JP2004153317A - 端末メディア選択方法及び発信方法及び通信メディア選択装置及び端末メディア選択システム - Google Patents

端末メディア選択方法及び発信方法及び通信メディア選択装置及び端末メディア選択システム Download PDF

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Abstract

【課題】着信ユーザが複数のアプリケーションメディアを利用可能であるとき、ユーザのプレゼンス状況を自動収集し、また、アプリケーションメディアの優先度を自動的に判断する。
【解決手段】本発明は、プレゼンス管理装置が収集したプレゼンス情報をプレゼンス管理DBに登録し、着ユーザが利用可能なメディアの優先度を判断し、論理番号管理DBに格納されている着ユーザの利用可能なメディアリソースを表現する実アドレスに付与される優先度を非同期に更新し、発信装置は、論理番号管理DBから着ユーザの状況に応じて優先度付けされた実アドレスリストを取得し、最上位の優先度を有するメディアの実アドレスを選択する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端末メディア選択方法及び発信方法及び通信メディア選択装置及び端末メディア選択システムに係り、特に、インターネット上の様々なメディアに対して論理番号を使用して発信するための端末メディア選択方法及び発信方法及び通信メディア選択装置及び端末メディア選択システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユーザに付与された個人番号に対して、ユーザがWeb画面入力等のカスタマコントロールで設定した任意の着信先に接続したり、リアルタイムな接続を必要としない着信を拒否、あるいは、メッセージセンタに蓄積したりすることが可能なUPT(Univaersal Personal Telecommunication) サービスが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特表2000−504917号公報(第25〜27頁、第6図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のUPTサービスでは、一般固定電話端末、あるいは、携帯電話端末のような、数字入力しかできないメディアから発信することができないという問題がある。
【0005】
また、Web画面入力などのカスタマコントロールでは、ユーザの手動入力や、時間による着信先の変更などの方法しか採れなかったため、リアルタイムな着信先の変更や、自分の状況と相手先の状況から最も利用しやすいメディアを選択するなどのインタラクティブな着信先の変更をすることができないという問題がある。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、着信ユーザが複数のアプリケーションメディアを利用可能であるとき、ユーザのプレゼンス状況を自動収集し、また、アプリケーションメディアの優先度を自動的に判断することが可能な端末メディア選択方法及び発信方法及び通信メディア選択装置及び端末メディア選択システムを提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明の目的は、優先度付けされたアプリケーションメディアの実アドレスを1つの論理番号に関連付けることにより、発ユーザは1つの論理番号だけを記憶すればよく、その論理番号に対する発信が、着ユーザの状況に応じて最も利用したいアプリケーションメディアに自動的に着信させ、発ユーザ並びに着ユーザの利便性を高めることが可能な端末メディア選択方法及び発信方法及び通信メディア選択装置及び端末メディア選択システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
【0009】
本発明は、ネットワーク上の複数のメディアに対して論理番号を利用して発信するための端末メディア選択方法において、
1つの論理番号に関連付けられた実際の着信先が複数あるとき、着ユーザの情報を収集するプレゼンス管理装置が、該着ユーザの状況を常に監視して、ユーザプレゼンス情報を収集して(ステップ1)プレゼンス管理データベースに登録し(ステップ2)、
プレゼンス管理データベースでは、着ユーザが利用可能なメディアの優先度を判断し(ステップ3)、論理番号を管理する論理番号管理データベースにアクセスして、該論理番号管理データベースに格納されている着ユーザの利用可能なメディアリソースを表現する実アドレスに付与される優先度を非同期に更新し(ステップ5)、
通信メディア選択装置に対して発ユーザから論理番号による問い合わせがあった場合に(ステップ5)、該通信メディア選択装置は、論理番号管理データベースにアクセスし(ステップ6)、
論理番号管理データベースから着ユーザの状況に応じて優先度付けされた実アドレスリストを取得し(ステップ7)、
最上位の優先度を有するメディアの実アドレスを選択する(ステップ8)、または、発ユーザに実アドレスリストを提示して該発ユーザが利用したいメディアの実アドレスを選択させる(ステップ9)。
【0010】
また、本発明は、通信メディア選択装置において、
優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスに対して発信を試みた後、一定時間経過しても該実アドレスの着ユーザ端末から応答がない場合に、次の優先度を有する実アドレスに発信を試みる。
