JP2004149157A - ボトル型容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】起立時の安定性を損なうことなく、ライン走行性に優れたボトル型容器を提供する。
【解決手段】本発明のボトル型容器100は、内容物を注出する口部101と、この口部101に繋がる肩部102に一体に繋がり内容物の収納空間を区画形成する胴部103と、この胴部103を繋がる底部104とからなり、この底部104に、起立させる環状の接地部105を備える。この接地部105には、その接触面積を減少させて摩擦抵抗を小さくする少なくとも1本の環状溝106を設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のボトル型容器100は、内容物を注出する口部101と、この口部101に繋がる肩部102に一体に繋がり内容物の収納空間を区画形成する胴部103と、この胴部103を繋がる底部104とからなり、この底部104に、起立させる環状の接地部105を備える。この接地部105には、その接触面積を減少させて摩擦抵抗を小さくする少なくとも1本の環状溝106を設けられている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内容物を注出する口部と、この口部に繋がる肩部に一体に繋がり内容物の収納空間を区画形成する胴部と、この胴部を起立させる環状の接地部を備える底部とからなるボトル型容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ボトル型容器100は、図1の側面図に示す如く、内容物を注出する口部101と、この口部101に繋がる肩部102に一体に繋がり内容物の収納空間を区画形成する胴部103と、この胴部103を繋がる底部104とからなる。この底部104は、図6(a)の底面図に示す如く、胴部103を起立させる環状の接地部105を備える(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−180637号公報(第2図、第4図)
【0004】
こうしたボトル型容器は、例えば、清涼飲料水などを内容物とする容器として利用されており、工場内のラインで内容物を充填する際には、図6(b)の要部断面図に示す如く、容器底部104に設けた接地部105を接地面200に対しスライド走行させて容器を搬送するのが一般的である。
【0005】
しかしながら、上記技術にあっては、図6(b)に示す如く、容器底部104の接地部105が接地面200に対して幅ΔLの環状域で面接触するため、この接触面積Soが大きくなると摩擦抵抗も大きくなり、ライン上での走行性(以下、ライン走行性という)が悪くなる。こうした場合、ライン上での整列や方向規制などのコントロール性も悪くなるため、ライン内で容器100が転倒することによるライン停止を免れず、利用者側の生産性が悪化するという不都合が生じる。
【0006】
これに対し、接地部105の最外径r1および最内径r2の寸法を変更して接触面積Soを小さくすることが考えられるが、容器100の転倒角を考慮しないと容器100を起立させたときの安定性そのものが悪くなってしまう不都合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の解決すべき課題は、こうした事実に鑑みてなされたものであって、起立時の安定性を損なうことなく、ライン走行性に優れたボトル型容器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、内容物を注出する口部と、この口部に繋がる肩部に一体に繋がり内容物の収納空間を区画形成する胴部と、この胴部を起立させる環状の接地部を備える底部とからなるボトル型容器において、前記接地部に、その接触面積を減少させて摩擦抵抗を小さくする少なくとも1本の環状溝を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載のボトル型容器において、前記環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部のうちの少なくとも一方を、連続する環状体としてなるものである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1に記載のボトル型容器において、前記環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部のうちの少なくとも一方を、不連続な環状体としてなるものである。
【0011】
請求項4に記載の発明は、上記請求項1に記載のボトル型容器において、前記環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部のうちの一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体としてなるものである。
【0012】
請求項5に記載の発明は、内容物を注出する口部と、この口部に繋がる肩部に一体に繋がり内容物の収納空間を区画形成する胴部と、この胴部を起立させる環状の接地部を備える底部とからなるボトル型容器において、前記接地部に、その最外径を起点に該接地部に沿って同心円状に配置された少なくとも2本の凸部を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
請求項6に記載の発明は、上記請求項5に記載のボトル型容器において、前記凸部のうちの少なくとも一方を、連続する環状体としてなるものである。
【0014】
請求項7に記載の発明は、上記請求項5に記載のボトル型容器において、前記凸部のうちの少なくとも一方を、不連続な環状体または突起としてなるものである。
【0015】
