JP2004138257A - ペレットストーブ - Google Patents

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Abstract

【課題】室内へ温風を強制的に送ることのできる新規な構成のペレットストーブを提供することを目的とする。
【解決手段】燃焼箱30を薄板で構成して内部に燃焼用空気室38を形成すると共に該燃焼用空気室38と燃焼空間36とを連通する多数の小孔40を設け、燃焼室34の側面と上面を二重構造の薄板で構成して燃焼室34の周囲に温風用空気室70を形成すると共に該温風用空気室70と室内の空気とを連通する温風吹出口72,74,76を形成し、燃焼用空気室38と温風用空気室70のそれぞれの空気入口部38A,70Aを結合してその結合部に送風ファン44を配置し、送風ファン44により送風される空気の一部は燃焼用空気室38へ送られ、残りは温風用空気室70へ送られて燃焼室34内の高温によって暖められて温風吹出口72,74,76を通って室内に送られる。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はペレットストーブに係り、特に、送風ファンにより室内へ温風を強制的に対流させることのできるペレットストーブに関する。
【0002】
【従来の技術】
木質バイオマスの代表例である木質ペレット燃料(以下ペレットと称する。)は、おが屑や樹皮等の製材廃材や間伐材等の林地残材を粉砕、圧縮し、成形した固形燃料であり、長さは例えば5mm〜20mm、直径は例えば6mm〜12mmの円筒形状のものである。ストーブの燃料として用いる場合は直径6mmのものが最良の燃焼状態を実現できると考えられている。
【0003】
このペレットは、石炭や石油等の化石燃料と異なり再生可能な燃料であり、再生の際に光合成により大気中から二酸化炭素を吸収することを考慮すると、その燃焼は大気中の二酸化炭素を増やす要因とはならない。しかもNOxやSOxを殆ど排出しない等、環境に優しいクリーンな燃料である。
【0004】
日本国内で現在製造されている木質ペレットは、樹皮を多く含む。一方、欧米諸国のペレットは主におが粉や心材を原料としたものである。
【0005】
このようなペレットを燃料とするペレットストーブの従来例として、実公昭58−190301号公報には、燃焼室と、上部に開口部を設けられると共に側面部に多数の小孔を設けられた燃焼箱と、前記燃焼箱の開口部へ供給される燃料を貯留する燃料タンクと、前記燃焼箱の多数の小孔から燃焼箱内へ燃焼用空気を送る送風ファンと、前記燃焼室の前面に設けられた扉とを備えたペレットストーブが開示されている。
【0006】
燃焼室内には、燃焼箱と燃焼室の間に送風隙間を形成するため、燃焼箱の上方に下窄み円錐状の塞板が固定されている。送風ファンにより送風される空気は、このようにして形成された通風隙間へ送られ、燃焼箱の小孔から燃焼箱内に入り、燃焼用空気として用いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年、ガスや石油を燃やすための空気通路と、室内へ温風を送るための空気通路とを別々に設けた構造の強制吸排気(FF)方式を採用した流体燃料を用いたストーブが増加してきている。
【0008】
一方、固形燃料を用いたストーブについては、特開2001−272026号公報に強制吸排気式のものが開示されているが、このストーブは屋外からの空気を燃焼室へ送るための空気通路と、燃焼室からの排気ガスを屋外へ排気するための空気通路を別々に設けているが、屋内の暖房は輻射熱によるものであり、温風を送ることはできない。輻射熱を用いた固形燃料ストーブは、温風を用いた流体燃料ストーブに比べて火傷の危険性が高いことは周知である。
【0009】
本発明の主要な目的は、室内へ温風を強制的に送ることのできる新規な構成のペレットストーブを提供することにある。
本発明の他の目的は、以下の説明により明らかとなる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1に係る発明のペレットストーブは、燃焼室34と、上部に開口する燃焼空間36を有すると共に前記燃焼室内に配置される燃焼箱30と、前記燃焼箱の上部開口部36Aへ供給される燃料20を貯留する燃料タンク22と、前記燃焼箱内へ燃焼用空気を送る送風ファン44と、前記燃焼室に設けられた扉4とを備えたペレットストーブ2において、前記燃焼箱30を薄板で構成して内部に燃焼用空気室38を形成すると共に該燃焼用空気室38と前記燃焼空間36とを連通する多数の小孔40を設け、前記燃焼室34の扉4に対応する部分を除く側面と上面を二重構造の薄板で構成して燃焼室34の周囲に温風用空気室70を形成すると共に該温風用空気室70と室内の空気とを連通する温風吹出口72,74,76を形成し、前記燃焼用空気室38と温風用空気室70のそれぞれの空気入口部38A,70Aを結合してその結合部に前記送風ファン44を配置し、前記送風ファン44により送風される空気の一部は前記燃焼用空気室38へ送られ、残りは前記温風用空気室70へ送られて前記燃焼室34内の高温によって暖められて前記温風吹出口72,74,76を通って室内に送られることを特徴とする。
