JP2004152219A - 3次元画像処理方法及び3次元画像処理指示入力画面送信プログラム並びに3次元画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】レンダリング処理機能を備えた3次元画像処理装置は高価であり、この3次元画像処理装置を導入できない一般人などは、レンダリング処理機能を備えた高価な3次元画像処理装置を用いて作成可能な3次元CG画像を入手することができなかった。
【解決手段】インターネット1に3次元画像処理装置3を接続して、ユーザ端末4からの要求に基づいて画像作成処理指示入力画面をユーザに送信し、画像作成処理指示入力画面を介して入力され送信されてくるユーザからの画像作成処理指示に基いて上記3次元画像処理装置に画像作成処理を行わせ、作成された3次元画像をインターネット1を介してユーザ端末4に送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】インターネット1に3次元画像処理装置3を接続して、ユーザ端末4からの要求に基づいて画像作成処理指示入力画面をユーザに送信し、画像作成処理指示入力画面を介して入力され送信されてくるユーザからの画像作成処理指示に基いて上記3次元画像処理装置に画像作成処理を行わせ、作成された3次元画像をインターネット1を介してユーザ端末4に送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットを介して3次元画像処理装置に画像作成や画像送信などの画像処理を行わせる3次元画像処理方法などに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像処理装置として、レンダリング処理機能を備えた3次元画像処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、テレビの生放送中の映像にアニメーション等の3次元コンピュータグラフィック(CG)画像をリアルタイムに挿入するためにはレンダリング処理機能の他に画像送信機能付きの専用の3次元画像処理装置、即ち、画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置が必要であった。
テレビの生放送中の映像に3次元CG画像を挿入するときは、画像制作室に設置された3次元画像処理装置から送られてくる3次元CG画像と現場のテレビカメラから送られてくる映像とを編集室の編集装置でミックスして放送する。この時、画像制作室の技術者はテレビの生放送をテレビ画面でモニタしながら画像を挿入したいときに画像送信操作を行い3次元画像処理装置で作成された3次元CG画像を編集装置に送信することによって3次元画像処理装置でリアルタイムに作成された3次元CG画像を生放送映像中に挿入できる。3次元画像処理装置と編集室の編集装置とは専用通信線で接続されており、この専用通信線を介して編集装置に3次元CG画像が送信される。
尚、上記3次元画像処理装置は、少なくとも、画像処理指示としての画像作成処理指示や画像送信処理指示を入力するためのコントロールパネル部と、コントロールパネル部を介して入力される画像処理指示に基いて画像作成処理及び画像送信処理を行う画像処理部と、画像を表示する表示装置とを備えており、画像処理部は、コントロールパネル部を介して入力される画像作成処理指示を受けると画像処理プログラムの手順に基いてレンダリング処理等による画像作成処理を行って3次元画像を作成し、また、コントロールパネル部を介して入力される画像送信処理指示を受けると画像処理プログラムの手順に基いて編集装置に3次元画像を送信する。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−279442号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したレンダリング処理機能を備えた3次元画像処理装置はそもそも高価であり、この3次元画像処理装置を導入できない一般人などは、上述したレンダリング処理機能を備えた高価な3次元画像処理装置を用いて作成可能な3次元CG画像を入手することができなかった。
また、生放送中の映像に3次元CG画像を挿入する場合、画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置が必要になるが、このような3次元画像処理装置はさらに高価であり、従って、このような3次元画像処理装置を導入できないキー局系列地方放送局、独立系放送局、ケーブルテレビ放送局、インターネット放送局等は、通常のテロッパーによる処理を行うしかないというのが現状である。
また、3次元画像処理装置を導入できないキー局系列地方放送局、独立系放送局、ケーブルテレビ放送局、インターネット放送局等が編集装置を所有している場合においても同様に通常のテロッパーによる処理を行うしかないというのが現状である。
尚、収録映像に画像を挿入して放送する場合においても、上記3次元画像処理装置を導入できない場合は、収録映像に通常のテロッパーによる画像を挿入して編集し、これを放送するというのが現状である。
【0005】
本発明は、上述したレンダリング処理機能を備えた高価な3次元画像処理装置を用いて作成可能な3次元CG画像をインターネットを介して一般人も入手できるようにする。
また、上述したような画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置を導入していないキー局系列地方放送局、独立系放送局、ケーブルテレビ放送局、インターネット放送局等が、インターネットを介して画像送信機能付きの専用の3次元画像処理装置を用いることができるようにして、生放送中の映像や収録映像に3次元CG画像を挿入する作業を行えるようにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る3次元画像処理方法は、インターネットに3次元画像処理装置を接続して、ユーザ端末からの要求に基いて画像作成処理指示入力画面をユーザ端末に送信し、画像作成処理指示入力画面を介して入力され送信されてくるユーザからの画像作成処理指示に基いて上記3次元画像処理装置に3次元画像作成処理を行わせ、作成された3次元画像をインターネットを介してユーザ端末に送信するようにした。これにより、レンダリング処理機能を備えた高価な3次元画像処理装置を用いて作成可能な3次元CG画像をインターネットを介してユーザが入手できる。また、インターネット放送局が、インターネットを介して画像送信機能付きの専用の3次元画像処理装置を用いることができるようになり、インターネット生放送中の映像に3次元CG画像を挿入する作業を行えるようになる。
