JP2004146941A - 復号装置および復号方法 - Google Patents

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Yasuyo Oda
尾田 靖代
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】消費電力の増大を抑制し、復号結果の信頼性の向上を図ること。
【解決手段】閾値比較部210は、外部情報尤度152と所定の閾値とを比較し、比較結果をカウンタ220へ出力する。カウンタ220は、外部情報尤度152の絶対値が所定の閾値以上である場合に1インクリメントされる。判定部230は、カウンタ220のカウンタ値に基づいて復号の繰り返しを続行するか否かを判定する。具体的には、判定部230は、カウンタ値が所定値以上である場合に復号の繰り返しを停止すると判定し、カウンタ値が所定値に満たない場合に復号の繰り返しを続行すると判定する。さらに、判定部230は、判定結果に応じてターボ復号器100を制御し、復号の繰り返しを続行または停止させる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、復号装置および復号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信において、受信信号の誤りを訂正するための誤り訂正符号は、特に誤りの生じやすい伝送路で通信を行う場合には、非常に重要な技術である。この誤り訂正符号の1つとして、近年注目されているのがターボ符号である。
【0003】
ターボ符号は、誤りなしで送信可能な伝送速度の理論上の限界であるシャノンの限界に迫る誤り訂正能力をもつ方法として注目を浴びており、第三世代ディジタル移動通信の標準機構である3GPP(3rd Generation Partnership Project)の仕様「TS25.212 Ver.3.9.0」において、W−CDMAに用いる誤り訂正方法として採用されている。
【0004】
ターボ符号化されたデータを復号(以下、「ターボ復号」という)する際の特徴の1つとして、2つの復号器によって復号を繰り返して行うことが挙げられる。具体的には、1つ目の復号器の復号結果から求められる尤度(各復号結果の確からしさを示す値)を2つ目の復号器に入力し、2つ目の復号器では、尤度と受信データ(誤り検出のための冗長ビットを含んだデータ)を用いて復号を行う。さらに、2つ目の復号器の復号結果から求められる尤度を再度1つ目の復号器に入力して復号を繰り返す。このようにして、1つの復号器から算出された尤度を用いて繰り返し復号を行うことによって、復号精度が徐々にあがっていく。
【0005】
この繰り返し回数の制御をする方法としては、例えばCRC(Cyclic Redundancy Check)などの誤り検出符号がデータに付加されている場合、復号結果に対して誤り検出を行い、誤りが検出されなかった場合に復号の繰り返しを停止する方法(例えば、特許文献1参照)や、あらかじめ定められた回数だけ復号を繰り返す方法などがある。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−183758号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、復号結果における誤りの有無によって繰り返し回数の制御を行う方法においては、データに誤り検出符号が付加されていない場合は、復号の繰り返し制御をすることができない。また、誤り検出符号による誤り検出を行う場合には、データに誤りが含まれているにもかかわらず誤りが検出されない誤り見逃しが発生することがあり、この場合にはデータに誤りが残存していても復号の繰り返しが停止してしまうという問題がある。
【0008】
一方、繰り返し回数を固定する方法においては、固定回数以前にデータの誤りが無くなった場合は、それ以降に繰り返される復号が無駄になる。したがって、特にバッテリー容量に一定の限界がある携帯端末などにターボ復号を適用した場合は、無駄な電力が消費されるという問題がある。
【0009】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、消費電力の増大を抑制し、復号結果の信頼性の向上を図ることができる復号装置および復号方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の復号装置は、入力データに対して復号を繰り返す復号手段と、前記復号手段の復号結果の尤度に応じて復号の繰り返し回数を制御する制御手段と、を有する構成を採る。
【0011】
この構成によれば、復号結果の尤度に応じて復号が繰り返されるため、尤度が高くなる、すなわち、復号結果の信頼度が高くなると復号の繰り返しを停止することができ、消費電力の増大を抑制するとともに、入力データに誤り検出符号が含まれていない場合でも、復号結果の信頼性の向上を図ることができる。
【0012】
本発明の復号装置は、前記制御手段は、復号単位ごとに前記復号結果の尤度と所定の閾値とを比較する閾値比較部と、前記復号結果の尤度の絶対値が前記所定の閾値以上である復号単位を計数するカウンタと、前記カウンタのカウンタ値が所定値以上であるか否かを判定する判定部と、を有し、カウンタ値が所定値以上である場合に復号の繰り返しを停止させる構成を採る。
