JP2004146119A - 高圧放電灯点灯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】他の高圧放電灯を消灯させることなしに、高圧放電灯を交換し、交換完了後は自動的に再点灯する高圧放電灯点灯装置を提供する。
【解決手段】電源4に並列に接続された複数の放電灯点灯回路3と、この放電灯回路3に各々接続された高圧放電灯1と、この高圧放電灯1のソケット2への着脱を検出する高圧放電灯装着検出端子2A、2Bと、高圧放電灯1が異常と判定されたときに高圧放電灯1を消灯し待機状態とする保護手段とを備え、高圧放電灯1が異常と判定されて待機状態のときに、高圧放電灯検出端子2Bの電圧によりソケット2からの高圧放電灯1の脱着を検出し、再びソケットへの高圧放電灯の装着を検出したときに、あらかじめ定められた時間の経過後に高圧放電灯1を始動させる。
【選択図】 図1
【解決手段】電源4に並列に接続された複数の放電灯点灯回路3と、この放電灯回路3に各々接続された高圧放電灯1と、この高圧放電灯1のソケット2への着脱を検出する高圧放電灯装着検出端子2A、2Bと、高圧放電灯1が異常と判定されたときに高圧放電灯1を消灯し待機状態とする保護手段とを備え、高圧放電灯1が異常と判定されて待機状態のときに、高圧放電灯検出端子2Bの電圧によりソケット2からの高圧放電灯1の脱着を検出し、再びソケットへの高圧放電灯の装着を検出したときに、あらかじめ定められた時間の経過後に高圧放電灯1を始動させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は高圧放電灯の交換を検出して自動的に再点灯する高圧放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
放電ランプ の点灯時間を積算する点灯時間積算回路を設け、この点灯時間積算回路 による積算点灯時間の所定値への到達に応答して放電ランプの点灯を停止させ、ランプ寿命を簡単かつ正確に検出することができるようにしている(例えば特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−275390号公報(段落0013ー0016、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来例では点灯時間が所定値に達して放電灯を停止するものであるが、この場合、電源スイッチ等で直流電源を切り離して、高圧放電灯を交換後、再び電源スイッチを投入しないと再び始動しない。
また、点灯積算時間で停止した場合以外の放電灯異常で停止した場合も同様に電源スイッチを切り、高圧放電灯を交換後、再び電源スイッチを投入しないと再び始動しない。高圧放電灯は、一つの電源スイッチで数台から数十台をまとめて点灯しているケースが多く、そのうちの一台の高圧放電灯を交換する場合、従来技術では、電源スイッチをオフにして、その電源スイッチに接続されている全ての高圧放電灯を消灯させた後に目的の高圧放電灯を交換しなければならないという問題があった。さらに、高圧放電灯は一度消してしまうと再点灯までに数分から数十分の時間を要してしまうので、高圧放電灯の交換直後は全ての高圧放電灯が使用不能になる状態があるという問題があった。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、他の高圧放電灯を消灯させることなしに、高圧放電灯を交換し、交換完了後は自動的に再点灯する高圧放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る高圧放電灯点灯装置は、電源に並列に接続された複数の放電灯点灯回路と、この放電灯回路に各々接続された高圧放電灯と、この高圧放電灯のソケットへの着脱を検出する着脱検出手段と、前記高圧放電灯が異常と判定されたときに前記高圧放電灯を消灯し待機状態とする保護手段とを有する高圧放電灯点灯装置において、前記高圧放電灯が異常と判定されて待機状態のときに、前記着脱検出手段によりソケットからの前記高圧放電灯の脱着を検出し、再び前記ソケットへの高圧放電灯の装着を検出したときに、あらかじめ定められた時間の経過後に前記高圧放電灯を始動させるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す高圧放電灯点灯装置のブロック図、図2は高圧放電灯点灯装置のソケットの電力端子の側面図、図3は動作を示すタイミングチャートである。
