JP2004152252A - 端末動作モード変更システム及びその方法 - Google Patents
端末動作モード変更システム及びその方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004152252A JP2004152252A JP2003084635A JP2003084635A JP2004152252A JP 2004152252 A JP2004152252 A JP 2004152252A JP 2003084635 A JP2003084635 A JP 2003084635A JP 2003084635 A JP2003084635 A JP 2003084635A JP 2004152252 A JP2004152252 A JP 2004152252A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- communication interface
- predetermined
- interface
- mode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Abstract
【解決手段】SDカードインタフェースによりSDカード型無線通信端末装置2から入力された所定の信号AをPCカードインタフェースによりモード変更用装置1へ出力するゲート素子41と、PCカードインタフェースによりモード変更用装置1から入力された信号Aを検出して、所定の信号BをSDカードインタフェースによりSDカード型無線通信端末装置2へ出力するCPU31を備えたインタフェース変換装置を具備する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、SDカード型無線通信端末装置等の端末装置の動作モードを事業者モード等の所定のモードに遷移させるための端末動作モード変更システム及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、PCカードと呼ばれるカード型電子装置があり、携帯型パーソナルコンピュータ等の機能拡張用に各種機能を具備するPCカードが実現されている。そして、PCカードの一つに無線通信機能を具備するPCカード型無線通信端末装置がある。このPCカード型無線通信端末装置は、無線電話サービスを提供する通信事業者の加入者用の端末機であり、無線電話回線を介してデータ通信を行うことが可能なものである。また、無線電話が可能なものもある。
【0003】
上記PCカード型無線通信端末装置を利用者が購入して使用開始する際には、販売店などにおいて端末固有情報(電話番号や通信事業者用情報等)がPCカード型無線通信端末装置に設定される。また、実際に使用可能なことを検証するために開通確認試験が基地局との間で実施される。これら端末固有情報の設定や開通確認試験を実行する際には、PCカード型無線通信端末装置の動作モードを事業者モードに遷移させる。そして、利用者には、PCカード型無線通信端末装置の動作モードを加入者モードに設定してから引き渡す。
【0004】
図6は、従来の端末動作モード変更システムの概略構成を示すブロック図である。PCカード型無線通信端末装置100は、PCカードインタフェース信号によりモード変更用装置1と電気的に接続される。PCカードインタフェース信号は、PCカードと外部装置との間でデータを伝送するための信号であり、PCカード規格で規定されているものである。
【0005】
モード変更用装置1は、PCカード型無線通信端末装置100の動作モードを事業者モードに遷移させるためのものである。PCカード型無線通信端末装置100の動作モードが事業者モードに遷移した後に、端末固有情報設定や開通確認試験が基地局から実行される。なお、モード変更用装置1が端末固有情報の設定機能を有している場合もある。
【0006】
図7は、図6に示す従来の端末動作モード変更システムの詳細な構成を示すブロック図である。この図7には、PCカード型無線通信端末装置100の動作モードを事業者モードに遷移させるための機能ブロックのみを示している。PCカード型無線通信端末装置100において、CPU101は、事業者モードと加入者モードの切り替え処理、端末固有情報設定や開通確認試験など、事業者モード時の処理、加入者モード時の通常の通信処理、回路各部の制御などを行う。PCカードインタフェース部102は、PCカードインタフェース信号により外部装置との間でデータを伝送する。PCカード型無線通信端末装置100は外部装置と接続するためのPCカードインタフェース用コネクタ(図示せず)を備える。
【0007】
CPU101は、PCカードインタフェース用コネクタに含まれるピンであって、PCカードインタフェース信号の内のSTSCHG信号用のピン(STSCHGピン)とIOIS16信号用のピン(IOIS16ピン)に接続される。また、PCカードインタフェース部102は、PCカードインタフェース用コネクタのピンの内、STSCHGピンとIOIS16ピンと、これらのピン以外の少なくともデータ伝送に必要なピンとに接続されている。
【0008】
モード変更用装置1においては、PCカードインタフェース用コネクタ(図示せず)を備え、このPCカードインタフェース用コネクタ内のSTSCHGピンとIOIS16ピンとが接続されている。
【0009】
PCカード型無線通信端末装置100の動作モードを事業者モードに遷移させる際には、作業者は、図7に示すように、PCカード型無線通信端末装置100とモード変更用装置1を接続する。次いで、PCカード型無線通信端末装置100の電源を投入すると、CPU101は、初期化処理を開始し、この初期化処理においてPCカードインタフェース部102の動作を停止させる。これにより、PCカードインタフェース部102は、STSCHGピンとIOIS16ピンとの接続を電気的に断する。
【0010】
なお、作業者がモード変更用装置1を操作して事業者モードへの変更を指示し、これによりモード変更用装置1がPCカード型無線通信端末装置100へリセット信号(図示せず)を出力し、このリセット信号によりCPU101が初期化処理を開始する場合もある。
【0011】
次いで、CPU101は、所定の信号AをSTSCHGピンへ出力する。これにより、信号Aは、図7の破線で示すように、モード変更用装置1で折り返されてPCカード型無線通信端末装置100のIOIS16ピンに入力され、CPU101へ戻ってくる。CPU101は、この所定の信号Aを検出すると、モード変更用装置1が接続されていると判断して動作モードを事業者モードに遷移する。
【0012】
このように、作業者がPCカード型無線通信端末装置100をモード変更用装置1に接続して電源を投入すれば、自動的にPCカード型無線通信端末装置100の動作モードは事業者モードに変更される。これにより、端末固有情報設定や開通確認試験が可能となる。
【0013】
図15は、従来の端末動作モード変更システムの構成を示すブロック図である。PCカード型無線通信端末装置100とモード変更用装置1は、PCカードインタフェース機能を備えており、PCカードインタフェース信号によりデータを送受信する。PCカードインタフェース信号は、PCカードと外部装置との間でデータを伝送するための信号であり、PCカード規格で規定されている。モード変更用装置1は、PCカードインタフェース信号の中の一つである「IOIS16信号」の信号線を用いて特殊信号AをPCカード型無線通信端末装置100へ送信する。特殊信号Aは、PCカード型無線通信端末装置100の動作モードを加入者データ登録モードに遷移させるための所定のコマンドであり、例えば、一定の間隔でHighレベルとLowレベルを交互に複数回繰り返す信号である。
【0014】
図16は、モード変更用装置1の構成を示すブロック図である。モード変更用装置1は、上記特殊信号Aを発生する特殊信号発生部11と、PCカードインタフェース機能を有するPCカードインタフェース(PCカードIF)部12を備えている。特殊信号発生部11は、自装置にPCカード型無線通信端末装置100が装着されると、自動的に特殊信号Aを発生して、PCカードIF部12によりPCカード型無線通信端末装置100へ送信する。PCカード型無線通信端末装置100は、この特殊信号Aを検出すると、加入者データ登録モードに自動的に遷移する。
(例えば、特許文献1参照)。
【0015】
【特許文献1】
特開平11−275000号公報(第3頁、第1図)
ところで、近年、SD(Secure Digital)カードと呼ばれるカード型電子装置が実現されており、このSDカード型の無線通信端末装置の開発がなされている。このSDカード型無線通信端末装置は、SDカードインタフェース(SDIO)により外部装置との間でデータを伝送する。このために、SDカードインタフェースをサポートしていない、PCカードインタフェース対応の電子装置(例えばモード変更用装置1等)とSDカード型無線通信端末装置を接続するためには、PCカードインタフェースとSDカードインタフェースを相互変換するインタフェース変換装置が必要となる。
【0016】
図8は、従来のインタフェース変換装置110の構成を示すブロック図である。インタフェース変換装置110において、SDカードインタフェース部32は、SDインタフェース対応の外部装置と接続するためのSDカードインタフェース用コネクタ(図示せず)に接続されており、該外部装置との間でSDカードインタフェース信号によりデータを伝送する。PCカードインタフェース部33は、PCインタフェース対応の外部装置と接続するためのPCカードインタフェース用コネクタ(図示せず)に接続されており、該外部装置との間でPCカードインタフェース信号によりデータを伝送する。CPU111は、SDカードインタフェース部32とPCカードインタフェース部33との間でデータを相互に伝達する。このインタフェース変換装置110を使用すれば、SDカード型無線通信端末装置とモード変更用装置1などのPCインタフェース対応電子装置との間で相互にデータを伝送することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来のインタフェース変換装置110では、SDカード型無線通信端末と上記モード変更用装置1との間でデータを伝送することが可能となっても、上記図7のようにしてモード変更用装置1によりSDカード型無線通信端末装置の動作モードを事業者モードに遷移させることができないという問題がある。この理由は、たとえSDカード型無線通信端末装置がSDカードインタフェース信号の内、いずれかの信号に用いるピンから信号Aを出力しても、インタフェース変換装置110が、該信号Aをモード変更用装置1へSTSCHGピンから出力することができないためである。また、モード変更用装置1で折り返された信号AをSDカード型無線通信端末装置へ伝達することもできない。
