JP2004153120A - 転写露光方法 - Google Patents

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Shigeki Mori
森  茂樹
Yasuhiro Sekine
康弘 関根
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Abstract

【課題】分割露光における特性差を抑制することのできる転写露光方法を提供する。
【解決手段】少なくとも一部に所定のマスクパターンを有する2枚のマスクのそれぞれで露光(ショットA、B)を行い、該露光により得られる上記2枚のマスクからのパターンをウェーハ上でつなぎ合わせて所定の転写パターンを形成する転写露光方法において、上記所定の転写パターンの、上記所定のマスクパターンに対応するパターンの寸法が上記2枚のマスクのそれぞれで同じになるように、上記ショットA、Bにおける露光パラメータE、Eをそれぞれ調整する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造工程において用いられる転写露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造工程のウェーハプロセスでは、ホトリソグラフィを用いて基板上への半導体素子の造り込みが行われる。このホトリソグラフィ工程では、マスクパターン(レチクルパターンともいう)をウェーハ上に転写露光することでチップパターンが形成される。転写露光には、射影露光と投影露光があり、特に、投影露光の1つである縮小投影露光(ステッパ露光ともいう)は、他の露光方法に比べて高解像度でのパターン形成が可能なため、高集積度の半導体装置に好適に用いられている。
【0003】
一例として、特許文献1に開示された縮小投影露光装置の要部を図9に模式的に示す。この縮小投影露光装置は、ウェーハ127が固定されるXYステージ128と、レチクル122に形成されているレチクルパターンをウェーハ127上に縮小投影する縮小投影レンズ123と、レチクル122の位置合わせを行うためのアライメント光学系121と、ウェーハ127の位置合わせを行うためのアライメント光学系125と、XYステージ128のXY方向への移動量を検出するためのレーザ干渉計124とを有する。
【0004】
上記の縮小投影露光装置では、レクチル122に形成されたレチクルパターンを用いて縮小投影レンズ123によりウェーハ127上にパターンを結像させ、1ショット毎にXYステージ128を段階的に移動させてパターンを焼き付けていくステップアンドリピートにより、ウェーハ127全体を露光する。このステッパ露光によれば、限界解像度を例えば1.0μm以下とすることができる。この場合の1回の投影露光で転写可能なフィールドサイズ(以下、露光フィールドサイズという)は、φ30mm程度である。
【0005】
しかしながら、上述した縮小投影露光装置の場合、チップサイズが露光フィールドサイズを超える半導体装置については、1回の投影露光でウェーハ上に目的のチップパターンを形成することができない。そこで、チップパターンを分割して露光する分割露光が行われている(特許文献1参照)。以下、その分割露光を具体的に説明する。
【0006】
図10に、分割露光に用いられるレチクルの一例を示し、図11にそのレチクルを用いてウェーハ上に形成されるチップパターンの一例を示す。図10に示すレチクル100には、回路パターンAに対応するレチクルパターン100a、回路パターンBに対応するレチクルパターン100b、回路パターンCに対応するレチクルパターン100cの3つの分割パターンが形成されている。回路パターンA〜Cは1つの回路パターンを分割したものである。レチクルパターン100a〜100cをウェーハ上で繋ぎ合わせて露光することで、図11に示すような、回路パターンA〜Cが繋がったチップパターン200を形成する。
【0007】
固体撮像素子など半導体素子の製造において行われる転写露光では、少なくとも一部に同一のパターンを有する複数枚のレチクルを用いて1つのチップパターンを分割露光することが多い。このような場合は、基準となる1枚のレチクルを使って露光条件を決定し、この露光条件を全てのレチクルにおける露光に用いるのが一般的である。図12に、複数枚のマスク(レチクル)A〜Aを用いて分割露光を行う場合の露光条件の決定手順を示す。
【0008】
