JP2004145387A - Bgm再生システムおよびデータ送信システム - Google Patents

Bgm再生システムおよびデータ送信システム Download PDF

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Shuji Maruyama
丸山 修司
Masaya Abe
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Abstract

【課題】コマンドファイルおよびBGMプレーヤに送信する電子メールを、省サイズ化することで、スケジュールファイルおよびコマンドファイルの解析時間の短縮、および、通信時間ならびに通信コストの低減をすることが可能なBGM再生システムおよびデータ送信システムを提供する。
【解決手段】各コンテンツの識別子および再生日時が記述されたスケジュールデータ20と、スケジュール表示用データ21とを含むスケジュールファイル19を作成するスケジュールファイル作成手段50と、BGMプレーヤ16に実行させるコマンド列が記述されたコマンドデータ23と、コマンド表示用データ24とを含むコマンドファイル22の内容を、電子メール27に記述して前記BGMプレーヤ16に送信するコマンド送信手段とを有し、前記スケジュールファイル19のうち、前記スケジュールデータ20のみを、前記コマンドファイル22に組み込んで記述する。
【選択図】     図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は店舗等に設置されたBGMプレーヤに再生させるべきコンテンツを提供するBGM再生システム、および、それに用いられるデータ送信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スーパーマーケット等の店舗において、営業中に、店舗内に楽曲や画像等のコンテンツを再生するために、BGMプレーヤが用いられている。BGMプレーヤは、各店舗内に設置され、内蔵している記憶手段に記憶されている楽曲や画像等のコンテンツを再生することができる。
【0003】
このようなBGMプレーヤにおいては、再生すべきコンテンツを記録した記録媒体(CD等)を代理店が配布し、その記録媒体をBGMプレーヤ本体に内蔵または接続することで、コンテンツを更新していた。
【0004】
しかし、近年においては、コンテンツの更新は、CD等の記録媒体によらず、BGMプレーヤが、LANやインターネットや電話回線等のネットワークを用いて、コンテンツが格納されたコンテンツ格納サーバから、コンテンツをダウンロードすることによって行う手法が確立されてきた。
【0005】
また、代理店内に設置されたデータ送信装置から、BGMプレーヤに対してコマンドが記述された電子メールを送信することにより、BGMプレーヤを、コンテンツが格納されたサーバに接続させてコンテンツをダウンロードさせるBGM再生システムも提案されている(特許文献1第15図参照)。
これによると、インターネット等の既存のインフラストラクチャーを用いて、電子メールを送信するのみで、複数のBGMプレーヤを制御することができるので、BGM再生システムの構築、運営および管理を、安価かつ容易にできるとしている。
【0006】
特許文献1に記載されたBGM再生システムにおいて、BGMプレーヤに各コンテンツの再生日時を指定するスケジュールを、スケジュール作成系クライアントが作成し、電子メール作成系クライアントが、そのスケジュールを電子メールに記述して、送信系クライアントがその電子メールをBGMプレーヤに送信することで、BGMプレーヤにスケジュールを設定させる構成が提案されている(特許文献1第12図、段落0050−0051参照)。
【0007】
ここで、各クライアントを、それぞれ独立したコンピュータで実現すると、スケジュール作成とコマンド作成のそれぞれの作業を、別の操作者が並行して行うことができ、効率よく作業を行うことができるとしている。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−282689号公報(第15図、第12図、段落0050−0051)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の第12図および段落0050−0051に記載されているような、スケジュール作成系クライアントや電子メール作成系クライアント等を備えた従来のデータ送信装置(データ送信システム)においては、スケジュール作成系クライアントによって作成されたスケジュールを、電子メール作成系クライアントが電子メールに記述する際、電子メール作成系クライアントは、スケジュール作成系クライアントが作成したスケジュールファイルを、そのまま電子メール上にコピーして記述している。
【0010】
しかしながら、スケジュール作成系クライアントが作成するスケジュールファイル内には、スケジュールの入力および編集の過程で、画面の表示に使用されるデータ等も記述されている。そのため、スケジュールファイルのデータサイズが大きく、送信系クライアントおよびBGMプレーヤにスケジュールファイルを送信する際に、通信時間および通信コストがかさんだり、BGMプレーヤでスケジュールファイルを読む際に、スケジュールファイルのオープンおよびデータの解析に無駄な処理時間が掛かったりするといった課題がある。
【0011】
また、データ送信装置(システム)において、BGMプレーヤに送信するコマンドを作成してBGMプレーヤに送信する際、コマンドの入力および編集に基づいて作成されたコマンドが記述されたファイル(コマンドファイル)には、コマンドの入力および編集の過程で、画面の表示に使用されるデータ等も記述されている。そのため、コマンドファイルのデータサイズが大きく、BGMプレーヤでコマンドファイルを読む際に、コマンドファイルのオープンおよびデータの解析に無駄な処理時間が掛かったり、BGMプレーヤにコマンドファイルを送信する際に、通信時間および通信コストがかさんだりするといった課題がある。
【0012】
