JP2004151421A - 学習コンテンツを用いた語学学習システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーの学習レベルに対応して、携帯電話などにより遊び感覚のある語学学習が行えるシステムの提供。
【解決手段】ユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶手段と、ユーザーが学習する語学情報に関するデータを記憶する語学情報記憶手段と、語学情報記憶手段に記憶されているデータに基づき、ユーザー端末に送信して表示するための学習コンテンツを、ユーザーの学習レベルに応じて生成するコンテンツ生成プログラムと、ユーザー端末から送信されたデータと、語学情報記憶手段に記憶されているデータとを照合する学習結果判定手段と含み構成される。生成される学習コンテンツの一部が表示され、一部は表示されず、入力により解答するクロスワードなどにより語学学習を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、学習コンテンツを用いた語学学習システムに関し、特にユーザーの学習レベルに応じてクロスワードなどの学習コンテンツを生成するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インターネットを用いて語学学習、その他の教育コンテンツを提供することが行われている。
語学学習においては、その基礎として単語や熟語の習得が重要であり、各種の辞書や、単語帳などが利用されている。通常の辞書の場合には、単語と、それを用いた熟語や例文、単語の意味、同意語、反意語、派生語、その他の関連情報が掲載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ネットワーク上で辞書などを公開してユーザーに提供するだけでは、一覧表示をしたのでは膨大になり、検索により各種の関連情報を有機的にハイパーリンクにより結びつけることはできても、こうしたオンライン辞書はあらかじめユーザーに目的とする単語などがあって、必要な情報を調べるためのものである。
これに対し、語学学習にあっては、ユーザーに対しランダムに問題が出題されるなどして、しかもそれに対する解答を行い、その結果により学習効果を確認する必要が生じる。
【0004】
オンライン学習においては、動画像や音声データによる講義の中継や、あるいは学習テストの配信とそれに対する解答の返信などのような形態も行われている。
しかしながら、これらは従来の学習塾をオンラインによるデータ送受信を用いて行うものであり、データの送受信がオンラインで行われることを除けば、従来の学習塾などと同じことが行われているものである。したがって学習塾や家庭教師のサービスを受けるのと同様の手間が運営者にはかかり、その分同様の費用負担が発生する。また、気軽にユーザーが参加できるものではない。
また、これらを利用するためのソフトウェアを搭載したパーソナルコンピュータなどが必要であり、たとえばインターネットにアクセス可能な携帯電話などの携帯情報端末等で利用可能なものではない。
また、気軽に利用でき、学習を継続的に行うためには、遊び感覚などがあることが望ましい。
【0005】
単語の出題と解答に遊び感覚を持たせたものとしては、代表的な一例としてたとえばクロスワードが知られている。
特開2002−203074「クイズ提供装置」においては、ユーザーにクロスワードパズル形式のクイズを提供し、そのクイズの正解を広告対象の商品名や関連する言葉にすることにより、広告対象を宣伝することが提案されている。
しかしながら、この出願にも記載されているクロスワード自体はクイズデータベースに格納されているものを出題するだけで、問題を生成したりするものではない。
さらに、学習コンテンツにあっては、ユーザーの学習レベルに応じた出題がされることが望まれる。たとえば、辞書を用いた学習においては、1500語、3000語、5000語などの様々なレベルの辞書がある。また、学習に際しては、覚えた単語が何度も繰り返し出題されるのでは効果がなく、覚えた単語を出題されないようにしたり、ユーザーの学習段階に応じた個別の出題がされる必要がある。
【0006】
特開2002−175296「キーワード探しゲーム提供システム」においても、インターネット等で行われるキーワード探しゲームにおいて、クロスワードパズルを情報通信端末に表示させ、その空欄に所定の文字の入力を促す手段と、当該入力された文字をユーザー情報に関連付けて記憶する手段と、記憶した文字を読み出してクロスワードパズルの空欄に表示する手段とを備えたシステムが提案されている。
しかしながら、この出願も、クロスワード自体はクイズデータベースに格納されているものを出題するだけで、問題を生成したりするものではなく、したがって当然辞書の語数などの難易度に連動し、しかもユーザーの学習度に応じた出題をすることは記載されていない。
【0007】
特開2001−306932「クロスワードパズルを利用したメール配信型広告方法」においては、クロスワードパズルの問題を解くためのヒントを、出題者のコンピュータの記録装置に記録した解答者全員にEメールで配信すると共に、正解に導くためのヒントを隠したスポンサーのホームページのアドレスを複数次に分けて所定の時間経過後に解答者全員に順次Eメールで配信し、解答者は出題者より配信されたホームページのアドレスよりスポンサーのホームページを巡回閲覧してクロスワードパズルの答を導きだすようにしたメール配信型広告方法が提案されている。
ヒントの提示によりホームページを巡回させる内容に関するもので、クロスワード自体はあらかじめ作成したものを出題するだけであり、問題を生成したりするものではない。したがって当然辞書の語数などの難易度に連動し、しかもユーザーの学習度に応じた出題をすることは記載されていない。
【0008】
そこで、本発明においては、上記の様々な課題を解決し、クロスワードなどの学習コンテンツを提供するシステムにおいて、ユーザーの学習レベルに応じたコンテンツを生成し、出題がされるシステムを提供することを目的とする。たとえば、1500語、3000語、5000語などの様々なレベルの辞書などの学習レベルを設定し、ユーザーの学習レベルに応じた問題の生成がされるとともに、それに対する解答を行い、その結果により学習効果を確認でき、覚えた単語を出題されないようにしたり、ユーザーの学習段階に応じた個別の出題が可能なシステムを提供することを目的とする。
