JP2004134909A - コンテンツ解説データ生成装置、その方法及びそのプログラム、並びに、コンテンツ解説データ提示装置、その方法及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンテンツ解説データ生成装置30は、文字情報分割手段31と、用語抽出手段32と、解説文検索手段33と、ブロック情報生成手段34と、時系列ブロック連結手段35とを備え、ナレーション原稿22と、用語データベース10とに基づいて、コンテンツ21の内容に関連する用語及びその解説文を、コンテンツ21の再生時刻に対応付けてコンテンツ解説データを生成することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツの再生時刻にコンテンツの解説データを対応付けたコンテンツ解説データを生成するコンテンツ解説データ生成装置、その方法及びそのプログラム、並びに、そのコンテンツ解説データをコンテンツ再生時に提示するコンテンツ解説データ提示装置、その方法及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、BSデジタル放送におけるデータ放送等において、コンテンツの内容に関連した情報、例えば、現在放送しているドラマの登場人物のプロフィール、スポーツ番組における詳細な競技記録等を、コンテンツに付加して送信することで視聴者に提示する技術が存在している。このBSデジタル放送におけるデータ放送では、データをBML(Broadcast Markup Language)で記述し、データカルーセルで伝送を行っている(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
また、放送番組として提供されるコンテンツの再生時に、用語の解説を視聴者に提示する手法としては、番組制作者が予め用語の解説文をテキストデータで生成し、そのテキストデータを「字幕」としてコンテンツの映像に重畳して提示する手法がとられている。この字幕により解説を提示する手法として、例えば、BSデジタル放送においては、映像と字幕を分離して送信し、受信機側でその映像と字幕を合成(重畳)するクローズドキャプション方式がとられている。このとき、字幕のデータ(字幕文データ)は、映像の再生時刻に同期した表示開始時刻が付加され、受信機側で、映像の再生時刻に同期して映像と合成される。(例えば前記同様、非特許文献1参照)。
【0004】
また、DVD Videoとして提供されるコンテンツには、DVD製作者が予めコンテンツ内で使用されている用語及びその用語の解説文を五十音順等で配列して作成した用語集が添付されている。この場合、視聴者はその用語集を検索することで、所望の用語の解説を得ることができる。
【0005】
【非特許文献1】
「デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式(ARIBSTD−B24)」、(社)電波産業会、平成11年10月26日
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術におけるデータ放送でコンテンツの内容に関連する情報を提示する手法においては、そのコンテンツの全体の内容に関連する情報を提示することは可能であるが、コンテンツの再生時刻に同期したものではないため、視聴者がコンテンツの再生時にコンテンツの内容の中で疑問に思った用語を、疑問に思ったときに解説して提示するものではない。
【0007】
また、放送番組で用語の解説を字幕で提供する手法は、ニュース番組のような新語や専門用語が頻出する番組では、解説を行う用語が多くなり解説を画面上に提示しきれないという問題がある。また、解説を行う用語を番組製作者が決めるため、その用語の解説を必要としない視聴者にとっては、画面上の字幕は煩わしいものとなってしまう。
【0008】
さらに、視聴者が字幕等で提示されない用語の解説を必要とする場合、視聴者は、辞書やインターネット等の他のメディアによって用語の解説を得なければならない。しかし、視聴者にとって未知の用語を音声として聞き取ることは難しく、間違った単語で辞書を引いたり、インターネット検索を行ってしまう可能性があった。また、放送番組のような時間に伴って内容が変化するコンテンツにおいて、未知の用語をそのままにしておくとコンテンツの内容の理解度を低下させてしまうという問題がある。
【0009】
また、DVD等で実現されている用語集は、コンテンツで使用されている用語全てをリスト表示するため、視聴者がそのリストから所望する用語を探さなければならないという煩わしさがあった。さらに、視聴者にとって未知の用語を音声として聞き取ることは難しいため、前記同様、間違った単語でリストの検索を行ってしまうという問題があった。
【0010】
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、放送番組のような時間に伴って内容が変化するコンテンツにおいて、視聴者が疑問に思った用語の解説をその疑問に思ったタイミングで提示することを可能にしたコンテンツ解説データ生成装置、その方法及びそのプログラム、並びに、コンテンツ解説データ提示装置、その方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載のコンテンツ解説データ生成装置は、コンテンツの再生時刻に同期して生成された前記コンテンツに関連する文字情報から、用語とその用語を解説した解説文とを蓄積した用語データベースを参照して、前記コンテンツの再生時刻に関連付けたコンテンツ解説データを生成するコンテンツ解説データ生成装置であって、前記文字情報をその文字情報の区切り又は特定の時間間隔で分割して文字情報分割ブロックとする文字情報分割手段と、この文字情報分割手段で分割された文字情報分割ブロックから、形態素解析により名詞又は名詞句となる文字列を前記文字情報分割ブロック内の用語であるブロック内用語として抽出する用語抽出手段と、この用語抽出手段で抽出したブロック内用語に対応する解説文であるブロック内用語解説文を、前記用語データベースから検索する解説文検索手段と、前記コンテンツの再生時刻に同期した前記文字情報分割ブロックの時間情報と、前記用語抽出手段で抽出されたブロック内用語と、前記解説文検索手段で検索されたブロック内用語解説文とを関連付けたブロック情報を生成するブロック情報生成手段と、このブロック情報生成手段で生成された複数の前記ブロック情報を、前記時間情報に基づいて時系列に連結して前記コンテンツ解説データとする時系列ブロック連結手段と、を備える構成とした。
【0012】
かかる構成によれば、コンテンツ解説データ生成装置は、文字情報分割手段によって、コンテンツの再生時刻に同期して生成された文字情報を、その文字情報の区切り又は特定の時間間隔で分割して文字情報分割ブロックとする。例えば、句点で文字情報を分割したり、特定の時間間隔、例えば1分間隔で文字情報を分割する。または、コンテンツがニュース番組等の項目によって分割可能なものであれば、その項目毎に文字情報を分割することとしてもよい。
【0013】
また、コンテンツ解説データ生成装置は、用語抽出手段によって、文字情報分割手段で分割した文字情報分割ブロックに対して形態素解析を行うことで、名詞又は名詞句となる文字列を文字情報分割ブロック内の用語であるブロック内用語として抽出する。そして、解説文検索手段によって、ブロック内用語に対応する解説文であるブロック内用語解説文を、用語データベースから検索する。なお、この用語データベースは、予め用語とその用語を解説した解説文とを対応付けて記憶したデータベースである。
【0014】