図1において、高圧放電灯点灯装置は、高圧放電灯1、はソケット2、高圧放電灯点灯回路3、商用交流電源4、電源スイッチ5から構成され、高圧放電灯点灯回路3とソケット2と高圧放電灯1で一組の放電灯点灯装置を構成しており、電源スイッチ5を共通にして複数台の放電灯点灯装置が並列に接続されている。なお、図示しないが高圧放電灯点灯回路3には高圧放電灯1が異常と判定されたときに高圧放電灯1を消灯し待機状態とする保護手段が設けられている。
【0008】
図1のソケット2の部分は部分的にソケット内部を透視した図であり、ソケット2の内部は高圧放電灯1に電力を供給する電力端子2C、2Dと着脱検出手段である高圧放電灯装着検出端子2A、2Bから構成される。これらの端子は高圧放電灯点灯回路に接続されている。高圧放電灯1をソケット2へ装着すると、電力端子2Dは高圧放電灯側面電極の1Aと接触し、電力端子2Cは高圧放電灯底部電極1Bと接触して、ここから高圧放電灯1に電力が供給される。
【0009】
図2はソケット2の電力端子2Cを側面から見た図であり、電力端子2Cは導電体2Ca、絶縁体2Cb、導電体2Ccから構成されている。
【0010】
次に、動作を図1、3により説明する。図3において、同図(a)は電力端子2C、2D間の電圧、同図(b)は高圧放電灯装着検出端子2Bの電圧を示す。高圧放電灯1をソケット2へ装着すると底部電極1Bにより電力端子2Cが押されて高圧放電灯装着検出端子2A、2Bと接触する。電力端子2Cの高圧放電灯装着検出端子2A、2B側には導電体2Ccが装着されているので、これにより高圧放電灯装着検出端子2A、2Bは短絡状態となる。
【0011】
電源スイッチ5が閉じられると高圧放電灯点灯回路3が動作を開始し、高圧放電灯装着検出端子2Aに5Vの電圧を与える。高圧放電灯装着検出端子2Aと2Bが短格すると2Bにも5Vの電圧が生じる。また、短絡していないときは高圧放電灯装着検出端子2Bには電圧が生じない。このようにして高圧放電灯装着検出端子2Bの電圧の有無で高圧放電灯1の脱着を判定できる。
【0012】
高圧放電灯点灯中、高圧放電灯点灯回路3は電力端子2C、2D間の電圧を監視する。これは高圧放電灯1の管電圧を監視していることになる。管電圧があらかじめ定められた値以上になったり、あらかじめ定められた値未満の状態が連続した場合、高圧放電灯1が異常と判定して、高圧放電灯点灯回路3の保護手段により、図3(a)に示すように電力端子 2C、2D間の電圧は0となり高圧放電灯1への給電を停止して(t1)待機状態にする。
【0013】
待機している間は、高圧放電灯点灯回路3の高圧放電灯検出端子2Bの監視を行い、図3(b)に示すように高圧放電灯検出端子2Bの電圧が0となったとき、高圧放電灯1が脱着され高圧放電灯1が有りの状態から無しの状態になったことを検出し(t2)、高圧放電灯検出端子2Bの電圧が5Vとなったとき高圧放電灯1が装着され、高圧放電灯1が再び有りの状態になったことを検出したとき、高圧放電灯点灯回路3は高圧放電灯1の交換が行われたと判定して、作業者の手がランプから十分に離れる、例えば、5秒後(T)に電力端子2C、2Dに高電圧の始動パルスを与え高圧放電灯1の絶縁破壊を行い、高圧放電灯1を点灯させる。点灯後は、電力端子2C、2Dにあらかじめ定められた電流を供給して高圧放電灯1の点灯を行う(t4)。
【0014】
以上のように、高圧放電灯1が異常と判定されて待機状態のときに、高圧放電灯検出端子2Bの電圧によりソケット2からの高圧放電灯1の脱着を検出し、再びソケットへの高圧放電灯の装着を検出したときに、あらかじめ定められた時間の経過後に高圧放電灯1を始動させるので、一つの電源スイッチで複数の高圧放電灯点灯装置を操作している場合、他の高圧放電灯点灯装置を消灯せずに、目的の高圧放電灯だけ交換でき、自動的に再点灯するようにできるので、いつでも高圧放電灯の交換作業が行える。
【0015】
実施の形態2.
