JP2004145876A - サプライ商品回収管理システム、方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡便で低コストな手段を用いて、使用済みサプライ商品の回収処理を効率的かつ高回収率で実行し、該サプライ商品の回収を評価する。
【解決手段】サプライ商品の回収管理システム1は、サプライ商品の販売量を把握する販売量把握手段と、所定のリサイクルセンタ12において消費者から回収したサプライ商品の回収量を把握する回収量把握手段と、これら販売量把握手段及び回収量把握手段との把握結果からサプライ商品の回収に関する評価を行う回収評価手段とを有している。販売量把握手段は、リサイクルセンタ12を送り先として記載した郵便サービス用の封筒又は容器を同梱したサプライ商品について販売量を把握し、回収量把握手段は、上記の封筒または容器に入れて郵便局の配送サービスによって回収された回収量を把握する。
【選択図】図1
【解決手段】サプライ商品の回収管理システム1は、サプライ商品の販売量を把握する販売量把握手段と、所定のリサイクルセンタ12において消費者から回収したサプライ商品の回収量を把握する回収量把握手段と、これら販売量把握手段及び回収量把握手段との把握結果からサプライ商品の回収に関する評価を行う回収評価手段とを有している。販売量把握手段は、リサイクルセンタ12を送り先として記載した郵便サービス用の封筒又は容器を同梱したサプライ商品について販売量を把握し、回収量把握手段は、上記の封筒または容器に入れて郵便局の配送サービスによって回収された回収量を把握する。
【選択図】図1
Description
本発明は、サプライ商品回収管理システム、方法、プログラム及び記録媒体に関し、より詳細には、例えば、プリンタの消耗品として提供されるインクカートリッジ等のサプライ商品を回収し、回収評価を行うためのシステムに関する。
インクジェットプリンタやレーザプリンタにおいては、消耗品として印字用のインクカートリッジやトナーカートリッジが必要である。これらは、通常、プリンタのメーカにおいて、サプライ商品として提供され、消費者はこれらのサプライ商品を例えば量販店等の店舗で購入することにより消耗品を切らすことなく印字を行うことができる。この他、コピー器等の大型機械においては、メーカやその関連販売会社のサービス部門によって、消耗品を切らすことなく顧客消費者に届けるサービスも実施されている。
上記のごとくのサプライ商品は、例えば、有機系顔料を含むインクやトナーが使用されていて、環境面から、また企業イメージからもその回収・再生処理が必須の処理事項となっている。メーカ等サプライ商品提供者においては、このような回収処理及び再生処理を効率的にかつ高回収率で実行できるシステムが望まれている。
例えば、量販店等の店舗で販売されるインクカートリッジ等においては、サプライ商品のメーカが店舗の店頭に回収ボックスを設置し、サプライ商品の購入者が使用済みカートリッジをその回収ボックスに投函するようにした回収サービスが提供されている。メーカでは、定期的もしくは店舗による通知に従って、店舗に設置した回収ボックスから使用済みカートリッジの回収を行う。回収は、例えば専用の回収車によって行われ、回収したカートリッジは、メーカ等で運営されるリサイクルセンタに集積されて、分別,再生,廃棄等の処理を適宜行っている。
しかしながら、上記の回収ボックスに頼る手法では、消費者は使用済みのカートリッジを再び店舗まで持っていき、回収ボックスに投函しなければならず、現状では殆どの消費者が使用済みカートリッジを不燃ゴミとして廃棄してしまっているのが現状であって、回収ボックスを用いた回収率は、1%程度とも言われている。
本発明は上述のごときの実情に鑑みてなされたもので、簡便で低コストな手段を用いて、使用済みサプライ商品の回収処理を効率的かつ高回収率で実行し、該サプライ商品の回収を評価するためのサプライ商品回収管理システム、方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とするものである。
請求項1の発明は、特定の商品に係わるサプライ商品を市場に流通させたあとの回収を管理するサプライ商品回収管理システムであって、該サプライ商品回収管理システムは、サプライ商品の販売量を把握する販売量把握手段と、所定の回収センタにおいて消費者から回収したサプライ商品の回収量を把握する回収量把握手段と、該販売量把握手段及び前記回収量把握手段との把握結果からサプライ商品の回収に関する評価を行う回収評価手段とを有し、前記販売量把握手段は、所定の回収センタを送り先として記載した郵便サービス用の封筒または容器を同梱したサプライ商品について販売量を把握し、前記回収量把握手段は、前記サプライ商品を購入した消費者が、前記封筒または容器に入れて郵便局の配送サービスにより前記回収センタに送付した使用済みの該サプライ商品の回収量を把握することを特徴としたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明おいて、前記回収量把握手段は、販売されたサプライ商品もしくは前記封筒または容器に添付されたバーコードに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をバーコードリーダによって読み出すことにより集計されたサプライ商品の回収量データ、または該サプライ商品もしくは前記封筒または容器に添付されたICタグに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をRFIDリーダ/ライタで読み出すことにより集計されたサプライ商品の回収量データ、を取得して、前記回収量の把握を行うことを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記販売量把握手段は、前記サプライ商品の提供者における出荷管理システムで生成した販売量データを通信回線を通じて取得し、前記回収量把握手段は、前記回収センタにおける回収管理システムで生成したサプライ商品の回収量データを通信回線を通じて取得することを特徴としたものである。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記回収量把握手段は、回収されたサプライ商品に対して支払われた郵便料金に基づいてサプライ商品の回収量を算出することを特徴としたものである。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記回収量把握手段は、販売されたサプライ商品もしくは前記封筒または容器に添付されたバーコードに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をバーコードリーダによって読み出すことによりサプライ商品の回収量を集計し、または該サプライ商品もしくは前記封筒または容器に添付されたICタグに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をRFIDリーダ/ライタで読み出すことによりサプライ商品の回収量を集計して、該回収量の把握を行うことを特徴としたものである。