JP2004142647A

JP2004142647A - Vehicle body structure of automobile

Info

Publication number: JP2004142647A
Application number: JP2002310970A
Authority: JP
Inventors: Masashi Ikebe; 池辺　政志; Yoshimichi Okura; 大倉　義徹; Susumu Otsuka; 大塚　晋
Original assignee: Kanto Jidosha Kogyo KK; Toyota Motor Corp; Kanto Auto Works Ltd
Current assignee: Kanto Jidosha Kogyo KK; Toyota Motor Corp; Toyota Motor East Japan Inc
Priority date: 2002-10-25
Filing date: 2002-10-25
Publication date: 2004-05-20
Anticipated expiration: 2022-10-25
Also published as: JP4289654B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a vehicle body structure of an automobile capable of efficiently absorbing energy when the automobile collides and supporting a wiper unit stably. <P>SOLUTION: This vehicle body structure is provided with a cowl panel 7 having a front wall 9, a rear wall 10, a bottom wall 11, and an upper wall 12 having a free front end part 13, and the cowl panel 7 is extended in the direction W of width of a vehicle body 2. A unit support base 25 supporting the wiper unit 21 is arranged on an inner side of the cowl panel 7 and has a pair of leg walls 26, 26 fixed to the bottom wall 11 and the rear wall 10 of the cowl panel 7, a unit support wall 27 in upper parts of the leg walls 26, 26, and a connection wall 28 connecting the unit support wall 27 with the rear wall 10 and the upper wall 12 of the cowl panel 7. A tongue part 31 provided protrudedly in a base case 22 of the wiper unit 21 is fixed on the unit support wall 27. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カウルパネルを有する自動車の車体構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
カウルパネルを有する車体構造は従来より周知であり、図５は従来のカウルパネル７Ａを有する車体構造の一例を示す垂直断面図である。ここに示したカウルパネル７Ａは、前壁９Ａと、後壁１０Ａと、これらの下部に一体に形成された底壁１１Ａと、後壁１０Ａの上部に一体に形成された上壁１２Ａと、この上壁１２Ａの前端部に一体に形成された中間壁１４Ａとを有し、この中間壁１４Ａの下部は底壁１１Ａに固着されている。カウルパネル７Ａは、ほぼ車体の幅方向に延びている。かかるカウルパネル７Ａの上壁１２Ａの上面にウインドシールド３Ａの下部が接着剤１８Ａにより固定されている。５Ａは、エンジンルームの上部を覆うフード、８Ａはカウルパネル７Ａの上部を覆うルーバである。
【０００３】
カウルパネル７Ａの中間壁１４Ａには、突部３７Ａが形成され、この突部３７Ａの上面にワイパユニット２１Ａの基部ケース２２Ａがボルト３２Ａにより固定されている。基部ケース２２Ａにはピボット２３Ａが回転自在に支持され、該ピボット２３Ａにはワイパアーム６Ａが固定され、該ワイパアーム６Ａにはワイパブレード３８Ａが取り付けられている。ピボット２３Ａが一方向と他方向に交互に回転することにより、ワイパアーム６Ａとワイパブレード３８Ａが揺動し、該ブレード３８Ａがウインドシールド３Ａの表面に付着した雨滴や雪などを払拭する。
