JP2004145854A - データバックアップと回復のための方法と装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】PCのデータバックアップと回復を、内部及びリモートのディスクドライブの使用可能性を組み合わせたPCの動作状態に基づいて行う。この動作状態に基づいて、データI/Oが、内部及び/又はリモートディスクドライブに対して実施される。リモートディスクドライブへのデータバックアップ及びリモートディスクドライブからのデータの回復に整合するように、対応するビットマップの更新が実施される。
【選択図】 図1
Description
【従来の技術】
PC(Personal Computer:パソコン)は日常生活の全ての局面で、必須ツールとして使用されて久しい。殆ど全てのビジネス処理が、PCに依存していることは、言うに及ばない。インターネットアクセス又は業務処理のために、家庭内でも遍く使用されるに至っている。一般的にPCは、CPUチップ及びこれをサポートするRAM(Random Access Memory:ランダムアクセスメモリ)、メモリコントローラ、グラフィックコントローラ等の多数の回路を実装する“マザーボード”から構成される。一般的には、内部ハードディスクドライブ、CD(Compact Disk :コンパクトディスク)リーダ或いはリーダ/ライタ装置、フロッピドライブ等の多様なデータストレージ装置が含まれる。このようなマシーンの“頭脳”は、PC上で動作する各種のソフトウエアコンポーネントである。例えば、重要なソフトウエアコンポーネントの一つは、多様なプログラムコードで成り立つOS(Operating System:オペレーティングシステム)である。
ハードディスクドライブにはメカニカルな負担がかかっており、PCを障害にさせる第一のコンポーネントの一つである。ハードディスクドライブのメカニカルな障害は、一般的にはデータストレージ媒体の破壊に結びつく。この状況は、ディスクドライブクラッシュとか、ヘッドクラッシュ(読み出し/書き込み用のヘッドがストレージ媒体上に接触するので)と呼ばれている。ディスクドライブクラッシュの場合には、クラッシュされたディスクからデータを回復する術はなく、データは事前にバックアップされていない限り失われてしまう。このような事態を望まないユーザは、手動(例えば家庭環境の場合)やソフトウエアの助けを借りて、データを頻繁にバックアップしている。
RAID(Redundant Array of Inexpensive Disk:低価格ディスクの冗長配列(ディスクアレイ装置))は、データ回復のためのハード的解決策である。RAIDの標準は、多くのレベルのバックアップ手段を提供しており、各々異なった性能とデータ回復能力を持っている。RAID1は、データが一つのディスクドライブから他のディスクドライブ(バックアップディスクドライブと呼ばれる)に、ファイルレベルではなくブロックレベルで複製されるレベルである。アプリケーションからは、ただ一台の論理ディスクドライブが見えるだけである。しかしながら、この論理ディスクドライブはミラーリングと呼ばれるRAID1構成の2台のハードディスクドライブから構成されている。アプリケーションが論理ディスクドライブに書き込みコマンドを発行すると、該コマンドは背後にある両方のディスクドライブに発行され、その結果両方のディスクドライブは常に同じデータを保持している。かくして、ディスクドライブのうちの1台がクラッシュしても、他の生存ディスクドライブのデータが使用可能である。
RAID1は一般にディスクコントローラカードに実装され、これには、LVM(Logical Volume Manager:論理ボリュームマネージャ)とRAIDディスクアレイが含まれる。ディスクコントローラカードはPCI又はPCカードで、PCに挿入され、2台のハードディスクドライブに接続される。このカードは、PCのCPUによって発行されるI/Oコマンドを実行するためのプロセッサを持っている。LVMはOS中のソフトウエアモジュールである。このLVMコンポーネントは、両方のディスクドライブを“管理”し、ディスクI/Oを実行するためのI/Oルーチン(システムコール)を提供する。これより上位レベルのアプリケーションプログラムには、ただ一台の論理ディスクドライブが見えるだけである。RAIDディスクアレイは外部ボックスであり、内部に多数のディスクドライブを持ち、一つ以上のPCからのI/Oコマンドを実行するディスクコントローラを有する。RAIDディスクアレイとPCはSCSIインターフェース又はファイバチャネルインターフェース或いは同種のインターフェースを通して結合される。しかしながら、RAIDシステムは典型的には可搬ではない。かくして、通常のRAIDによる解決策は、可搬コンピュータ、例えばラップトップコンピュータには向かない。
【発明が解決しようとする課題】
一つのコンピュータシステムにおいて、バックアップと回復処理には、情報の読み書きを内部ディスクかリモートディスクの何れに対して行うかを決めるために、オペレーションのモード及び動作ステータスを特定することが必要になる。
【課題を解決するための手段】
ランタイムビットマップは、当該コンピュータシステムの動作ステータスに基づいて、対応するディスクブロックが、一つのディスクドライブから他のディスクドライブにコピーされるべきか否かを示す。シャットダウン処理には、当該コンピュータシステムの動作ステータスに基づいて、ランタイムビットマップに従ってリモートディスクドライブから内部ディスクドライブにデータブロックをコピーすること、又は単にビットマップをリモートディスクドライブにコピーすることが含まれる。
【発明の実施の形態】
