JP2004146213A - ボックス埋込型照明器具 - Google Patents

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Takahiro Yanai
柳井 孝博
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Abstract

【課題】埋込みボックスから取り外すことができる埋込型照明器具を備えたボックスス埋込型照明器具において、線状であって切れ目の少ない光を出すことができ、その送り配線が簡略化できるものを供給すること。
【解決手段】有底筒状の本体と、本体の開口部を塞ぐパネルと、パネルの周縁に当接するパッキンと、パッキンに当接する当接部を有しこの当接部によりパッキンを圧接する外枠と、を備えた埋込型照明器具であって、この埋込型照明器具を地中に埋設する埋込みボックスの中に収納したボックス埋込型照明器具において、埋込型照明器具を直方体とし、埋込みボックスの中に複数台数、直方体の長手方向に連続して収納するとともに埋込型照明器具の本体を矩形の箱状に形成し、この長手方向に対向する側壁に電線の貫通孔を設け、埋込型照明器具を長手方向に連続して収納したときに、隣合う埋込型照明器具の貫通孔が一つの連結部材で防水接続されるようにした。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地中などに埋設して使用される埋込型照明器具が複数収納されたボックス埋込型照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のボックス埋込型照明器具としては、特開昭53−122278号公報に開示されたものがあり、図7はこのものを地中などに設置したときの要部断面図である。このものは、光源を収納した有底筒状の本体10と、この本体10の開口部を塞ぐ透光性材料で形成されたパネル2と、このパネル2の周縁に当接する防水用のパッキン3と、このパッキン3に当接する当接部を有しこの当接部によりパッキン3を圧接する外枠4と、取り付けネジ30と、これらを収納する埋込み埋込みボックス8と、を備えて構成されたボックス埋込型照明器具である。
【0003】
このものは、仮蓋をした埋込みボックス8を地中に埋込み、その後、仮蓋を外して本体10を挿入し、その本体10にパネル2、パッキン3を載せ、さらにその上から外枠4を取り付けネジ30により埋込みボックス8に固定することにより、パネルの外部から内部に水が入らないようにして地中に設置できるものである。
【0004】
次に、これとは別のボックス埋込型照明器具として、特開平5−62506号公報に開示されたものを図8に示す。このものは、光源を収納した有底筒状の本体10と、この本体10の開口部を塞ぐ透光性材料で形成されたパネル2と、このパネル2の周縁に当接する防水用のパッキン3と、このパッキン3に当接する当接部を有し、この当接部によりパッキン3を圧接する外枠4と、取り付けネジ30と、これらを収納する埋込みボックス8と、を備えて構成されたボックス埋込型照明器具である。
【0005】
このものは、本体10を埋込みボックス8に収納しなくともパネル2を埋込みボックス8に押圧保持できるものである。
【0006】
ところが、図7、図8に示したボックス埋込型照明器具では、本体10の内部に配設されたランプ11aを交換するときに雨が降っていた場合、パネル2を開けた際に雨が中に入り込む。また、このとき周囲の路面がパネル2や外枠4よりも高い場合は、溜まっていた雨水がパネル2を外した瞬間に流れ込むことになる。従って、このものは、雨が降っているときにランプ11aの交換を行うことを前提にしたものではない。
【0007】
一方、雨が降っているときでも光源の交換ができるものとして、本体10が防水機能を有したまま埋込みボックス8から取り出せ、このものを雨のかからない別の場所に持っていくことによりランプ交換ができ、再び埋込みボックス8に取り付けることができるものがある。このものは、図9に示すボックス埋込型照明器具であり、これはすでに市販されているものである。このものは、光源ユニット11を収納した有底筒状の本体1と、この本体1の開口部1Xを塞ぐ透光性材料で形成されたパネル2と、このパネル2の周縁に当接する防水用のパッキン3と、このパッキン3に当接する当接部を有しこの当接部によりパッキン3を本体1に圧接する外枠4と、取り付けネジ30と、埋込みボックス8と、を備えて構成されている。
