JP2004139390A - 販売促進支援サーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】購入の是非を判断するために必要な情報を提供しつつ、物件の店頭販売とオークション販売の両者を円滑に進める。
【解決手段】支援サーバ16は、物件の価格や内容を示す情報を含むレコードを記憶する販促DB32およびウェブDB30を有する。支援サーバ16中のウェブ情報提示手段は、ユーザ端末26からのアクセスに応答して、指定された物件の情報を、ウェブDB30から読み出し返送するとともに、アクセスログをウェブDB30に記憶する。支援サーバ16中の販売店提示手段は、販売店端末24からのアクセスに応答して、指定された物件の情報およびアクセスログを返送し、また、販売店端末24からのオークション出品指示に応答して、販促DB30中の物件にかかるレコードを、オークションサーバ20に伝達する。オークションサーバ20からの入札や落札を示す情報は、支援サーバ16を介して販売店端末に転送される。
【選択図】 図1
【解決手段】支援サーバ16は、物件の価格や内容を示す情報を含むレコードを記憶する販促DB32およびウェブDB30を有する。支援サーバ16中のウェブ情報提示手段は、ユーザ端末26からのアクセスに応答して、指定された物件の情報を、ウェブDB30から読み出し返送するとともに、アクセスログをウェブDB30に記憶する。支援サーバ16中の販売店提示手段は、販売店端末24からのアクセスに応答して、指定された物件の情報およびアクセスログを返送し、また、販売店端末24からのオークション出品指示に応答して、販促DB30中の物件にかかるレコードを、オークションサーバ20に伝達する。オークションサーバ20からの入札や落札を示す情報は、支援サーバ16を介して販売店端末に転送される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆる店頭販売とオークションによる販売とを融合させるオークション支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車やオートバイ等の新車市場及び中古車市場、不動産の新築市場及び中古市場において、消費者(ユーザ)向けの各種の情報誌が提供されている。この情報誌は、商品(物件)の内容を容易に把握できるよう、表示方法を工夫した形で各種の情報が掲示されている。ユーザは、この情報誌から必要な情報を入手し、物件購入のきっかけを掴む。
【0003】
インターネットの普及により、インターネット上で商品を紹介し、入札者がインターネット経由で、所望の金額を入札し、しかるべき期間の経過後に、最も高い入札金額にて落札するようなネットオークションが実現されている。たとえば、特許文献1には、電子広告などの広告媒体をネットオークションに供することが開示されている。特許文献1に開示された技術においては、入札が開始されると、ユーザが希望価格を入力し、落札最低価格を下回っていなければ、落札者を決定し、オンラインにて契約を実行するようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−83173号公報(第(3)頁および図1)
【0005】
しかしながら、基本的に、オークションは、売り手が基本的に価格を決定するため、落札価格は比較的低くなる傾向がある。また、中古車などの物件のネットオークションにおいては、ネット上での情報の閲覧だけでは、その購入の是非を決定するのが困難である場合があり、一般のユーザが入札者となる場合は少なく、中古車販売者の転売のために利用されているのが現状である。一般ユーザによる入札が少ない理由の一つとして、物件に関する情報が少ない、ということが挙げられる。オークションサイトにおいて、物件に関する情報の開示方法は出品者に一任されており、その表現方法や情報量も様々であり、必ずしも入札者が必要とする情報が網羅されているとは限らない。
【0006】
その一方、ウェブサーバが、ユーザ端末からのアクセスに応答して、種々の商品の情報を提示し、ユーザ端末からの購入の指示にしたがって当該商品の購入に関する処理を実行する、オンラインショッピングも実現されている。ここでは、基本的に、商品の発送は、郵便などの他の手段が用いられるが、クレジットカードを用いて決済もオンラインにて実行される場合が多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、中古車などの物件では、ネット上での情報の閲覧では、情報の不足からその購入の是非を決定するのが困難な場合があるため、一般には、オンラインショッピングを採用せず、その購入は、店頭で原物を確認しながら行われるのが一般的である。ところで、店頭販売にて当初定められた価格で販売できなかった場合には、在庫整理等のため、ある程度価格を下げ、かつ、できるだけ当初定められた価格に近い状態で、物件を販売することが望ましい。上述した問題は、中古車に限られるものではなく、実物を確認した上で購入することが望ましい不動産、美術品等の他の商品にも生じうる。このため、物件の店頭販売と、オークション販売とを組み合わせることにより、販売を促進することが望ましい。従来、店頭販売とオークション販売の両社を絡めて販売を進める販売形態は存在せず、例えばオークションサイト側で店頭販売を想定した機能を何ら用意されておらず、またこのような機能を用意しなければならないという思想も存在しなかった。
本発明は、購入の是非を判断するために必要な情報を提供しつつ、物件の店頭販売とオークション販売の両者を円滑に進めることができるシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、物件の価格およびその内容を示す情報を含むレコードを記憶するデータベースと、ユーザ端末からのアクセスに応答して、指定された物件の情報を、前記データベースから読み出し、前記ユーザ端末に伝達するとともに、当該物件のアクセスログを、前記データベースに記憶するウェブ情報提示手段と、物件を販売する販売店の端末である販売店端末からのアクセスに応答して、指定された物件の情報およびアクセスログを、前記販売店端末に伝達する販売店情報提示手段であって、前記販売店端末からのオークション出品指示に応答して、前記物件にかかるレコードを、オークションサーバに伝達する販売店提示手段と、オークションサーバからの入札或いは落札を示す情報に応答して、前記販売店端末に対して、入札および落札を示す情報およびその金額を通知する通知手段とを備えたことを特徴とする販売促進サーバにより達成される。
【0009】
本発明によれば、ユーザ端末からのアクセスに応答して、物件の情報が提示され、ユーザは、その情報を閲覧することができる。また、販売店端末からのオークション出品指示に応答して、当該物品がネットオークションに供される。ネットオークションでの入札および落札は、たとえば、リアルタイムに、メールなどにより、販売店端末に伝達することができる。これにより、店頭販売およびオークションを融合させ、かつ、販売店にネットオークションの情報を通知することにより、二重販売が生じるおそれを減じることが可能となる。
【0010】
好ましい実施態様においては、前記データベースが、ユーザ端末からのアクセスに応答して提示すべき物件の情報および当該アクセスに関するアクセスログを記憶する第1のデータベースと、前記販売店端末からのアクセスに応答して提示すべき物件の情報およびアクセスログを記憶する第2のデータベースとを有し、前記物件の情報が、前記第1のデータベースおよび第2のデータベースに同期して記憶され、前記アクセスログに関して、所定のタイミングで、前記第1のデータベース中に蓄積されたものが、前記第2のベースに記憶されることにより、アクセスログのデータ更新が実現される。
【0011】
別の好ましい実施態様においては、前記販売店提示手段が、前記販売店端末からの、物件の売却を示す情報の受理に応答して、前記物品に関連付けて、物品の売り切れを示す売切フラグをセットし、前記オークションサーバへのデータの伝達が、前記売切フラグがセットされていない物件のレコードのみに対して実行される。これにより、売却済の物件をオークションに供することを防止することができる。
【0012】
さらに好ましい実施態様においては、販売店提示手段が、前記オークション出品指示の受理に応答して、前記指示にかかる物品に関連付けて、オークションへの出品予約がされた状態を示す出品予約フラグをセットし、かつ、前記物件の情報を前記ユーザ端末に伝達すべき期限が経過することに応答して、前記出品予約フラグがセットされている物件にかかるレコードを、オークションサーバに伝達するとともに、前記物品に関連付けて、オークションに出品された状態を示す出品中フラグをセットするように構成される。
【0013】
この実施態様においては、販売店は所望のときに、物件をネットオークションに供するべく指示を与えることができる。その一方、実際のオークションは、たとえば、予め定められた物件の情報をユーザ端末に伝達すべき期限、つまり、情報の提示期限が経過した後に実行される。これにより、ネット上での閲覧が修了した後に、物件のオークションが開始されるため、物件の二重販売の可能性を排除することが可能となる。
【0014】
別の好ましい実施態様においては、前記販売店提示手段が、前記オークション出品指示の受理に応答して、指示にかかる物件のレコードを、前記オークションサーバに伝達するとともに、前記物品に関連付けて、オークションに出品された状態を示す出品中フラグをセットするように構成されている。ここでは、ネット上での閲覧とオークションが重複して実行される。このため、販売店提示手段が、前記物件の売却を示す情報の受理した場合に、当該物件にかかる出品中フラグがセットされた状態であれば、前記オークションサーバに、当該物件にかかるオークションの中止を指示するように構成されているのが望ましい。つまり、店頭販売があった場合に、即座にネットオークションを中止することにより、二重販売を防止する。
【0015】
物件の情報は、雑誌を含む定期刊行物の原稿とほぼ同期して更新されても良い。これにより、原稿のデータを販売支援サーバにて流用することができ、かつ、ユーザ端末にて閲覧する情報と、定期刊行物との情報とを同期させることができる。
別の好ましい実施態様においては、販売店提示手段が、前記物品にかかるアクセスログを参照して、所定の条件となった場合に、物件をオークションに出品することを、前記販売店端末に促すように構成されている。
