JP2004149032A - 蓄電装置の車載構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】取付作業の作業工数を少なくすることができる蓄電装置の車載構造の提供。
【解決手段】反応ガスを外に導くガス排出口52を有する蓄電装置13と、蓄電装置13が載置される車体側の取付ベース22と、車外に連通するガス排出管41と有し、ガス排出口52は下向きに突出可能とされており、取付ベース22は、蓄電装置13の載置される際の下方移動でガス排出口52が嵌合されるとともに嵌合されたガス排出口52をガス排出管41に接続させる接続部64を具備する。
【選択図】 図8
【解決手段】反応ガスを外に導くガス排出口52を有する蓄電装置13と、蓄電装置13が載置される車体側の取付ベース22と、車外に連通するガス排出管41と有し、ガス排出口52は下向きに突出可能とされており、取付ベース22は、蓄電装置13の載置される際の下方移動でガス排出口52が嵌合されるとともに嵌合されたガス排出口52をガス排出管41に接続させる接続部64を具備する。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄電装置の車載構造に関し、特に取付作業の作業性向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハイブリッド自動車および電気自動車等、車輪を駆動する走行用モータを有する車両においては、走行用モータに給電するための大型の走行用蓄電装置が搭載されている。このような蓄電装置を車体に取り付ける際には、内部で発生した反応ガスを車外に導くためのガス排出管を接続させる必要がある。
【0003】
ところで、蓄電装置と同様に反応ガスが発生する燃料電池ユニットの車載構造に関して、フロアパネル下に燃料電池ユニットを配置し、この燃料電池ユニットから延びる排出管をサイドシルおよびピラー内に配設する車体構造が開示されている(特許文献1参照)
【0004】
【特許文献1】
特開2000−225853号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように反応ガスを車外に排出させる必要がある蓄電装置を車載する際には、蓄電装置の車体への位置決めおよび取り付けに加えて、蓄電装置内部で発生した反応ガスを車外に導くためのガス排出管を蓄電装置に接続させる必要があり、取付作業の作業工数が多くなってしまうという問題があった。
【0006】
したがって、本発明は、取付作業の作業工数を少なくすることができる蓄電装置の車載構造の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、反応ガスを外に導くガス排出口(例えば実施の形態におけるガス排出口部材52)を有する蓄電装置(例えば実施の形態における蓄電装置13,14)と、該蓄電装置が載置される車体側の取付ベース(例えば実施の形態における取付ベース22)と、車外に連通するガス排出管(例えば実施の形態におけるガス排出管41,42,43)とを有し、前記ガス排出口は下向きに突出可能とされており、前記取付ベースは、前記蓄電装置の載置される際の下方移動で前記ガス排出口が嵌合されるとともに嵌合された該ガス排出口を前記ガス排出管に接続させる接続部(例えば実施の形態における接続部64)を具備することを特徴としている。
【0008】
これにより、蓄電装置を取付ベースに載置させることによって、下方に突出するガス排出口が接続部に嵌合させられることになり、このガス排出口がガス排出管に接続させられる。よって、蓄電装置を取付ベースに載置させるという一つの動作で、蓄電装置の載置とガス排出口およびガス排出管の接続とを行うことができる。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明に関して、前記取付ベースには、前記蓄電装置を位置決めしつつその下方移動を案内する位置決め手段(例えば実施の形態における位置決め凹部60)が設けられていることを特徴としている。
【0010】
これにより、位置決め手段で位置決めしつつ蓄電装置を取付ベースに載置させると、下方に突出するガス排出口が接続部に嵌合してガス排出管に接続させられる。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明に関して、前記ガス排出口は回動可能に設けられていることを特徴としている。
【0012】
これにより、ガス排出口を回動させると、下方に突出していたガス排出口を下方に突出しない状態にでき、その結果、取付・取外時等において取付ベース以外のところに蓄電装置を置く場合であっても安定した姿勢で置くことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造を図面を参照して以下に説明する。本実施形態の蓄電装置の車載構造は、ハイブリッド自動車および電気自動車等、車輪を駆動する走行用モータを有する車両に適用されており、具体的には、走行用モータが車体のフロント側に設けられてフロント側の車輪を駆動するFF方式の車両に適用されている。
【0014】