【0011】
また、本発明は、通信メディア選択装置において、
優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスのメディアが、電子メールに代表されるようなインタラクティブな通信メディアではない場合には、相手からの応答がなくとも、次の優先度を有する実アドレスに対して発信しない。
【0012】
また、本発明は、通信メディア選択装置から論理番号管理データベースに対して、ある論理番号への問い合わせがあった場合に、該論理番号に対応するメディアの状況をプレゼンス管理データベースに問い合わせ、該論理番号に関連付けられた実アドレス情報に基づいて、該論理番号管理データベースの内容を更新する。
【0013】
また、本発明は、プレゼンス管理装置が着信者の状況が変化したことを意味するユーザプレゼンス情報を取得すると、プレゼンス管理データベースにアクセスして、該プレゼンス管理データベースの該着信者のレコード情報に関連付けられた優先度情報、あるいは、レコード情報そのものを書き換え、書き換えられた情報を、論理番号管理データベースに登録する。
【0014】
本発明は、ネットワーク上の複数のメディアに対して論理番号を利用して発信する通信メディア選択装置における発信方法において、
発ユーザから論理番号の入力を受け付け、
論理番号に基づいて、該論理番号を管理する論理番号管理データベースにアクセスし、
論理番号管理データベースから、着ユーザの状況に応じて該着ユーザが利用可能なメディアに優先度付けされたメディアの実アドレスリストを受信し、
優先度付けされたメディアの実アドレスリストの最上位の優先度を持つ実アドレスに発信を試みる、または、該実アドレスリストを発ユーザに提示し、発ユーザから選択された実アドレスに発信を試みる。
【0015】
また、本発明は、発信を試みる際に、
優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスに対して発信を試みた後、一定時間経過しても該実アドレスの着ユーザ端末から応答がない場合に、次の優先度を有する実アドレスに発信を試みる。
【0016】
また、本発明は、発信を試みる際に、
優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスのメディアが、電子メールに代表されるようなインタラクティブな通信メディアではない場合には、相手からの応答がなくとも、次の優先度を有する実アドレスに対して発信しない。
【0017】
本発明は、ネットワーク上の複数のメディアに対して論理番号を利用して発信するための通信メディア選択装置であって、
発ユーザからの論理番号の入力を受け付ける論理番号取得手段と、
論理番号を管理する論理番号管理データベースにアクセスし、着ユーザの状況に応じて該着ユーザが利用可能なメディアに優先度付けされたメディアの実アドレスリストを受信する実アドレスリスト取得手段と、
実アドレスリストの最上位の優先度が付与された実アドレスに発信を試みる発信手段とを有する。
【0018】
本発明の発信手段は、
優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスに対して発信を試みた後、一定時間経過しても該実アドレスの着ユーザ端末から応答がない場合に、次の優先度を有する実アドレスに発信を試みる手段を含む。
【0019】
本発明の発信手段は、
優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスのメディアが、電子メールに代表されるようなインタラクティブな通信メディアではない場合には、相手からの応答がなくとも、次の優先度を有する実アドレスに対して発信しない手段を含む。
【0020】
図2は、本発明の原理構成図である。
【0021】
本発明は、ネットワーク上の複数のメディアに対して論理番号を利用して発信するための端末メディア選択システムであって、
論理番号に対応する着ユーザ利用可能メディアの実アドレス及び優先度を論理番号に対応付けて管理する論理番号管理データベース300と、
プレゼンスID、論理番号に対応する着ユーザ利用可能メディアの実アドレス及び優先度を論理番号に対応付けて管理するプレゼンス管理データベース400と、
1つの論理番号に関連付けられた実際の着信先のメディアが複数あるとき、着ユーザの状況を常に監視して、ユーザプレゼンス情報を収集してプレゼンス管理データベース400に登録するプレゼンス管理装置210と、
入力された論理番号に基づいて論理番号管理データベース300にアクセスして、着ユーザの実アドレスリストを取得して着信先に発信する通信メディア選択装置110と、を有し、
プレゼンス管理データベース400は、
プレゼンス管理装置を識別するためのプレゼンスID、優先度、論理番号及び着ユーザの利用可能メディアの実アドレスからなるプレゼンス情報を格納するプレゼンス情報格納手段440と、
着ユーザが利用可能なメディアの優先度を判断する優先度判断手段420と、論理番号を管理する論理番号管理データベース300にアクセスして、該論理番号管理データベース300に格納されている着ユーザの利用可能なメディアリソースを表現する実アドレスに付与される優先度を非同期に更新する優先度更新手段と430、を有し、
論理番号管理データベース300は、