さらに本発明においては、単語のテキストとハイパーリンク情報などの簡易なデータ形式でも実現でき、たとえばインターネットにアクセス可能な携帯電話などの携帯情報端末等で利用可能なシステムを提供することを目的とする。
また、気軽に利用でき、学習を継続的に行うためには、遊び感覚を持たせたシステムを提供し、また各種の関連データや、副読本データなどを有機的に結びつけることにより、学習効果の高いシステムを提供することをも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明においては、
入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ等のユーザー端末からアクセスが行われ、操作により情報処理が行われるサーバーにおいて実現されるシステムであって、
アクセスするユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶手段と、
ユーザーが学習する語学情報に関するデータを記憶する語学情報記憶手段と、
語学情報記憶手段に記憶されているデータに基づき、ユーザー端末に送信して表示するための学習コンテンツを生成するコンテンツ生成プログラムと、
ユーザー端末から送信されたデータを受信して、受信したデータと、語学情報記憶手段に記憶されているデータとを照合する学習結果判定手段と、を少なくとも含み構成され、
前記の語学情報記憶手段には、英語などの外国語、漢字その他の日本語のいずれかの語学に関する学習データであって、あらかじめ設定された学習レベルごとに学習コンテンツとして生成される構成要素である学習データが少なくとも記憶され、
前記のコンテンツ生成プログラムは、ユーザー情報記憶手段に記憶されるユーザーごとの学習レベルを参照し、学習レベルに対応する学習データから、所定のルールに基づき学習データを抽出して学習コンテンツを生成し、
生成される学習コンテンツには、抽出された学習データの一部が表示されるように含まれるとともに、抽出された学習データの一部は表示されず、ユーザーからのデータ入力・送信を求める入力フォームとして含まれる、学習コンテンツを用いた語学学習システムであることを特徴としている。
【0010】
また、上記課題を解決するため、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に記載の発明において、
前記の学習コンテンツは、縦書きまたは横書きで表示される複数の単語または熟語の一部が表示され、一部が入力フォームである、クロスワードパズル形式のコンテンツである、学習コンテンツを用いた語学学習システムであることを特徴としている。
【0011】
また、上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明においては、
請求項1または2のいずれかに記載の発明において、
前記の語学情報記憶手段に記憶される学習データは、英語などの外国語、漢字その他の日本語のいずれかの言語による単語または熟語を示すデータであって、あらかじめ設定された総単語数または総熟語数により、複数の学習レベルに分類され記憶されている、学習コンテンツを用いた語学学習システムであることを特徴としている。
【0012】
また、上記課題を解決するため、請求項4に記載の発明においては、
請求項3に記載の発明において、
総単語数または総熟語数によりあらかじめ設定される複数の学習レベルは、対象年齢または対象学年、または対象受験校または対象資格試験ごとに設定された学習レベルである、学習コンテンツを用いた語学学習システムであることを特徴としている。
【0013】
また、上記課題を解決するため、請求項5に記載の発明においては、
請求項3または4のいずれかに記載の発明において、
総単語数または総熟語数によりあらかじめ設定される複数の学習レベルに分類され記憶された学習データは、辞書データである、学習コンテンツを用いた語学学習システムであることを特徴としている。
【0014】
また、上記課題を解決するため、請求項6に記載の発明においては、
請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、
前記の学習データにはさらに、あらかじめ設定される複数の学習レベルに分類され記憶された学習データに対応して、学習データに対するハイパーリンク、または学習データに対する検索機能を備えたハイパーリンクが備えられた、ユーザー端末からダウンロード可能な副読本データが含まれる、学習コンテンツを用いた語学学習システムであることを特徴としている。
【0015】
また、上記課題を解決するため、請求項7に記載の発明においては、
請求項6に記載の発明において、
総単語数または総熟語数によりあらかじめ設定される複数の学習レベルに分類され記憶された学習データは、前記の副読本データである、学習コンテンツを用いた語学学習システムであることを特徴としている。
【0016】
また、上記課題を解決するため、請求項8に記載の発明においては、
請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、
前記のコンテンツ生成プログラムは、ユーザー情報記憶手段に記憶されるユーザーごとの学習レベルを参照し、学習レベルに対応する学習データから、所定のルールに基づき学習データを抽出して学習コンテンツを生成し、
生成される学習コンテンツには、抽出され一部が表示されない学習データに対応して、非表示学習データのヒントデータに対するハイパーリンク、またはヒントデータに対する検索機能を備えたハイパーリンクが含まれる、学習コンテンツを用いた語学学習システムであることを特徴としている。
【0017】
また、上記課題を解決するため、請求項9に記載の発明においては、
請求項8に記載の発明において、
前記のヒントデータは、学習レベルに分類され記憶された、翻訳、例文、同意語、反意語、派生語、その他の辞書データである、学習コンテンツを用いた語学学習システムであることを特徴としている。
【0018】
また、上記課題を解決するため、請求項10に記載の発明においては、
請求項1〜9のいずれかに記載の発明において、
