JP2004142598A - Slide rail structure for vehicle seat - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、車両用シートのスライドレール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両用シートのスライドレール構造は、特許文献1にも示されるように、車体側に固定配置されるロアレールと該ロアレールに相対移動自在に嵌合され且つその上面にシートが取り付けられたアッパーレールとで構成されており、これら一対のレールの相対移動によって上記シートの前後移動が実現されるものである。
【0003】
ところで、このようなスライドレール構造においては、安定感、信頼感のあるスムーズなスライドを実現する上においては、上記各レール間における上下方向及びレール幅方向でのガタツキをいかに抑えるかということが重要である。
【0004】
このような要求に応える技術として、種種の提案がなされている。
先ず、上記各レール間における上下方向のガタ防止技術としては、特許文献1に示されるように、ロアレールの底壁に当接する前後一対の主ローラ間に、これら各ローラとロアレールの上壁に弾発的に接する弾性ローラを設けたものが知られている。
【0005】
一方、上記各レール間における幅方向のガタ防止技術としては、特許文献2に示されるように、アッパーレールに、上記ロアレールの縦壁に略垂直に延びるとともに該縦壁に略平行な方向に回転軸をもつローラ取付部材を複数設け、且つ該各回転軸のそれぞれに取り付けたガタ防止用のローラを上記ロアレールの縦壁に当接させることで該ロアレールとアッパーレールとの間の幅方向における相対移動を規制するようにしたものが知られている。
【0006】
【特許文献1】。
【0007】
実開平3−88845号公報。
【0008】
【特許文献2】。
【0009】
特開平9−188071号公報。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これら何れのスライドレール構造においても、ガタ取り専用のローラを備えるものであることから、該ローラの付設によって部品点数が増加し、且つその組付けに多大の作業工数を必要とすることから、コストアップを招来するとともに重量増加を招くという問題があった。
【0011】
そこで本願発明では、スライドレール構造において、ロアレールとアッパーレールとの間のガタツキを、部品点数の増加とか組付業工数の増加を招来することなく、より低コストで実現することを目的としてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願発明ではかかる課題を解決する手段として次のような構成を採用している。
【0013】
本願の第1の発明では、車体側に固定配置されるロアレール5とシート1が取り付けられるアッパーレール6とで構成され該シート1をスライド自在に支持する車両用シートのスライドレールにおいて、上記アッパーレール6に、少なくとも三個のローラ11,12が該アッパーレール6の前後方向に所定間隔をもって取り付けられるとともに、該各ローラ11,12のうち、第1ローラ11はこれを上記ロアレール5の底壁5aの内面に、第2ローラ12はこれを上記ロアレール5の上壁5cの内面に、それぞれ圧接するように上記アッパーレール6の高さ方向に偏位させて配置したことを特徴としている。
【0014】
本願の第2の発明では、上記第1の発明に係る車両用シートのスライドレール構造において、上記第1ローラ11を単一のローラ軸13に左右一対設ける一方、上記ロアレール5の底壁5aには上方に突出し且つ該ロアレール5の長さ方向に延出するビード5eを設け、該ビード5eの左右両側の傾斜部5f、5fに上記各第1ローラ11、11の側隅部をそれぞれ当接させるように構成したことを特徴としている。
【0015】
本願の第3の発明では、上記第1の発明に係る車両用シートのスライドレール構造において、上記第1ローラ11を単一のローラ軸13に左右一対設ける一方、上記ロアレール5の底壁5aには上方に突出し且つ該ロアレール5の長さ方向に延出するビード5eをその幅方向に二列に設け、該各ビード5eの傾斜部5f、5fに上記各第1ローラ11、11の側隅部をそれぞれ当接させるように構成したことを特徴としている。
【0016】
本願の第4の発明では、上記第1の発明に係る車両用シートのスライドレール構造において、上記第1ローラ11を単一のローラ軸13に左右一対設ける一方、上記ロアレール5の底壁5aには下方に突出し且つ該ロアレール5の長さ方向に延出するビード5eを二列に設け、上記各第1ローラ11、11が上記各ビード5e、5e内にそれぞれ嵌合し該ビード5eを軌道として走行するように構成したことを特徴としている。
【0017】
本願の第5の発明では、上記第1の発明に係る車両用シートのスライドレール構造において、上記第1ローラ11を単一のローラ軸13に左右一対設けるとともに、上記各第1ローラ11、11の間には第3ローラ15を設け、該第3ローラ15が上記ロアレール5の底壁5aに下方に突出し且つ該ロアレール5の長さ方向に延出するように設けられたビード5e内に嵌合し該ビード5eを軌道として走行するように構成したことを特徴としている。
【0018】
【発明の効果】
本願の第1の発明に係る車両用シートのスライドレール構造によれば次のような効果が得られる。
【0019】