図12を参照すると、まず、基準となるマスクAを使って露光条件出しを行う。具体的には、マスクAのマスクパターンをウェーハ上に転写露光して得られるパターンの線幅と露光パラメータ(例えば露光量、フォーカスオフセット、照明条件など)との関係式を求める(ステップS1)。次いで、ステップS1で求めた関係式を用いて、マスクAでのウェーハ上における転写パターンの線幅が目的の寸法となるような露光パラメータを決定し、これをマスクAの露光条件とする(ステップS2)。他のマスクA〜Aについても、ステップS2で決定した露光条件と同じ露光条件を設定する(ステップS3)。このような露光条件の決定手法は、例えばデジタルカメラやビデオカメラなどに用いられている固体撮像素子の製造工程において、良く用いられている。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−6849号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、分割露光を適用して固体撮像素子などの半導体素子を作製する場合に、図12に示したような露光条件の決定手法を用いると、以下のような問題が生じることがこれまでの解析により明らかになった。
【0011】
マスクA〜Aは、それぞれのマスク間で、マスク寸法に僅かながら誤差がある。このため、マスクAを基準として全マスクの露光条件を決定すると、マスクAについてはウェーハ上で目的のパターン寸法を得られるが、他のマスクA〜Aについては、ウェーハ上でのパターン寸法にマスクAとのマスク寸法誤差がそのまま反映されてしまい、目的のパターン寸法を得られない場合がある。図13に、2枚のマスクで分割露光を行う場合に生じるパターン寸法差の概念図を示す。
【0012】
図13において、ショットAは、マスク寸法aのマスクMを用いた露光、ショットBは、マスク寸法bのマスクMを用いた露光をそれぞれ表す。マスクM、Mは、いずれもウェーハ上で同じパターン寸法Wを得るように設計されたものであるが、マスク作製工程で生じるマスク寸法誤差により、それぞれのマスク寸法a、bは僅かに異なる(ここでは、a<bである)。
【0013】
図13の例では、まず、マスクMを用いてウェーハ上のパターン寸法が目的のパターン寸法Wとなるような露光パラメータEを決定する。そして、各ショットA、Bで、この露光パラメータEを用いた露光転写が行われる。この場合、ショットAで得られるパターン寸法Wは目的のパターン寸法Wと同じになる(W=W)が、ショットBで得られるパターン寸法Wは目的のパターン寸法Wと異なる(W>W)。ここで、パターン寸法Wとパターン寸法Wの差は、マスク寸法aとマスク寸法bの差に対応する。
【0014】
半導体素子では、上記のようなパターン寸法差は、ショットAで転写露光された領域とショットBで転写露光された領域との間で特性差を生じさせる原因となる。以下、この特性差について、固体撮像素子を例に具体的に説明する。
【0015】
図14は、固体撮像素子の画素部を2分割して露光した場合の分割領域を示す模式図である。この図14に示す画素部300は、同一構造の画素がマトリクス状に複数配置されたものであって、中央付近につなぎ目300cを有し、このつなぎ目300cを境界にして2つの分割領域300a、300bを有する。分割領域300a,300bは、例えば図13に示したショットA、Bでそれぞれ転写露光が行われた領域であって、上述したパターン寸法差を有する。
【0016】
上記の画素部300では、分割領域300a、300b間で出力(電気信号)に差を生じる。例えば、画素部300全体に一定光量の光が入射した場合は、図15に示すように、つなぎ目300cを境にして、分割領域300a側の出力が低く、分割領域300b側の出力が高くなる。このため、画素部300全体での撮像画像において、つなぎ目300cに対応する位置に目視できるスジが生じる。
【0017】
上記の出力差(特性差)の原因は、パターン寸法差を生じたことにより、分割領域300a、300b間で、例えばマイクロレンズやカラーフィルタの寸法や形状に違いを生じたり、隣接するカラーフィルタ間の隙間の大きさに違いを生じたりすることにある。パターン寸法差が及ぼす、マイクロレンズおよびカラーフィルタ層への影響をそれぞれ図16、図17に示す。
【0018】
図16および図17に示す例では、画素部300は、表面側(主面側)の各画素に対応する位置に光電変換部302が形成された半導体基板301上に、配線層/層間絶縁膜303、平坦化層304、カラーフィルタ層305、平坦化層306が順次積層された構造になっており、さらに平坦化層306上の各画素に対応する位置にマイクロレンズ307がそれぞれ形成されている。配線層/層間絶縁膜303は、通常、複数の配線層とこれら配線層毎に設けられる複数の層間絶縁膜とからなるが、図16および図17中、それらの構成は略している。また、入射光量に応じて光電変換部302で生成される電荷を電気信号に変換して送出するための半導体素子(例えばCMOS)なども省略している。
【0019】
光電変換部302、配線層/層間絶縁膜303、カラーフィルタ層305、およびマイクロレンズ307は、いずれもホトリソグラフィ工程を利用して形成されており、分割領域300a、300b間で上述したパターン寸法差を生じる。このため、これら光電変換部302、配線層/層間絶縁膜303、カラーフィルタ層305、およびマイクロレンズ307のいずれにおいても、分割領域300a、300b間で上述したパターン寸法差による特性差を生じる。ここでは、一例として、パターン寸法差が及ぼすマイクロレンズ307およびカラーフィルタ層305への影響について説明する。