論理番号、優先度及び着ユーザの利用可能メディアの実アドレスからなる情報を格納する論理番号管理データ格納手段340と、
発ユーザから論理番号を取得すると、着ユーザの状況に応じて優先度付けされた実アドレスリストを送信する実アドレスリスト送信手段310を有し、
通信メディア選択装置110は、
端末メディアから論理番号を受け付ける論理番号取得手段111と、
論理番号に基づいて論理番号管理データベース300にアクセスして実アドレスリストを取得する実アドレスリスト取得手段113と、
実アドレスリストの優先度の高い実アドレスを選択する、または、実アドレスリストを発ユーザに提示して実アドレスを選択させる実アドレス選択手段114と、
実アドレス選択手段114により選択されたメディアに発信を試みる発信手段115と、を有する。
【0022】
本発明の通信メディア選択装置110の発信手段115は、
優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスに対して発信を試みた後、一定時間経過しても該実アドレスの着ユーザ端末から応答がない場合に、次の優先度を有する実アドレスに発信を試みる手段を含む。
【0023】
本発明の通信メディア選択装置110の発信手段115は、
優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスのメディアが、電子メールに代表されるようなインタラクティブな通信メディアではない場合には、相手からの応答がなくとも、次の優先度を有する実アドレスに対して発信しない。
【0024】
本発明の論理番号管理データベース300は、
通信メディア選択装置110からある論理番号への問い合わせがあった場合に、該論理番号に対応するメディアの状況をプレゼンス管理データベースに問い合わせ、該論理番号に関連付けられた実アドレス情報に基づいて、当該論理番号管理データベースの内容を更新する第1の更新手段を含む。
【0025】
本発明のプレゼンス管理データベース400は、
プレゼンス管理装置210から着信者の状況が変化したことを意味するユーザプレゼンス情報を取得すると、当該プレゼンス管理データベースの該着信者のレコード情報に関連付けられた優先度情報、あるいは、レコード情報そのものを書き換える第2の更新手段と、
第2の更新手段で書き換えられた情報を、論理番号管理データベース300に登録する論理番号管理データベース変更登録手段と、を含む。
【0026】
上記のように、本発明では、着側ユーザの現在の状態に併せて通信メディアを選択し、通信を開始することにより、ユーザがメディアの選択等の操作を行うことなしに、適正なメディアを選択することが可能となる。
【0027】
また、従来UPTサービスなどでは着ユーザがWeb画面入力などのカスタマコンロールにより操作していた接続先の情報を、プレゼンス管理装置を使うことにより、煩わしい入力を避けることが可能となる。
【0028】
また、従来は、発着信を行う相手先のアドレス体系と、ユーザプレゼンスを管理するアドレス体系とが異なっていたために、両者を統合してサービスを行うことができなかったが、論理管理番号データベースと論理番号を導入することにより、論理番号のみを管理するだけで様々なプレゼンス情報や発着信メディアを利用することが可能となる。
【0029】
また、本発明では、ユーザの状況に応じて、着ユーザが応答するまで様々なメディアを利用して連絡をとることを試みることが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
【0031】
図3は、本発明の一実施の形態におけるシステム構成を示す。
【0032】
同図に示すシステムは、発ユーザ端末100、着ユーザ端末200、論理番号管理データベース300及びプレゼンス管理データベース400から構成される。
【0033】
発ユーザ端末100は、通信メディア選択装置110を有し、当該通信メディア選択装置110は、ユーザ端末100上にソフトウェアあるいはハードウェアの形で接続される装置である。
【0034】
着ユーザ端末200は、端末200上のアプリケーション、端末200に接続されたハードウェア、網間のゲートウェイ上に存在し、常に着ユーザ端末の状況を監視するプレゼンス管理装置210を有する。当該プレゼンス管理装置210は、ユーザ上で起動され、様々なユーザプレゼンス情報を収集し、常にプレゼンス管理データベース400に登録している。
【0035】
論理番号管理データベース300は、論理番号に関連付けられた各メディアを保持しているデータベースである。
【0036】
プレゼンス管理データベース400は、一定間隔でプレゼンス管理装置210から送信されてくる情報を受け取り、その情報を該ユーザの情報として管理し、着ユーザの利用可能なメディアについて優先度を評価して付与している。
【0037】
次に、上記のシステム構成における動作を説明する。
【0038】
図4は、本発明の一実施の形態における動作のシーケンスチャートである。
【0039】
ステップ101) 端末メディアは、各メディアが現在アクティブであることを通信メディア選択装置110に非同期に通知する。
【0040】
ステップ102) また、着ユーザ端末200のプレゼンス管理装置210は、常にユーザ端末200の状態を監視し、各種のセンサやアプリケーションと連携して、ユーザの情報を収集し、プレゼンス管理データベース400にプレゼンス情報を通知・登録している。収集するユーザプレゼンス情報としては、例えば、在否、位置情報、意思など様々な情報が考えられる。
