JP2004151019A - 酸化亜鉛ガス検知膜の製造方法、その酸化亜鉛ガス検知膜を備えるガスセンサ、およびそのガスセンサを用いるガス漏れ警報器並びにガス漏れ警報システム - Google Patents

酸化亜鉛ガス検知膜の製造方法、その酸化亜鉛ガス検知膜を備えるガスセンサ、およびそのガスセンサを用いるガス漏れ警報器並びにガス漏れ警報システム Download PDF

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Yuko Tejima
祐子 手嶋
Tsutomu Shibata
力 柴田
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Abstract

【課題】ガス感度を向上させる酸化亜鉛ガス検知膜を効率よく作製する。
【解決手段】酢酸亜鉛二水和物(亜鉛可溶性塩類)に2−メトキシエタノール(アルコール類)とアルカノールアミン類であるモノエタノールアミンを加えて前駆体溶液を形成し、その前駆体溶液をゾルゲル法により蒸留水で加水分解させて、酸化亜鉛ガス検知膜を作製する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、種々のガス検出や定量に用いることができるガスセンサの酸化亜鉛ガス検知膜の製造方法、その酸化亜鉛ガス検知膜を備えるガスセンサ、そのガスセンサを用いるガス漏れ警報器およびガス漏れ警報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のガスセンサの中には、表面の酸素の吸脱着により抵抗値が変化する金属酸化物半導体であるガス検知膜に電流を流し、ガスが存在しないときのガス検知膜の抵抗値と、ガスが存在するときのガス検知膜の抵抗値との比(以下、「ガス感度」という。)からガスの有無を検知するものがある。なかでも、近年、金属酸化物半導体として、酸化亜鉛をガス検知膜に用いるガスセンサの実用化が進み、このガスセンサのガス感度を向上させるためのガス検知膜として、以下のような製造方法が提案されている。
【0003】
【非特許文献1】
宮山・柳田,「酸化亜鉛ガスセンサー」,『セラミックス』第18巻第11号(1983年11月),窯業協会
【0004】
これによると、ガスセンサのガス感度を向上させるために、酸化亜鉛に金、白金、パラジウムなどの貴金属の添加物を添加した酸化亜鉛ガス検知膜(「以下、ガス検知膜」という。)の製造方法が提案されている。
【0005】
しかし、上記貴金属の添加物を添加した従来のガス検知膜の製造方法では、金属塩を用いた含浸法が一般的であったが、上記貴金属の添加物は、微細な粒子径であるため凝集しやすく、酸化亜鉛中に均一に分散させることが困難で、ガス検知膜のガス感度を十分に向上させることができないという問題がある。
【0006】
そこで、次のようなガス検知膜の製造方法が提案されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−258378号公報
【0008】
ここでは、ガス検知膜の製造方法として、蒸留水を加えることなく加水分解するゾルゲル法が開示されている。このゾルゲル法によると、均一なガス検知膜の前駆体材料が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなゾルゲル法により得られる前駆体材料を用いて、スピンコーティング法やスプレー法により基板に塗布してガス検知膜を製造する場合、一回の前駆体材料の塗布で得られる酸化亜鉛膜の膜厚が薄く、ガス検知膜として必要な膜厚を得るためには、塗布を繰り返に行わなければならず、多くの手間と時間を要し、ガス検知膜の製造効率が悪いという問題がある。
【0010】
