JP2004142132A - エンボス模様付き袋状容器の成形方法,エンボス模様付き袋状容器の成形装置及びエンボス模様付き袋状容器 - Google Patents

エンボス模様付き袋状容器の成形方法,エンボス模様付き袋状容器の成形装置及びエンボス模様付き袋状容器 Download PDF

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Abstract

【課題】袋状容器の模様に質感を与えて他の袋状容器との差別化を図り、かつ、剛性を高めて優れた保形性を得ることができ、掴みやすく滑りにくい袋状容器の製造方法を提供する。
【解決手段】加熱・冷却することにより変形する性質を有する軟包材を用いて袋状容器を形成し、この袋状容器の所定部位を部分的に加熱・冷却して、凹凸からなる所定形状の第一のエンボス模様20を形成するようにした。この第一のエンボス模様20の周囲の少なくとも一部を加熱・冷却して、不定形状の第二のエンボス模様を形成するようにしてもよい。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品,飲料,洗剤等の半流動性又は流動性の内容物を充填するのに適したパウチ等の袋状容器にかかり、特に、袋状容器の側面にエンボス模様を施したエンボス模様付き袋状容器の成形方法,エンボス模様付き袋状容器の成形装置及びエンボス模様付き袋状容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、食料品や飲料、洗剤、接着剤等の内容物を充填して店頭の陳列棚等に配列される容器として、パウチ等の袋状容器が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−29156号公報 (明細書の記載及び図面)
【特許文献2】
特開2000−168792号公報 (明細書の記載及び図面)
【0004】
また、袋状容器の中には、主として滑り止めを目的として、注出口を形成する際に切り取られる切除部に、凹凸模様を付した易開口性パウチも知られている(特許文献3参照)。
【0005】
【特許文献3】
特開2000−53148号公報 (明細書の[0010]の記載及び図面の図1)
【0006】
さらに、近年では、内容物を袋状容器に充填して販売するメーカーや販売業者の多くは、袋状容器の陳列状態や袋状容器の形状、袋状容器の側面に施す模様等を工夫して、他社の製品よりも消費者の注意を惹くことに重点を置くようになっている。
【0007】
このため、新たな差別化の要求が急速に高まってきている。その一つとして、印刷を立体的にする等、袋状容器に質感を持たせる工夫が種々なされているが、現在までのところ満足のいくものは得られていない。
さらに、パウチ等の袋状容器は剛性に乏しいため、店頭に陳列した際に首垂れして見栄えが悪くなったり、内容物を取り出す際に袋状容器が折れ曲がって取り出しにくいという問題がある。
【0008】
また、袋状容器を落としたときに袋状容器が破損しない強さ、いわゆる落下耐性が小さく、袋状容器を落下させることで容器に袋状容器が破れて内容物が散乱したり漏れ出したりするという問題がある。このような問題は、袋状容器の肉厚を厚くして剛性を高めることである程度は解決できるものの、このようにすると、材料の使用量が増えて成形コストが高くなり、袋状容器の価格を高くするという新たな問題が生じる。
またさらに、パウチ等の袋状容器の表面は一般に平滑であるため、内容物を取り出す際に袋状容器が滑りやすいという問題がある。
【0009】
さらに、内容物を充填する際に袋状容器の内面が密着して開きにくくなったり、自立性の袋状容器においては折り畳んだ状態の底部を展開しにくくなったりして、内容物の充填ができなかったり困難になったりすることがある。そのため、現状では、ニッカリ粉等の粉末を袋状容器の内面に塗布して、袋状容器の内面の密着や折り畳んだ底部の密着を防止し、内容物を充填する際に袋状容器が開きやすくしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点にかんがみてなされたもので、上記の問題点を一挙に解決することのできる袋状容器の成形方法,袋状容器の成形装置及び袋状容器を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的の達成を図るため、請求項1に記載の発明は、軟包材から成形され、内容物を充填して密封される袋状容器にエンボス模様を形成するエンボス模様付き袋状容器の成形方法であって、加熱・冷却することにより変形する性質を有する軟包材を用いて袋状容器を形成し、この袋状容器の所定部位を部分的に加熱・冷却して、凹凸からなる所定形状の第一のエンボス模様を形成する方法である。本発明の成形方法においては、軟包材を加熱・冷却したときに生じる、いわゆるひきつれと称される収縮現象を利用することで、袋状容器に凹凸状のエンボス模様を形成することができる。