本実施形態においては、図1に示すように、走行用モータ11に給電する高圧の走行用蓄電装置12が複数具体的には二つのほぼ同形状の蓄電装置13,14に分けられており、これら蓄電装置13,14は互いに前後方向の位置を合わせ、車幅方向に離間するように並べられてフロアパネル15上に取り付けられている。ここで、二つの蓄電装置13,14は、図2および図3に示すように、それぞれ最前列シート18,19の下側に配置されており、それぞれ最前列シート18,19で上側が覆われている。つまり、右側の蓄電装置13は右側の最前列シート18の真下に配置され、左側の蓄電装置14は左側の最前列シート19の真下に配置されている。なお、この車両は、図示は略すが最前列シート19の後側にさらに前後2列のシートが並べられた3列シート構造のものである。
【0015】
二つの蓄電装置13,14は、それぞれ、図4〜図6に示すように、車体側のフロアパネル15に取り付けられた取付ベース22に載置された状態で、この取付ベース22に左右一対の固定具23で固定される。なお、以下において用いる前後はこの固定状態における前後である。
【0016】
蓄電装置13,14は、それぞれ、略直方体形状をなす蓄電装置本体50と、この蓄電装置本体50の上部の前端縁部近傍に設けられた配管取付部51に取り付けられて蓄電装置本体50の内部で発生した反応ガスを外に導く屈曲円筒状のガス排出口部材(ガス排出口)52とを有している。
【0017】
ここで、配管取付部51は、図7に示すように、前後方向に沿う軸回りに回動可能な状態でガス排出口部材52を支持している。なお、配管取付部51は、ガス排出口部材52の回動位置に拘わらず内部の気密を常に保持する構造となっている。
【0018】
ガス排出口部材52は、合成樹脂等からなるもので、配管取付部51から前方に若干突出する基端側突出部54と、この基端側突出部54の前端部から蓄電装置本体50の前面に沿って延在する前側延在部55とを有する屈曲形状をなしている。
【0019】
そして、ガス排出口部材52は、配管取付部51に連結された基端側突出部54を中心に回動することで、前側延在部55が鉛直に沿って下方に延出する鉛直状態から、鉛直に対し所定の角度で傾斜する傾斜状態まで姿勢変更が可能となっている。
【0020】
ここで、ガス排出口部材52は、鉛直状態にあるとき蓄電装置本体50よりも下方に突出することになり、傾斜状態にあるとき蓄電装置本体50よりも下方に突出しない状態となる。つまり、蓄電装置13,14において、ガス排出口部材52は下向きに突出可能となっている。
【0021】
なお、配管取付部51には、図示は略すが、内部に操作抵抗部が設けられており、鉛直状態から回動を開始させるときに操作に若干の抵抗感を与えるとともに、多少の入力があっても鉛直状態を維持するようになっている。また、傾斜状態から回動を開始させるときにも操作に若干の抵抗感を与えるようになっており、自重による回動を防止するようになっている。
【0022】
取付ベース22は、ベースプレート58を有しており、図6に示すように、このベースプレート58はフロアパネル15に形成された取付台部59にボルト止めされる。ベースプレート58の上面側の中央部には、図8に示すように、一段下方に凹んだ位置決め凹部(位置決め手段)60が形成されている。この位置決め凹部60に下部が嵌合されることで、蓄電装置13,14は水平方向に位置決めされながらその下方移動が案内されることになる。ベースプレート58の位置決め凹部60よりも前側には、上下に貫通する貫通穴61が形成されている。
【0023】
取付ベース22は、ベースプレート58の貫通穴61の下側に取り付けられる接続部64を具備している。この接続部64は、貫通穴61と同軸をなしてその下側に配置される円筒状のゴムパッキンからなるシール部材65と、このシール部材65を内側に保持するとともにベースプレート58にボルト止め等で固定されるシールハウジング66とを有しており、シールハウジング66には、シール部材65の下側においてシール部材65と同軸をなす円筒状の接続口部67が形成されている。そして、この接続口部67に、車外に連通する後述のガス排出管41,42の対応するものが接続され固定クリップ68で固定される。
【0024】
そして、本実施形態においては、フロアパネル15の取付台部59に取り付けられるとともにガス排出管41,42の対応するものが接続された状態のベースプレート58上に載置させるように、ガス排出口部材52を鉛直状態とした蓄電装置13,14を鉛直下方に移動させると、まず、ガス排出口部材52がベースプレート58の貫通穴61に挿入されることになり、その後、蓄電装置本体50が位置決め凹部60への嵌合を開始する。そして、そのまま蓄電装置本体50を位置決め凹部60で水平方向に位置決めしながら下方に移動させると、蓄電装置本体50が位置決め凹部60の底に載置させられる直前に、ガス排出口部材52が接続部64のシール部材65の内側に水平方向に位置決めされた状態で嵌合する。これにより、ガス排出口部材52の内部ガス流路とガス排出管41,42の対応するものの内部ガス流路とが連通状態になる。
【0025】
なお、位置決め凹部60の深さは、これに蓄電装置本体50が嵌合を開始した後に、ガス排出口部材52が接続部64に接続を開始させるようにするのが作業上好ましいが、位置決め凹部60の深さを深く取れない場合等においては、ガス排出口部材52が接続部64に接続を開始した後に、位置決め凹部60に蓄電装置本体50が嵌合を開始させるようにしても良い。
【0026】
接続部64は、ガス排出口部材52がシール部材65に嵌合することでガス排出口部材52とガス排出管41,42の対応するものとを内部の気密を保持した状態で接続させる。