実施の形態1では、高圧放電灯が異常と判定されて待機状態のときの高圧放電灯の交換について示したが、本実施の形態は、高圧放電灯が装着されていないと判断されたとき、高圧放電灯を始動させずに待機状態のときの高圧放電灯の交換について示すものである。構成は実施の形態1の図1同じであり説明を省略する。
図4、5は実施の形態2の高圧放電灯点灯装置の動作を示すタイミングチャートである。
【0016】
次に、動作について図1、図4、5により説明する。図4、5において、同図(a)は電力端子 2C、2D間の電圧、同図(b)は高圧放電灯装着検出端子2Bの電圧を各々示す。
【0017】
電源スイッチ5が閉じられて、商用交流電源4から高圧放電灯点灯回路3に電力が供給され、図4(b)に示すように、高圧放電灯検出端子2Bの電圧が0で、高圧放電灯1が装着されていないと判断されたときは(t1)、高圧放電灯点灯回路3は始動パルスの発生を行わずに待機する。待機している間は、高圧放電灯検出端子2Bの監視を行い、高圧放電灯検出端子2Bの電圧が5Vとなったとき高圧放電灯1が装着が確認されると(t2)、高圧放電灯装着作業者の手が高圧放電灯1から十分に離れる時間である、例えば、5秒後(T)に電力端子2C、2Dに高電圧の始動パルスを与え、高圧放電灯1の絶縁破壊を行い、高圧放電灯1を点灯させる。点灯後は、電力端子2C、2Dにあらかじめ定められたの電流を供給して高圧放電灯1の点灯を行う。
【0018】
図5(b)に示すように、高圧放電灯検出端子2Bの電圧が5Vで、高圧放電灯1が装着されていると判断されたときは(t1)、あらかじめ定められた時間後(T)に高圧放電灯点灯回路3は、電力端子2C、2Dに高電圧の胎動パルスを与え、高圧放電灯1の絶縁破壊を行い、高圧放電灯1を点灯させる。点灯後は、電力端子2C、2Dにあらかじめ定められたの電流を供給して高圧放電灯1の点灯を行う。
【0019】
以上のように、高圧放電灯1が装着されていないと判断され、高圧放電灯1を始動させずに待機状態のときに、高圧放電灯検出端子2Bによりソケット2への高圧放電灯1の装着を検出したときに、あらかじめ定められた時間の経過後に高圧放電灯1を始動させるので、高圧放電灯点灯装置を無負荷動作で長時間動作することがなく、無負荷動作による無駄な電力の消費を防止することができる。
【0020】
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3を示す高圧放電灯点灯装置のブロック図、図7は実施の形態3の高圧放電灯点灯装置の動作を示すタイミングチャートである。図6において、実施の形態1の図1と同じ部分には同一の符号を付し説明を省略する。また、ソケット2に装着される高圧放電灯1、及びソケット2の内部構造及を省略してるが実施の形態1の図1と同じである。
【0021】
高圧放電灯検出端子2A、2Bは電源スイッチ5に直列に接続されており、また、高圧放電灯点灯回路3とソケット2と高圧放電灯1で一組の高圧放電灯点灯装置を構成しており、電源スイッチ5を共通にして複数台の高圧放電灯点灯装置が並列に接続されている。
【0022】
次に、動作について図6、図7により説明する。図7において、同図(a)は電力端子 2C、2D間の電圧、同図(b)は高圧放電灯装着検出端子2Bの電圧を各々示す。
電源スイッチ5が閉じられたとき、高圧放電灯1が装着されていないときは、高圧放電灯検出端子2A、2Bは電源スイッチ5に直列に接続されているので、検出端子2Aと2Bとが短絡状態にならず、高圧放電灯点灯回路3と商用交流電源4とが接続されず、高圧放電灯1の点灯が行われない。
【0023】
高圧放電灯1が装着されているときは、電源スイッチ5が閉じられると(t1)、図7に示すように検出端子2Aと2Bとが短絡状態になり、高圧放電灯点灯回路3と商用交流電源4とが接続され、あらかじめ定められた時間後(T)に高圧放電灯点灯回路3は、電力端子2C、2Dに高電圧の胎動パルスを与え、高圧放電灯1の絶縁破壊を行い、高圧放電灯1を点灯させる。点灯後は、電力端子2C、2Dにあらかじめ定められたの電流を供給して高圧放電灯1の点灯を行う。