また、酸化亜鉛膜を何層にも重ねて作製してガス検知膜を製造するため、ガス検知膜の膜質が密になり、表面が平坦となってしまう。したがって、ガス検知膜の表面の凹凸が少なくなるためガスを吸着し得る表面積が小さくなり、ガス感度を悪くしてしまうという問題がある。
【0011】
そこで、この発明の目的は、ガス感度を向上させる酸化亜鉛ガス検知膜を効率よく作製すること、その酸化亜鉛ガス検知膜を用いたガスセンサ、およびそのガスセンサを用いるガス漏れ警報器並びにガス漏れ警報システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そのため、請求項1に記載の発明によれば、亜鉛可溶性塩類または亜鉛アルコキシドにアルコール類を加えて前駆体溶液を形成し、その前駆体溶液をゾルゲル法により蒸留水で加水分解させて作製することを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の酸化亜鉛ガス検知膜の製造方法において、前記前駆体溶液を形成するとき、前記亜鉛可溶性塩類または前記亜鉛アルコキシドに、白金、アルミニウム、パラジウムのうち少なくとも1つを添加することを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、ガスセンサにおいて、請求項1または2に記載の酸化亜鉛ガス検知膜を備えることを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載のガスセンサにおいて、基板と、その基板の表裏いずれかに設けるヒータと、前記基板の表裏いずれかに設け、前記酸化亜鉛ガス検知膜に電流を流すための電極と、その電極を被う前記酸化亜鉛ガス検知膜とを備えることを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載の発明によれば、請求項3に記載のガスセンサにおいて、基板と、その基板の表裏いずれかに設けるヒータと、前記基板の表裏いずれかに設け、前記酸化亜鉛ガス検知膜に電流を流すための電極と、その電極を被う前記酸化亜鉛ガス検知膜とを備え、前記ヒータと前記酸化亜鉛ガス検知膜で被われた前記電極とを、前記基板上に浮かせてなることを特徴とする。
【0017】
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載のガスセンサにおいて、前記ヒータと前記酸化亜鉛ガス検知膜で被われた前記電極とを橋状に前記基板上に浮かせて設けることを特徴とする。
【0018】
請求項7に記載の発明によれば、請求項5に記載のガスセンサにおいて、前記ヒータと前記酸化亜鉛ガス検知膜で被われた前記電極とを片持ち梁状に前記基板上に浮かせて設けることを特徴とする。
【0019】
請求項8に記載の発明によれば、請求項4ないし7のいずれか1に記載のガスセンサにおいて、前記酸化亜鉛ガス検知膜を350℃以上に加熱し得る前記ヒータを用いることを特徴とする。
【0020】
請求項9に記載の発明は、請求項3ないし8のいずれか1に記載のガスセンサを用いるガス漏れ警報器である。ここで、ガス漏れ警報器とは、ガス漏れ時に、単体で、たとえば警報を発したり、ガスメータ等に信号を送ってガスの供給を停止させたりするものをいう。
【0021】
請求項10に記載の発明は、請求項3ないし8のいずれか1に記載のガスセンサを用いるガス漏れ警報システムである。ここで、ガス漏れ警報システムとは、ガス漏れ時に、ガス漏れ警報器で警報を発したり、たとえばガスメータ等と連動して、ガスメータ等へのガスの供給を停止させたりするものをいう。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について説明する。
【0023】
図1は、この発明の一例であるガスセンサ1の縦断面図である。
図2はこのガスセンサ1の斜視図で、(a)は表側から、(b)は裏側から見た説明図である。
【0024】
