JP2004152652A - Icソケット装置 - Google Patents

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JP2004152652A JP2002317579A JP2002317579A JP2004152652A JP 2004152652 A JP2004152652 A JP 2004152652A JP 2002317579 A JP2002317579 A JP 2002317579A JP 2002317579 A JP2002317579 A JP 2002317579A JP 2004152652 A JP2004152652 A JP 2004152652A
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Hiroshi Sasaki
弘 佐々木
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Abstract

【課題】本発明は、回転操作でICチップを押圧保持する構成において、ICチップの交換作業の自動化が容易であると共に部品点数が少なくてコストダウンが可能なICソケット装置を提供すること。
【解決手段】本発明のICソケット装置の蓋部材52には、ICチップ60を載置部58に挿入可能な挿入口52dが形成されていると共に、載置部58にICチップ60を載置後に回動操作によってICチップ60を基板62の端子部材(図示せず)と接触する方向に押圧可能な押圧部53aが形成されている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はICソケット装置に係わり、特にICチップを載置して端子部材に接続可能なICソケット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のICソケット装置1は、例えば特開平6−310232号公報に示されているものがある。このものは、図12、13に示すように、第1基台10は、円筒部11の内側に方形状の内壁11aを有する所定深さの底部12aが形成され、この底部12aには、上下方向に貫通する複数の貫通孔13が整列形成されている。
前記貫通孔13にコンタクト15が圧入されて、下端部が基台10下面から突出され、上端部が基台10の底部12aから上方に突出している。
また、円筒部11における対向し合う2箇所には、上端部において開口して下方に延びる位置決め用切り欠き11bが形成され、この位置決め用切り欠き部11bに連設されて螺旋状のカム溝11cが形成されている。
【0003】
また、第2基台20は、第1基台10の方形状の内壁11aに囲まれた底部12と同じ形状に形成された平板部21と、この平板部21から互いに対向する部分に外側に張り出す位置決め用張出部22、22とが形成されている。そして平板部21には上下方向に貫通する複数の貫通孔23が形成されている。
このように形成された第2基台20は、位置決め用張出部22を第1基台10の位置決め用切り欠き部11bの嵌合させながら第1基台10上に取り付け可能になっている。
これにより平板部21は、第1基台10の底壁12上に載置可能になっており、この載置と同時に、第1基台10の底壁12から突出している複数のコンタクト15は、第2貫通孔23に嵌入され、コンタクト15の上端が底壁12の上面近傍まで達する。
【0004】
また、第2貫通孔23は、底壁12の上面に形成したすり鉢状のテーパ孔に連結されている。このような第2基台20を取り付けた第1基台10の円筒部11の内側には、外形が方形状のICチップ40が載置可能になっている、
前記ICチップ40は、下面から下方に延びる複数のリード41を有し、このリード41が第2基台20に形成したすり鉢状のテーパ孔にガイドされて第2貫通孔23内のコンタクト15の上端部に圧接するようになっている。
また、ICチップ40上には、放熱部材45が取り付けられている。
【0005】
また、押さえ部材25は、円筒部26と、この円筒部26の下端外周に水平方向に広がる円形状の鍔部27とを有し、この鍔部27は、第1基台10の円筒部11の内円に嵌合可能になっている。
そして、押さえ部材25が、放熱部材45の下端部上面の隅部45aを介してICチップ40を押圧可能になっている。
