JP2004135224A - 携帯電話機 - Google Patents

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Shino Ogasawara
小笠原 詩乃
Mika Sugimoto
杉本 美香
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】携帯電話機による通話中の感情を表現して、通話者同士間のコミュニケーションをより豊かにする。
【解決手段】携帯電話機1にファン15を設ける。自身の音声レベルがしきい値より大きい場合に、通話相手の携帯電話機1のファン15を駆動するファン駆動要求を通話相手の携帯電話機1に送信する。また、通話相手の携帯電話機1から送信されたファン駆動コマンドにより自身のファン15を駆動する。これにより、相手の感情を容易に理解でき、通話者間のコミュニケーションを豊かにすることができる。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話が急激に普及する背景において、ユーザは、本来の通話機能の他、電子メールの送受信や、ゲーム、インターネットへのアクセス、ネットショッピング等、様々な形態で携帯電話を利用するようになっている。これらの多種多彩の利用形態に応じて、携帯電話機の機能も充実し、バイブレータ付きの携帯電話機はもとより、カメラ付き、GPS機能付きの携帯電話機もテレビコマーシャル等で話題を呼んでいる。
【0003】
しかしながら、いくら機能が充実したとはいえ、携帯電話機の原点は人間同士間のコミュニケーションを取らせるところにある。人間同士のコミュニケーションは一般的には五感で行われているため、コミュニケーションをより確かなものにするためには、携帯電話機の場合にも、聴覚(通話)に限らず、五感を活用したコミュニケーションができることが望まれる。そのため、携帯電話機の機能を利用して、人間同士のコミュニケーションをより豊かにする様々な試みが行われている。
【0004】
例えば、視覚によるコミュニケーションを可能にする例としてカメラ付きの携帯電話機を挙げることができる。携帯電話機に付属のカメラを利用して被写体を撮影して得た画像を他の携帯電話機に送信することによって視覚によるコミュニケーションが可能である。
【0005】
また、通話相手の生年月日を登録しておき、通話相手のバイオリズムを表示するようにした携帯電話機が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の発明によれば、通話相手のバイオリズムを参照して通話相手のそのときの調子や相性が分かるため、相性が悪い日には連絡を取らないようにする等して適切なコミュニケーションを図ることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−53841号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載された発明においては、通話相手の調子や相性が分かるものの、通話相手の感情は通話相手の声のみでしか判断できないため、通話中における通話相手の感情を的確に把握することは困難であった。また、携帯電話機のユーザ自身の感情を的確に通話相手に伝えることも困難であった。
【0008】
一方、真夏に外出先において携帯電話機を使用することは、非常に暑いものである。この場合、冷房が利いている建物の中に移動して電話をすることが考えられる。しかしながら、建物の中は携帯電話機の使用が禁止されていたり、また携帯電話機の使用が禁止されていなくても、長時間の通話は周りの人に迷惑がかかる。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、真夏であっても快適に携帯電話機を使用できるようにすることを目的とする。
【0010】
また、携帯電話機による通話中の感情を表現して、通話者同士間のコミュニケーションをより豊かにすることを他の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による携帯電話機は、送風手段を備えたことを特徴とするものである。
【0012】
「送風手段」としては、携帯電話機に搭載可能な小型のファンのみならず、冷却機能を備えたファン等を用いることができる。
【0013】
なお、本発明による携帯電話機においては、話者の音声を解析する話者音声解析手段と、
該話者音声解析手段による解析結果に基づいて、通話相手の携帯電話機の送風手段を動作させる動作要求を、前記通話相手の携帯電話機に送信する動作要求手段とをさらに備えるようにしてもよい。
【0014】
この場合、前記話者音声解析手段を、前記音声のレベルを検出する手段とし、前記動作要求手段を、前記話者の音声のレベルが所定のしきい値より大きいときに前記動作要求を前記通話相手の携帯電話機に送信する手段としてもよい。