【0011】
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1に記載のペレットストーブにおいて前記温風吹出口72,74,76をストーブの上部と下部のそれぞれに形成したことにある。
【0012】
請求項3に係る発明の特徴は、請求項1に記載のペレットストーブにおいて 前記燃焼室34に上部排気筒64Aと下部排気筒64Bを設け、上部排気筒64Aを下方に延長させて下部排気筒64Bと連結し、排気ファン66により室外へ排気することにある。
【0013】
請求項4に係る発明の特徴は、請求項1に記載のペレットストーブにおいて前記燃料タンク22内の燃料を視認するための燃料覗き窓6を設けたことにある。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。まず図1〜3に基づいて本実施の形態によるペレットストーブ2の外観構成を説明する。ペレットストーブ2は、正面左側に開放可能な扉4、正面右側にペレットタンク覗き窓6、電源スイッチ(兼非常停止スイッチ)7、スイッチ部8がそれぞれ設けられ、後面に排気口10および吸気口11、上面にペレット投入口用の蓋12が設けられている。ペレットストーブ2の下部には灰ケース14、温水出口16および温水入口18が備えられている。また、正面の上下にはそれぞれ上部暖房用温風吹出口76,下部暖房用温風吹出口74が多数設けられている。温水出口16および温水入口18はペレットストーブ2を用いて床暖房を行なうための温水循環用に用いられる。
【0015】
スイッチ部8には、ペレットストーブ2の運転操作のための各種のスイッチ群が設けられている。このスイッチ部8はタッチ式液晶画面として構成することができるが、各スイッチ群を通常の機械式スイッチとして構成することもできる。
【0016】
次に図4に基づいてペレット20の供給方式および燃焼時のペレット20の支持方式を説明する。ペレット20を貯留するペレットタンク22の下方にはモータ24により駆動されるスクリューコンベア(ペレット供給装置)26が配置されている。このスクリューコンベア26の一端側はペレットタンク22の供給口22Aの下方に位置し、他端側はペレット供給シュート28の上方に位置していて、ペレットタンク22からのペレット20をペレット供給シュート28上に落下する。ペレット供給シュート28に落下したペレット20は、燃焼箱30内の孔(燃焼空間)36に供給される。燃焼箱30下方には灰落とし装置32が配置されている。ペレット20は灰落とし装置32上に支持されて燃焼することになる。この灰落とし装置32は通常の火格子の形状の燃料支持構造と異なり、上下に開口する多数の小孔を備えるものではないので、灰が多数の小孔に詰まるという従来からの問題点は解消される。なお、ペレットタンク22内のペレット20の残量はペレットタンク覗き窓6(図1)から視認することができる。
【0017】
次に図5〜12を参照して、本実施形態のペレットストーブ2の構成をより詳細に説明する。なお、床暖房用の設備は、その図示を省略している。
【0018】
図5および6に示すように、燃焼箱30は燃焼室34内に配置されていて、上下に貫通する燃焼空間36を形成され、ペレット供給シュート28からのペレット20は、この燃焼空間36の上部開口部36Aから燃焼空間36内に供給される。燃焼空間36の下部開口部36Bには灰落とし装置32が配置されている。燃焼箱は薄板、例えばステンレス製の薄板で構成してその内部に燃焼用空気室38を形成すると共にこの燃焼用空気室38と燃焼空間36とを連通する多数の小孔40を形成されている。
【0019】
なお、図4のスクリューコンベア26は、燃焼室34の後方(図5の右方)に配置されていて、ペレット供給シュート28は燃焼室34の後方から前方に傾斜して設けられることにより、ペレット20を燃焼室34内に供給している。
【0020】
