JP2004142621A

JP2004142621A - Body structure for vehicle

Info

Publication number: JP2004142621A
Application number: JP2002310239A
Authority: JP
Inventors: Kiyokazu Suzuki; 鈴木　清和; Masahiko Ito; 伊藤　雅彦
Original assignee: Kanto Jidosha Kogyo KK; Toyota Motor Corp; Kanto Auto Works Ltd
Current assignee: Kanto Jidosha Kogyo KK; Toyota Motor Corp; Toyota Motor East Japan Inc
Priority date: 2002-10-24
Filing date: 2002-10-24
Publication date: 2004-05-20

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a body structure for a vehicle having high energy absorption efficiency in collision of the vehicle. <P>SOLUTION: This structure includes a cowl panel 7 having a front wall 9, a rear wall 10, a bottom wall 11, and an upper wall 12 of which the front end part 13 is free. The cowl panel 7 extends in the width direction of a vehicle body 2. A unit support deck 25 for supporting a wiper unit 21 is disposed inside the cowl panel 7. The unit support deck 25 has a pair of leg walls 26, 26 fixed at the bottom wall 11 and the rear wall 10 of the cowl panel 7. A louver 8 is positioned on an upper side of the cowl panel 7, an energy absorbing plate 42 is provided on a lower side at part of the louver 8 adjacent to the wiper unit 21, a front end part of an energy absorbing plate 42 is fixed at the front wall 9 of the cowl panel 7, and the rear end part is fixed at the upper wall 12. An external force F is applied to the louver 8, the louver 8 is received by the energy absorbing plate 42 when it deforms, and the external force is dispersed to efficiently absorb the energy. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ほぼ車体の幅方向に延びるカウルパネルと、該カウルパネルの上側に配置されたルーバと、前記カウルパネルに支持されたワイパユニットとを有する自動車の車体構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
カウルパネルを有する車体構造は従来より周知であり、図５は従来の車体構造の一例を示す垂直断面図である。ここに示したカウルパネル７Ａは、前壁９Ａと、この前壁９Ａよりも後方に位置する後壁１０Ａと、これらの前壁９Ａ及び後壁１０Ａの下部に一体に形成された底壁１１Ａと、後壁１０Ａの上部に一体に形成された上壁１２Ａと、この上壁１２Ａの前端部１３Ａに一体に形成された中間壁１４Ａとを有し、この中間壁１４Ａの下部は底壁１１Ａに固着されている。上壁１２Ａと前壁９Ａの上部との間は開放されて上部開口４１Ａが区画されている。また上壁１２Ａの上部にウインドシールド３Ａの下部が接着剤１８Ａにより固定されている。さらに、上部開口４１Ａを覆うようにルーバ８Ａが配置され、該ルーバ８Ａの前端部はクリップ１９Ａによってカウルパネル７Ａの前壁上部に固定されている。またルーバ８Ａの後端部は、その二叉状の係合部２０Ａがウインドシールド３Ａの下部に係止されている。ルーバ８Ａには、図示していない多数の孔が形成され、この孔を通してカウルパネル７Ａの内部に外気が取り入れられ、その外気が車室内に導入される。５Ａはエンジンルームの上部を覆うフードである。
【０００３】
カウルパネル７Ａの中間壁１４Ａには、突部３７Ａが形成され、この突部３７Ａの上面にワイパユニット２１Ａの基部ケース２２Ａがボルト３２Ａにより固定されている。基部ケース２２Ａにはピボット２３Ａが回転自在に支持され、該ピボット２３Ａにはワイパアーム６Ａが固定され、該ワイパアーム６Ａにはワイパブレード３８Ａが取り付けられている。ピボット２３Ａが一方向と他方向に交互に回転することにより、ワイパアーム６Ａとワイパブレード３８Ａが揺動し、該ブレード３８Ａがウインドシールド３Ａの表面に付着した雨滴や雪などを払拭する。カウルパネル７Ａは、底壁１１Ａ、後壁１０Ａ、上壁１２Ａ及び中間壁１４Ａによって閉断面が構成されているので、その剛性が高められ、かかるカウルパネル７Ａに固定されたワイパユニット２１Ａの基部ケース２２Ａを安定した状態で強固に支持することができる。
【０００４】
ところで、自動車の衝突時に、ルーバ８Ａの上部から図５に矢印Ｆで示した如く大きな外力が加えられたとき、そのルーバ８Ａが、カウルパネル７Ａの上部開口４１Ａから該カウルパネル７Ａの内部に入り込むように大きく変形すれば、衝突エネルギーを効率よく吸収することができる。
【０００５】
その際、ワイパユニット２１Ａから大きく離れたカウルパネル部分の上側に位置するルーバ８Ａは、これが外力Ｆを受けたとき、当該ルーバ８Ａの変形を邪魔する部材がないため、ルーバ８Ａは大きく永久変形してカウルパネル７Ａの内部に入り込み、衝突エネルギーを効果的に吸収することができる。
【０００６】