請求項2に係る3次元画像処理方法は、3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に編集装置を接続して、ユーザ端末からの要求に基いて画像送信処理指示入力画面をユーザ端末に送信し、この画像送信処理指示入力画面を介して入力されるユーザからの画像送信処理指示に基いて上記3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に上記編集装置への3次元画像送信処理を行わせるようにした。これにより、画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置を導入していないキー局系列地方放送局、独立系放送局、ケーブルテレビ放送局等が、インターネットを介して画像送信機能付きの専用の3次元画像処理装置を用いることができるようになり、テレビ生放送中の映像や収録映像に3次元CG画像を挿入する作業を行えるようになる。
本発明の請求項3に係る3次元画像処理指示入力画面送信プログラムは、インターネットに接続された3次元画像処理装置に3次元画像作成処理を行わせるためのユーザからの画像作成処理指示を入力する画像作成処理指示入力画面を、インターネットを介してユーザ端末に送信するプログラムとした。
請求項4に係る3次元画像処理指示入力画面送信プログラムは、編集装置が接続された3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に上記編集装置への3次元画像送信処理を行わせるためのユーザからの画像送信処理指示を入力する画像送信処理指示入力画面を、インターネットを介してユーザ端末に送信するプログラムとした。
本発明の請求項5に係る3次元画像処理プログラムは、インターネットを介してユーザ端末に送信される画像作成処理指示入力画面を介して入力されるユーザからの画像作成処理指示に基いて、インターネットに接続された3次元画像処理装置に3次元画像作成処理を行わせ、かつ、3次元画像処理装置で作成された3次元画像をインターネットを介してユーザ端末に送信するプログラムとした。
請求項6に係る3次元画像処理プログラムは、インターネットを介してユーザ端末に送信される画像送信処理指示入力画面を介して入力されるユーザからの画像送信処理指示に基いて、インターネットに接続された3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に、この3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に接続された上記編集装置への3次元画像送信処理を行わせるプログラムとした。
請求項7に係る3次元画像処理プログラムは、ユーザ端末からインターネットを介して送信されてくる映像や画像と3次元画像処理装置で作成された3次元画像とを合成した後にユーザ端末に送信するプログラムとした。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による3次元画像処理方法を実現するための通信システムを示す図であり、1はインターネット、2はサーバ、3はサーバ2を介してインターネット1に接続された3次元画像処理装置、4はインターネット1に接続されたユーザ端末、5は3次元画像処理装置3で作成されて送られてくる3次元CG画像と現場のテレビカメラから送られてくる生放送映像とをミックスする編集装置であり、編集室などに設置されていて専用通信線5aで3次元画像処理装置3に接続されている。この編集装置5で生放送映像と3次元画像とがミックスされ、このミックスされた映像が生放送される。
【0008】
3次元画像処理装置3は、この3次元画像処理装置3を導入しているキー局等の画像制作室に設置されており、この3次元画像処理装置3は、少なくとも、画像処理指示としての画像作成処理指示や画像送信処理指示を入力するためのコントロールパネル部3aと、コントロールパネル部3aあるいはこのコントロールパネル部3aとして機能する後述の画像処理指示入力画面を介して入力される画像処理指示に基いて画像作成処理及び画像送信処理を行う画像処理部3bと、画像を表示する表示装置3cとを備えており、画像処理部3bは、コントロールパネル部3aを介して直接入力される画像作成処理指示や画像送信処理指示、あるいは画像処理指示入力画面を介してユーザ端末から入力される画像作成処理指示や画像送信処理指示を受信すると、3次元画像処理プログラム3xの手順に基いてレンダリング処理等による画像作成処理や画像送信処理を行う。つまり、画像処理部3bは、画像作成処理指示や画像送信処理指示を受けた場合にコンピュータハードウエアと3次元画像処理プログラム3xとの協動により画像作成処理及び画像送信処理を行うものである。
【0009】
サーバ2には、画像処理指示入力画面を含むホームページが保存されており、また、このホームページをユーザ端末4に送信したり、ホームページを介したユーザ端末4と3次元画像処理装置3間のデータのやりとりを制御するサーバソフト2aがインストールされている。即ち、サーバソフト2aは、ユーザ端末4からの要求に基いて画像処理指示入力画面をインターネット1を介してユーザ端末4に送信する3次元画像処理指示入力画面送信プログラム2xを含む。
【0010】
画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置3を導入していないキー局系列地方放送局、独立系放送局、ケーブルテレビ放送局等のユーザ側に設置されたユーザ端末4のブラウザによりURLを入力すると、サーバ2からホームページが送られてきてユーザ端末4の画面4aに表示される。図2にホームページの案内画面10の例を示す。ユーザは、この案内画面10において、リアルタイム3次元CG画像作成送信指示入力画面選択ボタン11a、リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面選択ボタン11b、3次元CG画像作成依頼指示入力画面選択ボタン11c等のうちいずれかの選択ボタンをクリックして使用したい画像処理指示入力画面を選ぶ。
【0011】
リアルタイム3次元CG画像作成送信指示入力画面選択ボタン11aをクリックすると、サーバ2から図3に示すようなリアルタイム3次元CG画像作成送信指示入力画面12(以下「画像作成送信指示入力画面」と略す)がユーザ端末4に送られてきて表示される。画像作成送信指示入力画面12には、画像選択キー13、対応表表示ボタン14、画像選択決定ボタン15、画像表示部16、送信コントロール部17、画像操作オプション部18、選択画像名表示部19などが設けられている。つまり、リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面とリアルタイム3次元CG画像送信指示入力画面とが合体された画像作成送信指示入力画面12が、ユーザからの要求に基き3次元画像処理指示入力画面送信プログラム2xの手順に従ってユーザ端末4に送信される。
【0012】
画像選択キー13は、例えば10キーから成り、各画像選択キー13のぞれぞれ、画像選択キー13の各キーの組み合わせに対応して、文字やアニメーション等の画像データが対応付けられている。尚、対応表表示ボタン14をクリックすると、サーバ2から図4に示すような対応表画面20がユーザ端末4に送られてきて表示されるので、この対応表画面20を見てどの画像選択キー13を選択するとどのような3次元CG画像を作成指示できるのかを確認できる。また、例えば図4の「○○○」として画像選択キーの10キーの「1,2,3」をクリックしたとすると、「×××のアニメーション(パターン1)」という文字が選択画像名表示部19に表示されるので、ユーザはどんな画像を選択しているのかを確認できる。