【0012】
この場合、請求項2に記載するように、上部材と下部材とを準備し、第一のエンボス模様の形状にしたがって形成された凸部を少なくとも上部材及び下部材のいずれか一方に形成し、前記凸部を所定温度に加熱し、この上部材と前記下部材との間に前記袋状容器を挿入して、前記上部材と前記下部材とに前記袋状容器を接触させ、前記袋状容器の所定部位を部分的に加熱・冷却するようにするとよい。
この方法によれば、予め設定された形状のエンボス模様を、袋状容器の所定の部位に形成することができる。
請求項3に記載の発明は、前記軟包材を加熱・冷却したときに生じる収縮によって、前記第一のエンボス模様を形成する方法である。
【0013】
前記した樹脂フィルムとしては、例えば、ナイロンとポリエチレンとすることができる。
そして、ポリエチレンが袋状容器の内側に位置するように軟包材及び袋状容器を形成し、前記袋状容器の所定部位を加熱・冷却して、袋状容器の外側に突出する凸部を有するエンボス模様を形成することができる。
さらに、請求項4に記載の発明は、前記上部材及び/又は前記下部材の凸部を前記軟包材に接触させて前記第一のエンボス模様を形成し、この第一のエンボス模様の周囲の少なくとも一部を加熱・冷却して、不定形状の第二のエンボス模様を形成する成形方法である。
【0014】
この方法によれば、上部材及び/又は前記下部材の凸部の形状に応じた定形状のエンボス模様を形成するとともに、その周囲に、不定形状の第二のエンボス模様とを形成することができる。
この場合、請求項5に記載するように、前記軟包材を加熱・冷却したときに生じる収縮によって、前記第二のエンボス模様を形成するようにしてもよい。
また、請求項6に記載するように、前記上部材及び/又は前記下部材の凸部の周囲で、前記第一のエンボス模様の周囲の少なくとも一部を加熱するようにするとよい。
【0015】
請求項7に記載の発明は、前記第一のエンボス模様及び/又は第二のエンボス模様が長尺線状の成分を含み、この長尺線状の成分の少なくとも一部が前記袋状容器の周縁のシール部分に沿うように形成した成形方法である。
この方法によれば、剛性が高く、落下耐性に優れた袋状容器を成形することができる。
【0016】
請求項8に記載の発明は、前記袋状容器の一側面及び他側面に前記第一のエンボス模様及び/又は前記第二のエンボス模様を形成する場合において、前記袋状容器の内側から前記一側面及び前記他側面に向けて同じ層構成になるように前記複数の樹脂フィルムを積層して前記軟包材を形成し、所定温度に加熱した複数の上部材を前記袋状容器の一側面及び他側面に対峙させて配置するとともに、前記袋状容器の内部に前記下部材を挿入し、前記袋状容器の一側面及び他側面から前記軟包材を加熱・冷却して、前記第一のエンボス模様及び/又は前記第二のエンボス模様を形成する成形方法である。
【0017】
この方法によれば、袋状容器の一部を加熱・冷却すると、相反する方向に突出する凸部を有する定形状の第一のエンボス模様や不定形状の第二のエンボス模様が袋状容器の一側面及び他側面に形成される。相反する方向に突出する凸部は、袋状容器の内面に隙間を形成するので、袋状容器の内面や折り畳んだ状態の底部の密着を防止して、内容物を充填する際に袋状容器を開きやすくする。
なお、請求項9に記載するように、ロール状に巻回した長尺シート状の前記軟包材を、前記上部材と前記下部材との間に所定長さずつ送り出しながら、前記軟包材に連続的に第一のエンボス模様及び/又は前記第二のエンボス模様を形成するとよい。
【0018】
本発明の成形装置は、請求項10に記載するように、軟包材から成形され、内容物を充填して密封される袋状容器の少なくとも一側面に凹凸からなる定形状の第一のエンボス模様と不定形状の第二のエンボス模様とを形成する成形装置であって、前記第一のエンボス模様の形状にしたがって表面に突設された凸部と、この凸部の周囲の前記表面に設けられ、必要に応じて前記第二のエンボス模様を形成するための加熱部とを有する上部材及び/又は下部材と、前記凸部及び前記加熱部を所定温度に加熱する加熱手段とを有する構成としてある。
【0019】
この構成によれば、前記加熱手段によって加熱した凸部を軟包材に接触させることによって定形状の第一のエンボス模様を形成することができ、必要に応じて、前記加熱部を加熱して前記第一のエンボス模様の周囲を加熱することによって、不定形状の第二のエンボス模様を第一のエンボス模様の周囲に形成することができる。
【0020】
