JP2004136423A - 廃タイヤの細分方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃タイヤを機械的に所要角に細分化し、そのままで燃料若しくは緩衝材とし、又は、粉砕等の2次加工用原料とするための方法と装置である。
【解決手段】ビードBを抜取るとともに、環状から帯状にした廃タイヤTを上下で挟んで送り移動させる送りローラー1と、送りローラー1から出てくる帯状体tを縦方向で数条に細分して切断する複数の輪状カッター21を備えた縦切断ローラー2と、縦切断ローラー2から出てくる数条の帯状体tを横方向で数個に切断して細の目状体sとする長方形カッター41を備えた横切断ローラー4と、及び、送りローラー1、縦切断ローラー2と横切断ローラー4とを同期回転駆動する駆動機構5とからなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は廃タイヤの細分方法及びその装置に係り、特に、廃タイヤを細の目状体に切断する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の普及により、廃タイヤが大量に出回り、公害問題を提起するようになって以来、その有効な処理方策に迫られ、セメント製造工場等における燃料としての焼却処理、粉砕して建設や土木の分野におけるビル用スラブ遮音材、歩道クッションマット等の素材化、畜産業における畜舎内の床材料、その他地下に埋設する方策などが提供されている。
【0003】
焼却処理はその排煙による環境公害問題を惹起する不具合があり、また、地下埋設処理は行政的な介入によりその処分指定場所の激減などにて次第に減少し、残すところは結局、粉砕して各種素材としてリサイクルする以外にないのが現状である。したがって、現状にあってはリサイクルのために廃タイヤを粉砕処理することが最も有効な処理方策と言い得る。
【0004】
このような再生処理に当たり、まず初めに、廃タイヤに埋め込まれているビード等の金属物質を除去する必要性に迫られる。廃タイヤをそのまま粉砕することは不可能ではないが、弾性体であるゴムと硬い鋼からなるビードを同時に切断及び粉砕することになり、その切断と粉砕をするための鋭利な刃等の破損や摩滅が激しくて経済的実用性に乏しくなる。
【0005】
そこで、廃タイヤの粉砕処理に先行して、少なくとも廃タイヤの左右両側部に埋め込まれているビードを予め抜取る作業を機械的又は手作業で行っている。廃タイヤのビード抜取装置については、本件出願人も提供して既に特許を得た(特許第3009891号及び特許第3031894号)が、さらに近時、出願人は、作業効率が向上して廃タイヤのビード引抜工程の経済性を図ることができるビード引抜装置を追加出願した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、廃タイヤを粉砕することは、前記したセメント製造工場等における燃料としての焼却処理、粉砕して建設や土木の分野におけるビル用スラブ遮音材、歩道クッションマット等の素材化のためであって、細粒化することに留意したものである。
【0007】
しかしながら、例えば、燃料としての焼却処理のためには、むしろ細粒化するよりも、例えば10×10cm角又は5×5cm角の板とした方が良いことが実験等にて実証されている。
【0008】
そこで、この発明は、廃タイヤを例えば10×10cm角又は5×5cm等の所要の角板とすることを目的としてなされたものである。廃タイヤをこのような細の目状体に細分化できる装置は未だ提供されていない。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明は、請求項1記載のように、ビードを抜取るとともに、環状を切断して帯状にした廃タイヤを送り移動させながら、初めに縦方向で数条の帯状体に切断する第1工程と、その数条の帯状体を横方向で数個に細分して細の目状体に切断する第2工程とを含むことを特徴とする廃タイヤの細分方法を提供する。
【0010】