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれか1の発明において、前記サプライ商品の提供者がサプライ商品を出荷するまでの工程において、郵便サービス用の封筒または容器に対して、前記回収センタを送り先とする送り先情報を印刷するかもしくは該送り先情報を印刷したラベルを貼付することにより、前記サプライ商品に同梱する封筒/容器を準備する封筒/容器準備手段と、該封筒/容器準備手段が準備した封筒または容器を前記サプライ商品に同梱して梱包する梱包手段とを有し、前記封筒または容器を同梱した該サプライ商品を市場に流通せしめることによって、使用済みのサプライ商品を前記回収センタに届けることができるようにしたことを特徴としたものである。
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれか1の発明において、前記封筒は、サプライ商品を収納した状態で既成の郵便ポストに投函できる封筒であることを特徴としたものである。
請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれか1の発明において、前記封筒または容器は、サプライ商品に液体内容物ないし粉体内容物が用いられているときに、該内容物が漏出しない素材及びシール手段を用いて作成されていることを特徴としたものである。
請求項9の発明は、特定の商品に係わるサプライ商品を市場に流通させたあとの回収を管理するサプライ商品回収管理方法であって、該サプライ商品回収管理方法は、コンピュータシステムがサプライ商品の販売量を把握する販売量把握ステップと、該コンピュータシステムが所定の回収センタにおいて消費者から回収したサプライ商品の回収量を把握する回収量把握ステップと、該コンピュータシステムが該販売量把握ステップ及び前記回収量把握ステップとの把握結果からサプライ商品の回収に関する評価を行う回収評価ステップとを有し、前記販売量把握ステップは、所定の回収センタを送り先として記載した郵便サービス用の封筒または容器を同梱したサプライ商品について販売量を把握し、前記回収量把握ステップは、前記サプライ商品を購入した消費者が、前記封筒または容器に入れて郵便局の配送サービスにより前記回収センタに送付した使用済みのサプライ商品の回収量を把握することを特徴としたものである。
請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記回収量把握ステップは、販売されたサプライ商品もしくは前記封筒または容器に添付されたバーコードに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をバーコードリーダによって読み出すことにより集計されたサプライ商品の回収量、または該サプライ商品もしくは前記封筒または容器に添付されたICタグに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をRFIDリーダ/ライタで読み出すことにより集計されたサプライ商品の回収量、を前記コンピュータシステムが取得して、該回収量の把握を行うことを特徴としたものである。
請求項11の発明は、請求項10の発明において、前記販売量把握ステップは、前記サプライ商品の提供者における出荷管理システムで生成した販売量データを前記コンピュータシステムが通信回線を通じて取得し、前記回収量把握ステップは、前記回収センタにおける回収管理システムで生成したサプライ商品の回収量データを前記コンピュータシステムが通信回線を通じて取得することを特徴としたものである。
請求項12の発明は、請求項9の発明において、前記回収量把握ステップは、回収されたサプライ商品に対して支払われた郵便料金に基づいて、前記コンピュータシステムがサプライ商品の回収量を算出することを特徴としたものである。
請求項13の発明は、請求項9の発明において、前記回収量把握ステップは、前記コンピュータシステムが、販売されたサプライ商品もしくは前記容器または封筒に添付されたバーコードに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をバーコードリーダによって読み出すことによりサプライ商品の回収量を集計し、または該サプライ商品もしくは前記容器または封筒に添付されたICタグに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をRFIDリーダ/ライタで読み出すことによりサプライ商品の回収量を集計して、該回収量の把握を行うことを特徴としたものである。
請求項14の発明は、請求項9ないし13のいずれか1の発明において、前記サプライ商品の販売者がサプライ商品を出荷するまでの工程において、郵便サービス用の封筒または容器に対して、前記回収センタを送り先とする送り先情報を印刷するかもしくは該送り先情報を印刷したラベルを貼付することにより、前記サプライ商品に同梱する封筒/容器を準備する封筒/容器準備ステップと、該封筒/容器準備ステップで準備した封筒または容器を販売するサプライ商品に同梱して梱包する梱包ステップとを有し、前記封筒または容器を同梱したサプライ商品を市場に流通せしめることによって、使用済みサプライ商品を前記回収者に届けることができるようにしたことを特徴としたものである。
請求項15の発明は、請求項9ないし14のいずれか1の発明において、前記封筒は、サプライ商品を収納した状態で既成の郵便ポストに投函できる封筒を用いることを特徴としたものである。
請求項16の発明は、請求項9ないし15のいずれか1の発明において、サプライ商品に液体内容物ないし粉体内容物が用いられているときに、該内容物が漏出しない素材及びシール手段を用いて前記封筒または容器を作成することを特徴としたものである。
請求項17の発明は、コンピュータを、サプライ商品の販売量を把握する販売量把握手段、所定の回収センタにおいて消費者から回収したサプライ商品の回収量を把握する回収量把握手段、及び該販売量把握手段及び前記回収量把握手段との把握結果からサプライ商品の回収に関する評価を行う回収評価手段、として機能させるためのプログラムであって、前記販売量把握手段は、所定の回収センタを送り先として記載した郵便サービス用の封筒または容器を同梱したサプライ商品について販売量を把握し、前記回収量把握手段は、前記サプライ商品を購入した消費者が、前記封筒または容器に入れて郵便局の配送サービスにより前記回収センタに送付した使用済みの該サプライ商品の回収量を把握する機能を有することを特徴としたものである。