或いは、販売店提示手段が、前記物品にかかるアクセスログを参照して、所定の条件となった場合に、前記物件にかかるレコードを、自動的にオークションサーバに伝達するように構成されても良い。
【0016】
上記アクセスログとして、物件に関するコンテンツの閲覧数のカウント値を利用することができる。特に、物件の内容表示の詳細度やユーザの興味を示す度合いにしたがって、複数のカウント値を設けるのが望ましい。たとえば、物件の詳細のコンテンツ、物件の写真拡大コンテンツ、販売店の所在などを示すコンテンツのそれぞれについて、閲覧数を示すカウント値を設ければよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる支援サーバを利用したシステムの概略を示すブロックダイヤグラムである。図1に示すように、インターネットなどのネットワーク11に、入稿システム12、印刷センタのシステム(印刷センタシステム)14が接続されている。
本実施の形態においては、中古車店で店頭販売される中古車の情報を、インターネットなどを介して、ユーザに提示し、かつ、ユーザの閲覧に関する情報などを販売店側に返すことができる。
【0018】
入稿システム12は、出版物、たとえば雑誌の紙面を作るシステムであり、取材により得られた情報や、販売店からオンライン或いはオフラインで取得された情報に基づき、物件(中古車)ごとの価格やスペックを含む記事からなるデータ群(原稿データ)を作成する。印刷センタシステム14は、入稿システム12から与えられた原稿データやその段組や体裁などを示す情報に基づき、出版物(雑誌)15を作成する。
【0019】
また、ネットワーク11には、ユーザによるアクセスや販売店からのアクセスに基づき、必要な情報を提供する支援サーバ16と、ネット上のオークションを実行するオークションサーバ20とが接続される。支援サーバ16は、管理端末18が接続され、オペレータによる管理端末18の操作によっても、支援サーバ16が必要な処理を実行できるようになっている。また、オークションサーバ20にはオークション管理端末22が接続され、オペレータによるオークション管理端末22の操作によっても、オークションサーバ20が必要な処理を実行できるようになっている。
【0020】
中古車販売店の端末(販売店端末)24も、ネットワーク11に接続され、ネットワーク11に介して、支援サーバ16やオークションサーバ20にアクセスすることができる。また、潜在的な中古車の消費者となる一般ユーザの端末(ユーザ端末)26も、ネットワーク11を介して、支援サーバ16やオークションサーバ20にアクセスすることができる。なお、図1において、単一の販売店端末24およびユーザ端末26のみを図示しているが、実際には、ネットワーク11には、多数の販売店端末およびユーザ端末が接続され得る。
【0021】
支援サーバ16は、主としてユーザ端末26からのアクセスに応答して必要なコンテンツを提供する機能(ウェブ情報提示手段としての機能)を有するとともに、および、販売店端末24からのアクセスに応答して必要なコンテンツを提供する機能(販売店提示手段としての機能)を有する。また、後者は、販売店端末に必要な情報をメール等にて通知する通知手段としての機能を有する。支援サーバ16は、単体のサーバによりこれら双方の機能を実現しても良いし、機能ごとに別個のサーバを含んでいても良い。支援サーバ16は、販売店端末24に提示するための種々のデータ群を記憶した販売促進データベース(販促DB)30と、主としてユーザ端末26に提示するための種々のデータ群を記憶したウェブデータベース(ウェブDB)32とを有する。
【0022】
また、オークションサーバ20は、オークションされる物件を特定する種々の情報を記憶したオークションDB20を備えている。
第1の実施の形態においては、支援サーバ16のウェブDB32に、入稿システム12から、印刷センタシステム14に与える原稿データとほぼ同じデータ群が記憶される。入稿システム12が新たな原稿データを作成するたびに、ウェブDB32のデータも更新される。図2(a)は、第1の実施の形態における入稿システムと支援サーバとの間で実行される処理の概略を示すフローチャートである。
【0023】
入稿システム12が、印刷センタシステム14への原稿データの送信とほぼ同期して、支援サーバ16に入稿データが伝達される(ステップ201)。支援サーバ16は、受理した入稿データをウェブDB32に記憶することで、ウェブDB32を更新する(ステップ202)。図4(a)は、ウェブDB32中に記憶されるデータ群の構成の一例を示す図である。図4(a)においては、ある物件に対する1レコード分のデータ構成が示されている。図4(a)に示すように、1レコード分のデータ群400は、物件を一意的に特定する物件ナンバー(No.)401、店頭販売価格を示す価格情報402、車種・グレード、年式、走行距離、色、装備などを物件の属性を特定するスペック情報403、販売店の店名、住所、電話番号、地図など販売店の属性を特定する販売店情報404、雑誌に掲載される期日や掲載期間などを含む掲載期間情報405、ログ情報406、および、物件の写真画像を含む画像情報407を含む。1レコード分の入稿データは、データ群400のうち、ログ情報406を除くものである。なお、ログ情報については、後に詳述する。スペック情報403に関し、特に装備は、その内容を示すアイコン情報から構成することができる。
【0024】
入稿データがウェブDB32に記憶されると、支援サーバ16は、同様に、入稿データを販促DB30に記憶する(ステップ203)。その後、入稿システム12と支援サーバ16との間の通信が切断される(ステップ204)ことにより、入稿データの伝達に関する処理が終了する。
【0025】
図4(b)は、販促DB30中の1レコード分のデータ構成の例を示す図である。物件ごとに1レコード分のデータ群が構成される。図4(b)において、物件情報411は、図4(a)における物件ナンバー401〜掲載期間情報405と画像情報407の一群のデータに対応する。1レコード分のデータは、物件情報411のほか、ユーザ端末のアクセスに基づくログ情報412、オークションの出品が予約された状態および出品中である状態を示すオークションフラグ413、店頭にて既に販売された状態を示す売切フラグ414とを含む。ログ情報412に含まれる項目は、ウェブDB32のレコード中のログ情報406と同一である。
【0026】
ログ情報412、オークションフラグ413および売切フラグ414は、支援サーバ16の後述する処理により、その値が生成し或いは更新される。
【0027】
図2(b)は、ユーザ端末と支援サーバとの間で実行される処理の一例を示す図である。ユーザ端末26からのコンテンツ要求に応答して(ステップ211)、支援サーバ16はウェブDB32を参照し、要求されたデータを検索し(ステップ212)、検索されたデータに基づく画像データを生成して、コンテンツとしてユーザ端末26に伝達する(ステップ213)。その後、支援サーバ16は、ユーザが要求したコンテンツの属性を参照して、ログを解析して以下に述べるように分類し(ステップ214)、ウェブDB32中、物件に関連付けられたレコードのログ情報のうち、所定の項目の値を更新する(ステップ215)。
【0028】
本実施の形態において、ウェブDB32のデータに基づくコンテンツから形成されるウェブサイトは、階層構造を有する。最上層のトップページから、種々の条件(たとえば、車の形態(セダン、クーペ、ハッチバックなど)、年式など)を与えることにより、条件に合致する物件をリストした物件リストページが提示される。この物件リストページは、図4に示すそれぞれの情報を表形式で示すと共に、物件の縮小画像をサムネールにて表示するのが望ましい。さらに、所望の物件を指定することで、当該物件のより詳細な情報を表示されるコンテンツが表示される。たとえば、ここで、ユーザがユーザ端末を操作して、画面上をクリックすると、物件の写真の拡大画像のコンテンツが、ユーザ端末の表示装置の画面上に表示される。また、ユーザの要求により、より詳細な販売店情報が提示されるようになっている。このように、ウェブサイトにおいて、ユーザの興味にしたがって、階層的にコンテンツが取得できるようになっている。
【0029】
そこで、図4(b)に示すように、本実施の形態において、ログ情報(アクセスログ)412には、リスト形式のコンテンツから特定の物件を指定することに応じて、その詳細な情報を含むコンテンツが表示されたことを示す「物件詳細表示ログ」421、写真の拡大画像のコンテンツが表示されたことを示す「写真拡大表示ログ」422、より詳細な販売店情報が表示されたことを示す「地図電話表示ログ」423などが含まれる。無論、ウェブサイトにおける階層構造が、ユーザの興味に従うようにさらに多層化していれば、他の項目のログを設けても良いことはいうまでもない。
【0030】
このように、ログ情報412を構成しているため、支援サーバ16は、図2(b)のステップ214において、ユーザに伝達したコンテンツの属性を判断し、上記「物件詳細表示ログ」421、「写真拡大表示ログ」422および「地図電話表示ログ」423の何れかの項目に「1」を加える。このようにして、ユーザ端末のコンテンツ要求が繰り返されることに応答して、物件ごとにコンテンツがどれだけ要求されたか(閲覧されたか)を示す指標が蓄積されていく。このように、物件の内容表示の詳細度やユーザの興味を示す度合いにしたがって、複数のアクセスログをカウント値として蓄積することにより、物件がどの程度、ユーザの興味を引いたかを販売店側或いは支援サーバ16において判断するために利用できる。
【0031】
図3(a)に示すように、支援サーバ16は、所定のタイミング(たとえば、1日3回8時間ごと)に、ウェブDB32中の各レコードのログ情報を取得し、販促DB30中、対応するレコードのログ情報として、それぞれ記憶する。このようにして、販促DB30中のログ情報を更新することができる(ステップ302)。
【0032】
販売店端末24は、ネットワーク11を介して支援サーバ16にアクセスすることにより、販促DB30中の情報を参照し、或いは、所定の指示を支援サーバに与えることができる。図3(b)に示すように、販売店端末24からのアクセス要求に応答して(ステップ311)、支援サーバ16は、販促DB30を参照して、要求されたデータを検索し(ステップ312)、検索されたデータに基づく画像データを生成して、コンテンツとして販売店端末24に伝達する(ステップ313)。図5は、販売店端末24の表示装置の画面上に表示される画像中の表の例を示す図である。表は、販促DB32中のレコード中、抽出された項目の値を含む。たとえば、表500には、「物件ナンバー(No.)」、「価格」、「車種・グレード」などのスペック、「物件詳細表示」、「写真拡大表示」および「地図電話表示」のログ情報、および、オークションへの出品状況を示すオークション情報が含まれる。