【０００４】
上述したカウルパネル７Ａは、底壁１１Ａ、後壁１０Ａ、上壁１２Ａ及び中間壁１４Ａによって閉断面が構成されているので、その剛性が高められ、かかるカウルパネル７Ａに固定されたワイパユニット２１Ａの基部ケース２２Ａを安定した状態で強固に支持することができる。ところが、自動車の衝突時に、カウルパネル７Ａの上部から図５に矢印Ｆで示す如く大きな外力が加えられたとき、そのカウルパネル７Ａの剛性と強度が大きいがため、該カウルパネル７Ａが永久変形し難く、衝突エネルギーを効率よく吸収することが困難である。そこで従来は、カウルパネル７Ａを介して車体全体に伝えられた衝撃により当該車体が変形することを阻止すべく、車体を構成する骨格部材の強度を高めるなどの対策を講じていたが、これにより車体のコストが上昇する欠点を免れなかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記従来の欠点を除去し、エネルギー吸収効率を高め、かつワイパユニットの支持安定性を高めることのできる自動車の車体構造を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、カウルパネルと、ワイパユニットを支持するユニット支持台とを具備し、前記カウルパネルは、前壁と、該前壁よりも後方に位置する後壁と、該後壁と前壁の下部に一体に形成された底壁と、前記後壁の上部に一体に形成された上壁とを有し、該上壁の前端部はフリー状態となっていて、該前端部と前記前壁の上部との間が開放され、前記ユニット支持台は、基端部がカウルパネルに固定された一対の脚壁と、これらの脚壁の上部に一体に形成されていて、前記ワイパユニットが支持されるユニット支持壁と、該ユニット支持壁を前記カウルパネルに連結する連結壁とを有していることを特徴とする自動車の車体構造を提案する（請求項１）。
【０００７】
また、上記請求項１に記載の自動車の車体構造において、前記カウルパネルと、前記ユニット支持台のユニット支持壁とが連結板によって互いに連結されていると有利である（請求項２）。
【０００８】
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、カウルパネルと、ワイパユニットを支持するユニット支持台とを具備し、前記カウルパネルは、前壁と、該前壁よりも後方に位置する後壁と、該後壁と前壁の下部に一体に形成された底壁と、前記後壁の上部に一体に形成された上壁とを有し、該上壁の前端部はフリー状態となっていて、該前端部と前記前壁の上部との間が開放され、前記ユニット支持台は、基端部がカウルパネルに固定された一対の脚壁と、これらの脚壁の上部に一体に形成されていて、前記ワイパユニットが支持されるユニット支持壁とを有し、前記カウルパネルと、前記ユニット支持台のユニット支持壁とが連結板によって互いに連結されていることを特徴とする自動車の車体構造を提案する（請求項３）。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【００１０】
図１は、自動車の外観を示す斜視図であり、符号１は車体２の上部を構成するルーフパネル、３はウインドシールド、４，４はフロントピラー、５はエンジンルームの上部を覆うフードをそれぞれ示している。また、６，６はワイパユニットのワイパアームを示し、該ワイパアーム６，６は矢印方向に揺動して該ワイパアーム６，６に取り付けられたワイパブレード３８，３８がウインドシールド３の表面に摺擦し、該表面に付着した雨滴などを払拭する。また、図１における矢印Ｆｒは自動車の前進方向を示し、符号Ｗは車体２の幅方向を示している。本明細書において使用する「前」及び「後」なる文言は、自動車の前進方向Ｆｒを基準とした前後を意味し、その前後方向に直交する方向が車体２の幅方向Ｗである。
【００１１】
図２は図１のＩＩ−ＩＩ線拡大断面図であり、図２における符号７はカウルパネル、８はルーバをそれぞれ示しており、このルーバ８はカウルパネル７の上側に配置されている。図３はフード５と、ルーバ８と、ウインドシールド３とを取り外した状態で、図２に示したカウルパネル７の部分を斜め上方から見たときの斜視図である。
【００１２】
図２及び図３から判るように、カウルパネル７はほぼ車体２の幅方向Ｗに延び、その各端部が各フロントピラー４，４（図１）にそれぞれ固定されている。また、カウルパネル７は、前壁９と、該前壁９よりも後方に位置する後壁１０と、その後壁１０の下部と前壁９の下部に一体に形成され、該後壁１０と前壁９を一体に連結する底壁１１と、後壁１０の上部に一体に形成された上壁１２とを有している。上壁１２は、その後端部が後壁１０の上端部に一体に接続されているが、該上壁１２の前端部１３はフリー状態となっていて、この前端部１３と前壁９の上部との間は開放されている。図５に示した従来のカウルパネル７Ａにおける中間壁１４Ａが設けられていないのである。