【0013】
画像選択キー13で所望の画像を選択し、画像選択決定ボタン15をクリックすると、画像選択キー13を操作したことによる画像選択信号がサーバ2を介して3次元画像処理装置3に送られ、画像処理部3bは、メモリに記憶してある画像データからその画像選択信号に対応する画像データを読み出し、3次元画像処理プログラム3xの手順に従ってレンダリング処理等の画像作成処理を行って表示装置3cに作成した3次元CG画像を表示するとともに、その3次元CG画像はサーバ2を介してユーザ端末4に送られ、画像作成送信指示入力画面12の画像表示部16に表示される。また、画像操作オプション部18の色操作部18a,大きさ操作部18b,音操作部18c等の操作部を操作すれば、そのオプション信号もサーバ2を介して3次元画像処理装置3に送られ、オプション処理が施された3次元CG画像がユーザ端末4に送られ、画像作成送信指示入力画面12の画像表示部16に表示される。
【0014】
キー局系列地方放送局等の画像制作技術者は、テレビ生放送をモニタしながら、3次元CG画像を挿入したいタイミングで画像作成送信指示入力画面12の送信コントロール部17の再生ボタン17aをクリックすると、その信号が3次元画像処理装置3に送信され、画像処理部3bは、3次元画像処理プログラム3xの手順に基いて編集装置5への画像送信処理を行う。即ち、3次元CG画像表示部16に表示されている3次元CG画像と同じ3次元CG画像が専用通信線5aを介して3次元画像表示装置3から編集装置5にリアルタイムに送信される。これにより、文字やアニメーション等の3次元CG画像がテレビ生放送映像中にリアルタイムに挿入される。挿入を停止したいときは、送信コントロール部17の停止ボタン17bをクリックする。また、後に同じCG画像を挿入したいときは頭出しボタン17cをクリックすることにより、アニメーションなどの動画を最初から再生して挿入することができる。
【0015】
即ち、画像作成送信指示入力画面12はユーザにとって画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置3のコントロールパネル部3aとして機能するものであり、3次元画像処理装置3のコントロールパネル部3aの機能をインターネット1を介してユーザ端末4に送信しているわけである。
【0016】
実施形態1によれば、画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置3を導入していないキー局系列地方放送局、独立系放送局、ケーブルテレビ放送局等のユーザが画像作成送信指示入力画面12を利用することで、キー局系列地方放送局などの技術者は、画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置3を用いているのと同様にリアルタイム画像作成処理及びリアルタイム画像送信処理を指示でき、生放送中の映像に3次元CG画像を挿入する作業を行えるようになる。
【0017】
実施の形態2.
ユーザが編集装置5を所有している場合には、ユーザ端末4に編集装置5を接続して、3次元画像処理装置3からユーザ端末4に送られてきた3次元CG画像を編集装置5に送信するようにすれば、生放送中の映像に挿入することも可能である。この場合、リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面を選択すればよい。即ち、案内画面10において、リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面選択ボタン11bをクリックしてリアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面を選択すると、リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面がサーバ2から送られてきてユーザ端末4に表示される。このリアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面には、上記再生ボタン17aの代わりに、3次元画像処理装置3からユーザ端末4に送られてきた3次元CG画像を編集装置5に送信する再生ボタンが設けられている。その他は、画像作成送信指示入力画面12と同じである。このリアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面を用いれば、3次元画像処理装置3からユーザ端末4に送られてきた3次元CG画像を編集装置5に送信する再生ボタンを操作することにより、キー局系列地方放送局、独立系放送局、ケーブルテレビ放送局、インターネット放送局等のユーザ側で、生放送中の映像に3次元CG画像を挿入して放送することが可能となる。この再生ボタンによる画像送信処理は、上記リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面を介して入力されるユーザからの画像送信処理指示に基いてユーザ端末4に編集装置への3次元画像送信処理を行わせる3次元画像処理プログラムを、上記リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面とともにユーザ端末4に送信すればよい。言い換えれば、再生ボタンをクリックしたときにユーザ端末4に編集装置への3次元画像送信処理を指示するプログラムを上記リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面にリンク付けして送信すればよい。
【0018】
また、実施の形態2によれば、ユーザは3次元画像処理装置3で作成された3次元CG画像を入手することができるので、ユーザ側で、収録済みの映像中に、3次元画像処理装置3からユーザ端末4に送られてきた3次元CG画像を挿入して編集することが可能となり、この3次元CG画像を挿入した編集映像を放送することもできるようになる。
【0019】
また、実施の形態1,2によれば、遠隔地のユーザ端末4をインターネット1に接続することにより遠隔操作にて3次元CG画像の作成送信を行うこともできるので、衛星生放送、衛星放送等においても、3次元画像を挿入できるようになる。
【0020】
また、実施の形態1,2によれば、一般ユーザも、3次元画像処理装置3で作成された3次元CG画像をリアルタイムに得ることができ、また、携帯電話やPDFなどを用いてインターネット1に接続することにより、同様に3次元CG画像をリアルタイムに得ることができるようになる。この場合、ユーザ側で、ユーザ端末に編集機能を備えたビデオデッキ、ビデオカメラ等の編集装置を接続しておけば、ユーザが録画、撮影した映像と3次元CG画像とを合成する等の編集を行うことができる。また、編集機能を備えたユーザ端末を用いて編集を行うことも可能となる。従って、ユーザはオリジナル作品を作成することができるようになる。
【0021】
実施の形態3.