この際、放熱部材45のフィン部45bは、押さえ部材25の円筒部26内に嵌合するようになっている。また、鍔部27から側方に張り出すように形成された回り止め部27aは第1基台10の位置決め用切り欠き11bに嵌合することにより、押さえ部材25が回り止めされている。
【0006】
また、押さえ部材25の鍔部27を内包する蓋部材30は、鍔部27の上面と対向する押圧面31と、この押圧面31の径方向外方において上下方向に延びる操作壁32とを有し、この操作壁32の内径は、第1基台10の円筒部11の外径より若干大きく形成されている。そして、蓋部材30は、押さえ部材25に対して回動可能に取り付けられている。
また、蓋部材30の押圧面31と鍔部27との間には、リング状の弾性部材35が配設されて、押さえ部材25を下方に弾性付勢している。
また、蓋部材30の操作部32の内周側下部における互いに対向する2箇所には、嵌合突起33が形成されて、
【0007】
そして、嵌合突起33を第1基台10の各カム溝11cに嵌合させて、蓋部材30を時計回り方向に回転させると、嵌合突起33がカム溝11cにガイドされて蓋部材30全体が下方に降下する。
この蓋部材30の降下によって、押さえ部材25が放熱部材45の隅部45aを介してICチップ40を押圧する。そして、ICチップ40の各リード41が第2基台20のすり鉢状のテーパ孔にガイドされて第2貫通孔23に侵入して、内部のコンタクト15の上端部に圧接されることにより、リード41とコンタクト15とが導通して、ICチップ40の検査を行うことができる。
また、ICチップ40の検査が終わると、蓋部材30を反時計回り方向に回転させて第1基台10から取り外し、その後放熱部材45を取り外してICチップ40を交換するようになっている。
【0008】
【特許文献】
特願平 6−310232号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したような従来のICソケット装置1は、蓋部材30を第1基台10からその都度取り外さないと、ICチップの交換ができなかったので、ICチップ40を検査するのに時間が掛かる問題があった。
また、蓋部材30をその都度第1基台10から取り外さなければ、ICチップ40の交換ができなかったので、ICチップ40交換の自動化をするには不向きであった。
また、蓋部材30には、押さえ部材25が取り付けられており、第1基台10には、第2基台20が載置されているために、従来のICソケット装置1は部品点数が多くなって、コストアップになっていた
本発明は前述したような問題点に鑑みてなされたもので、回転操作でICチップを押圧保持する構成において、ICチップの交換作業の自動化が容易であると共に部品点数が少なくてコストダウンが可能なICソケット装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の解決手段として本発明のICソケット装置は、ICチップを載置して位置決め可能な載置部を形成すると共に前記載置部に載置した前記ICチップの外部接触部が接触可能な端子部材が配設されたハウジングと、このハウジングに装着されて回動操作によって前記載置部に載置した前記ICチップを前記端子部材と接触する方向に押圧可能な蓋部材とを備え、
前記蓋部材には、前記ICチップを前記載置部に挿入可能な挿入口が形成されていると共に、前記載置部に前記ICチップを載置後に前記回動操作によって前記ICチップを前記端子部材と接触する方向に押圧可能な押圧部が形成されていることを特徴とするICソケット装置。
【0011】
また、前記課題を解決するための第2の解決手段として、前記蓋部材は、円形状の前記ハウジングの外周面を囲む外周壁を有し、この外周壁には、内側に向かって突出するガイド突起が形成され、前記ハウジングの前記外周面には、前記ガイド突起と係合して前記蓋部材を回動する方向に案内可能な螺旋状のカム溝が形成され、前記ガイド突起を前記カム溝に係合させた状態で前記蓋部材を回動させると、前記ガイド突起が前記カム溝にガイドされて、前記蓋部材が前記ハウジングに対して回動しながら上下動可能になっていることを特徴とする。
【0012】
また、前記課題を解決するための第3の解決手段として、前記ハウジングの前記外周面には、前記カム溝に連結されて前記カム溝と直交する方向の上下方向に縦溝が形成され、この縦溝に前記ガイド突起がガイドされて前記カム溝に係合可能になっていることを特徴とする。
【0013】
