JP2004145713A

JP2004145713A - ブラウザのみで動作する「表計算」「ワープロ」ソフトによるドキュメント作成・管理システム

Info

Publication number: JP2004145713A
Application number: JP2002311071A
Authority: JP
Inventors: Kenji Takazawa; 高沢　健司
Original assignee: TOUKEI COMP CO Ltd; TOUKEI COMPUTER CO Ltd
Current assignee: TOUKEI COMP CO Ltd; TOUKEI COMPUTER CO Ltd
Priority date: 2002-10-25
Filing date: 2002-10-25
Publication date: 2004-05-20

Abstract

【課題】ブラウザとネットワークに接続することができる環境さえあれば、時間や場所、パソコンの設定を問わず、表計算やワープロ作業を行う事ができるものである。
【解決手段】パソコン端末１１上のブラウザよりデータセンター３の「表計算」「ワープロ」ソフトを起動すると、当該パソコン端末１１のブラウザ画面にブランクシート画面が表示され、その画面に文字、数値、演算関数、罫線、文字装飾などの編集を行い、その結果をデータセンター３に集中管理されているサーバに保存し、以降の再編集、　閲覧はブラウザよりファイル読込みでデータセンター３に集中管理されているドキュメントデータベースサーバ７によりデータ読込、表示して行う。
【選択図】　　　　　　　　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラウザのみで動作する「表計算」「ワープロ」ソフトによるドキュメント作成・管理システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
既存の表計算ソフト、ワープロソフトは、パソコン端末１台１台のローカルディスクにそのプログラムをインストールし、運用している。同じくソフトによって作られたデータも、ローカルディスク若しくは外部記憶媒体に保存され、運用される。
【０００３】
しかし、作成されたデータは、表計算ソフト、ワープロソフトはプログラムがインストールされているパソコン端末でないと、データがあったとしても閲覧、編集する事ができない。
【０００４】
逆に表計算ソフト、ワープロソフトがインストールされているパソコン端末があっても、データが無ければ閲覧、編集する事ができない。
【０００５】
作られたデータを閲覧編集する事ができるアプリケーションソフトがインストールされていないパソコン端末において、ネットワーク上のデータを共有・閲覧する方法としては、下記の特許出願がある。
【０００６】
【特許文献１】
特開平１０−６９４７６号公報
【０００７】
この特開平１０−６９４７６号公報の「ドキュメント管理システム、ドキュメント共有方法及び記録媒体」は種々のアプリケーションソフトで作成した各種のドキュメント（ワープロ文書、表計算データ等）を共用して簡単に内容確認や再利用できるようにしたもので、クライアント端末とサーバとがネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおけるドキュメント管理システムにおいて、クライアント端末が、選択されたドキュメントからそのドキュメントの出力イメージに相当するイメージファイルを生成し、そのドキュメントのオリジナルファイルと生成したイメージファイルとをサーバに転送し、サーバからイメージファイルが転送されてきたときにはそのイメージファイルに基づく表示を行い、サーバが、イメージファイルとオリジナルファイルを格納するとともに、要求に応じてイメージファイルとオリジナルファイルを送出し、イメージファイルのファイル形式が各クライアント端末間で統一されていることを内容とするものである。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこの方法だと、自分の使用するパソコンに該当するアプリケーションソフトがインストールされていなくてもデータの内容を見る事ができる点では便利であるが、データの閲覧はできても編集をすることができない。
【０００９】
また、データをイメージファイル化して表示するアプリケーションソフトを、あらかじめパソコン端末にインストールしておく必要がある。
【００１０】
特に、ネットワークが発達した昨今では、場所、時間、パソコンの環境を問わず、データの作成、閲覧が出来る仕組みが必要とされてきている。