【0033】
本実施の形態においては、販売店が希望する場合に、雑誌およびウェブ上での掲載期間が終了後に、物件をネットオークションに供することができる。このため、表500において、オークションに出品されていない物件には、オークションへの出品を指示するための「出品予約」ボタン(符号501参照)が設けられる。また、出品中、或いは、出品予約がされてオークションに供されるのを待機している状態(出品待ち)の物品については、それぞれ、その状態および関連する情報が記載される。たとえば、既にオークションに出品されている場合には、入札数やオークションの終了時刻が表示され、出品待ちである場合には、オークションの開始日時が表示される。
【0034】
販売店の操作者は、物件ごとのログ情報を参照することにより、当該物件がネット上でどの程度ユーザの興味を引いたかを把握することができる。つまり、物件の写真を拡大して表示し、さらには、販売店の所在や連絡先を参照している場合には、物件に対する興味が大きいと考えられる。このため、ログ情報を構成する「物件詳細表示」、「写真拡大表示」或いは「地図電話表示」の項目の値が大きくなるのにしたがって、物件が販売される可能性が大きいと予測される。その一方、これらログ情報の各項目の値が小さい場合には、物件を販売できる可能性が小さいと考えることもできる。したがって、ユーザは、これらログ情報を参照して、オークションに出品して販売した方が良いと思われる物件を選択して、入力装置を操作して、「出品予約」ボタン501を押せばよい。
【0035】
「出品予約」ボタンが押されると、出品予約の指示が販売店端末24から支援サーバ16に伝達される。支援サーバ16は、出品予約の指示を受理すると、販促DB中、出品予約にかかる物件に関連付けられたレコード中、オークションフラグが更新される(ステップ315)。本実施の形態において、オークションフラグには、出品待ちであることを示す出品予約フラグと、出品中であることを示す出品中フラグとが含まれる。ステップ315においては、これらフラグのうち、出品予約フラグが「オン」状態にセットされる。この出品予約が実行された場合、支援サーバ16から出品者、即ち販売店端末24に向けて、該当する物件の店頭販売継続の禁止を告知するメールを送信する機能を設けることができる。この機能により、物件が落札される前に物件が店頭で成約してしまう事態を回避する状況を作り出すことができる。このような機能は、オークションと店頭販売の並行運用を回避する場合に有効である。
【0036】
本実施の形態においては、販売店の店頭販売により、物件が売却された場合に、これを支援サーバ16に通知できるようになっている。たとえば、表示画面中の表に、物件ごとに「売却済み」ボタン(図示せず)を設け、販売店の操作者が、入力装置を操作して「売却済み」ボタンをオンすれば、その物件が売却されたことを示す情報が、支援サーバ16に伝達される。支援サーバ16は、上記情報に応答して、販促DB30中、物件に関するレコードの売切フラグを「オン」状態にセットする。
このようにして、販売店は、ネット上での反響を参照し、オークションへの出品すべき物品を指定し、また、売却された物品の情報を支援サーバ16に伝達する。
【0037】
次に、支援サーバ16における物件のネットオークション出品に際して実行される処理を説明する。この処理は、雑誌やウェブ上で提示する物件の更新時期にほぼ同期して実行されるのが望ましい。たとえば、雑誌が週刊であり、ウェブ上で閲覧可能な物件も週ごとに更新される場合には、上記雑誌が発行され、また、ウェブ上のデータが更新される日に実行される。
【0038】
図6は、支援サーバにて実行される処理の例を示すフローチャートである。支援サーバ16は、まず、販促DB30中のレコードを選択し、当該レコード中、掲載期間情報を参照し、その物件の掲載期間が経過しているか否かを判断する(ステップ602)。ステップ602において、イエス(Yes)と判断された場合には、次いで、売上フラグが「オン」状態であるか否かが判断され(ステップ603)、さらに、ステップ602でイエス(Yes)と判断された場合には、そのレコード中の出品予約フラグが「オン」状態であるか否かが判断される(ステップ604)。
【0039】
ステップ602〜604の何れかにおいてノー(No)と判断された場合には、他のレコードに関する処理に移る(ステップ608参照)。ステップ602〜604において、何れもイエス(Yes)と判断された場合には、支援サーバ16は、レコード中の所定のデータ群を抽出し(ステップ605)、これら抽出されたデータ群をオークションサーバ20に伝達する(ステップ606)。次いで、オークションフラグ中の出品フラグを「オン」状態にする(ステップ607)。
【0040】
上記所定のデータには、物件情報のうち、物件ナンバー(No.)、価格情報、スペック情報、販売店情報が含まれる。また、ここで、ウェブDB中の対応する物件の画像情報が、オークションサーバ20に伝達されるのが望ましい。或いは、販売DB中のレコードに画像情報を含ませておいても良い。
また、オークション出品の際の条件は、あらかじめ価格情報に含ませておくのが望ましい。この条件には、オークションスタート価格(オークション開始価格)、優先落札価格(オークション即売価格)、オークションでの割り引きに関する割引情報などが含まれる。
【0041】
オークションサーバ20は、支援サーバ16からのデータ群を受理し、たとえば、オークションIDを付与して、これらデータ群を1レコードとしてオークションDB34に記憶する。オークションサーバ20は、所定の時間が経過した後、受理したデータ群を含むコンテンツをユーザにアクセス可能な状態として、その物品のネットオークションを開始する。
【0042】
図7に示すように、ユーザ端末26からのアクセス要求に応答して、オークションサーバ20は、オークションDB34を参照して、アクセス要求にかかるデータを検索し(ステップ702)、当該データを含むコンテンツをユーザ端末26に伝達する(ステップ703)。このコンテンツには、指定された物件の価格情報、スペック情報、応札期間などが含まれる。その後、オークションサーバ20は、閲覧された物件についてログ情報を更新する。ここでは、ログ情報として、コンテンツの閲覧があるたびに、カウント値を加算するようになっている。そのほか、本実施の形態においては、物件ごとに、支援サーバ16に転送したメールの数、ユーザからの問い合わせの数、および、入札数がカウントされる。これらログ情報は、所定のタイミング(たとえば、1日一回深夜)で、バッチ処理により、オークションサーバ20から支援サーバ16に伝達される。
【0043】
また、ユーザからの入札があった場合(ステップ711)、オークションサーバ20は、入札された物件に関するログ情報を更新する(入札数をカウントアップする)とともに、入札があった物件や入札価格などを示す情報(入札情報)を、支援サーバ16に通知する(ステップ713)。支援サーバ16は、入札情報の受理に応答して、これを販売点端末24に伝達する(ステップ714)。この入札情報の伝達には、電子メールを用いればよい。また、より迅速に情報を通知する観点から、登録された携帯電話の電子メールアドレスに宛てて、入札情報を送信しても良い。これにより、販売店の担当者等は、ほぼリアルタイムで、オークションに供されている物件の入札を知ることが可能となる。
【0044】
物件ごとに記憶されるユーザ端末26のアクセスによるログ情報(アクセス数、メール転送数、問合せ数、入札数など)は、バッチ処理により支援サーバ16に与えられ、その販促DB30に、各物件に関連付けられて記憶される。販売店端末24からの要求に応答して、オークションに供された物件に関するログ情報の種々の情報を含む表が支援サーバ16により生成され、販売店端末24に伝達される。
【0045】
図8は、販売店端末の表示装置の画面中に表示された表を示す図である。実際には、図8(a)の右端が、図8(b)の左端とつながっている(破線および符号A参照)。このように表には、オークションに供された物件を一意的に特定するオークションID、オークション掲載タイトル、応札開始時間、応札終了時間、雑誌掲載価格、オークション開始価格、オークション即売価格、オークション入札価格、アクセス数、メール転送数、問合せ数、入札数などの項目が含まれる。そのほか、物件のスペック情報も表に含まれるのが望ましい。オークション掲載タイトルは、物件の車種・グレードに対応する。また、応札開始時間および応札終了時間は、オークションサーバ20にて決定される。
【0046】
このように、販売店の操作者は、販売店端末24を操作して、オークションに関連するコンテンツを要求することで、図8に示す表を含むような画像を参照することができる。
【0047】
ユーザによる入札金額が、オークション即売価格以上であった場合や、応札期限が経過した場合に、図9に示すように、オークションサーバ20は、落札された物件や落札価格を示す情報(落札情報)を、支援サーバ16に通知する(ステップ901)。支援サーバ16は、落札情報の受理に応答して、これを販売店端末24に伝達する(ステップ902)。本実施の形態においては、物件が落札された場合に、販売店が落札者との間の最初のコンタクトを支援することができるようになっている。以下、このような支援(メール作成支援)について説明する。
【0048】
落札情報を含むメールにおいては、メール作成支援を要求するためのボタンやURLが含まれる。したがって、販売店の操作者が販売店端末24を操作することにより、メール作成支援要求が、支援サーバ16に伝達される(ステップ903)。支援サーバ16は、これに応答して、メール作成支援コンテンツを販売店端末24に伝達する(ステップ904)。
【0049】
図10は、メール作成支援コンテンツの例を示す図である。図10に示すように、このコンテンツには、ヘッダー、本文およびフッタの定型文が用意され、操作者が所望の文を選択することができるようになっている。選択された文章は、それぞれ、欄1001〜1003に表示される。これにより、落札者に適切な情報を通知できるような文章を簡単に作成することができる。操作者が入力装置を操作して「送信」ボタン1004を押すことにより、メール送信依頼が支援サーバ16に伝達される(ステップ905)。支援サーバ16は、落札者の電子メールアドレス宛に、販売店端末24の操作者が選択した文章からなる電子メールを送信する(ステップ906)。上記電子メール中に、販売店の担当者の電子メールアドレスを記述しておけば、これ以降、販売店の担当者と落札者との間で、直接電子メールによる通信を実現することができる。