【0013】
この構成によれば、復号結果の尤度の絶対値が所定の閾値以上である復号単位数が所定値以上である場合に復号の繰り返しを停止させるため、入力データ全体の復号結果に関する尤度が高くなったことを精度良く検出することができ、適度な回数で復号の繰り返しを停止させることができる。
【0014】
本発明の復号装置は、前記制御手段は、復号単位ごとに前記復号結果の尤度と前回の復号結果の尤度とを比較する比較部と、前記復号結果の尤度の絶対値が前回の復号結果の尤度の絶対値以上である復号単位を計数するカウンタと、前記カウンタのカウンタ値が所定値以上であるか否かを判定する判定部と、を有し、カウンタ値が所定値以上である場合に復号の繰り返しを停止させる構成を採る。
【0015】
この構成によれば、今回の復号結果の尤度の絶対値が前回の復号結果の尤度の絶対値以上である復号単位数が所定値以上である場合に復号の繰り返しを停止させるため、復号の繰り返しにより誤りが訂正されて入力データ全体の尤度が高くなっていることを精度良く検出することができ、適度な回数で復号の繰り返しを停止させることができる。
【0016】
本発明の復号装置は、前記制御手段は、前記復号手段の復号結果に付加されている誤り検出符号を用いて復号結果の誤り検出を行う誤り検出部、をさらに有し、カウンタ値が所定値以上であり、かつ、前記復号結果に誤りがない場合に復号の繰り返しを停止させる構成を採る。
【0017】
この構成によれば、復号結果の誤り検出を行い、一定条件を満たす復号単位数が所定値以上であり、かつ、復号結果に誤りがない場合に復号の繰り返しを停止させるため、復号の信頼性をさらに向上させることができる。
【0018】
本発明の復号装置は、前記制御手段は、前記復号手段によって復号が繰り返される度に前記復号結果の尤度の絶対値を積算して積算値を得る加算部と、前記積算値が所定値以上であるか否かを判定する判定部と、を有し、前記積算値が所定値以上となる場合に復号の繰り返しを停止させる構成を採る。
【0019】
この構成によれば、復号結果の尤度の絶対値を積算した積算値が所定値以上となる場合に復号の繰り返しを停止させるため、復号結果に関する尤度が高くなったことを包括的に検出することができ、適度な回数で復号の繰り返しを停止させることができる。
【0020】
本発明の復号装置は、前記制御手段は、前記復号手段の復号結果に付加されている誤り検出符号を用いて復号結果の誤り検出を行う誤り検出部、をさらに有し、前記積算値が所定値以上であり、かつ、前記復号結果に誤りがない場合に復号の繰り返しを停止させる構成を採る。
【0021】
この構成によれば、復号結果の誤り検出を行い、尤度の絶対値の積算値が所定値以上であり、かつ、復号結果に誤りがない場合に復号の繰り返しを停止させるため、復号の信頼性をさらに向上させることができる。
【0022】
本発明の復号装置は、前記制御手段は、前記復号手段による復号の実際の繰り返し回数と所定の最大繰り返し回数または最小繰り返し回数とを比較する比較手段、を含み、前記復号結果の尤度および前記比較手段の比較結果に応じて復号の繰り返し回数を制御する構成を採る。
【0023】
この構成によれば、復号結果の尤度および復号の実際の繰り返し回数と所定の最大繰り返し回数または最小繰り返し回数とを比較した比較結果に応じて復号の繰り返し回数を制御するため、復号の繰り返し回数が極端に少なくなることや極端に多くなることを防止でき、復号の信頼性をさらに向上させるとともに、消費電力の低減を図ることができる。
【0024】
本発明の基地局装置は、上記のいずれかに記載の復号装置を有する構成を採る。
【0025】
この構成によれば、上記のいずれかに記載の復号装置と同様の作用効果を基地局装置において実現することができる。
【0026】
本発明の移動局装置は、上記のいずれかに記載の復号装置を有する構成を採る。
【0027】
この構成によれば、上記のいずれかに記載の復号装置と同様の作用効果を移動局装置において実現することができる。
【0028】
本発明の復号方法は、入力データに対して復号を繰り返す復号方法であって、復号結果の尤度に応じて復号の繰り返し回数を制御するステップ、を有するようにした。
【0029】
この方法によれば、復号結果の尤度に応じて復号が繰り返されるため、尤度が高くなる、すなわち、復号結果の信頼度が高くなると復号の繰り返しを停止することができ、消費電力の増大を抑制するとともに、入力データに誤り検出符号が含まれていない場合でも、復号結果の信頼性の向上を図ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、ターボ復号の際に復号器から復号結果とともに出力される外部尤度を用いて復号結果の信頼度を判定し、復号の繰り返しを続行するか否かを決定することである。
【0031】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0032】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る復号装置の構成を示すブロック図である。図1に示す復号装置は、入力データに対して復号を繰り返して行うターボ復号器100と、ターボ復号器100による復号の繰り返し回数を制御する繰り返し復号制御部200とを有している。さらに、ターボ復号器100は、復号器110、減算器120、インタリーバ130、復号器140、減算器150、デインタリーバ160、および硬判定部170を有し、繰り返し復号制御部200は、閾値比較部210、カウンタ220、および判定部230を有している。
