JP2004152099A - 対象物選択方法と端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物が隣接して配置され同時に複数の識別情報を取得した場合でも、端末を用いて対象物を正確に特定することができる対象物選択方法を提供する。
【解決手段】対象物に関する情報を取得するために、端末装置70を用いて対象物60を選択する対象物選択方法において、3次元表示手段を備える端末装置70で、無線通信により複数の対象物の識別子を取得し、対応する対象物の形状情報及び位置情報を対象物情報DB62から取得して、これらの対象物を3次元表示手段に表示し、3次元表示した複数の対象物の中からユーザが選択した対象物の識別子を端末装置から情報提供装置90に出力する。複数の対象物60が隣接して配置されていても、端末装置を用いて対象物を正確に特定できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報を取得しようとする対象物を端末から選択するための方法と、その方法を実施するための装置に関し、特に、対象物が隣接して配置されている場合でも対象物を的確に特定できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、「ユビキタスネットワーク技術の将来展望に関する調査研究会」(総務省)から、次世代の情報通信社会に関する調査研究の概要が報告された(下記非特許文献1)。「ユビキタス」とは、“いたるところに存在する”という意味のラテン語で、「ユビキタスネットワーク」は、多様な情報通信インフラをシームレスに接続することにより、空間的・地理的制約を受けずに、利用者がどこにいても、その場で必要な情報通信を利用することができる、将来の情報通信が目指す理想像を表している。
【0003】
ユビキタスネットワークでは、ネットワークに接続して情報をやりとりする利用者端末機器の範囲が格段に広がると考えられており、PC(パーソナルコンピュータ)やPDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話等の機器はもちろんのこと、次世代テレビや情報家電、更には、通信機能を搭載したチップデバイスを用いて、テーブルや椅子、照明器具、自動車、衣類、装飾品、看板・広告等、身の回りの多くのものがネットワークに接続し、用途に合わせた情報通信によってより便利な機能を提供するようになると予想されている。
【0004】
こうしたユビキタスネットワーク社会を志向するシステムの一例が下記特許文献1に開示されている。このシステムは、利用者の商品購入を支援するシステムであり、図10に示すように、店舗内に陳列された各商品に対応して設けられた無線装置10〜1nと、この無線装置の各々がLAN40で接続する店舗端末30と、利用者が携帯するユーザ携帯端末20と、店舗端末30が接続するインターネット等のネットワーク50とから成る。
各無線装置10〜1nは、ユーザ携帯端末20との間でBluetooth規格に準拠した無線通信を行い、また、店舗端末30との間でLAN40による通信を行う送受信部101と、送受信する情報を制御する制御部102と、自装置の識別情報を記憶する記憶部103とを備えている。
【0005】
また、ユーザ携帯端末20は、Web閲覧機能やBluetooth規格の無線通信機能を搭載した携帯電話機等の情報処理装置であり、各無線装置10〜1nとの間で通信を行い、また、店舗端末30との間でネットワーク50を介した通信を行う無線送受信部21と、商品価格等の商品情報を要求する信号を送出する商品情報要求手段22と、目的の商品の陳列場所を知りたい場合に、最寄りの無線装置10〜1nに対して商品場所要求信号を送出する商品場所要求手段23と、受信した商品情報等を記憶する記憶部24と、受信した商品情報や商品注文画面と商品場所を示す店舗レイアウト等を表示する表示部25とを備えている。
【0006】
また、店舗端末30は、店舗に設置されたワークステーション・サーバ等の情報処理装置であり、無線装置識別番号や商品情報が蓄積されたデータベース34と、このデータベース34から商品情報を検索する商品情報検索手段31と、データベース34から商品場所を検索する商品場所検索手段32と、注文情報が蓄積されるデータベース35と、注文を受け付け、その情報を注文情報データベース35に格納する注文受付手段33とを備えている。
【0007】