また、請求項11に記載するように、軟包材から成形され、内容物を充填して密封される袋状容器の少なくとも一側面に凹凸からなる定形状の第一のエンボス模様を形成する成形装置であって、前記第一のエンボス模様の形状にしたがって形成された線状の部材からなる上部材及び/又は下部材と、この上部材及び/又は下部材を所定温度に加熱する加熱手段とを有する構成としてもよい。
このように構成されている上部材及び/又は下部材を袋状容器に接触させることで、前記線状の部材と同一形状の第一のエンボス模様を袋状容器に形成することができる。
【0021】
さらに、請求項12に記載するように、前記上部材及び/又は下部材を回転体に設け、回転する前記上部材及び/又は下部材によって軟包材に第一のエンボス模様及び/又は第二のエンボス模様を形成するようにするとよい。
このような成形装置は、軟包材に連続的にエンボス模様を形成することができるので、大量生産に適している。
【0022】
請求項13に記載の発明は、軟包材から成形され、内容物を充填して密封される袋状の容器であって、この袋状容器の少なくとも一側面に、凹凸からなる所定形状の第一のエンボス模様を形成してある。
袋状容器の表面に施された凹凸からなる第一のエンボス模様には質感があり、印刷による他の模様とは違った印象を消費者に与えることができる。そのため、このような第一のエンボス模様を袋状容器に施すことによって、他の袋状容器との差別化を図ることができる。
【0023】
また、請求項14に記載するように、前記第一のエンボス模様が長尺線状の成分を含み、この長尺線状の第一のエンボス模様が前記袋状容器の周縁のシールを施した部分に沿って形成されているものとしてもよい。
凹凸からなる第一のエンボス模様はリブとしても機能し、このような第一のエンボス模様を周縁のシール部分に沿って形成することで、袋状容器の剛性を高めることができる。そのため、陳列中に首垂れしにくく、内容物を取り出す際にも折れ曲がりにくい袋状容器を得ることができる。また、袋状容器に落下衝撃等の衝撃が作用すると同時に、袋状容器の内圧が上昇して、リブが長手方向と直交する方向に拡がる。その結果、袋状容器の内圧が下がり、袋状容器の周縁に施されたシール部分に作用する力が低減して、袋状容器の落下耐性を向上させることができる。
さらに、従来の袋状容器よりも薄肉にしても十分な剛性を得ることができるので、軟包材の使用量を減らして、その分、袋状容器の価格を低くすることができる。
【0024】
さらに、請求項15に記載するように、前記第一のエンボス模様を形成した部分の周囲の少なくとも一部に、不定形状の第二のエンボス模様を形成してもよい。
このような第二のエンボス模様は、上記の第一のエンボス模様と相俟って、袋状容器の模様にさらに質感を与え、他の袋状容器とのさらなる差別化を図ることができる。
この場合、請求項16に記載するように、前記第二のエンボス模様の少なくとも一部が、前記袋状容器の周縁のシール部分に沿って形成されているようにするとよい。
このようにすることで、袋状容器の剛性を高めることができる。
【0025】
また、請求項17に記載するように、前記第一のエンボス模様及び/又は前記第二のエンボス模様が、前記袋状容器の一側面及び他側面の同じ位置に形成され、かつ、前記第一のエンボス模様及び/又は前記第二のエンボス模様を構成する凸部が、互いに異なる方向に突出するようにしてもよい。
同じ位置に形成された第一のエンボス模様又は第二のエンボス模様の互いに異なる方向に突出する凸部が、前記袋状容器の内面に隙間を形成するので、前記袋状容器の内面や折り畳んだ状態の底部が密着しにくくなり、内容物を充填する際に袋状容器を開きやすくする。
前記凹凸状の第一のエンボス模様及び/又は第二のエンボス模様は、請求項18に記載するように、前記軟包材を加熱・冷却したときに生じる収縮を利用して形成することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明にかかる容器の成形方法の好適な実施形態を説明する。
[第一の実施形態]
図1は本発明の一実施形態にかかり、(a)はエンボス模様付き袋状容器の斜視図、(b)は(a)のエンボス模様のI−I方向拡大断面図である。
図1(a)に示すように、エンボス模様付き袋状容器10は、軟包材で形成された袋状容器11の側面に凹凸状のエンボス模様20を施して形成されている。軟包材に使用する樹脂はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアミド(ナイロン)、PET等のポリエステル、ポリ乳酸、エチレンビニルアルコール共重合体等の熱可塑性樹脂を用いることができる。また、容器の用途に応じて、これらの単層又は多層として用いる。また多層構成の場合は層間に接着剤層を設けてもよい。
【0027】
