JP2004141254A - 吸込口体および電気掃除機 - Google Patents

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市野 雄之
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Abstract

【課題】壁際を確実に掃除できる電気掃除機の床ブラシを提供する。
【解決手段】変形可能なブラシ毛35の先端部37を床ブラシ15のケース体21の外周よりも前方に突出させる。ブラシ毛35の長さ寸法aをケース体16におけるブラシ毛35の基端部36の補助輪26の下端からの高さ寸法bよりも大きく形成する。ブラシ毛35の先端部37と補助輪26の下端との間に間隙38を形成するように下方に向けてブラシ毛35を取り付ける。通常の掃除の際にはブラシ毛35の先端部37と床面Fとの間の間隙38にて床ブラシ15の周囲から塵埃を吸い込むことができる。床ブラシ15のケース体21を壁Wに近づけると、ブラシ毛35が壁Wに接触して下方に変形して湾曲しブラシ毛35の先端部37が壁際の床面Fに接触する。ブラシ毛35にて壁際の塵埃を掻き取るため、壁際を確実に掃除できる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被掃除面と対向して開口した吸込口を有する吸込口体およびこれを備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体としての本体ケースを備えており、この本体ケースには、電動送風機の吸込側に連通したホースおよび延長管が順次取り付けられている。この延長管の先端部には、吸込口体が連通して接続されている。この吸込口体のケース体の周囲には、ケース体よりも突出したバンパが設けられている。そして、ケース体におけるバンパの下方である前端下縁部の両側には、毛先が後方に延びた清掃部材としての起毛が取り付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−39486号公報(第2−3頁、図4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の電気掃除機では、バンパより突出していないケース体の前端下縁部に起毛を取り付け、かつこの起毛の毛先が後方に向けて延びている。このため、吸込口体を壁際に接近させた際に起毛の毛先が壁際の被掃除面としての床面に届かない。したがって、壁際の掃除が確実でないという問題点を有している。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、壁際を確実に掃除できる吸込口体およびこれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の吸込口体は、被掃除面に当接する走行体と、ケース体の外周の少なくとも一部に、このケース体の外周よりも先端部が突出して取り付けられた変形可能な清掃部材とを備え、この清掃部材は、ケース体における清掃部材の基端部の走行体の下端からの高さ寸法よりも大きい長さ寸法を有し、かつ先端部が走行体の下端よりも上方に位置するように下方に向けて取り付けられたものである。そして、通常の掃除の際には、清掃部材の先端部と走行体の下端との間の間隙により吸込口体の周囲から塵埃を吸い込むことができ、壁際の掃除の際には、ケース体を壁に近づけると清掃部材が壁に接触して下方に変形して湾曲し、先端部が壁際の被掃除面に接触して被掃除面の塵埃を掻き取るため、壁際を確実に掃除できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気掃除機の第1の実施の形態の構成を図1ないし図4を参照して説明する。
【0008】
図4において、1は電気掃除機で、この電気掃除機1はサイクロン方式であり被掃除面としての床面Fを走行可能である。また、この電気掃除機1は、電動送風機2を有する掃除機本体3を備えており、この掃除機本体3は、本体用ケース体4と、この本体用ケース体4の上部に後部が連結して回動により上部を開放可能に覆って取り付けられる蓋体5とを備えた本体ケース6を有している。
【0009】
またさらに、電動送風機2の前側である本体ケース6内には、充電可能な図示しない電源としてのバッテリ、すなわち電池パックが取り外し可能に収容されている。
【0010】
さらに、本体用ケース体4の両側には、一対の側板部7が上方に向けて突出するように配設されている。これら一対の側板部7は、上下方向の略中間部の前側の対向距離が次第に狭くなるように内側に湾曲している。そして、これら一対の側板部7それぞれにおける湾曲する前側部分には、電動送風機2に連通して略前側側方に向けて開口する排気口8が複数穿設されている。