本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、コマンドファイルおよびBGMプレーヤに送信する電子メールを、省サイズ化することで、スケジュールファイルおよびコマンドファイルの解析時間の短縮、および、通信時間ならびに通信コストの低減をすることが可能なBGM再生システムおよびデータ送信システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るBGM再生システムは、上記課題を解決するために、以下の構成を備える。すなわち、ネットワークに接続され、複数のコンテンツを再生可能なBGMプレーヤと、前記ネットワークに、前記BGMプレーヤと通信可能となるように接続され、前記BGMプレーヤに対して、所定のコマンドが記述された電子メールを送信するデータ送信システムとを具備し、前記データ送信システムからの電子メールを受信した前記BGMプレーヤが、該電子メールに記述されているコマンドに基づいて所定の処理を実行するBGM再生システムにおいて、前記データ送信システムは、前記BGMプレーヤに実行させる複数または単数のコマンドを、該BGMプレーヤに実行させる順に並べて入力、表示および編集可能に設けられ、該コマンドの入力および編集に基づいて、該BGMプレーヤに実行させるコマンド列が記述されたコマンドデータと、入力および編集された該コマンドの表示に使用されるコマンド表示用データとを含むコマンドファイルを作成するコマンドファイル作成手段と、該コマンドファイル作成手段によって作成されたコマンドファイルの内容を、電子メールに記述して、該電子メールを前記BGMプレーヤに送信するコマンド送信手段とを有し、該コマンド送信手段は、前記コマンドファイルのうち、前記コマンドデータのみを、前記電子メールに記述することを特徴とする。
これによれば、コマンドファイル作成手段が作成したコマンドファイルのうち、コマンド列が記述されたコマンドデータのみを電子メールに記述するため、電子メールに記述されるデータのサイズを小さくすることができ、BGMプレーヤによる電子メールの解析時間の短縮、および、電子メールの通信時間ならびに通信コストの低減をすることが可能となる。
【0014】
また、ネットワークに接続され、複数のコンテンツを再生可能なBGMプレーヤと、前記ネットワークに、前記BGMプレーヤと通信可能となるように接続され、前記BGMプレーヤに対して、所定のコマンドが記述された電子メールを送信するデータ送信システムとを具備し、前記データ送信システムからの電子メールを受信した前記BGMプレーヤが、該電子メールに記述されているコマンドに基づいて所定の処理を実行するBGM再生システムにおいて、前記データ送信システムは、前記BGMプレーヤに再生させる各コンテンツの再生日時を指定するスケジュールを入力、表示および編集可能に設けられ、該スケジュールの入力および編集に基づいて、該各コンテンツの識別子および再生日時が記述されたスケジュールデータと、該スケジュールの表示に使用されるスケジュール表示用データとを含むスケジュールファイルを作成するスケジュールファイル作成手段と、前記BGMプレーヤに実行させる複数または単数のコマンドを、該BGMプレーヤに実行させる順に並べて入力、表示および編集可能に設けられ、該コマンドの入力および編集に基づいて、該BGMプレーヤに実行させるコマンド列が記述されたコマンドデータと、入力および編集された該コマンドの表示に使用されるコマンド表示用データとを含むコマンドファイルを作成するコマンドファイル作成手段と、該コマンドファイル作成手段によって作成されたコマンドファイルの内容を、電子メールに記述して、該電子メールを前記BGMプレーヤに送信するコマンド送信手段とを有し、前記コマンドファイル作成手段は、前記BGMプレーヤにスケジュールを設定させるコマンドが入力された場合には、前記スケジュールファイルのうち、前記スケジュールデータのみを、前記コマンドファイルに組み込んで記述することを特徴とする。
これによれば、スケジュールファイル作成手段が作成したスケジュールのうち、各コンテンツの識別子および再生日時が記述されたスケジュールデータのみをコマンドファイルに組み込むため、コマンドファイルを省サイズ化でき、コマンドファイルの解析時間の短縮、および、コマンドファイルの通信時間ならびに通信コストの低減をすることが可能となる。
【0015】
さらに、前記コマンド送信手段は、前記コマンドファイルのうち、前記コマンドデータおよび前記スケジュールデータのみを、前記電子メールに記述することを特徴とする。
これによれば、コマンドファイル作成手段が作成したコマンドファイルのうち、コマンド列が記述されたコマンドデータのみを電子メールに記述するため、電子メールに記述されるデータのサイズを小さくすることができ、BGMプレーヤによる電子メールの解析時間の短縮、および、電子メールの通信時間ならびに通信コストの低減をすることが可能となる。
【0016】
また、前記スケジュールデータは、前記スケジュールに入力された前記各コンテンツの識別子が記述された使用コンテンツデータと、一日分の前記各コンテンツの再生時間を定義する、複数または単数の再生パターンデータと、日毎に、使用する前記再生パターンデータを定義する日程データとを含むことを特徴とする。
これによれば、各日の再生パターンを、一日分の再生パターンを定義するパターンデータによって表現でき、スケジュールデータが冗長とならない。また、使用されるコンテンツは、使用コンテンツデータに纏められて記述されるため、同一のコンテンツの識別子が複数記述されるのを防ぐことができ、データが冗長とならない。
【0017】
さらに、前記コマンドファイル作成手段は、前記スケジュールデータを前記コマンドファイルに組み込む際、前記使用コンテンツデータを、該使用コンテンツデータに含まれる識別子で示される前記各コンテンツを前記BGMプレーヤにダウンロードさせるコマンドに書き換えて、該コマンドを前記コマンドデータに組み込んで記述することを特徴とする。
これによれば、BGMプレーヤは、スケジュールデータで使用されるコンテンツを、コマンドに従ってダウンロードするだけでよく、スケジュールデータ内の使用コンテンツデータから各コンテンツの識別子を抽出して、使用コンテンツをダウンロードするなどの解析処理を行う必要がなく、BGMプレーヤのスケジュールデータの解析ルーチンを簡潔に構成することができる。
【0018】
また、本発明に係るデータ送信システムは、上記課題を解決するために、以下の構成を備える。すなわち、ネットワークに、複数のコンテンツを再生可能なBGMプレーヤと通信可能となるように接続され、該BGMプレーヤに対して、所定のコマンドが記述された電子メールを送信するデータ送信システムにおいて、前記BGMプレーヤに実行させる複数または単数のコマンドを、該BGMプレーヤに実行させる順に並べて入力、表示および編集可能に設けられ、該コマンドの入力および編集に基づいて、該BGMプレーヤに実行させるコマンド列が記述されたコマンドデータと、入力および編集された該コマンドの表示に使用されるコマンド表示用データとを含むコマンドファイルを作成するコマンドファイル作成手段と、該コマンドファイル作成手段によって作成されたコマンドファイルの内容を、電子メールに記述して、該電子メールを前記BGMプレーヤに送信するコマンド送信手段とを有し、該コマンド送信手段は、前記コマンドファイルのうち、前記コマンドデータのみを、前記電子メールに記述することを特徴とする。