請求項8に記載の発明は、上記請求項5に記載のボトル型容器において、前記凸部のうちの一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体または突起としてなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本発明にかかるボトル型容器の基本形状は、底部の形状を除いて図1に従うものとし、図1と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0017】
図2(a)は、本発明にかかるボトル型容器100の第1実施形態を底面から示す底面図であり、図2(b)は、本実施形態の接地状態を図2(a)のA−A断面で示す要部断面図である。なお、図1,6と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0018】
本実施形態のボトル型容器100は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)などの合成樹脂からなり、図1に示す如く、内容物を注出する口部101と、この口部101に繋がる肩部102に一体に繋がり内容物の収納空間を区画形成する胴部103と、この胴部103を繋がる底部104とからなる。底部104は、その中心軸O付近に底上げ部104aを有し、図2(a)に示す如く、底上げ部104a周りに胴部103を起立させる環状の接地部105を備える。
【0019】
環状の接地部105には、図2(a)に示す如く、この接地部105に沿って、1つの環状溝106が設けられている。この環状溝106は、その内側および外側の端縁で接地面105を2つの接地面105a,105bに区画し、接地面105の幅ΔLの範囲内において、図2(b)に示す如く、実際には接地しない中間部を構成する。この場合、接地部105を同心円上に2つに分割するため、接地面105a,105bを併せた全体の接触面積S1は、従来の接地部105における接触面積Soに比べて減少し、接地面200との摩擦抵抗も小さくなる。このため、ライン走行性が向上し、ライン上での整列や方向規制などのコントロール性も良くなる。
【0020】
つまり、かかる構成によれば、ボトル型容器100を接地面200上で滑らせることにより搬送しても、その摩擦抵抗によってボトル型容器100が転倒することによるライン停止を高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性が向上する。
【0021】
また本実施形態では、図2(a)および図6(a)を比較して明らかな如く、従来の接地部105の外径寸法r1は何ら変化させることなく、環状溝106の内側および外側の端縁として区画された2つの接地部105a,105bでボトル型容器100を起立させるため、ボトル型容器100を起立させたときの安定性そのものに殆ど影響を及ぼさずに済む。
【0022】
従って本実施形態によれば、起立時の安定性を損なうことなく、ライン走行性に優れたボトル型容器を提供することができる。
【0023】
ところで本実施形態では、図2(a)に示す如く、環状溝106の内側および外側の端縁として区画された接地部105a,105bの両方を、連続する環状体としている。
【0024】
かかる構成によれば、ライン作業中に底部104をバキュームしてボトル型容器100を保持固定することができるため、利用者側の生産性をさらに向上させることができる。なお、接地部105a,105bは、必ずしも両方を連続する環状体とする必要は無く、少なくともいずれか一方を連続する環状体とすればよい。また環状溝106も1つに限らず2つ以上設けて接地部105を同心円状に2つ以上に分割してもよい。
【0025】
図3は、本発明にかかるボトル型容器の他の実施形態を底面から示す底面図である。なお、本実施形態は、図1のボトル型容器の変形例であり、その接地状態は、図2(b)のA−A断面図と同じである。このため、図1,2と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0026】
本実施形態では、図3に示す如く、環状溝106の内側および外側の端縁として区画された接地部105a,105bをそれぞれ、3つの凹部106a,106bで分断した3つの接地部からなる不連続な環状体としている。この場合、接地部105a,105bそれぞれが不連続になるため、接地面105a,105bを併せた全体の接触面積S1は、従来の接地部105における接触面積Soに比べてさらに減少し、接地面200との摩擦抵抗もさらに小さくなる。このため、ライン走行性がさらに向上し、ライン上での整列や方向規制などのコントロール性もさらに良くなる。
【0027】
つまり、かかる構成によれば、ボトル型容器100を接地面200上で滑らせることにより搬送しても、その摩擦抵抗によってボトル型容器100が転倒することによるライン停止をさらに高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性がさらに向上する。
【0028】
なお、接地部105a,105bは、必ずしも両方を不連続な環状体とする必要は無く、少なくともいずれか一方を不連続な環状体とすればよい。また環状溝106も1つに限らず2つ以上設けて接地部105を同心円状に2つ以上に分割してもよい。
【0029】
さらに接地部105a,105bは、図2,3を組み合わせて、環状溝106の内側および外側の端縁として区画された接地部105a,105bのうちの一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体としてもよい。この場合、連続する接地部105a(105b)の存在により、ライン作業中に、底部104をバキュームしてボトル型容器100を保持固定することができると共に、不連続な接地部105b(105a)では接地面200との摩擦抵抗もさらに小さくなってボトル型容器100が転倒することによるライン停止をさらに高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性がさらに向上する。
