JP2004148876A - 車両の補助ブレーキ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の疲労を軽減しつつサービスブレーキの消耗を抑制する。
【解決手段】モード選択スイッチなどを介して、サービスブレーキに連動して作動させる補助ブレーキを指定させる。そして、サービスブレーキが作動したときに(S1)、モード選択スイッチにより指定された補助ブレーキを決定し(S2,S4及びS6)、その補助ブレーキを作動させる(S3,S5及びS7)。このため、補助ブレーキを意識的に作動させなくても、サービスブレーキに連動して補助ブレーキが作動するので、ブレーキペダルを踏み込む踏力が低下し、運転者の疲労が軽減される。また、サービスブレーキの負担が軽減し、その消耗が抑制される。なお、サービスブレーキに連動して作動させる補助ブレーキは、モード選択スイッチに限らず、変速機の変速段などに基づいて決定するようにしてもよい。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の補助ブレーキ制御装置について、特に、サービスブレーキとの連動を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
バスやトラックなどの大型車両においては、制動時に大エネルギを吸収する必要があるため、サービスブレーキで制動するだけでは温度上昇をきたし、フェード現象が発生するおそれがある。このため、サービスブレーキに加え、排気ブレーキ,リターダ,圧縮圧開放式エンジンブレーキ(以下「エンジンブレーキ」という)などの補助ブレーキが併用されることが多い。補助ブレーキの作動原理は、駆動輪からエンジン又は回転抵抗体を駆動して、その抵抗損失によって制動力を得るものである。
【0003】
従来の補助ブレーキでは、特許文献1に開示されるように、リターダのみがサービスブレーキに連動して作動する構成であった。このため、他の補助ブレーキ(排気ブレーキ,エンジンブレーキなど)は、運転者がその都度レバーなどを操作し、作動させなければならなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−46504号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、運転者が補助ブレーキを有効に活用するためには、煩雑なレバー操作を行わなければならず、その疲労が大であった。また、レバー操作を積極的に行わないときには、補助ブレーキが有効に活用されず、サービスブレーキの消耗が大きいという問題もあった。
【0006】
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、車両運転状況に応じて、補助ブレーキをサービスブレーキに連動させて作動させるようにすることで、補助ブレーキを有効に活用し、運転者の疲労を軽減しつつ、サービスブレーキの消耗を抑制した補助ブレーキの制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の発明では、サービスブレーキの作動状態を検出する作動状態検出手段と、前記作動状態検出手段によりサービスブレーキが作動していることが検出されたときに、車両運転状況に応じて、サービスブレーキに連動して作動させる補助ブレーキを少なくとも1つ決定する作動ブレーキ決定手段と、前記作動ブレーキ決定手段により決定された補助ブレーキを作動させる作動制御手段と、を含んで車両の補助ブレーキ制御装置を構成したことを特徴とする。
【0008】
かかる構成によれば、サービスブレーキが作動したときに、車両運転状況に応じて、サービスブレーキに連動して作動させる少なくとも1つの補助ブレーキが決定され、これがサービスブレーキに連動して作動される。このため、補助ブレーキの作動操作を行わなくとも、サービスブレーキに連動して補助ブレーキが作動するので、車両全体の制動力が向上し、ブレーキペダルを踏み込む踏力が軽減される。
【0009】
請求項2記載の発明では、サービスブレーキに連動して作動する補助ブレーキを選択させる選択手段を備え、前記作動ブレーキ決定手段は、前記選択手段により選択された補助ブレーキを、サービスブレーキに連動して作動させる補助ブレーキとすることを特徴とする。
【0010】
かかる構成によれば、サービスブレーキに連動して作動させる補助ブレーキは、運転者などの考えに沿って任意に設定される。このため、路面状況,積載重量などに応じて、サービスブレーキと連動して作動する補助ブレーキを適切に設定するようにすれば、例えば、雪道などの滑り易い路面でのスリップが効果的に抑制される。
【0011】