【0015】
「所定のしきい値」は、ユーザによって設定されるものであってもよく、携帯電話機の出荷時等に予め設定された値であってもよい。出荷時に予め設定されたしきい値が、ユーザによってカスタマイズできることが好ましい。さらに、話者音声解析手段により検出された音声レベルの平均値を算出して、この平均値に所定の音声レベル値を上乗せて得た値を所定のしきい値としてもよい。
【0016】
また、この場合、前記話者音声解析手段を、前記話者の音声に含まれる所定のキーワードを検出する手段とし、
前記動作要求手段を、前記所定のキーワードが検出されたときに前記動作要求を前記通話相手の携帯電話機に送信する手段としてもよい。
【0017】
また、本発明による携帯電話機においては、通話相手の音声を解析する音声解析手段と、
該音声解析手段による解析結果に基づいて、前記送風手段を動作させる動作手段とを備えるようにしてもよい。
【0018】
この場合、前記音声解析手段を、前記通話相手の音声のレベルを検出する手段とし、
前記動作手段を、前記音声のレベルが所定のしきい値より大きいときに前記送風手段を動作させる手段としてもよい。
【0019】
また、この場合、前記音声解析手段を、前記通話相手の音声に含まれる所定のキーワードを検出する手段とし、
前記動作手段を、前記所定のキーワードが検出されたときに前記送風手段を動作させる手段としてもよい。
【0020】
【発明の効果】
本発明による携帯電話機は送風手段を備えているため、送風手段を動作させれば送風がなされる。したがって、暑いときでも携帯電話機を快適に使用することができる。
【0021】
また、怒りや喜びのように感情の変化に応じて変化する通話相手の音声を解析し、解析結果に基づいて送風手段を動作させることにより、通話相手の感情を的確に把握することができる。また、携帯電話機を使用するユーザ自身の音声を解析し、解析結果に基づいて通話相手の携帯電話機が有する送風手段を動作させる動作要求を通話相手の携帯電話機に送信することにより、ユーザ自身の感情を的確に通話相手に伝えることができる。したがって、通話相手の顔が見えなくても携帯電話機を用いて適切なコミュニケーションを図ることができる。
【0022】
なお、音声のレベルはとくに感情の変化により大きくなることが多いため、通話相手または話者の音声のレベルを検出し、検出した音声のレベルが所定のしきい値より大きいときに送風手段を動作させたり、通話相手の携帯電話機の送風手段の動作要求を送信することにより、より容易に通話相手に自信の感情を伝えたり、通話相手の感情を把握することができる。
【0023】
また、怒りや喜び等の感情を表現する際には、「むかつく」、「うれしい」、「さむい」、「さむー」等のキーワードを使用することが多い。また、通話中にあまり言ってほしくない言葉がある場合もある。このため、通話相手または話者の音声に含まれる所定のキーワードを検出し、所定のキーワードが検出されたときに送風手段を動作させたり、通話相手の携帯電話機の送風手段の動作要求を送信することにより、より容易に通話相手に自信の感情を伝えたり、通話相手の感情を把握することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態による携帯電話機を用いた携帯電話システムの構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、本発明の第1の実施形態による携帯電話システムは、携帯電話機1と、携帯電話機1同士の通信(通話を含む)を中継する基地局100とからなる。携帯電話機1と基地局100とは携帯電話通信網101を介して接続されている。なお、図1においては、携帯電話機1はその構成を詳細に示すために、一部が携帯電話機1の内部構造を示すものとなっている。
【0025】
図1に示すように、携帯電話機1は、液晶モニタ11と、数字キー等からなる操作ボタン12と、音声を発するスピーカ13と、音声を集音するマイク14と、2つのファン15とを備える。なお、ファン15は携帯電話機1の内部に配設されており、外観上はスリット16が見えるのみである。
【0026】
図2は第1の実施形態による携帯電話機の内部構成を示す概略ブロック図である。図2に示すように、携帯電話機1は通信を行うための通信部18と、液晶モニタ11、操作ボタン12、スピーカ13、マイク14およびファン15の動作を制御する制御部2とを備える。なお、通信部18も制御部2により制御される。
【0027】
ファン15は、不図示のモータにより駆動される。ファン15の駆動は制御部2により行われる。
【0028】
制御部2は、音声レベル監視部21と、音声レベルしきい値計算部22と、ファン15を駆動するファン駆動制御部23と、ファン駆動要求出力部24とを備える。
【0029】
音声レベル監視部21は、携帯電話機1のユーザが話す声の音声レベルを監視して、音声レベルしきい値計算部22およびファン駆動要求出力部24に出力する。
