JP2004149750A - 蝋燭 - Google Patents

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JP2004149750A JP2002353111A JP2002353111A JP2004149750A JP 2004149750 A JP2004149750 A JP 2004149750A JP 2002353111 A JP2002353111 A JP 2002353111A JP 2002353111 A JP2002353111 A JP 2002353111A JP 2004149750 A JP2004149750 A JP 2004149750A
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Abstract

【課題】風によって吹き消され難い蝋燭の提供。
【解決手段】本発明は、中央に位置する芯と蝋母体とで形成される蝋燭において、前記蝋母体は、前記中央の芯を軸心として同心円状に配置された焼失可能な副芯を有することを特徴とする。
又、副芯は、筒形に形成されたことを特徴とする。又、副芯は、少なくとも3本以上の線状又は帯状の芯部材から成り、各芯部材が中央の芯を囲むよう互いに略等間隔に配置されて形成されたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蝋燭の構造に関し、詳しくは、風によって吹き消され難い蝋燭に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な蝋燭は、円柱形に成形された蝋母体の軸心に一本の芯を配設した構成に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の蝋燭は、着火される芯が一本であるため、風に吹き消され易いという弱点があった。
本発明の目的は、風によって吹き消され難い蝋燭の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の蝋燭の発明は、中央に位置する芯と蝋母体とで形成される蝋燭において、前記蝋母体は、前記中央の芯を軸心として同心円状に配置された焼失可能な副芯を有することを特徴とする。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1に記載の蝋燭において、副芯は、筒形に形成されたことを特徴とする。
【0006】
請求項3の発明は、請求項1に記載の蝋燭において、副芯は、少なくとも3本以上の線状又は帯状の芯部材から成り、各芯部材が中央の芯を囲むよう互いに略等間隔に配置されて形成されたことを特徴とする。
【0007】
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の蝋燭において、副芯は、溶融蝋液が浸透可能であることを特徴とする。
【0008】
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の蝋燭において、副芯は、溶融蝋液が含浸され固化されて形成されたことを特徴とする。
【0009】
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の蝋燭において、副芯は、柱状に形成された蝋母体の外周面に形成されたことを特徴とする。
【0010】
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6の何れかに記載の蝋燭において、副芯が配設された蝋母体の外周面に蝋材による外層が形成されたことを特徴とする。
【0011】
請求項8の発明は、請求項1乃至請求項5の何れかに記載の蝋燭において、副芯は、点火された中央の芯の火勢によって何れ自ずと着火する位置に形成されたことを特徴とする。
【0012】
請求項9の発明は、請求項1乃至請求項6の何れかに記載の蝋燭において、副芯は、1枚又は少なくとも2枚重ねの薄紙で形成されたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
実施の形態1の蝋燭は、中央に芯が配置された円柱状の蝋母体に、前記中央の芯を軸心として同心円状に焼失可能な副芯を配置した形態の蝋燭である。以下、これを図1乃至図2に基づいて説明する。図1は縦断面図、図2は横断面図である。
【0014】
図1及び図2において、円柱形状に形成された蝋母体1の中央、この例では軸心に、芯2が配置された構成は一般的な蝋燭の構成と全く同様である。