そして請求項2記載のように、ビードを抜取るとともに、環状を切断して帯状にした廃タイヤTを上下で挟んで送り移動させる送りローラーと、該送りローラーから出てくる帯状の廃タイヤを縦方向で数条に細分して切断する複数の輪状カッターを固定した縦切断ローラーと、該縦切断ローラーから出てくる数条の帯状体を横方向で数個に細分して切断する複数の長方形カッターを周方向へ所定間隔で軸方向に固定した横切断ローラーと、及び、前記送りローラー、縦切断ローラーと横切断ローラーとを同期回転駆動する駆動機構とからなることを特徴とする廃タイヤの細分装置を提供する。
【0011】
これにより、請求項1記載の方法を実現する具体的な装置が得られ、廃タイヤは前記したような所要角の板(細の目状体)に細分化でき、燃料としての最適状体に再生し、又は、そのままクッション材として用いることができるほか、前記したような細粒化をするための予備工程として利用できる効果がある。
【0012】
さらに、請求項3記載のように、前記送りローラーは廃タイヤの断面形状をコ字形からほぼ偏平にするために水平周面とその両端部側に略円錐周面とを一体形成した下部ローラーを有し、この下部ローラーに摺接する上部ローラーは平滑周面に粗部周面を全部又は一部に形成したものであることを特徴とする請求項2記載の廃タイヤの細分装置を提供する。
【0013】
これにより、送りローラーの下部ローラーは廃タイヤの断面形状をコ字形からほぼ偏平にして、次の縦切断ローラーに供給し易くするとともに、上部ローラーは粗部周面で廃タイヤを摩擦抵抗強く把持して送ることができる。
【0014】
さらに、請求項4記載のように、前記縦切断ローラーは、周面に軸方向へ所定間隔で複数の輪状カッターを固定した上部ローラーと、前記輪状カッターの刃先が当接する平滑面を周面に形成した下部ローラーとから構成されるものであることを特徴とする請求項2又は3記載の廃タイヤの細分装置を提供する。
【0015】
これにより、帯状の廃タイヤを連続してその長手方向へ数条の帯状体に切断することができる。
【0016】
さらに、請求項5記載のように、前記横切断ローラーは、周面に周方向へ一定間隔で複数の長方形カッターを軸方向で固定した上部ローラーと、平滑周面を有する下部ローラーとから構成されるものであることを特徴とする請求項2,3又は4記載の廃タイヤの細分装置を提供する。
【0017】
これにより、数条の帯状体となった廃タイヤを横方向で順次切断して細の目状体にすることができる。
【0018】
なお、前記横切断ローラーの上部ローラーは、両端部に鍔部を有し、その鍔部には周方向へ一定間隔の長孔が放射状配置で開設され、該長孔に端部が挿入されたバーが係合するとともに、該バーは前記長方形カッターの間に配置されて半径方向へ移動可能であり、かつ、そのバーを半径方向の外側へ移動させる固定ガイドを有することを特徴とする請求項2,3,4又は5記載の廃タイヤの細分装置を提供する。
【0019】
これにより、上部ローラーと下部ローラーで横方向に切断された廃タイヤが、長方形カッター間に圧入して落ちなくなるのを、バーが固定ガイドにて半径方向へ移動することにより強制的に排出させることで防止できる。
【0020】
さらに、前記横切断ローラーは、周面に周方向へ一定間隔で複数の長方形カッターを軸方向へ固定した上部ローラーと下部ローラーとを、互いに一方の各長方形カッターが他方の各長方形カッターの間に入るように配置してなることを特徴とする請求項2,3又は4記載の廃タイヤの細分装置を提供する。
【0021】
これにより、上部ローラーと下部ローラーで横方向に切断された廃タイヤが、長方形カッター間に圧入しても、上部ローラーと下部ローラーは互いに離れる方向へ回転するので長方形カッター間に圧入して落ちなくなるのを防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図に基づき説明する。この発明の実施の第1形態を示す図1は、請求項1記載の方法を実現する装置である。
【0023】
すなわち、ビードBを抜取るとともに、環状を切断して帯状にした廃タイヤTを上下で挟んで送り移動させる送りローラー1と、該送りローラー1から出てくる帯状の廃タイヤTを縦方向で数条に細分して切断する複数の輪状カッター21を備えた縦切断ローラー2と、該縦切断ローラー2から出てくる数条の帯状体tを横方向で数個に細分して切断する複数の長方形カッター41を備えた横切断ローラー4と、及び、前記送りローラー1、縦切断ローラー2と横切断ローラー4とを同期回転駆動する駆動機構5とを、主たる構成とする。3はアイドルローラー、6はローラー間の橋渡しをする水平支持板、7は排出案内板、8はサイド案内板であって、数条に切断された帯状体tが側方へ乱れるのを防止するために設けられる。