このガスセンサ1は、表裏面を絶縁膜2aで被われた基板2と、その基板2のの表面に2つの電極4を設け、その電極4を上から酸化亜鉛ガス検知膜3で被う一方、基板2の裏面には、裏面全体をまんべんなく加熱するような形状にヒータ5を設ける。
【0025】
基板2は、たとえばシリコンを用いる。この例では、表面に絶縁膜2aとしてTaをスパッタリング法により形成した基板を使用する。
【0026】
酸化亜鉛ガス検知膜3は、亜鉛可溶性塩類または亜鉛アルコキシドにアルコール類とアルカノールアミン類を加え、さらに、白金、パラジウム、アルミニウムを添加して、基板2上に後述するゾルゲル法により形成する。
【0027】
電極4は、酸化亜鉛ガス検知膜3に電流を流すためのものであり、白金等をスパッタリング法により基板2に堆積させてエッチングによりパターニングして形成する。この電極4には、電極用リード線11・12を取り付け、酸化亜鉛ガス検知膜3の抵抗値を測定する。
【0028】
ヒータ5としては、白金等をスパッタリング法により基板2に堆積させてエッチングによりパターニングして形成し、このヒータ5には、電流を流すためのヒータ用リード線13・14を取り付ける。
【0029】
次に、この発明の酸化亜鉛ガス検知膜を製造する方法について説明する。まず、Zn=0.5mol/lとなるように、たとえば、酢酸亜鉛二水和物(亜鉛可溶性塩類)Zn(CHCOO)・2HOを11g、2−メトキシエタノール(アルコール類)を100ml、安定剤としてアルカノールアミン類であるモノエタノールアミンを6ml加え、さらに、亜鉛100に対してモル比で0.25になるように、ビスアセチルアセトナト白金[Pt(C]を0.0492g、ビス(アセチルアセトナト)パラジウム(II)を0.0381g、塩化アルミニウム六水和物AlCl・6HOを0.03g、をフラスコに入れ、70℃で1時間加熱して、前駆体溶液を形成する。
【0030】
その前駆体溶液に、体積比で0.5〜2倍等量の蒸留水を加え、1〜2分程度攪拌する。その後、攪拌を停止して、80℃の一定温度で1〜2時間加熱する。
この過程で、図3に示すような、加水分解反応である第1反応と重縮合反応である第2反応が生じ、溶媒を含んだシャーベット状の前駆体材料を得る。
【0031】
このように、前駆体溶液に対する体積比で、0.5〜2倍等量の蒸留水で加水分解反応を行うことにより、第1反応が急速に進み、中間生成物が一気に大量に発生するため、第2反応が3次元的な結合を有する構造に発展し、間隙に溶媒としての2−メトキシエタノールを含んだシャーベット状の前駆体材料となる。
【0032】
なお、加える蒸留水の量が前駆体溶液に対する体積比で0.5倍未満の場合、第1反応がゆっくりと進み、中間生成物の生成に伴って第2反応が進むため、2次元的な構造の生成物が得られる。これでは、シャーベット状とはならず、後述するスクリーン印刷法で基板2に塗布することができない。
【0033】
また、加える蒸留水の量が前駆体溶液に対する体積比で2倍等量を超える場合、第1反応の際に、余剰の水が発生したり、第2反応の逆反応が起こってしまうため、シャーベット状にならない。
【0034】
さらに、第1反応後、攪拌時間が長すぎるとシャーベット状の前駆体材料の構造が破壊されて沈殿してしまい、スクリーン印刷法で基板2に塗布することができない。
【0035】
また、第1反応後の加熱時間が2時間以上となると、第2反応の逆反応が進むため、シャーベット状の前駆体材料の構造が破壊されて沈殿してしまい、やはり、スクリーン印刷法で基板2に塗布することができない。
【0036】
なお、基板2の上面には2本の電極4を、また、基板2の下面にはヒータ5を、予め形成しておき、その電極4の上から、前駆体材料をスクリーン印刷法により塗布する。ここで、前駆体材料がシャーベット状となっているため、スクリーン印刷法を用いることができ、このスクリーン印刷法を用いると一回の塗布により所定の塗布厚を塗布することができる。