これによれば、コマンドファイル作成手段が作成したコマンドファイルのうち、コマンド列が記述されたコマンドデータのみを電子メールに記述するため、電子メールに記述されるデータのサイズを小さくすることができ、BGMプレーヤによる電子メールの解析時間の短縮、および、電子メールの通信時間ならびに通信コストの低減をすることが可能となる。
【0019】
また、ネットワークに、複数のコンテンツを再生可能なBGMプレーヤと通信可能となるように接続され、該BGMプレーヤに対して、所定のコマンドが記述された電子メールを送信するデータ送信システムにおいて、前記BGMプレーヤに再生させる各コンテンツの再生日時を指定するスケジュールを入力、表示および編集可能に設けられ、該スケジュールの入力および編集に基づいて、該各コンテンツの識別子および再生日時が記述されたスケジュールデータと、該スケジュールの表示に使用されるスケジュール表示用データとを含むスケジュールファイルを作成するスケジュールファイル作成手段と、前記BGMプレーヤに実行させる複数または単数のコマンドを、該BGMプレーヤに実行させる順に並べて入力、表示および編集可能に設けられ、該コマンドの入力および編集に基づいて、該BGMプレーヤに実行させるコマンド列が記述されたコマンドデータと、入力および編集された該コマンドの表示に使用されるコマンド表示用データとを含むコマンドファイルを作成するコマンドファイル作成手段と、該コマンドファイル作成手段によって作成されたコマンドファイルの内容を、電子メールに記述して、該電子メールを前記BGMプレーヤに送信するコマンド送信手段とを有し、前記コマンドファイル作成手段は、前記BGMプレーヤにスケジュールを設定させるコマンドが入力された場合には、前記スケジュールファイルのうち、前記スケジュールデータのみを、前記コマンドファイルに組み込んで記述することを特徴とする。
これによれば、スケジュールファイル作成手段が作成したスケジュールのうち、各コンテンツの識別子および再生日時が記述されたスケジュールデータのみをコマンドファイルに組み込むため、コマンドファイルを省サイズ化でき、コマンドファイルの解析時間の短縮、および、コマンドファイルの通信時間ならびに通信コストの低減をすることが可能となる。
【0020】
さらに、前記コマンド送信手段は、前記コマンドファイルのうち、前記コマンドデータおよび前記スケジュールデータのみを、前記電子メールに記述することを特徴とする。
これによれば、コマンドファイル作成手段が作成したコマンドファイルのうち、コマンド列が記述されたコマンドデータのみを電子メールに記述するため、電子メールに記述されるデータのサイズを小さくすることができ、BGMプレーヤによる電子メールの解析時間の短縮、および、電子メールの通信時間ならびに通信コストの低減をすることが可能となる。
【0021】
また、前記スケジュールデータは、前記スケジュールに入力された前記各コンテンツの識別子が記述された使用コンテンツデータと、一日分の前記各コンテンツの再生時間を定義する、複数または単数の再生パターンデータと、日毎に、使用する前記再生パターンデータを定義する日程データとを含むことを特徴とする。
これによれば、各日の再生パターンを、一日分の再生パターンを定義するパターンデータによって表現でき、スケジュールデータが冗長とならない。また、使用されるコンテンツは、使用コンテンツデータに纏められて記述されるため、同一のコンテンツの識別子が複数記述されるのを防ぐことができ、データが冗長とならない。
【0022】
さらに、前記コマンドファイル作成手段は、前記スケジュールデータを前記コマンドファイルに組み込む際、前記使用コンテンツデータを、該使用コンテンツデータに含まれる識別子で示される前記各コンテンツを前記BGMプレーヤにダウンロードさせるコマンドに書き換えて、該コマンドを前記コマンドデータに組み込んで記述することを特徴とする。
これによれば、BGMプレーヤは、スケジュールデータで使用されるコンテンツを、コマンドに従ってダウンロードするだけでよく、スケジュールデータ内の使用コンテンツデータから各コンテンツの識別子を抽出して、使用コンテンツをダウンロードするなどの解析処理を行う必要がなく、BGMプレーヤのスケジュールデータの解析ルーチンを簡潔に構成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るBGM再生システムおよびデータ送信システムの好適な実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0024】
まず、本明細書中の用語の説明をする。
コンテンツの識別子とは、コンテンツが蓄積されたコンテンツ格納サーバ28の名称と、BGMプレーヤ16に配信されるべきコンテンツまでの格納パス等、各コンテンツに固有の、コンテンツを特定するためのデータのことをいう。
【0025】
BGM再生システム10の概要について図1を用いて説明する。
BGM再生システム10の構成には、スーパーマーケットやデパート等の店舗2と、店舗2にコンテンツを提供し、またBGMプレーヤ16の保守作業等を行なう代理店4と、代理店4にコンテンツを提供するキー局6が含まれている。
【0026】
キー局6内には、コンテンツ作成装置15が設置されている。
コンテンツ作成装置15は、キー局6が保有する楽曲や画像等をデジタルデータとしてファイル化し、このデジタルデータをコンテンツとしてコンテンツ格納サーバ28にアップロードすることができる。
また、コンテンツ作成装置15は、キー局6が保有する楽曲や画像の一部を切り出してデジタルデータとしてファイル化することで、試聴ファイルや試写ファイルを作成することができる。そして、コンテンツ作成装置15は、作成した試聴ファイルや試写ファイルを試聴・試写サーバ29へアップロードすることができる。
【0027】
代理店4内には、LANやその他の通信回線で互いに通信可能に接続された、スケジュール作成装置13と、コマンド作成装置17と、コマンド送信装置14とから成る、データ送信システム18が設置されている。
【0028】
スケジュール作成装置13は、試聴・試写サーバ29またはコンテンツ格納サーバ28にアップロードされた試聴・試写ファイルまたはコンテンツのリストを参照可能に設けられる。スケジュール作成装置13は、各コンテンツの再生日時を指定するスケジュールを、操作者によって入力および編集可能に設けられ、そのスケジュールの入力および編集に基づいて、スケジュールファイル19を作成する。作成されたスケジュールファイル19は、前記通信回線を介してコマンド作成装置17に送られる。