前記のユーザー情報記憶手段には、ユーザー情報に関連付けられて、ユーザーの学習レベルと、さらにコンテンツ生成条件とが記憶され、
前記のコンテンツ生成プログラムは、ユーザー情報記憶手段に記憶されるユーザーごとの学習レベルを参照し、学習レベルに対応する学習データから、コンテンツ生成条件に従い学習データを抽出して学習コンテンツを生成する、学習コンテンツを用いた語学学習システムであることを特徴としている。
【0019】
また、上記課題を解決するため、請求項11に記載の発明においては、
請求項10に記載の発明において、
前記のコンテンツ生成条件は、ユーザーがあらかじめ除外する学習データを設定した除外条件である、学習コンテンツを用いた語学学習システムであることを特徴としている。
【0020】
また、上記課題を解決するため、請求項12に記載の発明においては、
請求項10に記載の発明において、
前記のコンテンツ生成条件は、前記の学習結果判定手段が受信したデータと、語学情報記憶手段に記憶されているデータとを照合することにより、学習達成条件に合致した学習データを除外した除外条件である、学習コンテンツを用いた語学学習システムであることを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明のシステムは、入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ等のユーザー端末からアクセスが行われ、操作により情報処理が行われるサーバーにおいて実現されるシステムである。
図1は、本発明のシステムの基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
【0022】
本発明のサーバーシステムに接続するためのユーザー端末としては、通常、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータ端末が用いられる。この他、利用者端末には、インターネット等に接続可能なブラウザ機能を搭載した携帯電話をはじめとする無線通信端末、携帯情報端末や、インターネットTV、ゲーム機器、テレビ会議システム、その他のネットワーク接続機能を備えた家電製品などの機器を広く含む。
コンピュータ端末は、制御手段、記憶手段、入力手段、出力手段、表示手段などを備える。またインターネットに代表されるコンピュータネットワークに接続詞、データの送受信を行う機能を備え、ブラウザや電子メールソフトウェア、ワードプロセッサなどのアプリケーションプログラムや、オペレーティングシステム(OS)を備えることが通常の形態である。
【0023】
サーバーシステムは、インターネットに代表されるネットワークに接続されて備えられ、コンピュータネットワークに接続するユーザー端末からアクセスされる。
ここでネットワークには、インターネットをはじめとして、専用線により接続されたネットワーク形態や、企業内LAN、企業間LAN、WANなどの形態を広く含む。またここで用いられる通信回線の形態には、有線通信、無線通信の形態を広く含み、衛星通信や、Bluetoothなどを用いた形態を含む。
【0024】
次に、本発明のサーバーシステムは、通常は、アプリケーションサーバー、データベースサーバー、認証サーバー、WEBサーバー、その他必要に応じメールサーバー、その他の各種装置により構成することができる。
これらの各サーバーは、物理的に同一の装置に設けられる形態や、物理的に複数の装置からなる形態、あるいはネットワークを介して接続される物理的に複数の装置からなる形態などを含み、機能的に同様の機能が実現されるならば、様々な形態を含む。
【0025】
次に、本発明のシステムは、ユーザー端末からアクセスするためのコンテンツデータ及びプログラムを記憶するWEBサーバーを備えている。
コンテンツデータには、HTMLファイル、XMLファイルなどのWEB上に表示されるデータファイルや、C−HTMLファイルなどのWEBサイトにアクセス可能な携帯電話等に表示されるデータファイルなどが含まれる。
また、これらのファイルに挿入されるなどして表示又は出力される、文字データファイル、音声データファイル、画像データファイル、動画像データファイル、アニメーションデータファイル,その他の様々なコンテンツデータを記憶することができる。
プログラムは、ユーザー端末からの検索要求に応答してコンテンツデータを検索・抽出するプログラムや、抽出されたコンテンツを配信するプログラム、その他のプログラムを含むことができる。
コンテンツ配信手段は、認証されたユーザーの処理によりユーザー端末から要求されたデータをユーザー端末に配信する処理を行う。
【0026】
サーバーシステムは、アクセスするユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶手段を備えている。
ユーザー登録される情報としては、代表的な一例をあげれば、氏名、住所や電話番号などの連絡先、電子メールアドレス、また有料でシステムを提供する場合には決済方法に関する情報などのユーザーに関する情報である。
また、ユーザー情報を利用、参照するために、ユーザー識別データとして、ユーザーIDなどを設けて記憶することが望ましい。
さらに、ユーザーのアクセス権限の認証や、課金処理などに利用するために、パスワードなどの認証情報を記憶することが望ましい。
図2は、サーバー装置などの記憶手段に記憶されるデータの構成の代表的な一例を示す図である。
また図3は、ユーザー情報記憶手段に記憶されるデータの構成の代表的な一例を示すデータ模式図である。
【0027】
次に、コンテンツ配信に対して課金処理を行ったりするためには、ユーザー端末からインターネット等の通信手段を介してアクセスするユーザーを認証するユーザー認証手段が備えられる。
ユーザー認証には様々な認証方法を利用することができるが、代表的な方式としては、ユーザー端末からユーザー登録を行い、本発明のシステムを利用するためのユーザーIDやパスワードなどが発行される形態が一般的には用いられる。
したがって、あらかじめユーザー登録が必要であり、ユーザー登録をしていなかった場合には本発明のシステムを初回に利用する際に行う必要がある。
認証手段は、ユーザー端末からユーザーがアクセスした際に、前記のユーザー情報を参照してユーザー認証を行い、システムにアクセス可能にされる。
【0028】