【0024】
廃タイヤTは、図2に示すように、その左右両側のビード埋め込み部b,bに埋め込まれた環状鋼線からなる所謂ビードB(少なくとも片側2本)を既に抜取ったものであって、かつ、ドーナツ形の環状体を一カ所横断方向で切断して帯状物にしたものを用いる。ビードBを抜取るとともに、環状体を一カ所横断方向で切断した廃タイヤTは、ほぼ偏平の帯状物にすることが容易にできる。
【0025】
送りローラー1は、廃タイヤTをほぼ偏平の帯状物にして供給するため、廃タイヤTの断面形状をコ字形からほぼ偏平にするための水平周面11と、その両端部側に略円錐周面12とを一体形成した下部ローラー1bを有する。この下部ローラー1bに摺接する上部ローラー1aは、平滑周面13にローレット等の粗部周面14を全部又は一部に形成したものである。これにより、下部ローラー1bは廃タイヤTの帯状物を断面コ字形からほぼ偏平状にして、次の縦切断ローラー2に供給し易くするとともに、上部ローラー1aは粗部周面14で廃タイヤTを摩擦抵抗強く把持して送ることができる。
【0026】
縦切断ローラー2は、周面に軸方向へ所定間隔で複数の輪状カッター21を固定した上部ローラー2aと、前記輪状カッター21の刃先が当接する平滑面22を有する下部ローラー2bとから構成される。
【0027】
なお、前記輪状カッター21の数は、廃タイヤTの細分寸法を如何様に設定するかにより変るものであって、例えば10cm角の細分化をするときは、輪状カッター21は10cm間隔で上部ローラー2aに配置する。これにより、縦切断ローラー2は送りローラー1から供給されてくる帯状の廃タイヤTを連続してその長手方向へ数条の、例えば10cm幅の帯状体tに細分して切断する。
【0028】
アイドルローラー3は縦切断ローラー2から排出されて来る数条の帯状体tを横切断ローラー4に乱れることなく供給するための手段であって、これまた、上部ローラー3aと下部ローラー3bの一対を並設したものである。上部ローラー3aと下部ローラー3b間に数条の帯状体tが挟持されて移動する。
【0029】
横切断ローラー4は、図3に示すように、周面に周方向へ一定間隔で複数の長方形カッター41を軸方向に固定した上部ローラー4aと、平滑周面42を有する下部ローラー4bとから構成される。長方形カッター41の刃先断面形状はV字形である。なお、長方形カッター41の数は、廃タイヤTの細分寸法を如何に設定するかにより変るものであって、例えば10cm角の細分化をするときは、長方形カッター41は10cm間隔で周方向へ配置する。
【0030】
上部ローラー4aは、両端部に鍔部43,43を有し、その鍔部43には周方向へ一定間隔の長孔44が放射状配置で開設され、該長孔44に端部が挿入されたバー45が係合するとともに、該バー45は前記長方形カッター41,41の隣接間に配置されて半径方向へ移動可能である。そして、鍔部43の近傍に位置してバー45を半径方向の外側へ移動させる固定ガイド46を有する。
【0031】
固定ガイド46はバー45が摺接するガイド弧部47を有するプレートであって適宜固定して支持されるが、サイド案内板6の尾端付近に支持させてもよい。ガイド弧部47は上部ローラー4aと下部ローラー4bとが互いに回転しながら離れる排出案内板7付近に固定される。これにより、上部ローラー4aと下部ローラー4bで帯状体tが横方向に切断されてなる細の目状体sが、隣接する長方形カッター41,41間に圧入して落ちなくなるのを、バー45が固定ガイド46のガイド弧部47にて半径方向の外側へ移動することにより、強制的に排出させることで防止できる。
【0032】
駆動機構5は、例えば図1に示すように、縦切断ローラー2における上部ローラー2aのシャフト50を減速機付電動モータ51の駆動軸と直結し、シャフト50にギヤ52と二つのスプロケット53,54を結合することにより、スプロケット53は送りローラー1を回転させ、スプロケット54は横切断ローラー4を回転させるようにする。そのため、スプロケット53に掛け回したチェーンベルト55は、送りローラー1における上部ローラー1aのシャフト56に結合したスプロケット57に掛け回してある。また、スプロケット54に掛け回したチェーンベルト58は、横切断ローラー4における上部ローラー4aのシャフト59に結合したスプロケット60に掛け回してある。