【0030】
音声レベルしきい値計算部22は、音声レベル監視部21により監視された音声レベルの所定時間当たりの平均値を計算し、この平均値に所定の値(以下αとする)を加算して音声レベルしきい値(以下しきい値Th1という)を算出する。
【0031】
ファン駆動制御部23は、通話中において通信部18を介して受信した基地局100からのファン駆動コマンドに応じてファン15を動作させる。
【0032】
ファン駆動要求出力部24は、音声レベル監視部21により監視された音声レベルが音声レベルしきい値計算部22により算出されたしきい値Th1より大きい場合に、通話中の相手の携帯電話機1のファン15を動作させる要求(ファン駆動要求)を通信部18に出力して、基地局100に送信する。
【0033】
基地局100は、携帯電話機1同士の通信を中継するとともに、通話中のいずれかの携帯電話機1からの「ファン駆動要求」を受信したとき、その携帯電話機1の通話先の携帯電話機1にファン駆動コマンドを送信するファン駆動コマンド送信手段を有するものである。
【0034】
次いで、本実施形態の動作について説明する。図3は、第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。図3に示すように、制御部2は通話中に2つの動作を並行して行う。
【0035】
ステップS1においては、通信部18を介してファン駆動コマンドを受信したか否かを判定し、ステップS1が肯定されると、ファン駆動制御部23がファン駆動コマンドに基づいてファン15を駆動する(ステップS2)。
【0036】
一方、音声レベル監視部21は、携帯電話機1のユーザが話す声の音声レベルを監視し続けるとともに、監視した音声レベルの値を音声レベルしきい値計算部22およびファン駆動要求出力部24に出力する(ステップS11)。音声レベルしきい値計算部22は、音声レベル監視部21から送信された音声レベルの平均値を計算し(ステップS12)、この平均値にαを加算して音声レベルしきい値Th1としてファン駆動要求出力部24に出力する(ステップS13)。
【0037】
ファン駆動要求出力部24は、音声レベル監視部21から送信された音声レベルが、音声レベルしきい値計算部22から送信された音声レベルしきい値Th1より大きいか否かを判定し(ステップS14)、ステップS14が肯定されると、音声レベルしきい値計算部22に今まで計算してきた音声レベルの平均値およびしきい値Th1をクリアさせるとともに(ステップS15)、通信部18を介して基地局100に通話先の携帯電話機1のファン15を動作させるファン駆動要求を送信する(ステップS16)。
【0038】
ステップS1が否定された場合、およびステップS16に続いて通話が終了したか否かが判定され(ステップS3)、ステップS3が否定されるとステップS1およびステップS11に戻る。ステップS3が肯定されると、処理を終了する。
【0039】
なお、基地局100は、通話中のいずれかの携帯電話機1からファン駆動要求が送信されてきたときに、この携帯電話機1の通話先の携帯電話機1にファン駆動コマンドを送信するように動作する。
【0040】
このように、第1の実施形態においては、携帯電話機1の通話者の音声のレベルを検出し、検出した音声のレベルがしきい値Th1より大きいときに、通話相手の携帯電話機1のファン15を駆動させるファン駆動要求を送信して通話相手の携帯電話機1のファン15を駆動させるようにしたため、自身の感情を的確に通話相手に伝えることができる。したがって、通話相手の顔が見えなくても通話相手に自身の感情を把握させることができ、これにより、携帯電話機1を用いて適切なコミュニケーションを図ることができる。
【0041】
また、通話相手の携帯電話機1から送信されたファン駆動コマンドに基づいて、自身の携帯電話機1のファン15を駆動させるようにしたため、通話相手の感情を容易に把握することができる。
【0042】
次いで、本発明の第2の実施形態について説明する。図4は本発明の第2の実施形態による携帯電話機の内部構成を示す概略ブロック図である。なお、第2の実施形態において第1の実施形態と同一の構成については同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。第2の実施形態においては、第1の実施形態における通話者の音声レベルを監視する音声レベル監視部21に代えて、通話相手の音声レベルを監視する音声レベル監視部28を備えるとともに、ファン駆動要求出力部24を有さない点が第1の実施形態と異なる。
【0043】
第2の実施形態においては、音声レベル監視部28は、通話相手が話す声の音声レベルを監視して、音声レベルしきい値計算部22に出力する。
【0044】
音声レベルしきい値計算部22は、音声レベル監視部28により監視された音声レベルの所定時間当たりの平均値を計算し、この平均値に所定の値αを加算して音声レベルしきい値(以下しきい値Th2とする)を算出する。