【0029】
コマンド作成装置17は、BGMプレーヤ16に所定の処理を指示する各種のコマンドを、操作者によって、BGMプレーヤ16に実行させる順に並べて入力および編集可能に設けられ、そのコマンドの入力および編集に基づいて、コマンドファイル22を作成する。作成されたコマンドファイル22は、前記通信回線を介してコマンド送信装置14に送られる。また、スケジュール作成装置13から送られてきたスケジュールファイル19は、BGMプレーヤ16にスケジュールを設定させる所定のコマンドと関連付けられて、コマンド送信装置14に送られる。
【0030】
コマンド送信装置14は、コマンド作成装置17で作成されたコマンドファイル22を電子メール27に記述し、その電子メール27を、インターネット12に接続された図示しないメールサーバを介して、BGMプレーヤ16に送信することができる。
【0031】
なお、スケジュール作成装置13、コマンド作成装置17およびコマンド送信装置14は、必ずしもそれぞれ別々のコンピュータ上に構築する必要はなく、同一のコンピュータ上に構築してもよい。
【0032】
店舗2内にはコンテンツを再生可能なBGMプレーヤ16が設置されている。BGMプレーヤ16は、コマンド送信装置14から送信された電子メール27に記述されたコマンドに基づいて、所定の処理を実行することができる。
また、電子メール27にスケジュールファイル19およびスケジュールファイル19を設定するコマンドが記述されている場合には、そのスケジュールファイル19を記憶し、以降、そのスケジュールファイル19に指定された再生日時に基づいて、各コンテンツを再生することができる。
BGMプレーヤ16の構成および詳細な動作については後述する。
【0033】
ネットワークの一例であるインターネット12上には、BGMプレーヤ16に配信するコンテンツが蓄積されるコンテンツ格納サーバ28と、試聴ファイルや試写ファイルとが蓄積される試聴・試写サーバ29と、コマンド送信装置14からBGMプレーヤ16に送信する電子メール27を中継するメールサーバ(図示せず)とが設けられている。メールサーバが設けられていることにより、BGMプレーヤ16と、代理店4のコマンド送信装置14との間は、インターネット12を使用して電子メール27を互いにやり取り可能に接続される。
なお、コンテンツ格納サーバ28と試聴・試写サーバ29とは、必ずしも別々のコンピュータ上に構築する必要はなく、一つのコンピュータ上に構築してもよい。
【0034】
次に、図2に基づいて、キー局6内のコンテンツ作成装置15の構造および動作について説明する。
コンテンツ作成装置15は、CPUやメモリ等から構成される制御部30、ハードディスクドライブ等の記憶手段32、インターネット12等の通信ネットワークに接続してデータの送受信を行なう通信部34、およびモニタ装置36等を具備する一般的なパーソナルコンピュータで構成することができる。
【0035】
コンテンツ作成装置15は、コンテンツファイルおよび試聴・試写ファイルを作成可能なコンテンツファイル作成手段38と、コンテンツファイル作成手段38で作成されたコンテンツファイルをコンテンツ格納サーバ28へアップロードするコンテンツアップロード手段35と、試聴ファイルまたは試写ファイルを試聴・試写サーバ29にアップロードする試聴・試写ファイルアップロード手段33とを具備している。
また、コンテンツ作成装置15は、楽曲や画像を取り込むための読込手段42を具備している。読込手段42としてはCDドライブ、DVDドライブ等がある。
【0036】
コンテンツファイル作成手段38は、予めコンテンツ作成装置15の記憶手段32内にインストールされている各アプリケーションソフトが作動して制御部30等を制御することによって実現される。コンテンツアップロード手段35および試聴・試写ファイルアップロード手段33は、予めコンテンツ作成装置15の記憶手段32内にインストールされたアプリケーションソフトによって制御部30と通信部34とが動作することで実現される。
【0037】
コンテンツファイル作成手段38の動作について説明する。
コンテンツファイル作成手段38は、読込手段42によって読み込んだ楽曲や画像等の各コンテンツを、コンピュータの記憶手段への記憶に適したファイル形式に変換して、コンテンツファイルを作成し、記憶手段32に一時的に記憶する。また、コンテンツファイルの一部を切り出したり、解像度を落としたりしてサイズを小さくすることによって、試聴ファイルまたは試写ファイルを作成する。
【0038】
コンテンツファイル作成手段38によって作成されたコンテンツファイルは、コンテンツアップロード手段35によってコンテンツ格納サーバ28へアップロードされる。また、コンテンツファイル作成手段38によって作成された試聴ファイルや試写ファイルは、試聴・試写ファイルアップロード手段33によって試聴・試写サーバ29へアップロードされる。
【0039】
次に、図3〜図12に基づいて、代理店4内のデータ送信システム18を構成する、スケジュール作成装置13、コマンド作成装置17およびコマンド送信装置14の構造と動作について説明する。
スケジュール作成装置13は、図3に示すように、CPUやメモリ等から構成される制御部44、ハードディスクドライブ等の記憶手段46、インターネット12等の通信ネットワークに接続してデータの送受信を行なう通信部48、およびモニタ装置49等を具備する一般的なパーソナルコンピュータで構成することができる。
【0040】
スケジュール作成装置13は、コンテンツ格納サーバ28にアップロードされたコンテンツをBGMプレーヤ16に再生させると共に、その各コンテンツの再生日時を指定するスケジュールファイル19を作成するスケジュールファイル作成手段50と、スケジュールファイル作成手段50で作成されたスケジュールファイル19をコマンド作成装置17に送信するスケジュールファイル発行手段51と、試聴・試写サーバ29にアクセスして試聴ファイルまたは試写ファイルをダウンロードするダウンロード手段53と、ダウンロードした試聴ファイルまたは試写ファイルを再生する再生手段45とを具備する。再生手段45は、ダウンロードした試聴ファイルまたは試写ファイルをD/A変換するD/A変換回路や増幅回路等から構成される。ダウンロード手段53と再生手段45とにより、試聴・試写ファイル再生手段が構成される。
【0041】
スケジュールファイル作成手段50は、スケジュール作成装置13の記憶手段46内に予めインストールされているアプリケーションソフトが実行されることによって実現される。