ところが、ワイパユニット２１Ａがカウルパネル７Ａに支持された部分の近傍のルーバ部分に外力Ｆが加えられたとき、このルーバ部分が変形しても、その変形した部分がワイパユニット２１Ａの基部ケース２２Ａに当たってしまうため、当該ルーバ８Ａがカウルパネル７Ａの内部に大きく入り込むように変形することができず、衝突エネルギーを効率よく吸収することが困難となる。特に、図５に示した従来例においては、ワイパユニット２１Ａが剛性の高いカウルパネル７Ａに強固に固定支持されているので、ルーバ８Ａの変形が、そのワイパユニット２１Ａの基部ケース２２Ａやこれを支持するカウルパネル７Ａの突部３７Ａによって邪魔され、ルーバ８Ａが大きく変形することができなかった。
【０００７】
そこで従来は、カウルパネル７Ａを介して車体全体に伝えられた衝撃により当該車体が変形することを阻止すべく、車体を構成する骨格部材の強度を高めるなどの対策を講じていたが、これにより車体のコストが上昇する欠点を免れなかった。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ルーバに大きな外力が作用したときのエネルギーの吸収効率を高めることのできる自動車の車体構造を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、ほぼ車体の幅方向に延びるカウルパネルと、該カウルパネルの上側に配置されたルーバと、前記カウルパネルに支持されたワイパユニットとを具備し、前記カウルパネルは、前壁と、該前壁よりも後方に位置する後壁と、該後壁と前壁の下部に一体に形成された底壁と、前記後壁の上部に一体に形成された上壁とを有し、該上壁と前記前壁の上部との間が開放されて上部開口が形成され、該上部開口を覆うように前記ルーバが配置されている自動車の車体構造において、前記ワイパユニットがカウルパネルに支持された部分の近傍にエネルギー吸収板が配置され、該エネルギー吸収板は、その前端部が前記カウルパネルの前壁に固定され、その後端部がカウルパネルの上壁と後壁のうちの少なくとも一方に固定されていて、該エネルギー吸収板は前記ルーバの下側に配置されていることを特徴とする自動車の車体構造を提案する（請求項１）。
【００１０】
また、上記請求項１に記載の自動車の車体構造において、前記カウルパネルの上壁の前端部はフリー状態となっていて、該前端部と前記前壁の上部との間が上部開口となっていると有利である（請求項２）。
【００１１】
さらに、上記請求項１又は２に記載の自動車の車体構造において、前記ワイパユニットは、ユニット支持台を介してカウルパネルに支持され、該ユニット支持台は、基端部がカウルパネルに固定された一対の脚壁と、これらの脚壁の上部に一体に形成されていて、前記ワイパユニットが支持されるユニット支持壁とを有していると有利である（請求項３）。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【００１３】
図１は、自動車の外観を示す斜視図であり、符号１は車体２の上部を構成するルーフパネル、３はウインドシールド、４，４はフロントピラー、５はエンジンルームの上部を覆うフードをそれぞれ示している。また、６，６はワイパユニットのワイパアームを示し、該ワイパアーム６，６は矢印方向に揺動して該ワイパアーム６，６に取り付けられたワイパブレード３８，３８がウインドシールド３の表面に摺擦し、該表面に付着した雨滴などを払拭する。また、図１における矢印Ｆｒは自動車の前進方向を示し、符号Ｗは車体２の幅方向を示している。本明細書において使用する「前」及び「後」なる文言は、車体２の前進方向Ｆｒを基準とした前後を意味し、その前後方向に直交する方向が車体２の幅方向Ｗである。
【００１４】
図２は図１のＩＩ−ＩＩ線拡大断面図であり、図３は図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線拡大断面図である。これらの図における符号７はカウルパネル、８はルーバをそれぞれ示しており、このルーバ８はカウルパネル７の上側に配置されている。図４は、フード５と、ルーバ８と、ウインドシールド３とを取り外した状態で、図３に示したカウルパネル７の部分を斜め上方から見たときの斜視図である。
【００１５】
図２乃至図４から判るように、カウルパネル７はほぼ車体２の幅方向Ｗに延び、その各端部が各フロントピラー４，４（図１）にそれぞれ固定されている。また、カウルパネル７は、前壁９と、該前壁９よりも後方に位置する後壁１０と、その後壁１０の下部と前壁９の下部に一体に形成され、該後壁１０と前壁９を一体に連結する底壁１１と、後壁１０の上部に一体に形成された上壁１２とを有している。上壁１２と前壁９の上部とが開放されて上部開口４１が形成され、この上部開口４１を覆うようにルーバ８が配置されている。また、本例のカウルパネル７は、その上壁１２の後端部が後壁１０の上端部に一体に接続されているが、該上壁１２の前端部１３はフリー状態となっていて、この前端部１３と前壁９の上部との間が上部開口４１となっている。図５に示した従来のカウルパネル７Ａにおける中間壁１４Ａが設けられていないのである。
【００１６】
図示した例では、フロントパネル１５と、インナパネル１６と、アッパパネル１７を溶接によって一体に固着することにより、前壁９、底壁１１、後壁１０及び上壁１２を有するカウルパネル７が構成されている。かかるカウルパネル７は、例えば鋼板などの高剛性材料により構成される。
【００１７】
一方、ウインドシールド３は、その下部が接着剤１８を介してカウルパネル７の上壁１２の上面に固定されている。また、ルーバ８は、その前部がクリップ１９によってカウルパネル７の前壁上部に固定され、該ルーバ８の後部はその二叉状の係合部２０がウインドシールド３の下部に係止されている。ルーバ８には、図示していない多数の孔が形成され、これらの孔を通して外気がカウルパネル７の内部に取り入れられ、その外気が車室内に導入される。かかるルーバ８は例えば樹脂により構成されている。これらの点は、従来の車体構造と変わりはない。
【００１８】
また、図３及び図４における符号２１は、前述のワイパユニットを示し、このワイパユニット２１は基部ケース２２と、この基部ケース２２に回転自在に支持されたピボット２３と、該ピボット２３に連結された前述のワイパアーム６と、該ワイパアーム６に取り付けられた前述のワイパブレード３８とを有し、図示していないモータによってピボット２３が一方向と他方向に交互に回転駆動されることにより、ワイパアーム６が図１に矢印で示したように揺動し、該ワイパアーム６に取り付けられたワイパブレード３８がウインドシールド３の表面に付着した雨滴などを払拭する。基部ケース２２は、ルーバ８に形成された孔２４を通して上方に突出している。図２ではワイパユニット２１と、後述するユニット支持台の図示を省略してある。
【００１９】
上述のワイパユニット２１はカウルパネル７に支持されている。その際、ワイパユニット２１を図５に示した従来例のようにカウルパネルに直に固定して支持することもできるが、本例の車体構造においては、図３及び図４に示すように、ワイパユニット２１がユニット支持台２５を介してカウルパネル７に支持されている。このユニット支持台２５は、基端部３９，４０がカウルパネル７に固定された一対の脚壁２６，２６と、これらの脚壁２６，２６の上部に一体に形成されたユニット支持壁２７とを有し、両ユニット支持壁２７によって、両脚壁２６，２６の上部が一体に連結されている。図示した例では、ユニット支持台２５が鋼板などの一体の板材によって構成され、各脚壁２６が２つずつの基端部３９，４０を有し、その一方の基端部３９がカウルパネル７の底壁１１に溶接され、他方の基端部４０がカウルパネル７の後壁１０に溶接されている。