図1は本発明に従った、データバックアップ及び回復システムの実施例の一般的ブロックダイアグラムである。システム0106は、PC(パソコン)0101とネットワーク0103を介してアクセス可能なリモートディスクドライブ0105を含む。ネットワークの例には、イーサネットやファイバチャネルが含まれる。iSCSIプロトコルは、イーサネット上でのPCとリモートディスクドライブとの間のデータ転送に使用され、SCSI/FCプロトコルはファイバチャネル上でのデータ転送に使用される。
PC0101は、CPU010101、RAM等で構成されるメモリコンポーネント010103、及び内部ディスクドライブ010109等のデータストレージデバイスで一般的に構成される。特定の実装の場合、PCは、一般的にはファームウエアに格納されるBIOS(Basic I/O System:基本I/Oシステム)010105を含む。このBIOSは、データストレージデバイスの順序付けを指定するブートオーダテーブル010107を含む。ブートプログラムは、各データストレージデバイスをブートオーダテーブルで示される順序で検索する事により、取得される。CPUとメモリは、典型的なコンピュータに於いて、OS等のプログラムを走行させるための重要コンポーネントである。BIOSはPCの立ち上がりに、最初に実行されるプログラムである。このBIOSの役割は、ブートプログラムをメモリに読み込み、ブートコードに制御を渡すことである。このブートプログラムがPC操作に必要なプログラム、即ちOSを読み込むことになる。内部ディスクドライブは、IDEインターフェースやSCSIインターフェース等の適当なデータI/O接続を経由して、PCに結合される。
図2は、PC上で走行(実行)する典型的ソフトウエア構成を示す。OS0203は、アプリケーション0201が走行できるようにする。このOS機能には、メモリ管理、デバイス管理及びプロセススケジューリング等が含まれる。本発明に関連して、LVM(論理ボリュームマネージャ)020303がOSのデータI/Oコンポーネントとして組み込まれており、データストレージデバイスに対するI/O処理を実行する。
OS上で走行するアプリケーションは、ファイルシステム020301をデータストレージシステムとの間のデータ交換(データの読み書き)の為のインターフェースとして使用する。このファイルシステムは、OSの一コンポーネントで、アプリケーションに対してファイルレベルのI/O処理を提供する。LVMは、ファイルシステムの下で走行し、このファイルシステムに内部ディスクドライブとリモートディスクドライブのペアを1論理ビューとして見えるようにする。このファイルシステムは論理ディスクドライブに対して、ブロックレベルI/O要求を出力する。
このLVM020303を構成するコンポーネントは、I/Oエージェントデーモン020303a、同期エージェントデーモン020303b、LVM_Init処理020303c、LVM_Shutdown処理020303d、及びLVMステータスデータ記録020303eを含む。I/Oエージェントはファイルシステム020301からの要求を処理する。同期エージェントは、通常動作の場合、(以下に議論されるように)内部ディスクドライブからリモートディスクドライブへのデータのコピー、又は回復動作の場合、(以下に同様に議論されるように)逆方向のデータコピーを実行する。LVM_Init処理は、ブートアップ期間での処理を実行する。LVM_Shutdown処理は、OSがシャットダウンされるときにコールされる。LVMステータスはLVMの動作状態を決定する。
ディスクドライブの論理ビューは、図2Aに示される如く、1論理ディスクドライブ02011として参照される。論理ディスクドライブは、内部ディスクドライブ010109とリモートディスクドライブ0105から構成される。LVMソフトウエアコンポーネント020303は、両方のディスクドライブが同一のデータを維持する責任を持つ。ファイルシステム020301は、2つのディスクドライブを区別しない。このファイルシステムは、論理ディスクドライブにI/Oコマンドを発行し、LVMがこのコマンドを処理する。LVMが如何にI/Oコマンドを処理するかは、後に述べる。
図3は、内部ディスクドライブ(010109、図1)とリモートディスクドライブ(0105)のディスクスペースの論理的分割を示す。内部ディスクドライブとリモートディスクドライブ双方のディスクスペースは、4つのパーテイションに分割されている。本発明の一実施例では、ブートブロック部030101、LVMスーパブロック部030103、データ部030105、及びビットマップ部030107が存在する。データ部030105はディスクスペースの大部分を占め、ユーザのデータファイル類の格納に使用される。
ブートブロック部030101は、ディスクからOSを読み込み、OSプログラムを実行する為のブートストラップコードを保存している。PCのBIOSがPC起動時にこのブートストラップコード(“ブートストラップローダー”)を読み込み、このコードを実行する。このブートストラップコードは次に、OSプログラムを一つのディスクドライブから読み込み、これを実行する。このプロセスは、一般的にブートストラッピングと呼ばれる。OSプログラムは、OSの核となるプログラムであるカーネルを含めて、多くのコンポーネントから構成される。
[18] LVMスーパブロック部030103はLVM構成に関する情報を保持している。図4にLVMスーパブロックの詳細を示す。LVMスーパブロックは4種類の情報:LVM名040101、LVMモード040103、内部ディスク040105、及びリモートディスク040107を有する。LVM名は、論理ディスクドライブを特定する文字列である。