請求項3記載の発明では、変速機のギヤ段を検出するギヤ段検出手段を備え、前記作動ブレーキ決定手段は、前記ギヤ段検出手段により検出されたギヤ段に基づいて、サービスブレーキに連動して作動させる補助ブレーキを決定することを特徴とする。
【0012】
かかる構成によれば、サービスブレーキに連動して作動させる補助ブレーキは、変速機の変速段に応じて決定される。例えば、変速機が高速段にあるときには、その減速比が小さいことから、駆動輪により駆動されるエンジンが発生する抵抗力が小さいため、補助ブレーキを最大限活用してこれを補完すべく、例えば、全ての補助ブレーキが作動される。一方、変速機が低速段にあるときには、その減速比が大きいことから、エンジンが発生する抵抗力が大きいため、補助ブレーキを必要最小限活用させるべく、1つのサービスブレーキのみが作動される。
【0013】
請求項4記載の発明では、変速機が自動変速制御中であるか否かを検出する変速モード検出手段を備え、前記作動ブレーキ決定手段は、前記変速モード検出手段により自動変速制御中であることが検出されたときに、サービスブレーキに連動して全ての補助ブレーキを作動させると決定することを特徴とする。
【0014】
かかる構成によれば、サービスブレーキに連動して作動させる補助ブレーキは、変速機が自動変速制御中であるか否かに応じて決定される。即ち、自動変速制御中では、燃費向上などの観点から、比較的高速段に変速制御されることが多く、変速機の減速比が小さくエンジンの抵抗力が小さい。このため、自動変速制御の特性を考慮し、車両全体の制動力を向上させるべく、例えば、全ての補助ブレーキが作動される。
【0015】
請求項5記載の発明では、変速機のギヤ段を検出するギヤ段検出手段と、サービスブレーキに連動して作動する補助ブレーキを選択させる選択手段と、を備え、前記作動ブレーキ決定手段は、前記ギヤ検出手段により検出されたギヤ段、及び、前記選択手段により選択された補助ブレーキに基づいて、サービスブレーキに連動して作動する補助ブレーキを決定することを特徴とする。
【0016】
かかる構成によれば、サービスブレーキに連動して作動させる補助ブレーキは、運転者による指定に加え、変速機のギヤ段に応じて決定される。このため、補助ブレーキを高精度に決定することが可能となり、車両制動時の挙動変化が極力抑制される。
【0017】
請求項6記載の発明では、前記補助ブレーキは、排気ブレーキ,リターダ及び圧縮圧開放式エンジンブレーキであることを特徴とする。
【0018】
かかる構成によれば、トラックなどの大型車両に搭載されている排気ブレーキ,リターダ及び圧縮圧開放式エンジンブレーキが有効活用される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付された図面を参照して本発明を詳述する。
【0020】
図1は、本発明に係る車両の補助ブレーキ制御装置の制御構成を示す。なお、以下の説明では、補助ブレーキとして、排気ブレーキ,リターダ及びエンジンブレーキを用いることを前提とし、これらを「補助ブレーキ1」〜「補助ブレーキ3」と表わすこととする。但し、補助ブレーキとしては、ここに列挙したものに限らず、他の種類のものを用いるようにしてもよい。
【0021】
運転席に対面するダッシュボードには、サービスブレーキと連動して作動させる補助ブレーキを選択指定させるモード選択スイッチ10(選択手段)が取り付けられる。また、摩擦クラッチと歯車式変速機とを電子制御することで、手動変速及び自動変速を切り換え可能な機械式自動変速機(以下「変速機」という)には、そのギヤ段を検出するギヤポジションスイッチ12(ギヤ段検出手段)と、手動変速制御中か自動変速制御中かを区別する変速モード信号を出力する自動変速モード検出スイッチ14(変速モード検出手段)と、が取り付けられる。
【0022】
モード選択スイッチ10,ギヤポジションスイッチ12,変速モード検出スイッチ14及びサービスブレーキが作動したときにONとなるストップランプスイッチ16(作動状態検出手段)の各信号は、マイクロコンピュータを内蔵した補助ブレーキコントロールユニット18に夫々入力される。そして、補助ブレーキコントロールユニット18では、入力された各信号に基づいて、補助ブレーキ1〜3が制御される。
【0023】
なお、補助ブレーキコントロールユニット18により、作動ブレーキ決定手段及び作動制御手段が夫々実現される。
【0024】
次に、補助ブレーキコントロールユニット18において、エンジン始動後所定時間ごとに繰り返し実行される、補助ブレーキの制御内容について説明する。
【0025】