請求項18の発明は、請求項17のサプライ商品管理プログラムを記録した記録媒体である。
本発明によれば、サプライ商品に同梱する封筒または容器によって使用済みサプライ商品の回収を実行することにより、使用済みサプライ商品の回収処理を簡易な手段で効率的かつ高回収率で実行することができる。
特に、封筒や容器を用いて郵便事業サービスを利用した回収を行うことにより、商品提供者は全国の消費者から使用済みのサプライ商品を回収することができる。このときに、商品提供者側では、従来の回収ボックスを管理するための専用回収車を用意する必要なく、合理的な回収を行うことができるとともに、消費者にとっても回収ボックスに使用済みサプライ商品を持っていく必要がなくなり、軽い負担で容易に回収を行うことができるようになる。
特に、封筒や容器を用いて郵便事業サービスを利用した回収を行うことにより、商品提供者は全国の消費者から使用済みのサプライ商品を回収することができる。このときに、商品提供者側では、従来の回収ボックスを管理するための専用回収車を用意する必要なく、合理的な回収を行うことができるとともに、消費者にとっても回収ボックスに使用済みサプライ商品を持っていく必要がなくなり、軽い負担で容易に回収を行うことができるようになる。
また、サプライ商品には、その商品の品名、品番、ロット番号、出荷日、販売店等を示す属性情報を記憶したバーコードやICタグを添付しておくことにより、そのサプライ商品が回収された際の集計処理を合理的に実行することができる。例えば、回収量から各種の条件で統計処理を実施することにより、販売戦略や製造計画のためのデータを容易に得ることができるようになる。
図1は、本発明のサプライ商品の回収管理システムを適用する商流の一例を説明するための図である。図1の形態では、商品提供者10は、工場/配送センタ11を有してサプライ商品を製造して出荷するとともに、リサイクルセンタ(回収センタ)12を運営して使用済みのサプライ商品を集めて再生処理を行う。商品提供者10は、ここでは商品のメーカが該当するが、販売代理店等の販売業者や輸入業者等が商品提供者となることもある。またリサイクルセンタ12が商品提供者10と異なる主体によって運営されていてもよい。
再生処理においては、製品設計に応じて、また使用済み商品の汚染度や劣化度に応じて、再び製品として使用可能に再生し、もしくは他の用途向けに再生し、あるいは再生不可能なものについて分別・廃棄処分を行うようにする。
工場/配送センタ11から出荷されたサプライ商品は、量販店等の店舗20へ販売される。この場合、通常の商流と同様に、商品提供者10から店舗20への直接販売や問屋を通した販売による流通が行われる。またオンラインショッピングや通販等による消費者への直販であってもよい。
店舗20等からサプライ商品を購入した消費者30は、使用済みとなったサプライ商品をリサイクルセンタ12に送付する。ここで商品提供者は、リサイクルセンタ12等の所定の回収先を郵送先とする封筒をサプライ商品に同梱しておく。サプライ商品を購入した消費者30は、使用済みとなったサプライ商品を同梱された封筒に入れてポストに投函することにより、郵便局の収集サービス(POSTAL SERVICE)40によって回収先に配送できるようにする。このときの郵便料金は商品提供者側で負担する。また商品提供者は、上記の封筒の代わりにサプライ商品を収容する例えば組み立て式の容器をサプライ商品に同梱してもよい。例えば、郵便ポストの投入口を通過できる程度の薄型のインクカートリッジのようなサプライ商品であれば、封筒を同梱することにより、消費者は使用済みサプライ商品を郵便ポストに投函できるが、大型のサプライ商品であれば、容器に収納してリサイクルセンタに送付するようにしてもよい。また、上記の封筒や容器は、ポストへの投函だけでなく、郵便局の窓口や郵便局の集荷サービスを利用して送付するようにしてもよい。また、本発明では、上記の郵便局の収集サービスのみならず、民間業者の郵便サービスを利用したサプライ商品の回収形態も採用することができる。
上記のように、商品提供者がリサイクルセンタ12等の所定の回収先を郵送先とする封筒ないし容器をサプライ商品に同梱しておくことによって、消費者は店舗等の回収ボックスに使用済みのカートリッジを持っていく必要がなく、負担なく簡便にカートリッジの回収処理を実行することができるようになる。また商品提供者にとっては、現状の専用の回収車等が必要なくなり、回収ボックスの管理やメンテナンスを行うことなく、全国の購入者からサプライ商品の回収を行うことができるようになり、非常に合理的なビジネスを運営することができるようになる。
図2は、サプライ商品の回収を行うためにサプライ商品に封筒を同梱する例を説明するための図で、図中、50はサプライ商品の一例であるインクカートリッジ、51はサプライ商品を梱包する段ボールケース、52はサプライ商品に同梱する封筒または容器、52aは封筒または容器52に印刷または貼付したバーコード、53はICタグである。
上述のように、サプライ商品50を梱包する段ボールケース51の中には、リサイクルセンタ12等の所定の回収先を郵送先とする封筒または容器52中に同梱しておく。そして、回収情報の管理を合理的に実行するため、封筒または容器52には、サプライ商品の属性情報を登録したICタグ53またはバーコード52aを添付する。属性情報としては、サプライ商品の品名、品番、ロット番号、出荷日、販売店、等の情報を含ませることができ、このような属性情報によって、後述する回収率の評価を効率的に実行することができる。
上述のように、サプライ商品50を梱包する段ボールケース51の中には、リサイクルセンタ12等の所定の回収先を郵送先とする封筒または容器52中に同梱しておく。そして、回収情報の管理を合理的に実行するため、封筒または容器52には、サプライ商品の属性情報を登録したICタグ53またはバーコード52aを添付する。属性情報としては、サプライ商品の品名、品番、ロット番号、出荷日、販売店、等の情報を含ませることができ、このような属性情報によって、後述する回収率の評価を効率的に実行することができる。
ICタグ53を用いる場合、上述のごとくの属性情報を記憶させたICタグ53をサプライ商品毎に用意し、上記の封筒または容器52に同封するか、もしくは、封筒または容器52に貼付する。あるいは、サプライ商品(ここではインクカートリッジ50)に対して、ICタグ53を添付させてもよい。
またバーコード52aを用いる場合は、上述のごとくの属性情報を記憶させたバーコード52aを封筒または容器52に印刷することができる。もしくは、バーコード52aを印刷したラベルやカードを封筒または容器52に同封または貼付してもよく、あるいは、サプライ商品に対して上記のごとくのラベルやカードを添付してもよい。