【0018】
この問題を解決するために、SDカードインタフェースに対応可能なモード変更用装置を開発することが考えられる。しかしながら、PCカードインタフェース対応のモード変更用装置1は既に全国の販売店に多数配備されており、新たにSDカードインタフェース対応のモード変更用装置を開発して全国の販売店に配備するのは、コスト面や販売店側の事情(設置場所の確保等)などの問題があり困難である。
【0019】
このような理由から、PCカードインタフェース対応の従来のモード変更用装置を利用して、SDカード型無線通信端末装置の動作モードを事業者モードに遷移させることができる端末動作モード変更システムの実現が要望されている。
【0020】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、PCカードインタフェース対応のモード変更用装置を利用して、SDカード型無線通信端末装置の動作モードを事業者モードに遷移させることができる端末動作モード変更システム及びその方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の端末動作モード変更システムは、第1の通信インタフェースにより入力された所定の第1の信号に基づいて、所定の第2の信号を前記第1の通信インタフェースにより出力するモード変更用装置を利用する端末動作モード変更システムにおいて、第2の通信インタフェースにより前記第1の信号を出力し、前記第2の通信インタフェースにより所定の第3の信号を受け取ると、自己の動作モードを所定のモードに遷移する端末装置と、前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置から入力された前記第1の信号を前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置へ出力する第1の信号伝達手段、及び、前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置から入力された前記第2の信号を検出して、前記第3の信号を前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置へ出力するモード変更用装置検出手段を備えたインタフェース変換装置とを具備することを特徴としている。
【0022】
本発明の端末動作モード変更システムは、第1の通信インタフェースにより入力された所定の第1の信号に基づいて、所定の第2の信号を前記第1の通信インタフェースにより出力するモード変更用装置を利用する端末動作モード変更システムにおいて、第2の通信インタフェースにより入力された前記第2の信号を検出すると、自己の動作モードを所定のモードに遷移する端末装置と、前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置へ前記第1の信号を出力する第1の信号出力手段、及び、前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置から入力された前記第2の信号を前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置へ出力する第2の信号伝達手段を備えたインタフェース変換装置とを具備することを特徴としている。
【0023】
本発明の端末動作モード変更システムは、第1の通信インタフェースにより入力された所定の第1の信号に基づいて、所定の第2の信号を前記第1の通信インタフェースにより出力するモード変更用装置を利用する端末動作モード変更システムにおいて、第2の通信インタフェースにより前記第1の信号を出力し、前記第2の通信インタフェースにより入力された前記第2の信号を検出すると、自己の動作モードを所定のモードに遷移する端末装置と、前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置から入力された前記第1の信号を前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置へ出力する第1の信号伝達手段、及び、前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置から入力された前記第2の信号を前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置へ出力する第2の信号伝達手段を備えたインタフェース変換装置とを具備することを特徴としている。
【0024】
本発明の端末動作モード変更方法は、第1の通信インタフェースにより入力された所定の第1の信号に基づいて所定の第2の信号を前記第1の通信インタフェースにより出力するモード変更用装置を利用して、第2の通信インタフェースにより前記第1の信号を出力し、前記第2の通信インタフェースにより所定の第3の信号を受け取ると、自己の動作モードを所定のモードに遷移する端末装置の動作モードを変更する端末動作モード変更方法であって、前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置から入力された前記第1の信号を前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置へ出力する過程と、前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置から入力された前記第2の信号を検出して、前記第3の信号を前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置へ出力する過程とを含むことを特徴としている。
【0025】
本発明の端末動作モード変更方法は、第1の通信インタフェースにより入力された所定の第1の信号に基づいて所定の第2の信号を前記第1の通信インタフェースにより出力するモード変更用装置を利用して、第2の通信インタフェースにより入力された前記第2の信号を検出すると、自己の動作モードを所定のモードに遷移する端末装置の動作モードを変更する端末動作モード変更方法であって、前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置へ前記第1の信号を出力する過程と、前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置から入力された前記第2の信号を前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置へ出力する過程とを含むことを特徴としている。
【0026】
本発明の端末動作モード変更方法は、第1の通信インタフェースにより入力された所定の第1の信号に基づいて所定の第2の信号を前記第1の通信インタフェースにより出力するモード変更用装置を利用して、第2の通信インタフェースにより前記第1の信号を出力し、前記第2の通信インタフェースにより入力された前記第2の信号を検出すると、自己の動作モードを所定のモードに遷移する端末装置の動作モードを変更する端末動作モード変更方法であって、前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置から入力された前記第1の信号を前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置へ出力する過程と、前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置から入力された前記第2の信号を前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置へ出力する過程とを含むことを特徴としている。
【0027】
上記の課題を解決するために、本発明の端末動作モード変更システムは、第1の通信インタフェースを介して所定信号を送信するモード変更用装置を利用する端末動作モード変更システムにおいて、前記第1の通信インタフェースを介して前記モード変更用装置と接続され、前記所定信号を受信すると、所定ソフトウェアコマンドを発生して第2の通信インタフェースを介して送信するインタフェース変換装置と、前記第2の通信インタフェースを介して前記インタフェース変換装置と接続され、前記所定ソフトウェアコマンドを受信すると、自己の動作モードを所定モードに遷移する端末装置とを備えたことを特徴としている。
【0028】
本発明によれば、インタフェース変換装置が、第1の通信インタフェース(PCカードインタフェース)を介して所定信号(特殊信号)を受信すると、第2の通信インタフェース(SDカードインタフェース)を介して所定ソフトウェアコマンド(特殊コマンド)を送信し、端末装置(SDカード型無線通信端末装置)がその所定ソフトウェアコマンドを検出して所定モード(加入者データ登録モード)に遷移する。これにより、第1の通信インタフェース(PCカードインタフェース)対応のモード変更用装置を利用して、第2の通信インタフェース対応の端末装置(SDカード型無線通信端末装置)の動作モードを所定モード(加入者データ登録モード)に遷移させることができる。
【0029】