【0041】
ステップ103) プレゼンス管理データベース400は、プレゼンス管理装置210から送信される様々な情報に対して、センサの分解能やより重要な情報がどれかといった情報の重みを判断し、その重み付けされた情報に基づいて利用可能なメディアがどれであるか判断する。例えば、着ユーザが在宅中で利用可能なメディアが、携帯電話と電子メールであるとき、通常であればまず携帯電話に着信するように、携帯電話を表す実アドレスの優先度を最も高くするが、携帯電話が「話中」という状況をプレゼンス管理データベース400が受け取ったら、優先度の高いメディアを電子メールに変更するというような判断を行う。利用可能なメディアに対して、現在のユーザ状況から判断して優先度を決定したら、プレゼンス管理データベース400は、論理番号管理データベース300にアクセスし、論理番号管理データベース300に登録されている実アドレスの優先度を書き換える。
【0042】
なお、上記のステップ102とステップ103における動作は、発ユーザの着信者のメディアの選択や、連続発信とは全く独立して、かつ非同期に実施される動作である。
【0043】
ステップ104) 発ユーザは、通信メディア選択装置110に対して論理番号を入力し、発信を行う。
【0044】
ステップ105) 通信メディア選択装置110は、論理番号管理データベース300に対して論理番号をキーとした問い合わせを行う。
【0045】
ステップ106) 論理番号管理データベース300は、論理番号をキーとして自身が管理するデータベースを検索し、該キーに関連付けられた実アドレスを探し出し、着信先メディアリスト等々として実アドレスを通信メディア選択装置110に返信する。
【0046】
ステップ107) 通信メディア選択装置110は、実アドレスリストを受信すると、優先度の最も高い実アドレスを選択し、自身が管理するメディアアプリケーションが非アクティブである場合、起動要求によって当該アプリケーションを起動する。
【0047】
ステップ108) 選択されたメディアアプリケーションは、実アドレスに対して発信を行い、通信パスの確立を試みる。
【0048】
なお、上記の処理において、実アドレスリストには、優先度が付与されており、この優先度は、プレゼンス管理データベース400によって非同期に更新されている。論理番号管理データベース300は、プレゼンス管理データベース400による優先度の書き換えを希望しないユーザのレコードも併せて管理している。それらのユーザのレコードの優先度は静的なものとなる。
【0049】
また、通信メディア選択装置110が実アドレスリストの最も優先度が高い実アドレスへの発信において、当該実アドレスへの発信の応答が一定時間ない場合は、次に優先度が高い実アドレスに対して発信を試みることにより、優先度順に連続的に発信することが可能である。
【0050】
また、上記のステップ107では、通信メディア選択装置110において自動的に最上位の優先度を持つ実アドレスに発信を試みているが、受信した実アドレスリストを発ユーザに提示し、当該発ユーザに使用したいメディア(実アドレス)を選択させるようにしてもよい。
【0051】
【実施例】
以下、図面と共に本発明の実施例を説明する。
【0052】
[第1の実施例]
本実施例のシステムは、メディアとして、例えば、HTTPを利用したWebブラウザや、電子メールアプリケーション、IPを利用したIP電話アプリケーションならびに、一般固定電話端末や携帯電話を想定しており、これらのメディアを使用することが可能なパーソナルコンピュータ上のソフトウェア、あるいはハードウェアなどにより実現される。
【0053】
また、このシステムは、インターネットなどのオープンなネットワーク、あるいは、企業内で用いられるようなプライベートなネットワークで使用される。但し、どちらのネットワークにおいても、論理番号を管理している論理番号管理データベースが必要であり、このデータベースがネットワーク上に存在する必要がある。
【0054】
論理番号は、数字のみで構成される独自の名前空間を持ち、その論理番号と通信相手のアプリケーションの種類と相手のリソースアドレスを特定できる情報との対応を管理する論理番号管理データベースが必要であるが、これはENUM(RFC2916)のような仕組みに従い、例えば、E.164名前空間とURIを対応させたENUM−DNSなどにより実現されることが考えられる。
【0055】
以下、本発明の特徴である論理番号管理データベース、プレゼンス管理データベース、通信メディア選択装置について説明する。
【0056】
図5は、本発明の第1の実施例のシステム構成図である。
【0057】
最初に、論理番号管理データベース300の各機能について説明する。
【0058】
論理番号管理データベース300は、E.164番号などの論理番号をキーとして、それに対応付けられたURIなどの実アドレスリストを管理する。
【0059】
論理番号管理データベース300は、通信メディア選択装置対向部310、検索部320、登録部330及び記憶部340から構成される。
【0060】
通信メディア選択装置対向部310は、通信メディア選択装置110から発信される論理番号の問い合わせを受け付けたり、通信メディア選択装置110に対して適切な情報を組み立てて送信する。
【0061】
検索部320は、論理番号をキーとして、記憶部340から実アドレスリストを検索する。
【0062】