袋状容器11は、その周縁に、サイドシール13とボトムシール14とトップシール15が施されている。そして、トップシール15の一部を図中点線で示すように切り取ることで、注出口16が形成されるようになっている。また、袋状容器11の底部12は、内容物を充填したときにエンボス模様付き袋状容器10が膨らんで自立させることができるように、折り線12aで二つ折にされた状態になっている。
【0028】
第一のエンボス模様であるエンボス模様20は、袋状容器11の側面の所定個所に一つ又は複数形成されている。このエンボス模様20は、文字,図形,記号のいずれであってもよく、これらを組み合わせたものであってもよい。
また、袋状容器11の側面の一方に形成してもよいし、一側面と他側面の両面に形成してもよい。袋状容器11の側面の両方にエンボス模様20を形成する場合は、一側面と他側面とで異なるエンボス模様20としてもよい。
【0029】
なお、エンボス模様20の一部(図中符号20aで示す部分)を、サイドシール13に沿った長尺線状に形成するとよい。このような長尺線状の部分20aを設けることで、エンボス模様20がリブとしての機能を果たし、エンボス模様付き袋状容器10の剛性を高めることができる。そのため、店頭に陳列した際に首垂れしにくく、内容物を取り出す際にも容易に折れ曲がるということがない。また、エンボス模様付き袋状容器10に落下衝撃等の衝撃が作用すると同時に、エンボス模様付き袋状容器10の内圧が上昇して、リブとして機能するエンボス模様20が長手方向と直交する方向に拡がる。
【0030】
その結果、エンボス模様付き袋状容器10の内圧が下がり、エンボス模様付き袋状容器10の周縁に施されたサイドシール13やトップシール15,ボトムシール14に作用する力が低減して、エンボス模様付き袋状容器10を落下させたときの強度である落下耐性を向上させることができる。さらに、従来の袋状容器よりも薄肉にしても十分な剛性を得ることができるので、軟包材の使用量を減らして、その分、袋状容器の価格を低くすることができる。
【0031】
図1(b)に示す袋状容器11aは、複数(この実施形態では二つ)の樹脂フィルムを貼り合わされてなる軟包材から形成されている。この実施形態では、融点約235℃、肉厚約0.05mmのナイロン11aと、融点約120℃のポリエチレン11bを接着剤で貼り合わせて、軟包材が形成されている。さらに、この軟包材によって形成された袋状容器11は、ナイロン11aが外側に、ポリエチレン11bが内側に位置するように形成されている。エンボス模様20の断面は、凸部21と凹部22とからなる凹凸状をなしている。
【0032】
そして、凸部21が袋状容器11の側面の表面から所定形状のエンボス模様20を浮き上がらせている。このようなエンボス模様20は、印刷等による平面的な模様と異なり、袋状容器11の側面の模様に質感を与えることができるという利点がある。
さらに、凸部21がエンボス模様付き袋状容器10を掴んだときの滑り止めとなって、内容物を取り出す際に取り出しやすくなるという利点がある。
【0033】
これらの二つの樹脂フィルム(ナイロン11a及びポリエチレン11b)を貼り合わせてなる軟包材を本発明の成形方法に賦すことにより、樹脂フィルムが局部的に盛り上がりエンボスが形成される。なお、成形前の樹脂フィルム面は凹部の最深部を結んだ面である。
【0034】
次に、上記構成のエンボス模様付き袋状容器10の成形方法について説明する。
図2は、エンボス模様20を形成する手順を説明する図である。
まず、形成しようとするエンボス模様20にしたがった形状の凸部25aを有する上部材25と、袋状容器10の材料となる単層又は積層フィルムを載置するシリコンラバー等で形成された下部材26とを準備する。下部材26の表面は平坦状であってもよいし、上部材25の凸部25aと同様の凸部を形成してもよい。この実施形態では、下部材26の表面は平坦状であるものとする。
【0035】
図2(a)に示すように、下部材26の上に、袋状容器11を形成するための軟包材を載せる。この軟包材は、袋状容器11の内側に位置するポリエチレン11bと、外側に位置するナイロン11aとを積層してなるものである。
この状態で、軟包材の上方に上部材25を位置させる。
この上部材25は、図示しない加熱手段によって、少なくとも凸部25aの部分が所定温度に加熱されるようになっている。加熱温度は、ポリエチレン11bの融点とほぼ同じか、これよりも若干低めになるようにするよい。具体的には、110℃程度に加熱するとよい。
【0036】
次いで、図2(b)に示すように、上部材25を下部材26に向けて移動させて、凸部25aを軟包材の表面に接触させる。これにより、凸部25aの接触した部分が加熱・冷却され、ナイロン11a及びポリエチレン11bが袋状容器11の外側に盛り上がり、凸部21と凹部22とからなるエンボス模様20が形成される。
【0037】