さらに、コンテンツ解説データ生成装置は、ブロック情報生成手段によって、コンテンツの再生時刻に同期した文字情報分割ブロックの時間情報(例えば、タイムコード)と、ブロック内用語と、ブロック内用語解説文とを関連付けたブロック情報を生成する。なお、このブロック情報は、時間情報とブロック内用語とブロック内用語解説文とを連結したテキストデータである。
【0015】
そして、コンテンツ解説データ生成装置は、時系列ブロック連結手段によって、複数のブロック情報を時間情報(例えば、タイムコード)に基づいて時系列に並べたコンテンツ解説データを生成する。
これによって、コンテンツ解説データ生成装置は、コンテンツの再生時刻に同期して、かつ、コンテンツの内容に関連した用語及びその解説文を含んだコンテンツ解説データを生成することができる。
【0016】
さらに、請求項2に記載のコンテンツ解説データ生成装置は、請求項1に記載のコンテンツ解説データ生成装置において、前記ブロック情報生成手段は、前記コンテンツの再生時刻に対して前又は後の前記文字情報分割ブロックに含まれるブロック内用語及びブロック内用語解説文を含んで前記ブロック情報を生成することを特徴とする。
【0017】
かかる構成によれば、コンテンツ解説データ生成装置は、ブロック情報生成手段で、各ブロック情報を生成するときに、コンテンツの再生時刻に対して前又は後の文字情報分割ブロックに含まれるブロック内用語及びブロック内用語解説文を重複して含ませる。これによって、コンテンツ解説データを提示する際に、ブロック情報間で一部重複する用語を持たせることで、ブロック情報の切り替わりを滑らかにし、視聴者がある時間遅れてコンテンツの内容に対する問合せを行っても、前の用語を提示することが可能になる。
【0018】
また、請求項3に記載のコンテンツ解説データ生成方法は、コンテンツの再生時刻に同期して生成された前記コンテンツに関連する文字情報と、用語及びその用語を解説した解説文とに基づいて、前記コンテンツの再生時刻に関連付けたコンテンツ解説データを生成するコンテンツ解説データ生成方法であって、前記文字情報をその文字情報の区切り又は特定の時間間隔で分割して文字情報分割ブロックとする文字情報分割ステップと、前記コンテンツの再生時刻に同期した前記文字情報分割ブロックの時間情報と、前記文字情報分割ブロック内の内容に関連する用語であるブロック内用語と、そのブロック内用語の解説文であるブロック内用語解説文とを関連付けたブロック情報を生成するブロック情報生成ステップと、このブロック情報生成ステップで生成された複数の前記ブロック情報を、前記時間情報に基づいて時系列に連結して前記コンテンツ解説データとする時系列ブロック連結ステップと、を含むことを特徴とする。
【0019】
この方法によれば、コンテンツ解説データ生成方法は、文字情報分割ステップで、コンテンツの再生時刻に同期して生成された文字情報を、その文字情報の区切り又は特定の時間間隔で分割して文字情報分割ブロックとする。そして、ブロック情報生成ステップで、コンテンツの再生時刻に同期した文字情報分割ブロックの時間情報(例えば、タイムコード)と、文字情報分割ブロック内の内容に関連する用語であるブロック内用語と、そのブロック内用語の解説文であるブロック内用語解説文とを関連付けたブロック情報を生成する。なお、このブロック情報は、時間情報とブロック内用語とブロック内用語解説文とを連結したテキストデータである。
そして、時系列ブロック連結ステップで、複数のブロック情報を時間情報(例えば、タイムコード)に基づいて時系列に並べたコンテンツ解説データを生成する。
【0020】
さらに、請求項4に記載のコンテンツ解説データ生成方法は、請求項3に記載のコンテンツ解説データ生成方法において、前記ブロック情報生成ステップは、前記文字情報分割ステップで分割された文字情報分割ブロックから、形態素解析により名詞又は名詞句となる文字列を前記文字情報分割ブロック内のブロック内用語として抽出する用語抽出ステップと、この用語抽出ステップで抽出したブロック内用語に対応する前記ブロック内用語解説文を、用語とその用語を解説した解説文とを蓄積した用語データベースから検索する解説文検索ステップと、を含んでいることを特徴とする。
【0021】
この方法によれば、コンテンツ解説データ生成方法は、用語抽出ステップで、文字情報分割ブロックに対して形態素解析を行うことで、名詞又は名詞句となる文字列を文字情報分割ブロック内の用語であるブロック内用語として抽出する。そして、解説文検索ステップで、ブロック内用語に対応する解説文であるブロック内用語解説文を、用語データベースから検索する。
これによって、コンテンツの再生時刻に同期して生成された文字情報から、用語を抽出することが可能になる。
【0022】
また、請求項5に記載のコンテンツ解説データ生成プログラムは、コンテンツの再生時刻に同期して生成された前記コンテンツに関連する文字情報から、用語とその用語を解説した解説文とを蓄積した用語データベースを参照して、前記コンテンツの再生時刻に関連付けたコンテンツ解説データを生成するために、コンピュータを、以下の手段によって機能させる構成とした。
【0023】
すなわち、前記文字情報をその文字情報の区切り又は特定の時間間隔で分割して文字情報分割ブロックとする文字情報分割手段、この文字情報分割手段で分割された文字情報分割ブロックから、形態素解析により名詞又は名詞句となる文字列を前記文字情報分割ブロック内の用語であるブロック内用語として抽出する用語抽出手段、この用語抽出手段で抽出したブロック内用語に対応する解説文であるブロック内用語解説文を、前記用語データベースから検索する解説文検索手段、前記コンテンツの再生時刻に同期した前記文字情報分割ブロックの時間情報と、前記用語抽出手段で抽出されたブロック内用語と、前記解説文検索手段で検索されたブロック内用語解説文とを関連付けたブロック情報を生成するブロック情報生成手段、このブロック情報生成手段で生成された複数の前記ブロック情報を、前記時間情報に基づいて時系列に連結して前記コンテンツ解説データとする時系列ブロック連結手段、とした。
【0024】
かかる構成によれば、コンテンツ解説データ生成プログラムは、文字情報分割手段によって、コンテンツの再生時刻に同期して生成された文字情報を、その文字情報の区切り又は特定の時間間隔で分割して文字情報分割ブロックとする。
そして、用語抽出手段によって、文字情報分割手段で分割した文字情報分割ブロックに対して形態素解析を行うことで、名詞又は名詞句となる文字列を前記文字情報分割ブロック内の用語であるブロック内用語として抽出する。また、解説文検索手段によって、ブロック内用語に対応する解説文であるブロック内用語解説文を、用語データベースから検索する。
【0025】
さらに、コンテンツ解説データ生成プログラムは、ブロック情報生成手段によって、コンテンツの再生時刻に同期した文字情報分割ブロックの時間情報(例えば、タイムコード)と、ブロック内用語と、ブロック内用語解説文とを関連付けたブロック情報を生成する。そして、時系列ブロック連結手段によって、複数のブロック情報を時間情報(例えば、タイムコード)に基づいて時系列に並べたコンテンツ解説データを生成する。
これによって、コンテンツ解説データ生成プログラムは、コンテンツの再生時刻に同期して、かつ、コンテンツの内容に関連する用語及びその解説文を含んだコンテンツ解説データを生成することができる。
【0026】
また、請求項6に記載のコンテンツ解説データ提示装置は、コンテンツの再生時刻を複数の時間間隔に分割した時間情報と、前記時間間隔毎の前記コンテンツの内容に関連した用語と、その用語を解説した解説文とからなるコンテンツ解説データを、前記コンテンツの再生に同期して提示するコンテンツ解説データ提示装置であって、前記コンテンツ再生時に、前記コンテンツに関する問合せ要求を検出する問合せ検出手段と、この問合せ検出手段で前記問合せ要求を検出したときの前記コンテンツの再生時刻に基づいて、その問合せ要求を検出したときの前記時間間隔内の用語を、前記コンテンツ解説データを蓄積した解説データ蓄積手段から検索する用語検索手段と、この用語検索手段で検索された用語の一覧を提示する用語一覧提示手段と、この用語一覧提示手段で提示した用語の一覧から、所望の用語を選択する用語選択手段と、この用語選択手段で選択された用語に対応する解説文を前記解説データ蓄積手段から検索する解説文検索手段と、この解説文検索手段で検索された解説文を提示する解説文提示手段と、を備える構成とした。