【００２０】
上述したユニット支持台２５のユニット支持壁２７の上面に、ワイパユニット２１が固定支持されている。図示した例では、ワイパユニット２１の基部ケース２２が舌部３１を有し、この舌部３１が、ボルト３２とこれに螺着されたナット３３とによってユニット支持壁２７に固定されている。図４はワイパユニット２１がユニット支持台２５から外された状態を示している。
【００２１】
以上のように、本例の車体構造は、カウルパネル７と、ルーバ８と、ワイパユニット２１とを有しているが、そのほか、図３及び図４に示したエネルギー吸収板４２を有している。このエネルギー吸収板４２は、ワイパユニット２１がカウルパネル７に支持された部分の近傍に配置されている。図示した例では、ワイパユニット２１がユニット支持台２５を介してカウルパネル７に支持されているので、そのユニット支持台２５のユニット支持壁２７に固定された本体ケース２２の近傍にエネルギー吸収板４２が配置されている。
【００２２】
エネルギー吸収板４２は、例えば鋼板などの板材により構成され、その前端部が、ボルト４３とこれに螺着されたナット４４によって、カウルパネル７の前壁９の上部に固定され、該エネルギー吸収板４２の後端部は、ボルト４５とこれに螺着されたナット４６によって、カウルパネル７の上壁１２に固定されている。エネルギー吸収板４２の後端部を上壁１２に固定する代わりに、カウルパネル７の後壁１０、好ましくはその後壁１０の上部に固定してもよい。或いは、当該エネルギー吸収板４２の後端部を上壁１２と後壁１０の上部の両者が固定することもできる。このように、エネルギー吸収板４２は、その後端部がカウルパネル７の上壁１２と後壁１０のうちの少なくとも一方に固定され、カウルパネル７の前壁９の側と、後壁１０の側がエネルギー吸収板４２によって連結されている。エネルギー吸収板４２をカウルパネルに対して、溶接によって固定することもできる。かかるエネルギー吸収板４２は、ルーバ８の下側に配置され、通常の状態では、ルーバ８に接触していない。
【００２３】
自動車の衝突時に、図２及び図３に矢印Ｆで示すように、フード５を介してルーバ８に大きな外力が加えられたとき、図２に示すように、ワイパユニット２１から大きく離れたルーバ８の部分においては、ルーバ８の変形を邪魔するものがないため、該ルーバ８はカウルパネル７の内部に大きく入り込むように変形することができ、衝突エネルギーを効率よく吸収することができる。
【００２４】
これに対し、ワイパユニット２１の近傍のルーバ８の部分においては、ワイパユニット２１に邪魔されてルーバ８がカウルパネル７の内部に大きく入り込む状態に変形することができない。ところが、ワイパユニット２１の近傍のカウルパネル部分には、エネルギー吸収板４２が設けられているので、その近傍のルーバ８の部分が大きな外力Ｆを受けて、図３に仮想線で示すように永久変形したとき、そのルーバ８の部分は、エネルギー吸収板４２によって受け止められる。これにより、該エネルギー吸収板４２が図３に仮想線で示すように永久変形する。しかも、このエネルギー吸収板４２の前端部と後端部がカウルパネル７に固定連結されているので、外力Ｆがエネルギー吸収板４２を介してカウルパネル７に伝えられ、該カウルパネル７も図３に仮想線で示すように永久変形する。このように、ワイパユニット２１の近傍のルーバ８の部分に加えられた外力Ｆは、エネルギー吸収板４２及びカウルパネル７に分散され、該エネルギー吸収板４２とカウルパネル７が変形するので、衝突エネルギーが効率よく吸収され、衝撃が車体の全体に伝えられることを防止することができる。
【００２５】
またエネルギー吸収板４２は、変形したルーバ８を下から受け止めるので、ルーバ８の後端部の係止部２０が、該ルーバ８に加えられた外力によってウインドシールド３の下部から外れることを防止することができ、これによってルーバ８の変形量を大きくすることができ、エネルギー吸収効率を高めることができる。さらに、ルーバ８の係止部２０がウインドシールド３から外れたとしても、該ルーバ８はエネルギー吸収板４２に受け止められて、そのエネルギー吸収板４２とカウルパネル７を変形させるので、エネルギーの吸収効率が大きく低下するようなことはない。
【００２６】
上述のように、ルーバ８に大きな外力Ｆが加えられたとき、エネルギー吸収板４２が大きく変形したほうが、エネルギーの分散効果とその吸収効果が高められるので、エネルギー吸収板４２にビードを設けず、また設けたとしても最小限にし、該エネルギー吸収板４２を極力フラットな形態にして変形しやすくすることが好ましい。
【００２７】
上述したエネルギー吸収板４２を設ける構成は、図５に示した従来のカウルパネルを有する車体構造にも採用でき、これによっても上述した効果を奏することができるが、図１乃至図４に示した車体構造においては、そのカウルパネル７における上壁１２の前端部１３がフリー状態となっていて、従来のカウルパネル７Ａの中間壁１４Ａ（図５）を有していないので、該カウルパネル７にその上部からルーバ８を介して大きな外力Ｆが加えられたとき、カウルパネル７が潰れた状態に永久変形することができる。特に、ワイパユニット２１から大きく離れたカウルパネル７の部分では、その変形を邪魔するものがないので、そのカウルパネル部分に大きな外力Ｆが加えられたとき、当該カウルパネル部分は、ルーバ８と共に大きく永久変形することができ、エネルギーを効果的に吸収することができる。また、ワイパユニット２１の近傍のカウルパネル７の部分も、これに加えられた外力が大きい場合には、そのカウルパネル部分が大きく潰れ変形する。その際、カウルパネル７の前壁９の側と後壁１０の側がエネルギー吸収板４２によって連結されているので、カウルパネル７に外力Ｆが加えられたとき、前壁９と後壁１０が互いに離間する方向に開いた状態に変形することを防止できる。これにより、前壁９と後壁１０が潰れた状態に変形することができ、これによりエネルギーの吸収効率を一層高めることができる。
【００２８】
また、本例のワイパユニット２１はユニット支持台２５を介してカウルパネル７に支持されているが、このユニット支持台２５はその一対の脚壁２６，２６がカウルパネル７の内部で立ち上がった状態で位置しているので、このユニット支持台２５のユニット支持壁２７にその上部から大きな外力Ｆが加えられると、両脚壁２６，２６も容易に潰れた状態に永久変形することができ、これにより衝突エネルギーを一層効果的に吸収することができる。
【００２９】
本発明は、図１に示した形式以外の各種形式の自動車の車体構造にも適用できるものである。
【００３０】
【発明の効果】