図2は、補助ブレーキの制御内容の第1実施形態を示す。なお、本実施形態では、モード選択スイッチ10により、サービスブレーキの作動に伴って、補助ブレーキ1〜3を連動させる「モードA」、補助ブレーキ1及び2を連動させる「モードB」、補助ブレーキ1のみを連動させる「モードC」、及び、補助ブレーキを連動させない「モードD」が選択されるものとする。
【0026】
ステップ1(図では「S1」と略記する。以下同様)では、ストップランプスイッチ16からのON/OFF信号に基づいて、サービスブレーキが作動したか否かが判定される。そして、サービスブレーキが作動したならばステップ2へと進み(Yes)、サービスブレーキが作動していなければ処理を終了する(No)。
【0027】
ステップ2では、モード選択スイッチ10からのモード信号が「モードA」、即ち、サービスブレーキに連動して補助ブレーキ1〜3を作動させるモードであるか否かが判定される。そして、モード信号が「モードA」であればステップ3へと進み(Yes)、補助ブレーキ1〜3が作動される。一方、モード信号が「モードA」でなければステップ4へと進む(No)。
【0028】
ステップ4では、モード選択スイッチ10からのモード信号が「モードB」、即ち、サービスブレーキに連動して補助ブレーキ1及び2を作動させるモードであるか否かが判定される。そして、モード信号が「モードB」であればステップ5へと進み(Yes)、補助ブレーキ1及び2が作動される。一方、モード信号が「モードB」でなければステップ6へと進む(No)。
【0029】
ステップ6では、モード選択スイッチ10からのモード信号が「モードC」、即ち、サービスブレーキに連動して補助ブレーキ1を作動させるモードであるか否かが判定される。そして、モード信号が「モードC」であればステップ7へと進み(Yes)、補助ブレーキ1が作動される。一方、モード信号が「モードC」ではない、即ち、補助ブレーキを連動させない「モードD」であれば処理を終了する(No)。
【0030】
ここで、ステップ1,ステップ2,ステップ4及びステップ6の処理が作動ブレーキ決定手段に該当すると共に、ステップ3,ステップ5及びステップ7の処理が作動制御手段に該当する。
【0031】
かかる処理によれば、サービスブレーキが作動したときに、モード選択スイッチ10の選択指定内容に応じて、補助ブレーキ1〜3が連動して作動される。このため、車両全体の制動力が向上し、ブレーキペダルを踏み込む踏力が少なくて済むと共に、補助ブレーキの作動操作が不要となり、運転者の疲労を軽減することができる。また、運転者が補助ブレーキを作動操作しなくとも、サービスブレーキに連動して補助ブレーキが有効に活用されるので、サービスブレーキの消耗を抑制することができる。このとき、路面状況,積載重量などに応じて、サービスブレーキと連動して作動する補助ブレーキを適切に選択指定するようにすれば、例えば、雪道などの滑り易い路面でのスリップを効果的に抑制することができる。
【0032】
図3は、補助ブレーキの制御内容の第2実施形態を示す。
【0033】
ステップ11では、ストップランプスイッチ16からのON/OFF信号に基づいて、サービスブレーキが作動したか否かが判定される。そして、サービスブレーキが作動したならばステップ12へと進み(Yes)、サービスブレーキが作動していなければ処理を終了する(No)。
【0034】
ステップ12では、ギヤポジションスイッチ12からのギヤ段信号に基づいて、ギヤ段が所定ギヤ段C以上の高速段であるか否かが判定される。そして、ギヤ段が高速段であればステップ13へと進み(Yes)、変速機の減速比が小さく制動力が小さいことを考慮し、補助ブレーキ1〜3の全てが作動される。一方、ギヤ段が高速段でなければステップ14へと進む(No)。
【0035】
ステップ14では、ギヤポジションスイッチ12からのギヤ段信号に基づいて、ギヤ段が所定ギヤ段D以上(所定ギヤ段C未満かつ所定ギヤ段D以上)の中速段であるか否かが判定される。そして、ギヤ段が中速段であればステップ15へと進み(Yes)、変速機の減速比が中位であり制動力が若干小さいことを考慮し、補助ブレーキ1及び2が作動される。一方、ギヤ段が中速段でない、即ち、低速段であればステップ16へと進む(No)。
【0036】
ステップ16では、ギヤ段が低速段であるため、その減速比が大きく制動力が大きいことを考慮し、補助ブレーキ1のみが作動される。
【0037】
ここで、ステップ11,ステップ12及びステップ14の処理が作動ブレーキ決定手段に該当すると共に、ステップ13,ステップ15及びステップ16の処理が作動制御手段に該当する。
【0038】