【0027】
かかる構成によれば、コンテンツ解説データ提示装置は、問合せ検出手段によって、コンテンツに関する問合せ要求を検出する。例えば、視聴者が発声する特定の言葉を音声認識によって認識したり、リモコンやキーボード等の特定のボタンが押下されたことを検出して、視聴者がコンテンツに関する問合せ行ったことを検出する。
【0028】
そして、コンテンツ解説データ提示装置は、用語検索手段によって、その問合せ要求を検出した時刻が、コンテンツ解説データのどの時間間隔に含まれるかを判定し、その時間間隔に含まれる用語を検索し抽出する。ここで抽出した1つ以上の用語を、用語一覧提示手段によって、用語一覧として提示する。これによって、その時間間隔において、視聴者が疑問に思う用語の候補を一覧形式で視聴者に提示することができる。
【0029】
さらに、コンテンツ解説データ提示装置は、用語選択手段によって、視聴者が所望する用語を選択したことを検出する。例えば、リモコンの上下左右の方向キーや決定キーが押下されたことを検出したり、マウスのボタンが押下(クリック)されたことを検出することで、用語が選択されたことを認識する。
【0030】
また、コンテンツ解説データ提示装置は、解説文検索手段によって、用語選択手段で選択された用語に対応する解説文を、コンテンツ解説データを蓄積した解説データ蓄積手段から検索する。そして、解説文提示手段によって、その検索された解説文を画面上に提示する。
【0031】
さらに、請求項7に記載のコンテンツ解説データ提示方法は、コンテンツの再生時刻を複数の時間間隔に分割した時間情報と、前記時間間隔毎の前記コンテンツの内容に関連した用語と、その用語を解説した解説文とからなるコンテンツ解説データを、前記コンテンツの再生に同期して提示するコンテンツ解説データ提示方法であって、前記コンテンツ再生時に、前記コンテンツに関する問合せ要求を検出する問合せ検出ステップと、この問合せ検出ステップで検出した問合せ要求の時刻と前記時間情報とに基づいて、その問合せ要求を検出した時刻に対応する前記時間間隔内の用語を前記コンテンツ解説データから検索して、その用語の一覧を提示する用語一覧提示ステップと、この用語一覧提示ステップで提示した用語の一覧から、所望の用語を選択する用語選択ステップと、この用語選択ステップで選択された用語に対応する前記解説文を前記コンテンツ解説データから検索して提示する解説文提示ステップと、を含むことを特徴とする。
【0032】
この方法によれば、コンテンツ解説データ提示方法は、問合せ検出ステップで、コンテンツに関する問合せ要求を検出する。例えば、視聴者が発声する特定の言葉を音声認識によって認識したり、リモコンやキーボード等の特定のボタンが押下されたことを検出して、視聴者がコンテンツに関する問合せ行ったことを検出する。そして、用語一覧提示ステップで、問合せ要求を検出した時刻に対応する時間間隔内の用語の一覧を提示する。
また、用語選択ステップで、視聴者が所望する用語をリモコン、キーボード、マウス等で選択したことを検出する。そして、解説文提示ステップで、選択された用語に対応する解説文を画面上に提示する。
【0033】
また、請求項8に記載のコンテンツ解説データ提示プログラムは、コンテンツの再生時刻を複数の時間間隔に分割した時間情報と、前記時間間隔毎の前記コンテンツの内容に関連した用語と、その用語を解説した解説文とからなるコンテンツ解説データを、前記コンテンツの再生に同期して提示するために、コンピュータを、以下の手段によって機能させる構成とした。
【0034】
すなわち、前記コンテンツ再生時に、前記コンテンツに関する問合せ要求を検出する問合せ検出手段、この問合せ検出手段で前記問合せ要求を検出したときの前記コンテンツの再生時刻に基づいて、その問合せ要求を検出したときの前記時間間隔内の用語を、前記コンテンツ解説データを蓄積した解説データ蓄積手段から検索する用語検索手段、この用語検索手段で検索された用語の一覧を提示する用語一覧提示手段、この用語一覧提示手段で提示した用語の一覧から、所望の用語を選択する用語選択手段、この用語選択手段で選択された用語に対応する解説文を前記解説データ蓄積手段から検索する解説文検索手段、この解説文検索手段で検索された解説文を提示する解説文提示手段、とした。
【0035】
かかる構成によれば、コンテンツ解説データ提示プログラムは、問合せ検出手段によって、コンテンツに関する問合せ要求を検出する。例えば、視聴者が発声する特定の言葉を音声認識によって認識したり、リモコンやキーボード等の特定のボタンが押下されたことを検出して、視聴者がコンテンツに関する問合せを行ったことを検出する。
【0036】
そして、コンテンツ解説データ提示プログラムは、用語検索手段によって、その問合せ要求を検出した時刻が、コンテンツ解説データのどの時間間隔に含まれるかを判定し、その時間間隔に含まれる用語を検索し抽出する。ここで抽出した1つ以上の用語を、用語一覧提示手段によって、用語一覧として提示する。これによって、その時間間隔において、視聴者が疑問に思う用語の候補を一覧形式で視聴者に提示することができる。
【0037】
さらに、コンテンツ解説データ提示プログラムは、用語選択手段によって、視聴者が所望する用語を選択したことを検出する。例えば、リモコンの上下左右の方向キーや決定キーが押下されたことを検出したり、マウスのボタンが押下(クリック)されたことを検出することで、用語が選択されたことを認識する。
【0038】
また、コンテンツ解説データ提示プログラムは、解説文検索手段によって、用語選択手段で選択された用語に対応する解説文を、コンテンツ解説データを蓄積した解説データ蓄積手段から検索する。そして、解説文提示手段によって、その検索された解説文を画面上に提示する。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第一の実施の形態:コンテンツ解説データ生成・送信システム]
図1は、本発明におけるコンテンツ解説データ生成装置30を含んだコンテンツ解説データ生成・送信システム1の構成を示したブロック図である。図1に示したコンテンツ解説データ生成・送信システム1は、コンテンツ蓄積装置20に蓄積されているナレーション原稿22から、コンテンツ21の再生時刻に対応付けたコンテンツ解説データを生成し、コンテンツ21と多重化し、放送波として送信するものである。
【0040】
このコンテンツ解説データ生成・送信システム1は、用語データベース10と、コンテンツ蓄積装置20と、コンテンツ解説データ生成装置30と、多重化送信装置40とを備えて構成した。
【0041】
用語データベース10は、用語とその用語の解説文を対応付けて記憶したデータベースである。この用語データベース10には、予めコンテンツ21の内容に関連する用語11(例えば、新語、専門用語、固有名詞、地名、難解な外来語等の解説を要する単語)と、その用語11を解説した解説文12を関連付けて登録しておく。
【0042】
コンテンツ蓄積装置20は、一般的な記録媒体であるハードディスク、半導体メモリ等で構成され、放送番組等のコンテンツ(映像・音声)21と、そのコンテンツ21の音声を文字情報(テキスト情報)に変換した情報(以下、ナレーション原稿22という)を蓄積しておくものである。一般にニュースの原稿や、ドラマ、ドキュメンタリ等のナレーションあるいは台詞の多くは、映像のシーンやカットと呼ばれる映像の区間に対応した電子データとして扱われている。そこで、ナレーション原稿22は、例えば、この電子データを文字情報に変換することで生成しておく。また、このナレーション原稿22には、シーンやカットの時刻を示すタイムコードを付与しておく。