次にサーバーシステムは、ユーザーが学習する語学情報に関するデータを記憶する語学情報記憶手段を備えている。
語学情報記憶手段には、英語などの外国語、漢字その他の日本語のいずれかの語学に関する学習データであって、あらかじめ設定された学習レベルごとに学習コンテンツとして生成される構成要素である学習データが少なくとも記憶される。
学習コンテンツの代表的な一例は、単語や熟語などを用いたクロスワード等である。クロスワードに代表される学習コンテンツを生成し出題するための構成要素として、語学情報記憶手段に記憶される学習データが利用される。
【0029】
語学情報記憶手段に記憶される学習データは、英語などの外国語、漢字その他の日本語のいずれかの言語による単語または熟語を示すデータであって、あらかじめ設定された総単語数または総熟語数により、複数の学習レベルに分類され記憶されている。
学習データは、第一には、コンテンツ生成プログラムにより生成される学習データの構成要素を含む。構成要素の代表的な一例は、英語などの外国語の様々な単語である。また別の一例は、英語などの外国語の様々な熟語である。また別の一例は、漢字の様々な熟語や、日本語の様々な単語・熟語などである。
図4は、あらかじめ設定された総単語数または総熟語数により、複数の学習レベルに分類された学習データの一例を示すデータ模式図である。
また図5は、複数の学習レベルに分類された、語学情報記憶手段に記憶される学習データの一例を示すデータ模式図である。
辞書データなどの学習データと、これらを用いたクロスワードなどは、テキストデータ、ハイパーリンク情報などのデータ形式で実現することができ、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置以外にも、インターネットにアクセス可能な携帯電話などにおいて語学学習をすることができる。
辞書データは、難易度によってたとえば単語数1200、3000、5000、8000、10000語などのレベルに分けることができ、クロスワード以外にも、各学習レベルの学習データをアルファベット順またはランダムに携帯電話などの画面に表示して単語を学習するなどの利用を組み合わせることもできる。学習した後にクロスワードパズルが出題され、その学習効果を確認できるような形態である。
【0030】
図5に一例を示すように、これらの学習データは、本発明のシステムを利用するユーザーの学習レベルに適合するように、複数の学習レベルが設定されている。学習レベルは、たとえば単語がその難易度等によって1200語、3000語、5000語、8000語、1000語の学習レベルとして分類されている。
また、総単語数または総熟語数によりあらかじめ設定される複数の学習レベルは、対象年齢または対象学年、または対象受験校または対象資格試験ごとに設定された学習レベルとして設定することができる。
【0031】
図5に一例を示したように、総単語数または総熟語数によりあらかじめ設定される複数の学習レベルに分類され記憶された学習データは、辞書データである。
辞書データは、英和辞典、漢和辞典のように他言語への翻訳・変換を行ったデータを編纂した辞書データや、英英辞典のように同一言語において意訳・変換を行ったデータを編纂した辞書データなどを用いることができる。辞書データは、本発明のシステム用に編纂・編集しデータとして記憶させたものであってもよい。また既存の紙媒体での出版をする辞書のデータを取り込んで、語学情報記憶手段に記憶するデータ形式・データ構成にしたものであってもよい。既存の出版物に利用する辞書データを用いることとすれば、データの作成に役立つだけでなく、各学年・学習レベルの辞書データや、ビジネス英語、コンピュータ用語などの技術英語、会話用英語、旅行用英語、時事英語、資格試験用英語、その他の様々な分野のコンテンツを用意することができ、本発明のシステムにおいても分野別の、ユーザーのニーズに合った各種コンテンツとして提供することができる。
【0032】
次に学習データの別の形態の一例について説明する。
学習データにはさらに、あらかじめ設定される複数の学習レベルに分類され記憶された学習データに対応して、学習データに対するハイパーリンク、または学習データに対する検索機能を備えたハイパーリンクが備えられた、ユーザー端末からダウンロード可能な副読本データが含まれる。
図6は、副読本データの一例であって、学習データに対するハイパーリンクが単語に付加された一例を示している。また検索ボタンのように、単語や熟語に対応して学習データに対する検索機能を備えたハイパーリンクを設け、検索ボタンを押すことにより単語や熟語に対応したデータを、辞書データなどから検索し抽出するようにしてもよい。
また、副読本データは、htmlファイルのようにWEB上に表示されるようにあらかじめ用意され記憶されていてもよく、ユーザー端末からの閲覧要求に応じてhtmlファイルなどを精製するようにしてもよい。
さらに、PDFファイルその他のファイル形式によりユーザー端末にダウンロード可能にしてもよい。
【0033】
次に、総単語数または総熟語数によりあらかじめ設定される複数の学習レベルに分類され記憶された学習データとして、辞書データを用いる形態を前述したが、さらに学習データとして副読本データを利用することもできる。
副読本に登場する単語や熟語などから、単語や熟語を抽出して、これらを構成要素とする学習コンテンツが生成される。この場合においても、副読本データに登場する単語・熟語のデータと、あらかじめ記憶されている前述した辞書データとが、関連付けられて記憶されていることが望ましい。
また副読本データも、あらかじめ設定された学習レベルごとに学習コンテンツとして設定され記憶され、あらかじめ設定された総単語数または総熟語数により、複数の学習レベルに分類され記憶されている。
図7は、副読本データごとに設定された学習レベルと、これに対応する単語数や、学年レベル、資格レベルなどを関連付けて記憶したデータの一例を示している。
【0034】
再度図6を参照すると、副読本データは、これを閲覧したりダウンロードして表示させたりすることにより、語学学習をすることができるが、クロスワードに代表される学習コンテンツを生成し出題するための構成要素として利用されることが望ましい。このようにすれば、たとえば「不思議の国のアリス」に登場する単語から学習コンテンツが生成され出題されるという学習レベルを、ユーザーが選択して利用することができる。