また、ダウンロード手段53は、予めスケジュール作成装置13の記憶手段46内にインストールされたアプリケーションソフトによって制御部44と通信部48とが動作することで実現される。
また、試聴ファイルまたは試写ファイルを、音声または画像で実際に再生させる機能を有するアプリケーションソフトが記憶手段46内に予めインストールされており、このアプリケーションソフトによって制御部44や再生手段45を制御することによって試聴ファイルまたは試写ファイルがスピーカ52またはモニタ装置49を通じて音声または画像として再生される。
【0042】
スケジュールファイル作成手段50は、スケジュール作成装置13の操作者によって、BGMプレーヤ16で再生するコンテンツの再生日時を指定するスケジュールを入力および編集可能な、スケジュール入力手段50aを備えている。
【0043】
スケジュール入力手段50aは、図4に示す再生パターン編集画面50aaと日程編集画面50abとを、モニタ装置49に表示させ、これらの画面上で、操作者にスケジュールを入力および編集させることができる。
再生パターン編集画面50aaでは、BGMプレーヤ16に再生させたいコンテンツと、各コンテンツの再生開始時間および再生終了時間とから成る、一日分の各コンテンツの再生時間(再生パターン)を、操作者が入力および編集することができる。再生パターン編集画面50aaには、同時に再生される複数種類(BGM,CM等)のコンテンツを入力および編集可能である。また、操作者は、複数の再生パターンを定義することができる。
日程編集画面50abでは、操作者によって、日毎(曜日毎または日付毎)に、使用する前記再生パターンを定義する再生日程を、入力および編集することができる。
【0044】
スケジュールファイル作成手段50は、スケジュール入力手段50aによって操作者が入力および編集した前記再生パターンと前記再生日程とに基づいて、図5に示すような、各コンテンツの識別子およびその再生日時が記述されたスケジュールデータ20と、そのスケジュールを再生パターン編集画面50aaおよび日程編集画面50abに表示させるためのスケジュール表示用データ21とから成るスケジュールファイル19を作成する。
スケジュールファイル19の具体的なデータ形式の一例を図6に示すが、データ形式はこれに限定されるものではない。
【0045】
図5および図6に示すように、スケジュールデータ20は、再生パターン編集画面50aaで入力されたコンテンツ名に関連付けられたコンテンツの識別子が記述された使用コンテンツデータ20aと、再生パターン編集画面50aaで入力された再生パターンに基づいて作成され、一日分の各コンテンツの再生時間を定義する、複数または単数の再生パターンデータ20bと、日程編集画面50abで入力された日程に基づいて作成され、日毎に、使用する前記再生パターンデータを定義する日程データ20cとから成る。
スケジュール表示用データ21は、再生パターン編集画面50aaで表示される各コンテンツの名前や、パターン名(平日用、休日用など)や、作成者氏名等を含む。また、表示用に使用されるデータ以外にも、各コンテンツの長さやサイズ等のプロパティデータ等を含む。
【0046】
図3に示すスケジュールファイル発行手段51は、スケジュールファイル作成手段50によって作成されたスケジュールファイル19を、通信部48を介してコマンド作成装置17に送信することができる。
【0047】
なお、スケジュール作成装置13の操作者は、コンテンツの概要を知りたい場合には、ダウンロード手段53を用いて試聴・試写サーバ29から所望の試聴ファイルまたは試写ファイルをダウンロードし、再生手段45によって再生することで、コンテンツの概要を知ることができる。操作者は、再生された試聴ファイルまたは試写ファイルの内容を検討した結果に基づき、スケジュール入力手段50aによって、コンテンツを再生するスケジュールを作成することができる。
【0048】
次に、コマンド作成装置17について説明する。
コマンド作成装置17は、図7に示すように、CPUやメモリ等から構成される制御部54、ハードディスクドライブ等の記憶手段56、インターネット12等の通信ネットワークに接続してデータの送受信を行なう通信部58、およびモニタ装置60等を具備する一般的なパーソナルコンピュータで構成することができる。
【0049】
コマンド作成装置17は、BGMプレーヤ16に所定の処理を指示するコマンドを記述したコマンドファイル22を作成するコマンドファイル作成手段62と、コマンドファイル作成手段62で作成されたコマンドファイル22を、コマンド送信装置14に送信するコマンドファイル発行手段64とを具備する。
コマンドファイル作成手段62およびコマンドファイル発行手段64は、コマンド作成装置17の記憶手段56内に予めインストールされているアプリケーションソフトが実行されることによって実現される。
【0050】
コマンドファイル作成手段62は、コマンド作成装置17の操作者によって、BGMプレーヤ16に実行させるコマンドを、実行させる順に並べて入力および編集可能な、コマンド入力手段62aを備えている。コマンド入力手段62aによってモニタ装置60に表示される、コマンド入力画面62aaを、図8に示す。図8の例においては、コマンド入力画面62aaに、BGMプレーヤ16に、スケジュールを設定するコマンド「スケジュール」や、コンテンツを再生させる「プレイ」や、コンテンツをダウンロードさせる「ロード」等のコマンドが、BGMプレーヤ16に実行させる順に並べて入力されている。また、入力された各コマンド名に対して、各コマンドに固有のパラメータを入力することができる。
【0051】
コマンドファイル作成手段62は、コマンド入力画面62aaに入力および編集されたコマンドに基づいて、図9に示すコマンドファイル22を作成する。コマンドファイル22は、BGMプレーヤ16に実行させるコマンド列が記述されたコマンドデータ23と、入力および編集されたコマンドを、コマンド入力画面62aaに表示させるのに使用されるコマンド表示用データ24と、コマンドファイルの全内容をバイト単位で合計して求められ、データ送信時の誤り検出に用いられるSUMデータ25とを含む。
【0052】
また、コマンド入力手段62a(コマンド入力画面62aa)において、BGMプレーヤ16にスケジュールを設定するコマンド「スケジュール」が入力された場合には、コマンドファイル作成手段62は、図9に示すように、コマンドファイル22に、スケジュールファイル19の内容を組み込む。
【0053】
スケジュールファイル19のうち、再生パターンデータ20bと日程データ20cは、そのままコマンドファイル22内にコピーされて、スケジュールデータ26となる。