このように、本実施形態では、軟包材を加熱・冷却したときに生じる、ひきつれ現象と称される収縮を利用しているので、エンボス模様20を形成しようとする部分を加熱・冷却するだけでよく、上記したようなきわめて簡素な成形装置でエンボス模様20を形成することができ、設備コストを低廉なものにすることができるという利点がある。
また、エンボス模様20の形状は上部材25の凸部25aの高さの他、軟包材の構成、材質、構造、軟包材にかかるテンション、加熱温度、時間により調整することができる。
【0038】
なお、上部材25と下部材26とは、図2に示すような平板状のものであってもよいが、連続回転式のローラ状のものを用いてもよい。また、ロール状に巻いた長尺の積層フィルムから、必要長さの積層フィルムを上部材25と下部材26との間に送り出しながら、連続的にエンボス模様を形成するようにするとよい。このようにすることで、袋状容器に連続的にエンボス模様を形成することができ、大量生産に適している。
【0039】
[第二の実施形態]
図2に示した第一の実施形態の方法では、軟包材にエンボス模様20を形成した後、この軟包材を貼り合わせてエンボス模様付き袋状容器10を成形するようにしている。次に説明する第二の実施形態では、軟包材を貼り合わせて袋状容器11を形成した後、この袋状容器11の両側面に、エンボス模様20を形成してエンボス模様付き袋状容器10を成形する場合を説明する。
【0040】
袋状容器11の両側面にエンボス模様20を形成するには、図3(a)に示すように、袋状容器11の両側面に対峙させて二つの上部材251,252を配置する。この上部材251,252には、ぞれぞれ、袋状容器11の一側面及び他側面に形成しようとするエンボス模様20の形状に応じた形状で、凸部251a,252aが形成されている。この実施形態では、二つの上部材251,252によって袋状容器11の両側面に形成されるエンボス模様20は同一のものであるとして説明するが、異なる模様であってもよいことは勿論である。
【0041】
また、袋状容器11の内部には、断熱性・耐熱性に優れたシリコンラバー等の板状の下部材261を挿入する。下部材261を袋状容器11の中に挿入するのは、袋状容器11の内面を形成しているポリエチレン11b,11bが、エンボス模様20を形成する際の熱により溶着しないようにするためである。
次いで、二つの上部材251,252の凸部251a,252aを所定温度(前記した110℃程度の温度)に加熱し、上部材251,252を互いに接近させて、袋状容器11を上部材251,252に接触させる。
【0042】
このようにすることで、図3(b)に示すように、袋状容器11の両側面にエンボス模様20が形成される。このとき、エンボス模様付き袋状容器10の内側には、一側面及び他側面の凸部21,21が形成された部分に空間23が形成されるので、エンボス模様付き袋状容器10の内面の密着や折り畳んだ状態の底部12の密着を防止して、内容物を充填する際にエンボス模様付き袋状容器10を開きやすくする。
【0043】
図4は、図2の方法で両側面にエンボス模様20を形成したエンボス模様付き袋状容器10の図1(a)におけるII−II方向断面図である。
図2に示した方法によれば、折り線12aで折り畳まれた状態の底部12にも、外側に突出するエンボス模様20を形成することが可能である。このように、本発明においては、袋状容器11の目立たない部分に、袋状容器11のメーカーの名称や社章等を、エンボス模様で記載することができる。
【0044】
[第三の実施形態]
図5は、本発明の第三の実施形態にかかるエンボス模様付き袋状容器及びその成形方法、成形装置を示す斜視図である。
この実施形態では、袋状容器31の両側面に、エンボス模様40を加熱・冷却して形成する二つの上部材451,452は、第一の実施形態の上部材25や第二の実施形態の上部材251,252よりもさらに簡素なものである。すなわち、この第三の実施形態の上部材451,452は、エンボス模様40と同じ形状に形成された線状の部材451a,452aと、この線状の部材451a,452aを支持する支持部材451b,452bとから概略構成されている。
【0045】
また、線状の部材451a,452aにはニクロム線等の加熱手段が内蔵されていて、この加熱手段で線状の部材451a,452aをポリエチレン11bの融点付近の温度まで加熱するようになっている。なお、別体の加熱手段で線状の部材451a,452aを加熱するようにしてもよいことは勿論である。
袋状容器31の内部に挿入される下部材46は、先の実施形態と同様に、シリコンラバー等で形成された平板状のものである。
【0046】