【0008】
本体1は、開口部1Xの周縁に外方へ突出する鍔部1aを備え、この鍔部1aには、取り付けネジ30をネジ止めするためのネジ穴1bが数カ所にわたり設けられている。
【0009】
外枠4は、取り付けネジ30を通すための孔4bを本体1のネジ穴1bに対応した箇所に備えている。また、パッキン3はパネル2の周縁に取り付けられており、パネル3と一体となっている。
【0010】
埋込みボックス8は、上部に開口を有した有底筒状であって、その側壁の内側には、本体1を載置する載置部が設けられている。
【0011】
このものは、外枠4と本体1との間にパッキン3を挟み込み、取り付けネジ30を締めつけることにより、外枠4が本体1に固定される。このとき外枠4と本体1との間にパッキン3を圧着して固定するので、水などが本体1に侵入しないように取り付けできるものである。そして、このものを埋込みボックス8に収納することによりボックス埋込型照明器具として使用できるものとなる。
【0012】
このものは、本体1が防水機能を有したまま埋込みボックス8から取り出せ、雨のかからない別の場所でランプ交換ができ、再び埋込みボックス8に取り付けることができるものである。
【0013】
【特許文献1】
特開昭53−122278号公報
【0014】
【特許文献2】
特開平5−62506号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところでボックス埋込型照明器具を例えば屋外のアミューズメントパークの舞台の前方に使用するような場合やデザイン照明としてビルの人口地盤などに埋め込むような場合は、線状の光を出すためにボックス埋込型照明器具をその長手方向に連続して線状に並べて使うことがある。この場合デザイン性をよくするために光の切れ目を極力少なくすることが望まれている。このような用途に雨が降っているところでも光源ユニットの交換ができる図9に示したものを使用した場合、光の切れ目を極力少なくするには、ボックス埋込型照明器具の外枠4の短手方向の幅を狭いものとしたり、ボックス埋込型照明器具どうしを隙間なく埋設する必要があったが、外枠4は防水性能の関係で幅を狭くすることは難しく、また、ボックス埋込型照明器具どうしを隙間なく埋設することも施工者の技術力を要するものとなっていた。
【0016】
さらに、ボックス埋込型照明器具をその長手方向に連続して線状に並べて使う場合は、隣合うボックス埋込型照明器具への電源の送り配線をできるだけ簡単な方法で行えることが要望されるが、図9のものは電源の送りを考慮したものではなく、仮に行う場合はボックス埋込型照明器具の外に防水性能を備えた接続器を設ける必要があった。
【0017】
本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、防水機能を備えたままで埋込みボックスから取り外すことができる埋込型照明器具を備えたボックスス埋込型照明器具において、線状であって切れ目の少ない光を出すことができ、その送り配線が簡略化できるボックス埋込型照明器具を供給することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、光源を収納した有底筒状の本体と、この本体の開口部を塞ぐ透光性材料で形成されたパネルと、このパネルの周縁に当接する防水用のパッキンと、このパッキン又は/及びパネルに当接する当接部を有しこの当接部によりパッキンを圧接する外枠と、を備えた埋込型照明器具であって、この埋込型照明器具を地中に埋め込まれる埋込みボックスの中に収納したボックス埋込型照明器具において、前記埋込型照明器具を直方体のものとし、前記埋込みボックスの中に複数台数、直方体の長手方向に連続して収納したボックス埋込型照明器具であって、前記埋込型照明器具の本体をその底部が長方形になるように矩形の箱状に形成し、この長手方向に対向する側壁に電線が貫通し得る貫通孔を設け、埋込型照明器具を長手方向に連続して収納したときに、隣合う埋込型照明器具の前記貫通孔が一つの連結部材で防水接続されるようにしたものであることを特徴とする。
【0019】