【0011】
また、本体ケース6の蓋体5の前側には、前方に向けて本体吸込口9が開口されている。そして、この本体吸込口9には、可撓性を有するホース体11の基端が連通されて着脱可能に接続されている。
【0012】
さらに、このホース体11の先端には、略く字状に屈曲した手許操作部12が設けられている。またさらに、この手許操作部12における屈曲する部分の基端側に面する部分には、電動送風機2などの動作モードを設定する複数の設定ボタン13が設けられている。
【0013】
そして、ホース体11の手許操作部12の先端には、伸縮可能な接続管としての延長管14を介して吸込口体としての床ブラシ15が着脱可能に連通接続されて取り付けられている。
【0014】
この床ブラシ15は、図1ないし図3に示すように、前後方向である走行方向に対して横長で、かつ後部略中央が後方に向けて突出する平面視で略凸字状のケース体21を備えている。このケース体21は、上面を開口した下部ケース22を備えており、この下部ケース22の上面の開口には、この上面の開口を覆う下面が開口された上部ケース23が取り付けられている。さらに、これら下部ケース22および上部ケース23の前面を含む周面には、これら下部ケース22および上部ケース23の外面より外周に突出して設けられる軟質部材の緩衝体であるバンパ24が挟持されている。
【0015】
また、ケース体21の下部ケース22には、床面Fに対向して吸込口25が開口されている。この吸込口25は、前後方向である走行方向に対して横長の細長矩形状に開口されている。さらに、下部ケース22の両側下面における吸込口25の前後には、床ブラシ15の走行方向に向けて回転自在な走行体としての補助輪26がそれぞれ取り付けられている。これら補助輪26は、床ブラシ15を床面Fに載置した状態でこの床面Fに当接する。
【0016】
そして、吸込口25には、ケース体21の長手方向である走行方向に対する横方向に沿った回転軸を有する細長円筒状の回転清掃体27が回転可能に取り付けられている。この回転清掃体27は、ケース体21内に収容された電動機28により回転駆動されて床面F上の塵埃を掻き出す。
【0017】
またさらに、ケース体21の前側面におけるバンパ24の下方には、略矩形状の嵌合溝部31が形成されている。この嵌合溝部31は、上部ケース23の長手方向の一端面から他端面に亘って連通して形成されている。また、この嵌合溝部31の前側における上下方向の中心域には、上部ケース23の前側面に連通して下方に向けて傾斜した矩形状に切り欠き形成された切欠部32が設けられている。このため、嵌合溝部31および切欠部32は、側面視T字状に形成されている。
【0018】
さらに、嵌合溝部31には、ブラシ部33が着脱可能に取り付けられている。このブラシ部33は、嵌合溝部31の内形と略等しい外形、すなわち細長矩形状に形成されたブラシ基部34を備えている。またさらに、このブラシ基部34の前側面には、清掃部材としてのブラシ毛35が複数本取り付けられている。これらブラシ毛35は、ブラシ基部34の長手方向に連続的に隣接して互いに平行に取り付けられている。また、ブラシ毛35は、上下方向の寸法が、切欠部32の上下方向の寸法に対応して取り付けられている。
【0019】
そして、ブラシ部33は、ケース体21の長手方向の一端側から他端側へとブラシ基部34を嵌合溝部31にスライドさせて嵌着することにより、各ブラシ毛35の基端部36が切欠部32に挿通され、各ブラシ毛35の先端部37が切欠部32からケース体21の前方へと突出する。この結果、各ブラシ毛35は、ケース体21の長手方向に連続的に隣接して取り付けられる。
【0020】
ここで、ブラシ毛35は、軟質かつ弾性を有する合成樹脂などにより変形可能に、かつ細線状に設けられている。また、図1に示すように、各ブラシ毛35の長さ寸法aは、これらブラシ毛35の基端部36の補助輪26の下端からの高さ寸法、言い換えれば平坦な床面Fからの高さ寸法bよりも大きく形成されている。さらに、ブラシ毛35の先端部37は、切欠部32の傾斜方向に沿った下方に向けて例えば45°程傾斜した直線状に、補助輪26の下端よりも上方に位置するように、言い換えれば、補助輪26の下端との間、すなわち床面Fとの間に間隙38を形成するように取り付けられている。したがって、この間隙38の床面Fからの高さ寸法をcとすると、0<c<b<aの関係が成り立っている。
【0021】
また、ブラシ毛35の先端部37は、ケース体21の前方へと突出しており、ブラシ毛35が取り付けられた部分であるブラシ部33のブラシ基部34の前面は、バンパ24の先端部である前端部よりも後方に位置している。すなわち、バンパ24の前端部は、ブラシ基部34の前面よりも前方に突出している。またさらに、ブラシ毛35の先端部37は、バンパ24の前端部よりも前方に位置している。