登録部330は、プレゼンス管理データベース400が判断した優先度を論理番号データベース300上の記憶部340のレコードに反映する。
【0063】
次に、プレゼンス管理データベース400の各機能について説明する。
【0064】
プレゼンス管理データベース400は、登録部410、優先度判断部420、及び論理番号管理データベース対向部430及び記憶部440から構成される。プレゼンス管理データベース400の登録部410は、着ユーザのプレゼンス管理装置210から送られてくるプレゼンス情報を受信し、記憶部440に記録する。
【0065】
優先度判断部420は、記憶部440に記録されたプレゼンス情報から最も優先されるメディアがどれであるかを判断する。
【0066】
論理番号管理データベース対向部430は、優先度判断部420で判断された優先度を論理番号管理データベース300に伝えるために、論理番号管理データベース300と通信を行う。
【0067】
次に、通信メディア選択装置110の機能について説明する。
【0068】
通信メディア選択装置110は、メディア対向部111、問い合わせ形式変換部112、論理番号管理データベース対向部113から構成される。
【0069】
メディア対向部111は、各メディアに対して本発明のシステムの機能を提供する機能部であり、この機能の呼び出しインタフェースとしてAPI(Application Program Interface) などを持つ。
【0070】
問い合わせ形式変換部112は、通信メディア選択装置110に入力されたE.164番号などの論理番号を論理番号管理データベース300の問い合わせ形式に変換する。
【0071】
論理番号管理データベース対向部113は、論理番号管理データベース300への問い合わせ形式に変換された論理番号を、通信プロトコル等のフォーマットに整形し、問い合わせとして論理番号管理データベース300に送信し、また、論理番号管理データベース300からの応答を受信し、通信プロトコル等のフォーマットからデータを取り出す。また、論理番号管理データベース300から返却された実アドレスリストについては、通信メディア選択装置110が管理して優先度の高いアドレスをメディア10に渡す。
【0072】
図6は、本発明の第1の実施例の論理番号管理データベースのレコードの例を示す。同図に示す論理番号管理データベース300のすべてのフィールドデータは、通信メディア選択装置110からは読み取り専用で、書き込むことはできない。
【0073】
優先度のフィールドは、着ユーザが使用したメディアの優先度を表しており、この例では、優先度の値の低いほうが優先される。従って、
【0074】
【数1】
Figure 2004153317
が最も優先される。また、この優先度の値がプレゼンス管理データベース400によって常に書き換えられることになる。
【0075】
論理番号フィールドは、通信メディア選択装置110から送信される着信先の論理番号を示している部分であり、このフィールドをキーにしてデータを検索する。論理番号の形式は、様々な形式が考えられるが、この例のようにドメイン名形式を採るような場合も考えられる。
【0076】
着ユーザ利用可能メディアの実アドレスフィールドは、着ユーザが利用できる実アドレスが記録されており、論理番号に関連付けられている。この実アドレスとしては、この例のようにURI形式などが用いられることが考えられる。
【0077】
図7は、本発明の第1の実施例のプレゼンス管理データベースのレコードの例を示す。
【0078】
プレゼンス管理データベース400のフィールドは、前述の論理番号管理データベース300のフィールドに、プレゼンス管理装置210を識別するためのプレゼンスIDフィールドを付加した構成である。プレゼンスIDフィールドには、プレゼンス管理データベース400とプレゼンス管理装置210の間においてのみ用いられるIDが記録される。
【0079】
以下、上記のシステムにおける動作を説明する。
【0080】
最初に、通信メディア選択処理について説明する。
【0081】
図8は、本発明の第1の実施例の通信メディア選択処理のシーケンスチャートである。
【0082】
ステップ201) まず、メディア10から通信メディア選択装置110のメディア対向部111に対して、論理番号を用いた発信が行われる。この場合の論理番号は、数字のみから構成される番号を用いるものとする。
【0083】
ステップ202) 論理番号を受信したメディア対向部111は、問い合わせ形式変換部112に対して論理番号を送信する。
【0084】
ステップ203) 問い合わせ形式変換部112では、受信した論理番号を論理番号管理データベース300に対する問い合わせ形式に変換し、論理番号管理データベース対向部113に送信する。
【0085】
ステップ204) 論理番号管理データベース対向部113では、論理番号管理データベース300の通信メディア選択装置対向部310に対する問い合わせのキーとして論理番号を抽出し、検索部320に通知する。
【0086】
ステップ205) 検索部320は、抽出された論理番号をキーとして記憶部340から当該キーに関連付けられた実アドレスリストを検索する。
【0087】
ステップ206) 検索部320は、対応するリストがある場合には、実アドレスリストを通信メディア選択装置対向部310に返却する。
【0088】
ステップ207) 論理番号管理データベース300の通信メディア選択装置対向部310は、実アドレスリストを問い合わせ応答として、通信メディア選択装置100の論理番号管理データベース対向部113に送信する。