請求項2に係る発明のボックス埋込型照明器具は、請求項1において、前記連結部材は、隣合う埋込型照明器具の本体に設けられた貫通孔を個々に防水する2つのパッキンと、この2つのパッキンを所定の間隔で保持するコネクタ本体と、を備え、これらを一体化したものであることを特徴とする。
【0020】
請求項3に係る発明のボックス埋込型照明器具は、請求項1又は2において、前記埋込みボックスは、両端が塞がれた樋の形をなし、この埋込みボックスに複数の埋込型照明器具を長手方向に線状に連続して収納したときに、埋込型照明器具を長手方向に押しつけて、隣合う埋込型照明器具の隙間を小さくする器具固定機構を埋込みボックスの中に設けたことを特徴とする。
【0021】
請求項4に係る発明のボックス埋込型照明器具は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記埋込型照明器具は、前記外枠が本体の側壁に沿って本体の底の部分まで延設され、この延設した箇所に本体の底の部分を前記開口部の方向に押つけることにより前記外枠の当接部と前記本体の開口部の周縁との間で前記パネルと前記パッキンとを挟持する本体押圧手段を備えたものであることを特徴とする。
【0022】
請求項5に係る発明のボックス埋込型照明器具は、請求項4において、前記本体押圧手段は、前記本体の底の部分と接触するボルトであり、このボルトを回転させることにより前記本体の底の部分を前記開口部の方向に押つけたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1〜図3を用いて説明する。図1はボックス埋込型照明器具の構成要素である埋込型照明器具の分解斜視図、図2はボックス埋込型照明器具の分解斜視図、図3はこのものの組み込み完了状態における斜視図、図4はこのものの組み込み完了状態における要部断面図、図5は連結部材の要部を示した図で、図5(a)は埋込型照明器具を連結前の要部斜視図、図5(b)は埋込型照明器具を連結前の要部断面図、図5(c)は埋込型照明器具を連結後の要部断面図、図6はボックス埋込型照明器具の端部を示す図で、図6(a)は一部を切り欠いた上面図、図6(b)はその断面図である。
【0024】
このボックス埋込型照明器具は、光源を収納した有底筒状の本体1と、この本体1の開口部1Xを塞ぐ透光性材料で形成されたパネル2と、このパネル2の周縁に当接する防水用のパッキン3と、このパッキン3に当接する当接部を有しこの当接部によりパッキン3を本体1に圧接する外枠41と、を備えた埋込型照明器具40と、この埋込型照明器具40を収納するものであって地中に埋め込まれる埋込みボックス8と、を備えて構成されている。
【0025】
本体1は、ステンレス鋼鈑や強化プラスチックなど、衝撃に強く、錆びにくい材料により有底筒状、詳しくは、上部に開口部1Xを備え、底部が長方形をなした矩形の箱状に形成されている。そして、開口部1Xの周縁には、本体1の側壁上端より内方に少し伸びる当接部1cが設けられている。そして、本体1の内部には、LED素子などの光源と、その電源、及びLED素子から出た光を所定の方向に向ける反射板と、電源に電力を供給する電源コードと、を備えて構成された光源ユニット11が収納されている。そして、本体1の側壁には、電源コードを外部に引き出すための貫通孔1Yが設けられており、この貫通孔1Yからは、電源の送り電線11cと接続コネクタ11dが外部に引き出されている。なお、本体1については、貫通孔1Yや開口部1X以外の側壁や底の部分は、勿論、水などが侵入しないように加工されている。
【0026】
パネル2は、透光性を備えた強化ガラスや網入ガラスなど、この上に人が乗っても、通常、破損することのないもので平板状に形成されている。そして、パネル2の周端部は、後述するパッキン3を嵌め込むための凸状部を備えている。
【0027】
パッキン3は、弾性を備えたゴム材により、その断面がコ字状をなすように形成されている。そして、コ字状の対向する片をパネル2の周端部に設けられた凸状部に挿入することにより、パネル2に取り付けられている。
【0028】
外枠41は、ステンレス鋼鈑など、衝撃に強く、錆びにくい材料により形成されている。これを具体的に説明すると、外枠41は有底筒状、詳しくは、底部が長方形をなした矩形の箱状に形成されたものであり、外枠41の上部の開口部41Xには、パッキン3と当接する当接部41cが外枠41の側壁上端より内方に向けて開口部41Xの全周にわたり設けられている。