LVMモードは、通常と回復の二つのモードのうちの一つを指定する。通常モードでは、内部ディスクドライブが最新のデータを保持する。通常モードのLVM動作の間に、LVMは内部ディスクドライブからリモートディスクドライブにデータのコピーを行う。回復モードでは、リモートディスクドライブが最新のデータを保持しているので、LVMはリモートディスクドライブから内部ディスクドライブにデータのコピーを行う。回復モードは、内部ディスクドライブが新ドライブに交換されたか、又はそれ以外で、最早最新データを保持していない場合を示す。
内部ディスク部分040105及びリモートディスク部分040107は、各々、どのディスクドライブがオリジナルディスクドライブとして、どのディスクドライブがオリジナルのコピーディスクドライブとして使用されているかを示す。内部ディスク部分にIDが記されているディスクドライブがオリジナルとして使用される。同様に、リモートディスク部分にIDが記されているディスクドライブがコピーディスクとして使用される。ディスクドライブのIDは、例えば、当該ドライブのシリアル番号やシリアルコード等の幾つかの方法で指定できる。
ビットマップ部030107は、内部ディスクドライブ010109の各ブロックに対応して一つのエントリを持つマップである。リモートディスクドライブ0105も同様のビットマップを持つ。内部ディスクドライブに保存されたビットマップ(ブロックマップ)の各エントリは、対応するブロックのデータが内部ディスクドライブでは更新されて、未だリモートディスクドライブに反映されていない事を示すために用いられる。リモートディスクドライブに保存されたビットマップ(ブロックマップ)の各エントリは、リモートディスクドライブの対応するブロックのデータが内部ディスクドライブに未だコピーされていない事を示すために用いられる。これらビットマップの使用法については、後で更に議論される。
図5にビットマップ0501の実装例を示す。このビットマップは、ブロック番号050101とこれに対応するフラグ050103を持つ。ブロックはLVM020303が扱うデータの単位である。例えば、1ディスクドライブの容量が1GB(230バイト)として、LVMの1ブロックが1MB(220バイト)とすると、当該ディスクドライブは、1kブロック(210ブロック)を有することになる。LVMは、ディスクドライブ中の各ブロックにアクセスするのに、ブロック番号を使用する。この例では、ビットマップは1024エントリを持つことになる。フラグ部分は一般的な意味で、各エントリに対応するブロックが、他のディスクにコピーされているか否かを示す。単純に慣例に従えば、“1”はブロックがコピー未であることを、“0”はブロックがコピー済みであることを示す。上述のように、具体的な意味付けはLVMの動作モードによって決まる。以下に説明されるように、LVMが通常モードなら、データは内部ディスクドライブからリモートディスクドライブにコピーされ、回復モードなら、データはリモートディスクドライブから内部ディスクドライブにコピーされる。
図6は、LVMステータスデータ部分0601を示す。LVMステータスはPCの“動作状況”を示すために使用される。本発明の一実施例では、4つの動作状態:OFFICE,HOME,RECOVERY,及びEMERGENCYが定義される。
このLVMは、OFFICE動作状態では動作可能である。この動作状態では、PCの内部ディスクドライブ010109(図1)は動作可能で、最新データを保持している。更にこの動作状態では、リモートディスクドライブ0105もアクセス可能である。例えばこの状態は、名前で想像される通り、バックアップサーバが存在するオフィス環境を暗示しており、内部ディスクドライブに対する全てのデータ更新は、このバックアップサーバ上のリモートディスクドライブにコピーされる。更に又、このPCがバックアップサーバと非結合状態(例えば、家庭環境での業務)にある間のデータ更新も、結合回復後に、このリモートディスクドライブにバックアップされる。この状態でのビットマップも、後に説明されるように、内部ディスクドライブからリモートディスクドライブへのコピーが必要なブロックを表示する。
このLVMは、HOME動作状態では動作可能である。この動作状態では、PCは、内部ディスクドライブにのみアクセスし、リモートディスクドライブはアクセス不能である。この状態は、名前で想像される通り、PCが家庭かどこかリモートディスクドライブが使用不能な状態で使用されることを示している。この動作状態では、内部ディスクドライブとリモートディスクドライブとの間のデータコピーは行われない。内部ディスクドライブに保存されたビットマップは、内部ディスクドライブからリモートディスクドライブへのコピーが必要なブロックを表示する。
このLVMは、RECOVERY動作状態では動作可能である。この動作状態では、PCは、内部ディスクドライブとリモートディスクドライブ双方にアクセス可能であるが、リモートディスクドライブがより最新のデータを保持している。この動作状態が発生する一つのシナリオは、内部ディスクドライブが交換されて、リモートディスクドライブがバックアップデ−タを保有しているケースである。もう一つのシナリオは、リモートディスクドライブから内部ディスクドライブへのコピーバック状態になり、このコピーが終了していない状態が該当する。どちらの状態でも、リモートディスクドライブ上のビットマップの各エントリは、内部ディスクドライブへのコピーが必要なリモートディスクドライブのブロックを表示する。
[27] 第四のLVM状態は、EMERGENCY動作状態である。この状態では、PCはリモートディスクドライブにのみアクセス可能である。この動作状態は、内部ディスクドライブがクラッシュしたか、動作不能になりながらも、ユーザは、このPCを使い続けているときに発生する。リモートディスクドライブ上のビットマップは、この動作状態の間に書き込まれたブロック内部ディスクドライブへのコピーが必要なブロックを表示する。