【0033】
復号器110は、図示しない復調部による復調結果(入力データ)102を、デインタリーバ160から出力される事前情報尤度162を用いて軟出力復号し、復号結果112を出力する。ここで、事前情報尤度とは、ターボ復号器100によって復号されるデータの統計的性質から与えられるものである。なお、復号器110は、初回の復号動作時においては、事前情報尤度162を用いずに軟出力復号を行う。
【0034】
減算器120は、復号結果112から入力データ102および事前情報尤度162を減算し、外部情報尤度122を算出する。ここで、外部情報尤度とは、軟出力復号結果の信頼度を示すものである。インタリーバ130は、データの送信側のターボ符号器に備えられたインタリーバと同様の順序にデータを並び替える(すなわち、インタリーブする)構成を有しており、入力データ102および外部情報尤度122をインタリーブする。
【0035】
復号器140は、入力データ102をインタリーブして得られたインタリーバ出力134を、外部情報尤度122をインタリーブして得られた事前情報尤度132を用いて軟出力復号し、復号結果142を出力する。
【0036】
減算器150は、復号結果142からインタリーバ出力134および事前情報尤度132を減算し、外部情報尤度152を算出する。デインタリーバ160は、インタリーバ130によって並び替えられたデータを元に戻す(すなわち、デインタリーブする)構成を有しており、外部情報尤度152をデインタリーブし、事前情報尤度162を出力する。硬判定部170は、外部情報尤度152に対して硬判定を行い、復号データを得る。
【0037】
閾値比較部210は、外部情報尤度152と所定の閾値とを比較し、比較結果をカウンタ220へ出力する。カウンタ220は、外部情報尤度152の絶対値が所定の閾値以上である場合に1インクリメントされる。判定部230は、カウンタ220のカウンタ値に基づいて復号の繰り返しを続行するか否かを判定する。具体的には、判定部230は、カウンタ値が所定値以上である場合に復号の繰り返しを停止すると判定し、カウンタ値が所定値に満たない場合に復号の繰り返しを続行すると判定する。さらに、判定部230は、判定結果に応じてターボ復号器100を制御し、復号の繰り返しを続行または停止させる。
【0038】
次いで、上記のように構成された復号装置の動作について、図2に示すフロー図を参照しながら説明する。
【0039】
まず、復号器110によって、事前情報尤度162と入力データ102が用いられて軟出力復号される。そして、減算器120によって、復号結果112から事前情報尤度162および入力データ102が減算され、得られた外部情報尤度122がインタリーバ130へ出力される。
【0040】
外部情報尤度122および入力データ102は、データの送信側のターボ符号器に備えられたインタリーバと同様の構成を有するインタリーバ130によってインタリーブされ、得られた事前情報尤度132およびインタリーバ出力134が復号器140へ出力される。そして、復号器140によって、事前情報尤度132が用いられてインタリーバ出力134が軟出力復号される。そして、減算器150によって、復号結果142から事前情報尤度132およびインタリーバ出力134が減算され、得られた外部情報尤度152が閾値比較部210へ出力される。また、復号結果142は、硬判定部170によって硬判定される。
【0041】
繰り返し復号制御部200においては、ターボ復号器100によって復号処理が開始されると、まず、カウンタ220が初期化される(ST1000)。そして、外部情報尤度152に対する以下の処理が、データ数分だけ繰り返される。すなわち、閾値比較部210によって、各データごとの外部情報尤度152が所定の閾値と比較され(ST1100)、外部情報尤度152の絶対値が所定の閾値以上である場合にカウンタ220が1インクリメントされる(ST1200)。ここで、外部情報尤度の絶対値は、復号を繰り返して誤りが訂正されると大きくなる傾向がある。したがって、外部情報尤度の絶対値が所定の閾値以上であるということは、その外部情報尤度を有するデータの誤りが一定程度以上訂正され、復号結果が信頼できるものであることを示している。
【0042】
以上の処理が全データについて完了すると、カウンタ220のカウンタ値が判定部230へ出力される。そして、判定部230によって、カウンタ値が所定の値以上であるか否かが判定され(ST1300)、カウンタ値が所定値以上であれば、ターボ復号器100を制御して繰り返し復号を停止させ(ST1400)、反対にカウンタ値が所定値に満たなければ、ターボ復号器100を制御して繰り返し復号を続行させる(ST1500)。ここで、上述したように、外部情報尤度と所定の閾値との比較は、データごとに行われているため、カウンタ220のカウンタ値は、外部情報尤度の絶対値が所定の閾値以上であるデータの個数を示している。したがって、このデータの個数を判定することにより、データ全体の復号結果の信頼性を判定することができる。
【0043】