上記の課題を解決するために、本発明の端末動作モード変更システムは、第1の通信インタフェースを介して所定信号を送信するモード変更用装置を利用する端末動作モード変更システムにおいて、前記第1の通信インタフェースを介して前記モード変更用装置と接続され、前記所定信号を受信すると、所定ソフトウェアコマンドを発生して第2の通信インタフェースを介して送信するインタフェース変換装置と、前記第2の通信インタフェースを介して前記インタフェース変換装置と接続され、該接続の時点から所定時間以内に前記所定ソフトウェアコマンドを受信すると、自己の動作モードを所定モードに遷移する端末装置とを備えたことを特徴としている。
【0030】
この発明によれば、端末装置が外部装置と接続時点から所定時間以内に所定ソフトウェアコマンド(特殊コマンド)を受信しなかった場合には所定モード(加入者データ登録モード)に遷移しないので、例えば、加入者データ(電話番号など)を不正に書き換える等の不正利用のために加入者データ登録モードに遷移することを防止することができる。
【0031】
本発明の端末動作モード変更システムにおいて、前記インタフェース変換装置は、前記第1の通信インタフェースを介して外部装置が接続された際、前記所定信号を検出できなかった場合に、前記第1の通信インタフェースと前記第2の通信インタフェースの間でデータの相互変換を行うことを特徴とする。
【0032】
この発明によれば、インタフェース変換装置が第1の通信インタフェース(PCカードインタフェース)を介して外部装置と接続した際、所定信号(特殊信号)を検出できなかった場合に、第1の通信インタフェース(PCカードインタフェース)と第2の通信インタフェース(SDカードインタフェース)の間でデータの相互変換を行うので、例えばパーソナルコンピュータと端末装置(SDカード型無線通信端末装置)との間で通常データを授受することができ、該通常データによりデータ通信を行うことができる。
【0033】
上記の課題を解決するために、本発明の端末動作モード変更方法は、第1の通信インタフェースを介して所定信号を送信するモード変更用装置を利用する端末動作モード変更方法であって、前記第1の通信インタフェースを介して前記モード変更用装置と接続されたインタフェース変換装置が、前記所定信号の受信を検出し、この検出により所定ソフトウェアコマンドを発生し、前記所定ソフトウェアコマンドを第2の通信インタフェースを介して送信する過程と、前記第2の通信インタフェースを介して前記インタフェース変換装置と接続された端末装置が、前記所定ソフトウェアコマンドの受信を検出し、この検出により自己の動作モードを所定モードに遷移する過程とを含むことを特徴としている。
【0034】
上記の課題を解決するために、本発明の端末動作モード変更方法は、第1の通信インタフェースを介して所定信号を送信するモード変更用装置を利用する端末動作モード変更方法であって、前記第1の通信インタフェースを介して前記モード変更用装置と接続されたインタフェース変換装置が、前記所定信号の受信を検出し、この検出により所定ソフトウェアコマンドを発生し、前記所定ソフトウェアコマンドを第2の通信インタフェースを介して送信する過程と、前記第2の通信インタフェースを介して前記インタフェース変換装置と接続された端末装置が、該接続の時点から所定時間以内に前記所定ソフトウェアコマンドの受信を検出すると、自己の動作モードを所定モードに遷移する過程とを含むことを特徴としている。
【0035】
本発明の端末動作モード変更方法において、前記インタフェース変換装置が、前記第1の通信インタフェースを介して外部装置が接続された際、前記所定信号の受信を検出できなかった場合に、前記第1の通信インタフェースと前記第2の通信インタフェースの間でデータの相互変換を行う過程をさらに含むことを特徴とする。
【0036】
本発明は、一端がモード変更用装置に着脱可能に装着され、他端にデータ無線通信カードを着脱自由に装着し使用するインタフェース変換装置において、前記モード変更用装置から出力されるデータを受信する第1の通信インタフェースと、前記第1の通信インタフェースから出力されるデータに特殊信号が含まれるかどうかを検出する特殊信号検出部と、前記特殊信号検出部により特殊信号が検出された場合、特殊コマンドを発生する特殊コマンド発生部と、前記特殊コマンド発生部から送信された特殊コマンドを送信する第2の通信インタフェースを有することを特徴としている。
【0037】
本発明は、第1の通信インターフェースを介してモード変更用装置に接続される第1の信号伝達手段と、第2の通信インターフェースを介して自己の動作モードを所定のモードに遷移する端末装置に接続される第2の信号伝達手段と、前記第1の信号伝達手段を選択する第1の切り替え手段と、前記第2の信号伝達手段を選択する第2の切り替え手段と、前記第1の信号伝達手段を介して前記モード変更用装置から入力される第1の所定モード変更信号を検出した場合、前記第2の信号伝達手段を介して前記端末装置を所定のモードに変更する第2の所定モード変更信号を出力し、前記第1の所定モード変更信号を検出しない場合、前記第1の切り替え手段により前記第1の信号伝達手段を非選択とし、前記第2の切り替え手段で前記第2の信号伝達手段を非選択とする制御手段とを有するインタフェース変換装置からなる。
【0038】
ここで制御手段は、前記第1切り替え手段と前記第2切り替え手段を選択した場合、前記第2の通信インタフェースと前記第1の通信インタフェースが接続され、前記第2の信号伝達手段を介して前記端末装置から第3の所定モード変更信号を入力した場合、前記第1の信号伝達手段から前記モード変更用装置に出力し、かつ前記第1の信号伝達手段を介して前記モード変更用装置から入力される前記第3の所定オード変更信号に基づく前記第1の所定モード変更信号の入力を検出する。
【0039】
また制御手段は、前記第1の信号伝達手段から前記モード変更用装置に第4の所定モード変更信号を出力し、かつ前記第1の信号伝達手段を介して前記モード変更用装置から前記第4の所定モード変更信号に基づく前記第1の所定モード変更信号の入力を検出する
ここで制御手段が前記第1の切り替え手段と前記第2の切り替え手段を選択した場合、前記第2の通信インタフェースと前記第1の通信インタフェースが接続され、前記第2の信号伝達手段に前記端末装置から前記第3の所定モード変更信号が入力され、前記第1の信号伝達手段から前記モード変更手段へ出力され、前記制御手段は、前記第1の信号伝達手段を介して前記モード変更用装置から前記第3の所定モード変更信号に基づく前記第1の所定モード変更信号の入力を検出することを特徴とする。
【0040】
また第2の信号伝達手段にソフトウェアコマンドを発生する手段を用いることを特徴とする。また、第2の切り替え手段により前記第2の信号伝達手段に替わり選択され前記第2のインタフェースを介して前記端末装置に接続される第4の信号伝達手段を有し、前記第4の信号伝達手段がソフトウエアマンドを発生することを特徴とする。
【0041】
また、第1の切り替え手段により前記第2の信号伝達手段に替わり選択され前記第1のインタフェースを介して前記モード変更用装置に接続される第3の信号伝達手段を有することを特徴とする
また、制御回路が前記所定モード変更信号を検出しない場合、前記第3の信号伝達手段と前記第4の信号伝達手段を選択することを特徴とする。
【0042】
最後に、インタフェース装置に接続された電源の投入を検出し、前記制御手段の動作を制御するタイミング検出手段を有することを特徴とする。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
【0044】
図1は、本発明の実施形態による端末動作モード変更システムの概略構成を示すブロック図である。この図1において、符号1は、PCカードインタフェース対応のモード変更用装置であり、このモード変更用装置1は従来から利用されているものである。符号2は、SDカード型の無線通信端末装置であり、このSDカード型無線通信端末装置は、SDカードインタフェースにより外部装置との間でデータを伝送する。符号3は、PCカードインタフェースとSDカードインタフェースを相互変換するインタフェース変換装置である。
【0045】
SDカード型無線通信端末装置2は、SDカードインタフェース信号によりインタフェース変換装置3と電気的に接続され、インタフェース変換装置3との間で相互にデータ伝送が可能である。モード変更用装置1はPCカードインタフェース信号によりインタフェース変換装置3と電気的に接続され、インタフェース変換装置3との間で相互にデータ伝送が可能である。
【0046】
次に、上記図1の端末動作モード変更システムの第1〜第3の各実施形態の詳細な構成とその動作を、図2〜図4を参照して順次説明する。図2は、第1の実施形態による端末動作モード変更システムの詳細な構成を示すブロック図である。図3は、第2の実施形態による端末動作モード変更システムの詳細な構成を示すブロック図である。図4は、第3の実施形態による端末動作モード変更システムの詳細な構成を示すブロック図である。これら図2〜図4には、SDカード型無線通信端末装置2の動作モードを事業者モードに遷移させるための機能ブロックのみを示している。
【0047】
先ず、図2を参照して第1の実施形態を説明する。図2のSDカード型無線通信端末装置2において、CPU21は、事業者モードと加入者モードの切り替え処理、端末固有情報設定や開通確認試験など、事業者モード時の処理、加入者モード時の通常の通信処理、回路各部の制御などを行う。SDカードインタフェース部22は、SDカードインタフェース信号により外部装置との間でデータを伝送する。SDカード型無線通信端末装置2は外部装置と接続するためのSDカードインタフェース用コネクタ(図示せず)を備える。SDカードインタフェース用コネクタは、SDカードインタフェース信号用のピンを有している。なお、図2には、動作モード遷移のために使用するRWピンとClockピンのみを示している。また、動作モード遷移のために使用するピンはRWピンとClockピンに限定されず、他のピンであってもよい。
【0048】
CPU21は、SDカードインタフェース用コネクタのピンのうちRWピンとClockピンに接続される。また、SDカードインタフェース部22は、SDカードインタフェース用コネクタのピンの内、RWピンおよびClockピンと、これらのピン以外の少なくともデータ伝送に必要なピンとに接続されている。
【0049】