また、前記課題を解決するための第4の解決手段として、前記ハウジングの前記載置部および前記蓋部材の前記挿入口は、方形状に形成された前記ICチップの外形に倣って方形状に形成され、前記押圧部は、前記方形状の挿入口の開口縁部に形成され、前記蓋部材を回動させると、前記押圧部が前記載置部に載置した前記ICチップの方形状の隅部を押圧するようにしたことを特徴とする。
【0014】
また、前記課題を解決するための第5の解決手段として、前記ハウジングには、前記蓋部材を上方に付勢可能なバネ部材が配設され、前記蓋部材には、前記バネ部材が付勢する部分に前記バネ部材が摺動可能な摺動面が形成されていることを特徴とする。
【0015】
また、前記課題を解決するための第6の解決手段として、前記蓋部材の前記摺動面が凹凸状に形成され、前記バネ部材には、前記摺動面と摺動する部分に凸部を形成したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のICソケット装置51の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は本発明のICソケット装置の上面図であり、図2は図1の要部断面図であり、図3は図1の側面図であり、図4、図5は本発明に係わる蓋部材を説明する斜視図であり、図6、図7は本発明に係わるハウジングを説明する図であり、図8は本発明に係わるハウジングへの蓋部材の取付を説明する斜視図であり、図9は本発明に関するICソケット装置へのICチップの装着を説明する上面図であり、図10、図11は本発明に係わるICチップを説明する図である。
【0017】
まず、本発明の1実施の形態のICソケット装置51は、図1〜図3に示すように、外周側に外形が円形状の蓋部材52が配設されており、この蓋部材52は、樹脂材料からなり、図4、5に示すように、上部に円形状の上板52aが形成され、この上板52aの外周部が外周壁52bで囲まれて、内部が下方が開放された空洞状になっている。
また、外周壁52bの外面には、上下方向に延びる複数のリブ52cが所定高さで突出形成されている。また、図4に示すように、上板52aの中央部には、後述するICチップ60の方形状の外形に倣って方形状の挿入口52dが貫通形成されている。
この挿入口52dは、後述するICチップ60の外形寸法より若干大きめに形成されてICチップ60を挿入し易くなっている。
【0018】
また、挿入口52dは、図5に示すように、上板52aから下方の空洞内部に向けて突出する角柱状の筒部53によって筒状に形成されている。また、筒部53の方形状の下端面に押圧部53aが形成され、この押圧部53aが後述するICチップ60の隅部60aを押圧可能になっている。
前記蓋部材52の押圧部53aには、ICチップ60を繰り返し押圧することによって発生する摩耗を防ぐために、耐摩耗性の金属板を接着等で取り付けた物でも良い。
また、上板52aの裏面側で筒部53の根元部分の周囲には、後述するバネ部材59が弾性付勢した状態で摺動可能な摺動面54が形成され、この摺動面54が鋸刃状の凹凸状に形成されている。
また、外周壁52bのリング状の下端部52eの90°間隔の4箇所から内側に向かって所定寸法で突出する4個のガイド突起55が形成されている。
【0019】
また、外周壁52bに囲まれた蓋部材52の空洞内部には、図6に示すように、外形が円形状のハウジング56が配設されている。
このハウジング56は、樹脂材料からなり、円形状の外径が蓋部材52の外周壁52bの内周径より若干小さく形成されている。
そして、ハウジング56には、円形状の外周面56aと、平坦状の上面56bとを有し、外周面56aの90°間隔の4箇所には、蓋部材52のガイド突起55が係合可能な縦溝56cが上下方向に所定深さで形成され、この縦溝56cにガイド突起55を係合させることにより、ハウジング56に対して蓋部材52が上下動可能になっている。
【0020】
また、ハウジング56の下面56d側の外周面56aには、縦溝56cの下部に連結する螺旋状のカム溝56eが円周方向に所定深さで形成されている。 前記ハウジング56の外周面56aにおけるカム溝56eは、円周方向の角度が90°より若干小さめに形成されて、終端部にはストッパー部56fが形成されている。
このようなハウジング56は、縦溝56cに蓋部材52のガイド突起55を係合させた状態で、蓋部材52を下方に押圧して、ガイド突起55をカム溝56eの位置まで降下させて、蓋部材52を時計回り方向に回動させることにより、ガイド突起55が螺旋状のカム溝56eにガイドされて、蓋部材52が回動しながらハウジング56に対して下方に降下するようになっている。