図7はブートオーダテーブル0701の例を示す。このテーブルは、ブートストラップコードを見つけるためのドライブ探索順序を示す。このPCは、ブートストラップコードを複数のストレージデバイスに持つことが可能である。このテーブルの各エントリは、BIOSがどのストレージデバイスをどの順序で調べれば良いかを示す。かくして、プライオリテイ部分070101は、探索順序を示す。ドライブ部分070103は、データストレージデバイス名を示す。典型的には、BIOSは、ユーザが探索順序を指定することを可能にしている。
以降は、本発明の一実施例による、このPCとPCのコンポーネントの動作に関する議論である。最初に、ブートアッププロセスを説明する。一般に、PCがパワーオンされると、このPCのBIOSが、ブートオーダテーブル0701に従って選ばれたディスクドライブから、ブートストラップコードを読み出す。本発明のこの実装例では、内部ディスクドライブ010109とリモートディスクドライブ0105が存在する。この例では、BIOSコードは、使用可能なディスクドライブを特定する。図8に示されるように4つのケースが存在する。
・ケースA(0807)内部ディスクドライブとリモートディスクドライブが共に使用可能
・ケースB(0809)内部ディスクドライブのみが使用可能
・ケースC(0815)リモートディスクドライブのみが使用可能
ケースD(0817)ディスクドライブは共に使用不能
図8は、本発明の一実施例による、BIOSの処理を示す。BIOSはPCの起動を契機に実行開始する(ステップ0801)。BIOSは、よく知られたディスクI/O技術により、内部ディスクドライブが使用可能か否かを判定する(ステップ0803)。BIOSは、次に、リモートディスクドライブが使用可能か否かを判定する(ステップ0805、0811)。もし、内部ディスクドライブ及びリモートディスクドライブが共に使用可能なら、BIOSはケースAとして記録する(ステップ0807)。もし、内部ディスクドライブのみが使用可能なら、BIOSはケースBとして記録する(ステップ0809)。もし、リモートディスクドライブのみが使用可能なら、BIOSはケースCとして記録する(ステップ0815)。もし、ディスクドライブが共に使用不能なら、標準的なエラ−メッセージが表示され(ステップ0813)、プロセスは停止する(ステップ0817)。
図9は、ケースA、即ち、内部ディスクドライブとリモートディスクドライブが共に使用可能の場合の、ブートストラップ読み取りとLVM動作ステータスを決めるためのLVM処理の、上位レベルのフローチャートを示す。ブートストラップコードは、ブートオーダテーブルで決められたディスクドライブから読み込まれ(ステップ0903)、実行される。ブートオーダテーブルは、その時点の内部及びリモートディスクドライブの使用可能状態に対応したPCの状態を反映して、ブートオーダがセットされていなければならない。典型的には、内部ディスクドライブが、最高のプライオリテイを有する。しかしながら、内部ディスクドライブが例えばドライブのクラッシュ障害等で交換されて間がない場合は、リモートディスクドライブがブートオーダテーブルにおいて最高のプライオリテイを有する必要がある。
ブートストラップコードは、LVMスーパブロック030103をブートドライブ(即ちこのブートストラップコードが読み出されたディスクドライブ)から読み込む(ステップ0905)。このLVMスーパブロックからLVMモード040103が読み込まれ、チェックされる(ステップ0907)。もし、通常モードであれば、LVMステータス0601はOFFICEにセットされ(ステップ0909)、カーネルが内部ディスクドライブから読み込まれる(ステップ0911)。もし、回復モードであれば、LVMステータスはRECOVERYにセットされ(ステップ0917)
カーネルはリモートディスクドライブから読み込まれる(ステップ0919)。内部ディスクドライブが交換後のドライブであれば、LVMスーパブロックはこのドライブには存在しない。この場合は、ブートストラップコードは、LVMスーパブロックの読み込みに失敗する。ブートストラップコードは、内部ディスクドライブから正当なLVMスーパブロックの読み込みに失敗した場合は、LVMモードを回復モードにセットする(ステップ0913)。加えて、リモートディスクドライブのビットマップに全て“1”のフラグをセットする(ステップ0915)。次に、LVMステータスをRECOVERYにセットして(ステップ0917)、カーネルコードがリモートディスクドライブから読み込まれる(ステップ0919)。
次にOSのブートアップが始まる(ステップ0921)。OSブートアップのシーケンスは以下に議論される。
図10は、ケースB、即ち内部ディスクドライブのみが使用可能の場合の、ブートストラップ読み取りとLVM動作ステータスを決めるためのLVM処理の、上位レベルのフローチャートを示す。BIOSは、内部ディスクドライブから、ブートストラップコードを読み込む(ステップ1003)。ブートストラップコードは、LVMスーパブロックを、内部ディスクドライブから読み込む(ステップ1005)。LVMモードは、LVMスーパブロックから読み込まれ、チェックされる(ステップ1007)。もし、通常モードであれば、LVMステータスは、HOMEにセットされ(ステップ1009)、カーネルコードが読み込まれ実行される(ステップ1011)。OSのブートアップ処理(後に議論される)が開始される(ステップ0921)。もし、回復モードであれば、内部ディスクドライブは、正当なLVMスーパブロックを持っておらず、ユーザには、PCが内部ディスクドライブからブート出来ないことが知らされる(ステップ1015)。回復モードの場合は、リモートディスクドライブからブートする必要があるが、このケースBの場合は、使用不能である。更に、内部ディスクドライブは読み取り可能であるものの、正当なLVMスーパブロックが存在しない場合は、内部ディスクドライブは新規にインストールされたドライブとみなされ、PCはやはりブートできない。
