JP2004144264A - 油圧緩衝器 - Google Patents
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Abstract
【課題】初期性能を長期にわたって維持できる油圧緩衝器を提供する。
【解決手段】シリンダ2に対してピストンロッド3が移動するのに伴って流れる作動油に抵抗を付与する減衰力発生機構を備える油圧緩衝器1において、シリンダ2に摺接する摺接部材(添加手段)10を設け、この摺接部材10に添加剤を含浸させ、油圧緩衝器1の作動に伴って添加剤を作動油中に添加する構成とした。
【選択図】 図1
【解決手段】シリンダ2に対してピストンロッド3が移動するのに伴って流れる作動油に抵抗を付与する減衰力発生機構を備える油圧緩衝器1において、シリンダ2に摺接する摺接部材(添加手段)10を設け、この摺接部材10に添加剤を含浸させ、油圧緩衝器1の作動に伴って添加剤を作動油中に添加する構成とした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧緩衝器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両等に搭載される油圧緩衝器は、筒状をしたシリンダと、このシリンダから摺動可能に突出するピストンロッドと、このピストンロッドに結合されシリンダ内を複数の油室に仕切るピストンと、シリンダに対してピストンロッドが移動するのに伴って流れる作動油に抵抗を付与する減衰力発生機構とを備える(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実公昭48−2550号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の油圧緩衝器にあっては、容易に分解できない構造であり、組立時にシリンダ内に充填された作動油は交換することができず、作動油の経時劣化等によって初期の性能が得られなくなるという問題点があった。
【0005】
長期間に渡って使用された油圧緩衝器から作動油を抜き取ってその特性を調べた結果、作動油の密度や動粘性で表される作動油自体の劣化より、全酸価等で表される作動油中に含まれる添加剤の劣化が進み、これに起因して油圧緩衝器のフリクションが増加することがわかった。
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、初期性能を長期にわたって維持できる油圧緩衝器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、筒状をしたシリンダと、このシリンダから摺動可能に突出するピストンロッドと、このピストンロッドに結合されシリンダ内を複数の油室に仕切るピストンと、シリンダに対してピストンロッドが移動するのに伴って流れる作動油に抵抗を付与する減衰力発生機構とを備える油圧緩衝器に適用する。
【0008】
そして、油圧緩衝器内に作動油と分離して添加剤を保持し、この添加剤を作動油中に添加する添加手段を備えたことを特徴とするものとした。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、添加手段として、シリンダまたはピストンロッドに摺接する摺接部材を備え、この摺接部材に添加剤を含浸させたことを特徴とするものとした。
【0010】
第3の発明は、第1の発明において、添加手段として、油圧緩衝器内に臨む穴を設け、この穴に添加剤を介装し、外部からの操作で添加剤を穴から押し出す構成としたことを特徴とするものとした。
【0011】
第4の発明は、第1の発明において、添加手段として、油圧緩衝器内に袋に入れられた添加剤を介装し、外部からの操作で袋を破る構成としたことを特徴とするものとした。
【0012】
【発明の作用および効果】
第1の発明によると、油圧緩衝器の組立後に添加剤を作動油中に添加することにより、予め作動油に添加されていた添加剤が経時劣化することによって変化した作動油の特性を元に戻し、油圧緩衝器の初期性能を長期にわたって維持することができる。
【0013】
第2の発明によると、油圧緩衝器が作動して摺接部材が磨耗するのに伴い所定量の添加剤が作動油中に自動的に添加される。このため、特別な操作を必要とせず、取り扱いが容易である。
【0014】
第3の発明によると、油圧緩衝器を分解することなく、任意に添加剤を作動油中に添加することができる。
【0015】
第4の発明によると、油圧緩衝器を分解することなく、任意に添加剤を作動油中に添加することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0017】
図1に示すように、車両等に搭載される油圧緩衝器1は、車輪側に連結される円筒状のシリンダ2と、このシリンダ2から摺動可能に突出して車体側に連結されるピストンロッド3と、このピストンロッド3に結合されシリンダ2内に摺動可能に収められるピストン4とを備える。
【0018】
シリンダ2内はピストン3によってロッド側油室5とエンド側油室6に仕切られ、所定量の作動油及びガスが充填される。ピストン4には減衰力発生機構として図示しない伸側減衰弁と圧側減衰弁が介装される。伸側減衰弁は伸側行程でロッド側油室5からをエンド側油室6へと流れる作動油に抵抗を付与する。圧側減衰弁は圧側行程でエンド側油室6からロッド側油室5へと流れる作動油に抵抗を付与し、車輪に受ける衝撃を緩和し、振動を減衰するようになっている。
【0019】
そして本発明の要旨とするところであるが、油圧緩衝器1内に作動油と分離して添加剤を保持し、この添加剤を作動油中に添加する添加手段を備え、経時劣化した作動油を初期の特性に戻す構成とする。