【0024】
以上のように、着脱検出手段を、高圧放電灯1が装着されたときに高圧放電灯点灯回路3に電源4を供給するようにし、脱着検出手段は、ソケット2の底部に設けられ、高圧放電灯1の底部電極1Bと接触する電力端子2Cの導電体2Caに絶縁体2Cbを介して設けられた導電体2Ccが接触することにより短絡する2つの検出端子2A、2Bを備え、電源4が2つの検出端子2A、2Bを介して高圧放電灯点灯回路3に接続されたので、高圧放電灯1が装着されない限り高圧放電灯点灯回路3と電源4が繋がらないので、無負荷動作による無駄な電力の消費を防止できる。
【0025】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、電源に並列に接続された複数の放電灯点灯回路と、この放電灯回路に各々接続された高圧放電灯と、この高圧放電灯のソケットへの着脱を検出する着脱検出手段と、前記高圧放電灯が異常と判定されたときに前記高圧放電灯を消灯し待機状態とする保護手段とを有する高圧放電灯点灯装置において、前記高圧放電灯が異常と判定されて待機状態のときに、前記着脱検出手段によりソケットからの前記高圧放電灯の脱着を検出し、再び前記ソケットへの高圧放電灯の装着を検出したときに、あらかじめ定められた時間の経過後に前記高圧放電灯を始動させるので、複数の高圧放電灯のうち、目的の高圧放電灯だけ交換し、自動的に再点灯するようにできるので、他の高圧放電灯点灯装置を消灯せずに、いつでも高圧放電灯の交換作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す高圧放電灯点灯装置のブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1を示す高圧放電灯点灯装置のソケットの電力端子の側面図、
【図3】この発明の実施の形態1を示す高圧放電灯点灯装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】この発明の実施の形態2を示す高圧放電灯点灯装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】この発明の実施の形態2を示す高圧放電灯点灯装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】この発明の実施の形態3を示す高圧放電灯点灯装置のブロック図である。
【図7】この発明の実施の形態3を示す高圧放電灯点灯装置の動作を示すタイミングチャートである
【符号の説明】
1 高圧放電灯、2 ソケット、2A、2B 高圧放電灯装着検出端子、2C、2D 電力端子、2Ca 導電体、2Cb 絶縁体、2Cc 導電体、3 高圧放電灯点灯回路、4 商用交流電源、5 電源スイッチ。
【発明の属する技術分野】
この発明は高圧放電灯の交換を検出して自動的に再点灯する高圧放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
放電ランプ の点灯時間を積算する点灯時間積算回路を設け、この点灯時間積算回路 による積算点灯時間の所定値への到達に応答して放電ランプの点灯を停止させ、ランプ寿命を簡単かつ正確に検出することができるようにしている(例えば特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−275390号公報(段落0013ー0016、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来例では点灯時間が所定値に達して放電灯を停止するものであるが、この場合、電源スイッチ等で直流電源を切り離して、高圧放電灯を交換後、再び電源スイッチを投入しないと再び始動しない。