図11は、ケースC、即ちリモートディスクドライブのみが使用可能の場合の、ブートストラップ読み取りとLVM動作ステータスを決めるためのLVM処理の、上位レベルのフローチャートを示す。BIOSは、ブートストラップコードをリモートディスクドライブから読み取る(ステップ1103)。LVMステータスは、EMERGENCYにセットされる(ステップ1105)。カーネルコードは、リモートディスクドライブから読み込まれ(ステップ1107)、OSのブートアップ処理が開始される(ステップ0921)。
図12は、本発明の一実施例での、OSブートシーケンスの上位レベルの処理を示す。OSは、多様なOSサービスを立ち上げるために、ハードウエアと全てのソフトウエアコンポーネントを初期化する(ステップ1203)。このステップは、慣用的なものであり、よく知られたものである。この慣用的処理に加えて、OSはLVMソフトウエアコンポーネントを初期化する(ステップ1205)。LVMコンポーネントが初期化されると、LVMコンポーネントはOSに対し論理ディスクドライブにアクセス出来るようにする。かくして、OSは、論理ディスクドライブをマウントする(ステップ1207)。OSは更に、必要な最終初期化を実施し(ステップ1209)、ブートアップシーケンスは完了する。
図13は、OSのシャットダウン処理の上位レベルのダイアグラムを示す。全てのアプリケーションとOSサービスは、適切にシャットダウンされる(ステップ1303)。次いで論理ディスクドライブはアンマウントされる(ステップ1305)。次に、LVMシャットダウン処理がコールされる(ステップ1307)。全ての残りの、シャットダウン処理は、ステップ1309で実行され、この後にPCは停止される。
図14は、LVMソフトウエアコンポーネントの初期化処理の上位レベルのフローチャートである。最初に、LVMコンポーネントは、LVMステータスを判定する(ステップ1403)。もし、OFFICEステータスの場合は、ランタイムビットマップは、内部ディスクドライブのビットマップから読み出されて、メモリ010103に格納される(ステップ1405)。次に、同期エージェントデーモンが起動される(ステップ1407)。もし、HOMEステータスの場合は、ランタイムビットマップは、内部ディスクドライブのビットマップから単純に読み出されて、メモリに格納される(ステップ1409)同期エージェントデーモンは起動されない。もし、RECOVERYステータスの場合は、ランタイムビットマップは、リモートディスクドライブのビットマップから読み出されて、メモリに格納され(ステップ1411)、同期エージェントデーモンが起動される(ステップ1413)。もし、EMERGENCYステータスの場合は、ランタイムビットマップは、リモートディスクドライブのビットマップから単純に読み出されて、メモリに格納される(ステップ1415)同期エージェントデーモンは起動されない。何れのステータスでも、最後に、I/Oエージェントデーモンが起動される(ステップ1417)。
図15は、LVMシャットダウン処理の上位レベルの処理プロセスを示す。LVMステータスがOFFICEの場合は、LVMは、ランタイムビットマップが、同期エージェントデーモンにより、クリアされるのを待つ(ステップ1505)。同期エージェントデーモンの処理については、以降に述べる。クリアされたランタイムビットマップは、次いで、内部ディスクドライブ及びリモートディスクドライブに保存されるビットマップにコピーバックされる(ステップ1507)。この状況は、両ディスクドライブが同一内容であることを示す。内部ディスクドライブ及びリモートディスクドライブのスーパブロックのLVMモードは、双方とも通常モードにセットされる(ステップ1509)。最後に、同期エージェントデーモン及びI/Oエージェントデーモンは停止する(ステップ1521)。
もし、HOMEステータスの場合は、LVMモジュールは、ランタイムビットマップを単純に内部ディスクドライブに書き戻す。内部ディスクドライブのスーパブロックのLVMモードは通常モードにセットされる(ステップ1513)。最後に、同期エージェントデーモン及びI/Oエージェントデーモンは停止する(ステップ1521)。
RECOVERYステータスの場合は、LVMは、リモートディスクドライブから内部ディスクドライブにすべてのデータをコピーして、ビットマップをクリアするのに要する時間を推定する(ステップ1515)。もし、推定のコピー時間が限界値を超えたら、同期エージェントデーモンは停止される。ランタイムビットマップは単純に、リモートディスクドライブにコピーされる(ステップ1517)。更に、内部ディスクドライブ及びリモートディスクドライブのスーパブロックのLVMモードは、双方とも回復モードにセットされる(ステップ1519)。次いで、同期及びI/Oエージェントデーモンは停止する(ステップ1521)。推定のコピー時間が限界値以内であれば、処理は、ステップ1505からステップ1509を経由して1521に至る。
EMERGENCYステータスの場合は、ビットマップは単純に、リモートディスクドライブに書き戻される(ステップ1517)。更に、内部ディスクドライブ及びリモートディスクドライブのスーパブロックのLVMモードは、双方とも回復モードにセットされる。次いで、同期及びI/Oエージェントデーモンは停止する(ステップ1521)。