【0030】
図4(a)は、本発明にかかるボトル型容器100のさらに他の実施形態を底面から示す底面図であり、図4(b)は、本実施形態の接地状態を図4(a)のA−A断面で示す要部断面図である。なお、図1〜3と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0031】
本実施形態において、底部104は、図4(a)に示す如く、底上げ部104a周りに胴部103を起立させる環状の接地部105を備えるが、環状の接地部105には、この接地部105に沿って、2つの環状溝107,108が設けられている。
【0032】
環状溝107は、その内側および外側の端縁で接地面105を2つの接地面105a,105bに区画し、接地面105の幅ΔLの範囲内において、図4(b)に示す如く、実際には接地しない中間部となる。また環状溝108は、図4(a)に示す如く、接地面105aの内径r2付近の段部を環状に切り欠いている。この場合、接地部105a,105bの接触面積が共に減少するため、接地面105a,105bを併せた全体の接触面積S1は、図3の実施形態と同様、従来の接地面105における接触面積Soに比べてさらに減少し、接地面200との摩擦抵抗もさらに小さくなる。このため、ライン走行性がさらに向上し、ライン上での整列や方向規制などのコントロール性もさらに良くなる。
【0033】
つまり、かかる構成によれば、図3の実施形態と同様、ボトル型容器100を接地面200上で滑らせることにより搬送しても、その摩擦抵抗によってボトル型容器100が転倒することによるライン停止を高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性がさらに向上する。
【0034】
また本実施形態でも、図4(a)および図6(a)を比較して明らかな如く、従来の接地部105bの外径寸法r1を何ら変化させることなく、環状溝107の内側および外側の端縁として区画された2つの接地部105a,105bでボトル型容器100を起立させるため、ボトル型容器100を起立させたときの安定性そのものに殆ど影響を及ぼさずに済む。
【0035】
なお、本実施形態も、接地部105a,105bは、必ずしも両方を連続する環状体とする必要は無く、少なくともいずれか一方を不連続な環状体としてもよい。また接地部105a,105bは、図3と組み合わせて、接地部105a,105bのうちの一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体としてもよい。
【0036】
図5(a)も、本発明にかかるボトル型容器100のさらに他の実施形態を底面から示す底面図であり、図5(b)は、本実施形態の接地状態を図5(a)のA−A断面で示す要部断面図である。なお、図1〜4と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0037】
本実施形態において、底部104は、図5(a)に示す如く、底上げ部104a周りに胴部103を起立させる環状の接地部105を備えるが、環状の接地部105には、この接地部105に沿って、1つの環状溝109が設けられている。
【0038】
環状溝109は、環状溝106よりも幅の広い溝であって、その内側および外側の端縁で接地面105を2つの接地面105a,105bに区画し、接地面105の幅ΔLの範囲内において、図5(b)に示す如く、実際には接地しない中間部となる。この場合、接地面105a,105bは、図5(b)に示す如く、ほぼ接地面200に対してほぼ線接触するため、接地面105a,105bの接触面積を併せた全体の接触面積S1は、図3,4の実施形態と同様、従来の接地面105における接触面積Soに比べてさらに減少し、接地面200との摩擦抵抗もさらに小さくなる。このため、ライン走行性が最も向上し、ライン上での整列や方向規制などのコントロール性もさらに良くなる。
【0039】
つまり、かかる構成によれば、図3,4の実施形態と同様、ボトル型容器100を接地面200上で滑らせることにより搬送しても、その摩擦抵抗によってボトル型容器100が転倒することによるライン停止をさらに高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性がさらに向上する。
【0040】
また本実施形態でも、図5(a)および図6(a)を比較して明らかな如く、接地部105の外径寸法r1を何ら変化させることなく、環状溝109の内側および外側の端縁として区画された2つの接地部105a,105bでボトル型容器100を起立させるため、ボトル型容器100を起立させたときの安定性そのものに殆ど影響を及ぼさずに済む。
【0041】
なお、本実施形態も、接地部105a,105bは、必ずしも両方を連続する環状体とする必要は無く、少なくともいずれか一方を不連続な環状体としてもよい。また接地部105a,105bも、図3と組み合わせて、接地部105a,105bのうちの一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体としてもよい。
【0042】
上述したところは、本発明の好適な実施形態を示したに過ぎず、当業者によれば、請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
【0043】
例えば、本発明は、図6の接地部105の最外径r1を起点に該接地部105に沿って同心円状に配置された少なくとも2本の凸部を設け、これら凸部を接地部105a,105bとし、これら凸部間に形成した実際には接地しない中間部を環状溝106としてもよい。