また、点灯積算時間で停止した場合以外の放電灯異常で停止した場合も同様に電源スイッチを切り、高圧放電灯を交換後、再び電源スイッチを投入しないと再び始動しない。高圧放電灯は、一つの電源スイッチで数台から数十台をまとめて点灯しているケースが多く、そのうちの一台の高圧放電灯を交換する場合、従来技術では、電源スイッチをオフにして、その電源スイッチに接続されている全ての高圧放電灯を消灯させた後に目的の高圧放電灯を交換しなければならないという問題があった。さらに、高圧放電灯は一度消してしまうと再点灯までに数分から数十分の時間を要してしまうので、高圧放電灯の交換直後は全ての高圧放電灯が使用不能になる状態があるという問題があった。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、他の高圧放電灯を消灯させることなしに、高圧放電灯を交換し、交換完了後は自動的に再点灯する高圧放電灯点灯装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る高圧放電灯点灯装置は、電源に並列に接続された複数の放電灯点灯回路と、この放電灯回路に各々接続された高圧放電灯と、この高圧放電灯のソケットへの着脱を検出する着脱検出手段と、前記高圧放電灯が異常と判定されたときに前記高圧放電灯を消灯し待機状態とする保護手段とを有する高圧放電灯点灯装置において、前記高圧放電灯が異常と判定されて待機状態のときに、前記着脱検出手段によりソケットからの前記高圧放電灯の脱着を検出し、再び前記ソケットへの高圧放電灯の装着を検出したときに、あらかじめ定められた時間の経過後に前記高圧放電灯を始動させるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1を示す高圧放電灯点灯装置のブロック図、図2は高圧放電灯点灯装置のソケットの電力端子の側面図、図3は動作を示すタイミングチャートである。
図1において、高圧放電灯点灯装置は、高圧放電灯1、はソケット2、高圧放電灯点灯回路3、商用交流電源4、電源スイッチ5から構成され、高圧放電灯点灯回路3とソケット2と高圧放電灯1で一組の放電灯点灯装置を構成しており、電源スイッチ5を共通にして複数台の放電灯点灯装置が並列に接続されている。なお、図示しないが高圧放電灯点灯回路3には高圧放電灯1が異常と判定されたときに高圧放電灯1を消灯し待機状態とする保護手段が設けられている。
【0008】
図1のソケット2の部分は部分的にソケット内部を透視した図であり、ソケット2の内部は高圧放電灯1に電力を供給する電力端子2C、2Dと着脱検出手段である高圧放電灯装着検出端子2A、2Bから構成される。これらの端子は高圧放電灯点灯回路に接続されている。高圧放電灯1をソケット2へ装着すると、電力端子2Dは高圧放電灯側面電極の1Aと接触し、電力端子2Cは高圧放電灯底部電極1Bと接触して、ここから高圧放電灯1に電力が供給される。
【0009】
図2はソケット2の電力端子2Cを側面から見た図であり、電力端子2Cは導電体2Ca、絶縁体2Cb、導電体2Ccから構成されている。
【0010】
次に、動作を図1、3により説明する。図3において、同図(a)は電力端子2C、2D間の電圧、同図(b)は高圧放電灯装着検出端子2Bの電圧を示す。高圧放電灯1をソケット2へ装着すると底部電極1Bにより電力端子2Cが押されて高圧放電灯装着検出端子2A、2Bと接触する。電力端子2Cの高圧放電灯装着検出端子2A、2B側には導電体2Ccが装着されているので、これにより高圧放電灯装着検出端子2A、2Bは短絡状態となる。
【0011】
電源スイッチ5が閉じられると高圧放電灯点灯回路3が動作を開始し、高圧放電灯装着検出端子2Aに5Vの電圧を与える。高圧放電灯装着検出端子2Aと2Bが短格すると2Bにも5Vの電圧が生じる。また、短絡していないときは高圧放電灯装着検出端子2Bには電圧が生じない。このようにして高圧放電灯装着検出端子2Bの電圧の有無で高圧放電灯1の脱着を判定できる。