ターボ復号器100においては、繰り返し復号制御部200によって繰り返し復号停止の制御が行われると、硬判定部170による硬判定結果が復号データとして出力される。一方、繰り返し復号続行の制御が行われると、外部情報尤度152は、デインタリーバ160によって、インタリーバ130によるインタリーブを元に戻すデインタリーブが行われ、事前情報尤度162が出力され、再度、復号器110によって軟出力復号が行われる。
【0044】
このように、本実施の形態によれば、繰り返し復号の結果得られる外部情報尤度を所定の閾値と比較し、外部情報尤度の絶対値が所定の閾値以上であるデータの個数が所定値以上である場合に繰り返し復号を停止させるため、復号を無駄に繰り返すことなく、消費電力の増大を抑制するとともに、データ全体の外部情報尤度が高くなるまでは復号を繰り返し、復号結果の信頼性の向上を図ることができる。また、データに誤り検出符号が含まれておらず、誤り検出による繰り返し復号の制御が行えない場合にも、復号の繰り返しを適度な回数で確実に停止させることができる。
【0045】
なお、本実施の形態においては、データごとに外部情報尤度と所定の閾値とを比較する構成としたが、これに限定されず、複数のデータを単位として比較処理を行うなどの構成としても良い。また、判定部230においてカウンタ値と比較される所定値を調節することにより、所望の精度の復号結果を得ることができる。すなわち、例えばデータすべての外部情報尤度が所定の閾値以上である場合に繰り返し復号を停止させるのであれば、カウンタ値と比較される所定値をデータ数と等しくすれば良い。
【0046】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の特徴は、復号の繰り返しを続行するか否かの判定において、誤り検出の結果を併せて用いる点である。したがって、本実施の形態において復号対象となるデータには、誤り検出符号が付加されているものとする。
【0047】
図3は、本実施の形態に係る復号装置の構成を示すブロック図である。なお、同図において、図1と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0048】
図3に示す復号装置は、入力データに対して復号を繰り返して行うターボ復号器100と、ターボ復号器100による復号の繰り返し回数を制御する繰り返し復号制御部200aとを有している。ターボ復号器100の内部構成は、図1に示す復号装置と同様であり、繰り返し復号制御部200aは、閾値比較部210、カウンタ220、判定部230a、および誤り検出部240を有している。
【0049】
判定部230aは、カウンタ220のカウンタ値および誤り検出部240の誤り検出結果に基づいて復号の繰り返しを続行するか否かを判定する。また、判定部230aは、判定結果に応じてターボ復号器100を制御し、復号の繰り返しを続行または停止させる。
【0050】
誤り検出部240は、硬判定部170による硬判定復号結果172に付加されている誤り検出符号を用いて誤り検出を行い、その結果を判定部230aへ出力する。
【0051】
なお、判定部230aは、具体的には、カウンタ値が所定値以上であり、かつ、誤り検出結果が誤りがないことを示す場合に復号の繰り返しを停止すると判定し、それ以外の場合に繰り返しを続行すると判定する。
【0052】
次いで、上記のように構成された復号装置の動作について、図4に示すフロー図を参照しながら説明する。
【0053】
まず、実施の形態1と同様に、ターボ復号器100において硬判定部170によって復号結果142の硬判定が行われ、同時に外部情報尤度152が得られる。そして、硬判定結果172は、誤り検出部240へ出力され、外部情報尤度152は、閾値比較部210へ出力される。
【0054】
繰り返し復号制御部200aにおいては、ターボ復号器100によって復号処理が開始されると、まず、カウンタ220が初期化される(ST1000)。そして、外部情報尤度152に対する以下の処理が、データ数分だけ繰り返される。すなわち、閾値比較部210によって、各データごとの外部情報尤度152が所定の閾値と比較され(ST1100)、外部情報尤度152の絶対値が所定の閾値以上である場合にカウンタ220が1インクリメントされる(ST1200)。ここで、外部情報尤度の絶対値は、復号を繰り返して誤りが訂正されると大きくなる傾向がある。したがって、外部情報尤度の絶対値が所定の閾値以上であるということは、その外部情報尤度を有するデータの誤りが一定程度以上訂正され、復号結果が信頼できるものであることを示している。
【0055】
以上の処理が全データについて完了すると、カウンタ220のカウンタ値が判定部230aへ出力される。
【0056】
一方、硬判定部170による硬判定復号結果172に付加されている誤り検出符号が用いられることにより、誤り検出部240によって、硬判定復号結果172の誤り検出が行われる(ST2000)。このとき用いられる誤り検出符号としては、例えばCRCなどが挙げられる。誤り検出結果は、判定部230aへ出力される。
【0057】
そして、判定部230aによって、カウンタ値が所定の値以上であり、かつ、誤り検出結果が誤りがないことを示すものであるか否かが判定され(ST2100)、カウンタ値が所定値以上であり、かつ、誤りがなければ、ターボ復号器100を制御して繰り返し復号を停止させ(ST1400)、判定結果がそれ以外であれば、ターボ復号器100を制御して繰り返し復号を続行させる(ST1500)。
【0058】