【0044】
但し、この場合も、凸部は、必ずしも両方を連続または不連続な環状体とする必要は無く、少なくともいずれか一方を不連続な環状体または突起とすればよい。また凸部は、一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体または突起としてもよい。また、ボトル型容器の材質も合成樹脂に限ることなく、金属などの様々な材質を用いることができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明は、その底部に胴部を起立させる環状の接地部を備え、この環状の接地部に、少なくとも1つの環状溝を設けたことから、この環状溝で区画された接地面を併せた全体の接触面積は、従来の接地部における接触面積に比べて減少し、接地面との摩擦抵抗も小さくなる。このため、ライン走行性が向上し、ライン上での整列や方向規制などのコントロール性も良くなる。かかる構成によれば、ボトル型容器を接地面上で滑らせることにより搬送しても、その摩擦抵抗によってボトル型容器が転倒することによるライン停止を高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性が向上する。
【0046】
しかも、かかる構成によれば、従来の接地部の外径寸法を何ら変化させることなく、環状溝の内側および外側の端縁として区画された複数の接地部でボトル型容器を起立させるため、ボトル型容器を起立させたときの安定性そのものに殆ど影響を及ぼさずに済む。
【0047】
従って本発明によれば、起立時の安定性を損なうことなく、ライン走行性に優れたボトル型容器を提供することができる。
【0048】
また本発明は、前記環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部の少なくとも一方を連続する環状体とすれば、ライン作業中に、底部をバキュームしてボトル型容器を保持固定することができるため、利用者側の生産性をさらに向上させることができる。
【0049】
さらに本発明は、環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部の少なくとも一方を不連続な環状体とすれば、前記環状溝で区画された接地面を併せた全体の接触面積は、従来の接地部における接触面積に比べてさらに減少し、接地面との摩擦抵抗もさらに小さくなる。このため、ライン走行性がさらに向上し、ライン上での整列や方向規制などのコントロール性もさらに良くなる。
【0050】
かかる構成によれば、ボトル型容器を接地面上で滑らせることにより搬送しても、その摩擦抵抗によってボトル型容器が転倒することによるライン停止をさらに高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性がさらに向上する。
【0051】
加えて本発明は、前記環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部のうちの一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体すれば、連続する接地部の存在により、ライン作業中に、底部をバキュームしてボトル型容器を保持固定することができると共に、不連続な接地部では接地面との摩擦抵抗もさらに小さくなってボトル型容器が転倒することによるライン停止をさらに高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性がさらに向上する。
【0052】
なお本発明は、その底部に胴部を起立させる環状の接地部を備え、この環状の接地部の最外径を起点に該接地部に沿って同心円状に配置された少なくとも2本の凸部を設け、これら凸部を接地部とし、これら凸部間に形成した実際には接地しない中間部を環状溝としてもよい。この場合、前記凸部は、必ずしも両方を連続または不連続な環状体とする必要は無く、少なくともいずれか一方を不連続な環状体または突起とすればよい。また凸部は、一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体または突起としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるボトル型容器を側面から示す平面図である。
【図2】(a),(b)はそれぞれ、本発明にかかるボトル型容器の第1実施形態を底面から示す底面図および、本実施形態の接地状態を同図(a)のA−A断面で示す要部断面図である。
【図3】本発明にかかるボトル型容器の他の実施形態を底面から示す底面図である。
【図4】(a),(b)はそれぞれ、本発明にかかるボトル型容器のさらに他の実施形態を底面から示す底面図および、本実施形態の接地状態を同図(a)のA−A断面で示す要部断面図である。
【図5】(a),(b)はそれぞれ、本発明にかかるボトル型容器のさらに他の実施形態を底面から示す底面図および、本実施形態の接地状態を同図(a)のA−A断面で示す要部断面図である。
【図6】(a),(b)はそれぞれ、従来のボトル型容器を底面から例示する底面図および、その接地状態を同図(b)のA−A断面で示す要部断面図である。
【符号の説明】
100 ボトル型容器
101 口部
102 肩部
103 胴部
104 底部
105 接地部
105a,105b 接地部
106 環状溝
106a,106b 凹部
107,108,109 環状溝
【発明の属する技術分野】
