JP2004139939A - 半導体装置用ソケットおよび半導体装置のソケットへの着脱方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ソケット10は、ベース部材20と、カバー部材30と、複数のコンタクト40と、アダプター50と、ラッチ部材60とを含む。アダプター50は、電子装置を載置するための載置面51を含み、載置面51には複数の貫通孔54が形成される。ラッチ部材60は、ベース部材20に回転可能に支持され、アダプター50と係合可能な突出部65を含む。電子装置が未装着であってカバー部材30がベース部材20から離れた位置にあるとき、突出部65がアダプター50を変位させ、載置面からコンタクトを突出させる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置等の電子装置を装着するためのソケットに関し、詳細にはバーンインテスト用ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置(以下、ICデバイスあるいはICパッケージということがある)をバーンインテストすることにより半導体装置の初期不良をチェックする作業が行われている。バーンインテストの際に、半導体装置はバーンインテスト用のソケットに装着される。一般に、この種のテスト用ソケットとしてポップアップタイプというものが広く利用されている。ポップアップタイプのソケットは、ベース部材に対してカバー部材が接近あるいは離れる方向に直線的な往復動するものであり、このようなカバー部材の直線的な動きは半導体装置の自動装着に適している。
【0003】
図9に従来のポップアップタイプのソケットの断面構造を示し、図10にA部の拡大を示す。図9中、左側半分がカバーフリー状態を示し、右側半分がカバーフルストローク状態を示す。ソケット100は、ベース部材110と、ベース部材110に対して接近もしくは離間する方向に往復同可能なカバー部材120とを含む。ベース部材110には、複数のコンタクト130が植え込まれる。ベース部材110上には、スプリングコイル等の弾性部材によって付勢されたアダプター140が取付けられ、アダプター140の載置面150が垂直方向に変位可能になっている。載置面150には、複数のコンタクト130の位置に対応して複数の貫通孔160が形成される(図10参照)。複数のコンタクト130の一端131は、ベース部材110の下部より突出され、回路基板上の接点と電気的に接続される。その他端(接触部)132は、アダプター140の各貫通孔160にガイドされ、アダプター140の変位に応じてその載置面150から突出し、あるいは貫通孔160内に留まる。
【0004】
アダプター140の対向する側には一対のラッチ部材170がベース部材110に回動可能に取付けられる。ラッチ部材170は、その先端に半導体装置を押圧するための押圧部171を含む。また、ラッチ部材170は、カバー部材120とリンク180を介して接続され、カバー部材120の直線的な動きと連動して回転する。カバー部材120がベース部材110に対して接近されたとき、あるいはカバー部材120がフルストロークされたとき、ラッチ部材170の押圧部171が退避位置にあり、半導体装置がアダプター140の載置面150上に載置されるときに押圧部171が干渉しない位置にある。他方、カバー部材120がベース部材110から離間された位置にあるとき、あるいはカバー部材120がフリーな状態にあるとき、ラッチ部材170の押圧部171は載置面150上にあり、半導体装置を押圧可能な位置にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のポップアップタイプのソケット100には、次のような課題がある。アダプター140は、コイルスプリングによってベース部材110から離間される方向に付勢され、図示しないストッパーをベース部材と係合させることで一定の位置に置かれている。ICが未装着の状態では、カバー部材120の位置に拘わらず、アダプター140の位置は不変である(図10参照)。載置面150からコンタクト130の接触部132は突出しておらず、貫通孔160内に留まっている。載置面150から接触部132を突出させないような位置関係を持たせた理由は、BGAやLGAタイプのICが挿入される時、接触部132がICのはんだボールやICパッケージに接触し挿入不良となることを防止し、載置面150上においてICの位置決めを確実にするためである。
【0006】