【0043】
コンテンツ解説データ生成装置30は、ナレーション原稿22と、用語データベース10とに基づいて、コンテンツ21の内容に関連する用語及びその解説文を、コンテンツ21の再生時刻に対応付けたコンテンツ解説データとして生成するものである。
【0044】
多重化送信装置40は、コンテンツ蓄積装置20に蓄積されているコンテンツ21と、コンテンツ解説データ生成装置30で生成されたコンテンツ解説データとを多重化し、放送波として送信するものである。例えば、コンテンツ及びコンテンツ解説データをデジタル放送で放送する場合、コンテンツをPES(Packetized Elementary Stream)形式に変換し、コンテンツ解説データをセクション(Section)形式に変換し、その変換された各々のデータを多重化し、伝送路符号化を行うことで放送波として送信する。
【0045】
(コンテンツ解説データ生成装置の構成)
以下、コンテンツ解説データ生成装置30の内部構成について説明する。
ここでは、コンテンツ解説データ生成装置30を、文字情報分割手段31と、用語抽出手段32と、解説文検索手段33と、ブロック情報生成手段34と、時系列ブロック連結手段35とで構成した。
【0046】
文字情報分割手段31は、コンテンツ蓄積装置20に蓄積されているナレーション原稿22をタイムコードに基づいて特定の時間間隔で分割し、文字情報分割ブロックとするものである。例えば、タイムコードに基づいて、1分間隔でナレーション原稿22を分割する。この文字情報分割手段31で分割された文字情報分割ブロックは、用語抽出手段32へ通知される。さらに、文字情報分割手段31は、分割された文字情報分割ブロック内のタイムコードや分割の単位(例えば1分間隔等)を示す時間情報をブロック情報生成手段34へ通知するものでもある。
【0047】
なお、ここではナレーション原稿22を特定の時間間隔で分割したが、例えば、ニュース番組等では、ニュースの項目を文字情報の区切りとして分割することとしてもよい。この場合、ナレーション原稿22には、予めタイムコード以外に項目を識別する識別コードを付与しておくものとする。
【0048】
用語抽出手段32は、文字情報分割手段31で分割された文字情報分割ブロックから、用語(ブロック内用語)を抽出するものである。この用語抽出手段32では、文字情報分割ブロックに対して形態素解析を行うことで、名詞や名詞句となる単語をブロック内用語として抽出する。これによって、文字情報分割ブロック内に存在する新語、専門用語、固有名詞、地名、外来語等がブロック内用語として抽出される。この用語抽出手段32で抽出されたブロック内用語は、解説文検索手段33及びブロック情報生成手段34へ通知される。
【0049】
なお、用語抽出手段32で抽出されたブロック内用語は、図示していない表示手段に表示され、コンテンツ制作者が図示していないキーボード等の入力手段によって、不要なブロック内用語を削除したり、文字情報分割ブロックには含まれてない単語を関連用語として追加することも可能である。
【0050】
解説文検索手段33は、用語データベース10から、用語抽出手段32で抽出されたブロック内用語と同じ用語11を検索し、その用語11に対応する解説文12をブロック内用語解説文として読み込むものである。ここで、読み込まれたブロック内用語解説文は、ブロック情報生成手段34へ通知される。
【0051】
なお、ブロック内用語が用語データベース10に登録されていない場合は、コンテンツ制作者が図示していないキーボード等の入力手段によって、その解説文をブロック内用語解説文として入力する。また、このときのブロック内用語及びブロック内用語解説文は、新規用語及びその解説文として用語データベース10に登録されるものとする。
【0052】
ブロック情報生成手段34は、文字情報分割手段31で分割された文字情報分割ブロックの時間情報(分割時間、タイムコードを含む)と、用語抽出手段32で抽出されたブロック内用語と、解説文検索手段33で検索されたブロック内用語解説文とを関連付けたブロック情報を生成するものである。ここで生成されたブロック情報は、時系列ブロック連結手段35へ通知される。
【0053】
ここで、図2を参照してブロック情報の生成例について説明する。図2は、文字情報分割ブロックの分割間隔を1分としたときのブロック情報の生成例を示したものである。なお、ここでは、タイムコードを[時:分:秒:フレーム]の形式で表現している。
【0054】
図2(a)の例では、時刻T1[00:00:05:14]、時刻T2[00:00:32:05]及び時刻T3[00:00:51:05]のタイムコードで発生した用語(ブロック内用語)W1〜W3及びその解説文(ブロック内用語解説文)E1〜E3を、最初の1分間([00:00:00:00]〜[00:00:59:29])のブロック情報B1としてブロック化する。
【0055】
また、時刻T4[00:01:02:05]及び時刻T5[00:01:15:10]のタイムコードで発生した用語(ブロック内用語)W4、W5及びその解説文(ブロック内用語解説文)E4、E5を、次の1分間([00:01:00:00]〜[00:01:59:29])のブロック情報B2としてブロック化する。
【0056】
図2(b)は、図2(a)と同じ時刻T1〜T5に発生した用語W1〜W5及び解説文E1〜E5から別のブロック情報を生成する例を示している。図2(b)のブロック情報B1は、図2(a)と同様であるので説明を省略する。図2(b)のブロック情報B2は、ブロック情報B1に続く次の1分間([00:01:00:00]〜[00:01:59:29])のブロック情報を示している点においては、図2(a)と同様であるが、時刻T3の用語W3及び解説文E3が含まれている点が異なっている。
【0057】
この図2(b)において、ブロック情報B2は、1分間の時間間隔で発生した用語W4、W5及びその解説文である解説文E4、E5以外に、ブロック情報B2の開始時間([00:01:00:00])の前の特定時間(ここでは10秒間とする)に発生している用語及びその解説文を含むこととした。すなわち、時刻T3の用語W3及び解説文E3は、ブロック情報B1とブロック情報B2の両方に含まれることになる。
【0058】
これによって、コンテンツ再生時に、その再生時刻を含んだブロック情報の用語及びその解説文を提示する際に、ブロック情報が次のブロック情報に切り替わっても、前のブロック情報の終了直前(例えば10秒間)に発生した用語及びその解説文を提示することができる。すなわち、ブロック情報の切り替わりを滑らかにすることができる。
【0059】
なお、図2(b)におけるブロック情報B2には、時刻T3の用語W3及び解説文E3の実体(文字情報)を含ませることも可能であるが、ブロック情報B1の時刻T3の情報を指し示すポインタのみを含むこととしてもよい。
図1に戻って説明を続ける。
【0060】
時系列ブロック連結手段35は、ブロック情報生成手段34で生成されたブロック情報を各ブロック情報の開始時間の順番に時系列に連結した1つのコンテンツ解説データを生成するものである。このコンテンツ解説データが、コンテンツ解説データ生成装置30の出力となる。
【0061】
以上、コンテンツ解説データ生成装置30を含んだコンテンツ解説データ生成・送信システム1の構成について説明したが、コンテンツ解説データ生成装置30で生成されたコンテンツ解説データは、放送用データ以外にも、DVD等の記録メディアにコンテンツとともにパッケージ化されるデータとして使用することも可能である。
【0062】