ターボ復号器100においては、繰り返し復号制御部200aによって繰り返し復号停止の制御が行われると、硬判定部170による硬判定結果172が復号データとして出力される。一方、繰り返し復号続行の制御が行われると、外部情報尤度152は、デインタリーバ160によって、インタリーバ130によるインタリーブを元に戻すデインタリーブが行われ、事前情報尤度162が出力され、再度、復号器110によって軟出力復号が行われる。
【0059】
このように、本実施の形態によれば、繰り返し復号の結果得られる外部情報尤度を所定の閾値と比較するとともに、復号結果に含まれる誤り検出符号を用いて誤り検出を行い、外部情報尤度の絶対値が所定の閾値以上であるデータの個数が所定値以上であり、かつ、復号結果に誤りがない場合に繰り返し復号を停止させるため、復号結果の信頼性の向上をさらに図ることができる。
【0060】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の特徴は、復号の繰り返しを続行するか否かの判定において、それまでの復号繰り返し回数を併せて用いる点である。
【0061】
図5は、本実施の形態に係る復号装置の構成を示すブロック図である。なお、同図において、図1と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0062】
図5に示す復号装置は、入力データに対して復号を繰り返して行うターボ復号器100と、ターボ復号器100による復号の繰り返し回数を制御する繰り返し復号制御部200bとを有している。ターボ復号器100の内部構成は、図1に示す復号装置と同様であり、繰り返し復号制御部200bは、閾値比較部210、カウンタ220、判定部230b、および回数比較部250を有している。
【0063】
判定部230bは、カウンタ220のカウンタ値および回数比較部250の復号繰り返し回数比較結果に基づいて復号の繰り返しを続行するか否かを判定する。また、判定部230bは、判定結果に応じてターボ復号器100を制御し、復号の繰り返しを続行または停止させる。
【0064】
回数比較部250は、ターボ復号器100が実際に復号を繰り返した回数と、あらかじめ定められた最小繰り返し回数および最大繰り返し回数との比較を行い、その結果を判定部230bへ出力する。
【0065】
なお、判定部230bは、具体的には、実際の繰り返し回数が最大繰り返し回数に等しくなった場合、復号の繰り返しを停止すると判定する。また、判定部230bは、カウンタ値が所定値以上であり、かつ、実際の繰り返し回数が最小繰り返し回数以上である場合に復号の繰り返しを停止すると判定し、それ以外の場合に繰り返しを続行すると判定する。
【0066】
次いで、上記のように構成された復号装置の動作について、図6に示すフロー図を参照しながら説明する。
【0067】
まず、実施の形態1と同様に、ターボ復号器100において外部情報尤度152が得られる。そして、外部情報尤度152は、閾値比較部210へ出力される。
【0068】
繰り返し復号制御部200bにおいては、ターボ復号器100によって復号処理が開始されると、まず、カウンタ220が初期化される(ST1000)。そして、外部情報尤度152に対する以下の処理が、データ数分だけ繰り返される。すなわち、閾値比較部210によって、各データごとの外部情報尤度152が所定の閾値と比較され(ST1100)、外部情報尤度152の絶対値が所定の閾値以上である場合にカウンタ220が1インクリメントされる(ST1200)。ここで、外部情報尤度の絶対値は、復号を繰り返して誤りが訂正されると大きくなる傾向がある。したがって、外部情報尤度の絶対値が所定の閾値以上であるということは、その外部情報尤度を有するデータの誤りが一定程度以上訂正され、復号結果が信頼できるものであることを示している。
【0069】
以上の処理が全データについて完了すると、カウンタ220のカウンタ値が判定部230bへ出力される。
【0070】
一方、回数比較部250によって、ターボ復号器100が実際に復号を繰り返した回数とあらかじめ定められた最大繰り返し回数および最小繰り返し回数との比較が行われる。回数比較結果は、判定部230bへ出力される。
【0071】
そして、判定部230bによって、実際の繰り返し回数が最大繰り返し回数に等しいか否かの判定が行われ(ST3000)、実際の繰り返し回数が最大繰り返し回数に等しい場合は、ターボ復号器100を制御して繰り返し復号を停止させる(ST1400)。
【0072】
一方、実際の繰り返し回数が最大繰り返し回数に満たない場合は、カウンタ値が所定値以上であるか否かが判定され(ST3100)、カウンタ値が所定値に満たなければ、ターボ復号器100を制御して繰り返し復号を続行させる(ST1500)。また、カウンタ値が所定値以上であれば、さらに実際の繰り返し回数が最小繰り返し回数以上であるか否かが判定され(ST3200)、実際の繰り返し回数が最小繰り返し回数以上であれば、ターボ復号器100を制御して繰り返し復号を停止させ(ST1400)、反対に実際の繰り返し回数が最初繰り返し回数未満であれば、ターボ復号器100を制御して繰り返し復号を続行させる(ST1500)。これにより、実際の繰り返し回数があらかじめ定められた最大繰り返し回数に等しくなると、外部情報尤度とは無関係に繰り返し復号が停止することになり、消費電力の低減を図ることができる。また、外部情報尤度の絶対値が所定の閾値以上であるデータの個数が多くても、実際の繰り返し回数があらかじめ定められた最小繰り返し回数未満である場合は、繰り返し復号を続行させ、復号の精度を向上させることができる。