実施の形態1では、この一般的な蝋燭の蝋母体1の外周面に、前記芯2を軸心として同心円状となるように副芯を筒形に形成したものである。
【0015】
副芯3は、溶融蝋液が浸透可能で焼失可能な適当な素材、例えば紙を用いる。例えば、蝋母体1の外周面に比較的薄い紙を1枚或いは少なくとも2枚以上用いて蝋母体1の外周面に、例えば、一重、又は二重若しくは三重以上に巻いて、筒形の副芯3を成形する。
そしてこの副芯3には、塗布やどぶ漬け等の適宜な手段にて、溶融蝋液を含浸させて固化させる。これにより、副芯3は、蝋母体1と容易に一体化するだけでなく、蝋母体1の外周面を保護すると共に蝋燭自体の剛性を高めるので、従来の蝋燭に比べて、外周面に欠けが生じ難く、しかも、軸折れし難いものとなる。
【0016】
又、副芯3は、点火された中央の芯2の火勢によって何れ自ずと着火する位置となるように形成するのが好ましい。この実施の形態1では、円柱状の蝋母体1の径を適宜な径とすることによって、中央の芯2に対して同心円状に形成される筒状の副芯3を、点火された芯2から自然に引火し易い半径距離を隔てた位置としている。これによって、中央の芯2に点火するだけで、蝋母体1の上端面側において円形に延在する副芯3に引火させることができる。引火は副芯3の一部に引火すればよい。
【0017】
しかし、副芯3は、点火された中央の芯2の火勢によって何れ自ずと着火する位置に必ずしも形成する必要はない。この場合には、点火された中央の芯2の火勢によって、円柱状の蝋母体1の上端面が適当に液化(溶融蝋液化)して濡れた状態となった段階で、蝋母体1を水平状態に傾けることで、芯2の炎を同心円状に配置された副芯3の一部に引火させることができる。
何れにしても、副芯3の一部に引火した火は、蝋母体1の上端面側において円形に延在する副芯3に全体に延焼して行き、終には副芯3が火輪状態となって燃え上る。
【0018】
この実施の形態1の蝋燭10によれば、蝋母体1の上端面では、点火された中央の芯2とこの芯2を中心に円形に延在する副芯3とが燃え上がる。
従って、従来の蝋燭のように、中央の芯2が一本だけ燃える場合に比べて、副芯3が火輪状に燃える分だけ火勢が強くなるため、風によって吹消され難くなる。
又、着火して燃焼している領域が、中央の芯2の一点だけでなく、円形に延在する副芯3の全領域となるため、仮に、副芯3の一部の炎や芯2の炎が風で吹き消されても、副芯3の他の部分の火が吹き消された部分に延焼するし、中央の芯2が消えても副芯3の火が逆に引火するため、何れも、速やかに再燃させることができるので、風に吹き消され難くなる。
【0019】
実施の形態2.
実施の形態2は、上記実施の形態1の、外周面に副芯3が形成された蝋母体1の外周に、更に、比較的厚く蝋材による外層11を形成したものである。これを図3及び図4に基いて説明する。図3は縦断面図、図4は横断面図である。
【0020】
図2及び図3において、外層11は蝋母体1の外周面に副芯3を形成した後、更に転成加工法等の適宜な手段により、副芯3の外周面に適当な厚さの外層11が形成されるよう、例えば、蝋母体1と同成分の蝋材によって形成する。
外層11の厚さは、副芯3が燃焼する際に消費するに相応する溶融蝋液が供給できる量とするのが好ましく。このようにすると、蝋母体1と芯2で形成された蝋燭の燃焼時間と等しい燃焼時間を確保させることができる。
【0021】
実施の形態2の蝋燭20によれば、少なくとも、上記実施の形態1の蝋燭10に比べて、芯2及び副芯3が燃焼する際に供給される溶融蝋液の量が多くなるので、火勢をより確実に維持させることができ、更に、風に吹き消され難い蝋燭とすることができる。
【0023】
実施の形態3.
実施の形態3は、上記実施の形態2の副芯3が筒状であるのに対し、当該副芯3を、線状の芯部材32を複数用いて同心円状に配置して構成し、実質的に上記の実施の形態2の蝋燭20と同様の作用効果を奏する蝋燭30としたものである。これを図5に基いて説明する。図5は横断面図である。
【0024】
図示の副芯3は、中央の芯2を中心にして円形に囲むように、多数の線状の芯部材32を互いに略等間隔に配置してある。この芯部材32と芯部材32との間隔は、一方の芯部材32の火勢によって他方の芯部材32に容易に引火する間隔とする。これによって、実質的に上記の実施の形態2の蝋燭20と同様の作用効果を奏する蝋燭30となる。
【0025】
尚、図示の例では、多数の芯部材32を用いて副芯3を構成しているが、必ずしも多数の芯部材32を配置する必要はなく、少なくとも3本以上の芯部材32を互いに引火し易い間隔で配置してもよい。勿論、これ等の各芯部材32は中央の芯2とも引火しやすい間隔(距離)とする。
【0026】