【0050】
本実施の形態によれば、雑誌やネット上での販売や閲覧が終了するのにリンクして、販売者がオークションに供するべきと判断した物件を、ネットオークションに供することができる。また、販売者は、ネット上での閲覧状況を参照することができ、オークションに供すべき物件を適切に選択することができる。
【0051】
第1の実施の形態においては、販売店の操作者が「出品予約」ボタンをオンすることにより指定した物件のデータ群を、所定のタイミングで、オークションサーバ20に与えることで、当該物件をネットオークションに供している。これに加えて、支援サーバ16が、雑誌の掲載期間やネット上の閲覧期間が経過したときに、物件のログ情報(たとえば、物件詳細表示、写真拡大表示、地図電話表示がなされた数)を参照して、ログ情報中のカウント値が所定数に達していない場合には、反響が小さく、現状の価格での販売が困難であると判断し、販売店に対して、オークションに供することを促すように構成しても良い。たとえば、写真拡大表示および地図電話表示が、それぞれ所定の閾値に満たない場合などに、販売店端末の表示装置の画面上に、オークションへの出品を促すメッセージおよびオークションへの出品を求めるボタンを表示すればよい。さらに、あらかじめ販売店からの承諾が得られていれば、所定の条件のもと、当該物件を自動的にオークションに供しても良い。
また、前記実施の形態において、雑誌への掲載価格をオークションにおける有線落札価格(即売価格)に自動的に設定されるように構成しても良い。
【0052】
次に、本発明の第2の実施の形態につき説明を加える。第2の実施の形態においては、雑誌への掲載やウェブ上の閲覧とネットオークションとが同時に進行できる。そのため、販売店での売却やネットオークションでの落札に応じて、支援サーバ16が所定の処理を実行して、重複販売を回避するようになっている。
第2の実施の形態の全体のシステム構成は、図1に示すものと同様である。また、ウェブDBや販促DB中に記憶されるデータの構成、入稿システムと支援サーバ間のデータ授受、および、支援サーバとオークションサーバとの間のデータ授受も、以下にのべることを除き、第1の実施の形態のものとほぼ同様である。
【0053】
第2の実施の形態においては、販売者の操作者が、販売店端末24を操作して「出品予約」ボタンをオンし、出品予約の指示が支援サーバ16に与えられると、支援サーバ16は、指定された物件に関するデータ群をオークションサーバ20に伝達する。ここで、支援サーバ16は、即座にデータ群を伝達しても良いし、所定のタイミングでデータ群を伝達しても良い。
【0054】
即座にデータ群をオークションサーバ20に伝達する場合には、支援サーバ16は、オークションフラグの出品中フラグを「オン」状態にセットする。その一方、ある程度のタイムラグがある場合には、出品予約の指示が与えられた場合に、出品予約フラグを、「オン」状態にセットし、さらに、所定のタイミングでデータをオークションサーバ20に伝達するときに、出品中フラグを「オン」状態にセットすればよい。
【0055】
その一方、店頭にて物件が販売された場合には、販売店の操作者は、販売店端末24の入力装置を操作して、表示装置の画面上に表示された画像中の「売却済み」ボタンをオンして、物件が売却されたことを支援サーバ20に伝達する。図11に示すように、支援サーバ16が、物件が売却されたことを示す情報(売却情報)を受理すると(ステップ1101)、支援サーバ20は、販促DB30を検索して、当該物件に関連するレコードを見出し(ステップ1102)、当該レコード中の売上フラグが「オン」状態にセットする(ステップ1103)。
【0056】
次いで、支援サーバ16は、当該レコード中のオークションフラグのうち、出品中フラグが「オン」状態であれば(ステップ1104でイエス(Yes))、オークションサーバ20に対して、当該物件のオークションを中止するよう指示を与える(ステップ1105)。オークションサーバ20は、これに応答して、当該物品のユーザからのアクセスを禁止するよう必要な処理を実行する。これにより、ネットオークションが中止される。次いで、支援サーバ20は、出品中フラグを「オフ」状態にリセットする(ステップ1106)。
【0057】
出品中フラグが「オン」状態ではない場合(ステップ1104でノー(No))、出品予約フラグが「オン」状態であるかが判断される(ステップ1107)。ステップ1107でイエス(Yes)と判断された場合には、出品予約フラグを「オフ」状態にリセットする。これにより、支援サーバ16が所定のタイミングで、販促DB中のうち出品予約がされたレコードのデータ群をオークションサーバ20に伝達する際に、このレコードが伝達される対象となることを防止できる。
このように、第2の実施の形態によれば、ネットでの閲覧や店頭販売が、オークションと同時に進行しても、二重販売を防止し、双方を円滑に進行させることが可能となる。
【0058】
第2の実施の形態においても、支援サーバが、物件のログ情報に基づき、所定の条件のもと、当該物件を、オークションに提供するよう、販売店端末に情報を与え、オークションへの出品を促すように構成しても良いことはいうまでもない。
【0059】
以上詳細に説明したように、本発明によると、入稿データを用いて、出版物15を製作できると同時に、販促DB30及びウェブDB32、そしてオークションDBを構築することができ、出版物、ウェブサイト、販促画面、そしてオークションサイトを介して、統一的な情報提示を実現できる。特にオークションサイトにおいては、従来出品者の裁量で表現されていた物件の内容に関し、出版物15やウェブサイトと同様の状態で、物件の内容を表現することができる。このためユーザは、統一された表現に基づいて物件を検討することができる。
【0060】
更に支援サーバ16は、或る物件に関し、店頭販売とオークションの両者が円滑に処理されるよう、必要に応じて販売店端末26及びオークションサーバ20と情報交換を行う。このため、オークションサイトにおいて落札された物件が店頭で成約してしまう事態を回避でき、更に必要に応じて、販売店が店頭における成約を希望する場合、オークション出品を中止することもできる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【0061】
たとえば、前記実施の形態においては、出版物、たとえば、雑誌を作成するために作成されたデータ(原稿データ)と略等しい入稿データを支援サーバが受理し、これをウェブDB32に記憶し、ウェブ上で、これをユーザに閲覧できるように構成しているが、このような形態に限定されず、出版物用の原稿データを利用することなく、ウェブ上で閲覧するためにのみ利用されるデータ群を支援サーバのウェブDB32に記憶しておき、これを利用しても良い。
【0062】
また、前記実施の形態においては、ユーザ端末からの閲覧にかかるログ情報をウェブDB32に記憶し、所定の転送タイミングで、これを販促DBに伝達しているが、これに限定されるものではない。たとえば、販売店端末から、支援サーバに、閲覧状況を把握することが要求された場合に、支援サーバが、ウェブDB2をアクセスして、ログ情報を取得し、これを販売店端末に返すように構成しても良い。
さらに、前記実施の形態においては、中古車の販売について本発明を適用したが、他の種別の物件にも本発明を適用し得ることはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、物件の店頭販売やネット上での物件の閲覧と、オークションとを融合し、双方を円滑に実施することができる。これにより、物件の販売をより促進することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の実施の形態にかかる支援サーバを利用したシステムの概略を示すブロックダイヤグラムである。
【図2】図2は、入稿システムと支援サーバとの間で実行される処理の概略を示すフローチャートである。
【図3】図3は、本実施の形態にかかる支援サーバと販売店端末との間で実行される処理を示す図である。
【図4】図4は、本実施の形態にかかるウェブDBおよび販促DBに記憶されるデータの構成例を示す図である。
【図5】図5は、販売店端末の表示装置の画面上に表示される画像中の表の例を示す図である。
【図6】図6は、支援サーバにて実行される処理の例を示すフローチャートである。
【図7】図7は、本実施の形態にかかるオークションの際に実行される処理の概略を示すフローチャートである。
【図8】図8は、販売店端末の表示装置の画面上に表示される画像中の表の例を示す図である。
【図9】図9は、本実施の形態にかかるオークションの際に実行される処理の概略を示すフローチャートである。
【図10】図10は、販売店端末の表示装置の画面上に表示される画像中の表の例を示す図である。
【図11】図11は、第2の実施の形態において、支援サーバにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 入稿システム
14 印刷センタシステム
16 支援サーバ
20 オークションサーバ
24 販売店端末
26 ユーザ端末
30 販促DB
32 ウェブDB
34 オークションDB
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆる店頭販売とオークションによる販売とを融合させるオークション支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車やオートバイ等の新車市場及び中古車市場、不動産の新築市場及び中古市場において、消費者(ユーザ)向けの各種の情報誌が提供されている。この情報誌は、商品(物件)の内容を容易に把握できるよう、表示方法を工夫した形で各種の情報が掲示されている。ユーザは、この情報誌から必要な情報を入手し、物件購入のきっかけを掴む。
【0003】
インターネットの普及により、インターネット上で商品を紹介し、入札者がインターネット経由で、所望の金額を入札し、しかるべき期間の経過後に、最も高い入札金額にて落札するようなネットオークションが実現されている。たとえば、特許文献1には、電子広告などの広告媒体をネットオークションに供することが開示されている。特許文献1に開示された技術においては、入札が開始されると、ユーザが希望価格を入力し、落札最低価格を下回っていなければ、落札者を決定し、オンラインにて契約を実行するようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−83173号公報(第(3)頁および図1)