【００１３】
図示した例では、フロントパネル１５と、インナパネル１６と、アッパパネル１７を溶接によって一体に固着することにより、前壁９、底壁１１、後壁１０及び上壁１２を有するカウルパネル７が構成されている。かかるカウルパネル７は、例えば鋼板などの高剛性材料により構成される。
【００１４】
一方、ウインドシールド３は、その下部が接着剤１８を介してカウルパネル７の上壁１２の上面に固定されている。ルーバ８は、その前部がクリップ１９によってカウルパネル７の前壁上部に固定され、該ルーバ８の後部はその二叉状の係合部２０がウインドシールド３の下部に係止されている。ルーバ８には、図示していない多数の孔が形成され、これらの孔を通して外気がカウルパネル７の内部に取り入れられ、その外気が車室内に導入される。ルーバ８は例えば樹脂により構成されている。これらの点は、従来の車体構造と変わりはない。
【００１５】
また、図２及び図３における符号２１は、前述のワイパユニットを示し、このワイパユニット２１は基部ケース２２と、この基部ケース２２に回転自在に支持されたピボット２３と、該ピボット２３に連結された前述のワイパアーム６と、該ワイパアーム６に取り付けられた前述のワイパブレード３８とを有し、図示していないモータによってピボット２３が一方向と他方向に交互に回転駆動されることにより、ワイパアーム６が図１に矢印で示したように揺動し、該ワイパアーム６に取り付けられたワイパブレード３８がウインドシールド３の表面に付着した雨滴などを払拭する。基部ケース２２は、ルーバ８に形成された孔２４を通して上方に突出している。
【００１６】
本例の車体構造は、前述のカウルパネル７のほかに該カウルパネル７の内側に配置されたユニット支持台２５を有し、このユニット支持台２５に上述のワイパユニット２１が支持されている。ユニット支持台２５は、基端部３９，４０がカウルパネル７に固定された一対の脚壁２６，２６と、これらの脚壁２６，２６の上部に一体に形成されたユニット支持壁２７と、このユニット支持壁２７をカウルパネル７の上壁１２と後壁１０に連結する連結壁２８とを有している。ユニット支持壁２７によって、両脚壁２６，２６の上部が一体に連結されている。
【００１７】
図示した例では、ユニット支持台２５が鋼板などの一体の板材によって構成され、各脚壁２６が２つずつの基端部３９，４０を有し、その一方の基端部３９がカウルパネル７の底壁１１に溶接され、他方の基端部４０がカウルパネル７の後壁１０に溶接されている。しかも、連結壁２８は、その前端部がユニット支持壁２７に一体に連設され、連結壁２８の後端部が、カウルパネル７の上壁１２を構成するアッパパネル１７の後端フランジ２９と後壁１０を構成するインナパネル１６の上端フランジ３０との間に挟まれ、これらがスポット溶接によって一体化されている。
【００１８】
上記構成に代え、連結壁２８の後端部をカウルパネル７の上壁１２にだけ固定し、又は当該連結壁２８の後端部を後壁１０、好ましくはその上部にのみ固定してもよい。或いは連結壁２８を前壁９、好ましくはその上部に固定することもできる。このように、連結壁２８は、カウルパネル７の前壁９と、上壁１２と、後壁１０との少なくとも１つに固定されるものであり、当該連結壁２８は、ユニット支持壁２７をカウルパネル７に連結する用をなすものである。
【００１９】
上述したユニット支持台２５のユニット支持壁２７の上面に、ワイパユニット２１が固定支持されている。図示した例では、ワイパユニット２１の基部ケース２２が舌部３１を有し、この舌部３１が、ボルト３２とこれに螺着されたナット３３とによってユニット支持壁２７に固定されている。図３はワイパユニット２１がユニット支持台２５から外された状態を示している（図４も同じ）。
【００２０】
上述のように、カウルパネル７は、前壁９、底壁１１、後壁１０及び上壁１２を有した箱状の横断面形状を有しているので、その全体の剛性は高く、車体の骨格部材としての働きを支障なく果たすことができる。
【００２１】
これに対し、自動車の衝突時に、図２に矢印Ｆで示すようにフード５とルーバ８を介してカウルパネル７の上部に大きな外力が加えられたとき、該カウルパネル７は、その上壁１２の前端部１３がフリー状態となっていて、従来のカウルパネル７Ａの中間壁１４Ａ（図５）を有していないので、該カウルパネル７は容易に潰れた状態に永久変形することができる。しかも、ユニット支持台２５もその一対の脚壁２６，２６がカウルパネル７の内部で立ち上がった状態で位置しているので、このユニット支持台２５のユニット支持壁２７にその上部から大きな外力Ｆが加えられると、両脚壁２６，２６が容易に潰れた状態に永久変形することができる。これにより、衝突エネルギーを一層効果的に吸収でき、衝撃が車体全体に及ぼされることを防止することができる。
【００２２】