実施の形態4.
実施の形態4は、上記実施の形態3の副芯3が線状の芯部材32を少なくとも3本以上用いて構成してあるのに対し、当該副芯3を、帯状の芯部材33としてこれを少なくとも3本以上用いて構成し、実質的に上記の実施の形態2の蝋燭20、従って、上記の実施の形態3の蝋燭20と同様の作用効果を奏する蝋燭40としたものである。これを図6に基いて説明する。図6は横断面図である。
【0024】
図示の副芯3もまた、中央の芯2を中心にして円形に囲むように、多数の帯状の芯部材33を互いに略等間隔に配置してある。この芯部材33と芯部材33との間隔は、一方の芯部材33の火勢によって他方の芯部材33に容易に引火する間隔としてある。これによって、実質的に上記の実施の形態2及び形態3の蝋燭20や蝋燭30と同様の作用効果を奏する蝋燭40となる。
【0025】
【発明の効果】
請求項1乃至請求項9の発明によれば、何れも、風に吹き消され難い蝋燭を提供することができる。
【0026】
又、中央の芯に対して同心円的に副芯が配設されているので、蝋燭自体の剛性を増すことができ、従来の芯一本の蝋燭に比べて、折れ難い蝋燭を提供することができる。
【0027】
請求項7の発明によれば、外層を設けることにより、芯及び副芯が燃焼する際に供給される溶融蝋液の量を多くすることができるので、火勢をより確実に維持させることができ、更に、風に吹き消され難い蝋燭を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の蝋燭の縦断面図である。
【図2】実施の形態1の蝋燭の横断面図である。
【図3】実施の形態2の蝋燭の縦断面図である。
【図4】実施の形態2の蝋燭の横断面図である。
【図5】実施の形態3の蝋燭の横断面図である。
【図6】実施の形態4の蝋燭の横断面図である。
【符号の説明】
1 蝋母体
2 芯(中央の芯)
3 副芯
10 蝋燭(実施の形態1)
11 外層
20 蝋燭(実施の形態2
30 蝋燭(実施の形態3)
32 芯部材(線状の副芯3)
33 芯部材(帯状の副芯3)
40 蝋燭(実施の形態4)

Claims (9)

  1. 中央に位置する芯と蝋母体とで形成される蝋燭において、
    前記蝋母体は、前記中央の芯を軸心として同心円状に配置された焼失可能な副芯を有することを特徴とする蝋燭。
  2. 副芯は、筒形に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の蝋燭。
  3. 副芯は、少なくとも3本以上の線状又は帯状の芯部材から成り、各芯部材が中央の芯を囲むよう互いに略等間隔に配置されて形成されたことを特徴とする請求項1に記載の蝋燭。
  4. 副芯は、溶融蝋液が浸透可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の蝋燭。
  5. 副芯は、溶融蝋液が含浸され固化されて形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の蝋燭。
  6. 副芯は、柱状に形成された蝋母体の外周面に形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の蝋燭。
  7. 副芯が配設された蝋母体の外周面に蝋材による外層が形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の蝋燭。
  8. 副芯は、点火された中央の芯の火勢によって何れ自ずと着火する位置に形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の蝋燭。
  9. 副芯は、1枚又は少なくとも2枚重ねの薄紙で形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の蝋燭。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2270596A2 (en) 2009-07-01 2011-01-05 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Positive resist compostion and pattern forming process
JP2013181110A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 E Concept:Kk ロウソク及びロウソクの製作方法

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