【0020】
(マイクロレンズ307への影響)
マイクロレンズ307の形成では、まず、平坦化層306上に感光性樹脂(フォトレジスト)よりなる樹脂層を形成し、この樹脂層を各画素に対応するように島状に加工する(ホトリソグラフィ工程)。そして、この島状に加工された樹脂パターンを加熱して軟化させ、表面張力によって樹脂の表面を球面化した後、硬化させてレンズ形状とする。
【0021】
上記のホトリソグラフィ工程において、分割露光が行われると、上述したパターン寸法差により、分割領域300a、300b間で、島状に加工された樹脂パターンの大きさに違いを生じる。例えば、分割領域300aにおけるパターン寸法が、分割領域300bにおけるパターン寸法より小さい場合は、島状に加工された樹脂パターンは、分割領域300b側に比べて分割領域300a側が小さくなる。このため、分割領域300a、300b間で、マイクロレンズ307の寸法や形状に違いを生じる。図16の例では、分割領域300a側のマイクロレンズ307は、分割領域300b側に比べて、レンズ径が僅かに小さく、レンズの厚さも薄くなっている。
【0022】
分割領域300a、300b間で、マイクロレンズ307の寸法や形状の違いを生じた場合、その差が光電変換部302への入射光量の差となって現れ、画素部300からの出力に図15に示したような出力差を生じる。
【0023】
(カラーフィルタ層305への影響)
カラーフィルタ層305の形成では、平坦化層304上に所定の顔料が分散されたフォトレジスト層を形成し、このフォトレジスト層を露光して画素に対応した色フィルタを形成する(ホトリソグラフィ工程)。この工程を各色(R、G、B)ごとに行うことで、各色(R、G、B)のフィルタが画素に対応して配置されたカラーフィルタ層305を得る。
【0024】
上記のホトリソグラフィ工程において、分割露光が行われると、上述したパターン寸法差により、分割領域300a、300b間で、色フィルタの寸法や形状に違いを生じる。例えば、分割領域300aにおけるパターン寸法が、分割領域300bにおけるパターン寸法より小さい場合は、色フィルタの大きさは、分割領域300b側に比べて分割領域300a側が小さくなる。この結果、分割領域300a、300b間で、隣接する色フィルタの隙間の大きさに違いを生じる。図17の例では、隣接する色フィルタの隙間の大きさは、分割領域300a側が大きくなっている。
【0025】
色フィルタの隙間からの入射光は、平坦化層304や配線層/層間絶縁膜303などで反射されて光電変換部302に入射する。隙間の大きさが変化すると、隙間からの入射光量が変化し、その結果、光電変換部302への入射光量も変化する。このため、分割領域300a、300b間で、隣接する色フィルタの隙間の大きさに違いを生じた場合、その差が光電変換部302への入射光量の差となって現れ、画素部300からの出力に図15に示したような出力差を生じる。
【0026】
本発明の目的は、上述した問題を解決し、分割露光における特性差を抑制することのできる転写露光方法を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の転写露光方法は、少なくとも一部に所定のマスクパターンを有する複数のマスクのそれぞれで露光を行い、該露光により得られる前記複数のマスクからのパターンをウェーハ上でつなぎ合わせて所定の転写パターンを形成する転写露光方法において、
前記所定の転写パターンの、前記所定のマスクパターンに対応するパターンの寸法が前記複数のマスクのそれぞれで同じになるように、前記複数のマスクのそれぞれの露光時における露光パラメータを調整するステップを含むことを特徴とする。
【0028】
上記の発明によれば、所定のマスクパターンに対応する、ウェーハ上でのパターンの寸法は、各マスクで同じになるので、それぞれのマスクで露光される領域間で、特性差は生じない。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0030】
本発明の転写露光方法は、少なくとも一部に所定のマスクパターンを有する複数枚のマスクを用いて分割露光が行われる露光装置において用いられる方法であって、それぞれのマスクでの露光に際して、ウェーハ上に形成される、上記所定のマスクパターンに対応する転写パターンが同じ寸法になるように露光パラメータ(例えば、露光量、フォーカスオフセット、照明条件など)を設定するようになっている。
【0031】