ユーザ端末4から画像や映像を3次元画像処理装置3に送信できるようにし、3次元画像処理装置3にユーザからの画像や映像を受信してこの画像や映像と3次元CG画像とを合成する機能を持たせ、この3次元CG画像を合成した画像や映像をユーザに送信(返送)するようにしてもよい。この場合、ユーザ端末4からインターネット1を介して送信されてくる映像や画像と3次元画像処理装置3で作成された3次元画像とを合成した後にユーザ端末4に送信するプログラムを3次元画像処理プログラム3xに含ませて3次元画像処理装置3に設けるようにすればよい。このようにすれば、ユーザは、自己が所有する映像や画像に、3次元画像処理装置3で作成された3次元CG画像が合成されたものを得ることができるので、このようなユーザの要望に対応できるようになる。
【0022】
実施の形態4.
案内画面10において、3次元CG画像作成依頼指示入力画面選択ボタン11cをクリックして3次元CG画像作成依頼指示入力画面を選択すると、3次元CG画像作成依頼指示入力画面がサーバ2から送られてきてユーザ端末4に表示される。この3次元CG画像作成依頼指示入力画面には、どのような画像を入手したいかを詳細に尋ねる欄が設けられる。例えば、画像主体はどのようにしたいか?(人物画像か、動物画像か、物画像か、キャラクターか等)、動画か静止画か?、色は?、形状は?、大きさは?、音は?、納品期日は?等の情報を入力する欄などが設けられている。これにより、ユーザは、オリジナル画像を作成依頼することができる。3次元画像処理装置を所有し画像作成依頼情報画面を提供している側では、これらの情報を入手して画像を作成し、ビデオテープ、CD−ROM等に記録してユーザに納品したり、インターネット1を介して送信することでユーザに納品したりする。この3次元CG画像作成依頼指示入力画面を利用すれば、画像についての知識が全くないユーザでも所望の3次元CG画像を入手することができる。
【0023】
尚、上記各実施の形態において、インターネット1を介したユーザ端末4への3次元CG画像リアルタイム送信については、ストリーミング技術を用いればよい。
また、サーバは、アプリケーション・サービス・プロバイダ等が管理するサーバコンピュータを利用すればよい。
また、2次元画像処理装置をサーバに接続し、2次元画像処理指示入力画面をインターネットを介してユーザ端末に提供し、画像処理指示に基いて2次元画像処理装置に2次元画像を作成させてこの2次元画像をユーザ端末に送信し、かつ、編集装置に送信するように構成してもよい。
また、インターネットではなく、イントラネットを用いてシステムを構築してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による3次元画像処理方法を実現するためのシステム構成図。
【図2】画像処理指示入力画面を選択するための案内画面を示す図。
【図3】リアルタイム3次元CG画像作成送信指示入力画面を示す図。
【図4】対応表画面を示す図。
【符号の説明】
1 インターネット、2 サーバ、
2x 3次元画像処理指示入力画面送信プログラム、
3 3次元画像処理装置、3x 3次元画像処理プログラム、4 ユーザ端末、
5 編集装置、12 リアルタイム3次元CG画像作成送信指示入力画面(画像作成処理指示入力画面、画像送信処理指示入力画面)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットを介して3次元画像処理装置に画像作成や画像送信などの画像処理を行わせる3次元画像処理方法などに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像処理装置として、レンダリング処理機能を備えた3次元画像処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、テレビの生放送中の映像にアニメーション等の3次元コンピュータグラフィック(CG)画像をリアルタイムに挿入するためにはレンダリング処理機能の他に画像送信機能付きの専用の3次元画像処理装置、即ち、画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置が必要であった。
テレビの生放送中の映像に3次元CG画像を挿入するときは、画像制作室に設置された3次元画像処理装置から送られてくる3次元CG画像と現場のテレビカメラから送られてくる映像とを編集室の編集装置でミックスして放送する。この時、画像制作室の技術者はテレビの生放送をテレビ画面でモニタしながら画像を挿入したいときに画像送信操作を行い3次元画像処理装置で作成された3次元CG画像を編集装置に送信することによって3次元画像処理装置でリアルタイムに作成された3次元CG画像を生放送映像中に挿入できる。3次元画像処理装置と編集室の編集装置とは専用通信線で接続されており、この専用通信線を介して編集装置に3次元CG画像が送信される。
尚、上記3次元画像処理装置は、少なくとも、画像処理指示としての画像作成処理指示や画像送信処理指示を入力するためのコントロールパネル部と、コントロールパネル部を介して入力される画像処理指示に基いて画像作成処理及び画像送信処理を行う画像処理部と、画像を表示する表示装置とを備えており、画像処理部は、コントロールパネル部を介して入力される画像作成処理指示を受けると画像処理プログラムの手順に基いてレンダリング処理等による画像作成処理を行って3次元画像を作成し、また、コントロールパネル部を介して入力される画像送信処理指示を受けると画像処理プログラムの手順に基いて編集装置に3次元画像を送信する。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−279442号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したレンダリング処理機能を備えた3次元画像処理装置はそもそも高価であり、この3次元画像処理装置を導入できない一般人などは、上述したレンダリング処理機能を備えた高価な3次元画像処理装置を用いて作成可能な3次元CG画像を入手することができなかった。
また、生放送中の映像に3次元CG画像を挿入する場合、画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置が必要になるが、このような3次元画像処理装置はさらに高価であり、従って、このような3次元画像処理装置を導入できないキー局系列地方放送局、独立系放送局、ケーブルテレビ放送局、インターネット放送局等は、通常のテロッパーによる処理を行うしかないというのが現状である。