なお、コンテンツ解説データ生成装置30は、コンピュータにおいて各手段を各機能プログラムとして実現することも可能であり、各機能プログラムを結合してコンテンツ解説データ生成プログラムとして動作させることも可能である。
【0063】
(コンテンツ解説データ生成装置の動作)
次に、図1及び図3を参照して、コンテンツ解説データ生成・送信システム1の主要構成であるコンテンツ解説データ生成装置30の動作について説明する。図3は、コンテンツ解説データ生成装置30の動作を示すフローチャートである。
【0064】
まず、コンテンツ解説データ生成装置30は、文字情報分割手段31によって、予め放送番組等のコンテンツ(映像・音声)21と、そのコンテンツ21の音声を文字情報(テキスト情報)として変換したナレーション原稿22をタイムコードに基づいて特定の時間間隔(例えば1分間隔)で分割し、文字情報分割ブロックとする(文字情報分割ステップ:S1)。
【0065】
そして、用語抽出手段32によって、文字情報分割ステップ(S1)で分割された文字情報分割ブロックに対して形態素解析を行うことで、文字情報分割ブロックから名詞又は名詞句となる単語を用語(ブロック内用語)として抽出する(用語抽出ステップ:S2)。
【0066】
また、解説文検索手段33によって、用語抽出ステップ(S2)で抽出された用語(ブロック内用語)に対応する解説文を用語データベース10から検索して、ブロック内用語解説文とする(解説文検索ステップ:S3)。
【0067】
さらに、コンテンツ解説データ生成装置30は、ブロック情報生成手段34によって、文字情報分割ステップ(S1)で分割された文字情報分割ブロックの分割時間やタイムコードを含んだ時間情報と、用語抽出ステップ(S2)で抽出されたブロック内用語と、解説文検索ステップ(S3)で検索されたブロック内用語解説文とを1つのテキストデータであるブロック情報として生成する(ブロック情報生成ステップ:S4)。
【0068】
そして、コンテンツ解説データ生成装置30は、時系列ブロック連結手段35によって、ブロック情報生成ステップ(S4)で生成されたブロック情報を、そのブロック情報の開始時間の順番に時系列に連結し、コンテンツ解説データとして出力する(時系列ブロック連結ステップ:S5)。
【0069】
このブロック情報生成ステップ(S5)で生成されたコンテンツ解説データは、多重化送信装置40によって、コンテンツと多重化されて放送波(放送データ)として放送される。また、このコンテンツ解説データは、DVD等の記録メディアにコンテンツとともにパッケージ化してもよい。
【0070】
以上の各ステップによって、コンテンツ解説データ生成装置30は、ナレーション原稿22と、用語データベース10とに基づいて、コンテンツ21の内容に関連する用語及びその解説文を、コンテンツ21の再生時刻に対応付けたコンテンツ解説データとして生成する。
【0071】
[第二の実施の形態:コンテンツ受信装置]
次に、コンテンツ解説データ生成・送信システム1から、放送波として放送されるコンテンツ及びコンテンツ解説データからなる放送データを受信して、そのコンテンツ及びコンテンツ解説データを再生するコンテンツ受信装置の構成について説明する。
【0072】
図4は、本発明におけるコンテンツ解説データ提示装置80を含んだコンテンツ受信装置2の構成を示したブロック図である。図4に示したコンテンツ受信装置2は、コンテンツ及びコンテンツ解説データからなる放送データを受信して、コンテンツ再生時に、そのコンテンツに関連する用語及び解説文を提示するものである。
このコンテンツ受信装置2は、受信分離装置50と、受信蓄積装置60と、入力装置70と、コンテンツ解説データ提示装置80と、出力装置90とを備えて構成した。
【0073】
受信分離装置50は、放送波として送信されてくる放送データ(コンテンツ及びコンテンツ解説データ)を受信して、コンテンツ61及びコンテンツ解説データ62に分離して、それぞれを受信蓄積装置60に蓄積するものである。
【0074】
受信蓄積装置60は、一般的な記録媒体であるハードディスク、半導体メモリ等で構成され、受信分離装置50で受信し、分離されたコンテンツ61及びコンテンツ解説データ62を蓄積しておくものである。例えば、視聴者が好きなときにコンテンツを視聴することができるホームサーバ(Home Server)や、ハードディスクレコーダ等である。この受信蓄積装置60に蓄積されたコンテンツ61及びコンテンツ解説データ62は、コンテンツ解説データ提示装置80で読み出され再生される。なお、このコンテンツ解説データ62は、コンテンツ解説データ生成装置30(図1参照)で生成されたものであり、コンテンツ61の再生時刻に同期させるための時間情報と、その再生時刻に関連する用語と、その用語を解説した解説文とからなるブロック情報を連結したものである。
【0075】
入力装置70は、視聴者がコンテンツ解説データ提示装置80に対して、操作の指示を行うものであり、例えば、キーボード、マウス、リモコン等である。また、音声入力を行うマイク等も含む。このキーボード、マウス、リモコン等で入力されたキー信号や、マイク等で入力された音声信号は、コンテンツ解説データ提示装置80の操作制御手段82に通知される。
【0076】
コンテンツ解説データ提示装置80は、入力装置70から入力されるキー信号や音声信号に基づいて、受信蓄積装置60に蓄積されているコンテンツ61及びコンテンツ解説データ62を再生して、出力装置90に出力するものである。より詳細には、このコンテンツ解説データ提示装置80は、通常はコンテンツ61を再生して提示するものであるが、視聴者からの問合せ要求(入力装置70からのキー信号又は音声信号)が入力されたタイミングで、コンテンツ61の再生時刻に同期したコンテンツ解説データ62を再生して提示するものである。
【0077】
出力装置90は、コンテンツ解説データ提示装置80で再生されたコンテンツ61及びコンテンツ解説データ62を表示するものであり、例えば、映像を表示するためのCRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等や、音声を出力するためのスピーカ等である。
【0078】
(コンテンツ解説データ提示装置の構成)
以下、コンテンツ解説データ提示装置80の内部構成について説明する。
ここでは、コンテンツ解説データ提示装置80を、コンテンツ再生手段81と、操作制御手段82と、情報制御手段83と、表示制御手段84とで構成した。
【0079】
コンテンツ再生手段81は、受信蓄積装置60に蓄積されているコンテンツ61を読み出して再生を行うものである。例えば、コンテンツがMPEG2で符号化された動画像の場合は、MPEG2の符号化方式に基づいて復号を行う。ここで、再生された再生データは、表示制御手段84に通知されて出力装置90の画面上に表示される。なお、このコンテンツ再生手段81におけるコンテンツの現在の再生時刻は、情報制御手段83の用語検索部83aが参照する。
【0080】
操作制御手段82は、入力装置70から入力される視聴者の操作指示を制御するものであり、マイク等からの音声信号や、キーボード等からのキー信号による割り込みを受け付けて、その割り込みに基づいた制御を行うものである。ここでは、操作制御手段82を、問合せ検出部82aと用語選択部82bとで構成した。
【0081】
問合せ検出部(問合せ検出手段)82aは、コンテンツが再生されている状態で、入力装置70を介して、視聴者からのコンテンツ内容への問合せを、音声信号やキー信号による割り込みにより受け付けて、問合せ検出通知として情報制御手段83の用語検索部83aへ通知するものである。
【0082】
例えば、問合せ検出部82aは、音声認識機能を備え、コンテンツ再生時に、視聴者が「それなに」というような質問の言葉を発声したことを検出する。この場合、予め定義した質問の言葉(「それなに」、「質問」等)を認識するだけでよいので、高度な音声認識技術を要しない。また、問合せ検出部82aは、リモコンの「用語解説」ボタンを押下したことを検出して問合せを検出することとしてもよい。