【0005】
しかしながら、基本的に、オークションは、売り手が基本的に価格を決定するため、落札価格は比較的低くなる傾向がある。また、中古車などの物件のネットオークションにおいては、ネット上での情報の閲覧だけでは、その購入の是非を決定するのが困難である場合があり、一般のユーザが入札者となる場合は少なく、中古車販売者の転売のために利用されているのが現状である。一般ユーザによる入札が少ない理由の一つとして、物件に関する情報が少ない、ということが挙げられる。オークションサイトにおいて、物件に関する情報の開示方法は出品者に一任されており、その表現方法や情報量も様々であり、必ずしも入札者が必要とする情報が網羅されているとは限らない。
【0006】
その一方、ウェブサーバが、ユーザ端末からのアクセスに応答して、種々の商品の情報を提示し、ユーザ端末からの購入の指示にしたがって当該商品の購入に関する処理を実行する、オンラインショッピングも実現されている。ここでは、基本的に、商品の発送は、郵便などの他の手段が用いられるが、クレジットカードを用いて決済もオンラインにて実行される場合が多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、中古車などの物件では、ネット上での情報の閲覧では、情報の不足からその購入の是非を決定するのが困難な場合があるため、一般には、オンラインショッピングを採用せず、その購入は、店頭で原物を確認しながら行われるのが一般的である。ところで、店頭販売にて当初定められた価格で販売できなかった場合には、在庫整理等のため、ある程度価格を下げ、かつ、できるだけ当初定められた価格に近い状態で、物件を販売することが望ましい。上述した問題は、中古車に限られるものではなく、実物を確認した上で購入することが望ましい不動産、美術品等の他の商品にも生じうる。このため、物件の店頭販売と、オークション販売とを組み合わせることにより、販売を促進することが望ましい。従来、店頭販売とオークション販売の両社を絡めて販売を進める販売形態は存在せず、例えばオークションサイト側で店頭販売を想定した機能を何ら用意されておらず、またこのような機能を用意しなければならないという思想も存在しなかった。
本発明は、購入の是非を判断するために必要な情報を提供しつつ、物件の店頭販売とオークション販売の両者を円滑に進めることができるシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、物件の価格およびその内容を示す情報を含むレコードを記憶するデータベースと、ユーザ端末からのアクセスに応答して、指定された物件の情報を、前記データベースから読み出し、前記ユーザ端末に伝達するとともに、当該物件のアクセスログを、前記データベースに記憶するウェブ情報提示手段と、物件を販売する販売店の端末である販売店端末からのアクセスに応答して、指定された物件の情報およびアクセスログを、前記販売店端末に伝達する販売店情報提示手段であって、前記販売店端末からのオークション出品指示に応答して、前記物件にかかるレコードを、オークションサーバに伝達する販売店提示手段と、オークションサーバからの入札或いは落札を示す情報に応答して、前記販売店端末に対して、入札および落札を示す情報およびその金額を通知する通知手段とを備えたことを特徴とする販売促進サーバにより達成される。
【0009】
本発明によれば、ユーザ端末からのアクセスに応答して、物件の情報が提示され、ユーザは、その情報を閲覧することができる。また、販売店端末からのオークション出品指示に応答して、当該物品がネットオークションに供される。ネットオークションでの入札および落札は、たとえば、リアルタイムに、メールなどにより、販売店端末に伝達することができる。これにより、店頭販売およびオークションを融合させ、かつ、販売店にネットオークションの情報を通知することにより、二重販売が生じるおそれを減じることが可能となる。
【0010】
好ましい実施態様においては、前記データベースが、ユーザ端末からのアクセスに応答して提示すべき物件の情報および当該アクセスに関するアクセスログを記憶する第1のデータベースと、前記販売店端末からのアクセスに応答して提示すべき物件の情報およびアクセスログを記憶する第2のデータベースとを有し、前記物件の情報が、前記第1のデータベースおよび第2のデータベースに同期して記憶され、前記アクセスログに関して、所定のタイミングで、前記第1のデータベース中に蓄積されたものが、前記第2のベースに記憶されることにより、アクセスログのデータ更新が実現される。
【0011】
別の好ましい実施態様においては、前記販売店提示手段が、前記販売店端末からの、物件の売却を示す情報の受理に応答して、前記物品に関連付けて、物品の売り切れを示す売切フラグをセットし、前記オークションサーバへのデータの伝達が、前記売切フラグがセットされていない物件のレコードのみに対して実行される。これにより、売却済の物件をオークションに供することを防止することができる。
【0012】
さらに好ましい実施態様においては、販売店提示手段が、前記オークション出品指示の受理に応答して、前記指示にかかる物品に関連付けて、オークションへの出品予約がされた状態を示す出品予約フラグをセットし、かつ、前記物件の情報を前記ユーザ端末に伝達すべき期限が経過することに応答して、前記出品予約フラグがセットされている物件にかかるレコードを、オークションサーバに伝達するとともに、前記物品に関連付けて、オークションに出品された状態を示す出品中フラグをセットするように構成される。
【0013】
この実施態様においては、販売店は所望のときに、物件をネットオークションに供するべく指示を与えることができる。その一方、実際のオークションは、たとえば、予め定められた物件の情報をユーザ端末に伝達すべき期限、つまり、情報の提示期限が経過した後に実行される。これにより、ネット上での閲覧が修了した後に、物件のオークションが開始されるため、物件の二重販売の可能性を排除することが可能となる。
【0014】
別の好ましい実施態様においては、前記販売店提示手段が、前記オークション出品指示の受理に応答して、指示にかかる物件のレコードを、前記オークションサーバに伝達するとともに、前記物品に関連付けて、オークションに出品された状態を示す出品中フラグをセットするように構成されている。ここでは、ネット上での閲覧とオークションが重複して実行される。このため、販売店提示手段が、前記物件の売却を示す情報の受理した場合に、当該物件にかかる出品中フラグがセットされた状態であれば、前記オークションサーバに、当該物件にかかるオークションの中止を指示するように構成されているのが望ましい。つまり、店頭販売があった場合に、即座にネットオークションを中止することにより、二重販売を防止する。
【0015】
物件の情報は、雑誌を含む定期刊行物の原稿とほぼ同期して更新されても良い。これにより、原稿のデータを販売支援サーバにて流用することができ、かつ、ユーザ端末にて閲覧する情報と、定期刊行物との情報とを同期させることができる。
別の好ましい実施態様においては、販売店提示手段が、前記物品にかかるアクセスログを参照して、所定の条件となった場合に、物件をオークションに出品することを、前記販売店端末に促すように構成されている。
或いは、販売店提示手段が、前記物品にかかるアクセスログを参照して、所定の条件となった場合に、前記物件にかかるレコードを、自動的にオークションサーバに伝達するように構成されても良い。
【0016】
上記アクセスログとして、物件に関するコンテンツの閲覧数のカウント値を利用することができる。特に、物件の内容表示の詳細度やユーザの興味を示す度合いにしたがって、複数のカウント値を設けるのが望ましい。たとえば、物件の詳細のコンテンツ、物件の写真拡大コンテンツ、販売店の所在などを示すコンテンツのそれぞれについて、閲覧数を示すカウント値を設ければよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる支援サーバを利用したシステムの概略を示すブロックダイヤグラムである。図1に示すように、インターネットなどのネットワーク11に、入稿システム12、印刷センタのシステム(印刷センタシステム)14が接続されている。
本実施の形態においては、中古車店で店頭販売される中古車の情報を、インターネットなどを介して、ユーザに提示し、かつ、ユーザの閲覧に関する情報などを販売店側に返すことができる。
【0018】
入稿システム12は、出版物、たとえば雑誌の紙面を作るシステムであり、取材により得られた情報や、販売店からオンライン或いはオフラインで取得された情報に基づき、物件(中古車)ごとの価格やスペックを含む記事からなるデータ群(原稿データ)を作成する。印刷センタシステム14は、入稿システム12から与えられた原稿データやその段組や体裁などを示す情報に基づき、出版物(雑誌)15を作成する。
【0019】
また、ネットワーク11には、ユーザによるアクセスや販売店からのアクセスに基づき、必要な情報を提供する支援サーバ16と、ネット上のオークションを実行するオークションサーバ20とが接続される。支援サーバ16は、管理端末18が接続され、オペレータによる管理端末18の操作によっても、支援サーバ16が必要な処理を実行できるようになっている。また、オークションサーバ20にはオークション管理端末22が接続され、オペレータによるオークション管理端末22の操作によっても、オークションサーバ20が必要な処理を実行できるようになっている。
【0020】
中古車販売店の端末(販売店端末)24も、ネットワーク11に接続され、ネットワーク11に介して、支援サーバ16やオークションサーバ20にアクセスすることができる。また、潜在的な中古車の消費者となる一般ユーザの端末(ユーザ端末)26も、ネットワーク11を介して、支援サーバ16やオークションサーバ20にアクセスすることができる。なお、図1において、単一の販売店端末24およびユーザ端末26のみを図示しているが、実際には、ネットワーク11には、多数の販売店端末およびユーザ端末が接続され得る。
【0021】