図1に、本発明の転写露光方法の概念図を示す。図1において、ショットAは、マスク寸法aのマスクMを用いた露光、ショットBは、マスク寸法bのマスクMを用いた露光をそれぞれ表す。マスクM、Mは、いずれもウェーハ上で目的のパターン寸法Wを得るように設計されたものであるが、マスク作製工程で生じるマスク寸法誤差により、それぞれのマスク寸法a、bは僅かに異なる(ここでは、a<bである)。ここで、マスク寸法a、bは、ウェーハ上の寸法に換算した値である。例えば、原寸の5倍のマスクパターンが形成されたマスクであれば、マスク寸法のウェーハ上換算値は、マスクパターンを1/5倍した値となる。以下、マスク寸法a、bを用いた説明では、すべてこのウェーハ上換算値を用いることとする。
【0032】
ショットAでは、ウェーハ上でのパターン寸法Wが目的のパターン寸法Wと同じ寸法になるように露光パラメータEを設定する。ショットBでは、ウェーハ上でのパターン寸法Wが目的のパターン寸法Wと同じ寸法になるように露光パラメータEを設定する。これにより、両ショットA、Bでのウェーハ上に形成される転写パターンの寸法(W、W)は、いずれも目的のパターン寸法Wと同じ寸法となり、従来の分割露光で問題となった、分割領域間での特性差は生じない。
【0033】
各ショットにおける露光パラメータの設定には種々の方法がある。以下、露光パラメータの設定方法について具体的に説明する。
【0034】
(設定方法1)
本設定方法では、分割露光に用いられる各マスクのそれぞれについて、実際にウェーハ上に形成される転写パターンの寸法と露光パラメータとの関係式を求め、その求めた関係式を用いて各マスクにおける目的のパターン寸法Wを得るための露光パラメータを決定する。
【0035】
一例として、マスク寸法aのマスクMを用いたショットAと、マスク寸法bのマスクMを用いたショットBとの2つのショットにより分割露光が行われる場合の、各ショットにおけるパターン寸法と露光パラメータの関係を図2に示す。ここで、ショットA、Bは、図1で説明したショットA、Bと同じである。
【0036】
ショットAについて、マスクMを用いて実際にウェーハ上に形成される転写パターンの寸法と露光パラメータとの関係式(w=f(e))を予め求める。ここで、fはマスクMで得られる関数である。次いで、その関係式(w=f(e))を用いて、マスクMを用いてウェーハ上に形成される転写パターンの寸法(W)が目的のパターン寸法Wとなるような露光パラメータEを決定する。具体的には、ショットAでの目的のパターン寸法Wは、
W=f(E
で与えられることから、ショットAにおける露光パラメータEは、
=f −1(W)
により求めることができる。
【0037】
上記と同様にして、ショットBについても、マスクMを用いて実際にウェーハ上に形成される転写パターンの寸法と露光パラメータとの関係式(w=f(e))を予め求める。ここで、fはマスクMで得られる関数である。そして、その関係式(w=f(e))を用いて、マスクMを用いてウェーハ上に形成される転写パターンの寸法(W)が目的のパターン寸法Wとなるような露光パラメータEを決定する。具体的には、ショットBでの目的のパターン寸法Wは、
W=f(E
で与えられることから、ショットBにおける露光パラメータEは、
=f −1(W)
により求めることができる。
【0038】
以上のように、本設定方法を適用する転写露光によれば、全てのショットのパターン寸法を目的のパターン寸法にすることができるので、従来の分割露光で問題となった、分割領域間での特性差は生じない。
【0039】
なお、上述した例は、2枚のマスクを使った場合の例であるが、本設定方法を適用する転写露光方法の特徴は、これに限定されるものではなく、3枚以上のマスクを使った場合にも有効である。
【0040】
図3に、n枚のマスクA〜Aを用いて分割露光を行う場合の露光条件決定手順を示す。まず、ステップS1−1で、マスクAを用いてパターン寸法と露光パラメータの関係式(w=f(e))を求めた後、その関係式を用いて、マスクAで目的のパターン寸法が得られる露光パラメータEを決定する。次いで、ステップS1−2で、マスクAを用いてパターン寸法と露光パラメータの関係式(w=f(e))を求めた後、その関係式を用いて、マスクAで目的のパターン寸法が得られる露光パラメータ(E)を決定する。ステップS1−3〜ステップS1−nにおいても、同様な手順で露光パラメータ(E〜E)を決定する。
【0041】
(設定方法2)
上述の設定方法1の場合は、全てのマスクについて、パターン寸法と露光パラメータの関係式を得る必要があるため、例えば、マスクの枚数が多い場合には、関係式を求めるのに手間がかかる。各マスクで求められる関係式には、主にマスク間のマスク寸法差に応じて、パターン寸法が狭くなる方向、または広くなる方向へシフトするような関係があり、本設定方法では、そのような関係を利用することで、上記の手間を省くことができるようになっている。以下、その具体的な設定方法について説明する。
【0042】
一例として、マスク寸法aのマスクMを用いたショットAと、マスク寸法bのマスクMを用いたショットBとの2つのショットにより分割露光が行われる場合の、各ショットにおけるパターン寸法と露光パラメータの関係を図4に示す。ここで、ショットA、Bは、図1で説明したショットA、Bと同じである。