本発明によれば、エネルギー吸収効率を高めることのできる自動車の車体構造を供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】自動車の外観斜視図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う拡大垂直断面図である。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿う拡大垂直断面図である。
【図４】カウルパネルとユニット支持台とエネルギー吸収板との相対位置関係を示す斜視図である。
【図５】従来の車体構造の一例を示す垂直断面図である。
【符号の説明】
２　車体
７　カウルパネル
８　ルーバ
９　前壁
１０　後壁
１１　底壁
１２　上壁
１３　前端部
２１　ワイパユニット
２５　ユニット支持台
２６　脚壁
２７　ユニット支持壁
３９　基端部
４０　基端部
４１　上部開口
４２　エネルギー吸収板
Ｗ　幅方向[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle body structure having a cowl panel extending substantially in the width direction of a vehicle body, a louver disposed above the cowl panel, and a wiper unit supported by the cowl panel.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A vehicle body structure having a cowl panel is conventionally known, and FIG. 5 is a vertical sectional view showing an example of a conventional vehicle body structure. The cowl panel 7A shown here includes a front wall 9A, a rear wall 10A located behind the front wall 9A, and a bottom wall 11A integrally formed below the front wall 9A and the rear wall 10A. An upper wall 12A integrally formed on an upper portion of the rear wall 10A, and an intermediate wall 14A integrally formed on a front end 13A of the upper wall 12A, and a lower portion of the intermediate wall 14A is formed on a bottom wall 11A. It is fixed. An opening is defined between the upper wall 12A and the upper portion of the front wall 9A to define an upper opening 41A. A lower portion of the windshield 3A is fixed to an upper portion of the upper wall 12A by an adhesive 18A. Further, a louver 8A is arranged so as to cover the upper opening 41A, and a front end of the louver 8A is fixed to an upper portion of a front wall of the cowl panel 7A by a clip 19A. Further, the rear end of the louver 8A has a bifurcated engagement portion 20A locked to the lower portion of the windshield 3A. The louver 8A has a number of holes (not shown) formed therein, through which air is introduced into the inside of the cowl panel 7A, and the air is introduced into the vehicle interior. 5A is a hood that covers the upper part of the engine room.
[0003]
A protrusion 37A is formed on the intermediate wall 14A of the cowl panel 7A, and a base case 22A of the wiper unit 21A is fixed to an upper surface of the protrusion 37A by a bolt 32A. A pivot 23A is rotatably supported on the base case 22A, and a wiper arm 6A is fixed to the pivot 23A, and a wiper blade 38A is attached to the wiper arm 6A. As the pivot 23A alternately rotates in one direction and the other direction, the wiper arm 6A and the wiper blade 38A swing, and the blade 38A wipes raindrops, snow, and the like attached to the surface of the windshield 3A. Since the cowl panel 7A has a closed section formed by the bottom wall 11A, the rear wall 10A, the upper wall 12A, and the intermediate wall 14A, its rigidity is enhanced, and the base case of the wiper unit 21A fixed to the cowl panel 7A. 22A can be firmly supported in a stable state.
[0004]