接触部132を載置面150より突出させない構成は、IC挿入時に非常に効果的な利点を奏する反面、ICが未装着のとき、接触部132が貫通孔160内に留まるため、載置面150と接触部132との間の貫通孔160内に凹部(空所)161が形成されてしまい、ICが装着されていない状態でソケットを保管したり、搬送するときに、凹部161内にゴミやパーティクル等の異物が入る可能性があった。貫通孔160の凹部161内に入り込んだ異物は、洗浄作業を行っても除去することが難しく、異物が残存した場合には、接触部132とICのはんだボールとの電気的接続が遮断され、ICとの接触不良を引き起こす惧れがあった。
【0007】
本発明は、これらの従来の課題を解決するものであり、ソケットが異物によって汚染されることを防ぎ、BGAやLGA等の半導体装置を含む電子装置と電気的接続を確実に行うことができるソケットを提供することを目的とする。
さらに本発明は、BGAやLGA等の半導体装置を含む電子装置と電気的接続を確実に行うことが可能な着脱方法を提供することを目的とする。
さらに本発明は、従来の半導体装置用ソケットを改良し、さらに自動装着に適したソケットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るソケットは、ベース部材と、前記ベース部材に対して接近もしくは離間する方向に往復動可能に取付けられた往復動部材と、前記ベース部材に固定された複数のコンタクトと、前記ベース部材上に弾性部材によって付勢されるように取付けられたアダプターであって、前記アダプターは、電子装置を載置するための載置面を含み、前記載置面には前記複数のコンタクトに対応する位置に複数の貫通孔が形成され、前記載置面が変位されたとき前記載置面の複数の貫通孔から前記複数のコンタクトを突出可能とする、前記アダプターと、前記ベース部材に回転可能に支持されたラッチ部材であって、前記ラッチ部材は、前記往復動部材が前記ベース部材から離れた位置にあるとき電子装置を押圧可能な第1の位置にあり、前記往復動部材が前記ベース部材に接近された位置にあるとき電子装置を装着可能な第2の位置にあり、さらに前記ラッチ部材は、前記アダプターと係合可能な係合部を含む、前記ラッチ部材とを備え、電子装置が未装着であってカバー部材がベース部材から離れた位置にあるとき、前記ラッチ部材の前記係合部が前記アダプターを変位させる。これにより、電子装置が未装着のときに、アダプターの載置面の貫通孔からコンタクトを突出させあるいはコンタクトを載置面とほぼ同一の高さにすることができ、貫通孔内への異物の混入を防止することが可能となる。
【0009】
好ましくは、係合部は、前記ラッチ部材に設けられた突出部であり、該突出部が前記アダプターを押圧する。さらに、好ましくは載置面に隣接した位置に前記突出部と係合可能な段差部が形成され、前記載置面上に電子装置が載置されたとき、前記段差部の表面は前記電子装置の表面よりも低く、前記カバー部材が前記ベース部材に接近されたとき、前記ラッチ部材が前記電子装置と接触して前記アダプターを押下させ、前記突出部が前記段差部から離間されている。
【0010】
さらに好ましくは、前記カバー部材と前記ラッチ部材は、運動伝達部材により連結されている。前記運動伝達部材は、例えば、リンク機構やカム機構を用いることができる。
【0011】
請求項10に記載のソケットは、ベース部材と、前記ベース部材に対して接近もしくは離間する方向に往復動可能に取付けられた往復動部材と、各々が前記ベース部材に固定される基部と前記基部から弾性変形部を介して延在される接触部を含む複数のコンタクトと、前記ベース部材上にばね部材を介して取付けられたアダプターであって、前記アダプターは前記ベース部材と係合する係止部を含み、前記アダプターが前記ばね部材により前記ベース部材から離れる方向に付勢されたとき前記係止部により前記アダプターが所定の位置に停止可能であり、さらに前記アダプターは電子装置を載置する載置面と前記載置面に接続されたガイド部を含み、前記載置面には複数の貫通孔が形成され、前記複数のコンタクトの接触部が前記貫通孔によりガイドされる、前記アダプターと、前記ベース部材に回転可能に支持されるラッチ部材であって、前記ラッチ部材は、押圧部と前記アダプターと係合可能な突出部とを含み、かつ前記往復動部材の運動に応じて回転される、前記ラッチ部材とを有し、電子装置の未装着時において、前記往復動部材が前記ベース部材から離れた位置にあるとき、前記ラッチ部材の前記突出部が前記ばね部材に抗して前記アダプターを押下し、前記電子装置の装着時において、前記往復動部材が前記ベース部材から離れた位置にあるとき、前記ラッチ部材の押圧部が前記電子装置に接触して前記アダプターを押下し、前記突出部が前記アダプターと非係合である。
【0012】