(ア)本願の第1の発明に係る車両用シートのスライドレール構造によれば、車体側に固定配置されるロアレール5とシート1が取り付けられるアッパーレール6とで構成され該シート1をスライド自在に支持する車両用シートのスライドレールにおいて、上記アッパーレール6に、少なくとも三個のローラ11,12を該アッパーレール6の前後方向に所定間隔をもって取り付けるとともに、該各ローラ11,12のうち、第1ローラ11はこれを上記ロアレール5の底壁5aの内面に、第2ローラ12はこれを上記ロアレール5の上壁5cの内面に、それぞれ圧接するように上記アッパーレール6の高さ方向に偏位させて配置しているので、何らガタ取り専用のローラを設けずとも、上記ロアレール5とアッパーレール6との間の上下方向のガタツキを未然に且つ確実に防止することができ、この結果、上下方向のガタツキが極めて少なくスムーズに動作するスライドレール構造をより安価に提供できることになる。
【0020】
(イ) 本願の第2の発明に係る車両用シートのスライドレール構造によれば、上記(ア)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られるものである。即ち、この発明では、上記第1ローラ11を単一のローラ軸13に左右一対設ける一方、上記ロアレール5の底壁5aには上方に突出し且つ該ロアレール5の長さ方向に延出するビード5eを設け、該ビード5eの左右両側の傾斜部5f、5fに上記各第1ローラ11、11の側隅部をそれぞれ当接させるように構成しているので、幅方向の移動規制を行う専用のローラを設けずとも、上記第1ローラ11と上記ロアレール5の底壁5aに上方へ突出させて設けた上記ビード5eとの共働によって幅方向移動規制が行われる、換言すれば、部品点数の増加とか組み付け作業工数の増加を招来することなく上下方向と同時に幅方向のガタツキを可及的に抑制することができ、その結果、安定性及び信頼性が高いスライドレール構造を安価に提供できるものである。
【0021】
また、上記ロアレール5に上記ビード5eが設けられていることで、該ビード5eによって上記ロアレール5の剛性向上が図られ、延いてはスライドレール4の強度性能の向上によってスライドレール構造全体の信頼性が高められることになる。
【0022】
(ウ) 本願の第3の発明に係る車両用シートのスライドレール構造によれば、上記第1の発明に係る車両用シートのスライドレール構造において、上記第1ローラ11を単一のローラ軸13に左右一対設ける一方、上記ロアレール5の底壁5aには上方に突出し且つ該ロアレール5の長さ方向に延出するビード5eをその幅方向に二列に設け、該各ビード5eの傾斜部5f、5fに上記各第1ローラ11、11の側隅部をそれぞれ当接させるように構成しているので、幅方向の移動規制を行う専用のローラを設けずとも、上記ロアレール5の底壁5a側に設けられた幅方向に二列の上記ビード5eとこれら二列のビード5eにそれぞれその側隅部が当接する上記各第1ローラ11との共働によって幅方向の二方向における移動規制が同時に行われる、換言すれば、部品点数の増加とか組み付け作業工数の増加を招来することなく、上下方向と同時に幅方向の二方向におけるガタツキを可及的に抑制することができ、その結果、より一層高い定性及び信頼性を備えたスライドレール構造を安価に提供できるものである。
【0023】
また、上記ロアレール5に上記ビード5eが二列に設けられていることで、該各ビード5e,5eによって上記ロアレール5の剛性向上が図られ、延いてはスライドレール4の強度性能の向上によってスライドレール構造全体の信頼性が高められることになる。
【0024】
(エ) 本願の第4の発明に係る車両用シートのスライドレール構造によれば、上記第1の発明に係る車両用シートのスライドレール構造において、上記第1ローラ11を単一のローラ軸13に左右一対設ける一方、上記ロアレール5の底壁5aには下方に突出し且つ該ロアレール5の長さ方向に延出するビード5eを二列に設け、上記各第1ローラ11、11が上記各ビード5e、5e内にそれぞれ嵌合し該各ビード5e、5aを軌道として走行するように構成しているので、幅方向の移動規制を行う専用のローラを設けずとも、上記ロアレール5の底壁5a側に設けられた上記ビード5eと該ビード5eを軌道として走行する上記各第1ローラ11、11との共働によって幅方向の二方向における移動規制が同時に行われる、換言すれば、部品点数の増加とか組み付け作業工数の増加を招来することなく、上下方向と同時に幅方向の二方向におけるガタツキを可及的に抑制することができ、その結果、より一層高い定性及び信頼性を備えたスライドレール構造を安価に提供できるものである。
【0025】
また、上記ロアレール5に上記ビード5eが二列に設けられていることで、該各ビード5e,5eによって上記ロアレール5の剛性向上が図られ、延いてはスライドレール4の強度性能の向上によってスライドレール構造全体の信頼性が高められることになる。
【0026】
(オ) 本願の第5の発明に係る車両用シートのスライドレール構造によれば、上記第1の発明に係る車両用シートのスライドレール構造において、上記第1ローラ11を単一のローラ軸13に左右一対設けるとともに、上記各第1ローラ11、11の間には第3ローラ15を設け、該第3ローラ15が上記ロアレール5の底壁5aに下方に突出し且つ該ロアレール5の長さ方向に延出するように設けられたビード5e内に嵌合し該ビード5eを軌道として走行するように構成しているので、上記ロアレール5の底壁5a側に設けられた上記ビード5eと該ビード5eを軌道として走行する上記第3ローラ15との共働によって幅方向の二方向における移動規制が同時に行われ、上下方向と同時に幅方向の二方向におけるガタツキが可及的に抑制されることで、安定性及び信頼性の高いスライドレール構造を安価に提供できることになる。