By the way, when a large external force is applied from the upper part of the louver 8A as shown by the arrow F in FIG. 5 during the collision of the car, the louver 8A enters the inside of the cowl panel 7A from the upper opening 41A of the cowl panel 7A. Such large deformation allows the collision energy to be efficiently absorbed.
[0005]
At this time, when the louver 8A located above the cowl panel portion which is far away from the wiper unit 21A receives an external force F, there is no member obstructing the deformation of the louver 8A. To enter the inside of the cowl panel 7A to effectively absorb the collision energy.
[0006]
However, when an external force F is applied to the louver portion near the portion where the wiper unit 21A is supported by the cowl panel 7A, even if the louver portion is deformed, the deformed portion hits the base case 22A of the wiper unit 21A. Therefore, the louver 8A cannot be deformed so as to greatly enter the inside of the cowl panel 7A, and it becomes difficult to efficiently absorb the collision energy. Particularly, in the conventional example shown in FIG. 5, since the wiper unit 21A is firmly fixed and supported by the cowl panel 7A having high rigidity, the deformation of the louver 8A causes the base case 22A of the wiper unit 21A and the base case 22A to support the same. The louver 8A could not be significantly deformed by the projection 37A of the cowl panel 7A.
[0007]
Therefore, conventionally, measures were taken to prevent the body from being deformed by the impact transmitted to the entire body via the cowl panel 7A, such as increasing the strength of a skeletal member constituting the body. The disadvantage of increased body costs was inevitable.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
SUMMARY OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a vehicle body structure of an automobile that can enhance energy absorption efficiency when a large external force acts on a louver.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention includes a cowl panel extending substantially in the width direction of a vehicle body, a louver disposed above the cowl panel, and a wiper unit supported by the cowl panel, The panel includes a front wall, a rear wall located behind the front wall, a bottom wall integrally formed at a lower portion of the rear wall and the front wall, and an upper portion integrally formed at an upper portion of the rear wall. A vehicle body structure having a wall, wherein an upper opening is formed by opening between the upper wall and an upper portion of the front wall, and the louver is disposed so as to cover the upper opening. An energy absorbing plate is disposed near a portion where the unit is supported by the cowl panel, and the energy absorbing plate has a front end fixed to the front wall of the cowl panel, and a rear end connected to the upper wall of the cowl panel and the rear end thereof. At least one of the walls Be fixed, the energy absorbing plate proposes body structure of a motor vehicle, characterized in that arranged on the lower side of the louver (claim 1).