【0073】
ターボ復号器100においては、繰り返し復号制御部200bによって繰り返し復号停止の制御が行われると、復号結果142が硬判定部170によって硬判定され、復号データが出力される。一方、繰り返し復号続行の制御が行われると、外部情報尤度152は、デインタリーバ160によって、インタリーバ130によるインタリーブを元に戻すデインタリーブが行われ、事前情報尤度162が出力され、再度、復号器110によって軟出力復号が行われる。
【0074】
このように、本実施の形態によれば、繰り返し復号の結果得られる外部情報尤度を所定の閾値と比較するとともに、実際の復号繰り返し回数とあらかじめ定められた最大/最小繰り返し回数とを比較することにより繰り返し復号を停止させるため、復号結果の信頼性の向上をさらに図ると同時に、消費電力の低減を図ることができる。
【0075】
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4の特徴は、復号の繰り返しの過程において、前回の外部情報尤度より今回の外部情報尤度の方が大きいデータの個数が所定値以上である場合に復号の繰り返しを停止する点である。
【0076】
図7は、本実施の形態に係る復号装置の構成を示すブロック図である。なお、同図において、図1と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0077】
図7に示す復号装置は、入力データに対して復号を繰り返して行うターボ復号器100と、ターボ復号器100による復号の繰り返し回数を制御する繰り返し復号制御部300とを有している。ターボ復号器100の内部構成は、図1に示す復号装置と同様であり、繰り返し復号制御部300は、比較部310、記憶部320、カウンタ330、および判定部340を有している。
【0078】
比較部310は、外部情報尤度152が入力されると、記憶部320から前回の外部情報尤度を読み出し、各データごとの外部情報尤度152と比較する。また、比較部310は、外部情報尤度152を記憶部320に記憶させる。
【0079】
記憶部320は、比較部310から出力される外部情報尤度を記憶し、新たに今回の外部情報尤度を記憶する場合には、前回の外部情報尤度を破棄する。
【0080】
カウンタ330は、今回の外部情報尤度152が前回の外部情報尤度よりも大きい場合に1インクリメントされる。
【0081】
判定部340は、カウンタ330のカウンタ値に基づいて復号の繰り返しを続行するか否かを判定する。具体的には、判定部340は、カウンタ値が所定値以上である場合に復号の繰り返しを停止すると判定し、カウンタ値が所定値に満たない場合に復号の繰り返しを続行すると判定する。さらに、判定部340は、判定結果に応じてターボ復号器100を制御し、復号の繰り返しを続行または停止させる。
【0082】
次いで、上記のように構成された復号装置の動作について、図8に示すフロー図を参照しながら説明する。
【0083】
まず、実施の形態1と同様に、ターボ復号器100において外部情報尤度152が得られる。
【0084】
繰り返し復号制御部300においては、ターボ復号器100によって復号処理が開始されると、まず、カウンタ330が初期化される(ST1000)。そして、外部情報尤度152に対する以下の処理が、データ数分だけ繰り返される。すなわち、比較部310によって、記憶部320から前回の外部情報尤度が読み出され、各データごとに今回の外部情報尤度152の絶対値と前回の外部情報尤度の絶対値とが比較され(ST4000)、今回の外部情報尤度152の絶対値の方が前回の外部情報尤度の絶対値より大きい場合にカウンタ330が1インクリメントされる(ST1200)。ここで、外部情報尤度の絶対値は、復号を繰り返して誤りが訂正されると大きくなる傾向がある。したがって、今回の外部情報尤度の絶対値が前回の外部情報尤度の絶対値より大きい、換言すれば、外部情報尤度の絶対値の大きさが前回と今回とで逆転していないということは、その外部情報尤度を有するデータの誤りが訂正されていることを示している。
【0085】
以上の処理が全データについて完了すると、カウンタ330のカウンタ値が判定部340へ出力される。そして、判定部340によって、カウンタ値が所定の値以上であるか否かが判定され(ST1300)、カウンタ値が所定値以上であれば、ターボ復号器100を制御して繰り返し復号を停止させ(ST1400)、反対にカウンタ値が所定値に満たなければ、ターボ復号器100を制御して繰り返し復号を続行させる(ST1500)。ここで、上述したように、外部情報尤度の比較は、データごとに行われているため、カウンタ330のカウンタ値は、今回の外部情報尤度の絶対値が前回の外部情報尤度の絶対値より大きいデータの個数を示している。したがって、このデータの個数を判定することにより、データ全体の復号結果の信頼性を判定することができる。
【0086】
ターボ復号器100においては、繰り返し復号制御部300によって繰り返し復号停止の制御が行われると、復号結果142が硬判定部170によって硬判定され、復号データが出力される。一方、繰り返し復号続行の制御が行われると、外部情報尤度152は、デインタリーバ160によって、インタリーバ130によるインタリーブを元に戻すデインタリーブが行われ、事前情報尤度162が出力され、再度、復号器110によって軟出力復号が行われる。