インタフェース変換装置3において、CPU31は、SDカードインタフェース部32とPCカードインタフェース部33との間でデータを相互に伝達する。また、CPU31は、モード変更用装置1が接続されているか否かを判断し、接続されている場合にその旨をSDカード型無線通信端末装置2へ通知する処理を行う。
【0050】
SDカードインタフェース部32は、SDインタフェース対応の外部装置と接続するためのSDカードインタフェース用コネクタ(図示せず)に接続されており、該外部装置との間でSDカードインタフェース信号によりデータを伝送する。このSDカードインタフェース部32は、SDカードインタフェース用コネクタのピンの内、RWピンおよびClockピンと、これらのピン以外の少なくともデータ伝送に必要なピンとに接続されている。
【0051】
PCカードインタフェース部33は、PCインタフェース対応の外部装置と接続するためのPCカードインタフェース用コネクタ(図示せず)に接続されており、該外部装置との間でPCカードインタフェース信号によりデータを伝送する。このPCカードインタフェース部33は、PCカードインタフェース用コネクタのピンの内、STSCHGピンとIOIS16ピンと、これらのピン以外の少なくともデータ伝送に必要なピンとに接続されている。
【0052】
ゲート素子41は、その入力部がRWピンに接続され、また出力部がSTSCHGピンに接続されており、入力信号を出力信号として出力するか、出力を断するかの選択が可能なものである。
【0053】
上記CPU31は、SDカードインタフェース用コネクタのClockピンと、PCカードインタフェース用コネクタのIOIS16ピンに接続されている。また、CPU31は、ゲート素子41の制御ピンに接続されており、ゲート素子41の出力を制御する。
【0054】
モード変更用装置1においては、PCカードインタフェース用コネクタ(図示せず)を備え、このPCカードインタフェース用コネクタ内のSTSCHGピンとIOIS16ピンとが接続されている。
【0055】
上記図2のインタフェース変換装置3を使用すれば、上記図8の従来のインタフェース変換装置110と同様に、SDカード型無線通信端末装置2とPCインタフェース対応の電子装置(例えばモード変更用装置1)との間で相互にデータを伝送することができる。
【0056】
次に、上記図2の端末動作モード変更システムにおいて、SDカード型無線通信端末装置2の動作モードを事業者モードに遷移させる動作について説明する。
【0057】
初めに、作業者は、図2に示すように、モード変更用装置1とSDカード型無線通信端末装置2をそれぞれインタフェース変換装置3に接続する。次いで、SDカード型無線通信端末装置2の電源を投入すると、CPU21は、初期化処理を開始し、この初期化処理においてSDカードインタフェース部22の動作を停止させる。これにより、SDカードインタフェース部22は、RWピンおよびClockピンとの接続を電気的に断する。
【0058】
また、インタフェース変換装置3の電源を投入すると、CPU31は、初期化処理を開始し、この初期化処理においてSDカードインタフェース部32とPCカードインタフェース部33の動作を停止させる。これにより、SDカードインタフェース部32は、RWピンおよびClockピンとの接続を電気的に断する。また、PCカードインタフェース部33は、STSCHGピンとIOIS16ピンとの接続を電気的に断する。
【0059】
また、CPU31は、ゲート素子41を制御してRWピンの信号を出力するようにする。これにより、インタフェース変換装置3においてRWピンの信号がSTSCHGピンに出力されるようになる。
【0060】
次いで、SDカード型無線通信端末装置2のCPU21は、所定の信号AをRWピンへ出力する。これにより、信号Aは、図2の破線で示すように、インタフェース変換装置3を介してモード変更用装置1のSTSCHGピンへと入力され、モード変更用装置1で折り返されてインタフェース変換装置3のIOIS16ピンに入力され、インタフェース変換装置3のCPU31へ入力される。CPU31は、この所定の信号Aを検出すると、モード変更用装置1が接続されていると判断して、SDカード型無線通信端末装置2へモード変更用装置有りを通知するための所定の信号Bを出力する。この信号Bは、図2の破線で示すように、Clockピンを介してSDカード型無線通信端末装置2のCPU21へ伝送される。次いで、CPU21は、信号Bを受け取ると、動作モードを事業者モードに遷移する。
【0061】
このようにして、自動的にSDカード型無線通信端末装置2の動作モードは事業者モードに変更され、これにより端末固有情報設定や開通確認試験が可能となる。
【0062】
なお、作業者がモード変更用装置1を操作して事業者モードへの変更を指示し、これによりモード変更用装置1がインタフェース変換装置3へリセット信号(図示せず)を出力し、このリセット信号をインタフェース変換装置3がSDカード型無線通信端末装置2へ出力し(図示せず)、これらリセット信号により各CPU21,31が初期化処理を開始するようにしてもよい。
【0063】
次に、図3を参照して第2の実施形態を説明する。図3の端末動作モード変更システムでは、SDカード型無線通信端末装置2内の接続構成は上記図2の構成と略同様である。
【0064】
図3のインタフェース変換装置3においては、CPU31はRWピンとSTSCHGピンに接続されている。ゲート素子42は、その入力部がIOIS16ピンに接続され、また出力部がClockピンに接続されている。CPU31はこのゲート素子42の出力を制御する。
【0065】
図3の端末動作モード変更システムにおいては、SDカード型無線通信端末装置2のCPU21が、モード変更用装置1が接続されているか否かを判断し、接続されている場合に動作モードを事業者モードに遷移してその旨をインタフェース変換装置3へ通知する処理を行う。
【0066】
次に、上記図3の端末動作モード変更システムにおいて、SDカード型無線通信端末装置2の動作モードを事業者モードに遷移させる動作について説明する。初めに、上記図2のシステムと同様に、CPU21,31の初期化処理において各インタフェース部22,32,33の動作が停止される。次いで、インタフェース変換装置3のCPU31が所定の信号AをSTSCHGピンへ出力する。
【0067】
これにより、信号Aは、図3の破線で示すように、モード変更用装置1で折り返されてインタフェース変換装置3のIOIS16ピンに入力され、ゲート素子42を通過してインタフェース変換装置3からSDカード型無線通信端末装置2へ入力され、SDカード型無線通信端末装置2のCPU21へ入力される。CPU21は、この所定の信号Aを検出すると、モード変更用装置1が接続されていると判断して動作モードを事業者モードに遷移する。
【0068】
次いで、CPU21は、事業者モードに遷移したことを通知するための所定の信号Cを出力する。この信号Cは、図3の破線で示すように、RWピンを介してインタフェース変換装置3のCPU31へ伝送される。この信号Cの受信により、CPU31は、SDカード型無線通信端末装置2の動作モードが事業者モードに遷移したことを知る。
【0069】
次に、図4を参照して第3の実施形態を説明する。この図4の端末動作モード変更システムでは、上記図3のシステムにおいて、SDカード型無線通信端末装置2のCPU21が所定の信号Aを送出するようにしている。そして、上記図2にように、インタフェース変換装置3にゲート素子41を備えるようにして、インタフェース変換装置3内でRWピンの信号がSTSCHGピンに出力されるようにする。
【0070】
図4の端末動作モード変更システムにおいて、SDカード型無線通信端末装置2のCPU21は、所定の信号Aを送出し、モード変更用装置1で折り返された所定の信号Aを検出すると、モード変更用装置1が接続されていると判断して動作モードを事業者モードに遷移する。次いで、インタフェース変換装置3へ事業者モードに遷移したことを通知するための所定の信号Cを出力する。
【0071】
なお、上述した実施形態においては、モード変更用装置1がSTSCHGピンから入力された所定の信号A(第1の信号)を単に折り返してIOIS16ピンから所定の第2の信号として出力し、CPU21または31が、所定の第2の信号として信号Aを検出し、これによりモード変更用装置1が接続されていると判断している。
【0072】
また、上述した実施形態において、モード変更用装置1が入力された信号Aに基づいて所定の信号Dを生成し、この信号Dを第2の信号として出力するものであってもよい。この場合には、CPU21または31が、所定の第2の信号として信号Dを検出し、これによりモード変更用装置1の接続有りの判断を行うようにする。
【0073】
上記信号A(第1の信号)と信号D(第2の信号)について、具体的な例を示して説明する。ここでは、モード変更用装置1が信号Aの極性を反転し、この反転信号を信号Dとして出力する場合を説明する。図5は、モード変更用装置1が信号極性反転機能を有する場合の入出力信号の一例を示すタイミングチャートである。信号Aの発生装置は、HighレベルとLowレベルを交互に複数回繰り返しながら信号Aを出力する。図5の例では、Highレベルの次にLowレベルの順で、HighとLowの組を3回繰り返す。また、HighレベルおよびLowレベルの各々の持続時間は、例えば25mS程度である。この信号Aはモード変更用装置1で反転して出力される(図5の信号D)。
【0074】
そして、信号Dの検出装置は、信号Dを検出し、モード変更用装置1により正しく折り返されていることを確認する。図5の例では、信号Dが、Lowレベルの次にHighレベルの順で、LowとHighの組が3回繰り返されることを検出する。また、各レベルの検出は、信号Dの各レベルの状態において、終了付近のタイミングで信号Dのレベルを確認することで行う。例えば、あるレベルを検出後、24mS後に同じレベルであることを検出する。そして、この検出が途中で一度でもできなかった場合には、検出不良とし、端末装置の動作モードを事業者モードへ遷移させない。
【0075】
なお、このように事業者モードへ遷移するための条件を厳しくしている理由は、事業者モードが特殊なモードであり、誤って遷移してしまうことを防止するためである。