【0012】
高圧放電灯点灯中、高圧放電灯点灯回路3は電力端子2C、2D間の電圧を監視する。これは高圧放電灯1の管電圧を監視していることになる。管電圧があらかじめ定められた値以上になったり、あらかじめ定められた値未満の状態が連続した場合、高圧放電灯1が異常と判定して、高圧放電灯点灯回路3の保護手段により、図3(a)に示すように電力端子 2C、2D間の電圧は0となり高圧放電灯1への給電を停止して(t1)待機状態にする。
【0013】
待機している間は、高圧放電灯点灯回路3の高圧放電灯検出端子2Bの監視を行い、図3(b)に示すように高圧放電灯検出端子2Bの電圧が0となったとき、高圧放電灯1が脱着され高圧放電灯1が有りの状態から無しの状態になったことを検出し(t2)、高圧放電灯検出端子2Bの電圧が5Vとなったとき高圧放電灯1が装着され、高圧放電灯1が再び有りの状態になったことを検出したとき、高圧放電灯点灯回路3は高圧放電灯1の交換が行われたと判定して、作業者の手がランプから十分に離れる、例えば、5秒後(T)に電力端子2C、2Dに高電圧の始動パルスを与え高圧放電灯1の絶縁破壊を行い、高圧放電灯1を点灯させる。点灯後は、電力端子2C、2Dにあらかじめ定められた電流を供給して高圧放電灯1の点灯を行う(t4)。
【0014】
以上のように、高圧放電灯1が異常と判定されて待機状態のときに、高圧放電灯検出端子2Bの電圧によりソケット2からの高圧放電灯1の脱着を検出し、再びソケットへの高圧放電灯の装着を検出したときに、あらかじめ定められた時間の経過後に高圧放電灯1を始動させるので、一つの電源スイッチで複数の高圧放電灯点灯装置を操作している場合、他の高圧放電灯点灯装置を消灯せずに、目的の高圧放電灯だけ交換でき、自動的に再点灯するようにできるので、いつでも高圧放電灯の交換作業が行える。
【0015】
実施の形態2.
実施の形態1では、高圧放電灯が異常と判定されて待機状態のときの高圧放電灯の交換について示したが、本実施の形態は、高圧放電灯が装着されていないと判断されたとき、高圧放電灯を始動させずに待機状態のときの高圧放電灯の交換について示すものである。構成は実施の形態1の図1同じであり説明を省略する。
図4、5は実施の形態2の高圧放電灯点灯装置の動作を示すタイミングチャートである。
【0016】
次に、動作について図1、図4、5により説明する。図4、5において、同図(a)は電力端子 2C、2D間の電圧、同図(b)は高圧放電灯装着検出端子2Bの電圧を各々示す。
【0017】
電源スイッチ5が閉じられて、商用交流電源4から高圧放電灯点灯回路3に電力が供給され、図4(b)に示すように、高圧放電灯検出端子2Bの電圧が0で、高圧放電灯1が装着されていないと判断されたときは(t1)、高圧放電灯点灯回路3は始動パルスの発生を行わずに待機する。待機している間は、高圧放電灯検出端子2Bの監視を行い、高圧放電灯検出端子2Bの電圧が5Vとなったとき高圧放電灯1が装着が確認されると(t2)、高圧放電灯装着作業者の手が高圧放電灯1から十分に離れる時間である、例えば、5秒後(T)に電力端子2C、2Dに高電圧の始動パルスを与え、高圧放電灯1の絶縁破壊を行い、高圧放電灯1を点灯させる。点灯後は、電力端子2C、2Dにあらかじめ定められたの電流を供給して高圧放電灯1の点灯を行う。
【0018】
図5(b)に示すように、高圧放電灯検出端子2Bの電圧が5Vで、高圧放電灯1が装着されていると判断されたときは(t1)、あらかじめ定められた時間後(T)に高圧放電灯点灯回路3は、電力端子2C、2Dに高電圧の胎動パルスを与え、高圧放電灯1の絶縁破壊を行い、高圧放電灯1を点灯させる。点灯後は、電力端子2C、2Dにあらかじめ定められたの電流を供給して高圧放電灯1の点灯を行う。
【0019】