【００１１】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、ブラウザとネットワークに接続することができる環境さえあれば、時間や場所、パソコンの設定を問わず、表計算やワープロ作業を行う事ができる、ブラウザのみで動作する「表計算」「ワープロ」ソフトによるドキュメント作成・管理システムを提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、第１に、パソコン上のブラウザよりデータセンターの「表計算」「ワープロ」ソフトを起動すると、当該パソコンのブラウザ画面にブランクシート画面が表示され、その画面に文字、数値、演算関数、罫線、文字装飾などの編集を行い、その結果をデータセンターに集中管理されているサーバに保存し、以降の再編集、　閲覧はブラウザよりファイル読込みでデータセンターに集中管理されているサーバによりデータ読込、表示して行うことを要旨とするものである。
【００１３】
第２に、データセンターに集中管理されているサーバ上に保存される「表計算」「ワープロ」データは、データセンターのドキュメントデータベースで集中管理し、ユーザーの権限に応じて、ドキュメント管理、電子メール、掲示板に添付されている表計算データ、ワープロデータ等の閲覧や、再編集や、保存を行うことを要旨とするものである。
【００１４】
第３に、表計算データ、ワープロデータのシート上の任意のエリアに捺印欄を設け、承認ワークフローを利用して、承認作業を可能とすることを要旨とするものである。
【００１５】
請求項１記載の本発明によれば、パソコン上で起動する「表計算」「ワープロ」ソフトはブラウザよりデータセンターの「表計算」「ワープロ」ソフトであり、その使用は当該パソコンのブラウザ画面にブランクシート画面が表示され、その画面に文字、数値、演算関数、罫線、文字装飾などの編集を行うので、あたかも当該パソコンにインストールされているアプリケーションソフトを使用するのと同じ感覚で使用できる。
【００１６】
このようにして、ブラウザとネットワークに接続することができる環境さえあれば、時間や場所、パソコンの設定を問わず、表計算やワープロ作業を行う事ができる。
【００１７】
また、その結果は当該パソコンのハードディスクやＦＤ、ＣＤ等の記憶媒体ではなくデータセンターに集中管理されているサーバに保存でき、以降の再編集、　閲覧はブラウザよりファイル読込みでデータセンターに集中管理されているサーバによりデータ読込、表示して行うことができるので、データが手持ちのパソコン端末のローカルディスクに保存されていない、またはデータが記憶された記録媒体を持っていなくとも、サーバに保存されたデータを読み込むことにより作業をすることができる。
【００１８】
また、複数の人が離れた場所で、同じ一つのデータを使って作業する事が可能となる。
【００１９】
請求項２記載の本発明によれば、前記作用に加えて、ブラウザのみで動作する「表計算」「ワープロ」ソフトの使用許可、データサーバに保存されているデータの再編集、閲覧等データの管理に関してユーザーの権限を設けることにより、不正アクセス、データの不正改変を防ぐ事ができる。
【００２０】
請求項３記載の本発明によれば、ネットワーク上で承認作業をより効率的に行う事ができる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
以下、　図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図１は本発明のブラウザのみで動作する「表計算」「ワープロ」ソフトによるドキュメント作成・管理システムの１実施形態を示す説明図、図２は同上要部の説明図で、図中１１はパソコン端末、３はデータセンターであり、これらはインターネット１９で接続され、パソコン端末１１はブラウザよりデータセンター３のサーバに連携可能とする。
【００２２】
データセンター３は、プロバイダーとしてのシステム側企業であり、通常のインターネットで周知なように、クライアントに対してＨＴＭＬなどの情報を提供することを目的とするＷＷＷサーバ１０、第三者からの不正侵入をできる限り遮断するために、外部ネットワークと内部ネットワークの中間に設置される門番としての役割を有するＦ／Ｗ（ファイアウォールサーバ）９、ルーター１２、集線装置であるハブ１３を有する。
【００２３】