【0043】
ショットAについては、上述した実施形態1の場合と同様にして、マスクMを用いて実際にウェーハ上に形成される転写パターンの寸法と露光パラメータとの関係式(w=f(e))を求める。そして、その関係式を用いて、マスクMを用いてウェーハ上に形成される転写パターンの寸法(W)が目的のパターン寸法Wとなるような露光パラメータEを決定する。
【0044】
ショットBについては、まず、ショットAで求めた露光パラメータEで、マスクMを用いて実際にウェーハ上に露光転写し、その転写パターンの寸法を求める。次いで、その求めた転写パターンの寸法と、上記の関係式(w=f(e))における露光パラメータEでのパターン寸法との差(これは、主にマスク寸法差による目的のパターン寸法からのずれ量に相当する)を求める。そして、その求めたパターン寸法差と上記の関係式(w=f(e))から、マスクMを用いてウェーハ上に形成される転写パターンの寸法が目的のパターン寸法Wとなるような露光パラメータEを決定する。
【0045】
具体的には、ショットAでの目的のパターン寸法Wが、
W=f(E
で与えられ、ショットAにおける露光パラメータE
=f −1(W)
で与えられる場合、ショットBでの目的のパターン寸法Wは、
W=f(E)+W−W
で与えられることから、ショットBにおける露光パラメータEは、
=f −1(W−(W−W))
により求めることができる。ただし、W=Wである。
【0046】
以上のように、本設定方法を適用する転写露光においても、全てのショットのパターン寸法を目的のパターン寸法にすることができるので、従来の分割露光で問題となった、分割領域間での特性差は生じない。
【0047】
なお、上述した例は、2枚のマスクを使った場合の例であるが、本設定方法を適用する転写露光方法の特徴は、これに限定されるものではなく、3枚以上のマスクを使った場合にも有効である。
【0048】
図5に、n枚のマスクA〜Aを用いて分割露光を行う場合の露光条件決定手順を示す。まず、ステップS2−1で、マスクAを用いてパターン寸法と露光パラメータの関係式(w=f(e))を求めた後、その関係式を用いて、マスクAで目的のパターン寸法が得られる露光パラメータEを決定する。次いで、ステップS2−2で、露光パラメータEでのマスクAのパターン寸法とマスクAのパターン寸法との差を求め、そのパターン寸法差とマスクAの関係式(w=f(e))から、マスクAで目的のパターン寸法が得られる露光パラメータEを決定する。ステップS2−3〜ステップS2−nにおいても、ステップS2−2と同様な手順で露光パラメータ(E〜E)を決定する。
【0049】
(設定方法3)
上述の設定方法2では、それぞれのマスクについて実際のウェーハ上におけるパターン寸法差を求めるようになっているため手間がかかる。本設定方法では、マスク寸法差とパターン寸法差の関係を予め求めておくことで、そのような手間を省くことができるようになっている。以下、マスク寸法aのマスクMを用いたショットAと、マスク寸法bのマスクMを用いたショットBとの2つのショットにより分割露光が行われる場合を例に挙げて、具体的な設定方法について説明する。ここで、ショットA、Bは、図1で説明したショットA、Bと同じである。
【0050】
本設定方法は、マスクM、Mのパターン寸法差をマスク寸法差から予想する点が異なる以外は、上述した設定方法2における露光パラメータの設定と同様である。
【0051】
まず、マスクM、Mのパターン寸法差を求める手順について説明する。
【0052】
マスクM、Mのパターン寸法差は、例えばTEG(Test Element Group)を用いて予め取得した、マスク寸法とパターン寸法との関係に基づいて求める。図6に、そのマスク寸法とパターン寸法との関係を示す。図6において、gは露光パラメータEで得られる関数であり、パターン寸法は関係式(w=g(m))で与えられる。この関係式によれば、マスク寸法が大きくなると、それに比例してパターン寸法も大きくなる。
【0053】
上記の関係式(w=g(m))で与えられる、マスクM、Mのパターン寸法はそれぞれW’、W’であり、そのパターン寸法差は(W’−W’)である。この寸法差(W’−W’)が、ショットA、Bにおけるパターン寸法差(W−W)であると仮定すると、その寸法差は、g(b)−g(a)で求まる。
【0054】
次に、マスクM、Mの露光パラメータを設定する手順を説明する。
【0055】
ショットAについては、上述した設定方法2の場合と同様にして、マスクMを用いて実際にウェーハ上に形成される転写パターンの寸法と露光パラメータとの関係式(w=f(e))を求める。そして、その関係式を用いて、マスクMを用いてウェーハ上に形成される転写パターンの寸法(W)が目的のパターン寸法Wとなるような露光パラメータEを決定する。
【0056】