【0029】
そして、外枠41の底の部分には、本体1を外枠41の中に収納したときに、本体1の底の部分を開口部1Xの方向に押つけることにより外枠41の当接部41cと本体1の開口部1Xの周縁との間でパネル2とパッキン3とを挟持する本体押圧手段が設けられている。この本体押圧手段を詳しく述べると、本体押圧手段は、外枠41の底の部分に設けられた本体1の底の部分と接触するボルト7であり、このボルト7を回転させることにより本体1の底の部分を開口部1Xの方向に押つけるようにしたものである。そして、このボルト7は、複数設けられており、本体1の底の部分を複数箇所で開口部1Xの方向に押つけるようにしている。なお、外枠41の底の部分には、ボルト7に対応して設けられたネジ穴41eが設けられている。さらに外枠41には、外枠41の開口部41Xと略直交する側壁に本体1を挿入し得る挿入用開口41dが設けられている。
【0030】
ここで重要なことは、埋込型照明器具40を直方体のものとし、埋込みボックス8の中に複数台数、直方体の長手方向に連続して収納したことである、さらに埋込型照明器具40の本体1をその底部が長方形になるように矩形の箱状に形成し、この長手方向に対向する側壁に電線が貫通し得る貫通孔1Yを設け、埋込型照明器具40を長手方向に連続して収納したときに、隣合う埋込型照明器具40の貫通孔1Yが一つの連結部材9で防水接続されるようにしたことである。さらに埋込みボックス8は、両端が塞がれた樋の形をなし、この埋込みボックス8に複数の埋込型照明器具40を長手方向に線状に連続して収納したときに、埋込型照明器具40を長手方向に押しつけて、隣合う埋込型照明器具40の隙間を小さくする器具固定機構80を埋込みボックスの中に設けたことである。
【0031】
ここで連結部材9は、図5に示すように隣合う埋込型照明器具40の本体1の側面に設けられた貫通孔1Yを個々に防水する2つのパッキン9aと、この2つのパッキンを所定の間隔で保持するコネクタ本体9bと、を備え、これらを一体化したものである。そしてコネクタ本体9bは、錆びにくい真鍮やアルミ材で両端が開口した円筒状に形成されており、その内部を電源の送り電線11cと接続コネクタ11dが貫通するようになっている。また、これが挿入される貫通孔1Yは、本体1の側壁に対し底の浅い円筒状に窪んでおり、その底の部分はドーナツ盤状に中心部分に孔が開いた当接部1dを有している。そして、この孔より電源の送り電線11cと接続コネクタ11dが貫通し、当接部1dで電線コネクタ本体9bの開口周縁を当接させるものとなっている。
【0032】
また、器具固定機構80は、埋込みボックス8の一端部に設けられたもので、図6に示すように埋込みボックス8の溝を途中で仕切る仕切り板8aと、この仕切り板8aに設けられたボルト8bにより構成されている。そして、このボルト8bを締めることによりその先端が埋込型照明器具40の方向に移動するようになっている。
【0033】
次に、このボックス埋込型照明器具の設置方法を説明する。まず本体1の開口部1Xの上にパネル2を載せる。これにより、パネル2のガラス部分が本体1の開口部1Xに嵌り込み、パネル2の周端に取り付けられたパッキン3が本体1の当接部1cの上に当接する。次に、このものを外枠41の側壁に設けられた挿入用開口41dより挿入し、外枠41の中に収納する。そして、4箇所に設けられた本体押圧手段すなわちボルト7を回転させボルト7を締めつける。これにより本体1の底の部分が本体1の開口部1Xの方向、すなわち外枠41の開口部41Xの方向に押つけられ、ひいては本体1が外枠41の開口部41Xの方向に移動し、やがては、外枠41の当接部41cと本体1の開口部の周縁に設けられた当接部1cとの間でパネル2とパッキン3とが挟持される。そして、パネル2とパッキン3とが適度に挟持された状態でボルト7の締めつけを終了する。これで埋込型照明器具40が完了する。なお、ここまでの作業はボックス埋込型照明器具を設置する前に、工場などで組み立ててもかまわないものである。
【0034】