【0027】
そして、このようにして取付ベース22上に載置された蓄電装置13,14が、クッション部材24を介して一対の固定具23に係止され、これら固定具23が取付ベース22にボルト止めされる。これによって、蓄電装置13,14が車体側のフロアパネル15に固定される。
【0028】
ここで、固定具23は、一方が蓄電装置本体50の前、後、上および右方向への移動を規制し、他方が蓄電装置本体50の前、後、上および左方向への移動を規制する。蓄電装置本体50は、固定具23で係止される上面の端縁部に上面よりも一段下げられた形状の段部26が形成されており、固定具23によって全体の高さが高くなるのを防止している。
【0029】
図1に示すように、フロアパネル15には、これにそれぞれ取付ベース22を介して取り付けられた二つの蓄電装置13,14に対し前後となる位置に、これら蓄電装置13,14よりも下側、具体的には取付台部59よりも下側に凹む前側凹部(凹部)30および後側凹部(凹部)31がそれぞれ車幅方向に延在するように形成されている。さらに、車幅方向の中央位置には、蓄電装置13,14よりも下側、具体的には取付台部59よりも下側に凹む中央凹部32が、後側凹部31から前側凹部30を横切って前方に延在するように形成されている。これら前側凹部30、後側凹部31および中央凹部32は、ともにフロアパネル15のプレス成形時に形成される。
【0030】
フロアパネル15には、車幅方向における両側に、前後方向に沿って、図10に示すように、閉断面を有する構造材である一対のサイドシル34が固定されており、これらサイドシル34よりも中央側に前後方向に沿って構造材である一対のサイドフレーム35が下面側に固定されている。なお、サイドフレーム35は、フロアパネル15に固定されることで閉断面を形成する。
【0031】
ここで、上記した前側凹部30および後側凹部31は、図1に示すように、ともに一対のサイドフレーム35同士の間にこれらを連結させるように形成されている。また近接するサイドシル34およびサイドフレーム35の間には、これらを連結させるように構造材である補強メンバ37がフロアパネル15の下面側に固定されている。ここで、補強メンバ37は、前側凹部30の左右両側の延長線上と後側凹部31の左右両側の延長線上とにそれぞれ設けられている。なお、補強メンバ37は、図11に示すようにフロアパネル15に固定されることで閉断面を形成する。
【0032】
後側凹部31には、二つの蓄電装置13,14を電気的に接続させる配線38および二つの蓄電装置13,14と走行用モータ11とを接続させる配線39が設けられており、前側凹部32には、蓄電装置13,14が取り付けられる取付ベース22からそれぞれ延出し合流することでこれらを接続させるゴム等からなるガス排出管41,42と、合流したこれらガス排出管41,42から延出してこれら蓄電装置13,14の反応ガスを排出させるゴム等からなるガス排出管43とが設けられている。
【0033】
具体的には、図1および図3に示すように、一方の蓄電装置13の蓄電装置本体50の他方の蓄電装置14側かつ後面側の上部から後方に向けて配線38が突出しており、この配線38は、下方に降りて後側凹部31内に挿入され、この後側凹部31内で車幅方向に延びて他方の蓄電装置14側に至った後、後側凹部31から出て、他方の蓄電装置14の蓄電装置本体50の一方の蓄電装置13側かつ後面側の上部に接続されている。
【0034】
また、各蓄電装置13,14の蓄電装置本体50の相互離間側かつ後面側の上部から後方に向けて配線39がそれぞれ突出しており、これら配線39は、フロアパネル15の図示せぬ穴部からフロアパネル15の下側に至ってそれぞれ近接する補強メンバ37の内側に挿入され、サイドフレーム35を車幅方向に貫通し、後側凹部31内を通って中央側に延び、さらに、中央凹部32を通って車体前方に延出して、走行用モータ11に接続されている。
【0035】
加えて、一方具体的には左側の蓄電装置14の取付ベース22のガス排出管42は、前側凹部30内に挿入され、この前側凹部30の内側で車幅方向に沿って他方具体的には右側の蓄電装置13の方向に延出する。この他方の蓄電装置13の取付ベース22のガス排出管41は、前側凹部30内に挿入され、この前側凹部30の内側でガス排出管42に連結される。そして、連結された後に延出するガス排出管43が、右側のサイドフレーム35を車幅方向に貫通して右側かつ前側の補強メンバ37内を通り、右側のサイドシル34内を通って、後方に延出させられて車外に導かれる。なお、このガス排出管43をサイドフレーム35内で後方に延出させて車外に導いても良い。
【0036】
そして、このように配線38,39が配索された後側凹部31および中央凹部32とガス排出管41〜43が配索された前側凹部30とには、それぞれ図12に示すように上部開口を閉塞させる保護カバー45がボルト止めされることになり、これにより、前側凹部30、後側凹部31および中央凹部32はそれぞれが保護カバー45とで閉断面を構成する。そして、この保護カバー45の上側にフロアカーペット46が敷設される。なお、前側凹部30、後側凹部31および中央凹部32は、それぞれの上部開口が全面的に保護カバー45で閉塞されることになるが、配線38,39を通過させる位置およびガス排出管41,42を通過させる位置には図示略の穴部が形成される。
【0037】