【0087】
このように、本実施の形態によれば、繰り返し復号の結果得られる今回の外部情報尤度と前回の外部情報尤度を比較し、今回の外部情報尤度の絶対値が前回の外部情報尤度の絶対値より大きいデータの個数が所定値以上である場合に繰り返し復号を停止させるため、復号を無駄に繰り返すことなく、消費電力の増大を抑制するとともに、データ全体の外部情報尤度が前回の外部情報尤度よりも高くなるまでは復号を繰り返し、復号結果の信頼性の向上を図ることができる。また、データに誤り検出符号が含まれておらず、誤り検出による繰り返し復号の制御が行えない場合にも、復号の繰り返しを適度な回数で確実に停止させることができる。
【0088】
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5の特徴は、復号の繰り返しの過程において、外部情報尤度を積算し、その積算値が所定値以上となる場合に復号の繰り返しを停止する点である。
【0089】
図9は、本実施の形態に係る復号装置の構成を示すブロック図である。なお、同図において、図1と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0090】
図9に示す復号装置は、入力データに対して復号を繰り返して行うターボ復号器100と、ターボ復号器100による復号の繰り返し回数を制御する繰り返し復号制御部400とを有している。ターボ復号器100の内部構成は、図1に示す復号装置と同様であり、繰り返し復号制御部400は、加算部410、記憶部420、および判定部430を有している。
【0091】
加算部410は、外部情報尤度152が入力されると、記憶部420から前回の繰り返し復号までにおける外部情報尤度の積算値を読み出し、外部情報尤度152を加算する。また、加算部410は、加算結果を積算値として記憶部420に記憶させる。
【0092】
記憶部420は、加算部410から出力される加算結果を新たに積算値として記憶する。
【0093】
判定部430は、加算部410の加算結果(すなわち、積算値)に基づいて復号の繰り返しを続行するか否かを判定する。具体的には、判定部430は、積算値が所定値以上である場合に復号の繰り返しを停止すると判定し、積算値が所定値に満たない場合に復号の繰り返しを続行すると判定する。さらに、判定部430は、判定結果に応じてターボ復号器100を制御し、復号の繰り返しを続行または停止させる。
【0094】
次いで、上記のように構成された復号装置の動作について、図10に示すフロー図を参照しながら説明する。
【0095】
まず、実施の形態1と同様に、ターボ復号器100において外部情報尤度152が得られる。
【0096】
繰り返し復号制御部400においては、ターボ復号器100によって復号処理が開始されると、まず、記憶部420に記憶されている積算値が初期化される(ST5000)。そして、外部情報尤度152に対する以下の処理が、データ数分だけ繰り返される。すなわち、加算部410によって、外部情報尤度152の絶対値が算出されるとともに(ST5100)、記憶部420から外部情報尤度の絶対値の積算値が読み出されて外部情報尤度152の絶対値が加算される(ST5200)。ここで、外部情報尤度の絶対値が大きければ、そのデータの復号結果の信頼度は高く、また、復号を繰り返して誤りが訂正されると、外部情報尤度の絶対値はさらに大きくなる。したがって、外部情報尤度の絶対値の積算値が大きいということは、その外部情報尤度を有するデータの信頼度が高いことを示している。
【0097】
以上の処理が全データについて完了すると、積算値が判定部430へ出力される。そして、判定部430によって、積算値が所定の値以上であるか否かが判定され(ST5300)、積算値が所定値以上であれば、ターボ復号器100を制御して繰り返し復号を停止させ(ST1400)、反対に積算値が所定値に満たなければ、ターボ復号器100を制御して繰り返し復号を続行させる(ST1500)。
【0098】
ターボ復号器100においては、繰り返し復号制御部400によって繰り返し復号停止の制御が行われると、復号結果142が硬判定部170によって硬判定され、復号データが出力される。一方、繰り返し復号続行の制御が行われると、外部情報尤度152は、デインタリーバ160によって、インタリーバ130によるインタリーブを元に戻すデインタリーブが行われ、事前情報尤度162が出力され、再度、復号器110によって軟出力復号が行われる。
【0099】
このように、本実施の形態によれば、繰り返し復号の度に得られる外部情報尤度を積算し、積算値が所定値以上となる場合に繰り返し復号を停止させるため、復号を無駄に繰り返すことなく、消費電力の増大を抑制するとともに、外部情報尤度の積算値が所定値よりも大きくなるまでは復号を繰り返し、復号結果の信頼性の向上を図ることができる。また、データに誤り検出符号が含まれておらず、誤り検出による繰り返し復号の制御が行えない場合にも、復号の繰り返しを適度な回数で確実に停止させることができる。
【0100】
なお、上記実施の形態4、5において、データに誤り検出符号が付加されている場合には、実施の形態2と同様に、外部尤度情報および誤り検出結果を用いて繰り返し復号を続行するか否かを判定しても良い。この場合には、復号結果の信頼性はさらに向上する。