【0045】
ファン駆動制御部23は、音声レベル監視部28により監視された音声レベルが音声レベルしきい値計算部22により算出されたしきい値Th2より大きい場合に、自身の携帯電話機1のファン15を動作させる。
【0046】
次いで、第2の実施形態の動作について説明する。図5は、第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。
【0047】
音声レベル監視部28は、通話相手が話す声の音声レベルを監視し続けるとともに、監視した音声レベルの値を音声レベルしきい値計算部22およびファン駆動制御部23に出力する(ステップS21)。音声レベルしきい値計算部22は、音声レベル監視部28から送信された音声レベルの平均値を計算し(ステップS22)、この平均値にαを加算して音声レベルしきい値Th2としてファン駆動制御部23に出力する(ステップS23)。
【0048】
ファン駆動制御部23は、音声レベル監視部28から送信された音声レベルが、音声レベルしきい値計算部22から送信された音声レベルしきい値Th2より大きいか否かを判定し(ステップS24)、ステップS24が肯定されると、音声レベルしきい値計算部22に今まで計算してきた音声レベルの平均値およびしきい値Th2をクリアさせるとともに(ステップS25)、ファン15を駆動させる(ステップS26)。
【0049】
ステップS26に続いて通話が終了したか否かが判定され(ステップS27)、ステップS27が否定されるとステップS21に戻る。ステップS27が肯定されると、処理を終了する。
【0050】
このように、第2の実施形態においては、携帯電話機1の通話相手の音声のレベルを検出し、検出した音声のレベルがしきい値Th2より大きいときに、自身の携帯電話機1のファン15を駆動させるようにしたため、相手の感情を的確に把握することができ、これにより、携帯電話機1を用いて適切なコミュニケーションを図ることができる。
【0051】
なお、上記第1および第2の実施形態においては、音声レベルしきい値計算部22において、しきい値Th1,Th2を計算して求めているが、予め定められたしきい値を用いるようにしてもよい。この場合、音声レベルしきい値計算部22は不要となる。
【0052】
また、しきい値Th1,Th2を携帯電話機1のユーザが変更できるようにしてもよい。これにより、通話相手やユーザ自身の声が大きい場合に、常にファン15が駆動されてしまうことを防止できる。
【0053】
次いで、本発明の第3の実施形態について説明する。図6は本発明の第3の実施形態による携帯電話機の内部構成を示す概略ブロック図である。なお、第3の実施形態において第1の実施形態と同一の構成については同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。第3の実施形態においては、第1の実施形態における制御部2に代えて、通話中に通話者が予め定めた所定のキーワードを発したか否かを監視するキーワード監視部31と、ファン駆動要求出力部33と、ファン15を駆動するファン駆動制御部34とを有する制御部3を備える。
【0054】
キーワード監視部31は、携帯電話機1のユーザが話す声の言葉に所定のキーワードが含まれるか否かを監視して、所定のキーワードが含まれる場合に検出信号をファン駆動要求出力部34に出力する。
【0055】
所定のキーワードとしては、「むかつく」、「うれしい」、「さむい」、「さむー」等の感情を表現する言葉や、あまり聞きたくないようなギャグを用いることができる。所定のキーワードは予め操作ボタン12から入力して携帯電話機1のメモリ(不図示)に記憶しておけばよい。
【0056】
ファン駆動制御部33は、通話中において通信部18を介して受信した基地局100からのファン駆動コマンドに応じてファン15を動作させる。
【0057】
ファン駆動要求出力部34は、キーワード監視部31から検出信号が出力されると、通話中の相手の携帯電話機1のファン15を動作させる要求(ファン駆動要求)を通信部18に出力して、基地局100に送信する。
【0058】
基地局100は、携帯電話機1同士の通信を中継するとともに、通話中のいずれかの携帯電話機1からの「ファン駆動要求」を受信したとき、その携帯電話機1の通話先の携帯電話機1にファン駆動コマンドを送信するファン駆動コマンド送信手段を有するものである。
【0059】
次いで、第3の実施形態の動作について説明する。図7は第3の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。
【0060】
ステップS31においては、通信部18を介してファン駆動コマンドを受信したか否かを判定し、ステップS31が肯定されると、ファン駆動制御部33がファン駆動コマンドに基づいてファン15を駆動する(ステップS32)。
【0061】