以上に述べた本実施形態の蓄電装置の車載構造によれば、蓄電装置13,14が取付ベース22に載置される際の下方移動で、下方に突出するガス排出口部材52が自動的に接続部64に嵌合させられることになり、このガス排出口部材52がガス排出管41,42に接続させられる。よって、蓄電装置13を取付ベース22に載置させるという一つの動作で、蓄電装置13の載置と、ガス排出口部材52およびガス排出管41の接続とを行うことができ、また、蓄電装置14を取付ベース22に載置させるという一つの動作で、蓄電装置14の載置と、ガス排出口部材52およびガス排出管42の接続とを行うことができる。したがって、取付作業の作業工数を少なくすることができる。
【0038】
また、位置決め凹部60で位置決めしつつ蓄電装置13を取付ベース22に載置させるように下方移動させると、下方に突出するガス排出口部材52が自動的に接続部64に嵌合してガス排出管41に接続させられることになり、位置決め凹部60で位置決めしつつ蓄電装置14を取付ベース22に載置させると、下方に突出するガス排出口部材52が接続部64に嵌合してガス排出管42に接続させられる。したがって、取付作業がさらに容易となる。
【0039】
加えて、ガス排出口部材52を回動させると、下方に突出していたガス排出口部材52を下方に突出しない状態にでき、その結果、取付・取外時等において取付ベース22以外のところに蓄電装置13,14を置く場合であっても安定した姿勢で置くことができる。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に係る発明によれば、蓄電装置を取付ベースに載置させることによって、下方に突出するガス排出口が接続部に嵌合させられることになり、このガス排出口がガス排出管に接続させられる。よって、蓄電装置を取付ベースに載置させるという一つの動作で、蓄電装置の載置とガス排出口およびガス排出管の接続とを行うことができる。したがって、取付作業の作業工数を少なくすることができる。
【0041】
請求項2に係る発明によれば、位置決め手段で位置決めしつつ蓄電装置を取付ベースに載置させると、下方に突出するガス排出口が接続部に嵌合してガス排出管に接続させられる。したがって、取付作業がさらに容易となる。
【0042】
請求項3に係る発明によれば、ガス排出口を回動させると、下方に突出していたガス排出口を下方に突出しない状態にでき、その結果、取付・取外時等において取付ベース以外のところに蓄電装置を置く場合であっても安定した姿勢で置くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造が適用された車両の要部を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造が適用された車両の要部を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造が適用された車両の要部を示す側断面図である。
【図4】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造における蓄電装置本体を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造における蓄電装置等を示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造における蓄電装置を示す正面図である。
【図8】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造における載置前の蓄電装置を示す側断面図である。
【図9】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造における載置後の蓄電装置を示す側断面図である。
【図10】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造が適用された車両におけるサイドシル、サイドフレームおよびフロアパネルの断面図である。
【図11】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造が適用された車両における補強メンバおよびフロアパネルの断面図である。
【図12】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造が適用された車両における前側凹部、後側凹部および中央凹部を保護カバーで覆った状態を示す断面図である。
【符号の説明】
13,14 蓄電装置
22 取付ベース
41,42,43 ガス排出管
52 ガス排出口部材(ガス排出口)
60 位置決め凹部(位置決め手段)
64 接続部
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄電装置の車載構造に関し、特に取付作業の作業性向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハイブリッド自動車および電気自動車等、車輪を駆動する走行用モータを有する車両においては、走行用モータに給電するための大型の走行用蓄電装置が搭載されている。このような蓄電装置を車体に取り付ける際には、内部で発生した反応ガスを車外に導くためのガス排出管を接続させる必要がある。
【0003】