自動着火装置42の先端の着火部42Aは通常の状態では燃焼用空気室38内に位置している。この自動着火装置42は、例えばピニオン43の回転により図5の左右方向に移動可能であり、運転開始時にその先端の着火部42Aが燃焼箱30の燃焼空間36内に侵入し、その後ペレット20を約800℃で加熱点火するように構成されている。燃焼箱30の燃焼用空気室38の空気入口38Aには送風ファン44が配置され、この送風ファン44によって燃焼用空気室38へ燃焼用空気が送られる。
【0021】
図7〜9に示すように灰落とし装置32は、水平回転軸線52の回りに回転可能な回転軸54と、この回転軸54に固定された2枚の側板56,56と、回転軸54と同軸状となるように該回転軸54に側板56を介して固定された円筒形状の回転体58と、回転体58の半径方向に延出するように該回転体58に固定された複数の板60とを有する。この複数の板60は、好ましくは水平回転軸線52に対して傾斜して螺旋状に設けられている。回転軸54はモータ59により回転駆動される。
【0022】
灰落とし装置32の板60の部分は燃焼箱30の燃焼空間36の下部開口部36Bを塞ぐように上から見て下部開口部36Bとほぼ同じ大きさ、形状にされている。ペレット供給シュート28から燃焼空間36内へ供給されたペレット20は、灰落とし装置32によって下方への落下を食い止められて燃焼空間36内で燃焼する。
【0023】
上記のように複数の板60を平回転軸線52に対して傾斜して螺旋状に設けることにより、灰落とし動作中に灰から受ける抵抗が少なくなる。従って、板60の変形を防止でき、モータ59の負荷が小さくなる。また、灰と螺旋状に接触するので、その接触部が連続的に変化するため、灰が落下し易くなった。更に、灰落とし装置32が作動していない通常の燃焼時において、各板60の間に入り込んでいるペレット20に対しても燃焼用空気室38からの空気が到達し易いので、確実に燃焼させることができる。
【0024】
燃焼室34を包囲する面は二重構造の薄板、例えばステンレス製の薄板で構成して内部に温風用空気室70を形成し、この温風用空気室70と室内の空気を連通する多数の小孔72,74が形成されている。図示した例では、図5および図10〜12に示すように、燃焼室34は、上面、下面及び側面を薄板で包囲されたほぼ直方体形状として構成されているが、これら各面のうち扉4に対応する側面部分と底面を除いた広範囲の部分を二重構造として内部に温風用空気室70を形成している。そして、ペレットストーブ2の前面の上部と下部に、この温風用空気室70とペレットストーブ2の外部とを連通するために多数の小孔(上部暖房用温風吹出口)72、(下部暖房用温風吹出口)74をそれぞれ形成している。なお、扉4の上部暖房用温風吹出口76は上部暖房用温風吹出口72と連通するように形成されている。
【0025】
図5に示すように温風用空気室70の空気入口70Aは燃焼用空気室38の空気入口38Aと結合されて設けられている。送風ファン44はこの結合部に位置するように配置されていて、この送風ファン44により送風される空気の一部例えば全体の三分の一は前記燃焼用空気室38へ送られるが、残り例えば全体の三分の二は温風用空気室70へ送られる。燃焼用空気室38に送られた空気は小孔40を通って燃焼空間36内に送られ、ペレット20の燃焼用に供される。ペレット20の燃焼により、燃焼室34内の空気は高温となり、温風用空気室70内の空気を暖めた後、燃焼室34上部に設けられた上部排気筒64Aを介して室外に排気される。
【0026】
排気筒64は上部排気筒64Aと燃焼室34下部に設けられた下部排気筒64Bから構成されている。上部排気筒64Aは下方に延長させた後、下部排気筒64Bと合体して室外へ突出させて配置される。なお、この排気筒64内には排気ファン66を設け、該排気ファン66によって強制的に排気される。このように燃焼室34下部にも下部排気筒64Bを設けたことにより、燃焼室34下部から室内への煙の漏出を防止することができる。また上部排気筒64Aを延長して設けたことにより、排気の温度が低下する効果を奏すると共に、下部排気筒64Bからの排気量を上部排気筒64Aからの排気量よりも多くすることができ、燃焼室34下部から室内への煙の漏出を更に効果的に防止することができる。
【0027】
温風用空気室70に送られた空気は、燃焼室34内の燃焼によって暖められて燃焼室34の前面の上部暖房用温風吹出口72、上部暖房用温風吹出口76および下部暖房用温風吹出口74を通ってペレットストーブ2の外に送られ、室内の暖房に供される。本実施形態においては上述のようにペレットストーブ2の上部と下部とに暖房用温風吹出口72,74,76を設けたので、室内の空気を迅速に暖めることができる。特に、下部暖房用温風吹出口74を設けたので、畳等の上に座って暮らすことの多い日本の室内暖房用には好適である。
【0028】