請求項13に記載の着脱方法は、ベース部材と、前記ベース部材に対して接近もしくは離間する方向に往復動可能に取付けられた往復動部材と、前記ベース部材に固定された複数のコンタクトと、前記ベース部材上に変位可能に取付けられ前記複数のコンタクトに対応する位置に複数の貫通孔が形成された載置面を有するアダプターと、前記ベース部材に回転可能に取付けられ前記往復動部材の動きと連動しかつ前記アダプターと係合可能なラッチ部材とを有するソケットにおいて以下の工程を含む。
前記往復動部材を前記ベース部材に接近する方向へ移動させ、前記ラッチ部材を回転させて退避位置へ移動させ、前記アダプターの載置面上にある半導体装置を取り外す工程と、前記往復動部材を前記ベース部材から離間する方向へ移動させ、前記ラッチ部材が原位置方向へ移動されたとき、前記ラッチ部材により前記アダプターが押下され、前記載置面の複数の貫通孔から前記複数のコンタクトを突出させる工程を含む。
【0013】
請求項14に記載の着脱方法は、ベース部材と、前記ベース部材に対して接近もしくは離間する方向に往復動可能に取付けられた往復動部材と、前記ベース部材に固定された複数のコンタクトと、前記ベース部材上に変位可能に取付けられ前記複数のコンタクトに対応する位置に複数の貫通孔が形成された載置面を有するアダプターと、前記ベース部材に回転可能に取付けられ前記往復動部材の動きと連動しかつ前期アダプターと係合可能なラッチ部材とを有するソケットにおいて、以下の工程を含む。
前記往復動部材が前記ベース部材から離間された位置にあるとき、前記ラッチ部材が前記アダプターを押圧しており、前記アダプターの載置面の複数の貫通孔から前記複数のコンタクトを突出される工程、前記往復動部材が前記ベース部材に接近する方向に移動されたとき、前記ラッチ部材が退避位置に回転され、前記アダプターが上昇され、前記複数のコンタクトが前記載置面より下方に位置される工程、一面に複数の端子が形成された半導体装置を前記アダプターの載置面上に載置する工程、前記往復動部材が前記ベース部材から離間する方向に移動されたとき、前記ラッチ部材が半導体装置を押圧することで前記アダプターが下降され、前記複数のコンタクトが前記複数の貫通孔を介して前記載置面よりも突出し前記半導体装置の複数の端子と電気的に接続される工程を含む。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係るソケットの構成を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、同図(c)は側面図である。図2は図1のX−X線断面図でありIC未装着時の状態を示し、図3は図1のX−X線断面図ありIC装着時の状態を示し、図4は図1のY−Y線断面図でありIC装着時の状態を示す。
【0015】
本実施形態のソケットは、LGA(Land Grid Array)タイプの半導体装置用に開発されたものである。LGAデバイス1は、そのパッケージ裏面に複数の金属端子を2次元的に配列する。各端子は、裏面よりやや内側に窪んだ位置に金属接点を形成する。
【0016】
ソケット10は、ベース部材20と、ベース部材20に対して接近しまたは離れる方向に往復動可能なカバー部材30とを含む。ベース部材20は、高耐熱樹脂ポリエーテルサルフォン(PES)を射出成型して形成され、そのほぼ中央部には、コンタクト40を植え込むためのスロット21がY−Y線方向と並行に沿って複数形成される。各スロット21は、X−X線方向において隔壁21aによって隔離され、隔壁はベース部材20の下部からアダプター取付け面22まで延びる。ベース部材20の下部の各コーナー部には、ソケット10を回路基板等に固定するための支柱20aが設けられる。
【0017】
ストッパー部材23は、図4に示すように、コンタクト40の抜け防止のためにベース部材20の下部に取付けられる。ストッパー部材23の一面にはコンタクトの配列に対応して貫通孔24が形成され、両側部にはフック25が設けられる。フック25は、ベース部材20の両側部に形成された開口を介して係止部26と係止される。
【0018】
コンタクト40は、金属板を打ち抜くことによって形成される。コンタクト40は、ストッパー部材23から突出する一端(端子部)43と、一端43から延在した幅の広い幅広部41と、中間の湾曲部42と、湾曲部42から延在する他端(接触部)44を含む。コンタクト40の一端43は、回路基板(図中省略)の導電接点にはんだ等によって接続される。幅広部41は、ストッパー部材の貫通孔24と係止され、湾曲部42がスロット21内を延びる。他端(接触部)44は、アダプター取付け面22から突出し、最終的にLGAデバイス1の各端子2にそれぞれ接触される。コンタクト40の他端44には、球形状の丸み処理が施されており、LGAデバイス1の端子2と接触したときに端子2の表面を傷つけないようにしている。他端44が端子2と接触したときにコンタクト40の軸方向に座屈過重が加えられたとき、湾曲部42がそれに抗する弾性力を生じさせる。