このシステムでは、来店した利用者が、購入しようとしている商品に対応して設けられている無線装置10〜1nにユーザ携帯端末20を近づけて商品情報要求手段22を操作し、商品情報要求信号を発信する。無線装置10は、ユーザ携帯端末20からの商品情報要求信号を感知すると、記憶部103で予め格納している無線装置識別番号とともに商品情報要求信号を店舗端末30に送信する。店舗端末30では、商品情報検索手段31が、無線装置識別番号に基づいて無線装置識別番号/商品情報データベース34を検索し、得られた商品情報が無線装置10を介してユーザ携帯端末20に送信される。
【0008】
この商品情報は、ユーザ携帯端末20の表示部25に表示される。利用者は、商品を購入する場合に、表示部25に表示された入力画面に注文者情報を入力する。この情報は、ユーザ携帯端末20から店舗端末30に送られ、注文受付手段32で受け付けられて無線装置識別番号/商品情報データベース34に格納され、この情報に基づいて商品発送の処理が行われる。
また、利用者は、取得した商品情報をユーザ携帯端末20の記憶部24に登録し、自宅に戻って再度相談や考慮の後に、店舗端末30のホームページにアクセスして商品を注文することもできる。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−190065号公報
【0010】
【非特許文献1】
2002年6月27日「(総務庁)ユビキタスネットワーク技術の将来展望に関する調査研究会」(報告概要)、インターネット<URL:http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/yubikitasu/020611_2.html#TOP>
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようにユーザ携帯端末と無線装置との通信を契機に情報を交換するシステムでは、複数の無線装置が近くに配置されていると、ユーザ携帯端末から送信された商品情報要求信号が隣接する無線装置で受信され、利用者の意図しない商品情報がユーザ携帯端末に送られて来るおそれがある。
前記特許文献では、こうした不都合を回避するため、約100mの距離まで送受信が可能なBluetooth規格の通信距離を20〜30cm以内に調整し、商品の間隔を1mに設定することを提案しているが、この場合には、商品の展示効率が著しく低下する。また、商品展示間隔の短縮を図るために通信距離をさらに短くすると、利用者が商品情報に近づかない限りユーザ携帯端末から無線装置に信号が届かないという問題が発生する。
【0012】
本発明は、こうした従来の問題点を解決するものであり、対象物が隣接して配置されている場合であっても、端末を用いて対象物を正確に特定することができる対象物選択方法を提供し、また、その方法を実施するための装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、対象物に関する情報を取得するために、端末装置を用いて対象物を選択する対象物選択方法において、3次元表示手段を備える端末装置で、複数の対象物の識別子、形状情報及び位置情報を取得して、これらの対象物を3次元表示手段に表示し、3次元表示した複数の対象物の中からユーザが選択した対象物の識別子を端末装置から出力するようにしている。
【0014】
また、対象物に識別子を記録した非接触情報伝達媒体を付与し、複数の対象物の形状情報及び位置情報を対象物情報データベースに蓄積し、端末装置は、複数の対象物の識別子を無線通信手段により直接対象物より取得し、3次元表示手段に表示する対象物の形状情報及び位置情報を対象物情報データベースから取得するようにしている。
【0015】
また、3次元表示手段を備える端末装置で、対象物情報データベースに蓄積された対象物を3次元表示し、ユーザが修正した対象物の表示位置に基づいて、対象物情報データベースに蓄積する対象物の位置情報を補正するようにしている。また、端末装置を操作する場所に基づいて、対象物を操作者の視点に合わせて3次元表示するようにしている。
そのため、複数の対象物が隣接して配置されている場合でも、端末装置を用いて目的の対象物を正確に特定することができ、また、さまざまな位置から対象物を特定することができる。
【0016】