なお、図示した実施形態においては送風ファン44は、ペレットストーブ2の後面の吸気口11から室内の空気を取り入れる方式のものを示しているが、図示しない吸気筒を介して屋外の空気を取入れることができる。この場合は吸気筒内の空気と排気筒64内の空気との熱交換を行なうことが望ましい。
【0029】
空気は温度が高くなると軽くなって上昇するので、ペレットストーブ2の外枠を構成する部分で最も高温となるのは天板9である。本実施形態のペレットストーブ2では燃焼室34と天板9の間には温風用空気室70が設けられているので、温風用空気室70の断熱効果により、ペレットストーブ2の天板9の温度を低下させることができ、火傷等の事故を防ぐことができる。また、温風用空気室70は、燃焼室34の、前面の扉4に対応する部分と下部を除いた広範囲の部分を二重構造として構成したので、燃焼室34と対面する面積が広く、燃焼室34内の熱を効率的に吸収することができる。
【0030】
なお、床暖房用の設備を備える場合には、温風用空気室70と天板9の間に温水循環用の液槽を配置するのが好ましい。
【0031】
図13は上記実施形態の運転制御装置の構成ブロック図である。制御手段80の入力側には運転開始スイッチ8A、運転停止スイッチ8B、自動運転スイッチ8C、温度設定スイッチ8D、強モードスイッチ8E、弱モードスイッチ8F、温度センサ8G等が接続されている。これら各スイッチ群8A〜8Fは図1のスイッチ部8に設けられている。なお、強モードスイッチ8Eは強モード運転(単位時間当りのペレット供給量を増やして室内温度を急速に上昇させる)としたい場合に操作するスイッチで、弱モードスイッチ8Fは弱モード運転(逆に単位時間当りのペレット供給量を少なくする)としたい場合に操作するスイッチである。自動運転スイッチ8Cは、自動モード運転(温度設定スイッチ8Dにより設定された温度と温度センサ8Gによって検出された室内温度とを比較して、単位時間当りのペレット供給量を自動的に決定する)としたい場合に操作するスイッチである。
【0032】
制御手段80の出力側には、スクリューコンベア26を駆動するモータ24、灰落とし装置32を駆動するモータ59、自動着火装置42を移動するためのピニオン43を回転駆動するモータ82、送風ファン44を駆動するモータ86、自動着火装置42に取り付けられた点火コイル88、排気ファン66を駆動するモータ89が接続されている。
【0033】
また、制御手段80の入力側及び出力側の双方に電源スイッチ7が接続されている。この電源スイッチ7をオンとすることによりスイッチ部8が操作可能状態となり、オフとするとスイッチ部8が操作不可能状態となる。また、ペレットストーブ2に例えば過熱、異常動作等の非常事態が生じた時、制御手段80により電源スイッチ7が自動的にオフにされる。この時、オフとなった原因を液晶画面(例えばスイッチ部8と共通の液晶画面)で表示すれば、この非常事態に対処して運転を再開することが容易になる。
【0034】
制御手段80はハードウェアとしては図示しないRAM、ROM等の記憶手段、CPU、入出力インターフェース等から構成されるが、機能面から捉えると図示したようにペレット供給制御手段80A、灰落とし制御手段80B、着火制御手段80C、送風制御手段80D、排気制御手段80E等から構成される。灰落とし制御手段80Bは、運転開始時、定常運転時、運転停止時のそれぞれに応じてあらかじめ定められた時間やタイミング等でモータ59を回転制御して灰落とし装置32を作動させる。着火制御手段80Cは、運転開始時、モータ82および点火コイル88を制御して自動着火装置42を作動させる。送風制御手段80Dはモータ86を制御して運転開始時および定常運転時には送風ファン44を作動させ、運転停止時には送風ファン44の作動を停止させる。排気制御手段80Eはモータ89を制御して運転開始時および定常運転時には排気ファン66を作動させ、運転停止時には排気ファン66の作動を停止させる。
【0035】
以上、本発明のペレットストーブを主に図面に示した実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれには限定されず、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内で種々変形可能である。