したがって、学習コンテンツの構成要素となる単語や熟語は、前述の辞書データに記憶されている単語や熟語と関連付けられて記憶されている。辞書データには、学習レベルとして、学習レベル1・副読本A(たとえば「不思議の国のアリス」)に登場する単語、学習レベル2・副読本B(たとえば「星の王子様」)に登場する単語といった関連付けが、図5に一例を示すデータにおいて単語ごとに記憶されていればよい。
【0035】
副読本データは、ストーリー性のある著作物などのコンテンツを利用することが通常であり、無料副読本や、有料副読本などの様々な形態を採用することができる。有料副読本の場合には、たとえば、著作権料を支払う有料ライブラリーを用意するなどして、ユーザーはこれを購入することにより、ユーザー端末にダウンロードして利用することのほか、個人別本棚としてサーバーシステムに記憶保管することもできる。
【0036】
次に、学習データの別の形態の一例について説明する。
学習データとしてはさらに、あらかじめ設定される複数の学習レベルに分類され記憶された単語や熟語などの学習データに対応して、学習に用いることができ、さらに後述するヒントデータとして利用可能なデータを記憶しておくことができる。
図8は、ヒントデータの一例を示すデータ模式図であり、辞書データの単語や熟語に対応して、同意語、反意語、派生語、例文、あるいは英英辞典のような別の言い回し、その他の様々なヒントデータを記憶することができる。同意語、反意語、派生語などは、同じ辞書データに含まれている他の単語等を識別するための同意語ID、反意語ID、派生語IDなどを記憶して互いに関連付けておくことができる。
【0037】
次に、サーバーシステムは、語学情報記憶手段に記憶されているデータに基づき、ユーザー端末に送信して表示するための学習コンテンツを生成するコンテンツ生成プログラムを備えている。
コンテンツ生成プログラムは、ユーザー情報記憶手段に記憶されるユーザーごとの学習レベルを参照し、学習レベルに対応する学習データから、所定のルールに基づき学習データを抽出して学習コンテンツを生成する。
図9は、生成されユーザー端末に表示される学習コンテンツの一例を示す。
【0038】
生成される学習コンテンツには、抽出された学習データの一部が表示されるように含まれるとともに、抽出された学習データの一部は表示されず、ユーザーからのデータ入力・送信を求める入力フォームとして含まれる。
学習コンテンツの代表的な一例は、図9に示すような、縦書きまたは横書きで表示される複数の単語または熟語の一部が表示され、一部が入力フォームである、クロスワードパズル形式のコンテンツである。
【0039】
コンテンツ生成プログラムは、ユーザーが指定することによりユーザー情報記憶手段に記憶されるユーザーごとの学習レベルを参照し、学習レベルに対応する辞書データなどの学習データから、所定のルールに基づき学習データを抽出して学習コンテンツを生成する。所定のルールは、たとえば単語の文字数の制約や、抽出する単語数、単語の抽出ルール、その他の様々な抽出条件や生成条件などである。
生成された学習コンテンツはユーザー端末に送信されて表示される。
ユーザーは、図10に示すように、ユーザー端末において表示されている学習コンテンツの入力フォームに文字を入力する方法、その他の解答方法により解答をサーバーシステムに送信する。
【0040】
さらにまた、生成される学習コンテンツには、抽出され一部が表示されない学習データに対応して、非表示学習データのヒントデータに対するハイパーリンク、またはヒントデータに対する検索機能を備えたハイパーリンクを含むことができる。
図11は、ヒントデータへのハイパーリンクを備えた学習コンテンツの一例を示している。
ヒントデータは、学習レベルに分類され記憶された、翻訳、例文、同意語、反意語、派生語、その他の辞書データなどである。また、出題の元となる副読本データがある場合には、意訳文や、ストーリーに関連するヒントなどをヒントデータとして用いてもよい。この場合には、ヒントデータは副読本データに含まれるかまたは関連付けられて記憶されており、ヒントデータへのハイパーリンクをクリックすることによりヒントデータが抽出されユーザー端末に送信されて表示されるようにすることができる。
【0041】
次に、サーバーシステムは、ユーザー端末から送信されたデータを受信して、受信したデータと、語学情報記憶手段に記憶されているデータとを照合する学習結果判定手段を備えている。
生成されるクロスワードなどの学習コンテンツには、単語や熟語ごとに、これに対応する辞書データの単語ID、熟語IDなどが含まれており、解答された単語ごとに、単語ID、熟語IDに対応する辞書データを、学習結果判定手段が照合して正否を判定する。
学習結果判定手段は、さらに正答率、得点、その他の各種データを算出するようにすることもできる。
また、正答率や得点などのデータや、解答履歴などをユーザー情報記憶手段に記憶することもできる。
【0042】
次に、本発明のさらに望ましい実施形態の一例について説明する。
好ましくは、ユーザー情報記憶手段には、ユーザー情報に関連付けられて、ユーザーの学習レベルと、さらにコンテンツ生成条件とが記憶される。
コンテンツ生成プログラムは、ユーザー情報記憶手段に記憶されるユーザーごとの学習レベルを参照し、学習レベルに対応する学習データから、コンテンツ生成条件に従い学習データを抽出して学習コンテンツを生成する。
コンテンツ生成条件をユーザーごとに設定し記憶することにより、これを参照して単語や熟語の抽出条件をはじめとするコンテンツ生成条件をユーザーごとに変化させることが可能になる。
【0043】
コンテンツ生成条件はたとえば、ユーザーがあらかじめ除外する学習データを設定した除外条件である。
ある一定の除外条件を満たした単語や熟語などを、出題の対象となる辞書データなどの学習データから抽出されないように除外し、これらを除外した学習データを抽出して学習コンテンツを生成するものである。
ユーザーが除外した単語や熟語などは、ユーザー情報記憶手段に単語IDや熟語IDを記憶することにより、コンテンツ生成プログラムが学習データを抽出する際にこれらを除外して抽出すればよい。
【0044】