また、本発明では、対象物を特定するための端末装置に、対象物に付された非接触情報伝達媒体から対象物の識別子を無線通信により取得する対象物識別子受信手段と、対象物情報データベースに蓄積された対象物の形状情報及び位置情報を取得する対象物情報取得手段と、この形状情報及び位置情報を用いて対象物を3次元表示する対象物3次元表示手段と、対象物3次元表示手段により3次元表示された対象物の中から操作者の操作に基づいて対象物を選択する対象物選択手段とを設け、選択された対象物の識別子を出力するように構成している。
この端末装置を用いることにより、複数の対象物が隣接して配置されている場合でも、目的の対象物を正確に特定することができる。
【0017】
また、本発明では、対象物の位置情報を特定するための端末装置に、対象物形状データベースに蓄積された対象物の形状情報を取得する対象物形状情報受信手段と、この形状情報を用いて対象物を3次元表示する対象物3次元表示手段と、対象物3次元表示手段により3次元表示されている対象物の表示位置を操作者の操作に基づいて補正する対象物位置データ修正手段とを設け、表示位置が補正された対象物の位置情報を対象物情報データベースに出力するように構成している。
この端末装置を用いることにより、対象物情報データベースに蓄積された各対象物の位置情報を簡単に設定することができる。
【0018】
また、本発明では、対象物を特定するための端末装置に、対象物に付された非接触情報伝達媒体から対象物の識別子を無線通信により取得する対象物識別子受信手段と、対象物情報データベースに蓄積された対象物の形状情報及び位置情報を取得する対象物情報取得手段と、端末装置を操作する位置の近傍に付された視点位置情報を取得する視点位置情報受信手段と、この形状情報、位置情報及び視点位置情報を用いて対象物を3次元表示する対象物3次元表示手段と、対象物3次元表示手段により3次元表示された対象物の中から操作者の操作に基づいて対象物を選択する対象物選択手段とを設け、選択された対象物の識別子を出力するように構成している。
この端末装置を用いることにより、端末装置を操作する位置を変えた場合でも、その位置に対応した3次元表示を行うことができ、目的の対象物を正確に特定することができる。
【0019】
なお、この明細書では、端末装置と対象物データベースとの間の通信手段を「直接的通信手段」と呼ぶことにする。直接的通信手段には、ケーブルを用いた有線通信手段、IrDAやBluetooth等による無線通信手段が含まれる。また、この明細書では、RFIDタグやバーコード、2次元コードなどを「非接触情報伝達媒体」と呼ぶことにする。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本発明の対象物選択方法では、対象物に識別子を記録した非接触情報伝達媒体が付されており、また、選択対象となる商品(対象物)の位置情報及び形状情報が対象物情報データベース(DB)に予め蓄積されており、携帯端末は、複数の対象物から識別子を取得し、対象物情報DBから対応する対象物の形状情報及び位置情報を取得して、表示画面に選択対象の複数の商品を3次元表示し、この表示画面から操作者が特定の対象物を選択する。
【0021】
図1は、この対象物選択方法を模式的に示している。
各商品60には、商品の識別子が記録されたRFIDタグ61が付されている。この商品60の識別子、形状情報及び位置情報は、予め対象物情報DB62に格納される。なお、対象物情報DB62への情報の格納方法については、第2の実施形態で詳述する。
【0022】
携帯端末70は、無線通信手段を用いて対象物60から識別子を取得し、対象物情報DB62から各商品60の形状情報と位置情報を受信して、各商品60を表示画面上に3次元表示し、操作者は、3次元表示された商品の中から目的の商品をマウスやペンで選択する。図1では、携帯端末70の表示画面上で商品Aが選択された状態を示している。選択された商品Aの識別子は、携帯端末70から情報提供装置90に通知される。情報提供装置90は、商品の識別子に対応付けて蓄積している商品情報の中から、商品Aの識別子に対応する商品情報を検索し、選択された商品Aの名称や価格などの商品情報を提供する。
【0023】
なお、商品情報の提供の仕方は任意であり、情報提供装置90が広告機能を有する装置であれば、情報提供装置90のディスプレー上に商品情報を表示しても良いし、また、選択された商品の商品情報を携帯端末70に送り、携帯端末70の表示画面上にそれを表示しても良い。また、対象物情報DB62は、情報提供装置90が備えていても良い。また、携帯端末70と情報提供装置90とが一体化された構成であっても良い。