【0037】
その後、室温下乾燥空気中で48時間放置後、室温から80℃まで80時間かけて昇温し、80℃で100時間加熱する。さらに、80℃から150℃まで96時間かけて昇温し、150℃で24時間加熱する。最後に、500℃まで1時間かけて昇温し、そのまま1時間加熱すると、所望の酸化亜鉛ガス検知膜3が基板2上に形成される。
【0038】
そして、電極4に電極用リード線11・12を取り付け、ヒータ5にヒータ用リード線13・14を取り付けると、ガスセンサ1となる。
【0039】
こうして得られるこの発明のガスセンサ1のガス感度を、次のようにして測定した。
【0040】
500mm×500mm×500mmのアルミニウム製箱の中に、上記例で得られたガスセンサ1を入れ、密封する。ガス検知膜3の表面が室温から400℃になるようにヒータ5に電圧をかけて加熱するとともに、電極4に、ガスセンサ1の抵抗を測定するために、約1Vの定電圧をかけ、酸化亜鉛ガス検知膜3に流れる電流を読み、抵抗値に換算する。箱内を窒素80%および酸素20%からなる合成空気にしたときの酸化亜鉛ガス検知膜3の抵抗値と、この合成空気にイソブタンガス濃度0〜2000ppmになるようにイソブタンガスを加えた評価用気体中の酸化亜鉛ガス検知膜3の抵抗値を測定した結果、図4に示す実線のような電気特性を得た。
【0041】
図4から、室温から220℃位迄で、酸化亜鉛ガス検知膜3の抵抗が低下していることが明らかである。これは、高温での半導体の特性であり、キャリアの運動エネルギーの影響で、イオン化不純物の散乱が弱くなるためと考えられる。そして、220℃を越えると、酸化亜鉛ガス検知膜3表面に酸素が活性化吸着し、抵抗が増大すると考えられる。
【0042】
さらに、前記箱内を、窒素80%および酸素20%からなる合成空気にイソブタンガス濃度1000ppmになるようにイソブタンガスを加えた評価用気体について、前記と同様に測定して得られたガスセンサ1の電気特性を図4中、一点鎖線で示す。これによると、表面温度が約350℃を超えると吸着酸素が可燃性ガスに反応して除去され、抵抗が減少する。
【0043】
【表1】
Figure 2004151019
【0044】
表1に、上述のガス検知膜の表面温度と湿度を変化させた場合のガス感度として、窒素80%および酸素20%からなる合成空気中の酸化亜鉛ガス検知膜3の抵抗値に対する、この合成空気にイソブタンガス濃度1000ppmになるようにイソブタンガスを加えた評価用気体中の酸化亜鉛ガス検知膜3の抵抗値の比を示す。
【0045】
表1より、ガス検知膜の膜表面温度が350℃を越えると、湿度の影響を殆ど受けることなく、安定したガス感度が得られることが明らかである。
【0046】
図5には、ゾルゲル法により蒸留水を加えずに加水分解して作製された従来のガス検知膜a、ゾルゲル法により蒸留水を加えて加水分解して作製されたこの発明のガス検知膜b、白金を添加し、ゾルゲル法により蒸留水を加えて加水分解して作製されたこの発明のガス検知膜c、パラジウムを添加し、ゾルゲル法により蒸留水を加えて加水分解して作製されたこの発明のガス検知膜d、アルミニウムを添加し、ゾルゲル法により蒸留水を加えて加水分解して作製されたこの発明のガス検知膜e、の5つのガス検知膜の表面温度が400℃のときのガス感度をしめす。
【0047】
このガス感度は、表1と同様に、窒素80%および酸素20%からなる合成空気中の酸化亜鉛ガス検知膜3の抵抗値に対する、この合成空気にイソブタンガス濃度1000ppmになるようにイソブタンガスを加えた評価用気体中の酸化亜鉛ガス検知膜3の抵抗値の比である。
【0048】
なお、ゾルゲル法により加水分解を行わずに作製された従来のガス検知膜aは、10回にわたってスピンコーティング法で基板2上に塗布して作製した後、500℃で1時間熱処理を行った。