【0027】
また、上記ロアレール5に上記ビード5eが設けられていることで、該ビード5eによって上記ロアレール5の剛性向上が図られ、延いてはスライドレール4の強度性能の向上によってスライドレール構造全体の信頼性が高められることになる。
【0028】
【実施の形態】
以下、本願発明に係る車両用シートのスライドレール構造を添付図面を参照して具体的に説明する。
【0029】
(a)第1の実施形態
図1には、本願発明の第1の実施形態に係るスライドレール構造を示している。このスライドレール構造は、車体側に取付ブラッケト7を介して固定されるロアレール5と該ロアレール5に対してその軸方向(長手方向)に相対移動自在に組み付けられたアッパーレール6とを備えている。そして、上記アッパーレール6の上部には支持ブラケット8を介してシート1が固定されており、該シート1は上記ロアレール5に対して上記アッパーレール6が相対移動することで車体前後方向に移動される。
【0030】
上記ロアレール5は、図2及び図3に示すように、所定長さの型材で構成されるものであって、その断面形状は、所定幅をもつ底壁5aと、該底壁5aの左右両縁に連続してこれから上方へ立ちがる左右一対の側壁5b,5bと、該左右一対の側壁5b,5bの上端に連続してここからそれぞれレール幅方向内側に向けて水平に延出する左右一対の上壁5c,5cと、該各上壁5c,5cのレール幅方向内側縁に連続してこれから下方へ垂下する左右一対の垂下壁5d,5dとを備えた略C字型とされる。そして、上記左右一対の垂下壁5d,5dの対向方向内側には、所定幅でレール長手方向に延びる開溝14が形成されている。尚、この開溝14には、次述のアッパーレール6が挿通配置される。
【0031】
さらに、この実施形態のものにおいては、本発明を適用して、上記底壁5aの幅方向中央の所定範囲を上方(上壁5c側)へ隆起させてこれをビード5eとするとともに、該ビード5eの両縁部をそれぞれ傾斜部5f,5fとしている。
【0032】
上記アッパーレール6は、二枚の板材を衝合させてなる本体部6aと、該本体部6aの下端側において上記各板材をそれぞれ外側に向けて略U字状に折り返してなる左右一対の縦壁部6b,6bとを備えて構成され、該本体部6aと該各縦壁部6b,6bとで略錨形の断面形状を呈している。
【0033】
そして、上記アッパーレール6は、上記ロアレール5内に相対移動可能に嵌挿されることで該ロアレール5と共にスライドレール1を構成するが、その場合、該各レール5,6相互間における相対移動をスム−ズに行って安定性及び信頼性を担保すべく、上記アッパーレール5側には次述の第1ローラ11と第2ローラ12とを、少なくとも合計三個以上を、該アッパーレール6の長手方向に所定間隔で取り付けている。尚、上記第1ローラ11と第2ローラ12とは、同一の形状寸法をもつものであって、共に上記アッパーレール6の幅方向に軸線方向を設定したローラ軸13によって支承される。
【0034】
この場合、この実施形態においては、図1に示すように、上記第1ローラ11と第2ローラ12とを、該アッパーレール6の長手方向においてはこれら両者を交互に所定間隔で取り付ける一方、上下方向においては上記第1ローラ11が下位に、上記第2ローラ12が上位にそれぞれ位置するように上下方向に偏位させている。このような上記第1ローラ11と第2ローラ12との上下偏位配置によって、上記第1ローラ11は、図2に示すように、上記ロアレール5の底壁5aに当接し、上壁5cとは離間している。また、上記第2ローラ12は、図3に示すように、上記ロアレール5の上壁5cに当接し、底壁5aとは離間している。
【0035】
このように上記第1ローラ11が上記ロアレール5の底壁5aに当接し、上記第2ローラ12が上記ロアレール5の上壁5cに当接し、且つ、これら二種類のローラ5,6が上記アッパレール6の長手方向に適宜離間して合計三個以上備えられることで、該アッパレール6は上記ロアレール5に対して上下方向に結合されると共に、これら両者間における上下方向のガタツキが可及的に防止されることになる。
【0036】
一方、図2に示すように、上記ロアレール5の底壁5aに当接する左右一対の上記各第1ローラ11、11は、共にその内側の側隅部が上記ロアレール5の底壁5aに設けた上記ビード5eの左右両側の傾斜部5f、5fに対してレール幅方向の外側から係合するようにその間隔寸法が設定されている。従って、上記ロアレール5の底壁5aに設けられた上記ビード5eは、レール幅方向の両側から上記一対の第1ローラ11,11によって挟まれた状態となり、この結果、上記ロアレール5とアッパーレール6との間のレール幅方向のガタツキが可及的に防止されることになる。
【0037】
以上のように、この実施形態のスライドレール構造によれば、上記アッパーレール6に、少なくとも三個のローラ11,12を該アッパーレール6の前後方向に所定間隔をもって取り付けるとともに、該各ローラ11,12のうち、第1ローラ11はこれを上記ロアレール5の底壁5aの内面に、第2ローラ12はこれを上記ロアレール5の上壁5cの内面に、それぞれ圧接するように上記アッパーレール6の高さ方向に偏位させて配置したことで、上記ロアレール5とアッパーレール6との間の上下方向のガタツキを未然に且つ確実に防止することができると同時に、上記ロアレール5の底壁5aに上記ビード5eを設け該ビード5eの左右両側の傾斜部5f、5fに上記各第1ローラ11、11の側隅部をそれぞれ当接させることで上記ロアレール5とアッパーレール6との間のレール幅方向のガタツキを未然に且つ確実に防止でき、これらの相乗効果として、安定性及び信頼性の高いスライドレール構造を安価に提供できるものである。