図18は、I/Oエージェントデーモン処理の上位レベルのフローチャートを示す。このI/Oエージェントデーモンは、ファイルシステムから、論理ディスクドライブに対するデータ読み書きのためにデータI/O要求を受け取る(ステップ1803)。次いで、I/O要求のタイプが決められる(ステップ1805)。もし、要求が書き込み要求なら、書き込みシーケンス処理が実行される(ステップ1807)。この書き込み処理の結果は、ファイルシステムに返送される(ステップ1811)。もし、要求が読み込み処理なら、読み込みシーケンス処理が実行され(ステップ1809)、この読み込み処理の結果は、ファイルシステムに返送される(ステップ1811)。
図16は、本発明の一実施例による、書き込みシーケンス処理の上位レベルのフローチャートを示す。先ず、LVMステータスがチェックされる(ステップ1603)。もし、OFFICE又はHOMEステータスであれば、データは、内部ディスクドライブに書き込まれる(ステップ1605)。書き込みブロックに対応するランタイムビットマップ(LVM初期化時点で、内部ディスクドライブからメモリに読み込まれたもの、図14を参照)のエントリは“1”のフラグがセットされる(ステップ1609)。既に議論されたように、内部ディスクドライブのビットマップエントリが“1”のフラグを持っていることは、内部ディスクドライブの対応ブロックのリモートディスクドライブへのコピーが必要なことを示している。
もし、RECOVERY又はEMERGENCYステータスであれば、データは、リモートディスクドライブに書き込まれる(ステップ1607)。書き込みブロックに対応するランタイムビットマップ(LVM初期化時点で、リモートディスクドライブからメモリに読み込まれたもの、図14を参照)のエントリは“1”のフラグがセットされる。既に議論されたように、リモートディスクドライブのビットマップエントリが“1”のフラグを持っていることは、リモートディスクドライブの対応ブロックの内部ディスクドライブへのコピーが必要なことを示している。
図17は、本発明の一実施例による、読み込みシーケンス処理の上位レベルのフローチャートを示す。もし、LVMステータスがOFFICE又はHOMEステータスであれば、データは、内部ディスクドライブから読み込まれる(ステップ1705)。もし、LVMステータスがRECOVERY又はEMERGENCYステータスであれば、ランタイムビットマップ(リモートディスクドライブからコピーされたもの)がチェックされる(ステップ1707)。もし、読み取り要求されたブロックに対応するエントリが“1”にセットされていなければ、読み取り要求が、内部ディスクドライブからブロックを読み込むことで達成される(ステップ1705)。一方、読み取り要求されたブロックに対応するエントリが“1”にセットされていれば、ブロックは、リモートディスクドライブから読み込まれる(ステップ1709)。対応するエントリが“1”にセットされている場合に、リモートディスクドライブから読み込む理由は、リモートディスクドライブの該当データブロックがまだ対応する内部ディスクドライブのデータブロックにコピーされていない場合があるからである。
図19は、本発明の一実施例による、同期エージェントデーモンが実施する処理の上位レベルのフローチャートである。同期エージェントデーモンは、ランタイムビットマップのどれかのエントリに“1”がセットされるまでは、何もしない(ステップ1903)。もし、ランタイムビットマップのどれかのエントリに“1”がセットされると、同期エージェントデーモンは、LVMステータスをチェックする(ステップ1905)。もし、ステータスがOFFICEステータスの場合は、内部ディスクドライブの該当ブロックが読み出され(ステップ1907)、リモートディスクドライブの該当ブロックに書き込まれる(ステップ1909)。この後、当該エントリはクリアされる(“1”以外が書き込まれる)(ステップ1915)。
もし、ステータスがRECOVERYステータスであれば、リモートディスクドライブの該当ブロックから読み出され(ステップ1911)、内部ディスクドライブの該当ブロックにコピーされる(ステップ1913)。この後、当該エントリはクリアされる(“1”以外が書き込まれる)(ステップ1915)。
同期デーモンとI/Oデーモンは分離されたプロセスで、互いに独立に動作する。従って、同期デーモンは、I/Oデーモンに送られるI/O要求とは非同期に、内部ディスクドライブとリモートディスクドライブ間のデータコピー動作を実行する。
これまで述べてきた具体的な解決は、本発明の原理に従った一実施例の一つの実装を説明するためである事に理解いただきたい。以降に続く請求項で定義されるように本発明の範囲と精神から離れることなく幾多の修正が可能であることは、本分野に造詣のある人には、明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例に従った、PCシステムの実装を示す上位レベルのシステムブロックダイアグラムである。
【図2】図2は,本発明の実施例に従った、PCシステムのソフトウエア及びハードウエアコンポーネントの上位レベルのブロックダイアグラムを示す
【図2A】図2Aは,本発明の実施例に従った、PCシステムのソフトウエア及びハードウエアコンポーネントの上位レベルのブロックダイアグラムを示す
【図3】図3は本発明の実施例に従った、ディスクドライブのデータ構造図を示す。
【図4】図4は、本発明の実施例の特定の実装に従った、LVMソフトウエアコンポーネントで使用される各種データテーブルを示す。