ショットBについては、まず、マスクM、Mのマスク寸法差を求める。次いで、ショットAで求めた露光パラメータEで、図6に示したようなマスク寸法とパターン寸法との関係式(w=g(m))を求める。次いで、マスクM、Mのマスク寸法差と関係式(w=g(m))から、ウェーハ上に露光転写した際のマスクM、M間のパターン寸法差を予想する。そして、その予想したパターン寸法差と上記の関係式(w=f(e))から、マスクMを用いてウェーハ上に形成される転写パターンの寸法が目的のパターン寸法Wとなるような露光パラメータEを決定する。
【0057】
以上のように、本設定方法を適用する転写露光においても、全てのショットのパターン寸法を目的のパターン寸法にすることができるので、従来の分割露光で問題となった、分割領域間での特性差は生じない。
【0058】
なお、上述した例は、2枚のマスクを使った場合の例であるが、本設定方法を適用する転写露光方法の特徴は、これに限定されるものではなく、3枚以上のマスクを使った場合にも有効である。
【0059】
図7に、n枚のマスクA〜Aを用いて分割露光を行う場合の露光条件決定手順を示す。まず、ステップS3−1で、マスクAを用いてパターン寸法と露光パラメータの関係式A(w=f(e))を求めた後、その関係式を用いて、マスクAで目的のパターン寸法が得られる露光パラメータEを決定する。次いで、ステップS3−2で、マスクA、Aのマスク寸法差を求め、そのマスク寸法差と予め取得しておいた露光パラメータEでのマスク寸法とパターン寸法との関係式B(w=g(m))から、マスクA、Aのパターン寸法差を予想し、そのパターン寸法差と関係式A(w=f(e))から、マスクAで目的のパターン寸法が得られる露光パラメータEを決定する。ステップS3−3〜ステップS3−nにおいても、ステップS3−2と同様な手順で露光パラメータ(E〜E)を決定する。
【0060】
(設定方法4)
特定の層、例えば図17に示したカラーフィルタ層で使用されるような顔料分散型レジスト層における分割露光では、図6に示した関係式の傾きを1と仮定してパターン寸法差を予想することができる。この場合は、図8に示すように、マスク寸法aのマスクMを用いたショットAにおけるパターン寸法Wと、マスク寸法bのマスクMを用いたショットBにおけるパターン寸法Wとの差(W−W)は、マスク寸法aとマスク寸法bの差(b−a)となる。
【0061】
次に、マスクM、Mの露光パラメータを設定する手順を説明する。
【0062】
ショットAについては、上述した設定方法2の場合と同様にして、マスクMを用いて実際にウェーハ上に形成される転写パターンの寸法と露光パラメータとの関係式(w=f(e))を求める。そして、その関係式を用いて、マスクMを用いてウェーハ上に形成される転写パターンの寸法(W)が目的のパターン寸法Wとなるような露光パラメータEを決定する。
【0063】
ショットBについては、まず、マスクM、Mのマスク寸法差(b−a)を求める。そして、そのマスク寸法差(b−a)と上記の関係式(w=f(e))から、マスクMを用いてウェーハ上に形成される転写パターンの寸法が目的のパターン寸法Wとなるような露光パラメータEを決定する。
【0064】
以上のように、本設定方法を適用する転写露光においても、全てのショットのパターン寸法を目的のパターン寸法にすることができるので、従来の分割露光で問題となった、分割領域間での特性差は生じない。
【0065】
なお、上述した例は、2枚のマスクを使った場合の例であるが、本設定方法を適用する転写露光方法の特徴は、これに限定されるものではなく、3枚以上のマスクを使った場合にも有効である。
【0066】
以上説明した本発明の転写露光方法において、分割露光に用いられるマスクは、一部に所定のマスクパターンを有する少なくとも2枚のマスクを含んでいればよく、また、所定のマスクパターンを持たない他のマスクを含んでいてもよい。
【0067】
また、露光パラメータとしてはフォーカスオフセット、露光量、照明条件などがあり、基本的には、それらパラメータのうちのいずれかを用い、他のパラメータについては一定条件として調整が行われる。露光パラメータとして露光量を用いる場合は、他の露光パラメータによる調整と比較して、パターン寸法の面内均一性の変化をより小さく抑えることができるという利点がある。
【0068】
以下、露光パラメータとして露光量を用いた場合の、露光量とパターン寸法の関係について簡単に説明する。ここで、露光量とは、レジスト層に入射する光束(照度)の時間積分値である。
【0069】
マスクを介して露光を行う場合、マスクに入射する照明光はマスクパターンのエッジ部で回折するため、転写パターンのエッジ部については、その回折光によって露光されることで形成されることになる。回折光によって露光される範囲は、照明光による露光量の変化に応じて広くなったり、狭くなったりする。露光量を多くすると、パターン寸法は大きくなり、露光量を少なくすると、パターン寸法は小さくなる。よって、転写パターンの幅は、露光量を変化させることである程度の範囲において制御することができる。
【0070】