スケジュールファイル19のうち、使用コンテンツデータ20aは、そこに含まれる識別子で示される各コンテンツをBGMプレーヤ16にダウンロードさせるコマンドに書き換えられて、コマンドデータ23内に組み込まれる。例えば、BGMプレーヤにコンテンツをダウンロードするコマンドが“Load”文であり、使用コンテンツデータ20aに、“¥¥server¥contents¥noemal:¥content1”といったコンテンツの識別子が記述されていたとする。コマンドファイル作成手段62は、その識別子を、その識別子で示される各コンテンツをBGMプレーヤ16にダウンロードさせるコマンドに書き換える。即ち、その識別子は、所定のコマンド形式に則って、例えば“Load(¥¥server¥contents¥noemal:¥content1)”等と書き換えられて、コマンドデータ23内に組み込まれる。
一方、スケジュールファイル19のうち、スケジュール表示用データ21は、コマンドファイル22内には組み込まれない。
【0054】
コマンドファイル22の具体的なデータ形式の一例を図10に示す。コマンドデータ23は、コマンド入力画面62aaに入力されたコマンドに基づいて作成され、BGMプレーヤ16に実行させるコマンドが記述されたコマンド列である。コマンドデータ23内の23aは、スケジュールファイル19の使用コンテンツデータ20aに含まれる識別子が、その識別子で示される各コンテンツをBGMプレーヤにダウンロードさせるコマンドに書き換えられて記述されたものである。
また、スケジュールファイル19のスケジュールデータ20のうち、再生パターンデータ20bと日程データ20cとは、そのままコマンドファイル22内にコピーされて、再生パターンデータ26bと日程データ26cとなる。
また、コマンド表示用データ24は、コマンド入力画面62aaの画面表示に使用されるデータである。
また、SUMデータ25は、SUMデータ25を除くコマンドファイルの全内容をバイト単位で合計して求められ、データ送信時の誤り検出に用いられる。
【0055】
図7に示すコマンドファイル発行手段64は、コマンドファイル作成手段62で作成されたコマンドファイル22を、LAN等の通信回線を介してコマンド送信装置14に送信する。
【0056】
次に、コマンド送信装置14の構成について、図11に基づいて説明する。
コマンド送信装置14は、CPUやメモリ等から構成される制御部72、ハードディスクドライブ等の記憶手段74、インターネット12等の通信ネットワークに接続してデータの送受信を行なう通信部76、およびモニタ装置77等を具備する一般的なパーソナルコンピュータで構成することができる。
【0057】
コマンド送信装置14は、電子メール27を作成し、コマンド作成装置17から送信されてきたコマンドファイル22に記述されたコマンド(コマンド列)を、その電子メール27に記述するメール作成手段81と、その電子メール27をBGMプレーヤ16に対して送信するメール送信手段78とを具備する。
メール作成手段81とメール送信手段78とにより、コマンド送信手段が構成される。
【0058】
メール作成手段81およびメール送信手段78は、コマンド送信装置14の記憶手段74内に予めインストールされているアプリケーションソフトが実行されることによって実現される。メール作成手段81およびメール送信手段78としては、電子メール27の作成や送受信、受信したメールの保存・管理を行うアプリケーションソフトを利用することができる。このようなソフトウェアは、webブラウザに付属しているようなものであってもよいし、単体で動作するものであってもよい。
【0059】
メール作成手段81は、コマンド作成装置17から、コマンドファイル22が送られてくると、電子メール27を新規作成し、図12に示すように、電子メール27に、コマンドファイル22をコピーして記述する。また、電子メール27の本文に、送信日付等、BGMプレーヤ16に伝達すべき情報27aを記述する。また、電子メール27の題名を記述する。また、SUMデータ27bを除く電子メール27の本文の全内容をバイト単位で合計し、その値をSUMデータ27bとして、電子メール27の末尾に記述する。SUMデータ27bは、電子メール27送受信時の誤り検出に用いられる。
【0060】
なお、本明細書中において、電子メール、または電子メールの本文に、何らかデータを記述する(またはコピーする)、という表現には、そのデータを電子メールの添付ファイルとして添付させることをも含んでいる。
【0061】
メール作成手段81が、電子メール27の本文に、コマンドファイル22をコピーする際には、コマンドファイル22のうち、コマンドデータ23およびスケジュールデータ20のみ(スケジュールデータ20が存在しない場合にはコマンドデータ23のみ)をコピーし、コマンド表示用データ24およびSUMデータ25はコピーしない。
【0062】
メール送信手段78は、操作者による所定の操作により、電子メール27に宛先のBGMプレーヤ16のアドレスを設定させると共に、電子メール27を送信させることができる。操作者によってメール送信手段78による送信を行う操作が行われると、電子メール27は、前記メールサーバを介して、宛先に設定されたアドレスに対応するBGMプレーヤ16に送信される。
【0063】
次に、BGMプレーヤ16の内部構成について、図13に基づいて説明する。
BGMプレーヤ16は、プレーヤ全体の動作を制御するために予め設定されたファームウェア等によって動作する制御部82と、インターネット12等の通信回線に接続するための通信部84と、メール受信手段83(後述)が受信した電子メール27に記述されたスケジュールデータを記憶するスケジュール記憶手段86、複数のコンテンツがデジタルデータとして記憶されるコンテンツ記憶手段88、およびコンテンツ記憶手段88から取り出したデジタルデータとしてのコンテンツをD/A変換するD/A変換回路や増幅回路等からなる再生手段89を具備している。
また、再生手段89には、コンテンツを音声として再生するスピーカ90や映像として再生するモニタ装置91が接続されている。これらスピーカ90やモニタ装置91はBGMプレーヤ16と一体に設けられていてもよいし、別体に設けられていてもよい。
【0064】
制御部82には、ファームウェアとして構成される、メール受信手段83、およびコンテンツ再生制御手段92が含まれる。
【0065】
BGMプレーヤ16の動作について説明する。
BGMプレーヤ16のメール受信手段83は、通信部84を介して、メールサーバのメールボックスに届いた電子メール27を受信し、電子メール27に記述されたコマンドデータ27cに基づいた処理を実行する。