【0021】
また、この状態の蓋部材52を反時計回り方向に回動させると、蓋部材52が上方に上昇するようになっている。
即ち、ガイド突起55をカム溝56eに係合させた状態で蓋部材52を回動させると、ガイド突起55がカム溝56eにガイドされて、蓋部材52がハウジング56に対して上下動可能になっている。
このように、蓋部材52が上下動することによって、筒部53の押圧部53aが後述するICチップ60の隅部60aを押圧可能になっている。
【0022】
また、ハウジング56の上面56bには、所定深さの凹部57が方形状に形成され、前記凹部57は、蓋部材52の筒部53が位置して回転可能な大きさに形成されている。
また、凹部57の底部には、所定厚さの底壁57aが形成され、この底壁57aに、後述するICチップ60を載置して位置決め可能な載置部58が貫通形成されている。
前記載置部58は、後述する方形状のICチップ60の外形に倣って方形状に形成されて、ICチップ60より若干大きめに形成されている。
また、載置部58の方形状の4つの内側面58aの少なくとも互いに対向する2つの内側面58aには、円弧状の逃げ溝58bが形成されている。
【0023】
また、ハウジング56の上面56bには、図6に示すように、リング状の板バネからなるバネ部材59が、上面56bに形成した一対の突起56gにカシメ等により支持されてハウジング56に一体化されている。
前記バネ部材59は、一対の突起56gに支持された部分から離れた部分が、上面56bから離れる方向に持ち上がってバネ性を有し、前記上面56bから持ち上がった部分が上方に突出形成されて凸部59aが形成されている。
そして、凸部59aが蓋部材52の凹凸状の摺動面54を摺動することにより、クリック感が創出可能になっている。
【0024】
また、載置部58に位置決めして載置可能なICチップ60は、図10、11に示すように、上面視の形状が4つの隅部60aを有する方形状に形成され、ハウジング56の載置部58に載置可能な大きさに形成されている。
また、ICチップ60には、上面60bが平坦状に形成され、いずれか1つの隅部60aの上面側に、ICチップ60の方向を示すための方向指示マーク60cが、例えば凹み形成されている。
また、ICチップ60の下面60dには、複数の外部接触部61が形成されており、この外部接触部61は、例えば図11に示すようなバンプ状に形成されている。
【0025】
このようなICチップ60は、平坦状の上面60bを自動機等の吸引機で真空吸着することにより、ICチップ60を所定の位置まで自動搬送可能になっている。
また、ハウジング56は、図2の2点鎖線で示すような、例えば所定厚さの基板62に、スナップ係合、あるいはネジ止め等により固着可能になっている。
そして、基板62には、ICチップ60の複数の外部接触部61が接触して導通可能な複数の、例えばバンプ状の端子部材(図示せず)が形成されている。
即ち、ハウジング56には、載置部58に載置したICチップ60の外部接触部61が接触可能な端子部材が配設されている。
【0026】
このような構成の本発明のICソケット装置51の組み立ては、図2に示すように基板62の所定位置にハウジング56を載置し、例えばねじ止め(図示せず)等で基板62にハウジング56を固着する。
すると、基板62に形成した複数の端子部材(図示せず)がハウジングの載置部58に位置して、載置部58に載置したICチップ60の外部接触部が基板62の端子部材に接触するようになっている。
この状態のハウジング56上に位置させた蓋部材52を、図8に示すように、矢印Aの下方に降下させると、ガイド突起55が縦溝56cに係合すると共に、凹凸状の摺動面54がバネ部材59に弾性付勢されて、蓋部材52がハウジング56に対して浮いた状態で嵌合している。
【0027】
このように組み立てられた本発明のICソケット装置51の操作を説明すると、まず、ハウジング56の縦溝56cにガイド突起55を係合させた初期状態においては、図1に示すように、挿入口52dと載置部58とが位置合わせされた状態になっている。
この初期状態に位置している蓋部材52の挿入口52dから、自動機で真空吸着したICチップ60を挿入口52d上に搬送し、筒状の挿入口52dから載置部58に挿入する。その後自動機による真空吸着を解除すると、ICチップ60は載置部58に位置決めされて載置される。