【0036】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、燃焼箱を薄板で構成して内部に燃焼用空気室を形成すると共に該燃焼用空気室と燃焼空間とを連通する多数の小孔を設け、燃焼室の扉に対応する部分を除く側面と上面を二重構造の薄板で構成して燃焼室の周囲に温風用空気室を形成すると共に該温風用空気室と室内の空気とを連通する温風吹出口を形成し、燃焼用空気室と温風用空気室のそれぞれの空気入口部を結合してその結合部に送風ファンを配置し、送風ファンにより送風される空気の一部は燃焼用空気室へ送られ、残りは温風用空気室へ送られて燃焼室内の高温によって暖められて温風吹出口を通って室内に送られる構成としたので、室内の空気を迅速に暖めることができる。また、温風用空気室の断熱効果により、ペレットストーブの外枠、特に上部外枠(天板)の温度を低下させることができ、火傷等の事故を防ぐことができる。また、温風用空気室は、燃焼室の、扉に対応する部分と下部を除いた広範囲の部分を二重構造として構成したので、燃焼室と対面する面積が広く、燃焼室内の熱を効率的に吸収することができる。更に、共通の送風ファンによって燃焼用空気室と温風用空気室へ送風する構成としたことにより、構造が簡略化されると共にコストを低く抑えることができる。
【0037】
請求項2記載の発明によれば、温風吹出口をストーブの上部と下部のそれぞれに形成したので室内の空気を更に迅速に暖めることができる。特に、下部にも温風吹出口を設けたので、畳等の上に座って暮らすことの多い日本の室内暖房用には好適である。
【0038】
請求項3記載の発明によれば、燃焼室に上部排気筒と下部排気筒を設け、上部排気筒を下方に延長させて下部排気筒と連結し、排気ファンにより室外へ排気する構成としたので、上部排気筒からの排気の温度が低下する効果を奏すると共に燃焼室下部から室内への煙の漏出を効果的に防止することができる。
【0039】
請求項4記載の発明によれば、燃料タンク内の燃料を視認するための燃料覗き窓を設けたので燃料であるペレットの残量を簡単に把握可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の正面図である。
【図2】本発明の一実施形態の上面図である。
【図3】本発明の一実施形態の裏面図である。
【図4】ペレットの供給方式および燃焼時のペレットの支持方式を説明するための模式図である。
【図5】本発明の一実施形態の主要部の断面図である。
【図6】図5のB−B断面図であり、一部を省略して示している。
【図7】本発明の一実施形態の灰落とし装置を示す図である。
【図8】図7の灰落とし装置の主要部の斜視図である。
【図9】図7の灰落とし装置の主要部の上面図である。
【図10】図5のD−D断面図であり、一部を省略して示している。
【図11】図5のC−C断面図であり、一部を省略して示している。
【図12】図5のE−E断面図であり、一部を省略して示している。
【図13】本発明の一実施形態の運転制御装置の構成ブロック図である。
【符号の説明】
2 ペレットストーブ
4 扉
6 燃料覗き窓
20 燃料
22 燃料タンク
30 燃焼箱
34 燃焼室
36 燃焼空間
36A 上部開口部
38 燃焼用空気室
38A 空気入口部
40 小孔
44 送風ファン
64A 上部排気筒
64B 下部排気筒
66 排気ファン
70 温風用空気室
70A 空気入口部
72,74,76 温風吹出口

Claims (4)

  1. 燃焼室と、上部に開口する燃焼空間を有すると共に前記燃焼室内に配置される燃焼箱と、前記燃焼箱の上部開口部へ供給される燃料を貯留する燃料タンクと、前記燃焼箱内へ燃焼用空気を送る送風ファンと、前記燃焼室に設けられた扉とを備えたペレットストーブにおいて、
    前記燃焼箱を薄板で構成して内部に燃焼用空気室を形成すると共に該燃焼用空気室と前記燃焼空間とを連通する多数の小孔を設け、
    前記燃焼室の扉に対応する部分を除く側面と上面を二重構造の薄板で構成して燃焼室の周囲に温風用空気室を形成すると共に該温風用空気室と室内の空気とを連通する温風吹出口を形成し、
    前記燃焼用空気室と温風用空気室のそれぞれの空気入口部を結合してその結合部に前記送風ファンを配置し、前記送風ファンにより送風される空気の一部は前記燃焼用空気室へ送られ、残りは前記温風用空気室へ送られて前記燃焼室内の高温によって暖められて前記温風吹出口を通って室内に送られることを特徴とするペレットストーブ。
  2. 前記温風吹出口をストーブの上部と下部のそれぞれに形成したことを特徴とする請求項1記載のペレットストーブ。
  3. 前記燃焼室に上部排気筒と下部排気筒を設け、上部排気筒を下方に延長させて下部排気筒と連結し、排気ファンにより室外へ排気することを特徴とする、請求項1記載のペレットストーブ。
  4. 前記燃料タンク内の燃料を視認するための燃料覗き窓を設けたことを特徴とする、請求項1記載のペレットストーブ。
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