【0066】
実行するコマンドが、コンテンツをダウンロードするコマンドである場合には、制御部82は、そのコマンドのパラメータに記述されたコンテンツ格納サーバ28にアクセスすると共にパラメータに記述された格納パスをたどり、コンテンツ格納サーバ28から該当するコンテンツをダウンロードする。
また、実行するコマンドが、スケジュールを設定するコマンドである場合には、制御部82は、電子メール27に記述されているスケジュールデータ27dをスケジュール記憶手段86に記憶させる。
【0067】
コンテンツ再生制御手段92は、スケジュール記憶手段86に記憶されたスケジュールを読み出して実行することにより、コンテンツ記憶手段88に記憶されているコンテンツを、スケジュールに指定された再生日時に再生するように制御する。
【0068】
本実施の形態に係るBGM再生システム10およびデータ送信システム18によれば、図9に示すように、スケジュールファイル作成手段50で作成されたスケジュールファイルのうち、スケジュールデータ20のみを、コマンドファイル22に組み込んで記述するため、スケジュール表示用データ21等の、コマンドファイル作成手段62やBGMプレーヤ16が使用しない不要なデータがコマンドファイル22に組み込まれることがない。従って、コマンドファイル22を省サイズ化でき、コマンドファイル22の解析および通信時間を短縮させ、通信コストを低減することができる。
【0069】
また、図12に示すように、コマンドファイル作成手段62で作成されたコマンドファイル22のうち、コマンドデータ23およびスケジュールデータ26のみを、電子メール27に記述するため、コマンド表示用データ24等の、BGMプレーヤ16が使用しない不要なデータが、電子メール27に記述されることがない。従って、電子メール27を省サイズ化でき、電子メール27に記述されたコマンドやスケジュールの解析および通信時間を短縮させ、通信コストを低減させることができる。
【0070】
上述してきた実施形態では、BGMプレーヤ16のコンテンツの入手は、コンテンツ格納サーバ28からコンテンツをダウンロードして行なうものであった。
このようにすればトラフィックが混雑せず、BGMプレーヤ16の数が増えたとしても、データ送信システム18からインターネット12への伝送路の混み合いが緩和できるからである。
しかし、大容量の回線でデータ送信システム18とBGMプレーヤ16との間が接続されているのであれば、データ送信システム18からの電子メール27にコンテンツを添付してBGMプレーヤ16に直接配信するようにしてもよい。かかる場合には、電子メール27にコンテンツの識別子を記述する必要はない。
【0071】
【発明の効果】
本発明に係るBGM再生システムおよびデータ送信システムによれば、コマンドファイルおよびBGMプレーヤに送信する電子メールを、省サイズ化することで、スケジュールファイルおよびコマンドファイルの解析時間の短縮、および、通信時間ならびに通信コストの低減をすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るBGM再生システムの全体構成を示す説明図である。
【図2】コンテンツ作成装置の内部構成を示した説明図である。
【図3】スケジュール作成装置の内部構成を示した説明図である。
【図4】スケジュール入力手段が表示させる再生パターン編集画面と日程編集画面とを示す図である。
【図5】スケジュールファイル作成手段が作成するスケジュールファイルの構成を示す説明図である。
【図6】スケジュールファイル作成手段が作成するスケジュールファイルのデータ内容の例を示す図である。
【図7】コマンド作成装置の内部構成を示す説明図である。
【図8】コマンド入力手段が表示させるコマンド入力画面を示す図である。
【図9】スケジュールファイルの内容を、コマンドファイルに組み込む方法を示した説明図である。
【図10】コマンドファイル作成手段が作成するコマンドファイルのデータ内容の例を示す図である。
【図11】コマンド送信装置の内部構成を示す説明図である。
【図12】コマンドファイルの内容を、電子メールに組み込む方法を示した説明図である。
【図13】本発明に係るBGMプレーヤの内部構成を示す説明図である。
【符号の説明】
2 店舗
4 代理店
6 キー局
10 再生システム
12 インターネット
13 スケジュール作成装置
14 コマンド送信装置
15 コンテンツ作成装置
16 BGMプレーヤ
17 コマンド作成装置
18 データ送信システム
19 スケジュールファイル
20 スケジュールデータ
20a 使用コンテンツデータ
20b 再生パターンデータ
20c 日程データ
21 スケジュール表示用データ
22 コマンドファイル
23 コマンドデータ
23a BGMプレーヤにコンテンツをダウンロードさせるコマンド
24 コマンド表示用データ
26 スケジュールデータ
26b 再生パターンデータ
26c 日程データ
27 電子メール
27c コマンドデータ
28 コンテンツ格納サーバ
29 試聴・試写サーバ
50 スケジュールファイル作成手段
50a スケジュール入力手段
50aa 再生パターン編集画面
50ab 日程編集画面
62 コマンドファイル作成手段
62a コマンド入力手段
62aa コマンド入力画面
78 メール送信手段
81 メール作成手段

Claims (10)

  1. ネットワークに接続され、複数のコンテンツを再生可能なBGMプレーヤと、
    前記ネットワークに、前記BGMプレーヤと通信可能となるように接続され、前記BGMプレーヤに対して、所定のコマンドが記述された電子メールを送信するデータ送信システムとを具備し、
    前記データ送信システムからの電子メールを受信した前記BGMプレーヤが、該電子メールに記述されているコマンドに基づいて所定の処理を実行するBGM再生システムにおいて、
    前記データ送信システムは、
    前記BGMプレーヤに実行させる複数または単数のコマンドを、該BGMプレーヤに実行させる順に並べて入力、表示および編集可能に設けられ、該コマンドの入力および編集に基づいて、該BGMプレーヤに実行させるコマンド列が記述されたコマンドデータと、入力および編集された該コマンドの表示に使用されるコマンド表示用データとを含むコマンドファイルを作成するコマンドファイル作成手段と、
    該コマンドファイル作成手段によって作成されたコマンドファイルの内容を、電子メールに記述して、該電子メールを前記BGMプレーヤに送信するコマンド送信手段とを有し、
    該コマンド送信手段は、前記コマンドファイルのうち、前記コマンドデータのみを、前記電子メールに記述することを特徴とするBGM再生システム。
