定され、さらに接続端末数が多いほど小さい値に設定される。これは、1xEV−DO網のようなベストエフォート方式の無線網では、基地局は該基地局に接続している端末からのDRC情報を使ってスケジューリングを行いながならデータを送信する。そのため、接続端末数が増えるとクライアント端末が要求するDRC情報に対して無線区間の実効レートは小さくなってしまう。特に、ストリーミングの符号化レートをDRC情報を使って予測する場合はこのスケジューリングの影響が考慮されていないので、予測符号化レートと実効レートとの差が大きくなってしまう。これに対して無線基地局と接続している接続端末数に応じて予測符号化レートを変えることで、他のクライアント端末が通信を行っていたとしても変換した予測符号化レートと実効レートとの差を小さくすることができる。
【0065】
次に、ストリーミングサーバ20は、重み付けした符号化レートをデータの送信開始時の初期値として設定する。
【0066】
クライアント端末10から送信されたPLAY信号を受信したストリーミングサーバ20は、重み付けした符号化レートに基づいてMPEG等の規格に従って映像データを符号化し、符号化した映像データを送信する。そして、ストリーミングサーバ20は、所定のタイミングで送信レポートをクライアント端末10に送信する。この送信レポートに対して、クライアント端末10は受信レポートをストリーミングサーバ20に送信して、ストリーミングサーバ20から送信されたデータの受信状況を報告する。ストリーミングサーバ20は、受信レポートを受信すると、この受信レポートを使って次に送信するデータの符号化レート(映像データや音声データの場合は符号化ビットレート、テキストデータの場合はビットレート等)を予測し重み付け処理をする。なお、第1の実施の形態と同様に、データの符号化レートを重み付けした後は、既に符号化されたコンテンツの一つを選択したり、また、重み付けされた符号化レートでコンテンツを符号化して送信される。
【0067】
上記のようにストリーミング中はクライアント端末10との間で送信レポートと受信レポートとの送受信を行いながらネットワークの実効レートを予測し、これを元に符号化レートを制御しながらデータの配信を行う。
【0068】
上記のストリーミング通信中に無線基地局30が接続端末数の変更を検出した場合は、無線基地局30は、クライアント端末10に対して接続端末数変更の通知メッセージを送信する。なお、この通知は予め接続端末数要求を送信した端末に対してのみに送信する方が望ましい。通知を受けたクライアント端末10は、前記受信レポートに接続端末数情報を埋め込み、ストリーミングサーバ20に対して送信する。
【0069】
ストリーミングサーバ20は受信した受信レポートに接続端末数情報が埋め込まれていることを検出した場合は、クライアント端末10に対して符号化レートを変更する必要が生じる可能性があると判定し、受信レポートから接続端末数情報を抜き出し、この接続端末数に対応する補正係数Kを抽出し、符号化レートに対して重み付け処理を行って、データの符号化レートを切り替える。
【0070】
上記のように構成された第2の実施の形態は、通信開始時にDRC情報、通信中に受信レポートにより求めた予測符号化レートに対してDRC情報と端末数とに応じた補正係数Kを用いて重み付けを行うので、第1の実施の形態の効果に加え、通信開始後、最適なデータレートへの追従をより迅速に行うことができる。
【0071】
次に、本発明の第3の実施の形態の通信システムについて説明する。
【0072】
第3の実施の形態では、第2の実施の形態と比較すると、無線基地局30がクライアント端末10に対して常に接続端末数情報を送信している点が相違する。
【0073】
図6は、本発明の第3の実施の形態の通信システムのシーケンス図である。
【0074】
無線基地局20はクライアント端末10に対して所定のタイミングで、無線基地局30が現在何台の端末と通信を行っているかを示す接続端末数情報を送信している。これは、例えば、1xEV−DOのセクターパラメータメッセージやQuickConfigメッセージなどのブロードキャストメッセージ内に埋め込んでクライアント端末10に対して送信する。
【0075】
クライアント端末10は、セッション開始時に直前に受信したブロードキャストメッセージから接続端末数情報を抽出し、受信した接続端末数情報とDRC情報とをPLAY信号に付加しストリーミングサーバ20に送信する。なお、この接続端末数情報はクライアント端末10に保存しておく。
【0076】
ストリーミングサーバ20は、DRC情報に応じて予測符号化レートを算出し、さらに予測符号化レートに対して重み付け処理を行う。この重み付け処理は第2の実施の形態と同様なので説明は省略する。ストリーミングサーバ20は、重み付けした符号化レートをデータの送信開始時の初期値として設定し、データの送信を行う。
【0077】
ストリーミングサーバ20は、クライアント端末10から送信されたPLAY信号を受信すると、重み付けした符号化レートに基づいてMPEG等の規格に従って映像データを符号化し符号化した映像データを送信する。そして、ストリーミングサーバ20は、所定のタイミングで送信レポートをクライアント端末10に送信する。この送信レポートに対して、クライアント端末10は受信レポートをストリーミングサーバ20に送信して、ストリーミングサーバ20から送信されたデータの受信状況を報告する。ストリーミングサーバ20は、受信レポートを受信すると、この受信レポートを使って、次に送信するデータの符号化レート(映像データや音声データの場合は符号化ビットレート、テキストデータの場合はビットレート等)を予測し重み付け処理をする。なお、第1の実施の形態と同様に、データの符号化レートを重み付けした後は、既に符号化されたコンテンツの一つを選択したり、また、重み付けされた符号化レートでコンテンツを符号化して送信される。