【0083】
このように、問合せ検出部82aは、コンテンツ再生時に予め定めた音声やキー等の簡単な操作で視聴者からの質問の割り込みを検出する。
用語選択部(用語選択手段)82bは、出力装置90に用語の一覧が提示された状態で、入力装置70から、視聴者が解説を望む用語を選択する信号を受け付けて、選択された用語の位置(選択位置)を情報制御手段83の解説文検索部83bへ通知するものである。例えば、リモコンの上下左右の方向キー等によって選択された用語の位置を検出し通知する。
【0084】
情報制御手段83は、操作制御手段82で検出された視聴者の要求(問合せ検出通知、選択位置)に基づいて、コンテンツに関連する用語や解説文を、受信蓄積装置60のコンテンツ解説データ62から検索するものである。ここでは、情報制御手段83を、用語検索部83aと解説文検索部83bとで構成した。
【0085】
用語検索部(用語検索手段)83aは、操作制御手段82の問合せ検出部82aから問合せ検出通知を通知された時刻と、コンテンツ再生手段81におけるコンテンツの再生時刻とに基づいて、視聴者が問合せを行った時刻が、コンテンツ再生のどの時間に対応するのか、すなわちコンテンツ解説データのどのブロック情報に対応するのかを求め、そのブロック情報に対応する用語をコンテンツ解説データ62から検索するものである。ここで検索された1つ以上の用語は、表示制御手段84の用語一覧提示部84aへ通知される。
【0086】
なお、用語検索部83aは、コンテンツ解説データ62内のブロック情報のなかで、問合せ検出通知を通知された時刻に近い用語を、優先度が高い用語として、用語とともにその優先度を用語一覧提示部84aへ通知することとしてもよい。
【0087】
ここで、図5を参照(適宜図4参照)して、用語検索部83aが、問合せ検出通知を通知された時刻とコンテンツの再生時刻とに基づいて、コンテンツ解説データ62内のブロック情報を特定する方法について説明する。図5は連続したブロック情報Bから、問合せを検出した時刻tqに対応するブロック情報を特定する動作を概念的に示した図である。
ブロック情報Bは、コンテンツの再生時刻に伴って連結されているため、図5に示すように、時間tとともにコンテンツの内容に関連するブロック情報Bは変化することになる。
【0088】
そこで、用語検索部83aは、コンテンツを再生した開始時刻stを記憶しておき、問合せを検出した時刻(検出時刻)tqとの差分(tq−st)により、問合せを検出した時点でのコンテンツの視聴時間pが算出される。そこで、この視聴時間pに対応するブロック情報(ここではブロック情報B4)を、問合せを検出した時刻tqに対応するブロック情報として特定する。
図4に戻って説明を続ける。
【0089】
解説文検索部(解説文検索手段)83bは、操作制御手段82の用語選択部82bから通知される用語の選択位置に基づいて、その用語に対応する解説文をコンテンツ解説データ62から検索するものである。ここで検索された解説文は、表示制御手段84の解説文提示部84bへ通知される。
【0090】
表示制御手段84は、コンテンツ再生手段81で再生された再生データや、情報制御手段83から通知される用語及び解説文を表示用データとして、出力装置90に出力するものである。ここでは、表示制御手段84を、用語一覧提示部84aと解説文提示部84bとで構成した。なお、コンテンツ再生手段81で再生された再生データは図示していないコンテンツ提示手段で、映像・音声信号に変換されて出力装置90に出力されるものとする。
【0091】
用語一覧提示部(用語一覧提示手段)84aは、情報制御手段83の用語検索部83aから通知される1つ以上の用語を一覧形式にして出力装置90に出力するものである。この用語の一覧を出力装置90の画面上に提示する際には、コンテンツの再生データの表示領域を縮小し、その空き領域を用語表示領域として、用語の一覧を表示することとする。なお、用語の一覧は、コンテンツの映像上に重ねて表示(オーバーレイ)してもよいし、映像のない用語の一覧だけを表示した画面としてもよい。
なお、用語一覧提示部84aは、用語検索部83aから用語の優先度を通知してもらい、優先度の高い用語ほど一覧の上位に表示したり、画面上に配置する領域を大きくして表示することとしてもよい。
【0092】
解説文提示部(解説文提示手段)84bは、情報制御手段83の解説文検索部83bから通知される解説文を画面上の解説文表示領域に提示して出力装置90に出力するものである。
【0093】
ここで、図6を参照(適宜図4参照)して、コンテンツ解説データ提示装置80から出力され、出力装置90に表示される画面の一例について説明する。図6は、ニュース番組として「フレキシブルディスプレイ」に関するニュースが放送されている時に、視聴者がコンテンツ解説データ提示装置80に対して問合せを行い、その問合せ時点における用語及び解説文を表示した画面例を示している。
【0094】
図6に示すように、用語や解説文を画面上に表示する場合は、画面を映像表示領域Aと、用語表示領域Bと、解説文表示領域Cとに分割する。そして、映像表示領域Aに、コンテンツ再生手段81で再生された再生データを表示させる。また、用語一覧提示部84aから出力される用語(B1〜B3)の一覧は用語表示領域Bに表示させ、解説文提示部84bから出力される解説文は解説文表示領域Cに表示させる。なお、図6における画面で、「戻る」ボタンDは、用語及び解説文の表示を終了し、映像だけの画面にする際に使用する。
【0095】
以上、コンテンツ解説データ提示装置80を含んだコンテンツ受信装置2の構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、コンテンツ解説データ提示装置80にインターネットに接続可能な通信制御装置を付加し、インターネットでコンテンツを配信しながら授業を行う遠隔授業やWebBased Trainingとして機能させることも可能である。この場合、生徒が疑問に思った授業の内容、言葉について逐次質問を行い、その内容や言葉の解説を生徒に提示することが可能になる。
【0096】
また、受信蓄積装置60は、DVDプレーヤ等の記録メディアを読み込むドライブ装置としてもよい。この場合、コンテンツ及びコンテンツ解説データは、放送波として受信するのではなく、DVD等のパッケージ化された記録メディアに書き込まれた状態で配付されることになる。
【0097】
なお、コンテンツ解説データ提示装置80は、コンピュータにおいて各手段を各機能プログラムとして実現することも可能であり、各機能プログラムを結合してコンテンツ解説データ提示プログラムとして動作させることも可能である。この場合、コンテンツ解説データ提示プログラムは、例えばBML等の言語で記述したプログラムとして、放送波を介して、受信蓄積装置60に記憶し、コンテンツ解説データ提示装置80内で、そのプログラムを動作させることとしてもよい。
【0098】
(コンテンツ解説データ提示装置の動作)
次に、図4及び図7を参照して、コンテンツ受信装置2の主要構成であるコンテンツ解説データ提示装置80の動作について説明する。図7は、コンテンツ解説データ提示装置80の動作を示すフローチャートである。
【0099】
コンテンツ61及びコンテンツ解説データ62は、すでに受信分離装置50によって、放送波で放送される放送データを受信し、分離した状態で受信蓄積装置60に蓄積されているものとする。また、ここでは、コンテンツ61がコンテンツ再生手段81で再生データとして再生され、表示制御手段84を介してCRT等の出力装置90に表示されているものとする。
【0100】