本発明は、内容物を注出する口部と、この口部に繋がる肩部に一体に繋がり内容物の収納空間を区画形成する胴部と、この胴部を起立させる環状の接地部を備える底部とからなるボトル型容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ボトル型容器100は、図1の側面図に示す如く、内容物を注出する口部101と、この口部101に繋がる肩部102に一体に繋がり内容物の収納空間を区画形成する胴部103と、この胴部103を繋がる底部104とからなる。この底部104は、図6(a)の底面図に示す如く、胴部103を起立させる環状の接地部105を備える(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−180637号公報(第2図、第4図)
【0004】
こうしたボトル型容器は、例えば、清涼飲料水などを内容物とする容器として利用されており、工場内のラインで内容物を充填する際には、図6(b)の要部断面図に示す如く、容器底部104に設けた接地部105を接地面200に対しスライド走行させて容器を搬送するのが一般的である。
【0005】
しかしながら、上記技術にあっては、図6(b)に示す如く、容器底部104の接地部105が接地面200に対して幅ΔLの環状域で面接触するため、この接触面積Soが大きくなると摩擦抵抗も大きくなり、ライン上での走行性(以下、ライン走行性という)が悪くなる。こうした場合、ライン上での整列や方向規制などのコントロール性も悪くなるため、ライン内で容器100が転倒することによるライン停止を免れず、利用者側の生産性が悪化するという不都合が生じる。
【0006】
これに対し、接地部105の最外径r1および最内径r2の寸法を変更して接触面積Soを小さくすることが考えられるが、容器100の転倒角を考慮しないと容器100を起立させたときの安定性そのものが悪くなってしまう不都合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の解決すべき課題は、こうした事実に鑑みてなされたものであって、起立時の安定性を損なうことなく、ライン走行性に優れたボトル型容器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、内容物を注出する口部と、この口部に繋がる肩部に一体に繋がり内容物の収納空間を区画形成する胴部と、この胴部を起立させる環状の接地部を備える底部とからなるボトル型容器において、前記接地部に、その接触面積を減少させて摩擦抵抗を小さくする少なくとも1本の環状溝を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載のボトル型容器において、前記環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部のうちの少なくとも一方を、連続する環状体としてなるものである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1に記載のボトル型容器において、前記環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部のうちの少なくとも一方を、不連続な環状体としてなるものである。
【0011】
請求項4に記載の発明は、上記請求項1に記載のボトル型容器において、前記環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部のうちの一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体としてなるものである。
【0012】
請求項5に記載の発明は、内容物を注出する口部と、この口部に繋がる肩部に一体に繋がり内容物の収納空間を区画形成する胴部と、この胴部を起立させる環状の接地部を備える底部とからなるボトル型容器において、前記接地部に、その最外径を起点に該接地部に沿って同心円状に配置された少なくとも2本の凸部を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
請求項6に記載の発明は、上記請求項5に記載のボトル型容器において、前記凸部のうちの少なくとも一方を、連続する環状体としてなるものである。
【0014】
請求項7に記載の発明は、上記請求項5に記載のボトル型容器において、前記凸部のうちの少なくとも一方を、不連続な環状体または突起としてなるものである。
【0015】
請求項8に記載の発明は、上記請求項5に記載のボトル型容器において、前記凸部のうちの一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体または突起としてなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本発明にかかるボトル型容器の基本形状は、底部の形状を除いて図1に従うものとし、図1と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0017】
図2(a)は、本発明にかかるボトル型容器100の第1実施形態を底面から示す底面図であり、図2(b)は、本実施形態の接地状態を図2(a)のA−A断面で示す要部断面図である。なお、図1,6と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0018】
本実施形態のボトル型容器100は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)などの合成樹脂からなり、図1に示す如く、内容物を注出する口部101と、この口部101に繋がる肩部102に一体に繋がり内容物の収納空間を区画形成する胴部103と、この胴部103を繋がる底部104とからなる。底部104は、その中心軸O付近に底上げ部104aを有し、図2(a)に示す如く、底上げ部104a周りに胴部103を起立させる環状の接地部105を備える。
【0019】