一例としては、前記の学習結果判定手段が受信したデータと、語学情報記憶手段に記憶されているデータとを照合することにより、学習達成条件に合致した学習データを除外した学習データから、学習データを抽出して学習コンテンツを生成する除外条件である。除外された単語や熟語などは、ユーザー情報記憶手段に単語IDや熟語IDを記憶することにより、コンテンツ生成プログラムが学習データを抽出する際にこれらを除外して抽出すればよい。
学習達成条件として、正答率などを設定しておき、学習結果判定手段の判定により、過去に出題がされて所定の正答率に達しているなどの学習達成条件を満たした学習データを除外する。
【0045】
さらに、前記の副読本データにおいても、ある一定の除外条件を満たした単語や熟語などを、出題の対象となる辞書データなどの学習データから抽出されないように除外する機能を設けることができる。
たとえば、副読本をサーバーシステムからダウンロードして携帯電話などのユーザー端末画面に表示させ、不明な単語をクリックするとサーバーの辞書に問い合わせてその単語の意味などを参照できたり、ページごとの単語の意味を全部表示させたり、あるいは副読本に出現する単語を副読本ごとに対応してアルファベット順または出現順に表示して学習するようなシステムにおいて、学習の結果覚えた単語に関するデータを表示させない「捨て単」指定をすることにより、画面に表示されないようにするような形態である。
一方、捨てた単語などを「拾う」ことにより、再度表示されるようにすることもできる。
こうした形態により、副読本を読み進める事が出来るようになるまで学習を繰り返すことができ、学習度を確かめるために副読本のレベルに対応したクロスワードパズルを利用することができる。
副読本データに対応して、サーバーシステムにおいて音声読み上げ機能、あるいはあらかじめ記憶されている音声データ再生機能により、副読本データの朗読を聞けるようにしてもよい。
【0046】
以下、本発明の基本的な処理の流れについて説明する。
図12から図16は、本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、ここに示す処理の流れは一例であって、これらに限定されるものではなく、様々な応用や変形が可能である。
【0047】
初めに、図12を参照して、ユーザー登録処理について説明する。
ユーザー端末からインターネットに接続し(S100)、WEBサイトのURLを入力するなどしてサーバーシステム(WEBサーバー)にアクセスする(S101)。メニュー選択画面等のコンテンツをユーザー端末に送信し表示させる(S102)。
ユーザー端末においては、ユーザー登録メニューを選択し(S103)、これに応答してユーザー情報入力画面を含むコンテンツがユーザー端末に送信されて表示される(S104)。
ユーザー端末においてユーザー情報を入力し(S105)、またユーザーの学習レベル(単語数レベル、学年レベル、資格レベル等)を入力し(S106)、送信する(S107)。送信されたデータはサーバーシステムにおいて受信され、ユーザー情報記憶手段に記憶される(S108)。
サーバーシステムにおいてユーザーID、パスワード等を発行し(S109)、ユーザー情報記憶手段に記憶するとともに、ユーザー端末に送信して通知する。
【0048】
次に、図13および図14を参照して、クロスワードなどの学習コンテンツの出題と解答処理について説明する。
ユーザー端末からインターネットに接続し(S200)、サーバーシステム(WEBサーバー)にアクセスする(S201)。ユーザーIDとパスワードなどを用いてユーザー認証処理を行い(S202)、メニュー選択画面等を含むコンテンツをユーザー端末に送信し表示させる(S203)。
ユーザー端末において、学習コンテンツ(クロスワード等)出題メニューを選択する(S204)。
ここで、コンテンツ生成プログラムが、ユーザーの学習レベル(単語数レベル、学年レベル、資格レベル等)を参照するが(S205)、学習レベルはあらかじめユーザー登録の際などにユーザー情報記憶手段に記憶されており、これを参照することでもよい。あるいは学習コンテンツ(クロスワード等)の出題を受ける際にユーザーが指定できるようにしてもよい。
【0049】
また、学習コンテンツをサーバーシステムにおいて生成するための、様々なコンテンツ生成条件が設定されている場合には(S206)、たとえば学習データの抽出条件(除外条件)等のコンテンツ生成条件を、コンテンツ生成プログラムが取得する(S207)。
次いでコンテンツ生成プログラムは、語学情報記憶手段を参照し(S208)学習コンテンツ(辞書データ)をランダムに選択する、あるいはその他の様々なルールに従い選択するなどの所定ルールに基づき抽出する(S209)。所定のルールはプログラム中に記述されていてもよく、プログラムとは別にルールが設定され記憶されており、プログラムが参照するようにしてもよい。
抽出する単語の文字数、ヒントデータへのハイパーリンク挿入の有無、副読本データの表示、その他のコンテンツ生成条件に従い、学習コンテンツ(クロスワード等)を生成し(S210)。ユーザー端末に送信して表示させる(S211)。
難易度によって単語数1200、3000、5000、8000、10000語などの学習レベルに分けられた辞書データの中から、ユーザーが選択した学習レベルの単語を組み合わせ、縦・横の文字数内に配置させるとともに、単語内に文字が表示されない空白の入力フォームを挿入し、クロスワードパズルを自動生成する。空白の入力フォームは、たとえば単語の文字数3文字につき空白1つ、などのようにコンテンツ生成条件として設定し記憶しておくことができる。ユーザーの学習レベルに応じ、これらの条件を変化させてもよい。
【0050】
表示される学習コンテンツには、抽出された学習データの一部が表示されるように含まれるとともに、抽出された学習データの一部は表示されず、ユーザーからのデータ入力・送信を求める入力フォームとして含まれる。
次に、ユーザー端末においては、解答を入力フォームなどにより入力する(S212)。入力処理を行う際に、適宜、ヒントデータの検索・抽出・表示処理を行ってもよい。
入力が済むと、サーバーシステムに送信し(S213)、ユーザー情報記憶手段に解答データを記憶する(S214)。
次いで、学習結果判定手段が、解答と学習データ(辞書データ)とを参照し、解答データを採点する(S215)。また、解答履歴の記憶処理や、採点結果の集計処理・記憶処理などを行うこともできる。
【0051】