【図5】図5は、本発明の実施例の特定の実装に従った、LVMソフトウエアコンポーネントで使用される各種データテーブルを示す。
【図6】図6は、本発明の実施例の特定の実装に従った、LVMソフトウエアコンポーネントで使用される各種データテーブルを示す。
【図7】図7はブートオーダテーブルを示す。
【図8】図8は、各種のブートアップのケースを示す。
【図9】図9は、図8で示される各ケースに対応した上位レベルのブート処理を示す。
【図10】図10は、図8で示される各ケースに対応した上位レベルのブート処理を示す。
【図11】図11は、図8で示される各ケースに対応した上位レベルのブート処理を示す。。
【図12】図12は、本発明の実施例に従った、PC OSのブートシーケンスの上位レベルの処理を示す。
【図13】図13は、本発明の実施例に従った、PC OSの上位レベルのシャットダウンシーケンスを示す。
【図14】図14は、本発明の実施例に従った、LVM初期化シーケンスの上位レベルのフローチャートを示す。
【図15】図15は、本発明の実施例に従った、LVMシャットダウンシーケンスの上位レベルのフローチャートを示す。
【図16】図16は、本発明の実施例に従った、I/Oエージェントデーモンの上位レベルの処理を示す。
【図17】図17は、本発明の実施例に従った、I/Oエージェントデーモンの上位レベルの処理を示す。
【図18】図18は、I/O要求処理を示す。
【図19】図19は、本発明の実施例に従った、同期エージェントデーモン処理を示す。
【符号の説明】
0101・・・PC(Personal Computer:パソコン)、010101・・・CPU、010103・・・メモリ、010105・・・BIOS(バイオス)、010107・・・ブートオーダ、010109・・・内部ディスクドライブ、0103・・・ネットワーク、0105・・・リモートディスクドライブ、0201・・・アプリケーション、0203 ・・・オペレーティングシステム、020301・・・ファイルシステム、020303・・・論理ボリュームマネージャ(LVM)、020303a・・・I/Oエージェント、020303b・・・同期エージェント、020303c・・・LVM_Init、020303d・・・LVM_Shutdown、020303e・・・LVMステータス
Claims (15)
- PC(パソコン)デバイスにおいて、データをバックアップする為の方法であって、該方法は、
一つ以上のI/O(入/出力)要求を受け付け;
該I/O要求に従って、第一のデータストレージデバイスとの間で情報を交換し、該情報の幾つかを該第一のデータストレージデバイスの一つ以上のデータブロックに保存し;
該一つ以上のデータブロックの各々に対して、ランタイムビットマップのエントリに第一の値をセットし、該ランタイムビットマップは、該第一のデータストレージデバイスを構成する複数のデータブロックの各々に対応するエントリを持ち;
該第一の値にセットされた該ランタイムビットマップの各エントリに対して、該第一のデータストレージデバイスから第二のデータストレージデバイスにコピー処理を実施し、該各エントリの値をクリアし、該コピー処理は、一つ以上のI/O要求の該受付けに対して非同期に実施することを
含む、データをバックアップする為の方法。 - 前記に於いて、該第一のデータストレージデバイスは内部ディスクドライブであり、該第二のデータストレージデバイスはリモートディスクドライブであり、該ランタイムビットマップは、該内部ディスクドライブから得られる、請求項1の方法。
- 前記に於いて、該第一のデータストレージデバイスはリモートディスクドライブであり、該第二のデータストレージデバイスは内部ディスクドライブであり、該ランタイムビットマップは、該リモートディスクドライブから得られる、請求項1の方法。
- 前記に於いて、該交換される情報は、該ランタイムビットマップの対応するエントリが該第一の値にセットされているか否かに基づいて、該リモートディスクドライブから、又は該内部ディスクドライブからのデータブロックの読み取り情報を含む、請求項3の方法。
- 前記に於いて、該交換される情報は、該ランタイムビットマップの対応するエントリが該第一の値にセットされておれば、該リモートディスクドライブからのデータブロックの読み取り情報の一つを含み、該ランタイムビットマップの対応するエントリが該第一の値にセットされていなければ、該内部ディスクドライブからのデータブロックの読み取り情報を含む、請求項4の方法。
- 前記に於いて、シャットダウン要求を受け付け、これに応じて、
該第一のデータストレージデバイスが内部ディスクドライブで、該第二のデータストレージデバイスがリモートディスクドライブの場合、該第一の値にセットされている該ランタイムビットマップの各対応するエントリに対して、該第一のデータストレージデバイスからのデータブロックを該第二のデータストレージデバイスにコピーし;更に
該第一のデータストレージデバイスがリモートディスクドライブで、該第二のデータストレージデバイスが内部ディスクドライブの場合でかつ、該第一の値にセットされている該ランタイムビットマップの各対応するエントリに対して、該リモートディスクドライブから該内部ディスクドライブへ、データブロックをコピーするに要する時間が、規定の限界値を超える場合は、該ランタイムビットマップを該第一のデータストレージデバイスにコピーする、請求項1の方法 - データバックアップをする為のコンピュータプログラムプロダクトであって、該コンピュータプログラムはデータストレージ上に記憶されており、該コンピュータプログラムは:
一つ以上のI/O(入/出力)要求を受け付けるためにプロセッサを動作させるのに適した第一のプログラムコード;及び