上記した上部材451,452と下部材46とからなる成形装置を用いてエンボス模様40を形成するには、まず、線状の部材451a,452aを所定温度に加熱した上部材451,452を、袋状容器31の両側面に対峙させて配置し、上部材451,452のそれぞれを袋状容器31に向けて移動させる。袋状容器31には予め下部材46を挿入しておく。そして、線状の部材451a,452aを袋状容器31の両側面に接触させる。これにより、線状の部材451,452の形状と同じ形状のエンボス模様40が、袋状容器31の両側面に形成される。
上部材451,452として同一のものを用いることで、袋状容器31の両側面の同じ位置に、同じ形状のエンボス模様40を形成することができる。
【0047】
[第四の実施形態]
図6は、本発明の第四の実施形態にかかり、エンボス模様付き袋状容器及びエンボス模様の成形装置を示す斜視図、図7は、図6の成形装置を用いたエンボス模様の形成の過程を示す図、図8は、第二のエンボス模様の図6におけるIII方向断面図である。
【0048】
この実施形態で用いる二つの上部材455,456は、定形状の第一のエンボス模様40を形成するために上部材455,456の本体面上に突設された凸部455a,456aと、不定形状の第二のエンボス模様60を形成するために前記本体面に形成された加熱部455b,456bとを備えている。前記本体面からの凸部455a,456aの高さhは、第一の実施形態の凸部25a(図2参照)及び第二の実施形態の凸部251a,252a(図3参照)の高さhよりも低くしてあり、前記本体面の加熱部455b,456bの熱によって、袋状容器31が加熱されるようになっている。
【0049】
高さhの具体的寸法は、袋状容器31を形成する軟包材の構成(単一の樹脂フィルムからなる単層構成又は複数の樹脂フィルムからなる積層構成),材質,構造又は加熱温度等の条件によって異なるが、加熱部455b,456bを所定温度に加熱することによって袋状容器31の側面が盛り上がり、その一部が加熱部455b,456bに接触することができるものである。例えば、ナイロン(外側)とポリエチレン(内側)からなる袋状容器31においては、加熱部455b,456bの加熱温度110℃で、1.5mm〜3mm程度とするのがよい。
【0050】
上部材455,456の全体を加熱して、凸部455a,456a及び加熱部455b,456bを所定温度にし、袋状容器31の内部に下部材46を挿入した状態で、袋状容器31の両側面に上部材455,456を接触させることで、定形状のエンボス模様40(第一のエンボス模様)と、この周囲の不定形状の第二のエンボス模様60とが同時に形成される。
本実施形態における第二のエンボス模様60の形成の工程を、図7を参照しながらやや詳細に説明する。
【0051】
まず、図7(a)に示すように、袋状容器31の両側面に対峙させて、二つの上部材455,456を配置する。
そして、図7(b)に示すように、上部材455,456を袋状容器31に向けて移動させ、袋状容器31に接触させると、加熱部455b,456bの熱によって袋状容器31を形成している樹脂フィルム31a(例えばナイロン)及び樹脂フィルム31b(例えばポリエチレン)に部分的に盛り上がりが生じる。そして、この盛り上がりの一部が、上部材455,456の加熱部455b,456bに接触する。
【0052】
そのため、上部材455,456を袋状容器31から遠ざけると、図7(c)に示すように、加熱部455b,456bに接触して加熱された部分が、冷却・収縮してエンボス模様が形成される。前記した盛り上がりは、上部材455,456の凸部455a,456aが接触している部分以外の部分で不作為に生じるので、この盛り上がりによって形成される第二のエンボス模様60は不定形のものになる。
さらに、この第二のエンボス模様60の形状は、例えば、加熱部455b,456bに意図的に温度分布(温度むら)を生じさせたり、加熱部455b、456bに凹凸を形成したり、あるいは軟包材へのテンションを加減したりして、種々に変化させることができる。
【0053】
また、この実施形態のエンボス模様付き袋状容器50においては、第二のエンボス模様60のうち、サイドシール33に沿った長尺線状のものが、エンボス模様付き袋状容器50の剛性を高めるリブとしての機能をはたす。
さらに、図8に示すように、エンボス模様付き袋状容器50の両側面に形成された第二のエンボス模様60の多数の凸部61が、エンボス模様付き袋状容器50の内側に多数の空間63を形成するので、エンボス模様付き袋状容器50の内面の密着をより効果的に防止し、内容物を充填する際にエンボス模様付き袋状容器50をより容易に開くことができるようになる。
【0054】
また、多数の第二のエンボス模様60が、エンボス模様付き袋状容器50の剛性をさらに向上させ、前記と同様の理由により、エンボス模様付き袋状容器50を落下させたときの強度である落下耐性を向上させるという利点を有する。またさらに、第二のエンボス模様60も、滑り止めとしての効果も高いうえ、エンボス模様付き袋状容器50の模様の質感をさらに高め、意匠上も優れたデザインである。