ところで、蓄電装置と同様に反応ガスが発生する燃料電池ユニットの車載構造に関して、フロアパネル下に燃料電池ユニットを配置し、この燃料電池ユニットから延びる排出管をサイドシルおよびピラー内に配設する車体構造が開示されている(特許文献1参照)
【0004】
【特許文献1】
特開2000−225853号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように反応ガスを車外に排出させる必要がある蓄電装置を車載する際には、蓄電装置の車体への位置決めおよび取り付けに加えて、蓄電装置内部で発生した反応ガスを車外に導くためのガス排出管を蓄電装置に接続させる必要があり、取付作業の作業工数が多くなってしまうという問題があった。
【0006】
したがって、本発明は、取付作業の作業工数を少なくすることができる蓄電装置の車載構造の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、反応ガスを外に導くガス排出口(例えば実施の形態におけるガス排出口部材52)を有する蓄電装置(例えば実施の形態における蓄電装置13,14)と、該蓄電装置が載置される車体側の取付ベース(例えば実施の形態における取付ベース22)と、車外に連通するガス排出管(例えば実施の形態におけるガス排出管41,42,43)とを有し、前記ガス排出口は下向きに突出可能とされており、前記取付ベースは、前記蓄電装置の載置される際の下方移動で前記ガス排出口が嵌合されるとともに嵌合された該ガス排出口を前記ガス排出管に接続させる接続部(例えば実施の形態における接続部64)を具備することを特徴としている。
【0008】
これにより、蓄電装置を取付ベースに載置させることによって、下方に突出するガス排出口が接続部に嵌合させられることになり、このガス排出口がガス排出管に接続させられる。よって、蓄電装置を取付ベースに載置させるという一つの動作で、蓄電装置の載置とガス排出口およびガス排出管の接続とを行うことができる。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明に関して、前記取付ベースには、前記蓄電装置を位置決めしつつその下方移動を案内する位置決め手段(例えば実施の形態における位置決め凹部60)が設けられていることを特徴としている。
【0010】
これにより、位置決め手段で位置決めしつつ蓄電装置を取付ベースに載置させると、下方に突出するガス排出口が接続部に嵌合してガス排出管に接続させられる。
【0011】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明に関して、前記ガス排出口は回動可能に設けられていることを特徴としている。
【0012】
これにより、ガス排出口を回動させると、下方に突出していたガス排出口を下方に突出しない状態にでき、その結果、取付・取外時等において取付ベース以外のところに蓄電装置を置く場合であっても安定した姿勢で置くことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造を図面を参照して以下に説明する。本実施形態の蓄電装置の車載構造は、ハイブリッド自動車および電気自動車等、車輪を駆動する走行用モータを有する車両に適用されており、具体的には、走行用モータが車体のフロント側に設けられてフロント側の車輪を駆動するFF方式の車両に適用されている。
【0014】
本実施形態においては、図1に示すように、走行用モータ11に給電する高圧の走行用蓄電装置12が複数具体的には二つのほぼ同形状の蓄電装置13,14に分けられており、これら蓄電装置13,14は互いに前後方向の位置を合わせ、車幅方向に離間するように並べられてフロアパネル15上に取り付けられている。ここで、二つの蓄電装置13,14は、図2および図3に示すように、それぞれ最前列シート18,19の下側に配置されており、それぞれ最前列シート18,19で上側が覆われている。つまり、右側の蓄電装置13は右側の最前列シート18の真下に配置され、左側の蓄電装置14は左側の最前列シート19の真下に配置されている。なお、この車両は、図示は略すが最前列シート19の後側にさらに前後2列のシートが並べられた3列シート構造のものである。
【0015】
二つの蓄電装置13,14は、それぞれ、図4〜図6に示すように、車体側のフロアパネル15に取り付けられた取付ベース22に載置された状態で、この取付ベース22に左右一対の固定具23で固定される。なお、以下において用いる前後はこの固定状態における前後である。
【0016】
蓄電装置13,14は、それぞれ、略直方体形状をなす蓄電装置本体50と、この蓄電装置本体50の上部の前端縁部近傍に設けられた配管取付部51に取り付けられて蓄電装置本体50の内部で発生した反応ガスを外に導く屈曲円筒状のガス排出口部材(ガス排出口)52とを有している。
【0017】
ここで、配管取付部51は、図7に示すように、前後方向に沿う軸回りに回動可能な状態でガス排出口部材52を支持している。なお、配管取付部51は、ガス排出口部材52の回動位置に拘わらず内部の気密を常に保持する構造となっている。
【0018】
ガス排出口部材52は、合成樹脂等からなるもので、配管取付部51から前方に若干突出する基端側突出部54と、この基端側突出部54の前端部から蓄電装置本体50の前面に沿って延在する前側延在部55とを有する屈曲形状をなしている。
【0019】