以上のように、高圧放電灯1が装着されていないと判断され、高圧放電灯1を始動させずに待機状態のときに、高圧放電灯検出端子2Bによりソケット2への高圧放電灯1の装着を検出したときに、あらかじめ定められた時間の経過後に高圧放電灯1を始動させるので、高圧放電灯点灯装置を無負荷動作で長時間動作することがなく、無負荷動作による無駄な電力の消費を防止することができる。
【0020】
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3を示す高圧放電灯点灯装置のブロック図、図7は実施の形態3の高圧放電灯点灯装置の動作を示すタイミングチャートである。図6において、実施の形態1の図1と同じ部分には同一の符号を付し説明を省略する。また、ソケット2に装着される高圧放電灯1、及びソケット2の内部構造及を省略してるが実施の形態1の図1と同じである。
【0021】
高圧放電灯検出端子2A、2Bは電源スイッチ5に直列に接続されており、また、高圧放電灯点灯回路3とソケット2と高圧放電灯1で一組の高圧放電灯点灯装置を構成しており、電源スイッチ5を共通にして複数台の高圧放電灯点灯装置が並列に接続されている。
【0022】
次に、動作について図6、図7により説明する。図7において、同図(a)は電力端子 2C、2D間の電圧、同図(b)は高圧放電灯装着検出端子2Bの電圧を各々示す。
電源スイッチ5が閉じられたとき、高圧放電灯1が装着されていないときは、高圧放電灯検出端子2A、2Bは電源スイッチ5に直列に接続されているので、検出端子2Aと2Bとが短絡状態にならず、高圧放電灯点灯回路3と商用交流電源4とが接続されず、高圧放電灯1の点灯が行われない。
【0023】
高圧放電灯1が装着されているときは、電源スイッチ5が閉じられると(t1)、図7に示すように検出端子2Aと2Bとが短絡状態になり、高圧放電灯点灯回路3と商用交流電源4とが接続され、あらかじめ定められた時間後(T)に高圧放電灯点灯回路3は、電力端子2C、2Dに高電圧の胎動パルスを与え、高圧放電灯1の絶縁破壊を行い、高圧放電灯1を点灯させる。点灯後は、電力端子2C、2Dにあらかじめ定められたの電流を供給して高圧放電灯1の点灯を行う。
【0024】
以上のように、着脱検出手段を、高圧放電灯1が装着されたときに高圧放電灯点灯回路3に電源4を供給するようにし、脱着検出手段は、ソケット2の底部に設けられ、高圧放電灯1の底部電極1Bと接触する電力端子2Cの導電体2Caに絶縁体2Cbを介して設けられた導電体2Ccが接触することにより短絡する2つの検出端子2A、2Bを備え、電源4が2つの検出端子2A、2Bを介して高圧放電灯点灯回路3に接続されたので、高圧放電灯1が装着されない限り高圧放電灯点灯回路3と電源4が繋がらないので、無負荷動作による無駄な電力の消費を防止できる。
【0025】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、電源に並列に接続された複数の放電灯点灯回路と、この放電灯回路に各々接続された高圧放電灯と、この高圧放電灯のソケットへの着脱を検出する着脱検出手段と、前記高圧放電灯が異常と判定されたときに前記高圧放電灯を消灯し待機状態とする保護手段とを有する高圧放電灯点灯装置において、前記高圧放電灯が異常と判定されて待機状態のときに、前記着脱検出手段によりソケットからの前記高圧放電灯の脱着を検出し、再び前記ソケットへの高圧放電灯の装着を検出したときに、あらかじめ定められた時間の経過後に前記高圧放電灯を始動させるので、複数の高圧放電灯のうち、目的の高圧放電灯だけ交換し、自動的に再点灯するようにできるので、他の高圧放電灯点灯装置を消灯せずに、いつでも高圧放電灯の交換作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す高圧放電灯点灯装置のブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1を示す高圧放電灯点灯装置のソケットの電力端子の側面図、