[0010]
In the vehicle body structure according to claim 1, the front end of the upper wall of the cowl panel is in a free state, and an upper opening is formed between the front end and an upper portion of the front wall. Is advantageous (claim 2).
[0011]
Further, in the vehicle body structure according to claim 1 or 2, the wiper unit is supported by a cowl panel via a unit support, and the base of the unit support is fixed to the cowl panel. It is advantageous to have a pair of leg walls and a unit support wall integrally formed on the upper portions of the leg walls and supporting the wiper unit (claim 3).
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0013]
FIG. 1 is a perspective view showing the appearance of an automobile. Reference numeral 1 denotes a roof panel constituting an upper portion of a vehicle body 2, 3 denotes a windshield, 4, 4 denotes a front pillar, and 5 denotes a hood that covers an upper portion of an engine room. Is shown. Reference numeral 6, 6 denotes a wiper arm of the wiper unit. The wiper arm 6, 6 swings in the direction of the arrow so that the wiper blades 38, 38 attached to the wiper arms 6, 6 rub against the surface of the windshield 3. Then, raindrops and the like attached to the surface are wiped off. Further, an arrow Fr in FIG. 1 indicates a forward direction of the vehicle, and a symbol W indicates a width direction of the vehicle body 2. The terms “front” and “rear” used herein mean front and rear with respect to the forward direction Fr of the vehicle body 2, and a direction orthogonal to the front and rear direction is the width direction W of the vehicle body 2.
[0014]
FIG. 2 is an enlarged sectional view taken along line II-II of FIG. 1, and FIG. 3 is an enlarged sectional view taken along line III-III of FIG. In these figures, reference numeral 7 denotes a cowl panel, and 8 denotes a louver. The louver 8 is arranged above the cowl panel 7. FIG. 4 is a perspective view of the cowl panel 7 shown in FIG. 3 as viewed obliquely from above with the hood 5, the louver 8, and the windshield 3 removed.
[0015]
2 to 4, the cowl panel 7 extends substantially in the width direction W of the vehicle body 2, and each end thereof is fixed to each of the front pillars 4, 4 (FIG. 1). The cowl panel 7 is formed integrally with the front wall 9, a rear wall 10 located behind the front wall 9, and a lower portion of the rear wall 10 and a lower portion of the front wall 9. It has a bottom wall 11 that integrally connects the walls 9 and an upper wall 12 that is integrally formed on the upper part of the rear wall 10. The upper opening 12 is formed by opening the upper wall 12 and the upper part of the front wall 9, and the louver 8 is arranged so as to cover the upper opening 41. Further, the cowl panel 7 of the present example has the rear end of the upper wall 12 integrally connected to the upper end of the rear wall 10, but the front end 13 of the upper wall 12 is in a free state, An upper opening 41 is formed between the front end 13 and the upper part of the front wall 9. This is because the intermediate wall 14A of the conventional cowl panel 7A shown in FIG. 5 is not provided.
[0016]
In the illustrated example, the cowl panel 7 having the front wall 9, the bottom wall 11, the rear wall 10, and the upper wall 12 is configured by integrally fixing the front panel 15, the inner panel 16, and the upper panel 17 by welding. ing. The cowl panel 7 is made of, for example, a highly rigid material such as a steel plate.
[0017]
On the other hand, the lower part of the windshield 3 is fixed to the upper surface of the upper wall 12 of the cowl panel 7 via an adhesive 18. The louver 8 has a front portion fixed to an upper portion of a front wall of the cowl panel 7 by a clip 19, and a rear portion of the louver 8 has a bifurcated engagement portion 20 locked to a lower portion of the windshield 3. I have. The louver 8 is formed with a large number of holes (not shown), and outside air is taken into the inside of the cowl panel 7 through these holes, and the outside air is introduced into the vehicle interior. The louver 8 is made of, for example, a resin. These points are not different from the conventional body structure.