また、3次元画像処理装置を導入できないキー局系列地方放送局、独立系放送局、ケーブルテレビ放送局、インターネット放送局等が編集装置を所有している場合においても同様に通常のテロッパーによる処理を行うしかないというのが現状である。
尚、収録映像に画像を挿入して放送する場合においても、上記3次元画像処理装置を導入できない場合は、収録映像に通常のテロッパーによる画像を挿入して編集し、これを放送するというのが現状である。
【0005】
本発明は、上述したレンダリング処理機能を備えた高価な3次元画像処理装置を用いて作成可能な3次元CG画像をインターネットを介して一般人も入手できるようにする。
また、上述したような画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置を導入していないキー局系列地方放送局、独立系放送局、ケーブルテレビ放送局、インターネット放送局等が、インターネットを介して画像送信機能付きの専用の3次元画像処理装置を用いることができるようにして、生放送中の映像や収録映像に3次元CG画像を挿入する作業を行えるようにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る3次元画像処理方法は、インターネットに3次元画像処理装置を接続して、ユーザ端末からの要求に基いて画像作成処理指示入力画面をユーザ端末に送信し、画像作成処理指示入力画面を介して入力され送信されてくるユーザからの画像作成処理指示に基いて上記3次元画像処理装置に3次元画像作成処理を行わせ、作成された3次元画像をインターネットを介してユーザ端末に送信するようにした。これにより、レンダリング処理機能を備えた高価な3次元画像処理装置を用いて作成可能な3次元CG画像をインターネットを介してユーザが入手できる。また、インターネット放送局が、インターネットを介して画像送信機能付きの専用の3次元画像処理装置を用いることができるようになり、インターネット生放送中の映像に3次元CG画像を挿入する作業を行えるようになる。
請求項2に係る3次元画像処理方法は、3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に編集装置を接続して、ユーザ端末からの要求に基いて画像送信処理指示入力画面をユーザ端末に送信し、この画像送信処理指示入力画面を介して入力されるユーザからの画像送信処理指示に基いて上記3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に上記編集装置への3次元画像送信処理を行わせるようにした。これにより、画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置を導入していないキー局系列地方放送局、独立系放送局、ケーブルテレビ放送局等が、インターネットを介して画像送信機能付きの専用の3次元画像処理装置を用いることができるようになり、テレビ生放送中の映像や収録映像に3次元CG画像を挿入する作業を行えるようになる。
本発明の請求項3に係る3次元画像処理指示入力画面送信プログラムは、インターネットに接続された3次元画像処理装置に3次元画像作成処理を行わせるためのユーザからの画像作成処理指示を入力する画像作成処理指示入力画面を、インターネットを介してユーザ端末に送信するプログラムとした。
請求項4に係る3次元画像処理指示入力画面送信プログラムは、編集装置が接続された3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に上記編集装置への3次元画像送信処理を行わせるためのユーザからの画像送信処理指示を入力する画像送信処理指示入力画面を、インターネットを介してユーザ端末に送信するプログラムとした。
本発明の請求項5に係る3次元画像処理プログラムは、インターネットを介してユーザ端末に送信される画像作成処理指示入力画面を介して入力されるユーザからの画像作成処理指示に基いて、インターネットに接続された3次元画像処理装置に3次元画像作成処理を行わせ、かつ、3次元画像処理装置で作成された3次元画像をインターネットを介してユーザ端末に送信するプログラムとした。
請求項6に係る3次元画像処理プログラムは、インターネットを介してユーザ端末に送信される画像送信処理指示入力画面を介して入力されるユーザからの画像送信処理指示に基いて、インターネットに接続された3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に、この3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に接続された上記編集装置への3次元画像送信処理を行わせるプログラムとした。
請求項7に係る3次元画像処理プログラムは、ユーザ端末からインターネットを介して送信されてくる映像や画像と3次元画像処理装置で作成された3次元画像とを合成した後にユーザ端末に送信するプログラムとした。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による3次元画像処理方法を実現するための通信システムを示す図であり、1はインターネット、2はサーバ、3はサーバ2を介してインターネット1に接続された3次元画像処理装置、4はインターネット1に接続されたユーザ端末、5は3次元画像処理装置3で作成されて送られてくる3次元CG画像と現場のテレビカメラから送られてくる生放送映像とをミックスする編集装置であり、編集室などに設置されていて専用通信線5aで3次元画像処理装置3に接続されている。この編集装置5で生放送映像と3次元画像とがミックスされ、このミックスされた映像が生放送される。
【0008】
3次元画像処理装置3は、この3次元画像処理装置3を導入しているキー局等の画像制作室に設置されており、この3次元画像処理装置3は、少なくとも、画像処理指示としての画像作成処理指示や画像送信処理指示を入力するためのコントロールパネル部3aと、コントロールパネル部3aあるいはこのコントロールパネル部3aとして機能する後述の画像処理指示入力画面を介して入力される画像処理指示に基いて画像作成処理及び画像送信処理を行う画像処理部3bと、画像を表示する表示装置3cとを備えており、画像処理部3bは、コントロールパネル部3aを介して直接入力される画像作成処理指示や画像送信処理指示、あるいは画像処理指示入力画面を介してユーザ端末から入力される画像作成処理指示や画像送信処理指示を受信すると、3次元画像処理プログラム3xの手順に基いてレンダリング処理等による画像作成処理や画像送信処理を行う。つまり、画像処理部3bは、画像作成処理指示や画像送信処理指示を受けた場合にコンピュータハードウエアと3次元画像処理プログラム3xとの協動により画像作成処理及び画像送信処理を行うものである。