またバーコード52aを用いる場合は、上述のごとくの属性情報を記憶させたバーコード52aを封筒または容器52に印刷することができる。もしくは、バーコード52aを印刷したラベルやカードを封筒または容器52に同封または貼付してもよく、あるいは、サプライ商品に対して上記のごとくのラベルやカードを添付してもよい。
上記のごとくのICタグ53やバーコード52aによって、リサイクルセンタ12では消費者から送付された使用済みサプライ商品の属性情報を簡単に読み取ることができ、回収結果の集計を容易に実行することができるようになる。
図3は、本発明によるサプライ商品回収管理システムを実現するシステム構成例について説明するための図である。
本発明の一実施形態において、サプライ商品回収管理システムは、サプライ商品の販売量及び回収量の集計結果とによって回収の統括管理を行う回収管理システム1と、販売するサプライ商品の出荷管理を行う出荷管理システム2と、サプライ商品の回収結果を集計して管理する回収結果集計システム3とを有する。これらシステムは、コンピュータシステムによって実現されるもので、これらコンピュータシステムは、通信ネットワークに相互に接続され、データの送受信を可能としている。
本発明の一実施形態において、サプライ商品回収管理システムは、サプライ商品の販売量及び回収量の集計結果とによって回収の統括管理を行う回収管理システム1と、販売するサプライ商品の出荷管理を行う出荷管理システム2と、サプライ商品の回収結果を集計して管理する回収結果集計システム3とを有する。これらシステムは、コンピュータシステムによって実現されるもので、これらコンピュータシステムは、通信ネットワークに相互に接続され、データの送受信を可能としている。
回収管理システム1は、販売したサプライ商品の回収の統括管理を行うために設けられるもので、例えば、図1に示す商品提供者10の工場/配送センタ11や、商品提供者の管理部門(図示せず)に設置することができる。
また、出荷管理システム2は、商品提供者10の工場/配送センタ11に設置され、工場/配送センタ11から出荷されるサプライ商品の出荷管理を行う。
さらに、回収結果集計システム3は、商品提供者10のリサイクルセンタ(回収センタ)12に設置され、消費者から送付された使用済みサプライ商品の回収データの集計・管理を行う。
また、出荷管理システム2は、商品提供者10の工場/配送センタ11に設置され、工場/配送センタ11から出荷されるサプライ商品の出荷管理を行う。
さらに、回収結果集計システム3は、商品提供者10のリサイクルセンタ(回収センタ)12に設置され、消費者から送付された使用済みサプライ商品の回収データの集計・管理を行う。
回収管理システム1は、サプライ商品の販売量を把握する販売量把握手段1bと、リサイクルセンタ(回収センタ)12において消費者から回収したサプライ商品の回収量を把握する回収量把握手段1cと、上記の販売量把握手段1b及び回収量把握手段1cの把握結果からサプライ商品の回収に関する評価を行う回収評価手段1dとを有している。これら販売量把握手段1b,回収量把握手段1c及び回収評価手段1dは、プログラムによって実現される。回収管理システム1を実現するコンピュータシステムのハードウェアの構成例は後述する。
上記の販売量把握手段1bは、予め定めたリサイクルセンタ12を送り先として記載した郵便サービス用の封筒または容器を同梱したサプライ商品についてその販売量を把握するもので、サプライ商品提供者の工場/配送センタ11における出荷管理システム2で生成した販売量データを用いて販売量を把握する。販売量は、サプライ商品の販売店舗毎、販売地域毎、所定の販売期間毎等に把握できるようにする。
回収管理システム1は、回収管理システム1が機能するコンピュータシステムと出荷管理システム2が機能するコンピュータシステムとの間の通信回線を介して、出荷管理システム2で生成した販売量データを取得することができる。
回収管理システム1は、回収管理システム1が機能するコンピュータシステムと出荷管理システム2が機能するコンピュータシステムとの間の通信回線を介して、出荷管理システム2で生成した販売量データを取得することができる。
また回収量把握手段1cは、上記の封筒または容器に収容されて郵便局等の配送サービスにより消費者からリサイクルセンタ12に送付された使用済みサプライ商品について回収量を把握するもので、リサイクルセンタ12における回収結果集計システム3で生成した回収データを用いて回収量を把握する。回収量は、サプライ商品の販売店舗毎、販売地域毎、所定の販売期間毎等に把握できるようにする。
回収管理システム1は、回収管理システム1が機能するコンピュータシステムと出荷管理システム2が機能するコンピュータシステムとの間の通信回線を介して、回収結果集計システム3で生成した販売量データを取得することができる。
回収管理システム1は、回収管理システム1が機能するコンピュータシステムと出荷管理システム2が機能するコンピュータシステムとの間の通信回線を介して、回収結果集計システム3で生成した販売量データを取得することができる。
回収評価手段1dは、販売量把握手段1bが把握した販売量と、回収量把握手段1cが把握したサプライ商品の回収量に基づいて、販売量に対する回収品の回収率の評価を行う。回収率は、例えば、量販店の店舗毎、地域毎、所定の期間毎等の条件で評価する。
こうして、商品提供者は、サプライ商品の回収率を把握することができ、このときに販売地域や店舗、販売時期、あるいは消費者がサプライ商品を購入してから、使用済みサプライ商品をリサイクルセンタに送付するまでの期間をも把握することができ、販売評価の有効なデータを簡便に得ることができるようになる。これによって、例えば、商品提供者は、販売量に対して回収量が低い場合に、回収のための対策をたてることができるようになる。また、サプライ商品の製造計画や販売計画を合理的に策定できるようになる。
こうして、商品提供者は、サプライ商品の回収率を把握することができ、このときに販売地域や店舗、販売時期、あるいは消費者がサプライ商品を購入してから、使用済みサプライ商品をリサイクルセンタに送付するまでの期間をも把握することができ、販売評価の有効なデータを簡便に得ることができるようになる。これによって、例えば、商品提供者は、販売量に対して回収量が低い場合に、回収のための対策をたてることができるようになる。また、サプライ商品の製造計画や販売計画を合理的に策定できるようになる。
回収管理システム1においては、回収評価手段1dで評価したサプライ商品の回収率等の評価結果を回収管理情報DB1aに保持しておき、図示しないネットワークを介してアクセスを許可された端末装置から上記回収管理情報を閲覧できるようにする。またこれら評価結果を用いて各種統計処理や資料用のデータとして利用できるようにしてもよい。