[0018]
Reference numeral 21 in FIGS. 3 and 4 indicates the above-described wiper unit. The wiper unit 21 is connected to the base case 22, a pivot 23 rotatably supported by the base case 22, and the pivot 23. The above-mentioned wiper arm 6 and the above-mentioned wiper blade 38 attached to the wiper arm 6, and the pivot 23 is alternately rotated in one direction and the other direction by a motor (not shown), so that the wiper arm 6 Swings as indicated by the arrow in FIG. 1, and the wiper blade 38 attached to the wiper arm 6 wipes raindrops and the like attached to the surface of the windshield 3. The base case 22 protrudes upward through a hole 24 formed in the louver 8. In FIG. 2, the illustration of the wiper unit 21 and a unit support table to be described later is omitted.
[0019]
The above-mentioned wiper unit 21 is supported by the cowl panel 7. At that time, the wiper unit 21 can be fixed and supported directly on the cowl panel as in the conventional example shown in FIG. 5, but in the vehicle body structure of this example, as shown in FIGS. The wiper unit 21 is supported by the cowl panel 7 via a unit support 25. The unit support base 25 includes a pair of leg walls 26, 26 whose base ends 39, 40 are fixed to the cowl panel 7, and a unit support wall 27 integrally formed on the upper portions of the leg walls 26, 26. The upper portions of the two leg walls 26 are integrally connected by the two unit support walls 27. In the illustrated example, the unit support 25 is formed of an integral plate material such as a steel plate, and each leg wall 26 has two base ends 39 and 40, one of which is the cowl panel 7. And the other base end 40 is welded to the rear wall 10 of the cowl panel 7.
[0020]
The wiper unit 21 is fixedly supported on the upper surface of the unit support wall 27 of the unit support 25 described above. In the illustrated example, the base case 22 of the wiper unit 21 has a tongue portion 31, and the tongue portion 31 is fixed to the unit support wall 27 by a bolt 32 and a nut 33 screwed thereto. FIG. 4 shows a state where the wiper unit 21 is detached from the unit support 25.
[0021]
As described above, the vehicle body structure of the present embodiment has the cowl panel 7, the louver 8, and the wiper unit 21, but also has the energy absorbing plate 42 shown in FIGS. 3 and 4. I have. The energy absorbing plate 42 is disposed near a portion where the wiper unit 21 is supported by the cowl panel 7. In the illustrated example, since the wiper unit 21 is supported by the cowl panel 7 via the unit support 25, the energy absorbing plate 42 is provided near the main body case 22 fixed to the unit support wall 27 of the unit support 25. Is arranged.
[0022]
The energy absorbing plate 42 is made of a plate material such as a steel plate, and its front end is fixed to an upper portion of the front wall 9 of the cowl panel 7 by a bolt 43 and a nut 44 screwed to the bolt 43. A rear end portion of the cowl panel 7 is fixed to the upper wall 12 of the cowl panel 7 by a bolt 45 and a nut 46 screwed to the bolt 45. Instead of fixing the rear end of the energy absorbing plate 42 to the upper wall 12, the cowl panel 7 may be fixed to the rear wall 10, preferably to the upper part of the rear wall 10. Alternatively, the rear end of the energy absorbing plate 42 may be fixed to both the upper wall 12 and the upper part of the rear wall 10. Thus, the energy absorbing plate 42 has its rear end fixed to at least one of the upper wall 12 and the rear wall 10 of the cowl panel 7, and the front wall 9 side and the rear wall 10 side of the cowl panel 7 They are connected by an energy absorbing plate 42. The energy absorbing plate 42 can be fixed to the cowl panel by welding. The energy absorbing plate 42 is disposed below the louver 8 and does not contact the louver 8 in a normal state.
[0023]
When a large external force is applied to the louver 8 via the hood 5 as shown by an arrow F in FIGS. 2 and 3 at the time of a collision of the automobile, the louver 8 far away from the wiper unit 21 as shown in FIG. Since there is nothing obstructing the deformation of the louver 8, the louver 8 can be deformed so as to greatly enter the inside of the cowl panel 7, and the collision energy can be efficiently absorbed.
[0024]
On the other hand, in the portion of the louver 8 near the wiper unit 21, the louver 8 cannot be deformed into a state in which the louver 8 largely enters the inside of the cowl panel 7 because of the obstruction of the wiper unit 21. However, since the energy absorbing plate 42 is provided in the cowl panel portion near the wiper unit 21, the louver 8 in the vicinity thereof receives a large external force F and becomes permanent as shown by a virtual line in FIG. When deformed, the louver 8 is received by the energy absorbing plate 42. Thereby, the energy absorbing plate 42 is permanently deformed as shown by a virtual line in FIG. Moreover, since the front end and the rear end of the energy absorbing plate 42 are fixedly connected to the cowl panel 7, the external force F is transmitted to the cowl panel 7 via the energy absorbing plate 42, and the cowl panel 7 is also connected to the cowl panel 7 in FIG. Is permanently deformed as shown by a virtual line. As described above, the external force F applied to the portion of the louver 8 near the wiper unit 21 is dispersed to the energy absorbing plate 42 and the cowl panel 7, and the energy absorbing plate 42 and the cowl panel 7 are deformed. Can be efficiently absorbed, and the impact can be prevented from being transmitted to the entire vehicle body.
