JP2004149936A - 伸縮性を有する靴下及びその製造方法 - Google Patents

伸縮性を有する靴下及びその製造方法 Download PDF

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Takanori Sawada
貴徳 澤田
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Abstract

【課題】大量生産により生産性と向上させるとともに、商品管理の容易にし、履き心地に優れた靴下を提供できるようにすることを目的とするものである。
【解決手段】ポリウレタンを芯に合成繊維及び/又は天然繊維でカバーリングした編糸により爪先から履き口まで編成された靴下をポリウレタンが弾性を失わない状態で収縮させて構成した。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は伸縮性を有する靴下及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に靴下は、綿糸やシルク等の天然繊維若しくはこれらを組み合わせた編糸で、例えば指付き靴下を編成する場合、親指の爪先部分から編み出し、人差し指、中指、薬指、小指を順次編成した後、五本胴部分、土踏まず部分、踵部分、足首から履き口部分まで編成されると靴下の編成が終了する。
そして、こうして編成される靴下は商品としてのサイズ(例えば少なくとも大・中・小の三種類)別に編み上げられ、形を整えられて商品となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように形成された靴下では、少なくとも大・中・小の三種類の異なるサイズを生産しなくてはならず、靴下の生産者にあっては多品種少量生産となって生産性が悪くコスト高となってしまうという問題がある。
また、かかる商品を取り扱う商社や販売店では多品種になる分、商品管理に手間がかかり煩わしいという問題もある。
【0004】
更に、需要者は各自の大きさに合わせて購入するが、発育盛りのものでは足の大きさがすぐ変わるために、不経済になってしまうという問題があった。
そこで予め大きめのものを購入することが考えられるが、こうしたものでは新しい大きな内は足にフィットせず履き心地が悪いという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、大量生産により生産性と向上させるとともに、商品管理の容易にし、履き心地に優れた靴下を提供できるようにすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にかかる伸縮性を有する靴下は、ポリウレタン繊維を芯に合成繊維及び/又は天然繊維でカバーリングした編糸により爪先から履き口まで編成された靴下をポリウレタン繊維が弾性を失わない状態で収縮させて構成したことを特徴とするものである。
【0006】
次に、本発明にかかる伸縮性を有する靴下の編成方法は、ポリウレタン繊維を芯に合成繊維及び/又は天然繊維で爪先部分から履き口に向けて若しくは履き口から爪先に向けて編まれた靴下を加熱し、ポリウレタン繊維の弾性を失わない状態で熱収縮させて靴下を形成するようにしたことを特徴とするものである。
また 上記の編糸を構成する合成繊維がポリエステル繊維及び/又はナイロン繊維であり、天然繊維が綿及び/又は絹であることも特徴するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる伸縮性を有する靴下及びその製造方法の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は靴下の斜視図であって、図中符号1は靴下を全体的に示す。
本発明の靴下1は、図2に示すようにポリウレタン繊維Pを芯にしてその周囲を、ナイロン繊維やポリエステル繊維等の合成樹脂C1や綿等の天然繊維C2を単独で、若しくは組み合わせたものでカバーリングしたカバーリングヤーンTが編糸として使用され、図1に示すように爪先部分に5本の指袋2,3,4,5,6を形成した所謂指付き靴下であって爪先部分から編み出され、履き口部分7が編み終わりとなっている。
因みに、編糸としては一般に芯のポリウレタン繊維Pが15%〜20%、カバーリングC1、C2が85%〜80%で、このカバーリングがアクリル繊維30%・綿70%(A/C)の32番手のもので構成されたものが使用されるが、本例の編糸は表糸としてアクリル繊維30%・綿70%(A/C)の32番手2本と、裏糸として75デニールのポリエステルを40デニールのポリウレタン繊維芯材に巻きつけたもの1本を引き揃えた状態で使用している。
【0008】
次に上記編糸で本発明の靴下1を編成する手順を詳述する。
図3に示すように、ニードルベッドを前後一対設けられた周知の横編み機Wが用いられ、先ず、前後のニードルベッドの編み針に亘って編糸が給糸されて親指用の指袋2に爪先部分から編み出され、人差し指用の指袋3、中指用の指袋4が順次編成された後、これら3本の指袋2,3,4を合一した3本胴部分8が編成される。