ところで、ワイパユニット２１は、そのピボット２３が一方向と他方向に交互に回転してワイパアーム６が揺動するので、その本体ケース２２には、図３に矢印Ａ，Ｂで示すように車体の幅方向Ｗに互いに逆向きの繰り返し荷重が交互に加えられる。このとき、ワイパユニット２１は板材より成るユニット支持台２５に支持され、その両脚壁２６がカウルパネル７の内面から立ち上がっているので、仮に、前述の連結壁２８が設けられていないとすると、ワイパユニット２１の作動時にユニット支持台２５が矢印Ａ，Ｂ方向に揺れ動くおそれがある。このようになれば、ワイパアーム６の動きが不安定となり、ワイパブレード３８がウインドシールド３の表面に付着した雨滴などを払拭する機能が低下する。
【００２３】
ところが、本例のユニット支持台２５には、そのユニット支持壁２７をカウルパネル７に連結する連結壁２８が設けられているので、このユニット支持台２５に矢印Ａ，Ｂ方向の繰り返し荷重が加えられても、該ユニット支持台２５がこの方向に大きく揺れ動くことを阻止できる。このため、ウインドシールド３の表面に対する払拭動作が安定して行われ、その払拭機能が害されることはない。
【００２４】
上述のように、カウルパネルから従来の中間壁１４Ａをなくして衝突時にカウルパネル７を変形しやすくし、しかもワイパユニット２１をユニット支持台２５に支持し、そのユニット支持台２５も変形しやすくして、衝突時のエネルギーを効果的に吸収できる。その上、ユニット支持台２５のユニット支持壁２７を、連結壁２８によってカウルパネル７に連結することにより、ワイパユニット２１の支持安定性を高め、該ユニット２１によるウインドシールド３の払拭機能の低下を阻止することができる。また、この連結壁２８によってユニット支持台２５の耐久性を高めることもできる。
【００２５】
図４は車体構造の他の例を示す。ここに示した車体構造においては、図２及び図３に示したカウルパネル７の連結壁２８が設けられておらず、その代わりに例えば鋼板より成る連結板３４が設けられている。ボルト３５，３６，３２と、これらに螺着されたナットとによって、連結板３４は、カウルパネル７の前壁９の上部と、上壁１２と、ユニット支持台２５のユニット支持壁２７とに固定されている。連結板３４を、溶接によって前壁９、上壁１２及びユニット支持壁２７に固定してもよい。
【００２６】
上述のように、連結板３４によってユニット支持台２５の上部をカウルパネル７に固定連結することによっても、ワイパユニット２１の支持安定性を高めることができ、ワイパユニット２１の作動時にユニット支持台２５とワイパユニット２１の本体ケース２２が矢印Ａ，Ｂ方向に大きく揺れ動く不具合を防止することができる。このようにしてワイパユニット２１によるウインドシールド３に対する払拭機能の低下を阻止でき、かつユニット支持台２５の耐久性を高めることができる。
【００２７】
連結板３４の後端部を上壁１２ではなく後壁１０、好ましくはその上部に固定してもよく、或いは上壁１２と後壁１０の上部の両者に固定してもよい。或いは連結板３４を前壁９、好ましくはその上部に固定することもできる。このように、カウルパネル７の上壁１２、後壁１０、及び前壁９の少なくとも１つと、ユニット支持台２５のユニット支持壁２７とを連結板３４によって互いに連結し、カウルパネル７とユニット支持台２５のユニット支持壁２７とを連結板３４により互いに連結するのである。図４に示した車体構造の他の構成は、図１乃至図３に関連して先に説明したところと変わりはない。よって、図４における、図３に示した各部分と同一の部分には、図３に付した符号と同じ符号を付してその重複した説明を省略する。
【００２８】
また、図２及び図３に関連して先に説明した連結壁２８と、図４に関連して先に説明した連結板３４を共に設けることもできる。かかる構成により、ワイパユニット２１の作動時にユニット支持台２５と本体ケース２２が矢印Ａ，Ｂ方向に大きく揺れ動く不具合をより一層確実に防止することができる。
【００２９】
本発明は、図１に示した形式以外の各種形式の自動車の車体構造にも適用できるものである。
【００３０】
【発明の効果】
本発明によれば、エネルギー吸収効率が高く、しかもワイパユニットを安定した状態で支持することのできる自動車の車体構造を供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】自動車の外観斜視図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う拡大垂直断面図である。
【図３】カウルパネルとユニット支持台との関連構成を示す斜視図である。
【図４】車体構造の他の例を示す、図３と同様な斜視図である。
【図５】従来の車体構造の一例を示す垂直断面図である。
【符号の説明】
２　車体
７　カウルパネル
９　前壁
１０　後壁
１１　底壁
１２　上壁
１３　前端部
２１　ワイパユニット
２５　ユニット支持台
２６　脚壁
２７　ユニット支持壁
２８　連結壁
３４　連結板
３９　基端部
４０　基端部
Ｗ　幅方向[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle body structure having a cowl panel.