[0025]
In addition, since the energy absorbing plate 42 receives the deformed louver 8 from below, the locking portion 20 at the rear end of the louver 8 is prevented from coming off from the lower portion of the windshield 3 due to an external force applied to the louver 8. As a result, the amount of deformation of the louver 8 can be increased, and the energy absorption efficiency can be increased. Further, even if the locking portion 20 of the louver 8 comes off the windshield 3, the louver 8 is received by the energy absorbing plate 42 and deforms the energy absorbing plate 42 and the cowl panel 7, so that the energy absorption efficiency is improved. Does not significantly decrease.
[0026]
As described above, when a large external force F is applied to the louver 8, the energy absorbing plate 42 is greatly deformed, so that the energy dispersing effect and the energy absorbing effect are enhanced. Therefore, no bead is provided on the energy absorbing plate 42. Even if it is provided, it is preferable to minimize the energy absorbing plate 42 and make the energy absorbing plate 42 as flat as possible to facilitate deformation.
[0027]
The above-described configuration in which the energy absorbing plate 42 is provided can be adopted also in the vehicle body structure having the conventional cowl panel shown in FIG. 5, and the above-described effect can be obtained. In the vehicle body structure, the front end 13 of the upper wall 12 of the cowl panel 7 is in a free state and does not have the intermediate wall 14A (FIG. 5) of the conventional cowl panel 7A. When a large external force F is applied from above through the louver 8, the cowl panel 7 can be permanently deformed into a crushed state. In particular, the cowl panel 7 that is far away from the wiper unit 21 does not obstruct the deformation, so that when a large external force F is applied to the cowl panel, the cowl panel becomes large together with the louver 8. It can be permanently deformed and can effectively absorb energy. When the external force applied to the cowl panel 7 in the vicinity of the wiper unit 21 is large, the cowl panel is greatly crushed and deformed. At that time, since the front wall 9 side and the rear wall 10 side of the cowl panel 7 are connected by the energy absorbing plate 42, when an external force F is applied to the cowl panel 7, the front wall 9 and the rear wall 10 are separated from each other. It can be prevented from being deformed to an open state in the separating direction. As a result, the front wall 9 and the rear wall 10 can be deformed into a crushed state, whereby the energy absorption efficiency can be further increased.
[0028]
In addition, the wiper unit 21 of this example is supported by the cowl panel 7 via the unit support 25, and the unit support 25 has a pair of leg walls 26, 26 standing inside the cowl panel 7. When a large external force F is applied to the unit support wall 27 of the unit support base 25 from above, the two leg walls 26 can easily be permanently deformed into a crushed state. The collision energy can be more effectively absorbed.
[0029]
The present invention is also applicable to various types of vehicle body structures other than the type shown in FIG.
[0030]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the vehicle body structure of an automobile which can raise energy absorption efficiency can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external perspective view of an automobile.
FIG. 2 is an enlarged vertical sectional view taken along line II-II of FIG.
FIG. 3 is an enlarged vertical sectional view taken along the line III-III of FIG. 1;
FIG. 4 is a perspective view showing a relative positional relationship between a cowl panel, a unit support, and an energy absorbing plate.
FIG. 5 is a vertical sectional view showing an example of a conventional vehicle body structure.
[Explanation of symbols]
2 body 7 cowl panel 8 louver 9 front wall 10 rear wall 11 bottom wall 12 upper wall 13 front end 21 wiper unit 25 unit support base 26 leg wall 27 unit support wall 39 base end 40 base end 41 upper opening 42 energy absorption Plate W width direction

Claims

A cowl panel extending substantially in the width direction of the vehicle body, a louver disposed above the cowl panel, and a wiper unit supported by the cowl panel, wherein the cowl panel is a front wall, and A rear wall, a bottom wall integrally formed at a lower portion of the rear wall and the front wall, and a top wall integrally formed at an upper portion of the rear wall. In an automobile body structure in which an upper opening is formed by being opened between an upper portion of a front wall and the louver is arranged to cover the upper opening,
An energy absorbing plate is disposed near a portion where the wiper unit is supported by the cowl panel. The energy absorbing plate has a front end fixed to a front wall of the cowl panel, and a rear end connected to an upper wall of the cowl panel. And a rear wall, wherein the energy absorbing plate is disposed below the louver.

The vehicle body structure according to claim 1, wherein a front end of an upper wall of the cowl panel is in a free state, and an upper opening is formed between the front end and an upper portion of the front wall.

The wiper unit is supported by a cowl panel via a unit support, and the unit support is formed integrally with a pair of leg walls whose base ends are fixed to the cowl panel, and on top of these leg walls. The vehicle body structure according to claim 1, further comprising a unit support wall on which the wiper unit is supported.