そして、ガス排出口部材52は、配管取付部51に連結された基端側突出部54を中心に回動することで、前側延在部55が鉛直に沿って下方に延出する鉛直状態から、鉛直に対し所定の角度で傾斜する傾斜状態まで姿勢変更が可能となっている。
【0020】
ここで、ガス排出口部材52は、鉛直状態にあるとき蓄電装置本体50よりも下方に突出することになり、傾斜状態にあるとき蓄電装置本体50よりも下方に突出しない状態となる。つまり、蓄電装置13,14において、ガス排出口部材52は下向きに突出可能となっている。
【0021】
なお、配管取付部51には、図示は略すが、内部に操作抵抗部が設けられており、鉛直状態から回動を開始させるときに操作に若干の抵抗感を与えるとともに、多少の入力があっても鉛直状態を維持するようになっている。また、傾斜状態から回動を開始させるときにも操作に若干の抵抗感を与えるようになっており、自重による回動を防止するようになっている。
【0022】
取付ベース22は、ベースプレート58を有しており、図6に示すように、このベースプレート58はフロアパネル15に形成された取付台部59にボルト止めされる。ベースプレート58の上面側の中央部には、図8に示すように、一段下方に凹んだ位置決め凹部(位置決め手段)60が形成されている。この位置決め凹部60に下部が嵌合されることで、蓄電装置13,14は水平方向に位置決めされながらその下方移動が案内されることになる。ベースプレート58の位置決め凹部60よりも前側には、上下に貫通する貫通穴61が形成されている。
【0023】
取付ベース22は、ベースプレート58の貫通穴61の下側に取り付けられる接続部64を具備している。この接続部64は、貫通穴61と同軸をなしてその下側に配置される円筒状のゴムパッキンからなるシール部材65と、このシール部材65を内側に保持するとともにベースプレート58にボルト止め等で固定されるシールハウジング66とを有しており、シールハウジング66には、シール部材65の下側においてシール部材65と同軸をなす円筒状の接続口部67が形成されている。そして、この接続口部67に、車外に連通する後述のガス排出管41,42の対応するものが接続され固定クリップ68で固定される。
【0024】
そして、本実施形態においては、フロアパネル15の取付台部59に取り付けられるとともにガス排出管41,42の対応するものが接続された状態のベースプレート58上に載置させるように、ガス排出口部材52を鉛直状態とした蓄電装置13,14を鉛直下方に移動させると、まず、ガス排出口部材52がベースプレート58の貫通穴61に挿入されることになり、その後、蓄電装置本体50が位置決め凹部60への嵌合を開始する。そして、そのまま蓄電装置本体50を位置決め凹部60で水平方向に位置決めしながら下方に移動させると、蓄電装置本体50が位置決め凹部60の底に載置させられる直前に、ガス排出口部材52が接続部64のシール部材65の内側に水平方向に位置決めされた状態で嵌合する。これにより、ガス排出口部材52の内部ガス流路とガス排出管41,42の対応するものの内部ガス流路とが連通状態になる。
【0025】
なお、位置決め凹部60の深さは、これに蓄電装置本体50が嵌合を開始した後に、ガス排出口部材52が接続部64に接続を開始させるようにするのが作業上好ましいが、位置決め凹部60の深さを深く取れない場合等においては、ガス排出口部材52が接続部64に接続を開始した後に、位置決め凹部60に蓄電装置本体50が嵌合を開始させるようにしても良い。
【0026】
接続部64は、ガス排出口部材52がシール部材65に嵌合することでガス排出口部材52とガス排出管41,42の対応するものとを内部の気密を保持した状態で接続させる。
【0027】
そして、このようにして取付ベース22上に載置された蓄電装置13,14が、クッション部材24を介して一対の固定具23に係止され、これら固定具23が取付ベース22にボルト止めされる。これによって、蓄電装置13,14が車体側のフロアパネル15に固定される。
【0028】
ここで、固定具23は、一方が蓄電装置本体50の前、後、上および右方向への移動を規制し、他方が蓄電装置本体50の前、後、上および左方向への移動を規制する。蓄電装置本体50は、固定具23で係止される上面の端縁部に上面よりも一段下げられた形状の段部26が形成されており、固定具23によって全体の高さが高くなるのを防止している。
【0029】
図1に示すように、フロアパネル15には、これにそれぞれ取付ベース22を介して取り付けられた二つの蓄電装置13,14に対し前後となる位置に、これら蓄電装置13,14よりも下側、具体的には取付台部59よりも下側に凹む前側凹部(凹部)30および後側凹部(凹部)31がそれぞれ車幅方向に延在するように形成されている。さらに、車幅方向の中央位置には、蓄電装置13,14よりも下側、具体的には取付台部59よりも下側に凹む中央凹部32が、後側凹部31から前側凹部30を横切って前方に延在するように形成されている。これら前側凹部30、後側凹部31および中央凹部32は、ともにフロアパネル15のプレス成形時に形成される。
【0030】
フロアパネル15には、車幅方向における両側に、前後方向に沿って、図10に示すように、閉断面を有する構造材である一対のサイドシル34が固定されており、これらサイドシル34よりも中央側に前後方向に沿って構造材である一対のサイドフレーム35が下面側に固定されている。なお、サイドフレーム35は、フロアパネル15に固定されることで閉断面を形成する。