【0038】
また、上記ロアレール5に上記ビード5eが設けられていることで、該ビード5eによって上記ロアレール5の剛性向上が図られ、延いてはスライドレール4の強度性能の向上によってスライドレール構造そのものの信頼性がさらに高められることにもなる。
【0039】
(b) 第2の実施形態
図4には、本願発明の第2の実施形態にかかるスライドレール構造の要部を示している。この実施形態のスライドレール構造は、上記第1の実施形態にかかるスライドレール構造と基本構造を同じにするものであって、これと異なる点は上記ロアレール5の底壁5aの構造である。
【0040】
即ち、この実施形態のものにおいては、上記ロアレール5の底壁5aにビード5eを設けるに際して、これをレール幅方向に所定間隔をもって二列に形成し、これら二つのビード5e,5eのレール幅方向外側の傾斜部5f,5fに対して上記左右一対の第1ローラ11,11の内側の側隅部をレール幅方向外側からそれぞれ係合させるようにし、これによって上記ロアレール5とアッパーレール6との間のレール幅方向におけるガタツキを可及的に抑制するようにしている。
【0041】
また、このように上記ビード5eを上記ロアレール5の底壁5aに二列に設けたことで、例えばこれを一列とした上記第1の実施形態の場合に比して、該ビード5eの形成による上記ロアレール5の剛性向上効果がさらに高められ、延いてはスライドレール構造の安定性及び信頼性の更なる向上が期待できる。
【0042】
尚、上記以外の部分の構造及びそれに基づく作用効果は全て上記第1の実施形態の場合と同様であるので、その該当説明を援用することでここでの説明を省略する。
【0043】
(c) 第3の実施形態
図5には、本願発明の第3の実施形態にかかるスライドレール構造の要部を示している。この実施形態のスライドレール構造は、上記第1の実施形態にかかるスライドレール構造と基本構造を同じにするものであって、これと異なる点は上記ロアレール5の底壁5aの構造と上記第1ローラ11の構造である。
【0044】
即ち、この実施形態のものにおいては、上記ロアレール5の底壁5aにビード5eを設けるに際して、該ビード5eを上記底壁5aから下方へ半円弧状に突出する形状とし、且つこのビード5eを上記底壁5aのレール幅方向に所定間隔をもって二列に配置している。
【0045】
一方、上記第1ローラ11においては、上記第1の実施形態では該第1ローラ11の外周面を平坦面としていたのに対して、この実施形態では該第1ローラ11の外周面を半円弧面としている。
【0046】
そして、上記ロアレール5への上記アッパーレール6の組付け状態においては、上記ロアレール5の底壁5a側の上記二列のビード5e,5e内に、上記アッパーレール6側の左右一対の第1ローラ11,11が嵌合し該ビード5e,5eを軌道としてこれに沿って走行するように構成している。
【0047】
このような構成とすることで、上記各第1ローラ11,11がレール幅方向において上記各ビード5e,5eの傾斜部5f,5fと係合し、上記ロアレール5とアッパーレール6との間のレール幅方向におけるガタツキが可及的に抑制されるものである。
【0048】
また、このように上記ビード5eを上記ロアレール5の底壁5aに二列に設けたことで、例えばこれを一列とした上記第1の実施形態の場合に比して、該ビード5eの形成による上記ロアレール5の剛性向上効果がさらに高められ、延いてはスライドレール構造の安定性及び信頼性の更なる向上が期待できる。
【0049】
尚、上記以外の部分の構造及びそれに基づく作用効果は全て上記第1の実施形態の場合と同様であるので、その該当説明を援用することでここでの説明を省略する。
【0050】
(d) 第4の実施形態
図6には、本願発明の第4の実施形態にかかるスライドレール構造の要部を示している。この実施形態のスライドレール構造は、上記第1の実施形態にかかるスライドレール構造の特徴と上記第3の実施形態にかかるスライドレール構造の特徴とを併せもつものである。
【0051】
即ち、この実施形態のスライドレール構造においては、上記ロアレール5の底壁5aのレール幅方向中央に下方へ突出する断面半円弧状のビード5eを設ける一方、上記アッパーレール6側においては上記ローラ軸13の両端部にそれぞれその外周面を平坦面とした第1ローラ11を取り付けるとともに、該ローラ軸13の軸方向中央部にはさらにその外周面を半円弧面とした第3ローラ15を取付けている。
【0052】
そして、上記ロアレール5への上記アッパーレール6の組付け状態においては、上記左右一対の第1ローラ11,11が上記アッパーレール6の底壁5aの平坦面部分に当接すると同時に、上記第3ローラ15が上記ビード5eに嵌合しこれを軌道として走行し得るようになっている。
【0053】
従って、この実施形態のスライドレール構造においては、上記ロアレール5と上記アッパーレール6との間の上下方向におけるガタツキは主として上記各第1ローラ11,11が上記底壁5aの平坦面に当接することで実現され、またレール幅方向のガタツキは上記第3ローラ15がレール幅方向において上記ビード5eの傾斜部5fと係合することで実現される。即ち、上記各レール5,6間の上下方向のガタツキ抑制作用とレール幅方向のガタツキ抑制作用とを、上記第1ローラ11側と上記第3ローラ15側とに分担させたものであり、これによりガタツキ防止の確実性が向上することになる。