【0022】
そして、ケース体21の後部には、略細長円筒状の接続管41が連通接続されている、この接続管41は、床ブラシ15を被掃除面に対向させた状態で、ケース体21に対して周方向に所定角度回転可能である。さらに、接続管41の基端には、延長管25の先端が着脱可能に連通接続される。
【0023】
一方、本体用ケース体4内における前側には、集塵装置としての円筒状のダストカップ42が着脱可能に取り付けられている。このダストカップ42は、本体吸込口9および電動送風機2の吸込側に連通されている。このため、このダストカップ42は、電動送風機2の駆動により床ブラシ15の吸込口25から吸い込まれて延長管14、ホース体11および本体吸込口9内を順次通過した吸込風を旋回させて、この吸込風とともに吸い込んだ塵埃を自重による遠心分離にて吸込風から分離して集塵する。
【0024】
また、このダストカップ42と電動送風機2との間には、図示しないフィルタ体などが取り付けられている。これらフィルタ体などは、ダストカップ42内の遠心分離で分離できなかった微細な塵埃を吸着して捕捉する。
【0025】
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
【0026】
まず、床ブラシ15の下部ケース22の嵌合溝部31にブラシ部33のブラシ基部34を床ブラシ15の側方からスライドさせ、嵌合させて取り付ける。
【0027】
次いで、本体ケース6に、ダストカップ42を嵌合させて取り付け、本体用ケース体4の本体吸込口9にホース体11の基端を連通接続させるとともに、先端に床ブラシ15が連通接続された延長管14の基端をホース体11の先端に連通接続させる。
【0028】
この後、ホース体11の手許操作部12を把持しつつ、この手許操作部12の所定の設定ボタン13をオンして本体ケース6内の電動送風機2を駆動させる。
【0029】
すると、床ブラシ15の吸込口25から塵埃とともに空気が吸い込まれる。そして、この塵埃を含んだ空気は吸込風となり、延長管14およびホース体11それぞれの内部を順次通過して本体吸込口9へと吸気された後、ダストカップ42内へと吸い込まれる。
【0030】
さらに、ダストカップ42内へと吸い込まれた吸込風は、ダストカップ42の内部で渦巻き状に回転して旋回風となる。この吸込風の旋回により、この吸込風とともに吸い込まれた塵埃が自重による遠心分離にてダストカップ42内に落下して集塵される。
【0031】
この後、ダストカップ42内で旋回した吸込風は、フィルタ体などにより、ダストカップ42内での遠心分離では分離できなかった微細な塵埃が捕捉される。そして、この微細な塵埃が捕捉された吸込風は、電動送風機2の吸込側へと吸い込まれて、この電動送風機2を通過して排気風となる。
【0032】
この排気風は、本体用ケース体4の排気口8から本体ケース6の外部へと排気される。
【0033】
ここで、通常の掃除の際には、床ブラシ15のケース体21の周囲の塵埃を、電動送風機2により吸込口25から吸い込む。
【0034】
このとき、ブラシ毛35の先端部37と床面Fとの間の間隙38により床ブラシ15の周囲に通気性および塵埃の通過スペースを確保し、電動送風機2による吸込口25からの塵埃の吸い込みに影響を与えない。
【0035】
一方、壁Wの近傍の床面F、すなわち壁際を掃除する際には、作業者が床ブラシ15のケース体21の前部を壁際に近づけると、図2に示すように、床ブラシ15のケース体21から前方に突出したブラシ毛35の先端部37が壁Wに接触する。そして、これらブラシ毛35が弾性により壁Wに沿って下方へと凸弧状に湾曲する。
【0036】
このとき、壁Wに沿って湾曲したブラシ毛35の先端部37が床面Fに接触する。
【0037】
さらに、作業者が床ブラシ15のケース体21を壁Wに接近させてバンパ24を壁Wに接触させると、ブラシ毛35が壁Wに圧接され、これらブラシ毛35の先端部37が床ブラシ15のケース体21側へと床面Fに沿って若干折り返して湾曲する。
【0038】
また、バンパ24を壁Wに接触させても各ブラシ毛35の基端部36側は壁Wに圧接されない。
【0039】
この後、ケース体21の下側に回りこんだブラシ毛35により、壁際の床面F上の塵埃が掻き出されて吸込口25側に運ばれる。
【0040】
同時に、ブラシ毛35が壁Wに圧接されることでブラシ毛35の上下部がシールされ、これらブラシ毛35の基端部36側の下方と床面Fとの間に風路43が形成される。
【0041】
そして、床ブラシ15の側方からこの風路43へと空気が流入し、ブラシ毛35で掻き出した塵埃の一部がこの空気とともに吸込口25へと吸い込まれてダストカップ42で集塵される。すなわち、壁際の塵埃を床ブラシ15がブラシ毛35により掻き取る。