【0019】
ストッパー部材23をベース部材20に取付ける前に、各コンタクト40がベース部材20の下部から各スロット21内に挿入され、幅広部41がスロット21の隔壁と当接される。そして、ストッパー部材23をベース部材20に取付け、コンタクト40の一端43が貫通孔24内を通り、コンタクト40がベース部材20に固定される。
【0020】
アダプター50は、アダプター取付け面22上に上下動可能に取付けられる(図4参照)。アダプター50は、そのほぼ中央にLGAデバイス1を載置するための載置面51と、載置面51の各コーナー部において下方に延在された軸状のフック52と、載置面51の各コーナー部から上方に傾斜した面を含むガイド55と、載置面51の対向する両側に載置面51よりも一段高く形成された一対の段差部56を有する。各フック52は、ベース部材20に形成された開口を通して係止部27とそれぞれ係合される。各フック52にはコイルスプリング53が巻回され、コイルスプリング53によってアダプター50はベース部材20から離れる方向に常に付勢されている。アダプター50がフリーな状態にあるとき、すなわちアダプター50に対して外力が加えられないとき、フック52が係止部27と係止され、アダプター50はベース部材あるいはアダプター取付け面22から最も離れた位置にある。他方、アダプター50に対してコイルスプリング53に勝る大きな力が加えられた場合、アダプター50はコイルスプリング53に抗して下降される。
【0021】
載置面51には、ベース部材20のスロット21、言い換えれば各コンタクト40の接触部44と対応する位置に複数の貫通孔54が形成される(図6参照)。アダプター取付け面22から突出したコンタクト40の他端44は貫通孔54にガイドされるようになっている。アダプター50がアダプター取付け面22から最も離れた位置にあるとき、他端(接触部)44は載置面51から突出することなく貫通孔54内に留まり、それは載置面51より僅かに低い位置にある。アダプター50がアダプター取付け面22に対して接近されると、載置面51の貫通孔54から接触部44が突出する。載置面51の周囲には溝51aが形成され(図4参照)、溝51aの外側にガイド55が形成される。LGAデバイス1を装着するとき、LGAデバイス1のパッケージ外形がガイド55に接触され、デバイス1の移動がガイド55によって規制され、載置面51上に位置決めされる。段差部56は、載置面51の両側に溝51aを隔てて形成され、好ましくは、装着されるLGAデバイス1の高さ寸法よりも小さい(図3参照)。この段差部56は、後述するラッチ部材60の突出部65と係合可能である。
【0022】
カバー部材30の各コーナーには下方に直立するポスト31が形成され、このポスト31はベース部材20の各コーナーに形成された収容孔(図中省略)に挿入される。カバー部材30とベース部材20間のポスト31の回りにはコイルスプリング32が巻回され、スプリング32によってカバー部材30がベース部材20から離れる方向に常に付勢される。カバー部材30の対向する側壁33には、それぞれ一対のスロット34が形成され、スロット34は後述するラッチ部材の回転軸61と係合する。スロット34は、カバー部材30の上下方向のストロークを規定し、回転軸61がスロット34の最下部に当接するとき、カバー部材30はベース部材20から最も離れた位置にあり、回転軸61がスロット34の最上部に当接するとき、カバー部材30はスプリング32に抗してベース部材20に最も接近した位置にある。カバー部材30のほぼ中央には矩形状の開口35が形成され、開口35からアダプター50のガイド55に沿ってLGAデバイス1が載置される。
【0023】
ベース部材20上に一対のラッチ部材60が回転軸61によって回転可能に取付けられる。図5にラッチ部材の構成を示す。ラッチ部材60は、一方の端部側に形成されたLGAデバイス1を押圧可能な押圧部62と、他方の端部側に形成された長穴63と、そのほぼ中央に回転軸61を挿入する貫通孔64とを有する。押圧部62の下面には突出部65が形成され、突出部65はその表面にほぼ平坦な突出面65aを有する。長穴63および貫通孔64は、図1(a)のY−Y線と平行に延び、これと平行に延びる回転軸61が貫通孔64内に挿入される。各ラッチ部材60の両側60a、60bにはそれぞれリンク70が配され、リンク70の一端71に設けられた軸75が長穴63内に収容される。リンク70の一端71は円弧状の外周面74を有し、円弧状外周面74は、ベース部材20に形成されたカム面28上を摺動可能である。リンク70の他端72は軸73によってカバー部材30と回転可能に接続される。