【0054】
また、このように上記ビード5eを上記ロアレール5の底壁5aに設けたことで該ビード5eの形成による上記ロアレール5の剛性向上効果がさらに高められ、延いてはスライドレール構造の安定性及び信頼性の更なる向上が期待できる。
【0055】
尚、上記以外の部分の構造及びそれに基づく作用効果は全て上記第1の実施形態の場合と同様であるので、その該当説明を援用することでここでの説明を省略する。
【0056】
(e) 第5の実施形態
図7には、本願発明の第5の実施形態にかかるスライドレール構造の要部を示している。この実施形態のスライドレール構造は、上記各実施形態においては上記アッパーレール6を略逆T字状形態をもつ構成としていたのに対して、これを略C字状形態をもつ構成としたものであって、上記各実施形態の場合と同様の作用効果が得られるものである。
【0057】
(f) その他
上記各実施形態においては、上記第1ローラ11の外周面の形状を、これが当接する上記ロアレール5の底壁5aの形状に対応させて、平坦面あるいは円弧面とするようにしていたが、本願発明はかかる構成に限定されるものではなく、上記ロアレール5の底壁5aの形状に拘わらず上記第1ローラ11の外周面の形状として平坦面と円弧面の何れをも採用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態に係るスライドレール構造の側面図である。
【図2】図1のA―A拡大断面図である。
【図3】図1のB―B拡大断面図である。
【図4】本願発明の第2の実施形態に係るスライドレール構造の要部断面図である。
【図5】本願発明の第3の実施形態に係るスライドレール構造の要部断面図である。
【図6】本願発明の第4の実施形態に係るスライドレール構造の要部断面図である。
【図7】本願発明の第5の実施形態に係るスライドレール構造の要部断面図である。
【符号の説明】
1はシート、2はシートクッション、3はシートバック、4はスライドレール、5はロアレール、6はアッパーレール、7は取付けブラケット、8は支持ブラケット、11は第1ローラ、12は第2ローラ、13はローラ軸、14は開溝、15は第3ローラである。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a slide rail structure for a vehicle seat.
[0002]
[Prior art]
In general, as shown in
[0003]
By the way, in such a slide rail structure, in order to realize a smooth slide with a sense of stability and reliability, it is important how to suppress rattling between the rails in the vertical direction and the rail width direction. It is.
[0004]
Various proposals have been made as a technique to meet such a demand.
First, as a technique for preventing backlash in the vertical direction between the respective rails, as shown in
[0005]
On the other hand, as a technique for preventing backlash in the width direction between the rails, as shown in
[0006]
[Patent Document 1].
[0007]
JP-A-3-88845.
[0008]
[Patent Document 2].
[0009]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-188071.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in any of these slide rail structures, since a roller dedicated to backlash removal is provided, the number of parts increases due to the provision of the roller, and a large number of work steps are required for assembling. However, there is a problem that the cost is increased and the weight is increased.
[0011]
Therefore, in the present invention, in a slide rail structure, it is an object of the present invention to realize the backlash between the lower rail and the upper rail at a lower cost without increasing the number of parts or the number of assembly steps. Things.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following configuration as means for solving such a problem.