次に、埋込みボックス8をコンクリートなどを使って所定の箇所に埋設する。そして、図2に示すように器具固定機構80から遠い方より埋込型照明器具40を埋込みボックス8に収納していく。このとき次の埋込型照明器具40を収納したときに接続コネクタ11dを接続する、そして、電源の送り電線11cと接続コネクタ11dとをどちらかの埋込型照明器具40の中に収納しながらお互いを突き合せることにより、連結部材9を貫通孔1Yに嵌め込む。このとき図5に示すように貫通孔1Yの当接部1dで連結部材9は水平方向が固定され、貫通孔1Yの円筒状の側面の内側と連結部材9に設けられたパッキン9aとが密着して内部に水が侵入しないものとなる。なお、パッキン9aは、所定の間隔で保持するようにコネクタ本体9bに設けられているので、他方のパッキン9aは、隣の埋込型照明器具40を防水接続することができるものとなる。従って、一つの連結部材9により隣合う埋込型照明器具40を防水接続することができる。なお、器具固定機構80から最も遠い位置で収納される埋込型照明器具40には、電源線の送りは不用となるので、その本体1には貫通孔1Yは設けられていない。
【0035】
以降この作業を繰返すことにより埋込型照明器具40は、連結接続されていく。なお、埋込みボックス8に全ての埋込型照明器具40を収納した後は、器具固定機構80に設けられたボルト8bを締め付ける。これによりその先端が埋込型照明器具40の方向に移動するので埋込型照明器具40が長手方向に押し付けられ、各埋込型照明器具40の隙間が小さくなるとともに、埋込みボックス8に埋込型照明器具40を固定できるものとなる。最後に、器具固定機構80の上部にカバーをして取り付けが終了する。
【0036】
次に、このものにおいて光源ユニット11の交換などを行うときの方法は、前述したものと逆の手順で行えばよい。
【0037】
この実施の形態によると、埋込型照明器具40を直方体のものとし、埋込みボックス8の中に複数台数、直方体の長手方向に連続して収納したことにより埋込型照明器具40を長手方向に直線状に配置できるので、そこから出る光は、線状の切れ目の少ない光を出すことができる。さらに埋込型照明器具40の本体1をその底部が長方形になるように矩形の箱状に形成し、この長手方向に対向する側壁に電線が貫通し得る貫通孔1Yを設け、埋込型照明器具40を長手方向に連続して収納したときに、隣合う埋込型照明器具40の貫通孔1Yが一つの連結部材9で防水接続されるようにしたことにより、埋込型照明器具40の本体1の内部で送り配線することが可能となるうえに、隣合う埋込型照明器具40の隙間を詰めて電源の送り配線ができるものとなるので、さらに線状の切れ目の少ない光を出すことができるうえに、その送り配線が簡略化できるものとなる。
【0038】
さらに連結部材9は、隣合う埋込型照明器具40の本体1の側面に設けられた貫通孔1Yを個々に防水する2つのパッキン9aと、この2つのパッキンを所定の間隔で保持するコネクタ本体9bと、を備え、これらを一体化したものであることにより、その取り付けがさらに簡略化できるとともに、より確実な防水性能を確保できるものとなる。
【0039】
また、埋込みボックス8は、両端が塞がれた樋の形をなし、この埋込みボックス8に複数の埋込型照明器具40を長手方向に線状に連続して収納したときに、埋込型照明器具40を長手方向に押しつけて、隣合う埋込型照明器具40の隙間を小さくする器具固定機構80を埋込みボックスの中に設けたことにより、埋込型照明器具40の隙間を小さくした上で埋込型照明器具40を固定することができるので、隣合う埋込型照明器具40の隙間を小さくすることと埋込型照明器具40の固定とを同時に行うことができる。
【0040】
さらに、埋込型照明器具40は、外枠41が本体1の側壁に沿って本体の底の部分まで延設され、この延設した箇所に本体1の底の部分を開口部1cの方向に押つけることにより外枠41の当接部41cと本体1の開口部の周縁との間でパネル2とパッキン3とを挟持する本体押圧手段を備えたものであることにより、従来、外枠4は図7〜図9に示したようにパッキン3の周端のさらに外側に少なくとも取り付けネジ30のネジ頭分の幅を有して設けられる必要があったものが、パッキン3の周端のさらに外側に略外枠の板厚分のみ広がる外枠41でよいものとすることができる。従って、外枠4はその防水性能を落とすことなく、細いものとすることができ、パネル2の光る部分に対して光らない部分すなわち、外枠41が占める割合を小さくできるものとなる。従って、これを直線状に配設したときは、隣合う埋込型照明器具40のパネル2同士の間隔が狭くなるものとなり、より線状の切れ目の少ない光を出すことができるものとなる。