【0031】
ここで、上記した前側凹部30および後側凹部31は、図1に示すように、ともに一対のサイドフレーム35同士の間にこれらを連結させるように形成されている。また近接するサイドシル34およびサイドフレーム35の間には、これらを連結させるように構造材である補強メンバ37がフロアパネル15の下面側に固定されている。ここで、補強メンバ37は、前側凹部30の左右両側の延長線上と後側凹部31の左右両側の延長線上とにそれぞれ設けられている。なお、補強メンバ37は、図11に示すようにフロアパネル15に固定されることで閉断面を形成する。
【0032】
後側凹部31には、二つの蓄電装置13,14を電気的に接続させる配線38および二つの蓄電装置13,14と走行用モータ11とを接続させる配線39が設けられており、前側凹部32には、蓄電装置13,14が取り付けられる取付ベース22からそれぞれ延出し合流することでこれらを接続させるゴム等からなるガス排出管41,42と、合流したこれらガス排出管41,42から延出してこれら蓄電装置13,14の反応ガスを排出させるゴム等からなるガス排出管43とが設けられている。
【0033】
具体的には、図1および図3に示すように、一方の蓄電装置13の蓄電装置本体50の他方の蓄電装置14側かつ後面側の上部から後方に向けて配線38が突出しており、この配線38は、下方に降りて後側凹部31内に挿入され、この後側凹部31内で車幅方向に延びて他方の蓄電装置14側に至った後、後側凹部31から出て、他方の蓄電装置14の蓄電装置本体50の一方の蓄電装置13側かつ後面側の上部に接続されている。
【0034】
また、各蓄電装置13,14の蓄電装置本体50の相互離間側かつ後面側の上部から後方に向けて配線39がそれぞれ突出しており、これら配線39は、フロアパネル15の図示せぬ穴部からフロアパネル15の下側に至ってそれぞれ近接する補強メンバ37の内側に挿入され、サイドフレーム35を車幅方向に貫通し、後側凹部31内を通って中央側に延び、さらに、中央凹部32を通って車体前方に延出して、走行用モータ11に接続されている。
【0035】
加えて、一方具体的には左側の蓄電装置14の取付ベース22のガス排出管42は、前側凹部30内に挿入され、この前側凹部30の内側で車幅方向に沿って他方具体的には右側の蓄電装置13の方向に延出する。この他方の蓄電装置13の取付ベース22のガス排出管41は、前側凹部30内に挿入され、この前側凹部30の内側でガス排出管42に連結される。そして、連結された後に延出するガス排出管43が、右側のサイドフレーム35を車幅方向に貫通して右側かつ前側の補強メンバ37内を通り、右側のサイドシル34内を通って、後方に延出させられて車外に導かれる。なお、このガス排出管43をサイドフレーム35内で後方に延出させて車外に導いても良い。
【0036】
そして、このように配線38,39が配索された後側凹部31および中央凹部32とガス排出管41〜43が配索された前側凹部30とには、それぞれ図12に示すように上部開口を閉塞させる保護カバー45がボルト止めされることになり、これにより、前側凹部30、後側凹部31および中央凹部32はそれぞれが保護カバー45とで閉断面を構成する。そして、この保護カバー45の上側にフロアカーペット46が敷設される。なお、前側凹部30、後側凹部31および中央凹部32は、それぞれの上部開口が全面的に保護カバー45で閉塞されることになるが、配線38,39を通過させる位置およびガス排出管41,42を通過させる位置には図示略の穴部が形成される。
【0037】
以上に述べた本実施形態の蓄電装置の車載構造によれば、蓄電装置13,14が取付ベース22に載置される際の下方移動で、下方に突出するガス排出口部材52が自動的に接続部64に嵌合させられることになり、このガス排出口部材52がガス排出管41,42に接続させられる。よって、蓄電装置13を取付ベース22に載置させるという一つの動作で、蓄電装置13の載置と、ガス排出口部材52およびガス排出管41の接続とを行うことができ、また、蓄電装置14を取付ベース22に載置させるという一つの動作で、蓄電装置14の載置と、ガス排出口部材52およびガス排出管42の接続とを行うことができる。したがって、取付作業の作業工数を少なくすることができる。
【0038】
また、位置決め凹部60で位置決めしつつ蓄電装置13を取付ベース22に載置させるように下方移動させると、下方に突出するガス排出口部材52が自動的に接続部64に嵌合してガス排出管41に接続させられることになり、位置決め凹部60で位置決めしつつ蓄電装置14を取付ベース22に載置させると、下方に突出するガス排出口部材52が接続部64に嵌合してガス排出管42に接続させられる。したがって、取付作業がさらに容易となる。
【0039】
加えて、ガス排出口部材52を回動させると、下方に突出していたガス排出口部材52を下方に突出しない状態にでき、その結果、取付・取外時等において取付ベース22以外のところに蓄電装置13,14を置く場合であっても安定した姿勢で置くことができる。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に係る発明によれば、蓄電装置を取付ベースに載置させることによって、下方に突出するガス排出口が接続部に嵌合させられることになり、このガス排出口がガス排出管に接続させられる。よって、蓄電装置を取付ベースに載置させるという一つの動作で、蓄電装置の載置とガス排出口およびガス排出管の接続とを行うことができる。したがって、取付作業の作業工数を少なくすることができる。