【0076】
また、モード変更用装置で信号Aを反転して出力する理由は、モード変更用装置で折り返されたことをより確実に保証するためである。モード変更用装置が信号Aをそのまま出力すると、信号Aと信号Dが同極性となるが、これにより信号A,Dの各信号線が途中の経路でショートしていても、モード変更用装置で正しく折り返されていると誤って検出することになる。そこで、図5のようにモード変更用装置で信号Aを反転して出力し、このような誤検出を防止する。
【0077】
なお、上記図4のCPU21のように、信号Aの発生装置と信号Dの検出装置が同一の装置であった場合には、図5の信号AをHighレベルとした後、25mS待ってから折り返し信号(信号D)を検出し、正しく検出することができたら信号AをLowレベルとして同様に折り返し信号を検出し、これを繰り返すようにしてもよい。
【0078】
なお、上述した実施形態においては、第1の通信インタフェースをPCカードインタフェースとし、第2の通信インタフェースをSDカードインタフェースととしたが、使用する通信インタフェースはこれらに限定されるものではなく、他の通信インタフェースにも同様に適用可能である。
【0079】
なお、上述した図2の第1の実施形態においては、ゲート素子41が第1の信号伝達手段に対応し、CPU31がモード変更用装置検出手段に対応する。
【0080】
また、上述した図3の第2の実施形態においては、CPU31が第1の信号出力手段に対応し、ゲート素子42が第2の信号伝達手段に対応する。
【0081】
また、上述した図4の第3の実施形態においては、ゲート素子41が第1の信号伝達手段に対応し、ゲート素子42が第2の信号伝達手段に対応する。
【0082】
次に、図面を参照し、本発明の他の実施形態について説明する。
図9は、本発明の実施形態による端末動作モード変更システムの構成を示すブロック図である。図9において、モード変更用装置1は上記図8に示す従来のPCカードインタフェース対応の装置である。SDカード型無線通信端末装置2は、SDカードインタフェース信号により外部装置との間でデータを送受信する。インタフェース変換装置3は、PCカードインタフェース信号とSDカードインタフェース信号を相互変換するインタフェース変換装置である。
【0083】
モード変更用装置1は、PCカードインタフェース信号によりインタフェース変換装置3と電気的に接続され、インタフェース変換装置3との間で相互にデータを送受信する。SDカード型無線通信端末装置2は、SDカードインタフェース信号によりインタフェース変換装置3と電気的に接続され、インタフェース変換装置3との間で相互にデータを送受信する。
【0084】
モード変更用装置1は、PCカードインタフェース信号の中の一つである「IOIS16信号」の信号線を用いて特殊信号Aをインタフェース変換装置2へ送信する。この特殊信号Aは、上記したようにPCカード型無線通信端末装置100の動作モードを加入者データ登録モードに遷移させるための所定のコマンドであり、例えば、一定の間隔でHighレベルとLowレベルを交互に複数回繰り返す信号である。
【0085】
インタフェース変換装置3は、SDカードインタフェース信号により特殊コマンドBをSDカード型無線通信端末装置2へ送信する。この特殊コマンドBは、SDカード型無線通信端末装置2の動作モードを加入者データ登録モードに遷移させるための所定のソフトウェアコマンドである。
【0086】
図10は、図9に示すインタフェース変換装置2の構成を示すブロック図である。図10において、PCカードインタフェース(PCカードIF)部51は、PCカードインタフェース機能を有しており、PCカードインタフェース信号により外部装置とデータを送受信する。特殊信号検出部52は、PCカードIF部51により特殊信号Aを受信したか否かを検出する。特殊コマンド発生部53は、特殊信号検出部52によって特殊信号Aが検出されると、特殊コマンドBを発生してSDカードインタフェース(SDカードIF)部54へ出力する。SDカードIF部54は、SDカードインタフェース機能を有しており、SDカードインタフェース信号により外部装置とデータを送受信する。
【0087】
インタフェース変換部55は、PCカードインタフェースとSDカードインタフェースの変換機能を有しており、PCカードIF部51で受信されたコマンドを該データ自体はそのままに、データスルーでSDカードインタフェースに合わせてSDカードIF部54へ出力する。また、SDカードIF部54で受信されたコマンドを、同様にデータスルーでPCカードインタフェースに合わせてPCカードIF部51へ出力する。このインタフェース変換部55は、特殊信号検出部52からの指示に従って動作を開始する。特殊信号検出部52は、PCカードIF部51に外部装置が接続された際、特殊信号Aを検出できなかった場合にインタフェース変換部55の動作を開始させる。したがって、特殊信号Aの検出時にはインタフェース変換部55は動作しない。
【0088】
図11は、図9に示すSDカード型無線通信端末装置2の構成を示すブロック図である。図11には動作モードの遷移機能に係る機能ブロックのみを示している。図11において、SDカードIF部61は、SDカードインタフェース機能を有しており、SDカードインタフェース信号により外部装置とデータを送受信する。通常コマンド検出部62は、SDカードIF部61により通常コマンドを受信したか否かを検出する。通常コマンドとは、利用者がSDカード型無線通信端末装置2を、例えばパーソナルコンピュータに装着してデータ通信する際に、該パーソナルコンピュータとの間で授受される所定のソフトウェアコマンドを指す。データ通信端末モード設定部63は、通常コマンド検出部62によって通常コマンドが検出されると、自装置の動作モードをデータ通信端末モードに設定する。
【0089】
特殊コマンド検出部64は、SDカードIF部61により特殊コマンドBを受信したか否かを検出する。加入者データ登録モード設定部65は、特殊コマンド検出部64によって特殊コマンドBの受信が検出されると、自装置の動作モードを加入者データ登録モードに設定する。
【0090】
インタフェース変換装置3及びSDカード型無線通信端末装置2は、インタフェース変換装置3にSDカード型無線通信端末装置2を装着可能な構造となっている。さらに、インタフェース変換装置3は、図15に示す従来のPCカード型無線通信端末装置100と同様に、モード変更用装置1やパーソナルコンピュータなどに装着可能な構造となっている。
【0091】
次に、図12及び図13を参照して、上記図9の端末動作モード変更システムにより、SDカード型無線通信端末装置2を加入者データ登録モードに遷移させて加入者データを設定する際の動作を説明する。図12は、図9に示す端末動作モード変更システムの処理の流れを示すシーケンスチャートである。図13は、図9に示す端末動作モード変更システムの使用方法を説明するための図である。
【0092】
図13に示すように、インタフェース変換装置3にSDカード型無線通信端末装置2を装着し、さらに該インタフェース変換装置3をモード変更用装置1に装着する(図12のステップS1、S2)。モード変更用装置1は、インタフェース変換装置3が装着されると、電源を供給する(ステップS3)。これにより、インタフェース変換装置3は、SDカード型無線通信端末装置2に電源を供給する(ステップS4)。SDカード型無線通信端末装置2の特殊コマンド検出部64は、電源供給を受けると、タイマーをスタートする(ステップS5)。
【0093】
一方、モード変更用装置1は、特殊信号Aをインタフェース変換装置2へ出力する(ステップS6)。インタフェース変換装置3の特殊信号検出部52は、この特殊信号Aを検出すると、その旨を特殊コマンド発生部53へ通知し、特殊コマンド発生部53が特殊コマンドBを発生する。この特殊コマンドBは、SDカードIF部54によりSDカード型無線通信端末装置2へ送信される(ステップS7)。
【0094】
SDカード型無線通信端末装置2の特殊コマンド検出部64は、タイムアウト時間Tに達する前に、該特殊コマンドBの受信を検出すると、その旨を加入者データ登録モード設定部65へ通知し、加入者データ登録モード設定部65が自装置の動作モードを加入者データ登録モードに設定する。これにより、SDカード型無線通信端末装置2は加入者データ登録モードとなり、図13に示す加入者データ登録機200から加入者データを受信して該加入者データを自装置に設定する。
【0095】
なお、特殊コマンド検出部64は、タイムアウト時間T経過後に特殊コマンドBの受信を検出した場合には加入者データ登録モード設定部65へ通知しない。これにより、SDカード型無線通信端末装置2は加入者データ登録モードに遷移しない。このように、外部装置から電源供給を受けた後、所定時間内に特殊コマンドBを検出しなかった場合には加入者データ登録モードに遷移しないので、加入者データ(電話番号など)を不正に書き換える等の不正利用のために加入者データ登録モードに遷移することを防止することができる。
【0096】
次に、図14を参照して、上記図9の端末動作モード変更システムにより、SDカード型無線通信端末装置2をデータ通信端末モードに遷移させてデータ通信する際の動作を説明する。図14は、図9に示す端末動作モード変更システムの使用方法を説明するための図である。
【0097】
図14に示すように、インタフェース変換装置3にSDカード型無線通信端末装置2を装着し、さらに該インタフェース変換装置3をパーソナルコンピュータ110に装着する。パーソナルコンピュータ110は、インタフェース変換装置2に電源を供給するとともに、通常コマンドを発生してインタフェース変換装置2へ送信する。
【0098】
インタフェース変換装置3の特殊信号検出部52は、特殊信号Aを検出できないので、インタフェース変換部55の動作を開始させる。これにより、インタフェース変換部55は、パーソナルコンピュータ110から受信した通常データをSDカードIF部54によりSDカード型無線通信端末装置2へ送信する。
【0099】