【0009】
サーバ2には、画像処理指示入力画面を含むホームページが保存されており、また、このホームページをユーザ端末4に送信したり、ホームページを介したユーザ端末4と3次元画像処理装置3間のデータのやりとりを制御するサーバソフト2aがインストールされている。即ち、サーバソフト2aは、ユーザ端末4からの要求に基いて画像処理指示入力画面をインターネット1を介してユーザ端末4に送信する3次元画像処理指示入力画面送信プログラム2xを含む。
【0010】
画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置3を導入していないキー局系列地方放送局、独立系放送局、ケーブルテレビ放送局等のユーザ側に設置されたユーザ端末4のブラウザによりURLを入力すると、サーバ2からホームページが送られてきてユーザ端末4の画面4aに表示される。図2にホームページの案内画面10の例を示す。ユーザは、この案内画面10において、リアルタイム3次元CG画像作成送信指示入力画面選択ボタン11a、リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面選択ボタン11b、3次元CG画像作成依頼指示入力画面選択ボタン11c等のうちいずれかの選択ボタンをクリックして使用したい画像処理指示入力画面を選ぶ。
【0011】
リアルタイム3次元CG画像作成送信指示入力画面選択ボタン11aをクリックすると、サーバ2から図3に示すようなリアルタイム3次元CG画像作成送信指示入力画面12(以下「画像作成送信指示入力画面」と略す)がユーザ端末4に送られてきて表示される。画像作成送信指示入力画面12には、画像選択キー13、対応表表示ボタン14、画像選択決定ボタン15、画像表示部16、送信コントロール部17、画像操作オプション部18、選択画像名表示部19などが設けられている。つまり、リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面とリアルタイム3次元CG画像送信指示入力画面とが合体された画像作成送信指示入力画面12が、ユーザからの要求に基き3次元画像処理指示入力画面送信プログラム2xの手順に従ってユーザ端末4に送信される。
【0012】
画像選択キー13は、例えば10キーから成り、各画像選択キー13のぞれぞれ、画像選択キー13の各キーの組み合わせに対応して、文字やアニメーション等の画像データが対応付けられている。尚、対応表表示ボタン14をクリックすると、サーバ2から図4に示すような対応表画面20がユーザ端末4に送られてきて表示されるので、この対応表画面20を見てどの画像選択キー13を選択するとどのような3次元CG画像を作成指示できるのかを確認できる。また、例えば図4の「○○○」として画像選択キーの10キーの「1,2,3」をクリックしたとすると、「×××のアニメーション(パターン1)」という文字が選択画像名表示部19に表示されるので、ユーザはどんな画像を選択しているのかを確認できる。
【0013】
画像選択キー13で所望の画像を選択し、画像選択決定ボタン15をクリックすると、画像選択キー13を操作したことによる画像選択信号がサーバ2を介して3次元画像処理装置3に送られ、画像処理部3bは、メモリに記憶してある画像データからその画像選択信号に対応する画像データを読み出し、3次元画像処理プログラム3xの手順に従ってレンダリング処理等の画像作成処理を行って表示装置3cに作成した3次元CG画像を表示するとともに、その3次元CG画像はサーバ2を介してユーザ端末4に送られ、画像作成送信指示入力画面12の画像表示部16に表示される。また、画像操作オプション部18の色操作部18a,大きさ操作部18b,音操作部18c等の操作部を操作すれば、そのオプション信号もサーバ2を介して3次元画像処理装置3に送られ、オプション処理が施された3次元CG画像がユーザ端末4に送られ、画像作成送信指示入力画面12の画像表示部16に表示される。
【0014】
キー局系列地方放送局等の画像制作技術者は、テレビ生放送をモニタしながら、3次元CG画像を挿入したいタイミングで画像作成送信指示入力画面12の送信コントロール部17の再生ボタン17aをクリックすると、その信号が3次元画像処理装置3に送信され、画像処理部3bは、3次元画像処理プログラム3xの手順に基いて編集装置5への画像送信処理を行う。即ち、3次元CG画像表示部16に表示されている3次元CG画像と同じ3次元CG画像が専用通信線5aを介して3次元画像表示装置3から編集装置5にリアルタイムに送信される。これにより、文字やアニメーション等の3次元CG画像がテレビ生放送映像中にリアルタイムに挿入される。挿入を停止したいときは、送信コントロール部17の停止ボタン17bをクリックする。また、後に同じCG画像を挿入したいときは頭出しボタン17cをクリックすることにより、アニメーションなどの動画を最初から再生して挿入することができる。
【0015】
即ち、画像作成送信指示入力画面12はユーザにとって画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置3のコントロールパネル部3aとして機能するものであり、3次元画像処理装置3のコントロールパネル部3aの機能をインターネット1を介してユーザ端末4に送信しているわけである。
【0016】
実施形態1によれば、画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置3を導入していないキー局系列地方放送局、独立系放送局、ケーブルテレビ放送局等のユーザが画像作成送信指示入力画面12を利用することで、キー局系列地方放送局などの技術者は、画像作成送信機能付きの3次元画像処理装置3を用いているのと同様にリアルタイム画像作成処理及びリアルタイム画像送信処理を指示でき、生放送中の映像に3次元CG画像を挿入する作業を行えるようになる。
【0017】
実施の形態2.