【0041】
請求項2に係る発明によれば、位置決め手段で位置決めしつつ蓄電装置を取付ベースに載置させると、下方に突出するガス排出口が接続部に嵌合してガス排出管に接続させられる。したがって、取付作業がさらに容易となる。
【0042】
請求項3に係る発明によれば、ガス排出口を回動させると、下方に突出していたガス排出口を下方に突出しない状態にでき、その結果、取付・取外時等において取付ベース以外のところに蓄電装置を置く場合であっても安定した姿勢で置くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造が適用された車両の要部を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造が適用された車両の要部を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造が適用された車両の要部を示す側断面図である。
【図4】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造における蓄電装置本体を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造における蓄電装置等を示す斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造における蓄電装置を示す正面図である。
【図8】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造における載置前の蓄電装置を示す側断面図である。
【図9】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造における載置後の蓄電装置を示す側断面図である。
【図10】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造が適用された車両におけるサイドシル、サイドフレームおよびフロアパネルの断面図である。
【図11】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造が適用された車両における補強メンバおよびフロアパネルの断面図である。
【図12】本発明の一実施形態の蓄電装置の車載構造が適用された車両における前側凹部、後側凹部および中央凹部を保護カバーで覆った状態を示す断面図である。
【符号の説明】
13,14 蓄電装置
22 取付ベース
41,42,43 ガス排出管
52 ガス排出口部材(ガス排出口)
60 位置決め凹部(位置決め手段)
64 接続部
Claims (3)
- 反応ガスを外に導くガス排出口を有する蓄電装置と、
該蓄電装置が載置される車体側の取付ベースと、
車外に連通するガス排出管とを有し、
前記ガス排出口は下向きに突出可能とされており、
前記取付ベースは、前記蓄電装置の載置される際の下方移動で前記ガス排出口が嵌合されるとともに嵌合された該ガス排出口を前記ガス排出管に接続させる接続部を具備することを特徴とする蓄電装置の車載構造。 - 前記取付ベースには、前記蓄電装置を位置決めしつつその下方移動を案内する位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の蓄電装置の車載構造。
- 前記ガス排出口は回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の蓄電装置の車載構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002317762A JP2004149032A (ja) | 2002-10-31 | 2002-10-31 | 蓄電装置の車載構造 |
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JP2004149032A true JP2004149032A (ja) | 2004-05-27 |
Family
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JP2002317762A Withdrawn JP2004149032A (ja) | 2002-10-31 | 2002-10-31 | 蓄電装置の車載構造 |
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JP (1) | JP2004149032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008280036A (ja) * | 2003-11-28 | 2008-11-20 | Toyota Motor Corp | 車両用バッテリパックの搭載構造 |
-
2002
- 2002-10-31 JP JP2002317762A patent/JP2004149032A/ja not_active Withdrawn
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