【0055】
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態により限定されるものではない。
例えば、上記の説明では、袋状容器の外側に凸部を突出させてエンボス模様を形成するものとしたが、内側に凸部を突出させてエンボス模様を形成するものとしてもよい。また、外側に凸部を突出させたエンボス模様と、内側に凸部を突出させたエンボス模様とを混在させて袋状容器に形成するものとしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、袋状容器に質感のある模様を形成して他の袋状容器との差別化を図ることができる。
また、パウチ等の袋状容器の剛性を向上させ、店頭に陳列した際の首垂れを防止するとともに、内容物を取り出す際の袋状容器の折れ曲がりを防止して、内容物を取り出しやすくする。さらに、袋状容器の落下耐性を向上させて、袋状容器を落としても容易に袋状容器が破損しないようにすることができる。
【0057】
またさらに、従来の袋状容器よりも薄肉にしても十分な剛性を得ることができるので、軟包材の使用量を減らして、その分、袋状容器の価格を低くすることができる。
また、パウチ等の袋状容器の表面を滑りにくくして、袋状容器を掴みやすくし、内容物を取り出しやすくする。
さらに、袋状容器の内面の密着や自立性の袋状容器における底部の密着を防止して、袋状容器を開きやすくし、内容物を充填しやすくする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかり、(a)はエンボス模様付き袋状容器の斜視図、(b)は(a)のエンボス模様のI−I方向拡大断面図である。
【図2】本発明の第一の実施形態にかかり、エンボス模様を形成する手順を説明する図である。
【図3】本発明の第二の実施形態にかかり、エンボス模様を形成する手順を説明する図である。
【図4】第一の実施形態の方法で両側面にエンボス模様を形成したエンボス模様付き袋状容器の図1(a)におけるII−II方向断面図である。
【図5】本発明の第三の実施形態にかかり、エンボス模様付き袋状容器及びその成形方法、成形装置を示す斜視図である。
【図6】本発明の第四の実施形態にかかり、エンボス模様付き袋状容器及びその成形方法、成形装置を示す斜視図である。
【図7】第二のエンボス模様を形成する手順の説明図である。
【図8】図6の第二のエンボス模様のIII方向拡大断面図である。
【符号の説明】
10 エンボス模様付き袋状容器
11 袋状容器
11a ナイロン(樹脂フィルム)
11b ポリエチレン(樹脂フィルム)
12 底部
12a  折り線
13 サイドシール
14 ボトムシール
15 トップシール
20 エンボス模様
21 凸部
22 凹部
23 空間
30 エンボス模様付き袋状容器
31 袋状容器
40 エンボス模様
45 上部材
46 下部材
50 エンボス模様付き袋状容器
60  第二のエンボス模様
61 凸部
63 空間

Claims (18)

  1. 軟包材から成形され、内容物を充填して密封される袋状容器にエンボス模様を形成するエンボス模様付き袋状容器の成形方法であって、
    加熱・冷却することにより変形する性質を有する軟包材を用いて袋状容器を形成し、
    この袋状容器の所定部位を部分的に加熱・冷却して、凹凸からなる所定形状の第一のエンボス模様を形成すること、
    を特徴とするエンボス模様付き袋状容器の成形方法。
  2. 上部材と下部材とを準備し、第一のエンボス模様の形状にしたがって形成された凸部を少なくとも上部材及び下部材のいずれか一方に形成し、前記凸部を所定温度に加熱し、この上部材と前記下部材との間に前記袋状容器を挿入して、前記上部材と前記下部材とに前記袋状容器を接触させ、前記袋状容器の所定部位を部分的に加熱・冷却することを特徴とする請求項1に記載のエンボス模様付き袋状容器の成形方法。
  3. 前記軟包材を加熱・冷却したときに生じる収縮によって、前記凹凸状の第一のエンボス模様を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載のエンボス模様付き袋状容器の成形方法。
  4. 前記上部材及び/又は前記下部材の凸部を前記軟包材に接触させて前記第一のエンボス模様を形成し、この第一のエンボス模様の周囲の少なくとも一部を加熱・冷却して、不定形状の第二のエンボス模様を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエンボス模様付き袋状容器の成形方法。