[0002]
[Prior art]
BACKGROUND ART A body structure having a cowl panel is conventionally known, and FIG. 5 is a vertical sectional view showing an example of a body structure having a conventional cowl panel 7A. The cowl panel 7A shown here has a front wall 9A, a rear wall 10A, a bottom wall 11A integrally formed below these, a top wall 12A integrally formed above the rear wall 10A, and An intermediate wall 14A is formed integrally with the front end of the upper wall 12A, and a lower portion of the intermediate wall 14A is fixed to the bottom wall 11A. The cowl panel 7A extends substantially in the width direction of the vehicle body. The lower part of the windshield 3A is fixed to the upper surface of the upper wall 12A of the cowl panel 7A by an adhesive 18A. 5A is a hood that covers the upper part of the engine room, and 8A is a louver that covers the upper part of the cowl panel 7A.
[0003]
A protrusion 37A is formed on the intermediate wall 14A of the cowl panel 7A, and a base case 22A of the wiper unit 21A is fixed to an upper surface of the protrusion 37A by a bolt 32A. A pivot 23A is rotatably supported on the base case 22A, and a wiper arm 6A is fixed to the pivot 23A, and a wiper blade 38A is attached to the wiper arm 6A. As the pivot 23A alternately rotates in one direction and the other direction, the wiper arm 6A and the wiper blade 38A swing, and the blade 38A wipes raindrops, snow, and the like attached to the surface of the windshield 3A.
[0004]
The cowl panel 7A described above has a closed cross section constituted by the bottom wall 11A, the rear wall 10A, the upper wall 12A, and the intermediate wall 14A. The base case 22A can be firmly supported in a stable state. However, when a large external force is applied from the upper portion of the cowl panel 7A as shown by an arrow F in FIG. 5 at the time of a vehicle collision, the rigidity and strength of the cowl panel 7A are large, so that the cowl panel 7A is permanently deformed. It is difficult to efficiently absorb collision energy. Therefore, conventionally, measures were taken to prevent the body from being deformed by the impact transmitted to the entire body via the cowl panel 7A, such as increasing the strength of a skeletal member constituting the body. The disadvantage of increased body costs was inevitable.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a vehicle body structure of an automobile which can eliminate the above-mentioned conventional drawbacks, increase the energy absorption efficiency, and enhance the support stability of the wiper unit.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention, in order to achieve the above object, includes a cowl panel, a unit support base for supporting a wiper unit, the cowl panel, a front wall, a rear wall located behind the front wall, A bottom wall integrally formed at a lower portion of the rear wall and the front wall, and an upper wall integrally formed at an upper portion of the rear wall, and a front end of the upper wall is in a free state; An opening is provided between the front end and the upper part of the front wall, and the unit support base is formed integrally with a pair of leg walls whose base ends are fixed to the cowl panel, and on the upper parts of these leg walls. In addition, a vehicle body structure for an automobile, comprising: a unit support wall on which the wiper unit is supported, and a connecting wall connecting the unit support wall to the cowl panel (claim 1). .
[0007]
In the vehicle body structure according to the first aspect, it is advantageous that the cowl panel and a unit support wall of the unit support are connected to each other by a connection plate (claim 2).
[0008]
Furthermore, in order to achieve the above object, the present invention includes a cowl panel and a unit supporter for supporting a wiper unit, wherein the cowl panel has a front wall and a rear wall located rearward of the front wall. And a bottom wall integrally formed below the rear wall and the front wall, and an upper wall integrally formed above the rear wall, and a front end of the upper wall is in a free state. The unit support base is formed integrally with a pair of leg walls having base ends fixed to the cowl panel, and an upper portion of the leg walls. And a unit supporting wall on which the wiper unit is supported, wherein the cowl panel and the unit supporting wall of the unit supporting base are connected to each other by a connecting plate. A structure is proposed (claim 3).