通常データには、データ通信を行うための通常コマンドも含まれSDカード型無線通信端末装置2の通常コマンド検出部62は、通常コマンドの受信を検出すると、その旨をデータ通信端末モード設定部63へ通知し、データ通信端末モード設定部63が自装置の動作モードをデータ通信端末モードに設定する。これにより、SDカード型無線通信端末装置2はデータ通信端末モードとなり、図14に示す基地局301を介して公衆回線網302と接続してデータ通信を行うことができる。
【0100】
なお、上述した実施形態では、インタフェース変換装置2にインタフェース変換部55を備えて通常データの相互変換を可能とし、SDカード型無線通信端末装置2をデータ通信端末モードに遷移させてデータ通信を行うようにしたが、インタフェース変換部55については具備しなくてもよい。インタフェース変換部55を具備しない場合には、インタフェース変換装置3は、SDカード型無線通信端末装置2を加入者データ登録モードにするための専用装置となる。
【0101】
また、インタフェース変換装置3に、SDカードインタフェースの他、複数のインタフェース機能を備え、通信端末装置が接続されたインタフェースを検出し、該検出したインタフェースに応じて該当する特殊コマンドを発生するようにしてもよい。このようにすれば、一つのインタフェース変換装置で複数のインタフェースに対応することができる。
【0102】
図17は、本発明の他の実施例に係るインタフェース変換装置の構成を示すブロック図である。他の実施例と同様、インタフェース変換装置3は、第1の通信インタフェースを介してモード変更用装置2と、第2の通信インタフェースを介して端末装置1と接続されている。インタフェース変換装置3の構成は、第1の切り替え手段73により第1信号伝達手段71と第3の信号伝達手段77のどちらかが選択され、第1の切り替え手段73と第3の切り替え手段77はそれぞれ第1の通信インタフェースを介してモード変更用装置2に接続される。端末装置1に対して第2の信号伝達手段72と第4の信号伝達手段79が第2の切り替え手段75により選択され、第2の信号伝達手段75と第4の信号伝達手段79は第2の通信インタフェースを介して端末装置1に接続される。制御手段74は第1の切り替え手段と73第2の切り替え手段75の動作を制御するように接続されている。タイミング検出手段78は、インターフェース変換装置3の電源に電圧が印加されたタイミングを検出し、制御手段74の動作を制御する。
【0103】
この実施例では、制御手段74が第1の信号伝達手段71かモード変更装置2から送信された第1の所定モード変更信号が入力されたことを検出する。検出後に制御手段74は、第2の信号伝送手段72により端末装置1に、端末装置1を所定のモードに変更するための第2の所定モード変更信号を出力する。制御手段74が、モード変更用装置2から第1の所定モード変更信号の入力を検出できない場合、制御手段74は、第1切り替え手段73で第1の信号伝送手段を非選択とすると同時に第2切り替え手段75を非選択とする。
【0104】
この実施例では、制御手段74が第1切り替え手段73と第2切り替え手段75を選択した状態では、第2の通信インタフェースと第1の通信インタフェースとが接続された状態になり、端末装置1からモード変更用装置2への信号が送信される。さらに、第2の信号伝達手段72からは、端末装置1から第3の所定モード変更信号が入力され、第1の信号伝達手段71からモード変更用装置2へ出力される。次に制御手段74は、第1の信号伝達手段手段71よりモード変更用装置2から、第3の所定モード変更信号に基づく第1の所定モード変更信号が入力されることを検出する。
【0105】
この実施例では、制御手段74は第1の信号伝達手段71からモード変更用装置2に対して、第4の所定モード変更信号を出力する。そして、制御手段74は、第1のインタフェース手段よりモード変更用装置2から、第4の所定モード変更信号に基づく第1の所定モード信号に基づく第1の所定モード変更信号が入力されることを検出する。
【0106】
この実施例では、制御手段74が第1切り替え手段73と第2切り替え手段75を選択した状態では、第2の通信インタフェースと第1の通信インタフェースが接続された状態となり、端末装置74、モード変更用装置2への信号とモード変更用装置2、端末装置74への信号が伝達される。そして、第2の信号伝達手段72からは、端末装置74から第3の所定モード変更信号が入力され、第1の信号伝達手段71からモード変更用装置2に出力される。制御手段74は、第1の信号伝達手段71よりモード変更用装置2から、第3の所定モード変更信号に基づく第1の所定モード変更信号が入力されることを検出する。
【0107】
この実施例では、第2の信号伝達手段72と第4の信号伝達手段70は、ソフトウェアコマンドを発生する手段である。ソフトウェアコマンドとは、デジタル信号のビット列で、特定パターンで文字を送信する。たとえば一つのアスキーキャラクタやキャラクタ列である。これに対して、信号は例えばLHの1ビットシグナルである。制御回路74は、所定モード変更信号が検出されなかった場合には、第3の信号伝達手段77および第4の信号伝達手段79を選択し、通常のインタフェース機能を選択する。タイミング検出手段78は、電源投入直後を検出するものであって、上述の処理は電源投入後に行なわれる。
【0108】
この実施例では、インタフェース変換装置3が、モード変更用装置2と例えばSDカードからなる端末装置1との間のアダプタとして機能し、アダプタが通信カードの挿入を検出し、通信カードのモードを変えるために遷移信号を通信カードに送信する。そしてソフトウェアコマンドを通信カードに送信する。
【0109】
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1の通信インタフェース(PCカードインタフェース)対応のモード変更用装置を利用して、第2の通信インタフェース対応の端末装置(SDカード型無線通信端末装置)の動作モードを所定のモード(事業者モード)に遷移させることができる。
【0111】
また、端末装置が外部装置と接続時点から所定時間以内に所定ソフトウェアコマンド(特殊コマンド)を受信しなかった場合には所定モード(加入者データ登録モード)に遷移しないので、例えば、加入者データ(電話番号など)を不正に書き換える等の不正利用のために加入者データ登録モードに遷移することを防止することができる。
【0112】
また、インタフェース変換装置が第1の通信インタフェース(PCカードインタフェース)を介して外部装置と接続した際、所定信号(特殊信号)を検出できなかった場合に、第1の通信インタフェース(PCカードインタフェース)と第2の通信インタフェース(SDカードインタフェース)の間でデータの相互変換を行うので、例えばパーソナルコンピュータと端末装置(SDカード型無線通信端末装置)との間で通常コマンドを授受することができ、該通常コマンドによりデータ通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による端末動作モード変更システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による端末動作モード変更システムの詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施形態による端末動作モード変更システムの詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施形態による端末動作モード変更システムの詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】モード変更用装置1が信号極性反転機能を有する場合の入出力信号の一例を示すタイミングチャートである。
【図6】従来の端末動作モード変更システムの概略構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示す従来の端末動作モード変更システムの詳細な構成を示すブロック図である。
【図8】従来のインタフェース変換装置110の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の一実施形態による端末動作モード変更システムの構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示すインタフェース変換装置3の構成を示すブロック図である。
【図11】図9に示すSDカード型無線通信端末装置2の構成を示すブロック図である。
【図12】図9に示す端末動作モード変更システムの処理の流れを示すシーケンスチャートである。
【図13】図9に示す端末動作モード変更システムの使用方法を説明するための第1の図である。
【図14】図9に示す端末動作モード変更システムの使用方法を説明するための第2の図である。
【図15】従来の端末動作モード変更システムの構成を示すブロック図である。
【図16】モード変更用装置1の構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の1実施例に係るインタフェース変換装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…モード変更用装置
2…SDカード型無線通信端末装置
3…インタフェース変換装置
21,31…CPU
22,32…SDカードインタフェース部
33…PCカードインタフェース部
41,42…ゲート素子
51…PCカードインタフェース(PCカードIF)部
52…特殊信号検出部
53…特殊コマンド発生部
54,61…SDカードインタフェース(SDカードIF)部
55…インタフェース変換部
62…通常コマンド検出部
63…データ通信端末モード設定部
64…特殊コマンド検出部
65…加入者データ登録モード設定部
71…第1信号伝達手段
72…第2信号伝達手段
73…第1切り替え手段
74…制御手段
75…第2切り替え手段
77…第3信号伝達手段
78…タイミング検出手段
79…第4信号伝達手段
Claims (24)
- 第1の通信インタフェースにより入力された所定の第1の信号に基づいて、所定の第2の信号を前記第1の通信インタフェースにより出力するモード変更用装置を利用する端末動作モード変更システムにおいて、