  5. 前記軟包材を加熱・冷却したときに生じる収縮によって、前記凹凸状の第二のエンボス模様を形成することを特徴とする請求項4に記載のエンボス模様付き袋状容器の成形方法。
  6. 前記上部材及び/又は前記下部材の凸部の周囲で、前記第一のエンボス模様の周囲の少なくとも一部を加熱するようにしたことを特徴とする請求項4又は5に記載のエンボス模様付き袋状容器の成形方法。
  7. 前記第一のエンボス模様及び/又は第二のエンボス模様が長尺線状の成分を含み、この長尺線状の成分の少なくとも一部が前記袋状容器の周縁のシール部分に沿うように形成したことを特徴とする請求項6に記載のエンボス模様付き袋状容器の成形方法。
  8. 前記袋状容器の一側面及び他側面に前記第一のエンボス模様及び/又は前記第二のエンボス模様を形成する場合において、前記袋状容器の内側から前記一側面及び前記他側面に向けて同じ層構成になるように前記複数の樹脂フィルムを積層して前記軟包材を形成し、
    所定温度に加熱した複数の上部材を前記袋状容器の一側面及び他側面に対峙させて配置するとともに、前記袋状容器の内部に前記下部材を挿入し、
    前記袋状容器の一側面及び他側面から前記軟包材を加熱・冷却して、前記第一のエンボス模様及び/又は前記第二のエンボス模様を形成すること、
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のエンボス模様付き袋状容器の成形方法。
  9. ロール状に巻回した長尺シート状の前記軟包材を、前記上部材と前記下部材との間に所定長さずつ送り出しながら、前記軟包材に連続的に第一のエンボス模様及び/又は前記第二のエンボス模様を形成することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のエンボス模様付き袋状容器の成形方法。
  10. 軟包材から成形され、内容物を充填して密封される袋状容器の少なくとも一側面に凹凸からなる定形状の第一のエンボス模様と不定形状の第二のエンボス模様とを形成する成形装置であって、
    前記第一のエンボス模様の形状にしたがって表面に突設された凸部と、この凸部の周囲の前記表面に設けられ、必要に応じて前記第二のエンボス模様を形成するための加熱部とを有する上部材及び/又は下部材と、
    前記凸部及び前記加熱部を所定温度に加熱する加熱手段と、
    を有することを特徴とするエンボス模様付き袋状容器の成形装置。
  11. 軟包材から成形され、内容物を充填して密封される袋状容器の少なくとも一側面に凹凸からなる定形状の第一のエンボス模様を形成する成形装置であって、
    前記第一のエンボス模様の形状にしたがって形成された線状の部材からなる上部材及び/又は下部材と、
    この上部材及び/又は下部材を所定温度に加熱する加熱手段と、
    を有することを特徴とするエンボス模様付き袋状容器の成形装置。
  12. 前記上部材及び/又は下部材が、回転体に設けられていて、連続又は間欠回転しながら前記第一のエンボス模様及び/又は前記第二のエンボス模様を形成することを特徴とする請求項10又は11に記載のエンボス模様付き袋状容器の成形装置。
  13. 軟包材から成形され、内容物を充填して密封される袋状の容器であって、
    この袋状容器の少なくとも一側面に、凹凸からなる所定形状の第一のエンボス模様を形成したことを特徴とするエンボス模様付き袋状容器。
  14. 前記第一のエンボス模様が長尺線状の成分を含み、この長尺線状の第一のエンボス模様が前記袋状容器の周縁のシールを施した部分に沿って形成されていることを特徴とする請求項13に記載のエンボス模様付き袋状容器。
  15. 前記第一のエンボス模様を形成した部分の周囲の少なくとも一部に、不定形状の第二のエンボス模様を形成したことを特徴とする請求項13又は14に記載のエンボス模様付き袋状容器。
  16. 前記第二のエンボス模様の少なくとも一部が、前記袋状容器の周縁のシール部分に沿って形成されていることを特徴とする請求項15に記載のエンボス模様付き袋状容器。
  17. 前記第一のエンボス模様及び/又は前記第二のエンボス模様が、前記袋状容器の一側面及び他側面の同じ位置に形成され、かつ、前記第一のエンボス模様及び/又は前記第二のエンボス模様を構成する凸部が、互いに異なる方向に突出していることを特徴とする請求項13〜16のいずれかに記載のエンボス模様付き袋状容器。
  18. 前記第一のエンボス模様及び/又は前記第二のエンボス模様が、前記軟包材を加熱・冷却したときに生じる収縮によって形成されたものであることを特徴とする請求項13〜17のいずれかに記載のエンボス模様付き袋状容器。
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