【0042】
また、床ブラシ15のケース体21を壁際から離間させると、各ブラシ毛35は弾性により復元する。
【0043】
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、基端部36の高さ寸法bよりも大きい長さ寸法aを有する変形可能なブラシ毛35を、床ブラシ15のケース体21の下方に先端部37を向けて前方へと突出させ、かつこれらブラシ毛35の上方のケース体21にブラシ毛35の基端部36よりも前方に突出させたバンパ24を取り付けたことにより、床ブラシ15のケース体21を壁Wに近づけるとブラシ毛35が壁Wに接触し、この壁Wに沿って下方に変形して湾曲し、これらブラシ毛35の先端部37が壁際の床面Fに接触してこの床面Fの塵埃を掻き取るため、壁際を確実に掃除できる。
【0044】
また、壁際以外の床面Fを掃除する際には、ブラシ毛35の先端部37と床面Fの間に間隙38が形成されてブラシ毛35の先端部37が床面Fに接触しないので、床ブラシ15の周囲に通気性および塵埃の通過スペースを確保でき、床ブラシ15の吸込口25からの塵埃の吸い込みに影響を与えないとともに、床ブラシ15を走行させた際にブラシ毛35が床面Fに引っかかるなどせず、床ブラシ15の操作性を向上できる。
【0045】
さらに、ブラシ毛35は弾性を有するため、床ブラシ15の前部を壁Wなどに衝突させた際に床ブラシ15と壁Wとの間に加わる衝撃を、ブラシ毛35により吸収できる。
【0046】
そして、バンパ24の前端部をブラシ毛35の基端部36よりも前方に突出させたことにより、バンパ24を壁Wに接触させても、ブラシ毛35の基端部36は壁Wに圧接されない。この結果、床ブラシ15の前方におけるブラシ毛35の基端部36の下方と床面Fとの間に風路43が形成されて通気性を保持でき、かつ床ブラシ15を壁Wに衝突させた際に、バンパ24によりブラシ毛35の基端部36を保護できる。
【0047】
またさらに、ブラシ部33を着脱可能に床ブラシ15のケース体21に取り付けたので、ブラシ毛35のメンテナンスなどを容易にでき、例えば長期に亘る使用などによりブラシ毛35が曲がった場合などには、ブラシ部33ごとブラシ毛35を交換できる。
【0048】
次に、本発明の電気掃除機の第2の実施の形態を図5を参照して説明する。
【0049】
この図5に示す実施の形態は、上記図1ないし図4に示す実施の形態と基本的に同様の構成を有しているが、ブラシ毛35は、基端部36が複数本ずつまとめられたブラシ束51となっており、これらブラシ束51は、それぞれブラシ部33のブラシ基部34の長手方向に略等間隔に互いに離間されて複数設けられている。したがって、ブラシ束51は、ケース体21の長手方向に断続的に取り付けられる。
【0050】
さらに、各ブラシ束51のブラシ毛35は、先端部37が隣接するブラシ束51のブラシ毛35の先端部37に近づくように、基端部36から先端部37に向かって広がるように、すなわち拡開するように取り付けられている。またさらに、各ブラシ束51のブラシ毛35の先端部37は、ケース体21の長手方向に正面視で互いに連続的に隣接している。すなわち、ブラシ毛35の基端部36側には、ケース体21の長手方向に略等間隔の間隙52が形成され、ブラシ毛35の先端部37側には各ブラシ束51の間で間隙が形成されていない。
【0051】
そして、図1ないし図4に示す実施の形態の床ブラシ15と同様に、通常の掃除の際には、間隙38により通気性を確保し、床ブラシ15のケース体21の周囲の塵埃を、電動送風機2により吸込口25から吸い込む。
【0052】
また、壁際の掃除の際には、床ブラシ15を壁際に近づけると、各ブラシ束51のブラシ毛35が壁Wに接触し弾性により壁Wに沿って下方へと凸弧状に湾曲した後、先端部37が床面Fに接触する。
【0053】
またさらに、作業者がバンパ24を壁Wに接触させると、ブラシ毛35の先端部37が床ブラシ15のケース体21側に折り返し湾曲して、壁際の床面F上の塵埃が掻き出されて吸込口25側に運ばれる。
【0054】
同時に、床ブラシ15の前方の上側から、各ブラシ束51のブラシ毛35の基端部36側の間隙52を介して吸込口25へと空気が吸い込まれて風路が形成され、ブラシ毛35により掻き出された床面F上の塵埃の一部が吸込口25へと空気とともに吸い込まれる。
【0055】
この後、ブラシ毛35の先端部37により掻き出された塵埃が空気とともに吸込口25から吸い込まれてダストカップ42で集塵され、ブラシ毛35により壁際の床面F上の塵埃が掻き取られる。
【0056】