一方、キーワード監視部31は、携帯電話機1のユーザが話す声の言葉に所定のキーワードが含まれるか否かを監視し続けるとともに(ステップS41)、所定のキーワードが含まれてステップS41が肯定されると検出信号をファン駆動要求出力部34に出力する(ステップS42)。
【0062】
ファン駆動要求出力部34は、検出信号が入力されると、通信部18を介して基地局100に通話先の携帯電話機1のファン15を動作させるファン駆動要求を送信する(ステップS43)。
【0063】
ステップS31が否定された場合、およびステップS43に続いて通話が終了したか否かが判定され(ステップS33)、ステップS33が否定されるとステップS31およびステップS41に戻る。ステップS33が肯定されると、処理を終了する。
【0064】
なお、基地局100は、通話中のいずれかの携帯電話機1からファン駆動要求が送信されてきたときに、この携帯電話機1の通話先の携帯電話機1にファン駆動コマンドを送信するように動作する。
【0065】
このように、第3の実施形態においては、携帯電話機1の通話者の発した言葉に所定のキーワードが含まれている場合に、通話相手の携帯電話機1のファン15を駆動させるファン駆動コマンドを送信するようにしたため、自身が発した言葉による自身の感情を的確に通話相手に伝えることができる。したがって、通話相手の顔が見えなくても通話相手に自身の感情を把握させることができ、これにより、携帯電話機1を用いて適切なコミュニケーションを図ることができる。
【0066】
また、通話相手の携帯電話機1から送信されたファン駆動コマンドに基づいて、自身の携帯電話機1のファン15を駆動させるようにしたため、通話相手の感情を容易に把握することができる。
【0067】
次いで、本発明の第4の実施形態について説明する。図8は本発明の第4の実施形態による携帯電話機の内部構成を示す概略ブロック図である。なお、第4の実施形態において第3の実施形態と同一の構成については同一の参照番号を付し、詳細な説明は省略する。第4の実施形態においては、第3の実施形態における通話者が発した言葉に所定のキーワードが含まれているか否かを監視するキーワード監視部31に代えて、通話相手が発した言葉に所定のキーワードが含まれているか否かを監視するキーワード監視部38を備え、ファン駆動要求出力部34を有さない点が第3の実施形態と異なる。
【0068】
第4の実施形態においては、キーワード監視部38は、通話相手が発した言葉に所定のキーワードが含まれているか否かを監視して、所定のキーワードが含まれている場合に検出信号をファン駆動制御部33に出力する。
【0069】
ファン駆動制御部33は、キーワード監視部38から検出信号が出力されると、自身の携帯電話機1のファン15を動作させる。
【0070】
次いで、第4の実施形態の動作について説明する。図9は第4の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。
【0071】
キーワード監視部38は、通話相手が話す言葉に所定のキーワードが含まれるか否かを監視し続けるとともに(ステップS51)、所定のキーワードが含まれてステップS51が肯定されると検出信号をファン駆動制御部33に出力する(ステップS52)。ファン駆動制御部33は、ファン15を駆動させる(ステップS53)。
【0072】
ステップS53に続いて通話が終了したか否かが判定され(ステップS54)、ステップS54が否定されるとステップS51に戻る。ステップS54が肯定されると、処理を終了する。
【0073】
このように、第4の実施形態においては、携帯電話機1の通話相手が発した言葉に所定のキーワードが含まれるか否かを検出し、所定のキーワードが含まれる場合に自身の携帯電話機1のファン15を駆動させるようにしたため、相手の感情を的確に把握することができ、これにより、携帯電話機1を用いて適切なコミュニケーションを図ることができる。
【0074】
なお、上記第1および第2の実施形態においては自身または通話相手の音声レベルを、第3および第4の実施形態においては自身または通話相手が発した言葉に含まれる所定のキーワードを検出して自身または通話相手の携帯電話機1のファン15を駆動しているが、図10に示す第5の実施形態による携帯電話機のように、第1の実施形態における携帯電話機1の制御部(ここでは第1の実施形態と区別するために′を付す)2′に、第3の実施形態におけるキーワード監視部31を設けてもよい。この場合、通話相手の携帯電話機1のファン15を駆動するファン駆動要求は、自身の音声レベルが所定のしきい値Th1より大きいとき、および所定のキーワードを発したときの双方の場合に行われる。なお、音声レベル監視部21およびキーワード監視部31の駆動を操作ボタン12により切り替え可能としてもよい。
【0075】