【0078】
上記のようにストリーミング中はクライアント端末10との間で送信レポートと受信レポートとの送受信を行いながらネットワークの実効レートを予測し、これを元に符号化レートを制御しながらデータの配信を行う。
【0079】
上記のストリーミング通信中、クライアント端末10は無線基地局30から送信されている接続端末数情報を予め保存しておいた接続端末数情報と比較する。比較結果により無線基地局30から送信された接続端末数情報に変化があった場合には、新たに接続端末数情報を抽出し、受信レポートに接続端末数情報を埋め込みストリーミングサーバ20に対して送信する。このとき、新たに抽出した接続端末数情報をクライアント端末10の制御部に保存する。
【0080】
ストリーミングサーバ20は受信した受信レポートに接続端末数情報が埋め込まれていることを検出した場合は、クライアント端末10に対して送信レポートを変更する必要が生じる可能性があると判定し、受信レポートから接続端末数情報を抜き出し、この接続端末数に対応する補正係数Kを抽出し、符号化レートに対して重み付け処理を行って、データの符号化レートを切り替える。
【0081】
上記のように構成された第3の実施の形態では、第2の実施の形態の効果に加え、クライアント端末10が無線基地局30に対して接続端末数情報要求を送る必要がないため、通信開始前に送受信されるデータ量を低減することができ、また、クライアント端末10の処理も少なくなるので、より迅速なストリーミング通信の開始を行うことができる。
【0082】
次に、第4の実施の形態の通信システムについて説明する。
【0083】
第4の実施の形態は上記第1乃至第3の実施の形態と比較すると、クライアント端末10内部で予測符号化レートを算出し重み付け処理を行い、重み付けされた符号化レートをストリーミングサーバ20に対して送信し、ストリーミングサーバ20はこの重み付けされた符号化レートに基づいてデータ送信を開始する点が相違する。
【0084】
図7は、本発明の第4の実施の形態の通信システムのシーケンス図である。
【0085】
まず、クライアント端末10は、ストリーミングサーバ20にセッション要求するSETUP処理の開始前に、無線基地局30に対して接続端末数要求を送信し、無線基地局30が現在何台の端末と通信を行っているかを問い合わせる。無線基地局30はこの接続端末数要求を受信すると、接続端末数要求を送信したクライアント端末10に対して、無線基地局30が現在何台の端末と通信を行っているかを示す接続端末数情報を送信する。
【0086】
クライアント端末10はセッションを要求するSETUP信号を送信すると、ストリーミングサーバ20からはセッションを許可するSETUP応答信号が送信される。その後、クライアント端末10が測定したCIRから通信モードを選択し、DRC情報を決定する。
【0087】
その後、クライアント端末10はDRC情報から予測符号化レートを算出し、さらに、受信した接続端末数情報から抽出した無線基地局30の接続端末数を用いて重み付け処理を行う。この重み付け処理は第2の実施の形態と同様なので説明は省略する。
【0088】
クライアント端末は、重み付け処理した符号化レートをPLAY信号に付加しストリーミングサーバ20に送信する。ストリーミングサーバ20は、クライアント端末10から送信されたPLAY信号を受信すると、重み付けした符号化レートに基づいてMPEG等の規格に従って映像データを符号化し、符号化した映像データを送信する。そして、ストリーミングサーバ20は、所定のタイミングで送信レポートをクライアント端末10に送信する。この送信レポートに対して、クライアント端末10は受信レポートをストリーミングサーバ20に送信する。
【0089】
この後、クライアント端末10は、通信状況から符号化レートを決定し、受信レポートに符号化レートを埋め込んでストリーミングサーバに対して送信する。ストリーミングサーバ20は、受信レポートを受信すると、この受信レポートから抽出した符号化レート(映像データや音声データの場合は符号化ビットレート、テキストデータの場合はビットレート等)に設定する。なお、データの符号化レートを受信した後は、既に符号化されたコンテンツの一つを選択したり、または、受信した符号化レートでコンテンツを符号化して送信される。
【0090】
上記のように構成された第4の実施の形態では、第1乃至第3の実施の形態の効果に加え、クライアント端末10がデータの符号化レートを送信するので、通信開始時に送受信されるデータ量を低減することができ、また、ストリーミングサーバ20の処理も少なくなるので、より迅速なストリーミング通信の開始を行うことができる。
【0091】
なお、第4の実施の形態ではクライアント端末10が無線基地局30に対して接続端末数を要求するよう構成したが、これを第1の実施の形態のように接続数を考慮しない構成としてもよいし、第3の実施の形態のように常に無線基地局30からクライアント端末10に対して接続端末数を送信するよう構成してもよい。