リサイクルセンタ12においては、送付された使用済みサプライ商品に添付されたICタグまたはバーコードの属性情報を読み取って、回収結果集計システム3に登録する。回収結果集計システム3では、回収したサプライ品の属性情報によって、量販店の店舗毎、地域毎、所定の期間毎等の種々の側面から回収結果の集計を実行できるようにする。ICタグまたはバーコード情報の読み取りは、回収結果集計システムに接続したRFIDリーダ/ライタもしくはバーコードリーダによって実行することができ、これらによって読み取ったサプライ商品の属性情報を回収結果集計システム3によって集計し、その集計結果を回収情報DB3aに記憶する。
工場/配送センタ11の出荷管理システム2では、サプライ商品の出荷管理を行う。ここでは、サプライ商品の販売量データが販売量情報DB2aに保持され、販売量情報を回収管理システム1に対して通信回線を介して提供することができる。通常、配送センタでは、出荷・在庫管理のための管理システムが稼働しているため、出荷管理システム2はその販売量情報を取得してもよく、また上記の配送センタのシステムを本発明に関わる出荷管理システム2として機能させ、回収管理システム1に対して販売量データの提供を行うようにしてもよい。
図4は、上述した販売量把握手段1b,回収量把握手段1c,回収評価手段1dが動作するコンピュータシステムのハードウェア構成を示すブロック図である。主制御部101は、メインプロセッサであるCPU101aを有しており、さらにCPUの作業領域となるRAM,及び起動プログラム等のアプリケーションプログラムなどを記憶したROMで構成されるメモリユニット101bを有している。記憶装置103は、HDD等の記憶手段によって構成され、販売量把握手段1b,回収量把握手段1c及び回収評価手段1dによって処理もしくは生成された各種データを記憶する回収管理情報DB1aを保持し、またコンピュータシステム100を動作させるOSや、上記販売量把握手段1b,回収量把握手段1c及び回収評価手段1dの機能を実現するためのプログラムが記憶されている。そして記憶装置103には、該記憶装置103に対するデータの入出力を制御する記憶装置制御部102が接続され、該記憶装置制御部102が主制御部101にバス接続されている。
主制御部101には、公衆回線網やLAN等に接続するための通信制御部104が接続されている。また、主制御部101には、表示装置106を制御する表示制御部105及び操作入力装置108を制御する操作入力制御部107が接続されている。加えて、主制御部101には、画像データ等を記録した記録媒体との間でデータの読み取り/書き込みを行うための外部媒体入出力装置110を制御する入出力デバイス制御部109が接続されている。また、入出力デバイス制御部109に、USB,IEEE1394,SCSI等の各種I/Fを接続することにより様々な器機が接続可能となる。
なお、上記図4は、回収管理システム1を実現するコンピュータシステム100のハードウェアの構成例を説明したが、上記コンピュータシステム100は、回収結果集計システム3、及び出荷管理システム2に対しても適用できる。
すなわち、回収結果集計システム3では、回収結果集計機能を実現するプログラムを記憶装置103に保持せしめ、主制御部101がこの回収結果集計プログラムを記憶装置103から読み出して実行することによって、回収結果の集計を行うことができる。また、外部媒体入出力装置110としてバーコードリーダもしくはRFIDリーダ/ライタを接続し、これら外部媒体入出力装置110にて読み取ったバーコード情報またはICタグ情報を用いて、回収結果集計プログラムが回収結果の集計を行う。また回収結果を集計したデータは、記憶装置103に設定した回収情報DB3aに記憶させておき、必要に応じて主制御101が集計データを読み出し、通信制御部104によって回収管理システム1等の外部システムに対して通信回線を介して転送する。
すなわち、回収結果集計システム3では、回収結果集計機能を実現するプログラムを記憶装置103に保持せしめ、主制御部101がこの回収結果集計プログラムを記憶装置103から読み出して実行することによって、回収結果の集計を行うことができる。また、外部媒体入出力装置110としてバーコードリーダもしくはRFIDリーダ/ライタを接続し、これら外部媒体入出力装置110にて読み取ったバーコード情報またはICタグ情報を用いて、回収結果集計プログラムが回収結果の集計を行う。また回収結果を集計したデータは、記憶装置103に設定した回収情報DB3aに記憶させておき、必要に応じて主制御101が集計データを読み出し、通信制御部104によって回収管理システム1等の外部システムに対して通信回線を介して転送する。
また、出荷管理システム2の場合は、出荷管理機能を実現するプログラムを記憶装置103に保持せしめ、主制御部101がこの出荷管理プログラムを記憶装置103から読み出して実行することによって、販売量データの管理等の出荷管理を行うことができる。また販売量データは、記憶装置103に設定した販売量情報DB2aに記憶させておき、必要に応じて主制御部101がこの販売量データを読み出し、通信制御部104によって回収管理システム1等の外部システムに対して通信回線を介して転送する。
サプライ商品提供者の工場/配送センタ11は、リサイクルセンタ12を送り先として記載した郵便サービス用の封筒または容器を準備する封筒/容器準備手段11aと、その封筒/容器準備手段11aが準備した封筒または容器をサプライ商品に同梱して梱包する梱包手段11bとを有している。これら手段により上記のごとくの封筒または容器を同梱したサプライ商品を市場に流通せしめることによって、使用済みサプライ商品を郵便サービスによってリサイクルセンタ12に届けることができる。
封筒/容器準備手段11aは、リサイクルセンタ12を送り先とする送付先情報をラベルに印刷する印刷機及びそのラベルを封筒または容器に貼付する貼付機によって実現される。封筒/容器準備手段11aによって、上記のラベルを印刷し、サプライ商品を入れることができる封筒または容器に貼付することにより、サプライ商品に同梱する封筒または容器を準備することができる。また、上記のようなラベル使用することなく、封筒または容器に対して印刷機によって直接に送付先情報を印刷するようにしてもよい。
梱包手段11bは、サプライ商品を梱包する梱包機によって実現される。自動梱包機では、サプライ商品を段ボールやケースの内部に配置して封緘する処理が自動または半自動で行われる。ラインによる自動梱包機では段ボールケースの組み立てから商品の設置、封緘、検査、ラベルの貼付等の処理が自動的に実施される。そして梱包されたサプライ商品は、配送センタの倉庫に搬出される。
このときに、封筒/容器準備手段11aまたは梱包手段11bによって、サプライ商品の属性情報を記録するバーコードまたはICタグを封筒または容器、もしくはサプライ商品そのものに添付せしめる。