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0010]
FIG. 1 is a perspective view showing the appearance of an automobile. Reference numeral 1 denotes a roof panel constituting an upper portion of a vehicle body 2, 3 denotes a windshield, 4, 4 denotes a front pillar, and 5 denotes a hood that covers an upper portion of an engine room. Is shown. Reference numeral 6, 6 denotes a wiper arm of the wiper unit. The wiper arm 6, 6 swings in the direction of the arrow so that the wiper blades 38, 38 attached to the wiper arms 6, 6 rub against the surface of the windshield 3. Then, raindrops and the like attached to the surface are wiped off. Further, an arrow Fr in FIG. 1 indicates a forward direction of the vehicle, and a symbol W indicates a width direction of the vehicle body 2. The terms “front” and “rear” used in this specification mean front and rear with respect to the forward direction Fr of the vehicle, and the direction orthogonal to the front and rear direction is the width direction W of the vehicle body 2.
[0011]
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view taken along the line II-II of FIG. 1. In FIG. 2, reference numeral 7 denotes a cowl panel, and 8 denotes a louver. The louver 8 is disposed above the cowl panel 7. FIG. 3 is a perspective view of the cowl panel 7 shown in FIG. 2 as viewed obliquely from above with the hood 5, the louver 8, and the windshield 3 removed.
[0012]
2 and 3, the cowl panel 7 extends substantially in the width direction W of the vehicle body 2, and each end thereof is fixed to each of the front pillars 4, 4 (FIG. 1). The cowl panel 7 is formed integrally with the front wall 9, a rear wall 10 located behind the front wall 9, and a lower portion of the rear wall 10 and a lower portion of the front wall 9. It has a bottom wall 11 that integrally connects the walls 9 and an upper wall 12 that is integrally formed on the upper part of the rear wall 10. The rear end of the upper wall 12 is integrally connected to the upper end of the rear wall 10, but the front end 13 of the upper wall 12 is in a free state. Is open to the public. This is because the intermediate wall 14A of the conventional cowl panel 7A shown in FIG. 5 is not provided.
[0013]
In the illustrated example, the cowl panel 7 having the front wall 9, the bottom wall 11, the rear wall 10, and the upper wall 12 is configured by integrally fixing the front panel 15, the inner panel 16, and the upper panel 17 by welding. ing. The cowl panel 7 is made of, for example, a highly rigid material such as a steel plate.
[0014]
On the other hand, the lower part of the windshield 3 is fixed to the upper surface of the upper wall 12 of the cowl panel 7 via an adhesive 18. The louver 8 has a front portion fixed to an upper portion of a front wall of the cowl panel 7 by a clip 19, and a rear portion of the louver 8 has a bifurcated engagement portion 20 locked to a lower portion of the windshield 3. The louver 8 is formed with a large number of holes (not shown), and outside air is taken into the inside of the cowl panel 7 through these holes, and the outside air is introduced into the vehicle interior. The louver 8 is made of, for example, a resin. These points are not different from the conventional body structure.
[0015]
Reference numeral 21 in FIGS. 2 and 3 denotes the above-described wiper unit. The wiper unit 21 is connected to the base case 22, a pivot 23 rotatably supported by the base case 22, and the pivot 23. The above-mentioned wiper arm 6 and the above-mentioned wiper blade 38 attached to the wiper arm 6, and the pivot 23 is alternately rotated in one direction and the other direction by a motor (not shown), so that the wiper arm 6 Swings as indicated by the arrow in FIG. 1, and the wiper blade 38 attached to the wiper arm 6 wipes raindrops and the like attached to the surface of the windshield 3. The base case 22 protrudes upward through a hole 24 formed in the louver 8.
[0016]
The vehicle body structure of this example has a unit support 25 arranged inside the cowl panel 7 in addition to the cowl panel 7 described above, and the wiper unit 21 is supported on the unit support 25. The unit support base 25 includes a pair of leg walls 26, 26 whose base ends 39, 40 are fixed to the cowl panel 7, a unit support wall 27 integrally formed on the upper portions of the leg walls 26, 26, The unit support wall 27 has a connecting wall 28 connecting the upper wall 12 and the rear wall 10 of the cowl panel 7. The upper portions of the two leg walls 26, 26 are integrally connected by the unit support wall 27.