【0024】
カバー部材30がベース部材20に向かって移動され、リンク70の円弧状外周面74がカム面28に当接すると、リンク70は軸73を中心に回転を開始する。円弧状外周面74がカム面28に倣って摺動を開始すると、リンク70の軸75が長穴63内を規制されながら移動し、これによってラッチ部材60が軸61を中心に回転される。ラッチ部材60の押圧部62は、アダプター50の真上の位置から円弧状の軌跡を描いて外側へ回転し、カバー部材30がフルストロークあるいは十分なくらい押し下げられたとき、ラッチ部材60の押圧部62が最も外側の位置あるいは退避位置へと移動される。
【0025】
次に本実施の形態に係るソケットの動作について説明する。LGAデバイスがソケットに未装着の場合、カバー部材30がスプリング32によってベース部材20から離された位置にあるとき(図2の左側部分)、ラッチ部材60はリンク70によってその他端側が持ち上げられ、このため押圧部62がアダプター50の載置面51上に位置する。このとき、押圧部62の下面の設けられた突出部65の突出面65aがアダプター50の段差部56を押圧し、アダプター50はアダプター載置面22から最も離れた位置よりも僅かに下降した位置にある。図6(a)は、このときのA2部の拡大図であり、載置面51とコンタクト40との位置関係を示している。ラッチ部材60の突出部65がアダプター50を押下することにより、コンタクト40の他端(接触部)44が貫通孔54を介して載置面51から僅かに突出している。
【0026】
LGAデバイス1をソケットに装着するためにカバー部材30を押し下げると、リンク70が下降を開始し、リンク70の円弧状外周部74がカム面28に到達し、リンク70は軸73を中心に回転する(図2の右側部分において時計方向)。リンク70の一端71はソケットセンターに向けて誘導され、同時にラッチ部材60が回転軸61を中心にして回転し、ラッチ部材60の押圧部62は、アダプター50の外側あるいはカバー部材30の下部である退避位置へ移動され、カバー部材30の開口35を介してLGAデバイス1を装着可能とする。ラッチ部材60が退避位置に回転されたことで、突出部65とアダプター50の段差部56との係合が解除され、アダプター50はコイルスプリング53によってアダプター取付け面22から最も離間された位置まで上昇される。図6(b)にこのときのA3部の拡大を示す。アダプター50が最上位置まで変位されたことで、コンタクトの接触部44が載置面51から突出することなく貫通孔54内に留まる。
【0027】
次に、LGAデバイス1が、アダプター50のガイド55に規制されながら載置面51上に載置される(図3の右側部分)。このとき、載置面51から接触部44が突出されていないため、LGAデバイスは接触部44と干渉することなく載置面51上に確実に位置決めされる。また、LGAデバイス1が載置されたとき、段差部56の表面はLGAデバイス1の表面よりも低くなっている。
【0028】
LGAデバイス1の載置後、カバー部材30の押し下げ力を解除することで、スプリング32の付勢力によりカバー部材30はベース部材20から遠ざかり、リンク70の一端71がソケットセンターから外側へ移動してラッチ部材60が元の方向へ回転を開始し、その押圧部62が退避位置からアダプター50上のLGAデバイス1へ向けて移動する。やがて、押圧部62がLGAデバイス1のほぼ真上からその上面に接触する。引き続きカバー部材30が上昇すると、ラッチ部材60がさらに回転して押圧部62が下がり、LGAデバイス1およびアダプター50が押下される。アダプター50は、ベース部材20からスプリング53によって付勢されているが、それよりも強い力がラッチ部材60からLGAデバイス1に与えられ、アダプター50が降下する。ほぼ同時にLGAデバイス1の下面の端子2が、アダプター50の貫通孔54より上昇されたコンタクト40の接触部44と接触を開始する。LGAデバイス1が押圧部62によってさらに押下されると、コンタクト40による反力が増加するが、その反力がラッチ部材60の押圧力と均衡する位置(または、コンタクトの反力以上の押圧力でカバー部材がスロット34で規制された上限位置)でLGAデバイス1およびアダプター50が停止する。両者の力が均衡する位置(またはカバー部材の上昇が停止される位置)は、言い換えれば、コンタクト40によってLGAデバイス1の各端子2に適正な荷重を与える適正荷重発生位置である(図3の左側部分)。
【0029】
押圧部62がLGAデバイス1に接触をするとき、LGAデバイス1の表面が段差部56の表面よりも高い位置にあるため、ラッチ部材60の突出部65と段差部56との間には僅かな間隙が形成される。つまり、LGAデバイス1が装着された状態では、ラッチ部材60の突出部65は段差部56と係合しない。