【0020】
本実施の形態では、この添加手段として、ピストン4にシリンダ2に摺接する摺接部材10を取り付け、この摺接部材10に添加剤を含浸させる。摺接部材10に対する添加剤の分布比率を任意に設定し、摺接部材10が磨耗するのに伴い所定量の添加剤が作動油中に添加される構成とする。
【0021】
添加剤としては、例えば脂肪酸等からなる油性向上剤、極圧添加剤、摩擦調整剤を用いる。なお、添加剤は、これに限らず、作動油の再生に効果がある他の物質を用いても良い。
【0022】
以上のように構成されて、次に作用について説明する。
【0023】
油圧緩衝器1は分解できない構造であり、組立時にシリンダ2内に充填された作動油は交換することができない。しかし、油圧緩衝器1は作動油中に含まれる添加剤が経時劣化することによって作動油の特性が変化すると、初期の性能が得られなくなる。
【0024】
これに対処して、油圧緩衝器1は摺接部材10が磨耗するのに伴い所定量の添加剤が作動油中に添加されることにより、作動油の特性を初期の特性に近づけ、初期の性能を維持することができる。
【0025】
なお、摺接部材10をピストンロッド3に摺接する軸受部9に設けても良い。
【0026】
図2の(a),(b)は、ピストンロッド3の変位と横軸に油圧緩衝器1に働く摩擦力の関係を示すフリクション特性図である。図2の(a)は油圧緩衝器1に新しい作動油を充填した特性である。図2の(b)において、▲1▼の特性は実際に長時間走行した車両の油圧緩衝器から抜き取られた作動油から異物を濾過した再生油であり、▲2▼の特性は同じく再生油に添加剤として所定量の摩擦調整剤と極圧添加剤を添加したものであり、▲3▼の特性は同じく再生油に添加される摩擦調整剤と極圧添加剤を増量したものである。この▲1▼、▲2▼、▲3▼の特性は順に新しい作動油の特性に近づいており、これから摩擦調整剤と極圧添加剤を適量だけ添加することによって新しい作動油と同等の特性が得られることがわかる。
【0027】
本実施の形態では、油圧緩衝器1が作動して摺接部材10が磨耗するのに伴い所定量の添加剤が作動油中に自動的に添加される構成としたため、特別な操作を必要とせず、取り扱いが容易である。
【0028】
次に図3に示す他の実施の形態を説明する。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。
【0029】
本実施の形態では、添加手段として、シリンダ2内に臨む穴11を設け、この穴11内に棒状の添加剤12及び封止部材14を介装し、外部から封止部材14を操作して添加剤11をシリンダ2内に押し出すことにより、所定量の添加剤が作動油中に添加される構成とする。
【0030】
この場合、油圧緩衝器1を分解することなく、任意に添加剤を作動油中に添加することができる。
【0031】
次に図4に示す他の実施の形態を説明する。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。
【0032】
本実施の形態では、添加手段として、油溜室7にリング状の袋13に入れられた添加剤12を介装する。油圧緩衝器1は例えば油溜室7を外部に連通する開口部20と、この開口部20を閉塞する栓体21とを備える。
【0033】
この場合、袋13を破る外部からの操作として、開口部20に図示しない加圧器を接続して油溜室7の圧力を高めて袋13を破る。これにより、油圧緩衝器1を分解することなく、所定量の添加剤を作動油中に添加することができる。
【0034】
また、袋13を破る外部からの操作として、油圧緩衝器1を通常の作動域を超えて収縮作動させて油溜室7の圧力を高める構成とする。
【0035】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す油圧緩衝器の断面図。
【図2】同じく(a),(b)は油圧緩衝器の微振幅フリクション特性図。
【図3】他の実施の形態を示す油圧緩衝器の断面図。
【図4】さらに他の実施の形態を示す油圧緩衝器の断面図。
【符号の説明】
1 油圧緩衝器
2 シリンダ
3 ピストンロッド
4 ピストン
10 摺接部材
11 穴
12 添加剤
13 袋
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧緩衝器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両等に搭載される油圧緩衝器は、筒状をしたシリンダと、このシリンダから摺動可能に突出するピストンロッドと、このピストンロッドに結合されシリンダ内を複数の油室に仕切るピストンと、シリンダに対してピストンロッドが移動するのに伴って流れる作動油に抵抗を付与する減衰力発生機構とを備える(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実公昭48−2550号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の油圧緩衝器にあっては、容易に分解できない構造であり、組立時にシリンダ内に充填された作動油は交換することができず、作動油の経時劣化等によって初期の性能が得られなくなるという問題点があった。
【0005】
長期間に渡って使用された油圧緩衝器から作動油を抜き取ってその特性を調べた結果、作動油の密度や動粘性で表される作動油自体の劣化より、全酸価等で表される作動油中に含まれる添加剤の劣化が進み、これに起因して油圧緩衝器のフリクションが増加することがわかった。