かかる処理によれば、サービスブレーキが作動したときに、変速機の変速段に応じて、補助ブレーキ1〜3が連動して作動される。即ち、変速機の減速比が小さいときには、駆動輪により回転駆動されるエンジンが発生する抵抗力は小さいため、これを補完すべく、補助ブレーキ1〜3がサービスブレーキに連動して作動される。一方、変速機の減速比が大きいときには、エンジンが発生する抵抗力は大きいため、補助ブレーキを必要最小限作動させるべく、補助ブレーキ1のみがサービスブレーキに連動して作動される。このため、先の実施形態と同様な運転者の疲労軽減及びサービスブレーキの消耗抑制に加え、車両全体の制動力が大きく変動することが防止され、車両制動時の挙動変化を効果的に抑制することができる。
【0039】
図4は、補助ブレーキの制御内容の第3実施形態を示す。
【0040】
ステップ21では、ストップランプスイッチ16からのON/OFF信号に基づいて、サービスブレーキが作動したか否かが判定される。そして、サービスブレーキが作動したならばステップ22へと進み(Yes)、サービスブレーキが作動していなければ処理を終了する(No)。
【0041】
ステップ22では、変速モード検出スイッチ14からの変速モード信号に基づいて、自動変速制御中であるか否かが判定される。そして、自動変速制御中であればステップ23へと進み(Yes)、補助ブレーキ1〜3の全てが作動される。一方、自動変速制御中でない、即ち、手動変速制御中であれば処理を終了する(No)。
【0042】
ここで、ステップ21及びステップ22の処理が作動ブレーキ決定手段に該当すると共に、ステップ23の処理が作動制御手段に該当する。
【0043】
かかる処理によれば、サービスブレーキが作動したときに、変速機が自動変速制御中であれば、補助ブレーキ1〜3の全てが連動して作動される。即ち、自動変速制御中では、燃費向上などの観点から、比較的高速段に変速制御されることが多く、変速機の減速比が小さくエンジンの抵抗力が小さい。このため、自動変速制御の特性を考慮し、車両全体の制動力を向上させるべく、補助ブレーキ1〜3の全てがサービスブレーキに連動して作動される。従って、先の実施形態と同様に、補助ブレーキを有効活用することで、運転者の疲労軽減及びサービスブレーキの消耗抑制を図ることができる。
【0044】
図5は、補助ブレーキの制御内容の第4実施形態を示す。なお、本実施形態では、モード選択スイッチ10により、サービスブレーキの作動に伴って、補助ブレーキを最大限に有効活用する「モードA」、補助ブレーキを最小限に有効活用する「モードB」、及び、補助ブレーキを連動させない「モードC」が選択されるものとする。
【0045】
ステップ31では、ストップランプスイッチ16からのON/OFF信号に基づいて、サービスブレーキが作動したか否かが判定される。そして、サービスブレーキが作動したならばステップ32へと進み(Yes)、サービスブレーキが作動していなければ処理を終了する(No)。
【0046】
ステップ32では、モード選択スイッチ10からのモード信号が「モードA」、即ち、補助ブレーキを最大限に有効活用するモードであるか否かが判定される。そして、モード信号が「モードA」であればステップ33へと進み(Yes)、モード信号が「モードA」でなければステップ35へと進む(No)。
【0047】
ステップ33では、ギヤポジションスイッチ12からのギヤ段信号に基づいて、ギヤ段が所定ギヤ段C以上の高速段であるか否かが判定される。そして、ギヤ段が高速段であればステップ34へと進み(Yes)、先の第2実施形態と同様に、制動力が小さいことを考慮し、補助ブレーキ1〜3の全てが作動される。一方、ギヤ段が高速段でない、即ち、中速段又は低速段であればステップ36へと進む(No)。
【0048】
ステップ35では、モード選択スイッチ10からのモード信号が「モードB」、即ち、補助ブレーキを最小限に有効活用するモードであるか否かが判定される。そして、モード信号が「モードB」であればステップ36へと進み(Yes)、モード信号が「モードB」でない、即ち、補助ブレーキを連動させない「モードC」であれば処理を終了する(No)。
【0049】
ステップ36では、補助ブレーキを最大限に有効活用する「モードA」であり、かつ、変速機による制動力がある程度確保できる中速段若しくは低速段であるとき、又は、補助ブレーキを最小限に有効活用する「モードB」であるときの処理を行なうべく、補助ブレーキ1が作動される。
【0050】
ここで、ステップ31〜ステップ33及びステップ35の処理が作動ブレーキ決定手段に該当すると共に、ステップ34及びステップ36の処理が作動制御手段に該当する。
【0051】
かかる処理によれば、運転者によるモード選択指定に加え、変速機のギヤ段に基づいて、サービスブレーキに連動して作動する補助補助ブレーキが決定される。このため、先の実施形態と同様に、運転者の疲労軽減及びサービスブレーキの消耗抑制に加え、車両制動時の挙動変化を極力抑制することができる。