【0030】
LGAデバイス1の取り外しは、カバー部材30を押下し、ラッチ部材60の押圧部62を退避位置に移動させる。このとき、アダプター50は、最上位置まで上昇され、コンタクトの接触部44とLGAデバイス1の端子2とが解離される。そして、真空バキューム等によりLGAデバイス1がソケット10から取り外される。この状態からLGAデバイス1を装着することなく、カバー部材30の押下力を解除し、カバー部材20をベース部材20から離間させると、ラッチ部材60が原位置に戻る(図2の左側部分のカバーフリー状態)。このとき、ラッチ部材60の突出部65は段差部56のほぼ真上から段差部56に当接し、アダプター50を押下させ、図6(a)に示すように載置面51から接触部44を僅かに突出させる。
【0031】
このように本実施の形態に係るソケットでは、LGAデバイス1が未装着のとき、アダプター50の載置面51からコンタクト40の他端44を突出させることで、貫通孔54内に空所が形成されることをなくし、そこに異物が入り込むことを防止することができる。これにより、ソケット10の保管や移送時に、ソケットに異物が入り込むことを防止し、異物を除去するためのソケットの洗浄工程を省略し、またコンタクトとLGAデバイスとの電気的接続の不良を解消させることができる。
【0032】
上記実施の態様では、LGAデバイスをソケットに着脱する例を説明したが、これ以外の表面実装タイプの電子装置を着脱することも可能である。例えば、図7に示すようなBGAデバイスであっても良い。BGAデバイス80は、裏面に複数のボール状あるいはバンプ状の突出した金属端子81を有する。BGAデバイス80を装着する場合には、端子81の形状を損傷しないように、図8に示すようなコンタクトを用いることが望ましい。コンタクト90は、接触部91と、接触部91から延在し弾性変形可能な湾曲部92と、湾曲部92に接続された幅広部93と端子部94とを備えている。接触部91をアダプター50の貫通孔54から突出可能とし、幅広部93をストッパー部材23により固定する。接触部91の先端をV字型とすることで、接触部91が金属端子81に接触したときに、金属端子81の最下面が変形するのを防止することができる。先端の形状は、V字型以外にも、湾曲されたU字型のようなものであっても良いし、それ以外にも中央に窪みを持つ形状であっても良い。
【0033】
以上のように本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0034】
本実施の形態に係るソケットでは、一対のラッチ部材60を対向する位置にそれぞれ配したが、ラッチ部材は単独であってもよいし、あるいはそれぞれ対向する側に二対のラッチ部材を配しても良い。
【0035】
さらに、ラッチ部材60の突出部65の形状は、必ずしも上記実施態様に限らない。突出部65の表面を平坦な面から傾斜面にすることで、突出部65がアダプター50の段差部56に接触するときの抵抗を小さくするようにしても良い。あるいは、突出部65の表面を中心が突出するような湾曲形状あるいはカム形状にすることもできる。さらに、アダプター50の段差部56の表面も、必ずしも平面に限らず、傾斜面、湾曲面、あるいはカム面を用いることも可能である。この場合、当業者であれば、突出部65の形状に合わせて段差部56の形状が適宜選択することが可能なのはいうまでもない。また、上記実施の態様では、対向する位置に一対の段差部56を配したが、段差部56はアダプター50の少なくとも一箇所にあって、これがラッチ部材と係合可能である構成でも良い。
【0036】
カバーフリー状態(図2の左側部分)のときに、載置面51から接触部44が僅かに突出するようにしたが、ラッチ部材の突出部65の高さあるいは段差部56の高さを調整することで、接触部44の突出量を可変することが可能である。接触部44の載置面51からの突出量がほぼゼロであっても、同様の効果を得ることができる。
【0037】
さらに上記実施の態様では、LGAデバイスやBGAデバイスを対象にしたが、これ以外にも表面実装型の電子デバイスであっても良い。コンタクトの形状もこれに限らず、電子デバイスの端子の形状に応じて適宜選択することが可能である。
【0038】