【0089】
ステップ208) 論理番号管理データベース対向部113は、その中の最も優先度の高いURIを実アドレス通知としてメディア10に通知する。
【0090】
次に、プレゼンス状態登録処理について説明する。
【0091】
図9は、本発明の第1の実施例のプレゼンス状態登録処理のシーケンスチャートである。
【0092】
ステップ301) まず、プレゼンス管理装置210は、着信者が利用できるメディアが使用中であるかどうか、あるいはその位置情報、ユーザの在否などを収集しており、それらの状態値とプレゼンス管理装置210を識別するための、プレゼンスIDをプレゼンス管理データベース400へプレゼンス通知の形式で送信する。
【0093】
ステップ302) プレゼンス管理データベース400の登録部410は、状態値を記録するためにプレゼンス通知を優先度判断部420に送信する。
【0094】
ステップ303) 優先度判断部420は、様々なプレゼンス管理装置210から送信された情報や、時間、ユーザの指示などの様々な状態から、利用可能メディアの優先度付けを行う。具体的には、プレゼンス管理データベース400で管理している着ユーザの実アドレスに付与されている優先度を変更する。
【0095】
ステップ304) 優先度付けされた実アドレスリストは、優先度リストとして、論理番号管理データベース対向部430に送信される。
【0096】
ステップ305) 論理番号管理データベース対向部430は、優先度リストを優先度更新メッセージにより論理番号管理データベース300に対して送信する。
【0097】
ステップ306) 優先度更新メッセージとして優先度リストを受信した論理番号管理データベース300の登録部330は、論理番号管理データベース300の記憶部340に保存している実アドレスリストの優先度を変更する。
【0098】
以上の処理により、論理番号管理データベース300上の実アドレスリストの優先度は常に最新かつ最適の状態に保たれる。
【0099】
[第2の実施例]
前述の第1の実施例における通信メディア選択処理のステップ208以降の処理として、通信メディア選択装置110において、取得した実アドレスリストの優先度の最も高い実アドレスに対して発信を試みたが、一定の時間が経過しても着信者からの応答がない場合には、実アドレスリストの次に優先度が高い実アドレスを用いて発信を試みる。例えば、図6に示す論理番号管理データベース300から実アドレスリストを取得し、実アドレス
【0100】
【数2】
Figure 2004153317
を用いて発信を試みたが一定の時間応答がない場合には、次に優先度が高い
【0101】
【数3】
Figure 2004153317
を用いて発信を試みる。
【0102】
また、発信した実アドレスリストのメディアが電子メール等のインタラクティブな通信メディアでない場合には、着信者から応答がない場合には、上記のような次の優先度を有するメディアに対する発信は試みない。
【0103】
なお、上記の実施例では、特にインターネット上の論理番号を利用したアドレス変換方式について述べたが、これについては、プライベートな企業内の閉域ネットワーク等で実現してもよい。
【0104】
なお、通信メディア選択装置110の動作をプログラムとして構築し、通信メディア選択装置として利用されるコンピュータにインストールする、または、ネットワークを介して流通させることも可能である。
【0105】
また、構築されたプログラムを通信メディア選択装置として利用されるコンピュータに接続されるハードディスク装置や、フレキシブルディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実施する際にインストールすることも可能である。
【0106】
なお、本発明は、上記の実施の形態及び実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
【0107】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、同じ論理番号に対する発信であっても、着信先は可変であり、また、着信先を発信ユーザに意識させずに着信させることができる。これにより、発信ユーザは1つの論理番号を記憶するだけでよい。
【0108】
また、論理番号に関連付けられた実アドレスは、常に着ユーザの状況を反映した優先順位に並べ替えられているため、1つの論理番号に発信するだけで、着ユーザの位置や状況を反映し、より応答しやすい着アプリケーションが選択されるので、より着ユーザを捕捉し易くなる。
【0109】
また、プレゼンス管理装置を識別するプレゼンスIDと、ユーザを識別する論理番号を分けて、プレゼンス管理データベースでその対応をとることにより、様々なID体系を持つさまざまなプレゼンス管理装置を意識することなく、論理番号サービスを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態におけるシステム構成図である。
【図4】本発明の一実施の形態における動作のシーケンスチャートである。
【図5】本発明の第1の実施例のシステム構成図である。
【図6】本発明の第1の実施例の論理番号管理データベースのレコード例である。
【図7】本発明の第1の実施例のプレゼンス管理データベースのレコード例である。
【図8】本発明の第1の実施例の通信メディア選択処理のシーケンスチャートである。