採点結果を含むデータをユーザー端末に送信し、表示させることにより(S216)、ユーザーは解答の正誤を確認することができる。表示されるデータはたとえば、正誤の採点と正解の表示などを含むデータである。
また、採点結果を含むデータは様々なデータ形式、データ内容を採用することができるが、たとえば採点結果に含まれる単語や熟語等に、学習データ(辞書データや副読本データ)へのハイパーリンクを挿入することにより、学習結果の確認や復習などをすることができるので、望ましい。
また、正答した場合や、正答率が一定水準に達した場合などに、該当する単語・熟語等に対して、再度出題されないように、除外条件の設定・記憶処理をすることもできる。また、再度出題はされるが、出題頻度を低くしたり、あるいは同じ単語を用いた出題であっても解答難易度が高い出題をするように、コンテンツ生成条件をユーザーごと、単語・熟語ごとに変化させるようにすることもできる。
【0052】
次に、図15を参照して、ヒントデータの検索・抽出・表示処理について説明する。
解答データの入力処理を行う際に、ヒントデータが必要である場合には(S300)、ヒントデータが必要な単語等をユーザー端末において指定して(S301)、ヒントボタン等をクリックするなどして(S302)、ヒントデータの要求をサーバーシステムに送信する(S303)。
サーバーシステムにおいては、受信したデータから指定された単語の単語ID等を抽出し(S304)、辞書データ(または副読本データ等)を参照してヒントデータを抽出する(S305)。抽出されたデータをユーザー端末に送信し、ヒントデータを表示させる(S306)。ヒントデータは、たとえば和訳、英英、例文、同意語、反意語、派生語などであり、これらの内からユーザーの選択によって表示されるようにしてもよく、あるいはヒントを表示させる回数によって、たとえば1回目は同意語、2回目は反意語、3回目は和訳、といったようにしてもよい。また学習レベルによって、学習レベルの低いユーザーには和訳、学習レベルの高いユーザーには英英を表示させる、といったようにしてもよい。
また、分からない単語はヒントを求めることにより一文字ずつまたはその単語を表示するようにすることもできる。
【0053】
次に、図16を参照して、除外条件の設定・記憶処理について説明する。
解答データの採点処理を行い、学習結果判定手段が、学習達成条件を参照する(S400)。学習達成条件はたとえば、1回正答、3回連続正答、正答率90%以上、などである。
学習達成条件を満たした場合には(S401)、該当する単語等の単語ID等を、ユーザー情報記憶手段に除外条件として記憶する(S402)。これにより自動的に出題される対象となる学習データから除外して抽出されるようにすることができる。
あるいは、除外する学習データをユーザーが選択できるようにしてもよい。
採点結果を含むデータをユーザー端末に送信し表示させ(S402)、単語等を除外する場合には(S403)、ユーザー端末において該当する単語等を指定するとともに、たとえば「捨て単」ボタンを押すなどして除外条件に指定し、サーバーシステムに送信する(S404)。サーバーシステムにおいては、除外命令を受信して、該当する単語等の単語ID等を、ユーザー情報記憶手段に除外条件として記憶する(S402)。これによりユーザー自身が学習を達成したと判断した単語等を、出題される対象となる学習データから除外して抽出されるようにすることができる。
【0054】
マスターしたと思った単語を「捨て単」と指定する。捨て単した単語はパズルに現れない。これにより効率よく学習できる。捨てた単語を「拾う」こともできる。
単語のセレクトをレベル分け以外に副読本対応にもできる。つまり「ガリバー旅行記」や「ロビンソンクルーソー」等と指定するとその本の中の単語によりパズルが構成される。例文はその本から引用する。これにより副読本の学習効果が増大する。
解けないパズルはそのままデータベースに保管して後でまたプレイできる。
【0055】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、クロスワードなどの学習コンテンツを提供するシステムにおいて、ユーザーの学習レベルに応じたコンテンツを生成し、出題がされるシステムを提供することができる。たとえば、1500語、3000語、5000語などの様々なレベルの辞書などの学習レベルを設定し、ユーザーの学習レベルに応じた問題の生成がされるとともに、それに対する解答を行い、その結果により学習効果を確認でき、覚えた単語を出題されないようにしたり、ユーザーの学習段階に応じた個別の出題が可能なシステムを提供することができる。
さらに本発明によれば、単語のテキストとハイパーリンク情報などの簡易なデータ形式でも実現でき、たとえばインターネットにアクセス可能な携帯電話などの携帯情報端末等で利用可能なシステムを提供することが可能になる。
また、気軽に利用でき、学習を継続的に行うためには、遊び感覚を持たせたシステムを提供し、また各種の関連データや、副読本データなどを有機的に結びつけることにより、学習効果の高いシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】サーバー装置などの記憶手段に記憶されるデータの構成の代表的な一例を示す図である。
【図3】ユーザー情報記憶手段に記憶されるデータの構成の代表的な一例を示すデータ模式図である。
【図4】あらかじめ設定された総単語数または総熟語数により、複数の学習レベルに分類された学習データの一例を示すデータ模式図である。
【図5】複数の学習レベルに分類された、語学情報記憶手段に記憶される学習データの一例を示すデータ模式図である。
【図6】副読本データの一例であって、学習データに対するハイパーリンクが単語に付加された一例を示す図である。
【図7】副読本データごとに設定された学習レベルと、これに対応する単語数や、学年レベル、資格レベルなどを関連付けて記憶したデータの一例を示す図である。
【図8】ヒントデータの一例を示すデータ模式図である。
【図9】生成されユーザー端末に表示される学習コンテンツの一例を示す図である。
【図10】ユーザー端末において入力フォームに文字を入力する学習コンテンツの一例を示す図である。
【図11】ヒントデータへのハイパーリンクを備えた学習コンテンツの一例を示す図である。
【図12】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。