まず、コンテンツ解説データ提示装置80は、操作制御手段82の問合せ検出部82aによって、入力装置70から入力された視聴者からのコンテンツ内容への問合せを検出する(問合せ検出ステップ:R1)。例えば、マイク等からの音声信号や、キーボード等からのキー信号による割り込みにより問合せを検出する。
【0101】
そして、コンテンツ解説データ提示装置80は、情報制御手段83の用語検索部83aによって、問合せ検出ステップ(R1)で視聴者からの問合せ(要求)を検出した時刻と、コンテンツ再生手段81からのコンテンツの再生時刻とに基づいて、視聴者が問合せを行った時刻が、コンテンツ再生のどの時間に対応するのかを算出し、その時間に対応するブロック情報に含まれる用語をコンテンツ解説データ62から検索する(用語検索ステップ:R2)。
【0102】
そして、コンテンツ解説データ提示装置80は、表示制御手段84の用語一覧提示部84aによって、用語検索ステップ(R2)で検索された1つ以上の用語を一覧形式にして出力装置90に出力(表示)する(用語一覧提示ステップ:R3)。
このステップR3までのステップによって、視聴者が疑問に思ったときに、その疑問に思った時刻であるコンテンツの再生時刻に対応付けられた用語の一覧が、画面上に表示されることになる。
【0103】
そして、操作制御手段82の用語選択部82bによって、視聴者がリモコン、キーボード等の入力装置70で指示した用語を選択し(用語選択ステップ:R4)、情報制御手段83の解説文検索部83bによって、用語選択ステップ(R4)で選択された用語に対応する解説文をコンテンツ解説データ62から検索する(解説文検索ステップ:R5)。
【0104】
この解説文検索ステップ(R5)で検索された解説文が、表示制御手段84の解説文提示部84bによって、出力装置90に出力(表示)され(解説文提示ステップ:R6)、視聴者が疑問を思った用語の解説文として提示される。
【0105】
以上の各ステップによって、コンテンツ解説データ提示装置80は、コンテンツ再生時に、視聴者が疑問に思ったタイミングで、このコンテンツの再生時間に関連する用語を一覧にして提示することができる。そして、視聴者がこの用語の一覧から、疑問に思った用語を選択するという簡単な作業で、用語の解説文を表示させることができる。
【0106】
(コンテンツ解説データ提示装置の画面例)
次に、図8を参照して、視聴者が、コンテンツ再生時にコンテンツ解説データ提示装置80(図4)に対して問合せを行い、そのコンテンツの再生時刻に関連する用語及び解説文を画面上に提示する画面の例について説明する。図8(a)はコンテンツを再生しているときの画面、図8(b)は用語の一覧を表示したときの画面、図8(c)は解説文を表示したときの画面をそれぞれ表している。
【0107】
図8(a)に示すように、通常、コンテンツを再生している状態では、画面全体にコンテンツの映像が再生されている。そして、この段階で、視聴者がコンテンツの内容について疑問を思った場合は、音声によって、例えば、「それなに」とマイクを通して発声する。これにより、そのコンテンツの再生時刻に関連する用語の一覧が図8(b)のように表示される。
【0108】
そして、視聴者がリモコン、キーボード、マウス等で、用語の一覧から1つの用語を選択することで、その用語に対応する解説文が図8(c)のように表示される。
このように、コンテンツ解説データ提示装置80は、視聴者の簡単な操作で、視聴者がコンテンツ再生時に疑問に思った時点における用語の解説文を、すばやく提示することができる。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明に係るコンテンツ解説データ生成装置、その方法及びそのプログラム、並びに、コンテンツ解説データ提示装置、その方法及びそのプログラムでは、以下に示す優れた効果を奏する。
【0110】
請求項1、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の発明によれば、放送番組のような時間に伴って内容が変化するコンテンツにおいて、コンテンツの再生時刻に同期した文字情報(ナレーション原稿)から、そのコンテンツの内容に関連する用語及びその用語を解説する解説文に基づいて、コンテンツの再生時刻に関連付けたコンテンツ解説データを生成することができる。これによって、コンテンツを再生する側で、このコンテンツ解説データを利用することで、コンテンツ再生時に、視聴者が疑問に思った用語をその時点でコンテンツ解説データから参照することが可能になる。
【0111】
請求項2に記載の発明によれば、ブロック情報を生成するときに、コンテンツの再生時刻に対して前又は後の文字情報分割ブロックに含まれるブロック内用語及びブロック内用語解説文を重複して含ませることができる。これによって、コンテンツを再生する側で、視聴者がある時間遅れてコンテンツの内容に対する問合せを行っても、前の用語を提示することが可能になる。
【0112】
請求項6、請求項7又は請求項8に記載の発明によれば、放送番組のような時間に伴って内容が変化するコンテンツにおいて、視聴者が疑問に思った用語の解説をその疑問に思ったタイミングで提示することができる。また、視聴者は、コンテンツ再生時に、「それなに」等の特定の指定方法で割り込みをかけるだけなので、疑問に思った用語をキーボード等により正確に入力する必要がない。
このように、視聴者は、疑問に思った用語を正確に聞き取る必要がなく、簡単な問合せで画面に表示される一覧から用語を選択するだけでよいので、気軽に質問をすることができる。これにより、視聴者は、放送番組等の視聴時に新しい知識を容易に習得することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るコンテンツ解説データ生成装置を含むコンテンツ解説データ生成・送信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係るコンテンツ解説データ生成装置のブロック情報生成手段で生成されるブロック情報の生成例を説明するための説明図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態に係るコンテンツ解説データ生成装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第二の実施の形態に係るコンテンツ解説データ提示装置を含むコンテンツ受信装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態に係るコンテンツ解説データ提示装置の用語検索部でコンテンツ解説データ内のブロック情報を特定する方法を説明するための説明図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態に係るコンテンツ解説データ提示装置で提示される画面例である。
【図7】本発明の第二の実施の形態に係るコンテンツ解説データ提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第二の実施の形態に係るコンテンツ解説データ提示装置の提示動作を説明するための画面例である。
【符号の説明】
1 ……コンテンツ解説データ生成・送信システム
2 ……コンテンツ受信装置
10……用語データベース
20……コンテンツ蓄積装置
30……コンテンツ解説データ生成装置
31……文字情報分割手段
32……用語抽出手段
33……解説文検索手段
34……ブロック情報生成手段
35……時系列ブロック連結手段
40……多重化送信装置
50……受信分離装置
60……受信蓄積装置
70……入力装置
80……コンテンツ解説データ提示装置
81……コンテンツ再生手段
82……操作制御手段
82a…問合せ検出部(問合せ検出手段)
82b…用語選択部(用語選択手段)
83……情報制御手段
83a…用語検索部(用語検索手段)
83b…解説文検索部(解説文検索手段)
84……表示制御手段
84a…用語一覧提示部(用語一覧提示手段)