環状の接地部105には、図2(a)に示す如く、この接地部105に沿って、1つの環状溝106が設けられている。この環状溝106は、その内側および外側の端縁で接地面105を2つの接地面105a,105bに区画し、接地面105の幅ΔLの範囲内において、図2(b)に示す如く、実際には接地しない中間部を構成する。この場合、接地部105を同心円上に2つに分割するため、接地面105a,105bを併せた全体の接触面積S1は、従来の接地部105における接触面積Soに比べて減少し、接地面200との摩擦抵抗も小さくなる。このため、ライン走行性が向上し、ライン上での整列や方向規制などのコントロール性も良くなる。
【0020】
つまり、かかる構成によれば、ボトル型容器100を接地面200上で滑らせることにより搬送しても、その摩擦抵抗によってボトル型容器100が転倒することによるライン停止を高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性が向上する。
【0021】
また本実施形態では、図2(a)および図6(a)を比較して明らかな如く、従来の接地部105の外径寸法r1は何ら変化させることなく、環状溝106の内側および外側の端縁として区画された2つの接地部105a,105bでボトル型容器100を起立させるため、ボトル型容器100を起立させたときの安定性そのものに殆ど影響を及ぼさずに済む。
【0022】
従って本実施形態によれば、起立時の安定性を損なうことなく、ライン走行性に優れたボトル型容器を提供することができる。
【0023】
ところで本実施形態では、図2(a)に示す如く、環状溝106の内側および外側の端縁として区画された接地部105a,105bの両方を、連続する環状体としている。
【0024】
かかる構成によれば、ライン作業中に底部104をバキュームしてボトル型容器100を保持固定することができるため、利用者側の生産性をさらに向上させることができる。なお、接地部105a,105bは、必ずしも両方を連続する環状体とする必要は無く、少なくともいずれか一方を連続する環状体とすればよい。また環状溝106も1つに限らず2つ以上設けて接地部105を同心円状に2つ以上に分割してもよい。
【0025】
図3は、本発明にかかるボトル型容器の他の実施形態を底面から示す底面図である。なお、本実施形態は、図1のボトル型容器の変形例であり、その接地状態は、図2(b)のA−A断面図と同じである。このため、図1,2と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0026】
本実施形態では、図3に示す如く、環状溝106の内側および外側の端縁として区画された接地部105a,105bをそれぞれ、3つの凹部106a,106bで分断した3つの接地部からなる不連続な環状体としている。この場合、接地部105a,105bそれぞれが不連続になるため、接地面105a,105bを併せた全体の接触面積S1は、従来の接地部105における接触面積Soに比べてさらに減少し、接地面200との摩擦抵抗もさらに小さくなる。このため、ライン走行性がさらに向上し、ライン上での整列や方向規制などのコントロール性もさらに良くなる。
【0027】
つまり、かかる構成によれば、ボトル型容器100を接地面200上で滑らせることにより搬送しても、その摩擦抵抗によってボトル型容器100が転倒することによるライン停止をさらに高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性がさらに向上する。
【0028】
なお、接地部105a,105bは、必ずしも両方を不連続な環状体とする必要は無く、少なくともいずれか一方を不連続な環状体とすればよい。また環状溝106も1つに限らず2つ以上設けて接地部105を同心円状に2つ以上に分割してもよい。
【0029】
さらに接地部105a,105bは、図2,3を組み合わせて、環状溝106の内側および外側の端縁として区画された接地部105a,105bのうちの一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体としてもよい。この場合、連続する接地部105a(105b)の存在により、ライン作業中に、底部104をバキュームしてボトル型容器100を保持固定することができると共に、不連続な接地部105b(105a)では接地面200との摩擦抵抗もさらに小さくなってボトル型容器100が転倒することによるライン停止をさらに高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性がさらに向上する。
【0030】
図4(a)は、本発明にかかるボトル型容器100のさらに他の実施形態を底面から示す底面図であり、図4(b)は、本実施形態の接地状態を図4(a)のA−A断面で示す要部断面図である。なお、図1〜3と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0031】
本実施形態において、底部104は、図4(a)に示す如く、底上げ部104a周りに胴部103を起立させる環状の接地部105を備えるが、環状の接地部105には、この接地部105に沿って、2つの環状溝107,108が設けられている。
【0032】
環状溝107は、その内側および外側の端縁で接地面105を2つの接地面105a,105bに区画し、接地面105の幅ΔLの範囲内において、図4(b)に示す如く、実際には接地しない中間部となる。また環状溝108は、図4(a)に示す如く、接地面105aの内径r2付近の段部を環状に切り欠いている。この場合、接地部105a,105bの接触面積が共に減少するため、接地面105a,105bを併せた全体の接触面積S1は、図3の実施形態と同様、従来の接地面105における接触面積Soに比べてさらに減少し、接地面200との摩擦抵抗もさらに小さくなる。このため、ライン走行性がさらに向上し、ライン上での整列や方向規制などのコントロール性もさらに良くなる。