【図9】本発明の第1の実施例のプレゼンス状態登録処理のシーケンスチャートである。
【符号の説明】
10 メディア
11 SIP端末
100 発ユーザ端末
110 通信メディア選択装置
111 メディア対向部、論理番号取得手段
112 問い合わせ形式変換部
113 論理番号管理データベース対向部、実アドレス取得部
114 実アドレス選択手段
115 発信手段
200 着ユーザ端末
210 プレゼンス管理装置
300 論理番号管理データベース
310 実アドレスリスト送信手段、通信メディア選択装置対向部
320 検索部
330 登録部
340 論理番号管理データ格納手段、記憶部
400 プレゼンス管理データベース
410 登録部
420 優先度判断手段、優先度判断部
430 優先度更新手段、論理番号管理データベース対向部
440 プレゼンス情報格納手段、記憶部

Claims (16)

  1. ネットワーク上の複数のメディアに対して論理番号を利用して発信するための端末メディア選択方法において、
    1つの論理番号に関連付けられた実際の着信先が複数あるとき、着ユーザの情報を収集するプレゼンス管理装置が、該着ユーザの状況を常に監視して、ユーザプレゼンス情報を収集してプレゼンス管理データベースに登録し、
    前記プレゼンス管理データベースでは、着ユーザが利用可能なメディアの優先度を判断し、論理番号を管理する論理番号管理データベースにアクセスして、該論理番号管理データベースに格納されている着ユーザの利用可能なメディアリソースを表現する実アドレスに付与される優先度を非同期に更新し、
    通信メディア選択装置に対して発ユーザから論理番号による問い合わせがあった場合に、該通信メディア選択装置は、前記論理番号管理データベースにアクセスし、
    前記論理番号管理データベースから前記着ユーザの状況に応じて優先度付けされた実アドレスリストを取得し、
    最上位の優先度を有するメディアの実アドレスを選択する、または、前記発ユーザに前記実アドレスリストを提示して該発ユーザが利用したいメディアの実アドレスを選択させることを特徴とする端末メディア選択方法。
  2. 前記通信メディア選択装置において、
    前記優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスに対して発信を試みた後、一定時間経過しても該実アドレスの着ユーザ端末から応答がない場合に、次の優先度を有する実アドレスに発信を試みる請求項1記載の端末メディア選択方法。
  3. 前記通信メディア選択装置において、
    前記優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスのメディアが、電子メールに代表されるようなインタラクティブな通信メディアではない場合には、相手からの応答がなくとも、次の優先度を有する実アドレスに対して発信しない請求項2記載の端末メディア選択方法。
  4. 前記通信メディア選択装置から前記論理番号管理データベースに対して、ある論理番号への問い合わせがあった場合に、該論理番号に対応するメディアの状況を前記プレゼンス管理データベースに問い合わせ、該論理番号に関連付けられた実アドレス情報に基づいて、該論理番号管理データベースの内容を更新する請求項1記載の端末メディア選択方法。
  5. 前記プレゼンス管理装置が前記着信者の状況が変化したことを意味するユーザプレゼンス情報を取得すると、前記プレゼンス管理データベースにアクセスして、該プレゼンス管理データベースの該着信者のレコード情報に関連付けられた優先度情報、あるいは、レコード情報そのものを書き換え、書き換えられた情報を、前記論理番号管理データベースに登録する請求項1記載の端末メディア選択方法。
  6. ネットワーク上の複数のメディアに対して論理番号を利用して発信する通信メディア選択装置における発信方法において、
    発ユーザから論理番号の入力を受け付け、
    前記論理番号に基づいて、該論理番号を管理する論理番号管理データベースにアクセスし、
    前記論理番号管理データベースから、着ユーザの状況に応じて該着ユーザが利用可能なメディアに優先度付けされたメディアの実アドレスリストを受信し、
    前記優先度付けされたメディアの実アドレスリストの最上位の優先度を持つ実アドレスに発信を試みる、または、該実アドレスリストを前記発ユーザに提示し、前記発ユーザから選択された実アドレスに発信を試みることを特徴とする発信方法。
  7. 発信を試みる際に、
    前記優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスに対して発信を試みた後、一定時間経過しても該実アドレスの着ユーザ端末から応答がない場合に、次の優先度を有する実アドレスに発信を試みる請求項6記載の発信方法。
  8. 発信を試みる際に、
    前記優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスのメディアが、電子メールに代表されるようなインタラクティブな通信メディアではない場合には、相手からの応答がなくとも、次の優先度を有する実アドレスに対して発信しない請求項6記載の発信方法。
  9. ネットワーク上の複数のメディアに対して論理番号を利用して発信するための通信メディア選択装置であって、
    発ユーザからの論理番号の入力を受け付ける論理番号取得手段と、