[0017]
In the illustrated example, the unit support 25 is formed of an integral plate material such as a steel plate, and each leg wall 26 has two base ends 39 and 40, one of which is the cowl panel 7. And the other base end 40 is welded to the rear wall 10 of the cowl panel 7. Further, the front end of the connecting wall 28 is integrally connected to the unit support wall 27, and the rear end of the connecting wall 28 is connected to the rear end flange 29 of the upper panel 17 forming the upper wall 12 of the cowl panel 7. It is sandwiched between the inner panel 16 and the upper end flange 30 of the inner panel 16 constituting the wall 10, and these are integrated by spot welding.
[0018]
Instead of the above configuration, the rear end of the connecting wall 28 may be fixed only to the upper wall 12 of the cowl panel 7, or the rear end of the connecting wall 28 may be fixed to the rear wall 10, preferably only the upper part thereof. . Alternatively, the connecting wall 28 can be fixed on the front wall 9, preferably on top thereof. As described above, the connecting wall 28 is fixed to at least one of the front wall 9, the upper wall 12, and the rear wall 10 of the cowl panel 7. It is for connecting to the cowl panel 7.
[0019]
The wiper unit 21 is fixedly supported on the upper surface of the unit support wall 27 of the unit support 25 described above. In the illustrated example, the base case 22 of the wiper unit 21 has a tongue portion 31, and the tongue portion 31 is fixed to the unit support wall 27 by a bolt 32 and a nut 33 screwed thereto. FIG. 3 shows a state where the wiper unit 21 is detached from the unit support 25 (FIG. 4 is also the same).
[0020]
As described above, since the cowl panel 7 has a box-shaped cross-sectional shape having the front wall 9, the bottom wall 11, the rear wall 10, and the upper wall 12, the overall rigidity is high, and the The function as a skeletal member can be performed without any trouble.
[0021]
On the other hand, when a large external force is applied to the upper portion of the cowl panel 7 via the hood 5 and the louver 8 as shown by an arrow F in FIG. Is in a free state and does not have the intermediate wall 14A (FIG. 5) of the conventional cowl panel 7A, so that the cowl panel 7 can easily be permanently deformed into a crushed state. Moreover, the unit support 25 is also positioned with the pair of leg walls 26, 26 standing up inside the cowl panel 7, so that a large external force F is applied to the unit support wall 27 of the unit support 25 from above. When added, the two leg walls 26, 26 can easily be permanently deformed into a crushed state. Thereby, the collision energy can be more effectively absorbed, and the impact can be prevented from being applied to the entire vehicle body.
[0022]
By the way, the wiper unit 21 has a pivot 23 that rotates alternately in one direction and the other direction, and the wiper arm 6 swings, so that the body case 22 has a vehicle body as shown by arrows A and B in FIG. Repetitive loads opposite to each other in the width direction W are alternately applied. At this time, since the wiper unit 21 is supported by the unit support 25 made of a plate material, and its two leg walls 26 stand up from the inner surface of the cowl panel 7, if the connecting wall 28 is not provided, it is assumed that the wiper unit 21 is not provided. When the unit 21 is operated, the unit support 25 may swing in the directions of arrows A and B. In this case, the movement of the wiper arm 6 becomes unstable, and the function of the wiper blade 38 for wiping raindrops or the like attached to the surface of the windshield 3 is reduced.
[0023]
However, since the unit support 25 of this example is provided with the connecting wall 28 that connects the unit support wall 27 to the cowl panel 7, a repeated load in the directions of arrows A and B is applied to the unit support 25. Even if it is, the unit support 25 can be prevented from swinging greatly in this direction. Therefore, the wiping operation on the surface of the windshield 3 is performed stably, and the wiping function is not impaired.
[0024]
As described above, the conventional intermediate wall 14A is eliminated from the cowl panel, so that the cowl panel 7 is easily deformed at the time of collision, and the wiper unit 21 is supported on the unit support 25, and the unit support 25 is also easily deformed. Thus, energy at the time of collision can be effectively absorbed. In addition, by connecting the unit support wall 27 of the unit support base 25 to the cowl panel 7 by the connection wall 28, the support stability of the wiper unit 21 is improved, and the function of the unit 21 for lowering the wiping function of the windshield 3 is reduced. Can be blocked. Further, the durability of the unit support 25 can be enhanced by the connecting wall 28.