【0049】
また、ガス検知膜b、ガス検知膜c、ガス検知膜d、ガス検知膜eの作製方法については、この発明のゾルゲル法により蒸留水を加えて加水分解して得られた前駆体材料をスクリーン印刷法により基板2に塗布して作製したものである。
【0050】
この図から、ガス検知膜bの方が、ガス検知膜aに比べて、ガス感度が向上したことが判る。これは、前駆体溶液を蒸留水を加えて加水分解することにより、3次元的結合の酸化亜鉛の構造体の隙間に溶媒である2−メトキシエタノールが充填されたシャーベット状の前駆体材料が形成され、その前駆体材料を焼結すると2−メトキシエタノールが気化して、酸化亜鉛の構造体のみが残存し、多孔質のガス検知膜が形成され、その表面積は、多孔質でないガス検知膜に比べて大きいので、ガス吸着量が増して、ガス感度が向上することによる。
【0051】
また、ガス検知膜bに比べて、ガス検知膜c、ガス検知膜d、ガス検知膜eの方が、ガス感度が向上している。これは、添加された白金、パラジウム、アルミニウムに吸着したガス中の吸着種が、まわりの酸化亜鉛にあふれ出るスピルオーバー効果によるものである。
【0052】
図6には、ガス検知膜aの走査型電子顕微鏡画像を、図7には、ガス検知膜bの走査型電子顕微鏡画像を示す。これらの図からも、蒸留水を加えてゾルゲル法により加水分解して作製されたガス検知膜bは、蒸留水を加えずにゾルゲル法のより加水分解して作製されたガス検知膜aに比べて多孔質であることが判る。
【0053】
なお、図8に示すように、基板2の上にヒータ5を設け、その上に絶縁膜2aを介して電極4を備え、その上を酸化亜鉛ガス検知膜3で被うようにしてもよいし、図9に示すように、基板2の上に電極4とヒータ5を並べて設け、ヒータ5を絶縁膜2aで被い、電極4を酸化亜鉛ガス検知膜3で被うようにしてもよい。
【0054】
また、この例では、亜鉛可溶性塩類である酢酸亜鉛二水和物にアルコール類である2−メトキシエタノールとアルカノールアミン類であるモノエタノールアミンを加えて前駆体溶液を形成したが、この発明はこれに限定されるものではなく、亜鉛アルコキシドにアルコール類とアルカノールアミン類を加えて前駆体溶液を形成してもよい。また、亜鉛可溶性塩類にアルコール類を加えて前駆体溶液を形成してもよいし、亜鉛アルコキシドにアルコール類を加えて前駆体溶液を形成してもよい。
【0055】
さらに、この例では、前駆体溶液を形成するときに、酢酸亜鉛二水和物(亜鉛可溶性塩類)に、2−メトキシエタノール(アルコール類)と、アルカノールアミン類であるモノエタノールアミンを加え、さらに、ビスアセチルアセトナト白金、ビス(アセチルアセトナト)パラジウム(II)、塩化アルミニウム六水和物を添加したが、この発明はこれに限定されるものではなく、前駆体溶液を形成する際に、亜鉛可溶性塩類にアルコール類のみを加えて形成してもよいし、亜鉛可溶性塩類にアルコール類を加え、さらに白金を添加して形成してもよい。また、白金に代えて、パラジウムまたはアルミニウムを用いてもよい。さらに、白金に加えてパラジウムを添加してもよいし、白金に加えてアルミニウムを添加してもよい。勿論、亜鉛可溶性塩類にアルコール類を加え、さらに、パラジウムとアルミニウムを添加してもよい。また、上記亜鉛可溶性塩類に代えて、亜鉛アルコキシドを用いてもよい。
【0056】
次に、この発明のガスセンサを低消費電力ガスセンサを目的としたマイクロガスセンサに適用した例について説明する。図10に示すように、この例のマイクロガスセンサは、基板22の表面に堀部分29を備えるとともに絶縁層25で形成された橋状部32を備える。
【0057】