さらに、前記データセンター３のサーバは、プログラムファイルを有するプログラムサーバ６、クライアントからの指示に従い、情報を検索したり書込みや情報の管理を行うための表計算データやワープロデータのドキュメントファイルを有するドキュメントデータベースサーバ７、クライアントからの要求にもとづいて電子メールを送信し、届いた電子メールを保管してクライアントからの照会があったときに引き渡すという、一般の手紙で考えるならば郵便局に相当する働きをする電子メールファイルや掲示板ファイルによる電子メールサーバ８などからなる。
【００２４】
一方、パソコン端末１１を設置する利用企業１では、Ｆ／Ｗ４、ルーター５があり、図示の例ではパソコン端末１１がラン（ＬＡＮ）１５で複数接続されている。
【００２５】
なお、パソコン端末１１の設置場所としては、前記利用企業１での固定場所のほかに、顧客先２ａ、自宅２ｂ、宿泊先２ｃ、移動先２ｄなど様々であり、限定されることはない。
【００２６】
本発明は、パソコン端末１１のブラウザよりデータセンター３のプログラムサーバ６の「表計算」ソフト、「ワープロ」ソフト（これらは商品名ＥＸＣＥＬ、ＷＯＲＤ等の規制ソフトでよい）を起動すると、当該パソコン端末１１のブラウザ画面に図３、図４に示すようなブランクシート画面１６、１７が表示されるようにした。ブランクシート画面１６は「表計算」用のもの、ブランクシート画面１７は「ワープロ」用のものを示す。
【００２７】
ブランクシート画面１６での、シート操作は、１．ファイル入出力、２．印刷及びプレビュー、３．電子承認印影表示であり、セル操作としては、４．行挿入／削除、５．列挿入／削除、６．四則演算関数、７．文字装飾（フォント、サイズ）、８．罫線装飾などである。
【００２８】
ブランクシート画面１７での、シート操作は、１．ファイル入出力、２．印刷及びプレビュー、３．電子承認印影表示であり、セル操作としては、４．行挿入／削除、５．文字装飾（フォント、サイズ）、６．罫線装飾などである。
【００２９】
前記ブランクシート画面１６、１７のブランクシートに文字、数値、演算関数、罫線、文字装飾などの編集を行うと、その結果はデータセンター３に集中管理されているドキュメントデータベースサーバ７に保存され、それ、以降の再編集、　閲覧はブラウザよりこのドキュメントデータベースサーバ７のファイル読込みで、データ読込と表示を行うこととした。
【００３０】
さらに、前記データセンター３に集中管理されているドキュメントデータベースサーバ７に保存される「表計算」「ワープロ」データは、この特定ソフトによりデータセンター３のドキュメントデータベースで集中管理し、ユーザーである利用企業１の権限に応じて、ドキュメント管理、電子メール、掲示板に添付されている表計算データ、ワープロデータ等の閲覧や、再編集や、保存を行うものとする。
【００３１】
このようなドキュメントデータベースサーバ７への最初の保存、および、利用企業１の権限に応じて表計算データ、ワープロデータ等の閲覧や、再編集や、保存を行うに際しては、認証キー１４を設定し、相互認証で、セキュリティを確保しながら行うのが望ましい。
【００３２】
このデータセンター３の行うドキュメント管理の１例としては、図示のごとく、表計算データ、ワープロデータのシート上の任意のエリアに電子承認印影表示捺印欄１８を設け、承認ワークフローを利用して、承認作業を可能とする。この電子承認印影表示捺印欄１８は、画面上で該当欄を選択し、捺印釦を押す（クリックする）とそこに印影が表示される。
【００３３】
承認ワークフローは、図示は省略するが、承認者データーベース、人事名簿データーベース、ドキュメントデーターベースがあり、申請／承認時に次の承認者を選択できる承認者リストを形成し、さらに、この承認者リストより選択すると、次の承認者へ申請データが送信される送信手段を構成し、また、人事名簿データーベースより選択して承認者の承認者リストへの追加、削除手段を設け、申請／承認時に次の承認者を承認者リストより選択すると次の承認者へ申請データが送信され、これを受けた承認者は同様に次の承認者を選択して、以降最終承認のチェックが入るまで同様の操作を繰り返すものである。
【００３４】
パソコン端末１１に申請書類作成画面が形成され、ここには「申請情報閲覧」か「申請登録」かを選択するメニュー釦、「交通費精算」「仮払申請」「小口現金」「購買申請」などの申請内容を規定フォーマットから選択できる規定フォーマット選択釦、「申請内容」「申請ファイル」「承認者」「保存場所」「コメント」等の記載欄を並べた書込欄、登録釦等が表示される。
【００３５】
さらに、パソコン端末１１に前記申請書類作成画面で「承認者」の欄を作成する場合に出る承認画面が形成され、ここで、申請／承認時に次の承認者を選択できる承認者リストが形成されており、この承認者リストより承認者を選択する。