こうした手順により、操作者が、携帯端末70の表示画面に3次元表示された商品の中から目的の商品を選択すると、例えば、その商品の使い方を示す映像が表示されたり、その商品の注文画面が携帯端末に表示されたりすることになる。
【0024】
図2は、この携帯端末70における対象物特定のための構成ブロックを示している。対象物情報DB62は、蓄積している対象物データを携帯端末70に送信する対象物情報送信手段63を具備している。携帯端末70は、対象物情報送信手段63から対象物データを受信する対象物情報受信手段71と、受信した対象物データを一時蓄積する対象物情報バッファ72と、対象物データを用いて対象物を3次元表示する対象物3次元表示手段73と、3次元表示された対象物の中から操作者の操作に基づいて対象物を選択する対象物選択手段74と、選択された対象物を情報提供装置に通知する選択対象物通知手段75と、対象物に付された非接触情報伝達媒体から識別子を取得する対象物識別子受信手段76とを備えている。
【0025】
また、図3は、対象物を選択する動作を模式的に示している。
対象物情報DB62には、図4に例示するように、対象物の識別子、対象物の位置を表わす位置情報、対象物のサイズや色などを含む形状情報から成る対象物データが予め蓄積されている(図3(a))。
位置情報及び形状情報は、3次元表示をするために必要な情報が含まれていればよく、例えば、3次元表示のための記述言語であるVRML(Virtual RealityModeling Language)で記述することもできる。
【0026】
対象物識別子受信手段76は、無線通信により複数の対象物に付されている非接触情報伝達媒体から、それぞれの識別子を受信する。
対象物情報送信手段63及び対象物情報受信手段71は、直接的通信手段である。対象物情報受信手段71は、対象物識別子受信手段76から送られた対象物の識別子を元に、対象物情報DB62に蓄積された対象物データから該当する対象物の形状情報及び位置情報を取得し、対象物情報バッファ72に格納する (図3(b))。
【0027】
対象物3次元表示手段73は、対象物情報バッファ72に格納された対象物データを読み出し、対象物データに含まれる形状情報及び位置情報に基づき、対象物を3次元表示する処理を行う(図3(c))。
操作者は、携帯端末70の表示画面上で対象物を指定する(図3(d))。このとき、例えば、タッチパネルで構成した携帯端末70の画面上で、選択する対象物にペンをタッチさせて指定する。対象物3次元表示手段73は、タッチされた位置に表示している対象物の識別子を選択対象物通知手段75に伝え、選択対象物通知手段75は、この識別子を情報提供装置90に伝える(図3(e))。
このように、この対象物選択方法では、複数の商品が隣接して配置されていても、あるいは、操作者の位置から見て、複数の商品が前後に重なって配置されていても、目的の対象物を的確に選択することが可能である。
【0028】
なお、ここでは、対象物にRFIDタグを付す場合について説明したが、RFIDタグの代わりに、バーコード等の非接触情報伝達媒体を対象物に付し、そのコードで表わされた識別子を読み取り手段で読み取って、携帯端末に取り込むようにしても良い。
また、3次元表示のための記述言語や処理系は種々知られており、本発明では、どのようなものでも使用可能である。
また、ここでは、表示画面上での対象物の指定方法として、タッチパネルとペンとを用いる場合について説明したが、それ以外の指定方法、例えば、マウスカーソルによる指定方法などでも構わない。
【0029】
また、ここでは、携帯端末70で対象物を選択する時点で、対象物情報DB62に蓄積された対象物データを携帯端末70に伝送する場合について説明したが、選択処理の前に、対象物情報DB62から携帯端末70に対象物データを取得しておいて、対象物情報DB62と通信せずに、対象物選択時にそれを利用しても良い。
また、対象物情報DBから携帯端末に対象物データを伝える直接的通信手段としてケーブルを用いた有線通信手段を利用することも可能である。
【0030】
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、対象物情報DBへの対象物データの格納方法について説明する。
図5は、対象物情報DB62に対象物データを格納する際の手順を模式的に示している。
まず、対象物の商品60に、その商品の識別子を記録したRFIDタグ61を貼り付ける(図5(a))。この識別子は、製品を作成した製造者が製品を作成した時点で製品に付すようにしても良い。
【0031】