そして、その橋状部32の絶縁層25の表面の中央部に電極26を備え、また、その電極26を取り囲むように橋状部32にまんべんなくヒータ27を備え、電極26とヒータ27上にそれぞれマスク28を備える。そして、電極26被うように、前述の例において作製されたガス検知膜21を備える。したがって、絶縁層25とその上に形成された、電極26、ヒータ27、ガス検知膜21を基板22上に橋状に浮かせてなる。
【0058】
一方、基板22の裏面には、下面絶縁層23を設ける。なお、図11に示すように、絶縁層25とその上に形成された、電極26、ヒータ27、ガス検知膜21を基板22上に片持ち梁状に浮かせてもよい。
【0059】
次に、この例のマイクロガスセンサの製造方法について図12を用いて説明する。まず、アンダーカットエッチングが容易な、たとえば結晶方位(110)の絶縁膜処理を施した基板22を利用し、その基板22の下面絶縁層23をレジスト膜24で保護した後、上面の絶縁膜をフッ酸を用いて除去する(図12の工程(A))。
【0060】
この基板22の表面に、Taをスパッタリング法で、約1.2μmの厚さで製膜して絶縁層25を形成した後、この絶縁層25上に電極26やヒ−タ27を形成するため、たとえば、白金等の金属薄膜をスパッタリング法で製膜し、さらにマスク28としてたとえばTaをスパッタリング法で製膜し(図12の工程(B))、電極やヒ−タの形状にレジスト膜29を用いてフォトリソグラフィでパターニングする(図12の工程(C))。
【0061】
そして、ケミカルドライエッチングによりTaを除去して、電極やヒータ形状のマスク28とし、このマスク28を利用して、逆スパッタリング等のドライエッチング法により、電極26およびヒータ27を形成する(図12の工程(D))。上述のドライエッチング用のマスクは、電極、ヒータ形状を作製し得るものであれば、メタルマスクなどでもよい。
【0062】
さらに、堀形状にフォトリソグラフィでパターニングした後、ケミカルドライエッチング等のエッチングにより、堀のマスクを形成する(図12の工程(E))。次いで、基板22をエッチャントとして、たとえばKOH溶液を用いて、エッチャント温度75〜80℃で210分間基板22をアンダーカットエッチング(異方性エッチング)して、堀部分29を形成する(図12の工程(F))。
【0063】
この際、エッチャントとしては、上記KOH溶液以外に、たとえば、NaOH溶液、ヒドラジン溶液、エチレンジアミンーピロカテコールー水溶液、水酸化テトラメチルアンモニウム溶液等を用いてもよい。
【0064】
上記で得られる構造体に、前述の例と同様にして作製したガス検知膜の前駆体材料をスクリーン印刷法で塗布した後、焼結する(図12の工程(G))。
【0065】
最後に、電極26のパッド部分に電極用リード線30・30を取り付け、ヒータ25のパッド部分にヒータ用リード線31・31を取り付けると、ガス検知部分を橋状に空中に浮かした橋状部32上に設ける構造とする、この発明のマイクロガスセンサが得られる。
【0066】
なお、図11に示すガス検知部分を梁状に基板上に浮かせた構造とするガスセンサも、上記で説明した図10に示すガス検知部分を橋状に空中に浮かした構造とするガスセンサの場合と同様な工程により製造することができるので、説明を省略する。
【0067】
また、上記例では、絶縁層としてTaを用いるが、Si、SiO等を用いてもよい。さらに、上記例では、電極やヒータとして白金を用いるが、Ni−Cr、Cr等の金属薄膜を用いてもよい。また、アンダーカットエッチングのエッチャントとしてKOHを用いたが、その他の溶液、例えば、NaOH溶液、ヒドラジン溶液、エチレンジアミン−ピロカテコール−水溶液、水酸化テトラメチルアンモニウム溶液などでもよい。
【0068】
さらに、図13,14に示すように、ガス検知膜の前駆体材料をスクリーン印刷法で塗布する際、電極26とヒータ27がリークしないように、予め、電極部分以外を絶縁層32で保護してもよい。このようにすると、ヒータ27が直接エッチャントに接触しないため、エッチャントからの保護の効果も得ることができる。なお、図13は、ヒータ27形成後にヒータ27全面を絶縁層32で被った後、電極26を形成したものである。また、図14は、ヒータ27と電極26を同時に形成後、全面を絶縁層32で被い、その後、電極部だけ絶縁層32を取り除いた構造である。