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、初期性能を長期にわたって維持できる油圧緩衝器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、筒状をしたシリンダと、このシリンダから摺動可能に突出するピストンロッドと、このピストンロッドに結合されシリンダ内を複数の油室に仕切るピストンと、シリンダに対してピストンロッドが移動するのに伴って流れる作動油に抵抗を付与する減衰力発生機構とを備える油圧緩衝器に適用する。
【0008】
そして、油圧緩衝器内に作動油と分離して添加剤を保持し、この添加剤を作動油中に添加する添加手段を備えたことを特徴とするものとした。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、添加手段として、シリンダまたはピストンロッドに摺接する摺接部材を備え、この摺接部材に添加剤を含浸させたことを特徴とするものとした。
【0010】
第3の発明は、第1の発明において、添加手段として、油圧緩衝器内に臨む穴を設け、この穴に添加剤を介装し、外部からの操作で添加剤を穴から押し出す構成としたことを特徴とするものとした。
【0011】
第4の発明は、第1の発明において、添加手段として、油圧緩衝器内に袋に入れられた添加剤を介装し、外部からの操作で袋を破る構成としたことを特徴とするものとした。
【0012】
【発明の作用および効果】
第1の発明によると、油圧緩衝器の組立後に添加剤を作動油中に添加することにより、予め作動油に添加されていた添加剤が経時劣化することによって変化した作動油の特性を元に戻し、油圧緩衝器の初期性能を長期にわたって維持することができる。
【0013】
第2の発明によると、油圧緩衝器が作動して摺接部材が磨耗するのに伴い所定量の添加剤が作動油中に自動的に添加される。このため、特別な操作を必要とせず、取り扱いが容易である。
【0014】
第3の発明によると、油圧緩衝器を分解することなく、任意に添加剤を作動油中に添加することができる。
【0015】
第4の発明によると、油圧緩衝器を分解することなく、任意に添加剤を作動油中に添加することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0017】
図1に示すように、車両等に搭載される油圧緩衝器1は、車輪側に連結される円筒状のシリンダ2と、このシリンダ2から摺動可能に突出して車体側に連結されるピストンロッド3と、このピストンロッド3に結合されシリンダ2内に摺動可能に収められるピストン4とを備える。
【0018】
シリンダ2内はピストン3によってロッド側油室5とエンド側油室6に仕切られ、所定量の作動油及びガスが充填される。ピストン4には減衰力発生機構として図示しない伸側減衰弁と圧側減衰弁が介装される。伸側減衰弁は伸側行程でロッド側油室5からをエンド側油室6へと流れる作動油に抵抗を付与する。圧側減衰弁は圧側行程でエンド側油室6からロッド側油室5へと流れる作動油に抵抗を付与し、車輪に受ける衝撃を緩和し、振動を減衰するようになっている。
【0019】
そして本発明の要旨とするところであるが、油圧緩衝器1内に作動油と分離して添加剤を保持し、この添加剤を作動油中に添加する添加手段を備え、経時劣化した作動油を初期の特性に戻す構成とする。
【0020】
本実施の形態では、この添加手段として、ピストン4にシリンダ2に摺接する摺接部材10を取り付け、この摺接部材10に添加剤を含浸させる。摺接部材10に対する添加剤の分布比率を任意に設定し、摺接部材10が磨耗するのに伴い所定量の添加剤が作動油中に添加される構成とする。
【0021】
添加剤としては、例えば脂肪酸等からなる油性向上剤、極圧添加剤、摩擦調整剤を用いる。なお、添加剤は、これに限らず、作動油の再生に効果がある他の物質を用いても良い。
【0022】
以上のように構成されて、次に作用について説明する。
【0023】
油圧緩衝器1は分解できない構造であり、組立時にシリンダ2内に充填された作動油は交換することができない。しかし、油圧緩衝器1は作動油中に含まれる添加剤が経時劣化することによって作動油の特性が変化すると、初期の性能が得られなくなる。
【0024】
これに対処して、油圧緩衝器1は摺接部材10が磨耗するのに伴い所定量の添加剤が作動油中に添加されることにより、作動油の特性を初期の特性に近づけ、初期の性能を維持することができる。
【0025】
なお、摺接部材10をピストンロッド3に摺接する軸受部9に設けても良い。
【0026】
図2の(a),(b)は、ピストンロッド3の変位と横軸に油圧緩衝器1に働く摩擦力の関係を示すフリクション特性図である。図2の(a)は油圧緩衝器1に新しい作動油を充填した特性である。図2の(b)において、▲1▼の特性は実際に長時間走行した車両の油圧緩衝器から抜き取られた作動油から異物を濾過した再生油であり、▲2▼の特性は同じく再生油に添加剤として所定量の摩擦調整剤と極圧添加剤を添加したものであり、▲3▼の特性は同じく再生油に添加される摩擦調整剤と極圧添加剤を増量したものである。この▲1▼、▲2▼、▲3▼の特性は順に新しい作動油の特性に近づいており、これから摩擦調整剤と極圧添加剤を適量だけ添加することによって新しい作動油と同等の特性が得られることがわかる。
【0027】
本実施の形態では、油圧緩衝器1が作動して摺接部材10が磨耗するのに伴い所定量の添加剤が作動油中に自動的に添加される構成としたため、特別な操作を必要とせず、取り扱いが容易である。
【0028】
次に図3に示す他の実施の形態を説明する。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。
【0029】