【0101】
また、上記実施の形態4、5において、実施の形態3と同様に、復号の最小繰り返し回数または最大繰り返し回数を設定し、繰り返し復号を続行するか否かの判定を行っても良い。これにより、復号の精度の向上および消費電力の低減を図ることができる。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、消費電力の増大を抑制し、復号結果の信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る復号装置の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係る繰り返し復号制御部の動作を説明するフロー図
【図3】本発明の実施の形態2に係る復号装置の構成を示すブロック図
【図4】実施の形態2に係る繰り返し復号制御部の動作を説明するフロー図
【図5】本発明の実施の形態3に係る復号装置の構成を示すブロック図
【図6】実施の形態3に係る繰り返し復号制御部の動作を説明するフロー図
【図7】本発明の実施の形態4に係る復号装置の構成を示すブロック図
【図8】実施の形態4に係る繰り返し復号制御部の動作を説明するフロー図
【図9】本発明の実施の形態5に係る復号装置の構成を示すブロック図
【図10】実施の形態5に係る繰り返し復号制御部の動作を説明するフロー図
【符号の説明】
210 閾値比較部
220、330 カウンタ
230、230a、230b、340、430 判定部
240 誤り検出部
250 回数比較部
310 比較部
320、420 記憶部
410 加算部

Claims (10)

  1. 入力データに対して復号を繰り返す復号手段と、
    前記復号手段の復号結果の尤度に応じて復号の繰り返し回数を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする復号装置。
  2. 前記制御手段は、
    復号単位ごとに前記復号結果の尤度と所定の閾値とを比較する閾値比較部と、
    前記復号結果の尤度の絶対値が前記所定の閾値以上である復号単位を計数するカウンタと、
    前記カウンタのカウンタ値が所定値以上であるか否かを判定する判定部と、を有し、
    カウンタ値が所定値以上である場合に復号の繰り返しを停止させることを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  3. 前記制御手段は、
    復号単位ごとに前記復号結果の尤度と前回の復号結果の尤度とを比較する比較部と、
    前記復号結果の尤度の絶対値が前回の復号結果の尤度の絶対値以上である復号単位を計数するカウンタと、
    前記カウンタのカウンタ値が所定値以上であるか否かを判定する判定部と、を有し、
    カウンタ値が所定値以上である場合に復号の繰り返しを停止させることを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記復号手段の復号結果に付加されている誤り検出符号を用いて復号結果の誤り検出を行う誤り検出部、をさらに有し、
    カウンタ値が所定値以上であり、かつ、前記復号結果に誤りがない場合に復号の繰り返しを停止させることを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の復号装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記復号手段によって復号が繰り返される度に前記復号結果の尤度の絶対値を積算して積算値を得る加算部と、
    前記積算値が所定値以上であるか否かを判定する判定部と、を有し、
    前記積算値が所定値以上となる場合に復号の繰り返しを停止させることを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記復号手段の復号結果に付加されている誤り検出符号を用いて復号結果の誤り検出を行う誤り検出部、をさらに有し、
    前記積算値が所定値以上であり、かつ、前記復号結果に誤りがない場合に復号の繰り返しを停止させることを特徴とする請求項5記載の復号装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記復号手段による復号の実際の繰り返し回数と所定の最大繰り返し回数または最小繰り返し回数とを比較する比較手段、を含み、
    前記復号結果の尤度および前記比較手段の比較結果に応じて復号の繰り返し回数を制御することを特徴とする請求項1記載の復号装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の復号装置を有することを特徴とする基地局装置。
  9. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の復号装置を有することを特徴とする移動局装置。
  10. 入力データに対して復号を繰り返す復号方法であって、
    復号結果の尤度に応じて復号の繰り返し回数を制御するステップ、
    を有することを特徴とする復号方法。
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