【0069】
【発明の効果】
以上、詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、亜鉛可溶性塩類または亜鉛アルコキシドにアルコール類を加えて前駆体溶液を形成し、その前駆体溶液をゾルゲル法により蒸留水で加水分解させて作製するので、前駆体溶液から作製された前駆体材料の構造が3次元的になり、一回の作製で所望の厚さで表面積の大きな多孔質のガス検知膜を得ることができ、ガス感度を向上させる酸化亜鉛ガス検知膜を効率よく作製することができる。
【0070】
請求項2に記載の発明によれば、前駆体溶液を形成するとき、亜鉛可溶性塩類または亜鉛アルコキシドに、白金、アルミニウム、パラジウムのうち少なくとも1つを添加するので、白金、アルミニウム、パラジウムがガスの吸着を促進し、よりガス感度を向上させる酸化亜鉛ガス検知膜を効率よく作製することができる。
【0071】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の酸化亜鉛ガス検知膜を備えるので、効率よく製造でき、かつ、ガス感度のよいガスセンサを提供することができる。
【0072】
請求項4に記載の発明によれば、基板と、その基板の表裏いずれかに設けるヒータと、基板の表裏いずれかに設け、酸化亜鉛ガス検知膜に電流を流すための電極と、その電極を被う酸化亜鉛ガス検知膜とを備えるので、簡単な構成で、効率よく製造でき、かつ、ガス感度のよいガスセンサを提供することができる。
【0073】
請求項5に記載の発明によれば、基板と、その基板の表裏いずれかに設けるヒータと、基板の表裏いずれかに設け、酸化亜鉛ガス検知膜に電流を流すための電極と、その電極を被う酸化亜鉛ガス検知膜とを備え、ヒータと酸化亜鉛ガス検知膜で被われた電極とを、基板上に浮かせてなるので、簡単な構成で効率よく製造でき、かつ、ガス感度のよいガスセンサを提供することができる。
【0074】
請求項6に記載の発明によれば、ヒータと酸化亜鉛ガス検知膜で被われた電極とを橋状に基板上に浮かせて設けるので、簡単な構成で効率よく製造でき、かつ、ガス感度のよい低消費電力のガスセンサを提供することができる。
【0075】
請求項7に記載の発明によれば、ヒータと酸化亜鉛ガス検知膜で被われた電極とを片持ち梁状に基板上に浮かせて設けるので、簡単な構成で効率よく製造でき、かつ、ガス感度のよい低消費電力のガスセンサを提供することができる。
【0076】
請求項8に記載の発明によれば、酸化亜鉛ガス検知膜を350℃以上に加熱し得るヒータを用いるので、酸化亜鉛ガス検知膜の特性に合ったより感度の高いガスセンサを提供することができる。
【0077】
請求項9に記載の発明によれば、ガス漏れ警報器に請求項3ないし8のいずれか1に記載のガスセンサを用いるので、ガス感度のよいガス漏れ警報器安価に提供することができる。
【0078】
請求項10に記載の発明によれば、ガス漏れ警報システムに請求項3ないし8のいずれか1に記載のガスセンサを用いるので、ガス感度のよいガス漏れ警報システムを安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるガスセンサの縦断面図である。
【図2】そのガスセンサの斜視図で、(a)は表側から、(b)は裏側から見た説明図である。
【図3】その酸化亜鉛ガス検知膜の前駆体材料をゾルゲル法により作製する際の化学反応を示した図である。
【図4】この発明のガスセンサの、窒素80%および酸素20%からなる合成空気とその合成空気にイソブタン濃度1000ppmになるようにイソブタンガスを加えた評価用気体中における電気特性を示す図である。