【図3】この発明の実施の形態1を示す高圧放電灯点灯装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図4】この発明の実施の形態2を示す高圧放電灯点灯装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】この発明の実施の形態2を示す高圧放電灯点灯装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】この発明の実施の形態3を示す高圧放電灯点灯装置のブロック図である。
【図7】この発明の実施の形態3を示す高圧放電灯点灯装置の動作を示すタイミングチャートである
【符号の説明】
1 高圧放電灯、2 ソケット、2A、2B 高圧放電灯装着検出端子、2C、2D 電力端子、2Ca 導電体、2Cb 絶縁体、2Cc 導電体、3 高圧放電灯点灯回路、4 商用交流電源、5 電源スイッチ。
Claims (5)
- 電源に並列に接続された複数の放電灯点灯回路と、この放電灯回路に各々接続された高圧放電灯と、この高圧放電灯のソケットへの着脱を検出する着脱検出手段と、前記高圧放電灯が異常と判定されたときに前記高圧放電灯を消灯し待機状態とする保護手段とを有する高圧放電灯点灯装置において、
前記高圧放電灯が異常と判定されて待機状態のときに、前記着脱検出手段によりソケットからの前記高圧放電灯の脱着を検出し、再び前記ソケットへの高圧放電灯の装着を検出したときに、あらかじめ定められた時間の経過後に前記高圧放電灯を始動させることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。 - 電源に並列に接続された複数の放電灯点灯回路と、この放電灯回路に各々接続された高圧放電灯と、この高圧放電灯のソケットへの着脱を検出する着脱検出手段と、この着脱検出手段により前記高圧放電灯が装着されていないと判断されたときに、電源が投入されても、前記高圧放電灯を始動させずに待機状態とする保護手段とを有する高圧放電灯点装置において、
前記高圧放電灯が装着されていないと判断され前記高圧放電灯を始動させずに待機状態のときに、前記着脱検出手段によりソケットへの前記高圧放電灯の装着を検出したときに、あらかじめ定められた時間の経過後に前記高圧放電灯を始動させることを特徴とする高圧放電灯点灯装置。 - 待機状態から始動動作を開始するまでのあらかじめ定められた時間は、高圧放電灯をソケットに装着した作業者の手が前記高圧放電灯から十分に離れる時間とすることを特徴とした請求項1または請求項2記載の高圧放電灯点灯装置。
- 電源に並列に接続された複数の放電灯点灯回路と、この放電灯回路に各々接続された高圧放電灯と、この高圧放電灯のソケットへの着脱を検出する着脱検出手段とを有する高圧放電灯点装置において、
前記着脱検出手段を、前記高圧放電灯が装着されたときに前記高圧放電灯点灯回路に前記電源を供給するようにしたことを特徴とする高圧放電灯点灯装置。 - 脱着検出手段は、ソケットの底部に設けられ、高圧放電灯の底部電極と接触する電力端子に絶縁体を介して設けられた導電体が接触することにより短絡する2つの検出端子を備え、
電源が前記2つの検出端子を介して前記高圧放電灯点灯回路に接続されたことを特徴とする請求項4記載の高圧放電灯点灯装置。
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JP2008053182A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 放電灯点灯装置及びそれを用いた照明器具 |
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2002
- 2002-10-22 JP JP2002307352A patent/JP2004146119A/ja active Pending
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