【0033】
つまり、かかる構成によれば、図3の実施形態と同様、ボトル型容器100を接地面200上で滑らせることにより搬送しても、その摩擦抵抗によってボトル型容器100が転倒することによるライン停止を高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性がさらに向上する。
【0034】
また本実施形態でも、図4(a)および図6(a)を比較して明らかな如く、従来の接地部105bの外径寸法r1を何ら変化させることなく、環状溝107の内側および外側の端縁として区画された2つの接地部105a,105bでボトル型容器100を起立させるため、ボトル型容器100を起立させたときの安定性そのものに殆ど影響を及ぼさずに済む。
【0035】
なお、本実施形態も、接地部105a,105bは、必ずしも両方を連続する環状体とする必要は無く、少なくともいずれか一方を不連続な環状体としてもよい。また接地部105a,105bは、図3と組み合わせて、接地部105a,105bのうちの一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体としてもよい。
【0036】
図5(a)も、本発明にかかるボトル型容器100のさらに他の実施形態を底面から示す底面図であり、図5(b)は、本実施形態の接地状態を図5(a)のA−A断面で示す要部断面図である。なお、図1〜4と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
【0037】
本実施形態において、底部104は、図5(a)に示す如く、底上げ部104a周りに胴部103を起立させる環状の接地部105を備えるが、環状の接地部105には、この接地部105に沿って、1つの環状溝109が設けられている。
【0038】
環状溝109は、環状溝106よりも幅の広い溝であって、その内側および外側の端縁で接地面105を2つの接地面105a,105bに区画し、接地面105の幅ΔLの範囲内において、図5(b)に示す如く、実際には接地しない中間部となる。この場合、接地面105a,105bは、図5(b)に示す如く、ほぼ接地面200に対してほぼ線接触するため、接地面105a,105bの接触面積を併せた全体の接触面積S1は、図3,4の実施形態と同様、従来の接地面105における接触面積Soに比べてさらに減少し、接地面200との摩擦抵抗もさらに小さくなる。このため、ライン走行性が最も向上し、ライン上での整列や方向規制などのコントロール性もさらに良くなる。
【0039】
つまり、かかる構成によれば、図3,4の実施形態と同様、ボトル型容器100を接地面200上で滑らせることにより搬送しても、その摩擦抵抗によってボトル型容器100が転倒することによるライン停止をさらに高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性がさらに向上する。
【0040】
また本実施形態でも、図5(a)および図6(a)を比較して明らかな如く、接地部105の外径寸法r1を何ら変化させることなく、環状溝109の内側および外側の端縁として区画された2つの接地部105a,105bでボトル型容器100を起立させるため、ボトル型容器100を起立させたときの安定性そのものに殆ど影響を及ぼさずに済む。
【0041】
なお、本実施形態も、接地部105a,105bは、必ずしも両方を連続する環状体とする必要は無く、少なくともいずれか一方を不連続な環状体としてもよい。また接地部105a,105bも、図3と組み合わせて、接地部105a,105bのうちの一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体としてもよい。
【0042】
上述したところは、本発明の好適な実施形態を示したに過ぎず、当業者によれば、請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
【0043】
例えば、本発明は、図6の接地部105の最外径r1を起点に該接地部105に沿って同心円状に配置された少なくとも2本の凸部を設け、これら凸部を接地部105a,105bとし、これら凸部間に形成した実際には接地しない中間部を環状溝106としてもよい。
【0044】
但し、この場合も、凸部は、必ずしも両方を連続または不連続な環状体とする必要は無く、少なくともいずれか一方を不連続な環状体または突起とすればよい。また凸部は、一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体または突起としてもよい。また、ボトル型容器の材質も合成樹脂に限ることなく、金属などの様々な材質を用いることができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明は、その底部に胴部を起立させる環状の接地部を備え、この環状の接地部に、少なくとも1つの環状溝を設けたことから、この環状溝で区画された接地面を併せた全体の接触面積は、従来の接地部における接触面積に比べて減少し、接地面との摩擦抵抗も小さくなる。このため、ライン走行性が向上し、ライン上での整列や方向規制などのコントロール性も良くなる。かかる構成によれば、ボトル型容器を接地面上で滑らせることにより搬送しても、その摩擦抵抗によってボトル型容器が転倒することによるライン停止を高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性が向上する。
【0046】
しかも、かかる構成によれば、従来の接地部の外径寸法を何ら変化させることなく、環状溝の内側および外側の端縁として区画された複数の接地部でボトル型容器を起立させるため、ボトル型容器を起立させたときの安定性そのものに殆ど影響を及ぼさずに済む。