【0092】
なお、本発明の実施の形態においては、通信中の符号化レートに対して重み付け処理をしているが、通信中に受信レポートに基づいて決定する符号化レートは実効レート(実際のレート)とほとんど等しいため、通信開始時のみ重み付け処理するよう構成してもよい。
【0093】
【発明の効果】
本発明によると、無線通信回線を介した動画像データの配信において、配信開始時に決定した符号化レートと、スケジューリングによる実際の無線区間での通信レートと、の差異を小さくすることができ、最適なデータレートへの追従の時間をトータルで短縮することができる。また、無線基地局が把握している接続端末数を無線通信端末が知ることができ、接続端末数に基づいた精度の高い符号化レートの制御が可能になる。
【0094】
また、端末側で符号化レートの決定を行うので、サーバに対して送信する情報量を少なくできると共にサーバでの処理を低減することができ、送信開始までの時間を短縮することができる。
【0095】
さらに、配信開始時に決定した符号化レートと、スケジューリングによる実際の無線区間の通信レートと、の差異を小さくすることができ、データ配信開始時からユーザに対して良好な画質の動画像を提供することができると共に、無線網の状況に合わせた最適なデータレートへの追従の時間をトータルで短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の通信システムのシーケンス図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の補正係数Kの例を表したテーブルである。
【図4】本発明の第2の実施の形態の通信システムのシーケンス図である
【図5】本発明の第2の実施の形態の補正係数Kの例を表したテーブルである。
【図6】本発明の第3の実施の形態の通信システムのシーケンス図である
【図7】本発明の第4の実施の形態の通信システムのシーケンス図である
【符号の説明】
10 クライアント端末
11 アンテナ
12 無線部
13 送受信部
14 受信バッファ
15 復号部
16 表示部
17 制御部
20 ストリーミングストリーミングサーバ
21 映像ソース
22 符号化部
23 送信部
24 レート予測部
25 制御部
30 無線基地局
31 アンテナ
40 IPネットワーク

Claims (21)

  1. データ配信装置から無線通信端末に無線通信回線を介してコンテンツデータを送信する通信システムにおいて、
    前記無線通信端末は、
    前記無線通信回線の品質を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した回線品質の情報を前記データ配信装置に送信する回線品質情報送信手段と、を備え、
    前記データ配信装置は、
    前記無線通信端末から送信された前記回線品質情報を受信する受信手段と、
    前記回線品質情報に基づいて前記データ配信装置がコンテンツデータを符号化する符号化レートを予測する符号化レート予測手段と、
    前記回線品質情報に基づいて予測された符号化レートに対して重み付けを行う重み付け手段と、を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 前記重み付け手段は、前記回線品質情報に基づいて重み付けを行うことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記無線通信端末との間に無線通信回線を設定する無線基地局を備え、
    前記無線基地局は、接続されている無線通信端末数を記憶する記憶手段を備え、
    前記重み付け手段は、前記記憶手段が記憶している無線通信端末数に基づいて重み付けを行うことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記無線通信端末は、前記無線基地局に接続されている無線通信端末数の情報を要求する接続端末数情報要求手段を備え、
    前記無線基地局は、前記無線基地局に接続されている無線通信端末数の情報を通知する接続端末数情報通知手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. データ配信装置から無線通信端末に無線通信回線を介してコンテンツデータを送信する通信システムにおいて、
    前記無線通信端末は、
    前記無線通信回線の品質を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した回線品質の情報に基づいてデータ配信装置がコンテンツデータを符号化する符号化レートを予測する符号化レート予測手段と、
    前記符号化レート予測手段により予測した符号化レートに対して重み付けを行う重み付け手段と、
    前記重み付けされた符号化レートを前記データ配信装置に通知する通知手段と、を備え、
    前記データ配信装置は、
    重み付けされた符号化レートを受信する受信手段と、
    前記受信した重み付けされた符号化レートでコンテンツデータを送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする通信システム。
  6. 前記重み付け手段は、前記回線品質情報に基づいて重み付けを行うことを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記無線通信端末との間に無線通信回線を設定する無線基地局を備え、