支援サーバ16は、主としてユーザ端末26からのアクセスに応答して必要なコンテンツを提供する機能(ウェブ情報提示手段としての機能)を有するとともに、および、販売店端末24からのアクセスに応答して必要なコンテンツを提供する機能(販売店提示手段としての機能)を有する。また、後者は、販売店端末に必要な情報をメール等にて通知する通知手段としての機能を有する。支援サーバ16は、単体のサーバによりこれら双方の機能を実現しても良いし、機能ごとに別個のサーバを含んでいても良い。支援サーバ16は、販売店端末24に提示するための種々のデータ群を記憶した販売促進データベース(販促DB)30と、主としてユーザ端末26に提示するための種々のデータ群を記憶したウェブデータベース(ウェブDB)32とを有する。
【0022】
また、オークションサーバ20は、オークションされる物件を特定する種々の情報を記憶したオークションDB20を備えている。
第1の実施の形態においては、支援サーバ16のウェブDB32に、入稿システム12から、印刷センタシステム14に与える原稿データとほぼ同じデータ群が記憶される。入稿システム12が新たな原稿データを作成するたびに、ウェブDB32のデータも更新される。図2(a)は、第1の実施の形態における入稿システムと支援サーバとの間で実行される処理の概略を示すフローチャートである。
【0023】
入稿システム12が、印刷センタシステム14への原稿データの送信とほぼ同期して、支援サーバ16に入稿データが伝達される(ステップ201)。支援サーバ16は、受理した入稿データをウェブDB32に記憶することで、ウェブDB32を更新する(ステップ202)。図4(a)は、ウェブDB32中に記憶されるデータ群の構成の一例を示す図である。図4(a)においては、ある物件に対する1レコード分のデータ構成が示されている。図4(a)に示すように、1レコード分のデータ群400は、物件を一意的に特定する物件ナンバー(No.)401、店頭販売価格を示す価格情報402、車種・グレード、年式、走行距離、色、装備などを物件の属性を特定するスペック情報403、販売店の店名、住所、電話番号、地図など販売店の属性を特定する販売店情報404、雑誌に掲載される期日や掲載期間などを含む掲載期間情報405、ログ情報406、および、物件の写真画像を含む画像情報407を含む。1レコード分の入稿データは、データ群400のうち、ログ情報406を除くものである。なお、ログ情報については、後に詳述する。スペック情報403に関し、特に装備は、その内容を示すアイコン情報から構成することができる。
【0024】
入稿データがウェブDB32に記憶されると、支援サーバ16は、同様に、入稿データを販促DB30に記憶する(ステップ203)。その後、入稿システム12と支援サーバ16との間の通信が切断される(ステップ204)ことにより、入稿データの伝達に関する処理が終了する。
【0025】
図4(b)は、販促DB30中の1レコード分のデータ構成の例を示す図である。物件ごとに1レコード分のデータ群が構成される。図4(b)において、物件情報411は、図4(a)における物件ナンバー401〜掲載期間情報405と画像情報407の一群のデータに対応する。1レコード分のデータは、物件情報411のほか、ユーザ端末のアクセスに基づくログ情報412、オークションの出品が予約された状態および出品中である状態を示すオークションフラグ413、店頭にて既に販売された状態を示す売切フラグ414とを含む。ログ情報412に含まれる項目は、ウェブDB32のレコード中のログ情報406と同一である。
【0026】
ログ情報412、オークションフラグ413および売切フラグ414は、支援サーバ16の後述する処理により、その値が生成し或いは更新される。
【0027】
図2(b)は、ユーザ端末と支援サーバとの間で実行される処理の一例を示す図である。ユーザ端末26からのコンテンツ要求に応答して(ステップ211)、支援サーバ16はウェブDB32を参照し、要求されたデータを検索し(ステップ212)、検索されたデータに基づく画像データを生成して、コンテンツとしてユーザ端末26に伝達する(ステップ213)。その後、支援サーバ16は、ユーザが要求したコンテンツの属性を参照して、ログを解析して以下に述べるように分類し(ステップ214)、ウェブDB32中、物件に関連付けられたレコードのログ情報のうち、所定の項目の値を更新する(ステップ215)。
【0028】
本実施の形態において、ウェブDB32のデータに基づくコンテンツから形成されるウェブサイトは、階層構造を有する。最上層のトップページから、種々の条件(たとえば、車の形態(セダン、クーペ、ハッチバックなど)、年式など)を与えることにより、条件に合致する物件をリストした物件リストページが提示される。この物件リストページは、図4に示すそれぞれの情報を表形式で示すと共に、物件の縮小画像をサムネールにて表示するのが望ましい。さらに、所望の物件を指定することで、当該物件のより詳細な情報を表示されるコンテンツが表示される。たとえば、ここで、ユーザがユーザ端末を操作して、画面上をクリックすると、物件の写真の拡大画像のコンテンツが、ユーザ端末の表示装置の画面上に表示される。また、ユーザの要求により、より詳細な販売店情報が提示されるようになっている。このように、ウェブサイトにおいて、ユーザの興味にしたがって、階層的にコンテンツが取得できるようになっている。
【0029】
そこで、図4(b)に示すように、本実施の形態において、ログ情報(アクセスログ)412には、リスト形式のコンテンツから特定の物件を指定することに応じて、その詳細な情報を含むコンテンツが表示されたことを示す「物件詳細表示ログ」421、写真の拡大画像のコンテンツが表示されたことを示す「写真拡大表示ログ」422、より詳細な販売店情報が表示されたことを示す「地図電話表示ログ」423などが含まれる。無論、ウェブサイトにおける階層構造が、ユーザの興味に従うようにさらに多層化していれば、他の項目のログを設けても良いことはいうまでもない。
【0030】
このように、ログ情報412を構成しているため、支援サーバ16は、図2(b)のステップ214において、ユーザに伝達したコンテンツの属性を判断し、上記「物件詳細表示ログ」421、「写真拡大表示ログ」422および「地図電話表示ログ」423の何れかの項目に「1」を加える。このようにして、ユーザ端末のコンテンツ要求が繰り返されることに応答して、物件ごとにコンテンツがどれだけ要求されたか(閲覧されたか)を示す指標が蓄積されていく。このように、物件の内容表示の詳細度やユーザの興味を示す度合いにしたがって、複数のアクセスログをカウント値として蓄積することにより、物件がどの程度、ユーザの興味を引いたかを販売店側或いは支援サーバ16において判断するために利用できる。
【0031】
図3(a)に示すように、支援サーバ16は、所定のタイミング(たとえば、1日3回8時間ごと)に、ウェブDB32中の各レコードのログ情報を取得し、販促DB30中、対応するレコードのログ情報として、それぞれ記憶する。このようにして、販促DB30中のログ情報を更新することができる(ステップ302)。
【0032】
販売店端末24は、ネットワーク11を介して支援サーバ16にアクセスすることにより、販促DB30中の情報を参照し、或いは、所定の指示を支援サーバに与えることができる。図3(b)に示すように、販売店端末24からのアクセス要求に応答して(ステップ311)、支援サーバ16は、販促DB30を参照して、要求されたデータを検索し(ステップ312)、検索されたデータに基づく画像データを生成して、コンテンツとして販売店端末24に伝達する(ステップ313)。図5は、販売店端末24の表示装置の画面上に表示される画像中の表の例を示す図である。表は、販促DB32中のレコード中、抽出された項目の値を含む。たとえば、表500には、「物件ナンバー(No.)」、「価格」、「車種・グレード」などのスペック、「物件詳細表示」、「写真拡大表示」および「地図電話表示」のログ情報、および、オークションへの出品状況を示すオークション情報が含まれる。
【0033】
本実施の形態においては、販売店が希望する場合に、雑誌およびウェブ上での掲載期間が終了後に、物件をネットオークションに供することができる。このため、表500において、オークションに出品されていない物件には、オークションへの出品を指示するための「出品予約」ボタン(符号501参照)が設けられる。また、出品中、或いは、出品予約がされてオークションに供されるのを待機している状態(出品待ち)の物品については、それぞれ、その状態および関連する情報が記載される。たとえば、既にオークションに出品されている場合には、入札数やオークションの終了時刻が表示され、出品待ちである場合には、オークションの開始日時が表示される。
【0034】
販売店の操作者は、物件ごとのログ情報を参照することにより、当該物件がネット上でどの程度ユーザの興味を引いたかを把握することができる。つまり、物件の写真を拡大して表示し、さらには、販売店の所在や連絡先を参照している場合には、物件に対する興味が大きいと考えられる。このため、ログ情報を構成する「物件詳細表示」、「写真拡大表示」或いは「地図電話表示」の項目の値が大きくなるのにしたがって、物件が販売される可能性が大きいと予測される。その一方、これらログ情報の各項目の値が小さい場合には、物件を販売できる可能性が小さいと考えることもできる。したがって、ユーザは、これらログ情報を参照して、オークションに出品して販売した方が良いと思われる物件を選択して、入力装置を操作して、「出品予約」ボタン501を押せばよい。
【0035】
「出品予約」ボタンが押されると、出品予約の指示が販売店端末24から支援サーバ16に伝達される。支援サーバ16は、出品予約の指示を受理すると、販促DB中、出品予約にかかる物件に関連付けられたレコード中、オークションフラグが更新される(ステップ315)。本実施の形態において、オークションフラグには、出品待ちであることを示す出品予約フラグと、出品中であることを示す出品中フラグとが含まれる。ステップ315においては、これらフラグのうち、出品予約フラグが「オン」状態にセットされる。この出品予約が実行された場合、支援サーバ16から出品者、即ち販売店端末24に向けて、該当する物件の店頭販売継続の禁止を告知するメールを送信する機能を設けることができる。この機能により、物件が落札される前に物件が店頭で成約してしまう事態を回避する状況を作り出すことができる。このような機能は、オークションと店頭販売の並行運用を回避する場合に有効である。
【0036】
本実施の形態においては、販売店の店頭販売により、物件が売却された場合に、これを支援サーバ16に通知できるようになっている。たとえば、表示画面中の表に、物件ごとに「売却済み」ボタン(図示せず)を設け、販売店の操作者が、入力装置を操作して「売却済み」ボタンをオンすれば、その物件が売却されたことを示す情報が、支援サーバ16に伝達される。支援サーバ16は、上記情報に応答して、販促DB30中、物件に関するレコードの売切フラグを「オン」状態にセットする。