前記載置部58にICチップ60を載置後に、蓋部材52を、バネ部材59の付勢力に抗して自動機で下方に押圧する。
【0028】
そして、ガイド突起55がカム溝56eに係合する位置まで降下させた蓋部材52を、時計回り方向に所定のトルクで回動させることで、ガイド突起55がカム溝56eにガイドされて、蓋部材52が回動しながら下方に降下する。
そして、図9に示すように、挿入口52dが載置部58に対して回転方向に位置ズレすることにより、ICチップ60の隅部60aが蓋部材52の押圧部53aに押圧されて、ICチップ60の外部接触部61が基板62の端子部材と接触する方向に押圧される。
【0029】
また、ICチップ60の外部接触部61が基板62の端子部材と接触して導通すると、蓋部材52を回動する自動機側のトルクが所定の値になって、蓋部材52の回動操作が停止するようになっている。
そのために、外部接触部61と端子部材との導通を確実に行うことができると共に、蓋部材52が破壊するのを防止することができる。
そして、蓋部材52の回動が停止すると、端子部材に所定の通電を行うことで、ICチップ60の所定の検査を行うことができる。
【0030】
また、ICチップ60の所定の検査終了後は、蓋部材52を反時計回り方向に回動させて、ガイド突起55が縦溝56cに位置すると、バネ部材59の付勢力で蓋部材52が上方に上昇すると共に、載置部58に対して回転方向に位置ズレしていた挿入口52dが、図1に示すように、挿入口52dと載置部58に対する挿入口52dの位置ズレが解消されて蓋部材52が初期状態に復帰する。
そして、検査終了後のICチップ60を自動機で真空吸着して載置部58から取り出し、新しい検査前のICチップ60を真空吸着して挿入口52dから載置部58に載置することで、連続してICチップ60を検査することができる。
また、載置部58に載置したICチップ60を手動で取り出す場合は、載置部58の内側面58aに形成した円弧状の逃げ部58bにより、例えばピンセット等を用いてハウジング56から取り出すことも可能である。
【0031】
本発明の実施の形態では、ハウジング56に縦溝56cを形成した物で説明したが、その他の実施の形態として、ハウジング56にはカム溝56eだけを形成した(図示せず)物でも良い。このようなICソケット装置の組立は、ハウジング56を基板62に取り付ける前に、蓋部材52のガイド突起55をカム溝56eに係合させ、この状態のハウジング56を基板62にネジ止め、あるいはスナップ止め等で取り付けるようにしたもので物でも良い。
また、ガイド突起55、および縦溝56c、カム溝56eを、それぞれ90°間隔の4箇所に形成した物で説明したが、それぞれ120°間隔の3箇所に形成した物でも良い。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のICソケット装置の蓋部材には、ICチップを載置部に挿入可能な挿入口が形成されていると共に、載置部にICチップを載置後に回動操作によってICチップを端子部材と接触する方向に押圧可能な押圧部が形成されているので、蓋部材をハウジングに装着した状態で、ICチップを載置部に載置することができる。
そのために、ICチップの載置および取り出しを容易に自動化でき、ICチップの検査時間を短縮可能なICソケット装置を提供できる。
【0033】
また、ガイド突起をカム溝に係合させた状態で蓋部材を回動させると、ガイド突起がカム溝にガイドされて、蓋部材がハウジングに対して回動しながら上下動可能になっているので、円滑に蓋部材を回動および上下動操作ができる。
そのために、載置部に載置したICチップを確実に端子部材に押圧することができ、確実な導通をとることができる。
【0034】
また、ハウジングの外周面には、上下方向に縦溝が形成され、この縦溝にガイド突起がガイドされてカム溝に係合可能になっているので、ハウジングへの蓋部材の装着が容易である。
【0035】
また、蓋部材に形成した押圧部は、方形状の挿入口の開口縁部に形成され、蓋部材を回動させると、押圧部が載置部に載置したICチップの方形状の隅部を押圧するようにしたので、蓋部材を回動操作するだけで、蓋部材が直接ICチップを押圧することができ、部品点数が少なくてコストダウンが可能なICソケット装置を提供できる。
【0036】
また、ハウジングには、蓋部材を上方に付勢可能なバネ部材が配設され、蓋部材には、バネ部材が付勢する部分にバネ部材が摺動可能な摺動面が形成されているので、バネ部材で上方に付勢された蓋部材をスムーズに回動させることができる。