ユーザが編集装置5を所有している場合には、ユーザ端末4に編集装置5を接続して、3次元画像処理装置3からユーザ端末4に送られてきた3次元CG画像を編集装置5に送信するようにすれば、生放送中の映像に挿入することも可能である。この場合、リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面を選択すればよい。即ち、案内画面10において、リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面選択ボタン11bをクリックしてリアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面を選択すると、リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面がサーバ2から送られてきてユーザ端末4に表示される。このリアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面には、上記再生ボタン17aの代わりに、3次元画像処理装置3からユーザ端末4に送られてきた3次元CG画像を編集装置5に送信する再生ボタンが設けられている。その他は、画像作成送信指示入力画面12と同じである。このリアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面を用いれば、3次元画像処理装置3からユーザ端末4に送られてきた3次元CG画像を編集装置5に送信する再生ボタンを操作することにより、キー局系列地方放送局、独立系放送局、ケーブルテレビ放送局、インターネット放送局等のユーザ側で、生放送中の映像に3次元CG画像を挿入して放送することが可能となる。この再生ボタンによる画像送信処理は、上記リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面を介して入力されるユーザからの画像送信処理指示に基いてユーザ端末4に編集装置への3次元画像送信処理を行わせる3次元画像処理プログラムを、上記リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面とともにユーザ端末4に送信すればよい。言い換えれば、再生ボタンをクリックしたときにユーザ端末4に編集装置への3次元画像送信処理を指示するプログラムを上記リアルタイム3次元CG画像作成指示入力画面にリンク付けして送信すればよい。
【0018】
また、実施の形態2によれば、ユーザは3次元画像処理装置3で作成された3次元CG画像を入手することができるので、ユーザ側で、収録済みの映像中に、3次元画像処理装置3からユーザ端末4に送られてきた3次元CG画像を挿入して編集することが可能となり、この3次元CG画像を挿入した編集映像を放送することもできるようになる。
【0019】
また、実施の形態1,2によれば、遠隔地のユーザ端末4をインターネット1に接続することにより遠隔操作にて3次元CG画像の作成送信を行うこともできるので、衛星生放送、衛星放送等においても、3次元画像を挿入できるようになる。
【0020】
また、実施の形態1,2によれば、一般ユーザも、3次元画像処理装置3で作成された3次元CG画像をリアルタイムに得ることができ、また、携帯電話やPDFなどを用いてインターネット1に接続することにより、同様に3次元CG画像をリアルタイムに得ることができるようになる。この場合、ユーザ側で、ユーザ端末に編集機能を備えたビデオデッキ、ビデオカメラ等の編集装置を接続しておけば、ユーザが録画、撮影した映像と3次元CG画像とを合成する等の編集を行うことができる。また、編集機能を備えたユーザ端末を用いて編集を行うことも可能となる。従って、ユーザはオリジナル作品を作成することができるようになる。
【0021】
実施の形態3.
ユーザ端末4から画像や映像を3次元画像処理装置3に送信できるようにし、3次元画像処理装置3にユーザからの画像や映像を受信してこの画像や映像と3次元CG画像とを合成する機能を持たせ、この3次元CG画像を合成した画像や映像をユーザに送信(返送)するようにしてもよい。この場合、ユーザ端末4からインターネット1を介して送信されてくる映像や画像と3次元画像処理装置3で作成された3次元画像とを合成した後にユーザ端末4に送信するプログラムを3次元画像処理プログラム3xに含ませて3次元画像処理装置3に設けるようにすればよい。このようにすれば、ユーザは、自己が所有する映像や画像に、3次元画像処理装置3で作成された3次元CG画像が合成されたものを得ることができるので、このようなユーザの要望に対応できるようになる。
【0022】
実施の形態4.