【0033】
送りローラー1、縦切断ローラー2及び横切断ローラー4のそれぞれにおける下部ローラー1b,2b,4bは、それぞれの上部ローラー1a,2a,4aと連動して同期回転するのがよい。そのため、縦切断ローラー2における上部ローラー2aのギヤ52には、下部ローラー2bのシャフト61に結合したギヤ62を噛合させる。また、送りローラー1における上部ローラー1aのシャフト56には、ギヤ63を結合するとともに、下部ローラー1bのシャフト64にはギヤ63と噛合するギヤ65を設ける。さらに、横切断ローラー4における上部ローラー4aのシャフト59には、ギヤ66を結合するとともに、下部ローラー4bのシャフト67にはギヤ66と噛合するギヤ68を設けてある。
【0034】
したがって、上部ローラー2aと下部ローラー2b間で廃タイヤTは数条の帯状体tに切断された後、図4に示すように、上部ローラー4aと下部ローラー4b間で横方向に切断されて細の目状体sとなり、長方形カッター41,41間に圧入しても、バー45がガイド弧面47で鍔部43の長孔44内で半径方向外側へ押されて細の目状体sを押し出して排出することができる。
【0035】
なお、この発明の実施の第2形態を図5〜図7に基づき説明する。図5において図1と同一符号部分は、全て同じ構成部分を表す。この例が前例と異なる構成は、横切断ローラー4である。横切断ローラー4は、図6に示すように、周面に周方向へ一定間隔で複数の長方形カッター41を軸方向へ固定した上部ローラー4aと、それと同一構成の下部ローラーと4aを、互いに一方の長方形カッター41が他方の各長方形カッター41,41間の中心部に入り込んで同期回転可能に配置してある。
【0036】
これにより、図7に示すように、上下同じ構造の上部ローラー4aと下部ローラー4aで帯状体tが横方向に切断されてなる細の目状体sが、長方形カッター41,41間に圧入しても、上部ローラー4aと下部ローラー4aは互いに離れる方向へ回転しするので、長方形カッター41,41間の圧入状態が機械的に解除されるため、細の目状体sを強制的に排出する必要はない。したがって、前記実施の第1形態における鍔部43と長孔44及びバー45を省略できる。
【0037】
なお、この場合における細の目状体sは、長方形カッター41の間隔が10cmであれば、帯状体tを5cmの幅で横方向に切断することとなるから、10×5cm角となる。したがって、5cm角の細の目状体sとするためには、前記輪状カッター21の間隔を5cm間隔としなければならない。
【0038】
かくして、廃タイヤTは前記したような所要角の細の目状体sに細分化でき、燃料としての最適状体に再生し、又は、そのままクッション材として用いることができるほか、前記したような廃タイヤTを細粒化をするための予備工程として利用できる。
【0039】
【発明の効果】
以上記載したように、この発明によれば、廃タイヤは所要角の細の目状体に細分化でき、燃料としての最適状体に再生し、又は、そのままクッション材として用いることができるほか、前記したような細粒化をするための予備工程として利用できる効果がある。
【0040】
さらに、送りローラーの下部ローラーは廃タイヤの断面形状をコ字形からほぼ偏平にして、次の縦切断ローラーに供給し易くするとともに、上部ローラーは粗部周面で廃タイヤを摩擦抵抗強く把持して送ることができる。また、縦切断ローラーは帯状の廃タイヤを連続してその長手方向へ数条の帯状体に切断することができる。さらに、数条の帯状体となった廃タイヤを横方向で順次切断して細の目状体にすることができる。
【0041】
さらに、横切断ローラーで帯状体が横方向で数個に切断されてなる細の目状体が、長方形カッター間に圧入して落ちなくなるのを、バーが固定ガイドにて半径方向へ移動することにより強制的に排出させることで防止できる。
【0042】