[0013]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a slide rail for a vehicle seat, comprising a
[0014]
According to the second invention of the present application, in the slide rail structure for a vehicle seat according to the first invention, a pair of the
[0015]
In the third invention of the present application, in the slide rail structure for a vehicle seat according to the first invention, a pair of the
[0016]
According to a fourth invention of the present application, in the slide rail structure for a vehicle seat according to the first invention, a pair of the
[0017]
According to a fifth aspect of the present invention, in the slide rail structure for a vehicle seat according to the first aspect, the
[0018]
【The invention's effect】
According to the slide rail structure for a vehicle seat according to the first invention of the present application, the following effects can be obtained.
[0019]
(A) According to the slide rail structure of the vehicle seat according to the first invention of the present application, the
[0020]
(A) According to the slide rail structure for a vehicle seat according to the second invention of the present application, the following specific effects can be obtained in addition to the effects described in the above (a). That is, in the present invention, a pair of
[0021]
In addition, by providing the
[0022]
(C) According to the slide rail structure of the vehicle seat according to the third invention of the present application, in the slide rail structure of the vehicle seat according to the first invention, the
[0023]
Further, since the
[0024]
(D) According to the vehicle seat slide rail structure according to the fourth invention of the present application, in the vehicle seat slide rail structure according to the first invention, the
[0025]
Further, since the
[0026]
(E) According to the slide rail structure of the vehicle seat according to the fifth invention of the present application, in the slide rail structure of the vehicle seat according to the first invention, the
[0027]
In addition, by providing the
[0028]
Embodiment
Hereinafter, a slide rail structure of a vehicle seat according to the present invention will be specifically described with reference to the accompanying drawings.