[0025]
FIG. 4 shows another example of the vehicle body structure. In the vehicle body structure shown here, the connecting wall 28 of the cowl panel 7 shown in FIGS. 2 and 3 is not provided, but a connecting plate 34 made of, for example, a steel plate is provided instead. With the bolts 35, 36, 32 and nuts screwed to them, the connecting plate 34 is connected to the upper part of the front wall 9 of the cowl panel 7, the upper wall 12, and the unit support wall 27 of the unit support 25. Fixed. The connecting plate 34 may be fixed to the front wall 9, the upper wall 12, and the unit support wall 27 by welding.
[0026]
As described above, the connection stability of the upper portion of the unit support 25 to the cowl panel 7 by the connection plate 34 can also enhance the support stability of the wiper unit 21, and the unit support 25 is activated when the wiper unit 21 is operated. And the body case 22 of the wiper unit 21 can be prevented from swinging greatly in the directions of arrows A and B. In this way, it is possible to prevent the wiper unit 21 from lowering the function of wiping the windshield 3 and to increase the durability of the unit support 25.
[0027]
The rear end of the connecting plate 34 may be fixed to the rear wall 10 instead of the upper wall 12, preferably to the upper part thereof, or may be fixed to both the upper wall 12 and the upper part of the rear wall 10. Alternatively, the connecting plate 34 can be fixed to the front wall 9, preferably to the upper part. As described above, at least one of the upper wall 12, the rear wall 10, and the front wall 9 of the cowl panel 7 and the unit support wall 27 of the unit support base 25 are connected to each other by the connection plate 34, and the cowl panel 7 and the unit support The unit support wall 27 of the table 25 is connected to each other by the connection plate 34. Other configurations of the vehicle body structure shown in FIG. 4 are the same as those described above with reference to FIGS. Therefore, in FIG. 4, the same portions as those shown in FIG. 3 are denoted by the same reference numerals as those in FIG. 3, and the duplicate description thereof will be omitted.
[0028]
Further, the connection wall 28 described above with reference to FIGS. 2 and 3 and the connection plate 34 described above with reference to FIG. 4 can be provided together. With this configuration, it is possible to more reliably prevent the unit support 25 and the main body case 22 from swinging greatly in the directions of arrows A and B when the wiper unit 21 is operated.
[0029]
The present invention is also applicable to various types of vehicle body structures other than the type shown in FIG.
[0030]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the body structure of the motor vehicle which can support the wiper unit stably with high energy absorption efficiency can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of an automobile.
FIG. 2 is an enlarged vertical sectional view taken along line II-II of FIG.
FIG. 3 is a perspective view showing a related configuration between a cowl panel and a unit support.
FIG. 4 is a perspective view similar to FIG. 3, showing another example of the vehicle body structure.
FIG. 5 is a vertical sectional view showing an example of a conventional vehicle body structure.
[Explanation of symbols]
2 Body 7 Cowl panel 9 Front wall 10 Rear wall 11 Bottom wall 12 Top wall 13 Front end 21 Wiper unit 25 Unit support 26 Leg wall 27 Unit support wall 28 Connection wall 34 Connection plate 39 Base end 40 Base end W width direction

Claims

A cowl panel, and a unit supporter for supporting the wiper unit, wherein the cowl panel is integrally formed with a front wall, a rear wall positioned behind the front wall, and a lower portion of the rear wall and the front wall. It has a bottom wall formed, and an upper wall integrally formed on the upper part of the rear wall, and a front end of the upper wall is in a free state, and the front end and the upper part of the front wall are separated from each other. The unit support is open, and the unit support is formed integrally with a pair of leg walls whose base ends are fixed to the cowl panel and on the upper portions of these leg walls, and the unit support on which the wiper unit is supported is formed. A vehicle body structure comprising: a wall; and a connection wall connecting the unit support wall to the cowl panel.

The vehicle body structure according to claim 1, wherein the cowl panel and a unit support wall of the unit support stand are connected to each other by a connection plate.

A cowl panel, and a unit supporter for supporting the wiper unit, wherein the cowl panel is integrally formed with a front wall, a rear wall positioned behind the front wall, and a lower portion of the rear wall and the front wall. It has a bottom wall formed, and an upper wall integrally formed on the upper part of the rear wall, and a front end of the upper wall is in a free state, and the front end and the upper part of the front wall are separated from each other. The unit support is open, and the unit support is formed integrally with a pair of leg walls whose base ends are fixed to the cowl panel and on the upper portions of these leg walls, and the unit support on which the wiper unit is supported is formed. A vehicle body structure having a wall, wherein the cowl panel and a unit support wall of the unit support stand are connected to each other by a connection plate.