【図5】従来のゾルゲル法により作製された酸化亜鉛ガス検知膜、およびこの発明のガスセンサの、白金、パラジウム、アルミニウムを添加した酸化亜鉛ガス検知膜および何も添加しない酸化亜鉛ガス検知膜のガス感度を示す図である。
【図6】蒸留水を加えずに加水分解して作製された酸化亜鉛ガス検知膜の表面の結晶構造を示す電子顕微鏡写真である。
【図7】過剰な蒸留水を加えて加水分解して作製された酸化亜鉛ガス検知膜の表面の結晶構造を示す電子顕微鏡写真である。
【図8】この発明の別のガスセンサの縦断面図である。
【図9】この発明のまた別のガスセンサの縦断面図である。
【図10】基板、ヒータ、酸化亜鉛ガス検知膜を橋状に空中に浮かした構造とするこの発明のガスセンサの、(a)は上面概略構成説明図、(b)はそのA、A断面概略構成説明図である。
【図11】基板、ヒータ、酸化亜鉛ガス検知膜を梁状に空中に浮かした構造とするこの発明のガスセンサの、(a)は上面概略構成説明図、(b)はそのB、B断面概略構成説明図である。
【図12】基板、ヒータ、酸化亜鉛ガス検知膜を橋状に空中に浮かした構造とするこの発明のガスセンサの製造工程の一例を示す工程説明図である。
【図13】基板、ヒータ、酸化亜鉛ガス検知膜を橋状に空中に浮かした構造とするこの発明のガスセンサの他例の縦断面図である。
【図14】そのさらに他例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ガスセンサ
22 基板
2a 絶縁膜
3、21 酸化亜鉛ガス検知膜
4、26 電極
5、27 ヒータ
25、32 絶縁層

Claims (10)

  1. 亜鉛可溶性塩類または亜鉛アルコキシドにアルコール類を加えて前駆体溶液を形成し、その前駆体溶液をゾルゲル法により蒸留水で加水分解させて作製することを特徴とする、酸化亜鉛ガス検知膜の製造方法。
  2. 前記前駆体溶液を形成するとき、前記亜鉛可溶性塩類または前記亜鉛アルコキシドに、白金、アルミニウム、パラジウムのうち少なくとも1つを添加することを特徴とする、請求項1に記載の酸化亜鉛ガス検知膜の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の酸化亜鉛ガス検知膜を備えることを特徴とする、ガスセンサ。
  4. 基板と、その基板の表裏いずれかに設けるヒータと、前記基板の表裏いずれかに設け、前記酸化亜鉛ガス検知膜に電流を流すための電極と、その電極を被う前記酸化亜鉛ガス検知膜とを備えることを特徴とする、請求項3に記載のガスセンサ。
  5. 基板と、その基板の表裏いずれかに設けるヒータと、前記基板の表裏いずれかに設け、前記酸化亜鉛ガス検知膜に電流を流すための電極と、その電極を被う前記酸化亜鉛ガス検知膜とを備え、前記ヒータと前記酸化亜鉛ガス検知膜で被われた前記電極とを、前記基板上に浮かせてなることを特徴とする、請求項3に記載のガスセンサ。
  6. 前記ヒータと前記酸化亜鉛ガス検知膜で被われた前記電極とを橋状に前記基板上に浮かせて設けることを特徴とする、請求項5に記載のガスセンサ。
  7. 前記ヒータと前記酸化亜鉛ガス検知膜で被われた前記電極とを片持ち梁状に前記基板上に浮かせて設けることを特徴とする、請求項5に記載のガスセンサ。
  8. 前記酸化亜鉛ガス検知膜を350℃以上に加熱し得る前記ヒータを用いることを特徴とする、請求項4ないし7のいずれか1に記載のガスセンサ。
  9. 請求項3ないし8のいずれか1に記載のガスセンサを用いることを特徴とする、ガス漏れ警報器。
  10. 請求項3ないし8のいずれか1に記載のガスセンサを用いることを特徴とする、ガス漏れ警報システム。
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