上述したように、サプライ商品の属性情報を記憶したICタグは、封筒または容器に同封するか、もしくは、封筒または容器に貼付するか、あるいは、サプライ商品に対して添付させることができる。例えば、封筒/容器準備手段11aによって、サプライ商品を返送するための封筒または容器の中にICタグを入れておくようにする。これは封筒または容器を開いてその内部にICタグを挿入する自動機械システムによって実現できる。あるいは、上記封筒または容器の表面にICタグを貼付する。これも封筒または容器にICタグを連続的に貼付していく自動機械システムによって実現できる。
さらには、梱包手段11bがサプライ商品の梱包を行うときに、ICタグをサプライ商品に添付させるようにしてもよい。これはICタグをサプライ商品に貼り付けたり、ワイヤやプラスチックバンドでICタグをサプライ商品に係止することによって実現できる。
さらには、梱包手段11bがサプライ商品の梱包を行うときに、ICタグをサプライ商品に添付させるようにしてもよい。これはICタグをサプライ商品に貼り付けたり、ワイヤやプラスチックバンドでICタグをサプライ商品に係止することによって実現できる。
またバーコードを用いる場合は、封筒/容器準備手段11aは、上述のごとくの属性情報を記憶させたバーコードを容器の封筒または容器に印刷することができる。もしくは、バーコードを印刷したラベルやカードを封筒または容器に貼付または同封してもよい。バーコードの印刷は印刷機によって実現でき、またバーコードラベルの封筒または容器への貼付は、封筒または容器にバーコードラベルを貼付する貼付機によって実現でき、またバーコードラベルの封筒または容器への同封は、封筒または容器を開いてその内部にバーコードラベルを挿入する自動機械システムによって実現できる。
あるいは、梱包手段11bはサプライ商品の梱包を行う際、サプライ商品に対して上記のごとくのラベルやカードを添付してもよい。これはバーコードラベルをサプライ商品に貼り付けたり、ワイヤやプラスチックバンドでバーコードラベルをサプライ商品に係止することによって実現できる。
上記の封筒または容器は、サプライ商品の内容物が漏出しない素材及びシール手段を用いて作成されている。例えばインクカートリッジやトナーカートリッジをサプライ商品として適用する場合、使用済みのカートリッジ内部に残存するインクやトナーが漏出しないように封筒及び容器が作成される。例えば、樹脂フィルムで封筒を作成し、使用済みサプライ商品を収容したあと密閉できるように粘着剤を配置しておく。樹脂フィルムは衝撃強度や突き刺し強度等の機械的特性に優れる素材を用いる。また粘着剤は耐水もしくは対溶剤特性に優れるものを用いることが好ましい。あるいは高分子吸収剤や発泡素材、その他の多孔質素材を封筒または容器の内部に配設して、漏出した内容物を封筒または容器の内部に保持できるようにしてもよい。
また、サプライ商品提供者は、上記のごとくの郵便サービスを用いた回収を促進するために、本発明に従って郵便サービスによって回収を行った消費者に対して特典を付与するサービスを提供できる。例えば、サプライ商品提供者は、顧客DBを管理して、郵便サービスによってリサイクルセンタに使用済みサプライ商品を送付した顧客に対してポイントを付与し、ポイントの蓄積量に従って予め定めたサービスや賞品を顧客に贈呈する仕組みを導入してもよい。
なお、上記の実施形態においては、回収管理システム1,出荷管理システム2及び回収結果集計システム3をそれぞれ異なるコンピュータシステムで実現する構成を示したが、これら回収管理システム1,出荷管理システム2及び回収結果集計システム3の複数または全てを1つのコンピュータシステムで実現するように構成してもかまわない。図5は、本発明によるサプライ商品回収管理システムを実現するシステム構成例の他の例について説明するための図である。ここでは、図4に示すごとくのコンピュータシステムの記憶装置103に、本発明に係わるサプライ商品の販売量を把握する販売量把握手段1b,サプライ商品の回収量を集計する回収量把握手段1c,及びこれらの販売量データと回収量データから回収評価を行う回収評価手段1dの機能を実現するプログラムを記憶させておき、記憶装置103には、回収管理情報DB1a,回収情報DB3aを設定し、主制御部101が上記のプログラムを読み出して実行することにより、上記プログラムの機能の実現を可能とする。
また、封筒/容器準備手段11aを実現する印刷装置等のシステム、及び梱包手段11bを実現する自動梱包機等のシステムも上記コンピュータシステムとともに稼働させることにより、本発明の回収管理システムを実現することができる。
回収管理システムにおける回収管理の他の形態として、郵便インフラを用いて着払いで到着する使用済みサプライ商品について、サプライ商品提供者が郵政事業庁や民間配送業者に支払う郵便料金データをリサイクルセンタの回収管理システムで取得し、その郵便料金に基づいてサプライ品の回収量を算出するようにしてもよい。例えば、郵政事業庁のサービスにおいて、同一のサプライ商品であればその郵便料金は全国一律であるため、例えば、サプライ商品提供者が月毎に郵政事業庁に着払い分の支払いを行うように契約している場合、その支払い費用からサプライ商品の回収個数データを得ることができる。また、上記の郵便料金の支払いデータは回収管理システム1で直接に取得し、サプライ商品の回収量を算出するようにしてもよい。
図6は、本発明のサプライ商品回収管理方法の実施例を説明するためのフローチャートである。まず、サプライ商品の販売量データを収集する(ステップS1)。ここで収集する販売量データは、所定のリサイクルセンタ(回収センタ)を送り先として記載した郵便サービス用の封筒または容器を同梱したサプライ商品の販売量を示すデータである。そして収集した販売量データによって、上記郵便サービス用の容器または封筒を同梱したサプライ商品の販売量を把握する(ステップS2)。販売量データは、後の回収評価にて各種評価を実行できるように、サプライ商品の品名、品番、ロト番号、出荷日、販売店や販売ルート等の属性データを付加しておく。
次に使用済み商品の回収量データを収集する(ステップS3)。回収量データも販売量データと同様に、上記の郵便サービス用の封筒または容器によって、郵便サービスを用いて回収されたサプライ商品の回収量を示すデータである。そして収集した回収量データによって、上記郵便サービス用の封筒または容器を同梱したサプライ商品の回収量を把握する(ステップS4)。このときに回収データにも上記のごとくの販売属性データを付加する。
そして販売量把握ステップ及び回収量把握ステップにおける販売量と回収量の把握結果から、サプライ商品の回収に関する評価を行う(ステップS5)。回収に関する評価ステップは、例えば、販売量に対する回収品の回収率の評価を行う。ここでは、例えば量販店の店舗毎、地域毎、所定の期間毎等の条件で評価し、統計処理を実施する。