第2の通信インタフェースにより前記第1の信号を出力し、前記第2の通信インタフェースにより所定の第3の信号を受け取ると、自己の動作モードを所定のモードに遷移する端末装置と、
前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置から入力された前記第1の信号を前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置へ出力する第1の信号伝達手段、及び、前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置から入力された前記第2の信号を検出して、前記第3の信号を前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置へ出力するモード変更用装置検出手段を備えたインタフェース変換装置と、
を具備することを特徴とする端末動作モード変更システム。 - 第1の通信インタフェースにより入力された所定の第1の信号に基づいて、所定の第2の信号を前記第1の通信インタフェースにより出力するモード変更用装置を利用する端末動作モード変更システムにおいて、
第2の通信インタフェースにより入力された前記第2の信号を検出すると、自己の動作モードを所定のモードに遷移する端末装置と、
前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置へ前記第1の信号を出力する第1の信号出力手段、及び、前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置から入力された前記第2の信号を前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置へ出力する第2の信号伝達手段を備えたインタフェース変換装置と、
を具備することを特徴とする端末動作モード変更システム。 - 第1の通信インタフェースにより入力された所定の第1の信号に基づいて、所定の第2の信号を前記第1の通信インタフェースにより出力するモード変更用装置を利用する端末動作モード変更システムにおいて、
第2の通信インタフェースにより前記第1の信号を出力し、前記第2の通信インタフェースにより入力された前記第2の信号を検出すると、自己の動作モードを所定のモードに遷移する端末装置と、
前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置から入力された前記第1の信号を前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置へ出力する第1の信号伝達手段、及び、前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置から入力された前記第2の信号を前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置へ出力する第2の信号伝達手段を備えたインタフェース変換装置と、
を具備することを特徴とする端末動作モード変更システム。 - 第1の通信インタフェースにより入力された所定の第1の信号に基づいて所定の第2の信号を前記第1の通信インタフェースにより出力するモード変更用装置を利用して、第2の通信インタフェースにより前記第1の信号を出力し、前記第2の通信インタフェースにより所定の第3の信号を受け取ると、自己の動作モードを所定のモードに遷移する端末装置の動作モードを変更する端末動作モード変更方法であって、
前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置から入力された前記第1の信号を前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置へ出力する過程と、
前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置から入力された前記第2の信号を検出して、前記第3の信号を前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置へ出力する過程と、
を含むことを特徴とする端末動作モード変更方法。 - 第1の通信インタフェースにより入力された所定の第1の信号に基づいて所定の第2の信号を前記第1の通信インタフェースにより出力するモード変更用装置を利用して、第2の通信インタフェースにより入力された前記第2の信号を検出すると、自己の動作モードを所定のモードに遷移する端末装置の動作モードを変更する端末動作モード変更方法であって、
前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置へ前記第1の信号を出力する過程と、
前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置から入力された前記第2の信号を前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置へ出力する過程と、
を含むことを特徴とする端末動作モード変更方法。 - 第1の通信インタフェースにより入力された所定の第1の信号に基づいて所定の第2の信号を前記第1の通信インタフェースにより出力するモード変更用装置を利用して、第2の通信インタフェースにより前記第1の信号を出力し、前記第2の通信インタフェースにより入力された前記第2の信号を検出すると、自己の動作モードを所定のモードに遷移する端末装置の動作モードを変更する端末動作モード変更方法であって、
前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置から入力された前記第1の信号を前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置へ出力する過程と、
前記第1の通信インタフェースにより前記モード変更用装置から入力された前記第2の信号を前記第2の通信インタフェースにより前記端末装置へ出力する過程と、
を含むことを特徴とする端末動作モード変更方法。 - 第1の通信インタフェースを介して所定信号を送信するモード変更用装置を利用する端末動作モード変更システムにおいて、
前記第1の通信インタフェースを介して前記モード変更用装置と接続され、前記所定信号を受信すると、所定ソフトウェアコマンドを発生して第2の通信インタフェースを介して送信するインタフェース変換装置と、
前記第2の通信インタフェースを介して前記インタフェース変換装置と接続され、前記所定ソフトウェアコマンドを受信すると、自己の動作モードを所定モードに遷移する端末装置と、
を備えたことを特徴とする端末動作モード変更システム。 - 第1の通信インタフェースを介して所定信号を送信するモード変更用装置を利用する端末動作モード変更システムにおいて、
前記第1の通信インタフェースを介して前記モード変更用装置と接続され、前記所定信号を受信すると、所定ソフトウェアコマンドを発生して第2の通信インタフェースを介して送信するインタフェース変換装置と、
前記第2の通信インタフェースを介して前記インタフェース変換装置と接続され、該接続の時点から所定時間以内に前記所定ソフトウェアコマンドを受信すると、自己の動作モードを所定モードに遷移する端末装置と、
を備えたことを特徴とする端末動作モード変更システム。 - 前記インタフェース変換装置は、
前記第1の通信インタフェースを介して外部装置が接続された際、前記所定信号を受信できなかった場合に、前記第1の通信インタフェースと前記第2の通信インタフェースの間でデータの相互変換を行う
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の端末動作モード変更システム。 - 前記データがソフトウェアコマンドである請求項9記載の端末モード変更システム。
- 第1の通信インタフェースを介して所定信号を送信するモード変更用装置を利用する端末動作モード変更方法であって、
前記第1の通信インタフェースを介して前記モード変更用装置と接続されたインタフェース変換装置が、前記所定信号の受信を検出し、この検出により所定ソフトウェアコマンドを発生し、前記所定ソフトウェアコマンドを第2の通信インタフェースを介して送信する過程と、
前記第2の通信インタフェースを介して前記インタフェース変換装置と接続された端末装置が、前記所定ソフトウェアコマンドの受信を検出し、この検出により自己の動作モードを所定モードに遷移する過程と、
を含むことを特徴とする端末動作モード変更方法。 - 第1の通信インタフェースを介して所定信号を送信するモード変更用装置を利用する端末動作モード変更方法であって、
前記第1の通信インタフェースを介して前記モード変更用装置と接続されたインタフェース変換装置が、前記所定信号の受信を検出し、この検出により所定ソフトウェアコマンドを発生し、前記所定ソフトウェアコマンドを第2の通信インタフェースを介して送信する過程と、
前記第2の通信インタフェースを介して前記インタフェース変換装置と接続された端末装置が、該接続の時点から所定時間以内に前記所定ソフトウェアコマンドの受信を検出すると、自己の動作モードを所定モードに遷移する過程と、
を含むことを特徴とする端末動作モード変更方法。 - 前記インタフェース変換装置が、前記第1の通信インタフェースを介して外部装置が接続された際、前記所定信号の受信を検出できなかった場合に、前記第1の通信インタフェースと前記第2の通信インタフェースの間でデータの相互変換を行う過程
をさらに含むことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の端末動作モード変更方法。 - 前記データがソフトウェアコマンドである請求項7記載の端末モード変更方法。