次に、薬指用の指袋5と、小指用の指袋6が順次編成された後、この2本の指袋5,7と前記3本胴部分8を合一した所謂5本胴部分9が編成されて土踏まず部分10にいたる。
【0009】
土踏まず部分10ではゴム糸を挿入して編成することにより、くびれた土踏まず部分10が形成される。
土踏まず部分10が形成背された後、踵部分11では足の甲側を編成している部分のニードルベッドを休止させた状態にし、足の裏側を編成している部分のニードルベッドの編幅を減少させてから再び編幅を復帰させると此処に踵部分11が形成される。
踵部分11が形成された後、前後のニードルベッドに給糸されて履き口部分7まで筒状に編成され、編み機Wのニードルベッドから払い落とされると、靴下の編成が完了する。
【0010】
上記のようにして編成された靴下は、その編み終わり側端部を掬いミシンで処理された後、図3に示すようにタンブラー装置により高温(80℃〜90℃)の蒸気等で約10分間ヒートセット12されて成型され、商品となる。
こうして高温の蒸気等でヒートセット12された時、裏糸として使用した芯材の40デニールのポリウレタン繊維が熱収縮し、全体の形状が収縮する。
【0011】
因みに、本製品では図4に示すように編み上がりの大きさが24.5センチであったものが約75%の18.5センチに収縮した。
本例のように編み上がりで24.5センチのものが18.5センチに収縮したものでは、18.5センチの小児用サイズから24.5センチの普通サイズをカバーできるとともに、ポリウレタン繊維の弾性により24.5センチを越えるサイズのものもカバーすることが出来る。
【0012】
尚、上記実施の形態では、高温(80℃〜90℃)の蒸気等で約10分間ヒートセット12されて成型するようにしてあるが、本発明で言うところの「ポリウレタン繊維が弾性を失わない状態で熱収縮させる」とは、先ず、ポリウレタン繊維が塑性変形しない温度であること、次にカバーリングに用いられるポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維等の合成繊維や、綿、絹の耐熱温度以下の熱で処理することの条件を充たす温度で靴下1を熱収縮させることをいう。
さらに上記実施の形態では、5本の指袋を備えた靴下を例に説明したが、本発明はこうしたものに限られず指袋のないタイプのものにも実施できるのはいうまでもないことである。
また、カバーリングの素材はポリウレタン繊維を芯材にして絹糸を巻きつけたものを使用することもできる。
【0013】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明に、ポリウレタン繊維を芯材に合成繊維及び/又は天然繊維でカバーリングした編糸により爪先から履き口まで編成された靴下を芯材のポリウレタン繊維が弾性を失わない状態で熱収縮させて形成してあるので、使用時には足の形状に合わせて延びる。
従って、従来のように少なくとも大・中・小の三種類の異なるサイズを生産しなくても済むことから、靴下の生産者にあっては小品種多量生産が可能となり、生産性がよく。生産コストを低減することができる。
【0014】
また、小品種生産が可能であることから、商品を取り扱う商社や販売店ではその商品管理の手間が大幅に削減することができる利点もある。
加えて、本発明にかかる靴下は、熱収縮させて小型にしてあることから、包装も小さくでき、輸送費等が節減できるとともに、旅行等の携帯にも至便なものとなる。
更に、需要者にあっては、使用時には靴下が足の形状に合わせて延びることから足の大きさがすぐ変わるような発育盛りのものでも1種類で済み、経済的なものにできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明にかかる靴下の全体斜視図図である。
【図2】は本発明にかかる靴下の編成に使用される編糸の分解斜視図である。
【図3】は本発明にかかる靴下の製造工程の概略図である。
【図4】は本発明にかかる靴下のヒートセット前とヒートセット後を比較した正面図である。
【符号の説明】
1・・・靴下
12・・・ヒートセット
P・・・ポリウレタン繊維
C1・C2・・・カバーリング

Claims (3)

  1. ポリウレタン繊維を芯に合成繊維及び/又は天然繊維でカバーリングした編糸により爪先から履き口まで編成された靴下を、熱処理することによりポリウレタン繊維が弾性を失わない状態で収縮させてなる伸縮性を有する靴下。
  2. ポリウレタン繊維を芯に合成繊維及び/又は天然繊維で爪先部分から履き口に向けて若しくは履き口から爪先に向けて編まれた靴下を加熱し、ポリウレタン繊維が弾性を失わない状態で熱収縮させて靴下を形成するようにしたことを特徴とする伸縮性を有する靴下の製造方法。
  3. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の合成繊維がポリエステル繊維及び/又はナイロン繊維であり、天然繊維が綿及び/又は絹であるもの。
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