また、同様に、第2の実施形態における携帯電話機1の制御部に第4の実施形態におけるキーワード監視部38を設けてもよい。この場合、自身のファン15は、通話相手の音声レベルが所定のしきい値Th2より大きいとき、および通話相手が所定のキーワードを発したときの双方の場合に行われる。なお、音声レベル監視部28およびキーワード監視部38の駆動を操作ボタン12により切り替え可能としてもよい。
【0076】
また、上記第1および第2の実施形態においては自身または通話相手の音声レベルを、第3および第4の実施形態においては自身または通話相手が発した言葉に含まれる所定のキーワードを検出して自身または相手のファン15を駆動しているが、操作ボタン12の操作によりファン15を駆動するようにしてもよい。これにより、暑いときでも携帯電話機1を快適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による携帯電話機を用いた携帯電話システムの構成を示す概略ブロック図
【図2】第1の実施形態による携帯電話機の内部構成を示す概略ブロック図
【図3】第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャート
【図4】第2の実施形態による携帯電話機の内部構成を示す概略ブロック図
【図5】第2の実施形態において行われる処理を示すフローチャート
【図6】第3の実施形態による携帯電話機の内部構成を示す概略ブロック図
【図7】第3の実施形態において行われる処理を示すフローチャート
【図8】第4の実施形態による携帯電話機の内部構成を示す概略ブロック図
【図9】第4の実施形態において行われる処理を示すフローチャート
【図10】第5の実施形態による携帯電話機の内部構成を示す概略ブロック図
【符号の説明】
1  携帯電話機
2,2′,3  制御部
11  液晶モニタ
12  操作ボタン
13  スピーカ
14  マイク
15  ファン
16  スリット
18  通信部
21,28  音声レベル監視部
22  音声レベルしきい値計算部
23,33  ファン駆動制御部
24,34  ファン駆動要求出力部
31,38  キーワード監視部

Claims (7)

  1. 携帯電話機において、
    送風手段を備えたことを特徴とする携帯電話機。
  2. 話者の音声を解析する話者音声解析手段と、
    該話者音声解析手段による解析結果に基づいて、通話相手の携帯電話機の送風手段を動作させる動作要求を、前記通話相手の携帯電話機に送信する動作要求手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  3. 前記話者音声解析手段は、前記音声のレベルを検出する手段であり、
    前記動作要求手段は、前記話者の音声のレベルが所定のしきい値より大きいときに前記動作要求を前記通話相手の携帯電話機に送信する手段であることを特徴とする請求項2記載の携帯電話機。
  4. 前記話者音声解析手段は、前記話者の音声に含まれる所定のキーワードを検出する手段であり、
    前記動作要求手段は、前記所定のキーワードが検出されたときに前記動作要求を前記通話相手の携帯電話機に送信する手段であることを特徴とする請求項2または3記載の携帯電話機。
  5. 通話相手の音声を解析する音声解析手段と、
    該音声解析手段による解析結果に基づいて、前記送風手段を動作させる動作手段とを備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の携帯電話機。
  6. 前記音声解析手段は、前記通話相手の音声のレベルを検出する手段であり、
    前記動作手段は、前記音声のレベルが所定のしきい値より大きいときに前記送風手段を動作させる手段であることを特徴とする請求項5記載の携帯電話機。
  7. 前記音声解析手段は、前記通話相手の音声に含まれる所定のキーワードを検出する手段であり、
    前記動作手段は、前記所定のキーワードが検出されたときに前記送風手段を動作させる手段であることを特徴とする請求項5または6記載の携帯電話機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100678212B1 (ko) 2005-03-11 2007-02-02 삼성전자주식회사 휴대단말기의 감정정보 제어방법
WO2008004844A1 (en) * 2006-07-06 2008-01-10 Ktfreetel Co., Ltd. Method and system for providing voice analysis service, and apparatus therefor
JP2016082449A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 株式会社リコー 通信装置

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