【0052】
なお、以上説明した各実施形態については、複数のものを組み合わせてもよいことは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、補助ブレーキの作動操作を行わなくとも、サービスブレーキに連動して補助ブレーキが作動するので、車両全体の制動力が向上し、ブレーキペダルを踏み込む踏力が軽減される。このため、運転者の疲労を軽減することができる。また、運転者が補助ブレーキを作動操作しなくとも、サービスブレーキに連動して補助ブレーキが有効に活用されるので、サービスブレーキの消耗を抑制することができる。
【0054】
請求項2記載の発明によれば、路面状況,積載重量などに応じて、サービスブレーキと連動して作動する補助ブレーキを適切に設定するようにすれば、例えば、雪道などの滑り易い路面でのスリップを効果的に抑制することができる。
【0055】
請求項3記載の発明によれば、変速機のギヤ段に応じて、サービスブレーキに連動して作動させる補助ブレーキが決定されるので、車両全体の制動力が大きく変動することが防止され、車両制動時の挙動変化を効果的に抑制することができる。
【0056】
請求項4記載の発明によれば、自動変速制御の特性を考慮し、車両全体の制動力を向上させるべく、例えば、全ての補助ブレーキを作動させことができる。
【0057】
請求項5記載の発明によれば、補助ブレーキを高精度に決定することが可能となり、車両制動時の挙動変化を極力抑制することができる。
【0058】
請求項6記載の発明によれば、トラックなどの大型車両に搭載されている排気ブレーキ,リターダ及び圧縮圧開放式エンジンブレーキを有効活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の補助ブレーキ制御装置の制御構成図
【図2】補助ブレーキの制御内容の第1実施形態を示すフローチャート
【図3】補助ブレーキの制御内容の第2実施形態を示すフローチャート
【図4】補助ブレーキの制御内容の第3実施形態を示すフローチャート
【図5】補助ブレーキの制御内容の第4実施形態を示すフローチャート
【符号の説明】
10 モード選択スイッチ
12 ギヤポジションスイッチ
14 変速モード検出スイッチ
16 ストップランプスイッチ
18 補助ブレーキコントロールユニット

Claims (6)

  1. サービスブレーキの作動状態を検出する作動状態検出手段と、
    前記作動状態検出手段によりサービスブレーキが作動していることが検出されたときに、車両運転状況に応じて、サービスブレーキに連動して作動させる補助ブレーキを少なくとも1つ決定する作動ブレーキ決定手段と、
    前記作動ブレーキ決定手段により決定された補助ブレーキを作動させる作動制御手段と、
    を含んで構成されたことを特徴とする車両の補助ブレーキ制御装置。
  2. サービスブレーキに連動して作動する補助ブレーキを選択させる選択手段を備え、
    前記作動ブレーキ決定手段は、前記選択手段により選択された補助ブレーキを、サービスブレーキに連動して作動させる補助ブレーキとすることを特徴とする請求項1記載の車両の補助ブレーキ制御装置。
  3. 変速機のギヤ段を検出するギヤ段検出手段を備え、
    前記作動ブレーキ決定手段は、前記ギヤ段検出手段により検出されたギヤ段に基づいて、サービスブレーキに連動して作動させる補助ブレーキを決定することを特徴とする請求項1記載の車両の補助ブレーキ制御装置。
  4. 変速機が自動変速制御中であるか否かを検出する変速モード検出手段を備え、前記作動ブレーキ決定手段は、前記変速モード検出手段により自動変速制御中であることが検出されたときに、サービスブレーキに連動して全ての補助ブレーキを作動させると決定することを特徴とする請求項1記載の車両の補助ブレーキ制御装置。
  5. 変速機のギヤ段を検出するギヤ段検出手段と、
    サービスブレーキに連動して作動する補助ブレーキを選択させる選択手段と、
    を備え、
    前記作動ブレーキ決定手段は、前記ギヤ検出手段により検出されたギヤ段、及び、前記選択手段により選択された補助ブレーキに基づいて、サービスブレーキに連動して作動する補助ブレーキを決定することを特徴とする請求項1記載の車両の補助ブレーキ制御装置。
  6. 前記補助ブレーキは、排気ブレーキ,リターダ及び圧縮圧開放式エンジンブレーキであることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の車両の補助ブレーキ制御装置。
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