次に、この商品60を展示台64に配置する(図5(b))。
次いで、RFIDリーダを用いて、全ての対象物60のRFIDタグ61に記録されている識別子を読み取り、対象物情報DB62に格納する(図5(c))。こうして、対象物情報DB62には、識別子情報が格納される。
次に、位置補正用の端末を用いて、対象物情報DB62に格納された対象物データの形状情報及び位置情報を設定または修正する。
【0032】
この位置補正用端末80は、図6に示すように、対象物情報DB62の対象物情報送受信手段66との間で対象物データを送受信する対象物情報送受信手段81と、受信した対象物データを一時蓄積する対象物情報バッファ82と、対象物データを用いて対象物を3次元表示する対象物3次元表示手段83と、3次元表示された対象物の位置情報を操作者の操作に基づいて補正する対象物位置データ修正手段84と、対象物の形状データを取得する対象物形状情報受信手段85とを備えている。
【0033】
位置補正用端末80の対象物情報送受信手段81は、対象物情報DB62に格納された対象物データを対象物情報送受信手段66を通じて受信し、対象物情報バッファ82に格納する。新規に対象物DB62に対象物データを設定する場合には識別子のみを対象物バッファ82に格納する。また、既存の対象物情報DB62を修正する場合には、対象物データとして識別子、形状情報、位置情報を受信し、対象物情報バッファ82にはそれら全ての対象物データを格納する。
【0034】
次に、識別子に対応した形状情報を格納した対象物形状DB65から該当する対象物の形状情報を取得する(図5(d))。対象物形状DB65には、図7に例示するように、対象物の識別子とその形状情報とが予め蓄積されている。対象物形状情報受信手段85は、対象物情報バッファ82に格納されている識別子を参照し、対象物形状DB65から対応する対象物の形状データを取得し対象物情報バッファ82に格納する。新規に対象物情報DB62を作成する場合には、この時点で位置情報を除くその他のデータに関して、図4と同様の対象物データが対象物情報バッファ82に格納される。なお、既存の対象物情報DBを修正する場合には、対象物情報送受信手段81により、対象物情報バッファ82に形状情報が格納されているが、対象物形状情報受信手段85は該当の対象物の形状情報を上書きする。
【0035】
対象物3次元表示手段83は、対象物情報バッファ82に格納された対象物データを読み出し、第1の実施形態と同様に、対象物を3次元表示する(図5(e))。しかし、新規に対象物情報DB62を作成する場合には、対象物データの位置情報データには対象物の位置情報が設定されていないので、位置補正用端末80の表示画面には、実際の対象物60の配置と異なる状態で対象物が3次元表示される。このときの配置は、任意の手順で決定してよく、例えば、対象物の識別子順に左から配置するなどの手順が考えられる。既存の対象物情報DB62を修正する場合には、対象物情報バッファ82に格納された対象物の位置情報を基に3次元表示する。
【0036】
操作者は、タッチパネル上に3次元表示されている対象物60をペンで指定してドラッグし、実際の展示台64上に見える対象物60の配置と表示画面の3次元表示とが一致するように、対象物60の位置を変更する(図5(f))。
対象物位置データ修正手段84は、対象物情報バッファ82に格納されている操作者により位置が修正された対象物の位置情報を更新する。対象物情報送受信手段81は、修正された対象物データを対象物情報DB62に送信し、対象物情報DB62に図4の対象物データが格納される(図5(g))。
【0037】
このように、この方法では、配置した対象物に貼り付けられたRFIDタグから、対象物の識別子を取り込み、対応する形状情報を対象物形状DBから対象物情報DBに取り込むとともに、その対象物の位置情報を位置補正端末で設定または修正して対象物情報DBに取り込むことにより、対象物データを簡単に蓄積することができる。
【0038】
なお、ここでは、対象物にRFIDタグを付す場合について説明したが、RFIDタグの代わりに、バーコード等の非接触情報伝達媒体を対象物に付し、そのコードで表わされた識別子を読み取り手段で読み取って、対象物情報DBに取り込むようにしても良い。また、対象物の識別子を対象物情報DBに入力するには、その他の方法、例えばデータを直接入力するような方法によっても可能である。
また、ここでは、3次元表示された対象物の位置の修正を、タッチパネル上でペンを操作して行う場合について示したが、例えば、マウスカーソルなどを用いる、それ以外の方法でも構わない。