[0029]
(A) First Embodiment FIG. 1 shows a slide rail structure according to a first embodiment of the present invention. The slide rail structure includes a
[0030]
As shown in FIGS. 2 and 3, the
[0031]
Further, in this embodiment, by applying the present invention, a predetermined range at the center in the width direction of the
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
In this case, in this embodiment, as shown in FIG. 1, the
[0035]
Thus, the
[0036]
On the other hand, as shown in FIG. 2, each of the pair of left and right
[0037]
As described above, according to the slide rail structure of this embodiment, at least three
[0038]
In addition, since the
[0039]
(B) Second Embodiment FIG. 4 shows a main part of a slide rail structure according to a second embodiment of the present invention. The slide rail structure according to this embodiment has the same basic structure as the slide rail structure according to the first embodiment, except for the structure of the
[0040]
That is, in this embodiment, when the
[0041]
Further, since the
[0042]
Since the structure of the other parts and the operation and effect based on them are all the same as those of the first embodiment, the description thereof will be omitted by using the corresponding description.
[0043]
(C) Third Embodiment FIG. 5 shows a main part of a slide rail structure according to a third embodiment of the present invention. The slide rail structure according to this embodiment has the same basic structure as the slide rail structure according to the first embodiment, except for the structure of the
[0044]
That is, in this embodiment, when a
[0045]
On the other hand, in the
[0046]
When the
[0047]
With such a configuration, each of the
[0048]
Further, since the
[0049]
Since the structure of the other parts and the operation and effect based on them are all the same as those of the first embodiment, the description thereof will be omitted by using the corresponding description.
[0050]
(D) Fourth Embodiment FIG. 6 shows a main part of a slide rail structure according to a fourth embodiment of the present invention. The slide rail structure of this embodiment has both the features of the slide rail structure according to the first embodiment and the features of the slide rail structure according to the third embodiment.
[0051]
That is, in the slide rail structure of this embodiment, a
[0052]
When the
[0053]
Therefore, in the slide rail structure of this embodiment, the rattling in the vertical direction between the
[0054]
Further, by providing the
[0055]
Since the structure of the other parts and the operation and effect based on them are all the same as those of the first embodiment, the description thereof will be omitted by using the corresponding description.
[0056]
(E) Fifth Embodiment FIG. 7 shows a main part of a slide rail structure according to a fifth embodiment of the present invention. The slide rail structure of this embodiment is different from the above embodiments in that the
[0057]
(F) In each of the above embodiments, the shape of the outer peripheral surface of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a slide rail structure according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 3 is an enlarged sectional view taken along line BB of FIG. 1;
FIG. 4 is a sectional view of a main part of a slide rail structure according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a sectional view of a main part of a slide rail structure according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a sectional view of a main part of a slide rail structure according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a sectional view of a main part of a slide rail structure according to a fifth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 is a seat, 2 is a seat cushion, 3 is a seat back, 4 is a slide rail, 5 is a lower rail, 6 is an upper rail, 7 is a mounting bracket, 8 is a support bracket, 11 is a first roller, 12 is a second roller, 13 is a roller shaft, 14 is an open groove, and 15 is a third roller.
Claims (5)
上記アッパーレール(6)に、少なくとも三個のローラ(11),(12)が該アッパーレール(6)の前後方向に所定間隔をもって取り付けられるとともに、該各ローラ(11),(12)のうち、第1ローラ(11)は上記ロアレール(5)の底壁(5a)の内面に、第2ローラ(12)は上記ロアレール(5)の上壁(5c)の内面に、それぞれ圧接するように上記アッパーレール(6)の高さ方向に偏位して配置されていることを特徴とする車両用シートのスライドレール構造。A slide rail for a vehicle seat, comprising a lower rail (5) fixedly disposed on the vehicle body side and an upper rail (6) to which the seat (1) is attached, which slidably supports the seat (1).