本発明の転写露光方法は、半導体素子、特に、固体撮像素子において有効である。本発明の転写露光方法を利用して固体撮像素子を作製すれば、例えば、図16に示した構成において、分割領域300a、300b間で、マイクロレンズ307の寸法や形状に違いが生じないようにすることができる。また、図17に示した構成において、分割領域300a、300b間で、カラーフィルタ層の寸法や形状および隙間に違いが生じないようにすることができる。さらには、分割領域300a、300b間で、配線層/層間絶縁膜303の配線の寸法や形状に違いが生じないようにすることができる。また、光電変換部302からの、入射光量に応じた電荷を転送するための能動素子(例えばCMOSトランジスタ)が形成された層において、分割領域300a、300b間での能動素子の特性差をなくすことができる。よって、本発明の転写露光方法によれば、図15で示したような出力差をほぼなくすことができ、撮像画像におけるつなぎ目部分でのスジの問題を解消することができる。
【0071】
以上、本発明の実施形態について図を参照して説明したが、本発明は、その説明範囲および参照した図の範囲に限定されるものではなく、本発明の趣旨から外れない範囲で適宜変更、追加することができる。以下に、本発明の実施態様の例を列挙する。
【0072】
[実施態様1] 少なくとも一部に所定のマスクパターンを有する複数のマスクのそれぞれで露光を行い、該露光により得られる前記複数のマスクからのパターンをウェーハ上でつなぎ合わせて所定の転写パターンを形成する転写露光方法において、前記所定の転写パターンの、前記所定のマスクパターンに対応するパターンの寸法が前記複数のマスクのそれぞれで同じになるように、前記複数のマスクのそれぞれの露光時における露光パラメータを調整するステップを含むことを特徴とする転写露光方法。
【0073】
[実施態様2] 前記露光パラメータを調整するステップは、前記複数のマスクのそれぞれについて、前記ウェーハ上に転写されるパターンの寸法と前記露光パラメータとの関係式を求め、該関係式から前記所定のマスクパターンに対応するパターンの寸法が目的の寸法となるような露光パラメータを決定するステップを含むことを特徴とする実施態様1に記載の転写露光方法。
【0074】
[実施態様3] 前記露光パラメータを調整するステップは、
前記複数のマスクのうちの基準となるマスクについて、前記ウェーハ上に転写されるパターンの寸法と前記露光パラメータとの関係式を求め、該関係式から前記所定のマスクパターンに対応するパターンの寸法が目的の寸法となるような露光パラメータを決定するステップと、
他のマスクについて、前記基準となるマスクで決定した露光パラメータでの、当該他のマスクと前記基準となるマスクとの前記ウェーハ上に転写されるパターンの寸法差を求め、該求めたパターンの寸法差と前記関係式から、前記所定のマスクパターンに対応するパターンの寸法が目的の寸法となるような露光パラメータを決定するステップとを含むことを特徴とする実施態様1に記載の転写露光方法。
【0075】
[実施態様4] 前記露光パラメータを調整するステップは、
前記複数のマスクのうちの基準となるマスクについて、前記ウェーハ上に転写されるパターンの寸法と前記露光パラメータとの第1の関係式を求め、該関係式から前記所定のマスクパターンに対応するパターンの寸法が目的の寸法となるような露光パラメータを決定するステップと、
前記基準となるマスクで決定した露光パラメータでのマスク寸法と前記ウェーハ上に転写されるパターンとの第2の関係式を求めるステップと、
他のマスクについて、当該他のマスクと前記基準となるマスクとのマスク寸法の差を求め、該求めたマスク寸法の差と前記第2の関係式から、当該他のマスクと前記基準となるマスクとの前記ウェーハ上に転写されるパターンの寸法差を予測し、該予測したパターンの寸法差と前記第1の関係式から、前記所定のマスクパターンに対応するパターンの寸法が目的の寸法となるような露光パラメータを決定するステップとを含むことを特徴とする実施態様1に記載の転写露光方法。
【0076】
[実施態様5] 前記露光パラメータを調整するステップは、
前記複数のマスクのうちの基準となるマスクについて、前記ウェーハ上に転写されるパターンの寸法と前記露光パラメータとの関係式を求め、該関係式から前記所定のマスクパターンに対応するパターンの寸法が目的の寸法となるような露光パラメータを決定するステップと、
他のマスクについて、当該他のマスクと前記基準となるマスクとのマスク寸法の差を求め、該求めたマスク寸法から、当該他のマスクと前記基準となるマスクとの前記ウェーハ上に転写されるパターンの寸法差を予測し、該予測したパターンの寸法差と前記関係式から、前記所定のマスクパターンに対応するパターンの寸法が目的の寸法となるような露光パラメータを決定するステップとを含むことを特徴とする実施態様1に記載の転写露光方法。
【0077】
[実施態様6] 前記露光パラメータは、露光量であることを特徴とする実施態様1〜5のいずれか1つに記載の転写露光方法。