またサプライ商品の提供者の工場や配送センタ等では、所定のリサイクルセンタを送り先として記載した郵便サービス用の返送用封筒または容器を準備し(ステップS11)、準備した封筒または容器を市場に提供するサプライ商品に同梱して梱包する(ステップS12)。返送用封筒または容器には、サプライ商品の品名、品番、ロット番号、出荷日、販売店、等の属性情報を記録したバーコードまたはICタグを添付せしめておく。ステップS3で取得する回収量は、これらバーコードまたはICタグから属性情報をコンピュータシステムに直接読み込むことによって、容易に集計することができる。
こうしてリサイクルセンタ宛の封筒または容器を同梱したサプライ商品を市場に流通せしめることによって、使用済みサプライ商品を郵便サービスによって所定のリサイクルセンタに届けることができる。
こうしてリサイクルセンタ宛の封筒または容器を同梱したサプライ商品を市場に流通せしめることによって、使用済みサプライ商品を郵便サービスによって所定のリサイクルセンタに届けることができる。
上記のごとくの本発明に係わる機能を実現するプログラムを、各種記録媒体に記録せしめることによって当該機能の実現を容易にする。そしてこのような記録媒体をコンピュータシステムに装着して読み出し、コンピュータシステムの記憶手段に保持せしめておくことにより、本発明に係わるサプライ商品管理機能を実現することができる。
1…回収管理システム、1a…回収管理情報DB、1b…販売量把握手段、1c…回収量把握手段、1d…回収評価手段、2…出荷管理システム、2a…販売量情報DB、3…回収結果集計システム、3a…回収情報DB、10…商品提供者、11…工場/配送センタ、11a…封筒/容器準備手段、11b…梱包手段、12…リサイクルセンタ(回収センタ)、20…店舗、30…消費者、40…郵便局の収集サービス(POSTAL SERVICE)、50…インクカートリッジ、51…段ボールケース、52…封筒または容器、52a…バーコード、53…ICタグ、100…コンピュータシステム、101…主制御部、101a…CPU、101b…メモリユニット、102…記憶装置制御部、103…記憶装置、104…通信制御部、105…表示制御部、106…表示装置、107…操作入力制御部、108…操作入力装置、109…入出力デバイス制御部、110…外部媒体入出力装置。
Claims (18)
- 特定の商品に係わるサプライ商品を市場に流通させたあとの回収を管理するサプライ商品回収管理システムであって、該サプライ商品回収管理システムは、サプライ商品の販売量を把握する販売量把握手段と、所定の回収センタにおいて消費者から回収したサプライ商品の回収量を把握する回収量把握手段と、該販売量把握手段及び前記回収量把握手段との把握結果からサプライ商品の回収に関する評価を行う回収評価手段とを有し、前記販売量把握手段は、所定の回収センタを送り先として記載した郵便サービス用の封筒または容器を同梱したサプライ商品について販売量を把握し、前記回収量把握手段は、前記サプライ商品を購入した消費者が、前記封筒または容器に入れて郵便局の配送サービスにより前記回収センタに送付した使用済みの該サプライ商品の回収量を把握することを特徴とするサプライ商品回収管理システム。
- 請求項1に記載のサプライ商品管理システムにおいて、前記回収量把握手段は、販売されたサプライ商品もしくは前記封筒または容器に添付されたバーコードに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をバーコードリーダによって読み出すことにより集計されたサプライ商品の回収量データ、または該サプライ商品もしくは前記封筒または容器に添付されたICタグに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をRFIDリーダ/ライタで読み出すことにより集計されたサプライ商品の回収量データ、を取得して、前記回収量の把握を行うことを特徴とするサプライ商品管理システム。
- 請求項2に記載のサプライ商品回収管理システムにおいて、前記販売量把握手段は、前記サプライ商品の提供者における出荷管理システムで生成した販売量データを通信回線を通じて取得し、前記回収量把握手段は、前記回収センタにおける回収管理システムで生成したサプライ商品の回収量データを通信回線を通じて取得することを特徴とするサプライ商品回収管理システム。
- 請求項1に記載のサプライ商品回収管理システムにおいて、前記回収量把握手段は、回収されたサプライ商品に対して支払われた郵便料金に基づいてサプライ商品の回収量を算出することを特徴とするサプライ商品回収管理システム。
- 請求項1に記載のサプライ商品管理システムにおいて、前記回収量把握手段は、販売されたサプライ商品もしくは前記封筒または容器に添付されたバーコードに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をバーコードリーダによって読み出すことによりサプライ商品の回収量を集計し、または該サプライ商品もしくは前記封筒または容器に添付されたICタグに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をRFIDリーダ/ライタで読み出すことによりサプライ商品の回収量を集計して、該回収量の把握を行うことを特徴とするサプライ商品管理システム。
- 請求項1ないし5のいずれか1に記載のサプライ商品回収管理システムにおいて、前記サプライ商品の提供者がサプライ商品を出荷するまでの工程において、郵便サービス用の封筒または容器に対して、前記回収センタを送り先とする送り先情報を印刷するかもしくは該送り先情報を印刷したラベルを貼付することにより、前記サプライ商品に同梱する封筒/容器を準備する封筒/容器準備手段と、該封筒/容器準備手段が準備した封筒または容器を前記サプライ商品に同梱して梱包する梱包手段とを有し、前記封筒または容器を同梱した該サプライ商品を市場に流通せしめることによって、使用済みのサプライ商品を前記回収センタに届けることができるようにしたことを特徴とするサプライ商品回収管理システム。
- 請求項1ないし6のいずれか1に記載のサプライ商品回収管理システムにおいて、前記封筒は、サプライ商品を収納した状態で既成の郵便ポストに投函できる封筒であることを特徴とするサプライ商品回収管理システム。
- 請求項1ないし7のいずれか1に記載のサプライ商品回収管理システムにおいて、前記封筒または容器は、サプライ商品に液体内容物ないし粉体内容物が用いられているときに、該内容物が漏出しない素材及びシール手段を用いて作成されていることを特徴とするサプライ商品回収管理システム。