【0039】
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、操作者の視点を加味し、対象物を選択する方法を説明する。
図8は、操作者の視点を加味し、対象物を選択する方法を模式的に示している。商品60、RFIDタグ61、対象物情報DB62及び情報提供装置90は、第1の実施形態と同様のデータと機能とを持つ。RFタグ111は、操作者が対象物を見る可能性のある位置に予め付され、その場所に対応した視点位置情報を格納してある。携帯端末110は、第1の実施形態と同様に、RFタグ61及び対象物DB62から3次元表示に必要な識別子、形状情報及び位置情報を取得する。さらに携帯端末110は、RFタグ111から視点位置情報を取得し、視点位置情報を加味した上で、3次元表示を行う。3次元表示を行った後の対象物選択の手順は第1の実施形態と同様である。
こうした手順により、操作者が移動した場合であっても、対象物を操作者の視点に対応して表示し、選択ができるようになる。
【0040】
図9は、この携帯端末110における対象物特定のための構成ブロックを示している。対象物情報DB62、対象物情報送信手段63、対象物情報受信手段71、対象物情報バッファ72、対象物選択手段74、選択対象物通知手段75及び対象物識別子受信手段76は、第1の実施形態の携帯端末70の構成と同様である。視点位置情報受信手段77は、RFタグ111から操作者の視点に対応した視点位置情報を受信する。視点位置情報は、対象物情報DB62に格納される対象物の位置情報と同等の形式を持つ。対象物3次元表示手段78は、対象物情報バッファ72に格納されている位置情報に対して、視点位置情報受信手段から取得した視点位置情報を原点とする座標系に変換する演算により、操作者の視点に対応した相対的な3次元表示する処理を行う。これ以降の処理は第1の実施形態と同様である。
【0041】
このように、この対象物選択方法では、操作者が対象物を見る位置に対応した視点位置情報を加味することにより、さまざまな角度から対象物を見る場合でも適切に3次元表示することができ、より的確に目的の対象物を選択することが可能である。
なお、ここでは視点位置情報をRFタグに格納する方法について説明したが、それ以外の記憶媒体たとえばバーコード等の非接触情報伝達媒体を用いて視点位置情報を格納しておいても良い。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の対象物選択方法では、対象物が隣接して、あるいは、前後に重なって配置されている場合でも、端末を用いて対象物を正確に特定することができる。
また、端末に各対象物の形状情報及び位置情報を提供する対象物情報データベースを簡単に生成することができる。
【0043】
また、端末を操作する位置を変更した場合でも、対象物を正確に特定することができる。
また、本発明の端末装置は、複数の対象物が隣接して配置されている場合でも、目的の対象物を正確に特定することを可能にし、また、対象物の位置情報を簡単に設定することを可能にする。また、端末を操作する位置を変更した場合でも目的の対象物を正確に特定することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における対象物選択方法を模式的に示す図
【図2】本発明の第1の実施形態における対象物選択方法を実施する携帯端末の構成を示すブロック図
【図3】本発明の第1の実施形態における対象物選択方法の動作を模式的に示す図
【図4】本発明の第1の実施形態における対象物データのデータ構成を示す図
【図5】本発明の第2の実施形態における対象物データの蓄積動作を模式的に示す図
【図6】本発明の第2の実施形態における対象物データの位置補正を行う端末の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第2の実施形態における対象物形状データのデータ構成を示す図
【図8】本発明の第3の実施形態における対象物選択方法を模式的に示す図
【図9】本発明の第3の実施形態における対象物選択方法を実施する携帯端末の構成を示すブロック図
【図10】従来の商品情報提供システムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
10 無線装置
1n 無線装置
20 ユーザ携帯端末
21 無線送受信部