案内画面10において、3次元CG画像作成依頼指示入力画面選択ボタン11cをクリックして3次元CG画像作成依頼指示入力画面を選択すると、3次元CG画像作成依頼指示入力画面がサーバ2から送られてきてユーザ端末4に表示される。この3次元CG画像作成依頼指示入力画面には、どのような画像を入手したいかを詳細に尋ねる欄が設けられる。例えば、画像主体はどのようにしたいか?(人物画像か、動物画像か、物画像か、キャラクターか等)、動画か静止画か?、色は?、形状は?、大きさは?、音は?、納品期日は?等の情報を入力する欄などが設けられている。これにより、ユーザは、オリジナル画像を作成依頼することができる。3次元画像処理装置を所有し画像作成依頼情報画面を提供している側では、これらの情報を入手して画像を作成し、ビデオテープ、CD−ROM等に記録してユーザに納品したり、インターネット1を介して送信することでユーザに納品したりする。この3次元CG画像作成依頼指示入力画面を利用すれば、画像についての知識が全くないユーザでも所望の3次元CG画像を入手することができる。
【0023】
尚、上記各実施の形態において、インターネット1を介したユーザ端末4への3次元CG画像リアルタイム送信については、ストリーミング技術を用いればよい。
また、サーバは、アプリケーション・サービス・プロバイダ等が管理するサーバコンピュータを利用すればよい。
また、2次元画像処理装置をサーバに接続し、2次元画像処理指示入力画面をインターネットを介してユーザ端末に提供し、画像処理指示に基いて2次元画像処理装置に2次元画像を作成させてこの2次元画像をユーザ端末に送信し、かつ、編集装置に送信するように構成してもよい。
また、インターネットではなく、イントラネットを用いてシステムを構築してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による3次元画像処理方法を実現するためのシステム構成図。
【図2】画像処理指示入力画面を選択するための案内画面を示す図。
【図3】リアルタイム3次元CG画像作成送信指示入力画面を示す図。
【図4】対応表画面を示す図。
【符号の説明】
1 インターネット、2 サーバ、
2x 3次元画像処理指示入力画面送信プログラム、
3 3次元画像処理装置、3x 3次元画像処理プログラム、4 ユーザ端末、
5 編集装置、12 リアルタイム3次元CG画像作成送信指示入力画面(画像作成処理指示入力画面、画像送信処理指示入力画面)。
Claims (7)
- インターネットに3次元画像処理装置を接続して、ユーザ端末からの要求に基いて画像作成処理指示入力画面をユーザ端末に送信し、画像作成処理指示入力画面を介して入力され送信されてくるユーザからの画像作成処理指示に基いて上記3次元画像処理装置に3次元画像作成処理を行わせ、作成された3次元画像をインターネットを介してユーザ端末に送信することを特徴とする3次元画像処理方法。
- 3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に編集装置を接続して、ユーザ端末からの要求に基いて画像送信処理指示入力画面をユーザ端末に送信し、この画像送信処理指示入力画面を介して入力されるユーザからの画像送信処理指示に基いて上記3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に上記編集装置への3次元画像送信処理を行わせることを特徴とする請求項1に記載の3次元画像処理方法。
- インターネットに接続された3次元画像処理装置に3次元画像作成処理を行わせるためのユーザからの画像作成処理指示を入力する画像作成処理指示入力画面を、インターネットを介してユーザ端末に送信することを特徴とする3次元画像処理指示入力画面送信プログラム。
- 編集装置が接続された3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に上記編集装置への3次元画像送信処理を行わせるためのユーザからの画像送信処理指示を入力する画像送信処理指示入力画面を、インターネットを介してユーザ端末に送信することを特徴とする請求項3に記載の3次元画像処理指示入力画面送信プログラム。
- インターネットを介してユーザ端末に送信される画像作成処理指示入力画面を介して入力されるユーザからの画像作成処理指示に基いて、インターネットに接続された3次元画像処理装置に3次元画像作成処理を行わせ、かつ、3次元画像処理装置で作成された3次元画像をインターネットを介してユーザ端末に送信することを特徴とする3次元画像処理プログラム。
- インターネットを介してユーザ端末に送信される画像送信処理指示入力画面を介して入力されるユーザからの画像送信処理指示に基いて、インターネットに接続された3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に、この3次元画像処理装置あるいはユーザ端末に接続された上記編集装置への3次元画像送信処理を行わせることを特徴とする請求項5に記載の3次元画像処理プログラム。
- ユーザ端末からインターネットを介して送信されてくる映像や画像と3次元画像処理装置で作成された3次元画像とを合成した後にユーザ端末に送信することを特徴とする請求項5に記載の3次元画像処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002319578A JP2004152219A (ja) | 2002-11-01 | 2002-11-01 | 3次元画像処理方法及び3次元画像処理指示入力画面送信プログラム並びに3次元画像処理プログラム |
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Publications (1)
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ID=32462386
Family Applications (1)
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JP2002319578A Pending JP2004152219A (ja) | 2002-11-01 | 2002-11-01 | 3次元画像処理方法及び3次元画像処理指示入力画面送信プログラム並びに3次元画像処理プログラム |
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JP (1) | JP2004152219A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102571624A (zh) * | 2010-12-20 | 2012-07-11 | 英属维京群岛商速位互动股份有限公司 | 实时通信系统及相关的计算器可读介质 |
JP2016535370A (ja) * | 2013-09-10 | 2016-11-10 | カルガリー・サイエンティフィック・インコーポレイテッドCalgary Scientific Inc. | 分散型サーバ側及びクライアント側画像データレンダリングのためのアーキテクチャ |
-
2002
- 2002-11-01 JP JP2002319578A patent/JP2004152219A/ja active Pending
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