上述したように、上記第2の実施の形態によれば、基端部36の高さ寸法bよりも大きい長さ寸法aを有する変形可能なブラシ毛35を、床ブラシ15のケース体21の下方に先端部37を向けて前方へと突出させ、かつこれらブラシ毛35の上方のケース体21にブラシ毛35の基端部36よりも前方に突出させたバンパ24を取り付けるなど、図1ないし図4に示す実施の形態と同様の構成を有することにより、図1ないし図4に示す実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0057】
また、ブラシ毛35の基端部36を複数まとめてブラシ束51としたことにより、各ブラシ束51のブラシ毛35の基端部36側に間隙52が形成されるため、床ブラシ15の前方上側から下側への風路を確保できる。このため、ブラシ毛35で掻き出した壁際の床面F上の塵埃を、この風路を介して吸い込まれた空気の流れに乗せて吸込口25から確実に吸い込んで掃除できる。
【0058】
さらに、ブラシ束51は、ブラシ毛35単独の場合よりも弾性が大きいため、床ブラシ15の前部が壁Wなどに衝突した際の衝撃などを、より確実にブラシ束51で吸収できる。
【0059】
そして、各ブラシ束51のブラシ毛35の先端部37をケース体21の長手方向に連続的に隣接させたことにより、壁際の床面F上の塵埃をケース体21の長手方向に隙間なく掻き取りできる。
【0060】
なお、上記各実施の形態において、清掃部材としてブラシ毛を用いたが、同様の機能を有するものであれば、ゴムなどの清掃部材を用いることも可能である。しかも、ブラシ毛35は、図6に示すように、本体ケース21の前部だけでなく、両側部に亘って設けてもよい。
【0061】
また、ブラシ毛35のみで充分にクッション性を確保できる場合には、バンパ24を取り付けない構成も可能である。
【0062】
さらに、ブラシ部33のケース体21への着脱方法は上記構成に限定されるものではなく、構成をより簡略化する場合には、ケース体21にブラシ毛35を直接設けてもよい。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、通常の掃除の際には、清掃部材の先端部と走行体の下端との間の間隙により吸込口体の周囲から塵埃を吸い込むことができ、壁際の掃除の際には、ケース体を壁に近づけると清掃部材が壁に接触して下方に変形して湾曲し、先端部が壁際の被掃除面に接触して被掃除面の塵埃を掻き取るため、壁際を確実に掃除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の第1の実施の形態の吸込口体を示す側面図である。
【図2】同上電気掃除機の吸込口体を示す側面図である。
【図3】同上電気掃除機の吸込口体を示す平面図である。
【図4】同上電気掃除機を示す斜視図である。
【図5】本発明の電気掃除機の第2の実施の形態の吸込口体の一部を示す平面図である。
【図6】本発明の電気掃除機の他の実施の形態の吸込口体を示す平面図である。
【符号の説明】
1  電気掃除機
2  電動送風機
3  掃除機本体
15  吸込口体としての床ブラシ
21  ケース体
24  バンパ
25  吸込口
26  走行体としての補助輪
35  清掃部材としてのブラシ毛
F  被掃除面としての床面

Claims (4)

  1. 被掃除面に対向して開口した吸込口を備えたケース体と、
    このケース体に設けられ被掃除面と当接する走行体と、
    前記ケース体の外周の少なくとも一部に、このケース体の外周よりも先端部が突出して取り付けられた変形可能な清掃部材とを具備し、
    この清掃部材は、前記ケース体における前記清掃部材の基端部の前記走行体の下端からの高さ寸法よりも大きい長さ寸法を有し、かつ先端部が前記走行体の下端よりも上方に位置するように先端部を下方に向けて取り付けられた
    ことを特徴とした吸込口体。
  2. ケース体における清掃部材の上方に、この清掃部材の取り付けられている部分よりも外周に突出して設けられたバンパを具備した
    ことを特徴とした請求項1記載の吸込口体。
  3. 清掃部材は、ケース体の外周に沿って複数設けられ、各清掃部材は、その先端部が隣接する清掃部材の先端部に近づくように基端部から先端部に向かって広がるように形成された
    ことを特徴とした請求項1または2記載の吸込口体。
  4. 電動送風機を備えた掃除機本体と、
    この掃除機本体に取り付けられ、前記電動送風機の吸込側に吸込口が連通される請求項1ないし3いずれか一記載の吸込口体と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
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