22 商品情報要求手段
23 商品場所要求手段
24 記憶部
25 表示部
30 店舗端末
31 商品情報検索手段
32 商品場所検索手段
33 注文受付手段
34 データベース
35 注文情報データベース
40 LAN
50 ネットワーク
60 商品
61 RFIDタグ
62 対象物情報DB
63 対象物情報送信手段
64 展示台
65 対象物形状DB
66 対象物情報送受信手段
70 携帯端末
71 対象物情報受信手段
72 対象物情報バッファ
73 対象物3次元表示手段
74 対象物選択手段
75 選択対象物通知手段
76 対象物識別子受信手段
77 視点位置情報受信手段
78 対象物3次元表示手段
80 位置補正用端末
81 対象物情報送受信手段
82 対象物情報バッファ
83 対象物3次元表示手段
84 対象物位置データ修正手段
85 対象物形状情報受信手段
90 情報提供装置
101 送受信部
102 制御部
103 記憶部
110 携帯端末
111 RFIDタグ

Claims (7)

  1. 対象物に関する情報を取得するため、端末装置を用いて対象物を選択する対象物選択方法であって、
    3次元表示手段を備える端末装置が、複数の対象物の識別子、形状情報及び位置情報を取得して、前記対象物を3次元表示手段に表示し、3次元表示した複数の対象物の中からユーザが選択した対象物の識別子を端末装置から出力することを特徴とする対象物選択方法。
  2. 前記複数の対象物の形状情報及び位置情報が対象物情報データベースに蓄積されており、前記対象物に、識別子を記録した非接触情報伝達媒体が付されており、前記端末装置は、前記対象物からその識別子を取得し、前記3次元表示手段に表示する対象物の形状情報及び位置情報を前記対象物情報データベースから取得することを特徴とする請求項1に記載の対象物選択方法。
  3. 3次元表示手段を備える端末装置で、前記対象物情報データベースに蓄積された対象物を3次元表示し、ユーザが修正した前記対象物の表示位置に基づいて、前記対象物情報データベースに蓄積する前記対象物の位置情報を補正することを特徴とする請求項2に記載の対象物選択方法。
  4. 視点位置情報を格納した非接触情報伝達媒体が操作場所の近傍に付されており、3次元表示手段を備える前記端末装置は、視点位置情報を加味した上で対象物を3次元表示することを特徴とする請求項2に記載の対象物選択方法。
  5. 対象物を特定するための端末装置であって、
    対象物に付された非接触情報伝達媒体から対象物の識別子を取得する対象物識別子受信手段と、
    対象物情報データベースに蓄積された対象物の形状情報及び位置情報を取得する対象物情報受信手段と、
    前記識別子、形状情報及び位置情報を用いて対象物を3次元表示する対象物3次元表示手段と、
    前記対象物3次元表示手段により3次元表示された対象物の中から操作者の操作に基づいて対象物を選択する対象物選択手段と
    を備え、選択された対象物の識別子を出力することを特徴とする端末装置。
  6. 対象物の位置情報を特定するための端末装置であって、
    対象物形状データベースに蓄積された対象物の形状情報を取得する対象物形状情報受信手段と、
    前記形状情報を用いて対象物を3次元表示する対象物3次元表示手段と、
    前記対象物3次元表示手段により3次元表示されている対象物の表示位置を操作者の操作に基づいて補正する対象物位置データ修正手段と
    を備え、表示位置が補正された対象物の位置情報を前記対象物情報データベースに出力することを特徴とする端末装置。
  7. 対象物を特定するための端末装置であって、
    対象物に付された非接触情報伝達媒体から対象物の識別子を取得する対象物識別子受信手段と、
    対象物情報データベースに蓄積された対象物の形状情報及び位置情報を取得する対象物情報受信手段と、
    端末装置の操作場所の近傍に付された非接触情報伝達媒体から、操作場所の視点位置情報を取得する視点位置情報受信手段と、
    前記識別子、形状情報、位置情報及び視点位置情報を用いて対象物を3次元表示する対象物3次元表示手段と、
    前記対象物3次元表示手段により3次元表示された対象物の中から操作者の操作に基づいて対象物を選択する対象物選択手段と
    を備え、選択された対象物の識別子を出力することを特徴とする端末装置。
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