【0047】
従って本発明によれば、起立時の安定性を損なうことなく、ライン走行性に優れたボトル型容器を提供することができる。
【0048】
また本発明は、前記環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部の少なくとも一方を連続する環状体とすれば、ライン作業中に、底部をバキュームしてボトル型容器を保持固定することができるため、利用者側の生産性をさらに向上させることができる。
【0049】
さらに本発明は、環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部の少なくとも一方を不連続な環状体とすれば、前記環状溝で区画された接地面を併せた全体の接触面積は、従来の接地部における接触面積に比べてさらに減少し、接地面との摩擦抵抗もさらに小さくなる。このため、ライン走行性がさらに向上し、ライン上での整列や方向規制などのコントロール性もさらに良くなる。
【0050】
かかる構成によれば、ボトル型容器を接地面上で滑らせることにより搬送しても、その摩擦抵抗によってボトル型容器が転倒することによるライン停止をさらに高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性がさらに向上する。
【0051】
加えて本発明は、前記環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部のうちの一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体すれば、連続する接地部の存在により、ライン作業中に、底部をバキュームしてボトル型容器を保持固定することができると共に、不連続な接地部では接地面との摩擦抵抗もさらに小さくなってボトル型容器が転倒することによるライン停止をさらに高い確率で回避することができるため、利用者側の生産性がさらに向上する。
【0052】
なお本発明は、その底部に胴部を起立させる環状の接地部を備え、この環状の接地部の最外径を起点に該接地部に沿って同心円状に配置された少なくとも2本の凸部を設け、これら凸部を接地部とし、これら凸部間に形成した実際には接地しない中間部を環状溝としてもよい。この場合、前記凸部は、必ずしも両方を連続または不連続な環状体とする必要は無く、少なくともいずれか一方を不連続な環状体または突起とすればよい。また凸部は、一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体または突起としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるボトル型容器を側面から示す平面図である。
【図2】(a),(b)はそれぞれ、本発明にかかるボトル型容器の第1実施形態を底面から示す底面図および、本実施形態の接地状態を同図(a)のA−A断面で示す要部断面図である。
【図3】本発明にかかるボトル型容器の他の実施形態を底面から示す底面図である。
【図4】(a),(b)はそれぞれ、本発明にかかるボトル型容器のさらに他の実施形態を底面から示す底面図および、本実施形態の接地状態を同図(a)のA−A断面で示す要部断面図である。
【図5】(a),(b)はそれぞれ、本発明にかかるボトル型容器のさらに他の実施形態を底面から示す底面図および、本実施形態の接地状態を同図(a)のA−A断面で示す要部断面図である。
【図6】(a),(b)はそれぞれ、従来のボトル型容器を底面から例示する底面図および、その接地状態を同図(b)のA−A断面で示す要部断面図である。
【符号の説明】
100 ボトル型容器
101 口部
102 肩部
103 胴部
104 底部
105 接地部
105a,105b 接地部
106 環状溝
106a,106b 凹部
107,108,109 環状溝
Claims (8)
- 内容物を注出する口部と、この口部に繋がる肩部に一体に繋がり内容物の収納空間を区画形成する胴部と、この胴部を起立させる環状の接地部を備える底部とからなるボトル型容器において、
前記接地部に、その接触面積を減少させて摩擦抵抗を小さくする少なくとも1本の環状溝を設けたことを特徴とするボトル型容器。 - 前記環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部のうちの少なくとも一方を、連続する環状体としてなる請求項1に記載のボトル型容器。
- 前記環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部のうちの少なくとも一方を、不連続な環状体としてなる請求項1に記載のボトル型容器。
- 前記環状溝の内側および外側の端縁として区画された接地部のうちの一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体としてなる請求項1に記載のボトル型容器。
- 内容物を注出する口部と、この口部に繋がる肩部に一体に繋がり内容物の収納空間を区画形成する胴部と、この胴部を起立させる環状の接地部を備える底部とからなるボトル型容器において、
前記接地部に、その最外径を起点に該接地部に沿って同心円状に配置された少なくとも2本の凸部を設けたことを特徴とするボトル型容器。 - 前記凸部のうちの少なくとも一方を、連続する環状体としてなる請求項5に記載のボトル型容器。
- 前記凸部のうちの少なくとも一方を、不連続な環状体または突起としてなる請求項5に記載のボトル型容器。
- 前記凸部のうちの一方を連続する環状体とし、その他方を不連続な環状体または突起としてなる請求項5に記載のボトル型容器。
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