【0041】
また、本体押圧手段は、本体1の底の部分と接触するボルト7であり、このボルト7を回転させることにより本体1の底の部分を開口部1cの方向に押つけたことにより、より簡単な方法で、本体押圧手段を形成することができるものとなる。
【0042】
なお、前述したもの以外に、外枠41の当接部41cは、パッキン3とパネル2との両方に当接してパッキン3を圧接するものや、パネル2に当接しこれを介してパッキン3を圧接するものであってもよい。またパッキン3は、本体1に一体に取り付けられたものでもよい。さらに、光源の交換については、光源ユニット11として交換するもの以外に、例えば、LED素子の実装された基板のみを交換したり、より汎用性の高い蛍光灯や高輝度放電灯などの光源を交換するものであってもよい。
【0043】
また、ボックス埋込型照明器具の取り付けは、壁面であってもよく、この場合、例えば階段などの蹴上げ部分への埋込みが有効である。
【0044】
【発明の効果】
請求項1記載の発明にあっては、光源を収納した有底筒状の本体と、この本体の開口部を塞ぐ透光性材料で形成されたパネルと、このパネルの周縁に当接する防水用のパッキンと、このパッキン又は/及びパネルに当接する当接部を有しこの当接部によりパッキンを圧接する外枠と、を備えた埋込型照明器具であって、この埋込型照明器具を地中に埋め込まれる埋込みボックスの中に収納したボックス埋込型照明器具において、前記埋込型照明器具を直方体のものとし、前記埋込みボックスの中に複数台数、直方体の長手方向に連続して収納したボックス埋込型照明器具であって、前記埋込型照明器具の本体をその底部が長方形になるように矩形の箱状に形成し、この長手方向に対向する側壁に電線が貫通し得る貫通孔を設け、埋込型照明器具を長手方向に連続して収納したときに、隣合う埋込型照明器具の前記貫通孔が一つの連結部材で防水接続されるようにしたものであることにより、埋込型照明器具を長手方向に直線状に配置できるので、そこから出る光は、線状の切れ目の少ない光を出すことができる。さらに埋込型照明器具の本体の内部で送り配線することが可能となるうえに、隣合う埋込型照明器具の隙間を詰めて電源の送り配線ができるものとなるので、さらに線状の切れ目の少ない光を出すことができるうえに、その送り配線が簡略化できるものとなる。
【0045】
請求項2記載の発明にあっては、前記連結部材は、隣合う埋込型照明器具の本体に設けられた貫通孔を個々に防水する2つのパッキンと、この2つのパッキンを所定の間隔で保持するコネクタ本体と、を備え、これらを一体化したものであることにより、請求項1に記載の効果を奏するうえに、その取り付けがさらに簡略化できるとともに、より確実な防水性能を確保できるものとなる。
【0046】
請求項3記載の発明にあっては、前記埋込みボックスは、両端が塞がれた樋の形をなし、この埋込みボックスに複数の埋込型照明器具を長手方向に線状に連続して収納したときに、埋込型照明器具を長手方向に押しつけて、隣合う埋込型照明器具の隙間を小さくする器具固定機構を埋込みボックスの中に設けたことにより、請求項1又は2に記載の効果を奏するうえに、埋込型照明器具の隙間を小さくした上で埋込型照明器具を固定することができるものとなる。
【0047】
請求項4記載の発明にあっては、前記埋込型照明器具は、前記外枠が本体の側壁に沿って本体の底の部分まで延設され、この延設した箇所に本体の底の部分を前記開口部の方向に押つけることにより前記外枠の当接部と前記本体の開口部の周縁との間で前記パネルと前記パッキンとを挟持する本体押圧手段を備えたものであることにより、請求項1乃至3のいずれかに記載の効果を奏するうえに、外枠はその防水性能を落とすことなく、細いものとすることができ、パネルの光る部分に対して光らない部分すなわち、外枠が占める割合を小さくできるものとなる。従って、これを直線状に配設したときは、隣合う埋込型照明器具のパネル同士の間隔が狭くなるものとなり、より線状の切れ目の少ない光を出すことができるものとなる。
【0048】