さらには、ポップアップタイプのソケットとして、カバー部材からの運動伝達手段はリンク機構には限らない。カムを用いたものでも、それ以外の構成であっても良く、要はカバー部材の直線運動と連動して回転するラッチ部材により半導体装置を押下するタイプであれば本発明はすべて適用可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、電子装置が未装着であってカバー部材がベース部材から離れた位置にあるとき、前記ラッチ部材の前記係合部が前記アダプターを変位させることにより、アダプターの載置面の貫通孔からコンタクトを突出させあるいはコンタクトを載置面とほぼ同一の高さにすることができ、貫通孔内への異物の混入を防止することが可能となる。その結果、電子装置が未装着のソケットの保管・搬送の際に、ソケットが異物に汚染されることが防止され、従来のように異物を除去するための洗浄作業をなくすことができ、かつ、異物による電子装置とコンタクト間の電気的な接続不良を極力抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係るソケットを示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図2】図2は図1のX−X線断面図であって半導体装置が未装着の状態を示し、左側半分がカバーフリー時、右側半分がカバーフルストローク時を示す。
【図3】図3は図1のX−X断面図であって半導体装置が装着された状態を示し、左側半分がカバーフリー時、右側半分がカバーフルストローク時を示す。
【図4】図4は図1のY−Y線断面図であって半導体装置が装着された状態を示し、右側半分がカバーフリー時、右側半分がカバーフルストローク時を示す。
【図5】図5はラッチ部材の構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図6】図6(a)、(b)は図2のA2部、A3部の拡大断面図を示す。
【図7】図7はBGAパッケージの構成を示す図である。
【図8】図8はコンタクトの他の例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図9】図9は従来のソケットの構成を示す断面図である。
【図10】図10は図9に示すA部の拡大図断面図である
【符号の説明】
1:LGAデバイス、 10:ソケット、 20:ベース部材、
22:アダプター取付け面、30:カバー部材、 40:コンタクト、
44:他端(接触部) 50:アダプター、 55:ガイド、
56:段差部、 60:ラッチ部材、 62:押圧部、
65:突出部、 70:リンク、
Claims (16)
- ベース部材と、
前記ベース部材に対して接近もしくは離間する方向に往復動可能に取付けられた往復動部材と、
前記ベース部材に固定された複数のコンタクトと、
前記ベース部材上に弾性部材によって付勢されるように取付けられたアダプターであって、前記アダプターは、電子装置を載置するための載置面を含み、前記載置面には前記複数のコンタクトに対応する位置に複数の貫通孔が形成され、前記載置面が変位されたとき前記載置面の複数の貫通孔から前記複数のコンタクトを突出可能とする、前記アダプターと、
前記ベース部材に回転可能に支持されたラッチ部材であって、前記ラッチ部材は、前記往復動部材が前記ベース部材から離れた位置にあるとき電子装置を押圧可能な第1の位置にあり、前記往復動部材が前記ベース部材に接近された位置にあるとき電子装置を装着可能な第2の位置にあり、さらに前記ラッチ部材は、前記アダプターと係合可能な係合部を含む、前記ラッチ部材とを備え、
電子装置が未装着であってカバー部材がベース部材から離れた位置にあるとき、前記ラッチ部材の前記係合部が前記アダプターと係合し前記アダプターを変位させる、ソケット。 - 前記ラッチ部材の係合部が前記アダプターと係合したとき、前記アダプターは前記弾性部材の付勢に抗して押下され、前記貫通孔を介して前記載置面から前記コンタクトが突出される、請求項1に記載のソケット。
- 電子装置が装着され、かつ前記ラッチ部材が前記第1の位置にあるとき、前記ラッチ部材の前記係合部が前記アダプターと非係合である、請求項1または2に記載のソケット。
- 前記係合部は、前記ラッチ部材に設けられた突出部であり、該突出部が前記アダプターを押圧する、請求項1ないし3いずれかに記載のソケット。
- 前記載置面に隣接した位置に前記突出部と係合可能な段差部が形成され、前記載置面上に電子装置が載置されたとき、前記段差部の表面は前記電子装置の表面よりも低く、前記往復動部材が前記ベース部材から離間する方向に移動されたとき、前記ラッチ部材が前記電子装置と接触して前記アダプターを押下させ、前記突出部が前記段差部から離間されている、請求項4に記載のソケット。
- 前記アダプターは、電子装置を位置決めするガイドを含む、請求項1ないし5いずれかに記載のソケット。
- 前記電子装置は、一面に複数の端子を2次元的に配置した半導体装置である請求項1ないし6いずれかに記載のソケット。