このようにして、販売店は、ネット上での反響を参照し、オークションへの出品すべき物品を指定し、また、売却された物品の情報を支援サーバ16に伝達する。
【0037】
次に、支援サーバ16における物件のネットオークション出品に際して実行される処理を説明する。この処理は、雑誌やウェブ上で提示する物件の更新時期にほぼ同期して実行されるのが望ましい。たとえば、雑誌が週刊であり、ウェブ上で閲覧可能な物件も週ごとに更新される場合には、上記雑誌が発行され、また、ウェブ上のデータが更新される日に実行される。
【0038】
図6は、支援サーバにて実行される処理の例を示すフローチャートである。支援サーバ16は、まず、販促DB30中のレコードを選択し、当該レコード中、掲載期間情報を参照し、その物件の掲載期間が経過しているか否かを判断する(ステップ602)。ステップ602において、イエス(Yes)と判断された場合には、次いで、売上フラグが「オン」状態であるか否かが判断され(ステップ603)、さらに、ステップ602でイエス(Yes)と判断された場合には、そのレコード中の出品予約フラグが「オン」状態であるか否かが判断される(ステップ604)。
【0039】
ステップ602〜604の何れかにおいてノー(No)と判断された場合には、他のレコードに関する処理に移る(ステップ608参照)。ステップ602〜604において、何れもイエス(Yes)と判断された場合には、支援サーバ16は、レコード中の所定のデータ群を抽出し(ステップ605)、これら抽出されたデータ群をオークションサーバ20に伝達する(ステップ606)。次いで、オークションフラグ中の出品フラグを「オン」状態にする(ステップ607)。
【0040】
上記所定のデータには、物件情報のうち、物件ナンバー(No.)、価格情報、スペック情報、販売店情報が含まれる。また、ここで、ウェブDB中の対応する物件の画像情報が、オークションサーバ20に伝達されるのが望ましい。或いは、販売DB中のレコードに画像情報を含ませておいても良い。
また、オークション出品の際の条件は、あらかじめ価格情報に含ませておくのが望ましい。この条件には、オークションスタート価格(オークション開始価格)、優先落札価格(オークション即売価格)、オークションでの割り引きに関する割引情報などが含まれる。
【0041】
オークションサーバ20は、支援サーバ16からのデータ群を受理し、たとえば、オークションIDを付与して、これらデータ群を1レコードとしてオークションDB34に記憶する。オークションサーバ20は、所定の時間が経過した後、受理したデータ群を含むコンテンツをユーザにアクセス可能な状態として、その物品のネットオークションを開始する。
【0042】
図7に示すように、ユーザ端末26からのアクセス要求に応答して、オークションサーバ20は、オークションDB34を参照して、アクセス要求にかかるデータを検索し(ステップ702)、当該データを含むコンテンツをユーザ端末26に伝達する(ステップ703)。このコンテンツには、指定された物件の価格情報、スペック情報、応札期間などが含まれる。その後、オークションサーバ20は、閲覧された物件についてログ情報を更新する。ここでは、ログ情報として、コンテンツの閲覧があるたびに、カウント値を加算するようになっている。そのほか、本実施の形態においては、物件ごとに、支援サーバ16に転送したメールの数、ユーザからの問い合わせの数、および、入札数がカウントされる。これらログ情報は、所定のタイミング(たとえば、1日一回深夜)で、バッチ処理により、オークションサーバ20から支援サーバ16に伝達される。
【0043】
また、ユーザからの入札があった場合(ステップ711)、オークションサーバ20は、入札された物件に関するログ情報を更新する(入札数をカウントアップする)とともに、入札があった物件や入札価格などを示す情報(入札情報)を、支援サーバ16に通知する(ステップ713)。支援サーバ16は、入札情報の受理に応答して、これを販売点端末24に伝達する(ステップ714)。この入札情報の伝達には、電子メールを用いればよい。また、より迅速に情報を通知する観点から、登録された携帯電話の電子メールアドレスに宛てて、入札情報を送信しても良い。これにより、販売店の担当者等は、ほぼリアルタイムで、オークションに供されている物件の入札を知ることが可能となる。
【0044】
物件ごとに記憶されるユーザ端末26のアクセスによるログ情報(アクセス数、メール転送数、問合せ数、入札数など)は、バッチ処理により支援サーバ16に与えられ、その販促DB30に、各物件に関連付けられて記憶される。販売店端末24からの要求に応答して、オークションに供された物件に関するログ情報の種々の情報を含む表が支援サーバ16により生成され、販売店端末24に伝達される。
【0045】
図8は、販売店端末の表示装置の画面中に表示された表を示す図である。実際には、図8(a)の右端が、図8(b)の左端とつながっている(破線および符号A参照)。このように表には、オークションに供された物件を一意的に特定するオークションID、オークション掲載タイトル、応札開始時間、応札終了時間、雑誌掲載価格、オークション開始価格、オークション即売価格、オークション入札価格、アクセス数、メール転送数、問合せ数、入札数などの項目が含まれる。そのほか、物件のスペック情報も表に含まれるのが望ましい。オークション掲載タイトルは、物件の車種・グレードに対応する。また、応札開始時間および応札終了時間は、オークションサーバ20にて決定される。
【0046】
このように、販売店の操作者は、販売店端末24を操作して、オークションに関連するコンテンツを要求することで、図8に示す表を含むような画像を参照することができる。
【0047】
ユーザによる入札金額が、オークション即売価格以上であった場合や、応札期限が経過した場合に、図9に示すように、オークションサーバ20は、落札された物件や落札価格を示す情報(落札情報)を、支援サーバ16に通知する(ステップ901)。支援サーバ16は、落札情報の受理に応答して、これを販売店端末24に伝達する(ステップ902)。本実施の形態においては、物件が落札された場合に、販売店が落札者との間の最初のコンタクトを支援することができるようになっている。以下、このような支援(メール作成支援)について説明する。
【0048】
落札情報を含むメールにおいては、メール作成支援を要求するためのボタンやURLが含まれる。したがって、販売店の操作者が販売店端末24を操作することにより、メール作成支援要求が、支援サーバ16に伝達される(ステップ903)。支援サーバ16は、これに応答して、メール作成支援コンテンツを販売店端末24に伝達する(ステップ904)。
【0049】
図10は、メール作成支援コンテンツの例を示す図である。図10に示すように、このコンテンツには、ヘッダー、本文およびフッタの定型文が用意され、操作者が所望の文を選択することができるようになっている。選択された文章は、それぞれ、欄1001〜1003に表示される。これにより、落札者に適切な情報を通知できるような文章を簡単に作成することができる。操作者が入力装置を操作して「送信」ボタン1004を押すことにより、メール送信依頼が支援サーバ16に伝達される(ステップ905)。支援サーバ16は、落札者の電子メールアドレス宛に、販売店端末24の操作者が選択した文章からなる電子メールを送信する(ステップ906)。上記電子メール中に、販売店の担当者の電子メールアドレスを記述しておけば、これ以降、販売店の担当者と落札者との間で、直接電子メールによる通信を実現することができる。
【0050】
本実施の形態によれば、雑誌やネット上での販売や閲覧が終了するのにリンクして、販売者がオークションに供するべきと判断した物件を、ネットオークションに供することができる。また、販売者は、ネット上での閲覧状況を参照することができ、オークションに供すべき物件を適切に選択することができる。
【0051】
第1の実施の形態においては、販売店の操作者が「出品予約」ボタンをオンすることにより指定した物件のデータ群を、所定のタイミングで、オークションサーバ20に与えることで、当該物件をネットオークションに供している。これに加えて、支援サーバ16が、雑誌の掲載期間やネット上の閲覧期間が経過したときに、物件のログ情報(たとえば、物件詳細表示、写真拡大表示、地図電話表示がなされた数)を参照して、ログ情報中のカウント値が所定数に達していない場合には、反響が小さく、現状の価格での販売が困難であると判断し、販売店に対して、オークションに供することを促すように構成しても良い。たとえば、写真拡大表示および地図電話表示が、それぞれ所定の閾値に満たない場合などに、販売店端末の表示装置の画面上に、オークションへの出品を促すメッセージおよびオークションへの出品を求めるボタンを表示すればよい。さらに、あらかじめ販売店からの承諾が得られていれば、所定の条件のもと、当該物件を自動的にオークションに供しても良い。
また、前記実施の形態において、雑誌への掲載価格をオークションにおける有線落札価格(即売価格)に自動的に設定されるように構成しても良い。
【0052】
次に、本発明の第2の実施の形態につき説明を加える。第2の実施の形態においては、雑誌への掲載やウェブ上の閲覧とネットオークションとが同時に進行できる。そのため、販売店での売却やネットオークションでの落札に応じて、支援サーバ16が所定の処理を実行して、重複販売を回避するようになっている。
第2の実施の形態の全体のシステム構成は、図1に示すものと同様である。また、ウェブDBや販促DB中に記憶されるデータの構成、入稿システムと支援サーバ間のデータ授受、および、支援サーバとオークションサーバとの間のデータ授受も、以下にのべることを除き、第1の実施の形態のものとほぼ同様である。
【0053】
第2の実施の形態においては、販売者の操作者が、販売店端末24を操作して「出品予約」ボタンをオンし、出品予約の指示が支援サーバ16に与えられると、支援サーバ16は、指定された物件に関するデータ群をオークションサーバ20に伝達する。ここで、支援サーバ16は、即座にデータ群を伝達しても良いし、所定のタイミングでデータ群を伝達しても良い。
【0054】
即座にデータ群をオークションサーバ20に伝達する場合には、支援サーバ16は、オークションフラグの出品中フラグを「オン」状態にセットする。その一方、ある程度のタイムラグがある場合には、出品予約の指示が与えられた場合に、出品予約フラグを、「オン」状態にセットし、さらに、所定のタイミングでデータをオークションサーバ20に伝達するときに、出品中フラグを「オン」状態にセットすればよい。