【００３６】
前記申請書類作成画面で「承認者」の欄には承認者決定釦が設けられ、これにより、前記承認者リストより承認者を選択すると、次の承認者へ申請データが送信される送信手段を構成されている。
【００３７】
このようにして、図３または図４に示すように申請者「金村」が作成したドキュメントは、電子承認印影表示捺印欄１８の末端欄に自己の印影を表示するとともに、ドキュメント自体はドキュメントデータベースサーバ７に保存されるが、その際、次の承認者「山本」を選択して申請を行う。
【００３８】
１次承認者「山本」は自己のパソコン端末１１のブラウザ画面に表示するブランクシート画面１６、１７により電子承認印影表示捺印欄１８の該当欄に自己の印影を表示することで承認を行い、次の承認者「高沢」を選択する。
【００３９】
２次承認者「高沢」は同様にブランクシート画面１６、１７により電子承認印影表示捺印欄１８の承認を行い、最終承認をチェックする。この最終承認のチェックは最終承認の欄で、最終承認者の場合は「はい」の項を、承認者がいる場合は「いいえ」の項を選択することにより行われる。
【００４０】
【発明の効果】
以上述べたように本発明のブラウザのみで動作する「表計算」「ワープロ」ソフトによるドキュメント作成・管理システムは、ブラウザとネットワークに接続することができる環境さえあれば、時間や場所、パソコンの設定を問わず、表計算やワープロ作業を行う事ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のブラウザのみで動作する「表計算」「ワープロ」ソフトによるドキュメント作成・管理システムの１実施形態を示す説明図である。
【図２】本発明のブラウザのみで動作する「表計算」「ワープロ」ソフトによるドキュメント作成・管理システムの１実施形態を示す要部の説明図である。
【図３】ブランクシート画面の一例を示す正面図である。
【図４】ブランクシート画面の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
１…利用企業　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２ａ…顧客先
２ｂ…自宅　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２ｃ…宿泊先
２ｄ…移動先
３…データセンター　　　　　　　　　　　　　　　　４…Ｆ／Ｗ
５…ルーター　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　６…プログラムサーバ
７…ドキュメントデータベースサーバ
８…電子メールサーバ
９…Ｆ／Ｗ（ファイアウォールサーバ）
１０…ＷＷＷサーバ　　　　　　　　　　　　　　　　１１…パソコン端末
１２…ルーター　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１３…ハブ
１４…認証キー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１５…ラン
１６、１７…ブランクシート画面
１８…電子承認印影表示捺印欄　　　　　　１９…インターネット

Claims

パソコン上のブラウザよりデータセンターの「表計算」「ワープロ」ソフトを起動すると、当該パソコンのブラウザ画面にブランクシート画面が表示され、その画面に文字、数値、演算関数、罫線、文字装飾などの編集を行い、その結果をデータセンターに集中管理されているサーバに保存し、以降の再編集、　閲覧はブラウザよりファイル読込みでデータセンターに集中管理されているサーバによりデータ読込、表示して行うことを特徴としたブラウザのみで動作する「表計算」「ワープロ」ソフトによるドキュメント作成・管理システム。
データセンターに集中管理されているサーバ上に保存される「表計算」「ワープロ」データは、データセンターのドキュメントデータベースで集中管理し、ユーザーの権限に応じて、ドキュメント管理、電子メール、掲示板に添付されている表計算データ、ワープロデータ等の閲覧や、再編集や、保存を行うものである請求項１記載のブラウザのみで動作する「表計算」「ワープロ」ソフトによるドキュメント作成・管理システム。
表計算データ、ワープロデータのシート上の任意のエリアに捺印欄を設け、承認ワークフローを利用して、承認作業を可能とする請求項１または請求項２記載のブラウザのみで動作する「表計算」「ワープロ」ソフトによるドキュメント作成・管理システム。