本実施の形態では、添加手段として、シリンダ2内に臨む穴11を設け、この穴11内に棒状の添加剤12及び封止部材14を介装し、外部から封止部材14を操作して添加剤11をシリンダ2内に押し出すことにより、所定量の添加剤が作動油中に添加される構成とする。
【0030】
この場合、油圧緩衝器1を分解することなく、任意に添加剤を作動油中に添加することができる。
【0031】
次に図4に示す他の実施の形態を説明する。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。
【0032】
本実施の形態では、添加手段として、油溜室7にリング状の袋13に入れられた添加剤12を介装する。油圧緩衝器1は例えば油溜室7を外部に連通する開口部20と、この開口部20を閉塞する栓体21とを備える。
【0033】
この場合、袋13を破る外部からの操作として、開口部20に図示しない加圧器を接続して油溜室7の圧力を高めて袋13を破る。これにより、油圧緩衝器1を分解することなく、所定量の添加剤を作動油中に添加することができる。
【0034】
また、袋13を破る外部からの操作として、油圧緩衝器1を通常の作動域を超えて収縮作動させて油溜室7の圧力を高める構成とする。
【0035】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す油圧緩衝器の断面図。
【図2】同じく(a),(b)は油圧緩衝器の微振幅フリクション特性図。
【図3】他の実施の形態を示す油圧緩衝器の断面図。
【図4】さらに他の実施の形態を示す油圧緩衝器の断面図。
【符号の説明】
1 油圧緩衝器
2 シリンダ
3 ピストンロッド
4 ピストン
10 摺接部材
11 穴
12 添加剤
13 袋
Claims (4)
- 筒状をしたシリンダと、このシリンダから摺動可能に突出するピストンロッドと、このピストンロッドに結合されシリンダ内を複数の油室に仕切るピストンと、シリンダに対してピストンロッドが移動するのに伴って流れる作動油に抵抗を付与する減衰力発生機構とを備える油圧緩衝器において、
前記油圧緩衝器内に作動油と分離して添加剤を保持し、この添加剤を作動油中に添加する添加手段を備えたことを特徴とする油圧緩衝器。 - 前記添加手段として、前記シリンダまたは前記ピストンロッドに摺接する摺接部材を備え、この摺接部材に添加剤を含浸させたことを特徴とする請求項1に記載の油圧緩衝器。
- 添加手段として、油圧緩衝器内に臨む穴を設け、この穴に添加剤を介装し、外部からの操作で添加剤を穴から押し出す構成としたことを特徴とする請求項1に記載の油圧緩衝器。
- 添加手段として、油圧緩衝器内に袋に入れられた添加剤を介装し、外部からの操作で袋を破る構成としたことを特徴とする請求項1に記載の油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002312414A JP2004144264A (ja) | 2002-10-28 | 2002-10-28 | 油圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002312414A JP2004144264A (ja) | 2002-10-28 | 2002-10-28 | 油圧緩衝器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004144264A true JP2004144264A (ja) | 2004-05-20 |
Family
ID=32457322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002312414A Pending JP2004144264A (ja) | 2002-10-28 | 2002-10-28 | 油圧緩衝器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004144264A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8585156B2 (en) | 2005-11-02 | 2013-11-19 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Travel control device for work vehicle and work vehicle |
US8671673B2 (en) | 2007-03-12 | 2014-03-18 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Travel control apparatus for working vehicle |
-
2002
- 2002-10-28 JP JP2002312414A patent/JP2004144264A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8585156B2 (en) | 2005-11-02 | 2013-11-19 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Travel control device for work vehicle and work vehicle |
US8671673B2 (en) | 2007-03-12 | 2014-03-18 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Travel control apparatus for working vehicle |
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