請求項5記載の発明にあっては前記本体押圧手段は、前記本体の底の部分と接触するボルトであり、このボルトを回転させることにより前記本体の底の部分を前記開口部の方向に押つけたことにより、請求項4に記載の効果を奏するうえに、より簡単な方法で、本体押圧手段を形成することができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るボックス埋込型照明器具の埋込型照明器具の分解斜視図である。
【図2】同上のボックス埋込型照明器具の分解斜視図である。
【図3】同上のボックス埋込型照明器具の組み込み完了状態における斜視図である。
【図4】同上のボックス埋込型照明器具の組み込み完了状態における要部断面図である。
【図5】同上のボックス埋込型照明器具の連結部材の要部を示した図で、図5(a)は埋込型照明器具を連結前の要部斜視図、図5(b)は埋込型照明器具を連結前の要部断面図、図5(c)は埋込型照明器具を連結後の要部断面図である。
【図6】同上のボックス埋込型照明器具の端部を示す図で、図6(a)は一部を切り欠いた上面図、図6(b)はその断面図である。
【図7】第1の従来例に係るボックス埋込型照明器具を示す図で、このものを地中などに設置したときの要部断面図である。
【図8】第2の従来例に係るボックス埋込型照明器具を示す図で、このものを地中などに設置したときの要部断面図である。
【図9】第3の従来例に係るボックス埋込型照明器具の分解斜視図である。
【符号の説明】
1、10 本体
1c   当接部
1X   開口部
1Y   貫通孔
2    パネル
3    パッキン
7    本体押圧手段(ボルト)
8    埋込みボックス
9    連結部材
9a   パッキン
9b   コネクタ本体
11   光源
11a  ランプ
4、41 外枠
41c  当接部
41e  ネジ穴
41X  開口部
40   埋込み型照明器具
80   器具固定機構

Claims (5)

  1. 光源を収納した有底筒状の本体と、この本体の開口部を塞ぐ透光性材料で形成されたパネルと、このパネルの周縁に当接する防水用のパッキンと、このパッキン又は/及びパネルに当接する当接部を有しこの当接部によりパッキンを圧接する外枠と、を備えた埋込型照明器具であって、この埋込型照明器具を地中に埋め込まれる埋込みボックスの中に収納したボックス埋込型照明器具において、前記埋込型照明器具を直方体のものとし、前記埋込みボックスの中に複数台数、直方体の長手方向に連続して収納するとともに、前記埋込型照明器具の本体をその底部が長方形になるように矩形の箱状に形成し、この長手方向に対向する側壁に電線が貫通し得る貫通孔を設け、埋込型照明器具を長手方向に連続して収納したときに、隣合う埋込型照明器具の前記貫通孔が一つの連結部材で防水接続されるようにしたものであることを特徴とするボックス埋込型照明器具。
  2. 前記連結部材は、隣合う埋込型照明器具の本体に設けられた貫通孔を個々に防水する2つのパッキンと、この2つのパッキンを所定の間隔で保持するコネクタ本体と、を備え、これらを一体化したものであることを特徴とする請求項1記載のボックス埋込型照明器具。
  3. 前記埋込みボックスは、両端が塞がれた樋の形をなし、この埋込みボックスに複数の埋込型照明器具を長手方向に線状に連続して収納したときに、埋込型照明器具を長手方向に押しつけて、隣合う埋込型照明器具の隙間を小さくする器具固定機構を埋込みボックスの中に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のボックス埋込型照明器具。
  4. 前記埋込型照明器具は、前記外枠が本体の側壁に沿って本体の底の部分まで延設され、この延設した箇所に本体の底の部分を前記開口部の方向に押つけることにより前記外枠の当接部と前記本体の開口部の周縁との間で前記パネルと前記パッキンとを挟持する本体押圧手段を備えたものであることを特徴とする請求項1乃至3記載のボックス埋込型照明器具。
  5. 前記本体押圧手段は、前記本体の底の部分と接触するボルトであり、このボルトを回転させることにより前記本体の底の部分を前記開口部の方向に押つけたことを特徴とする請求項4記載のボックス埋込型照明器具。
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