さらに、同一構成の上部ローラーと下部ローラーからなる横切断ローラーで帯状体が横方向で数個に切断されてなる細の目状体が、長方形カッター間に圧入しても、上部ローラーと下部ローラーは互いに離れる方向へ回転するので、長方形カッター間に圧入して落ちなくなるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態を示す廃タイヤの細分装置の斜視概要構成図である。
【図2】この発明の実施の形態において使用される廃タイヤの説明図である。
【図3】この発明の実施の形態における横切断ローラーの斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態における横切断ローラーの作用を説明する断面図である。
【図5】この発明の実施の第2形態を示す廃タイヤの細分装置の斜視概要構成図である。
【図6】この発明の実施の2形態における横切断ローラーの斜視図である。
【図7】この発明の実施の第2形態における横切断ローラーの作用説明図である。
【符号の説明】
T…廃タイヤ
t…帯状体
s…細の目状体
1…送りローラー
1a…上部ローラー
1b…下部ローラー
11…水平周面
12…略円錐周面
13…平滑周面
14…粗部周面
2…縦切断ローラー
2a…上部ローラー
2b…下部ローラー
21…輪状カッター
22…平滑面
3…アイドラー
3a…上部ローラー
3b…下部ローラー
4…横切断ローラー
4a…上部ローラー
4b…下部ローラー
41…長方形カッター
42…平滑周面
43…鍔部
44…長孔
45…バー
46…固定ガイド
47…ガイド弧面
5…駆動機構
6…水平支持板
7…排出案内板
8…サイド案内板

Claims (7)

  1. ビードを抜取るとともに、環状を切断して帯状にした廃タイヤを送り移動させながら、初めに縦方向で数条の帯状体に細分して切断する第1工程と、その数条の帯状体を横方向で数個に細分して細の目状体に切断する第2工程とを含むことを特徴とする廃タイヤの細分方法。
  2. ビードを抜取るとともに、環状を切断して帯状にした廃タイヤを上下で挟んで送り移動させる送りローラーと、該送りローラーから出てくる帯状の廃タイヤを縦方向で数条に細分して切断する複数の輪状カッターを固定した縦切断ローラーと、該縦切断ローラーから出てくる数条の帯状体を横方向で数個に細分して切断する複数の長方形カッターを周方向ヘ所定間隔で軸方向に固定した横切断ローラーと、及び、前記送りローラー、縦切断ローラーと横切断ローラーとを同期回転駆動する駆動機構とからなることを特徴とする廃タイヤの細分装置。
  3. 前記送りローラーは廃タイヤの断面形状をコ字形からほぼ偏平にするために、水平周面とその両端部側に略円錐周面とを一体形成した下部ローラーを有し、この下部ローラーに摺接する上部ローラーは平滑周面に粗部周面を全部又は一部に形成したものであることを特徴とする請求項2記載の廃タイヤの細分装置。
  4. 前記縦切断ローラーは、周面に軸方向へ所定間隔で複数の輪状カッターを固定した上部ローラーと、前記輪状カッターの刃先が当接する平滑面を有する下部ローラーとから構成されるものであることを特徴とする請求項2又は3記載の廃タイヤの細分装置。
  5. 前記横切断ローラーは、周面に周方向へ一定間隔で複数の長方形カッターを軸方向へ固定した上部ローラーと、平滑周面を有する下部ローラーとから構成されるものであることを特徴とする請求項2,3又は4記載の廃タイヤの細分装置。
  6. 前記横切断ローラーの上部ローラーは、両端部に鍔部を有し、その鍔部には周方向へ一定間隔の長孔が放射状配置で開設され、該長孔に端部が挿入されたバーが係合するとともに、該バーは前記長方形カッターの間に配置されて半径方向へ移動可能であり、かつ、そのバーを半径方向の外側へ移動させる固定ガイドを有することを特徴とする請求項2,3,4又は5記載の廃タイヤの細分装置。
  7. 前記横切断ローラーは、周面に周方向へ一定間隔で複数の長方形カッターを軸方向へ固定した上部ローラーと下部ローラーとを、互いに一方の各長方形カッターが他方の各長方形カッターの間に入るように配置してなることを特徴とする請求項2,3又は4記載の廃タイヤの細分装置。
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