【0078】
[実施態様7] 前記所定の転写パターンは、固体撮像素子を構成するカラーフィルタ層のパターンであることを特徴とする実施態様1〜6のいずれか1つに記載の転写露光方法。
【0079】
[実施態様8] 前記カラーフィルタ層は、顔料分散型レジスト層であることを特徴とする実施態様7に記載の転写露光方法。
【0080】
[実施態様9] 前記所定の転写パターンは、固体撮像素子を構成するマイクロレンズ層のパターンであることを特徴とする実施態様1〜6のいずれか1つに記載の転写露光方法。
【0081】
[実施態様10] 前記所定の転写パターンは、固体撮像素子を構成する配線層のパターンであることを特徴とする実施態様1〜6のいずれか1つに記載の転写露光方法。
【0082】
[実施態様11] 前記所定の転写パターンは、固体撮像素子を構成する能動素子層のパターンであることを特徴とする実施態様1〜6のいずれか1つに記載の転写露光方法。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、分割露光による特性差をほぼなくすことができるので、動作特性の安定した半導体素子を提供することができる。特に、固体撮像素子に適用した場合には、撮像画像の、分割露光のつなぎ目で生じるスジの問題を解消することができるので、高品質の画像を提供することができる。
【0084】
さらに、本発明によれば、各マスクにおける露光パラメータの調整により、マスク寸法差を補正することができるので、マスク設計時に要求される寸法精度(マスク寸法誤差の許容値)を緩めることができ、これにより、マスク作製にかかるコストを大幅に削減することが可能となる。マスク寸法誤差の許容値が厳しくなると、マスク作製時の管理も厳しくなり、その分、マスク作製にかかるコストが増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の転写露光方法の概念図である。
【図2】
本発明の転写露光方法において行われる、第1の露光パラメータの設定方法を
説明するための図である。
【図3】
図2に示す第1の露光パラメータの設定方法を複数のマスクに適用した場合の
手順を示すフローチャートである。
【図4】
本発明の転写露光方法において行われる、第2の露光パラメータの設定方法を説明するための図である。
【図5】図4に示す第2の露光パラメータの設定方法を複数のマスクに適用した場合の手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の転写露光方法において行われる、第3の露光パラメータの設定方法を説明するための図である。
【図7】図6に示す第3の露光パラメータの設定方法を複数のマスクに適用した場合の手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の転写露光方法において行われる、第4の露光パラメータの設定方法を説明するための図である。
【図9】縮小投影露光装置の一例を示す要部斜視図である。
【図10】レチクルの一例を示す模式図である。
【図11】チップパターンの一例を示す模式図である。
【図12】複数枚のマスクを用いた従来の分割露光における露光条件の決定手順を示すフローチャート図である。
【図13】2枚のマスクで分割露光を行う従来の露光方法で生じるパターン寸法差を説明するための概念図である。
【図14】固体撮像素子の画素部を2分割して露光した場合の分割領域を示す模式図である。
【図15】従来の露光方法で形成された固体撮像素子の出力を示す図である。
【図16】従来の露光方法で形成された固体撮像素子の断面図である。
【図17】従来の露光方法で形成された固体撮像素子の断面図である。
【符号の説明】
100 レチクル
100a〜100c レチクルパターン
121 アライメント光学系
122 レチクル
123 縮小投影レンズ
124 レーザ干渉計
125 アライメント光学系
127 ウェーハ
128 XYステージ
200 チップパターン
300 画素部
300a、300b 分割領域
300c つなぎ目
301 半導体基板
302 光電変換部
303 配線層/層間絶縁膜
304、306 平坦化層
305 カラーフィルタ層
307 マイクロレンズ

Claims (1)

  1. 少なくとも一部に所定のマスクパターンを有する複数のマスクのそれぞれで露光を行い、該露光により得られる前記複数のマスクからのパターンをウェーハ上でつなぎ合わせて所定の転写パターンを形成する転写露光方法において、
    前記所定の転写パターンの、前記所定のマスクパターンに対応するパターンの寸法が前記複数のマスクのそれぞれで同じになるように、前記複数のマスクのそれぞれの露光時における露光パラメータを調整するステップを含むことを特徴とする転写露光方法。
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