- 特定の商品に係わるサプライ商品を市場に流通させたあとの回収を管理するサプライ商品回収管理方法であって、該サプライ商品回収管理方法は、コンピュータシステムがサプライ商品の販売量を把握する販売量把握ステップと、該コンピュータシステムが所定の回収センタにおいて消費者から回収したサプライ商品の回収量を把握する回収量把握ステップと、該コンピュータシステムが該販売量把握ステップ及び前記回収量把握ステップとの把握結果からサプライ商品の回収に関する評価を行う回収評価ステップとを有し、前記販売量把握ステップは、所定の回収センタを送り先として記載した郵便サービス用の封筒または容器を同梱したサプライ商品について販売量を把握し、前記回収量把握ステップは、前記サプライ商品を購入した消費者が、前記封筒または容器に入れて郵便局の配送サービスにより前記回収センタに送付した使用済みのサプライ商品の回収量を把握することを特徴とするサプライ商品回収管理方法。
- 請求項9に記載のサプライ商品管理方法において、前記回収量把握ステップは、販売されたサプライ商品もしくは前記封筒または容器に添付されたバーコードに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をバーコードリーダによって読み出すことにより集計されたサプライ商品の回収量、または該サプライ商品もしくは前記封筒または容器に添付されたICタグに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をRFIDリーダ/ライタで読み出すことにより集計されたサプライ商品の回収量、を前記コンピュータシステムが取得して、該回収量の把握を行うことを特徴とするサプライ商品管理方法。
- 請求項10に記載のサプライ商品回収管理方法において、前記販売量把握ステップは、前記サプライ商品の提供者における出荷管理システムで生成した販売量データを前記コンピュータシステムが通信回線を通じて取得し、前記回収量把握ステップは、前記回収センタにおける回収管理システムで生成したサプライ商品の回収量データを前記コンピュータシステムが通信回線を通じて取得することを特徴とするサプライ商品回収管理方法。
- 請求項9に記載のサプライ商品回収管理方法において、前記回収量把握ステップは、回収されたサプライ商品に対して支払われた郵便料金に基づいて、前記コンピュータシステムがサプライ商品の回収量を算出することを特徴とするサプライ商品回収管理方法。
- 請求項9に記載のサプライ商品管理方法において、前記回収量把握ステップは、前記コンピュータシステムが、販売されたサプライ商品もしくは前記容器または封筒に添付されたバーコードに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をバーコードリーダによって読み出すことによりサプライ商品の回収量を集計し、または該サプライ商品もしくは前記容器または封筒に添付されたICタグに記録された当該サプライ商品に係わる属性情報をRFIDリーダ/ライタで読み出すことによりサプライ商品の回収量を集計して、該回収量の把握を行うことを特徴とするサプライ商品管理方法。
- 請求項9ないし13のいずれか1に記載のサプライ商品の回収管理方法において、前記サプライ商品の販売者がサプライ商品を出荷するまでの工程において、郵便サービス用の封筒または容器に対して、前記回収センタを送り先とする送り先情報を印刷するかもしくは該送り先情報を印刷したラベルを貼付することにより、前記サプライ商品に同梱する封筒/容器を準備する封筒/容器準備ステップと、該封筒/容器準備ステップで準備した封筒または容器を販売するサプライ商品に同梱して梱包する梱包ステップとを有し、前記封筒または容器を同梱したサプライ商品を市場に流通せしめることによって、使用済みサプライ商品を前記回収者に届けることができるようにしたことを特徴とするサプライ商品回収管理方法。
- 請求項9ないし14のいずれか1に記載のサプライ商品回収管理方法において、前記封筒は、サプライ商品を収納した状態で既成の郵便ポストに投函できる封筒を用いることを特徴とするサプライ商品回収管理方法。
- 請求項9ないし15のいずれか1に記載のサプライ商品回収管理方法において、サプライ商品に液体内容物ないし粉体内容物が用いられているときに、該内容物が漏出しない素材及びシール手段を用いて前記封筒または容器を作成することを特徴とするサプライ商品回収管理方法。
- コンピュータを、
サプライ商品の販売量を把握する販売量把握手段、
所定の回収センタにおいて消費者から回収したサプライ商品の回収量を把握する回収量把握手段、
及び該販売量把握手段及び前記回収量把握手段との把握結果からサプライ商品の回収に関する評価を行う回収評価手段、
として機能させるためのプログラムであって、
前記販売量把握手段は、所定の回収センタを送り先として記載した郵便サービス用の封筒または容器を同梱したサプライ商品について販売量を把握し、前記回収量把握手段は、前記サプライ商品を購入した消費者が、前記封筒または容器に入れて郵便局の配送サービスにより前記回収センタに送付した使用済みの該サプライ商品の回収量を把握する機能を有することを特徴とするサプライ商品回収管理プログラム。 - 請求項17のサプライ商品管理プログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
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JP2003343407A JP2004145876A (ja) | 2002-10-04 | 2003-10-01 | サプライ商品回収管理システム、方法、プログラム及び記録媒体 |
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Cited By (4)
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JP2005335910A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 製品物流管理システム |
JP2010204498A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Ricoh Co Ltd | リサイクルシステム、及び、リサイクルボックス |
JP2013526373A (ja) * | 2010-05-18 | 2013-06-24 | ケーシーアイ ライセンシング インコーポレイテッド | 減圧キャニスターおよび再生利用方法 |
CN113450051A (zh) * | 2021-06-17 | 2021-09-28 | 浙江美浓世纪集团有限公司 | 一种基于rfid和二维码标签的印刷油墨智能管理系统及方法 |
-
2003
- 2003-10-01 JP JP2003343407A patent/JP2004145876A/ja active Pending
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