- 一端がモード変更用装置に着脱可能に装着され、他端にデータ無線通信カードを着脱自由に装着し使用するインタフェース変換装置において、前記モード変更用装置から出力されるデータを受信する第1の通信インタフェースと、前記第1の通信インタフェースから出力されるデータに特殊信号が含まれるかどうかを検出する特殊信号検出部と、前記特殊信号検出部により特殊信号が検出された場合、特殊コマンドを発生する特殊コマンド発生部と、前記特殊コマンド発生部から送信された特殊コマンドを送信する第2の通信インタフェースを有するインタフェース変換装置。
- 第1の通信インターフェースを介してモード変更用装置に接続される第1の信号伝達手段と、
第2の通信インターフェースを介して自己の動作モードを所定のモードに遷移する端末装置に接続される第2の信号伝達手段と、
前記第1の信号伝達手段を選択する第1の切り替え手段と、
前記第2の信号伝達手段を選択する第2の切り替え手段と、
前記第1の信号伝達手段を介して前記モード変更用装置から入力される第1の所定モード変更信号を検出した場合、前記第2の信号伝達手段を介して前記端末装置を所定のモードに変更する第2の所定モード変更信号を出力し、前記第1の所定モード変更信号を検出しない場合、前記第1の切り替え手段により前記第1の信号伝達手段を非選択とし、前記第2の切り替え手段で前記第2の信号伝達手段を非選択とする制御手段
とを有するインタフェース変換装置。 - 前記制御手段は、前記第1切り替え手段と前記第2切り替え手段を選択した場合、前記第2の通信インタフェースと前記第1の通信インタフェースが接続され、前記第2の信号伝達手段を介して前記端末装置から第3の所定モード変更信号を入力した場合、前記第1の信号伝達手段から前記モード変更用装置に出力し、かつ前記第1の信号伝達手段を介して前記モード変更用装置から入力される前記第3の所定オード変更信号に基づく前記第1の所定モード変更信号の入力を検出する請求項16記載のインタフェース装置。
- 前記制御手段は、前記第1の信号伝達手段から前記モード変更用装置に第4の所定モード変更信号を出力し、かつ前記第1の信号伝達手段を介して前記モード変更用装置から前記第4の所定モード変更信号に基づく前記第1の所定モード変更信号の入力を検出する請求項16または17記載のインタフェース装置
- 前記制御手段が前記第1の切り替え手段と前記第2の切り替え手段を選択した場合、前記第2の通信インタフェースと前記第1の通信インタフェースが接続され、前記第2の信号伝達手段に前記端末装置から前記第3の所定モード変更信号が入力され、前記第1の信号伝達手段から前記モード変更手段へ出力され、
前記制御手段は、前記第1の信号伝達手段を介して前記モード変更用装置から前記第3の所定モード変更信号に基づく前記第1の所定モード変更信号の入力を検出する請求項16ないし18いずれか1項記載のインタフェース装置。 - 前記第2の信号伝達手段がソフトウェアコマンドを発生する手段である請求項16ないし20いずれか1項記載のインタフェース装置。
- 前記第2の切り替え手段により前記第2の信号伝達手段に替わり選択され前記第2のインタフェースを介して前記端末装置に接続される第4の信号伝達手段を有し、前記第4の信号伝達手段がソフトウエアマンドを発生する請求項19ないし21いずれか1項記載のインタフェース装置。
- 前記第1の切り替え手段により前記第2の信号伝達手段に替わり選択され前記第1のインタフェースを介して前記モード変更用装置に接続される第3の信号伝達手段を有する請求項16ないし22いずれか1項記載のインタフェース装置。
- 前記制御回路が前記所定モード変更信号を検出しない場合、前記第3の信号伝達手段と前記第4の信号伝達手段を選択する請求項22記載のインタフェース装置。
- 前記インタフェース装置に接続された電源の投入を検出し、前記制御手段の動作を制御するタイミング検出手段を有する請求項16ないし23いずれか1項記載のインタフェース装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003084635A JP2004152252A (ja) | 2002-03-26 | 2003-03-26 | 端末動作モード変更システム及びその方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002086330 | 2002-03-26 | ||
JP2002260126 | 2002-09-05 | ||
JP2003084635A JP2004152252A (ja) | 2002-03-26 | 2003-03-26 | 端末動作モード変更システム及びその方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004152252A true JP2004152252A (ja) | 2004-05-27 |
JP2004152252A5 JP2004152252A5 (ja) | 2006-04-27 |
Family
ID=32475137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003084635A Pending JP2004152252A (ja) | 2002-03-26 | 2003-03-26 | 端末動作モード変更システム及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004152252A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014530577A (ja) * | 2012-03-15 | 2014-11-17 | ▲華▼▲為▼終端有限公司Huawei Device Co., Ltd. | 移動端末内のInSIMチップをアクティブにする方法、及び移動端末 |
-
2003
- 2003-03-26 JP JP2003084635A patent/JP2004152252A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014530577A (ja) * | 2012-03-15 | 2014-11-17 | ▲華▼▲為▼終端有限公司Huawei Device Co., Ltd. | 移動端末内のInSIMチップをアクティブにする方法、及び移動端末 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI384849B (zh) | 用戶識別卡控制裝置及控制方法 | |
US8761031B2 (en) | Physical layer loopback | |
US5611055A (en) | Method and apparatus for implementing a PCMCIA auxiliary port connector for selectively communicating with peripheral devices | |
CN102508533B (zh) | 一种复位控制装置和方法 | |
CN102972070B (zh) | 使用多网络地址来建立被测设备和控制测试的测试设备的同步的系统和方法 | |
US9141496B2 (en) | Methods and systems for testing electrical behavior of an interconnect having asymmetrical link | |
JP2017516353A (ja) | 集積回路間(i2c)バス上でインバンドで追加情報を送信するための方法 | |
KR20070110829A (ko) | 리로드 검출을 위한 극성 반전 시스템 및 방법 | |
CN102855169A (zh) | 根据有限信息的顺应性模式检测 | |
JPH07321964A (ja) | 電話回線源の電源及び電話通信装置 | |
JP4601957B2 (ja) | 取り付け可能なサブモジュールを有する電子装置のオンザフライコンフィギュレーション | |
CN113867836A (zh) | 用于fpga的装置、程序动态加载方法及数据传输方法 | |
JPS6239580B2 (ja) | ||
JPH09284179A (ja) | 周波数ホッピング方式を用いた無線通信システム及び制御方法 | |
KR100277146B1 (ko) | 분리식 퍼스널 컴퓨터 카드 | |
US7587294B2 (en) | SATA device having self-test function for OOB-signaling | |
US20090024875A1 (en) | Serial advanced technology attachment device and method testing the same | |
JP2004152252A (ja) | 端末動作モード変更システム及びその方法 | |
CN108055212B (zh) | 一种兼容pse芯片的方法及装置 | |
CN108701104B (zh) | 数据传输系统、投影仪、和数据传输方法 | |
CN101459752B (zh) | 线路控制装置及线路控制方法 | |
CN110047550A (zh) | 数据储存装置、存储器控制电路与其监测方法 | |
CN114666213B (zh) | 一种开局方法以及相关设备 | |
KR100628208B1 (ko) | 사용자 인증 장치와 사용자 인증 기능을 갖는 이동통신 단말기 및 이동통신 단말기의 사용자 인증 방법 | |
JPH11289331A (ja) | Lanインタフェース装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040304 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060314 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060314 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090113 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090602 |