Claims (12)

  1. 入力手段、制御手段、表示手段、出力手段、記憶手段等を備えるコンピュータ等のユーザー端末からアクセスが行われ、操作により情報処理が行われるサーバーにおいて実現されるシステムであって、
    アクセスするユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶手段と、
    ユーザーが学習する語学情報に関するデータを記憶する語学情報記憶手段と、
    語学情報記憶手段に記憶されているデータに基づき、ユーザー端末に送信して表示するための学習コンテンツを生成するコンテンツ生成プログラムと、
    ユーザー端末から送信されたデータを受信して、受信したデータと、語学情報記憶手段に記憶されているデータとを照合する学習結果判定手段と、を少なくとも含み構成され、
    前記の語学情報記憶手段には、英語などの外国語、漢字その他の日本語のいずれかの語学に関する学習データであって、あらかじめ設定された学習レベルごとに学習コンテンツとして生成される構成要素である学習データが少なくとも記憶され、
    前記のコンテンツ生成プログラムは、ユーザー情報記憶手段に記憶されるユーザーごとの学習レベルを参照し、学習レベルに対応する学習データから、所定のルールに基づき学習データを抽出して学習コンテンツを生成し、
    生成される学習コンテンツには、抽出された学習データの一部が表示されるように含まれるとともに、抽出された学習データの一部は表示されず、ユーザーからのデータ入力・送信を求める入力フォームとして含まれることを特徴とする、学習コンテンツを用いた語学学習システム。
  2. 請求項1に記載の発明において、
    前記の学習コンテンツは、縦書きまたは横書きで表示される複数の単語または熟語の一部が表示され、一部が入力フォームである、クロスワードパズル形式のコンテンツであることを特徴とする、学習コンテンツを用いた語学学習システム。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の発明において、
    前記の語学情報記憶手段に記憶される学習データは、英語などの外国語、漢字その他の日本語のいずれかの言語による単語または熟語を示すデータであって、あらかじめ設定された総単語数または総熟語数により、複数の学習レベルに分類され記憶されていることを特徴とする、学習コンテンツを用いた語学学習システム。
  4. 請求項3に記載の発明において、
    総単語数または総熟語数によりあらかじめ設定される複数の学習レベルは、対象年齢または対象学年、または対象受験校または対象資格試験ごとに設定された学習レベルであることを特徴とする、学習コンテンツを用いた語学学習システム。
  5. 請求項3または4のいずれかに記載の発明において、
    総単語数または総熟語数によりあらかじめ設定される複数の学習レベルに分類され記憶された学習データは、辞書データであることを特徴とする、学習コンテンツを用いた語学学習システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、
    前記の学習データにはさらに、あらかじめ設定される複数の学習レベルに分類され記憶された学習データに対応して、学習データに対するハイパーリンク、または学習データに対する検索機能を備えたハイパーリンクが備えられた、ユーザー端末からダウンロード可能な副読本データが含まれることを特徴とする、学習コンテンツを用いた語学学習システム。
  7. 請求項6に記載の発明において、
    総単語数または総熟語数によりあらかじめ設定される複数の学習レベルに分類され記憶された学習データは、前記の副読本データであることを特徴とする、学習コンテンツを用いた語学学習システム。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、
    前記のコンテンツ生成プログラムは、ユーザー情報記憶手段に記憶されるユーザーごとの学習レベルを参照し、学習レベルに対応する学習データから、所定のルールに基づき学習データを抽出して学習コンテンツを生成し、
    生成される学習コンテンツには、抽出され一部が表示されない学習データに対応して、非表示学習データのヒントデータに対するハイパーリンク、またはヒントデータに対する検索機能を備えたハイパーリンクが含まれることを特徴とする、学習コンテンツを用いた語学学習システム。
  9. 請求項8に記載の発明において、
    前記のヒントデータは、学習レベルに分類され記憶された、翻訳、例文、同意語、反意語、派生語、その他の辞書データであることを特徴とする、学習コンテンツを用いた語学学習システム。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の発明において、
    前記のユーザー情報記憶手段には、ユーザー情報に関連付けられて、ユーザーの学習レベルと、さらにコンテンツ生成条件とが記憶され、
    前記のコンテンツ生成プログラムは、ユーザー情報記憶手段に記憶されるユーザーごとの学習レベルを参照し、学習レベルに対応する学習データから、コンテンツ生成条件に従い学習データを抽出して学習コンテンツを生成することを特徴とする、学習コンテンツを用いた語学学習システム。
  11. 請求項10に記載の発明において、
    前記のコンテンツ生成条件は、ユーザーがあらかじめ除外する学習データを設定した除外条件であることを特徴とする、学習コンテンツを用いた語学学習システム。
  12. 請求項10に記載の発明において、
    前記のコンテンツ生成条件は、前記の学習結果判定手段が受信したデータと、語学情報記憶手段に記憶されているデータとを照合することにより、学習達成条件に合致した学習データを除外した除外条件であることを特徴とする、学習コンテンツを用いた語学学習システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100603991B1 (ko) 2005-10-27 2006-08-08 (주) 세계교육 온라인 프랜차이즈를 통한 전화언어학습 및 운영시스템과 그 회원관리시스템
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