該I/O要求に従って、第一のデータストレージデバイスとの間で情報を交換し、該情報の幾つかを該第一のデータストレージデバイスの一つ以上のデータブロックに保存するために該プロセッサを動作させるのに適した第二のプログラムコード;及び
該一つ以上のデータブロックの各々に対して、ランタイムビットマップのエントリに第一の値をセットし、該ランタイムビットマップは該第一のデータストレージデバイスを構成する複数のデータブロックの各々に対応するエントリを持たせる、該プロセッサを動作させるのに適した第三のプログラムコード;及び
該ランタイムビットマップの各エントリに該第一の値をセットし、該第一のデータストレージデバイスの対応するデータブロックの情報を第二のデータストレージデバイスにコピーするために該プロセッサを動作させるのに適した第四のプログラムコードであって、該各エントリの値をクリアすることを含み、該第二のプログラムコードに対して非同期に動作する第四のプログラムコード、
から構成されるコンピュータプログラムプロダクト - 前記に於いて、該第一のデータストレージデバイスは内部ディスクドライブであり、該第二のデータストレージデバイスはリモートディスクドライブである、請求項7のコンピュータプログラムプロダクト。
- 前記に於いて、該第一のデータストレージデバイスはリモートディスクドライブであり、該第二のデータストレージデバイスは内部ディスクドライブである、請求項7のコンピュータプログラムプロダクト。
- 前記に於いて、該交換される情報は、該ランタイムビットマップの対応するエントリが該第一の値にセットされているか否かに基づいて、該リモートディスクドライブから、又は該内部ディスクドライブからのデータブロックの読み取り情報を含む、請求項9のコンピュータプログラムプロダクト。
- 内部ディスクドライブ;及び
リモートディスクドライブと交信する通信回路;及び
請求項7のコンピュータプログラムを格納するメモリシステム、
から構成されるPCシステム - PCに於いての、データバックアップと回復の為の方法であって、該方法は、ビットマップを保存している内部ディスクドライブが使用可能かを判定し;
ビットマップを保存しているリモートディスクドライブが使用可能かを判定し;
もし該内部ディスクドライブ及び該リモートディスクドライブが共に、使用可能なら;
該内部ディスクドライブの第一の情報にアクセスし;
もし、該第一の情報が第一のモードを示しておれば、第一の動作ステータスをセットし;
もし、該第一の情報が第二のモードを示しておれば、第二の動作ステータスをセットし;
もし、該内部ディスクドライブから該第一の情報がアクセスできなければ、該リモートディスクドライブに保存されている該ビットマップの全てのエントリを第一の状態にセットし、該第二の動作ステータスをセットし;
もし、該内部ディスクドライブが使用可能で、該リモートディスクドライブが、使用不能なら;
該内部ディスクドライブの第一の情報にアクセスし;
もし、該第一の情報が第一のモードを示しておれば、第三の動作ステータスをセットし;
もし、該第一の情報が該第二のモードを示すか、又は該第一の情報が該内部ディスクドライブからアクセスできなければ、該PCの動作を停止し;
もし、該リモートディスクドライブが使用可能で、該内部ディスクドライブが使用不能なら、第四の動作ステータスをセットし、
該ステータスに対応して、該内部ディスクドライブの該ビットマップを、又は、該リモートディスクドライブの該ビットマップを、ランタイムビットマップとして該PCのメモリ内にロードし、
書き込み動作の間に、該ランタイムビットマップのエントリには第一の値をセットし、
該ランタイムビットマップの内容と該ステータスに基づいて、該内部ディスクドライブと該リモートディスクドライブとの間でデータブロックのコピーを実施して、
データのバックアップと回復を実施する方法。 - 前記に於いて、該判定は、ブートオーダテーブルの内容に基づく、請求項12の方法。
- 前記に於いて、更にシャットダウン要求を受け付け、これに応答して、
(i)該ステータスが、該第一の動作ステータスなら、該ランタイムビットマップの内容に基づいて、該内部ディスクドライブから該リモートディスクドライブにデータブロックのコピーを行い、
(A)該ランタイムビットマップをクリアし、該ランタイムビットマップを該内部ディスクドライブ及び該リモートディスクドライブに保存し、該内部ディスクドライブ及び該リモートディスクドライブ双方に対して、該第一の情報を該第一のモードにセットし;
(ii)該ステータスが、該第三の動作ステータスなら、該ランタイムビットマップを該内部ディスクドライブにコピーし;
(iii)該ステータスが、該第二の動作ステータスなら、
(A)データブロックを該リモートディスクドライブから該内部ディスクドライブにコピーするに要する時間を推定し、該時間が限界値以下であれば、該ランタイムビットマップに基づいて、該リモートディスクドライブから該内部ディスクドライブにデータブロックのコピーを行い、該(i)(A)を実行し;
(B)該時間が該限界値を超えれば、該ランタイムビットマップを該リモートディスクドライブにコピーし、該内部ディスクドライブ及び該リモートディスクドライブ双方に対して該第一の情報を該第二のモードにセットし;
(iv)該ステータスが、第四の動作ステータスなら、該(iii)(B)に従ったコピーと設定を行う、請求項12の方法。 - 内部ディスクドライブとの間でデータの入出力を行う第一の回路;及び
リモートディスクドライブとの間でデータの入出力を行う第二の回路;及び
請求項12の方法に従って、基本入出力動作を行うシステム、
から構成されるPCデバイス。
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