    論理番号を管理する論理番号管理データベースにアクセスし、着ユーザの状況に応じて該着ユーザが利用可能なメディアに優先度付けされたメディアの実アドレスリストを受信する実アドレスリスト取得手段と、
    前記実アドレスリストの最上位の優先度が付与された実アドレスに発信を試みる発信手段とを有することを特徴とする通信メディア選択装置。
  10. 前記発信手段は、
    前記優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスに対して発信を試みた後、一定時間経過しても該実アドレスの着ユーザ端末から応答がない場合に、次の優先度を有する実アドレスに発信を試みる手段を含む請求項9記載の通信メディア選択装置。
  11. 前記発信手段は、
    前記優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスのメディアが、電子メールに代表されるようなインタラクティブな通信メディアではない場合には、相手からの応答がなくとも、次の優先度を有する実アドレスに対して発信しない手段を含む請求項9記載の通信メディア選択装置。
  12. ネットワーク上の複数のメディアに対して論理番号を利用して発信するための端末メディア選択システムであって、
    論理番号に対応する着ユーザ利用可能メディアの実アドレス及び優先度を論理番号に対応付けて管理する論理番号管理データベースと、
    プレゼンスID、論理番号に対応する着ユーザ利用可能メディアの実アドレス及び優先度を論理番号に対応付けて管理するプレゼンス管理データベースと、
    1つの論理番号に関連付けられた実際の着信先のメディアが複数あるとき、着ユーザの状況を常に監視して、ユーザプレゼンス情報を収集して前記プレゼンス管理データベースに登録するプレゼンス管理装置と、
    入力された論理番号に基づいて前記論理番号管理データベースにアクセスして、着ユーザの実アドレスリストを取得して着信先に発信する通信メディア選択装置と、を有し、
    前記プレゼンス管理データベースは、
    前記プレゼンス管理装置を識別するための前記プレゼンスID、優先度、論理番号及び着ユーザの利用可能メディアの実アドレスからなるプレゼンス情報を格納するプレゼンス情報格納手段と、
    前記着ユーザが利用可能なメディアの優先度を判断する優先度判断手段と、
    前記論理番号を管理する論理番号管理データベースにアクセスして、該論理番号管理データベースに格納されている着ユーザの利用可能なメディアリソースを表現する実アドレスに付与される優先度を非同期に更新する優先度更新手段と、を有し、
    前記論理番号管理データベースは、
    論理番号、優先度及び着ユーザの利用可能メディアの実アドレスからなる情報を格納する論理番号管理データ格納手段と、
    発ユーザから論理番号を取得すると、前記着ユーザの状況に応じて優先度付けされた実アドレスリストを送信する実アドレスリスト送信手段を有し、
    前記通信メディア選択装置は、
    端末メディアから論理番号を受け付ける論理番号取得手段と、
    前記論理番号に基づいて前記論理番号管理データベースにアクセスして実アドレスリストを取得する実アドレスリスト取得手段と、
    前記実アドレスリストの優先度の高い実アドレスを選択する、または、該実アドレスリストを前記発ユーザに提示して実アドレスを選択させる実アドレス選択手段と、
    前記実アドレス選択手段により選択されたメディアに発信を試みる発信手段と、を有することを特徴とする端末メディア選択システム。
  13. 前記通信メディア選択装置の前記発信手段は、
    前記優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスに対して発信を試みた後、一定時間経過しても該実アドレスの着ユーザ端末から応答がない場合に、次の優先度を有する実アドレスに発信を試みる手段を含む請求項12記載の端末メディア選択システム。
  14. 前記通信メディア選択装置の前記発信手段は、
    前記優先度付けされた実アドレスリストにおいて、最上位の優先度を持つメディアの実アドレスのメディアが、電子メールに代表されるようなインタラクティブな通信メディアではない場合には、相手からの応答がなくとも、次の優先度を有する実アドレスに対して発信しない請求項12記載の端末メディア選択システム。
  15. 前記論理番号管理データベースは、
    前記通信メディア選択装置からある論理番号への問い合わせがあった場合に、該論理番号に対応するメディアの状況を前記プレゼンス管理データベースに問い合わせ、該論理番号に関連付けられた実アドレス情報に基づいて、当該論理番号管理データベースの内容を更新する第1の更新手段を含む請求項12記載の端末メディア選択システム。
  16. 前記プレゼンス管理データベースは、
    前記プレゼンス管理装置から前記着信者の状況が変化したことを意味するユーザプレゼンス情報を取得すると、当該プレゼンス管理データベースの該着信者のレコード情報に関連付けられた優先度情報、あるいは、レコード情報そのものを書き換える第2の更新手段と、
    前記第2の更新手段で書き換えられた情報を、前記論理番号管理データベースに登録する論理番号管理データベース変更登録手段と、を含む請求項12記載の端末メディア選択システム。
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