At least three rollers (11) and (12) are attached to the upper rail (6) at predetermined intervals in the front-rear direction of the upper rail (6), and among the rollers (11) and (12), The first roller (11) is pressed against the inner surface of the bottom wall (5a) of the lower rail (5), and the second roller (12) is pressed against the inner surface of the upper wall (5c) of the lower rail (5). A slide rail structure for a vehicle seat, wherein the slide rail structure is arranged so as to be displaced in the height direction of the upper rail (6).
上記第1ローラ(11)が単一のローラ軸(13)に左右一対設けられる一方、
上記ロアレール(5)の底壁(5a)には上方に突出し且つ該ロアレール(5)の長さ方向に延出するビード(5e)が設けられ、該ビード(5e)の左右両側の傾斜部(5f)、(5f)に上記各第1ローラ(11)、(11)の側隅部がそれぞれ当接するように構成したことを特徴とする車両用シートのスライドレール構造。In claim 1,
While the first roller (11) is provided as a pair of right and left on a single roller shaft (13),
The bottom wall (5a) of the lower rail (5) is provided with a bead (5e) projecting upward and extending in the longitudinal direction of the lower rail (5). A slide rail structure for a vehicle seat, wherein the side corners of the first rollers (11) and (11) abut against 5f) and (5f), respectively.
上記第1ローラ(11)が単一のローラ軸(13)に左右一対設けられる一方、
上記ロアレール(5)の底壁(5a)には上方に突出し且つ該ロアレール(5)の長さ方向に延出するビード(5e)がその幅方向に二列に設けられ、該各ビード(5e)の傾斜部(5f)、(5f)に上記各第1ローラ(11)、(11)の側隅部がそれぞれ当接するように構成したことを特徴とする車両用シートのスライドレール構造。In claim 1,
While the first roller (11) is provided as a pair of right and left on a single roller shaft (13),
On the bottom wall (5a) of the lower rail (5), beads (5e) projecting upward and extending in the length direction of the lower rail (5) are provided in two rows in the width direction thereof. ), The side corners of the first rollers (11) and (11) abut against the inclined portions (5f) and (5f), respectively.
上記第1ローラ(11)が単一のローラ軸(13)に左右一対設けられる一方、
上記ロアレール(5)の底壁(5a)には下方に突出し且つ該ロアレール(5)の長さ方向に延出するビード(5e)が二列に設けられ、上記各第1ローラ(11)、(11)が上記各ビード(5e)、(5e)内にそれぞれ嵌合し該ビード(5e)を軌道として走行するように構成したことを特徴とする車両用シートのスライドレール構造。In claim 1,
While the first roller (11) is provided as a pair of right and left on a single roller shaft (13),
On the bottom wall (5a) of the lower rail (5), beads (5e) projecting downward and extending in the length direction of the lower rail (5) are provided in two rows, and the first rollers (11), A slide rail structure for a vehicle seat, wherein (11) is configured to fit into each of the beads (5e) and (5e) and to run on the bead (5e) as a track.
上記第1ローラ(11)が単一のローラ軸(13)に左右一対設けられるとともに、
上記各第1ローラ(11)、(11)の間には第3ローラ(15)が設けられ、該第3ローラ(15)が上記ロアレール(5)の底壁(5a)に下方に突出し且つ該ロアレール(5)の長さ方向に延出するように設けられたビード(5e)内に嵌合し該ビード(5e)を軌道として走行するように構成したことを特徴とする車両用シートのスライドレール構造。In claim 1,
The first roller (11) is provided on a single roller shaft (13) as a pair of left and right,
A third roller (15) is provided between the first rollers (11) and (11), and the third roller (15) projects downward from a bottom wall (5a) of the lower rail (5) and A vehicle seat characterized in that it is fitted in a bead (5e) provided so as to extend in the length direction of the lower rail (5) and travels on the bead (5e) as a track. Slide rail structure.
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007230331A (en) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Johnson Controls Technol Co | Slide rail of tip-up storage seat |
CN102198810A (en) * | 2010-03-26 | 2011-09-28 | 富士重工业株式会社 | Slide device for vehicle seat |
WO2015151163A1 (en) * | 2014-03-31 | 2015-10-08 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニ- | Vehicle seat slide device |
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2002
- 2002-10-24 JP JP2002309827A patent/JP2004142598A/en active Pending
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