【0055】
その一方、店頭にて物件が販売された場合には、販売店の操作者は、販売店端末24の入力装置を操作して、表示装置の画面上に表示された画像中の「売却済み」ボタンをオンして、物件が売却されたことを支援サーバ20に伝達する。図11に示すように、支援サーバ16が、物件が売却されたことを示す情報(売却情報)を受理すると(ステップ1101)、支援サーバ20は、販促DB30を検索して、当該物件に関連するレコードを見出し(ステップ1102)、当該レコード中の売上フラグが「オン」状態にセットする(ステップ1103)。
【0056】
次いで、支援サーバ16は、当該レコード中のオークションフラグのうち、出品中フラグが「オン」状態であれば(ステップ1104でイエス(Yes))、オークションサーバ20に対して、当該物件のオークションを中止するよう指示を与える(ステップ1105)。オークションサーバ20は、これに応答して、当該物品のユーザからのアクセスを禁止するよう必要な処理を実行する。これにより、ネットオークションが中止される。次いで、支援サーバ20は、出品中フラグを「オフ」状態にリセットする(ステップ1106)。
【0057】
出品中フラグが「オン」状態ではない場合(ステップ1104でノー(No))、出品予約フラグが「オン」状態であるかが判断される(ステップ1107)。ステップ1107でイエス(Yes)と判断された場合には、出品予約フラグを「オフ」状態にリセットする。これにより、支援サーバ16が所定のタイミングで、販促DB中のうち出品予約がされたレコードのデータ群をオークションサーバ20に伝達する際に、このレコードが伝達される対象となることを防止できる。
このように、第2の実施の形態によれば、ネットでの閲覧や店頭販売が、オークションと同時に進行しても、二重販売を防止し、双方を円滑に進行させることが可能となる。
【0058】
第2の実施の形態においても、支援サーバが、物件のログ情報に基づき、所定の条件のもと、当該物件を、オークションに提供するよう、販売店端末に情報を与え、オークションへの出品を促すように構成しても良いことはいうまでもない。
【0059】
以上詳細に説明したように、本発明によると、入稿データを用いて、出版物15を製作できると同時に、販促DB30及びウェブDB32、そしてオークションDBを構築することができ、出版物、ウェブサイト、販促画面、そしてオークションサイトを介して、統一的な情報提示を実現できる。特にオークションサイトにおいては、従来出品者の裁量で表現されていた物件の内容に関し、出版物15やウェブサイトと同様の状態で、物件の内容を表現することができる。このためユーザは、統一された表現に基づいて物件を検討することができる。
【0060】
更に支援サーバ16は、或る物件に関し、店頭販売とオークションの両者が円滑に処理されるよう、必要に応じて販売店端末26及びオークションサーバ20と情報交換を行う。このため、オークションサイトにおいて落札された物件が店頭で成約してしまう事態を回避でき、更に必要に応じて、販売店が店頭における成約を希望する場合、オークション出品を中止することもできる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【0061】
たとえば、前記実施の形態においては、出版物、たとえば、雑誌を作成するために作成されたデータ(原稿データ)と略等しい入稿データを支援サーバが受理し、これをウェブDB32に記憶し、ウェブ上で、これをユーザに閲覧できるように構成しているが、このような形態に限定されず、出版物用の原稿データを利用することなく、ウェブ上で閲覧するためにのみ利用されるデータ群を支援サーバのウェブDB32に記憶しておき、これを利用しても良い。
【0062】
また、前記実施の形態においては、ユーザ端末からの閲覧にかかるログ情報をウェブDB32に記憶し、所定の転送タイミングで、これを販促DBに伝達しているが、これに限定されるものではない。たとえば、販売店端末から、支援サーバに、閲覧状況を把握することが要求された場合に、支援サーバが、ウェブDB2をアクセスして、ログ情報を取得し、これを販売店端末に返すように構成しても良い。
さらに、前記実施の形態においては、中古車の販売について本発明を適用したが、他の種別の物件にも本発明を適用し得ることはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、物件の店頭販売やネット上での物件の閲覧と、オークションとを融合し、双方を円滑に実施することができる。これにより、物件の販売をより促進することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の実施の形態にかかる支援サーバを利用したシステムの概略を示すブロックダイヤグラムである。
【図2】図2は、入稿システムと支援サーバとの間で実行される処理の概略を示すフローチャートである。
【図3】図3は、本実施の形態にかかる支援サーバと販売店端末との間で実行される処理を示す図である。
【図4】図4は、本実施の形態にかかるウェブDBおよび販促DBに記憶されるデータの構成例を示す図である。
【図5】図5は、販売店端末の表示装置の画面上に表示される画像中の表の例を示す図である。
【図6】図6は、支援サーバにて実行される処理の例を示すフローチャートである。
【図7】図7は、本実施の形態にかかるオークションの際に実行される処理の概略を示すフローチャートである。
【図8】図8は、販売店端末の表示装置の画面上に表示される画像中の表の例を示す図である。
【図9】図9は、本実施の形態にかかるオークションの際に実行される処理の概略を示すフローチャートである。
【図10】図10は、販売店端末の表示装置の画面上に表示される画像中の表の例を示す図である。
【図11】図11は、第2の実施の形態において、支援サーバにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 入稿システム
14 印刷センタシステム
16 支援サーバ
20 オークションサーバ
24 販売店端末
26 ユーザ端末
30 販促DB
32 ウェブDB
34 オークションDB
Claims (9)
- 物件の価格およびその内容を示す情報を含むレコードを記憶するデータベースと、
ユーザ端末からのアクセスに応答して、指定された物件の情報を、前記データベースから読み出し、前記ユーザ端末に伝達するとともに、当該物件のアクセスログを、前記データベースに記憶するウェブ情報提示手段と、
物件を販売する販売店の端末である販売店端末からのアクセスに応答して、指定された物件の情報およびアクセスログを、前記販売店端末に伝達する販売店情報提示手段であって、前記販売店端末からのオークション出品指示に応答して、前記物件にかかるレコードを、オークションサーバに伝達する販売店提示手段と、
オークションサーバからの入札或いは落札を示す情報に応答して、前記販売店端末に対して、入札および落札を示す情報およびその金額を通知する通知手段とを備えたことを特徴とする販売促進サーバ。 - 前記データベースが、ユーザ端末からのアクセスに応答して提示すべき物件の情報および当該アクセスに関するアクセスログを記憶する第1のデータベースと、前記販売店端末からのアクセスに応答して提示すべき物件の情報およびアクセスログを記憶する第2のデータベースとを有し、
前記物件の情報が、前記第1のデータベースおよび第2のデータベースに同期して記憶され、前記アクセスログに関して、所定のタイミングで、前記第1のデータベース中に蓄積されたものが、前記第2のベースに記憶されることにより、アクセスログのデータ更新が実現されることを特徴とする請求項1に記載の販売促進サーバ。 - 前記販売店提示手段が、前記販売店端末からの、物件の売却を示す情報の受理に応答して、前記物品に関連付けて、物品の売り切れを示す売切フラグをセットし、前記オークションサーバへのデータの伝達が、前記売切フラグがセットされていない物件のレコードのみに対して実行されることを特徴とする請求項1または2に記載の販売促進サーバ。
- 販売店提示手段が、前記オークション出品指示の受理に応答して、前記指示にかかる物品に関連付けて、オークションへの出品予約がされた状態を示す出品予約フラグをセットし、かつ、前記物件の情報を前記ユーザ端末に伝達すべき期限が経過することに応答して、前記出品予約フラグがセットされている物件にかかるレコードを、オークションサーバに伝達するとともに、前記物品に関連付けて、オークションに出品された状態を示す出品中フラグをセットするように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の販売促進サーバ。
- 前記販売店提示手段が、前記オークション出品指示の受理に応答して、指示にかかる物件のレコードを、前記オークションサーバに伝達するとともに、前記物品に関連付けて、オークションに出品された状態を示す出品中フラグをセットするように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の販売促進サーバ。
- 前記販売店提示手段が、前記物件の売却を示す情報の受理した場合に、当該物件にかかる出品中フラグがセットされた状態であれば、前記オークションサーバに、当該物件にかかるオークションの中止を指示するように構成されたことを特徴とする請求項5に記載の販売促進サーバ。
- 前記物件の情報が、雑誌を含む定期刊行物の原稿とほぼ同期して更新されることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載の販売促進サーバ。
- 前記販売店提示手段が、前記物品にかかるアクセスログを参照して、所定の条件となった場合に、物件をオークションに出品することを、前記販売店端末に促すように構成されたことを特徴とする請求項1ないし7の何れか一項に記載の販売促進サーバ。
- 前記販売店提示手段が、前記物品にかかるアクセスログを参照して、所定の条件となった場合に、前記物件にかかるレコードを、オークションサーバに伝達するように構成されたことを特徴とする請求項1ないし7の何れか一項に記載の販売促進サーバ。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080422 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080819 |