84b…解説文提示部(解説文提示手段)
90……出力装置
Claims (8)
- コンテンツの再生時刻に同期して生成された前記コンテンツに関連する文字情報から、用語とその用語を解説した解説文とを蓄積した用語データベースを参照して、前記コンテンツの再生時刻に関連付けたコンテンツ解説データを生成するコンテンツ解説データ生成装置であって、
前記文字情報をその文字情報の区切り又は特定の時間間隔で分割して文字情報分割ブロックとする文字情報分割手段と、
この文字情報分割手段で分割された文字情報分割ブロックから、形態素解析により名詞又は名詞句となる文字列を前記文字情報分割ブロック内の用語であるブロック内用語として抽出する用語抽出手段と、
この用語抽出手段で抽出したブロック内用語に対応する解説文であるブロック内用語解説文を、前記用語データベースから検索する解説文検索手段と、
前記コンテンツの再生時刻に同期した前記文字情報分割ブロックの時間情報と、前記用語抽出手段で抽出されたブロック内用語と、前記解説文検索手段で検索されたブロック内用語解説文とを関連付けたブロック情報を生成するブロック情報生成手段と、
このブロック情報生成手段で生成された複数の前記ブロック情報を、前記時間情報に基づいて時系列に連結して前記コンテンツ解説データとする時系列ブロック連結手段と、
を備えていることを特徴とするコンテンツ解説データ生成装置。 - 前記ブロック情報生成手段は、前記コンテンツの再生時刻に対して前又は後の前記文字情報分割ブロックに含まれるブロック内用語及びブロック内用語解説文を含んで前記ブロック情報を生成することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ解説データ生成装置。
- コンテンツの再生時刻に同期して生成された前記コンテンツに関連する文字情報と、用語及びその用語を解説した解説文とに基づいて、前記コンテンツの再生時刻に関連付けたコンテンツ解説データを生成するコンテンツ解説データ生成方法であって、
前記文字情報をその文字情報の区切り又は特定の時間間隔で分割して文字情報分割ブロックとする文字情報分割ステップと、
前記コンテンツの再生時刻に同期した前記文字情報分割ブロックの時間情報と、前記文字情報分割ブロック内の内容に関連する用語であるブロック内用語と、そのブロック内用語の解説文であるブロック内用語解説文とを関連付けたブロック情報を生成するブロック情報生成ステップと、
このブロック情報生成ステップで生成された複数の前記ブロック情報を、前記時間情報に基づいて時系列に連結して前記コンテンツ解説データとする時系列ブロック連結ステップと、
を含んでいることを特徴とするコンテンツ解説データ生成方法。 - 前記ブロック情報生成ステップは、
前記文字情報分割ステップで分割された文字情報分割ブロックから、形態素解析により名詞又は名詞句となる文字列を前記文字情報分割ブロック内のブロック内用語として抽出する用語抽出ステップと、
この用語抽出ステップで抽出したブロック内用語に対応する前記ブロック内用語解説文を、用語とその用語を解説した解説文とを蓄積した用語データベースから検索する解説文検索ステップと、
を含んでいることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ解説データ生成方法。 - コンテンツの再生時刻に同期して生成された前記コンテンツに関連する文字情報から、用語とその用語を解説した解説文とを蓄積した用語データベースを参照して、前記コンテンツの再生時刻に関連付けたコンテンツ解説データを生成するために、コンピュータを、
前記文字情報をその文字情報の区切り又は特定の時間間隔で分割して文字情報分割ブロックとする文字情報分割手段、
この文字情報分割手段で分割された文字情報分割ブロックから、形態素解析により名詞又は名詞句となる文字列を前記文字情報分割ブロック内の用語であるブロック内用語として抽出する用語抽出手段、
この用語抽出手段で抽出したブロック内用語に対応する解説文であるブロック内用語解説文を、前記用語データベースから検索する解説文検索手段、
前記コンテンツの再生時刻に同期した前記文字情報分割ブロックの時間情報と、前記用語抽出手段で抽出されたブロック内用語と、前記解説文検索手段で検索されたブロック内用語解説文とを関連付けたブロック情報を生成するブロック情報生成手段、
このブロック情報生成手段で生成された複数の前記ブロック情報を、前記時間情報に基づいて時系列に連結して前記コンテンツ解説データとする時系列ブロック連結手段、
として機能させることを特徴とするコンテンツ解説データ生成プログラム。 - コンテンツの再生時刻を複数の時間間隔に分割した時間情報と、前記時間間隔毎の前記コンテンツの内容に関連した用語と、その用語を解説した解説文とからなるコンテンツ解説データを、前記コンテンツの再生に同期して提示するコンテンツ解説データ提示装置であって、
前記コンテンツ再生時に、前記コンテンツに関する問合せ要求を検出する問合せ検出手段と、
この問合せ検出手段で前記問合せ要求を検出したときの前記コンテンツの再生時刻に基づいて、その問合せ要求を検出したときの前記時間間隔内の用語を、前記コンテンツ解説データを蓄積した解説データ蓄積手段から検索する用語検索手段と、
この用語検索手段で検索された用語の一覧を提示する用語一覧提示手段と、
この用語一覧提示手段で提示した用語の一覧から、所望の用語を選択する用語選択手段と、
この用語選択手段で選択された用語に対応する解説文を前記解説データ蓄積手段から検索する解説文検索手段と、
この解説文検索手段で検索された解説文を提示する解説文提示手段と、
を備えていることを特徴とするコンテンツ解説データ提示装置。 - コンテンツの再生時刻を複数の時間間隔に分割した時間情報と、前記時間間隔毎の前記コンテンツの内容に関連した用語と、その用語を解説した解説文とからなるコンテンツ解説データを、前記コンテンツの再生に同期して提示するコンテンツ解説データ提示方法であって、
前記コンテンツ再生時に、前記コンテンツに関する問合せ要求を検出する問合せ検出ステップと、
この問合せ検出ステップで検出した問合せ要求の時刻と前記時間情報とに基づいて、その問合せ要求を検出した時刻に対応する前記時間間隔内の用語を前記コンテンツ解説データから検索して、その用語の一覧を提示する用語一覧提示ステップと、
この用語一覧提示ステップで提示した用語の一覧から、所望の用語を選択する用語選択ステップと、
この用語選択ステップで選択された用語に対応する前記解説文を前記コンテンツ解説データから検索して提示する解説文提示ステップと、
を含んでいることを特徴とするコンテンツ解説データ提示方法。 - コンテンツの再生時刻を複数の時間間隔に分割した時間情報と、前記時間間隔毎の前記コンテンツの内容に関連した用語と、その用語を解説した解説文とからなるコンテンツ解説データを、前記コンテンツの再生に同期して提示するために、コンピュータを、
前記コンテンツ再生時に、前記コンテンツに関する問合せ要求を検出する問合せ検出手段、
この問合せ検出手段で前記問合せ要求を検出したときの前記コンテンツの再生時刻に基づいて、その問合せ要求を検出したときの前記時間間隔内の用語を、前記コンテンツ解説データを蓄積した解説データ蓄積手段から検索する用語検索手段、
この用語検索手段で検索された用語の一覧を提示する用語一覧提示手段、
この用語一覧提示手段で提示した用語の一覧から、所望の用語を選択する用語選択手段、
この用語選択手段で選択された用語に対応する解説文を前記解説データ蓄積手段から検索する解説文検索手段、
この解説文検索手段で検索された解説文を提示する解説文提示手段、
として機能させることを特徴とするコンテンツ解説データ提示プログラム。
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