    前記無線基地局は、
    無線通信を行っている無線通信端末数を記憶する記憶手段と、
    該基地局に接続された無線通信端末数を前記無線通信端末に対して通知する接続端末数通知手段と、を備え、
    前記重み付け手段は、前記記憶手段が記憶している無線通信端末数に基づいて重み付けを行うことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記重み付け手段は、前記データ配信装置が無線通信端末に対してコンテンツデータの送信を開始する際の符号化レートを決定することを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の通信システム。
  9. データ配信装置から送信されたコンテンツデータを無線通信回線を介して受信する無線通信端末において、
    前記無線通信回線の品質を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した回線品質の情報を前記データ配信装置に送信する回線品質情報送信手段と、
    前記回線品質情報に基づいて予測された符号化レートに対して重み付けされた符号化レートで符号化されたコンテンツデータを受信する受信手段と、を備えることを特徴とする無線通信端末。
  10. 無線基地局に対して該無線基地局に接続されている無線通信端末の情報を要求する接続端末数情報要求手段と、
    前記接続端末数要求手段によって受信した無線通信端末数を前記データ配信装置に通知する接続端末数情報通知手段と、を備えることを特徴とする請求項9に記載の無線通信端末。
  11. 無線通信回線を介してコンテンツデータを無線通信端末に送信するデータ配信装置において、
    前記無線通信端末から送信された無線通信回線の品質情報を受信する受信手段と、
    前記回線品質情報に基づいて符号化する符号化レートを予測する符号化レート予測手段と、
    前記回線品質情報に基づいて予測された符号化レートに対して重み付けを行う重み付け手段と、を備えたことを特徴とするデータ配信装置。
  12. 前記重み付け手段は、前記回線品質情報に基づいて重み付けを行うことを特徴とする請求項11に記載のデータ配信装置。
  13. 前記無線基地局に接続されている無線通信端末数を前記無線通信端末から受信する接続端末数情報受信手段を備え、
    前記重み付け手段は、前記受信した無線通信端末数に基づいて重み付けを行うことを特徴とする請求項12に記載のデータ配信装置。
  14. データ配信装置から無線通信端末に無線通信回線を介してコンテンツデータを配信する通信方法において、
    前記無線通信端末は、前記無線通信回線の品質を検出し、該検出した回線品質情報を前記データ配信装置に送信し、
    前記データ配信装置は、前記無線通信端末から送信された回線品質情報を受信し、該受信した回線品質情報に基づいて予測された符号化レートに対して重み付けを行って、前記データ配信装置から重み付けされた符号化レートで符号化されたコンテンツデータを送信することを特徴とする通信方法。
  15. 前記重み付け手段は、前記回線品質情報に基づいて重み付けを行うことを特徴とする請求項14に記載の通信方法。
  16. 前記無線通信端末と無線通信回線を設定している無線基地局は、無線通信回線を設定している無線端末数を記憶し、
    前記無線基地局に接続された無線通信端末数に基づいて重み付けを行うことを特徴とする請求項15に記載の通信方法。
  17. 前記無線通信端末は、前記無線基地局に対して該無線基地局に接続された無線通信端末数の情報を要求し、
    前記無線基地局は、前記無線通信端末に対して該無線基地局に接続された無線通信端末数の情報を通知することを特徴とする請求項16に記載の通信方法。
  18. データ配信装置から無線通信端末に無線通信回線を介してコンテンツデータを送信する通信方法において、
    前記無線通信端末は、前記無線通信回線の品質を検出し、該検出した回線品質情報に基づいて予測されたデータ配信装置がコンテンツデータを符号化する符号化レートに対して重み付けを行い、前記重み付けされた符号化レートを前記データ配信装置に通知する通知手段を備え、
    前記データ配信装置は、重み付けされた符号化レートを受信する受信手段と、前記重み付けされた符号化レートでコンテンツデータを符号化して送信する送信手段と、を備えたことを特徴とする通信方法。
  19. 前記重み付け手段は、前記回線品質情報に基づいて重み付けを行うことを特徴とする請求項18に記載の通信方法。
  20. 前記無線通信端末と無線通信回線を設定している無線基地局が、無線通信を行っている無線通信端末数を記憶し、前記無線通信端末に対して、該基地局に接続された無線通信端末数を通知し、
    前記無線通信端末は、前記無線基地局に接続された無線通信端末数に基づいて重み付けを行うことを特徴とする請求項19に記載の通信方法。
  21. 前記重み付け手段は、データ配信装置が無線通信端末に対してコンテンツデータの送信を開始する際の符号化レートを決定することを特徴とする請求項14から20のいずれか一つに記載の通信方法。
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