  2. ネットワークに接続され、複数のコンテンツを再生可能なBGMプレーヤと、
    前記ネットワークに、前記BGMプレーヤと通信可能となるように接続され、前記BGMプレーヤに対して、所定のコマンドが記述された電子メールを送信するデータ送信システムとを具備し、
    前記データ送信システムからの電子メールを受信した前記BGMプレーヤが、該電子メールに記述されているコマンドに基づいて所定の処理を実行するBGM再生システムにおいて、
    前記データ送信システムは、
    前記BGMプレーヤに再生させる各コンテンツの再生日時を指定するスケジュールを入力、表示および編集可能に設けられ、該スケジュールの入力および編集に基づいて、該各コンテンツの識別子および再生日時が記述されたスケジュールデータと、該スケジュールの表示に使用されるスケジュール表示用データとを含むスケジュールファイルを作成するスケジュールファイル作成手段と、
    前記BGMプレーヤに実行させる複数または単数のコマンドを、該BGMプレーヤに実行させる順に並べて入力、表示および編集可能に設けられ、該コマンドの入力および編集に基づいて、該BGMプレーヤに実行させるコマンド列が記述されたコマンドデータと、入力および編集された該コマンドの表示に使用されるコマンド表示用データとを含むコマンドファイルを作成するコマンドファイル作成手段と、
    該コマンドファイル作成手段によって作成されたコマンドファイルの内容を、電子メールに記述して、該電子メールを前記BGMプレーヤに送信するコマンド送信手段とを有し、
    前記コマンドファイル作成手段は、前記BGMプレーヤにスケジュールを設定させるコマンドが入力された場合には、前記スケジュールファイルのうち、前記スケジュールデータのみを、前記コマンドファイルに組み込んで記述することを特徴とするBGM再生システム。
  3. 前記コマンド送信手段は、前記コマンドファイルのうち、前記コマンドデータおよび前記スケジュールデータのみを、前記電子メールに記述することを特徴とする請求項2記載のBGM再生システム。
  4. 前記スケジュールデータは、
    前記スケジュールに入力された前記各コンテンツの識別子が記述された使用コンテンツデータと、
    一日分の前記各コンテンツの再生時間を定義する、複数または単数の再生パターンデータと、
    日毎に、使用する前記再生パターンデータを定義する日程データとを含むことを特徴とする請求項2または3記載のBGM再生システム。
  5. 前記コマンドファイル作成手段は、前記スケジュールデータを前記コマンドファイルに組み込む際、前記使用コンテンツデータを、該使用コンテンツデータに含まれる識別子で示される前記各コンテンツを前記BGMプレーヤにダウンロードさせるコマンドに書き換えて、該コマンドを前記コマンドデータに組み込んで記述することを特徴とする請求項4記載のBGM再生システム。
  6. ネットワークに、複数のコンテンツを再生可能なBGMプレーヤと通信可能となるように接続され、該BGMプレーヤに対して、所定のコマンドが記述された電子メールを送信するデータ送信システムにおいて、
    前記BGMプレーヤに実行させる複数または単数のコマンドを、該BGMプレーヤに実行させる順に並べて入力、表示および編集可能に設けられ、該コマンドの入力および編集に基づいて、該BGMプレーヤに実行させるコマンド列が記述されたコマンドデータと、入力および編集された該コマンドの表示に使用されるコマンド表示用データとを含むコマンドファイルを作成するコマンドファイル作成手段と、
    該コマンドファイル作成手段によって作成されたコマンドファイルの内容を、電子メールに記述して、該電子メールを前記BGMプレーヤに送信するコマンド送信手段とを有し、
    該コマンド送信手段は、前記コマンドファイルのうち、前記コマンドデータのみを、前記電子メールに記述することを特徴とするデータ送信システム。
  7. ネットワークに、複数のコンテンツを再生可能なBGMプレーヤと通信可能となるように接続され、該BGMプレーヤに対して、所定のコマンドが記述された電子メールを送信するデータ送信システムにおいて、
    前記BGMプレーヤに再生させる各コンテンツの再生日時を指定するスケジュールを入力、表示および編集可能に設けられ、該スケジュールの入力および編集に基づいて、該各コンテンツの識別子および再生日時が記述されたスケジュールデータと、該スケジュールの表示に使用されるスケジュール表示用データとを含むスケジュールファイルを作成するスケジュールファイル作成手段と、
    前記BGMプレーヤに実行させる複数または単数のコマンドを、該BGMプレーヤに実行させる順に並べて入力、表示および編集可能に設けられ、該コマンドの入力および編集に基づいて、該BGMプレーヤに実行させるコマンド列が記述されたコマンドデータと、入力および編集された該コマンドの表示に使用されるコマンド表示用データとを含むコマンドファイルを作成するコマンドファイル作成手段と、
    該コマンドファイル作成手段によって作成されたコマンドファイルの内容を、電子メールに記述して、該電子メールを前記BGMプレーヤに送信するコマンド送信手段とを有し、
    前記コマンドファイル作成手段は、前記BGMプレーヤにスケジュールを設定させるコマンドが入力された場合には、前記スケジュールファイルのうち、前記スケジュールデータのみを、前記コマンドファイルに組み込んで記述することを特徴とするデータ送信システム。
  8. 前記コマンド送信手段は、前記コマンドファイルのうち、前記コマンドデータおよび前記スケジュールデータのみを、前記電子メールに記述することを特徴とする請求項7記載のデータ送信システム。
  9. 前記スケジュールデータは、
    前記スケジュールに入力された前記各コンテンツの識別子が記述された使用コンテンツデータと、
    一日分の前記各コンテンツの再生時間を定義する、複数または単数の再生パターンデータと、
    日毎に、使用する前記再生パターンデータを定義する日程データとを含むことを特徴とする請求項7または8記載のデータ送信システム。
  10. 前記コマンドファイル作成手段は、前記スケジュールデータを前記コマンドファイルに組み込む際、前記使用コンテンツデータを、該使用コンテンツデータに含まれる識別子で示される前記各コンテンツを前記BGMプレーヤにダウンロードさせるコマンドに書き換えて、該コマンドを前記コマンドデータに組み込んで記述することを特徴とする請求項9記載のデータ送信システム。
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