- 前記往復動部材と前記ラッチ部材は、運動伝達部材によ連結されている、請求項1ないし7いずれかに記載のソケット。
- 前記運動伝達部材は、リンク機構である、請求項8に記載のソケット。
- ベース部材と、
前記ベース部材に対して接近もしくは離間する方向に往復動可能に取付けられた往復動部材と、
各々が前記ベース部材に固定される基部と前記基部から弾性変形部を介して延在される接触部を含む複数のコンタクトと、
前記ベース部材上にばね部材を介して取付けられたアダプターであって、前記アダプターは前記ベース部材と係合する係止部を含み、前記アダプターが前記ばね部材により前記ベース部材から離れる方向に付勢されたとき前記係止部により前記アダプターが所定の位置に停止可能であり、さらに前記アダプターは電子装置を載置する載置面と前記載置面に接続されたガイド部を含み、前記載置面には複数の貫通孔が形成され、前記複数のコンタクトの接触部が前記貫通孔によりガイドされる、前記アダプターと、
前記ベース部材に回転可能に支持されるラッチ部材であって、前記ラッチ部材は、押圧部と前記アダプターと係合可能な突出部とを含み、かつ前記往復動部材の運動に応じて回転される、前記ラッチ部材とを有し、
電子装置の未装着時において、前記往復動部材が前記ベース部材から離れた位置にあるとき、前記ラッチ部材の前記突出部が前記ばね部材に抗して前記アダプターを押下し、
前記電子装置の装着時において、前記往復動部材が前記ベース部材から離れた位置にあるとき、前記ラッチ部材の前記押圧部が前記電子装置に接触して前記アダプターを押下し、前記突出部が前記アダプターと非係合である、ソケット。 - 前記電子機器は、複数の端子を二次元的に配置した半導体装置である、請求項10に記載のソケット。
- 前記ラッチ部材は、前記ベース部材の対向する位置に少なくとも一対設けられ、前記アダプターに前記ラッチ部材の係合部と係合する段差部が形成される、請求項10または11に記載のソケット。
- ベース部材と、前記ベース部材に対して接近もしくは離間する方向に往復動可能に取付けられた往復動部材と、前記ベース部材に固定された複数のコンタクトと、前記ベース部材上に変位可能に取付けられ前記複数のコンタクトに対応する位置に複数の貫通孔が形成された載置面を有するアダプターと、前記ベース部材に回転可能に取付けられ前記往復動部材の動きと連動し、かつ前記アダプターと係合可能なラッチ部材とを有するソケットであって、半導体装置のソケットへの着脱方法は、以下の工程を含む。
前記往復動部材を前記ベース部材に接近する方向へ移動させ、前記ラッチ部材を回転させて退避位置へ移動させ、前記アダプターの載置面上にある半導体装置を取り外し、
前記往復動部材を前記ベース部材から離間する方向へ移動させ、前記ラッチ部材が原位置方向へ移動されたとき、前記ラッチ部材により前記アダプターが押下され、前記載置面の複数の貫通孔から前記複数のコンタクトを突出させる、工程を含むソケットの着脱方法。 - ベース部材と、前記ベース部材に対して接近もしくは離間する方向に往復動可能に取付けられた往復動部材と、前記ベース部材に固定された複数のコンタクトと、前記ベース部材上に変位可能に取付けられ前記複数のコンタクトに対応する位置に複数の貫通孔が形成された載置面を有するアダプターと、前記ベース部材に回転可能に取付けられ前記往復動部材の動きと連動し、かつ前記アダプターと係合可能なラッチ部材とを有するソケットであって、半導体装置のソケットへの着脱方法は、以下の工程を含む。
前記往復動部材が前記ベース部材から離間された位置にあるとき、前記ラッチ部材が前記アダプターを押圧しており、前記アダプターの載置面の複数の貫通孔から前記複数のコンタクトを突出されており、
前記往復動部材が前記ベース部材に接近する方向に移動されたとき、前記ラッチ部材が退避位置に回転され、前記アダプターが上昇され、前記複数のコンタクトが前記載置面より下方に位置され、
一面に複数の端子が形成された半導体装置を前記アダプターの載置面上に載置し、
前記往復動部材が前記ベース部材から離間する方向に移動されたとき、前記ラッチ部材が半導体装置を押圧することで前記アダプターが下降され、前記複数のコンタクトが前記複数の貫通孔を介して前記載置面よりも突出し前記半導体装置の複数の端子と電気的に接続される、工程を含む半導体装置のソケットへの着脱方法。 - 前記半導体装置は、前記アダプターに形成された位置決めガイドによりガイドされ、前記載置面上に載置される、請求項14に記載の着脱方法。
- 前記半導体装置は、前記複数の端子を2次元的に配置したBGAデバイスもしくはLGAデバイスである請求項13ないし15いずれかに記載の取付け方法。
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