【0037】
また、蓋部材の摺動面が凹凸状に形成され、バネ部材には、摺動面上を摺動する部分に凸部を形成したので、凹凸状の摺動面をバネ部材の凸部が摺動することによりクリック感を創出することができ、蓋部材を手作業で回動させるときの操作フィーリングが良い。
また」、蓋部材の回動停止位置を任意に調節可能で、ICチップの高さ寸法のバラツキを吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICソケット装置の上面図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】本発明に係わる蓋部材の斜視図である。
【図5】本発明に係わる蓋部材の斜視図である。
【図6】本発明に係わるハウジングを説明する図である。
【図7】本発明に係わるハウジングを説明する図である。
【図8】本発明に係わるハウジングへの蓋部材の取付を説明する斜視図である。
【図9】本発明に係わるICチップの装着を説明する上面図である。
【図10】本発明に係わるICチップを説明する図である。
【図11】本発明に係わるICチップを説明する図である。
【図12】従来のICソケット装置の分解斜視図である。
【図13】従来のICソケット装置の要部断面図である。
【符号の説明】
51 本発明のICソケット装置
52 蓋部材
52a 上板
52b 外周壁
52d 挿入口
53 筒部
53a 押圧部
54 摺動面
55 ガイド突起
56 ハウジング
56a 外周面
56b 上面
56c 縦溝
56e カム溝
57 凹部
57a 底壁
58 載置部
58a 内側面
58b 逃げ溝
59 バネ部材
60 ICチップ
60a 隅部
60b 上面
60c 方向指示マーク
61 外部接触部
62 基板

Claims (6)

  1. ICチップを載置して位置決め可能な載置部を形成すると共に前記載置部に載置した前記ICチップの外部接触部が接触可能な端子部材が配設されたハウジングと、このハウジングに装着されて回動操作によって前記載置部に載置した前記ICチップを前記端子部材と接触する方向に押圧可能な蓋部材とを備え、
    前記蓋部材には、前記ICチップを前記載置部に挿入可能な挿入口が形成されていると共に、前記載置部に前記ICチップを載置後に前記回動操作によって前記ICチップを前記端子部材と接触する方向に押圧可能な押圧部が形成されていることを特徴とするICソケット装置。
  2. 前記蓋部材は、円形状の前記ハウジングの外周面を囲む外周壁を有し、この外周壁には、内側に向かって突出するガイド突起が形成され、前記ハウジングの前記外周面には、前記ガイド突起と係合して前記蓋部材を回動する方向に案内可能な螺旋状のカム溝が形成され、前記ガイド突起を前記カム溝に係合させた状態で前記蓋部材を回動させると、前記ガイド突起が前記カム溝にガイドされて、前記蓋部材が前記ハウジングに対して回動しながら上下動可能になっていることを特徴とする請求項1記載のICソケット装置。
  3. 前記ハウジングの前記外周面には、前記カム溝に連結されて前記カム溝と直交する方向の上下方向に縦溝が形成され、この縦溝に前記ガイド突起がガイドされて前記カム溝に係合可能になっていることを特徴とする請求項2記載のICソケット装置。
  4. 前記ハウジングの前記載置部および前記蓋部材の前記挿入口は、方形状に形成された前記ICチップの外形に倣って方形状に形成され、前記押圧部は、前記方形状の挿入口の開口縁部に形成され、前記蓋部材を回動させると、前記押圧部が前記載置部に載置した前記ICチップの方形状の隅部を押圧するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のICソケット装置。
  5. 前記ハウジングには、前記蓋部材を上方に付勢可能なバネ部材が配設され、前記蓋部材には、前記バネ部材が付勢する部分に前記バネ部材が摺動可能な摺動面が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のICソケット装置。
  6. 前記蓋部材の前記摺動面が凹凸状に形成され、前記バネ部材には、前記摺動面と摺動する部分に凸部を形成したことを特徴とする請求項5記載のICソケット装置。
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